JP2000309888A - Ito膜除去用組成物及びこれを用いたito膜除去方法 - Google Patents
Ito膜除去用組成物及びこれを用いたito膜除去方法Info
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Abstract
膜がメタルマスク等の金属上にある場合においても、実
用上該金属を腐食させること無くITO膜を効率的に除
去することのできるITO膜除去用組成物及びITO膜
除去方法の提供。 【解決手段】 必須の成分として塩酸0.5〜15重量
%;燐酸及びカルボン酸からなる群から選ばれる1種以
上の酸0.5〜15重量%;及び界面活性剤0.01〜
5重量%を含有する水溶液から成ることを特徴とするI
TO膜除去用組成物。
Description
物及びこれを使用したITO膜除去方法に関するもので
あり、特に金属上のITO膜を除去するのに適したIT
O膜除去用組成物及びITO膜除去方法に関するもので
ある。例えば、本発明はメタルマスク上のスパッタIT
O膜の剥離に利用する事ができる。
る基板の製法には、ベースとなるガラス基板、ソ−ダガ
ラスまたは無機アルカリガラス基板上に、電極として透
明導電膜であるITO膜(インジウムティンオキサイ
ド)をスパッタリングにより形成する工程がある。その
後、超音波洗浄、レジスト形成を経て、エッチングによ
る回路形成が一般的に行われている。このような方法に
おいては、例えば無機アルカリガラス基板上にITO膜
をスパッタするにあたり、該基板を高周波マグネトロン
スパッタ装置に取り付けて行われるが、基板を固定し、
目的の蒸着をする箇所以外をマスクする目的でメタルマ
スク(金属マスク)が使用されている。一般的にメタル
マスクの材質として熱膨張率、強度、耐食性に優れたス
テンレス鋼SUS430材、または42アロイ合金材が
使用されている。このようなメタルマスクには、マスク
の性質上どうしてもITO膜が付着することになるが、
このようなITO膜がマスクから脱落しガラス基板上に
付着すると不良の原因になるので、スパッタリングが行
われる前にITO膜の脱落防止を目的として、粉体によ
るサンドブラスト研磨処理による表面粗化が行われてい
るのが一般的である。ガラス基板は用途にも異なるが、
一枚当たり約1,000〜3,000ÅのITO膜がス
パッタされ、メタルマスクはこのような処理を通常10
〜20サイクルにわたって使用される。この時点で、メ
タルマスク上からITO膜の脱落が出始めるため、不良
防止のため使用メタルマスクを廃棄するか、または再使
用のため再生処理が行なわれている。最も普及している
再生法としては、粉体によるサンドブラスト研磨処理が
行われており、洗浄、乾燥工程を経て再利用されてい
る。
よるサンドブラスト研磨処理は、粉体を高圧で噴射して
行う方法で、処理は各1メタルマスク毎行い、場合によ
っては部品を解体して行うため処理枚数に限りがある。
また、粉体で処理を行うためメタルマスクの隙間に粉体
が入り、その除去の後処理を十分に行う必要がある。さ
らに、液晶用ガラス基板製造はクリーンルーム内で作業
を行うため、粉体によるサンドブラスト処理は工程に組
むのは難しいという問題がある。
もあるが、メタルマスク上にスパッタされたITO膜は
度重なる処理により膜質が黒化した亜酸化物に変質し、
通常の酸処理では均一な剥離が難しいものであった。ま
た、メタルマスクの再生目的は、素地材料であるステン
レス鋼SUS430材または42アロイ材上にスパッタ
されたITO膜を完全に除去(剥離)することにある
が、膜厚が数ミクロンに達する事もあり、完全に除去す
べく強力な酸性処理剤を使用するとメタルマスクを腐食
させやすく、メタルマスクにおいて素地材であるステン
レス鋼材または42アロイ合金材上に腐食、ピンホー
ル、メタルマスク表面にスマット等の腐食絶縁膜が存在
すると不良の原因になり、また、腐食が進み金属表面が
滑らかになりすぎるた場合も、スパッタ時にITO膜が
メタルマスク上から部分脱落し不良を起す原因になる。
なお、酸処理剤を希薄なものにしたり弱い酸処理剤を使
用した場合は腐食の問題はないものの、満足のいくIT
O膜除去は不可能であった。これらのことから、クリー
ンルーム内で簡単にITO膜の除去(剥離)処理がで
き、また素地材であるステンレス鋼材または42アロイ
材を実質的に侵さないITO膜除去剤が求められてい
る。
に除去でき、且つ、ITO膜がメタルマスク等の金属上
にある場合においても、実用上該金属を腐食させること
無くITO膜を効率的に除去することのできるITO膜
除去用組成物及びITO膜除去方法を提供することにあ
る。
題点に鑑みて、鋭意研究の結果本発明に到達した。即
ち、本発明は、必須の成分として塩酸0.5〜15重量
%;燐酸及びカルボン酸からなる群から選ばれる1種以
上の酸0.5〜15重量%;及び界面活性剤0.01〜
5重量%を含有する水溶液から成ることを特徴とするI
TO膜除去用組成物を提供するものである。また本発明
は、必須の成分として塩酸0.5〜15重量%;燐酸及
びカルボン酸からなる群から選ばれる1種以上の酸0.
5〜15重量%;界面活性剤0.01〜5重量%;及び
ポリアミン及び/又はその塩酸塩0.1〜5重量%を含
有する水溶液から成ることを特徴とするITO膜除去用
組成物を提供するものである。また本発明は、カルボン
酸が、蟻酸、酢酸、乳酸及び蓚酸からなる群から選ばれ
る1種以上のカルボン酸である前記のITO膜除去用組
成物を提供するものである。また本発明は、界面活性剤
が非イオン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤であ
る前記のITO膜除去用組成物を提供するものである。
また本発明は、ポリアミン及び/又はその塩酸塩が、重
量平均分子量10000〜100000のポリアクリル
アミン、ポリアリルアミン及びポリビニルピリジンから
なる群から選ばれる1種以上のポリアミン及び/又はそ
の塩酸塩である前記のITO膜除去用組成物を提供する
ものである。また本発明は、金属上のITO膜除去にあ
たり、前記のITO膜除去用組成物を用いて金属上のI
TO膜を除去することを特徴とするITO膜除去方法を
提供するものである。
びこれを用いたITO膜除去方法は、液晶用ガラス基板
にスパッタITO膜を蒸着する場合等、マスクとして使
用され蒸着されたメタルマスク上等の金属上のITO膜
を除去(剥離)、再生するのに有用であるが、必ずしも
これらのみに限定されるものでない。説明の都合上、以
下にメタルマスク上にスパッタされたITO膜の除去
(剥離)を例にして、さらに本発明について詳しく説明
する。
テンレス鋼SUS430材で、Fe−18%Cr合金、
あるいは、42アロイ材はFe−42%Ni合金が多く
使用されている。液晶パネルに使用されるガラス基板
は、駆動電極としてITO透明導電膜がスパッタされ
る。ここで使用されるメタルマスクはマスクとしてまた
取り付けジグを兼ねており、高周波スパッタリング装置
に取り付け、ITO膜のスパッタを行うが、処理サイク
ルを重ねていくとメタルマスク上にITO膜が堆積さ
れ、ある時点で蒸着ITO膜の一部が脱落し、ガラス基
板への付着を起こし不良の原因になるため、この時点で
メタルマスクの交換となる。本発明はこの工程で使用さ
れるメタルマスクの再使用を目的としたスパッタITO
膜除去(剥離)に有用である。
物中に純分として0.5〜15重量%配合され、好まし
くは孔喰性、ピンホール、スマット(絶縁不導体膜形
成)の点から0.5〜5重量%がよい。なお、本発明で
いう重量%は、組成物全体の重量を基準にしている。
0.5重量%未満であるとITO膜除去効果が不充分で
あり、15重量%を超えると孔喰、ピンホールの腐食性
の観点から問題となる。塩酸は35重量%水溶液として
市場から入手できるものが使用でき、比重は1.180
である。組成物中の塩酸は、ITO膜を破壊する作用を
有し、本発明の組成物中において上記範囲で任意に調整
することで膜厚、膜質に応じた除去(剥離)速度を調節
できる。
他の酸として、燐酸、カルボン酸の群から選ばれる1種
以上の酸0.5〜15重量%、好ましくは、0.50〜
5.0重量%を配合する。0.5重量%未満では配合の
効果が無く、15重量%を超えるとメタルマスクの金属
を変色(酸化膜を形成)させ、再生した後のメタルマス
クからのITO膜の脱落が早まる。これらの酸は素地材
であるステンレス鋼SUS430材或いは42アロイ材
の表面清浄効果があり、また塩酸液中での緩衝剤として
作用するものである。特にメタルマスク上のITO膜は
亜酸化物に変質しているため、上記塩酸のみでは部分的
に除去(剥離)残さを生じ、これら残さを均一に除去
(剥離)するのにこれらの酸の配合が効果的である。上
記カルボン酸としては、特に限定されず、脂肪族一価カ
ルボン酸、脂肪族多価カルボン酸、水酸基含有カルボン
酸、などが使用でき、具体的には、例えば、蟻酸、酢
酸、乳酸、蓚酸等を好ましく使用することができる。
は、0.01〜5重量%、好ましくは0.3〜1.5重
量%配合される。0.01重量%未満では効果が不充分
であり、5重量%を超えると起泡の問題が生じてくる。
界面活性剤は本発明の組成物の液浸透性を上げ、また後
工程の洗浄性を上げる効果を有するが、好ましくは非イ
オン性若しくは両性の界面活性剤又はこれらの混合物で
あると主剤である酸への影響が少ないので好ましい。非
イオン性界面活性剤としては特に限定されず、アルキル
フェノール・エチレンオキサイド付加型、アルコール・
エチレンオキサイド付加型、プロピレンオキサイド・エ
チレンオキサイド・ブロック共重合型、脂肪酸エステル
型、アマイド型、及びポリエチレングリコール等種々の
非イオン性界面活性剤が使用できるが、なかでも、エチ
レンオキサイド付加数の異なるアルコール・エチレンオ
キサイド付加型、とくに2級アルコール・エチレンオキ
サイド付加型非イオン性界面活性剤を複数併用すると好
ましい。エチレンオキサイドの付加数は5〜20/分子
ほど異なるのが好ましい。両性界面活性剤としては各種
ベタイン系両性界面活性剤を使用することができるが、
特にフルオロアルキルベタイン系両性界面活性剤を使用
することで、好ましい結果が得られる。
上のITO膜を破壊するために使用しているが、ITO
の膜質、膜厚によっては長時間浸漬することになり、そ
の場合、素地であるステンレス鋼または42アロイ材は
化学的腐食を受けやすい。しかし、本発明に使用される
ポリアミン類を添加する事で、素地への腐食を大幅に抑
制できる。すなわち本発明の組成物にポリアミン類を添
加することで、さらにステンレス鋼材、42アロイ材の
孔喰、ピンホール、腐食絶縁膜を防止できることを見い
だした。ここで使用されるポリアミン類は、重量平均分
子量として10000〜100000のポリアクリルア
ミン、ポリアリルアミン、ポリビニルピリジン及びこれ
らの塩酸塩等が好ましいものとして挙げられる。使用濃
度としては、0.1〜5重量%であり、好ましくは0.
5〜1重量%である。0.1重量%未満では有意な腐食
抑制効果が得られず、5重量%を超えると組成物が分離
するしやすくなる。
物を用いてITO膜を除去するものである。使用方法と
しては、従来の酸処理における酸処理剤の使用方法と同
様にして使用することができ、特に制限はないが、例え
ば、一般的にウェット処理で行われている浸漬法、スプ
レイ法、浸漬して超音波を作用させる方法などで、温度
20〜40℃で使用できる。界面活性剤の起泡性を考え
ると浸漬法が適しているが、スプレイ法で行う場合は、
さらに消泡剤として非イオン系の消泡剤を通常の使用量
の範囲で添加することが可能である。
を除去(剥離)する場合、次のようにして容易に組成物
の劣化を管理することができる。即ち、本発明の組成物
をサンプリングし、シュウ酸で錯塩化して金属イオンな
どをマスクし、pH5.0〜6.0として安定させた上
で1/20N・NaOHの滴定量を測定し、あらかじめ
所望とする処理能力の限界点における滴定量を得ておく
ことで、処理能力の変化を管理し、適切にITO膜除去
液の交換が可能となる。ITO膜除去組成物を使用する
条件、用途、目的によっても異なるが、例えば塩酸8重
量%を含有する本発明のITO膜除去組成物3ミリリッ
トルに対する1/20N・NaOHの滴定量としては概
ね、50ミリリットル程度を交換時期とするのが好まし
い。
説明するが、また本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。本発明の実験に用いた材料(メタルマス
ク)についてのべる。メタルマスクは、液晶パネル1
2.1インチ用ガラス基板が取り付けられるもので、サ
イズ380mm×500mm品を用いた。
ロンスパッタ装置に入れ、真空加熱乾燥を行い、ITO
膜を1サイクル約2000Å成膜し、さらに同じメタル
マスクを用いて10サイクルITO膜を成膜した。メタ
ルマスク材料としてステンレス鋼SUS430を使用し
た。スパッタ条件は、以下の表1の通りである。
マスクを、次の表2の処方により調整したITO膜除去
用組成物1に浸漬した。
洗、乾燥後メタルマスク上のITO膜の剥離状態及び素
地材であるSUS430材の腐食状態を評価した。結果
は、メタルマスク上の黒化したITO膜は30分で完全
に剥離し、素地のSUS430は均一にくもり、スパッ
タ前と同様白色を呈した。また素地であるSUS430
材の顕微鏡観察でも孔喰は見られなかった。
施例1と同条件でスパッタ成膜し、次の表3の処方によ
り調整したITO膜除去用組成物2に浸漬した。
燥後メタルマスク上のITO膜の剥離状態及び素地であ
る42アロイ材の腐食状態を評価した。結果は、メタル
マスク上の黒化したITO膜は50分で完全に剥離し、
素地の42アロイ材は均一にくもり、スパッタ前と同様
白色を呈した。また顕微鏡観察でも孔喰は全くみられな
かった。
使用し、ITO膜を1サイクル3000Å、同メタルマ
スクを使用して20サイクル成膜した。スパッタ条件は
以下の表4の通りである。
を、次の表5の処方により調整した各種ITO膜除去用
組成物に浸漬した。
を0.9重量%含有させた以外はAと同様。ITO膜除去用組成物C さらに重量平均分子量10000のポリアリルアミン塩
酸塩を0.6重量%含有させた以外はAと同様。
漬し、水洗、乾燥後メタルマスク上のITO膜の剥離状
態及び素地材であるSUS430材の腐食状態を試験し
た。結果は、次の表6に示す。
TO膜を完全に剥離できた。また、組成物Aにおいては
一部孔喰は見られたものの、実質問題ないレベルであっ
た。組成物B、Cにおいては、SUS430の表面状態
は白色化し、孔喰がなく表面粗さが維持できていること
が確認できた。
のステンレス鋼板SUS430及び42アロイ材を研
磨、脱脂処理を行い作製した。これら試験片を、実施例
3で使用した組成物に24時間浸漬し、試験片の腐食状
態を外観及び重量法により評価した。比較例として、塩
酸濃度が5.0重量%含有する水溶液を用いた。試験結
果を表7及び8に示す。
ポリアミンを添加した剥離水溶液は、添加しない組成液
に比べて、素地であるステンレス鋼SUS430材及び
42アロイ材の腐食を抑制するとともに、ITO膜の剥
離時間の影響も受けない優れた抑制効果が分かった。さ
らに、実施例4の組成物A、B、CでITO膜除去処理
したメタルマスクを使用し、ガラス基板を取り付け、1
サイクル約2000ÅのITO膜を20サイクル行った
が、メタルマスク上からITO膜の脱落もなく良品が得
られた。
ロンスパッタ装置に入れ、真空加熱乾燥を行い、ITO
膜を1サイクル約2000Å成膜し、さらに同じメタル
マスクを用いて10サイクルITO膜を成膜した。メタ
ルマスク材料としてステンレス鋼SUS430を使用し
た。スパッタ条件は、以下の表9の通りである。
マスクを、実施例3の組成物Cに浸漬し再生を行った。
全再生処理シート数は4000枚である。組成物の劣化
状態を10%シュウ酸カリウムにシュウ酸を加えpH
6.0に調整し、処理液を添加、1/20N・NaOH
で滴定を行った。試験結果を図1に示す。図1からわか
る通り本発明のITO膜除去用組成物は、容易に液管理
をすることができる。
去でき、且つ、ITO膜がメタルマスク等の金属上にあ
る場合においても、実用上該金属を腐食させること無く
ITO膜を効率的に除去することのできるITO膜除去
用組成物及びITO膜除去方法が提供される。
数における処理液の酸性度の変化を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 必須の成分として塩酸0.5〜15重量
%;燐酸及びカルボン酸からなる群から選ばれる1種以
上の酸0.5〜15重量%;及び界面活性剤0.01〜
5重量%を含有する水溶液から成ることを特徴とするI
TO膜除去用組成物。 - 【請求項2】 必須の成分として塩酸0.5〜15重量
%;燐酸及びカルボン酸からなる群から選ばれる1種以
上の酸0.5〜15重量%;界面活性剤0.01〜5重
量%;及びポリアミン及び/又はその塩酸塩0.1〜5
重量%を含有する水溶液から成ることを特徴とするIT
O膜除去用組成物。 - 【請求項3】 カルボン酸が、蟻酸、酢酸、乳酸及び蓚
酸からなる群から選ばれる1種以上のカルボン酸である
請求項1又は2に記載のITO膜除去用組成物。 - 【請求項4】 界面活性剤が非イオン性界面活性剤及び
/又は両性界面活性剤である請求項1ないし3のいずれ
か1項に記載のITO膜除去用組成物。 - 【請求項5】 ポリアミン及び/又はその塩酸塩が、重
量平均分子量10000〜100000のポリアクリル
アミン、ポリアリルアミン及びポリビニルピリジンから
なる群から選ばれる1種以上のポリアミン及び/又はそ
の塩酸塩である請求項2ないし4のいずれか1項に記載
のITO膜除去用組成物。 - 【請求項6】 金属上のITO膜除去にあたり、請求項
1ないし5のいずれか1項に記載のITO膜除去用組成
物を用いて金属上のITO膜を除去することを特徴とす
るITO膜除去方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11490099A JP4055923B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | Ito膜除去用組成物及びこれを用いたito膜除去方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6624087B2 (en) * | 2001-05-07 | 2003-09-23 | Lg. Philips Co., Ltd. | Etchant for patterning indium tin oxide and method of fabricating liquid crystal display device using the same |
KR100765140B1 (ko) * | 2001-05-30 | 2007-10-15 | 삼성전자주식회사 | 알루미늄과 아이티오를 동시에 식각하기 위한 식각액 조성물 |
US8048331B2 (en) | 2006-05-25 | 2011-11-01 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Etching composition and etching process |
JP4998619B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2012-08-15 | 東レ株式会社 | 導電膜除去剤および導電膜除去方法 |
-
1999
- 1999-04-22 JP JP11490099A patent/JP4055923B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8617418B2 (en) | 2009-03-30 | 2013-12-31 | Toray Industries, Inc. | Conductive film removal agent and conductive film removal method |
TWI494415B (zh) * | 2009-03-30 | 2015-08-01 | Toray Industries | 導電膜除去劑及導電膜除去方法 |
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