JP2000308139A - Wllシステム及びその通信方法 - Google Patents
Wllシステム及びその通信方法Info
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- JP2000308139A JP2000308139A JP11112581A JP11258199A JP2000308139A JP 2000308139 A JP2000308139 A JP 2000308139A JP 11112581 A JP11112581 A JP 11112581A JP 11258199 A JP11258199 A JP 11258199A JP 2000308139 A JP2000308139 A JP 2000308139A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な設備で非電話サービスを実現するよう
にする。 【解決手段】 CPU10により、着信の検出によって
上位加入者交換機1と加入者端末9との間の通信の接続
を完了させた後、CNG受信部5を介してFAX通信を
示すCNG信号を検出すると、Dチャネル制御部6に対
し、基地局7のCODECを未使用とする設定を指示す
るようにする。
にする。 【解決手段】 CPU10により、着信の検出によって
上位加入者交換機1と加入者端末9との間の通信の接続
を完了させた後、CNG受信部5を介してFAX通信を
示すCNG信号を検出すると、Dチャネル制御部6に対
し、基地局7のCODECを未使用とする設定を指示す
るようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば公衆網を
構成する加入者交換機に接続して形成される通信ネット
ワークにおけるWLL(ワイヤレスローカルループ)シ
ステム及びその通信方法に関する。
構成する加入者交換機に接続して形成される通信ネット
ワークにおけるWLL(ワイヤレスローカルループ)シ
ステム及びその通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、加入者交換機から各家庭までの加
入者線の構築において、銅線や光ファイバー等の有線で
結ぶ代わりに、無線を利用するシステムが登場してい
る。これは、WLL(ワイヤレスローカルループ)シス
テムとよばれている。
入者線の構築において、銅線や光ファイバー等の有線で
結ぶ代わりに、無線を利用するシステムが登場してい
る。これは、WLL(ワイヤレスローカルループ)シス
テムとよばれている。
【0003】WLLシステムは、無線回線部分に移動通
信のエアインタフェース(PDC、PHS、CDMA
等)を用いたものである。WLLシステムは、迅速かつ
安価に加入者を収容するものとして有線に代わるアクセ
スシステムである。したがって、サービスには従来の固
定電話と同様の利便性が求められる。
信のエアインタフェース(PDC、PHS、CDMA
等)を用いたものである。WLLシステムは、迅速かつ
安価に加入者を収容するものとして有線に代わるアクセ
スシステムである。したがって、サービスには従来の固
定電話と同様の利便性が求められる。
【0004】具体的には、従来の電話と同様の非電話サ
ービスがあげられる。これは、たとえばFAX送受信や
パソコン通信等であり、従来の電話と同様の手順や機材
によって行えることが必須機能として求められる。
ービスがあげられる。これは、たとえばFAX送受信や
パソコン通信等であり、従来の電話と同様の手順や機材
によって行えることが必須機能として求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したW
LLシステムは、移動通信システムに比べて次のような
違いがある。すなわち、移動通信システムは、アナログ
のPSTN(公衆交換電話網)とは全く独立な網上で構
成される。これに対し、WLLシステムは、PSTNの
一部として構成される。
LLシステムは、移動通信システムに比べて次のような
違いがある。すなわち、移動通信システムは、アナログ
のPSTN(公衆交換電話網)とは全く独立な網上で構
成される。これに対し、WLLシステムは、PSTNの
一部として構成される。
【0006】この場合、移動通信システムが移動通信網
上の移動交換機を占有するのに対し、WLLシステムは
既存のPSTN上の加入者交換機に接続されることにな
る。
上の移動交換機を占有するのに対し、WLLシステムは
既存のPSTN上の加入者交換機に接続されることにな
る。
【0007】また、移動通信システムは、専用の移動通
信端末だけをサポートするのに対して、WLLシステム
は、移動通信端末に加えて従来からPSTNで使用され
ている固定電話機をもサポートするといった相違もあ
る。
信端末だけをサポートするのに対して、WLLシステム
は、移動通信端末に加えて従来からPSTNで使用され
ている固定電話機をもサポートするといった相違もあ
る。
【0008】このようなことから、従来のWLLシステ
ムでは、非電話サービス用のプロトコル終端装置が必要
となってしまい、設備規模が増大してしまうという問題
があった。
ムでは、非電話サービス用のプロトコル終端装置が必要
となってしまい、設備規模が増大してしまうという問題
があった。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、簡易な設備で非電話サービスを実現する
ことができるWLLシステム及びその通信方法を提供す
ることができるようにするものである。
たものであり、簡易な設備で非電話サービスを実現する
ことができるWLLシステム及びその通信方法を提供す
ることができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のWLL
システムは、上位加入者交換機、基地局、宅内無線局及
び加入者端末に接続される基地局制御装置を備えたWL
Lシステムであって、基地局制御装置には、上位加入者
交換機又は加入者端末からのFAX通信を示すCNG信
号を受信するCNG受信手段と、基地局に呼接続要求の
ためのSETUP信号を送出するDチャネル制御手段
と、上位加入者交換機と加入者端末との間の通信の接続
が完了した後、CNG信号を検出すると、Dチャネル制
御手段に対し、基地局のCODECをスルーとするため
の設定を指示する制御手段とが備えられていることを特
徴とする。また、基地局は、Dチャネル制御手段によっ
てCODECをスルーとするための指示を受けると、宅
内無線局との間で2チャネル分を使用してFAX通信を
可能とするようにすることができる。また、基地局制御
装置には、上位加入者交換機との間で2Wインタフェー
スをとる2Wインタフェース手段と、基地局との間でイ
ンタフェースをとる基地局インタフェース手段とが設け
られているようにすることができる。また、制御手段
は、2Wインタフェース手段又は基地局インタフェース
手段を介して着信を検出すると、Dチャネル制御手段に
呼の接続を指示すると同時に、2Wインタフェース手段
及びCNG受信手段又は基地局インタフェース手段及び
CNG受信手段を接続し、Dチャネル制御手段は、基地
局インタフェース手段を介して基地局にSETUP信号
を送出し、基地局は、SETUP信号を受けると、宅内
無線局との間で通話用チャネルのリンク確立を行い、宅
内無線局は、加入者端末側のオフフックを検出すると、
基地局制御装置へ接続信号を送出することで、通信の接
続が完了し、接続が完了した後、CNG受信手段によっ
てCNG信号が検出されると、Dチャネル制御手段によ
って基地局のCODECをスルーとする制御が行われる
ようにすることができる。請求項5に記載のWLLシス
テムの通信方法は、基地局制御装置に接続される上位加
入者交換機と、基地局制御装置に基地局及び宅内無線局
を介して接続される加入者端末との間で通信を行うWL
Lシステムの通信方法であって、上位加入者交換機又は
加入者端末からの着信を検出する第1の工程と、着信を
検出した後、基地局との間で通信の接続を行わせるため
のSETUP信号を送出する第2の工程と、上位加入者
交換機又は加入者端末からのFAX通信を示すCNG信
号を受信する第3の工程と、通信の接続が完了した後、
CNG信号を検出すると、基地局のCODECをスルー
とするための設定を指示する第4の工程とを備えること
を特徴とする。また、第4の工程には、CODECをス
ルーとするための指示を受けると、宅内無線局との間で
2チャネル分を使用してFAX通信を行う工程が含まれ
るようにすることができる。また、第1の工程には、上
位加入者交換機との間で2Wインタフェースをとる工程
と、基地局との間でインタフェースをとる工程とが含ま
れるようにすることができる。また、第1の工程には、
2Wインタフェース手段及びCNG受信手段又は基地局
インタフェース手段及びCNG受信手段を接続する工程
が含まれ、第2の工程には、基地局と宅内無線局との間
で通話用チャネルのリンク確立を行う工程と、加入者端
末側のオフフックを検出すると、基地局制御装置へ接続
信号を送出する工程とが含まれるようにすることができ
る。本発明に係るWLLシステム及びその通信方法にお
いては、制御手段により、着信の検出によって上位加入
者交換機と加入者端末との間の通信の接続を完了させた
後、CNG受信手段を介してFAX通信を示すCNG信
号を検出すると、Dチャネル制御手段に対し、基地局の
CODECをスルーとする設定を指示するようにする。
システムは、上位加入者交換機、基地局、宅内無線局及
び加入者端末に接続される基地局制御装置を備えたWL
Lシステムであって、基地局制御装置には、上位加入者
交換機又は加入者端末からのFAX通信を示すCNG信
号を受信するCNG受信手段と、基地局に呼接続要求の
ためのSETUP信号を送出するDチャネル制御手段
と、上位加入者交換機と加入者端末との間の通信の接続
が完了した後、CNG信号を検出すると、Dチャネル制
御手段に対し、基地局のCODECをスルーとするため
の設定を指示する制御手段とが備えられていることを特
徴とする。また、基地局は、Dチャネル制御手段によっ
てCODECをスルーとするための指示を受けると、宅
内無線局との間で2チャネル分を使用してFAX通信を
可能とするようにすることができる。また、基地局制御
装置には、上位加入者交換機との間で2Wインタフェー
スをとる2Wインタフェース手段と、基地局との間でイ
ンタフェースをとる基地局インタフェース手段とが設け
られているようにすることができる。また、制御手段
は、2Wインタフェース手段又は基地局インタフェース
手段を介して着信を検出すると、Dチャネル制御手段に
呼の接続を指示すると同時に、2Wインタフェース手段
及びCNG受信手段又は基地局インタフェース手段及び
CNG受信手段を接続し、Dチャネル制御手段は、基地
局インタフェース手段を介して基地局にSETUP信号
を送出し、基地局は、SETUP信号を受けると、宅内
無線局との間で通話用チャネルのリンク確立を行い、宅
内無線局は、加入者端末側のオフフックを検出すると、
基地局制御装置へ接続信号を送出することで、通信の接
続が完了し、接続が完了した後、CNG受信手段によっ
てCNG信号が検出されると、Dチャネル制御手段によ
って基地局のCODECをスルーとする制御が行われる
ようにすることができる。請求項5に記載のWLLシス
テムの通信方法は、基地局制御装置に接続される上位加
入者交換機と、基地局制御装置に基地局及び宅内無線局
を介して接続される加入者端末との間で通信を行うWL
Lシステムの通信方法であって、上位加入者交換機又は
加入者端末からの着信を検出する第1の工程と、着信を
検出した後、基地局との間で通信の接続を行わせるため
のSETUP信号を送出する第2の工程と、上位加入者
交換機又は加入者端末からのFAX通信を示すCNG信
号を受信する第3の工程と、通信の接続が完了した後、
CNG信号を検出すると、基地局のCODECをスルー
とするための設定を指示する第4の工程とを備えること
を特徴とする。また、第4の工程には、CODECをス
ルーとするための指示を受けると、宅内無線局との間で
2チャネル分を使用してFAX通信を行う工程が含まれ
るようにすることができる。また、第1の工程には、上
位加入者交換機との間で2Wインタフェースをとる工程
と、基地局との間でインタフェースをとる工程とが含ま
れるようにすることができる。また、第1の工程には、
2Wインタフェース手段及びCNG受信手段又は基地局
インタフェース手段及びCNG受信手段を接続する工程
が含まれ、第2の工程には、基地局と宅内無線局との間
で通話用チャネルのリンク確立を行う工程と、加入者端
末側のオフフックを検出すると、基地局制御装置へ接続
信号を送出する工程とが含まれるようにすることができ
る。本発明に係るWLLシステム及びその通信方法にお
いては、制御手段により、着信の検出によって上位加入
者交換機と加入者端末との間の通信の接続を完了させた
後、CNG受信手段を介してFAX通信を示すCNG信
号を検出すると、Dチャネル制御手段に対し、基地局の
CODECをスルーとする設定を指示するようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0012】図1は、本発明のWLLシステムをFAX
通信に適用した場合の一実施の形態を示すブロック図で
ある。
通信に適用した場合の一実施の形態を示すブロック図で
ある。
【0013】図1に示すWLLシステムは、上位加入者
交換機1、基地局7、宅内無線局8、加入者端末9及び
基地局制御装置11を備えている。
交換機1、基地局7、宅内無線局8、加入者端末9及び
基地局制御装置11を備えている。
【0014】また、基地局制御装置11は、2Wインタ
フェース部2、スイッチ部3、基地局インタフェース部
4、CNG受信部5、Dチャネル制御部6及びCPU1
0を備えている。
フェース部2、スイッチ部3、基地局インタフェース部
4、CNG受信部5、Dチャネル制御部6及びCPU1
0を備えている。
【0015】2Wインタフェース部2は、上位加入者交
換機1からの着信を、リンギング信号として受信する。
2Wインタフェース部2は、リンギング信号の受信によ
り、CPU10へ着信を通知する。
換機1からの着信を、リンギング信号として受信する。
2Wインタフェース部2は、リンギング信号の受信によ
り、CPU10へ着信を通知する。
【0016】スイッチ部3は、CPU10による制御に
よって通信確立のためのパスを接続する。基地局インタ
フェース部4は、基地局7との通信の中継を行う。
よって通信確立のためのパスを接続する。基地局インタ
フェース部4は、基地局7との通信の中継を行う。
【0017】ここで、基地局インタフェース部4と基地
局7との間には、制御データ用チャネルであるDチャネ
ルが用いられる。
局7との間には、制御データ用チャネルであるDチャネ
ルが用いられる。
【0018】CNG受信部5は、CNG信号を検出し、
CPU10へFAX通信であることを通知する。ここ
で、CNG信号は、FAX通信のとき接続後に最初に送
出される信号である。
CPU10へFAX通信であることを通知する。ここ
で、CNG信号は、FAX通信のとき接続後に最初に送
出される信号である。
【0019】Dチャネル制御部6は、基地局制御装置1
1と基地局7との間でのリンク確立シーケンスを実現さ
せるものであり、上位加入者交換機1から着信がある
と、基地局7にSETUP信号を送出する。
1と基地局7との間でのリンク確立シーケンスを実現さ
せるものであり、上位加入者交換機1から着信がある
と、基地局7にSETUP信号を送出する。
【0020】また、Dチャネル制御部6は、上位加入者
交換機1又は加入者端末9からの信号がFAX通信のと
き、基地局7に対してADPCMのCODECをスルー
とするよう制御する。これにより、基地局7と宅内無線
局8との間で、2チャネル(64K)でのFAX通信が
可能となる。
交換機1又は加入者端末9からの信号がFAX通信のと
き、基地局7に対してADPCMのCODECをスルー
とするよう制御する。これにより、基地局7と宅内無線
局8との間で、2チャネル(64K)でのFAX通信が
可能となる。
【0021】また、Dチャネル制御部6は、上位加入者
交換機1又は加入者端末9からの信号が音声信号の場
合、基地局7に対してADPCMのCODECにより、
音声信号を32Kに圧縮するよう制御する。これによ
り、基地局7と宅内無線局8との間で、1チャネル(3
2K)での音声信号の通信が可能となる。
交換機1又は加入者端末9からの信号が音声信号の場
合、基地局7に対してADPCMのCODECにより、
音声信号を32Kに圧縮するよう制御する。これによ
り、基地局7と宅内無線局8との間で、1チャネル(3
2K)での音声信号の通信が可能となる。
【0022】制御手段としてのCPU10は、Dチャネ
ル制御部6にリンク確立のためのシーケンスを実行させ
たり、2Wインタフェース部2とCNG受信部5との接
続を指示したりする。
ル制御部6にリンク確立のためのシーケンスを実行させ
たり、2Wインタフェース部2とCNG受信部5との接
続を指示したりする。
【0023】基地局7は、上述したADPCMのCOD
ECを有している。このCODECを使用するか否か
は、上記のDチャネル制御部6によって制御される。
ECを有している。このCODECを使用するか否か
は、上記のDチャネル制御部6によって制御される。
【0024】基地局7と宅内無線局8との間は、32K
のADPCMでの音声信号のやりとりが行われる。基地
局7と宅内無線局8との間でFAXデータを送る場合、
2チャネル分の64Kが使用される。
のADPCMでの音声信号のやりとりが行われる。基地
局7と宅内無線局8との間でFAXデータを送る場合、
2チャネル分の64Kが使用される。
【0025】基地局7と宅内無線局8との間には、2チ
ャネルが使用可能となっている。ここで、1チャネルは
32Kである。また、基地局7と宅内無線局8との間に
は、制御データ用チャネルであるCチャネルが用いられ
る。
ャネルが使用可能となっている。ここで、1チャネルは
32Kである。また、基地局7と宅内無線局8との間に
は、制御データ用チャネルであるCチャネルが用いられ
る。
【0026】次に、このような構成のWLLシステムの
動作について説明する。
動作について説明する。
【0027】まず、上位加入者交換機1からの着信は、
基地局制御装置11内の2Wインタフェース部2により
リンギング信号として受信される。2Wインタフェース
部2は、リンギング信号の受信を行うと、CPU10へ
上位加入者交換機1からの着信を通知する。CPU10
は、Dチャネル制御部6にリンク確立の指示を行う。
基地局制御装置11内の2Wインタフェース部2により
リンギング信号として受信される。2Wインタフェース
部2は、リンギング信号の受信を行うと、CPU10へ
上位加入者交換機1からの着信を通知する。CPU10
は、Dチャネル制御部6にリンク確立の指示を行う。
【0028】また、CPU10は、同時に2Wインタフ
ェース部2とCNG受信部5とを接続する。呼接続の指
示を受けたDチャネル制御部6は、基地局インタフェー
ス部4を介して基地局7にSETUP信号を送出する。
ェース部2とCNG受信部5とを接続する。呼接続の指
示を受けたDチャネル制御部6は、基地局インタフェー
ス部4を介して基地局7にSETUP信号を送出する。
【0029】基地局7は、SETUP信号を受けると、
配下の宅内無線局8との間に通話用チャネルのリンク確
立を行う。宅内無線局8と基地局7との間のリンクが確
立すると、宅内無線局8は、基地局7を介して基地局制
御装置11へ応答信号(CALLPROC)を返送する
と同時に、加入者端末9にリンギング信号を送出する。
配下の宅内無線局8との間に通話用チャネルのリンク確
立を行う。宅内無線局8と基地局7との間のリンクが確
立すると、宅内無線局8は、基地局7を介して基地局制
御装置11へ応答信号(CALLPROC)を返送する
と同時に、加入者端末9にリンギング信号を送出する。
【0030】宅内無線局8は、加入者端末9側のオフフ
ックを検出すると、基地局制御装置11へ接続信号(C
ONN)を送出する。基地局制御装置11内のCPU1
0は、通信確立のためにスイッチ部3のパスを接続す
る。
ックを検出すると、基地局制御装置11へ接続信号(C
ONN)を送出する。基地局制御装置11内のCPU1
0は、通信確立のためにスイッチ部3のパスを接続す
る。
【0031】これにより、上位加入者交換機1側の加入
者と加入者端末9との間での通信が可能となる。このと
き、上位加入者交換機1側からの加入者がFAX端末で
ある場合、上位加入者交換機1側からCNG信号が送出
される。
者と加入者端末9との間での通信が可能となる。このと
き、上位加入者交換機1側からの加入者がFAX端末で
ある場合、上位加入者交換機1側からCNG信号が送出
される。
【0032】CNG受信部5がそのCNG信号を検出す
ると、CPU10へFAX通信であることを通知する。
ると、CPU10へFAX通信であることを通知する。
【0033】CPU10は、Dチャネル制御部6に、基
地局7のADPCMのCODECをスルーとさせるため
の指示を行う。
地局7のADPCMのCODECをスルーとさせるため
の指示を行う。
【0034】Dチャネル制御部6は、基地局インタフェ
ース部4を介して基地局7へADPCMのCODECを
スルーとさせるための指示をDチャネルで送出する。
ース部4を介して基地局7へADPCMのCODECを
スルーとさせるための指示をDチャネルで送出する。
【0035】基地局7は、Dチャネルの指示に従い、基
地局7内のCODECをスルーに設定する。また、基地
局7は、Cチャネルを用いて宅内無線局8にCODEC
のスルーを指示する。
地局7内のCODECをスルーに設定する。また、基地
局7は、Cチャネルを用いて宅内無線局8にCODEC
のスルーを指示する。
【0036】宅内無線局8は、Cチャネルの指示に従
い、CODECをスルーに設定する。このようにして、
上位加入者交換機1からのFAX着信があった場合、自
動的にCODECがスルーとされる。これにより、基地
局7と宅内無線局8との間では、2チャネル分の64K
でのFAXデータの送信が可能となる。
い、CODECをスルーに設定する。このようにして、
上位加入者交換機1からのFAX着信があった場合、自
動的にCODECがスルーとされる。これにより、基地
局7と宅内無線局8との間では、2チャネル分の64K
でのFAXデータの送信が可能となる。
【0037】一方、加入者端末9側から発信があった場
合、基地局7からDチャネル制御部6にSETUP信号
が送出される。このとき、基地局7と基地局制御装置1
1との間は、基地局7のADPCMのCODECが使用
状態で接続される。
合、基地局7からDチャネル制御部6にSETUP信号
が送出される。このとき、基地局7と基地局制御装置1
1との間は、基地局7のADPCMのCODECが使用
状態で接続される。
【0038】そして、基地局制御装置11のCNG受信
部5にて加入者端末9からのCNG信号が受信される
と、Dチャネル制御部6により、基地局7のADPCM
のCODECがスルーに制御される。
部5にて加入者端末9からのCNG信号が受信される
と、Dチャネル制御部6により、基地局7のADPCM
のCODECがスルーに制御される。
【0039】なお、上位加入者交換機1又は加入者端末
9からの通信がFAX通信でない場合、Dチャネル制御
部6による基地局7のADPCMのCODECがスルー
に制御されない。これにより、音声信号は、基地局7に
て32Kに圧縮され、1チャネル(32K)での音声信
号の通信が行われる。
9からの通信がFAX通信でない場合、Dチャネル制御
部6による基地局7のADPCMのCODECがスルー
に制御されない。これにより、音声信号は、基地局7に
て32Kに圧縮され、1チャネル(32K)での音声信
号の通信が行われる。
【0040】このように、本実施の形態では、CPU1
0により、着信の検出によって上位加入者交換機1と加
入者端末9との間の通信の接続を完了させた後、CNG
受信部5を介してFAX通信を示すCNG信号を検出す
ると、Dチャネル制御部6に対し、基地局7のCODE
Cを未使用とする設定を指示するようにしたので、簡易
な設備で非電話サービスを実現することができる。
0により、着信の検出によって上位加入者交換機1と加
入者端末9との間の通信の接続を完了させた後、CNG
受信部5を介してFAX通信を示すCNG信号を検出す
ると、Dチャネル制御部6に対し、基地局7のCODE
Cを未使用とする設定を指示するようにしたので、簡易
な設備で非電話サービスを実現することができる。
【0041】なお、着信又は発信時に、CNG検出部5
がCNG信号を検出できなかった場合には、基地局7と
宅内無線局8との間の未使用の1チャネル(音声の場合
は1チャネルのみ使用)を解放するようにしてもよい。
がCNG信号を検出できなかった場合には、基地局7と
宅内無線局8との間の未使用の1チャネル(音声の場合
は1チャネルのみ使用)を解放するようにしてもよい。
【0042】これにより、CNG信号を検出できなかっ
た場合には、音声通信とみなすることができ、基地局7
でCODECにより、32Kの1チャネルでの通信が可
能となるため、残り1チャネルを他の宅内無線局8に使
用することができる。
た場合には、音声通信とみなすることができ、基地局7
でCODECにより、32Kの1チャネルでの通信が可
能となるため、残り1チャネルを他の宅内無線局8に使
用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上の如く本発明に係るWLLシステム
及びその通信方法によれば、制御手段により、着信の検
出によって上位加入者交換機と加入者端末との間の通信
の接続を完了させた後、CNG受信手段を介してFAX
通信を示すCNG信号を検出すると、Dチャネル制御手
段に対し、基地局のCODECをスルーとする設定を指
示するようにしたので、簡易な設備で非電話サービスを
実現することができる。
及びその通信方法によれば、制御手段により、着信の検
出によって上位加入者交換機と加入者端末との間の通信
の接続を完了させた後、CNG受信手段を介してFAX
通信を示すCNG信号を検出すると、Dチャネル制御手
段に対し、基地局のCODECをスルーとする設定を指
示するようにしたので、簡易な設備で非電話サービスを
実現することができる。
【図1】本発明のWLLシステムをFAX通信に適用し
た場合の一実施の形態を示すブロック図である。
た場合の一実施の形態を示すブロック図である。
1 上位加入者交換機 2 2Wインタフェース部 3 スイッチ部 4 基地局インタフェース部 5 CNG受信部 6 Dチャネル制御部 7 基地局 8 宅内無線局 9 加入者端末 10 CPU 11 基地局制御装置
Claims (8)
- 【請求項1】 上位加入者交換機、基地局、宅内無線局
及び加入者端末に接続される基地局制御装置を備えたW
LLシステムであって、 前記基地局制御装置には、 前記上位加入者交換機又は前記加入者端末からのFAX
通信を示すCNG信号を受信するCNG受信手段と、 前記基地局に呼接続要求のためのSETUP信号を送出
するDチャネル制御手段と、 前記上位加入者交換機と前記加入者端末との間の通信の
接続が完了した後、前記CNG信号を検出すると、前記
Dチャネル制御手段に対し、前記基地局のCODECを
スルーとするための設定を指示する制御手段とが備えら
れていることを特徴とするWLLシステム。 - 【請求項2】 前記基地局は、前記Dチャネル制御手段
によってCODECをスルーとするための指示を受ける
と、前記宅内無線局との間で2チャネル分を使用して前
記FAX通信を可能とすることを特徴とする請求項1に
記載のWLLシステム。 - 【請求項3】 前記基地局制御装置には、 前記上位加入者交換機との間で2Wインタフェースをと
る2Wインタフェース手段と、 前記基地局との間でインタフェースをとる基地局インタ
フェース手段とが設けられていることを特徴とする請求
項1に記載のWLLシステム。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記2Wインタフェー
ス手段又は前記基地局インタフェース手段を介して着信
を検出すると、前記Dチャネル制御手段に呼の接続を指
示すると同時に、前記2Wインタフェース手段及び前記
CNG受信手段又は前記基地局インタフェース手段及び
前記CNG受信手段を接続し、前記Dチャネル制御手段
は、前記基地局インタフェース手段を介して前記基地局
に前記SETUP信号を送出し、前記基地局は、前記S
ETUP信号を受けると、前記宅内無線局との間で通話
用チャネルのリンク確立を行い、前記宅内無線局は、前
記加入者端末側のオフフックを検出すると、前記基地局
制御装置へ接続信号を送出することで、前記通信の接続
が完了し、前記接続が完了した後、前記CNG受信手段
によって前記CNG信号が検出されると、前記Dチャネ
ル制御手段によって前記基地局のCODECをスルーと
する制御が行われることを特徴とする請求項1に記載の
WLLシステム。 - 【請求項5】 基地局制御装置に接続される上位加入者
交換機と、前記基地局制御装置に基地局及び宅内無線局
を介して接続される加入者端末との間で通信を行うWL
Lシステムの通信方法であって、 前記上位加入者交換機又は前記加入者端末からの着信を
検出する第1の工程と、 前記着信を検出した後、前記基地局との間で通信の接続
を行わせるためのSETUP信号を送出する第2の工程
と、 前記上位加入者交換機又は前記加入者端末からのFAX
通信を示すCNG信号を受信する第3の工程と、 前記通信の接続が完了した後、前記CNG信号を検出す
ると、前記基地局のCODECをスルーとするための設
定を指示する第4の工程とを備えることを特徴とするW
LLシステムの通信方法。 - 【請求項6】 前記第4の工程には、前記CODECを
スルーとするための指示を受けると、前記宅内無線局と
の間で2チャネル分を使用して前記FAX通信を行う工
程が含まれることを特徴とする請求項5に記載のWLL
システムの通信方法。 - 【請求項7】 前記第1の工程には、 前記上位加入者交換機との間で2Wインタフェースをと
る工程と、 前記基地局との間でインタフェースをとる工程とが含ま
れることを特徴とする請求項5に記載のWLLシステム
の通信方法。 - 【請求項8】 前記第1の工程には、前記2Wインタフ
ェース手段及び前記CNG受信手段又は前記基地局イン
タフェース手段及び前記CNG受信手段を接続する工程
が含まれ、 前記第2の工程には、 前記基地局と前記宅内無線局との間で通話用チャネルの
リンク確立を行う工程と、 前記加入者端末側のオフフックを検出すると、前記基地
局制御装置へ接続信号を送出する工程とが含まれること
を特徴とする請求項5に記載のWLLシステムの通信方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112581A JP2000308139A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | Wllシステム及びその通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112581A JP2000308139A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | Wllシステム及びその通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000308139A true JP2000308139A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14590316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11112581A Pending JP2000308139A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | Wllシステム及びその通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000308139A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7890142B2 (en) | 2004-06-01 | 2011-02-15 | Nec Corporation | Portable telephone sound reproduction by determined use of CODEC via base station |
-
1999
- 1999-04-20 JP JP11112581A patent/JP2000308139A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7890142B2 (en) | 2004-06-01 | 2011-02-15 | Nec Corporation | Portable telephone sound reproduction by determined use of CODEC via base station |
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