JP2000308041A - 情報伝送装置 - Google Patents

情報伝送装置

Info

Publication number
JP2000308041A
JP2000308041A JP11111376A JP11137699A JP2000308041A JP 2000308041 A JP2000308041 A JP 2000308041A JP 11111376 A JP11111376 A JP 11111376A JP 11137699 A JP11137699 A JP 11137699A JP 2000308041 A JP2000308041 A JP 2000308041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
information
sensing
television
television broadcast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11111376A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Mizoguchi
健治 溝口
Hisao Ootawa
久雄 大田和
Masatoshi Oga
正俊 大鋸
Tetsuji Maruichi
徹二 丸一
Kazuhide Maniwa
一秀 摩庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Video and Information System Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11111376A priority Critical patent/JP2000308041A/ja
Publication of JP2000308041A publication Critical patent/JP2000308041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】映像信号とセンサ等外部機器の感知情報を少な
い数の伝送線路で伝送し、記録再生できる簡単な構成で
安価にする。 【解決手段】送信装置100ではテレビカメラ111か
らのコンポジット映像信号a1でテレビ放送周波数信号
の映像信号帯域を変調し、感知情報で音声信号帯域を変
調してテレビ放送信号cを伝送線路300に送出し、受
信装置200では、このテレビ放送信号を復調装置21
0によって復調して映像信号と感知情報をモニタ221
と表示部231で再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビカメラやテ
レビ受信機やビデオテープレコーダ(VTR)を用いて
監視を行う監視システムに好適な情報伝送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数のテレビカメラからの映像情報をモ
ニタすることができるようにした監視システムは、図1
2に示すように、テレビカメラ1001〜1003から
出力される映像信号を、それぞれ、個別の同軸線路10
11〜1013を介してモニタ1021〜1023に伝
送してモニタするように構成されている。そして、人体
センサ等の感知手段1031〜1033から出力される
感知信号は、映像信号を伝送する信号線路とは異なる信
号線路1041〜1043を介して前記モニタ1021
〜1023の近傍に設置した表示装置1050へ伝送す
るように構成されている。
【0003】また、センサ等の付属機器を備えた監視シ
ステムの他の例としては、例えば特開平9−23418
号公報に記載されているように、複数のテレビカメラか
らの映像信号と複数のセンサからの信号を伝送する構成
や、特開平7−212747号公報に記載されているよ
うに、テレビカメラの映像信号と複数のセンサからの信
号を伝送することができるようにした構成が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来装置では、設置するテレビカメラの台数が多い場
合には、配線する同軸線路の本数が多くなる上に、映像
信号を伝送する信号線路の他にセンサからの信号を伝送
する線路が必要になるために、監視システムの設置に要
する工事が複雑になる問題がある。しかも、テレビカメ
ラを増設したり、設置位置を変更したりするといったシ
ステム構築上の柔軟性や拡張性に乏しいという問題もあ
る。
【0005】また、特開平9−23418号公報や特開
平7−212747号公報に記載された技術によれば、
映像信号の伝送線路とセンサからの信号の伝送線路を共
通にすることができるために、配線する同軸線路の本数
を少なくすることはできるが、センサからの信号を映像
信号に重畳して伝送するために、センサ信号の重畳や分
離のための回路が必要になり、回路構成が複雑になると
いう問題がある。
【0006】更に、センサからの信号の確認や記録を平
易な機器の組み合わせにより実現するための配慮に欠け
ている。
【0007】本発明の1つの目的は、テレビカメラから
の映像信号とセンサ等の外部機器からの感知情報信号を
少ない数の伝送線路で伝送することができる簡単な構成
で安価な情報伝送装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、テレビカメラからの
映像信号を映像表示し、感知手段からの感知情報を警報
音または感知内容を音声で確認することができる情報伝
送装置を提供することにある。
【0009】本願の更に他の目的は、受信装置として既
存のテレビ受信機を利用することにより、監視者がこの
テレビ受信機を視聴することによりテレビカメラおよび
センサからの情報を映像と音声で確認することができる
情報伝送装置を提供することにある。
【0010】本願の更に他の目的は、受信装置として既
存のVTR等の記録再生装置を利用することにより、テ
レビカメラおよび感知手段からの情報を記録して保存
し、再生ないしは変換処理して確認することができる情
報伝送装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報送信装置
は、テレビカメラで撮影して得た映像信号と感知手段
(センサ)で得た感知情報をテレビ放送信号の映像信号
帯域と音声信号帯域に変調して信号伝送線路に送出する
ように構成し、情報受信装置は、信号伝送線路から受信
したテレビ放送信号を復調して映像信号と感知情報を再
生するように構成することにより、1つの信号伝送線路
により映像信号と感知情報を伝送するようにした。
【0012】具体的には、入力したベースバンドの映像
信号帯域と音声信号帯域の信号で所定のテレビ放送周波
数の信号を変調することによりテレビ放送信号に変換し
て送出するテレビ変調装置を有する情報送信装置と、前
記情報送信装置から送出されるテレビ放送信号を伝送す
る伝送線路と、前記伝送線路を介して伝送されてきたテ
レビ放送信号を復調して出力する復調装置を有する情報
受信装置とを備えた情報伝送装置において、前記テレビ
変調装置に、感知対象に感応する感知手段からの感知信
号をベースバンドの音声信号帯域の感知情報信号に変換
してテレビ放送信号の音声信号帯域に変調する変調手段
を設け、前記復調装置に、伝送されてきたテレビ放送信
号を復調して音声信号帯域の感知情報信号を出力する手
段を設けたことを特徴とする。
【0013】または、入力したベースバンドの映像信号
帯域と音声信号帯域の信号で異なるテレビ放送周波数の
信号を変調することによりテレビ放送信号に変換して送
出するテレビ変調装置を有する複数の情報送信装置と、
この複数の情報送信装置から送出されたテレビ放送信号
を伝送するための伝送線路と、この伝送線路を介して伝
送されてきたテレビ放送信号を復調して出力する復調装
置を有する情報受信装置を備えた情報伝送装置におい
て、前記各情報送信装置のテレビ変調装置には、感知対
象に感応する感知手段からの感知信号をベースバンドの
音声信号帯域の感知情報信号に変換してテレビ放送信号
の音声信号帯域に変調する変調手段を設け、前記復調装
置には、伝送されてきた各テレビ放送信号を復調して音
声信号帯域の感知情報信号を出力する回路と、復調され
た感知情報信号の送信元を特定する信号処理回路を設け
たことを特徴とする。
【0014】更に、前記各テレビ変調装置には、それぞ
れ異なる周波数帯域のテレビ放送信号を出力するように
構成した周波数変換部を設け、前記伝送線路は、合成分
配器を介して前記各情報送信装置と接続され、テレビ放
送周波数が異なる複数のテレビ放送信号を多重化して伝
送するようにしたことを特徴とする。
【0015】また、前記テレビ変調装置には、各感知手
段からの感知情報に対応する音声情報を格納する格納部
と、感知情報に応じて前記格納部から音声情報を読み出
す感知信号変換手段を設け、前記変調手段は、この音声
情報をテレビ放送信号の音声信号帯域に変調するように
構成し、前記情報受信装置には、復調装置で復調した音
声情報を音声に変換する電気音響変換手段を設けたこと
を特徴とする。
【0016】また、前記情報受信装置は、テレビ受信機
を使用して構成したことを特徴とする。
【0017】また、前記情報受信装置は、前記テレビ放
送信号を受信可能な受信部と映像信号および音声信号を
記録再生手段を有する記録再生装置を備えたことを特徴
とする。
【0018】そして、前記テレビ変調装置に入力するベ
ースバンドの映像信号はテレビカメラによって生成する
ようにしたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施形態である情
報伝送装置のブロック図である。
【0021】この情報伝送装置は、監視対象の近傍に設
置する情報送信装置100と、監視室に設置される情報
受信装置200と、情報送信装置100と情報受信装置
200の間を結ぶ信号伝送線路300を備える。
【0022】前記情報送信装置100は、監視対象(物
体や環境)を撮影して映像信号a1を生成するテレビカ
メラ111と、監視対象の温度や湿度や煙等に関する環
境状態の変化や人や物体の動きを感知して感知信号b
1,bnを生成する複数個のセンサ121,12nと、
前記映像信号a1および感知信号b1,bnに基づいた
テレビ放送信号cを生成して出力するテレビ変調装置1
30を備える。
【0023】テレビカメラ111は、一般的なテレビカ
メラと同様にベースバンドの映像信号a1を生成する。
【0024】複数個のセンサ121,12nは、例え
ば、人の接近を感知したときにはハイ(High)レベ
ル、人の接近を感知していいないときにはロー(Lo
w)レベルで表すデジタル方式等の感知信号b1,bn
を生成する。
【0025】テレビ変調装置130は、変調器131と
増幅器132と感知信号変換回路133と信号発生器1
34を備える。
【0026】感知信号変換回路133は、センサ12
1,12nから入力される感知信号b1,bnに基づい
て感知情報の検出を行い、信号発生器134から入力さ
れる基準信号(例えば20kHzのクロック信号)dを用
い、この基準信号dに同期したデジタル処理を行うこと
により、前記感知情報をベースバンドの音声信号帯域の
周波数の感知情報信号eに変換して変調器131に供給
する。
【0027】変調器131は、例えば、ビデオ信号入力
端子と音声信号入力端子とテレビ信号出力端子とを備
え、ビデオ信号入力端子にテレビカメラ111からの映
像信号a1を入力し、また、音声信号入力端子には感知
信号変換回路133からの音声信号帯域の周波数の信号
に変換した感知情報信号eを入力し、テレビ放送搬送波
信号を変調したテレビ放送信号cをテレビ信号出力端子
から出力する。増幅回路132は、変調器131から出
力されたテレビ放送信号cを電力増幅して信号伝送線路
300に出力する。
【0028】前記情報受信装置200は、復調装置21
0とモニタ221と表示部231を備える。
【0029】復調装置210は、復調器211と感知信
号識別回路212を備える。復調器211は、伝送線路
300を介して入力されるテレビ放送信号cから映像信
号a1’と感知情報信号e’を復調する。この復調器2
11は、例えば、テレビ信号入力端子とビデオ信号出力
端子と音声信号出力端子とを備え、テレビ信号入力端子
から入力されるテレビ放送信号cを復調してビデオ信号
出力端子から映像信号a1’を出力し、また、音声信号
出力端子から音声信号帯域の周波数の感知情報信号e’
を出力する。
【0030】モニタ221は、復調器211から出力さ
れる映像信号a1’を入力して映像表示する。
【0031】また、復調装置210における感知信号識
別回路212は、復調器211からの音声信号帯域の周
波数の感知情報信号e’を、例えばデジタル信号処理に
より、前記センサ121,12nに対応する感知情報信
号を再生して感知情報を識別し、この識別結果から、表
示部231での表示を制御するための表示制御データ
b’、例えば、各センサ121,12nに1対1に対応
したビットを割り当てたnビットのデジタル表示制御デ
ータを生成して表示部231に供給する。
【0032】表示部231は、例えば、各センサ12
1,12nに1対1に対応する発光ダイオード(LE
D)と該LEDに電流を供給するドライバ回路により構
成し、感知信号識別回路212からの表示制御データに
従って、例えば、表示制御データのビットデータが
“1”の場合には該当するLEDを点燈し、“0”の場
合には該当するLEDを消灯するように制御する。
【0033】次に、この第1の実施形態における情報送
信装置100の感知信号変換回路133において、各セ
ンサ121,12nからの感知信号(感知情報)を音声
信号帯域の周波数の感知情報信号に変換する構成手段
と、情報受信装置200の感知信号識別回路212にお
いて、音声信号帯域内の周波数の感知情報信号に変換さ
れたセンサ121,12nに対応する感知情報を再生し
て識別する構成手段の更に詳細な実施形態について、図
2,図3および図4を用いて説明する。
【0034】図2は、図1に示した感知信号変換回路1
33の一実施形態を示すブロック図である。図3は、図
1に示した感知信号識別回路212の一実施形態を示す
ブロック図である。図4は、図2および図3における主
要信号のタイミングを示すタイミングチャートである。
なお、図4に示した各符号は、図2および図3に示した
各符号と対応している。
【0035】先ず、図2および図4を参照して感知信号
変換回路133について説明する。この感知信号変換回
路133は、エンコード回路1331と分周回路133
2とローパスフィルタ(LPF)1333と感知信号入
力端子1334a,1334nと基準信号入力端子12
35と感知情報信号出力端子1336を備える。
【0036】エンコード回路1331は、感知信号入力
端子1334a,1334nから入力されるセンサ12
1,12nからの感知信号b1,bn(例えば、対応す
るセンサ121,12nが感知対象要素を未感知のとき
にはLowレベルにあり、感知対象要素を感知したとき
にはHighレベルとなるデジタル信号)を量子化ビッ
ト数nのデータ列として扱って論理演算等の処理を行
い、エンコードデータbxを出力する。このエンコード
データbxは、例えば、全ての感知信号b1,bnがL
owレベルの場合は“0”、感知信号b1がHighレ
ベルの場合は“1”、感知信号bnがHighレベルの
場合は“n”を示すmビット(mはn+1を表現できる
2進数の桁数以上の整数)のデータであり、分周回路1
332に供給する。
【0037】分周回路1332は、エンコード回路13
31から出力されるエンコードデータbxを入力し、基
準信号入力端子1335を介して基準信号(例えば、音
声信号帯域内の周波数の20khzのクロック信号)dを
入力する。そして、この分周回路1332は、エンコー
ド回路1331から入力されるエンコードデータdに従
って、例えば、エンコードデータbxが“0”の値の場
合は、周期∞の信号exを出力し、また、デコードデー
タbxが“0”以外の値の場合には、そのエンコードデ
ータbxの値を分周値として基準信号dを分周したデジ
タル信号をパルス信号exとして出力する。パルス信号
exは、デジタル信号であることからパルスの立ち上が
りと立ち下がりに高周波成分を含んでいるので、ローパ
スフィルタ1333を通して高周波成分を遮断した音声
信号帯域内の周波数の感知情報信号eに変換して感知情
報信号出力端子1336から出力する。
【0038】次に、図3および図4を参照して感知信号
識別回路212について説明する。
【0039】この感知信号識別回路212は、波形整形
回路2121と周期カウンタ2122とクロック発生回
路2123と表示制御回路2124と感知情報信号入力
端子2125と表示制御データ出力端子2126a,2
126nを備える。
【0040】波形整形回路2121は、感知情報信号入
力端子2125から入力される音声信号帯域内の周波数
の感知情報信号e’を“1”,“0”のパルス信号e
x’に整形する。この波形整形回路2121は、例え
ば、入力信号レベルの最大値と最小値の中点のレベルを
予め設定し、その中点のレベルより入力信号レベルが大
きいときは“1”を出力し、中点のレベルより入力信号
レベルが小さいときには“0”を出力するように構成す
る。
【0041】周期カウンタ2122は、前記波形整形回
路2121から出力されるパルス信号ex’とクロック
発生回路2123から出力されるカウントクロック信号
gを入力する。そして、この周期カウンタ2122は、
例えば、パルス信号ex’の所定のパルス数の期間をカ
ウントクロックgでカウントし、その値から周期に換算
する等の方法により、パルス信号ex’のパルスの周期
を示すデータ、例えば、前述した感知信号変換回路13
3における分周回路1332から出力されるパルス信号
exを生成するときの分周値が1〜nの場合に、その分
周値と同じ“1”,“n”の値となる周期データbx’
を出力する。
【0042】表示制御回路2124は、この周期データ
bx’を入力して表示制御データb1’,bn’に変換
し、表示制御データ出力端子2126a,2126nを
介して出力する。この表示制御回路24における周期デ
ータbx’から表示制御データb1’,bn’への変換
は、論理演算等により、例えば、周期データbx’が
“0”のときには表示制御データb1’,bn’の全て
がローレベルとなる信号に、また周期データbx’が
“1”,“n”のときには、そのデータ値を表示制御デ
ータb1’,bn’の何れかを示す番号として用い、対
応する番号の出力信号をハイレベルとするような演算処
理により行う。
【0043】このような感知信号変換回路133と感知
信号識別回路212により、センサ121,12nから
の感知信号に基づく感知情報を音声信号帯域内の周波数
の信号に変換し、また、音声信号帯域内の周波数の信号
から元の感知情報を識別することを可能にする。
【0044】この実施形態における前述した感知信号変
換回路133と感知信号識別回路212は、複数のセン
サ121,12nが感知対象要素を感知した状態の組み
合わせの数だけそれぞれを識別できるように異なる音声
信号帯域内の周波数の信号を設定することが必要であ
り、センサの数が増加した場合や複数のセンサが同時に
感知対象要素を感知した場合には、音声信号帯域内の周
波数の設定数が非常に多くなり、隣接する周波数を識別
することが困難になる。
【0045】そこで、次に、複数のセンサの感知状態の
組み合わせが増加した場合でも、各センサの感知情報を
音声信号帯域内の周波数の信号に変換し、また、音声信
号帯域内の周波数の信号から元のセンサからの感知情報
を再生するのに好都合なように変形した感知信号変換回
路133と感知信号識別回路212の変形例について、
図5,図6および図7を参照して説明する。
【0046】図5は、前述した実施形態における感知信
号変換回路133の変形例を示すブロック図、図6は、
前述した実施形態における感知信号識別回路212の変
形例を示すブロック図である。図7は、図5および図6
の主部信号のタイミングを示すタイミングチャートであ
る。図7における各符号は、図5および図6における各
符号と対応している。なお、図1〜図4を参照して説明
した実施形態における構成部品に相応するものにはこれ
らと同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0047】先ず、図5および図7を参照して感知信号
変換回路133について説明する。この感知信号変換回
路133は、変化検出回路1337と符号化回路133
8とシリアル変換回路1339とローパスフィルタ13
33を備える。
【0048】変化検出回路1337は、各センサ12
1,12nから感知信号入力端子1334a,1334
nを介して入力される感知信号b1,bnを入力する。
感知信号b1,bnは、例えば、対応するセンサ12
1,12nが感知対象要素を未感知のときにローレベル
であり、感知対象要素を感知したときにハイレベルとな
るデジタル信号である。この変化検出回路1337は、
例えば、感知信号b1,bnを任意の順にその信号レベ
ルを繰り返し検出し、前回検出した信号レベルと比較し
て変化している場合には、検出した信号レベルを示す感
知情報とその信号の番号を示すセンサ番号とを、例え
ば、感知情報信号を1ビット、センサ番号を2ビットで
表現する3ビットの感知信号データとして出力する。
【0049】符号化回路1338は、前記変化検出回路
1337から3ビットの感知信号データを入力し、この
3ビットの感知信号データに例えば1ビットのヘッダデ
ータを付加し、更に、このデータの各ビットをそれぞれ
3ビットに拡張する。このビット拡張は、例えば、各ビ
ットの前に“1”の値の1ビットデータと、後に“0”
の値の1ビットデータを付加する。これにより、この符
号化回路1338は、3ビットの感知信号データと1ビ
ットのヘッダデータを、12ビットのパラレルデータb
xに変換して出力する。
【0050】シリアル変換回路1339は、前記パラレ
ルデータbxと基準信号入力端子1335からの基準信
号(例えば、20kHzのクロック信号)dを入力し、符
号化回路1338からのパラレルデータbxを、例え
ば、最上位ビットから1ビットづつ順に基準信号信号d
に同期して読み出すことにより、シリアルデータ列に変
換したパルス信号exを出力する。
【0051】ローパスフィルタ1333は、このパルス
信号exの高周波成分を遮断して音声信号帯域内の周波
数の感知情報信号eに変換して感知情報信号出力端子1
336に出力する。
【0052】次に、図6および図7を参照して、前述し
た感知信号変換回路133で変換処理した音声信号帯域
内の周波数の感知情報信号を再生(復号)して識別する
感知信号識別回路212について説明する。
【0053】この感知信号識別回路212は、波形整形
回路2121とパラレル変換回路2127とクロック発
生回路2123と復号化回路2128と表示制御回路2
124を備える。
【0054】波形整形回路2121は、感知情報信号入
力端子2125を介して入力される音声信号帯域内の周
波数の感知情報信号e’をパルス信号ex’に整形す
る。
【0055】パラレル変換回路2127は、前記パルス
信号ex’とクロック発生回路2123からのクロック
信号(例えば、パルス信号ex’の周波数の2倍以上の
周波数)gを入力する。そして、このパラレル変換回路
2127は、入力されるパルス信号ex’をクロック信
号gを用いてサンプリングし、例えば、“1”,
“0”,“0”と並ぶヘッダのビットパターンを検出す
ることにより、有効な期間の始まりと認識し、そこから
所定のビット数を取り出す方法により、有効な期間のデ
ータを抽出して復号化回路2128に供給する。
【0056】復号化回路2128は、パラレル変換回路
2127から出力される有効な期間期間のデータから、
例えば、2ビットのセンサ番号と、1ビットの感知情報
信号のビットデータを抽出復号して表示制御回路212
4に供給する。
【0057】表示制御回路2124は、復号化回路21
28から供給されるセンサ番号と感知情報信号とを、例
えば、センサ番号と予め1対1に対応させた表示制御デ
ータb1’,bn’の信号レベルを感知情報信号に従っ
て、“1”の場合にはハイレベルに、“0”の場合はロ
ーレベルに変換して表示制御データ出力端子2126
a,2126nを介して出力する。
【0058】この実施形態によれば、感知信号変換回路
133と感知信号識別回路212とにより、センサ12
1,12nからの感知情報を符号化して音声信号帯域内
の2種類の周波数成分の信号に変換し、また、音声信号
帯域内の2種類の周波数成分の信号から元の感知情報信
号を復号して識別することが可能となる。
【0059】この実施形態では、センサ番号と感知信号
とを順に並べ、1ビットのヘッダを付加し、各ビットデ
ータの前後に1ビットづつ付加しそれぞれを3ビットに
拡張することによりデータの符号化を行っているが、本
発明は、他の符号化方式を用いても良く、また、ヘッダ
を付加しない場合や他のビット数であっても良いことは
明白である。
【0060】そして、前記感知信号変換回路133およ
び感知信号識別回路212は、マイクロプロッセサを用
いて構成することもできる。
【0061】このような情報伝送装置によれば、テレビ
カメラ111で撮影して得た映像信号a1はテレビ放送
信号cにおける映像信号帯域の信号で伝送し、センサ1
21,12nからの感知信号に基づいて得た感知情報は
音声信号帯域の信号で伝送するようにしているので、少
ない伝送線路で情報伝送を実現することができ、簡単な
構成で安価な情報伝送装置となる。
【0062】次に、本発明の第2の実施形態として、前
記第1の実施形態における情報送信装置を複数の監視対
象個所に設置する映像伝送装置を説明する。
【0063】図8は、本発明の第2の実施形態である映
像伝送装置のブロック図である。前述した第1の実施形
態における構成部品に相応するものにはこれらと同一符
号を付して重複する説明を省略する。
【0064】この情報伝送装置は、n個の情報送信装置
101〜10nによって得た監視情報を1本の信号伝送
線路300によって1つの情報受信装置200に伝送す
る構成である。
【0065】各情報送信装置101〜10nは、それぞ
れ、テレビカメラ111〜11nとセンサ121〜12
nとテレビ変調装置130(1〜n)を備え、テレビ放
送信号c1〜cnを生成して出力する。
【0066】各テレビ変調装置130は、それぞれ、予
め設定された異なるテレビ搬送周波数帯域(放送チャン
ネル)のテレビ放送信号c1〜cnを生成して出力する
ように構成した周波数変換部135を備える。そして、
各テレビ変調装置130は、それぞれ、テレビカメラ1
11〜11nからのベースバンドの映像信号a1〜an
とセンサ121〜12nからの感知信号b1〜bnを入
力し、各映像信号a1〜anは各チャンネルのテレビ放
送搬送波の映像信号帯域に変調し、感知信号b1〜bn
はベースバンドの音声信号帯域の周波数の感知情報信号
に変換した後に、前記テレビ放送搬送波の音声信号帯域
に変調することにより、異なる周波数帯域(チャンネ
ル)のテレビ放送信号C1〜cnとして信号伝送線路3
00に出力する。
【0067】信号伝送線路300は、信号伝送線311
と合成分配器321〜32n,32xを備える。合成分
配器321は、情報送信装置101から出力されるテレ
ビ放送信号c1を信号伝送線311に送出し、合成分配
器322は、情報送信装置102から出力されるテレビ
放送信号c2を信号伝送線311に送出し、合成分配器
32nは、情報送信装置10nから出力されるテレビ放
送信号cnを信号伝送線311に送出する。そして、合
成分配器32xは、信号伝送線311によって伝送され
る各情報送信装置101〜10nからのテレビ放送信号
c1〜cnを情報受信装置200の復調装置210に分
配する。
【0068】このようにして各情報送信装置101〜1
0nから出力される異なる周波数帯域で変調された複数
のテレビ放送信号c1〜cnは、合成分配器321〜3
2nによって周波数多重して信号伝送線311に供給す
ることにより、各テレビ放送信号相互間で影響すること
なく情報受信装置200に伝送される。
【0069】情報受信装置200は、復調装置210と
モニタ221〜22nと表示部231を備え、信号伝送
線路300から入力したテレビ放送信号c1〜cnを復
調して、映像信号a1〜anはモニタ221〜22nで
表示し、感知信号b1〜bnから得られる感知情報を表
示部231で表示する。
【0070】復調装置210は、n個の復調器2111
〜211nと感知信号識別回路212を備える。復調器
2111〜211nは、情報送信装置101〜10nの
各テレビ変調装置130でテレビ放送信号を変調する際
の予め設定された周波数帯域(放送チャンネル)のテレ
ビ放送信号を復調するように、復調周波数(復調する放
送チャンネル)を予め設定しておく。従って、各復調器
2111〜211nは、合成分配器32xから供給され
る周波数多重された各テレビ放送信号c1〜cnについ
て各復調器2111〜211nに設定されたチャンネル
(復調する周波数)分を復調して映像信号a1’〜a
n’と音声信号帯域内の周波数の感知情報信号e1’〜
en’を出力する。
【0071】モニタ221〜22nは、復調器2111
〜211nから出力される映像信号a1’〜an’を入
力して映像表示する。
【0072】また、感知信号識別回路212は、前記各
復調器2111〜211nから出力される音声信号帯域
内の周波数の感知情報信号e1’〜en’を入力する。
この感知信号識別回路212は、入力される複数の音声
信号帯域内の周波数の感知情報信号からそれぞれの感知
情報を再生および識別して表示部231に供給する表示
制御データb’を生成して出力する。
【0073】このような情報伝送装置によれば、複数の
情報伝送装置101〜10nにおける映像信号a1〜a
nと感知信号(感知情報)b1〜bnを該信号により映
像信号帯域と音声信号帯域を変調したテレビ放送信号c
1〜cnとして1つの信号伝送線路300により周波数
多重の形態で情報受信装置200に伝送することがで
き、また、情報受信装置200においては、各テレビ放
送信号c1〜cnを復調して各情報送信装置101〜1
0nから伝送された映像信号a1’〜an’と感知信号
(感知情報)e1’〜en’(b’)を再生して認識す
ることができる。
【0074】更に、本発明の第3の実施形態として、各
センサからの感知情報をその感知情報に対応した音声情
報として伝送するように構成した情報伝送装置について
説明する。図9は、この第3の実施形態における情報伝
送装置のブロック図である。前述した実施形態における
構成部品に相応するものには同一符号を付して重複する
説明を省略する。
【0075】この情報伝送装置の情報送信装置100に
おけるテレビ変調装置130は、変調器131と増幅器
132と信号発生器134と感知信号変換回路136と
記憶格納部137を備え、情報受信装置200は、テレ
ビ受信機240によって構成する。
【0076】感知信号変換部136は、前述した実施形
態における感知信号変換回路133の機能に加えて、セ
ンサ121,12nから入力される感知信号に基づいて
感知情報を検出したときには、その感知情報に対応した
音声情報信号hを記憶格納部137から出力させる機能
を備える。
【0077】記憶格納部137は、予め、感知情報に相
応する音声情報hを記憶させておく。この音声情報h
は、予め設定した感知情報を示す内容の語句やセンサ1
21,12nを設定した地点を示す情報や監視者の注意
を喚起する警報音情報等により構成し、センサ121,
12nの感知情報に対応させた各番地に格納する。例え
ば、「A地点において○×センサが作動しました(ビー
プ音)」や「B地点の温度が基準値を超えました」等の
音声情報に所定のアドレスビットを付加して記憶格納部
137に格納しておく。
【0078】そして、感知信号変換部136は、各セン
サ121,12nの感知信号に基づいて検出した感知情
報に対応させて予め設定したフラグを立て、記憶格納部
137の特定の番地に格納しておいた特定の感知情報に
対応する内容の音声情報hを読み出す。この音声情報h
は、タイマやカウンタ(図示省略)を用いて所定回数繰
り返して出力するようにしたり、停止指令が入力される
まで継続して出力するようにすることもできる。
【0079】この音声情報hがアナログ信号の場合は、
感知信号変換部136は記憶格納部137の特定の番地
から音声情報hを取り出して変調器131へ送出する。
この音声情報hがデジタル信号の場合には、感知信号変
換部136は記憶格納部137の特定の番地から音声情
報hを取り出し、D/A変換部(図示省略)を経由して
アナログ音声信号に変換して変調器131へ送出するよ
うにする。このD/A変換部の制御は、感知信号変換部
136が行うようにする。
【0080】変調器131と増幅器132は、前記実施
形態と同様に機能して周波数変調したテレビ放送信号c
をテレビ信号出力端子から出力して信号伝送線路300
に送出する。
【0081】一方、情報受信装置200としてのテレビ
受信機240は、送信側のテレビ放送信号周波数に対応
する復調器241と映像および色処理回路242と映像
表示部243と音声回路244と電気音響変換手段24
5を備える。
【0082】復調器241は、信号伝送線路300から
入力されるテレビ放送信号cを受信して映像信号および
音声信号を復調する。そして、映像および色処理回路2
42は、映像信号a1’の映像および色を処理して画質
を整えて映像表示部243に出力し、テレビカメラ11
1で撮影した映像を再生表示する。
【0083】また、音声回路244は、音声信号eを処
理してスピーカ等の電気音響変換手段245によって音
声として出力し、前記センサ121,12nから出力さ
れる感知信号に基づいて検出した感知情報に対応した音
声情報を音声で再生する。
【0084】この情報伝送装置によれば、監視者は、感
知情報を時刻や発生状況のような音声で聞くことができ
るので感知現象の把握を迅速に行うことができるように
なり、従って、感知情報に対する応答も早くすることが
できる利点がある。
【0085】この実施形態において、テレビ変調装置1
30に計時部(図示省略)を設け、センサ121,12
nから感知信号に基づいて検出した感知情報を起点とし
て、記憶格納部137からの音声情報信号hの出力と同
期させて年月日,曜日等の時刻情報を作成してテレビカ
メラ111からの映像信号a1に重畳したり、合成音声
発生部(図示省略)を設けて発生時刻音声情報を作成し
て音声情報hに対して所定のタイミングで割り込み合成
するようにすることもできる。例えば、「9月4日午前
3時3分 A地点において侵入者の恐れあり(ビープ
音)」のような音声を繰り返し発生するようにすること
もできる。
【0086】また、全体の図示説明は省略するが、図8
に示したように、複数のテレビ変調装置130(1〜
n)に夫々が予め設定された異なる周波数帯域のテレビ
放送信号c1〜cnを出力するように変調器131から
出力される信号を変換する周波数変換部135を備えた
監視システムとしての情報伝送装置において、各テレビ
変調装置130を図10に示したような記憶格納部13
7を備えたテレビ変調装置に置き換え、情報受信装置2
00にテレビ放送信号c1〜cnに対応するn台のテレ
ビ受信機240を設けて各テレビ受信機240の受信周
波数をテレビ放送ci(i=1〜n)チャンネルに設定
し、各センサからの感知信号b1,bnに基づいて感知
情報を検出した場合には、予め設定した感知情報に対応
した特定の感知情報を示す内容の音声を所定のテレビ放
送信号を受信したテレビ受信機240から出力するよう
に変形しても所定の効果を得ることができる。
【0087】更に、本発明の第4の実施形態として、各
センサからの感知情報をその感知情報に対応した音声情
報として伝送して記録再生するように構成した映像伝送
装置について説明する。図11は、この第4の実施形態
における情報伝送装置のブロック図である。前述した実
施形態における構成部品に相応するものには同一符号を
付して重複する説明を省略する。
【0088】この実施形態における情報送信装置101
〜10nおよび信号伝送線路300は、図8に示した実
施形態と同様に構成する。
【0089】そして、情報受信装置200は、各情報送
信装置101〜10nからのテレビ放送信号c1〜cn
を受信して記録再生する記録再生装置251〜25nと
感知信号識別回路212とモニタ221〜22nと表示
部231を備える。
【0090】各記録再生装置251〜25nは、一般的
なVTRを使用して構成することにより、受信したテレ
ビ放送信号c1〜cnを復調して映像信号を映像トラッ
クに記録し、音声信号帯域の信号に変換された感知情報
を音声トラックに記録し、再生し、映像信号を映像信号
出力端子からモニタ221〜22nに出力し、感知情報
信号を音声信号出力端子から感知信号識別回路212に
供給するようにする。
【0091】このような情報伝送装置によれば、情報送
信装置101〜10nから送出されたテレビ放送信号c
1〜cn(映像信号a1〜anと感知情報信号e1’〜
e3’)を情報受信装置200におけるモニタ221〜
22nおよび表示部231で観測することができ、しか
も記録および再生して確認することができる。
【0092】監視システムにおいては、情報受信装置
は、監視カメラおよびセンサからの送られてくる情報信
号(映像信号および感知信号)を記録して保持し、必要
に応じて再生して確認するような稼動方法が多い。従っ
て、この実施形態の情報伝送装置をこのようなシステム
として使用する場合には、省エネルギーの観点から、消
費電力の大きいモニタ221〜22nはスタンバイ状態
にしておき、必要に応じてモニタ221〜223を起動
するように構成することができる。
【0093】モニタ起動手段は、例えば、感知信号識別
回路212によって感知情報に応じて対応するモニタ2
21〜22nを選択的に起動し、映像信号監視回路を設
けて変化のあった映像信号を表示するモニタ221〜2
2nを選択的に起動するように構成することができる。
また、情報送信装置101〜10nの数よりも少ない台
数のモニタを使用して切り替え接続制御によって表示す
るように構成することもできる。
【0094】また、監視システムにおける映像信号や感
知情報の記録は、間歇的に行えば足りる場合が多い。こ
のような監視システムにおいては、この実施形態におけ
る情報受信装置は、情報送信装置の数よりも少ない台数
の記録再生装置を使用し、信号伝送線路300により伝
送されてくるテレビ放送信号c1〜cnをタイマ等によ
る時分割制御によって所定の時間間隔毎にテレビ放送周
波数(放送チャンネルc1〜cn)を切り替えて受信
し、各チャンネル毎に割り当てられたテレビ放送信号
(映像信号と感知情報信号)を間歇的に記録するように
構成することもできる。
【0095】また、情報送信装置100におけるテレビ
変調装置130を図10に示したようなテレビ変調装置
130に置き換え、更に、情報受信装置200における
記録再生装置251〜25nとモニタ221〜22nを
一体的にした構成に変形することもできる。このように
変形した構成とすることにより、第3の実施形態と同様
に予め設定した感知情報を示す内容の語句やセンサを設
定した地点を示す情報や監視者の注意を喚起する警報
音、例えば「A地点において○×センサが作動しました
(ビープ音)」の音声情報を記録再生する機能を備えた
情報伝送装置とすることもできる。
【0096】そして、この変形例においても記録再生装
置とモニタの機能を合わせて備えたテレビ一体型VTR
装置を用いることができる。このテレビ一体型VTR装
置に複数の受信部を設ければ、テレビ(モニタ)でA地
点を観察しながら同時にVTR(記録再生装置)により
B地点の状況を記録することができる。このように構成
すれば、重点的地点をリアルタイムにテレビで観察しな
がらその他の複数地点についてはVTRを時分割制御し
て間歇的に記録することができる。
【0097】
【発明の効果】本発明は、テレビカメラからの映像信号
とセンサ等の外部機器からの感知情報信号をテレビ放送
信号における映像信号帯域と音声信号帯域に変調して1
つの伝送線路で伝送するようにしたので、簡単な構成で
安価になる。
【0098】また、感知情報を警報音または音声信号の
形態でテレビ放送信号の音声信号帯域を利用して伝送す
るようにしたので、テレビカメラからの映像信号を映像
表示し、感知手段からの感知情報を警報音または感知内
容を音声で確認することができる。
【0099】また、監視情報(映像信号と感知情報)を
テレビ放送信号の映像信号帯域と音声信号帯域を利用し
て伝送するようにしたので、情報受信装置として既存の
テレビ受信機を利用することにより、監視者がこのテレ
ビ受信機を視聴することによりテレビカメラおよび感知
手段からの監視情報を映像と音声で確認することができ
る。
【0100】また、情報受信装置にテレビ放送信号を受
信,復調機能を有する記録再生装置を用いることによ
り、情報送信装置におけるテレビカメラからの映像信号
と感知手段からの感知情報を記録して保存し、再生して
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である情報伝送装置の
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における感知信号変換
回路のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における感知信号識別
回路のブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における感知信号変換
回路および感知信号識別回路の主要信号のタイミングを
示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態における感知信号変換
回路の変形例を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における感知信号識別
回路の変形例を示すブロック図である。
【図7】本発明における図5に示した感知信号変換回路
および図6に示した感知信号識別回路の主要信号のタイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態である情報伝送装置の
ブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施形態である情報伝送装置の
ブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施形態におけるテレビ変調
装置の変形例を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施形態である情報伝送装置
のブロック図である。
【図12】従来の情報伝送装置のブロック図である。
【符号の説明】
100…情報送信装置、111…テレビカメラ、12
1,12n…センサ、130…テレビ変調装置、131
…変調器、132…増幅器、133…感知信号変換回
路、134…信号発生器、135…周波数変換部、20
0…情報送信装置、210…復調装置、211…復調
器、212…感知信号識別回路、221…モニタ、23
1…表示部、300…信号伝送線路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大田和 久雄 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 大鋸 正俊 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 丸一 徹二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 摩庭 一秀 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 Fターム(参考) 5C054 BA04 CH10 DA01 DA03 DA08 EA03 EG02 EG08 FA05 FE16 FE26 FF06 GA01 GB06 GD03 HA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力したベースバンドの映像信号帯域と音
    声信号帯域の信号で所定のテレビ放送周波数の信号を変
    調することによりテレビ放送信号に変換して送出するテ
    レビ変調装置を有する情報送信装置と、前記情報送信装
    置から送出されるテレビ放送信号を伝送する伝送線路
    と、前記伝送線路を介して伝送されてきたテレビ放送信
    号を復調して出力する復調装置を有する情報受信装置と
    を備えた情報伝送装置において、 前記テレビ変調装置は、感知対象に感応する感知手段か
    らの感知信号をベースバンドの音声信号帯域の感知情報
    信号に変換してテレビ放送信号の音声信号帯域に変調す
    る変調手段を備え、 前記復調装置は、伝送されてきたテレビ放送信号を復調
    して音声信号帯域の感知情報信号を出力する手段を備え
    ことを特徴とする情報伝送装置。
  2. 【請求項2】入力したベースバンドの映像信号帯域と音
    声信号帯域の信号で異なるテレビ放送周波数の信号を変
    調することによりテレビ放送信号に変換して送出するテ
    レビ変調装置を有する複数の情報送信装置と、この複数
    の情報送信装置から送出されたテレビ放送信号を伝送す
    るための伝送線路と、この伝送線路を介して伝送されて
    きたテレビ放送信号を復調して出力する復調装置を有す
    る情報受信装置を備えた情報伝送装置において、 前記各情報送信装置のテレビ変調装置は、感知対象に感
    応する感知手段からの感知信号をベースバンドの音声信
    号帯域の感知情報信号に変換してテレビ放送信号の音声
    信号帯域に変調する変調手段を備え、 前記復調装置は、伝送されてきた各テレビ放送信号を復
    調して音声信号帯域の感知情報信号を出力する回路と、
    復調された感知情報信号の送信元を特定する信号処理回
    路を備えたことを特徴とする情報伝送装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記各テレビ変調装置は、それぞれ異なる周波数帯域の
    テレビ放送信号を出力するように構成した周波数変換部
    を備え、 前記伝送線路は、合成分配器を介して前記各情報送信装
    置と接続され、テレビ放送周波数が異なる複数のテレビ
    放送信号を多重化して伝送するようにしたことを特徴と
    する情報伝送装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の1項において、 前記テレビ変調装置は、各感知手段からの感知情報に対
    応する音声情報を格納する格納部と、感知情報に応じて
    前記格納部から音声情報を読み出す感知信号変換手段を
    備え、前記変調手段は、この音声情報をテレビ放送信号
    の音声信号帯域に変調するように構成し、 前記情報受信装置は、復調装置で復調した音声情報を音
    声に変換する電気音響変換手段を備えたことを特徴とす
    る情報伝送装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記情報受信装置は、テレビ受信機を用いて構成したこ
    とを特徴とする情報伝送装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の1項において、 前記情報受信装置は、前記テレビ放送信号を受信可能な
    受信部と映像信号および音声信号を記録再生手段を有す
    る記録再生装置を備えたことを特徴とする情報伝送装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の1項において、 前記テレビ変調装置に入力するベースバンドの映像信号
    はテレビカメラによって生成するようにしたことを特徴
    とする情報伝送装置。
JP11111376A 1999-04-19 1999-04-19 情報伝送装置 Pending JP2000308041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11111376A JP2000308041A (ja) 1999-04-19 1999-04-19 情報伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11111376A JP2000308041A (ja) 1999-04-19 1999-04-19 情報伝送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000308041A true JP2000308041A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14559629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11111376A Pending JP2000308041A (ja) 1999-04-19 1999-04-19 情報伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000308041A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100429788B1 (ko) * 2001-02-02 2004-05-03 펜타원 주식회사 감시 시스템의 영상 송/수신 장치
KR100463324B1 (ko) * 2002-07-03 2004-12-23 전자부품연구원 다중신호 혼합 방식의 카메라
JP2005347856A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Kyushu Institute Of Technology 動作位置検出装置およびこれを用いた監視装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100429788B1 (ko) * 2001-02-02 2004-05-03 펜타원 주식회사 감시 시스템의 영상 송/수신 장치
KR100463324B1 (ko) * 2002-07-03 2004-12-23 전자부품연구원 다중신호 혼합 방식의 카메라
JP2005347856A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Kyushu Institute Of Technology 動作位置検出装置およびこれを用いた監視装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4171493B2 (ja) 放送または録音セグメントを符号化/復号してその視聴を監視する方法と装置
EP0242121B1 (en) Synchronising systems for digital apparatus
JPH08237622A (ja) ビデオ信号内のデジタル情報の通信システム
MY120007A (en) Digital broadcasting system, digital broadcasting apparatus, and associated receiver therefor.
GB2241627A (en) A surveillance system records plural video camera signals on a single VTR
EP0195639A2 (en) Improvements relating to television audience research systems
JP2000308041A (ja) 情報伝送装置
US5612789A (en) Video signal recorder and video apparatus with internal clock index signal
KR200181444Y1 (ko) 모니터 감시회로
KR200339860Y1 (ko) 전력선을 이용한 오디오 출력장치
KR940004334B1 (ko) 비디오 카세트 레코더의 다중 영상신호 기록 및 재생장치
WO2012093425A1 (ja) デジタル字幕放送用レコーダ
JPH01209891A (ja) ビデオ記録再生方式
JP3052328B2 (ja) Pfm光伝送方式
JP2002150700A (ja) データ記録方法、データ伝送方法、及びデータ伝送システム
KR960005548A (ko) 무선호출기를 이용한 브이씨알(vcr) 녹화 제어 장치
JPH0477091A (ja) リモコン信号受信機
WO2007013762A1 (en) Moving picture recording device, storage media recorded the same, and play device for the same
JPH0460377B2 (ja)
JPH01160265A (ja) 情報信号処理装置
JP2004128855A (ja) 放送システム、放送装置、および放送受信装置
KR970023312A (ko) Kbps를 이용하여 녹화한 프로그램의 분류별 재생기능을 갖는 vcr
KR970078444A (ko) 카세트 분리형 무선 캠코더
JP2004007822A (ja) 受信装置および方法
JPH06189252A (ja) 記録装置および再生装置ならびに記録媒体