JP2000306697A - 超電導高周波空胴の製造方法およびこの方法により製造される超電導高周波空胴 - Google Patents

超電導高周波空胴の製造方法およびこの方法により製造される超電導高周波空胴

Info

Publication number
JP2000306697A
JP2000306697A JP11111007A JP11100799A JP2000306697A JP 2000306697 A JP2000306697 A JP 2000306697A JP 11111007 A JP11111007 A JP 11111007A JP 11100799 A JP11100799 A JP 11100799A JP 2000306697 A JP2000306697 A JP 2000306697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
superconducting
good heat
manufacturing
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11111007A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Saito
健治 齋藤
Takeo Fujino
武夫 藤野
Hitoshi Inoue
均 井上
Kazuhiro Obara
一浩 小原
Kazutoshi Takaishi
和年 高石
Tomoko Ota
智子 太田
Sumiichi Shibuya
純市 澁谷
Norio Suetake
則夫 末武
Yoshimichi Onishi
嘉道 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11111007A priority Critical patent/JP2000306697A/ja
Publication of JP2000306697A publication Critical patent/JP2000306697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Accelerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、製造が簡単で、かつ製造コストの
低減化に寄与できる高性能で経済的な超電導高周波空胴
の製造方法およびこの方法により製造される超電導高周
波空胴を提供する。 【解決手段】超電導材料からなる円筒1、良熱伝導材料
からなる外側円筒2および内側円筒3を用意し、円筒1
を外側円筒2の中空部に挿入するとともに、円筒1の中
空部に内側円筒3を挿入して組立てられたものを、少な
くとも熱間等方加圧接合法を用いて一体接合するととも
に、延伸して一体円筒を形成し、この一体円筒を金型に
取付け、バルジ加工により金型形状に沿った形状に成形
した後、内側円筒3を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子ビームの
加速器に使用される超電導高周波空胴の製造方法および
この方法により製造される超電導高周波空胴に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、加速器は、電子、陽子、イオン等
の荷電粒子を電磁力で数十億電子ボルト(数GeV)程
度の高エネルギ状態に加速するための装置であり、もと
もとは原子核や素粒子の研究のために開発されてきた。
【0003】ところが、近年になって、真空中をほぼ光
速で伝搬する電子が偏向磁場によりその軌道が曲げられ
たとき、その軌道の接線方向に発生する放射光(SOR
光と呼ばれる)を利用することにより、超LSI微細加
工(リソグラフィ)や物質研究、あるいは生命科学等の
広範な科学技術分野まで、その適用範囲を広げている。
【0004】ところで、このような加速器には、荷電粒
子の加速や、SOR光として失われたエネルギを補給す
るため、そのビームラインに高周波加速空胴が設けられ
ている。この高周波加速空胴は、空胴内に高周波が供給
されると、発振によって高電界を発生し、荷電粒子ビー
ムを加速させるものである。ところが、高電界が発生す
ると高周波加速空胴の内表面に循環電流が流れ、この電
流は高周波電流であるため、高周波加速空胴の内面の材
質に応じた表皮深さを流れ、ジュール損失を生じる。
【0005】このため、CuやAl等で作られた常電導高周
波加速空胴により荷電粒子ビームの加速に必要な高電界
を得るには、上述したジュール損失が極めて大きくな
り、このジュール損失を補うために大きな高周波電力を
供給できる大出力の高周波発振器が必要となる。しか
し、現状では、かかる高周波電力を賄えるだけの高周波
発振器は現存しておらず、さらに、高周波加速空胴の冷
却上でも問題になり、常電導による高周波加速空胴の適
用には限界がある。
【0006】そこで、最近、高周波加速空胴の内面に電
流が流れてもジュール損失が生じない電気抵抗がほぼ0
Ωである超電導材で高周波加速空胴を形成することが考
えられている。
【0007】そして、このような超電導高周波加速空胴
の使用分野は多方面にわたっており、この中でも、特に
荷電粒子ビーム加速器に関しては近年になって世界各地
で計画、建設が進められている大型電子蓄積リング用と
して、限られた電力、限られた空間の範囲で出来るだけ
高いエネルギを持った電子を得るために超電導高周波加
速空胴の実現が切望されている。
【0008】従来、このような超電導高周波加速空胴の
製造方法として、例えば特開昭60−2612022号
公報に開示されているものがある。この製造方法では、
まず、図8(A)に示すように、高さ1μm程度の粗表
面を有する外径100mm、長さ600mm、肉厚3mmのAlパイプ
11を回転させながら何回にも分けてその表面にNbをス
パッタリング加工することにより、同図(B)に示す厚
さ1〜2μmのNb薄膜12を形成し、さらに、その外側にC
uをスパッタリング加工またはフラッシュメッキ加工に
より同図(C)に示す厚さ5〜6μmのCuの薄膜13を密
着させる。
【0009】次に、電気メッキ法によって、同図(D)
に示すようにCuの薄膜13上に、厚さ2mm以上好ましく
は2〜3mmのCu被覆層14を設け、この後、該被覆層面を
研磨加工して同図(E)に示す平滑面15を得、この
後、Alパイプの内側から液圧をかけてバルジ加工による
拡管を行い、同図(F)に示すように断面十字型状の中
空体16を得、さらに最終工程として内面のAlを塩酸ま
たは水酸化ナトリウム溶液にて溶解させてキャビティ1
7を得るようにしている。
【0010】この場合、Nb薄膜12面に直接Cuの被覆層
14を設けないのは、直接設けるとCu被覆層14が良く
密着しないためで、Cuの薄膜13を介在させることで、
Cuの被覆層14を強力に密着させている。また、また、
Nb薄膜12は高融点にして高純度のものを必要するとと
もに、製品を安価にするため、なるべく薄くしなければ
ならず、化学メッキ法による場合には、被膜が厚くな
り、且つ酸素等の不純物が入りやすく、高純度のものを
得ることができないため、スパッタリング加工を用いて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の超電
導高周波加速空胴の製造方法では、Nbの薄膜12を形成
するのにスパッタリング加工を用いているものの、かか
るスパッタリングによりNbの薄膜を形成すると、Nb膜の
厚さの均一化難しく、しかも、形成されるNb薄膜層が多
孔質となるので、後工程で電界研磨、化学研磨を行う場
合も、平滑な表面性状を得られず、さらに、Nb膜の純度
が低いなどの問題もあるため、超電導性を劣化させるお
それがあり、Nbバルク材から得られたキャビティに比べ
低い加速電界になるという問題があった。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、超電導特性の劣化を防止し、製造が簡単で、かつ製
造コストの低減化に寄与できる高性能で経済的な超電導
高周波空胴の製造方法およびこの方法により製造される
超電導高周波空胴を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
超電導材料からなる円筒、良熱伝導材料からなる外側円
筒および内側円筒を用意し、前記円筒を前記外側円筒の
中空部に挿入するとともに、前記円筒の中空部に前記内
側円筒を挿入する第1の工程と、この第1の工程で組立
てられた前記円筒、外側円筒および内側円筒を、少なく
とも熱間等方加圧接合法を用いて一体接合するととも
に、延伸して一体円筒を形成する第2の工程と、前記一
体円筒を所定の形状に成形する第3の工程と、前記所定
形状に成形された一体円筒より内側円筒を取り除く第4
の工程とを具備したことを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第3の工程は、一体円筒を金型に取付
け、バルジ加工により金型形状に沿った形状に成形する
ことを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第2の工程前において、前記良熱伝導
材からなる外側円筒の厚さを、前記超電導材からなる円
筒の厚さ以上とすることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第2の工程前において、前記良熱伝導
材からなる外側円筒の厚さを、前記良熱伝導材からなる
内側円筒の厚さ以上とすることを特徴としている。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、良熱伝導材からなる外側円筒および内側円
筒、超電導材からなる円筒を前記第2の工程における熱
間等方加圧接合前に予焼鈍することを特徴としている。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第2の工程における熱間等方加圧接合
前の、前記良熱伝導材からなる外側円筒の内側の表面粗
さと前記超電導材からなる円筒の外側の表面粗さを、そ
れぞれ中心線平均粗さ(Ra)で0.2μm以上とすることを
特徴としている。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第2の工程における熱間等方加圧接合
前の、前記良熱伝導材からなる内側円筒の外側の表面粗
さと前記超電導材からなる円筒の内側の表面粗さを、前
記良熱伝導材からなる外側円筒の内側の表面粗さより
も、平滑とすることを特徴としている。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7の
いずれかに記載の発明において、良熱伝導材からなる内
側円筒として、板材からロール成形後、溶接によって接
合されたものを用いることを特徴としている。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8の
いずれかに記載の発明において、超電導材からなる円筒
として、シームレスパイプを用いることを特徴としてい
る。
【0022】請求項10記載の発明は、請求項1乃至9
のいずれかに記載の方法によって製造された超電導高周
波空胴である。
【0023】この結果、請求項1および2記載の発明に
よれば、該超電導材よりも良熱伝導材を基材とする外側
円筒および内側円筒の間に、超電導材を基材とするの円
筒を配して構成されるパイプを、少なくともHIP接合法
により接合した後、延伸加工し、得られたクラッドパイ
プを金型を用い、バルジ加工することで金型形状に沿っ
た形状に成形し、成形後に良熱伝導材を基材とする内側
円筒を取り除くことで、薄肉超電導体からなる空胴を形
成するようにしたので、従来のスパッタリング加工を用
いたものと比べ、空洞内面には高純度かつ厚さが均一な
超電導材層が得られ、超電導特性の向上を図ることがで
きるとともに、製造も簡単となり、しかも、スパッタリ
ング装置のような大型の設備を必要とせず、製造が簡単
で、かつ製造コストの低減化に寄与できる高性能で経済
的な超電導高周波加速空胴の製造方法を提供できる。
【0024】また、請求項3記載の発明によれば、延伸
加工する前において、良熱伝導材を基材とする外側円筒
の厚さを、超電導材を基材とする円筒の厚さ以上とする
ことにより、超電導高周波加速空胴の剛性を向上させる
ことができ、剛性が向上させることで、キャビティの変
形を防ぎ、高性能のキャビティを得ることができる。
【0025】また、請求項4記載の発明によれば、良熱
伝導材を基材とする外側円筒の厚さを、良熱伝導材を基
材とする内側円筒の厚さ以上とすることにより、バルジ
加工後に最も内側の良熱伝導材料円筒3を除去する際
に、除去工程に掛かる時間を減らすことができ、安価か
つ発生電界の高い超電導高周波空胴の製造方法を提供で
きる。
【0026】また、請求項5記載の本発明によれば、良
熱伝導材を基材とする外側円筒と内側円筒および超電導
材を基材とする円筒を、HIP接合前に予焼鈍することに
より、各材料の変形抵抗が下がりHIP接合を短時間で行
うことができ、超電導材料の劣化を防ぎ、安価かつ発生
電界の高い超電導高周波空胴の製造方法を提供ができ
る。
【0027】また、請求項6記載の本発明によれば、HI
P接合法により接合する前の、良熱伝導材を基材とする
外側円筒の内側の表面粗さと超電導材を基材とする円筒
の外側の表面粗さを、中心線平均粗さ(Ra)で0.2μm以
上としているので、良熱伝導材を基材とする外側円筒と
超電導材を基材とする円筒の接合強度が向上し、成形途
中ではく離などの欠陥が生じにくくなり、成形性が向上
し、安価かつ発生電界の高い超電導高周波空胴の製造方
法を提供できる。
【0028】また、請求項7記載の本発明によれば、HI
P接合法により接合する前の、良熱伝導材を基材とする
内側円筒の外側の表面粗さと超電導材を基材とする円筒
の内側の表面粗さを、良熱伝導材を基材とする外側円筒
の内側の表面粗さよりも、平滑としているので、成形後
に良熱伝導材を基材とする内側円筒を除去し易くなり、
安価かつ発生電界の高い超電導高周波空胴の製造方法を
提供できる。
【0029】また、請求項8記載の本発明によれば、良
熱伝導材を基材とする内側円筒が、板材からロール成形
後、溶接によって接合され筒状に形成されるため、、安
価にパイプを得ることができ、高価なシームレスパイプ
を必要とするものと比べ、安価な超電導高周波空胴の製
造方法を提供できる。
【0030】また、請求項9記載の本発明によれば、超
電導材からなる円筒をシームレスパイプで形成したこと
により、溶接線を有さない高性能のクラッドパイプが得
られ、発生電界の高い超電導高周波空胴の製造方法を提
供できる。
【0031】また、請求項10記載の本発明によれば、
上記請求項1乃至9記載の発明により、安価かつ発生電
界の高い超電導高周波空胴を得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0033】(第1の実施の形態)図1は、本発明によ
る超電導高周波加速空胴の製造方法の第1の実施例を説
明するための図である。
【0034】まず、図1(a)に示すようにNbなどの超
電導材料からなる円筒1、Cuなどの良熱伝導材料からな
る外側円筒2および内側円筒3を用意し、この円筒1を
外側円筒2の中空部に挿入するとともに、円筒1の中空
部に内側円筒3を挿入する。
【0035】ここで、Nbなどの超電導材料からなる円筒
1は、高純度のNbからなる板材を、例えばロール成形機
などで円筒状に成形するとともに、接合部を例えば電子
ビーム溶接等で接合して製造する。外側円筒2は、Cuや
Alなどの良熱伝導材料からなる筒状のものである。この
ような外側円筒2の一方端部には、プレス加工や口絞り
加工、または、切削加工によりフランジ部2aを形成し
ている。内側円筒3は、CuやAlなどの良熱伝導材料から
なる筒状のものである。このような内側円筒3の一方端
部にも、プレス加工や口絞り加工、または切削加工によ
りフランジ部3aを形成している。
【0036】次に、図1(b)に示すように円筒1と外
側円筒2、円筒1と内側内筒3の間を、フランジ部2
a、3aを溶接部位4で接合した後、熱間等方加圧(以
下、HIPと略称する。)接合法により接合してクラッド
パイプを完成する。ここでの工程を図2によりさらに具
体的に説明すると、まず、図2(a)に示すように、円
筒1と外側円筒2と内側円筒3を組立て、円筒1と外側
円筒2と内側円筒3の組立て時に生じる間隙による空間
を真空脱気した後、溶接部位4をシール溶接する。この
工程は、真空脱気が可能な電子ビーム溶接等で接合す
る。その後、図2(b)に示すように、図2(a)で組
立てられたパイプをHIP装置8中に入れてHIP接合する。
この場合、HIP接合により円筒1と外側円筒2と内側円
筒3を接合するが、HIP装置8内で高温高圧の等方圧、
例えば800℃、1200kgf/cm2の雰囲気で、良熱伝導材料か
らなる内側円筒3と超電導材料からなる円筒1と良熱伝
導材料からなる外側円筒2を均一に拡散接合させ一体化
することで、クラッドパイプを形成する。
【0037】次に、図1(c)に示すように、図1
(b)で製作したクラッドパイプを引き延し一体円筒1
0に加工する。ここでの、接合したクラッドパイプを延
伸圧延する工程では、接合したクラッドパイプを、例え
ばピルガーミルなどを用いて、延伸圧延する方法が用い
られる。
【0038】そして、図1(d)(e)に示すように、
延伸圧延されたクラッドパイプに対してバルジ工程を実
行する。ここでは、まず、図1(d)に示すように、半
割の金型5を対向して配置したバルジ金型を用意し、こ
れら金型5の間に、図1(c)の工程で得られた一体円
筒10を配置する。そして、一体円筒10の中心軸の両
端にシール治具6を配置して、その内部に圧力媒体7を
注入して加圧する。圧力媒体は、水、油でもよいし、ゴ
ム、砂やセラミック粉末などの粉体、空気などの気体で
もよい。すると、一体円筒10は、円筒内部の圧力を、
例えば100kgf/cm2に高めることにより徐々に変形し、最
終的には図1(e)に示すように、金型5の内側に沿っ
た形状となる。この後、金型5およびシール治具6を外
し、圧力媒体7を取り除いて成型品を得る。
【0039】最後に、図1(f)に示すように、一体円
筒10のうちCuなどの良熱伝導材料からなる内側円筒3
を除去する。つまり、図1(e)で述べたバルジ成形
後、溶剤などを用いて良熱伝導材料からなる内側円筒3
のみを除去する。ここで、良熱伝導材料からなる内側円
筒3の融点が、良熱伝導材料からなる外側円筒2の融点
よりも低い場合、加熱して溶融させて除去することがで
きる。これは、例えば、良熱伝導材料からなる内側円筒
3として融点660℃のAl、超電導材料からなる円筒1
として融点2468℃のNb、良熱伝導材料からなる外側
円筒2として融点1083℃のCuを用いる場合である。
【0040】このような第1の実施の形態によれば、以
下の作用効果が期待できる。
【0041】まず、発明者らの実験によれば、外側円筒
2および内側円筒3に用いられるCuは伸びが約40%と
高いので、円筒1のNbとCuのクラッド材とした場合、伸
びはCuに支配され良好な伸びを示す。このため、バル
ジ加工のような張出し成形を行った場合も加工性が良
い。
【0042】また、超電導材料からなる円筒1を含むク
ラッドパイプを延伸圧延することにより、高価なNbの使
用量を少なくすることができ、また、延伸加工前にHIP
接合法による接合を行っているため、円筒1と外側円筒
2と内側円筒3は均等の比率で軸長手方向に延び、延伸
加工前の肉厚比率を保ったまま延伸加工できるようにな
り、超電導材料からなる円筒1に対し所望の厚さを得る
ことができる。この方法ではNbのシームレスパイプを必
要としないので、製造コストの低減に寄与できる。
【0043】さらに、液圧成形では、プレス加工により
ハーフセルを成形後に電子ビーム溶接により接合する方
法とは異なり、超電導高周波加速空胴全体を納める真空
容器を用意する必要がなく、大気中で加工することがで
きるので、大幅な製造コストの低減に寄与できる。ま
た、電子ビーム溶接により接合するためには、突き合わ
せ溶接を行うため、突き合わせた部品双方に組立て精度
を要求されるが、液圧成形では、この様な工程を必要と
しないため、大幅な製造コストの低減に寄与できる。
【0044】さらにまた、溶接部位を無くすことによ
り、従来問題となっていた溶接欠陥を原因とする超電導
状態の破壊を防ぐことが出来る。また、スパッタリング
とは異なり、空洞内面には高純度かつ厚さが均一なNb層
が得られるので、後工程の電界研磨、化学研磨を行う際
に、平滑な表面性状を得ることができるため、超電導特
性が向上する。
【0045】また、バルジ加工後に最も内側の良熱伝導
材料からなる内側円筒3を除去することにより、成形途
中でNb表面が傷つく事がなく、後工程の研磨工程に掛か
る時間を大幅に短縮することが出来、超電導高周波加速
空胴内面の傷に基づく超電導状態の破壊を未然に防ぐこ
とが出来る。
【0046】そして、このような方法により製造された
超電導高周波加速空胴は、外側全面均一に良熱伝導材料
により被覆されるので、超電導高周波加速空胴の冷却特
性が向上し、空洞内の発生加速電界を高めることができ
る。
【0047】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施形態を図3を用いて説明する。
【0048】この場合も、図3(a)に示すようにNbな
どの超電導材料からなる円筒1、Cuなどの良熱伝導材料
からなる外側円筒2および内側円筒3を用意し、この円
筒1を外側円筒2の中空部に挿入するとともに、円筒1
の中空部に内側円筒3を挿入する。
【0049】次いで、図3(b)に示すように円筒1と
外側円筒2、円筒1と内側内筒3の間を溶接部位4で接
合した後、「熱間等方加圧接合法」または「HIP接合
法」などで接合してクラッドパイプを完成し、図3
(c)に示すように、図3(b)で製作したクラッドパ
イプを引き延し一体円筒10を形成する。この第2の実
施の形態では、クラッドパイプを延伸加工する前におい
て、良熱伝導材を基材とする外側円筒2の厚さが、超電
導材を基材とする円筒1および良熱伝導材を基材とする
内側円筒3の厚さ以上になっていることを特徴としてい
る。
【0050】このような第2の実施の形態によれば、以
下の作用効果が期待できる。
【0051】この場合、外側円筒2および内側円筒3に
用いられるCuは、円筒1のNbと比較して約1.7倍の弾性
係数を有しているため、円筒1の厚みに比べて、Cuから
なる外側円筒2の厚さの比率を大きくすることにより、
超電導高周波加速空胴の剛性を向上させることができ、
剛性を向上させることで、キャビティの変形を防ぎ、高
性能のキャビティを得ることができる。
【0052】また、良熱伝導材を基材とする外側円筒2
の厚さを、良熱伝導材を基材とする内側円筒3の厚さ以
上とすることにより、バルジ加工後に最も内側の良熱伝
導材料の内側円筒3を除去する際に、除去工程に掛かる
時間を減らすことができ、安価かつ発生電界の高い超電
導高周波空胴の製造方法を提供できる。
【0053】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施形態を図4を用いて説明する。
【0054】この場合、図4(a)に示すようにCuなど
の良熱伝導材料からなる外側円筒2および内側円筒3を
焼鈍炉9にて予焼鈍するとともに、同図(a)’に示す
ようにNbなどの超電導材料からなる円筒1を焼鈍炉9に
て予焼鈍し、その後、図4(b)(c)に示すように円
筒1と外側円筒2と内側円筒3を組立て、HIP接合法
により接合する。つまり、この第3の実施の形態では、
円筒1、外側円筒2および内側円筒3をHIP接合する前
に予焼鈍を行うことを特徴としている。
【0055】このような第3の実施の形態によれば、以
下の作用効果が期待できる。
【0056】この場合、良熱伝導材を基材とする外側円
筒2と内側円筒3および超電導材を基材とする円筒1
を、HIP接合する前に予焼鈍することにより、各材料の
変形抵抗が下がりHIP接合を短時間で行うことができ
る。この結果、長時間HIPを行った際に生じる危険のあ
る超電導材料の劣化を防ぎ、安価かつ発生電界の高い超
電導高周波空胴の製造方法を提供できる。
【0057】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施形態を図5を用いて説明する。
【0058】この場合も、図5(a)に示すように、Nb
などの超電導材料からなる円筒1、Cuなどの良熱伝導材
料からなる外側円筒2および内側円筒3を用意し、この
円筒1を外側円筒2の中空部に挿入するとともに、円筒
1の中空部に内側円筒3を挿入する。
【0059】次に、図5(b)に示すように円筒1と外
側円筒2、円筒1と内側内筒3の間を溶接部位4で接合
した後、HIPなどで接合してクラッドパイプを完成す
る。
【0060】この場合、HIP接合法により接合する前
の、良熱伝導材を基材とする外側円筒2の内側201の
表面粗さと、超電導材を基材とする円筒1の外側101
の表面粗さを中心線平均粗さ(Ra)で0.2μm以上として
いる。
【0061】そして、図5(c)に示すように図5
(b)で製作したクラッドパイプを引き延し一体化す
る。
【0062】このような第4の実施の形態によれば、以
下の作用効果が期待できる。
【0063】HIP接合法により接合する前の良熱伝導材
を基材とする外側円筒2の内側201の表面粗さと、超
電導材を基材とする円筒1の外側101の表面粗さを中
心線平均粗さ(Ra)で0.2μm以上としているので、良熱
伝導材を基材とする外側円筒2と超電導材を基材とする
円筒1の接合強度が向上する。これにより、成形途中
で、はく離などの欠陥が生じにくくなり、成形性が向上
し、安価かつ発生電界の高い超電導高周波空胴の製造方
法を提供できる。
【0064】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施形態を図6を用いて説明する。
【0065】この場合も、図6(a)に示すようにNbな
どの超電導材料からなる円筒1、Cuなどの良熱伝導材料
からなる外側円筒2および内側円筒3を用意し、この円
筒1を外側円筒2の中空部に挿入するとともに、円筒1
の中空部に内側円筒3を挿入する。
【0066】次に、図6(b)に示すように円筒1と外
側円筒2、円筒1と内側内筒3の間を溶接部位4で接合
した後、HIPなどで接合してクラッドパイプを完成す
る。
【0067】この場合、HIP接合法により接合する前の
良熱伝導材を基材とする内側円筒3の外側301の表面
粗さと超電導材を基材とする円筒1の内側102の表面
粗さを、中心線平均粗さ(Ra)で0.2μm以上とした良熱
伝導材を基材とする外側円筒2の内側201の表面粗さ
よりも平滑としている。
【0068】そして、図6(c)に示すように図6
(b)で製作したクラッドパイプを引き延し一体化す
る。
【0069】このような第5の実施の形態によれば、以
下の作用効果が期待できる。
【0070】良熱伝導材を基材とする内側円筒3の外側
301の表面粗さと超電導材を基材とする円筒1の内側
102の表面粗さを、中心線平均粗さ(Ra)で0.2μm以
上とした良熱伝導材を基材とする外側円筒2の内側20
1の表面粗さよりも平滑としているので、良熱伝導材を
基材とする内側円筒3と超電導材を基材とする円筒1の
接合強度を低下させることができ、これにより、バルジ
加工後に、最も内側の良熱伝導材料からなる内側円筒3
を除去する際に、除去工程に掛かる時間を短縮すること
ができ、安価かつ発生電界の高い超電導高周波空胴の製
造方法を提供できる。
【0071】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施形態を図7を用いて説明する。
【0072】この場合、まず、図7(a)に示すよう
に、Nbなどの超電導材料からなる円筒1は、高純度のNb
からなる板材を、例えばロール成形機などで円筒状に成
形するとともに、溶接部となる接合線100を例えば電
子ビーム溶接等で接合して製造し、また、外側円筒2
は、Cuなどの良熱伝導材を基材とする板材を、例えば絞
り加工などで円筒状に成形しシームレスパイプとして製
造し、そして、内側円筒3は、Cuなどの良熱伝導材を基
材とする板材を例えばロール成形機などで円筒状に成形
するとともに、溶接部となる接合線100を例えば電子
ビーム溶接等で接合して製造している。
【0073】そして、図7(b)に示すように、Nbなど
の超電導材料からなる円筒1を、Cuなどの良熱伝導材料
からなる外側円筒2に挿入し、さらにCuなどの良熱伝導
材料からなる内側円筒3を内側に挿入するようにしてい
る。
【0074】このような第6の実施の形態によれば、以
下の作用効果が期待できる。
【0075】この場合、良熱伝導材を基材とする内側円
筒3は、板材からロール成形後、溶接によって接合して
筒状に形成することにより、安価にパイプを得ることが
できる。また、バルジ加工の際は、良熱伝導材を基材と
する外側円筒2がシームレスパイプからなっているた
め、バルジ加工の際の成形性には何ら問題が生じること
もなく、このため、超電導高周波空胴の安価な製造方法
を提供できる。
【0076】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施形態を説明する。
【0077】この場合、Nbなどの超電導材料からなる円
筒1は、高純度のNb板材を例えば絞り加工などで成形し
てシームレスの円筒状として製造する。また、Cuなどの
良熱伝導材を基材とする内側円筒3は、その板材を例え
ばロール成形機などで円筒状に成形し、接合部を例えば
電子ビーム溶接等で接合して円筒状と形成し、さらにCu
などの良熱伝導材を基材とする外側円筒2は、その板材
を例えば絞り加工などで円筒状に成形している。
【0078】このような第7の実施の形態によれば、Nb
などの超電導材料からなる円筒1は、例えば絞り加工な
どで成形してシームレスの円筒状とすることにより、溶
接線を有しない高性能のクラッドパイプを得ることがで
き、このため、発生電界の高い高性能な超電導高周波空
胴の製造方法を提供できる。
【0079】なお、上述した各実施の形態では、超電導
高周波加速空胴が単独の空胴となったものを述べたが、
複数の空胴、例えば3連、5連、9連といった超電導高
周波加速空胴などでも、複数の空胴の接合部を電子ビー
ム溶接やYAGレーザ溶接によって接合するか、または
バルジ加工などにより多連空胴を形成すれば実現するこ
とができる。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、製
造が簡単で、かつ製造コストの低減化に寄与できる高性
能で経済的な超電導高周波空胴の製造方法およびこの方
法により製造される超電導高周波空胴を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超電導高周波加速空胴の製造方法
の第1の実施の形態を説明するための図。
【図2】第1の実施の形態のクラッドパイプの製造工程
を説明するための図。
【図3】本発明による超電導高周波加速空胴の製造方法
の第2の実施の形態を説明するための図。
【図4】本発明による超電導高周波加速空胴の製造方法
の第3の実施の形態を説明するための図。
【図5】本発明による超電導高周波加速空胴の製造方法
の第4の実施の形態を説明するための図。
【図6】本発明による超電導高周波加速空胴の製造方法
の第5の実施の形態を説明するための図。
【図7】本発明による超電導高周波加速空胴の製造方法
の第6の実施の形態を説明するための図。
【図8】従来の超電導高周波加速空胴の製造方法の一例
を説明するための図。
【符号の説明】
1…円筒 2…外側円筒 3…内側円筒 2a、2b…フランジ部 10…一体円筒 4…溶接部位 5…金型 6…シール治具 7…圧力媒体 8…HIP装置 9…焼鈍炉 100…接合線
フロントページの続き (71)出願人 000003078 株式会社東芝 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 (72)発明者 齋藤 健治 茨城県つくば市梅園2丁目27−14 (72)発明者 藤野 武夫 茨城県つくば市竹園1丁目801−502 (72)発明者 井上 均 茨城県つくば市竹園3丁目112−304 (72)発明者 小原 一浩 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 高石 和年 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 太田 智子 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 澁谷 純市 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 末武 則夫 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 大西 嘉道 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 2G085 AA13 BA08 EA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導材料からなる円筒、良熱伝導材料
    からなる外側円筒および内側円筒を用意し、前記円筒を
    前記外側円筒の中空部に挿入するとともに、前記円筒の
    中空部に前記内側円筒を挿入する第1の工程と、 この第1の工程で組立てられた前記円筒、外側円筒およ
    び内側円筒を、少なくとも熱間等方加圧接合法を用いて
    一体接合するとともに、延伸して一体円筒を形成する第
    2の工程と、 前記一体円筒を所定の形状に成形する第3の工程と、 前記所定形状に成形された一体円筒より内側円筒を取り
    除く第4の工程とを具備したことを特徴とする超電導高
    周波空胴の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第3の工程は、一体円筒を金型に取
    付け、バルジ加工により金型形状に沿った形状に成形す
    ることを特徴とする請求項1記載の超電導高周波空胴の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の工程前において、前記良熱伝
    導材からなる外側円筒の厚さを、前記超電導材からなる
    円筒の厚さ以上とすることを特徴とする請求項1記載の
    超電導高周波加速空胴の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程前において、前記良熱伝
    導材からなる外側円筒の厚さを、前記良熱伝導材からな
    る内側円筒の厚さ以上とすることを特徴とする請求項1
    記載の超電導高周波加速空胴の製造方法。
  5. 【請求項5】 良熱伝導材からなる外側円筒および内側
    円筒、超電導材からなる円筒を前記第2の工程における
    熱間等方加圧接合前に予焼鈍することを特徴とする請求
    項1記載の超電導高周波加速空胴の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の工程における熱間等方加圧接
    合前の、前記良熱伝導材からなる外側円筒の内側の表面
    粗さと前記超電導材からなる円筒の外側の表面粗さを、
    それぞれ中心線平均粗さ(Ra)で0.2μm以上とすること
    を特徴とする請求項1記載の超電導高周波加速空胴の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の工程における熱間等方加圧接
    合前の、前記良熱伝導材からなる内側円筒の外側の表面
    粗さと前記超電導材からなる円筒の内側の表面粗さを、
    前記良熱伝導材からなる外側円筒の内側の表面粗さより
    も、平滑とすることを特徴とする請求項1記載の超電導
    高周波加速空胴の製造方法。
  8. 【請求項8】 良熱伝導材からなる内側円筒として、板
    材からロール成形後、溶接によって接合されたものを用
    いることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    の超電導高周波加速空胴の製造方法。
  9. 【請求項9】 超電導材からなる円筒として、シームレ
    スパイプを用いることを特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれか記載の超電導高周波加速空胴の製造方法。
  10. 【請求項10】 特許請求項1乃至9のいずれかに記載
    の方法によって製造された超電導高周波空胴。
JP11111007A 1999-04-19 1999-04-19 超電導高周波空胴の製造方法およびこの方法により製造される超電導高周波空胴 Pending JP2000306697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11111007A JP2000306697A (ja) 1999-04-19 1999-04-19 超電導高周波空胴の製造方法およびこの方法により製造される超電導高周波空胴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11111007A JP2000306697A (ja) 1999-04-19 1999-04-19 超電導高周波空胴の製造方法およびこの方法により製造される超電導高周波空胴

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000306697A true JP2000306697A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14550049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11111007A Pending JP2000306697A (ja) 1999-04-19 1999-04-19 超電導高周波空胴の製造方法およびこの方法により製造される超電導高周波空胴

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000306697A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8470155B2 (en) 2005-05-30 2013-06-25 High Energy Accelerator Research Organization Copper/niobium composite piping material produced by copper electroforming, process for producing the same and superconducting acceleration cavity produced from the composite piping material
US9241398B2 (en) 2010-03-25 2016-01-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing high-frequency acceleration cavity component
CN113385893A (zh) * 2021-06-10 2021-09-14 中国科学院近代物理研究所 一种铌铜复合件的制备方法
CN113510445A (zh) * 2021-06-10 2021-10-19 中国科学院近代物理研究所 一种铌钢复合构件的制备方法
CN114029358A (zh) * 2021-09-22 2022-02-11 北京航星机器制造有限公司 一种钛合金薄壁圆筒制造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8470155B2 (en) 2005-05-30 2013-06-25 High Energy Accelerator Research Organization Copper/niobium composite piping material produced by copper electroforming, process for producing the same and superconducting acceleration cavity produced from the composite piping material
US9241398B2 (en) 2010-03-25 2016-01-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing high-frequency acceleration cavity component
CN113385893A (zh) * 2021-06-10 2021-09-14 中国科学院近代物理研究所 一种铌铜复合件的制备方法
CN113510445A (zh) * 2021-06-10 2021-10-19 中国科学院近代物理研究所 一种铌钢复合构件的制备方法
CN114029358A (zh) * 2021-09-22 2022-02-11 北京航星机器制造有限公司 一种钛合金薄壁圆筒制造方法
CN114029358B (zh) * 2021-09-22 2024-04-05 北京航星机器制造有限公司 一种钛合金薄壁圆筒制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106825885B (zh) 一种电场辅助下的TZM合金与WRe合金的连接方法
JP5320068B2 (ja) 共振器用中空体の製造方法
JPH0539566A (ja) スパツタリング用ターゲツト及びその製造方法
JP2010504902A (ja) 放電プラズマ焼結(sps)法によって耐火セラミック部品を接合するための方法
CN113385895B (zh) 一种高稳定铌基超导加速腔及其制备方法
Singer et al. Hydroforming of elliptical cavities
CN111633103A (zh) 一种电液-电磁复合成形系统及成形方法
JP2000306697A (ja) 超電導高周波空胴の製造方法およびこの方法により製造される超電導高周波空胴
Gamzina et al. Additive vacuum electronics: Electron beam melting of copper
CN113020773A (zh) 基于磁脉冲的多层板料复合成形焊接加工方法
CN112222772A (zh) 一种用于壁厚可变的钛合金半球型壳体的制备方法
CN113319417A (zh) 一种hcm机台用靶材电子束焊接成型的方法
WO1992013434A1 (en) Superconductive acceleration pipe
CN115007988B (zh) 一种铜合金-钢复合筒形件及其制备方法
EP0525646A1 (en) Preparation of cathode structures for impregnated cathodes
CN115488333A (zh) 一种钼钛合金管靶及其制备方法与应用
CN113547194A (zh) 一种钨铜模块的连接方法
JP3545502B2 (ja) 超電導高周波加速空胴の製造方法
JP2009135049A (ja) 超電導高周波加速空洞の製造方法および超電導高周波加速空洞
Wilson Cavity construction techniques
JPH08138893A (ja) 超伝導高周波加速空胴の製造方法
JP2000200700A (ja) 高周波加速空胴体及び高周波加速空胴体の製造方法
CN115106638B (zh) 薄壁无氧铜环的焊接方法
Palmieri et al. Application of the spinning technique to the production of high beta seamless superconducting resonators for particle accelerators
JP2001143898A (ja) 超電導高周波空胴およびその製造方法