JP2000305702A - 電子機器の文字入力システム - Google Patents

電子機器の文字入力システム

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JP2000305702A
JP2000305702A JP11111910A JP11191099A JP2000305702A JP 2000305702 A JP2000305702 A JP 2000305702A JP 11111910 A JP11111910 A JP 11111910A JP 11191099 A JP11191099 A JP 11191099A JP 2000305702 A JP2000305702 A JP 2000305702A
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Japan
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application data
application
search
information
storage unit
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Application number
JP11111910A
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English (en)
Inventor
Naotaka Fujioka
直孝 藤岡
Tetsuji Sumida
哲二 澄田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】文字入力可能な電子機器において、電話帳・住
所録・スケジュール等のアプリケーションが参照するア
プリケーションデータに関しては簡単な入力操作で文字
入力を可能にする文字入力方式を提供することにある。 【解決手段】アプリケーションデータ格納部には文字情
報の集合で構成されたグループが記憶されている。アプ
リケーションデータ格納部内に存在する文字情報を入力
する際、キーボードから入力された文字情報をもとにア
プリケーションデータ格納部を検索し、検索されたアプ
リケーションデータが属するグループに所属するアプリ
ケーションデータを呼び出し、目的とするアプリケーシ
ョンデータを選択することで文字入力を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、電子機器の文字
入力システムに関し、特に、アプリケーションデータを
利用した電子機器の文字入力システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 携帯電話等の携帯端末は、携帯化のた
めにキーの数を最小限に抑えるようになっており、これ
らの端末での文字入力は、複数のキーを組み合わせる方
法や、各キー個々に複数の文字を割り当て、押下回数に
より入力できる文字や機能を変化させる方法などの複雑
な操作方法が用いられる。そのため、住所などの長い文
字情報の入力にはユーザに大きな負担を与えているのが
現状である。更に、漢字等の特殊な文字の入力は、上記
の操作で仮名文字を入力し、一般のワードプロセッサと
同様に仮名漢字変換が行われるため、ユーザに更なる負
担を与えていた。
【0003】従来、仮名漢字変換処理は、ROMに記憶
されている漢字辞書を用いて、入力された仮名に対応す
る漢字を検索するようになっており、この場合、人名や
地名等の一般的な読みには対応しない漢字を持たない漢
字辞書が多いため、単漢字変換等により入力しなければ
ならないことになる。ユーザ辞書を用いて漢字辞書にな
い漢字を入力する方法もあるが、メモリに新たな領域を
確保する必要があるため、小型・低価格の端末には不向
きであるといった問題がある。
【0004】上記の問題を解決するための方法として、
特開平7−225758公報等の漢字とそれに対応する
仮名を記憶するアプリケーションデータをユーザ辞書の
代用にする方法がある。この方法を利用すれば、辞書が
持たない文字情報に対して、新たな領域を確保する必要
や単漢字変換等により入力する必要がなく、通常の漢字
変換と同様な方法で漢字入力が行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アプリケーションデー
タには漢字の読みを持たない文字情報が多く、従って、
上記特開平7−225758公報の内容では、単に読み
を入れるだけでは目的とする漢字を抽出することができ
ないことが多い。また、アプリケーションデータとして
は漢字以外の文字情報も含まれるが、上記特開平7−2
25758公報の内容ではアプリケーションデータか
ら、上記漢字以外の文字情報を抽出することはできない
ことになる。
【0006】また、人名や地名、メールアドレス等のア
プリケーションデータにはユーザが記憶していないデー
タが多く、単にアプリケーションからのデータを表示手
段に表示して、その中から該当する文字情報を選択する
といった手法では、選択時にユーザが、多大の文字の中
から目的とする文字情報を探す手間を必要とすることに
なる。
【0007】本発明では、従来の課題に鑑み、文字入力
可能な電子機器において、電話帳・住所録・スケジュー
ル等のアプリケーションが参照するアプリケーションデ
ータに関しては簡単な入力操作で文字入力が可能な文字
入力方法と装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の手段を採用している。まず、本発明
は、任意の目的で作成されたアプリケーションと、上記
アプリケーションが参照するアプリケーションデータの
集合で構成されたグループを格納するアプリケーション
データ格納部と、検索対象となる文字情報を入力する入
力手段と、文字情報を表示する表示手段を備えた電子機
器を前提としている。
【0009】上記電子機器において、検索手段を備え
て、上記入力された検索対象の文字情報を含む全てのア
プリケーションデータを取得し、上記検索手段が検索し
たアプリケーションデータの中より、候補データ取得手
段が、特定のアプリケーションが参照するアプリケーシ
ョンデータのグループを候補データとして取得する。
【0010】最後に、選択手段が上記検索手段もしくは
候補データ取得手段が取得したアプリケーションデータ
に基づいて目的とするアプリケーションデータを選択す
るようになっている。
【0011】上記、検索範囲は全てのアプリケーション
が参照するアプリケーションデータであってもよいが、
その範囲を限定することもできる。すなわち、上記アプ
リケーションデータ格納部に、上記検索手段が検索する
あるいは上記候補データ取得手段が取得する上記アプリ
ケーションデータ格納部の検索範囲(呼出範囲)を限定
する情報を格納した検索範囲情報エリア(呼出範囲情報
エリア)を備えるようにし、検索手段での検索処理時
(候補データ取得手段での候補データ取得処理時)にそ
の検索範囲(取得範囲)を限定することができる。
【0012】上記によって、ユーザは検索処理で、まず
入力された検索対象の文字情報を含むアプリケーション
データが参照するアプリケーションを知ることができ、
更に、候補データ取得処理で、目的のアプリケーション
が参照するアプリケーションデータのグループを呼び出
すことができる。このグループはフィールド単位、ある
いはレコード単位となっており、ユーザは同一のグルー
プに属する文字情報を容易に選択することができる。更
に、所定の操作で上記取得したグループを他のグループ
に切り換えることができる。すなわち、フィールドデー
タ取得からレコードデータ取得に、レコードデータ取得
からフィールドデータ取得、あるいは、特定のフィール
ドのデータ取得から他の特定のフィールドのデータ取得
に切り換えることができるようになっており、ユーザは
目的とする文字情報に関連する文字情報から。容易に目
的とする文字情報を選択することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
【0014】まず、図13は本発明が適用される携帯電
話等の小型の電子機器のキーボードの外観を図であり、
ここでは、以下の説明に必要なキーについてのみ説明す
る。
【0015】まず、テンキー310を構成する所定の数
字キー(0〜9)を所定の回数押下することによって、
所定のタイプの文字(仮名、片仮名、英文字、数字さら
にそれぞれについて半角、全角)を入力することができ
るようになっている。また、変換キー302は、以下に
説明するように、上記のように入力した文字情報を、漢
字辞書中の文字情報やアプリケーションデータ中の文字
情報に変換したり、あるいは、フィールド表示からレコ
ード表示に切り換えるために使用する。更に、図1上の
選択手段303を構成する上下左右のいずれかの方向キ
ー303a〜303dは、該いずれかのキーを一回押下
する毎にカーソルを各キーが示す方向に1フィールド
(左右キーの場合)あるいは1レコード(上下キーの場
合)移動させることができる。実行キー304は、本発
明との関係では以下に説明するように、ディスプレイに
表示された文字情報を、入力文字情報とする決定をする
ときに使用する。
【0016】図1は本発明の構成を示すブロック図であ
る。ここにおいて、RAM200は後述するように、各
アプリケーションが参照するアプリケーションデータを
集合させたアプリケーションデータ格納部203とキー
ワード格納部206とを備えるようになっている。
【0017】〔アプリケーションデータ格納部〕図2
は、上記RAM200の一部の領域を占めるアプリケー
ションデータ格納部203の内容の一例を示すものであ
る。
【0018】アプリケーションデータ格納部203は、
電子機器の各種制御に使用されるシステム管理情報エリ
ア231とアプリケーションデータ等の各種データが格
納されるアプリケーション情報エリア232に大別され
る。システム管理情報エリア231は、システムの管理
に必要な情報及びアプリケーションを制御するために必
要な情報が記憶されている。上記アプリケーションを制
御するための情報には、検索対象及び目的とする文字情
報の入力候補対象となるアプリケーションを限定するた
めの情報を記憶する参照先指定レジスタ231aや、検
索対象となるグループを限定するための情報を記憶する
検索先指定レジスタ231bや、入力候補対象となるグ
ループを限定するための情報を記憶する候補先指定レジ
スタ231c等のエリアが設けられている。
【0019】また、アプリケーション情報エリア232
は住所録データエリア233、メモ帳データエリア23
4、スケジュールデータエリア235等の各アプリケー
ション稼働時に参照されるエリア毎に区別される。
【0020】さらに、上記住所録データ233等は、ヘ
ッダ情報236とアプリケーションデータの集合で構成
され、ヘッダ情報236はアプリケーションデータ名な
どのアプリケーションデータの管理情報で構成され、ア
プリケーションデータはレコード237(図面上横列)
とフィールド238(図面上縦列)で構成される。ま
た、先頭フィールド上の各レコードが指すアプリケーシ
ョンデータにはレコード名237a(ここでは通し番
号)が付され、また、先頭レコード237上には各フィ
ールド238のフィールド名238aが付されており、
該レコード名237aとフィールド238a(またはフ
ィールド名)がアプリケーションデータとして記憶され
ている。
【0021】〔キーワード格納部〕図3は、アプリケー
ションデータ格納部と同様RAM200の一部の領域を
占めるキーワード格納部の内容の1例を示すものであ
る。
【0022】キーワード格納部206のキーワードエリ
ア261aには、以下に説明する検索手段105aによ
って検索される文字情報であるキーワード261(第1
キーワード)が、格納され、呼び出し範囲情報エリア2
62aには、各キーワード261に対応した呼び出し範
囲テーブル263のアドレス(第2キーワード)が格納
される。更に、上記呼び出し範囲テーブル263には、
予め用意されたアプリケーションデータの集合であるグ
ループを特定する上記アプリケーション番号やフィール
ド番号(レコード番号)である入力候補範囲情報263
aと、それに対応するグループ名である呼び出し名26
3bが格納されている。
【0023】上記呼び出し範囲テーブル263が記憶す
るグループには、全アプリケーション情報、住所録デー
タ、住所録データエリア233内のフィールド名238
b「住所」に所属するフィールド等があり、上記したよ
うにそれぞれ番号で表わされるようになっている(この
番号は、以下に説明する参照先指定レジスタ231a、
検索先指定レジスタ231b、候補先指定レジスタ23
1cに登録される番号と同じである)。
【0024】この状態で、検索手段105aによってキ
ーワード261が検索されると、検索されたキーワード
261に対応する呼び出し範囲情報262すなわち呼び
出し範囲テーブル263上のアドレスが読み出され、
る。次いで、候補データ取得処理時に上記呼び出し範囲
情報262に対応する入力候補範囲情報263aに基づ
いて特定のアプリケーションに帰属するアプリケーショ
ンデータが入力候補データとして呼び出される。
【0025】尚、上記上記呼び出し範囲テーブル263
に格納される入力候補範囲情報263aとして、上記各
グループのRAM200上の位置を特定するアドレスを
用いることも可能である。 〔範囲設定〕上記のようにアプリケーションデータ格納
部203とキーワード格納部206を構成した状態で、
ユーザは検索対象の文字情報の入力を行う前に、検索及
び入力候補対象となる領域の範囲(アプリケーションデ
ータあるいはキーワード)を限定するための情報を設定
を行うことができる。
【0026】すなわち、上記参照先指定レジスタ231
aには、検索及び入力候補対象となる各アプリケーショ
ンが参照するアプリケーション情報エリア232を限定
するための情報(アプリケーション番号)が記憶され、
例えば、対象となるアプリケーション情報エリア232
が住所録データエリア233である場合に「0」、メモ
データエリア234である場合に「1」、スケジュール
データエリア235である場合に「2」が設定される。
ただし、このアプリケーション番号で複数のアプリケー
ション情報あるいはアプリケーション情報エリア232
全部のアプリケーション情報を指定することもできる。
【0027】一方、上記検索先指定レジスタ231bに
は、参照先指定レジスタ231aで設定されたアプリケ
ーション情報エリア232内の検索対象となるグループ
(例えばフィールド、レコード)を示すキー(下記に説
明)が格納される。ここで、以下に説明する検索処理で
は、上記参照先指定レジスタ231aと検索先指定レジ
スタ231bの設定内容の組み合わせで検索処理がなさ
れるので、図1では上記参照先指定レジスタ231aと
検索先指定レジスタ231bを合わせて、検索範囲情報
エリア231abとした。
【0028】更に、候補先指定レジスタ231cにも、
参照先指定レジスタ231aで設定されたアプリケーシ
ョン情報エリア232内の入力候補対象となるグループ
を示すキーが格納される。ここで、以下に説明する候補
データ取得処理では、上記参照先指定レジスタ231a
と候補先指定レジスタ231cの設定内容の組み合わせ
で検索処理がなされるので、図1では上記参照先指定レ
ジスタ231aと候補先指定レジスタ231cを合わせ
て、候補範囲情報エリア231acとした。
【0029】本実施の形態では、検索対象及び入力候補
対象として限定するためのグループを同一のフィールド
に記憶されるアプリケーションデータの集合とするた
め、上記検索先指定レジスタ231bあるいは候補先指
定レジスタ231cにはフィールド238の通し番号が
設定される。この通し番号の設定は、次のように行われ
る。
【0030】先ず、図9(a1)に示すように設定モード画
面上のメニュー表示から「参照対象設定」を選択すると
(上下いずれかの方向キー303a、303bでカーソ
ルを移動させて実行キー304を押下する)、範囲設定
手段202が起動して、図9(a2)に示すようにアプリケ
ーション情報エリア232内に記憶されるアプリケーシ
ョンデータ名が表示されて、検索対象及び入力候補対象
となるアプリケーション名の選択が促される。次いで、
上下いずれかの方向キー303a〜303dが操作され
て目的とするアプリケーション名上にカーソルが移動さ
れる(図9上では「住所録」)。更に、実行キー304
が押下されるとアプリケーション名に対応する変数(上
記アプリケーション番号であって、ここでは0から始ま
る自然数)が参照先指定レジスタ231aに設定され
る。
【0031】上記のように参照先指定レジスタ231a
に上記アプリケーション番号が設定されると、フィール
ドの設定の要否を問う内容が表示され(図9(a3))、フ
ィールド設定を指示すると、上記で選択されたアプリケ
ーションデータ内のフィールド名が一覧表示されて、検
索対象となるフィールド名の選択が促される。そうし
て、上記と同様上下いずれかの方向キー303a〜30
3dが操作されて目的とするフィールド名の位置にカー
ソルが移動され,更に、実行キー304が押下されると
フィールド名に対応するフィールドの通し番号が検索先
指定レジスタ231bに設定される。
【0032】検索先指定レジスタ231bに上記通し番
号が設定されると、再度,図9(a3)に示すフィールドの
設定の要否を問う内容が表示され、フィールド設定を指
示すると、再び上記で選択されたアプリケーションデー
タ内のフィールド名が表示されて、入力候補対象となる
フィールド名の選択が促される。そうして、上下いずれ
かの方向キー303a〜303d目的とするフィールド
名の位置ににカーソルが移動され,更に、実行キー30
4が押下されるとフィールド名に対応するフィールドの
通し番号が候補先指定レジスタ231cに設定される。
【0033】但し、フィールドの設定の要否を問う内容
が表示された段階で(図9(a3))「設定しない」を選択
すると、検索指定レジスタ231b及び候補指定レジス
タ231cに上記キーを設定しないことになり、この場
合は、参照先指定レジスタ231aで設定されたアプリ
ケーション情報エリア232内のすべての文字情報が検
索対象及び入力候補対象となる。
【0034】〔キーワード設定〕次に、上記構成の電子
機器におけるキーワード格納部206の設定について説
明する。ユーザは検索対象の文字入力を行う前に、キー
ワード格納部206に記憶されるキーワード261と、
それに対応する呼び出し範囲情報262を以下のように
設定することができる。
【0035】先ず、図3に示すキーワード格納部206
の呼び出し範囲テーブル263の呼び出し名263bそ
れに対応する入力候補範囲情報263aは本システムが
ユーザに手渡される以前に、予めメーカ側が設定してい
るものとする。
【0036】この状態で、設定モードにおいて、図10
(e1)に示す設定入力画面(図9(a1)に同じ)が表示さ
れ、「キーワード設定」を指示することによって、キー
ワード設定手段201が起動して、予め呼び出し範囲テ
ーブル263に記憶されている呼び出し名263bが表
示されて選択が促される(図10(e2))。そうして、上
下いずれかの方向キー303a、303bが操作されて
呼び出し名263bが選択される。更に、実行キー30
4が押下されると呼び出し範囲テーブル263に記憶さ
れている選択された呼び出し名263bに対応する入力
候補範囲情報263aの位置を示すアドレスが呼び出し
範囲情報エリア262aに呼び出し範囲情報262とし
て設定される。呼び出し範囲情報262が設定される
と、ディスプレイ107に”
【キーワード】”が表示され、キーワード261の入力
が促される。これを受けてユーザがテンキー310を操
作して文字情報を入力すると、該文字情報がキーワード
として設定される(図10(e3))。こうして、キーワー
ド格納部206の設定が終了する(図10(e4))。
【0037】〔入力処理〕図4は本発明の入力処理手順
の概略を示すフロー図である。以下上記図1、図4を中
心に本発明の構成を動作とともに説明する。ここでいう
入力処理とは、所定のアプリケーションが開かれている
状態で、以下のようにして選択される、文字情報を、上
記開かれたアプリケーションのデータとして入力する処
理をいう。
【0038】先ず、キーボード等を備えた入力手段10
2が操作されてキーワード格納部206内のキーワード
261或いはアプリケーション情報エリア232内に記
憶される文字情報の一部あるいは全部が入力される(ス
テップS1)。次いで、変換キーが押下されると、後述
するように検索手段105aが起動する。このとき変換
キーが長押しされるとキーワード格納部206及びアプ
リケーションデータ情報エリア232に対して、図5に
示す手順で検索処理が行われ(ステップS2)、また、
単に変換キーが押された場合は辞書検索がなされる。
【0039】検索処理の結果、入力された検索対象文字
情報を含む文字情報のRAM200上のアドレスが、上
記呼び出し範囲テーブル263の呼び出し範囲情報エリ
ア262aより抽出されて検索バッファ207aに格納
される。このように検索バッファ207aに格納された
文字情報は、ディスプレイ107に表示されてユーザに
選択を促す(ステップS3)〔具体的には、図11、ス
テップP14、図12、ステップP24参照〕。次に、
選択手段303を構成する上下の方向キー303a、3
03bのいずれかが操作されて上記のようにディスプレ
イ107に表示された文字情報の中の一つが選択され、
更に、変換キーが押下されると候補データ取得手段10
5bが起動して、候補データの呼び出し処理が行われる
(ステップS4)。
【0040】上記呼び出し処理の結果、検索バッファ2
07aより選択された文字情報より呼び出されたアプリ
ケーション情報エリア232内のアプリケーションデー
タが候補バッファ207bに格納される(ステップS
5)。また、候補バッファ207bに格納された文字情
報はディスプレイ107に表示されて目的とする文字情
報の選択を促す(ステップS6、図11、ステップP1
5)〔具体的には、図12、ステップP25参照〕。再
度、上下左右のいずれかの方向キー303a〜303d
のいずれか操作されて呼び出された文字情報の中から目
的とする文字情報の位置にカーソルが移動され、最後
に、実行キー304が押下されると選択された文字情報
が入力され、入力処理が完了する。
【0041】〔検索処理〕図5は上記電子機器の検索処
理を示すフロー図であり、以下に、上記検索手段105
aによる検索処理(図4、ステップS2)について更に
詳しく説明する。
【0042】上記したように、まず、キーボード等の入
力手段102を用いて検索対象あるいはそれに関連する
文字情報が入力される。ここで、上記関連するとは、例
えば特定の人物のメールアドレスを知ることを目的とす
る場合に、その人物名や住所等をいう。この状態で、変
換キーが長押しされると、検索手段105aが起動して
検索モードに移行し、検索手段105aは、まず、キー
ワード格納部206内のキーワード261を検索し、呼
び出し範囲テーブル263上のアドレスを得た後、該ア
ドレスに基づいて入力された検索対象文字情報を含む文
字情報に対応するアプリケーション番号、フィールド番
号等を入力候補範囲情報263aより取得する(ステッ
プS201→S202→S203→S207a)。
【0043】上記のようにキーワード格納部206が検
索された後、検索手段105aは、システム管理情報エ
リア231に記憶される参照先指定レジスタ231aを
読み出して、どのアプリケーションデータが検索対象と
なっているかを判断し(ステップS204)、更に、検
索手段105aはシステム管理情報エリア231に記憶
される検索先指定レジスタ231bの情報を読み出す。
これによって検索手段105aは検索対象となるアプリ
ケーション番号と、検索先指定レジスタ231bに設定
さたフィールド番号を得ることになり、この番号に基づ
いて、対応するアプリケーション100(A、B…)の
機能に基づいて各アプリケーションを検索し、上記入力
された検索対象文字情報を含む文字情報を検出する。こ
れによって、検索手段105aは上記アプリケーション
番号、フィールド番号に加えてレコード番号を得ること
になり、このようにして得られたアプリケーション番
号、フィールド番号、レコード番号を検索バッファ20
7aに転送することになる(ステップS205→S20
6→S207b)。
【0044】同時に上記アプリケーション番号とフィー
ルド番号とに基づいてアプリケーションデータより、上
記入力された検索対象文字情報を含む文字情報が、検索
バッファ207aに読み出されており、また、上記した
ように、キーワード検索時にキーワード格納部206の
呼び出し名263bも検索バッファ207aに読み出さ
れており、これらの文字情報がディスプレイ107に表
示されてユーザに選択を促す状態となる(ステップS2
08)。このとき、上記表示文字情報の先頭には、キー
ワード検索であるののか、あるいは、アプリケーション
検索である場合にはどのアプリケーションに帰属するア
プリケーションデータであるのかの判断がユーザにでき
るように、例えばキーワード検索である場合いは
(キ)、アプリケーションデータの中の住所録検索であ
る場合にはアプリケーション名の略称である(住)とい
った表示がなされる〔具体的には図11、P14、図1
2、P24参照〕。また、上記(キ)、(住)といった
表示はキーワードあるいは特定のアプリケーションを示
すアイコンであっても構わないし、さらに、フィールド
の範囲が指定されているときには、該フィールドを示す
アイコン等の表示を付加することも可能である。
【0045】また、この検索処理の終了した時点ではカ
ーソルは表示文字列の最上位の位置にある。
【0046】尚、上記はアプリケーション100(A、
B…)が、アプリケーション番号あるいはフィールド番
号を与えられたときに、対応する文字情報を読み出す機
能を備えていることを前提としているが、アプリケーシ
ョンの側にこの機能がない場合には、検索手段105a
でこの機能を備える必要がある。
【0047】また、上記においては検索先指定レジスタ
231bにフィールド番号を設定するようになっている
が、これをレコード番号に代えてもよいし、また、フィ
ールド番号とレコード番号の両方を記憶させるようにし
てもよい。このとき、特定のフィールド(レコード)の
全レコード(全フィールド)を検索対象とするときに
は、全レコード検索(全フィールド)を意味する番号例
えば(−1)をレコード番号として用いるようにする。
【0048】更に、キーワード格納部206の、入力候
補範囲情報262として、RAM200上のアドレスを
用いた場合には、上記検索処理時に、先ずRAM200
上のアドレスを得て、ついで、検索手段105aは、各
アプリケーション100(A、B…)を介して、上記R
AM200上のアドレスに対応するアプリケーションデ
ータのアプリケーション番号、フィールド番号、レコー
ド番号を取得して検索バッファ207aに転送格納す
る。これと同時に、キーワード検索時にキーワード格納
部206の呼び出し名263bも検索バッファ207a
に読み出される。ここで、検索手段105aは、上記の
ようにして得られたRAM200上のアドレスをそのま
ま検索バッファ207aに格納し、アプリケーションデ
ータの取得は、以下の説明する候補データ取得処理のと
きに実行するようにしてもよい。
【0049】上記検索の結果,該当する文字情報がキー
ワード格納部206あるいはアプリケーションデータ格
納部203に無い場合には該当するデータがないことを
表示するようになっている(ステップS209)。ま
た、上記検索処理に入るためのキー処理(ステップS2
02)の段階で変換キーの長押しでない場合であって、
仮名文字が入力されているときには仮名→漢字変換等を
実行するための辞書検索が実行され、ここで検索された
文字情報もディスプレイ107に表示されるとともに、
そのRAM上のアドレスが検索バッファ207aに格納
される(ステップS210)。一方、仮名文字が入力さ
れていないときにはそのまま処理を終了するようになっ
ている(ステップS210NO)。尚、図示しないRO
Mには辞書データが格納されており、上記辞書検索を可
能にしている。 〔候補データ取得処理〕図6は上記候補データ取得手段
105bによる候補データ取得処理(図4、ステップS
4)を更に詳しく示したフロー図である。
【0050】上記したように、検索処理の結果抽出され
た文字情報のRAM200上のアドレス(検索処理)あ
るいはアプリケーション番号、フィールド番号(レコー
ド番号)は検索バッファ207aに格納されるととも
に、対応する文字情報がディスプレイ107に表示され
てユーザに選択を促す。ここで、検索バッファ207a
が示す特定のグループの文字情報の特定の文字情報にカ
ーソルを合わせる処理をした後、変換キーが押下される
と、候補データ取得手段105bが起動して以下のよう
に候補データを取得する。
【0051】(1) 上記変換キーが押下された段階で、選
択された文字情報がキーワード格納部206で記憶され
るキーワード261である場合、そのキーワード261
に対応する呼び出しテーブル263の入力候補範囲情報
263aがアプリケーション情報エリア232内のアプ
リケーションデータが呼び出される範囲となる。そこ
で、候補データ取得手段105bは入力候補範囲情報2
63aの記憶内容に対応するすべてのアプリケーション
データ(例えば特定のアプリケーションに帰属するアプ
リケーションデータの特定のフィールドの全データ)を
各アプリケーション100(A、B…)を介して読み出
して、候補バッファ207bに各データのアプリケーシ
ョン番号、フィールド番号(レコード番号)転送格納す
る(図10、ステップS402→S403→S409→
S410)。それとともに、候補バッファ207bに格
納されている各データに対応して文字情報も候補バッフ
ァ207bに呼び出されて、ディスプレイ107に表示
され、ユーザに選択を促す状態となる(図10、ステッ
プS411)。
【0052】(2) 次に、検索バッファ207aより選択
された文字情報がキーワード格納部206から抽出され
た文字情報でない場合、上記候補データ取得手段105
bは、検索バッファ207aより選択された文字情報が
参照先指定レジスタ231aが指定する検索対象となる
アプリケーション情報エリア232内のヘッダ情報23
6であるか否かを判断する。ここで、ヘッダ情報である
か否かは、各データの識別子(ヘッダ情報であるかアプ
リケーション情報エリア232内に記憶される情報であ
るかを区別するための識別子)を以て判断する。
【0053】上記判断処理において、選択された文字情
報が上記ヘッダ情報236に記憶された文字情報であれ
ば、候補データ取得手段105bは、アプリケーション
番号フィールド番号を参照して入力候補対象となるアプ
リケーション情報エリア232内の該当フィールドの全
文字情報を各アプリケーション100(A、B…)を介
して読み出して、該文字情報のアプリケーション番号、
フィールド番号(レコード番号)を候補バッファ207
bに転送格納する(ステップS404→S405→S4
09→S410)。それとともに、対応する文字情報を
上記のように、候補バッファ207bに格納された各デ
ータに対応して順次呼び出し、ディスプレイ107に表
示してユーザに選択を促す状態となる(ステップS41
1)。
【0054】(3) 次に、検索バッファ207aより選択
された文字情報がキーワード格納部206で格納された
文字情報ではなく、また、ヘッダ情報236でもない場
合、候補データ取得手段105bは、更に、上記識別子
を用いて、選択された文字情報がアプリケーションデー
タを構成するアプリケーション情報エリア232内に記
憶される文字情報であるか否か判断する。
【0055】ここで、アプリケーション情報エリア23
2内に記憶される文字情報である場合には、候補データ
取得手段105bは、該当するアプリケーション情報の
フィールド238に属する全文字情報のアプリケーショ
ン番号、フィールド番号、レコード番号を各アプリケー
ション100を介して読み出して、候補バッファ207
bに転送格納する(ステップS406→S407→S4
09→S410)。ついで、このように、候補バッファ
207bに格納された各データに対応する文字情報が順
次呼び出され、ディスプレイ107に表示されてユーザ
に選択を促すようになっている(ステップS411)。
【0056】選択された文字情報に該当する文字情報が
アプリケーション情報格納部203に存在しない場合に
は該当なしとして処理を終了する(ステップS409N
O→S412)。
【0057】尚、上記(1) 、(2) の取得処理の後の表示
の際も、上記(3) の場合と同様各アプリケーション情報
エリア232のフィールドを優先して表示するようにな
っており、ここで上記(1) 、(2) 、(3) の取得処理の後
で、フィールド表示を表す変数1(変数0の場合はレコ
ード表示)が所定のレジスタに登録される(ステップS
408)。ここで、フィールド表示を優先するとしたの
は一例であって、レコード表示を優先させてもかまわな
いことはもちろんである。また、上記候補データ取得処
理が終了した時点でのカーソルは検索対象文字情報に対
応する位置にあり、該検索対象文字情報の表示位置を表
示画面上の最上位にするか、中央にするか等は任意に決
定できる。更に、(1) 、(2) 、(3) の取得処理では、候
補バッファ207bにアプリケーション番号、フィール
ド番号(レコード番号)を格納するようになっている
が、RAM上のアドレスを格納するようにしてもよい。
【0058】(4) 一方、上記候補バッファ207bより
文字情報が表示されている状態でユーザは入力すべき文
字情報を選択する手順(図8)に移行するが、該選択の
手順の前段階あるいは途中のいずれかの段階で変換キー
が押下されると以下に説明する候補データ取得手段10
5bの切り換え機能が起動し、フィールド表示とレコー
ド表示の切り換え処理を実行する。
【0059】すなわち図7に示すように、上記候補バッ
ファ207bより文字情報が表示されている状態で変換
キーが押下された場合、上記変数が1か0かを判定する
(ステップS510→511a、511b)。
【0060】変数が1である場合、現在は入力文字情報
に対応する特定のアプリケーション情報のフィールドが
表示されていることを意味するので、この状態を入力文
字情報(現在カーソルが位置する文字情報)に対応する
レコードが表示される状態に切り換える(ステップS5
12a)。ここで候補データ取得手段105bは、アプ
リケーション情報エリア232内を参照し、その文字情
報(現在カーソルが位置する文字情報)と同一のレコー
ドに所属する文字情報を読み出して、候補バッファ20
7bにそのアプリケーション番号、レコード番号(フィ
ールド番号)を転送格納し、更に、その内容を表示する
(ステップS513a→S514a)。その後上記変数
をレコード表示を意味する0にしておく(ステップS5
15a)。
【0061】逆に上記変数が0である場合、現在は入力
文字情報に対応するアプリケーションのレコードが表示
されていることを意味するので、これをフィールドの表
示に切り換えて、得られた文字情報のアプリケーション
番号、フィールド番号(レコード番号)を候補バッファ
に記憶するとともに、該アドレスに対応する文字情報を
表示する(ステップS511b→S513b→S514
b)。更に、各呼び出し処理が終わったあと、上記変数
を0→1に切り換えるようにする(ステップS515
b)。
【0062】〔選択〕次に、図8に示す文字情報の選択
処理について説明する。
【0063】ディスプレイに表示された文字情報の中か
ら、目的とする文字情報を選択するには、基本的には上
下左右のいずれかの方向キー303a〜303dを用い
て、該目的とする文字情報の位置にカーソルを移動させ
る。但し、検索処理時と候補データ取得処理時とでは若
干態様が異なっている。
【0064】検索処理後にディスプレイ107に表示さ
れる複数の文字情報は、ディスプレイサイズが小さい場
合は、上下1列に表示され、ユーザは上下のいずれかの
方向キー303a、303bを所定回数押下することに
よって目的とする文字情報の位置にカーソルを移動させ
ることができる。このとき、検索バッファ207aの内
容は変更されないことになる。また、このとき左右いず
れかの方向キー303c、303dはいずれも不能とな
る(図8、ステップS501〜S504参照)〔具体的
には図11、ステップP14あるいは、図12、ステッ
プP24の段階で、上下いずれかの方向キー303a、
303bを押下する場合を参照〕。
【0065】候補データ取得処理後に上記と同様上下い
ずれかの方向キー303a、303bを用いて同一フィ
ールド内で別のレコードに属するデータを検索すること
は可能であり、また、同一レコードに属する複数の文字
情報(同一レコードの複数のフィールドに属する文字情
報がディスプレイのサイズの関係で上下に表示されてい
る場合)の内の目的とする文字情報を選択することも可
能である〔具体的には図12、ステップP26参照〕。
【0066】更に、フィールド表示の場合、左右いずれ
かの方向キー303c、303dを一回押すと、候補デ
ータ取得手段105bが現在表示されているフィールド
に隣接する別のフィールドに属するアプリケーションデ
ータを取得し、候補バッファ207bの内容を変更する
とともに、該取得されたフィールドの内容をディスプレ
イ107に表示する(図8、ステップS504〜S50
7参照)〔具体的には図11、ステップP15→P16
参照〕。このフィールド切り換え処理は上記左右のいず
れかの方向キー303c、303dを押下した回数に応
じて、フィールドがシフトされるようになっている。ま
た、新しいフィールドが表示されたときのカーソル位置
は、前のフィールドが表示されていたときのカーソル位
置とするのが通常である。
【0067】以上のようにして目的とする文字情報の位
置にカーソルを移動させた状態で、実行キー304が押
されると、目的とする文字情報が入力されることになる
(図6、ステップS508→S509)。
【0068】以上、アプリケーションデータ100と呼
び出し範囲テーブル263がRMA200に格納されて
いる場合について説明したが、これらは図示しないRO
Mに格納されてもよいことはもちろんである。また、デ
ィスプレイ107への表示データは、上記検索バッファ
207a、候補バッファ207bに格納されることとし
たが、別途表示バッファを備えるようにして、該表示バ
ッファに上記ディスプレイ107への表示データを格納
するようにしてもよい。更に、ディスプレイ107に表
示されるべき文字情報が多くディスプレイ107のサイ
ズをはみ出す場合、検索手段105a、候補データ取得
手段105bは、現在表示されている先頭の文字情報
と、最終の文字情報の番号(検索データの場合は表示さ
れるべきデータの順番、候補データの場合で該データが
フィールドデータであれば、レコード番号等)を認識し
ておき、画面がスクロールされる毎に対応する新たな文
字情報を、RAM200より読み出すようにすること
で、全体の表示が可能となる。
【0069】〔実施例1〕次に、本発明の具体的操作手
順について図11を参照しながら説明する。
【0070】図11は、キーワードを用いないで、漢字
をキーとしてアプリケーションデータを検索する場合を
フローチャートで示したものである。ここでユーザが、
目的とする人物「岡本秀治」のメールアドレスを住所録
データより抽出したいと仮定する。
【0071】全角仮名入力モードからテンキー310を
構成する数字キーを所定回数(「1キー」×5回、「2
キー」×1回、「7キー」×5回、「4キー」×5回)
押下して、仮名文字「おかもと」を入力する。ついで変
換キーをONすると、「おかもと」に対応する変換候補
文字情報「オカモト」、「オカモト」、「岡本」、「岡元」
がディスプレイ107に表示されるとともに、該候補が
検索バッファ207aに格納される(図11、ステップ
P11→12→13:図5、ステップS202→S22
1→S222→S207b→S208参照)。
【0072】ここで、上下の方向キー303a、303
bを用いて、対象となる漢字「岡本」にまでカーソルを
移動させて実行キー304を長押しすると検索手段10
5aが起動して検索処理に移行する(図5、ステップS
202参照)。
【0073】ここで、上記検索手段105aはキーワー
ド格納部206とすべてのアプリケーション情報(ここ
で、参照先指定レジスタ231aに指定がある場合はそ
の指定の範囲内のアプリケーションデータ)の内から入
力された文字情報を含む文字情報を取得する。但し,こ
の例ではキーワード格納部206の設定はされていない
と仮定しているので、アプリケーション情報のみが検索
対象となる。
【0074】上記の検索処理によって得られた文字情報
に対応するRAM200上のアドレスが検索バッファ2
07aに格納されるとともに、該文字情報がディスプレ
イ107に一覧表示される。ここでの表示は各文字情報
の先頭にアプリケイション名が判る文字(あるいはアイ
コン)が付加されて表示されるようになてっている(ス
テップP14、図5、ステップS204〜209参
照)。
【0075】ここでユーザが、上下の方向キー303
a、303bを用いて、住所録の「岡本秀治」にカーソ
ルを合わせて変換キーを押下すると、住所録データの名
前フィールドが表示され候補バッファ207bに格納さ
れるとともに、ディスプレイ107に表示される(図1
1、ステップP15:図6ステップS401→S406
→S407→S410→S411参照) 。
【0076】ここで、ユーザは右の方向キー303dを
操作して、メールアドレスのフィールドまでカーソルを
移動し、目的とする「岡本秀治」のメールアドレスが表
示された段階で実行キー304を押下することによっ
て、当該メールアドレスを得る(図11、ステップP1
5〜17、図8、ステップS501〜S504参照)。 〔実施例2〕更に、別の実施例について図12を参照し
て以下に説明する。
【0077】図12はキーワードに基づいてアプリケー
ションデータを検索し、レコードをたどって文字入力す
る場合の実施例をフロー図で示したものである。
【0078】ここでもユーザが、目的とする人物「岡本
秀治」のメールアドレスを住所録データより抽出したい
と仮定する。更に、キーワード格納部206の各項目は
以下の表1に示すように設定されているものとする。
【0079】
【表1】
【0080】全角仮名入力モードから半角英字入力モー
ドに切り換えて‘na’と入力した後,変換キーを長押し
すると、上記したように検索処理に移行する。ここで、
アプリケーションデータ呼出手段105は、キーワード
格納部206とアプリケーション情報格納部203の両
方を検索し、その結果が検索バッファ207aに格納さ
れるとともに、ディスプレイ107に表示される(P2
1→P22→P23:図5参照)。
【0081】ここで上記‘na’に対応する文字情報が先
頭にキーワードかあるいはアプリケーション名を付して
表示される(図12、ステップP24)。ここでユーザ
がキーワードの文字情報、住:名前(住はアプリケーシ
ョン名)にカーソルを移動して変換キーを押下すると、
上記第1の呼び出し処理に移行し、住所録の名前フィー
ルドから取得した変換候補が候補バッファに転送される
とともに、表示される(図12,ステップP25:図6
参照))。
【0082】ここで、カーソルを「岡本秀治」に移動さ
せ変換キーを押下すると、上記第2の呼び出し処理に移
行して、「岡本秀治」が属するレーコドの表示状態とな
る(図12、ステップP25:図7参照)。ここで、ユ
ーザはカーソルを「岡本秀治」のメールアドレス上に移
動させて実行キー304を押下すると該アドレスが入力
されることになる。
【0083】
【発明効果】以上説明したように、本発明は文字情報を
取得する際に、複数のアプリケーションデータから抽出
した入力文字情報を含む文字情報の中から、特定のアプ
リケーションが参照する目的とするアプリケーションデ
ータを選択できるとともに、更に、該選択されたアプリ
ケーションデータに基づいて、更に、関連するアプリケ
ーションデータを抽出することができる効果がある。ま
た、複雑で長い文字情報に関しては、同一グループに属
し簡単に入力が行える他の文字情報から目的の文字情報
を呼び出すことができる。
【0084】従って、文字を入力する操作に手間がかか
る電子機器において、アプリケーションデータに関して
は簡単で素早い入力が可能となる。また、アプリケーシ
ョンデータに入力されている地名等の漢字の入力も行え
るため、辞書にはないがアプリケーションデータとして
は記憶されている漢字の入力において、ユーザをユーザ
辞書ファイル作成等から解放し、辞書ファイルの縮小化
によるコストダウンやメモリの有効利用を図ることがで
きる。
【0085】また、検索される範囲(候補データを取得
する範囲)を限定することで、検索対象となる余分なア
プリケーションデータが省かれ、高い確率で効率良く該
当文字情報を検索できる。
【0086】また、アプリケーションデータ格納部が記
憶するヘッダ情報内の文字情報を入力することで、ヘッ
ダ情報に対応するグループに所属するアプリケーション
データを呼び出すことができる。従って、目的とする文
字情報の内容が分からなくても、どのアプリケーション
が参照するアプリケーションデータか分かっていれば、
ヘッダ情報に記憶されるアプリケーション名等の文字情
報を入力することで目的の文字情報の入力が可能とな
る。
【0087】また、キーワード格納部に記憶されるキー
ワードを入力し、それに対応する呼び出し範囲情報を呼
び出すことができる。従って、分かりやすく簡単なキー
ワードを入力することで目的とする文字情報を呼び出す
ことが可能となる。
【0088】また、上記呼び出される範囲を限定するこ
とで、呼び出し時に参照する余分なアプリケーションデ
ータが省かれ、高い確率で効率良く該当文字情報の呼び
出しができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のアプリケーションデータ格納部の一例
を示す図である。
【図3】本発明のキーワード格納部の一例を示す図であ
る。
【図4】文字入力手順の概要を示すフロー図である。
【図5】検索処理手順のフロー図である。
【図6】候補データ取得手順を示すフロー図である。
【図7】切り換え手順を示すフロー図である。
【図8】選択処理手順を示すフロー図である。
【図9】範囲設定の手順を示すフロー図である。
【図10】キーワード設定の手順を示すフロー図であ
る。
【図11】本発明の1実施例のフロー図
【図12】本発明の他の実施例のフロー図
【図13】本発明に使用するキーボードの概略図であ
る。
【符号の説明】
100…アプリケーション 102…入力手段 107…ディスプレイ 105a…検索手段 105b…候補データ取得手段 203…アプリケーションデータ格納部 206…キーワード格納部 207…バッファ 207a…検索バッファ 207b…候補バッファ 231…システム管理情報エリア 231a…参照先指定レジスタ 231b…検索先指定レジスタ 231c…候補先指定レジスタ 232…アプリケーション情報エリア 233…住所録データエリア 234…メモ帳データエリア 235…スケジュールデータエリア 236…ヘッダ情報 237…レコード 237a…レコード名 238…フィールド 238a…フィールド名 261…キーワード 262…呼び出し範囲情報 263…呼び出し範囲テーブル 263a…入力候補範囲情報 263b…呼び出し名 303…選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B009 ME02 ME13 ME14 ME23 ME24 MF04 TA09 TA11 TB03 TB14 VA07 VA09 5B020 AA01 CC12 FF13 FF53 GG21 GG22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の目的で作成されたアプリケーショ
    ンと、上記アプリケーションが参照するアプリケーショ
    ンデータの集合で構成されたグループを格納するアプリ
    ケーションデータ格納部と、文字情報を入力する入力手
    段と、文字情報を表示する表示手段を備えた電子機器に
    おいて、 上記検索対象文字として入力された文字情報を含む全て
    のアプリケーションデータを取得する検索手段と、 上記検索手段が検索したアプリケーションデータの中よ
    り、特定のアプリケーションが参照するアプリケーショ
    ンデータのグループを候補データとして取得する候補デ
    ータ取得手段と、 上記検索手段もしくは候補データ取得手段が取得したア
    プリケーションデータに基づいて目的とするアプリケー
    ションデータを選択する選択手段とを備えたことを特徴
    とする電子機器の文字入力システム。
  2. 【請求項2】 上記アプリケーションデータ格納部が格
    納するアプリケーションデータの各レコードにレコード
    番号を付して、上記グループが同一のレコード番号を持
    つアプリケーションデータの集合となし、各レコードが
    レコード番号によって指定可能な請求項1に記載の電子
    機器の文字入力システム。
  3. 【請求項3】 上記アプリケーションデータ格納部が格
    納するアプリケーションデータの各フィールドにフィー
    ルド番号を付して、上記グループが同一のフィールド番
    号を持つアプリケーションデータの集合となし、各フィ
    ールドがフィールド番号によって指定可能な請求項1に
    記載の電子機器の文字入力システム。
  4. 【請求項4】 アプリケーションデータ格納部が、上記
    検索手段が検索する上記アプリケーションデータ格納部
    の検索範囲を限定する情報を格納した検索範囲情報エリ
    アを備えた請求項1に記載の電子機器の文字入力システ
    ム。
  5. 【請求項5】 アプリケーションデータ格納部に、上記
    候補データ取得手段が取得する上記アプリケーションデ
    ータ格納部の呼出範囲を限定する情報を格納した呼出範
    囲情報エリアを備えた請求項1に記載の電子機器の文字
    入力システム。
  6. 【請求項6】 アプリケーションデータ格納部に、上記
    検索手段が検索する上記アプリケーションデータ格納部
    の検索範囲を限定する情報と、上記候補データ取得手段
    が取得する上記アプリケーションデータ格納部の呼出範
    囲を限定する情報とを登録する範囲設定手段を備えた請
    求項1に記載の電子機器の文字入力システム。
  7. 【請求項7】 アプリケーションデータ格納部が、上記
    アプリケーションデータの集合で構成されたグループに
    対して、更に、ヘッダ情報を格納し、 上記検索手段が、上記検索対象文字として入力された文
    字情報に基づいて上記ヘッダ情報を検索し、検索された
    文字情報が属する上記ヘッダ情報に対応する上記グルー
    プに所属するアプリケーションデータを呼び出す請求項
    1に記載の電子機器の文字入力システム。
  8. 【請求項8】 任意の目的で作成されたアプリケーショ
    ンと、上記アプリケーションが参照するアプリケーショ
    ンデータの集合で構成されたグループを格納するアプリ
    ケーションデータ格納部と、上記アプリケーションデー
    タ格納部に格納される上記グループを示す第1のキーワ
    ードとそれに対応する第2のキーワードを記憶するキー
    ワード格納部と、検索対象の文字情報を入力する入力手
    段と、文字情報を表示する表示手段とを備えた電子機器
    において、 上記入力手段から入力された検索対象の文字情報をもと
    に上記キーワード格納部の第2のキーワードを検索する
    検索手段と、 上記検索手段が検索した第2のキーワードに対応する第
    1のキーワードが示す上記グループに所属するアプリケ
    ーションデータを呼び出す候補データ取得手段と、 上記検索手段もしくは候補データ取得手段が取得したキ
    ーワードまたはアプリケーションデータに基づいて目的
    とするアプリケーションデータを選択する選択手段とを
    備えたことを特徴とする電子機器の文字入力システム。
  9. 【請求項9】 上記キーワード格納部内の情報を登録す
    るキーワード登録手段を備えた請求項8に記載の電子機
    器の文字入力システム。
  10. 【請求項10】 上記キーワード格納部に、上記候補デ
    ータ取得手段が取得する上記アプリケーションデータ格
    納部の呼出範囲を限定する情報を格納した呼出範囲情報
    エリアを備えた請求項8に記載の電子機器の文字入力シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 上記候補データ取得手段が、上記候補
    データを取得した段階で、現在選択されている候補デー
    タに関連した他の文字情報が属するデータのグループを
    候補データとして取得する切り換え機能を備えた請求項
    1または請求項8に記載の文字入力システム。
  12. 【請求項12】 上記切り換え機能が、特定のフィール
    ドに属するデータとレコードの属するデータを切り換え
    る請求項11に記載の文字入力システム。
  13. 【請求項13】 上記切り換え機能が、特定のフィール
    ドに属するデータと他の特定のフィールドに属するデー
    タとを切り換える請求項11に記載の文字入力システ
    ム。
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