JP2000304782A - スペクトル分析装置、スペクトル分析方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

スペクトル分析装置、スペクトル分析方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2000304782A
JP2000304782A JP11116168A JP11616899A JP2000304782A JP 2000304782 A JP2000304782 A JP 2000304782A JP 11116168 A JP11116168 A JP 11116168A JP 11616899 A JP11616899 A JP 11616899A JP 2000304782 A JP2000304782 A JP 2000304782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spectrum
peak frequency
frequency
analysis
spectrum peak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11116168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3933814B2 (ja
Inventor
Eiji Miyanishi
英司 宮西
Fujio Unoko
富士夫 右ノ子
Takayuki Nakamura
隆行 中村
Shigeru Isobe
滋 磯邊
Takashi Yanagimoto
太加志 柳本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP11616899A priority Critical patent/JP3933814B2/ja
Publication of JP2000304782A publication Critical patent/JP2000304782A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3933814B2 publication Critical patent/JP3933814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的な電磁波(不要輻射スペクトル)抑制
対策等のための、複数のクロック周波数の発生源を有す
る電子機器のスペクトルの全体としての分析を迅速にか
つ正確におこなうこと。 【解決手段】 電子機器の電磁界測定をおこなった結果
として得られる周波数に対応するスペクトルデータを入
力するスペクトルデータ入力部201と、入力されたス
ペクトルデータから、周辺の周波数に対して突出した量
のスペクトルを有するスペクトルピーク周波数を抽出す
るスペクトルピーク周波数抽出部202と、スペクトル
ピーク周波数が複数のクロック周波数のうちのどの発生
源のクロック周波数に対応するかを解析するスペクトル
ピーク周波数解析部203と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のクロック
周波数の発生源を有する電子機器のスペクトルを分析す
るスペクトル分析装置、スペクトル分析方法、およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器から発せられる電磁波
(不要輻射スペクトル)による機器の誤動作等の悪影響
を回避する必要があるため、電子機器を設計する際に
は、この電磁波をいかに抑制するかが問題となる。そこ
で、この電磁波を抑制する対策をとるために、電子機器
の中における上記電磁波を発している発生源を正確に分
析・把握する必要がある。
【0003】このように、複数のクロック周波数の発生
源を有する電子機器の不要輻射スペクトルを分析する場
合には、電波暗室において対象となる電子機器の電磁波
を測定し、垂直偏波スペクトルと水平偏波スペクトルに
分けて表示をしていた。そして、表示された偏波スペク
トルのうち、問題となるスペクトルのピーク部分に着目
して、各発生源のクロック周波数と比較することで、問
題となるピーク部分に関連のある発生源を問題がある発
生源として特定していた。
【0004】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、従来の
分析方法にあっては、計算量が膨大である等の理由か
ら、問題となるスペクトルのピークを一度に一つずつし
か対象とすることができず、全体に渡る分析を一度にお
こなうことが困難であり、結果として全体としての対策
をとることができないため、目測と試行錯誤的な実験に
頼らざるを得ず、電子機器が発する電磁波を抑制する対
策を効率よくかつ的確にとることができないという問題
点があった。
【0005】この発明は、上述した従来例による問題点
を解消するため、効率的な電磁波(不要輻射スペクト
ル)抑制対策等のための、複数のクロック周波数の発生
源を有する電子機器のスペクトルの全体としての分析を
迅速にかつ正確におこなうことができるスペクトル分析
装置、スペクトル分析方法、およびその方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るスペ
クトル分析装置は、複数のクロック周波数の発生源を有
する電子機器のスペクトルを分析するスペクトル分析装
置において、前記電子機器の電磁界測定をおこなった結
果として得られる周波数に対応するスペクトルデータを
入力するスペクトルデータ入力手段と、前記スペクトル
データ入力手段により入力されたスペクトルデータか
ら、周辺の周波数に対して突出した量のスペクトルを有
するスペクトルピーク周波数を抽出するスペクトルピー
ク周波数抽出手段と、前記スペクトルピーク周波数抽出
手段により抽出されたスペクトルピーク周波数が前記複
数のクロック周波数のうちのどの発生源のクロック周波
数に対応するかを解析するスペクトルピーク周波数解析
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、スペ
クトルピーク周波数がどの発生源のクロック周波数に対
応するかをスペクトルピーク周波数ごとに効率よく解析
することができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係るスペク
トル分析装置は、請求項1に記載の発明において、前記
スペクトルピーク周波数解析手段が、前記スペクトルピ
ーク周波数抽出手段により抽出されたスペクトルピーク
周波数がどの発生源のクロック周波数に対応するかを、
前記各スペクトルピーク周波数を前記各クロック周波数
で除算することにより解析することを特徴とする。
【0009】この請求項2に記載の発明によれば、スペ
クトルピーク周波数がどの発生源のクロック周波数に対
応するかを簡易な方法で高速に解析することができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明に係るスペク
トル分析装置は、請求項2に記載の発明において、前記
スペクトルピーク周波数解析手段が、前記各スペクトル
ピーク周波数を前記各クロック周波数で除算し、除算の
結果が整数値になるクロック周波数の発生源を特定し、
前記スペクトルピーク周波数におけるスペクトルは前記
特定した発生源から出されたものと解析することを特徴
とする。
【0011】この請求項3に記載の発明によれば、スペ
クトルピーク周波数がどの発生源のクロック周波数に対
応するかを簡易な方法で正確に解析することができる。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係るスペク
トル分析装置は、請求項1〜3に記載の発明において、
さらに、表示画面を有する表示手段と、前記表示手段を
制御して、前記スペクトルピーク周波数解析手段により
解析された結果を前記表示画面に表示する表示制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0013】この請求項4に記載の発明によれば、発生
源ごとにスペクトル周波数全体に渡る解析結果を的確に
把握することができる。
【0014】また、請求項5に記載の発明に係るスペク
トル分析装置は、請求項4記載の発明において、前記表
示制御手段が、前記表示手段を制御して、前記スペクト
ルピーク周波数解析手段により解析された前記発生源ご
とのスペクトルピーク周波数に対するスペクトル量を表
示することを特徴とする。
【0015】この請求項5に記載の発明によれば、すべ
ての発生源の周波数に対するスペクトル量を同時に見る
ことができ、問題となる発生源の特定を容易にかつ迅速
におこなうことができる。
【0016】また、請求項6に記載の発明に係るスペク
トル分析装置は、請求項4または5に記載の発明におい
て、前記スペクトルピーク周波数解析手段により解析さ
れた前記スペクトルピーク周波数に対するスペクトル量
を前記発生源ごとに累積する累積手段を備え、前記表示
制御手段が、前記表示手段を制御して、前記累積手段に
より累積された累積スペクトル量を表示することを特徴
とする。
【0017】この請求項6に記載の発明によれば、スペ
クトルを多く放射している発生源を容易に認識すること
ができる。
【0018】また、請求項7に記載の発明に係るスペク
トル分析装置は、請求項4〜6に記載の発明において、
前記スペクトルピーク周波数解析手段により解析された
結果をすでに解析された別の解析結果と比較する比較手
段を備え、前記表示制御手段が、前記表示手段を制御し
て、前記比較手段により比較された解析結果を表示する
ことを特徴とする。
【0019】この請求項7に記載の発明によれば、別の
解析結果との比較においてスペクトルピーク周波数ごと
のスペクトル量がどのくらい変化したかを容易に認識す
ることができる。
【0020】また、請求項8に記載の発明に係るスペク
トル分析装置は、請求項7に記載の発明において、前記
比較手段が、前記すでに解析された別の解析結果のう
ち、前記発生源ごとのスペクトルピーク周波数に対する
スペクトル量または/および前記累積スペクトル量の差
分を算出し、前記表示制御手段が、前記表示手段を制御
して、前記比較手段により算出された前記発生源ごとの
スペクトルピーク周波数に対するスペクトル量または/
および前記累積スペクトル量の差分を表示することを特
徴とする。
【0021】この請求項8に記載の発明によれば、別の
解析結果との比較において発生源ごとのスペクトル量が
どのくらい変化したかを容易に認識することができる。
【0022】また、請求項9に記載の発明に係るスペク
トル分析方法は、複数のクロック周波数の発生源を有す
る電子機器のスペクトルを分析するスペクトル分析方法
において、前記電子機器の電磁界測定をおこなった結果
として得られる周波数に対応するスペクトルデータを入
力するスペクトルデータ入力工程と、前記スペクトルデ
ータ入力工程により入力されたスペクトルデータから、
周辺の周波数に対して突出した量のスペクトルを有する
スペクトルピーク周波数を抽出するスペクトルピーク周
波数抽出工程と、前記スペクトルピーク周波数抽出工程
により抽出されたスペクトルピーク周波数が前記複数の
クロック周波数のうちのどの発生源のクロック周波数に
対応するかを解析するスペクトルピーク周波数解析工程
と、を含んだことを特徴とする。
【0023】この請求項9に記載の発明によれば、スペ
クトルピーク周波数がどの発生源のクロック周波数に対
応するかをスペクトルピーク周波数ごとに効率よく解析
することができる。
【0024】また、請求項10に記載の発明に係るスペ
クトル分析方法は、請求項9に記載の発明において、前
記スペクトルピーク周波数解析工程が、前記スペクトル
ピーク周波数抽出工程により抽出されたスペクトルピー
ク周波数がどの発生源のクロック周波数に対応するか
を、前記各スペクトルピーク周波数を前記各クロック周
波数で除算することにより解析することを特徴とする。
【0025】この請求項10に記載の発明によれば、ス
ペクトルピーク周波数がどの発生源のクロック周波数に
対応するかを簡易な方法で高速に解析することができ
る。
【0026】また、請求項11に記載の発明に係るスペ
クトル分析方法は、請求項10に記載の発明において、
前記スペクトルピーク周波数解析工程が、前記各スペク
トルピーク周波数を前記各クロック周波数で除算し、除
算の結果が整数値になるクロック周波数の発生源を特定
し、前記スペクトルピーク周波数におけるスペクトルは
前記特定した発生源から出されたものと解析することを
特徴とする。
【0027】この請求項11に記載の発明によれば、ス
ペクトルピーク周波数がどの発生源のクロック周波数に
対応するかを簡易な方法で正確に解析することができ
る。
【0028】また、請求項12に記載の発明に係るスペ
クトル分析方法は、請求項9〜11に記載の発明におい
て、さらに、前記スペクトルピーク周波数解析工程によ
り解析された結果を表示する表示工程を含んだことを特
徴とする。
【0029】この請求項12に記載の発明によれば、発
生源ごとにスペクトル周波数全体に渡る解析結果を的確
に把握することができる。
【0030】また、請求項13に記載の発明に係るスペ
クトル分析方法は、請求項12に記載の発明において、
前記表示工程が、前記スペクトルピーク周波数解析工程
により解析された前記発生源ごとのスペクトルピーク周
波数に対するスペクトル量を表示することを特徴とす
る。
【0031】この請求項13に記載の発明によれば、す
べての発生源の周波数に対するスペクトル量を同時に見
ることができ、問題となる発生源の特定を容易にかつ迅
速におこなうことができる。
【0032】また、請求項14に記載の発明に係るスペ
クトル分析方法は、請求項12または13に記載の発明
において、前記スペクトルピーク周波数解析工程により
解析された前記スペクトルピーク周波数に対するスペク
トル量を前記発生源ごとに累積する累積工程を含み、前
記表示工程が、前記累積工程により累積された累積スペ
クトル量を表示することを特徴とする。
【0033】この請求項14に記載の発明によれば、ス
ペクトルを多く放射している発生源を容易に認識するこ
とができる。
【0034】また、請求項15に記載の発明に係るスペ
クトル分析方法は、請求項12〜14に記載の発明にお
いて、前記スペクトルピーク周波数解析工程により解析
された結果をすでに解析された別の解析結果と比較する
比較工程を含み、前記表示工程が、前記比較工程により
比較された解析結果を表示することを特徴とする。
【0035】この請求項15に記載の発明によれば、別
の解析結果との比較においてスペクトルピーク周波数ご
とのスペクトル量がどのくらい変化したかを容易に認識
することができる。
【0036】また、請求項16に記載の発明に係るスペ
クトル分析方法は、請求項15に記載の発明において、
前記比較工程が、前記すでに解析された別の解析結果の
うち、前記発生源ごとのスペクトルピーク周波数に対す
るスペクトル量または/および前記累積スペクトル量の
差分を算出し、前記表示工程が、前記比較工程により算
出された前記発生源ごとのスペクトルピーク周波数に対
するスペクトル量または/および前記累積スペクトル量
の差分を表示することを特徴とする。
【0037】この請求項16に記載の発明によれば、別
の解析結果との比較において発生源ごとのスペクトル量
がどのくらい変化したかを容易に認識することができ
る。
【0038】また、請求項17に記載の発明に係る記憶
媒体は、請求項9〜16に記載された方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したことで、そのプロ
グラムを機械読み取り可能となり、これによって、請求
項9〜16の動作をコンピュータによって実現すること
が可能である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係るスペクトル分析装置、スペクトル分析方法、
およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適
な実施の形態について詳細に説明する。
【0040】〔実施の形態1〕 (スペクトル分析装置の概要)実施の形態1によるスペ
クトル分析装置は、電波暗室や実験室で測定された電子
機器の不要輻射スペクトル測定結果を上記装置が処理で
きるようなコンピュータ処理可能なデータ形式に変換
し、自動的に分析を加え、分析結果の報告書を自動的に
作成するソフトウエア群より構成されている。
【0041】この装置によって分析結果報告書作成を自
動化することにより、設計者の負担を軽減し、従来目測
と試行錯誤的な実験に頼っていた部分を定量的に把握で
きるようになり、実験結果に対する正確な把握が可能と
なることにより、対策のトレードオフ現象の把握は最小
限(コストミニマム)の対策の選択がやりやすくなるば
かりでなく、一定の書式で作成された分析データを蓄積
・分類することにより共通した問題点の抽出をおこなえ
ば、予防策をあらかじめ用意することも可能にする取り
組むへの展望を開くことができる。
【0042】(ハードウエア構成)まず、この発明の実
施の形態1によるスペクトル分析装置のハードウエア構
成について説明する。図1は、実施の形態1によるスペ
クトル分析装置のハードウエア構成を示すブロック図で
ある。
【0043】図1において、101はスペクトル分析装
置全体を制御するCPUを、102はブートプログラム
等を記憶したROMを、103はCPU101のワーク
エリアとして使用されるRAMを、104はCPU10
1の制御にしたがってHD(ハードディスク)105に
対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハー
ドディスクドライブ)を、105はHDD104の制御
で書き込まれたデータを記憶するHDをそれぞれ示して
いる。
【0044】また、106はCPU101の制御にした
がってFD(フロッピーディスク)107に対するデー
タのリード/ライトを制御するFDD(フロッピーディ
スクドライブ)を、107はFDD106の制御で書き
込まれたデータを記憶する着脱自在な記憶媒体の一例と
してのFDを、108はドキュメント、表やグラフを含
む画像、機能情報等を表示するディスプレイをそれぞれ
示している。
【0045】また、109は通信回線110を介してネ
ットワークに接続され、そのネットワークNETと内部
のインターフェイスを司るインターフェイス(I/F)
を、111は文字、数値、各種指示等の入力のためのキ
ーを備えたキーボードを、112はカーソルの移動や範
囲選択、あるいは表示画面に表示されたアイコンやボタ
ンの押下やウインドウの移動やサイズの変更等をおこな
うマウスをそれぞれ示している。
【0046】また、113はOCR(Optical
Character Reader)機能を備えた画像
を光学的に読み取るスキャナを、114は検索結果その
他表示画面に表示されたデータの内容等を印刷するプリ
ンタを、115は上記各部を結合するためのバスをそれ
ぞれ示している。
【0047】また、HD105には後述するスペクトル
分析ソフトウエア、データ変換ソフトウエア、表計算ソ
フトウエア、インターネット等のネットワークへの接続
ソフトウエア等のアプリケーションソフトウエアや、動
的書式マクロプログラム等のマクロプログラムが記憶さ
れているようにしてもよい。
【0048】(機能的構成)つぎに、実施の形態1によ
るスペクトル分析装置の機能的構成について説明する。
図2は、実施の形態1によるスペクトル分析装置の構成
を機能的に示すブロック図である。
【0049】図2のブロック図において、スペクトル分
析装置は、スペクトルデータ入力部201と、スペクト
ルピーク周波数抽出部202と、スペクトルピーク周波
数解析部203と、表示制御部204と、表示部205
と、累積部206とを含む構成である。
【0050】スペクトル入力部201は、複数のクロッ
ク周波数の発生源を有する電子機器の電磁界測定をおこ
なった結果得られる周波数に対応するスペクトルデータ
を入力する。スペクトルデータの入力は、たとえば、ス
ペクトルデータが記憶されたFD105をFDD106
で読み取ることにより入力することができる。また、ネ
ットワークNETを介してI/F109によりスペクト
ルデータを入力するようにしてもよい。
【0051】スペクトルピーク周波数抽出部202は、
スペクトルデータ入力部201により入力されたスペク
トルデータから、周辺の周波数に対して突出した量のス
ペクトルを有するスペクトルピーク周波数を抽出する。
スペクトルピーク周波数の抽出処理の具体的内容につい
ては後述する。
【0052】スペクトルピーク周波数解析部203は、
スペクトルピーク周波数抽出部202により抽出された
スペクトルピーク周波数が前記複数のクロック周波数の
うちのどの発生源のクロック周波数に対応するかを解析
する。
【0053】また、スペクトルピーク周波数解析部20
3は、スペクトルピーク周波数抽出部202により抽出
されたスペクトルピーク周波数がどの発生源のクロック
周波数に対応するかを、各スペクトルピーク周波数を各
クロック周波数で除算することにより解析する。
【0054】また、スペクトルピーク周波数解析部20
3は、各スペクトルピーク周波数を各クロック周波数で
除算し、除算の結果が整数値になるクロック周波数の発
生源を特定し、前記スペクトルピーク周波数におけるス
ペクトルは前記特定した発生源から出されたものと解析
する。
【0055】表示制御部204は、表示画面を有する表
示部205を制御して、スペクトルピーク周波数解析部
203により解析された結果を前記表示画面に表示す
る。また、表示制御部204は、表示部205を制御し
て、スペクトルピーク周波数解析部203により解析さ
れた発生源ごとのスペクトルピーク周波数に対するスペ
クトル量を表示する。
【0056】累積部206は、スペクトルピーク周波数
解析部203により解析されたスペクトルピーク周波数
に対するスペクトル量を発生源ごとに累積する。その
際、表示制御部204は、表示部205を制御して、累
積部206により累積された累積スペクトル量を表示す
る。
【0057】なお、スペクトルデータ入力部201、ス
ペクトルピーク周波数抽出部202、スペクトルピーク
周波数解析部203、表示制御部204、表示部20
5、累積部206は、ROM102、RAM103、あ
るいはハードディスク105等の記録媒体に記録された
プログラム等に記載された命令にしたがってCPU10
1等が命令処理を実行することにより、各部の機能を実
現するようにしてもよい。
【0058】(ソフトウエア群およびデータの内容)つ
ぎに、実施の形態1に係るスペクトル分析装置の各機能
を実現するためのソフトウエア群およびデータの内容に
ついて説明する。図3は、実施の形態1に係るスペクト
ル分析装置の各機能を実現するためのソフトウエア群お
よびデータを示す説明図である。
【0059】図3において、スペクトル分析装置300
は、データ変換ソフトウエア303と、スペクトル分析
ソフトウエア306と、表計算ソフトウエア308と、
動的書式マクロプログラム309等の各ソフトウエア
(プログラム)を有している。
【0060】また、スペクトル分析装置300は、デー
タ変換ソフトウエアによりデータ変換された水平偏波ス
ペクトルデータファイル341と垂直偏波スペクトルデ
ータファイル342とからなるCSV形式データファイ
ル304と、分析用データファイル305(発生源リス
トファイル351、電波規格データファイル352、周
波数補正データファイル353、初期化ファイルである
INIファイル354)と、スペクトル分析ソフトウエ
ア306により分析された結果に関するCSV形式デー
タファイル307(統計分析データファイル371、フ
ィルタデータファイル372、高調波リストファイル3
73)と、報告書データベース310等を有する。
【0061】また、スペクトル分析装置300とは別個
に、電波暗室計測器制御ソフトウエア301および電波
暗室測定データファイル302を備える。電波暗室計測
器制御ソフトウエア301により得られた電波暗室測定
データファイル302に格納されたデータは、データ変
換ソフトウエア303により、水平偏波スペクトルデー
タおよび垂直偏波スペクトルデータに変換される。
【0062】データ変換後、変換された水平偏波スペク
トルデータおよび垂直偏波スペクトルデータを、水平偏
波スペクトルデータファイル341または水平偏波スペ
クトルデータファイル342にそれぞれ格納する。水平
偏波スペクトルデータの一例を図4に示す。また、垂直
偏波スペクトルデータの一例を図5に示す。
【0063】(分析用データファイル305)つぎに、
分析用データファイル305の内容について説明する。
分析用データには、発生源リストファイル351と、電
波規格データファイル352と、周波数補正データファ
イル353と、初期化ファイルであるINIファイル3
54を含んでいる。
【0064】発生源リストファイル351には、「発生
源名」,「発振周波数」,「クロック処理デバイス
名」,「参考になる代表的分周数」等が格納される。発
生源リストの一例を図6に示す。
【0065】電波規格データファイル352には、「周
波数」,「規格値」等が格納される。データ行のならび
は周波数の昇順で、周波数の単位は〔MHz〕であり、
規格値の単位は〔dBμV/m〕である。これはいわゆ
るピースワイズリニアと呼ばれるデータ形式で、折れ線
の頂点座標データの集まりを示す。電波規格値データの
一例を図7に示す。
【0066】周波数補正データファイル353には、
「周波数」,「周波数誤差」等が格納される。データ行
ならびは周波数の昇順で、周波数の単位は〔MHz〕で
あり、周波数誤差値の単位は〔dBμV/m〕である。
データ形式は、電波規格データファイル352と同様に
ピースワイズリニアのデータ形式である。周波数補正デ
ータの一例を図8に示す。
【0067】(CSV形式データファイル307)つぎ
に、CSV形式データファイル307の内容について説
明する。CSV形式データ307には、統計分析データ
ファイル371と、フィルタデータファイル372と、
高調波リストファイル373を含んでいる。
【0068】統計分析データファイル371には、各発
生源に対する統計分析結果を格納する。統計とは、検出
されたピークのある部分のリニアスペクトルグラフの面
積に相当する。これによって、スペクトルの全体がどれ
くらいの量があるかを把握することができる。
【0069】統計分析データのデータフォーマットは、
「発生源」,「発生源スペクトル値」,「分周値」,
「観測周波数」,「設計周波数」,「クロック処理デバ
イス」となる。周波数の単位は〔MHz〕であり、統計
結果である「発生源スペクトル値」の単位は〔MHzd
BμV/m〕である。
【0070】フィルタデータファイル372には、各発
生源ごとに抽出した高調波のスペクトルデータを格納す
る。このデータは各発生源ごとの周波数特性を見るのに
使用する。書式は、「周波数」,「観測値データ値」,
「ブロードスペクトル値」,「規格値」,「発生源高調
波1」,・・・,「発生源高調波n」となる。「発生源
高調波」の順は発生源リスト順となる。周波数の単位は
〔MHz〕であり、スペクトル値の単位は〔dBμV/
m〕である。
【0071】高調波リストファイル373には、各発生
源の30MHz〜1GHzまでの各高調波番号に対する
観測値と周波数誤差、補正値などのデータを出力したプ
ログラムでバック用データを格納する。最後の補正値と
誤差値は周波数補正データを作成する際に利用する。
【0072】高調波リストのデータのフォーマットは、
「観測値」,「発生源」,「クロック処理デバイス」,
「源振周波数」,「高調波番号」,「観測周波数」,
「検出周波数」,「励振周波数」,「誤差値」,「補正
値」となる。「補正値」は、周波数補正データに基づく
観測周波数に対する本来あるべき周波数からの補正値で
ある。
【0073】「誤差値」は、補正後の周波数に対して本
来あるべき周波数からの差である。「誤差値」と「補正
値」の和を取ると、観測周波数に対する補正値になる。
すなわち、「誤差値」は周波数データに対する補正値で
ある。
【0074】(スペクトルピーク周波数抽出処理の内
容)つぎに、スペクトルピーク周波数抽出処理の内容に
ついて説明する。図9は、スペクトルピーク周波数抽出
処理の手順を示すフローチャートである。図9のフロー
チャートにおいて、まず、注目する周波数nにおけるス
ペクトル量を入力数する(ステップS901)。ここ
で、この値をAとする。
【0075】つぎに、注目する周波数よりも所定数だけ
低い周波数n−1におけるスペクトル量を入力する(ス
テップS902)。ここで、この値をBとする。さら
に、注目する周波数よりも所定数だけ高い周波数n+1
におけるスペクトル量を入力する(ステップS90
3)。ここで、この値をCとする。
【0076】つぎに、上記AおよびBを比較する(ステ
ップS904)。ここで、A>Bでない場合(ステップ
S904否定)は、なにもせずに、リターンされる。一
方、A>Bである場合(ステップS904肯定)は、つ
ぎに、上記AおよびCを比較する(ステップS90
5)。
【0077】ステップS905において、A<Cでない
場合(ステップS905否定)は、なにもせずに、リタ
ーンされる。一方、A>Cである場合(ステップS90
5肯定)は、注目する周波数nをスペクトルピーク周波
数として抽出し、かつ記憶する(ステップS906)。
その後、リターンされる。この処理をすべての周波数に
おいて繰り返しおこなうことにより、全スペクトルピー
ク周波数を抽出することができる。
【0078】図10は、スペクトルピーク周波数を示す
説明図である。図10に示すように、周辺の周波数と比
較してスペクトル量が多くなっている周波数をスペクト
ルピーク周波数とする。図10においては、P1、P
2、・・・がスペクトルピーク周波数である。
【0079】(スペクトルピーク周波数解析処理の内
容)つぎに、スペクトルピーク周波数解析処理の内容に
ついて説明する。図11は、スペクトルピーク周波数解
析処理の手順を示すフローチャートである。図11のフ
ローチャートにおいて、まず、複数抽出されたスペクト
ルピーク周波数のうち、最初のスペクトルピーク周波数
を入力する(ステップS1101)。最初のルピーク周
波数とは、複数抽出されたスペクトルピーク周波数のう
ちの任意のスペクトルピーク周波数であり、ここではも
っとも低いスペクトルピーク周波数とすることができ
る。
【0080】つぎに、複数の発生源のクロック周波数の
うちの最初の発生源のクロック周波数を入力する(ステ
ップS1102)。ここでも同様に、最初の発生源のク
ロック周波数とは、複数ある発生源のクロック周波数の
うちの任意のクロック周波数である。
【0081】つぎに、スペクトルピーク周波数を、発生
源のクロック周波数で除算する(ステップS110
3)。すなわち、 (スペクトルピーク周波数)÷(発生源のクロック周波
数) を実行する。
【0082】そして、除算の結果が整数値になるか否か
を判断する(ステップS1104)。ここで、上記除算
をおこない、除算の結果が整数値になるか否かを判断す
るのは、除算の結果が整数値になれば、ピークとなった
スペクトル量は当該発生源が原因となっているというこ
とがわかるからである。
【0083】したがって、除算の結果、整数値の場合
(ステップS1104肯定)は、当該発生源に対応させ
てスペクトルピーク周波数および当該スペクトルピーク
周波数におけるスペクトル量を所定の記憶領域(たとえ
ば、RAM103等)に格納する(ステップS110
5)。
【0084】一方、ステップS1104において、除算
の結果が整数値にならない場合(ステップS1104否
定)は、ピークとなったスペクトル量は当該発生源とは
なんら関連性がないと判断できるため、なにもせずに、
ステップS1106へ移行する。
【0085】つぎに、ステップS1106において、最
後の発生源のクロック周波数であるか否かを判断する。
すなわち、すべての発生源のクロック周波数について上
記ステップS1103〜S1105の各処理をおこなっ
たか否かを判断するものである。
【0086】ステップS1106において、最後の発生
源のクロック周波数でない場合(ステップS1106否
定)、すなわち、未だ、すべての発生源クロック周波数
について上記各処理(除算処理)がおこなわれていない
場合は、つぎの発生源のクロック周波数、すなわち、未
だ、上記各処理(除算処理)なおこなわれていない発生
源のクロック周波数を入力し(ステップS1107)、
その後、ステップS1103へ移行し、以後、ステップ
S1103〜S1107の各処理を繰り返しおこなう。
【0087】すなわち、6種類の発生源のクロック周波
数がある場合は、一つのスペクトルピーク周波数に対し
て、各発生源のクロック周波数ごとに上記除算処理をお
こなう。したがって、結果的には上記除算処理は6回繰
り返しておこなわれることになる。
【0088】また、本実施の形態では、ステップS11
05における格納処理がおこなわれたか否かに関わら
ず、一つのスペクトルピーク周波数において、上記除算
処理をすべての発生源のクロック周波数ごと(上記の例
では6回)おこなうようにしたが、ステップS1105
における格納処理がおこなわれた段階で、当該スペクト
ルピーク周波数における上記除算処理を中止するように
してもよい。これによって、さらに高速にスペクトルピ
ーク周波数の解析処理を完了させることができる。
【0089】つぎに、ステップS1108において、最
後のスペクトルピーク周波数か否かを判断する。すなわ
ち、すべてのスペクトルピーク周波数について上記ステ
ップS1102〜S1107の各処理(発生源のクロッ
ク周波数抽出処理)をおこなったか否かを判断するもの
である。
【0090】ステップS1108において、最後のスペ
クトルピーク周波数でない場合(ステップS1108否
定)、すなわち、未だ、すべてのスペクトルピーク周波
数について上記ステップS1102〜S1107の各処
理(発生源のクロック周波数抽出処理)がおこなわれて
いない場合は、つぎのスペクトルピーク周波数、すなわ
ち、未だ、上記各処理(発生源のクロック周波数抽出処
理)がおこなわれていないスペクトルピーク周波数を入
力し(ステップS1109)、その後、ステップS11
02へ移行し、以後、ステップS1102〜S1109
の各処理を繰り返しおこなう。
【0091】ステップS1108において、最後のスペ
クトルピーク周波数である場合(ステップS1108肯
定)、すなわち、すべてのスペクトルピーク周波数にお
いて、上記発生源のクロック周波数抽出処理が終了した
場合は、スペクトルピーク周波数解析処理を終了する。
【0092】(解析結果の表示例)つぎに、解析された
結果の表示内容について説明する。図12は、解析結果
の表示の一例を示す説明図である。図12において、表
示画面に表示されるのは、統計分析結果1201、放射
電磁界測定スペクトル1202、放射電界ブロードスペ
クトル1203、各発生源の概要1204、各発生源の
スペクトル(水平偏波)1205、各発生源のスペクト
ル(垂直偏波)1206が表示される。また、それらの
上方側には考察記入領域1207が表示される。
【0093】図13は、実施の形態1に係るスペクトル
分析装置の解析結果の表示の別の一例を示す説明図であ
る。すなわち、図13は、図11に表示される統計分析
結果1201を表示する拡大表示図である。図13に示
すように、縦軸には、各発生源が表示され、各発生源ご
とにスペクトル値(量)の累積値が棒グラフで表示され
る。累積値には、水平偏波と垂直偏波が区別できるよう
にしてあり、かつ、水平偏波と垂直偏波とを累積してい
る。このグラフにより、スペクトルを多く放射している
発生源を容易に認識することができる。
【0094】また、図14は、実施の形態1に係るスペ
クトル分析装置の解析結果の表示の別の一例を示す説明
図である。すなわち、図14は、各発生源の概要120
4を表示する拡大表示図である。図14に示すように、
各発生源の概要1204には、発生源を表示する項目
と、X’tal〔MHz〕を表示する項目と、クロック
処理デバイスを表示する項目と、検出分周数を表示する
項目とからなり、かく発生源ごとの詳細なデータが表示
される。これにより、各発生源の概要を容易に知ること
ができる。
【0095】また、図15は、実施の形態1に係るスペ
クトル分析装置の解析結果の表示の別の一例を示す説明
図である。すなわち、図15は、各発生源のスペクトル
(水平偏波)1205を表示する拡大表示図である。図
15に示すように、各発生源ごとに抽出されたピークス
ペクトル周波数およびその周波数におけるスペクトル量
を示すグラフとなっている。これらのグラフにより、す
べての発生源の周波数に対するスペクトル量を同時に見
ることができるので、問題となる発生源の特定を容易に
かつ迅速におこなうことができる。
【0096】(一連の処理手順)つぎに、実施の形態1
によるスペクトル分析方法の一連の動作の内容について
説明する。図16は、実施の形態1に係るスペクトル分
析方法の一連の動作の流れを示すフローチャートであ
る。図16のフローチャートにおいて、まず、スペクト
ルデータを入力する(ステップS1601)。つぎに、
スペクトルピーク周波数を上述した抽出方法により抽出
する(ステップS1602)。
【0097】つぎに、上記ステップS1602により抽
出されたスペクトルピーク周波数を解析し、そのスペク
トルピークがどの発生源のクロック周波数に起因してい
るかを解析する(ステップS1603)。この解析方法
も上述の通りであるので、詳細な説明は省略する。
【0098】この解析をすべてのスペクトルピーク周波
数に対しておこない、すべてのスペクトルピーク周波数
の改正が終了した場合(ステップS1604肯定)に、
つぎに解析結果を表示し(ステップS1605)、解析
結果を表示した後、一連のすべての処理を終了する。
【0099】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、スペクトルデータ入力部201が、電子機器の電磁
界測定をおこなった結果として得られる周波数に対応す
るスペクトルデータを入力し、スペクトルピーク周波数
抽出部202が、入力されたスペクトルデータから、周
辺の周波数に対して突出した量のスペクトルを有するス
ペクトルピーク周波数を抽出し、スペクトルピーク周波
数解析部203が、抽出されたスペクトルピーク周波数
が前記複数のクロック周波数のうちのどの発生源のクロ
ック周波数に対応するかを解析するので、スペクトルピ
ーク周波数がどの発生源のクロック周波数に対応するか
をスペクトルピーク周波数ごとに効率よく解析すること
ができ、これにより、複数のクロック周波数の発生源を
有する電子機器のスペクトルの全体としての分析を迅速
にかつ正確におこなうことができる。
【0100】また、スペクトルピーク周波数解析部20
3が、抽出されたスペクトルピーク周波数がどの発生源
のクロック周波数に対応するかを、各スペクトルピーク
周波数を各クロック周波数で除算することにより解析す
るので、スペクトルピーク周波数がどの発生源のクロッ
ク周波数に対応するかを簡易な方法で高速に解析するこ
とができる。
【0101】また、前記スペクトルピーク周波数解析部
203が、各スペクトルピーク周波数を各クロック周波
数で除算し、除算の結果が整数値になるクロック周波数
の発生源を特定し、スペクトルピーク周波数におけるス
ペクトルは前記特定した発生源から出されたものと解析
するので、スペクトルピーク周波数がどの発生源のクロ
ック周波数に対応するかを簡易な方法で正確に解析する
ことができる。
【0102】また、表示制御部204が、表示画面を有
する表示部205を制御して、スペクトルピーク周波数
解析部203により解析された結果を表示画面に表示す
るので、発生源ごとにスペクトル周波数全体に渡る解析
結果を的確に把握することができる。
【0103】また、前記表示制御部204がスペクトル
ピーク周波数解析部203により解析された発生源ごと
のスペクトルピーク周波数に対するスペクトル量を表示
するので、すべての発生源の周波数に対するスペクトル
量を同時に見ることができ、問題となる発生源の特定を
容易にかつ迅速におこなうことができる。
【0104】また、累積部206が、スペクトルピーク
周波数解析部203により解析されたスペクトルピーク
周波数に対するスペクトル量を発生源ごとに累積し、表
示制御部204が、表示部205を制御して、累積され
た累積スペクトル量を表示するので、スペクトルを多く
放射している発生源を容易に認識することができる。
【0105】上記の効果にともない、さらに以下のよう
な効果を奏するものである。 (1)問題となるスペクトルピークの発生源(クロック
やデバイス)を迅速に特定することができる。 (2)対策後の発生源ごとの効果を確認することができ
る。 (3)対策部品の効果を把握(対策部品の必要最小限
化、コストミニマム化)することができる。 (4)分析データの蓄積・分類による共通問題点を把握
することができる。
【0106】〔実施の形態2〕さて、上述した実施の形
態1にあっては、一つの解析結果を表示するようにした
が、以下に説明する実施の形態2のように、複数の解析
結果を比較して表示するようにしてもよい。なお、実施
の形態2によるスペクトル分析装置のハードウエア構成
は、実施の形態1と同様であるので、その説明は省略す
る。また、実施の形態2によるスペクトル分析装置のソ
フトウエア群およびデータの内容についても実施の形態
1と同様であるので、その説明は省略する。
【0107】(機能的構成)まず、実施の形態2に係る
スペクトル分析装置の機能的構成について説明する。図
17は、実施の形態2に係るスペクトル分析装置の構成
を機能的に示すブロック図である。なお、図2に示した
実施の形態1と同一の構成部については、同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0108】図17のブロック図において、スペクトル
分析装置は、スペクトルデータ入力部201と、スペク
トルピーク周波数抽出部202と、スペクトルピーク周
波数解析部203と、表示制御部204と、表示部20
5と、累積部206のほか、記憶部1701と、比較部
1702とを含む構成である。
【0109】記憶部1701は、スペクトルピーク周波
数解析部203により解析された結果、すなわち、解析
されたスペクトルピーク周波数に対するスペクトル量、
または/および累積部205に累積された累積スペクト
ル量を各発生源ごとに記憶する。記憶部1701は、ハ
ードディスクドライブ(HDD)104によりハードデ
ィスク(HD)105に上記データを記憶することによ
り実現する。また、HD105のかわりに、フロッピー
ディスク(FD)105その他の記憶媒体を用いてもよ
い。
【0110】比較部1702は、スペクトルピーク周波
数解析部203により解析された結果をすでに解析され
た別の解析結果であって記憶部1701に記憶されてい
る解析結果と比較する。
【0111】より具体的には、比較部1702は、すで
に解析され、記憶部1701に記憶されている別の解析
結果のうち、発生源ごとのスペクトルピーク周波数に対
するスペクトル量または/および前記累積スペクトル量
の差分を算出する。
【0112】その際、表示制御部204は、表示部20
5を制御して、比較部1702により比較された解析結
果、具体的には、比較部1702により算出された発生
源ごとのスペクトルピーク周波数に対するスペクトル量
または/および累積スペクトル量の差分を表示する。差
分であるから、別の解析結果よりもスペクトル量が増加
していればプラス(+)になり、逆に、減少していれば
マイナス(−)になる。
【0113】なお、記憶部1701、比較部1702
は、ROM102、RAM103、あるいはハードディ
スク105等の記録媒体に記録されたプログラム等に記
載された命令にしたがってCPU101等が命令処理を
実行することにより、各部の機能を実現するようにして
もよい。
【0114】(解析結果の表示例)つぎに、解析された
結果の表示内容について説明する。図18は、解析結果
の表示の一例を示す説明図である。図18において、表
示画面に表示されるのは、ッズ12に示した実施の形態
1と同様に、統計分析結果1801、放射電磁界測定ス
ペクトル1802、放射電界ブロードスペクトル180
3、各発生源の概要1204、各発生源のスペクトル
(水平偏波)1805、各発生源のスペクトル(垂直偏
波)1806が表示される。また、それらの上方側には
考察記入領域1807が表示される。
【0115】図19は、実施の形態2に係るスペクトル
分析装置の解析結果の表示の別の一例を示す説明図であ
る。すなわち、図19は、図18に表示される統計分析
結果1801を表示する拡大表示図である。図19に示
すように、縦軸には、各発生源が表示され、各発生源ご
とにスペクトル値(量)の累積値の差分、すなわち、比
較の対象となる記憶部17021に記憶された累積値か
ら減算した結果が棒グラフで表示される。累積値の差分
には、水平偏波と垂直偏波が区別できるようにしてあ
り、かつ、水平偏波と垂直偏波とを累積している。
【0116】グラフの中央の縦線が差分0を示してお
り、その中央の縦線よりも左側に棒グラフが伸びていれ
ば、スペクトル値が減ったことを示しており、反対に、
中央の縦線よりも右側に棒グラフが伸びていれば、スペ
クトル値が増えたことを示している。このグラフによ
り、スペクトル量の軽減を図るための対策(改善処置)
が有効であったか否かを容易に認識することができる。
【0117】また、図20は、実施の形態2に係るスペ
クトル分析装置の解析結果の表示の別の一例を示す説明
図である。すなわち、図20は、各発生源のスペクトル
(水平偏波)1805を表示する拡大表示図である。図
20に示すように、各発生源ごとに抽出されたピークス
ペクトル周波数およびその周波数におけるスペクトル量
の差分を示すグラフとなっている。なお、図20におい
ては、水平偏波1805についてのみ示したが、垂直偏
波1806についても同様の内容であるので、その説明
は省略する。
【0118】これらのグラフにより、すべての発生源の
周波数に対するスペクトル量を同時に見ることができる
ので、問題となる発生源についての改善処置による効果
を発生源全体に渡って容易にかつ迅速に認識することが
できる。
【0119】(一連の処理手順)つぎに、実施の形態2
によるスペクトル分析方法の一連の動作の内容について
説明する。図21は、実施の形態2に係るスペクトル分
析方法の一連の動作の流れを示すフローチャートであ
る。図21フローチャートにおいて、ステップS210
1〜S2104までは、図16に示した実施の形態1に
おけるのフローチャートのステップS1601〜S16
04までと同様の内容なので、その説明は省略する。
【0120】ステップS2105において、他の解析結
果との比較をすべき旨に指示があったか否かを判断す
る。ここでは、操作者が特定の指示情報が入力されるこ
とにより、比較すべき指示があったか否かを判断するこ
とができる。
【0121】ステップS2105において、比較すべき
旨に指示があった場合(ステップS2105肯定)は、
つぎに、比較すべき対象となる解析結果に関するデータ
が記憶されているか否かを判断する(ステップS210
6)。ここで、解析結果に関するデータが記憶されてい
る場合(ステップS2106肯定)は、互いの解析結果
の比較処理をおこなう。
【0122】比較処理の具体的に内容については、上述
の通りであるので、その説明は省略する。その後、ステ
ップS2107において比較処理された結果を表示し
(ステップS2108)、すべての処理を終了する。
【0123】一方、ステップS2105において、他の
解析結果との比較をすべき旨に指示がなかった場合(ス
テップS2105否定)は、図16に示したステップS
1605と同様に、解析結果を表示し(ステップS21
10)、解析結果を表示した後、一連のすべての処理を
終了する。
【0124】また、ステップS2106において、解析
結果に関するデータが記憶されていにない場合(ステッ
プS2106否定)は、その旨を警告し(ステップS2
109)、その後、ステップS2110へ移行する。あ
るいは、図示は省略するが、警告(ステップS210
9)後、解析結果を記憶するだけで、すべての処理を終
了するようにしてもよい。
【0125】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、比較部1702が、スペクトルピーク周波数解析部
203により解析された結果をすでに解析され、記憶部
1701に記憶された別の解析結果と比較し、前記表示
制御部204が、表示部205を制御して、比較された
解析結果を表示するので、別の解析結果との比較におい
てスペクトルピーク周波数ごとのスペクトル量がどのく
らい変化したかを容易に認識することができ、これによ
り、複数のクロック周波数の発生源を有する電子機器の
スペクトルの全体としての分析を迅速にかつ正確におこ
なうことができる。
【0126】また、比較部1702が、記憶部1701
に記憶された解析結果のうち、発生源ごとのスペクトル
ピーク周波数に対するスペクトル量または/および累積
スペクトル量の差分を算出し、表示制御部204が、算
出された発生源ごとのスペクトルピーク周波数に対する
スペクトル量または/および累積スペクトル量の差分を
表示するので、別の解析結果との比較において発生源ご
とのスペクトル量がどのくらい変化したかを容易に認識
することができる。
【0127】なお、実施の形態1または2で説明したス
ペクトル分析方法は、あらかじめ用意されたプログラム
をパーソナルコンピュータやワークステーション等のコ
ンピュータで実行することにより実現される。このプロ
グラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD
−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒
体から読み出されることによって実行される。またこの
プログラムは、上記記録媒体を介して、インターネット
等のネットワークを介して配布することができる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、入力手段が、前記電子機器の電磁界測定をおこ
なった結果として得られる周波数に対応するスペクトル
データを入力し、スペクトルピーク周波数抽出手段が、
前記スペクトルデータ入力手段により入力されたスペク
トルデータから、周辺の周波数に対して突出した量のス
ペクトルを有するスペクトルピーク周波数を抽出し、ス
ペクトルピーク周波数解析手段が、前記スペクトルピー
ク周波数抽出手段により抽出されたスペクトルピーク周
波数が前記複数のクロック周波数のうちのどの発生源の
クロック周波数に対応するかを解析するので、スペクト
ルピーク周波数がどの発生源のクロック周波数に対応す
るかをスペクトルピーク周波数ごとに効率よく解析する
ことができ、これにより、複数のクロック周波数の発生
源を有する電子機器のスペクトルの全体としての分析を
迅速にかつ正確におこなうことができるスペクトル分析
装置が得られるという効果を奏する。
【0129】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記スペクトルピーク周
波数解析手段が、前記スペクトルピーク周波数抽出手段
により抽出されたスペクトルピーク周波数がどの発生源
のクロック周波数に対応するかを、前記各スペクトルピ
ーク周波数を前記各クロック周波数で除算することによ
り解析するので、スペクトルピーク周波数がどの発生源
のクロック周波数に対応するかを簡易な方法で高速に解
析することができ、これにより、複数のクロック周波数
の発生源を有する電子機器のスペクトルの全体としての
分析を迅速にかつ正確におこなうことができるスペクト
ル分析装置が得られるという効果を奏する。
【0130】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項2に記載の発明において、前記スペクトルピーク周
波数解析手段が、前記各スペクトルピーク周波数を前記
各クロック周波数で除算し、除算の結果が整数値になる
クロック周波数の発生源を特定し、前記スペクトルピー
ク周波数におけるスペクトルは前記特定した発生源から
出されたものと解析するので、スペクトルピーク周波数
がどの発生源のクロック周波数に対応するかを簡易な方
法で正確に解析することができ、これにより、複数のク
ロック周波数の発生源を有する電子機器のスペクトルの
全体としての分析を迅速にかつ正確におこなうことがで
きるスペクトル分析装置が得られるという効果を奏す
る。
【0131】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1〜3に記載の発明において、表示制御手段が、表
示画面を有する表示手段を制御して、前記スペクトルピ
ーク周波数解析手段により解析された結果を前記表示画
面に表示するので、発生源ごとにスペクトル周波数全体
に渡る解析結果を的確に把握することができ、これによ
り、複数のクロック周波数の発生源を有する電子機器の
スペクトルの全体としての分析を迅速にかつ正確におこ
なうことができるスペクトル分析装置が得られるという
効果を奏する。
【0132】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項4記載の発明において、前記表示制御手段が、前記
表示手段を制御して、前記スペクトルピーク周波数解析
手段により解析された前記発生源ごとのスペクトルピー
ク周波数に対するスペクトル量を表示するので、すべて
の発生源の周波数に対するスペクトル量を同時に見るこ
とができ、問題となる発生源の特定を容易にかつ迅速に
おこなうことができ、これにより、複数のクロック周波
数の発生源を有する電子機器のスペクトルの全体として
の分析を迅速にかつ正確におこなうことができるスペク
トル分析装置が得られるという効果を奏する。
【0133】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項4または5に記載の発明において、累積手段が、前
記スペクトルピーク周波数解析手段により解析された前
記スペクトルピーク周波数に対するスペクトル量を前記
発生源ごとに累積し、前記表示制御手段が、前記表示手
段を制御して、前記累積手段により累積された累積スペ
クトル量を表示するので、スペクトルを多く放射してい
る発生源を容易に認識することができ、これにより、複
数のクロック周波数の発生源を有する電子機器のスペク
トルの全体としての分析を迅速にかつ正確におこなうこ
とができるスペクトル分析装置が得られるという効果を
奏する。
【0134】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項4〜6に記載の発明において、比較手段が、前記ス
ペクトルピーク周波数解析手段により解析された結果を
すでに解析された別の解析結果と比較し、前記表示制御
手段が、前記表示手段を制御して、前記比較手段により
比較された解析結果を表示するので、別の解析結果との
比較においてスペクトルピーク周波数ごとのスペクトル
量がどのくらい変化したかを容易に認識することがで
き、これにより、複数のクロック周波数の発生源を有す
る電子機器のスペクトルの全体としての分析を迅速にか
つ正確におこなうことができるスペクトル分析装置が得
られるという効果を奏する。
【0135】また、請求項8に記載の発明によれば、請
求項7に記載の発明において、前記比較手段が、前記す
でに解析された別の解析結果のうち、前記発生源ごとの
スペクトルピーク周波数に対するスペクトル量または/
および前記累積スペクトル量の差分を算出し、前記表示
制御手段が、前記表示手段を制御して、前記比較手段に
より算出された前記発生源ごとのスペクトルピーク周波
数に対するスペクトル量または/および前記累積スペク
トル量の差分を表示するので、別の解析結果との比較に
おいて発生源ごとのスペクトル量がどのくらい変化した
かを容易に認識することができ、これにより、複数のク
ロック周波数の発生源を有する電子機器のスペクトルの
全体としての分析を迅速にかつ正確におこなうことがで
きるスペクトル分析装置が得られるという効果を奏す
る。
【0136】また、請求項9に記載の発明によれば、ス
ペクトルデータ入力工程が、前記電子機器の電磁界測定
をおこなった結果として得られる周波数に対応するスペ
クトルデータを入力し、スペクトルピーク周波数抽出工
程が、前記スペクトルデータ入力工程により入力された
スペクトルデータから、周辺の周波数に対して突出した
量のスペクトルを有するスペクトルピーク周波数を抽出
し、スペクトルピーク周波数解析工程が、前記スペクト
ルピーク周波数抽出工程により抽出されたスペクトルピ
ーク周波数が前記複数のクロック周波数のうちのどの発
生源のクロック周波数に対応するかを解析するので、ス
ペクトルピーク周波数がどの発生源のクロック周波数に
対応するかをスペクトルピーク周波数ごとに効率よく解
析することができ、これにより、複数のクロック周波数
の発生源を有する電子機器のスペクトルの全体としての
分析を迅速にかつ正確におこなうことができるスペクト
ル分析方法が得られるという効果を奏する。
【0137】また、請求項10に記載の発明によれば、
請求項9に記載の発明において、前記スペクトルピーク
周波数解析工程が、前記スペクトルピーク周波数抽出工
程により抽出されたスペクトルピーク周波数がどの発生
源のクロック周波数に対応するかを、前記各スペクトル
ピーク周波数を前記各クロック周波数で除算することに
より解析するので、スペクトルピーク周波数がどの発生
源のクロック周波数に対応するかを簡易な方法で高速に
解析することができ、これにより、複数のクロック周波
数の発生源を有する電子機器のスペクトルの全体として
の分析を迅速にかつ正確におこなうことができるスペク
トル分析方法が得られるという効果を奏する。
【0138】また、請求項11によれば、請求項10に
記載の発明において、前記スペクトルピーク周波数解析
工程が、前記各スペクトルピーク周波数を前記各クロッ
ク周波数で除算し、除算の結果が整数値になるクロック
周波数の発生源を特定し、前記スペクトルピーク周波数
におけるスペクトルは前記特定した発生源から出された
ものと解析するので、スペクトルピーク周波数がどの発
生源のクロック周波数に対応するかを簡易な方法で正確
に解析することができ、これにより、複数のクロック周
波数の発生源を有する電子機器のスペクトルの全体とし
ての分析を迅速にかつ正確におこなうことができるスペ
クトル分析方法が得られるという効果を奏する。
【0139】また、請求項12に記載の発明によれば、
請求項9〜11に記載の発明において、表示工程が、前
記スペクトルピーク周波数解析工程により解析された結
果を表示するので、発生源ごとにスペクトル周波数全体
に渡る解析結果を的確に把握することができ、これによ
り、複数のクロック周波数の発生源を有する電子機器の
スペクトルの全体としての分析を迅速にかつ正確におこ
なうことができるスペクトル分析方法が得られるという
効果を奏する。
【0140】また、請求項13に記載の発明によれば、
請求項12に記載の発明において、前記表示工程が、前
記スペクトルピーク周波数解析工程により解析された前
記発生源ごとのスペクトルピーク周波数に対するスペク
トル量を表示するので、すべての発生源の周波数に対す
るスペクトル量を同時に見ることができ、問題となる発
生源の特定を容易にかつ迅速におこなうことができ、こ
れにより、複数のクロック周波数の発生源を有する電子
機器のスペクトルの全体としての分析を迅速にかつ正確
におこなうことができるスペクトル分析方法が得られる
という効果を奏する。
【0141】また、請求項14に記載の発明によれば、
請求項12または13に記載の発明において、累積工程
が、前記スペクトルピーク周波数解析工程により解析さ
れた前記スペクトルピーク周波数に対するスペクトル量
を前記発生源ごとに累積し、前記表示工程が、前記累積
工程により累積された累積スペクトル量を表示するの
で、スペクトルを多く放射している発生源を容易に認識
することができ、これにより、複数のクロック周波数の
発生源を有する電子機器のスペクトルの全体としての分
析を迅速にかつ正確におこなうことができるスペクトル
分析方法が得られるという効果を奏する。
【0142】また、請求項15に記載の発明によれば、
請求項12〜14に記載の発明において、比較工程が、
前記スペクトルピーク周波数解析工程により解析された
結果をすでに解析された別の解析結果と比較し、前記表
示工程が、前記比較工程により比較された解析結果を表
示するので、別の解析結果との比較においてスペクトル
ピーク周波数ごとのスペクトル量がどのくらい変化した
かを容易に認識することができ、これにより、複数のク
ロック周波数の発生源を有する電子機器のスペクトルの
全体としての分析を迅速にかつ正確におこなうことがで
きるスペクトル分析方法が得られるという効果を奏す
る。
【0143】また、請求項16に記載の発明によれば、
請求項15に記載の発明において、前記比較工程が、前
記すでに解析された別の解析結果のうち、前記発生源ご
とのスペクトルピーク周波数に対するスペクトル量また
は/および前記累積スペクトル量の差分を算出し、前記
表示工程が、前記比較工程により算出された前記発生源
ごとのスペクトルピーク周波数に対するスペクトル量ま
たは/および前記累積スペクトル量の差分を表示するの
で、別の解析結果との比較において発生源ごとのスペク
トル量がどのくらい変化したかを容易に認識することが
でき、これにより、複数のクロック周波数の発生源を有
する電子機器のスペクトルの全体としての分析を迅速に
かつ正確におこなうことができるスペクトル分析方法が
得られるという効果を奏する。
【0144】また、請求項17の発明によれば、請求項
9〜16に記載された方法をコンピュータに実行させる
プログラムを記録したことで、そのプログラムを機械読
み取り可能となり、これによって、請求項9〜16の動
作をコンピュータによって実現することが可能な記録媒
体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるスペクトル分析
装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の構成
を機能的に示すブロック図である。
【図3】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の各機
能を実現するためのソフトウエア群およびデータを示す
説明図である。
【図4】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の水平
偏波スペクトルデータの一例を示す説明図である。
【図5】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の垂直
偏波スペクトルデータの一例を示す説明図である。
【図6】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の発生
源リストの一例の具体的内容の一例を示す説明図であ
る。
【図7】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の電波
規格値データの一例を示す説明図である。
【図8】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の周波
数補正データの一例を示す説明図である。
【図9】実施の形態1に係るスペクトル分析装置のスペ
クトルピーク周波数抽出処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図10】実施の形態1に係るスペクトル分析装置のス
ペクトルピーク周波数を示す説明図である。
【図11】実施の形態1に係るスペクトル分析装置のス
ペクトルピーク周波数解析処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の解
析結果の表示の一例を示す説明図である。
【図13】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の解
析結果の表示の別の一例を示す説明図である。
【図14】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の解
析結果の表示の別の一例を示す説明図である。
【図15】実施の形態1に係るスペクトル分析装置の解
析結果の表示の別の一例を示す説明図である。
【図16】実施の形態1に係るスペクトル分析方法の一
連の動作の流れを示すフローチャートである。
【図17】実施の形態2に係るスペクトル分析装置の構
成を機能的に示すブロック図である。
【図18】実施の形態2に係るスペクトル分析装置の解
析結果の表示の一例を示す説明図である。
【図19】実施の形態2に係るスペクトル分析装置の解
析結果の表示の別の一例を示す説明図である。
【図20】実施の形態2に係るスペクトル分析装置の解
析結果の表示の別の一例を示す説明図である。
【図21】実施の形態2に係るスペクトル分析方法の一
連の動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 HDD 105 HD 106 FDD 107 FD 108 ディスプレイ 109 I/F 110 通信回線 111 キーボード 112 マウス 114 プリンタ 115 バス 201 スペクトルデータ入力部 202 スペクトルピーク周波数抽出部 203 スペクトルピーク周波数解析部 204 表示制御部 205 表示部 206 累積部 300 スペクトル分析装置 301 電波暗室計測器制御ソフトウエア 302 電波暗室測定データファイル 303 データ変換ソフトウエア 304,307 CSV形式データファイル 305 分析用データファイル 306 スペクトル分析ソフトウエア 308 表計算ソフトウエア 309 動的書式マクロプログラム 310 報告書データベース 341 水平偏波スペクトルデータファイル 342 垂直偏波スペクトルデータファイル 351 発生源リストファイル 352 電波規格データファイル 353 周波数補正データファイル 354 INIファイル 371 統計分析データファイル 372 フィルタデータファイル 373 高調波リストファイル 1201,1801 統計分析結果 1202,1802 放射電磁界測定スペクトル 1203,1803 放射電界ブロードスペクトル 1204 各発生源の概要 1205,1805 各発生源のスペクトル(水平偏
波) 1206,1806 各発生源のスペクトル(垂直偏
波) 1207,1807 考察記入領域 1701 記憶部 1702 比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 隆行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 磯邊 滋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 柳本 太加志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクロック周波数の発生源を有する
    電子機器のスペクトルを分析するスペクトル分析装置に
    おいて、 前記電子機器の電磁界測定をおこなった結果として得ら
    れる周波数に対応するスペクトルデータを入力するスペ
    クトルデータ入力手段と、 前記スペクトルデータ入力手段により入力されたスペク
    トルデータから、周辺の周波数に対して突出した量のス
    ペクトルを有するスペクトルピーク周波数を抽出するス
    ペクトルピーク周波数抽出手段と、 前記スペクトルピーク周波数抽出手段により抽出された
    スペクトルピーク周波数が前記複数のクロック周波数の
    うちのどの発生源のクロック周波数に対応するかを解析
    するスペクトルピーク周波数解析手段と、 を備えたことを特徴とするスペクトル分析装置。
  2. 【請求項2】 前記スペクトルピーク周波数解析手段
    は、前記スペクトルピーク周波数抽出手段により抽出さ
    れたスペクトルピーク周波数がどの発生源のクロック周
    波数に対応するかを、前記各スペクトルピーク周波数を
    前記各クロック周波数で除算することにより解析するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスペクトル分析装置。
  3. 【請求項3】 前記スペクトルピーク周波数解析手段
    は、前記各スペクトルピーク周波数を前記各クロック周
    波数で除算し、除算の結果が整数値になるクロック周波
    数の発生源を特定し、前記スペクトルピーク周波数にお
    けるスペクトルは前記特定した発生源から出されたもの
    と解析することを特徴とする請求項2に記載のスペクト
    ル分析装置。
  4. 【請求項4】 さらに、表示画面を有する表示手段と、 前記表示手段を制御して、前記スペクトルピーク周波数
    解析手段により解析された結果を前記表示画面に表示す
    る表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜3に記載のスペク
    トル分析装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、前記表示手段を制
    御して、前記スペクトルピーク周波数解析手段により解
    析された前記発生源ごとのスペクトルピーク周波数に対
    するスペクトル量を表示することを特徴とする請求項4
    に記載のスペクトル分析装置。
  6. 【請求項6】 前記スペクトルピーク周波数解析手段に
    より解析された前記スペクトルピーク周波数に対するス
    ペクトル量を前記発生源ごとに累積する累積手段を備
    え、 前記表示制御手段は、前記表示手段を制御して、前記累
    積手段により累積された累積スペクトル量を表示するこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載のスペクトル分
    析装置。
  7. 【請求項7】 前記スペクトルピーク周波数解析手段に
    より解析された結果をすでに解析された別の解析結果と
    比較する比較手段を備え、 前記表示制御手段は、前記表示手段を制御して、前記比
    較手段により比較された解析結果を表示することを特徴
    とする請求項4〜6のいずれか一つに記載のスペクトル
    分析装置。
  8. 【請求項8】 前記比較手段は、前記すでに解析された
    別の解析結果のうち、前記発生源ごとのスペクトルピー
    ク周波数に対するスペクトル量または/および前記累積
    スペクトル量の差分を算出し、 前記表示制御手段は、前記表示手段を制御して、前記比
    較手段により算出された前記発生源ごとのスペクトルピ
    ーク周波数に対するスペクトル量または/および前記累
    積スペクトル量の差分を表示することを特徴とする請求
    項7に記載のスペクトル分析装置。
  9. 【請求項9】 複数のクロック周波数の発生源を有する
    電子機器のスペクトルを分析するスペクトル分析方法に
    おいて、 前記電子機器の電磁界測定をおこなった結果として得ら
    れる周波数に対応するスペクトルデータを入力するスペ
    クトルデータ入力工程と、 前記スペクトルデータ入力工程により入力されたスペク
    トルデータから、周辺の周波数に対して突出した量のス
    ペクトルを有するスペクトルピーク周波数を抽出するス
    ペクトルピーク周波数抽出工程と、 前記スペクトルピーク周波数抽出工程により抽出された
    スペクトルピーク周波数が前記複数のクロック周波数の
    うちのどの発生源のクロック周波数に対応するかを解析
    するスペクトルピーク周波数解析工程と、 を含んだことを特徴とするスペクトル分析方法。
  10. 【請求項10】 前記スペクトルピーク周波数解析工程
    は、前記スペクトルピーク周波数抽出工程により抽出さ
    れたスペクトルピーク周波数がどの発生源のクロック周
    波数に対応するかを、前記各スペクトルピーク周波数を
    前記各クロック周波数で除算することにより解析するこ
    とを特徴とする請求項9に記載のスペクトル分析方法。
  11. 【請求項11】 前記スペクトルピーク周波数解析工程
    は、前記各スペクトルピーク周波数を前記各クロック周
    波数で除算し、除算の結果が整数値になるクロック周波
    数の発生源を特定し、前記スペクトルピーク周波数にお
    けるスペクトルは前記特定した発生源から出されたもの
    と解析することを特徴とする請求項10に記載のスペク
    トル分析方法。
  12. 【請求項12】 さらに、前記スペクトルピーク周波数
    解析工程により解析された結果を表示する表示工程を含
    んだことを特徴とする請求項9〜11に記載のスペクト
    ル分析方法。
  13. 【請求項13】 前記表示工程は、前記スペクトルピー
    ク周波数解析工程により解析された前記発生源ごとのス
    ペクトルピーク周波数に対するスペクトル量を表示する
    ことを特徴とする請求項12に記載のスペクトル分析方
    法。
  14. 【請求項14】 前記スペクトルピーク周波数解析工程
    により解析された前記スペクトルピーク周波数に対する
    スペクトル量を前記発生源ごとに累積する累積工程を含
    み、 前記表示工程は、前記累積工程により累積された累積ス
    ペクトル量を表示することを特徴とする請求項12また
    は13に記載のスペクトル分析方法。
  15. 【請求項15】 前記スペクトルピーク周波数解析工程
    により解析された結果をすでに解析された別の解析結果
    と比較する比較工程を含み、 前記表示工程は、前記比較工程により比較された解析結
    果を表示することを特徴とする請求項12〜14のいず
    れか一つに記載のスペクトル分析方法。
  16. 【請求項16】 前記比較工程は、前記すでに解析され
    た別の解析結果のうち、前記発生源ごとのスペクトルピ
    ーク周波数に対するスペクトル量または/および前記累
    積スペクトル量の差分を算出し、 前記表示工程は、前記比較工程により算出された前記発
    生源ごとのスペクトルピーク周波数に対するスペクトル
    量または/および前記累積スペクトル量の差分を表示す
    ることを特徴とする請求項15に記載のスペクトル分析
    方法。
  17. 【請求項17】 前記請求項9〜16のいずれか一つに
    記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム
    を記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
JP11616899A 1999-04-23 1999-04-23 スペクトル分析装置、スペクトル分析方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP3933814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11616899A JP3933814B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 スペクトル分析装置、スペクトル分析方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11616899A JP3933814B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 スペクトル分析装置、スペクトル分析方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000304782A true JP2000304782A (ja) 2000-11-02
JP3933814B2 JP3933814B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=14680484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11616899A Expired - Fee Related JP3933814B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 スペクトル分析装置、スペクトル分析方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3933814B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7355413B2 (en) 2005-01-31 2008-04-08 Ricoh Company, Ltd. Testing method/arrangement measuring electromagnetic interference of noise in a to-be-tested printed circuit board
JP2010216948A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Fujitsu Ltd ノイズ発生源抽出支援プログラム,ノイズ発生源抽出支援装置およびノイズ発生源抽出支援方法
KR20160047880A (ko) * 2014-10-23 2016-05-03 주식회사 이레테크 스캐닝 시스템 및 스캐닝 결과 처리 방법
CN111077369A (zh) * 2019-12-28 2020-04-28 苏州摩联通信技术有限公司 频谱分析方法、装置、电子设备及存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7355413B2 (en) 2005-01-31 2008-04-08 Ricoh Company, Ltd. Testing method/arrangement measuring electromagnetic interference of noise in a to-be-tested printed circuit board
JP2010216948A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Fujitsu Ltd ノイズ発生源抽出支援プログラム,ノイズ発生源抽出支援装置およびノイズ発生源抽出支援方法
KR20160047880A (ko) * 2014-10-23 2016-05-03 주식회사 이레테크 스캐닝 시스템 및 스캐닝 결과 처리 방법
KR101648508B1 (ko) * 2014-10-23 2016-08-17 주식회사 이레테크 스캐닝 시스템 및 스캐닝 결과 처리 방법
CN111077369A (zh) * 2019-12-28 2020-04-28 苏州摩联通信技术有限公司 频谱分析方法、装置、电子设备及存储介质
CN111077369B (zh) * 2019-12-28 2022-04-15 苏州摩联通信技术有限公司 频谱分析方法、装置、电子设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP3933814B2 (ja) 2007-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9582875B2 (en) Defect analysis assistance device, program executed by defect analysis assistance device, and defect analysis system
JP6476861B2 (ja) 電磁界特徴分類提示装置
US20160162165A1 (en) Visualization adaptation for filtered data
US10061466B2 (en) Method for automatically adjusting the magnification and offset of a display to view a selected feature
JP7369279B2 (ja) クロマトグラフィー分析システム、クロマトグラムの検出分析方法及び電子機器
JP2020128962A (ja) 材料特性予測装置および材料特性予測方法
US7660974B2 (en) Method and apparatus for analyzing performance, and computer product
WO2021246125A1 (ja) 光波形計測装置及び計測方法
US7827209B2 (en) Data object based data analysis
JP2000304782A (ja) スペクトル分析装置、スペクトル分析方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007149018A (ja) 図形検索プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、図形検索装置、および図形検索方法
CN100343801C (zh) 智能虚拟显示器的制作方法
JP5092971B2 (ja) 機器分析データ処理装置
EP4310692A1 (en) User interface for data analytics systems
JP2020094852A (ja) 粒子画像解析装置、粒子画像解析方法、及び粒子画像解析プログラム
CN111710347B (zh) 音频数据分析方法、电子设备及存储介质
JP4526643B2 (ja) 放射ノイズ測定データ表示方法、放射ノイズ測定システムおよび放射ノイズ測定用プログラム記憶媒体
JP2001041987A (ja) 近磁界データ分析装置、近磁界データ分析方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN113358930B (zh) 一种基于信号偏移的谐波测试系统、装置及方法
CN117805481B (zh) 杂散信号处理方法、装置、计算机设备及存储介质
US20230410488A1 (en) Predictor creation device and predictor creation method
JP7358581B1 (ja) 曲線アライメント方法および曲線アライメント装置
EP4332567A1 (en) Analysis device and waveform processing program for analysis device
Ross et al. Coordinating views for data visualisation and algorithmic profiling
US20240160697A1 (en) Information processing device, information processing method, and recording medium in which information processing program is recorded

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees