JP2000304778A - 電気エネルギーを測定するメータ - Google Patents

電気エネルギーを測定するメータ

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JP2000304778A JP2000088198A JP2000088198A JP2000304778A JP 2000304778 A JP2000304778 A JP 2000304778A JP 2000088198 A JP2000088198 A JP 2000088198A JP 2000088198 A JP2000088198 A JP 2000088198A JP 2000304778 A JP2000304778 A JP 2000304778A
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ウォーリン・ラルフ・ジャーマー
Maurice Joseph Ouellette
モーリス・ジョセフ・オーレット
Mehrdad Negahban-Hagh
メールダッド・ネガーバンーハー
White Bertram
バートラム・ホワイト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多相配電システムから供給されて負荷により
消費される電気エネルギーを計量する計量手段を有す
る、電気エネルギー測定メータを提供する。 【解決手段】 計量手段は、複数の相電圧信号の各々を
その大きさを表すディジタル値に変換する手段;前記デ
ィジタル値を監視して、前記相電圧信号の大きさが所定
の最小値より低い場合に論理レベル信号を発生する電圧
デコード手段;前記論理レベル信号に応答して、前記相
電圧信号の大きさが所定の期間にわたって所定の最小値
より低い場合に電圧フェイル信号を発生するタイマ手
段;及び外部からの作動に応答して、前記変換手段の動
作を診断試験して、試験に合格しなかった場合にはシス
テム・フェイル信号を発生する自己検査論理手段を含
む。メータは更に、前記計量手段に接続されて、負荷に
よる消費電気エネルギー量のデータを記録し且つ前記フ
ェイル信号の発生を記録する電子レジスタ手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子電力量計に関
し、さらに詳しくは種々の型式の供給回路網での電気エ
ネルギー消費を監視する計器および電気エネルギーの測
定精度を改良する装置を含む計器を電子電力量計に配置
する技術およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在一般に使用されている配電システム
又は供給施設には異なる数種の型式があることは周知で
ある。これらのシステムは次の形で使用者の設備へ電力
を供給する: (1)4線3相Y字状回路供給, (2)3線3相三角供給, (3)3線回路網, (4)4線3相三角供給, (5)3線単相供給, (6)2線単相供給。 歴史的に言えば、これらの供給施設に接続される負荷に
よる電気エネルギー消費の監視は、これらの型式の供給
施設に接続されるように特別に設計された各種型式の誘
導式電力量計によって行われてきた。計器は種々の型式
の供給施設に適切に接続されるように配置されなければ
ならない。都合の悪いことに、各基本計器の型の2つの
変位量が必要であって、主にそれらの全目盛電流定格が
異なる。現在慣用されているいわゆる自蔵電力量計は2
00アンペアの全目盛電流定格を有する。慣用されてい
る第2の型は変圧器一定格メータ(大きい電流負荷を下
げるために外部の電流変圧器と併用される)と呼ばれる
もので20アンペアの全目盛電流定格う有する。電気機
械又は誘導式メータの歴史的進歩において、そめ自蔵お
よび変圧器一定格メータは少し異なる電力常数(円板1
回転当りのワット時)をもって巻きつけられた。従っ
て、異なる2つの型式(タイプ)のメータは線電流の検
知に使用されるメータ内の電流センサの倍率のみだけに
対して提供することができない。従って、種々の型式の
配電システム又は電気供給施設を考慮しそれに適合でき
る電力量計の必要があることがわかる。
【0003】誘導型電力量計と共に電子レジスタが今日
慣用されている典型的に、誘導型電力量計はメータ・デ
ィスクの回転を感知してエネルギー消費に比例するパル
スをレジスタヘ送るパルス・イニシエータを含む。これ
らの電子レジスタは、典型的に使用エネルギー消費のキ
ロワットの需要電力および/または時間の測定に使用さ
れる。これらの型式の消費を表わすデータを蓄積するた
めに、一般に時間軸が必要である。この時間軸は、キロ
ワットの需要電力の計算のために典型的に5,15,3
0又は60分の間隔記時,および使用メータに合せて時
間および日付の情報を保存するために使用される。
【0004】電子レジスタが誘導型メータと共に使用さ
れるときは常に、一般に1相の電圧をレジスタに供給し
て、レジスタを動作させる電力と時間軸用線周波数を供
給する。その特定の相電圧が失敗すると、レジスタの動
作は停止する。しかしながら、多相誘導型メータでは、
2つまで他の相電圧をメータに供給することができる。
60Hzの時間軸をレジスタに供給する相電圧が失敗す
ると、メータ・ディスクは他の2つの有効相のために回
転を継続できるが、電子レジスタは入力されても通常は
動作しない。従って、メータの電圧入力でいずれか1つ
の相電圧が有効の場合には電子レジスタに線周波数時間
軸を提供できる要求があることがわかる。
【0005】誘導型メータに対して、特に変圧器一定格
型の場合には、メータ電位入力側に電位又は電圧の存在
を示す「ポット・ランプ(pot lamps)」を設
けることが長い間の慣用手段であった。典型的に、これ
らのポット・ランプは各メータの電圧コイルの2次巻線
から付勢されて、磁束がメータ・ディスクに放出されて
いることを表示する。これらのポット・ランプはメータ
の入力側における相電圧の各々の存在を示すためにも使
用される。初期の電力量計におけるこれらのポット・ラ
ンプは最初白熱電球であった。そしてさらに最近ではこ
れらのメータは発光ダイオードを利用している。これら
の装置はそれぞれかなりの電力を消費し、寿命が短く、
光を放射して高周囲光状態下で見ることが困難である。
検針員は典型的に月毎の読み取りで各ポット・ランプの
検査およびランプが動作していない場合の問題点を報告
することを要求されている。従って、検針員や他の若干
の知識のある人がメータ入力側の電圧の損失時にいない
限り問題点を確認することはできないことがわかる。こ
のような状況において、誘導型メータの欠点の大部分を
解決しながら誘導型電力量計に少なくとも匹敵するレベ
ルに低下した電子メータにおける電圧回路の完全性を保
証する必要があることがわかる。
【0006】電気の計量において、電気事業会社は歴史
的に合計のキロワット時(実電圧電流)の外に、力率,
KVA又は無効電圧電流を測定することが望ましいこと
を見出した。無効電圧電流の測定は典型的に従来のキロ
ワット−時メータと共に第2のメータを使用することに
よって行われてきた。無効電圧電流および実電圧電流か
ら、力率およびKVAのような量を計算することができ
る。無効電圧電流を測定するこの第2のメータは、合切
には電圧回路において移相変圧器に接続された電力量計
である。90度の電圧位相はバール(Vars(無効電
力の単位)と呼ぶ測定値をもたらす。Qは実際には無効
測定値であって、60度の移相はメータにおける多相回
路へのメータ電圧接続を交さ整相することによって容易
に達成できることから導き出されている。従ってバール
の測定に必要な移相変圧器の必要性を排除できる。これ
ら無効測定をするための第2のメータを設けることはコ
スト的に高くつくことになる。従って、外部の移相変圧
器や特別の接続をする必要がなく、キロワット時および
無効電圧電流を測定でさる単一メータを提供する必要が
あることがわかる。
【0007】電気計量に関する詳細な記載、特に種々の
電気供給施設および配電システム,さらにキロワット
時,バール時およびQ・時の計量に利用される各種メー
タに関する詳細な情報は次の刊行物が参考になる:th
e Handbook forElectricit
y,Eighth Edition,publishe
d by the Edison Electric
Insitute.
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電気事業会社は、製造
業者から購入する計量装置に極めて高い水準の信頼性を
期待するようになってきた。特に電子計量装置におい
て、装置の部品が良好であるか又は複雑或いは時間のか
かる試験操作を行う又は設備から装置を取外す必要なく
破損したかを語れることが重要である。従って、複雑又
は長い試験操作を伴うことなく、かつ装置を供給設備か
ら取外す必要がなく、電子メータにおける主要素又は回
路の適当な操作を迅速かつ容易にできる必要があること
がわかる。さらに、余分な回路に伴う複雑性の増加のた
めにメータ装置の信頼性を実質的に下げない低コスト解
決法でこの信頼性および試験性能を達成する必要があ
る。
【0009】電子メータはアナログ増幅器、例えばA−
D変換器およびC−V変換器並びに電力の測定における
不正確に寄与する全メータにおけるDCオフセット電圧
を導入する他の型式の回路および構成部分に使用される
アナログ増幅器を使用する。例えば、典型的なDCオフ
セット誤差電圧は典型的に1ミリボルト,又はCMOS
法から構成される完全電圧量計の低コスト単一チップ集
積回路において最悪の場合に30ミリボルトである。前
記型式の高性能単一チップ増幅器におけるこのDCオフ
セットを削除する技術が開発されているが、それらの技
術は本発明の意図するような電子メータに必要な多くの
増幅器には適当でないと考えられている。電子メータを
校正するときにDCオフセットの作用を調整する電子メ
ータに適当な校正手段を組み込むことができる。しかし
ながら、これらのオフセットは時間と共に変動する。そ
して温度変化に伴いさらに著しく変動して、電子メータ
の精度を変化させる。時間および温度とメータ精度との
関係は共に電気設備においては重要であって国の標準規
格に限度を明記している。従って、電子メータにおける
DCオフセットの蓄積を補償すると共に電子メータの寿
命の間に起こりうるDCオフセットの全ての変化を修正
する手段を提供することが望ましいことがわかる。
【0010】本発明は動作性能の優れた電子電力量計を
提供することを目的としている。
【0011】さらに本発明は、複数の異なる電気供給施
設の1つに流れる電気エネルギーをデジタル式に測定で
きる電子電力量計を提供することを目的としている。
【0012】さらに本発明の目的は、メータヘの電圧ポ
テンシアル入力信号を監視して、メータへの1つ以上の
ポテンシアル電圧入力信号の欠陥を表わす出力信号を電
子レジスタヘ供給する電子電力量計を提供することにあ
る。
【0013】特に、本発明は、電子電力量計内の臨界
(危険)回路をテストする手動開始自己検査能を有し
て、メータの故障を示す出力信号を種々の表示器および
電子レジスタへ供給する電子電力量計を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】1つの特徴において、本
発明は、2線又は3線の単相供給施設や回路、或いは電
気設備によって一般に提供されるような3線又は4線の
多相供給施設や回路における電気エネルギーをデジタル
式に測定できる電子電力量計を提供する。該電子電力量
計(メータ)は単相又は多相の電力線系統に接続される
構成になっている。各相における個々の線電流からの信
号を供給するために電流マルチプレクサが利用され、各
相の個々の線電圧を結合するために電圧マルチプレクサ
が使用される。各相(電流および電圧)がそれぞれのマ
ルチプレクサによってサンプリングされる際に、それぞ
れのマルチプレクサからの電流および電圧のアナログ出
力信号は対応するA−D変換器へ供給されて多重送信さ
れた各アナログ信号が等価のデジタル信号に変換され
る。それぞれのマルチプレクサからの電圧および電流の
出力信号は実際にそれぞれのA−D変換器において変換
できる電圧および電流のサンプル(以下の説明では、
「試料」とも呼ぶ)である。各アナログサンプルはA−
DF変換器のレジスタにおいてデジタル値に変換され、
それはマイクロコンピュータのようなデジタル信号プロ
セッサヘ転送される。これらのデジタルサンプルはそれ
ぞれ電流と電圧を代表するものであって、デジタル信号
プロセッサにおいて掛け算をされて時間について積分し
てエネルギーの測定値となる。
【0015】精密な時間軸は電子電力量計に維持され
る,そして電圧と電流のA−D変換を行うべく電流およ
び電圧のマルチプレクサ(多重送信システム)を介して
相電圧および線電流の入力信号並びにサンプル時間の多
重送信をするために種々の記時信号の発生に利用され
る。前記の配電系又は供給施設におけるエネルギーの測
定に適した構成の電子電力量計にするため計器の型式
(タイプ)の選択デコーダが利用される。その選択デコ
ーダからの出力信号は多重制御器へ送られる,そしてそ
の多重制御器はその信号を解読して適当な整相のクロッ
ク信号を電圧マルチプレクサヘ供給し、従ってメータへ
の各種の相電圧入力のサンプリングの時間を制御する。
各種の相電圧入力信号がサンプル採取される順序は計量
される供給施設の型式に合せた電子電力量計の構成に直
接依存する。
【0016】それぞれの電流および電圧サンプル(試
料)がデジタル等値へ変換される際に、それはデジタル
信号プロセッサへ転送され、そこでそれらのサンプル
(試料)はそれぞれの電流および電圧レジスタに記憶さ
れる。各変換の終わりに、デジタル信号プロセッサはそ
れらのサンプル(試料)を一緒に掛け算して時間電力の
測定値を得る,そしてその値は前の測定値と合計して該
プロセッサに累積される。それらの積の累積値はデジタ
ル信号プロセッサに記憶されているしきい値又は定数と
比較する。積の累積値が所定のしきい値と等しいとき
は、デジタル信号プロセッサはワット時を表わすパルス
を電子レジスタヘ出力する。そのワット時の信号が電子
レジスタヘ送られると、しきい値が累積値から差し引か
れる。
【0017】また、電子電力量計は信号をデジタル信号
プロセッサに送って該プロセッサにバール又はQを計算
するかを通知する。電子電力量計がバール・メータ又は
Qメータとして機能するかに依存して、デジタル信号プ
ロセッサはそのワット時の計算後にサブルーチンに入
り、バール値又はQ値を計算してこれらの値に比例する
パルスをレジスタへ出力する。パールおよびQに対する
しきい値もメータの構成型式(タイプ)に依存してデジ
タル信号プロセッサによって自動的に設定される。
【0018】別の特徴では、電子電力量計は、最小信号
レベルが供給される入力電流の広い範囲に渡って大きい
信号レベルに匹敵するように測定される入力電流信号を
スケーリングする自動範囲切換の特徴を提供する。従っ
て、電流測定回路が動作しなければならない全範囲が縮
小される。電流の各A−D変換の開始時に、電流の大き
さが特定の範囲を越えるか又は越えないかを試験する。
電流大ささに依存して、範囲選択の特徴が低電流又は高
電流範囲に切換える。次にA−D変換器がその電流をデ
ジタル値に変換してデジタル信号プロセッサヘ転送す
る。高/低範囲選択の状態が範囲選択記憶装置に記憶さ
れる,そしてそれは、デジタル信号プロセッサがどの範
囲でサンプルを採ったかを識別でさるように信号をデジ
タル化電流サンプル(試料)と共にデジタル信号プロセ
ッサへ供給する。この情報を供給されたデジタル信号プ
ロセッサは次に1つのスケールで採取されたサンプル
(試料)を別のスケールに変換して電力測定値の導出に
用いるために電流量を組み合せる。
【0019】本発明の別の特徴において、電子電力量計
はメータへの相電圧入力の全てを連続的に監視する。こ
れらの相電圧は60ヘルツの記時信号を電子レジスタ用
時間軸として該レジスタに連続的に供給する相電圧デコ
ーダで常に監視されている。その相電圧デコーダは、い
ずれも1つの相電圧が存在する限り60ヘルツの時間実
信号が電子レジスタへ連続的に供給されることを保証す
る。すなわち、多相系における2つの電圧が欠けても、
時間軸信号がなお電子レジスタへ供給される。本発明の
別の特徴に従って、タイマが電子電力量系においてメー
タに供給される各電圧相入力信号と共同する。これらの
タイマは相電圧の各々と同期されるタイミング・クロッ
ク信号によって駆動される。各タイマは所定の遅延期間
の終わりにパルスを出力する。各A−D電圧変換サンプ
ルの終わりに、電圧デコーダが変換された電圧の大きさ
が所定最低値にあるか否かを見る試験をする。サンプル
採取した入力相電圧が所定の値にあるか又はそれ以上の
場合には、その相に対するそれぞれのタイマがリセット
され、従ってそのタイマは停止しない。しかしながら、
試験時に試験した相電圧が存在しない又は所定値以下の
場合には、その各相に対するタイマがパルスを出力し、
そしてそのパルスは電子レジスタヘ転送されてレジスタ
にその特定の相がメータにおいて失敗したことを示す。
【0020】本発明の別の特徴において、電子電力量計
は該メータを構成する臨界回路の動作を試験する方法を
組み入れている。これら回路の試験は手動で開始され
る。デジタル信号プロセッサの電圧A−D変換器および
電流A−D変換器は、既知の一定入力を付加してデジタ
ル信号プロセッサからのワット時出カバルスを監視する
ことによって及第動作が試験される。これらの出力信号
が所定の時間窓内に受信されないと、本発明のメータは
DSP試験フェイル(落第)信号を発生する,その信号
は次に電子レジスタへ供給されて表示されるか、又は表
示器に供給されてデジタル信号プロセッサの故障を表示
する。さらに、線電流入力センサの各々を試験する手段
が設けられている。電流試験フェイル信号が発生されて
電子レジスタおよび表示器に送られて電流感知装置の1
つが故障であったことを示す。さらに、本発明にはDS
Pフェイル信号、電流試験フェイル信号および前記電圧
フェイル信号を組み合せて、システム・フェイル信号を
発生しそれを外部表示器又は電子レジスタへ送ってシス
テムの故障を表示する手段が設けられている。
【0021】本発明の一実施態様では、負荷と多相配電
システムとの間に接続されていて、配電システムによっ
て供給されて負荷によって消費される電気エネルギーを
計量する計量手段を有する、電気エネルギーを測定する
メータにおいて、前記計量手段が、(1)配電システム
によって供給される複数の相電圧信号に応答して、これ
らの相電圧信号の各々をその大きさを表すそれぞれのデ
ィジタル値に変換する手段;(2)前記変換手段に応答
して、前記ディジタル値を監視して、前記相電圧信号の
いずれかの大きさが所定の最小値より低い場合に論理レ
ベル信号を発生する電圧デコード手段;(3)前記論理
レベル信号に応答して、前記相電圧信号のいずれかの大
きさが所定の期間にわたって所定の最小値より低い場合
に電圧フェイル信号を発生するタイマ手段;および
(4)外部からの当該メータに対する作動に応答して、
前記変換手段の動作を診断試験して、前記変換手段が診
断試験に合格しなかった場合にはシステム・フェイル信
号を発生する自己検査論理手段を含み、当該メータがさ
らに、前記計量手段に動作上接続されていて、負荷によ
って消費された電気エネルギーの量に基づいたデータを
記録し、且つ前記電圧フェイル信号およびシステム・フ
ェイル信号の発生を記録する電子レジスタ手段を備えて
いることを特徴とする。
【0022】また別の実施態様では、負荷と多相配電シ
ステムとの間に接続されていて、配電システムによって
供給されて負荷によって消費される電気エネルギーを計
量する計量手段を有する、電気エネルギーを測定するメ
ータにおいて、前記計量手段が、(1)多相配電システ
ムのいずれかの相が所定の期間にわたって損失を生じて
いる場合に電力フェイル信号を発生する手段;および
(2)外部からの当該メータに対する作動に応答して、
前記電力フェイル信号発生手段の動作を診断試験して、
前記電力フェイル信号発生手段が診断試験に合格しなか
った場合にシステム・フェイル信号を発生する自己検査
論理手段を含み、当該メータが、前記計量手段に動作上
接続されていて、負荷によって消費された電気エネルギ
ーの量に基づいたデータを記録し、且つ前記電力フェイ
ル信号およびシステム・フェイル信号の発生を記録する
電子レジスタ手段を備えていることを特徴とする。
【0023】本発明の以上および他の目的,特徴並びに
利点は添付図面と共に次の説明から明らかになるであろ
う。
【0024】
【発明の実施の形態】第1図には、本発明による電子電
力量計10の主ブロック図が示されている。電力量計1
0は配電供給設備又はネットワークヘ接続され、相電圧
入力および線電流入力を受ける。そしてそれらの入力は
計数および隔離された後、電圧および線電流入力を対応
するディジタル出力後に変換するために2つの電圧およ
び電流A−D変換器12の入力端子へ供給され、さらに
そのディジタル出力後はディジタル信号プロセッサ(D
SP)14へ送られる。クロック発振器16は精密発振
器から複数のタイミングパルスを発生し、それらのタイ
ミングパルスを電力量計の種々のブロックへ供給して計
器およびプロセッサ14の動作を制御する。種々のタイ
ミング信号をA−D変換器12およびディジタル信号プ
ロセッサ14へ送って、それらの動作を電力量計が接続
される特定の型式の電力供給回路網に対応する選択論理
回路18によって選択された電力量計の機器構成に従っ
て制御するために計器の型式(タイプ)の選択論理回路
が利用される。また、計器の型選択論理回路18は制御
信号をA−D変換器12の出力と共に計器型自己検査論
理回路20へ供給して、計器内に発生する種々の動作条
件を代表するフェイル試験信号を選択的に発生させる。
これらのフェイル試験信号は、計器の状態や使用記録器
の時間を即時に示す複数の表示器24及び即時記録器の
ような電子記録器22にも供給される。その電子記録器
は、これらのフェィル試験信号を監視し、それらの信号
の事情を、例えば電力量計の状態の分析に読取り者によ
って用いられる液晶表示盤上に表示するプログラムを作
る。A−D変換器12は相電圧および線電流に比例する
ディジタル後又は信号を計器自己検査論理回路20を入
力端子および自動範囲切換器26へ供給する。自己検査
論理回路20は相電圧入力に比例する信号を監視して、
電圧センサおよび電圧を電圧A−D変換器の入力端子へ
供給する隔離回路網の状態を連続的に検査する。自動範
囲切換器26は、A−D変換器への線電流入力に比例す
る信号を連続的に監視する。そして入力電流を各A−D
変換期間がディジタル信号プロセッサ14に信号を送
り、それに入力電流の選択範囲を知らせる。
【0025】ディジタル信号プロセッサ14はクロック
発生器16からのリセット又はスタート信号に対応して
A−D変換器12の出力を周期的に読み取る。A−D変
換器の出力は入力相電圧および線電流の各A−D変換サ
ンプルの終端でプロセッサ14によって読み取られる。
従って、プロセッサ14に供給された試料(サンプル)
は計器(電力量計)に供給された瞬間電圧および電流の
値を代表する信号である。これらの電圧および電流試料
(サンプル)はプロセッサ14において周期的に乗算さ
れ、一定の時間に渡って積分されて、WH出力パルスお
よぴVAR/Q出力パルスと呼ばれる出力パルスを発生
して電子記録器22へ送る。WH出力パルス又はVAR
/Q出力パルスは各時間に発生されるから、その積分値
は適当な計算で規定の限界水準を得る(すなわち、WH
およびVar/Q)。計器型選択論理回路18によって
選択された種々の計器の型の各々に対する定数としてデ
ィジタル信号プロッセサに記憶されるしきい値がある。
本実施態様において、後述のように論理回路18によっ
て選択することがでさる6種類の異なる計器がある。W
H出力信号およびVAR/Q出力信号の記録器22に対
する割合は論理回路18によって選択される特定の計器
に対するしきい値によって決定される。WHおよびVA
R/Qの出力パルスの発生方法の詳細は後述する。
【0026】第2図を参照すると、本発明の操作順序を
制御する基本タイミング信号が図示のクロック発生器1
6によって発生される。クロック発生器16はMCLK
で示した4.97MHzの信号をディジタル信号プロセ
ッサ(DSP)14とA−Dクロック発生器30へ供給
する高精度発振器28からなる。クロック発生器30は
4.97MHzのクロック信号を割り算してADCLK
で示した207KHzの信号にする。ADCLK信号は
計器のA−D変換器および範囲切換器へ供給されて後述
のようにそれらの動作を制御する。ADCLK信号は、
FCCLK,RESET,V試料(サンプル)およびI
試料(サンプル)で示した複数の出力タイミング信号を
発生する時間軸発生器32へも供給される。これらの信
号のタイミング関係はADCLK信号と共に後述の本発
明の詳細な操作の説明の項で説明する。
【0027】第2図は、本発明の電子電力量計に使用さ
れる複数の電圧基準値を発生する精密電圧基準器34も
示す。これらの基準値が供給される方法は後で第3図を
参照し本発明の詳細な操作説明の項で説明する。
【0028】第3図は本発明の電子電力量計の詳細な論
理線図である。本発明の詳細な操作説明の前に、最初に
その電力量計を構成する種々の論理素子および回路の基
本的機能および目的を説明するのが有利であると考えら
れる。
【0029】第3図の電子電力量計は、多相配電供給設
備からの3つの相電圧入力(相1〜相3)を個々の相電
圧入力と協同する電圧スケーリングおよび隔離回路36
に受け入れるように示されている。電圧スケーリングお
よび隔離回路36は電力線から電気的隔離(絶縁)をす
ると共に種々の線電圧を下げる、例えば120〜480
ボルトから電圧マルチプレクサ(VMUX)38への入
口用の約1.6ボルトに下げる.VSA〜VSCで示し
た電圧入力はVMUX38によって多重系にされて、多
重化出力信号を自己検査可能スイッチ(SW40)へ供
給する。VMUX38によるVSA〜VSC信号の多重
化は、マルチプレクサ制御器(MUX制御器42)から
VMUX38へ供給される3つのクロックパルスVAC
LM,VBLK,VCCLKの計時によって制御され
る。VMUX38がこれら後者のクロック信号によって
制御される方法は後述する。 それらの多重電圧
信号はSW40を経て電圧A−D変換器12’の入力端
子へ供給される。電圧相信号VSA〜VSCの各々は、
VMUX38およびSW40を通過する際に、A−D変
換器12’に供給されたV試料(サンプル)信号によっ
て制御されるサンプル期間中に変換されて、変換器1
2’の出力端子におけるビットDVO−DVNとして示
したデジタル値の形でディジタル出力信号を発生する。
そのA−D変換器12’からの出力デジタル値は1つの
入力として直接ディジタル信号プロッセサ14(DS
P)および電圧イン・デコード回路44へ供給される。
【0030】電圧イン・デコード44はA−D変換器1
2’の出力端子における各ディジタル電圧試料(サンプ
ル)を連続的に監視する。DVO−DVNで示されるデ
ジタル値の大きさが所定の大ささ又はしきい値以上であ
る限り、デコード44からの出力信号VIINは電圧お
よび線周波数試験回路20”の入力端子において二進法
の1の状態のままである。回路20”は第1図について
前述した計器自己検査論理回路20の一部を形成する。
【0031】第3図は左下隅を参照すると、そこには3
つの線電流(線路1〜線路3)が3つの電流スケーリン
グおよび隔離回路46に供給されていることが示されて
いる。望ましい実施態様における電流スケーリングおよ
び隔離回路46の各々は電力線から電気的隔離をすると
共に線電流を電流マルチプレクサ(IMUX)48への
入力用の最高約2ミリアンペアに下げる。スケーリング
回路46への典型的な入力電流は自己内蔵計器に200
アンペアまでそして変圧器定格計器に20アンペアまで
にできる。自己試験論理回路20’へ3つの電流試験信
号ITA−ITCが供給される。自己検査動作中、これ
らの信号は電流スケーリングおよび隔離回路46のいず
れかの故障を検査するために監視される。
【0032】出力電流信号ISA〜ISCはIMUX4
8の入力端子へ供給されて、それらを通して電流相クロ
ック50からの3つのクロック信号IACLK,IBC
LK,ICCLKによってVMUX38と同じ方法で多
重化される。その電流相クロック50は時間軸発生器3
2からのI(電流)試料(サンプル)信号によって計時
されて、クロック信号IACLK〜ICCLKを適当に
巡回させIMUX48を介してISA〜ISC信号の多
重化を制御して、多重化入力信号IINを切換利得制御
回路52の入力側へ供給する。切換利得制御回路52は
自動範囲切換器26の一部分からなり、拡大又は縮小し
たIIN電流信号を電流−電圧変換器54の入力側へ供
給する。切換利得制御回路62からの電流信号は、電流
−電圧変換器54においてIINの大きさに比例する電
圧信号に変換される。この比例電圧信号は利得調整器お
よび自己検査電圧試験スイッチ58を介して電流A−D
変換器12”へ直接送られる。
【0033】利得調整器56の出力は入力電流IINに
比例する電圧であってIOUTで示す。このIOUT信
号は1つの入力として範囲切換器60へ供給されると共
に前述の自動範囲切換器26の一部分を形成する。範囲
切換器60は時間軸発生器32からI試料(サンプル)
およぴADCLKクロック信号を受け、IOUT信号を
監視して、制御信号EN16をDSP14とスイッチ利
得制御回路52へ供給する。範囲利得回路60の詳細は
後述する。しかしながら、ここではその回路60はIO
UT信号の大きさを連続的に監視すること、そしてその
信号の大きさが変化する際にEN16の制御信号が切換
利得制御回路52に入力電流IINを電流−電圧変換器
54への入力に適当な水準にスケーリングさせることを
言えば十分である。前述のように、このスケーリングの
目的は、入力電流IINの小信号水準をより大さな信号
に匹敵するように適当に拡大し、従って電流A−D変換
器12”が動作しなければならない全範囲を低減させる
ことである。範囲切換器60からのEN16信号は二進
法の0と1の間を切り換わる二進信号である。この信号
はDSP14によって監視されて、ワット時およびVa
r/Q時の値を計算するときに適当な計算をさせるため
にそのDSPによって入力電流IINにどのスケーリン
グが適用されるかを知るのに利用される。
【0034】また、電流A−D変換器12”は、電圧A
−D変換器12’u類似の入力信号および乗算した入力
電流信号ISA〜ISCに比例する試料(サンプル)信
号を受けて、その出力端子にアナログ信号のそれぞれの
大きさに対応するデジタル値を提供する。これらのデジ
タル値は複数の線路でDSP14の入力側へDIO−D
IN信号として提供される。前述のように、DSP14
はそれぞれのディジタル電圧および電流試料(サンプ
ル)を一緒に乗算して各サンプルの時に即時の電力を得
る働きをする。各ディジタル・サンプルDVO−DVN
およびDIO−DINは、時間軸発生器32からのRE
SET信号の発生時にDSP14に計時される。
【0035】発振器28からのMCLK高周波信号も基
本主記時機構としてDSP14の入力端子へ供給され
る。MCLKは、DSP14を電力量計の残りのものに
比較して極めて高周波数で動作させる。この高周波記時
はDSPに後述の如くアナログ−デジタル・サンプル間
の膨大の量のデータを処理させる。
【0036】さらに第3図を参照すると、第1図につい
て前述した計器型選択論理回路18が型選択器62、型
選択デコーダ64、限界デコーダ66および前記MUX
制御回路42からなることが示されている。前述のよう
に、電力量計が監視される特定の型の供給設備の適当な
相電圧および線電流に接続されているとき、本発明の電
力量計は2又は3線の単相回路又は3又は4線の多相回
路におけるエネルギーの測定に適合さすことができる。
本発明の電力量計が前記6つの異なる回路から電気エネ
ルギーを計量するのに適した方法を次の第1表を参照し
て示す。
【0037】
【表1】
【0038】第1表は4つの二進ビット、すわなちビッ
ト0,ビット1,ビット2およびビット3の状態を示
す。これらのビットは第3図の型選択回路62の出力端
子に示したビット0〜3に対応する。第3図に示すよう
に、型選択回路62は、種々の端子結線を横断するジャ
ンパを単に接続することによって型選択デコーダ64へ
の入力に対する種々の二進ビット配置をセットするため
にジャンプできる4組の端子結線を含む。例えば、ジャ
ンパがビット3に対して示したような特定の組のジャン
パ端子を横断して接続されるとき、ビット3は二進法の
1と考えられる。これらに対してジャンパが存在しない
場合にはビットは二進法の0になる。第1表からわかる
ように、用途によって6つの異なる型の計器を定義する
ために3つの二進ビット0〜2を採る。さらに、第1表
に下側に示すように特定の計器(電力量計)が自己内蔵
型であるか又は変圧器定格型であるかを定義するために
第4のビット3が必要である。計器の型を特定の用途
(すなわち供給設備)に合わせるには、所望の構成を得
るべく型選択回路62において適当なジャンパを接続す
る必要があるだけである。例えば、第1図に示すよう
に、計器を4線3相Y型回路の供給設備用の1型として
構成させる場合には、ビット0はジャンパをその2つの
端子に接続させ、ビット1−2は開放のままにする。さ
らに、この1型の計器が自己内蔵型である場合には、ビ
ット3の端子接続は同様に開放のままにする。型選択回
路62における型選択ジャンパに関して第1表を見るこ
とによって、他の種々の計器の型2〜6の選択方法がわ
かる。
【0039】型選択器62のビット3によってセットさ
れる際に自己内蔵計器と変圧器定格計器とを区別できる
要件は前記誘導型ワット時メータの展開から生じ、変圧
器定格計器は一般に20アンペアの全目盛から2.5ア
ンペアの試験電流においてある設計速度で動作する。そ
して自己内蔵計器は200アンペアの全目盛から30ア
ンペアの試験電流で同一速度で動作する。本発明におけ
る電子電力量計は、理想的にDSP14からワット時の
出力パルスを同じ誘導電力量計ディスクの速度の12倍
の速度で提供することによって現存する誘導型電力量計
と厳密に競争するように設計されている。従って、DS
Pは自己内蔵計器と変圧器定格計器とを区別できるため
に、供給される特定の入力電流に適当な速度で電力入力
パルスを発生すべくDSP14に適当なしきい値を得る
ためにその計器に供給される入力電流の大きさを通知し
なければならないことがわかる。DSP14が変圧器定
格計器と自己内蔵計器とを区別する方法は後述する。
【0040】さらに、第3図を参照すると、ビット0〜
3は型選択デコーダ64へ供給され、そこで4つの2進
型選択出力ビットTSB0〜TSB3に符号解読され
る。型選択デコーダ64は、VMUX38へクロック信
号VACLK−VCCLKを適当に発生さすべく符号解
読するためにビット0〜3を符号解読して適当な型の選
択ビットTSB0〜TSB2をMU X制御回路42へ
提供する。
【0041】MUX制御回路42は相電流クロック50
から電流クロック信号IACLK〜ICCLKも受け
る。MUX制御回路42は、TSB0〜TSB2信号の
符号解読と共にこれら後者の信号を利用してVMUX3
8へ供給されるVACLK〜VCCLK信号の発生順序
を制御する。MUX制御回路42はTSB0〜TSB2
信号も符号解読して電圧および線周波数試験回路20”
への入力として供給される2つの信号ENBとENCを
発生する。さらに、計器の構成の型に依存して、MUX
制御回路42は2つの信号による割り算値(÷2)をD
SP14へ供給する。
【0042】さらに、第3図に示すように、TSB3信
号を含むTSB0〜TSB2信号は入力としてしきい値
デコード論理回路66へも供給される。この論理回路は
それらの入力ビットを符号解読して、DSP14への入
力として供給される3つのしきい値確認ビットTH0,
THlおよびTH2を発生する。後述のように、DSP
14はこれらのビットを符号解読して、配置された特定
の型の計器にどのしきい値を利用するかの決定をする。
さらに、しきい値デコード論理回路66は、ビットTS
B0〜TSB2の符号を解読して、2つの信号ENIB
とENICを電流およびDSP自己試験論理回路20”
へ供給して、その論理回路に試験される計器構成の型に
利用される電流入力を知らせる。
【0043】第3図の自己検査スイッチ68を見ると、
自己検査スイッチ68は押ボタンスイッチであって、自
己検査可能論理回路70へ接地信号を付加するために、
例えば検針員や検査員によって手動で作動される。自己
検査スイッチ68が閉じているとき、時間軸発生器から
のFCCLKクロック信号は自己検査可能論理回路70
にSELFCHKENで示した自己検査可能出力信号を
発生させる。前述のように本発明の電力量計はその内部
の各種臨界回路の動作を自己検査することができる。従
って、そのSELFCHKEN信号が発生されると、そ
の信号は電流およびDSP自己試験論理回路20’,A
−D変換器試験スイッチ58,A−D変換器試験スイッ
チ40,隔離回路46およびしきい値デコード論理回路
66へ供給される。
【0044】電流およびDSP自己試験論理回路20’
は電流試験信号ITA〜ITCの状態を監視する論理回
路を含む。自己検査期間中、すなわちSELFCHKE
Nが高く、ITA〜ITC信号のいずれか1つが高くな
る(二進法の1になる)と、電流スケーリングおよび隔
離回路46の1つが故障していることを示すIVC試験
信号が発生される。このIVC試験信号は1つの入力と
して第3図の最上部の電圧および線周波数試験論理回路
20”へ供給されて、そこでDSP試験およびVIOU
T信号と組み合せて電圧および線周波数試験論理回路2
0”の出力端子からSYSTEM FAIL信号を発生
する。
【0045】電流およびDSP自己検査論理回路20’
に再び戻ると、その論理回路からの別の出力信号はDS
P試験信号であって、それはまた電圧および線周波数試
験論理回路20”へ供給されることがわかる。また、こ
の信号は自己検査可能期間中にDSP14の出力側から
試験論理回路20’へ供給されるWH OUT信号に応
答して発生される。DSP自己試験論理回路20’はD
SP14から第1のWH OUTパルスを受けると計数
し始める計時計数器を含む。このタイマはSELFCH
KEN信号の期間中計数し始めることができる。DSP
14がそのタイマの休止前に特定の窓期間内に第2のW
H OUT信号を発生しなかった場合には、DSP14
が故障信号を発生したことを示すDSP試験信号を発生
する。
【0046】前述のように、DSP試験信号は電圧およ
び線周波数試験論理回路20”においてIVC験および
VTOUT信号と結合されてSYSTEM FAIL
(システム故障)信号を発生する。また、このDSP試
験信号はDSP故障の表示として電子記録器22又は表
示器24へ供給される。
【0047】さらに、第3図のVAR/Q選択スイッチ
72を参照すると、この選択スイッチは単極単投スイッ
チであって、閉じたとき接地又は論理O信号をバールク
ロック発生器74とDSP14へ送る。バールクロック
発生器74はクロック入力信号として電流相クロック5
0からIACLK信号も受ける。バールクロック発生器
74の出力はVARCLKで示した信号であって、それ
はもう1つの入力としてDSP14へ供給される。VA
RCLKの壮態はDSP14によってサンプリングされ
て、その状態は、サンプリングの時にDSP14にバー
ル時又はQ時の計算を指令する。VARCLK信号は、
二進信号であってVar/Q選択スイッチ72の状態に
従って変わる。バールクロック発生器74の操作およぴ
VARCLKがスイッチ72の状態に従って変更される
方法は後の説明で明白となるであろう。
【0048】再び電圧および線周波数試験回路20”を
参照すると、その信号はLFOUTで示した60ヘルツ
の線周波数出力信号を発生し、その出力信号は電子記録
器22の計時パルスとして記録器22へ送られる。その
LFOUT信号は電力量計への60ヘルツの入力信号の
存存を示す表示器24の1つにも送られる。LFOUT
信号は32で割る(÷32)割り算カウンタ76へ送ら
れる。そして該カウンタはLFOUT信号の32サイク
ル毎に出力信号OFFCLKを発生する。そのOFFC
LK信号はもう1つの入力信号としてDSP14へ供給
されて、プロセッサによってフラグとして利用され、そ
れをDCオフセット・サブルーチンに入れさせて前述の
DCオフセットの補償をする。
【0049】本発明をさらに詳細に説明する前に、本発
明の操作を簡単に説明するのが有利と考えられる。この
説明のために、電力量計は第1表に示した4線Y字状回
路供給設備に接続させる1型として構成させたと仮定す
る。この型の供給設備を計量する本発明の電子電力量計
を採用するには、全部で3つの電流入力端子と全部で3
つの電圧入力端子の使用を要する。さらに第3図を参照
すると、それらの電流および電圧入力端子はISA監視
器の線1、VSA監視器の相1,等のように接続しなけ
ればならない。VMUX38とIMUX48は、VSA
がISAと、VSBがISBと、そしてVSCがISC
と同時にサンプリングされるように動作しなければなら
ない。各対のサンプル(例えば、ISAとVSA)は、
エネルギーの計算をするためにそれぞれのA−D変換器
12’と12”においてデジタル値に変換され、DS
Pで掛け算をし、合計そして累算される。
【0050】DSPにおいて、各組の電流と電圧の入力
(VSAISA,VSBISB,VSCISC)の掛け
算はそれぞれのA−P変換器によってとられた各サンプ
ルの各相に対する配電を計算する。VMUXおよびIM
UXは、各相を順次サンプリングするためにV ACL
K〜VCCLKおよびIACLK〜ICCLKによって
制御される。各相を順次サンプリングし、電流と電圧試
料(サンプル)の乗算から得られた積をDSP14の共
通累算器に加算することによって各相の配電を一緒に合
計する。所定時間に渡る全ての電力試料(サンプル)の
累算は電力をエネルギーに積分する。その累算器は選択
した特定計器の型に対する前記しきい値によって設定さ
れた値と等しい又はそれを越える毎に、1つの出力パル
ス(WHOUT)が発生し、その計器型に対するしきい
値がその累算器から差し引かれる。発生されるWH O
UTパネルは、本例において計量される4線Y字状回路
に流れるエネルギーの1つの量に比例する。
【0051】第1表に示すと共に前述した6つの計器型
に各々について、適当なサンプリング計画および対応す
るしきい値が得られた。次の第2表はそれぞれの型の計
器(電力量計)に対して用いたサンプリング順序を示
す。
【0052】
【表2】
【0053】表示した12の一連の状態は12の逐次サ
ンプルを示し、VMUX38で選択された量、例えばV
SAはIMUX48の選択した量、例えばISAと掛け
る。第2表において、計器の型3,5および6について
示されたような電圧および電流入力のあるものに対して
零が存在する。これらの計器の型が配置され、第2表に
示したそれぞれの相電圧および線電流が断路されると
き、計器に対する対応する電圧および電流入力信号は零
と考えられる。本発明が零入力のサンプリングを取り扱
う方法は次に説明する。
【0054】第2表を参照すると、一連の状態1〜12
の各々は表記の相に対するそれぞれの電圧および電流入
力のサンプル(例えば、VSA,ISA等)を示す。1
2の一連のサンプルを平均して、平均電力/サンプルが
各計器の型について次の第3表に要約して示すことがで
さる。第3表には、W(電力/サンプル,ミリワッ
ト);F(必要な出力パルス繰返数、すなわちWH O
UT);および各計器型に対する対応する閾値(ミリワ
ット/パルス)も示されている。前記のように、これら
の閾値はDSP14の記憶装置に定数として記憶され
る。各計器型は自身の閾値を有するが、計器の型3と4
は同一のしきい値を共有し、計器5と6は同様に共通の
しきい値を共有することがわかる。従って、DSPの要
求は3つの別々の閾値、すなわち、計器型1と2に対す
る別々の値、計器3と4に対する別の値、および計器型
5と6に対するもう1つの値を記憶するだけである。
【0055】
【表3】
【0056】注1:定格電圧(1.6V)および試験電
流(300μA),力率1における平均電力/サンプ
ル。
【0057】注2:注1の条件に対する出力パルス繰返
数。 第3表におけるしきい値の各々に対する閾値は次のよう
に計算する。 但し、W=試験状態における平均電力/サンプル F=出力パルス繰返数 17280 サンプル/秒=サンプル速度 各変換器の3.45全目盛基準電圧 Wが電流の全目盛そして電圧の全目盛にある場合には、
各サンプルに対してDSP累算器に128mwが加算さ
れる。用語W/(3.45×3.45)は全目盛のどの
くらいの部分が各サンプルによって表わされるか、そし
て128のどのくらいの部分がそのサンプルに対してD
SP累算器へ加えられるかを決定する。用語2Fは、D
SPの2つの内部状態が1つの出力パルスを発生する必
要があるので必要である。
【0058】第3表に示した閾値は自己内蔵計器用であ
る。第3表に用いた300μAの代わりに250mAの
試験電流における同一の出力パルス繰返数Fを得るに
は、単にその閾値を試験電流の比5/6(0.8332
5)で約分するだけである。従って、第1表について既
に述べたように、自己内蔵又は変圧器定格計器の選択に
用いられる第4型の選択ビット(TSB3)は、変圧器
定格計器を選択するときその閾値を計数5/6で約分す
るだけでよい。
【0059】第4図を参照して本発明をさらに詳細に説
明する.第4図は第2図に示したクロック発生器16に
よって発生された種々の時限信号間の時限関係を示す基
本タイミング図形である。A−Dクロック発生器30か
らのADCLK信号は207KHzのクロック信号であ
って、それは時間軸発生装置32において割られてそれ
ぞれの出力信号RESET,VSAMPLE,ISAM
PLEおょびFCCLKを発生する。RESETパルス
間の間隔は1サイクル、または第2表に関して既に述べ
たように1つの連続状態を示す。また、RESETパル
ス間の時間間隔は1つのA−D変換時間、すなわち各A
−Dサンプルをとって変換されるときの時間を表わすこ
とに留意されたい。第4図において、説明のために、V
ACLK〜VCCLKおよびIACLK〜ICCLK信
号は、4線Y字状回路の供給設備のエネルギーの計量用
1型計器(第2表)について先に述べたように逐次発生
されるものとして示されている。VMUX38IMUX
38からA−D変換器12’および12”への電圧およ
び電流入力は第4図に示したVSAMPLEおよびIS
AMPLEパルスの時の各々の間にサンプリングされ
る。これはそれぞれのA−D変換器の入力補足時間であ
る。VSAMPLEとISAMPLEが共に二進法の1
の状態にあるとき、VACLKおよびIACLK信号
は、第3図に示したMUX制御回路42の制御下のVM
UXおよびIMUXを通してそれぞれのVSAおよびI
SA入力電圧および電流信号を切換えるためにそれぞれ
のマルチプレクサへ供給される。このサンプリング又は
VSAおよびISA入力信号のA−D変換は第4図にサ
ンプリング相A(φA)として示す。同様に、それぞれ
のVSAMPLEおよびISAMPLE信号の発生につ
いて、相φBおよびφCが順次サンプリングされる。第
4図からわかるように、VACLKとIACLK信号は
17.28KHzの信号(1つの完全時間枠は5.76
KHzの全周波数として示された約174μsをとる)
である。従って、各サンプルは約58μ秒かかることが
わかる。各A−D変換サイクルの終端で、A−D変換器
12’および12”からの出力(DVO一DVNおよび
DIO−DIN)は第4図にIADCおよびVADCと
して示した新しい電流および電圧値としてDSP14内
に読み込まれる(Reset時間に刻時される)。DS
P14がこれらの値を処理する方法は後述する。
【0060】前述のように、第3図lのVMUX38を
介したVSA〜VSC電圧入力信号の多重送信はMUX
制御回路42からのVACLK〜VCCLK信号を逐次
配列することによって制御される。VACLK〜VCC
LK信号の発生順序は型選択ビットTSB0〜TSB2
のMUX制御型接合回路42において複合することによ
って決定される。VACLK〜VCCLK信号の発生順
序又は時間は本発明において構成された計器の型に依存
する。
【0061】第5図〜第10図は前記計器型1〜6に対
するMUX制御型不都合回路42の動作のタイミング図
形である。
【0062】例えば、第5図は前記1型計器のタイミン
グ図形であって、そのタイミングは第4図に関して説明
したものに類似する。第5図に示した信号VACLK〜
VCCLKの逐次発生をさせてVMUX38を介してV
SA〜VSC信号を逐次多重送信するために、型選択ビ
ットTSB0〜TSB2は第5図に示した状態をもたな
ければならない。TSB0〜TSB2の状態は第1表に
ついて先に説明した1型計器に対応する。さらに、第2
表から、VACLK〜VCCLK信号によるVSA〜V
SCの逐次サンプリングは第2表に関して先に説明した
逐次状態に対応する。これら12の逐次状態は第5図お
よび第6図〜第10図におけるVSAMPLE線の上に
番号で区別されている。第5図〜第10図においてIA
CLK〜ICCLK信号の逐次タイミングも変わらない
ことがわかる。第3図からわかるように、電流相クロッ
ク50への唯一の入力信号は、MUX制御回路42に供
給されるVSAMPLE信号と同時に発生するTSAM
PLE信号である。電流相クロック50に必要な入力制
御信号又はいずれの複合もない。従って、それは第5図
〜第10図のタイミング図形の各々に示したように信号
IACLK〜ICCLKを逐次発生するだけである。
【0063】第5図に示したように、順序状態1の間
に、VSAおよびISA(VAおよびIA)入力信号は
IMUX48に供給されるIACLK〜ICCLK信号
およびVMUX38に供給VACLK〜VCCLK信号
の状態によって制御されるそれぞれのA−D変換器によ
って同時にサンプリングされることがわかる。同様に、
順序状態2および3の間に、VSBとISBおよびVS
C〜ISCが逐次サンプリングされる。
【0064】第6図は、2型計器のタイミング図形であ
って、MUX制御回路42からのVACLK〜VCCL
K信号の発生を示す。再び第2表と第3表を参照する
と、2型計器に対してはVSAおよびVSCの量は、V
SAおよびISA,VSCおよびISCのサンプルに対
してDSPにおいて適当な積を得るために2で割らなけ
ればならないことがわかる。さらに、第1表に示したよ
うに2型の計器は4線3相Y時状供給設備用の2要素計
器であること、従ってその計器はVSB電圧相入力を監
視しないことがわかる。この非監視は、第6図に示すよ
うにMUX制御同路42においてTSB0〜TSB2信
号の状態に複合によって行われる。図示のようにVBX
LK信号は2型の計器には発生しない。従ってVSB信
号はMUX38を介して重複送信されない。しかしなが
ら、その計器はIMUX48に供給されたISB電流信
号を監視することに留意する必要がある。ISBは第6
図に示すようにVSA又はVSCと同時に変換される。
【0065】この時点で第6図において、TSB0〜T
SB2信号の複合は、またDSP14に供給されるMU
X制御回路42の出力から÷2の信号を発生させること
に注目する必要がある。この後者の信号はDSPに通知
して、VSAおよびVSCサンプルのいくつかを2で割
って第3表に示した式を得る。
【0066】第8図には4型の計器のタイミング図形を
示す。第1表にも示したように、4型の計器は4線3相
三角回路の供給設備用に構成されていることを除いて2
型に類似した2要素計器である。第2表および第8図に
示したように、この型の計器にはVSA入力電圧信号は
2によって2回割られる。すなわち、VSAとISAが
サンプリングされるとき第1の順序状態中に1回、そし
てVSAがISBと共にサンプリングされるとき第2の
順序状態中に1回割られる。
【0067】第9図には5型の計器のタイミング図形を
示す。5型の計器のタイミング(記時)は、第1表で注
記したされたことを除いて4型の計器について示したも
のに類以する。そして5型の計器は3線単相供給設備用
の単一要素計器である。この型の供給設備においては、
1つの電圧相VSAが監視されるのみである。しかしな
がら、計量される2つの電流相,ISAとISBがあ
る。第9図に示すように、VSAは第8図の4型計器に
ついて説明したように2で2回割られる。さらに、重要
なことは入力電圧および電流信号VSCとIBCは計器
へのこれらの2つの入力が第2表で注記したように断路
されることによって零であることである。従って、順序
状態3の間に、A−D変換が行われるとき、A−D変換
器12’と12”の出力はそれぞれVSCとISCの両
方に対して零である。
【0068】第10図には、第1表に示した6型の計器
のタイミング図形を示す。その計器は2線単相供給設備
用の単一要素計器である。この型の計器においては、計
器に接続された1つの電圧相,VSAのみがある。従っ
て、第10図および第2表に示したように、TSB0〜
TSB2が6型の計器を選択するように構成されると
き、VSB,ISBおよびVSC,ISCの変換は零で
あって、それらはDSP14に読み込まれる。
【0069】以上、第5図〜第10図に示したTSB0
〜TSB2信号の複合に関してMUX制御型デコード4
2の操作を説明したので、第5図〜第10図のタイミン
グ図形を用いて当業者はこれらの図形に示しかつ説明し
た順序でVACLK〜VCCLK信号を発生させるめに
必要な複合論理回路を容易に設計できると考えられる。
DSP試験が開始されるとき、SELFCHKEN信号
が高くなることに注意する必要がある。S ELFCH
KEN信号が高いと、MUX制御型デコード42は無条
件にDSP14への信号÷2を低いままにさせる。これ
は、選んだ特定の計器型に依存して、DSPの試験中に
DSP14に2で決して割らせないことになる。
【0070】再び第3図を参照したしきい値デコード回
路66に戻るが、前述のようにしきい値デコード回路6
6は型選択デコーダ64からのビットTSB0〜TSB
3を複合して臨界デコード出力信号TH0〜TH2を発
生する。そしてそれらの信号はDSP14へ送られる。
次の第4表は、式の形でしきい値デコード回路66の論
理を示す。また、第4表はDSPがしきい値デコード6
6からのTH2出力を複合して構成計器が変圧器定格か
自己内蔵であるかの決定の仕方を示す。さらにこの表
は、DSPがしきい値デコードからのTH0およびTH
l出力を複合して、選択された特定の型の計器に適当な
記憶しきい値を選択させる方法を示す。DSP自己試験
が開始されると、SELFCHKEN信号が高くなる。
S ELFCHKEN信号が高いと、しきい値デコード
論理回路66は無条件に信号TH0〜TH2を下げる。
これは、選択した特定の計器型に依存して、DSP14
にDSP試験に対して特定の既知しきい値を選択させ
る。DSP14が信号TH0〜TH2を複合する方法は
DSPの操作の説明の項で後述する。
【0071】
【表4】
【0072】しきい値デコード66はビットTSB0〜
TSB2も複合して、2つの出力信号ENIB〜ENI
Cを発生する。後者の2つの信号は電流およびDSP自
己試験論理回路20’へ送られる。これらの信号を複合
する論理は次の第5表に示す。
【0073】
【表5】
【0074】第5表に示すように、信号ENIBは型式
1,2,4及び5としてデコードされ、信号ENICは
型式1,2,3及び4としてデコードされる。ENIB
およびENIC信号は、自己試験論理回路20’に供給
されるITA〜ITC信号によって検出されるように電
流スケーリングおよび隔離回路46においてセンサの故
障を検査するためだけに電流DSP自己試験論理回路2
0’に利用される。
【0075】その計器が電流ISB又はISCを使用又
は監視する計器の型(型式又はタイプ)の1つに構成さ
れたとき、疑似電流試験の発生を防止するために特定の
線電流入力の試験を不能にさせる必要がある。信号EN
IBおよびENICは、電流およびDSP自己試験論理
回路20’にそのような発生を防ぐために種々の計器型
式の識別をさせる。しきい値デコード66からのENI
B信号はITB信号をもった自己試験論理回路20’に
おけるANDEDである。同様に、ENIC信号はIT
C信号をもったANDED信号が可能化されると、それ
はその対応するANDゲート,ITB信号が高くなって
線2の電流センサの故障を検出するときに使用可能にさ
せる。同様に、ENIC信号が可能化されると、それは
そのANDゲートを、ITC信号が高くなって線3の電
流センサの故障を検出するときに使用可能にさせる。上
記2つのANDゲートの出力は、共に試験論理回路2
0’におけるITA信号をもったORゲートにおけるO
REDであり、従ってITA〜ITC信号のいずれか1
つが電流センサの故障状態を示すときはついでも、その
ゲートから出力信号を提供する。そのORゲートの出力
は自己検査期間中に故障がある場合にIVC試験信号を
発生する作用をする。
【0076】IVC試験信号の発生方法をさらに詳細に
説明する前に、第25図を参照して電流スケーリングお
よび分離回路46におけるITA−ITC信号の発生方
法を説明する。
【0077】第25図は第3図の線1の電流を感知する
電流スケーリングおよび分離回路46の略図である。1
988年12月2日付け米国特許出願第279,161
号は、変流器(CT),スイッチ78,演算増幅器80
および電流マルチプレクサ48からなる第25図の回路
の部分を開示している.そしてその出願は出願と同一の
出願人によるものであって、その詳細な説明をここに引
用する。
【0078】本発明の自己検査の特徴部分として、スイ
ッチ(SW)84とコンパレータ86が第25図の回路
に組み込まれている。スイッチ84はSELFCHKE
N信号によって作動され、メータが自己検査モードにあ
るとき既知極性の電圧信号を増幅器80の負(−)端子
に注入する。この電圧信号は、−VT端子とSW84間
に接続された電流源からの小電流によって提供される。
【0079】導線90上の増幅器80の出力端子はコン
パレータ86の正(+)の入力端子へ接続される。コン
パレータ86の負(−)端子は+VT端子へ接続される
(第2図参照)。
【0080】スイッチ78は約154HzのFCCLK
信号で駆動されて、増幅器80の正負入力端子間のCT
におけるセンス巻線Nsの電位を連続的(交互に)切換
える。増幅器80の出力はスイッチ78の接点を通って
CTの帰還巻線Nfへフィードバックされる。この帰還
信号は、Nf巻線を通ってCTのコアの磁束を零にして
Ns巻線において誘導される電圧を下げる。
【0081】スイッチ78は回路46の出力側のNf巻
線の極性を切換えて、前記ISA電流をIMUX48の
入力端子へ供給する。IMUX48は、第25図及び第
3図に示すようにそれぞれの電流分離およびスケーリン
グ回路46から電流信号ISBとISCを受ける。II
N信号は第25図のIMUX48の出力側に示す。前述
のように、この信号は切換利得制御器52(第3図)へ
送られる。
【0082】さらに第25図を参照して、SELFCH
KEN信号が高く(すなわち、試験モードにある)、S
WにITEST電流信号を増幅器80へ向けさせると仮
定する。増幅器80の負入力端子における2の信号の大
きさは、Ns又はNfの巻線が開放されない限りその動
作に影響を与えない。従って、増幅器の出力電圧は十分
に低くてコンパレータ86の回転を防ぐ。
【0083】電流センサ(CT)が自己検査モードに入
る前又は入っている間にNs巻線の開放のために故障し
た仮定する。Ns巷線の開放の場合、その極性は増幅器
入力端子間のスイッチ80によってもはや切換えれな
い。その結果、増幅器80の負端子におけるITEST
電流によりもたらされる電圧がそれを飽和させ、その出
口を正にさせ、従ってコンパレータ86をターンオンさ
せる。コンパレ一夕86がターンオンすると、その出力
信号ITAは正になり、従って、電流センサの故障を表
示する。
【0084】第3図について既に説明したように、電流
分離およびスケーリング回路46からのITA−ITC
信号は電流およびDSP自己試験論理回路20’へ送ら
れ、そこでそれらは共にOREDであってIVC試験信
号を発生する。
【0085】第3図について前に説明したように、電流
およびDSP自己試験論理回路20’もDSP14が特
定の時間窓内でWH OUT信号を発生できないとさは
常にDSP試験信号を発生する。
【0086】電流およびDSP自己試験論理回路の動作
を良く理解するために、第12図を参照する。この図は
IVC TESTおよびDSP TEST信号を発生さ
せるための該論理回路の動作のタイミング図形である。
自己検査は自己検査スイッチ60が押されたときに始ま
る。その時SELFCHKEN信号は高くなる。SEL
FCHKEN信号は第12図に示すようにFCCLK信
号の立上り縁部にくる。そのSELFCHKEN信号は
説明する種々の条件に依存してそれぞれの期間高いまま
である。ENIBおよびENIC信号の状態は、しきい
値レゴード66によって選択されたメータの型式(タイ
プ)に従って正又は負になる。ENIBおよびENIC
信号の基本式は第5表に示した通りである。前に説明し
たようにこれらの信号は試験される電流センサ回路であ
る試験論理回路20’に確認される。
【0087】IVC TESTおよびDSP TEST
信号は共に試験サイクルに入る際には低い。試験サイク
ル中、ITA−ITC信号(第3図及び第25図参照)
は電流センサ(第25図のCT)の故障が試験される。
DSPも試験サイクルの間DSPからのWH OUT、
パルスを検査することによって試験される。DSPがそ
の試験のためにWH OUTパルスを発生する方法は後
で説明する。
【0088】第3図及び第25図と共に第12図を参照
する。第12図に示すように、SELFCHKEN信号
が高くなると、精密電圧基準器34からのVTEST信
号がスイッチSW40とSW58によって切換えられて
第3図に示したようにA−D電圧および電流変換器1
2’と12”に入る。この時点で両方の変換器は前述の
ように変換プロセスを行う。また、SELFCHKEN
信号が高いこの時点で、第25図に示したITEST電
流信号はSW84を介して増幅器80の負入力端子に切
換えられる。従って、−VT基準サプライからの試験電
流は今度は増幅器80の入力端子に付加されて第25図
に関して既に説明したように開放センサの試験をするこ
とがわかる。
【0089】SELFCHKEN信号は第3図に示した
ように電流およびDSP自己試験論理回路20’の入力
側へ付加されることがわかる。従って、この時点で第1
2図に示したように、FCCLKパルスがDSP自己試
験論理回路20’内の自己検査タイマ記録を開始する。
このタイマ(図示せず)はFCCLKによって記時され
る。
【0090】試験モードに入る際に、電流のスケーリン
グおよび分離回路46における電流センサのいずれか1
つが試験に入る前に故障していたか、或いは試験中に故
障したかが考えられる。説明のために、第12図に示す
IVC試験線について、IVC試験信号は試験中に高く
なることが示されている。従って、電流センサの1つが
第25図について説明したように故障していたことを示
していることがわかる。例えば、電流のスケーリングお
よび分離回路46における電流センサが第25図で線1
の電流線について前に説明したように故障していた場
合、ITA信号は高くなり電流およびDSP自己試験論
理回路20’の入力側へ付加される。前述のように、I
TA信号は自己試験論理回路20’のITBおよびIT
C信号と共にOREDであるので、試験論理回路20’
の出力端子においてIVC試験信号を発生する。もちろ
ん、試験の時および試験中に、ITA−ITC信号が高
くならない場合には、故障は検出されず、従ってIVC
試験信号は第12図に示すように低いままである。IV
C試験信号は自己試験サイクル中いずれの時において
も高くなることができる。
【0091】今度は第12図のDSP試験線を参照する
と、DSP試験信号はDSP試験サイクル中全て低いま
まである。A−D変換は自己検査期間のちょうど始まり
に開始されることが思い出される。 第4図に関して前
に説明したように、A−D変換サンプルは僅か約58μ
sを要するのみである。その変換サンプルの終端で、A
−D変換器の出力がデジタル信号プロセッサに記時され
て処理される。クロック発生器16のMCCLKパルス
から極めて高い周波数で動作するプロセッサは極めて短
時間にこれらA−D変換の多くを行うことができる。
【0092】DSP14,電圧A−D変換器12’およ
び電流A−D変換器12”が適当に動作すると、自己検
査試験の開始に伴い所定の時間内に第12図に示したW
HOUT信号を発生する。DSP自己試験論理回路2
0’はDSP14から第1のWH OUTパルスの受取
りを待つ。しかしながら、DSPが適当に動作していな
いと、論理回路20’によって検出されるいずれのWH
パルスも発生しない。第12図に説明のために示したよ
うに、自己試験サイクルの開始後のある時間に第1のW
H OUTパルスがDSP14によって発生されること
が示されている。第1のWH OUTパルスが第12図
に示したように試験論理回路20’に入ると、そのパル
スは論理回路20’内のDSP試験タイマを始動させ
る。この第1のパルスの受取りは論理回路20’内の記
憶装置に保持され、従ってDSPタイマにRESETパ
ルスで記時させる。DSPタイマは第12図に示したよ
うに予め決めた時間の間計数を続ける。そしてその時間
にタイマの出力が負になりWH OUTの時間窓を生じ
させる。この時間窓は、DSP試験タイマが第12図に
示すように正になることによって中断するまで予め決め
た期間続くことになる。
【0093】第12図に示したように、第2のWH O
UT信号はWH OUT窓の間に受取られる。DSPが
この第2のWH OUTパルスをその窓の範囲で発生す
る場合には、DSPおよび変換器が適切に作動している
ことを示す。従って、第12図の最上部に示すようにS
ELFCHKEN信号は負に在り自己検査サイクルが終
了する。自己検査可能(エネーブル)信号のSELFC
HKENは、この時点でDSP自己試験論理回路20’
から発生されるENDSELFCHKEN信号によって
負になる。この後者の信号は自己検査可能論理回路70
に印加され、従ってSELFCHKEN信号を負にす
る。一方、第2のWH OUT信号が試験論理回路2
0’に受取られない場合には、ENDSELFCHKE
N信号は発生されず、SELFCHKEN信号は第12
図に点線で示したように高いままになる。第2のWH
OUT信号が受取られなかったと仮定すると、DSPタ
イマーは、RESETパルスによって第12図に示した
ように負になることによって中断されるまで記時され続
ける。この時点で、DSPTEST信号は第12図に示
したように高くなり、DSP試験は第2のWH OUT
信号が時間窓内に受取られなかったことによって失敗で
あったことを示す。また、この時点で、SELFCHK
EN信号は負になり自己検査を終了し、その時点でDS
Pタイマが中断し、同じ時間に自己検査タイマを停止す
る。この時点で、もちろんENDSELFCHKEN信
号は正になり、従ってSELFCHKEN信号を自己検
査エネーブル論理回路70こおいて不可能化する。
【0094】今度は第12図の右側のSELFCHKE
N線を参照すると、「END Self Check
on Self Check Timer out」と
いう注記がある。これは、この時点でSELF CHK
EN信号が負になり自己検査を終了したという意味であ
る。自己検査タイマが中断されないと、DSPがなんら
かのWH OUTパルスを発生しなかった場合に自己検
査試験期間を終わらせない方法がないことに在る。これ
は、第1のWH OUT信号が受取られないと、DSP
タイマが決して始動せず、従ってDSPタイマが中断し
て自己検査を決して終了させないということのためであ
る。
【0095】第3図に示した電圧および線周波数試験論
理回路20”の動作を第11図と第17図を参照して説
明する。第17図から、電圧および線周波数試験論理回
路20”の論理は前記出力信号の全て、LFOUT,O
FFCLF(÷32カウンタから)、VIOUT信号,
およびSYSTEM FALL信号を発生することがわ
かる。さらに、入力信号VACLK−VCCLK,FC
CLK,VIIN,ENBおよびENCがその論理回路
に第3図の電圧および線周波数試験回路の説明に関して
前に記載したように提供される。
【0096】電圧入力相VSA,VSBおよびVSCに
それぞれ対応する3つの26μsタイマ,90,92お
よび94が設けられている。これらのタイマは、各タイ
マのDE入力端子に付加されるFCCLK信号によって
それぞれ記時される。FCC
【0097】
【外1】
【0098】E端子の1つへ送り、これらのタイマに通
常の計数法で記時させる。3つフリップ−フロップ9
8,100および102も設けて、タイマ90−94の
復帰の制御および信号FA,FBおよびFCの線周波数
アウト・デコード論理回路104への提供をする。
【0099】フリップ−フロップ98,100および1
02の各々はそれぞれVACLK,VBCLKおよびV
CCLKの信号によってクロックされる。前述のよう
に、VIIN信号は第3図に示したように電圧イン・デ
コード44から電圧および線周波数試験論理回路20”
へ付加される.電圧イン・デコード44からの信号は二
進信号であって、入力電圧VSA,VSBおよびVSC
がサンプリングされる際にそれぞれの変換サンプリング
中に電圧A−D変換器からのデジタル値の大きさに依存
して二進法の0と1の間を変わる。例えば、各A−D変
換の終わりにおいて電圧A−D変換器12’からの出力
デジタル値の大きさはちょうどサンプル採取され変換さ
れた相電圧(VSA−VSC)の大きさを表わしかつそ
れに比例する二進値を有する。電圧イン・デコード44
によって符号解読されたこのデジタル値の大きさが予め
決めたしきい値以上の場合には、VIIN信号は正であ
って、正の入力信号をフリップ−フロップ98−102
のDE入力端子の各々に付加する。VACLK,VBC
LKおよびVCCLKクロック信号はそれぞれフリップ
−フロップ98,100および102のC又はクロック
入力端子へ付加されることがわかる。従って、フリップ
−フロップ98−102の各々は、それらに印加された
それぞれのクロック信号VACLK−VCCLKの発生
時にVIIN信号の状態を把握することがわかる。
【0100】
【外2】
【0101】れ2つのNANDゲート104と106へ
印加される。ゲート104はその別の入力端子において
ENB信号を受け、ゲート106はその別の入力端子に
おいてENC信号を受ける。それらのENBおよびEN
C信号は線周波数デコード104にも印加される。EN
BおよびENC信号は、MUX制御器42によって選択
されるメータの型式(タイプ)に依存してタイマ92と
94の動作の可能化か又は不可能化に利用される。次の
第6表はMUX制御器42におけるENBおよびENC
信号をデコードする論理を規定する論理式を与える。
【0102】
【表6】
【0103】第11図を参照すると、この留はVIIN
信号を2進の1又は0にできるかを示す。VSA相電圧
入力はVACLK信号の発生時にサンプリングされる。
そしてVIINが正であると仮定すると、フリップ−フ
ロップ98セットされて、そのQ出力端子を正の1にさ
せ、従ってリセット信号をタイマ90に印加し、そのタ
イマの駆動を保つ。この2進の1の信号はVSAと呼ぶ
線周波数アウト・デコード104にも印加される。一
方、VSA相電圧入力のサンプリングのときに、VII
Nが2進の0又は低い状態であると、フリップ・フロッ
プ98はVACLK信号の発生時にリセットされる。フ
リップ−フロップ98のQ出力端子が今度は低い又は2
進の0の状態になり、タイマ90からのリセット信号を
除去する。第11図に示すように、リセット信号がタイ
マ90から除去されると、FCCLK信号は今度はタイ
マ90を切換えてタイマを第11図に示すように始動さ
せる。タイマ90が中断する前にフリップ−フロップ9
8がセットされない。従ってVSA入力の損失を示す
と、タイマ90は2進の1の状態になって第17図に示
すようにVAT信号を発生する。そしてその信号は線周
波数デコード104に印加されると共に1つの入力とし
てORゲート108へ印加される。ORゲート108は
3つの入力VAT入力,VBT入力およびVCT入力
(後の2つはタイマ92と94からくる)を受けること
がわかる。従って、これらの信号の1つが2進の1の状
態になるとさは必ずORゲート108は第3図で記載説
明したように2進の1の信号(VIOUT電圧故障信
号)を出すことが可能になる。
【0104】他のタイマ92と94もフリップ−フロッ
プ100および102に応答してタイマ90と同じよう
に機能して、VBCLKおよびVCCLKの整和に従っ
てVSBおよびVS Cの電圧を監視する。しかしなが
ら、VSBおよびVSC信号に対応するタイマ92と9
4はそれらのリセット入力端子においてNANDゲート
104と106に印加されたENBとENC信号の状態
によっても制御されることを注目すべきである。第6表
の式からわかるように、ENB信号が2進の1又は正で
あると、NANDゲート104は、フィリップ−フロッ
プ100がリセットの状態にあるときその出力を負にし
てタイマ92からのリセット信号を除去させることがで
きる。もちろん、フリップ−フロップ98について前述
したように、フリップ−フロップ100は、VIINが
2進の0又は低い状態にある場合にはVBCLK信号の
時にリセット状態を得ることができ、従ってVSB入力
【0105】
【外3】
【0106】状態になり、そして正の状態のENBでN
ANDゲート104はリセット入力をタイマ92から除
去することが可能になる。そしてタイマ92はタイマ9
0の場合と同様にFCCLKパルスを計数し始める。タ
イマ94は、ENB信号が2進の1の状態にあるときタ
イマ92の場合と同様にリセットされる。 電圧相入力
VSA−VSBのいずれか1つがタイマ90−94の各
々によって決定される26μsの所定の時間の間十分で
ないと、ORゲート108に印加されるVAT−VCT
信号がそのゲートに相電圧の1つの損失又は電圧A−D
変換器の可能な故障の1つを表わすVIOUT信号を直
ちに発生させることができる方法がわかる。第11図に
示したように、タイマ90−94の各々はVACLK−
VCCLK信号によって決定される時間に始動してそれ
ぞれのフリップフロップ98−102を記時する。従っ
て、これらタイマの各々は異なる時間に始動すること、
従ってそれらは後で中断してそれぞれのVAT−VCT
信号を発生することがわかる。
【0107】第17図を参照すると、VIOUT信号が
1つの入力としてORゲートヘ印加されることがわかる
ORゲート110への他の入力は電流およびDSP自己
試験論理回路20’からのDSP試験およびIVC試験
信号であることがわかる。従って、メータが電圧試験
(VIOUT高い),DSP試験又はIVC試験を失敗
すると、ORゲート110が1つの入力として2進の高
信号1をANDゲート112へ提供することを可能にす
ることがわかる。この後者のゲートヘの別の入力はSE
LFCHKEN信号である。従って、メータが自己検査
モードにあるとき、ゲート112は前記試験のいずれか
1つが失敗した場合にSYSTEM FALL(システ
ム落第)の信号を発生させることができる。
【0108】線周波数アウト・デコード104を参照す
ると、デコード104の論理は次の第7表の方程式の形
で示される。
【0109】
【表7】
【0110】フリップ−フロップ9898,100,1
02からのFA,FBおよびFC信号はそれぞれ約60
ヘルツの周波数である。第7表からわかるように、デコ
ート104の論理は、VSA相電圧が欠けているとVS
B相電圧の周波数(すなわち、FBの周波数)がLFO
UTとしてデコード論理回路104から提供されるよう
に設計されている。VSAもVSBの電圧も存在しない
場合には、デコード論理回路104の出力端子にVSC
電圧周波数が現われる。もちろん、全ての相電圧入力V
SA−VSCが存在しないと、出力信号LFOUTは存
在しない。
【0111】上記の線周波数アウトデコード104の説
明から、時間軸信号として前記電子レジスタ22へ提供
されるLFOUT信号は、相電圧入力VSA−VSCの
少なくとも1つがメータの入力端子に存在する限り常に
提供されることがわかる。第16図(÷32カウンタ7
6の発生するOFFCLK信号のタイミングを示す)と
共に第17図を参照して÷32カウンタ76を参照する
と、第16図に示したようにカウンタ76はLFOUT
60ヘルツの信号を32で割る。従ってカウンタの32
カウント毎に1パルスの出力を発生する。第3図につい
て前に説明したように、このOFFCLKパルスはDS
P14へ提供されて、DSP14にフラグをセットして
プロセッサ14に更新DCオフセット・サブルーチンを
入れることを通知することに利用される。OFFCLK
パルスがDSPにおいて利用される方法は以下に説明す
る。
【0112】第3図に戻ってバールクロック発生器74
について述べる。前記のようにバールクロック発生器は
IACLK信号に応答して反復発生する出力信号VAR
CKを発生する。そしてその信号はDSP14へ印加さ
れる。Var/Q選択スイッチ72は選択信号(VAR
/QSLCTで示す)をバールクロック発生器へ印加す
る。そしてその選択信号はDSP14への印加される。
さらに、前記のように、DSPにおける電圧デジタル値
は電流デジタル値による掛け算の前に電力線の周波数の
90度に相当する時間まで遅延される。同様に、VAR
/Q選択スイッチ72によってQが選択されると、電圧
デジタル値は電流デジタル値との掛け算の前に電力線周
波数の60度まで遅延される。DSPにおいて、電流と
遅延電圧との積は前記しきい値が選択したメータの特定
の型式(タイプ)のものに到達するまで別に蓄積され
る。上記の出力パルスVAR/Q OUTはDSP1
4から前記電子レジスタへ提供される。VAR/QSL
CT信号はプロセッサ14にバール時又はQ時を計算す
ることを知らせる。VAR/QSLCT信号は第15図
に示すようにタイミング信号VARCLKのレートを変
更する。バール時を選択すると、VARCLKは第4図
のタイミング図形で説明したように1/3のフレーム・
レートで動作する。前記のように、フレームはマルチプ
レクサVMUX38およびIMUX48に必要な時間の
間隔である。第15図に示したように、VARCLKは
Q時を選択した場合(VAR/QSLTは高い)に1/
2のフレーム・レートで動作する。
【0113】DSP14はVARCLK信号のサンプル
採取をする。そしてサンプル採取時の状態に依存して電
圧デジタル値の時間的遅れを制御する。DPSの記憶装
置には、相1の電圧デジタル値に対して8つの記憶場所
(VSA)、相2の電圧デジタル値に対して8つ(VS
B)そして相3の電圧デジタル値に対して8つの(VS
C)記憶場所が設けられている。VARCLK信号が高
くなる度に新しい組の電圧デジタル値が記憶場所に負荷
される。既に記憶されているものは1つの場所移動し、
最も古い組の電圧デジタル値はその対応する電流デジタ
ル値との掛け算に利用されることになる。すなわち、8
つの記憶場所に最も早く受け入れされる最古のデジタル
値はその場所から移動してその対応する電流デジタル値
と掛け算される。バール時を選択すると、この遅延は2
4フレーム(8つの記憶場所×1/3フレーム・レート
でのVARCLK)であり、Q時を選択すると、その遅
延は16フレーム(1/2フレーム・レートでのVAR
CLK)である。第15図に示したように、フレーム・
レートは1/3DSPリセット・レートであるから、7
2DSPサイクルのバール時遅れと48DSPサイクル
のQ時遅れとなる。DSPリセット・レートは17.2
行キロヘルツ又は288リセット・サイクル/60ヘル
ツ・サイクルである(第4図参照)。288サイクルか
ら72DSPサイクルのバール時遅れは1/4である。
360度の1/4は90度である。同様に、Q時の遅れ
は60度である。
【0114】DSPには2つの積分器があり、1つは電
流および相電圧の入力の積の和を累算するワット時積分
器、そして第2の積分器は入力電流と遅延電圧との積の
和を累算するバール時積分器である。例えば、第15図
を参照すると、VARCLKが高いとき、最初のDSP
サイクルの間に、電流ISAは電圧VSAと乗算され
て、その積がワット時の積分器に加算される。次に電流
ISAが。遅延電圧VSAと乗算されて、バール時の積
分器に加えられる。ISB,VSB,ISC,VSCの
掛け算は選択されたメータの型式(タイプ)に合わせて
従う。これらのフレームの間、VARCLK信号が低い
ときには、バール時(又はQ時)は計算されない。
【0115】前記のように、DSPへのVAR/QSL
CT信号はDSPにバール時を計算するのかQ時を計算
するのかを知らせる。バール時およびQ時の計算にはそ
れぞれ別のしきい値が必要である。すなわち、選択され
たメータの型式(タイプ)に対してバール時の計算をす
るときに1つのしさい値が必要であり、Q時の計算のと
きに別のしきい値が必要である。DSPにおいて、これ
らのしきい値は選択したメータの型式(タイプ)のしき
い値をバー時の計算の場合には3で割る、又は選択した
メータの型式(タイプ)のしきい値をQ時の計算には2
で割ることによって計算される。これが行われる方法は
DSP14の動作に関して次に説明する。
【0116】電子電力量計は計量される広範囲の値に渡
って高精度を有する必要がある。典型的に、これらのメ
ータの誤差はエネルギーの測定値の1%以下に限定する
必要がある。一方測定される電流は1〜200アンペア
の範囲に及ぶ。0.1/1アンペアの範囲の電流では若
干低い精度が許容される。メータへの入力電流の全範囲
は約0.1〜200アンペア(1:2000の範囲)で
ある。その電流はより小さい値に縮小することができる
が、変動範囲は依然として1:2000である。あると
きに別のとさよりも2000倍も大きい電流の正確な測
定は困難な問題である。この問題は、本発明においては
最低電流信号レベルが大さい電流信号レベルに殆ど匹敵
するように測定される入力電流信号をスケーリングす
る。従って電子電力量計における次の測定回路が動作し
なければならない全範囲を小さくすることによって解決
される。さらに、これらの次の回路も、全体の結果が入
力値を正確に表わすように入力電流信号のスケーリング
を適当に補償できなければならない。この問題の1の解
決法が本発明の出願人と同一出願人による米国特許第
4,761,606号に記載されている.この特許は、
自動範囲切換装置を開示しているが、その装置はアナロ
グ積分型の電子電力量計に適するが、本発明の意図する
型式(タイプ)のデジタル電子電力量計には適さない。
さらに、この特許において用いられているスケーリング
法は異なる巻線の数種の変流器巻線の1つを選択するこ
とに基づいた基本可変スケーリング法と併用された。こ
の方法は必要な余分の巻繰および相互接続に伴う信頼性
の低下と共にコスト増という欠点がある。さらに、変流
器の電気特性はこれらの巻線と共に変わって、回路の動
作に有害な可変電気特性をもたらす。本発明は、これら
の欠点を変流器に余分の2次巻線を必要としない回路構
成にする方法を提供することによって解決している。
【0117】第18図は、第1図および第3図に関して
前に説明した自動範囲選択器26の略図である。IMU
X48から多重送信された入力電流信号ISA−ISC
は前記IIN信号として第18図で一般に52で示した
切換利得制御器の入力端子へ提供される。IIN信号は
複数のCMOSトランジスタ・スイッチ114,11
6,118および120に印加される。これらトランジ
スタの切換えは、範囲選択記憶フリップ−フロップ12
2から各トランジスタのゲート電極へ印加される前記E
N16信号によって制御される。トランジスタ116と
120のドレイン電極は一緒に接続されて、前記電流−
電圧変換器54の負(−)入力端子へ接続される。変換
器54はその正(+)の入力端子を接地している。入力
信号IINは変換器54を介して信号IVC OUTに
よって出力端子に示したように入力電流に比例する電圧
信号に変換される。そのIVC OUT信号は第3図に
関連して前に説明した利得調整器56へ印加される。2
つの抵抗器R1とR2は124の所で一緒に接続され、
さらに変換器54のポーカ端子の126に接続される。
抵抗器R1の他端はトランジスタ・スイッチ114と1
16のドレインおよびソース電極の接続点130に接続
される。同様に、抵抗器R2の他端はトランジスタ11
8と120のドレインとソース電極間の接続点128で
結合される。
【0118】第18図と共に第3図に示した利得調整器
56に言及する。図示のように、IOUT信号はSW5
8を介して電流A−D変換器へ提供される。さらに、I
OUT信号は、2つの電圧コンパレータ134と136
からなる二重コンパレータ132の入力端子へ提供され
る。IOUT信号はコンパレータ134の正(+)入力
端子と共にコンパレータ136の正(+)の入力端子へ
印加される。コンパレータ134の負(−)入力端子は
第2図の精密電圧基準器34によって提供される+VT
基準電圧へ接続される。同様に、コンパレータ136の
負(−)入力端子は精密比較源34からの−VT基準電
圧へ接続される。コンパレータ134および136の各
々の出力は、フリップ−フロップ140のデータ入力端
子へRANGE信号を提供する排他的NORゲート13
8の入力端子へ印加される。
【0119】ADCLKおよびISAMPLEの信号は
第18図に一般に60で示した範囲選択器へ提供され
る。ISAMPLE信号は4で割るカウンタ142のリ
セット入力端子(R),フリップ−フロップ140のセ
ット(S)入力端子および記憶フリップ−フロップ12
2の入力クロック端子(C)へ印加される。ADCLK
信号はRANGE CLOCKで示した出力信号を発生
するカウンタ142に記時する。その出力信号はフリッ
プ−フロップ140のクロック(C)入力端子へ
【0120】
【外4】
【0121】第18図と共に第14図に示すように、範
囲選択器はISAMPLEパルスで付勢される。従っ
て、切換利得制御器52の入力端子に現われる入力電流
IINの各電流試料(サンプル)に対して範囲が選択さ
れることがわかる。ISAMPLE信号が第14図に示
したように高くなると、÷4カウンタ142はリセット
されるそして同時にフリップ−フロップ140がセット
される。記録フリップ−フロップ122のデータ入力端
子は精密電圧基準器34からの+V電圧出力端子へ接続
される。従って、ISAMPLE信号は、(C)フリッ
プ−フロップ122のクロック端子とで正(+)のとき
記憶フリップフロップ122をセットする。第14図に
示したように、フリップ−フロップ122がセットされ
ているとき
【0122】
【外5】
【0123】第14図に示すように、ISAMPLE信
号が÷4カウンタ142をリセットさせると、そのカウ
ンタ142はADCKパルスを計数し始める。カウンタ
142が中断するとき、それは第14図に示したRAN
GE CLOCK信号を発生する。
【0124】そしてその信号はフリップ−フロップ14
0のC入力端子へ印加される。この時にフリップ−フロ
ップ140は排他的NORゲート138からのRANG
E信号の2進状態の出力を把握する。そのRANGE信
号が低いと、それはフリップ
【0125】
【外6】
【0126】高くしてリセット信号を記憶フリップ−フ
ロップ122の入力端子へ印加する。フリップ−フロッ
プ122がリセットされると、その出力信号EN16は
正になり、従ってDSP14にメータが入力電源に対し
て低い範囲を選択したことを知らせる。一方、RANG
E CLOCKが発生されているときに、RANGE信
号が高い又は2進法の1であると、フリップ−フロップ
140はISAMPLE信号によって先に与えられたセ
ットのままになり、フリップ−フロップ140の
【0127】
【外7】
【0128】の状態のままである。 この状態におい
て、プロセッサはメータが入力電流に対して高い範囲の
ままであることを通知される。
【0129】第18図の範囲選択器26の動作をさらに
十分に理解するために、トランジスタ・スイッチ114
と118に印加されるIIN信号を説明する。前述のよ
うに、最初にEN16の信号は低いから範囲選択器を高
電流範囲モードにさせる。EN16の信号が低いと、ト
ランジスタ114と116は共に伝導にされるので、I
IN電流を増幅器54の負入力端子へ印加させることが
できる。これらトランジスタの伝導は増幅器54のIV
C OUT端子からR1を介して電流を印加する。その
電流はトランジスタ114と116間の接続点130で
IIN電流と合流される。この電流の和は入力信号を増
幅器54の負入力端子へ印加して、増幅器54に入力電
流IINに実質的に比例するIVC信号を発生させる。
このIVC信号は、利得調整器を通して供給され、電圧
コンパレータ134と136の正の入力端子へ印加され
る。それらコンパレ一タの動作は、印加される電圧の大
きさに依存する。次の例は、コンパレ一タ134と13
6の動作を説明する最良の方法である。
【0130】コンパレータ134および136の各々の
+入力端子に印加された入力電圧は+2VTの大きさで
あると仮定する。この条件下で、+2VTの電圧は増幅
器134の−端子に印加された+VT電圧よりも大き
い。従って、その出力は2進法の1である。さらに、増
幅器136の+端子に印加された+2VT電圧は増幅器
の−端子に印加された−VT電圧より正であるから、そ
の出力は同様に2進法の1である。その結果、排他的N
ORゲート138の出力は2進法の1つであり、従っ
て、セットエネーブル(可能)信号をフリップ−フロッ
プ140のD入力端子を配置する。第14図からわかる
ように、範囲クロック信号が現われていると
【0131】
【外8】
【0132】ッサにメータが高電流範囲の動作のままに
選択されていることを知られる。さらに、EN16信号
はトランジスタ114と116を伝導状態に保持し、ト
ランジスタ118と120を非伝導状態に保つ。第18
図に示すように、トランジスタ118と120は切られ
たままであるから、抵抗器R2は切断されR1は接続さ
れ電流をトランジスタ114と116間の接続点130
へフィードバックさせる。切り換えられた利得制御器5
2の入力端子へ印加されたIIN電流は抵抗器R1間の
電圧降下に比例する。従って、増幅器54からのIVC
OUT信号は利得調整器56を介してA−D変換器へ
提供される。そして該変換器はその電流試料(サンプ
ル)をDSPプロッセッサへの電流デジタル値として入
力用デジタル値に変換する。
【0133】増幅器134および136も、−2VT入
力信号がそれらの増幅器の正端子へ印加されるときに+
2VT入力信号について記載したように動作する。例え
ば、増幅器134の+端子における−2VT信号は負端
子に印加された+VT信号よりも負である。その結果、
増幅器134の+端子に印加された−2VT信号はその
入力端子に印加された−VT信号よりも負である。従っ
て、増幅器136の出力は同様に2進法の0になる。そ
の結果、排他的NORゲート138からの範囲出力信号
は前述のように高くなり、フリップ−フロップ140を
セットのままにし、従って、フリップ−フロップ122
のリセットをさせない。EN16信号は+2VTの例に
ついて前に記載したように低いままである。
【0134】前述のように、EN16信号は範囲選択サ
イクルの開始時に常に低いので、範囲選択を高電流範囲
モードにさせる。範囲選択サンプリング期間の開始時の
信号IINが低い値であって、利得調整器56を介して
コンパレータ134と136へ印加されるIVC OU
T信号が+1/2VTであると仮定する。+VT1/2
信号は増幅器134の負入力端子へ印加された+VT信
号よりも低い値の正であるから、その増幅器の出力は今
度は2進法の0になる。コンパレータ136の正端子に
印加された+1/2VT信号は負入力端子に印加された
−VT信号よりも正であるから、コンパレータ136の
出力は2進法の1になる。従って、排他的NORゲート
138の出力は範囲信号を低くさせてリセット信号をフ
リップ−フロップ140のD入力に印加させる。RAN
GECLOCKが中断してフリップ−フロップ140を
クロックすると、それは今度はリセットされて、2進法
の1のリセット信号をフリップ−フロップ122のリセ
ット端子に印加させる。これは今度はフリップ−フロッ
プ122をリセットさせて、EN16信号を正し今度は
トランジスタ118と120を伝導にさせ、従って、抵
抗器R2を切り増幅器54のIVC OUT出力からト
ランジスタ118と120の接続点128へと抵抗器R
2にスイッチを入れる。より大きな値の抵抗器R2は今
度はより大きな出力信号を増幅器54の出力端子に発生
させて、メータの範囲入力端子に提供され小電流IIN
信号を補償し、その小電流信号を拡大して+2VT信号
がコンパレ一タ134と136に印加された前記例に匹
敵させる。コンパレータ134と136は前記のように
それらの正の入力端子に印加された−1/2VT信号に
応答して動作する。−1/2VT信号が増幅器134と
136の両方に印加されると、増幅器134の出力は2
進法の0になり、増幅器136の出力は2進法の1にな
る。その結果、排他的NORゲート138からの範囲信
号は2進法の0になり、従ってEN16信号を前記のよ
うに正にする。
【0135】以上の説明から、R1/R2の比を2の冪
として選択することによって、種々の試料(サンプル)
の量を結合するために、1つの尺度で採った試料(サン
プル)を別の尺度に変換することはDSP14にとって
簡単になる。以下に説明するようにDSPにおいて、こ
れは採取される各試料(サンプル)を表す2進値を算術
的なシフト(桁移動)又は割り算のプロセスによって行
われる。本実施例におけるR1:R2の比は1:16で
ある。従って、電流のA−D変換器12”に見られる信
号の変動範囲は係数16によって2000:1から12
5:1に低減される。16:1以外のR2:R1の比も
使用できる。2の冪である比は、マイクロコンピュータ
のデジタル回路における補償が容易であるという利点が
ある。しかしながら、2つ以上の範囲も使用可能であ
る。例えば、R1およびR2に類似する第3の抵抗器お
よび3つの抵抗器のうちどれを使用すべきかを選択する
ために範囲選択論理回路60にもう1つの閾値検出器を
使用することによって、第3の範囲を追加することがで
きる。
【0136】さらに、以上の説明から、範囲の決定は電
流信号が所定の閾値以下の場合には、高い電流範囲で開
始して低い電流範囲に切り換えて測定することによって
行われることがわかる。また、電流信号が所定の閾値以
上の場合には、低電流範囲で開始して高電流範囲に切り
換えて測定することによって範囲を決定することができ
る。
【0137】今度は第19図〜第24図を参照してDS
P(デジタル信号プロセッサ)14の操作を以下に説明
する。先ず、第19図はDSP14が種々の計算をして
最終的にWH OUTおよびVAR/Q OUTのパル
スを発生するプログラムおよび方法のフローチャート全
体図である。第19図の説明に当たって、DSP14は
電圧および電流のA−D変換料を基礎にしてその計算を
行うことを思い出す必要がある。すなわち、DSPは、
第2図に示した時間軸発生器32からRESETパルス
の発生するときに開始するA−D変換器からの各A−D
変換ワードを読む。DSPは、その計算の全てを極めて
迅速に行うことができる。そして次に待ちサイクルに入
り時間軸発生器からもう1つのリセット信号の受取を待
ち、別のサイクルを開始する。
【0138】第19図に示すように、リセット信号を受
け取ったDSPはSTARTブロックに入る。そしてそ
こから実行ブロックに入り、そこでDSPはA−D変換
器からの新しい又は丁度変換した電圧および電流のワー
ドをDSPに読み込む。VおよびIで示したこれらの新
しい試料(サンプル)はDSPの記憶装置の一時的可変
場所に記憶される。次に、プロセッサは、高範囲又は低
範囲が入力電流試料(サンプル)に用いられたかを決定
するために範囲選択器60からのEN16信号が高いか
低いかを見る検査をする。範囲選択器60が低範囲を選
択していた場合には、プロセッサは次に実行ブロックに
入り、そこで電流試料(サンプル)Iを16で割り、次
にVARCLK?判定ブロックに入る。一方、EN16
信号が低くて範囲選択器が入力電流試料(サンプル)に
高範囲を選択したことを示す場合には、EN16?判定
ブロックのNo分岐を通って出て、VARCLK?判定
ブロックに入る。
【0139】DSPは今度は、バールクロック発生器7
5からのVARCLK信号の存在を検査する。前の説明
から、DSPはVARCLK信号が2進法の1又は高い
ときだけバール時又はQ時を計算することが思い出され
る。この試料(サンプル)のときに、VARCLK信号
が低い場合には、VARCLK?のNo分岐判定ブロッ
クからSELECT WTH FROM TH0−TH
2サブルーチン144に入る。そのSELECT WT
Hサブルーチン144は後で説明するが、その主目的は
選択したメータの型式(タイプ)に対してDSP記憶装
置に保持されている各種閾値の中の適当な閾値を選択す
ることである。SELECT WTHサブルーチンが完
了したら、次に、後で説明するDC OFFSET C
OMPENSATIONサブルーチン146に入る。要
約すると、DC OFFSETサブルーチンの目的は、
前述の各種電圧A−D変換器回路に生じるDCオフセッ
トを補償するためのオフセット値を計算することであ
る。
【0140】VARCLK?判定ブロックに戻って説明
する。バールクロック発生器74からのVARCLK信
号は正であると仮定する。その結果、プロセッサはVA
RCLK?判定ブロックのYes分岐を出て実行ブロッ
ク148に入る。ブロック148はDSP記憶装置に記
憶される前記24ワード・シフト・レジスタを示す。電
圧相入力信号VSA,VSBおよびVSCの各々に対し
て8つの記憶場所があることは既に述べたが、これらの
記憶場所は新しい電圧試料(サンプル)Vの各々が読み
取られる際に押し下げスタック(stack)として機
能する。そして、その新らしい電圧試料(サンプル)V
はVVAR1と呼ばれるこのスタックの1つの場所に移
送される。VがVVAR1に負荷される際に、そのスタ
ック内のワードは逐次押し下げられ、最古の電圧試料
(サンプル)は148に示したようにスタックの底部に
押し下げられ、それによってスタック場所VVAR23
はVVAR24の下に押し下げられる。また、スタック
で最古の試料(サンプル)であるVVAR24は押し出
されて現在の試料(サンプル)に対するバール時を計算
するために使用されるDVARと呼ばれる記憶装置内の
記録場所に入れる。前記の説明から、電圧試料(サンプ
ル)Vはバール時の計算には90度まで、又はQ時の計
算には60度まで位相が後れるということが思い出され
る。これらの2つの遅延はブロック148で丁度説明し
たスタックで生じたことがわかる。電圧試料(サンプ
ル)の遅れの量はVARCLKパルスの発生頻度に依存
する。前記の説明から、メータがバール時モードで動作
しているとき、バールクロック信号がある頻度で発生
し、それがスタック148を押し下げ、電圧試料(サン
プル)の各々を遅延させて前記90度の位相遅れを達成
するということが思い出される。従って呼称DVVAR
はメータがバール時の選択モードにあるときにバール時
計算用の遅延電圧試料(サンプル)を表す。一方、メー
タがQ時の選択モードにあってVARCLK信号の発生
がある頻度で生じている場合、DVVAR試料(サンプ
ル)の遅れを生じて電圧における前記60圧シフトが得
られるということが思い出される。
【0141】さて、DC OFFSET COMPEN
SATIONサブルーチン146の出力に戻るが、ここ
で÷2?判定ブロックに入る。前の説明から、あるタイ
プ(型式)のメータの電圧試料(サンプル)は適当なW
H OUTおよびVar/QOUTのパルス繰返数を計
算するために2で割らなければならないことが思い出さ
れる。DSPがMUX制御器42からの÷2の信号の存
在を試験するのは、この判定ブロックで行われる。次の
第8表は、第3図のメータ型式デコード42によって行
われた÷2の符号解読用方程式における論理を示す。
【0142】
【表8】
【0143】さらに、第19図を参照して説明すると、
÷2の信号が存在する場合には、÷2?のブロックから
Yesの分岐を経て実行ブロックに入り、そこで電圧試
料(サンプル)が2で割られる。またこの時に、今はD
VVARにある後れた電圧試料(サンプル)も2で割ら
れる。割り算信号が存在しない場合には、判定ブロック
のNo分岐を通ってWATT INTEGRATION
サブルーチン150に入る。このサブルーチンにおい
て、DSPはそれぞれの電流と電圧試料(サンプル)
(IとV)を乗算し、それら試料(サンプル)の積をワ
ット時の積分器に累積することによってエネルギー消費
に比例する値を得る。WATT INTEGRATIO
Nサブルーチン150の完了後、SELECT VAR
/Q THRESHOLDサブルーチン152に入る。
このサブルーチンにおいて、DSPは再びVARCLK
パルスの存存を試験してパール時又はQ時に適当な閾値
であるか否かについての決定をする。そのサブルーチン
152には2つの出口点がある。その1つは、RESE
T?判定ブロックに入り、もう1つはVAR INTE
GRATIONサブルーチン156に入る。サブルーチ
ン152において、VARCLK信号が試験が行われて
いる時点で存存しない場合には、RESET?判定ブロ
ックに入りそこでDSPはRESETパルスが再び発生
するまで循環する。RESETパルスを受け取った場合
には、DSPはRESET?判定ブロックのYes分岐
を通って再び戻ってREAD THE NEW VψI
SAMPLESの入力端子に入る。一方、試験の時点
でVARCLKパルスが存在する場合には、VAR I
NTEGRATIONサブルーチンに入る。VAR I
NTEGRATIONサブルーチンはワット積分ルーチ
ン150の場合と同じように機能する。それは、現時点
の電流試料(サンプル)とDVVARにおける遅延電圧
試料(サンプル)とを乗算して、それら試料(サンプ
ル)の積を電圧積分器に配置し、そこで試料(サンプ
ル)の積は加算そして積分されてVAR/Q OUTパ
ルスの発生に対する無効エネルギー消費を得る。
【0144】さらに、第19図を参照して今度はSEL
ECT WTHサブルーチン144を説明する。そのサ
ブルーチンは第20図に示されている。このサブルーチ
ンはVARCLK信号の状態を試験する際に入る。 こ
のサブルーチンにおいてDSPは第3図に示した閾値デ
コード66からのTH0−TH2信号の状態を検査す
る。前述のように、TH0−TH2信号は本発明によっ
て選択されるメータのタイプ(型式)を規定する。SE
LECT WTHサブルーチン144に入る際に、最初
にTH1?判定ブロックに入り、そこでTH1信号の状
態を試験する。TH1が2進法の0の場合には、No分
岐を通ってTH0?判定ブロックに入り、そこでTH0
の状態を試験する。TH0が2進法の0の場合には、そ
のブロックのNo分岐を通って出てタイプ(型式)1の
メータが選択されていることを示す。タイプ(型式)1
が選択されている場合には、実行ブロックに入り、そこ
でTHと呼称する記録メモリーがメモリー内の一定のT
HRES1場所からの閾値と等しくされる(タイプ(型
式)1のメータに対する閾値)。THレジスタはメモリ
内の1つの場所であって、選択されたメータに対して特
定の閾値に設定される。TH1?判定ブロックに戻って
説明する。TH1が設定されると、TH0?判定ブロッ
クに入り、そこでTH0の状態が試験される。TH0が
設定されると、今度は実行ブロックに入り、そこでレジ
スタTHが型式(タイプ)2のメータに対して一定の閾
値THRES2が設定される。一方、TH0が設定され
ない場合には、Noの分岐を通って判定ブロックに入
り、そこでTHレジスタが型式(タイプ)5および型式
(タイプ)6に対する閾値に設定される。
【0145】THレジスタは、前に説明したTH0?判
定ブロックから出ることによって示されたように、型式
(タイプ)3又は型式(タイプ)4のレジスタ用閾値に
設定される。THレジスタが適当な閾値に一旦セットさ
れると、次にTH2?判定ブロックに入り、DSPが閾
値66デコード66からTH2ビットの状態を試験す
る。このビットの状態は、DSPにメータの型式(タイ
プ)が白蔵メータか電圧器−定格メータであるかについ
て規定する。TH2がセットされる場合には、Yesの
分岐を介して実行ブロックに入り、そこでTHレジスタ
はその現在の値に5/6(0.83325)を掛けた値
に等しくセットし、従って、変圧器−定格メータに対し
ては閾値の大きさに5/6を掛けて下げる。一方、TH
2がセットされない場合には、自蔵メータであって、従
って、閾値の変更をする必要がなく、DC OFFSE
T COMPENSATIONルーチン146に入る。
【0146】第21図のDC OFFSETサブルーチ
ン146について説明する。前述のように、このDC
OFFSETサブルーチンの目的は、本発明の型式(タ
イプ)の電子メータにおいて前に説明したDCのオフセ
ットの問題を補償することである。DCのオフセットを
補償するために、本発明は60ヘルツ波形のサイクルの
整数について電圧A−D変換器12’による全ての試料
(サンプル)の平均は零の平均値を持たねばならないこ
とを利用する。このオフセットを補償するために、本発
明は固定数のサイクル(本実施例では32)に対して全
ての電圧試料(サンプル)の和を蓄積し、蓄積されたそ
れら試料(サンプル)の和を試料(サンプル)数(本実
施例では9216)で割り、得られた1試料(サンプ
ル)当たりのDCオフセットを次の電圧試料(サンプ
ル)から差し引く。この実施例における補正係数又はオ
フセット補償値は60ヘルツ入力信号の32サイクル毎
に更新される。
【0147】第21図において、DC OFFSETサ
ブルーチン146に入る際に、DSPは実行ブロックに
入り、そこでDSPのメモリにおけるオフセット整数レ
ジスタ(OFFINTと呼ぶ)は、OFFINTに前記
電圧試料(サンプル)数で割った電圧試料(サンプル)
Vを加えた値と等しく設定される。DSPは次に第16
図および第17図について前に説明した÷32カウンタ
76からのOFFCLK信号の状態を試験する。OFF
CLK信号が存在する場合には、32 60ヘルツ・サ
イクルが通ったことを示す。次に、Yes分岐を介して
出て実行ブロックに入る。そこでDSPメモリにおける
オフセット・レジスタOFFREGが、先にDC OF
FSETサブルーチン146に入る際に得られたOFF
INTの値と等しく設定される。この時点で、OFFI
NT積分器は零に等しく設定される。一方、OFFCL
K信号がDCオフセット・サブルーチンに入る際に存存
しない場合には、DSPはOFFREGレジスタの更新
を迂回して、No分岐を経て実行ブロックに入り、そこ
で、現在の電圧試料(サンプル)=その電圧試料(サン
プル)−丁度得られたレジスタOFFREGの内容,
と、設定することによって補償調整が生じる。
【0148】遅延した電圧試料(サンプル)DVVAR
はこの時点でDCオフセット補償に対しても調整しなけ
ればならない。従って、DSPは実行ブロックに入り、
そこで、DVVARレジスタ=DVVAR−レジスタO
FFREGの内容,と、設定される。プログラムは今度
は第19図のコネクタAにおいて÷2?判定ブロックへ
出る。そこでDSPは前述のようにデータの処理を続け
る。
【0149】第19図を参照すると、プロセッサが一旦
丁度説明したDC OFFSETサブルーチンからコネ
ククAに入ると、それは前述の方法で÷2?判定ブロッ
クを通って第22図に示したWATT INTEGRA
TIONサブルーチン150に入る。そのサブルーチン
150に入る際に、DSPは実行ブロックに入り、そこ
でDSP,WINTのメモリにおけるワット積分器=W
INT+I×Vの積(現在の電流と電圧試料(サンプ
ル))と設定される。プログラムは、次に判定ブロック
に入り、そこでWINTの内容が第20図で説明したよ
うに選択したメータの型式(タイプ)に対して先に得ら
れた閾値レジスタTHの内容に等しいか又はそれより大
きいかの試験が行われる。WINTがTHより大きい場
合には、プログラムはYes分岐を通って実行ブロック
に入り、そこで、WINT=WINT−閾値レジスタT
Hの内容,と、設定される。プログラムのこの時点で、
選択した特定型式(タイプ)のメータの閾値が積分した
電流と電圧の積の値から差し引かれる。また、この実行
ブロックにおいて、DSPは出力パルスWH OUTを
発生する。一方、WINTがTHと等しくない又は大き
い場合には、プログラムはNo分岐を介して出る。そし
てこの時点で出力信号を発生しない。そしてプログラム
は、SELECT VAR/Q THRESHOLD
サブルーチン150に入る。
【0150】SELECT VAR/THRESHOL
Dサブルーチン152に入る際に、DSPが行う第1の
ことはVARCLKパルスの存在の検査である。VAR
CLK信号が存存しない場合には、プログラムはコネク
タBへ行き、そこでRESET?判定ブロックに入り、
そこでDSPはRESET信号を受け取るまで遊ぶ(空
転する)。一旦リセット信号を受けると、プログラムは
第19図に示すようにRESET?判定ブロックをYe
s分岐を介して出て実行ブロックに戻り、そこで次の電
圧および電流試料(サンプル)VとIをDSPに読み込
む。第23図に示すように、VARCLK信号が存存す
る場合には、VAR/Q SELECT判定ブロック
に入り、そこでプロセッサはVAR/Q選択スイッチ7
2からのVAR/Q SLCT信号の状態を試験する。
スイッチ72によってバール時が選択されている場合に
は、VAR路を経て実行ブロックに入り、そこでバール
に対する別の閾値VTH=選択したメータの型式(タイ
プ)の閾値/3,と、設定される。プログラムは、次に
VAR INTEGRATIONサブルーチン156に
入る。VAR/Q SELECT判定ブロックについ
て説明すると、選択スイッチ72がQを計算せよと指定
した場合には、DSPはその判定ブロックのQ分岐を介
して出て実行ブロックに入り、そこで、VTH閾値レジ
スタ=げんざいの閾値/2,と、設定される。DSP
は、次に第24図に示したVAR INTEGRATI
ONサブルーチン156に入る。
【0151】そのVAR INTEGRATIONサブ
ルーチン156は、前に説明したWATT INTEG
RATORサブルーチン150と同じように動作する。
しかしながら、このサブルーチンには、VAR(バー
ル)の計算に必要な別の積分器VINTがある。
【0152】VAR INTEGRATIONサブル
ーチン156に入る際に示したように、実行ブロックに
入り、そこで、積分器VINT=VINT(現在の電流
デジタル・ワーク×遅延電圧ワーク・DVVAR)の
値,と、設定される。次に、VINTの内容がVTH
(バール積分器の閾値)に等しいか又はそれより大きい
かの試験が行われる。VINTがVTHより大きい場合
には、Yes分岐を通って実行ブロックに入り、そこ
で、VINT=VINT−VTH,と、設定される。そ
してDSPは第3図に示したプロセッサ14のVAR/
Q OUT出力について前に計算したバール時とQ時
のいずれかに適するパルスを出力する。次に、プロセッ
サは第19図のコネクタBにおいてRESET?判定ブ
ロックに入り、そこでプロセッサは前述のように別のR
ESET信号を持つ。
【0153】さらに、第24図において、VINTがV
THより小さい場合には、プロセッサはVINTからV
THを引かなくて、VAR/Q OUTパルスを提供し
ない。そして次に、No分岐を通ってコネクタBに入
る。
【0154】以上、本発明の望ましい実施例を添付図面
を参照して説明したが、本発明はこれらの実施態様には
限定されず、種々の変化および改良が特許請求の範囲に
規定されている本発明の範囲又は意図から逸脱すること
なく当業者によって実施され得ることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子電力量計のブロック図。
【図2】本発明の実施において印加される種々のタイミ
ング信号および基準電圧を示すブロック図。
【図3】本発明の実施態様に従った電子電力量計の詳細
な論理ブロック図。
【図4】本発明の電子電力量計の構成および操作を理解
する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイミ
ング図。
【図5】本発明の電子電力量計の構成および操作を理解
する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイミ
ング図。
【図6】本発明の電子電力量計の構成および操作を理解
する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイミ
ング図。
【図7】本発明の電子電力量計の構成および操作を理解
する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイミ
ング図。
【図8】本発明の電子電力量計の構成および操作を理解
する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイミ
ング図。
【図9】本発明の電子電力量計の構成および操作を理解
する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイミ
ング図。
【図10】本発明の電子電力量計の構成および操作を理
解する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイ
ミング図。
【図11】本発明の電子電力量計の構成および操作を理
解する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイ
ミング図。
【図12】本発明の電子電力量計の構成および操作を理
解する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイ
ミング図。
【図13】本発明の電子電力量計の構成および操作を理
解する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイ
ミング図。
【図14】本発明の電子電力量計の構成および操作を理
解する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイ
ミング図。
【図15】本発明の電子電力量計の構成および操作を理
解する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイ
ミング図。
【図16】本発明の電子電力量計の構成および操作を理
解する上で有用な各種信号のタイミング関係を示すタイ
ミング図。
【図17】本発明の実施態様に従って電子電力量計の動
作を試験する電圧およびシステム試験論理の論理回路略
図。
【図18】デジタル信号プロセッサに選択した電流の範
囲を知らせる手段を含む電子電力量計に印加される入力
電流を白動的にスケーリングする範囲選択回路の略図。
【図19】本発明の実施態様に従って電子電力量計の操
作を実施すると共にメータのデータを処理するデジタル
信号プロセッサの操作を説明するプログラム・フローチ
ャート図。
【図20】本発明の実施態様に従って電子電力量計の操
作を実施すると共にメータのデータを処理するデジタル
信号プロセッサの操作を説明するプログラム・フローチ
ャート図。
【図21】本発明の実施態様に従って電子電力量計の操
作を実施すると共にメータのデータを処理するデジタル
信号プロセッサの操作を説明するプログラム・フローチ
ャート図。
【図22】本発明の実施態様に従って電子電力量計の操
作を実施すると共にメータのデータを処理するデジタル
信号プロセッサの操作を説明するプログラム・フローチ
ャート図。
【図23】本発明の実施態様に従って電子電力量計の操
作を実施すると共にメータのデータを処理するデジタル
信号プロセッサの操作を説明するプログラム・フローチ
ャート図。
【図24】本発明の実施態様に従って電子電力量計の操
作を実施すると共にメータのデータを処理するデジタル
信号プロセッサの操作を説明するプログラム・フローチ
ャート図。
【図25】自己検査操作中に試験フェイル信号を発生す
る線電流試験回路のブロック図。
【符号の説明】
10 電子電力量計 12,12’,12” 電圧及び電流A−D変換器 14 デジタル信号プロセッサ 16 クロック発振器 18 メータ型式選択論理回路 20 メータ自己検査論理回路 20’ 自己検査論理同路 20” 電圧及び線周波数試験論理同路 22 電子記録器 24 表示器 26 自動範囲選択器 28 発振器 30 A−Dクロック発生器 32 時間軸発生器 34 精密電圧基準器 36 電圧スケーリング及び分離回路 38 電圧マルチプレクサ 40 自己検査可能スイッチ 42 マルチプレクサ制御器 44 電圧イン・デコード回路 46 電流スケーリング及び隔離回路 48 電流マルチプレクサ 50 電流相クロック 52 切換利得制御同格 54 電流−電圧変換器 56 利得調整器 58 自己検査電圧試験スイッチ 60 範囲選択回路 62 型選択器 64 型選択デコーダ 66 閾値デコード論理回路 68 自己検査スイッチ 70 自己検査可能論理回路 72 VAR/Q選択スイッチ 74 パールクロック発生器 76 ÷32割算カウンタ 78 スイッチ 80 演算増幅器 84 スイッチ 86 コンパレータ 88 電流源 90,92,94 ミリセカンド・タイマ 96 インバータ 98,100,102 フリップ−フロップ 104 線周波数アウトデコード論理回路 104,106 NANDゲート 108,110 ORゲート 112 ANDゲート 114,116,118,120 トランジスタ・ス
イッチ 122 派印選択メセリ−フリップ−フロップ 132 2重コンパレータ 134,136 電圧コンパレータ 140 フリップ−フロップ 144 SELECT WTHサブルーチン 146 DCオフセット補償サブルーチン 148 ワード・シフト・レジスタ 150 ワット積分サブルーチン 152 選択VAR/Q閾値サブルーチン 156 バール積分サブルーチン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モーリス・ジョセフ・オーレット アメリカ合衆国、メイン州 03906、ノー ス ベルウィック、オークウッズ ロード (番地なし) (72)発明者 メールダッド・ネガーバンーハー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92715、アーヴィン、モンテレグロ 12 (72)発明者 バートラム・ホワイト アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92715、シーダー リッジ 5

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷と多相配電システムとの間に接続さ
    れていて、配電システムによって供給されて負荷によっ
    て消費される電気エネルギーを計量する計量手段を有す
    る、電気エネルギーを測定するメータにおいて、 前記計量手段が、(1)配電システムによって供給され
    る複数の相電圧信号に応答して、これらの相電圧信号の
    各々をその大きさを表すそれぞれのディジタル値に変換
    する手段;(2)前記変換手段に応答して、前記ディジ
    タル値を監視して、前記相電圧信号のいずれかの大きさ
    が所定の最小値より低い場合に論理レベル信号を発生す
    る電圧デコード手段;(3)前記論理レベル信号に応答
    して、前記相電圧信号のいずれかの大きさが所定の期間
    にわたって所定の最小値より低い場合に電圧フェイル信
    号を発生するタイマ手段;および(4)外部からの当該
    メータに対する作動に応答して、前記変換手段の動作を
    診断試験して、前記変換手段が診断試験に合格しなかっ
    た場合にはシステム・フェイル信号を発生する自己検査
    論理手段を含み、 当該メータが、前記計量手段に動作上接続されていて、
    負荷によって消費された電気エネルギーの量に基づいた
    データを記録し、且つ前記電圧フェイル信号およびシス
    テム・フェイル信号の発生を記録する電子レジスタ手段
    を備えていることを特徴とする、電気エネルギーを測定
    するメータ。
  2. 【請求項2】 前記タイマ手段が、前記相電圧信号のい
    ずれかの大きさが所定の期間よりも長く持続して所定の
    最小値より低い場合に電圧フェイル信号を発生する手段
    を有している請求項1記載のメータ。
  3. 【請求項3】 前記計量手段が更に、複数の多相配電線
    に接続されていて、これらの線の電流を検出して、負荷
    に供給される電流に比例する複数のスケーリングされた
    線電流信号を発生する電流検出手段を含み、前記自己検
    査論理手段が更に、前記電流検出手段の動作を診断試験
    して、前記電流検出手段が診断試験に合格しなかった場
    合にシステム・フェイル信号を発生する手段を含んでい
    る請求項1記載のメータ。
  4. 【請求項4】 負荷と多相配電システムとの間に接続さ
    れていて、配電システムによって供給されて負荷によっ
    て消費される電気エネルギーを計量する計量手段を有す
    る、電気エネルギーを測定するメータにおいて、 前記計量手段が、(1)多相配電システムのいずれかの
    相が所定の期間にわたって損失を生じている場合に電力
    フェイル信号を発生する手段;および(2)外部からの
    当該メータに対する作動に応答して、前記電力フェイル
    信号発生手段の動作を診断試験して、前記電力フェイル
    信号発生手段が診断試験に合格しなかった場合にシステ
    ム・フェイル信号を発生する自己検査論理手段を含み、 当該メータが、前記計量手段に動作上接続されていて、
    負荷によって消費された電気エネルギーの量に基づいた
    データを記録し、且つ前記電力フェイル信号およびシス
    テム・フェイル信号の発生を記録する電子レジスタ手段
    を備えていることを特徴とする、電気エネルギーを測定
    するメータ。
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