JP2000304527A - 形状検証システムおよび形状検証方法 - Google Patents

形状検証システムおよび形状検証方法

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JP2000304527A
JP2000304527A JP11110268A JP11026899A JP2000304527A JP 2000304527 A JP2000304527 A JP 2000304527A JP 11110268 A JP11110268 A JP 11110268A JP 11026899 A JP11026899 A JP 11026899A JP 2000304527 A JP2000304527 A JP 2000304527A
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歩 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査具や三次元測定機を用いずに簡単に製品
の形状を検証することが可能な形状検証システムや形状
検証方法を提供する。 【解決手段】 撮像装置で撮像された対象物の実写像4
8と、実写像48の投影面すなわち像面に投影された対
象物の二次元理想像47とを相互に比較する。二次元理
想像47は、三次元設計データで再現される対象物の三
次元像に基づき投影面に描かれる。三次元像が移動する
と、その移動は二次元理想像47の移動に反映される。
二次元理想像47と実写像48とが一致するまでに測定
される三次元像の移動量は、設計データに対する実物の
対象物の寸法誤差を表現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物の形状を検
査する形状検証システムおよび形状検証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製造の分野では、加工品が設計
通りに加工されたか否か、成型品が設計通りに成形され
たか否かが検証される。この検証には、高い精度で加工
品や成型品を象った検査具が広く用いられる。検査具に
加工品や成型品がはめ込まれると、検査具で規定される
理想形状に対して実際の加工品や成型品の誤差が一目で
確認されることができる。そういった誤差は例えばノギ
スなどを用いて測定されることができる。
【0003】その一方で、そういった検証にあたって、
三次元測定機を用いて加工品や成型品の実寸法を測定す
ることが広く行われている。三次元測定機で測定された
実寸法と、加工品や成型品の設計寸法を特定する形状デ
ータとが比較されると、加工品や成型品の寸法誤差が算
出されることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の検査具は各加工
品や成型品ごとに用意されなければならない。検査具の
製作には多大な費用や手間がかかるだけでなく、製作さ
れた検査具を保管するにあたって多大なスペースが必要
とされる。その一方で、前述した三次元測定機では、加
工品や成型品の表面に沿って接触プローブを万遍なく移
動させなければならない。接触プローブは加工品や成型
品の表面に点接触することから、寸法測定にあたって加
工品や成型品の全表面にわたって十分なサンプルデータ
を取得するには多大な時間が必要とされる。しかも、人
手を用いて接触プローブを移動させれば測定結果にばら
つきが生じてしまい、ロボットを用いて自動的に接触プ
ローブを移動させればティーチング作業に多くの時間や
労力が費やされてしまう。
【0005】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、検査具や三次元測定機を用いずに簡単に製品の形状
を検証することが可能な形状検証システムおよび形状検
証方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明によれば、対象物の実写像が映し出される
投影面に、対象物を取り込む三次元空間に設定されて対
象物の実寸法を規定するスケールを投影するスケール設
定回路を備えることを特徴とする形状検証システムが提
供される。
【0007】かかる形状検証システムによれば、投影面
に投影されたスケールを用いることによって対象物の実
写像に基づき対象物の実寸法が測定されることができ
る。測定された実寸法が対象物の設計寸法に比較されれ
ば、対象物の形状寸法精度は検証されることができる。
各加工品や成型品ごとに検査具を用意する必要はなく、
しかも、三次元測定機のように加工品や成型品の表面に
沿って多数のサンプルデータを取得する必要もない。
【0008】こうした形状検証システムは、前記三次元
空間で前記対象物の三次元像を特定する形状データに基
づき前記投影面に対象物の二次元理想像を投影する描画
回路をさらに備えてもよい。形状データで復元される対
象物の三次元像は、三次元空間に設定される三次元座標
系に従って描かれる。したがって、投影面に描き出され
た二次元理想像はそういった三次元座標系すなわち対象
物の実寸法を規定する物体座標系を反映する。すなわ
ち、投影面に物体座標系の透視像が描き出されることと
等しい。したがって、二次元理想像によれば、物体座標
系に従って対象物の理想位置が特定されることができる
こととなる。形状データは、例えば周知の三次元CAD
/CAMシステムなどを用いて構築されればよい。
【0009】ここで、形状検証システムは、前記実写像
および二次元理想像を重ねて画面上に表示させる表示回
路を備えてもよい。こうした表示回路の働きによれば、
対象物の形状誤差や寸法誤差の有無が一目で確認される
ことができる。
【0010】しかも、形状検証システムは、前記スケー
ルに従って前記実写像と前記二次元理想像との間で寸法
誤差を測定する誤差測定回路をさらに備えてもよい。こ
うした誤差測定回路の働きによれば、前述のように形状
誤差や寸法誤差の有無が確認されることができるだけで
なく、そういった形状誤差や寸法誤差の大きさが確認さ
れることができる。例えば、誤差測定回路は、投影面に
描かれるスケールに従って形状誤差や寸法誤差の大きさ
を実測してもよい。
【0011】寸法誤差を測定するにあたって、誤差測定
回路は、前記スケールに従って前記三次元空間で前記三
次元像を移動させる画像操作回路と、前記スケールに従
って三次元像の移動量を算出する移動量算出回路とを備
えてもよい。スケールに従った三次元像の移動は、投影
面に描き出される二次元理想像の移動を引き起こす。し
たがって、例えば対象物の実写像と二次元理想像とが重
ねて表示される際に、実写像と二次元理想像とが完全に
一致するまで三次元像を移動させれば、その移動量は、
スケールに従って実写像と二次元理想像との寸法誤差を
表現することとなる。
【0012】このように寸法誤差を算出するにあたっ
て、形状検証システムは、前記三次元像上で二次元理想
像の輪郭線を特定する輪郭抽出回路と、前記三次元像の
表面に対して直交する法線方向に輪郭線の移動方向を設
定する移動方向決定回路とをさらに備えてもよい。こう
した構成によれば、実写像の投影面上で決められた法線
方向に実写像と二次元理想像との寸法誤差を確実に測定
することが可能となる。
【0013】その一方で、そういった寸法誤差を算出す
るにあたって、形状検証システムは、前記三次元像の稜
線を抽出する輪郭抽出回路と、稜線に接する1表面に対
して直交する法線方向に稜線の移動方向を設定するとと
もに、稜線に対する接線方向および法線方向に直交する
外積方向に稜線の移動方向を設定する移動方向決定回路
とをさらに備えてもよい。こうした構成によれば、前述
と同様に、実写像の投影面上で決められた法線方向およ
び外積方向に実写像と二次元理想像との寸法誤差を確実
に測定することが可能となる。
【0014】こうした形状検証システムでは、デジタル
画像によって前記実写像を提供すれば、投影面に規定さ
れる二次元座標系に基づき実写像の二次元座標値を簡単
に特定することが可能となる。こうしたデジタル画像は
例えばCCD(電荷結合素子)を用いたデジタルカメラ
によって生成されればよい。
【0015】また、第2発明によれば、対象物の実写像
が映し出される投影面に規定される二次元座標系と、対
象物を取り込む三次元空間に設定されて対象物の実寸法
を規定するスケール座標系との間で座標変換を実施する
スケール設定回路を備えることを特徴とする形状検証シ
ステムが提供される。
【0016】かかる形状検証システムによれば、スケー
ル設定回路の働きを通じて、投影面上の二次元座標系
と、対象物の実寸法を規定するスケール座標系すなわち
三次元座標系との間で実写像や対象物の写像が実現され
る。その結果、例えばスケール座標系が投影面に写像さ
れると、実写像に基づき投影面上で対象物の実寸法が測
定されることができる。測定された実寸法が対象物の設
計寸法に比較されれば、対象物の形状寸法精度は検証さ
れることができる。各加工品や成型品ごとに検査具を用
意する必要はなく、しかも、三次元測定機のように加工
品や成型品の表面に沿って多数のサンプルデータを取得
する必要もない。ただし、対象物の実寸法を測定するに
あたっては、実写像がスケール座標系に写像されてもよ
い。
【0017】こうした形状検証システムは、前記座標変
換に基づき、前記スケール座標系に従って前記実写像の
実位置を特定するとともに、前記三次元空間で前記対象
物の三次元像を特定する形状データに基づき、前記スケ
ール座標系に従って前記対象物の理想位置を特定しても
よい。こうして対象物の実位置および理想位置が特定さ
れれば、対象物の形状誤差や寸法誤差の有無が簡単に確
認されることができる。
【0018】こうした形状検証システムは、さらに、前
記スケール座標系に従って前記実位置と前記理想位置と
の間で寸法誤差を測定する誤差測定回路を備えてもよ
い。かかる構成によれば、前述のように形状誤差や寸法
誤差の有無が確認されることができるだけでなく、そう
いった形状誤差や寸法誤差の大きさが確認されることが
できる。
【0019】第1および第2発明に係る形状検証システ
ムが実現する形状検証方法は、例えばコンピュータによ
って処理されるソフトウェアプログラムに従って実現さ
れてもよい。こういったソフトウェアプログラムは、例
えばFD(フロッピーディスク)といった磁気記録媒
体、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルビ
デオディスク)といった光学記録媒体、いわゆるMOと
いった光磁気記録媒体、その他の任意の記録媒体を通じ
てコンピュータに取り込まれればよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の一実施形態を説明する。
【0021】図1は、対象物Wの形状精度を検証する形
状検証システム10の構成を概略的に示す。この形状検
証システム10は、対象物Wの実写像すなわち投影面に
映し出される対象物Wの二次元像を取得する撮像装置1
1を備える。この撮像装置11は、対象物Wの実写像を
再現する画像データを出力する。この画像データによれ
ば、任意の投影面に微細な間隔で設定される各画素ごと
に画像情報が特定される。各画素の位置は、例えば投影
面に設定される二次元座標系に従って特定されることが
できる。
【0022】エンジニアリングワークステーション(E
WS)12は、撮像装置11で取得された実写像に基づ
き対象物Wの形状寸法誤差を測定する。この形状検証シ
ステム10では、取得される実写像に基づいて対象物W
の輪郭や幾何学的稜線に関する形状寸法誤差が測定され
る。こうした形状検証システム10は、例えば自動車の
外板といった部品の形状精度や、そういった部品の加工
や成形に用いられる金型の形状精度を検証する際に用い
られることができるだけでなく、複数の部品で組み立て
られたアセンブリや完成品の組立精度や形状精度を検証
する際に用いられることができる。
【0023】形状検証システム10には、対象物Wの三
次元形状を測定する三次元測定機13がさらに組み込ま
れてもよい。三次元測定機13は、例えば、対象物Wと
接触プローブ14との接触を通じて、対象物Wの三次元
像を再現するにあたって必要とされる三次元座標値を取
得する。1つの三次元座標値を取得するにあたって、接
触プローブ14は、例えば任意の三次元座標系でx座標
値およびy座標値を維持しながらz軸方向に移動する。
接触までに測定されるz軸方向の移動量に基づきz座標
値は特定される。xy平面に沿って微細な間隔で設定さ
れる多数の測定点ごとにz座標値は測定されていく。そ
の結果、対象物Wの三次元像を再現するために十分な三
次元座標点の集合体が得られる。接触プローブ14の動
きは例えばパーソナルコンピュータ(PC)15によっ
て制御される。こうした三次元測定機13は、平面や曲
面、凹凸面の歪みといった撮像装置11による実写像に
現れにくい形状の歪みを測定する際に役立つ。
【0024】図2に示されるように、検証にあたって対
象物Wは検査台16に設置される。検査台16には、対
象物Wを受け止める水平かつ平坦な受け面17と、受け
面17から垂直に立ち上がる複数(例えば3つ)の突き
当て18a、18b、18cとが設けられる。受け面1
7は、物体座標系xyzに従ってz座標値の基準を規定
する。すなわち、z座標値は、受け面17からの高さに
基づき特定されることができる。2つの突き当て18
a、18bは、受け面17に直交する1平面を規定す
る。規定された1平面は、物体座標系xyzに従ってy
座標値の基準に設定される。すなわち、y座標値は、2
つの突き当て18a、18bによって規定された1平面
からの距離に基づき特定されることができる。さらに、
残りの突き当て18cは、他の2つの突き当て18a、
18bによって規定された1平面と受け面17とに直交
する1平面を規定する。規定された1平面は、物体座標
系xyzに従ってx座標値の基準に設定される。したが
って、x座標値は、突き当て18cによって規定された
1平面からの距離に基づき特定されることができる。
【0025】ここでは、物体座標系xyzのxy平面は
受け面17に沿って規定される。加えて、2つの突き当
て18a、18bは物体座標系xyzのxz平面を規定
し、他の突き当て18cは物体座標系xyzのyz平面
を規定する。ただし、物体座標系xyzは、1または複
数の座標軸に沿って平行移動してもよい。
【0026】検査台16には複数個の基準ブロック19
が設けられる。各基準ブロック19の頂点には物体座標
系xyzに従って三次元座標値が与えられる。こうした
三次元座標値は、例えば三次元測定機13などによって
予め実測されていればよい。ただし、三次元座標値は、
受け面17や突き当て18a、18b、18cに対して
各基準ブロック19の相対的な位置関係を特定していれ
ば十分である。
【0027】図3に示されるように、EWS12は、三
次元測定機13で測定された三次元形状と、形状データ
に基づき復元される対象物Wの理想三次元像とを相互に
比較する面情報解析回路21を備える。この面情報解析
回路21によれば、例えば、三次元測定機13で測定さ
れた三次元座標点の集合体に基づき対象物Wを表現する
ポリゴンが再構築され、再構築されたポリゴンに基づい
て対象物Wの三次元像が描き出される。描き出された三
次元像と理想三次元像とが相互に比較される結果、対象
物Wの平面や曲面の歪みといった形状寸法誤差は導き出
される。こうして導き出された形状寸法誤差は例えばデ
ィスプレイ22の画面に表示されることができる。同時
に、ディスプレイ22の画面には、再構築されたポリゴ
ンに基づき対象物Wの三次元像が表示されてもよく、そ
ういった三次元像とともに理想三次元像(すなわち比較
の結果)が表示されてもよい。
【0028】ここで、形状データは、例えばLAN(構
内回線網)などによってEWS12に接続された大容量
記憶装置23内に構築された製品データベースから取得
される。製品データベースには、任意の三次元座標系に
基づき各製品ごとに三次元像を規定する三次元設計デー
タが格納される。各三次元設計データは、例えば周知の
三次元CAD/CAMシステムなどを用いて構築される
ことができる。ただし、形状データは、可搬性の記録媒
体を用いてEWS12に転送されてもよい。
【0029】さらにEWS12には、撮像装置11で取
得された実写像と、形状データに基づき描かれる二次元
理想像とを相互に比較する辺情報解析回路24が設けら
れる。二次元理想像は例えば対象物Wの輪郭や幾何学的
稜線によって描かれる。この辺情報解析回路24は、実
写像と二次元理想像との比較結果をディスプレイ22の
画面に表示させることができる。
【0030】辺情報解析回路24は、例えば図4に示さ
れるように、対象物Wの実写像が映し出される投影面
に、対象物Wを取り込む三次元空間に設定されて対象物
Wの実寸法を規定するスケールを投影するスケール設定
回路26を備える。このスケール設定回路26は、投影
されたスケールに従って対象物Wの二次元理想像を描き
出す。表示回路27は、スケール設定回路26によって
描き出された二次元理想像と実写像とを重ねてディスプ
レイ22の画面に表示させる。
【0031】スケール設定回路26は、仮想空間に物体
座標系xyzすなわちスケール座標系を再現するスケー
ル座標系構築回路28を備える。物体座標系xyzを再
現するにあたって、スケール座標系構築回路28は、大
容量記憶装置23から取り込まれる形状データに基づき
仮想空間で対象物Wの三次元像を再現する。この三次元
像に対して検査台16の受け面17および突き当て18
a、18b、18cの位置が特定されると、仮想空間で
は、対象物Wの実寸法を規定する物体座標系xyzすな
わちスケール座標系が構築される。
【0032】基準ブロック像構築回路29は、構築され
た物体座標系xyzに従って仮想空間で基準ブロック1
9の三次元像を特定する。この特定にあたって、基準ブ
ロック像構築回路29には、各基準ブロック19ごとに
予め測定された各頂点の三次元座標値が取り込まれる。
こうした三次元座標値は予めメモリ(図示せず)に記憶
されていればよい。
【0033】投影面特定回路30は、物体座標系xyz
が構築された仮想空間で、対象物Wの実写像が映し出さ
れる投影面を特定する。この特定にあたって、投影面特
定回路30は、基準ブロック19の三次元像に基づき基
準ブロック19の二次元理想像を描き出し、画像データ
に基づき再構成される基準ブロック19の実写像に二次
元理想像を完全に重ね合わせる。こうした重ね合わせに
は、例えば、対象物Wの実写像が映し出される投影面に
規定される二次元座標系と物体座標系xyzとの間で座
標変換を実現する変換行列Rが用いられればよい。この
変換行列Rは、例えば、
【数1】 に基づき導き出されることができる。こうした変換行列
Rによれば、物体座標系xyzで特定される全ての三次
元座標点(x,y,z)は投影面上の二次元座標点(x
i ,yi )に写像されることができる。
【0034】描画回路31は、形状データに基づき再現
された対象物Wの三次元像を投影面に投影し、対象物W
の二次元理想像を形成する。二次元理想像の形成にあた
って描画回路31では、対象物Wの輪郭線や幾何学的稜
線を規定する三次元座標点(x,y,z)に変換行列R
が掛け合わされる。その結果、例えば仮想空間の物体座
標系xyzで対象物Wの三次元像が移動すると、その移
動に伴い投影面上で二次元理想像は移動することとな
る。
【0035】描画回路31には、スケール設定回路26
で設定されたスケールに従って実写像と二次元理想像と
の間で寸法誤差を測定する誤差測定回路33が接続され
る。この誤差測定回路33は、例えば、仮想空間に再現
される三次元像上で二次元理想像の輪郭線を特定したり
三次元像の幾何学的稜線を抽出したりする輪郭抽出回路
34を備える。この輪郭抽出回路34によれば、例えば
マウス35といった入力装置を通じて操作者が入力する
指令に従って任意の輪郭線や幾何学的稜線が選び出され
ることができる。
【0036】移動方向決定回路36は、選び出された輪
郭線や稜線の移動方向を決定する。こうした移動方向に
は、例えば三次元像の表面に対して直交する法線方向が
選択されてもよく、後述するように、稜線に接する1表
面に対して直交する法線方向や、稜線に対する接線方向
および法線方向にともに直交する外積方向が選択されて
もよい。
【0037】画像操作回路37は、仮想空間に構築され
た物体座標系xyzすなわちスケール座標系に従って、
決定された移動方向に対象物Wの三次元像を移動させる
ことができる。この移動にあたって、画像操作回路37
は、決定された移動方向に基づき、例えばボリュームス
イッチ38の操作量に応じて物体座標系xyzに従った
x座標値、y座標値およびz座標値の各増減値を特定す
る。例えば移動方向決定回路36で前述の法線方向およ
び外積方向が選択された場合には、法線方向および外積
方向に個別に三次元像の移動を引き起こす2つのボリュ
ームスイッチ38が設けられればよい。
【0038】移動量算出回路39は、スケール座標系す
なわち物体座標系xyzに従って輪郭線や稜線の移動量
を算出する。輪郭線や稜線の移動量は、例えば画像操作
回路37で特定されるx座標値、y座標値およびz座標
値の各増減値に基づき算出されることができる。ただ
し、こうした移動量は、ボリュームスイッチ38の操作
量に基づき算出されてもよい。この場合には、例えば
0.5mmや1μmといった単位長さの移動量を引き起
こすx座標値、y座標値およびz座標値の各増減値すな
わちボリュームスイッチ38の操作量が明らかであれば
よい。ここでは、第1移動量算出回路39aによって、
稜線に接する1表面に対して直交する法線方向に稜線の
法線方向移動量は算出される。その一方で、第2移動量
算出回路39bによって、稜線に対する接線方向および
法線方向にともに直交する外積方向に稜線の外積方向移
動量は算出される。
【0039】次に本実施形態に係る形状検証システム1
0の動作を詳述する。ここでは、辺情報解析回路24の
動作に着目し、面情報解析回路21の動作に関する説明
は省略される。面情報解析回路21は周知の技術に基づ
き動作すればよい。
【0040】いま、例えば図2に示される対象物Wの形
状を検証する場面を想定する。操作者は、対象物Wを特
定する形状データを大容量記憶装置23の製品データベ
ースからEWS12に取り込ませる。形状データが取り
込まれると、スケール座標系構築回路28は、EWS1
2に認識される仮想空間に対象物Wの三次元像を再現す
る。こうした三次元像は例えばディスプレイ22の画面
に表示される。
【0041】同時に、スケール座標系構築回路28は、
物体座標系xyzのxy平面を規定する受け面17の三
次元像や、xz平面を規定する突き当て18a、18b
の三次元像、yz平面を規定する突き当て18cの三次
元像を再現する。操作者は、例えば図5に示されるよう
に、再現された対象物Wの三次元像に対して受け面17
の位置を特定したり、図6に示されるように、突き当て
18a、18b、18cの位置を特定する。こうして受
け面17や突き当て18a、18b、18cの位置が特
定されると、検査台16に設定された物体座標系xyz
がEWS12内の仮想空間に再現される。対象物Wの三
次元像は、xy平面、yz平面およびxz平面を基準に
物体座標系xyz内で位置決めされることとなる。
【0042】続いて操作者は、撮像装置11で生成され
た画像データをEWS12に取り込ませる。画像データ
によれば、実写像の投影面に設定される二次元座標系に
従って各画素の二次元座標値(xi ,yi )が特定され
る。各画素の画像情報(例えば色情報)が識別される結
果、対象物Wの輪郭および幾何学的稜線を規定する二次
元座標点(xi ,yi )の集合や、各基準ブロック19
の頂点を規定する二次元座標点(xi ,yi )が特定さ
れる。撮像装置11には、例えばCCD(電荷結合素
子)を利用したデジタルスチルカメラが用いられてもよ
く、プリント写真に基づき画像データを生成するスキャ
ナなどが用いられてもよい。
【0043】以上のようにEWS12に形状データおよ
び画像データが取り込まれると、投影面特定回路30
は、基準ブロック像構築回路29によって仮想空間に再
現された基準ブロック19の頂点(x,y,z)と、画
像データに基づき再現された基準ブロック19の頂点
(xi ,yi )とに基づき、例えば、
【数2】 に従って変換行列Rを算出する。算出された変換行列R
は描画回路31に送り込まれる。
【0044】描画回路31は、変換行列Rを用いて、仮
想空間に再現される対象物Wの三次元像を投影面に写像
する。すなわち、三次元像の輪郭や幾何学的稜線を規定
する各三次元座標点(x,y,z)に変換行列Rが掛け
合わされる。その結果、投影面には、例えば図7に示さ
れるように、二次元座標点(xi ,yi )の集合によっ
て対象物Wの二次元理想像41が描き出される。変換行
列Rは仮想空間の全ての三次元座標点(x,y,z)を
投影面に写像させることができることから、描き出され
た二次元理想像41は、対象物Wの実寸法を規定する物
体座標系xyzを反映する。言い換えれば、投影面に
は、例えば図7に示されるように、物体座標系xyzの
透視像が描き出される。したがって、二次元理想像41
によれば、物体座標系xyzに従って対象物Wの理想位
置が特定されることができる。
【0045】表示回路27は、画像データに基づき投影
面上に対象物Wの実写像を再現し、再現された実写像に
対象物Wの二次元理想像を重ね合わせる。その結果、投
影面に描き出された物体座標系xyzの透視像に対象物
Wの実写像は取り込まれる。投影面では、物体座標系x
yzに従って実写像の実位置が特定されることができる
こととなる。
【0046】こうして単一の投影面に描き出された対象
物Wの実写像と二次元理想像とがディスプレイ22の画
面に表示されると、対象物Wの寸法誤差の有無は一目で
確認されることができる。二次元理想像と、実写像で特
定される幾何学的稜線とが互いに一致すれば対象物Wの
寸法誤差は存在しないこととなる。その一方で、二次元
理想像と、実写像で特定される幾何学的稜線との間に生
じる「ずれ」は物体座標系xyzに従って対象物Wの寸
法誤差を表現することとなる。ただし、ここでは、後述
する誤差測定回路33の働きに応じて、ディスプレイ2
2の画面には必ずしも物体座標系xyzの透視像は表示
される必要はない。
【0047】この形状検証システム10によれば、操作
者は、二次元理想像と実写像との間に観察される「ず
れ」の大きさすなわち寸法誤差を測定することができ
る。この測定にあたって、操作者は、まず、マウス35
を操作して二次元理想像の輪郭線や幾何学的稜線といっ
た特徴を指定する。例えば図8に示されるように、操作
者は、マウス35の移動を通じてディスプレイ22の画
面上でマウスポインタ42を移動させ、マウス35のク
リック操作を通じてマウスポインタ42が指し示す輪郭
線や幾何学的稜線43を指定する。輪郭抽出回路34
は、仮想空間に再現された対象物Wの三次元像上で、ク
リック時のマウスポインタ42が指し示す輪郭線や幾何
学的稜線43を特定する。
【0048】図8に示されるように、例えば幾何学的稜
線43が指定されると、移動方向決定回路36は、仮想
空間に再現された三次元像上で、指定された幾何学的稜
線43に接する1表面に対して直交する法線方向44
と、その幾何学的稜線43に対する接線方向45および
法線方向44にともに直交する外積方向46とを特定す
る。こうして法線方向44および外積方向46が特定さ
れると、画像操作回路37は、ボリュームスイッチ38
の操作量と、物体座標系xyzに従ったx座標値、y座
標値およびz座標値の各増減値とを対応づける。この場
合には、一方のボリュームスイッチ38に対して法線方
向移動時のx座標値、y座標値およびz座標値の各増減
値が設定され、他方のボリュームスイッチ38に対して
外積方向移動時のx座標値、y座標値およびz座標値の
各増減値が設定される。
【0049】例えば一方のボリュームスイッチ38が操
作されると、仮想空間に再現された三次元像では、各三
次元座標点(x,y,z)に決められたx座標値、y座
標値およびz座標値の各増減値が加えられる。その結
果、仮想空間では、三次元像は決められた法線方向に移
動することとなる。この移動は、投影面に描かれた二次
元理想像47の移動に反映される。したがって、ディス
プレイ22の画面では、実写像48に対して二次元理想
像47が相対的に移動する。同様に、他方のボリューム
スイッチ38が操作されると、仮想空間は三次元像は決
められた外積方向に移動し、その結果、ディスプレイ2
2の画面では実写像48に対して二次元理想像47は相
対的に移動することとなる。
【0050】ボリュームスイッチ38の操作や三次元像
の移動に応じて、移動量算出回路39では、物体座標系
xyzに従って三次元像の移動量が算出される。この場
合には、例えば第1移動量算出回路39aで法線方向移
動量は算出され、第2移動量算出回路39bで外積方向
移動量は算出される。算出された移動量は例えばディス
プレイ22の画面上に表示される。
【0051】このとき、操作者は、ディスプレイ22の
画面を観察しながら2つのボリュームスイッチ38を操
作し、二次元理想像47で特定される幾何学的稜線43
と、実写像48で対応する幾何学的稜線49とを互いに
重ね合わせる。実写像48の稜線49と二次元理想像4
7の稜線43とが一致した時点で算出される法線方向移
動量や外積方向移動量は、形状データに基づき再現され
る対象物Wの三次元像と、撮像された実際の対象物Wの
三次元像との法線方向寸法誤差や外積方向寸法誤差に相
当する。したがって、操作者は、実写像48と二次元理
想像47とが一致した時点でディスプレイ22の画面に
表示される法線方向移動量や外積方向移動量を読み取れ
ばよい。こうして、物体座標系xyzに従って対象物W
の実位置と理想位置との間で寸法誤差は測定される。
【0052】以上のような形状検証システム10の動作
は、EWS12のCPU(中央演算処理装置)によって
処理されるソフトウェアプログラムに従って実現されれ
ばよい。こういったソフトウェアプログラムは、図9に
示されるように、例えばFD(フロッピーディスク)と
いった磁気記録媒体51、CD(コンパクトディスク)
やDVD(デジタルビデオディスク)といった光学記録
媒体52、その他の任意の記録媒体を通じてEWS12
に取り込まれればよい。
【0053】なお、本実施形態では、以上のように三次
元物体の対象物に対して形状精度の検証が実現されるこ
とができるだけでなく、二次元の対象物に対して形状精
度の検証が実現されてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、製品ごと
に用意される検査具や、多数の測定点で三次元座標値を
拾う三次元測定機を用いずに簡単に製品の形状を検証す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る形状検証システムの全体構成を
概略的に示す模式図である。
【図2】 検査台を概略的に示す斜視図である。
【図3】 形状検証システムの全体構成を機能的に示す
ブロック図である。
【図4】 辺情報解析回路の構成を概略的に示すブロッ
ク図である。
【図5】 仮想空間で三次元像に対して位置決めされた
受け面を表示するディスプレイの画面を示す図である。
【図6】 仮想空間で三次元像に対して位置決めされた
突き当てを表示するディスプレイの画面を示す図であ
る。
【図7】 投影面に投影された物体座標系の透視像を示
す図である。
【図8】 実写像と二次元理想像とが重ねて表示される
ディスプレイの画面を示す図である。
【図9】 他の具体例に係る形状検証システムの全体構
成を概略的に示す模式図である。
【符号の説明】
10 形状検証システム、12 コンピュータとしての
エンジニアリングワークステーション(EWS)、26
スケール系設定回路、27 表示回路、31描画回
路、33 誤差測定回路、34 輪郭抽出回路、37
画像操作回路、39 移動量算出回路、39a 第1移
動量算出回路、39b 第2移動量算出回路、41 二
次元理想像、43 三次元像の稜線、44 法線方向、
45 接線方向、46 外積方向、47 二次元理想
像、48 実写像、51 記録媒体としての磁気記録媒
体、52 記録媒体としての光学記録媒体、W 対象
物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F069 AA04 AA66 BB21 GG01 GG04 GG06 GG07 GG59 GG62 GG72 HH01 HH30 MM02 NN00 NN15 PP01 QQ05 QQ10 5B057 CE08 DA03 DA07 DB03 DC08 DC09 DC16

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の実写像が映し出される投影面
    に、対象物を取り込む三次元空間に設定されて対象物の
    実寸法を規定するスケールを投影するスケール設定回路
    を備えることを特徴とする形状検証システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の形状検証システムにお
    いて、前記三次元空間で前記対象物の三次元像を特定す
    る形状データに基づき前記投影面に対象物の二次元理想
    像を投影する描画回路をさらに備えることを特徴とする
    形状検証システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の形状検証システムにお
    いて、前記実写像および二次元理想像を重ねて画面上に
    表示させる表示回路をさらに備えることを特徴とする形
    状検証システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の形状検証システムにお
    いて、前記スケールに従って前記実写像と前記二次元理
    想像との間で寸法誤差を測定する誤差測定回路をさらに
    備えることを特徴とする形状検証システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の形状検証システムにお
    いて、前記スケールに従って前記三次元空間で前記三次
    元像を移動させる画像操作回路と、前記スケールに従っ
    て三次元像の移動量を算出する移動量算出回路とをさら
    に備えることを特徴とする形状検証システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の形状検証システムにお
    いて、前記三次元像上で二次元理想像の輪郭線を特定す
    る輪郭抽出回路と、前記三次元像の表面に対して直交す
    る法線方向に輪郭線の移動方向を設定する移動方向決定
    回路とをさらに備えることを特徴とする形状検証システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の形状検証システムにお
    いて、前記三次元像の稜線を抽出する輪郭抽出回路と、
    稜線に接する1表面に対して直交する法線方向に稜線の
    移動方向を設定するとともに、稜線に対する接線方向お
    よび法線方向に直交する外積方向に稜線の移動方向を設
    定する移動方向決定回路とをさらに備えることを特徴と
    する形状検証システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の形状検
    証システムにおいて、前記実写像はデジタル画像である
    ことを特徴とする形状検証システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の形状検証システムにお
    いて、前記デジタル画像はデジタルカメラによって生成
    されることを特徴とする形状検証システム。
  10. 【請求項10】 対象物の実写像が映し出される投影面
    に、対象物を取り込む三次元空間に設定されて対象物の
    実寸法を規定するスケールを投影する工程を備えること
    を特徴とする形状検証方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の形状検証方法にお
    いて、前記三次元空間で前記対象物の三次元像を特定す
    る形状データに基づき前記投影面に対象物の二次元理想
    像を投影する工程をさらに備えることを特徴とする形状
    検証方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の形状検証方法にお
    いて、前記実写像および二次元理想像を重ねて画面上に
    表示させる工程をさらに備えることを特徴とする形状検
    証方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の形状検証方法にお
    いて、前記スケールに従って前記実写像と前記二次元理
    想像との間で寸法誤差を測定する工程をさらに備えるこ
    とを特徴とする形状検証方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の形状検証方法にお
    いて、前記寸法誤差を測定するにあたって、前記スケー
    ルに従って前記三次元空間で前記三次元像を移動させる
    工程と、前記スケールに従って三次元像の移動量を算出
    する行程とを備えることを特徴とする形状検証方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の形状検証方法にお
    いて、前記移動量を算出するにあたって、前記三次元像
    上で二次元理想像の輪郭線を特定する工程と、前記三次
    元像の表面に対して直交する法線方向に輪郭線の移動方
    向を設定する工程とをさらに備えることを特徴とする形
    状検証方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の形状検証方法にお
    いて、前記移動量を算出するにあたって、前記三次元像
    の稜線を抽出する工程と、稜線に接する1表面に対して
    直交する法線方向に稜線の移動方向を設定する工程と、
    稜線に対する接線方向および法線方向に直交する外積方
    向に稜線の移動方向を設定する工程とをさらに備えるこ
    とを特徴とする形状検証方法。
  17. 【請求項17】 対象物の実写像が映し出される投影面
    に規定される二次元座標系と、対象物を取り込む三次元
    空間に設定されて対象物の実寸法を規定するスケール座
    標系との間で座標変換を実施するスケール設定回路を備
    えることを特徴とする形状検証システム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の形状検証システム
    において、前記座標変換に基づき、前記スケール座標系
    に従って前記実写像の実位置を特定するとともに、前記
    三次元空間で前記対象物の三次元像を特定する形状デー
    タに基づき、前記スケール座標系に従って前記対象物の
    理想位置を特定することを特徴とする形状検証システ
    ム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の形状検証システム
    において、前記スケール座標系に従って前記実位置と前
    記理想位置との間で寸法誤差を測定する誤差測定回路を
    さらに備えることを特徴とする形状検証システム。
  20. 【請求項20】 対象物の実写像が映し出される投影面
    に、対象物を取り込む三次元空間に設定されて対象物の
    実寸法を規定するスケールを投影する工程をコンピュー
    タに実行させることを特徴とする記録媒体。
  21. 【請求項21】 対象物の実写像が映し出される投影面
    に規定される二次元座標系と、対象物を取り込む三次元
    空間に設定されて対象物の実寸法を規定するスケール座
    標系との間で座標変換を実施する工程をコンピュータに
    実行させることを特徴とする記録媒体。
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