JP2000163558A - 位置合わせ装置 - Google Patents

位置合わせ装置

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JP2000163558A
JP2000163558A JP10336839A JP33683998A JP2000163558A JP 2000163558 A JP2000163558 A JP 2000163558A JP 10336839 A JP10336839 A JP 10336839A JP 33683998 A JP33683998 A JP 33683998A JP 2000163558 A JP2000163558 A JP 2000163558A
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dome
handle
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JP10336839A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Koyama
博史 小山
Yoshikazu Nakajima
義和 中島
Akira Sawada
晃 澤田
Katsunobu Muroi
克信 室井
Masayuki Harada
雅之 原田
Mieko Tada
美恵子 多田
Mitsuo Maeda
満雄 前田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーボードや二次元マウスによる位置合わせ
手法では,一度にX,Y,Z 成分と各軸回りの回転成
分の一成分しか操作できなず,操作性が悪く正確な位置
姿勢をするには多くの経験を要する。 【解決手段】 所定処置の必要な実空間内物体の画像を
生成する撮影具と、前記物体の情報が予め記述され,計
算機内仮想空間に配置された物体モデルと,実空間に配
置された物体モデルハンドルと,物体モデルハンドルの
動き追従して移動し,計算機内仮想空間内の前記物体モ
デルを移動する物体モデルハンドルのモデルと,前記物
体モデルハンドルの動きにより物体モデルを実空間の前
記画像と位置をあわせるよう動かす物体モデル位置獲得
手段と,計算機内仮想空間の物体モデルと,実空間の前
記画像と統合して呈示する誘導画像呈示手段とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,所定の処置が必
要な物体を処置する時に,その物体をモニターで見るた
めに,事前に準備した計算機内仮想空間の物体デルと処
置時に撮像した実空間の物体の画像との位置合わせを行
う装置に関するものであり,例えば,医者が手術時に患
部をモニターで見るために,事前に準備した計算機内仮
想空間の患者のモデルと手術時に撮像した実空間の患者
の画像との位置合わせを行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下本明細書では,医者が手術時に患部
をモニターで見るために,事前に準備した計算機内仮想
空間の患者のモデルと手術時に撮像した実空間の患者の
画像との位置合わせを行う装置を例に説明する。従来,
このような装置にはキーボードや二次元マウスを用い
て,人体モデルの位置合わせを行うものや,三次元マウ
スを用いて,人体モデルの位置合わせを行うものがあっ
た。
【0003】また,「B.A. Kall, P.J.
Kelly, and S.J. Goerss:
“Comprehensive computer-assisted data collection
treatment planning and interactive surgery”, S.
P.I.E Medical Imaging, 767, pp.27-35 (1987).」に
は,ステレオタクティックフレームを用いた位置合わせ
手法が記載されている。
【0004】また,「R.H. Taylor, H.A. Paul, B.D. M
ittelstadt, E. Glassman, B.L. Musits, and W.L. Bar
gar:“A robotic system for cementless total hip re
placement surgery in dogs”, Proceedings of the Se
cond Workshop on Medial and Healthcare Robotics, N
ewcastle, UK, pp.79-89 (1989).」には,患者身体にマ
ーカとなるピンを固定する手法が記載されている。
【0005】また,「R. Mddotosges, G. Schlondorff,
L. Klimek, D. Meyerebrecht, W.Krybus, and L. Adam
s:“Computer assisted surgery: An innovative surgi
cal technique in clinical routine”, Computer Assi
sted Radiology (CAR ■89), H.U. Lemki (Editor), Be
rlin, Springer-Verlag, pp.413-415 (1989).」には,
患者の皮膚に球を描きそれをマーカとする手法が記載さ
れている。
【0006】また,「M. Alcaniz, V. Grau, C. Monser
rat, S. Albalat, C. Juan, and F.Soler:“Orthognati
c Surgery Treatment Prediction on 3D CT Skull Mode
lsRegistered with Laser Scanning of Dental Anatom
y”, Computer AssistedRadiology (CAR ■97), H.U. L
emke, M.W. Vannier, and K. Inamura (Editors), Ber
lin, Elsevier Science B.V, pp.713-718 (1997).」
や,「Sebastien Schmerber, Biao Chen, Stephane Lav
allee, Jean-Paul Chirossel, Philippe Cinquin, Agne
s Poyet,Max Coulomb Emile Reyt :“Markerless Hybri
d Registration Methodfor Computer Assisted Endosco
pic ENT Surgery”,Computer Assisted Radiology (CAR
■97), H.U. Lemke, M.W. Vannier, and K. Inamura
(Editors), Berlin, Elsevier Science B.V, pp.799-80
6 (1997).」や,「J. Kettenbach, F.A. Jolesz, R. Ki
kinis:“Surgical Planning Laboratory: a new challe
nge for radiology?”, Computer Assisted Radiology
(CAR ■97), H.U. Lemke, M.W. Vannier, and K. Inamu
ra (Editors), Berlin, ElsevierScience B.V, pp.855-
860 (1997).」や,「Jermome Tonetti, Lionel Carrat,
Stephane Lavallee, Phillippe Cinquin,Philippe Mer
loz, and Laurence Pittet:“Ultrasound-based regist
ration for percutaneous computer assisted pelvis s
urgery: Application to Iliosacral screwing of pelv
is ring fractures.”, Computer Assisted Radiology
(CAR ■97), H.U. Lemke, M.W. Vannier, and K. Inamu
ra (Editors), Berlin, Elsevier Science B.V, pp.961
-966 (1997).」には,レンジファインダで計測したり,
三次元位置計測プローブで患者体表面をトレースするこ
とで,患者体表面の形状データを計測し,それと対象部
位モデルとの形状相関を計算することで,位置合わせを
行う手法が記載されている。
【0007】さらに,「Stephane Lavallee and Richar
d Szeliski:“Recovering the Position and Orientati
on of Free-Form Objects from Image Contours Using
3D Distance Map”, IEEE Trans. Pattern Anal. and M
achine Intell., Vol.17, No.4, pp.378-390 (1995).
や「J. Weese, G.P. Penney, T.M. Buzug, C. Fassnach
t, and C. Lorenz:“2D/3D registration of pre-opera
tive CT images and intra-operative x-ray projectio
ns for image guided surgery”, Computer Assisted R
adiology (CAR ■97), H.U. Lemke, M.W. Vannier, and
K. Inamura (Editors), Berlin, ElsevierScience B.
V, pp.833-838 (1997).」には,X線装置}を用いた位置
合わせ手法が記載されている.これは,人体モデルを投
影したときの輪郭とX線装置で撮影したX線画像におけ
る体表の輪郭の相関計算により,位置合わせを行う手法
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】キーボードや二次元マ
ウスによる位置合わせは,たとえGUIがよく整備され
ていたとしても,三次元空間内での位置合わせには向い
ていない。例えば,この手法では,平行移動の X,
Y,Z 成分と各軸回りの回転成分(以下,6自由度と
称す)のうちの一成分ずつしか一度に操作できないた
め,操作性が悪い。特に,奥行き方向の移動(見かけの
スケール変化)や回転成分などが複雑に絡み合った場
合,正確な位置姿勢を把握し調整するには多くの経験を
要する。
【0009】上記問題点を解決した三次元マウスを用い
て位置合わせを行う方法は,6自由度を一度に操作/調
整できる。しかしながら,この方法は,ちょうどラジコ
ンカーをコントローラで操作して矩形枠に駐車するよう
に,操作は操作者のスキルに依存し,必ずしも十分なイ
ンタフェースとは言えない。
【0010】ステレオタクティックフレームを用いる手
法やピンをマーカとして用いる手法や患者身体へのマー
カを描画する手法は,CTやMRI画像などの三次元画
像を撮影してから手術までの間,患者にフレームやマー
カを装着したまま保持する必要があり,患者の負荷とな
る。実際の臨床応用を考えた場合,画像撮影から手術ま
で数日の時間間隔があく場合も少なくないため,ステレ
オタクティックフレームを用いる手法やピンをマーカと
して用いる手法や患者身体へのマーカを描画する手法
は,患者が癒着やかぶれなどを生じる可能性がある。
【0011】さらに,ステレオタクティックフレームを
用いる手法やピンをマーカとして用いる手法や患者身体
へのマーカを描画する手法は,画像撮影から手術までの
間に,患者がフレームやマーカを除去したり移動したり
した場合には,位置合わせが不能となる。
【0012】マーカは,場合によっては,画像にアーチ
ファクトなどを生じさせ,画質あるいは画像の信頼性を
低下させる。ステレオタクティックフレームを用いる手
法やピンをマーカとして用いる手法や患者身体へのマー
カを描画する手法は,フレームやマーカが CTやMR
Iなどの画像に与える影響を考慮しなければならない。
【0013】レンジファインダなど従来の三次元形状計
測手段は,精度良く形状データを得るためには計測部を
患者身体付近に配置する必要があり,手術の妨げとなる
可能性もある。また,システムが高価になるなどの問題
がある。
【0014】三次元位置計測プローブを用いた従来の三
次元形状計測手段は,精度を高くするためにはプローブ
先端を鋭利にする必要があり,患者への安全性を考慮す
ればプローブ先端を鋭利にできないというトレードオフ
が生じる。
【0015】物体表面とモデル体表面の位置合わせを全
自動で行おうとした場合,その位置姿勢の候補は無数に
存在し,それら全ての候補における位置合わせ計算は多
くの時間を要する。しかもこれらの計算の多くは,正解
とは全く掛け離れた{\位置姿勢における計算である。同
様の問題がX線装置を用いた位置合わせにおいても言え
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の位置合わせ装置は,実空間に配置され,所定の処
置が必要な物体を撮影し,その画像を生成する撮影具
と,前記物体の情報が予め記述され,計算機内仮想空間
に配置された物体モデルと,実空間に配置された物体モ
デルハンドルと,この物体モデルハンドルの動き追従し
て移動し,前記物体モデルを移動する計算機内仮想空間
に配置された物体モデルハンドルモデルと,前記物体モ
デルハンドルの動きを計測し,計算機内仮想空間におい
て物体モデルを前記物体モデルハンドルの動きに合わせ
て動かすための物体モデル位置獲得手段と,計算機内仮
想空間の物体モデルと,実空間の前記画像と統合して呈
示する誘導画像呈示手段とを有する。
【0017】この発明に係る請求項2記載の位置合わせ
装置は,前記物体モデルハンドルが,ユーザが物体モデ
ルを操作するためのグリップ部と,物体の面表に接し,
固定するためのパッド部と,前記グリップ部とパッド部
の三次元位置姿勢を計測するための位置計測マーカ部を
有する。
【0018】この発明に係る請求項3記載の位置合わせ
装置は,前記物体モデルハンドルが,さらに前記誘導画
像呈示手段を制御するためのスイッチ部を有する。
【0019】この発明に係る請求項4記載の位置合わせ
装置は,前記物体モデルが,物体の表面を表す体表モデ
ルと,物体の内部組織を表す組織モデルを有する。
【0020】この発明に係る請求項5記載の位置合わせ
装置は,前記物体モデル位置獲得手段が,前記物体モデ
ルハンドルの位置計測マーカ部の三次元位置姿勢を計測
するための位置計測センサ部と,位置計測センサ部で得
た情報より計算機内仮想空間の物体モデルの位置姿勢を
計算するための物体モデル位置計算手段とを有する。
【0021】この発明に係る請求項6記載の位置合わせ
装置は,前記物体モデル位置獲得手段が,物体モデルハ
ンドルモデルに物体モデルを接続させる剛体接続と,物
体モデルハンドルモデルから物体モデルを切り離す剛体
分離を行う物体モデルハンドル着脱手段を有する。
【0022】この発明に係る請求項7記載の位置合わせ
装置は,前記誘導画像呈示手段が,物体モデルの画像を
生成するための物体モデル画像生成手段と,実空間の画
像と物体モデルの画像を統合した画像を生成するための
誘導画像生成手段と,生成した誘導画像を表示するため
の誘導画像表示手段を有する。
【0023】この発明に係る請求項8記載の位置合わせ
装置は,前記物体モデルの局所領域の形状に関する形状
特徴量を計算する物体モデル形状特徴量計算手段と,物
体モデルの三次元形状の計測や三次元画像の撮影など物
体モデルの三次元の情報を計測する三次元計測手段と,
この三次元計測手段の出力である計測ボリュームデータ
から形状特徴量を計算するための撮影画像形状特徴量計
算手段と,物体モデルと計測ボリュームデータの形状特
徴量より物体モデルの位置姿勢を計算するためのボリュ
ーム位置合わせ手段を有する。
【0024】この発明に係る請求項9記載の位置合わせ
装置は,実空間に配置され,所定の処置が必要な物体を
撮影し,その画像を生成する撮影具と,前記物体の情報
が予め記述され,計算機内仮想空間に配置された物体モ
デルと,実空間に配置された物体モデルハンドルと,こ
の物体モデルハンドルの動き追従して移動し,前記物体
モデルを移動する計算機内仮想空間に配置された物体モ
デルハンドルのモデルと,前記物体モデルハンドルの動
きを計測し,計算機内仮想空間において物体モデルを実
空間の前記画像と位置をあわせるよう前記物体モデルハ
ンドルの動きに合わせて動かす物体モデル位置獲得手段
と,計算機内仮想空間の物体モデルと,実空間の前記画
像と統合して呈示する誘導画像呈示手段とにより,計算
機内仮想空間において物体モデルと実空間の前記画像と
の位置を合わせ結果を初期値とし,さらに正確な位置補
正計算を行うための位置補正手段を有し,二段階以上に
分けて位置合わせを行う。
【0025】この発明に係る請求項10記載の位置合わ
せ装置は,計算機内仮想空間に設けられ仮想的に使用す
る球状面の仮想ドームと,術前にCT装置で撮影した物
体モデルのCT画像と,物体モデルを仮想ドームに投影
したドーム上物体モデル画像を生成するためのドーム上
物体モデル画像生成手段と,術中に撮影するX線画像
と,前記仮想ドーム上にX線画像を投影したドーム上X
線画像を生成するためのドーム上X線画像生成手段と,
前記仮想ドーム上でドーム上物体モデル画像とドーム上
X線画像の相対位置関係を計算するためのドーム上画像
移動量計算手段と,ドーム上画像移動量計算手段から物
体モデルの計算機仮想空間内における移動量を計算する
ための物体モデル移動量計算手段を有する。
【0026】この発明に係る請求項11記載の位置合わ
せ装置は,前記ドーム上画像移動量計算手段は,仮想ド
ーム上におけるドーム上物体モデル画像とドーム上X線
画像の相対位置関係を,画像間のオプティカルフローを
計算して求める。
【0027】この発明に係る請求項12記載の位置合わ
せ装置は,物体モデルより形態特徴量を抽出するための
特徴抽出手段と,実画像と,実画像から二次元形態特徴
量を抽出するための二次元特徴抽出手段と,抽出した特
徴量より位置合わせを行うための特徴量位置合わせ手段
を有する。
【0028】この発明に係る請求項13記載の位置合わ
せ装置は,前記特徴抽出手段は,固有値フィルタを用い
る。
【0029】この発明に係る請求項14記載の位置合わ
せ装置は,前記特徴抽出手段は,二次微分フィルタと固
有値フィルタを用いる。
【0030】この発明に係る請求項15記載の位置合わ
せ装置は,物体の体表形状を計測するための面パッド
と,面パッドのパッド面の描く曲面群から物体表面を生
成するための物体表面生成手段と,体表モデルを含む物
体モデルと,物体表面と体表モデルを用いて物体モデル
の位置合わせを行うための体表面位置合わせ手段を有す
る。
【0031】この発明に係る請求項16記載の位置合わ
せ装置は,上記物体表面生成手段は,面パッドのパッド
部の形状を滑らかな面とし,面パッドのパッド面の描く
軌跡に接する曲面を求めて,体表モデルを生成する。
【0032】この発明に係る請求項17記載の位置合わ
せ装置は,上記物体表面生成手段は,面パッドのパッド
部の形状を球面とし,球面の中心の描く軌跡が生成する
曲面を球面半径だけ法線方向に移動させることで,体表
モデルを生成する。
【0033】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1の構成図を示す.本発明の実施の形態1にお
ける位置合わせ装置のハードウェアは,物体モデルハン
ドルと物体モデルハンドルとしての人体モデルハンドル
103,三次元位置計測センサー105,計算機10
8,誘導画像表示用LCD109,カメラ106で構成
される。人体モデルハンドル103とカメラ106に
は,それぞれ三次元位置計測センサ105の位置マーカ
104及び107が装着されている。カメラ106は手
術中に患者102を撮影し,二次元カメラ画像119を
生成する。
【0034】図3に人体モデル114の説明図を示す。
人体モデル114は予め患者102をCT撮影装置で撮
影したCT画像から生成され,人体の表面を表す体表モ
デル301と,人体の内部組織を表す内部組織モデル3
02を持つ。体表モデル301は主として人体モデルの
位置合わせに用い,内部組織モデル302は主として人
体の内部組織の構造などユーザ(医師)が知りたい情報
を表す。この人体モデル114は,計算機108により
処理されて,計算機108内の仮想空間座標系111に
配置される。
【0035】三次元位置計測センサー105は,人体モ
デルハンドル103の位置姿勢とカメラ106の位置姿
勢を計測し,その結果を計算機108に入力する。
【0036】物体モデルハンドルのモデルとしての人体
モデルハンドルのモデル113は,三次元位置計測セン
サー105によって計算機108に入力された人体モデ
ルハンドル103の位置計測マーカ104の三次元位置
姿勢データから相対位置姿勢マトリクス116,117
を用いて,仮想空間座標系111における人体モデルハ
ンドルのモデル107の三次元位置姿勢を計算されて生
成され,仮想空間座標系111に配置される。
【0037】カメラのモデル115は,三次元位置計測
センサー105によって計算機108に入力されたカメ
ラ106の位置計測マーカ107の三次元位置姿勢デー
タからカメラパラメータを用いて,仮想空間座標系11
1における三次元位置姿勢を計算されて生成され,仮想
空間座標系111に配置される。
【0038】カメラのモデル115はカメラパラメータ
を持ち.カメラパラメータは画像面の位置姿勢,焦点距
離,アスペクト比,画像中心位置などを表すものとし,
カメラのモデル115のカメラパラメータとカメラ10
6のカメラパラメータは一致しているものとする.
【0039】二次元CG画像119は計算機108内の
処理により仮想空間座標系111内で,人体モデル11
4をカメラのモデル115で撮影して生成される。人体
モデル114のカメラのモデル115による撮影は計算
機に入力されたカメラ106の位置姿勢に従って,仮想
空間座標系内でカメラのモデル115を移動し,最適な
位置姿勢にして行われる。
【0040】合成処理手段120は誘導画像表示用LC
D109に表示するため,二次元CG画像118と二次
元カメラ画像119と合成処理する。この合成処理手段
120の合成処理は実際には計算機108の内部処理に
よって行われる。
【0041】図2に人体モデルハンドル103の一実施
の外観図を示す。人体モデルハンドル103は,グリッ
プ部201とパッド部202と位置計測マーカ部203
及びスイッチ部204によって構成される。グリップ部
201は人体モデルハンドル103をユーザが操作する
ために握る部分,パッド部202は患者102の身体表
面に人体モデルハンドル103を接触させる(軽く固定
する)部分,位置計測マーカ部203は人体モデルハン
ドル103の位置姿勢を計測するためのマーカとなる部
分,スイッチ部204は人体モデル114と人体モデル
ハンドル103を剛体接続あるいは剛体分離するための
部分である。また,この人体モデルハンドル103に,
拡大/縮小切替など,誘導画像呈示手段を制御するスイ
ッチを装備してもよい。
【0042】前記人体モデルハンドル103の位置計測
マーカ104の位置姿勢を計測するための三次元位置計
測センサ105と,三次元位置計測センサ105で得た
情報より計算機108内仮想空間座標系111の人体モ
デル114の位置姿勢を計算するための人体モデル位置
計算手段とで物体モデル位置獲得手段としての人体モデ
ル位置獲得手段を形成する。
【0043】人体モデルの画像を生成するため,仮想空
間座標系111に配置された人体モデル114と仮想空
間座標系111内で,人体モデル114をカメラのモデ
ル115で撮影して生成された二次元CG画像118か
らなる人体モデル画像生成手段と,実空間の画像と人体
モデルの画像を統合した画像を生成するため,カメラ1
06と二次元カメラ画像119及び合成処理手段120
からなる誘導画像生成手段と,生成した誘導画像を表示
するための誘導画像表示用LCD109からなる誘導画
像表示手段から誘導画像呈示手段が構成される。
【0044】ここで,誘導画像表示手段は,例えば,透
過型LCDなどを用いる手段や立体表示ができる手段で
もよい。透過型LCDを用いる手段においては誘導画像
生成手段と,導画像表示手段は透過型LCDで同時に実
現できる。
【0045】また立体表示ができる手段としては誘導画
像生成手段と,導画像表示手段を左眼,右眼それぞれ用
に2つ用意し,ステレオ表示する手段や,三次元ディス
プレイで表示した画像をハーフミラーで実空間(Worl
d)座標系101のシーンと融合する手段等がある。さ
らにLCDの代りにHMDを用いる手段など患者と人体
モデルの位置関係を呈示できる手段であれば何でもよ
い。
【0046】以上のような構成により,実空間座標系1
01には,実際には患者102と人体モデルハンドル1
03のみしか存在しないが,ユーザが誘導画像LCD用
109て実空間座標系の空間を見た時,誘導画像LCD
には,あたかも人体モデル114が実空間座標系101
の人体モデルハンドル103に装着されているかのよう
な画像誘導画像が表示される。
【0047】実施の形態の動作を以下に示す. 1.患者身体が存在する実空間(以下,実空間座標系1
01と称す)において,医師(ユーザ)は人体モデルハ
ンドル103を人体モデルハンドル103のグリップを
握り,誘導画像表示用LCD109に表示された誘導画
像110を見ながら操作する。 2.人体モデルハンドル103と人体モデル114が固
定には,人体モデルハンドル103のパッド部202の
位置と人体モデル114の体表モデルの表面の一部を一
致させる。 3.ユーザは,人体モデルハンドル103と人体モデル
114を固定することで,人体モデルハンドル103を
操作(移動)することにより人体モデル114を仮想空
間座標系内で自由に移動できる。人体モデルハンドル1
03と人体モデルの剛体接続は,人体モデルの人体モデ
ルハンドル103の追従計算を実行することで行う. 4.ユーザは,誘導画像において,患者画像と人体モデ
ル画像の位置が一致するように人体モデルハンドル10
3を操作して,人体モデルの位置を合わせる。2つの物
体間の相対マトリクスに従って,仮想空間座標系内で人
体モデルを移動する。 5.患者の画像と人体モデルの画像を概ね一致させた後
は,人体モデル114を人体モデルハンドル103の動
きから切り離し(剛体分離),その後人体モデルハンド
ル103を患者の身体上から除去する。人体モデルハン
ドル103と人体モデル114を剛体分離することは,
実際には仮想空間座標系111における人体モデルの人
体モデルハンドル103の追従計算を終了させることで
行う. 6.人体モデルの位置を修正したいときは,人体モデル
ハンドル103を患者の身体の近くに移動させた後,人
体モデル114を人体モデルハンドル103の動きに追
従させる(剛体接続)設定に戻し,人体モデルハンドル
103を操作することで人体モデル114の位置を修正
する。 7.さらに位置合わせの精度が必要であるならば,仮想
空間座標系において,患者の身体付近の人体モデルの位
置姿勢を初期値として,人体モデルの位置姿勢を補正す
る。補正方法の実施の形態は,後に別項で詳述する。
【0048】8.「二次元CG画像」と「カメラで撮影
した二次元画像(以下,二次元カメラ画像と称す)」を
用いて合成処理を行い,誘導画像を生成する。 9.生成した誘導画像を,誘導画像LCD111を用い
てユーザに呈示する。
【0049】ここで,人体モデルと人体モデルハンドル
103の剛体接続,剛体分離は,自由に実行できるもの
とする.
【0050】図4は人体モデルハンドル103と人体モ
デル114が固定された斜視図である。前述のように人
体モデルハンドル103と人体モデル114が固定に
は,人体モデルハンドル103のパッド部202の位置
と人体モデル114の体表モデルの表面の一部を一致さ
せる。これにより,位置合わせ時にパッド部202を患
者の身体表面上になるように人体モデルハンドル103
を置くだけで,従来手法では難しい奥行き方向の位置合
わせなど患者の身体表面を基準にしながら実行でき,且
つ患者の体表面を基準にしながら三次元位置姿勢を調整
できるので,位置合わせの効率を大幅に向上できる。
【0051】従来は三次元空間内の物体を二次元的に操
作するなどの不自然な操作を行っていた.本実施の形態
1に記載している位置合わせ装置を用いることで,ユー
ザは,三次元空間内の物体を直接三次元的に操作でき,
操作性を大幅に向上できる。
【0052】実施の形態2 本実施の形態2は位置合わせ装置によって大まかな位置
合わせをして初期位置を設定し,位置補正手段によって
位置補正を行い精密に位置合わせを行う多段階位置合わ
せ装置に関するものである。図5にその構成のブロック
図を示す。即ち多段階位置合わせ装置501は位置合わ
せ装置502で人体モデルの位置を概ね合わせて初期位
置を設定し,その後位置補正手段503により位置補正
を行い,精密な位置合わせを行い,位置合わせデータ5
04を出力する。
【0053】位置合わせ装置502は実施の形態1で説
明した位置合わせ装置が用いられる。位置補正手段50
3としては,例えば,図6に示すX線画像を用いた位置
合わせ装置が用いられる。位置補正手段は位置合わせ装
置であれば何でもよい。図7に位置合わせ処理の説明図
を示す。図6のシステムはX線画像撮像装置601と,
計算機108から構成される。勿論計算機108は実施
の形態1で説明した位置合わせ装置502の計算機10
8と共用される。
【0054】この実施例における人体モデル114はC
T画像から生成したものを用いる。CT画像は本来物体
のX線透過情報から作成したものであるので,CT画像
を平面に再投影すればX線画像を生成できる(以下,C
T画像から生成したX線画像を生成X線画像と称す)。
【0055】そこで,既知のカメラパラメータ(例え
ば,平面群702のパラメータ)に従う条件下で患者の
X線画像を色々な角度から複数枚撮影し(撮影X線画像
群703),それらの撮影X線画像群703に撮影X線
画像群703と同じ角度からCTボリューム画像701
を平面に再投影した生成X線画像群704が合致するよ
う,位置合わせ処理を行いながらCTボリューム画像7
01の位置姿勢を微調整する。
【0056】計算手順を整理すると,平面群702のパ
ラメータと撮影X線画像群703は既知,微調整はCT
ボリューム画像701を平面群702に投影して生成し
た生成X線画像群704と撮影X線画像群703の位置
合わせ処理を行いながらCTボリューム画像701の位
置姿勢を微調整することで行う。CTボリューム画像7
01の位置姿勢から人体モデル114への位置姿勢への
変換は一意であるので,上記計算の結果から人体モデル
114の位置姿勢を決定できる。
【0057】また,図8は,CT撮影装置やMRI撮影
装置を用いて患者身体の三次元画像を取得し,それと人
体モデルの位置合わせを行う方法に用いる装置の斜視図
である。システムはCT撮影装置あるいはMRI撮影装
置801と計算機108で構成される。CT撮影装置あ
るいはMRI撮影装置801で撮像された断層面から構
成されるボリューム画像(CT画像あるいはMRI画像
802)は位置姿勢が既知であるので上述の方法で,そ
のボリューム画像に人体モデルを合わせる(位置合わせ
処理803)ことで,人体モデルの位置合わせをするこ
とができる。
【0058】位置補正手段503のみによって処理を行
った場合,実際の適用において処理のコストが大きすぎ
る(処理時間がかかりすぎる)場合があるが,位置合わ
せ装置502によって人体モデルの初期位置を設定する
ことで,人体モデルの位置を概ね合わせておけるので,
位置補正手段の処理範囲(検索範囲)を限定でき,処理
時間を大幅に削減できる。
【0059】実施の形態3 従来の位置合わせ装置ではモダリティで撮影した画像を
そのまま位置合わせに用いていたが,本実施の形態3
は,モダリティで撮影した画像(含,ボリューム画像)
から形状特徴量を計算し,それを形状特徴量として位置
合わせを行うもので,図9に実施の形態3の構成のブロ
ック図を示す。
【0060】図9において,手術中に撮影された超音波
ボリューム画像901は三次元計測手段で計測した患者
身体の計測データ,CTボリューム画像902は人体モ
デルの計測データ,特徴抽出画像1 903は患者身体
の計測データから局所形状などの特徴量を抽出した形状
特徴量,特徴抽出画像2 904は人体モデルの計測デ
ータから局所形状などの特徴量を抽出した形状特徴量,
位置合わせ処理905は従来の三次元画像(三次元ボリ
ュームデータ)の位置合わせ手段,位置合わせデータ5
04は位置合わせ処理905によって出力された特徴抽
出画像1 903と特徴抽出画像2 904間の位置関
係データ,すなわち超音波ボリューム画像901とCT
ボリューム画像902間の位置関係データである。
【0061】ここで,局所形状は,計測データの各局所
領域において,データが (1) 一様である,(2) 面形状
をしている,(3) 線形状をしているなどの形状に関する
特徴量を,局所領域の固有値を比較することで計算す
る。
【0062】本実施の形態3の特徴は,位置合わせ処理
905への入力として,計測データをそのまま用いるの
ではなく,計測データから局所形状の特徴量を形状特徴
量として用いることにある.従来の三次元画像を直接比
較する方法では,例えばCTボリューム画像から生成し
た人体モデルと術中に撮影したCTボリューム画像の位
置を合わせる方法などのように,各モダリティで撮影し
た画像の画素が表す量が一致している場合のみ,正確な
比較が可能であった。
【0063】本実施の形態3では,モダリティで撮影し
た画像(含,ボリューム画像)から形状特徴量を計算
し,それを形状特徴量として位置合わせを行うため,従
来のようなモダリティの制限が原理的には存在しない。
それ故,従来と比較して,適用できる範囲が広い。
【0064】例えば,人体モデルをCT撮影装置で撮影
した画像より生成した場合,従来手段では,三次元計測
手段では,図6に示すX線画像撮影装置601を使用す
る手段や,図8に示す手段のCT撮影装置あるいはMR
I撮影装置801がCT撮影装置でありCT撮影装置あ
るいはMRI撮影画像802がCTボリューム画像の場
合など,X線を使用するモダリティに限定されている。
【0065】本手法ではモダリティを限定しないため,
図8に示す手段のCT装置あるいはMRI装置801が
CT撮影装置であり,CT装置あるいはMRI画像80
2がMRIボリューム画像の場合や,図10に示す超音
波画像撮影装置を使用する手段など,X線透過係数以外
を情報とするモダリティにも使用できる。
【0066】図10は,超音波画像撮影装置を用いて患
者身体の三次元画像を取得し,それと人体モデルの位置
合わせを行う方法に用いる装置の斜視図である。システ
ムは超音波画像撮影装置1001,三次元位置センサ1
05,計算機108によって構成される。超音波プロー
ブにプローブ゛位置計測用マーカ1003を装着し,三
次元位置センサ105によって超音波プローブ1002
の位置姿勢を計測しながら画像を取得する。超音波プロ
ーブ1002と超音波ボリューム画像1004の位置関
係は既知であるので,超音波プローブ1002の位置姿
勢から超音波ボリューム画像1004の位置姿勢を計算
できる。最後に位置を合わせた超音波ボリューム画像1
004に人体モデルを合わせることで,人体モデルの位
置合わせをすることができる。その際,本実施の形態に
記載した手法を用いることで,誤差の少ない(モダリテ
ィの違いによる影響が少ない)位置合わせを行うことが
できる。
【0067】実施の形態4 本実施の形態4は位置合わせを高速に行うために,仮想
ドームを用いて計算を高速化するものである。図11に
おいて,仮想ドーム1102は仮想空間座標系111に
設けられた球状の画像投影面,CTボリューム画像11
01はCT撮影装置により術前に予め撮影された患者の
人体モデル,撮影X線画像1103はX線撮影装置によ
り術中に撮影された患者の画像,ドーム上人体モデル画
像生成手段1108はCTボリューム画像1101を仮
想ドーム1102に接する平面上に人体モデル114の
ドーム上人体モデル画像1105を生成する。ドーム上
X線画像生成手段1109は撮影X線画像1103を仮
想ドーム1102に接する平面上に投影する。ドーム上
画像移動量計算手段1110はドーム上投影平面の座標
系における人体モデルの移動量を計算する。ドーム上画
像移動量計算手段,人体モデル移動量計算手段1113
はドーム上画像移動量から人体モデル移動量を計算す
る。
【0068】以下本実施の形態4の処理手順を示す。 1.仮想ドーム1102に接する平面上(以下,ドーム
上投影平面1111と称す)に人体モデル114のドー
ム上人体モデル画像1105をドーム上人体モデル画像
生成手段1108により生成する。これは,術前に予め
生成しておく。また,ドーム上人体モデル画像1105
は仮想ドーム1102の中心点に対して面対称であるの
で,ここでは仮想ドーム1102の半分の領域のみ考え
れば良い。 2.術中においてX線撮影装置により撮影した撮影X線
画像1103をドーム上X線画像生成手段1109によ
りドーム上投影平面1111に投影する。
【0069】3.ドーム上画像移動量計算手段1110
において,仮想ドーム1102上に投影された術中の画
像ドーム上X線画像)とドーム上人体モデル画像を比較
しながら,ドーム上投影平面の座標系における人体モデ
ルの移動量 (以下,ドーム上画像移動量と称す)を計
算する。 4.手順1〜3を収束するまで繰り返す。 5.人体モデル移動量計算手段1113において,手順
3で求めたドーム上画像移動量から人体モデル移動量を
計算する。
【0070】6.さらに精度が必要な場合には,上記処
理を終えたあとで,「Stephane Lavallee and Richard
Szeliski: “Recovering the Position and Orientatio
n of Free-Form Objects from Image Contours Using 3
D Distance Map”, IEEE Trans. Pattern Anal. and Ma
chine Intell., Vol.17, No.4, pp.378-390 (1995).や
「J. Weese, G.P. Penney, T.M. Buzug, C. Fassnacht,
and C. Lorenz: “2D/3D registration of pre-operat
ive CT images and intra-operative x-ray projectio
ns for image guided surgery”, Computer Assisted R
adiology (CAR ■97), H.U. Lemke, M.W. Vannier, and
K. Inamura (Editors), Berlin, Elsevier Science
B.V, pp.833-838 (1997).」などに記載されている CT
データとX線画像を直接比較して位置を合わせる方法
などを用い,位置を合わせる。
【0071】上記ドーム上画像移動量計算手段1110
及び人体モデル移動量計算手段1113においては,オ
プティカルフローの計算手段を有することで,位置合わ
せ計算を高速に実行することができる。
【0072】次にオプティカルフローを用いた位置合わ
せ計算の手順を以下に示す. 1.X線画像とドーム上投影平面1111に投影した投
影X線画像1103のオプティカルフローを計算する
(図12)。 2.計算したオプティカルフローに基づき,移動量/方
向を計算し,人体モデル114と仮想ドームを平行移動
させる。計算したオプティカルフローの例を図13 に
示す。
【0073】以下の説明において,図14に示す座標系
1401(図11に示す仮想空間座標系111と同じも
の)を用いて述べる。 (イ) 図13(a) はオプティカルフローが全体的にほ
ぼ一方向を向いている.このように,一様な対応点の移
動が見られる場合には,オプティカルフローの全体的な
移動量に従って,人体モデルと仮想ドームをXーY平面
で平行移動させる。 (ロ)図13(b), (c)のように,任意の点に対してオプ
ティカルフローが集中あるいは発散している場合には,
Z成分の平行移動が生じている。オプティカルフローの
大きさとカメラパラメータ(焦点距離,アスペクト比な
ど)からZ成分の平行移動量を計算し,人体モデルと仮
想ドームを移動する。 (ハ)図13(b)のようにオプティカルフローが一点に
集中する場合には,人体モデルと仮想ドームをドーム上
投影平面から遠ざけるよう移動し,図13(c)のように
オプティカルフローが一点から発散する場合には,人体
モデルと仮想ドームをドーム上投影平面に近づけるよう
移動する。
【0074】(ニ)図13(d),(e)のようにオプティカ
ルフローが任意の直線に対して逆向きになっている場合
には,X軸あるいはY軸回りの回転が生じているので,
回転量を計算し,人体モデルと仮想ドームを回転の中心
となる直線(以下,軸線と称す)回りに回転させる。本
例では,比較的画像の中心に位置する回転の例を示して
いるが,軸線は,画像の端あるいは画像外のものでも良
く,必ずしも水平/垂直なものでなくて良い。 (ホ)図13(f)のようにオプティカルフローが任意の
点回りに回転している場合には,Z軸回りの回転が生じ
ているので,回転量を計算し,人体モデルと仮想ドーム
を回転の中心となる点(以下,軸点と称す)回りに回転
させる。3.手順1,2を計算が収束するまで繰り返
す。
【0075】以上のように本実施の形態によれば,仮想
ドームの概念を導入して,予めドーム上人体モデル画像
を生成しておき,それと撮影X線画像から生成したドー
ム上X線画像より位置合わせ処理をオプティカルフロー
の計算手段により行うことで,処理速度の向上を図る。
【0076】実施の形態5 以下に,本実施の形態5は,従来技術 と同様の効果を
X線画像群ではなく一般のカメラで撮影した実画像群で
実現する手段に関するものである。
【0077】処理手順を以下に示す. 1.既知のカメラパラメータに従う条件下で,患者身体
の実画像を複数枚撮影する。 2.撮影した実画像に対して,二次微分フィルタを施
す。二次微分フィルタには,例えば Gaussian-Laplacia
n Filter などがある。二次微分フィルタは,色彩情報
を考慮するなどの設計/改良を行うことで肌色とそれ以
外色の境界に敏感に反応するようにするなど,工夫を施
してもよい。 3.次に画像上において局所領域を考え,その領域内の
固有値/固有ベクトルを計算する.この固有値/固有ベ
クトルの計算を画像全体に施し,画像の固有データを作
成する(固有値フィルタ)。これを,実画像固有データ
とする。 4.人体モデルの画像の固有データが実画像固有データ
に一致するように,仮想空間座標系において人体モデル
の位置姿勢を微調整していき,人体モデルの位置姿勢を
求める。
【0078】実施の形態6 図15に本実施の形態6の構成図を示す。本実施の形態
6は体表モデルを含む人体モデルの体表モデルを用い
て,物体表面と人体モデルの位置合わせを行うための体
表面位置合わせに関するものである。
【0079】図15において,面パッド1501は三次
元位置計測プローブとして用いられる。人体モデル15
02は体表モデル1503を含み予め作成される。物体
表面生成手段1504は面パッド1501のパッド面の
描く曲面群から物体表面1505を生成する。体表面位
置合わせ手段1506は物体表面1505と人体モデル
1502の体表モデル1503を用いて人体モデル15
02の位置合わせを行う。
【0080】図16に三次元位置計測プローブの一例で
ある面パッド1501の構成を示す。図において,パッ
ド部1601は患者身体に触れる部分,グリップ部16
02は術者がパッドを持つ部分,マーカ1603はプロ
ーブの位置姿勢を計測するための三次元位置計測装置の
マーカである.
【0081】従来の三次元位置計測プローブは,図17
(a)に示すような構成をしている。プローブ先端部17
01は計測したい位置に合わせる部分,プローブグリッ
プ部1702はユーザが三次元位置計測プローブを握る
部分,プローブマーカ部1703は三次元位置計測プロ
ーブの位置姿勢を計算するための三次元位置計測装置の
マーカである。
【0082】この従来の三次元位置計測プローブにおけ
るプローブ先端部と物体表面との関係を示した拡大図を
図17(b)に示す。図17(b)において,三次元位置計測
プローブの位置データが示す点「三次元位置計測プロー
ブデータ点1704」と物体表面1705は一致してお
らず,先端部半径1706だけずれている。それ故,従
来の三次元位置計測プローブにおいて,精度を高くする
ため三次元位置計測プローブの先端部を鋭利にすれば患
者への安全性が低下し,患者への安全性を考慮してプロ
ーブ先端部を滑めらかにすれば精度が低下するというト
レードオフが存在する。
【0083】以下手順について説明する。 1.まず,面パッド1501で患者身体の表面[物体表
面の形状(以下,計測した物体表面を計測物体表面と称
す)]をトレースする. 2.面パッド1501のパッド面1802の形状の軌跡
に対して,物体表面生成手段1504で面パッド150
1のパッド面向き1803の側から軌跡の包絡線で構成
される曲面(以下,包絡曲面と称す)を構成し,この包
絡曲面を計測物体表面1505として生成する(図1
8)。 3.体表面位置合わせ手段1506で,物体表面に体表
人体モデル体表の位置を合わせることで,人体モデル1
503の位置合わせを行う.
【0084】この物体表面の獲得手段は,面パッド15
01のパッド面1802すなわち三次元位置計測プロー
ブの位置データが示す点群の中から物体表面の位置が一
致する点を抽出して計測物体表面を構成しているので,
従来の三次元位置計測プローブのような誤差が理論的に
は発生しない.また,この物体表面の獲得手段は面パッ
ド1501のパッド面1802の形状に制限がない.
【0085】図19に物体表面の形状を獲得する別な方
法を示す。 1.ユーザは物体表面をパッド面でトレースする. 2.面パッドのパッド部と一致する面パッド球面を考
え,その中心が描く軌跡(以下,面パッド中心軌跡と称
す)から曲面を構成する. 3.上記曲面に対して,パッド面の向きの曲面の法線ベ
クトルの方向に,面パッド球面だけ移動させる処理を行
い,計測物体表面を構成する.
【0086】この物体表面の獲得手段は,パッド面すな
わち三次元位置計測プローブの位置データが示す点群の
中から曲面を構成し,それを物体表面と一致する位置ま
で移動して計測物体表面を構成しているので,従来の三
次元位置計測プローブのような誤差が理論的には発生し
ない。
【0087】本実施の形態に記載した面パッドを導入す
ることにより,計測精度と患者への危険度軽減の両立を
可能にする。また,この物体表面の獲得手段は,前記し
たパッド面から物体表面の位置が一致する点を抽出して
計測物体表面を構成する手法と比べ,計測物体表面を構
成する処理を高速に実行できる。
【0088】なお,前記実施の形態は何れも,医者が手
術時に患部をモニターで見るために,事前に準備した計
算機内仮想空間の患者のモデルと手術時に撮像した実空
間の患者の画像との位置合わせを行う装置について説明
したが,本発明は前記のような装置に限らず所定の処置
が必要な物体を処置する時に,その物体をモニターで見
るために,事前に準備した計算機内仮想空間の物体デル
と処置時に撮像した実空間の物体の画像との位置合わせ
を行うものに適用できることは論を俟たない。
【0089】
【発明の効果】計算機内仮想空間のモデルの操作性が大
幅に向上する。多段階位置合わせ装置において,初期値
を簡便に与えられるので,全自動アルゴリズムと比べて
も多くの手間を必要とせず,むしろ計算の信頼性/安定
性の向上(局所解の回避),計算時間の大幅な短縮など
の利点を得られる。マーカを用いる手法に比べ,患者に
特別な負荷を与えない診断画像の撮影時に特別な制限を
必要としない などの利点を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す概略構成図。
【図2】 実施の形態1で用いる人体モデルハンドルの
外観図。
【図3】 実施の形態1における人体モデルの説明図。
【図4】 実施の形態1における人体モデルハンドルと
人体モデルが固定された状態の斜視図。
【図5】 この発明の実施の形態2を示すブロック構成
図。
【図6】 この発明の実施の形態2に用いられるX線画
像を用いた位置合わせ装置の斜視図。
【図7】 この発明の実施の形態2における位置合わせ
処理の説明図,
【図8】 CT撮像装置又はMRI撮像装置による患者
身体の三次元画像と人体モデルの位置合わせ装置の斜視
図。
【図9】 実施の形態3の構成を示すブロック図。
【図10】 超音波画像撮影装置による患者身体の三次
元画像と人体モデルの位置合わせ装置の斜視図。
【図11】 実施の形態4による仮想ドームを用いた処
理の説明図。
【図12】 実施の形態4のオプティカルフローによる
計算処理の説明図。
【図13】 実施の形態4のオプティカルフローによる
他の計算処理の説明図。
【図14】 実施の形態4のオプティカルフローによる
計算処理の座標系を示す説明図。
【図15】 実施の形態6による体表面位置合わせ方法
の説明図。
【図16】 実施の形態6の面パッドの構成を示す斜視
図。
【図17】 従来の三次元位置計測プローブの斜視図と
そのプローブ先端部と物体表面との関係を示す説明図。
【図18】 実施の形態6による物体表面形状の獲得方
法を示す説明図。
【図19】 実施の形態6の物体表面形状を獲得する別
な方法を示す説明図。
【符号の説明】
102:患者,103:人体モデルハンドル,104:
位置マーカ,105:三次元位置計測センサー,10
6:カメラ,107:位置マーカ,107:人体モデル
ハンドルのモデル,108:計算機,109:誘導画像
表示用LCD,110:誘導画像,111:仮想空間座
標系,114:人体モデル,115:カメラのモデル,
118:二次元CG画像,119:二次元カメラ画像,
120:合成処理手段,201:グリップ部,202:
パッド部,203:位置計測マーカ部,204:スイッ
チ部,301:体表モデル,302:内部組織モデル,
501:多段階位置合わせ装置,502:位置合わせ装
置,503:位置補正手段,504:位置合わせデー
タ,601:X線画像撮像装置,703:撮影X線画像
群,701:CTボリューム画像,704:生成X線画
像群,901:音波ボリューム画像,902:CTボリ
ューム画像,903:特徴抽出画像1,904:特徴抽
出画像2,901:超音波ボリューム画像,1001:
超音波画像撮影装置,1002:超音波プローブ,10
04:超音波ボリューム画像,1101:CTボリュー
ム画像,1102:仮想ドーム,1103:撮影X線画
像,1105:ドーム上人体モデル画像,1108:ド
ーム上人体モデル画像生成手段,1109:ドーム上X
線画像生成手段,1110:ドーム上画像移動量計算手
段,1113:人体モデル移動量計算手段,1501:
面パッド,1502:人体モデル,1503:体表モデ
ル,1504:物体表面生成手段,1601:パッド
部,1602:グリップ部,1603:マーカ,180
2:パッド面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室井 克信 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 原田 雅之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 多田 美恵子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 前田 満雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA04 AA20 AA31 BB05 BB27 CC16 DD00 EE00 FF04 FF05 FF61 JJ03 JJ05 QQ00 QQ21 QQ23 QQ24 QQ25 SS02 SS13 5B057 AA08 AA09 BA23 DA07 DB03 DC09 5C054 AA01 CA02 CA08 FD02 FE12 HA12 9A001 BB04 DD13 FF03 HH21 HH24 HH26 HH28 HH29 HH32 KK25 KK30 KK37 KK42 LL02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実空間に配置され,所定の処置が必要な
    物体を撮影し,その画像を生成する撮影具と,前記物体
    の情報が予め記述され,計算機内仮想空間に配置された
    物体モデルと,実空間に配置された物体モデルハンドル
    と,この物体モデルハンドルの動き追従して移動し,前
    記物体モデルを移動する計算機内仮想空間に配置された
    物体モデルハンドルのモデルと,前記物体モデルハンド
    ルの動きを計測し,計算機内仮想空間において物体モデ
    ルを実空間の前記画像と位置をあわせるよう前記物体モ
    デルハンドルの動きに合わせて動かす物体モデル位置獲
    得手段と,計算機内仮想空間の物体モデルと,実空間の
    前記画像と統合して呈示する誘導画像呈示手段とを有す
    ることを特徴とする位置合わせ装置。
  2. 【請求項2】 前記物体モデルハンドルは,ユーザが物
    体モデルを操作するためのグリップ部と,物体の面表に
    接し,固定するためのパッド部と,前記グリップ部とパ
    ッド部の三次元位置姿勢を計測するための位置計測マー
    カ部を有することを特徴とする請求項1記載の位置合わ
    せ装置。
  3. 【請求項3】 前記物体モデルハンドルは,さらに前記
    誘導画像呈示手段を制御するためのスイッチ部を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の位置合わせ装置。
  4. 【請求項4】 前記物体モデルは,物体の表面を表す体
    表モデルと,物体の内部組織を表す組織モデルを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の位置合わせ装置。
  5. 【請求項5】 前記物体モデル位置獲得手段は,前記物
    体モデルハンドルの位置計測マーカ部の三次元位置姿勢
    を計測するための位置計測センサ部と,位置計測センサ
    部で得た情報より計算機内仮想空間の物体モデルの位置
    姿勢を計算するための物体モデル位置計算手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の位置合わせ装置。
  6. 【請求項6】 前記物体モデル位置獲得手段は,物体モ
    デルハンドルモデルに物体モデルを接続させる剛体接続
    と,物体モデルハンドルモデルから物体モデルを切り離
    す剛体分離を行う物体モデルハンドル着脱手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の位置合わせ装置。
  7. 【請求項7】 前記誘導画像呈示手段は,物体モデルの
    画像を生成するための物体モデル画像生成手段と,実空
    間の画像と物体モデルの画像を統合した画像を生成する
    ための誘導画像生成手段と,生成した誘導画像を表示す
    るための誘導画像表示手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の位置合わせ装置。
  8. 【請求項8】 前記物体の情報が予め記述され,計算機
    内仮想空間に配置された物体モデルと,前記物体モデル
    の局所領域の形状に関する形状特徴量を計算する物体モ
    デル形状特徴量計算手段と,物体モデルの三次元形状の
    計測や三次元画像の撮影など物体モデルの三次元の情報
    を計測する三次元計測手段と,この三次元計測手段の出
    力である計測ボリュームデータから形状特徴量を計算す
    るための撮影画像形状特徴量計算手段と,物体モデルと
    計測ボリュームデータの形状特徴量より物体モデルの位
    置姿勢を計算するためのボリューム位置合わせ手段を有
    することを特徴とする位置合わせ装置。
  9. 【請求項9】 実空間に配置され,所定の処置が必要な
    物体を撮影し,その画像を生成する撮影具と,前記物体
    の情報が予め記述され,計算機内仮想空間に配置された
    物体モデルと,実空間に配置された物体モデルハンドル
    と,この物体モデルハンドルの動き追従して移動し,前
    記物体モデルを移動する計算機内仮想空間に配置された
    物体モデルハンドルのモデルと,前記物体モデルハンド
    ルの動きを計測し,計算機内仮想空間において物体モデ
    ルを実空間の前記画像と位置をあわせるよう前記物体モ
    デルハンドルの動きに合わせて動かす物体モデル位置獲
    得手段と,計算機内仮想空間の物体モデルと,実空間の
    前記画像と統合して呈示する誘導画像呈示手段とによ
    り,計算機内仮想空間において物体モデルと実空間の前
    記画像との位置を合わせ結果を初期値とし,さらに正確
    な位置補正計算を行うための位置補正手段を有し,二段
    階以上に分けて位置合わせを行うことを特徴とする位置
    合わせ装置。
  10. 【請求項10】 計算機内仮想空間に設けられ仮想的に
    使用する球状面の仮想ドームと,術前にCT装置で撮影
    した物体モデルのCT画像と,物体モデルを仮想ドーム
    に投影したドーム上物体モデル画像を生成するためのド
    ーム上物体モデル画像生成手段と,術中に撮影するX線
    画像と,前記仮想ドーム上にX線画像を投影したドーム
    上X線画像を生成するためのドーム上X線画像生成手段
    と,前記仮想ドーム上でドーム上物体モデル画像とドー
    ム上X線画像の相対位置関係を計算するためのドーム上
    画像移動量計算手段と,ドーム上画像移動量計算手段か
    ら物体モデルの計算機仮想空間内における移動量を計算
    するための物体モデル移動量計算手段を有することを特
    徴とする位置合わせ装置。
  11. 【請求項11】 前記ドーム上画像移動量計算手段は,
    仮想ドーム上におけるドーム上物体モデル画像とドーム
    上X線画像の相対位置関係を,画像間のオプティカルフ
    ローを計算して求めることを特徴とする請求項10記載
    の位置合わせ装置。
  12. 【請求項12】 実空間に配置され,所定の処置が必要
    な物体を撮影し,その画像を生成する撮影具と,物体モ
    デルより形態特徴量を抽出するための特徴抽出手段と,
    前記撮影具で生成される実画像から二次元形態特徴量を
    抽出するための二次元特徴抽出手段と,抽出した特徴量
    より位置合わせを行うための特徴量位置合わせ手段を有
    することを特徴とする位置合わせ装置。
  13. 【請求項13】 前記特徴抽出手段は,固有値フィルタ
    を用いることを特徴とする請求項12記載の位置合わせ
    装置。
  14. 【請求項14】 前記特徴抽出手段は,二次微分フィル
    タと固有値フィルタを用いることを特徴とする請求項1
    2記載の位置合わせ装置。
  15. 【請求項15】 物体の体表形状を計測するための面パ
    ッドと,面パッドのパッド面の描く曲面群から物体表面
    を生成するための物体表面生成手段と,体表モデルを含
    む物体モデルと,物体表面と体表モデルを用いて物体モ
    デルの位置合わせを行うための体表面位置合わせ手段を
    有することを特徴とする位置合わせ装置。
  16. 【請求項16】 上記物体表面生成手段は,面パッドの
    パッド部の形状を滑らかな面とし,面パッドのパッド面
    の描く軌跡に接する曲面を求めて,体表モデルを生成す
    ることを特徴とする請求項15記載の位置合わせ装置。 物体表面生成手段。
  17. 【請求項17】 上記物体表面生成手段は,面パッドの
    パッド部の形状を球面とし,球面の中心の描く軌跡が生
    成する曲面を球面半径だけ法線方向に移動させること
    で,体表モデルを生成することを特徴とする請求項15
    記載の位置合わせ装置。
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