JP2000304217A - 携帯用機器のガス圧制御装置 - Google Patents

携帯用機器のガス圧制御装置

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JP2000304217A
JP2000304217A JP11113272A JP11327299A JP2000304217A JP 2000304217 A JP2000304217 A JP 2000304217A JP 11113272 A JP11113272 A JP 11113272A JP 11327299 A JP11327299 A JP 11327299A JP 2000304217 A JP2000304217 A JP 2000304217A
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JP
Japan
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gas
fuel tank
resistor
pressure
regulator
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Application number
JP11113272A
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English (en)
Inventor
Haruo Ida
治夫 井田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用中に姿勢が変化する機器にレギュレータ
ー装置が設けられるようにしてガス圧を制御し、気温の
変化に関係なく常に設定した圧力のガスが得られるよう
にする。 【解決手段】 燃料タンク1から供給される燃料ガス2
の圧力をレギュレーター装置3により制御し、前記燃料
タンク1からレギュレーター装置3への燃料ガス2の供
給通路4に抵抗体16を設け、前記抵抗体16により燃
料タンク1内の液化ガスを常に気相でレギュレーター装
置3へ供給するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化燃料ガスを用
いて発生させた熱を利用する携帯用機器のガス圧制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液化石油ガスを燃焼させて得られ
る熱を利用する機器は、次のような構成になっていた。
すなわち、液化石油ガスを貯蔵する燃料タンクは、所定
の位置に正置した状態で機器を使用することを前提とし
て作られており、燃料タンク内の気相の部分から気化ガ
スをレギュレーター装置に導入するように構成してい
る。そして、液化石油ガスの圧力は気温により大きく変
化するが、レギュレーター装置は、気化ガスの圧力を任
意に調節することができ、設定した圧力に制御すること
ができるため、気温に関係なく常に設定した圧力のガス
が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなガスの圧力を制御するレギュレーター装置は、以下
に述べるような欠点がある。すなわち、液化石油ガスは
燃料タンク内では気相と液相の両方が存在しているが、
レギュレーター装置は気相のガスではその圧力に応じて
正確に動作するが、液相では的確に圧力制御を行うこと
ができないものである。したがって、使用する時の姿勢
が固定されているものや、一定に保たれる機器では、常
に気相のガスが位置する部分から気相ガスを取り出すこ
とができるが、使用中に姿勢が変化するものは、気相ガ
スに混じってレギュレーター装置に液相ガスが供給され
るため、レギュレーター装置がうまく動作させることが
できなくなる。
【0004】そのため、液化ガスを使用する機器で姿勢
が変わるもの、例えばコードレスのヘアーカーラーや個
人用暖房器具等では、レギュレーター装置を設けない構
成をとらざるを得ないため、燃料タンクから供給される
ガスの圧力が気温の変化の影響を受けて大きく変化し、
低温ではガス流量が少なくなって着火しにくくなるとと
もに、温度の上昇速度が遅くなり使い勝手が悪いという
問題があった。また、高温環境ではガス流量が多くなる
ため、パワーの過大による温度上昇速度が速すぎて温度
制御が難しいという問題を有していた。
【0005】本発明は上記の課題を解決するもので、使
用中に姿勢が変化する機器にレギュレーター装置が設け
られるようにして、ガス圧を制御することを目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、燃料タンクから供給される燃料ガスの圧力
を制御するレギュレーター装置を有し、前記燃料タンク
からレギュレーター装置への燃料ガスの供給通路に抵抗
体を設けるとともに、前記抵抗体により燃料タンク内の
液化ガスを気化してレギュレーター装置へ供給するよう
にしたものである。
【0007】これにより、使用中に機器の姿勢が変化し
ても、燃料タンク内に混在した液相と気相の燃料ガス
を、常時気相でレギュレーター装置へ供給することがで
き、ガス圧を的確に制御することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、液化石油ガスを貯蔵する燃料タンクと、この燃料タ
ンクから供給される燃料ガスの圧力を制御するレギュレ
ーター装置を有し、前記燃料タンクからレギュレーター
装置への燃料ガスの供給通路に抵抗体を設けるととも
に、前記抵抗体により燃料タンク内の液化ガスを気化し
てレギュレーター装置へ供給するようにしたものであ
り、使用中における機器の姿勢変化により、燃料タンク
内に貯蔵している燃料ガスの液相部分が移動しても、液
化ガスは抵抗体により気化してレギュレーター装置へ供
給することができるため、レギュレーター装置へ供給さ
れるガスは常時気相ガスであり、気温の変化に影響され
ることなくレギュレーター装置でガス圧を的確に制御す
ることができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、燃料タンク内に灯心部を設け、こ
の灯心部に抵抗体を接続して燃料タンク内の液化ガスと
抵抗体が接触するようにしたものであり、燃料タンク内
の液相のガスを灯心部を介して抵抗体に接触させること
ができ、抵抗体を通過する量を一定の状態に安定させる
ことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1に示すように、1はブタンガス
等の液化石油ガスよりなる燃料ガス2を貯蔵した燃料タ
ンクで、この燃料タンク1から供給される燃料ガス2の
圧力を制御するレギュレーター装置3を有し、燃料タン
ク1内の燃料ガス2はガス通路4を通ってレギュレータ
ー装置3へ供給される。
【0011】レギュレーター装置3は、ガス通路4に設
けた弁体5と、この弁体5と弁軸6を介して連結したダ
イアフラム7と、ガス通路4を閉じる方向へ弁体5を付
勢する第1のバネ8と、ガス通路4を開く方向へ弁体5
を付勢する第2のバネ9を有している。この第2のバネ
9は他端をケース10に取り付けた調整ネジ11に当接
してあり、この調整ネジ11をケース10に対して進退
させることにより第2のバネ9の強さを調節する。ダイ
アフラム7は、可撓性を有したシート状のゴム等で形成
している。
【0012】ケース10内には、弁体5によりガス通路
4と連通,遮断される第1の空間部12と、この第1の
空間部12とダイアフラム7で遮られた第2の空間部1
3を設けている。第1の空間部12は、二次側空間でこ
の部分にノズル(図示せず)がつながれ、必要なガス圧
を取り出すための出口14が設けられている。第2の空
間部13は一次側空間でこの部分は大気側につながって
いる。
【0013】燃料タンク1内に設けた細長い灯心部15
は、その一端をガス通路4に取り付けるとともに、他端
は燃料タンク1内の底部に向かって延びている。そし
て、この灯心部15のガス通路4側には抵抗体16を接
触させて配置してあり、この灯心部15によって燃料タ
ンク1内の液化ガスと抵抗体16が接触するようにして
あり、燃料タンク1内に貯蔵された液化ガスは、機器の
姿勢の如何にかかわらず液相の状態で抵抗体16に接触
している。抵抗体16は、例えば半透膜または焼結金属
等で形成している。
【0014】上記構成において動作を説明すると、燃料
タンク1に貯蔵された液化石油ガスは液相と気相が存在
しており、燃料ガス2を取り出す部分に気相がくるか、
液相がくるかは燃料タンク1の姿勢により変わる。燃料
タンク1のレギュレーター装置3につながる部分に抵抗
体16を設けて液体のガスが直接レギュレーター装置3
に流れ込まない構成にし、かつ、抵抗体16に常に液相
のガスが接触するように灯心部15を接触させて設けて
いるため、姿勢の如何にかかわらず、常に液相のガスが
抵抗体16に接触している。
【0015】この状態でガスを流すと、液相のガスは抵
抗体16により単位時間あたりの量はわずかしか通過で
きず、また、抵抗体16を通過することにより減圧さ
れ、抵抗体16を通過した液化ガスは気化ガスとなる。
このように燃料タンク1に貯蔵された液化石油ガスは、
レギュレーター装置3側には常に気相で供給される。こ
の状態ではレギュレーター装置3には通常の気相のガス
しか供給されず、燃料タンク1の姿勢に関係なく正しく
動作する。
【0016】また、第1の空間部12の圧力が設定値よ
り低い場合は、弁体5が開いて抵抗体16を通過し気化
した燃料ガス2が第1の空間部12に供給され、第1の
空間部12内の圧力が上昇する。この第1の空間部12
内の圧力が設定値より上昇すると、ダイアフラム7に働
く力が大きくなり、第2のバネ9を圧縮して弁軸6を上
昇させて弁体5がガス通路4を閉じる。このように第1
の空間部12内の圧力の変化に応じて弁体5がガス通路
4を開閉し、第1の空間部12の圧力は一定に保たれ
る。
【0017】また、調整ネジ11を内方へねじ込み、第
2のバネ9のバネ力を強くすると、第1の空間部12内
のガス圧は高く設定される。また、逆に調整ネジ11を
回して外方へ引き出すと、第2のバネ9のバネ力が弱め
られてガス圧は低く設定され、任意の圧力に設定するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、液化石油ガスを貯蔵する燃料タンクと、
この燃料タンクから供給される燃料ガスの圧力を制御す
るレギュレーター装置を有し、前記燃料タンクからレギ
ュレーター装置への燃料ガスの供給通路に抵抗体を設け
るとともに、前記抵抗体により燃料タンク内の液化ガス
を気化してレギュレーター装置へ供給するようにしたか
ら、使用中に機器の姿勢が変化しても、常時燃料ガスを
気相でレギュレーター装置へ供給することができ、ガス
圧を的確に制御することができる。
【0019】また、請求項2に記載の発明によれば、燃
料タンク内に灯心部を設け、この灯心部に抵抗体を接続
して燃料タンク内の液化ガスと抵抗体が接触するように
したから、燃料タンク内の液相のガスを灯心部を介して
抵抗体に接触させることができ、一定の状態でガスを安
定して気化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した携帯用機器のガス圧
制御装置の要部断面図
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 燃料ガス 3 レギュレーター装置 16 抵抗体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化石油ガスを貯蔵する燃料タンクと、
    この燃料タンクから供給される燃料ガスの圧力を制御す
    るレギュレーター装置を有し、前記燃料タンクからレギ
    ュレーター装置への燃料ガスの供給通路に抵抗体を設け
    るとともに、前記抵抗体により燃料タンク内の液化ガス
    を気化してレギュレーター装置へ供給するようにした携
    帯用機器のガス圧制御装置。
  2. 【請求項2】 燃料タンク内に灯心部を設け、この灯心
    部に抵抗体を接続して燃料タンク内の液化ガスと抵抗体
    が接触するようにした請求項1記載の携帯用機器のガス
    圧制御装置。
JP11113272A 1999-04-21 1999-04-21 携帯用機器のガス圧制御装置 Pending JP2000304217A (ja)

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