JP2000302092A - 船 舶 - Google Patents

船 舶

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JP2000302092A
JP2000302092A JP11115267A JP11526799A JP2000302092A JP 2000302092 A JP2000302092 A JP 2000302092A JP 11115267 A JP11115267 A JP 11115267A JP 11526799 A JP11526799 A JP 11526799A JP 2000302092 A JP2000302092 A JP 2000302092A
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hull
wheels
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ship
towing vehicle
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Kinji Suzuki
均治 鈴木
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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用のトレーラーを用いずに牽引して陸上輸
送することのできる船舶を提供する。 【解決手段】 モーターボートMBの船体11の前部に
は、船体11を牽引車両60に連結するための連結手段
40が設けられ、船体11の後部には、支持手段20と
この支持手段20を変位させる駆動手段とが設けられて
いる。陸上保管時には、支持手段20を車輪32が船体
11の下方に突出する陸送姿勢とし、連結手段40に接
続されているキャスタ50を直立姿勢に固定して3輪で
船体11を支承する。牽引時には、連結部40を牽引車
両60に連結し、キャスタ50を退避姿勢として牽引す
る。水上を航行するときには、連結部40及びキャスタ
50を船体11から取り外し、船上からハンドルを操作
して、車輪32を後方へ退避させることで、車輪32に
起因する水の抵抗が回避され、モーターボートとしての
機能が損なわれずに済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に牽引されて
陸上輸送される船舶に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船舶を車両で牽引して陸上輸送する場
合、従来は、専用のトレーラーを用い、このトレーラー
に船舶を載せるとともに、トレーラーを牽引車両に連結
するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように専用のト
レーラーを用いた陸送手段では、トレーラーから降ろし
た船舶を水上を航行させている間に、トレーラーは陸上
の駐車場に待機させておかなければならない。即ち、上
記従来の方法では、船舶の航行中、牽引車両の駐車スペ
ースの他にトレーラーを駐車させるためのスペースを確
保しなければならなかった。本発明は、上記事情に鑑み
てなされたもので、その目的は、専用のトレーラーを用
いずに牽引して陸上輸送することのできる船舶を提供す
ることにある。提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る船舶は、牽引車両に対する船
体の連結及び切り離しを可能とする連結手段と、脚の先
端に車輪を取り付けてなり、前記船体に対し、その下方
に前記車輪を突出させる陸送姿勢と、前記車輪を上方へ
退避させる航行姿勢との間での変位を可能とされた支持
手段とを備えてなるところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載のものに
おいて、前記支持手段の前記脚がその基端に一体に設け
た回動軸により前記船体に対して回動可能に支持されて
おり、前記支持手段を前記陸送姿勢と前記航行姿勢との
間で変位させる駆動手段が、前記回動軸に連結された歯
車機構と、この歯車機構に連結されるとともに船上から
の操作を可能とされたハンドルとを備えて構成されてい
るところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のものにおいて、前記連結手段は、前記船体に対し
て取外し可能とされているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用および効果】[請求項1の発明]本発明に
かかる船舶を陸上輸送する際には、連結手段を牽引車両
に連結するとともに、支持手段を陸送姿勢に変位させて
船体を脚と車輪により支持し、かかる状態で牽引する。
船舶を水上で航行させる際には、船舶を入水させ、支持
手段を航行姿勢に変位させて車輪を上方へ退避させると
ともに、連結手段を牽引車両から切り離す。航行中は、
車輪が上方へ退避するので、車輪に起因する水の抵抗が
回避又は低減され、船舶としての機能が損なわれずに済
む。船体を牽引車両による牽引状態とするための連結手
段と、船体を陸上で支承するための支持手段とが船舶自
身に具備されているので、専用のトレーラーが不要とな
る。したがって、船舶が航行している間に陸上で待機す
るのが牽引車両だけとなり、トレーラーのための駐車ス
ペースを確保しなくても済む。
【0008】[請求項2の発明]支持手段の陸送姿勢と
航行姿勢との間での変位動作は、船上からのハンドルの
操作によって行うことができるので、作業者が水に濡れ
ずに済む。
【0009】[請求項3の発明]航行時には連結手段を
船体から取り外しておくことができるので、連結手段の
存在に起因して船体の美観が損なわれることを回避でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をモーターボートM
Bに適用した一実施形態について図1から図9を参照し
て説明する。モーターボートMBの船体11の前部に
は、船体11を牽引車両60に連結するための連結手段
40が設けられ、船体11の後部には、支持手段20と
この支持手段20を変位させる駆動手段10とが設けら
れている。駆動手段10は、傘歯車又はウォームとウォ
ームホイール等の周知の歯車機構(図示せず)を収容す
るギアボックス22と、ギアボックス22の上面に設け
た円錐状の軸受部材27と、軸受部材27の上端から突
出して鉛直軸回りの回動操作を可能とされたハンドル2
8とを備えて構成される。船体11の後部底面には左右
方向に延びる凹部12が形成されており、この凹部12
の中央にギアボックス22が緩衝用のゴムブッシュ23
を介して船体11に固定されている。また、軸受部材2
7の上端部は船体11の上面に突出しており、したがっ
て、ハンドル28は船上にて回動操作することができる
ようになっている。このハンドル28の回転軸は軸受部
材27を貫通してギアボックス22内にて歯車機構の入
力側に連結されており、また、この歯車機構の出力側に
は、後述するシャフト21(本発明の構成要件である回
動軸)が連結されている。尚、ギアボックス22の底面
には後述するフレーム35の後端が固着されている。
【0011】支持手段20は、船体11に対して左右方
向に延びるシャフト21と、このシャフト21の両端に
一体回転可能に取り付けた左右一対の脚部31と、この
各脚部31の回動端に回転自由に支持された車輪32と
を備えて構成される。凹部12の左右両端には一対の軸
受け24がゴムブッシュ25を介して船体11に固定さ
れており、この軸受け24にシャフト21の両端部が回
動可能に支持されている。尚、脚部31は、細長い平板
状をなすとともにくの字形に形成されている。かかる支
持手段20は、上記ハンドル28の操作によりシャフト
21を中心として回動するが、このときの脚部31及び
車輪32の位置により支持手段20には陸送姿勢と航行
姿勢との2つの回動姿勢が設定されている。
【0012】船体11の底面には凹部12の左右両端付
近から船体11後方へ一対の溝部14が設けられてお
り、支持手段20が航行姿勢にあるときには、脚部31
は凹部12から溝部14を通って船体11後方に延出さ
れ、ここから斜め上方へ屈曲して車輪32を船体11に
対して後方に突出する位置に保持する。なお、このとき
の車輪32の位置は、船体11を水上に浮かべたときの
喫水線よりも上方とされている。また、船体11の底面
には、凹部12の左右両端付近から前方斜め下方へ延び
る一対の溝部15が設けられており、支持手段20が陸
送姿勢にあるときには、脚部31は凹部12から溝部1
5を通って船体11の下方に延出し、そこから下方に屈
曲して車輪32を船体11に対して下方に突出する位置
に保持する(図2及び図3の2点鎖線を参照)。このと
き、脚部31の上側端縁と溝部15とは当接して、これ
により陸送時に脚部31にかかる上方向の荷重が一部支
持されるため、ギアボックス22内の歯車機構にかかる
負担が軽減される。凹部12にはカバー34が被されて
おり、これによって船体11の底面の形状が円滑にな
り、航行中における凹部12に起因する水の抵抗が軽減
されている。なお、このカバー34の左右幅寸法は、図
4に示すように、両脚部31間の幅寸法よりやや小さく
され、脚部31の変位を妨げないようになっている。
【0013】また、船体11の底面には、船首から凹部
12にかけて前後方向に延びる溝部16が設けられてお
り、この溝部16には、船体11を補強するための細長
い角筒状のフレーム35が嵌め込まれている。このフレ
ーム35の前端には、前後方向に延びる固定筒部37が
左右一対備えられており、ここには前方から後述する連
結手段40の固定部42が嵌入可能とされている(図5
及び図6を参照)。また、固定筒部37の上面前端付近
には、固定ピン57を差し込み可能な貫通孔38が設け
られている。
【0014】連結手段40は、前後方向に延びる左右一
対のアーム41を備えており、両アーム41の後端には
固定筒部37と嵌合可能な固定部42が突設されてい
る。固定部42には、固定筒部37の貫通孔38と対応
する位置に貫通孔43が設けられており、固定部42と
固定筒部37とを嵌合させたときに固定ピン57を両貫
通孔43,38に差し込むことで連結手段40を抜止め
固定できるようになっている。また、両アーム41間に
は後端付近にクロスアーム45が架設されており、ここ
には後述するキャスタ50が連結されている。両アーム
41の前端部は後端の固定部42よりもやや低い位置に
あり、先端には平板状のフランジ47が固定されてい
る。詳細には図示しないが、このフランジ47の中央に
は貫通孔が設けられており、この貫通孔には前方に備え
られたリング48より延出されたシャフトが挿通されて
いる。このシャフトの周囲には、フランジ47の前側に
バネ49A、後側にバネ49Bがそれぞれ備えられてお
り、リング48とそのシャフトがフランジ47に対して
前後方向へ弾性的に変位可能とされている。リング48
は、図8に示すように、牽引車両60の後部に備えられ
たフック61に連結可能とされている。牽引時において
は、牽引車両60から船体11への衝撃が両バネ49
A,49Bの介在によって緩和されるようになってい
る。
【0015】キャスタ50は、柱部51の先端にコの字
形の車輪受け52を備えており、ここには車輪53が回
転可能に支持されている。また、車輪受け52は、柱部
51に対して回転可能とされており、車輪53の方向転
換が自在になされるようになっている。柱部51の基端
側には左右方向に延びる筒部55が備えられており、こ
の筒部55内にクロスアーム45が挿通状態とされるこ
とで、キャスタ50と連結手段40とがクロスアーム4
5を中心として互いに回動可能に連結されている。クロ
スアーム45の上面には固定ピン58を差し込み可能な
貫通孔45Aが設けられており、一方の筒部55には同
じく固定ピン58を差し込み可能な2つの貫通孔55
A,55Bが設けられている。キャスタ50には、柱部
51を連結手段40からほぼ垂直に下ろした直立姿勢
(図5参照)と、柱部51をこの直立姿勢から後方に約
45度回転させた退避姿勢(図6参照)との2つの姿勢
が設定されており、直立姿勢においては貫通孔45Aと
貫通孔55Aとが整合し、退避姿勢においては貫通孔4
5Aと貫通孔55Bとが整合して、整合した両孔に固定
ピン58を差し込むことでキャスタ50がそれぞれの姿
勢に固定されるようになっている。
【0016】なお、本実施形態のモーターボートMBは
牽引による一般車道での走行が想定されているため、図
1に示すように、船体11の後面にはナンバープレート
18と、左右一対のコンビネーションランプ19とが備
えられている。なお、コンビネーションランプ19は、
図示しない接続手段により牽引車両60の後部に備えら
れた端子と電気的に接続可能とされており、これにより
牽引車両60からの操作により点灯・消灯させることが
できるようになっている。
【0017】本実施形態は以上の構成であり、以下その
作用を説明する。モーターボートMBを陸上にて保管す
る場合には、支持手段20を、両車輪32が船体11の
下方に突出する陸送姿勢としておく。一方、連結手段4
0の固定部42を固定筒部37に嵌入し、両貫通孔3
8,43に固定ピン57を差し込んで、連結手段40を
船体11に対して固定する。そして、キャスタ50を直
立姿勢として、貫通孔45Aと貫通孔55Aとを整合さ
せ、ここに固定ピン58を差し込んでキャスタ50を固
定する(図7参照)。これにより、支持手段20の一対
の車輪32と、キャスタ50の車輪53との3輪が接地
して船体11がほぼ水平に安定して支持される。このよ
うに、支持手段20とキャスタ50とにより船体11が
支えられるため、モーターボートMBは専用のトレーラ
ー等を使用しなくても駐車場等に保管しておくことがで
きる。また、上記のように3輪を接地させた状態で、連
結手段40のリング48を牽引車両60のフック61に
連結して、ハーバー等における低速での牽引走行も可能
である。
【0018】次に、モーターボートMBを一般車道等に
おいて牽引する場合には、リング48を牽引車両60の
フック61に連結した後、固定ピン58を外してキャス
タ50を後方へ斜めに持ち上げて退避姿勢とし、貫通孔
45A及び貫通孔55Bに固定ピン58を差し込んでキ
ャスタ50を固定する(図8参照)。これにより、キャ
スタ50の車輪53が地面から浮いた状態となって、船
体11の船首側は連結手段40を介して牽引車両60に
より支持され、船体11の船尾側は支持手段20の一対
の車輪32により支持されるため、モーターボートMB
を牽引することができる。このように、モーターボート
MBには船体11を牽引車両60に連結するための連結
手段40と、船体11を陸上で支承するための支持手段
20とがモーターボートMB自身に具備されているた
め、専用のトレーラーが不要となる。なお、牽引時に牽
引車両60側から船体11側へ伝わる前後方向への衝撃
はバネ49A,49Bによって一部吸収されるが、車輪
32を支える支持手段20と連結手段40が連結される
固定筒部37とがフレーム35を介して接続されている
ため、船体11に直接かかる衝撃はさらに緩和される。
【0019】続いて、モーターボートMBを入水させる
場合には、スロープ等において、牽引車両60をバック
させ、モーターボートMBを後ろ向きに入水させる。こ
うして、船体11が水上に浮く水深に達したところで、
固定ピン57を抜いて連結手段40を船体11から切り
離す。このように、連結手段40は船体11に対して取
り外し可能であるから、連結手段40の存在に起因して
船体11の美観が損なわれることを回避できる。また、
連結手段40とキャスタ50とは一体となっており、さ
らに、固定ピン58を外して一方を回動させることで、
図9に示すように、全体をコンパクトにすることができ
るため取り扱いが容易であり、航行中には牽引車両60
あるいは船体11内に保管しておくことができる。
【0020】例えば、従来のようにモーターボートをト
レーラーに載せて、このトレーラーごと入水させる場合
には、牽引車両を水中のトレーラーからモーターボート
が浮かぶようになる水深までバックさせる必要があり、
この際誤って牽引車両まで入水してしまうおそれがあっ
た。しかし、本実施形態では、水底から車輪32が浮く
水深までモーターボートMBを入水すれば良いため、牽
引車両60の入水を回避できる。なお、前述の陸上保管
時のように、キャスタ50を直立姿勢で固定して船体1
1を3輪で支持させることにより、船体11を牽引車両
60から切り離した状態でスロープ等に転がして入水さ
せることもできる。
【0021】さて、モーターボートMBが水面に浮き、
連結手段40及びキャスタ50を船体から取り外したと
ころで、船上においてハンドル28を所定方向へ回転さ
せて、シャフト21を回動させ、脚部31を陸送姿勢か
ら航行姿勢へと変位させる(図9参照)。これにより、
車輪32が船体11後方において喫水線よりも上方に退
避した状態となるため、航行中における車輪32に起因
する水の抵抗が回避され、モーターボートとしての機能
が損なわれずに済む。また、モーターボートMBを陸揚
げする場合には、船上においてハンドル28を上記と逆
方向に回転させることで、車輪32を船体11の下方に
突出させる陸送姿勢にすることができる。このように、
支持手段20の陸送姿勢と航行姿勢との間での変位動作
は、船上からのハンドル28の操作によって行うことが
できるので、作業者が水に濡れずに済む。モーターボー
トを入水、陸揚げする際には、従来のものでは、トレー
ラー等を水中で着脱するという煩わしく手間のかかる作
業が必要であったが、本実施形態によれば、船上におい
てハンドル28を操作するだけで良く、極めて簡単であ
る。
【0022】以上のように、本実施形態によれば、モー
ターボートMBには船体11を牽引車両60に連結する
ための連結手段40と、船体11を陸上で支承するため
の支持手段20とがモーターボートMB自身に具備され
ているため、専用のトレーラーが不要となる。従って、
モーターボートMBが航行している間に陸上で待機する
のが牽引車両60だけとなり、トレーラーのための駐車
スペースを確保しなくても済む。
【0023】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術
的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態では支持手段20の変位操作を船上
で行うようにしたが、本発明によれば、船外で操作する
構造としてもよい。
【0024】(2)上記実施形態ではハンドル28を手
動操作することによって支持手段20を変位させるよう
にしたが、本発明によれば、支持手段をモータによって
変位させるようにしてもよい。
【0025】(3)上記実施形態では船体11に対する
脚部31の支持位置を船底に設定したが、本発明によれ
ば、船体11の後方外部又は側方外部位置で脚を支持し
てもよい。
【0026】(4)上記実施形態では航行時に水中に没
する位置で脚部31を支持したが、本発明によれば、水
中に没しない位置で脚を支持してもよい。このようにす
ると、航行姿勢において車輪だけでなく脚も水上に突出
させることができるので、水の抵抗を受けずに済む。
【0027】(5)上記実施形態では脚部31が航行姿
勢へ変位する際に後方へ跳ね上がるようにしたが、本発
明によれば、脚を側方又は前方へ跳ね上げてもよい。
【0028】(6)上記実施形態では航行姿勢において
車輪32が船体11の後方へ突き出すようにしたが、本
発明によれば、船体の外底面に凹部を設けてここに車輪
を収容するようにしてもよい。
【0029】(7)上記実施形態では脚部31を単一の
軸により回動可能に支持したが、本発明によれば、船体
に設けたガイドに沿って脚をスライドさせたり、脚と船
体とを多節リンクで連結してもよい。
【0030】(8)上記実施形態では船首部分を支持す
るキャスタ50を連結手段40に一体に設けたが、本発
明によれば、キャスタを連結手段とは別に独立して船体
に対して着脱するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のモーターボートを示す分解斜視図
【図2】支持手段及び駆動手段を示す斜視図
【図3】支持手段及び駆動手段を示す側断面図
【図4】支持手段及び駆動手段を示す断面図
【図5】キャスタを直立姿勢にした様子を示す斜視図
【図6】キャスタを退避姿勢にした様子を示す斜視図
【図7】陸上保管時の様子を示す側面図
【図8】牽引時の様子を示す側面図
【図9】航行時の様子を示す側面図
【符号の説明】
MB…モーターボート(船舶) 10…駆動手段 11…船体 20…支持手段 21…シャフト(回動軸) 22…ギアボックス(歯車機構) 28…ハンドル 31…脚部(脚) 32…車輪 40…連結手段 60…牽引車両

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牽引車両に対する船体の連結及び切り離
    しを可能とする連結手段と、 脚の先端に車輪を取り付けてなり、前記船体に対し、そ
    の下方に前記車輪を突出させる陸送姿勢と、前記車輪を
    上方へ退避させる航行姿勢との間での変位を可能とされ
    た支持手段とを備えてなることを特徴とする船舶。
  2. 【請求項2】 前記支持手段の前記脚がその基端に一体
    に設けた回動軸により前記船体に対して回動可能に支持
    されており、 前記支持手段を前記陸送姿勢と前記航行姿勢との間で変
    位させる駆動手段が、前記回動軸に連結された歯車機構
    と、この歯車機構に連結されるとともに船上からの操作
    を可能とされたハンドルとを備えて構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の船舶。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、前記船体に対して取外
    し可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の船舶。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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