JP2000300469A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JP2000300469A
JP2000300469A JP11205799A JP11205799A JP2000300469A JP 2000300469 A JP2000300469 A JP 2000300469A JP 11205799 A JP11205799 A JP 11205799A JP 11205799 A JP11205799 A JP 11205799A JP 2000300469 A JP2000300469 A JP 2000300469A
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JP
Japan
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heat
seat
catalytic combustion
heated
rug
Prior art date
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Pending
Application number
JP11205799A
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English (en)
Inventor
Atsuhito Nakai
厚仁 中井
Shigehiro Kimura
繁博 木村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱された座部に座って人体を暖める暖房装
置において、座部に座った人体のひざを同時に暖めるこ
とができる暖房装置を実現する。 【解決手段】 燃料ガスを貯蔵する燃料タンク1および
燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる触媒燃
焼加熱部2から座部9に熱を伝導し、座部9に座った人
体を暖めるとともに、触媒燃焼加熱部2により加熱され
るひざ掛け部11を設け、座部9に座った人体のひざを
ひざ掛け部11で覆うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化燃料ガスを触
媒燃焼させることによって得られる熱を利用して、人体
の一部を部分的に暖める暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体の一部を部分的に暖める暖房
器具としては、例えばクッション部材の内部にヒータを
埋め込んだ電気式の座布団が一般的である。また、蓄熱
材を内蔵し、この蓄熱材を加熱して蓄熱し、採暖可能と
したものも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の採暖
器における電気式の座布団は、ヒータに商用電源電圧を
印加するものであるため、電源コードを設けて商用電源
に接続する必要があり、スポーツ観戦、魚釣りなどのよ
うに、電源のない屋外で使用する用途には、対応できな
いという問題を有していた。
【0004】また、蓄熱材を内蔵したものでは、蓄熱材
の蓄熱量が大きくできないため、採暖可能な時間が短か
く、これを解決するために、蓄熱量を大きくすると、大
型になって重量が重くなり、携帯用としての使い勝手が
悪くなるという問題を有していた。
【0005】また、電源のない屋外で使用でき、かつ、
携帯に便利な暖房装置として、液化石油等の燃料ガスと
空気との酸化反応による触媒燃焼を利用して座布団を構
成した暖房装置が考えられている。しかしながら、この
種の主たる用途が電源のない屋外で使用されるものであ
ることから、座布団の上に座った場合でも、外気に触れ
るひざ等を暖めることができないため、ひざ掛け等を併
用する必要があり、特に車椅子等を利用して移動すると
きは、外気でひざが冷えやすいという問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、電源
のない場所でも人体の広い範囲を快適に暖めることがで
きる暖房装置を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、燃料ガスと空気を酸化反応させる触媒燃焼
加熱部により加熱される座部とひざ掛け部を設けて、人
体を暖めるようにしたものである。
【0008】これにより、商用電源に接続することな
く、触媒燃焼加熱部により加熱される座部とひざ掛け部
により、座部にすわった人体のひざも同時に暖めること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、前記燃料ガスと
空気を酸化反応させる触媒燃焼加熱部と、前記触媒燃焼
加熱部により加熱される座部と、前記触媒燃焼加熱部に
より加熱されるひざ掛け部とを具備したものであり、座
部にすわった人体のひざも同時に暖めることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、触媒燃焼加熱部により加熱される
熱伝導板を有し、前記熱伝導板を座部に内蔵するととも
に、ひざ掛け部の一部を前記熱伝導板に接続して座部よ
り導出したものであり、触媒燃焼加熱部の熱を広い範囲
に効率よく伝達することができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、ひざ掛け部を座部の両側
に設けたものであり、ひざ部を座部の両側から覆うこと
ができ、効率よく暖めることができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、座部の周側部にひざ掛け部を
収容する収納部を設けたものであり、ひざ掛け部を使用
しないときは小型に収納することができ、便利に携帯す
ることができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、座部に座った人体のひざをひ
ざ掛け部で覆ったとき、ひざ掛け部の外面側の表面に放
熱を少なくする断熱層を設けたものであり、ひざを覆っ
ているときの外部への放熱を少なくしてひざを効率よく
暖めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0015】(実施例1)図1から図4に示すように、
燃料タンク1は、液化石油ガスなどの燃料ガスを貯蔵
し、触媒燃焼加熱部2に供給する。触媒燃焼加熱部2
は、アルミニウム等の良熱伝導性金属の厚板で形成した
第1の熱伝導板3に固定してあり、燃料ガスと空気を酸
化反応させて触媒燃焼し、第1の熱伝導板3を加熱す
る。第2の熱伝導板4は、複数枚のアルミニウム等の良
熱伝導性金属の薄板を重ねて締結し、この第2の熱伝導
板4の一端を第1の熱伝導板3に結合している。第1の
熱伝導板3と第2の熱伝導板4とで熱伝導板5を構成
し、触媒燃焼加熱部2は第1の熱伝導板3に固定してい
るため、熱伝導板5の一端部に配置されている。
【0016】加熱部本体6は、合成樹脂で形成し、触媒
燃焼加熱部2などを固定した第1の熱伝導板3などを固
定するケース7と、燃料タンク1、触媒燃焼加熱部2な
どを覆い、ケース7に嵌着する蓋8とで構成している。
第2の熱伝導板4は、一端を加熱部本体6内で第1の熱
伝導板3に結合し、加熱部本体6より露出させている。
座部9は、加熱部本体6の外側で第2の熱伝導板4を内
蔵するように、発泡ポリウレタン樹脂等で長方形に形成
したクッション部材10で構成している。
【0017】第2の熱伝導板4に一部を接続したひざ掛
け部11は、シート状に形成した繊維に良熱伝導性金属
の糸を編み込んだ熱伝導繊維等で構成してあり、座部9
の両側から外方へ導出してあり、座部9の上に座った人
体のひざ部分を覆うことができる長さに作られている。
【0018】図4に示すように、触媒燃焼加熱部2は、
燃料ガスを気化し噴出させるノズル12と、このノズル
12から噴出した燃料ガスと空気の混合気を触媒燃焼さ
せる燃焼部13と、この燃焼部13への混合気の供給を
制御して燃焼を制御し、所定の温度に調整する温度制御
装置14とを備えている。
【0019】触媒15は、コルゲート形状の担体に担持
され、例えば、アルミニウムや銅等の熱伝導性の良好な
材料で形成した筒状のケース16の内面に配置してい
る。このケース16の側壁には燃焼ガスを排出する排気
口(図示せず)を設けている。触媒15の下流側のケー
ス16の内面にセラミックなどの電気絶縁体17を設
け、この電気絶縁体17にヒータ18(着火装置)を設
け、着火時にこのヒータ18を赤熱して燃焼部13を加
熱する。
【0020】上記構成において動作を説明すると、燃料
タンク1より燃料ガスを供給すると、燃料ガスはノズル
12から噴出し、このとき、燃料ガスの流速により吸気
穴1から空気が引き込まれて燃料ガスと空気の混合気と
なり触媒15に供給される。そして、ヒータ18に通電
して赤熱することにより、触媒15のヒータ18側に火
炎を生じ、金属性ネット20が赤熱する。
【0021】これにより触媒15は加熱され触媒反応を
開始する。触媒15が触媒反応を開始することにより、
火炎には排気ガスしか来なくなり、火炎は自然消滅す
る。触媒反応によりケース16が加熱され、この触媒燃
焼熱により第1の熱伝導板3が加熱される。
【0022】第2の熱伝導板4は、一端を第1の熱伝導
板3に結合しているため、第2の熱伝導板4も第1の熱
伝導板3を通して加熱される。したがって、座部9に座
ることによりクッション部材10を通して採暖すること
ができる。また、加熱された第2の熱伝導板4の熱は、
ひざ掛け部11にも伝導し、図5に示すように、座部9
に座った人体Aのひざを、ひざ掛け部11で上方から覆
うことができ、人体Aのひざも同時に暖めることができ
る。
【0023】ここで、熱源は、燃料タンク1内の燃料ガ
スであるため、商用電源に接続することなく、長時間に
わたって採暖することができ、かつ小型、軽量で使い勝
手を向上することができる。また、触媒燃焼加熱部2を
熱伝導板5の一端部に配置しているので、座部9に内蔵
した第2の熱伝導板4を一端部より加熱することができ
るため、座部9に座って採暖する際に加熱器本体6が邪
魔になることがなく、使い勝手を向上することができ
る。
【0024】また、熱伝導板5は、厚板で形成し触媒燃
焼加熱部2により加熱される第1の熱伝導板3と、複数
枚の薄板で形成した第2の熱伝導板4とで構成し、第2
の熱伝導板4の一端を第1の熱伝導板3に結合している
ので、第2の熱伝導板4は、断面積が同じ1枚の熱伝導
板と比べて、伝熱容量が同じで良好な可撓性が得られる
ことから、第2の熱伝導板4の伝熱容量を確保しなが
ら、着座時の快適性を向上することができる。
【0025】さらに、座部9に設けたクッション部材1
0は、第2の熱伝導板4に固定しているため、クッショ
ン部材10により第2の熱伝導板4の熱を大気に放出す
るのを防ぐことができ、また、クッション部材10の上
に人が座ると、座った部分のクッション部材10が圧縮
され、第2の熱伝導板4から人への熱伝達を効率よく行
うことができる。
【0026】(実施例2)図6および図7に示すよう
に、座部21の両側にひざ掛け部22を、巻き取りまた
は折り畳んで小型化して収容する収納部23を設けてあ
り、この収納部23は、座部21の周側部にファスナー
24等で開閉自在に形成し、ひざ掛け部22を使用しな
いときは小型化して収納し、使用時は収納部23から取
り出せるようになっている。他の構成は実施例1と同じ
である。
【0027】上記構成によれば、持ち運び時にひざ掛け
部22を収納部23に収容して小型化することができ、
携帯時の使い勝手をよくすることができる。また、ひざ
掛け部22を収納部23に収納した状態で座部21を暖
めるときは、ひざ掛け部22に伝達した熱を収納部23
内に閉じ込めるため、大気への放熱を少なくすることが
できる。
【0028】(実施例3)図8に示すように、人体のひ
ざ部分をひざ掛け部25で覆ったとき、ひざ掛け部25
の外面側の表面に放熱を少なくする断熱層26を設けた
ものである。他の構成は実施例1と同じである。
【0029】上記構成によれば、ひざ掛け部25を使用
して人体のひざ部分を覆っているときの外部への放熱を
少なくすることができ、ひざ部分を効率よく快適に暖め
ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、前記
燃料ガスと空気を酸化反応させる触媒燃焼加熱部と、前
記触媒燃焼加熱部により加熱される座部と、前記触媒燃
焼加熱部により加熱されるひざ掛け部とを具備したか
ら、座部に座った人体のひざ部分も同時に暖めることが
できる快適な暖房装置が得られる。
【0031】また、請求項2に記載の発明によれば、触
媒燃焼加熱部により加熱される熱伝導板を有し、前記熱
伝導板を座部に内蔵するとともに、ひざ掛け部の一部を
前記熱伝導板に接続して座部より導出したから、触媒燃
焼加熱部の熱でひざ掛け部を効率よく加熱することがで
きる。
【0032】また、請求項3に記載の発明によれば、ひ
ざ掛け部を座部の両側に設けたから、ひざ部を座部の両
側から効率よく暖めることができる。
【0033】また、請求項4に記載の発明によれば、座
部の周側部にひざ掛け部を収容する収納部を設けたか
ら、ひざ掛け部を使用しないときは小型化して便利に携
帯することができる。
【0034】また、請求項5に記載の発明によれば、座
部にすわった人体のひざをひざ掛け部で覆ったとき、ひ
ざ掛け部の外面側の表面に放熱を少なくする断熱層を設
けたから、外部への放熱を少なくしてひざを効率よく快
適に暖めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の暖房装置の一部切欠し
た斜視図
【図2】同暖房装置の要部断面図
【図3】同暖房装置の座部の断面図
【図4】同暖房装置の触媒燃焼加熱部の断面図
【図5】同暖房装置の使用状態を示した断面図
【図6】本発明の第2の実施例の暖房装置の上面図
【図7】同暖房装置の座部の断面図
【図8】本発明の第3の実施例の暖房装置のひざ掛け部
の拡大断面図
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 触媒燃焼加熱部 9 座部 11 ひざ掛け部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、前記
    燃料ガスと空気を酸化反応させる触媒燃焼加熱部と、前
    記触媒燃焼加熱部により加熱される座部と、前記触媒燃
    焼加熱部により加熱されるひざ掛け部とを具備した暖房
    装置。
  2. 【請求項2】 触媒燃焼加熱部により加熱される熱伝導
    板を有し、前記熱伝導板を座部に内蔵するとともに、ひ
    ざ掛け部の一部を前記熱伝導板に接続して座部より導出
    した請求項1記載の暖房装置。
  3. 【請求項3】 ひざ掛け部を座部の両側に設けた請求項
    1または2記載の暖房装置。
  4. 【請求項4】 座部の周側部にひざ掛け部を収容する収
    納部を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の暖房
    装置。
  5. 【請求項5】 座部に座った人体のひざをひざ掛け部で
    覆ったとき、ひざ掛け部の外面側の表面に放熱を少なく
    する断熱層を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の暖房装置。
JP11205799A 1999-04-20 1999-04-20 暖房装置 Pending JP2000300469A (ja)

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