JP2000299712A - データ配信システム、送信制御機器および受信制御機器 - Google Patents

データ配信システム、送信制御機器および受信制御機器

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JP2000299712A
JP2000299712A JP10412199A JP10412199A JP2000299712A JP 2000299712 A JP2000299712 A JP 2000299712A JP 10412199 A JP10412199 A JP 10412199A JP 10412199 A JP10412199 A JP 10412199A JP 2000299712 A JP2000299712 A JP 2000299712A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信誤りを低減させ、無線通信回線の効率的
な利用を可能にするデータ配信システム、送信制御機器
および受信制御機器を提供すること。 【解決手段】 受信制御機器31が、送信制御機器21
から無線通信回線11を介して送信された通信情報の受
信誤り状況を検出し、検出した受信誤り状況を送信制御
機器21に有線通信回線12を介して通知する受信誤り
状況通知手段37を備え、送信制御機器21は、この受
信誤り状況に応じて誤り訂正方式を選択する誤り訂正方
式変更手段28を備えている。これにより、送信制御機
器21が受信制御機器31の要求に応じて送信するデー
タに対して、常に最適な符号長の誤り訂正符号を付加す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クライアントに
相当する受信制御機器から有線通信回線を介して送信さ
れるサービス配信要求に応じて、サーバに相当する送信
制御機器が無線通信回線を介してサービスを配信するデ
ータ配信システム、送信制御機器および受信制御機器に
関し、特に、無線通信回線の品質に起因して生じる受信
制御機器側の受信誤りを低減し、効率的なデータ配信を
可能とするデータ配信システム、送信制御機器および受
信制御機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大量なデータを高速に配信できる
通信インフラの整備と、LAN(Local Area Network)
やインターネットの普及によって、ネットワークを介し
た情報共有型サービスの利用が急速に高まっている。こ
の情報共有型サービスを実現するシステムの中でも、特
にクライアント・サーバシステムは、ネットワーク上に
おいて種々のサービス資源を共有または管理する上での
最適なネットワーク接続方式として確立されたものとな
っている。クライアント・サーバシステムは、ユーザの
利用する複数のクライアント装置(以下、単にクライア
ントと称する)と、サービスを提供するサーバ装置(以
下、単にサーバと称する)とから構成されており、クラ
イアントがサーバにアクセスすることによって所望のサ
ービスを受けることができる。
【0003】一方、LANからWAN(Wide Ar
ea Network)へ、さらにインターネットへ
と、地域または社内において点在したネットワーク間を
相互接続することによって、ユーザすなわちクライアン
トが接続できるネットワークの規模が拡大しているとと
もに、ネットワークを利用するユーザの数、すなわち各
ネットワーク内に所属するクライアントの数が増大して
おり、サーバの負荷および通信トラフィックの増大が問
題となっている。
【0004】このため、現在においては、各ネットワー
ク内において、提供するサービス種に応じて複数のサー
バ(データベースサーバ、メールサーバ、計算処理サー
バ等)を配置したり、同一のサービス種においてもキャ
ッシュやミラーサーバと呼ばれる共有情報の複製を複数
箇所に配置することによって、ネットワーク負荷の局所
的上昇を防止し、ユーザに対するレスポンスを向上させ
ている。このようなサーバ数を増加させる手法は、サー
バ個々の負荷を分散させることはできるが、通信トラフ
ィックの増大の問題を依然有している。
【0005】ところで、インターネットを介して構築さ
れたクライアント・サーバシステムにおいては、WWW
(World Wide Web)サーバにアクセスすることによっ
て、インタラクティブな画像や音声を提供するサービス
を享受できる。通常、このようなクライアント・サーバ
システムは、有線通信回線のように地上ネットワークを
介してWWW(World Wide Web)サーバ等と接続されて
おり、送信および受信の通信速度を同一にした双方向通
信をおこなっている。
【0006】ここで、WWWサーバ等から配信される通
信情報は、クライアント側からのサービス提供要求(す
なわちデータ配信要求)のために送信される通信情報と
比較して膨大な量となることが多く、クライアントとサ
ーバ間において、送信時と受信時との間で通信トラフィ
ックに大きな偏りが生じる。これは、送受信が同一通信
速度であるネットワークを必ずしも利用する必要がある
わけではないことを示唆している。
【0007】そこで、有線通信回線に加えて無線通信回
線を使用し、クライアントがサーバに対してデータ配信
要求をおこなう際には地上の有線通信回線を用い、サー
バがクライアントに対して要求されたデータを配信する
際に衛星通信回線等の無線通信回線を使用するデータ配
信システムが提案されている。
【0008】図14は、この従来のデータ配信システム
の概略構成を示すブロック図である。図14において、
従来のデータ配信システムは、サーバに相当する送信制
御機器811と、クライアントに相当する受信制御機器
821とが、衛星通信回線等の無線通信回線801およ
び有線通信回線802で接続された構成であり、受信制
御機器821が有線通信回線802を介してデータ配信
要求を送信し、送信されたデータ配信要求に応じて送信
制御機器811が無線通信回線801を介して受信制御
機器821にデータを配信するものである。
【0009】送信制御機器811は、受信制御機器82
1から有線通信回線802を介して送信されるデータ配
信要求等の種々の通信情報を受信する入力手段813
と、このシステムに採用されている無線通信回線801
上の通信プロトコルに適応させるように、送信するデー
タを種々の情報形式に変換するプロトコル変換手段81
2と、プロトコル変換手段812において変換された情
報を無線通信回線801上に送信する無線送信手段83
1と、を備えている。
【0010】一方、受信制御機器821は、無線通信回
線801を介して送信された情報、すなわち受信制御機
器821の要求に対して配信されたデータを受信する無
線受信手段832と、受信した情報を表示する表示手段
822と、送信制御機器811に対し有線通信回線80
2を介してデータ配信要求等の種々の通信情報を送信す
る要求手段823と、を備えている。
【0011】また、上記した無線送信手段831におい
ては、無線受信手段832において受信されたデータの
誤り検出および誤り訂正がおこなわれるように誤り訂正
符号を付加して通信情報の冗長化をおこなっている。こ
れにともない、無線受信手段832においては、無線送
信手段831から送信されたデータの誤り検出および誤
り訂正ともとの通信情報の抽出とをおこなうために通信
情報の復号をおこなっている。
【0012】よって、このデータ配信システムによれ
ば、サーバに相当する送信制御機器811からクライア
ントに相当する受信制御機器821に対して、データの
配信をおこなう場合に無線通信回線801を使用してい
るので、送信制御機器811が、上述したWWWサーバ
の機能を有して画像や音声等の大量なデータの配信をお
こなう場合にも、通信トラフィックが増大するという問
題を回避できるとともに高速なデータ配信が可能とな
る。
【0013】さらに、このデータ配信システムによれ
ば、受信制御機器821から送信制御機器811に対し
て、データ配信の要求をおこなう場合に有線通信回線8
02を使用しているので、すべての通信を無線通信回線
によっておこなう場合(特に衛星通信)と比較して、通
信インフラの管理および運用に必要となるコストを低減
することができる。このように、クライアントから通信
情報を送信するのに低速な有線通信回線を使用したとし
ても、そのデータ量は例えば数kバイトといった比較的
小さくなることが多いため、地上ネットワーク上に大き
な負荷を与えることはない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のデータ配信システムでは、通信トラフィック増
大の問題は解決するものの、通信情報の送受信時におい
て実行される誤り訂正方式が固定されており、例えば気
象変化に影響され易いといった無線通信回線固有の伝送
空間の問題が生じた場合にも、その無線通信回線の状況
に応じた誤り訂正方式の変更がおこなわれないため、無
線通信回線を効率的に利用できなかった。
【0015】また、データ配信システムにおいて、上記
したように誤り訂正方式の変更を実現した場合には、選
択された誤り訂正方式によって冗長度が異なることか
ら、同一内容の通信情報に対して、冗長化された後の通
信情報のデータ量に差異が生じ、このため、受信制御機
器側において通信情報の受信を完了するのに要する時間
が誤り訂正方式の選択によって異なってしまうという問
題が生じる。これは、ユーザにとって見かけ上、通信情
報の伝送速度が誤り訂正方式の変更によって変化するこ
とを意味する。
【0016】さらに、送信制御機器において無線通信の
搬送波周波数帯、変調方式または多重度等の通信パラメ
ータの変更が生じた際には、この通信パラメータに応じ
て、システム管理者等が受信制御機器側の無線受信機器
を調整する必要があったため、このような場合、システ
ム管理者による煩雑な作業が生じるとともに調整処理に
時間を多く要してしまい、迅速に対応することができな
かった。特に、伝送空間の障害等により無線通信回線が
一時的に利用不可能になった場合、それを復旧させるま
でに多くの時間を要してしまうという問題となってい
た。
【0017】さらに、受信制御機器が他の複数のサーバ
から同時にデータを受信している場合や受信制御機器内
部のタスク処理が多く発生している場合には、受信制御
機器の負荷が高くなり、このため、送信制御機器はデー
タ配信処理を完了させるまでに多くの時間を要してしま
い、送信制御機器の負荷をも大きくしてしまうという問
題があった。
【0018】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、無線通信回線を利用してデータ
の配信をおこなう際に、データの受信誤り状況および受
信制御機器の負荷状況に応じて最適な誤り訂正方式や伝
送帯域等を選択することによって、受信誤りを低減さ
せ、無線通信回線の効率的な利用を可能にするデータ配
信システム、送信制御機器および受信制御機器を得るこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、この発明にかかるデータ配信シ
ステムにあっては、有線通信回線および無線通信回線を
介して互いに接続された送信制御機器および受信制御機
器を備え、前記送信制御機器は、前記受信制御機器から
前記有線通信回線を介して受信した情報に応じて前記受
信制御機器に前記無線通信回線を介して種々の情報を無
線送信するデータ配信システムにおいて、前記受信制御
機器は、前記送信制御機器から受信した情報に対する受
信誤り状況を前記送信制御機器に通知し、前記送信制御
機器は、前記受信誤り状況に応じて、前記受信制御機器
に送信する情報を符号化するための誤り訂正方式を選択
することを特徴とする。
【0020】この発明によれば、受信制御機器が、送信
制御機器から無線通信回線を介して受信した情報の受信
誤り状況を送信制御機器に通知し、送信制御機器は、こ
の受信誤り状況に応じて、送信する情報を符号化する誤
り訂正方式を選択するので、無線通信回線の品質に応じ
た最適な符号長での誤り訂正を実現することができる。
【0021】つぎの発明にかかるデータ配信システムに
あっては、有線通信回線および無線通信回線を介して互
いに接続された送信制御機器および受信制御機器を備
え、前記送信制御機器は、前記受信制御機器から前記有
線通信回線を介して受信した情報に応じて前記受信制御
機器に前記無線通信回線を介して種々の情報を無線送信
するデータ配信システムにおいて、前記受信制御機器
は、前記送信制御機器から受信した情報に対する受信誤
り状況を前記送信制御機器に通知し、前記送信制御機器
は、前記受信誤り状況に応じて、前記受信制御機器に送
信する情報を符号化するための誤り訂正に加えて、さら
に該情報に冗長化を施すための冗長化方式を選択するこ
とを特徴とする。
【0022】この発明によれば、受信制御機器が、送信
制御機器から無線通信回線を介して受信した情報の受信
誤り状況を送信制御機器に通知し、送信制御機器は、こ
の受信誤り状況に応じて、送信する情報に対して、誤り
訂正符号の付加に加えてさらなるデータの冗長化をおこ
なうことを指示するとともに、複数種の冗長化方式のう
ちからその一つを選択して実行するので、無線通信回線
の品質に応じた最適な誤り訂正をより確実におこなうこ
とができる。
【0023】つぎの発明にかかるデータ配信システムに
あっては、有線通信回線および無線通信回線を介して互
いに接続された送信制御機器および受信制御機器を備
え、前記送信制御機器は、前記受信制御機器から前記有
線通信回線を介して受信した情報に応じて前記受信制御
機器に前記無線通信回線を介して種々の情報を無線送信
するデータ配信システムにおいて、前記送信制御機器
は、前記無線通信回線による無線通信の通信方式に変更
があった場合に、該通信方式の情報を、前記無線通信回
線を介して前記受信制御機器に通知し、前記受信制御機
器は、前記通信方式の情報に応じて、前記送信制御機器
との無線通信をおこなうための通信設定を変更すること
を特徴とする。
【0024】この発明によれば、送信制御機器が、無線
通信をおこなう際の通信方式に設定変更が生じた場合
に、その通信方式の情報を、無線通信回線を介して受信
制御機器に通知し、受信制御機器は、この通信方式情報
に応じて通信方式の設定変更をおこなうので、無線通信
における通信方式の変更が生じた場合であっても、新た
な通信方式による無線通信へと迅速に移行することがで
きる。
【0025】つぎの発明にかかるデータ配信システムに
あっては、有線通信回線および無線通信回線を介して互
いに接続された送信制御機器および受信制御機器を備
え、前記送信制御機器は、前記受信制御機器から前記有
線通信回線を介して受信した情報に応じて前記受信制御
機器に前記無線通信回線を介して種々の情報を無線送信
するデータ配信システムにおいて、前記受信制御機器
は、該受信制御機器自体における負荷状況を、前記有線
通信回線を介して前記送信制御機器に通知し、前記送信
制御機器は、前記負荷状況に応じて、前記受信制御機器
に前記無線通信回線を介して送信する情報の送信速度を
変更することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、受信制御機器が、受信
制御機器自体の負荷状況を送信制御機器に通知し、送信
制御機器は、その負荷状況に応じてデータの送信速度を
変更するので、受信制御機器における受信オーバーラン
を回避することができる。
【0027】つぎの発明にかかる送信制御機器にあって
は、受信制御機器から有線通信回線を介して受信した受
信情報に応じて、前記受信制御機器に無線通信回線を介
して送信情報を送信する送信制御機器において、前記有
線通信回線を介してデータの要求を示す受信情報を入力
するとともに、該要求に応じたデータを取得する入力手
段と、前記有線通信回線を介して前記受信制御機器にお
ける受信誤り状況を示す受信情報を入力するとともに、
前記データを符号化する誤り訂正方式を前記受信誤り状
況に応じて変更する誤り訂正方式変更手段と、を備え、
前記訂正方式変更手段において変更された誤り訂正方式
を用いて前記データに誤り訂正符号を付加して送信デー
タを生成し、生成した送信データを前記受信制御機器に
無線送信することを特徴とする。
【0028】この発明によれば、送信制御機器が、受信
制御機器における受信誤り状況に応じて誤り訂正方式を
選択する誤り訂正方式変更手段を備えているので、送信
制御機器が受信制御機器の要求に応じて送信する情報に
対して、無線通信回線の品質に応じた最適な符号長の誤
り訂正符号を付加することができる。
【0029】つぎの発明にかかる送信制御機器にあって
は、前記誤り訂正方式変更手段が誤り訂正方式を変更し
た際に、前記送信データの送信周波数帯域を変更する送
信帯域変更手段を備えたことを特徴とする。
【0030】この発明によれば、送信制御機器が、誤り
訂正方式変更手段による誤り訂正方式の変更にともなっ
て、送信データの送信周波数帯域を変更する送信帯域変
更手段を備えているので、送信帯域を調節することによ
って誤り訂正方式間の伝送速度の差異を低減させること
ができる。
【0031】つぎの発明にかかる送信制御機器にあって
は、前記送信データにさらに冗長化を施す冗長化符号手
段を備え、前記冗長化された送信データを前記受信制御
機器に無線送信することを特徴とする。
【0032】この発明によれば、送信制御機器が、誤り
訂正符号の付加に加えてさらなるデータの冗長化をおこ
なう冗長化符号手段を備えているので、より確実な誤り
訂正をおこなうことができる。
【0033】つぎの発明にかかる送信制御機器にあって
は、前記冗長化符号手段は、前記有線通信回線を介して
受信誤り状況を示す受信情報を入力するとともに、前記
送信データを冗長化する冗長化方式を前記受信誤り状況
に応じて変更することを特徴とする。
【0034】この発明によれば、送信制御機器の冗長化
符号手段が、受信制御機器の受信誤り状況に応じて、誤
り訂正符号の付加に加えてさらなるデータの冗長化をお
こなうことを指示するとともに、複数種の冗長化方式の
うちからその一つを選択して実行するので、無線通信回
線の品質に応じたより確実な誤り訂正をおこなうことが
できる。
【0035】つぎの発明にかかる送信制御機器にあって
は、前記誤り訂正方式、前記送信周波数帯域および前記
冗長化方式等の変更に基づいて変更される通信方式情報
を、前記受信制御機器に前記無線通信回線を介して通知
する通信方式通知手段を備えたことを特徴とする。
【0036】この発明によれば、送信制御機器が、無線
通信をおこなう際の通信方式に設定変更が生じた場合
に、その通信方式の情報を、無線通信回線を介して受信
制御機器に通知する通信方式通知手段を備えているの
で、受信制御機器はこの通信方式の情報に基づいて、受
信制御機器に設定されていた通信方式の変更をおこなう
ことができる。
【0037】つぎの発明にかかる送信制御機器にあって
は、前記有線通信回線を介して前記受信制御機器におけ
る負荷状況を示す受信情報を入力するとともに、該負荷
状況に応じて前記送信データを前記無線通信回線に伝送
する送信速度を変更する送信速度変更手段を備えたこと
を特徴とする。
【0038】この発明によれば、送信制御機器が、受信
制御機器の負荷状況に応じて、送信データの送信速度を
変更させる送信速度変更手段を備えているので、受信制
御機器側における受信オーバーランを回避することがで
きる。
【0039】つぎの発明にかかる送信制御機器にあって
は、前記負荷状況に応じて前記送信データを一時的に蓄
積する送信データ蓄積手段を備え、前記送信速度変更手
段は、前記送信データ蓄積手段に蓄積された送信データ
を無線送信する間隔を調節することによって、前記送信
データを前記無線通信回線に伝送する送信速度を変更す
ることを特徴とする。
【0040】この発明によれば、送信制御機器が、受信
制御機器の負荷状況に応じて、送信予定の送信データを
一時的に蓄積させる送信データ蓄積手段を備えているの
で、送信速度変更手段は、送信データ蓄積手段から送信
データを取り出す間隔を調節することで、負荷状況に応
じた最適な送信速度に変更することができる。
【0041】つぎの発明にかかる受信制御機器にあって
は、送信制御機器に対し有線通信回線を介して送信情報
を送信し、前記送信情報に応じて前記送信制御機器から
無線通信回線を介して送信される受信情報を受信する受
信制御機器において、前記有線通信回線を介して前記送
信制御機器にデータの要求を示す送信情報を送信する要
求手段と、前記送信制御機器から受信した受信情報に対
して誤り訂正復号をおこなった結果から受信誤り状況を
取得し、取得した受信誤り状況を前記送信制御機器に前
記有線通信回線を介して通知する受信誤り状況通知手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0042】この発明によれば、受信制御機器が、送信
制御機器から無線通信回線を介して受信した受信情報に
おける受信誤り状況を検出し、検出した受信誤り状況を
送信制御機器に有線通信回線を介して通知する受信誤り
状況通知手段を備えているので、送信制御機器に対し
て、誤り訂正方式等の通信方式の適切な選択を促すこと
ができる。
【0043】つぎの発明にかかる受信制御機器にあって
は、前記受信誤り状況に基づいて、前記送信制御機器に
おいて実施される送信データの冗長化方式を選択し、選
択した冗長化方式を、前記送信制御機器に前記有線通信
回線を介して通知する冗長化方式選択手段を備えたこと
を特徴とする。
【0044】この発明によれば、受信制御機器が、受信
誤り状況等の受信状況の変化に応じて、送信制御機器に
おいて、誤り訂正符号の付加に加えてさらなるデータの
冗長化をおこなうことを指示するとともに、複数種の冗
長化方式のうちからその一つを選択して通知する冗長化
方式選択手段を備えているので、送信制御機器に対し
て、無線通信回線の品質に応じたより確実な誤り訂正を
促すことができる。
【0045】つぎの発明にかかる受信制御機器にあって
は、前記送信制御機器から受信した受信情報において、
誤り訂正符号の付加に加えてさらなる冗長化が施されて
いる否かを検出するとともに、冗長化が施されている場
合に、前記受信情報の冗長化復号をおこなう冗長化復号
手段を備えたことを特徴とする。
【0046】この発明によれば、受信制御機器が、送信
制御機器から受信した受信情報について、誤り訂正符号
の付加に加えてさらなるデータの冗長化が施されていた
場合に、その冗長化されたデータを復号する冗長化復号
手段を備えているので、より確実な誤り訂正をおこなう
ことができる。
【0047】つぎの発明にかかる受信制御機器にあって
は、前記無線通信回線を介して前記送信制御機器におけ
る通信方式情報を示す受信情報を入力するとともに、前
記通信方式情報に応じて、前記無線通信回線を介してお
こなわれる無線受信の通信方式を変更する通信方式追従
手段を備えたことを特徴とする。
【0048】この発明によれば、受信制御機器が、送信
制御機器における通信方式の情報に応じて、受信制御機
器での通信方式の設定変更をおこなう通信方式追従手段
を備えているので、無線通信における通信方式の変更が
生じた場合であっても、新たな通信方式による無線通信
へと自動的に迅速に移行することができる。
【0049】つぎの発明にかかる受信制御機器にあって
は、前記通信方式情報を蓄積する通信方式蓄積手段を備
え、前記通信方式追従手段は、前記無線通信回線を介し
た無線受信をおこなうことができなくなった場合に、前
記通信方式蓄積手段に蓄積された通信方式情報に基づい
て、無線受信の通信方式を設定することを特徴とする。
【0050】この発明によれば、受信制御機器が、送信
制御機器から受信した通信方式の情報を蓄積する通信方
式蓄積手段を備えているので、通信方式追従手段によっ
て、この通信方式蓄積手段に蓄積された過去の通信方式
に基づいた設定変更をおこなうことが可能となる。
【0051】つぎの発明にかかる受信制御機器にあって
は、受信制御機器自体における負荷状況を計測し、計測
した負荷状況を、前記送信制御機器に前記有線通信回線
を介して通知する負荷状況通知手段を備えたことを特徴
とする。
【0052】この発明によれば、受信制御機器が、受信
制御機器自体の負荷を計測し、計測された負荷状況を送
信制御機器に通知する負荷状況通知手段を備えているの
で、送信制御機器に対して、その負荷状況に応じたデー
タの送信速度等の変更を促すことができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係るデータ配
信システム、送信制御機器および受信制御機器の実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施
の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0054】図1は、この発明の実施の形態にかかるデ
ータ配信システムの概略構成を示すブロック図である。
図1において、このデータ配信システムは、サーバに相
当する送信制御機器21と、クライアントに相当する受
信制御機器31とが、衛星通信回線等の無線通信回線1
1および有線通信回線12により接続されて構成され、
受信制御機器31が有線通信回線12を介してデータ配
信要求を送信し、送信されたデータ配信要求に応じて送
信制御機器21が無線通信回線11を介して受信制御機
器31にデータを配信するものである。
【0055】送信制御機器21は、受信制御機器31か
ら有線通信回線12を介して送信されるデータ配信要求
等の種々の通信情報を受信する入力手段26と、このシ
ステムに採用されている無線通信回線11上の通信プロ
トコルに適応させるように、送信データを種々の情報形
式に変換するプロトコル変換手段23とに加えて、誤り
訂正方式変更手段27と、送信帯域変更手段28と、通
信方式通知手段29と、冗長化符号手段24と、送信速
度遅延手段25と、送信データ蓄積手段30と、を備え
て構成される。
【0056】誤り訂正方式変更手段27は、受信制御機
器31から送信される受信誤り状況通知によって示され
る受信誤り状況に応じて誤り訂正方式を変更および設定
するものであり、送信帯域変更手段28は、上記した受
信誤り状況に応じて無線通信に用いる搬送波の周波数帯
域を変更するものである。
【0057】また、通信方式通知手段29は、無線通信
をおこなうにあたりあらかじめ設定される種々の通信パ
ラメータ(以下、通信方式情報と称する)を受信制御機
器31に通知するものであり、冗長化符号手段24は、
上記した誤り訂正方式によって誤り訂正符号(誤り検出
符号も含む)の加えられたデータに対してさらに、冗長
化符号を付加して誤り訂正能力を強化させるものであ
る。
【0058】さらに、送信速度遅延手段25は、受信制
御機器31から送信される負荷状況通知によって示され
る負荷状況に応じて送信データを送信する速度を変更す
るものであり、送信データ蓄積手段30は、特に、送信
速度遅延手段25によって送信データの速度が遅延され
た場合に、一時的に送信データを蓄積するものである。
【0059】また、送信制御機器21は、誤り訂正方式
変更手段27によって変更および設定された誤り訂正符
号を送信データに付加してデータの冗長化をおこなう誤
り訂正符号手段(図示せず)と、上述したWWWサーバ
において構築されるようなデータベース、すなわち受信
制御機器31により要求される種々のデータが蓄積され
たデータ記憶手段(図示せず)と、これら手段および上
述した各手段を統括的に制御するCPU(central proc
essing unit)等の制御手段(図示せず)を備え、上記
した入力手段26は、データ記憶手段からデータを取得
する機能をも有する。
【0060】一方、受信制御機器31は、無線通信回線
11を介して送信された情報、すなわち受信制御機器3
1の種々の要求に応じて送信された送信データを受信す
る無線受信手段32と、受信した通信情報を表示する表
示手段40と、送信制御機器21に対し有線通信回線1
2を介してデータ配信要求等の種々の通信情報を送信す
る要求手段36とに加えて、受信誤り状況通知手段37
と、冗長化復号手段34と、冗長化方式選択手段38
と、負荷状況通知手段35と、通信方式蓄積手段39
と、通信方式追従手段33と、を備えて構成される。
【0061】ここで、受信制御機器31は、送信制御機
器21から送信された送信データに対して上記した誤り
訂正符号の復号(誤り検出を含む)をおこなう誤り訂正
復号手段(図示せず)と、この手段および上述した各手
段を統括的に制御するCPU等の制御手段(図示せず)
を備えているものとする。
【0062】受信誤り状況通知手段37は、受信した送
信データの誤り検出の結果に応じて決定される受信誤り
状況を、有線通信回線12を介して送信制御機器21に
通知するものであり、冗長化復号手段34は、誤り訂正
の復号の前段において、送信される送信データに対し
て、送信制御機器21の冗長化符号手段24によりさら
なる冗長化がおこなわれているか否かの検出をおこなう
とともに、冗長化がおこなわれている場合にその冗長化
を復号するものである。
【0063】また、冗長化方式選択手段38は、受信誤
り状況通知手段37によって決定された受信誤り状況に
応じて、送信制御機器21の冗長化符号手段24でおこ
なうわれる冗長化方式を選択し、その選択結果を、有線
通信回線12を介して送信制御機器21に通知するもの
である。
【0064】さらに、負荷状況通知手段35は、受信制
御機器31において、他の複数の送信制御機器21から
同時に送信データを受信している場合や受信制御機器3
1内部のタスク処理が多く発生している場合等に起因す
る負荷状況を定期的に計測し、その結果を、有線通信回
線12を介して送信制御機器21に通知するものであ
る。
【0065】通信方式蓄積手段39は、送信制御機器2
1の通信方式通知手段29によって通知された通信方式
情報を蓄積するものであり、通信方式追従手段33は、
無線回線障害時に、無線受信手段32に対し、通信方式
蓄積手段39に蓄積された通信方式情報に基づいて通信
パラメータの設定をおこない、無線回線障害による受信
不可状態から復帰させるものである。
【0066】つぎに、この発明に係るデータ配信システ
ムの動作について、特に、送信制御機器21および受信
制御機器31のそれぞれの動作について順に説明する。
【0067】(送信制御機器の動作)図2は、送信制御
機器21の動作を示すフローチャートである。図2にお
いて、送信制御機器21は、まず、入力手段26が、受
信制御機器31から有線通信回線12を介して通信情報
が送信されてきたか否かを監視している。すなわち、有
線通信回線12による通信情報の受信を待機している
(ステップS101)。
【0068】つぎに、入力手段26は、ステップS10
1の受信待機状態において、通信情報として、画像デー
タやプログラムコード等の受信制御機器31が欲するデ
ータの配信要求を受信したか否かを判断する(ステップ
S102)。ステップS102においてデータ配信要求
を受信したと判断された場合は、上述した制御手段が、
データ記憶手段から該当するデータを取得する(ステッ
プS103)。
【0069】つづいて、上述した誤り訂正符号手段が、
ステップS103において取得されたデータに対し、誤
り訂正符号を付加する(ステップS104)。ここで、
実行される誤り訂正方式は、後述する誤り訂正方式変更
手段27により設定されたものであり、例えば、ランダ
ム誤りに対する畳み込み符号やリード・ソロモン符号等
の誤り訂正方式が挙げられる。
【0070】図3は、誤り訂正符号の付加された後のデ
ータを示す説明図である。図3は、特に、通信プロトコ
ルとしてパケット通信方式を採用した場合の例を示して
いる。例えば、図3に示すように、訂正符号が付加され
る前のデータ(図3(a))を複数のパケットに分割す
ることで得られたパケット41(パケット番号1)に、
誤り訂正符号43を付加した新たなパケット42(無線
送出パケット番号1)によって構成されるデータ(図3
(b))が、実際に無線送出される。
【0071】つぎに、冗長化符号手段24が、受信制御
機器31の冗長化方式選択手段38によって通知された
内容に応じて、ステップS104において誤り訂正符号
が付加されたデータに対し、さらに冗長化をおこなうか
否かを判断する(ステップS105)。ステップS10
5において冗長化をおこなうと判断された場合は、ステ
ップS104において生成されたデータに対して、無線
送出をおこなう前に、さらなる冗長化をおこなう(ステ
ップS106)。
【0072】このステップS106において実行される
冗長化方式は、受信制御機器31の冗長化方式選択手段
38から通知された内容に従って設定されるものであ
り、例えば、バースト誤りに対するファイア符号等の誤
り訂正方式やビット列が長期間の連続した同一のビット
列として伝送されないようにデータに対して擬似ランダ
ム信号を付加するスクランブル方式が挙げられる。
【0073】図4は、このような冗長化が施されたデー
タを示す説明図である。図4は、図4と同様に通信プロ
トコルとしてパケット通信方式を採用した場合の例を示
しており、パケット51が図3のパケット42に相当す
る。例えば、図4に示すように、冗長化される前のデー
タ(図4(a))を複数のパケットに分割することで得
られたパケット51(パケット番号1)に、さらなる冗
長化を施してパケット長を長くし、このパケットを、パ
ケット51と同一のパケット長となるように二つのパケ
ット52およびパケット53に分割することで実際に無
線送出するデータ(図4(b))を構成する。
【0074】他にも、図4(c)に示すパケット54お
よびパケット55のように、異なるパケットに、それぞ
れさらなる冗長化を施してパケット長を長くし、これら
パケットを、もとのパケットと同一のパケット長となる
ようにそれぞれ二つのパケットに分割するとともに、分
割されたパケットの伝送する順序を入れ替えて無線送出
することもできる。
【0075】ステップS106における処理を施された
データは、プロトコル変換手段23によって、このシス
テムに採用されている無線通信回線11上の通信プロト
コルに適応した情報形式に変換する(ステップS10
7)。
【0076】一方、ステップS105において冗長化を
おこなわないと判断された場合は、ステップS104に
おける処理を施されたデータに対して、上記したステッ
プS107のプロトコル変換がおこなわれる。なお、図
3および図4に示した例では、ステップS107におけ
るプロトコル変換が同時におこなわれている。
【0077】ステップS107の処理においてプロトコ
ル変換されたデータは、無線送信手段22により、無線
通信回線11を介して、受信制御機器31に送信される
(ステップS108)。
【0078】また、ステップS102においてデータ配
信要求を受信したと判断されない場合は、つづいて入力
手段26が、通信情報として誤り状況通知を受信したか
否かを判断する(ステップS109)。ステップS10
9において誤り状況通知を受信したと判断された場合
は、後述する通信方式変更処理によって、誤り訂正方式
の変更や送信帯域の変更、または冗長化方式の変更がお
こなわれる(ステップS110)。
【0079】ステップS109において誤り状況通知を
受信したと判断されない場合は、つづいて入力手段26
が、通信情報として負荷状況通知を受信したか否かを判
断する(ステップS111)。ステップS111におい
て負荷状況通知を受信したと判断された場合は、後述す
る送信速度変更処理によって、送信速度の変更や送信デ
ータの蓄積がおこなわれる(ステップS112)。
【0080】ステップS111において負荷状況通知を
受信したと判断されない場合、ステップS110の処理
後およびステップS112の処理後は、ともにステップ
S101の処理に戻り、再び通信情報の受信待機状態と
なる。
【0081】(通信方式変更処理)つぎに、上記したス
テップS110における通信方式変更処理について説明
する。図5は、通信方式変更処理を示すフローチャート
である。図5において、まず、誤り訂正方式変更手段2
7が、入力手段26において入力された受信誤り状況通
知が示す誤り状況に応じて、あらかじめ登録された複数
の誤り訂正方式からそのうちの一つを選択する(ステッ
プS121)。
【0082】図6は、誤り状況と誤り訂正方式との対応
関係を示す説明図である。図6のq対応表60におい
て、誤り状況61は、状況1、状況2、状況3、状況4
の順に受信誤り率が高いことを示しており、これら誤り
状況に順に、誤り訂正方式62である誤り訂正方式1、
誤り訂正方式2、誤り訂正方式3、誤り訂正方式4が対
応している。すなわち、誤り訂正方式1、誤り訂正方式
2、誤り訂正方式3、誤り訂正方式4の順に、誤り訂正
能力の高い誤り訂正方式を対応させる必要がある。例え
ば、誤り訂正方式1を上記した畳み込み符号とし、誤り
訂正方式2をリード・ソロモン符号として登録したり、
同種の誤り訂正方式において誤り訂正方式1〜4の順に
多重度を高くして登録しておく。
【0083】ステップS121において誤り訂正方式が
選択されると、つづいて送信帯域変更手段25が、入力
手段26において入力された受信誤り状況通知が示す誤
り状況に応じて、あらかじめ登録された複数の速度帯域
からそのうちの一つを選択する(ステップS122)。
【0084】図7は、誤り状況と送信帯域との対応関係
を示す説明図である。図7の対応表70において、誤り
状況71は、状況1、状況2、状況3、状況4の順に受
信誤り率が高いことを示しており、これら誤り状況に順
に、送信帯域72である送信帯域1、送信帯域2、送信
帯域3、送信帯域4が対応している。一般に、誤り訂正
能力の高い誤り訂正方式ほど冗長度が高くなり、誤り訂
正符号付加後のデータ長が長くなる傾向があり、同一の
情報内容を含んだ送信データであっても、適用された誤
り訂正方式に依存して、その送信データの受信が完了す
るまでの時間に差異が生じる。
【0085】これは、受信制御機器31においては、送
信速度が低下したこことと同義であり、異なる誤り訂正
方式間においてその送信速度を一定に保持する必要が生
じる。しかしながら、制御手段によるデータの取得から
無線送信手段22においてデータの送信がおこなわれる
までの処理の速度は、通常最高速となるように設計され
ているため、必然と送信搬送波を変更することで送信速
度を調節することになる。
【0086】一般に、送信搬送波をより広い周波数帯域
に選択するほど、高速な伝送が可能となる。よって、送
信帯域1、送信帯域2、送信帯域3、送信帯域4の順に
広い周波数帯域を対応させ、かつその周波数帯域によっ
て得られる通信速度の向上とステップS121において
選択された誤り訂正方式によって得られる通信速度の低
下との和が、一定となるように登録しておく。
【0087】ステップS122の処理後は、ステップS
122において変更された送信帯域やステップS121
の誤り訂正方式の変更に基づく種々の通信パラメータの
変更、すなわち通信方式の変更に応じて、受信制御機器
31の無線受信手段32における通信設定を変更する必
要があるため、通信方式通知手段29が、この通信方式
の変更を、無線通信回線11を介して受信制御機器31
に通知する(ステップS122)。
【0088】そして、ステップS122の通信方式変更
通知後に、誤り訂正方式変更手段27が、誤り訂正符号
手段において実行される誤り訂正方式を、ステップS1
21において選択された誤り訂正方式に変更するととも
に、送信帯域変更手段28が、無線送信手段22におけ
る通信設定のうち送信帯域を、ステップS122におい
て選択された送信帯域に変更する(ステップS12
4)。
【0089】つづいて、冗長化符号手段24が、受信制
御機器31の冗長化方式選択手段38から送信される冗
長化方式選択の通知によって、誤り訂正符号の付加に加
えてさらなるデータの冗長化が必要であるか否かを判断
する(ステップS125)。ステップS125において
データの冗長化が必要であると判断された場合は、上記
した冗長化方式選択の通知が示す冗長化方式の選択をお
こなう。なお、この時点では、冗長化方式が決定された
だけであり、実際の冗長化の実行は、上述した図2のス
テップS106においておこなわれる。
【0090】そして、ステップS126の処理後および
ステップS125においてデータの冗長化が必要である
と判断されない場合は、再び図2のステップS101に
処理が戻る。
【0091】(送信速度変更処理)つぎに、上述した図
2のステップS112における送信速度変更処理につい
て説明する。図8は、送信速度変更処理を示すフローチ
ャートである。図8において、まず、送信速度遅延手段
25が、入力手段26において入力された負荷状況通知
が示す負荷状況に応じて、あらかじめ登録された複数の
送信速度からそのうちの一つを選択する(ステップS1
31)。
【0092】図9は、負荷状況と速度選択との対応関係
を示す説明図である。図9の対応表80において、負荷
状況81は、状況1、状況2、状況3、状況4の順に負
荷率が高いことを示しており、これら負荷状況に順に、
速度選択82として速度1、速度2、速度3、速度4が
対応している。すなわち、速度1、速度2、速度3、速
度4の順に、速度を小さくして対応させる必要がある。
これは、受信制御機器31の負荷状態が高いほど、送信
されたデータを迅速に処理することが困難になり、受信
制御機器31が送信制御機器21から送信されたデータ
を受信できなくなる状態、すなわち受信オーバーランが
発生することに基づくものである。
【0093】ここでいう送信速度とは、例えば、通信プ
ロトコルをパケット通信方式とした場合、生成された複
数のパケットの送信間隔やパケット長を変更することに
よって、送信データ全体を受信するまでに要する時間の
長短を意味する。
【0094】ステップS131において送信速度が選択
されると、つづいて送信データ蓄積手段30が、入力手
段26において入力された負荷状況通知が示す負荷状況
に応じて、あらかじめ登録された複数の蓄積方式からそ
のうちの一つを選択する(ステップS132)。この送
信データ蓄積手段30は、ステップS131において送
信速度が遅延された場合に、パケット等のすでに生成さ
れた送信データ単位を一時的に蓄積しておき、蓄積され
た順に、その送信データ単位を送信速度に合わせて送信
する役割を果たす。
【0095】図10は、負荷状況と蓄積方式との対応関
係の例を示す説明図である。図10の対応表90におい
て、負荷状況91は、状況1、状況2、状況3、状況4
の順に負荷率が高いことを示しており、これら負荷状況
に順に、蓄積方式92として即時送信、方式1、方式
2、送信停止が対応している。
【0096】ステップS132の処理後は、制御手段
が、ステップS132において選択された蓄積方式が実
際に蓄積をおこなうものであるか否かを判断する(ステ
ップS133)。ステップS133において蓄積をおこ
なうと判断された場合、すなわち図10における方式1
または方式2が選択された場合には、その蓄積方式に従
った方式により、送信データを蓄積する(ステップS1
34)。ここでいう方式1と方式2との違いは、送信デ
ータを蓄積する処理は同じであるが、それを取り出して
実際に無線送信手段22から送信する時間間隔が異な
る。
【0097】ステップS133において蓄積をおこなう
と判断されない場合、制御手段は、図10におけるデー
タ送信停止が選択されたか否かを判断する(ステップS
135)。ステップS135においてデータ送信停止が
選択されたと判断された場合、すなわち受信制御機器3
1の負荷が極めて大きい状態や受信制御機器31の動作
停止による受信不能状態となった場合には、データ送信
を停止し、蓄積された送信データが存在する場合はそれ
をクリアする。
【0098】ステップS136の処理後およびステップ
S135においてデータ送信停止が選択されたと判断さ
れない場合は、再び図2のステップS101に処理が戻
る。ここで、データ送信停止が選択されたと判断されな
い場合とは、図10における即時送信が選択された場
合、すなわち受信制御機器31の負荷が極めて小さいこ
とを示し、この場合は、通常にデータ送信がおこなわれ
る。
【0099】(受信制御機器の動作)図11および図1
2は、受信制御機器31の動作を示すフローチャートで
ある。受信制御機器31は、要求手段36によって送信
制御機器21に対して有線通信回線12を介してデータ
の配信要求をおこなうが、ここでは、送信制御機器21
から無線通信回線11を介して受信した種々の通信情報
に対する処理を中心に説明する。図11において、受信
制御機器31は、まず、無線受信手段32が、送信制御
機器21から無線通信回線11を介して通信情報が送信
されてきたか否かを監視している。すなわち、無線通信
回線11による通信情報の受信を待機している(ステッ
プS201)。
【0100】そして、無線受信手段32が、この通信情
報を受信する際、信号を復調するのに十分な強度の受信
電波を得ることができない場合や受信制御機器31が一
時的に停止した場合等の障害が発生したか否かを判断す
る(ステップS202)。なお、受信制御機器31の電
源を投入した直後も、この障害の発生に含むものとす
る。
【0101】ステップS202において障害が発生した
と判断された場合は、後述する復旧処理によって、正常
な受信状態への復帰が試みられる(ステップS20
3)。ステップS202において障害が発生したと判断
されない場合、無線受信手段32は、ステップS201
の受信待機状態において、通信情報として、画像データ
やプログラムコード等のデータが配信されてきたか否か
を判断する(ステップS204)。ステップS204に
おいてデータが配信されてきたと判断された場合は、冗
長化復号手段34が、受信したデータに対して送信制御
機器21の冗長化符号手段24による冗長化が施されて
いるか否かを判断する(ステップS205)。
【0102】ステップS205において受信したデータ
に冗長化が施されていると判断された場合は、冗長化復
号手段34がその冗長化されたデータの復号をおこなう
(ステップS206)。ここで、データに施されている
冗長化方式は、本来、受信制御機器31の冗長化方式選
択手段38によって指示されたものであるので、無線受
信手段32は、たとえば冗長化方式選択手段38に記憶
された過去の履歴から直前に選択した冗長化方式の情報
を取得して特定することができる。また、送信制御機器
21の通信方式通知手段29が通知する通信方式情報に
冗長化方式の情報を付加して、後述する通信方式蓄積手
段39からこの通信方式情報に含まれた冗長化方式の情
報を取得して特定することもできる。
【0103】ステップS206の処理後およびステップ
S205において受信したデータに冗長化が施されてい
ると判断されない場合は、上述した誤り訂正復号手段
が、受信したデータに対し誤り検出をおこない、受信誤
りがあるか否かを判断する(ステップS207)。
【0104】ステップS207において受信誤りがある
と判断されない場合は、受信したデータから、要求手段
36の要求した欲するデータの抽出をおこない(ステッ
プS208)、抽出したデータを表示手段40に表示す
る(ステップS209)。ステップS209の処理後
は、受信制御機器31が他の複数の送信制御機器21か
ら同時に通信情報を受信している場合や受信制御機器3
1内部のタスク処理が多く発生している場合等によって
生じた負荷の計測をおこなう(ステップS210)。
【0105】ステップS210において計測された結
果、すなわち負荷状況は、負荷状況通知手段35によ
り、負荷状況通知として有線通信回線12を介して送信
制御機器21に通知される(ステップS211)。な
お、ステップS210およびステップS211は、ステ
ップS209の処理後におこなう必要はなく、図11お
よび図12に示すフローチャートのループとは独立し
て、一定時間の割り込み処理によって実現してもよい。
【0106】一方、ステップS207において受信誤り
があると判断された場合は、そのデータに対して、受信
誤り状況通知手段37が、誤り検出の結果となる誤り状
況を、有線通信回線12を介して送信制御機器21に通
知する(図12のステップS221)。そして、冗長化
方式選択手段38が、この誤り状況に応じて、送信制御
機器21において送信データに対し、誤り訂正符号の付
加に加えてさらなる冗長化が必要か否かの判断をおこな
う(ステップS222)。
【0107】ここで、冗長化が必要か否かは、誤り状況
に応じて判断するとしたが、たとえば上述した障害が頻
繁に生じるといった他の状況変化の検出をおこない、そ
の状況に応じて判断するようにしてもよい。
【0108】ステップS222において冗長化が必要と
判断された場合は、冗長化方式選択手段38が、図2の
ステップS106において説明したような複数の冗長化
方式から、上記した状況変化に応じて、そのうちの一つ
を選択する(ステップS223)。ステップS223に
おいて選択された冗長化方式は、冗長化方式選択手段3
8によって、有線通信回線12を介して送信制御機器2
1に通知される(ステップS224)。
【0109】ステップS224の処理後およびステップ
S222において冗長化が必要と判断されない場合は、
上述した誤り訂正復号手段(図示せず)が、受信したデ
ータに付加された誤り訂正符号から訂正することが可能
か否かを判断する(ステップS225)。ステップS2
25において誤り訂正が可能であると判断された場合
は、その誤り訂正をおこない(ステップS226)、図
11のステップS208に移って、訂正したデータから
要求手段36の要求した欲するデータの抽出をおこな
う。
【0110】ステップS225において誤り訂正が可能
であると判断されない場合は、再度そのデータの再送が
必要となり、要求手段36を通じて送信制御機器21に
再送要求をおこなう(ステップS227)。
【0111】また、図11のステップS204において
データが配信されてきたと判断されない場合は、通信方
式追従手段33が、通信情報として、送信制御機器21
から無線通信回線11を介して通信方式通知が送信され
てきたか否かを判断する(ステップS212)。ステッ
プS212において通信方式通知が送信されてきたと判
断された場合は、通信方式追従手段33がその通信方式
通知の示す通信パラメータの設定を無線受信手段32に
対しておこなう(ステップS213)。
【0112】ステップS213において設定された通信
方式情報は、通信方式蓄積手段39によって逐次蓄積さ
れていく(ステップS214)。ステップS214の処
理後およびステップS212において通信方式通知が送
信されてきたと判断されない場合は、ともにステップS
201の処理に戻り、再び通信情報の受信待機状態とな
る。
【0113】(復旧処理)つぎに、上述した図11のス
テップS203における復旧処理について説明する。図
13は、復旧処理を示すフローチャートである。図13
において、まず、上述した障害が発生した場合、通信方
式追従手段33が、通信方式蓄積手段39によって蓄積
された過去の通信方式情報を取得する(ステップS23
1)。特に直前に蓄積された通信方式情報からの取得を
おこなう。
【0114】そして、通信方式追従手段33は、無線受
信手段32に対して、ステップS231において取得さ
れた通信方式情報の示す通信パラメータを設定する(ス
テップS232)。つづいて、通信方式追従手段33
は、この通信方式の設定により受信が正常におこなわれ
ているかを判断する(ステップS234)。ステップS
234において受信が正常であると判断された場合は、
図11のステップS201に処理が戻る。
【0115】ステップS234において受信が正常であ
ると判断されない場合は、再びステップS231の処理
に戻り、さらに前に蓄積された通信方式情報を取得し、
ステップS232およびステップS234の処理を繰り
返す。この繰り返し処理によって、過去におこなった通
信方式のいずれかを自動的に無線受信手段32に設定す
ることができるので、システム管理者等の人手を介する
ことなく、迅速な受信の復旧をおこなうことができる。
【0116】以上に説明したとおり、この発明に係る実
施の形態によれば、受信制御機器31が、送信制御機器
21から無線通信回線11を介して送信された通信情報
の受信誤り状況を検出し、検出した受信誤り状況を送信
制御機器21に有線通信回線12を介して通知する受信
誤り状況通知手段37を備え、送信制御機器21は、こ
の受信誤り状況に応じて誤り訂正方式を選択する誤り訂
正方式変更手段28を備えているので、送信制御機器2
1が受信制御機器31の要求に応じて送信するデータに
対して、常に最適な符号長の誤り訂正符号を付加するこ
とができる。
【0117】また、送信制御機器21は、上記した誤り
訂正方式変更手段27による誤り訂正方式の変更にとも
なって、送信データの送信帯域を変更する送信帯域変更
手段28を備えているので、誤り訂正方式の変更が生じ
た場合に、付加する誤り訂正符号の符号長も変更される
ことから送信データの見かけ上の伝送速度が変化してし
まうという問題に対し、送信帯域を調節することによっ
て誤り訂正方式間の伝送速度の差異を低減させることが
できる。
【0118】さらに、受信制御機器31は、受信誤り状
況等の受信状況の変化に応じて、送信制御機器21にお
いて、誤り訂正符号の付加に加えてさらなるデータの冗
長化をおこなうことを指示するとともに、複数種の冗長
化方式のうちからその一つを選択して通知する冗長化方
式選択手段38と、その冗長化されたデータを復号する
冗長化復号手段34とを備え、送信制御機器21はその
冗長化をおこなう冗長化符号手段24を備えているの
で、無線通信回線11の品質が、送信データへの誤り訂
正符号の付加のみでは誤り訂正が不可能となるまで低下
した場合にも、より確実に誤り訂正をおこなうことがで
きる。
【0119】また、送信制御機器21は、無線送信手段
22において設定変更の生じた通信方式を無線通信回線
11を介して受信制御機器31に通知する通信方式通知
手段29を備え、受信制御機器31は、この通信方式通
知に応じて無線受信手段32に通信方式の設定変更をお
こなう通信方式追従手段33を備えているので、無線通
信における通信方式の変更、たとえば誤り訂正方式や送
信帯域等の設定値の変更があった場合においてもシステ
ム管理者等の人手を介することなく自動的に通信方式を
変更することができ、送受信の実行を迅速に移行するこ
とができる。
【0120】さらに、受信制御機器31は、送信制御機
器21から通知された通信方式通知を逐次に蓄積してい
く通信方式蓄積手段39を備え、通信方式追従手段33
がこの通信方式蓄積手段39に蓄積された過去の通信方
式を無線受信手段32に設定するので、無線回線に障害
があった場合に、この履歴を利用して障害からの復旧を
自動的に迅速におこなうことができる。
【0121】また、受信制御機器31は、受信制御機器
31の負荷を計測し、計測された負荷状況を送信制御機
器21に通知する負荷状況通知手段35を備え、送信制
御機器21は、その負荷状況に応じてデータの送信速度
を変更、特に遅延させる送信速度遅延手段25を備えて
いるので、受信制御機器31における受信オーバーラン
を回避することができる。
【0122】さらに、送信制御機器21は、受信制御機
器31の負荷状況に応じて、送信予定の送信データを一
時的に蓄積させる送信データ蓄積手段30を備えている
ので、送信データ蓄積手段30から送信データを取り出
す間隔を調節することで、負荷状況に応じた最適な送信
速度に変更することができる。
【0123】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明によれ
ば、受信制御機器が、送信制御機器から無線通信回線を
介して受信した情報の受信誤り状況を送信制御機器に通
知し、送信制御機器が、この受信誤り状況に応じて、送
信する情報の符号化のための誤り訂正方式を選択するの
で、過度な誤り訂正によって伝送効率が損なわれること
を回避し、無線通信回線の品質に応じた最適な符号長で
の誤り訂正を可能にするという効果を奏する。
【0124】つぎの発明によれば、受信制御機器が、送
信制御機器から無線通信回線を介して受信した情報の受
信誤り状況を送信制御機器に通知し、送信制御機器が、
この受信誤り状況に応じて、送信する情報に対して、誤
り訂正符号の付加に加えてさらなるデータの冗長化をお
こなうことを指示するとともに、複数種の冗長化方式の
うちからその一つを選択して実行するので、無線通信回
線の品質が、送信する情報への誤り訂正符号の付加のみ
では誤り訂正が不可能となるまで低下した場合にも、最
適な誤り訂正をより確実におこなうことを可能にすると
いう効果を奏する。
【0125】つぎの発明によれば、送信制御機器が、無
線通信をおこなう際の通信方式に設定変更が生じた場合
に、その通信方式の情報を、無線通信回線を介して受信
制御機器に通知し、受信制御機器は、この通信方式情報
に応じて通信方式の設定変更をおこなうので、無線通信
における通信方式の変更が生じた場合、たとえば誤り訂
正方式や送信帯域等の設定値の変更があった場合におい
ても、システム管理者等の人手を介することなく自動的
に通信方式を変更することができ、新たな通信方式によ
る無線通信へと迅速に移行することを可能にするという
効果を奏する。
【0126】つぎの発明によれば、受信制御機器が、受
信制御機器自体の負荷状況を送信制御機器に通知し、送
信制御機器は、その負荷状況に応じてデータの送信速度
を変更するので、受信制御機器における受信オーバーラ
ンを回避することを可能にするという効果を奏する。
【0127】つぎの発明によれば、受信制御機器におけ
る受信誤り状況に応じて誤り訂正方式を選択する誤り訂
正方式変更手段を備えているので、送信制御機器が受信
制御機器の要求に応じて送信する情報に対して、無線通
信回線の品質に応じた最適な符号長の誤り訂正符号を付
加することを可能にするという効果を奏する。
【0128】つぎの発明によれば、誤り訂正方式変更手
段による誤り訂正方式の変更にともなって、送信データ
の送信周波数帯域を変更する送信帯域変更手段を備えて
いるので、送信帯域を調節することによって誤り訂正方
式間の通信速度の差異を低減させ、ユーザに対して一定
の通信速度品質を提供することができるという効果を奏
する。
【0129】つぎの発明によれば、誤り訂正符号の付加
に加えてさらなるデータの冗長化をおこなう冗長化符号
手段を備えているので、より確実な誤り訂正をおこなう
ことができるという効果を奏する。
【0130】つぎの発明によれば、冗長化符号手段が、
受信制御機器の受信誤り状況に応じて、誤り訂正符号の
付加に加えてさらなるデータの冗長化をおこなうことを
指示するとともに、複数種の冗長化方式のうちからその
一つを選択して実行するので、無線通信回線の品質に応
じたより確実な誤り訂正をおこなうことができるという
効果を奏する。
【0131】つぎの発明によれば、無線通信をおこなう
際の通信方式に設定変更が生じた場合に、その通信方式
の情報を、無線通信回線を介して受信制御機器に通知す
る通信方式通知手段を備えているので、受信制御機器は
この通信方式の情報に基づいて、受信制御機器に設定さ
れていた通信方式の変更をおこなうことができるという
効果を奏する。
【0132】つぎの発明によれば、受信制御機器の負荷
状況に応じて、送信データの送信速度を変更させる送信
速度変更手段を備えているので、受信制御機器側におけ
る受信オーバーランを回避することを可能にするという
効果を奏する。
【0133】つぎの発明によれば、受信制御機器の負荷
状況に応じて、送信予定の送信データを一時的に蓄積さ
せる送信データ蓄積手段を備えているので、送信速度変
更手段は、送信データ蓄積手段から送信データを取り出
す間隔を調節することで、負荷状況に応じた最適な送信
速度に変更することができるという効果を奏する。
【0134】つぎの発明によれば、送信制御機器から無
線通信回線を介して受信した受信情報における受信誤り
状況を検出し、検出した受信誤り状況を送信制御機器に
有線通信回線を介して通知する受信誤り状況通知手段を
備えているので、送信制御機器に対して、誤り訂正方式
等の通信方式の適切な選択を促すことができるという効
果を奏する。
【0135】つぎの発明によれば、受信誤り状況等の受
信状況の変化に応じて、送信制御機器において、誤り訂
正符号の付加に加えてさらなるデータの冗長化をおこな
うことを指示するとともに、複数種の冗長化方式のうち
からその一つを選択して通知する冗長化方式選択手段を
備えているので、送信制御機器に対して、無線通信回線
の品質に応じたより確実な誤り訂正を促すことができる
という効果を奏する。
【0136】つぎの発明によれば、送信制御機器から受
信した受信情報について、誤り訂正符号の付加に加えて
さらなるデータの冗長化が施されていた場合に、その冗
長化されたデータを復号する冗長化復号手段を備えてい
るので、より確実な誤り訂正をおこなうことができると
いう効果を奏する。
【0137】つぎの発明によれば、送信制御機器におけ
る通信方式の情報に応じて、受信制御機器での通信方式
の設定変更をおこなう通信方式追従手段を備えているの
で、無線通信における通信方式の変更が生じた場合であ
っても、新たな通信方式による無線通信へと自動的に迅
速に移行することができるという効果を奏する。
【0138】つぎの発明によれば、送信制御機器から受
信した通信方式の情報を蓄積する通信方式蓄積手段を備
えているので、通信方式追従手段によって、この通信方
式蓄積手段に蓄積された過去の通信方式に基づいた設定
変更をおこなうことができ、無線回線に障害があった場
合に、この履歴を利用して障害からの復旧を自動的に迅
速におこなうことができるという効果を奏する。
【0139】つぎの発明によれば、受信制御機器自体の
負荷を計測し、計測された負荷状況を送信制御機器に通
知する負荷状況通知手段を備えているので、送信制御機
器に対して、その負荷状況に応じたデータの送信速度等
の変更を促すことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態にかかるデータ配信シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態にかかる送信制御機器の動作を
示すフローチャートである。
【図3】 同実施の形態における誤り訂正符号の付加さ
れた後のデータを示す説明図である。
【図4】 同実施の形態における冗長化が施されたデー
タを示す説明図である。
【図5】 同実施の形態にかかる通信方式変更処理を示
すフローチャートである。
【図6】 同実施の形態における誤り状況と誤り訂正方
式との対応関係を示す説明図である。
【図7】 同実施の形態における誤り状況と送信帯域と
の対応関係を示す説明図である。
【図8】 同実施の形態にかかる送信速度変更処理を示
すフローチャートである。
【図9】 同実施の形態における負荷状況と速度選択と
の対応関係を示す説明図である。
【図10】 同実施の形態における負荷状況と蓄積方式
との対応関係の例を示す説明図である。
【図11】 同実施の形態にかかる受信制御機器の動作
を示すフローチャートである。
【図12】 同実施の形態にかかる受信制御機器の動作
を示すフローチャートである。
【図13】 同実施の形態にかかる復旧処理を示すフロ
ーチャートである。
【図14】 従来におけるデータ配信システムの概略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 無線通信回線、12 有線通信回線、21 送信
制御機器、22 無線送信手段、23 プロトコル変換
手段、24 冗長化符号手段、25 送信速度遅延手
段、25 送信帯域変更手段、26 入力手段、27
誤り訂正方式変更手段、28 送信帯域変更手段、29
通信方式通知手段、30 送信データ蓄積手段、31
受信制御機器、32 無線受信手段、33 通信方式
追従手段、34 冗長化復号手段、35 負荷状況通知
手段、36 要求手段、37 受信誤り状況通知手段、
38 冗長化方式選択手段、39 通信方式蓄積手段、
40表示手段。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線通信回線および無線通信回線を介し
    て互いに接続された送信制御機器および受信制御機器を
    備え、前記送信制御機器は、前記受信制御機器から前記
    有線通信回線を介して受信した情報に応じて前記受信制
    御機器に前記無線通信回線を介して種々の情報を無線送
    信するデータ配信システムにおいて、 前記受信制御機器は、前記送信制御機器から受信した情
    報に対する受信誤り状況を前記送信制御機器に通知し、 前記送信制御機器は、前記受信誤り状況に応じて、前記
    受信制御機器に送信する情報を符号化するための誤り訂
    正方式を選択することを特徴とするデータ配信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 有線通信回線および無線通信回線を介し
    て互いに接続された送信制御機器および受信制御機器を
    備え、前記送信制御機器は、前記受信制御機器から前記
    有線通信回線を介して受信した情報に応じて前記受信制
    御機器に前記無線通信回線を介して種々の情報を無線送
    信するデータ配信システムにおいて、 前記受信制御機器は、前記送信制御機器から受信した情
    報に対する受信誤り状況を前記送信制御機器に通知し、 前記送信制御機器は、前記受信誤り状況に応じて、前記
    受信制御機器に送信する情報を符号化するための誤り訂
    正に加えて、さらに該情報に冗長化を施すための冗長化
    方式を選択することを特徴とするデータ配信システム。
  3. 【請求項3】 有線通信回線および無線通信回線を介し
    て互いに接続された送信制御機器および受信制御機器を
    備え、前記送信制御機器は、前記受信制御機器から前記
    有線通信回線を介して受信した情報に応じて前記受信制
    御機器に前記無線通信回線を介して種々の情報を無線送
    信するデータ配信システムにおいて、 前記送信制御機器は、前記無線通信回線による無線通信
    の通信方式に変更があった場合に、該通信方式の情報
    を、前記無線通信回線を介して前記受信制御機器に通知
    し、 前記受信制御機器は、前記通信方式の情報に応じて、前
    記送信制御機器との無線通信をおこなうための通信設定
    を変更することを特徴とするデータ配信システム。
  4. 【請求項4】 有線通信回線および無線通信回線を介し
    て互いに接続された送信制御機器および受信制御機器を
    備え、前記送信制御機器は、前記受信制御機器から前記
    有線通信回線を介して受信した情報に応じて前記受信制
    御機器に前記無線通信回線を介して種々の情報を無線送
    信するデータ配信システムにおいて、 前記受信制御機器は、該受信制御機器自体における負荷
    状況を、前記有線通信回線を介して前記送信制御機器に
    通知し、 前記送信制御機器は、前記負荷状況に応じて、前記受信
    制御機器に前記無線通信回線を介して送信する情報の送
    信速度を変更することを特徴とするデータ配信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 受信制御機器から有線通信回線を介して
    受信した受信情報に応じて、前記受信制御機器に無線通
    信回線を介して送信情報を送信する送信制御機器におい
    て、 前記有線通信回線を介してデータの要求を示す受信情報
    を入力するとともに、該要求に応じたデータを取得する
    入力手段と、 前記有線通信回線を介して前記受信制御機器における受
    信誤り状況を示す受信情報を入力するとともに、前記デ
    ータを符号化する誤り訂正方式を前記受信誤り状況に応
    じて変更する誤り訂正方式変更手段と、 を備え、 前記訂正方式変更手段において変更された誤り訂正方式
    を用いて前記データに誤り訂正符号を付加して送信デー
    タを生成し、生成した送信データを前記受信制御機器に
    無線送信することを特徴とする送信制御機器。
  6. 【請求項6】 前記誤り訂正方式変更手段が誤り訂正方
    式を変更した際に、前記送信データの送信周波数帯域を
    変更する送信帯域変更手段を備えたことを特徴とする請
    求項5に記載の送信制御機器。
  7. 【請求項7】 前記送信データにさらに冗長化を施す冗
    長化符号手段を備え、 前記冗長化された送信データを前記受信制御機器に無線
    送信することを特徴とする請求項5または6に記載の送
    信制御機器。
  8. 【請求項8】 前記冗長化符号手段は、 前記有線通信回線を介して受信誤り状況を示す受信情報
    を入力するとともに、前記送信データを冗長化する冗長
    化方式を前記受信誤り状況に応じて変更することを特徴
    とする請求項7に記載の送信制御機器。
  9. 【請求項9】 前記誤り訂正方式、前記送信周波数帯域
    および前記冗長化方式等の変更に基づいて変更される通
    信方式情報を、前記受信制御機器に前記無線通信回線を
    介して通知する通信方式通知手段を備えたことを特徴と
    する請求項5〜8のいずれか一つに記載の送信制御機
    器。
  10. 【請求項10】 前記有線通信回線を介して前記受信制
    御機器における負荷状況を示す受信情報を入力するとと
    もに、該負荷状況に応じて前記送信データを前記無線通
    信回線に伝送する送信速度を変更する送信速度変更手段
    を備えたことを特徴とする請求項5〜9のいずれか一つ
    に記載の送信制御機器。
  11. 【請求項11】 前記負荷状況に応じて前記送信データ
    を一時的に蓄積する送信データ蓄積手段を備え、 前記送信速度変更手段は、前記送信データ蓄積手段に蓄
    積された送信データを無線送信する間隔を調節すること
    によって、前記送信データを前記無線通信回線に伝送す
    る送信速度を変更することを特徴とする請求項5〜10
    のいずれか一つに記載の送信制御機器。
  12. 【請求項12】 送信制御機器に対し有線通信回線を介
    して送信情報を送信し、前記送信情報に応じて前記送信
    制御機器から無線通信回線を介して送信される受信情報
    を受信する受信制御機器において、 前記有線通信回線を介して前記送信制御機器にデータの
    要求を示す送信情報を送信する要求手段と、 前記送信制御機器から受信した受信情報に対して誤り訂
    正復号をおこなった結果から受信誤り状況を取得し、取
    得した受信誤り状況を前記送信制御機器に前記有線通信
    回線を介して通知する受信誤り状況通知手段と、 を備えたことを特徴とする受信制御機器。
  13. 【請求項13】 前記受信誤り状況に基づいて、前記送
    信制御機器において実施される送信データの冗長化方式
    を選択し、選択した冗長化方式を、前記送信制御機器に
    前記有線通信回線を介して通知する冗長化方式選択手段
    を備えたことを特徴とする請求項12に記載の受信制御
    機器。
  14. 【請求項14】 前記送信制御機器から受信した受信情
    報において、誤り訂正符号の付加に加えてさらなる冗長
    化が施されている否かを検出するとともに、冗長化が施
    されている場合に、前記受信情報の冗長化復号をおこな
    う冗長化復号手段を備えたことを特徴とする請求項12
    または13に記載の受信制御機器。
  15. 【請求項15】 前記無線通信回線を介して前記送信制
    御機器における通信方式情報を示す受信情報を入力する
    とともに、前記通信方式情報に応じて、前記無線通信回
    線を介しておこなわれる無線受信の通信方式を変更する
    通信方式追従手段を備えたことを特徴とする請求項12
    〜14のいずれか一つに記載の受信制御機器。
  16. 【請求項16】 前記通信方式情報を蓄積する通信方式
    蓄積手段を備え、 前記通信方式追従手段は、 前記無線通信回線を介した無線受信をおこなうことがで
    きなくなった場合に、前記通信方式蓄積手段に蓄積され
    た通信方式情報に基づいて、無線受信の通信方式を設定
    することを特徴とする請求項15に記載の受信制御機
    器。
  17. 【請求項17】 受信制御機器自体における負荷状況を
    計測し、計測した負荷状況を、前記送信制御機器に前記
    有線通信回線を介して通知する負荷状況通知手段を備え
    たことを特徴とする請求項12〜16のいずれか一つに
    記載の受信制御機器。
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