JP2000299689A - 多重分離装置及び多重分離方法 - Google Patents

多重分離装置及び多重分離方法

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JP2000299689A
JP2000299689A JP10594199A JP10594199A JP2000299689A JP 2000299689 A JP2000299689 A JP 2000299689A JP 10594199 A JP10594199 A JP 10594199A JP 10594199 A JP10594199 A JP 10594199A JP 2000299689 A JP2000299689 A JP 2000299689A
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Koji Hirayama
浩二 平山
Akio Kawase
昭雄 川瀬
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存ディジタル通信網やアナログ通信網とA
TM通信網や移動体通信網やインタネットを相互接続す
るに好適な通信網制御システムを提供する。 【解決手段】 移動体端末からの又は移動体端末への通
信情報・制御信号を多重分離する多重分離装置40にお
いて、ヘッダ終端部401は、ATMセル化された移動
体端末からの通信情報または移動体端末への通信情報・
制御信号を受信し、ヘッダを終端し、変換テーブル40
2及び解析部403に出力する。解析部403では、ヘ
ッダ終端部401から取り出されたCID、LID、R
NTIを解析する。多重分離部405は、その解析結果
に基づいて種類毎にATMセルを多重分離する。ヘッダ
付与部406は、多重分離部405からの出力を、その
種類応じて次に処理すべき処理装置の宛先をヘッダとし
て付与して出力をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重分離装置及び
多重分離方法に係り、特に無線通信網と他の通信網を相
互接続し、様々な速度で通信される複数種のメディア
(音声/画像/データ)を扱うに好適なマルチメディア
通信網向けの通信網制御システムにおける多重分離装置
及び多重分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日のディジタル通信網は、従来のメタ
リック線や光ファイバを用いた有線通信網に加え、移動
体通信網のように無線を信号伝送の媒体とする通信網が
増加している。この移動体通信網に関しては、オーム社
発行の「移動通信ハンドブック」に示されたような、既
存のSTM通信網(Synchronous Transfer Mode)通信
網、電気通信協会発行の「やさしいディジタル交換」に
示されたような同期化されたフレーム内に時分割された
タイムスロットに信号をのせて通信する時分割通信網)
と同様に信号をタイムスロットにのせて通信するPDC
(Personal Digital Cellurar)やPHS(Personal Ha
ndyphone System)通信網、また、電気通信協会発行の
「やさしいディジタル移動通信」に示されたような信号
毎に異なる符号を用いて変調して通信するCDMA(Co
de Division Multiple Access)通信網等が存在する。
さらに、日経BP社発行の「日経エレクトロニクス n
o.680」の第85ページ以降に示された広帯域CD
MA(以下、W−CDMA(Wide band CDMA)と
称する)は、音声・画像・高速データなどの多様な種類
と速度の信号を高速で移動していても既存の有線通信網
と同様な品質で送受信できる通信システムとして注目さ
れ、急速な導入が期待される通信網である。
【0003】一方、現在の通信網は、STM通信網、ま
た、電気通信協会発行の「データ交換の基礎知識」に示
されるように、可変長のパケットに信号をのせて通信す
るパケット通信網、また、オーム社発行の「B−ISD
N絵とき読本」に示されるように、セルと呼ばれる固定
長のパケットに信号をのせて通信する非同期転送モード
通信網(以下、ATM(Asynchronous Transfer Mode)
通信網と称する)、さらには、オーム社発行の「マスタ
ーリングTCP/IP」に示されるように、IPパケッ
トと呼ばれる可変長パケットに信号をのせてインタネッ
トプロトコル(IP)という手順に従いIPパケットの
通信を行うIP網(インターネット)等のような様々な
通信網が存在し、それぞれ音声・画像・データの各メデ
ィアが通信されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した現実の各通信
網や通信システムは、各々独立に開発・導入されてきた
ものであり、信号の形式(速度・フォーマット)や通信
手順(信号方式、プロトコル等)にそれぞれ違いが存在
している。また、通信網の特性も異なるので提供する通
信サービスやそのサービスを提供するための制御機構
(例えば、オペレーションシステムの構成、ハード/ソ
フトインタフェースの構成、さらには通信アプリケーシ
ョンソフトの機能や構成)にも違いが存在している。
【0005】通信網を利用して情報の送受信を行う通信
網ユーザや、通信網を提供するプロバイダからは、上述
した各通信網の違いがなくなり(あるいは、吸収さ
れ)、通信網の構成や手順を意識することなく、使いた
いときに、使いたい装置(端末)で、情報を最適に通信
できる通信サービスを使用して相手と通信できること
が、通信設備の使い勝手の向上や通信コストの低減とな
り、社会の発展と貢献につながるため切望されている。
すなわち、上述した様々な通信網を統合した通信網や、
各通信網の違いを吸収して簡単な制御で相互接続して通
信を可能とする網間のインターワーキングを行うことが
可能な通信網の制御システム・通信制御装置およびこれ
らの制御方法の提供が求められる。特に、W−CDMA
等の移動体通信網は、今後の急速な発展が期待されるも
のであり、既存の各種通信網と移動体通信網を相互接続
して統合通信網を構築していくことが重要である。
【0006】本発明の目的のひとつは、上述したような
移動体通信網と既存の通信網との統合あるいは相互接続
を実現することにある。
【0007】また、本発明は、移動体通信網と既存の通
信網との統合あるいは相互接続を実現するために、通信
網を制御するに好適な通信網制御システム、通信網制御
装置、その制御方法を簡単な構成や手順で提供するこ
と、特に、移動体通信網と既存の通信網との統合あるい
は相互接続を実現するに好適な移動体通信網制御システ
ム、移動体通信網制御装置、その制御方法を簡単な構成
や手順で提供することを目的とする。
【0008】本発明は、例えば、既存の通信網はそのま
ま存在させた状態で、その通信網が元々備えた通信能力
や提供サービスを最大限活用するように、更には、移動
体通信網の通信能力や提供サービスを損なわないよう
に、移動体通信網と各既存の通信網とを接続し、相互接
続や通信サービス提供を実施するよう、必要な信号変換
や交換あるいは制御処理を行い、各既存の通信網の端末
からは希望したときに、希望した宛先に、希望した媒体
で情報を提供するための通信網制御システム、通信網制
御装置やその制御方法を簡単な構成や手順で提供するこ
とを目的とする。
【0009】また、本発明は、通信網制御システムが移
動体通信網と既存の通信網との接続を行なう交換システ
ム等を収容し、移動体通信網と異種通信網とのインタワ
ークを行う通信サービスを実現する上で、その対向する
通信網特有の制御方法を意識する必要がなく、単一のイ
ンタフェース装置としての制御方法のみを意識するだけ
で良い通信制御システム及びその制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】移動体通信網に収容された移動端末に着呼
をするためには、網側で被呼先の移動端末がどの無線基
地局の配下に存在しているかを把握していなければなら
ない。そのためには、移動端末が発する位置登録要求信
号を、基地局制御局を介して位置登録管理局まで送付
し、何れの無線基地局の配下に存在するかを登録しなけ
ればならない。なお、移動局は常に移動する可能性があ
るので、複数の無線基地局を一つの単位として呼び出す
ことにより呼損を防ぐ必要がある。従って、本願発明で
は、これら移動通信特有の課題を解決しつつ異種網との
接続を可能とする通信網制御システムや装置及びその制
御方法を提供することを目的とする。
【0011】また、移動端末が通信しながら他の無線基
地局のサービスエリアに移動する際には、通信すべき無
線基地局を切りかえる処理(ハンドオーバ)が必要とな
る。特にCDMAでは、複数の無線基地局と同時に通信
しながらダイバーシチハンドオーバをするため、移動端
末への通信情報を網側でコピーしてハンドオーバに関与
する複数の無線基地局に渡さなければならない。そのた
め網側でのハンドオーバに関する制御信号の交換は複雑
なものとなり、そのハンドオーバに伴う通信トラヒック
は網にとって大きな負担となる。特に、ハンドオーバ先
とハンドオーバ元の無線基地局が、異なる基地局制御局
の配下に存在する場合は、当該基地局制御局間で制御信
号を送受信する必要があるため一層複雑な処理となる。
従って、本願発明では、これらCDMA移動通信特有の
課題を解決しつつ、同時に異種網との接続を可能とする
通信網制御システムや装置及びその制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】さらに、本発明では、受信したATMセル
を、その処理を担当すべき処理部(マルチメディア信号
処理装置(MSP)や信号処理装置(SIG)等)ごと
に信号を分離多重し振り分ける多重分離装置、多重分離
方法を提供することを目的とする。CDMA移動体通信
では、従来に比較して、制御信号が複雑多岐に渡り、そ
のトラヒック量も莫大となるため、これらを網側で高速
に信号処理するには、各信号ごとに必要な信号処理部
(MSPやSIG等)を設け、機能分散による負荷分散
を図ることが必要である。それゆえ、本発明は、移動体
端末または無線基地局からの制御信号等を、処理を担当
すべき処理部ごとに整理し転送することで、より高速な
網側の信号処理を可能とすることを目的とする。
【0013】また、これによりエアー部分特有の多重/
分離処理を行うことを目的とする。さらには、ダイバー
シティ・ハンドオーバ処理装置(DH)や多重分離装置
(MUX)等に機能を分散配置で行うことで、コンパク
トで高性能な、システムを実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決すべ
く、本発明は、移動体端末からのまたは移動体端末への
通信情報、制御信号を多重分離する多重分離装置におい
て、ATMセル化された前記移動体端末からの通信情
報、制御信号を受信し、該ATMセルのヘッダを終端す
るヘッダ終端部と、前記ヘッダ終端部で終端されたヘッ
ダを解析する解析部と、前記解析部の解析に基づいて、
前記ATMセルを多重分離する多重分離部とを備える。
また、本発明では、変換テーブルを備え、前記解析部
は、前記ヘッダ終端部において終端されたATMセルの
ヘッダと前記変換テーブルに基づいて、前記ATMセル
のペイロード内容を把握し、前記多重分離部は、前記解
析部の解析に基づいて前記ATMセルのペイロードを移
動体端末からの又は移動体端末への通信情報、制御信号
の種類ごとに分離多重する。
【0015】さらに、本発明は、ヘッダ付与部を備え、
多重分離部からの出力に対し前記変換テーブルを参照し
適切なヘッダを付与する。なお、変換テーブルには、多
重分離部からの出力を、その種類に応じて次に処理すべ
き処理装置の宛先をヘッダとして付与するに必要なヘッ
ダ情報が登録されている。
【0016】さらに、本発明は、移動体端末からのまた
は前記移動体端末へのATM化された通信情報または制
御信号を受信し、前記ATMセルのヘッダを終端し、前
記ATMセルに含まれるVCI/VPI、CID、LI
D、RNTIを取り出すヘッダ終端部と、前記ヘッダ終
端部で取り出されたVCI/VPIを登録する変換テー
ブルと、前記変換テーブル及び前記ヘッダ終端部で取り
出されたCID、LID、RNTIに基づいて分離多重
のタイミングを生成するタイミング生成部と、前記タイ
ミング生成部において生成されたタイミングに基づいて
入力された前記ATMセルを分離多重する多重分離部
と、前記多重分離部からの出力に前記変換テーブルを参
照して得られるヘッダとCIDを付与して出力するヘッ
ダ付与部とを備える。
【0017】さらに、本発明は、多重分離部において前
記移動体端末からの又は前記移動体端末への通信情報ま
たは制御信号を分離し、その種類ごとに整理し多重す
る。さらに、本発明は、移動体端末からの又は前記移動
体端末へのATM化された通信情報又は制御信号を受信
し、前記ATMセルのヘッダを終端し、前記ATMセル
に含まれるVCI/VPI、CID、LID、RNTI
を取り出し、前記取り出されたVCI/VPIを変換テ
ーブルに登録するとともに前記取り出されたCID、L
ID、RNTIに基づいて分離多重のタイミングを生成
し、前記生成されたタイミングに基づいて入力された前
記ATMセルを分離多重し、前記変換テーブルを参照し
て得られるヘッダとCIDを付与して出力する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による通信網制御シ
ステム、通信制御装置、このシステムや装置を用いた通
信網の構成ならびに通信網制御方法・接続制御方法の実
施の形態について、図面を用いて説明する。
【0019】以下で説明する本発明の実施の形態は、一
例であり、本発明の通信網制御システム、通信制御装置
やこれを用いた通信網の制御方法は、ATM通信網とI
P通信網、STM通信網とIP通信網等、他の種別の通
信網との相互接続においても適用できるものである。
【0020】図1は、本発明の通信網制御システムを用
いた通信網の構成図の一例である。通信網は、本発明の
通信網制御システム1と異種網同士の接続を行なう交換
システム2を備えたマルチメディア通信網100に、C
DMA、W−CDMA、PDC、PHS等の移動体通信
網101、ATMセルで情報を送受信するATM通信網
(例えば、セルリレー網)102、IPパケットで情報
を送受信するIP通信網(例えば、NTTが提供するO
CN)103、時分割多重されたタイムスロットで情報
を送受信するSTM通信網(例えば、NTTが提供する
ディジタル交換網やINS64通信網)104等を接続
したものである。
【0021】本発明の通信網制御システム(以下、GW
と略することがある)1は、移動体通信網101と接続
され、移動体通信網101を制御し、また、移動体通信
網特有の信号を終端や変換したりするものである。そし
て、移動体通信網101の端末CSと他の通信網に収容
されたユーザの端末106間で通信を行なう場合には、
GW1は、異種網同士の接続を行なう交換システム(以
下、NSと略することがある)2と通信に必要な制御情
報と通信すべき情報を送受信する構成とした。各GW1
やNS2同士は、適宜接続され各種通信網を収容して移
動体通信網と他の異種通信網同士の接続を行なう。尚、
GW1とNS2を合せて1つのシステムや装置とする構
成としても構わない。
【0022】図2は、本発明の通信網制御システムの概
略を示すブロック構成図である。通信網制御システム
(GW)1は、ATMスイッチ(ATMSW)10、A
TMインタフェース(ATMIF)20、ダイバーシチ
とハンドオーバ等を実行するダイバーシティ・ハンドオ
フ処理装置(DH)30、多重分離装置(MUX)4
0、信号処理装置(SIG)50、制御装置(CP)6
0、マルチメディア信号処理装置(MSP(Multimedia
Signal Processor(又は、Processing unit))70、ト
ランク類80を備える。
【0023】ATMSW10は、ATMセルに変換され
たユーザ間で送受信される各種情報(音声・画像・デー
タ等)や、制御装置60のプロセッサと各装置(通信網
もしくは通信網インタフェース装置、システム内の各機
能ブロック)との間で送受信される制御情報をATMセ
ルの情報部に入れた構成の信号で交換するATMスイッ
チである。GW1は、多数の移動体通信網101や様々
な通信網との接続を行うもので、ATMSW10として
セル損失が発生しないスイッチが望ましいので、共通バ
ッファ型ATMスイッチ(例えば、特開平2−1669
号公報等参照)を用いれば、経済的で信頼性に優れた通
信網制御システムが実現できる。ATMIF20は、A
TM通信網とのインタフェース機能を有する。なお、イ
ンターネットとのインタフェース機能を有するIPIF
25を、さらに備えても良い。SIG50は、移動体通
信網や他のGW1やNS2、あるいは、後述するよう
に、システム内の他の機能ブロックとの間で制御信号を
送受信する機能を有する。なお、SIG50は、適宜の
インターフェースの内部に設けられるようにしてもよ
い。制御装置60は、GW全体の制御を行なうもので、
各機能ブロック間が送受信した制御信号の処理と各機能
ブロック間の制御情報や情報の交換制御を行う。トラン
ク類80は、移動体通信網の移動端末へのページングや
同報通信を行なうためのATMセルのコピーを行なうコ
ピートランク等の装置である。
【0024】ダイバーシチ、ハンドオーバ等を実行する
ダイバーシティ・ハンドオーバ処理装置(DH)30
は、移動体通信網101において移動端末CSが通信中
に移動した際の通話瞬断や品質劣化を防止するために設
けたもので、ハンドオーバとハンドオーバ時に複数の基
地局BSと送受信される信号に基づき通話品質の優れた
信号を選択生成するダイバーシチを実行する装置であ
る。多重分離装置(MUX)40は、例えば、電波産業
会(ARIB)で審議中のような、移動体通信網が送受
信する各種制御信号(呼設定、位置登録、ハンドオーバ
処理)や端末間で送受信されるユーザ間情報(音声・画
像・データ)を多重分離処理して、それぞれ処理すべき
機能ブロックと送受信する装置である。マルチメディア
信号処理装置(MSP)70は、移動体通信網の端末と
ユーザ間情報を送受信し、移動体通信網同士あるいは移
動体通信網と異種通信網の端末間の相互接続を保証する
ために、必要な符号変換・暗号化等の処理や既存通信網
の信号形式との整合を行なう装置である。
【0025】また、本実施の形態では、NS2として
は、特願平11−40287号や特願平11−5495
9号に記載した交換システムを用いることができる。
【0026】図3は、交換システムの概略を示すブロッ
ク構成図である。交換システム2は、ATMスイッチ
(ATMSW)210、ATMインタフェース(ATM
IF)220、STMインタフェース(STMIF)2
30、IPインタフェース(IPIF)240、信号処
理装置(SIG)250、処理装置(CP)260、ト
ランク類270、管理保守装置(OAM)280を備え
る。
【0027】ATMSW210は、ATMセルに変換さ
れたユーザ間で送受信される各種情報(音声・画像・デ
ータ等)や、制御部260のプロセッサと各装置(通信
網もしくは通信網インタフェース装置)との間で送受信
される制御情報をATMセルの情報部に入れた構成の信
号で交換するATMスイッチである。ATMIF220
は、ATM通信網とのインタフェース機能を有する。S
TMIF230は、STM通信網とのインタフェース機
能を有する。IPIF240は、インターネットとのイ
ンタフェース機能を有する。SIG250は、各通信網
との間で制御信号を送受信する機能を有するもので、必
要とされる信号変換・プロトコル変換等に応じて複数種
備えることができる。制御部260は、交換システム全
体の制御と各通信網との間でやりとりする呼制御信号の
処理と交換制御を行う。トランク類270は、トーキー
等の応答装置、又は、各種サービスを実現するために必
要な機能を有する装置である。管理保守装置280は、
交換システムの監視・保守・管理やクロック供給等を行
うブロックである。
【0028】本交換システムは、様々な通信網との接続
を行うもので、ATMSW210として大容量でセル損
失が発生しないスイッチが望ましいので、共通バッファ
型ATMスイッチ(例えば、特開平2−1669号公報
等参照)や、セル分割型ATMスイッチ(例えば、特開
平4−98917号公報等参照)を用いれば、経済的で
信頼性に優れた交換システムが実現できる。なお、本明
細書では、制御情報等をATMセルの情報部に入れた構
成の信号を、単純にインチャネルと称することがある。
【0029】例えば、ATM通信網102の端末からS
TM通信網104の端末への発呼があると、接続を制御
する信号がATMIF220からATMSW210とS
IG250を介して制御部260に入力される。制御部
260は、呼接続制御によりSTM通信網104の端末
の空きを確認すると、インチャネルでATMIF210
とSTMIF230を設定制御し、その後は、ATMI
F220とSTMIF230との間でATMSW210
を介して端末間の情報が交換及び変換されて送受信でき
るように動作する。端末からインタネット103への接
続要求があれば、STMIF230の代わりにIPIF
240が選択され同様な動作を行う。また、通信制御の
途中で必要なトーキーやトランクをトランク類270か
ら選択して各通信網インタフェースに接続することもで
きる。
【0030】つぎに、本発明の通信網制御システムの構
成及び動作を詳細に説明する。図4は、本発明の通信網
制御システムの詳細構成を示すブロック構成図である。
この図では、特に、GWを構成するSIG50の構成や
配置等が、詳細に示される。なお、ATMSW10内の
点線は、例えば代表接続が組まれていることを表す。
【0031】本発明のGW1は、移動体通信網101や
ATM通信網(マルチメディア通信網)100のNS2
やIP通信網(インターネット)103と接続するため
の、複数のATMIF20−1〜i(移動体通信網10
1対向)、ATMIF20−i+1〜j(NS2対
向)、ATMIF20−j+1〜20−m(GW対
向)、及び、DH30−1〜l、MUX40−1〜o、
SIG50−1〜n、GWを制御する複数のプロセッサ
からなる制御装置60、MSP70、トランク類80の
それぞれを、図示したようにATMSW10に接続する
構成とした。
【0032】SIG50−1〜nは、移動体通信網10
1の移動端末CSや基地局BS、ATM網100(NS
2)、他のGW、IP網103、システム内の他の機能
ブロック(DH30、MUX40、MSP70等)とA
TMSW10を介して接続され、それぞれの網や装置か
ら入出力される制御信号の処理、具体的には制御信号の
信号形式やプロトコル変換や終端処理のような通信処理
等を行う装置であり、複数個及び複数種類がATMSW
10に収容される。本実施の形態では、特願平11−5
4959号に記載のように、SIG50−1〜nを備
え、様々な通信網や装置と送受信する信号の信号形式や
通信プロトコルの違いを吸収・変換・終端(通信処理)
し、この通信処理された信号を制御装置60と送受信す
る、あるいは、通信処理された信号を他の通信網との各
インタフェースと送受信する構成とした。すなわち、S
IG50−1〜nは、制御信号の違いを変換・吸収して
統一された制御部インタフェースの信号に変換する、あ
るいは、異なる通信網同士で情報を転送するために通信
網インタフェース間の情報の変換を行うものである。S
IG50−1〜nは、このような変換動作により、各通
信網から様々な形態・手順を有する制御信号が入出力さ
れても、制御装置60が各制御信号を解析・処理して呼
処理等ユーザから要求された通信サービスを提供するた
めのソフトウェアを動作させることができる。SIG5
0−1〜nは、必要に応じて、負荷分散型の構成とする
こともできる。
【0033】制御装置60は、GW1全体のリソース管
理を行う機能を有するリソース管理プロセッサ(RM
P)640、GWの保守・運用を行う機能と外部に設け
られた保守・運用センタと通信をするインタフェース機
能を有する保守・運用プロセッサ(OMP)650、I
TU−T(International Telecommunication Union、
国際電気通信連合)勧告で規定された共通線信号を処理
する機能と共通線信号網とのインタフェース機能を有す
る共通線信号処理プロセッサ(CSP)620、各通信
網からの呼制御信号を終端してマルチメディア呼の交換
制御機能を実現する呼処理プロセッサ(CLP)630
を備え、各プロセッサ間で機能分散を行ってGW1全体
の制御を行う構成とした。より詳細には、各プロセッサ
間でやりとりされるメッセージを転送する専用のATM
スイッチであるATM HUB610を備えて各プロセ
ッサ間を接続してGW1を制御する構成とした。なお、
CLP630−1〜kは、GWの容量(負荷)に応じて
複数のプロセッサから構成することもでき、この複数の
CLP630−1〜k間で負荷を分散することができ
る。また、ATM HUB610に用いるスイッチは、
各プロセッサ同士を接続するものでATMSW10ほど
大容量のスイッチは必要でないので、ATMSW10と
同様のスイッチを少容量化したものを用いれば良い。ま
た、ATM HUB610は、全プロセッサを回線で直
接接続し、セルヘッダのアドレスに基づき、メッセージ
を交換する構成とした。なお、制御装置60についての
詳細は、特願平11−47959号等に記載されてい
る。
【0034】ダイバーシティ・ハンドオーバ処理装置
(DH)30は、移動体通信網101をマルチメディア
通信網に収容するために備えたもので、移動体通信網
(CDMA)において、移動端末CSの通信中移動に対
応してハンドオーバを実施する際、端末CSと複数の基
地局BSとGW1の間に複数のパスが設定され情報が送
受信されるので、この中から所定の規則で通話品質の優
れた信号を選択生成するダイバーシチを実行する装置で
ある。本発明のGW1では複数のDH30−1〜lをA
TMSW10に収容し、CS(又は、BS)からのハン
ドオーバ要求があるとSIG50のいずれかがこの要求
を解析し、制御装置60が適当なDHを選択指定してハ
ンドオーバ時のダイバーシチを行なわせる構成とした。
この構成により、本発明のGW1は、移動体通信網内の
多数の端末BSが高速に移動することでハンドオーバー
時に多数のパスが設定されても確実にハンドオーバ処理
とダイバーシチ処理が実行されるので、移動中の通話瞬
断や通話品質の劣化が生じない通信システムか提供でき
るようになる。
【0035】例えば、電波産業会(ARIB)で審議さ
れているように、移動体通信網では、既存の有線通信網
の呼接続制御等の制御信号に加えて様々な種類の移動体
通信網特有の制御信号(位置登録、ハンドオーバ処理
等)か端末CSあるいは基地局BSから送受信される。
また、端末間で送受信される情報(信号)の帯域も広
く、多様な種類のユーザ間情報(音声・画像・データ)
が送受信される。さらに、これらの制御信号やユーザ間
情報がパケットのような形式で混在(多重化)された状
態で、移動している端末CSや基地局BSからランダム
なタイミングと回線(ATMIF20)で送受信され
る。多重分離装置(MUX)40は、上述した多種類か
つ複雑なタイミングや構成で移動体通信網と送受信され
る制御信号やユーザ間情報を、それぞれの信号が確実に
処理すべき機能ブロックに送受信されるよう移動体通信
網と送受信する信号を識別多重分離処理する装置であ
る。本発明のGW1では複数のMUX(40−1〜o)
をATMSW10に収容し、移動体通信網と送受信する
多量の信号を適当なMUXに振り分けて処理する構成と
した。ここで各種制御信号とユーザ間情報が分けられ、
制御情報は適当なSIGと送受信され、制御装置60で
処理されGW1の動作(通信網の制御)が進行して、移
動体通信網同士あるいは異種通信網との接続が実行され
る。また、ユーザ間情報は、前記接続制御に基づき宛先
装置と送受信されるようになる。
【0036】一般に、移動体通信網(CDMA,W−C
DMA)では、ユーザが端末で送受信される情報(信
号)の帯域も広く、多様な種類のユーザ間情報(音声・
画像・データ)が送受信されるので多様な通信サービス
の提供が可能となる。一方、既存の通信網においてもA
TM通信網のような広帯域な通信でマルチメディアを扱
い多様な通信サービスを提供可能な通信網も存在してい
る。マルチメディア信号処理装置(MSP)70は、移
動体通信網の端末とユーザ間情報を送受信し、様々な通
信サービスを提供できるようにユーザー間情報を符号化
や暗号化等で加工する。あるいは異種端末との通信を可
能とするために符号化則・暗号化則の変換やメディアの
変換を行なう。さらには、既存の異種通信網の端末との
相互接続を保証するために、必要な符号変換・暗号化等
の処理や既存通信網の信号形式との整合を行なう装置で
ある。本発明のGW1では、このようなMSPをATM
SW10に収容し、多数の回線から様々な宛先向けに多
様な形式で送受信されるユーザー間情報を一旦ATMS
W10を介して集め、纏めて処理する構成として経済的
なシステムを実現した。尚、本MSPをGW1の外に別
装置として設置し、複数のGW1がMSPを共有する構
成のシステムとしても構わない。
【0037】上述の各機能ブロック(各通信網インタフ
ェース、SIG、各プロセッサ)からの信号は、制御の
ために複数のプロセッサ間を転送されるメッセージ以
外、すべてATMセル1000、1100、1200に
変換され、ATMSW10に設定した論理パスP(図
4、ATMSW10内の点線間に設定するパス)を用い
て各ブロック間を転送する構成とした。具体的には、特
開昭63−72293号公報に記載のように、各機能ブ
ロックがATMセルのヘッダに宛先情報を付与すると、
ATMSW10が、ヘッダ情報に基づき論理パスでAT
Mセルを情報の宛先となる機能ブロックに自己ルーティ
ングする構成である。また、各機能ブロックにおける宛
先情報の付与は、特開平3−218142号公報等のよ
うに、各機能ブロックに宛先情報を予め記憶させてある
テーブルを備え、送信すべき信号が入力されるとこのテ
ーブルを参照して宛先情報をヘッダに付与する構成とし
た。なお、各テーブルの内容は、GW1の設置時や構成
変更時にシステム内の管理保守装置又は適宜の管理装置
(図示せず)から設定する構成とした。
【0038】以下に、本発明に係る多重分離装置40の
構成及び動作を詳細に説明する。
【0039】CDMA方式の移動体通信では、従来に比
較して、制御信号が複雑多岐に渡り、そのトラヒック量
も莫大となる。これらを網側で高速に信号処理するため
には、各信号ごとに必要な信号処理部を設け、機能分散
による負荷分散を図ることが必要である。そこで、本発
明では、受信したATMセルを、その処理を担当すべき
処理部(MSP70やSIG50等)ごとに信号を分離
多重し振り分ける多重分離装置及び多重分離方法を提供
する。
【0040】図5に、本発明に係る多重分離装置40の
ブロック構成図の一例を示す。多重分離装置40は、ヘ
ッダ終端部401、変換テーブル402、解析部40
3、CNT(Control)タイミング生成部404、多重
分離部405及びヘッダ付与部406を備える。
【0041】つぎに、多重分離装置40の動作について
説明をする。まず、ATMSW10から、VCI/VP
I(Virtual Channel Identifier/Virtual Path Identi
fier)、CID(Connection Identifier)、LID(L
ogical Channel Identifier)、RNTI(Radio Netwo
rk Temporary Identifier)、LAC−PDU(LinkAcc
ess Control−Protocol Data Unit)を含むATMセル
400を受信する。なお、このATMセル400は、移
動体端末からの通信情報・制御信号、又は、移動体端末
への通信情報又は制御信号をATMセル化したものであ
る。
【0042】多重分離装置40では、ヘッダ終端部40
1においてATMSW10を介して移動体端末からのA
TM化された通信情報・制御信号、又は、移動体端末へ
のATM化された通信情報・制御信号を受信し、ATM
セル400のヘッダを終端して、ATMセルに含まれる
VCI/VPI、CID、LID、RNTI等を取り出
す。ヘッダ終端部401は、取り出したVCI/VPI
を変換テーブル402に出力する。一方、ヘッダ終端部
401は、取り出したCID、LID、RNTI等につ
いては、解析部403に出力する。変換テーブル402
により、VCI/VPI等に基づいて、上り/下りの分
別などのデータが求められる。解析部403では、変換
テーブル402の内容(上り/下りの分別など)やヘッ
ダ終端部401で取り出されたCID、LID、RNT
Iを解析し、解析結果をCNTタイミング生成部404
及び変換テーブル402に出力する。
【0043】ここで、ATMセル化された移動体端末か
らの通信情報・制御信号又は移動体端末への通信情報・
制御信号が、例えば、移動体端末に共通の制御チャネル
であるCCCH(Common Control Channel)、専用の制
御チャネルであるDCCH(Dedicated Control Channe
l)、専用のトラヒックチャネルであるDTCH(Dedic
ated Traffic Channel)であるかを識別するには、CI
D、LID、RNTI等を参照することにより可能とな
る。これは、CID、LID、RNTIには、CCCH
等の制御チャネルを識別可能なようにパラメータが設定
されているからである。CNTタイミング生成部404
では、解析部403の解析結果に基づいて、ATMセル
のペイロード(LAC−PDU)を分離多重する分離多
重タイミングを生成する。すなわち、LAC−PDU
を、例えば、CCCH、DCCH、DTCHN(Nは0
又は自然数)ごとに整理し、それごとに多重できるよう
にタイミングを生成する。
【0044】多重分離部405では、CNTタイミング
生成部404において生成された分離多重タイミングに
基づいて、ATMセル化された移動体端末からの通信情
報・制御信号、又は、移動体端末への通信情報・制御信
号を分離し、その種類ごとに整理して多重し、ヘッダ付
与部406に出力する。なお、受信したATMセル化さ
れた信号の分離は、入ってきた論理チャネル毎に分離を
行う。この例では、多重分離部405は、CCCH、D
CCH、DTCH0〜n等の各キュー用のバッファを備
える。ヘッダ付与部406は、多重分離部405からの
出力に対して、変換テーブル402を参照して得られる
新たなヘッダとCIDを付与してATMSW10に出力
する。ここで、変換テーブル402から付与されるヘッ
ダは、各通信情報や制御信号を次に処理すべき処理部を
宛先としている。すなわち、例えば、LAC−PDUが
トラヒックチャネルであり、メディア変換が必要であれ
ばMSP70に転送する必要があるので、ヘッダはMS
P70を宛先としたものとなる。また、各種信号処理が
必要であれば、必要とする信号処理を実行するSIG5
0を宛先とするヘッダが付与される。以上の動作によ
り、ヘッダA、B、X等がそれぞれ付与された新たなA
TMセル407、408、409等が生成される。AT
MSW10は、多重分離装置40から出力されたATM
セルのヘッダに基づいて、適宜の装置へATMセルを交
換する。
【0045】つぎに、多重分離装置40に関して、通信
網制御システム全体の動作の一例について説明する。図
6に、本発明の通信網制御システムによる呼接続制御
(移動体網から発呼する場合)についての動作説明図を
示す。この図は、一例として移動体網101の端末CS
からATM通信網100(2)へ発呼する場合におい
て、通信網制御システムの呼接続制御を示したものであ
る。なお、図中括弧内の数字は、以下の説明の番号と対
応する。 (1)まず、移動体通信網101からATM通信網10
0(2)への発呼を要求する制御信号、例えば、SET
UPメッセージを格納したシグナリング用ATMセルが
送信される。ATMIF20−1が、この制御信号を受
信すると、ATMセルのヘッダを移動体通信網101−
1〜2の複数の基地局BSからの信号の選択合成するD
H30宛のヘッダに書き換え、その書き換えたATMセ
ル1000をATMSW10に出力する。 (2)ATMSW10は、入力されたATMセルを、ヘ
ッダの情報に基づきパスP1でDH30(この例では、
DH30−1とする。)に転送する。 (3)DH30−1は、ATMセル1000に対し所定
のプロトコルで変換を行い、ATMセル1200として
移動体通信網101−1〜2の無線インターフェース上
の信号及びデータの送受信のための多重・分離、送信イ
ンターフェースに応じたフォーマット変換を行うMUX
40(この例では、MUX40−1)宛の宛先情報を付
与してATMSW10に出力する。 (4)ATMSW10は、付与されたヘッダの情報に基
づき、パスP2でセル1200を所定の選択されたMU
X40−1に転送する。 (5)MUX40−1は、ATMセル1200に対し移
動体通信網101−1〜2の無線インターフェース上の
信号及びデータの送受信のための多重・分離、送信イン
ターフェースに応じたフォーマット変換を行い、ATM
セル1200としてSIG50(この例では、SIG5
0−1)宛の宛先情報を付与してATMSW10に出力
する。 (6)ATMSW10が、付与されたヘッダの情報に基
づき、パスP3でATMセル1200を所定の選択され
たSIG50−1に転送する。 (7)選択されたSIG50−1は、ATMセル120
0に対し所定のプロトコルで変換を行い、ATMセル1
100として制御信号を処理するプロセッサ(この例で
は、接続要求なのでCLP630−1〜kのいずれか)
宛のヘッダを付与して出力する。 (8)このATMセル1100は、ATMSW10のパ
スP4で選択されたCLP630(この例では、CLP
630−1)に転送される。なお、複数のCLP630
−1〜kのいずれかの選択は、RMP640の指示に基
づき実行される構成とした。 (9)ATMセル1100を受信したCLP630−1
は、ATMセル1100からSETUPメッセージを取
り出し、各プロセッサと連動して呼処理を行い、SET
UPの応答となるPROCメッセージを作成し、SIG
50−1を宛先とするヘッダを付与したATMセル11
00に変換してATMSW10に出力する。なお、複数
のプロセッサ間の連動動作に基づく呼接続制御は、例え
ば特願平11−47595号に記載の制御等を用いるこ
とができる。 (10)SIG50−1は、ATMセル1100を受信
すると、通信プロセッサ510が(7)と逆の手順で、
MUX40−1を宛先としたPROCメッセージを格納
したATMセル1000を作成してATMSW10に出
力する。 (11)ATMSW10は、入力されたATMセル10
00を、ヘッダの情報に基づきMUX40−1に転送す
る。 (12)MUX40−1は、ATMセル1100を受信
すると、(5)と逆の手順で、DH30−1を宛先とし
たPROCメッセージを格納したATMセル1100を
作成してATMSW10に出力する。 (13)ATMSW10は、入力されたATMセル11
00を、ヘッダの情報に基づきDH30−1に転送す
る。 (14)DH30−1は、ATMセル1100を受信す
ると、(3)と逆の手順で、ATMIF20−1を宛先
としたPROCメッセージを格納したATMセル100
0を作成してATMSW10に出力する。 (15)ATMSW10は、入力されたATMセル10
00を、ヘッダの情報に基づきATMIF20―1に転
送する。 (16)ATMIF20−1は、応答信号であるPRO
Cメッセージを格納したATM1000を受信すると、
移動体通信網宛てのヘッダに書き換えたシグナリング用
ATMセルに変換して移動通信網101に出力する。
【0046】
【発明の効果】本発明によると、以上のように、既存の
通信網の統合あるいは相互接続を実現することができ
る。また、本発明によると、既存の通信網の統合あるい
は相互接続を実現するための通信網を構成するに好適な
GWやその制御方法を、簡単な構成や手順で提供するこ
とができる。
【0047】本発明によると、例えば、既存の通信網は
そのまま存在させた状態で、その通信網が元々備えた通
信能力や提供サービスを最大限活用するように各既存の
通信網を接続し、相互接続や通信サービス提供を実施す
るように、必要な信号変換や交換あるいは制御処理を行
い、各既存の通信網の端末からは希望したときに、希望
した宛先に、希望した媒体で情報を提供するためのGW
やその制御方法を簡単な構成や手順で提供することがで
きる。
【0048】また、本発明によると、GWがSTM通信
網やATM通信網やインターネット網といった異種網と
のインターワークを行う通信サービスを実現する上で、
その対向する網特有の制御方法を意識する必要がなく、
単一のインタフェース装置としての制御方法のみを意識
するだけで良いGW及びその制御方法を提供することが
できる。
【0049】また、本発明によると、これらの信号を高
速かつ確実に処理して複数種の通信網の相互接続を行う
GWとして、多様かつ膨大な制御信号を処理・変換し
て、GWの制御機構が呼接続制御や通信網間の通信処理
制御といった制御を既存の通信網の性能を落とすことな
く高速かつ確実に実行できるようにするGWとその信号
処理装置ならびにその配置方法や制御方法を提供するこ
とかできる。しかも、本発明によると、簡単かつ拡張や
変更が容易な構成で多様な信号処理に対応できるGWと
その信号処理装置ならびにその配置方法や制御方法を提
供することもできる。
【0050】そして、本発明によると、マルチメディア
を扱うに好適なGWを実現するために、様々な網との間
で制御信号をやりとりするための手順や、この手順でや
りとりする信号を処理して各プロセッサに通信する信号
処理装置や、様々な網との間で送受信する各種信号をG
W内の統一したフォーマットの形に変換するインタフェ
ース装置などを提供することができる。また、本発明に
よると、これら各装置を組合せ、多様な通信網との相互
接続が可能な、汎用性が高く拡張や変更の容易な構成の
GWや通信網、信号の交換方法や通信網の制御方法を提
供することができる。
【0051】本発明によると、信号処理装置等の各ブロ
ックの追加・変更や、新たな通信網インタフェースの追
加等が容易に実施できるようにでき、汎用性と柔軟性に
優れた複数種の通信網を相互接続するGWを容易に提供
することができる。
【0052】本発明によると、信号処理装置等の各機能
ブロックが、信号を送信すべき機能ブロックの宛先情報
をATMセルのヘッダに付与してセル化して送信するだ
けで、ATMスイッチは、このATMセルをヘッダの情
報に基づき自己ルーティングして宛先機能ブロック間を
転送することができ、各機能ブロック毎に交換システム
の制御処理が進行されていくことができる。
【0053】さらに、本発明によると、受信したATM
セルを、その処理を担当すべき処理部(MSP70やS
IG50等)ごとに信号を分離多重し振り分ける多重分
離装置、多重分離方法を提供することができる。本発明
によると、移動体端末または無線基地局からの制御信号
等を、処理を担当すべき処理部ごとに整理し転送するこ
とで、より高速な網側の信号処理が可能となり、また、
これによりエアー部分特有の多重/分離処理を行うこと
が可能となる。さらに、本発明によると、DHやMUX
等に機能を分散配置で行うことで、コンパクトで高性能
な、システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信網制御システムを用いた通信網の
構成図。
【図2】本発明の通信網制御システムの概略を示すブロ
ック構成図。
【図3】交換システムの概略を示すブロック構成図。
【図4】本発明の通信網制御システムの詳細構成を示す
ブロック構成図。
【図5】本発明に係る多重分離装置のブロック構成図。
【図6】本発明の通信網制御システムによる呼接続制御
(移動体網から発呼する場合)についての動作説明図。
【符号の説明】
1 通信網制御システム(GW)、 2 交換システム
(NS) 10 ATMスイッチ、 20 ATM通信
網インタフェース、25 IP通信網インタフェース、
40 多重分離装置(MUX) 30 ダイバーシティ・ハンドオーバ処理装置(D
H)、50 信号処理装置(SIG)、 60 制御
装置、70 マルチメディア信号処理装置(MSP)、
80 トランク装置(TRK)、 100 マルチメ
ディア通信網、101 移動体通信網、 1
02 ATM通信網、103 IP通信網、
104 移動体通信網、106 通信端末、
BS 基地局、CS 移動端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 昭雄 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180 日立通 信システム株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA04 HA10 HB14 HB21 HB29 HC09 HD09 JA01 JL01 JT09 KA15 KA21 LA18 5K033 AA09 BA15 CB01 CB08 CC01 DA05 DA19 9A001 CC05 CC07 DD10 EE01 JJ19 JZ25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体端末からの又は移動体端末への通信
    情報又は制御信号を多重分離する多重分離装置におい
    て、 ATMセル化された移動体端末からの又は移動体端末へ
    の通信情報又は制御信号を受信し、該ATMセルのヘッ
    ダを終端するヘッダ終端部と、 前記ヘッダ終端部で終端されたヘッダを解析する解析部
    と、 前記解析部の解析に基づいて、種類毎にATMセルを多
    重分離する多重分離部とを備えた多重分離装置。
  2. 【請求項2】ATMセルのヘッダに含まれる情報に基づ
    いて、他の情報に変換する変換テーブルをさらに備え、 前記解析部は、前記ヘッダ終端部において終端されたA
    TMセルのヘッダと前記変換テーブルにより変換された
    情報とに基づいて、前記ATMセルのペイロード内容を
    把握し、 前記多重分離部は、前記解析部の解析に基づいて、入力
    されたATMセルのペイロードを移動体端末からの又は
    移動体端末への通信情報又は制御信号の種類ごとに分離
    多重することを特徴とする請求項1に記載の多重分離装
    置。
  3. 【請求項3】前記多重分離部からの出力に、次に処理す
    べき処理装置の宛先をヘッダとして付与するヘッダ付与
    部をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の多重分離装置。
  4. 【請求項4】移動体端末からの又は移動体端末へのAT
    Mセル化された通信情報又は制御信号を多重分離する多
    重分離装置において、 前記移動体端末からの又は前記移動体端末へのATM化
    された通信情報又は制御信号を受信し、ATMセルのヘ
    ッダを終端し、該ATMセルに含まれるVCI/VP
    I、CID、LID、RNTIを取り出すヘッダ終端部
    と、 前記ヘッダ終端部で取り出されたVCI/VPIに基づ
    いて他の情報に変換する変換テーブルと、 前記変換テーブル及び前記ヘッダ終端部で取り出された
    CID、LID、RNTIに基づいて分離多重のタイミ
    ングを生成するタイミング生成部と、 前記タイミング生成部において生成されたタイミングに
    基づいて入力された前記ATMセルを分離多重する多重
    分離部と、 前記多重分離部からの出力に前記変換テーブルを参照し
    て得られるヘッダとCIDを付与して、ATMセルを出
    力するヘッダ付与部とを備えた多重分離装置。
  5. 【請求項5】前記多重分離部は、CCCH、DCCH、
    複数のDTCHを含む種類ごとのバッファを有し、前記
    移動体端末からの又は前記移動体端末への通信情報又は
    制御信号を分離し、その種類ごとに多重することを特徴
    とする請求項4に記載の多重分離装置。
  6. 【請求項6】移動体端末からの又は移動体端末へのAT
    Mセル化された通信情報又は制御信号を多重分離する多
    重分離方法において、 移動体端末からの又は前記移動体端末へのATMセル化
    された通信情報又は制御信号を受信し、ATMセルのヘ
    ッダを終端し、 ATMセルに含まれるVCI/VPI、CID、LI
    D、RNTIを取り出し、 取り出されたVCI/VPIに基づく情報及びCID、
    LID、RNTIに基づいて分離多重のタイミングを生
    成し、 前記生成されたタイミングに基づいて入力されたATM
    セルを種類毎に分離多重し、 前記変換テーブルを参照して得られるヘッダとCIDを
    付与して、ATMセルを出力することを特徴とする多重
    分離方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006303890A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Fujitsu Ltd 宛先段階生成方法及び宛先段階生成装置

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