JP2000299666A - チャネルチェックテスト装置及びチャネルチェックテスト方法 - Google Patents

チャネルチェックテスト装置及びチャネルチェックテスト方法

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JP2000299666A
JP2000299666A JP11104223A JP10422399A JP2000299666A JP 2000299666 A JP2000299666 A JP 2000299666A JP 11104223 A JP11104223 A JP 11104223A JP 10422399 A JP10422399 A JP 10422399A JP 2000299666 A JP2000299666 A JP 2000299666A
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signal
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Yukimasa Sugino
幸正 杉野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号としてA則またはμ則で非直線量子
化されたPCM信号を扱う場合、A則の入力テストパタ
ーンに対応するA則の出力テストパターンと、μ則の入
力テストパターンに対応するμ則の出力テストパターン
をそれぞれ別個に用意しなければならず、装置の回路規
模が大きくなるなどの課題があった。 【解決手段】 FFT演算部30の演算結果X[0]〜
X[3]と出力パターンY[0]〜Y[3]の類似度を
計算し、その類似度と判定基準値を比較してチャネルの
導通状態を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル回線
多重化装置(Digital CircuitMult
iplication Equipment、以下、D
CMEと称する)におけるチャネルの導通状態を判定す
るチャネルチェックテスト装置及びチャネルチェックテ
スト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高能率音声符号化技術やディジタル音声
挿入技術を用いることにより、電話による音声通話信号
を高能率に圧縮して伝送する装置として、DCMEが知
られている。このDCMEにおいては、通話チャネルの
導通の有無をチェックするチャネルチェックテストが行
なわれる。
【0003】図14は従来のDCMEが搭載するチャネ
ルチェックテスト装置を示す構成図であり、図におい
て、1は入力信号(入力信号はA則またはμ則非直線量
子化されている)を符号化して符号化信号を送信する送
信側のDCME、2は送信側のDCME1から送信され
た符号化信号を復号して、復号信号を出力する受信側の
DCME、3はA則またはμ則非直線量子化された入力
テストパターンを発生する入力パターン発生器、3aは
A則非直線量子化された入力テストパターンを蓄積する
A則入力パターンメモリ、3bはμ則非直線量子化され
た入力テストパターンを蓄積するμ則入力パターンメモ
リ、3cは何れか一方の入力テストパターンを選択する
セレクタ、4はチャネルの導通状態を判定する場合、入
力パターン発生器3が発生する入力テストパターンを試
験対象のチャネルに挿入するテストパターン挿入回路、
5はテストパターン挿入回路4が出力する入力信号又は
入力テストパターンを高能率符号化して、その符号化信
号を伝送路に出力する符号器である。
【0004】6は伝送路から符号化信号を入力して復号
し、その復号信号(復号信号はA則またはμ則非直線量
子化されている)を出力する復号器、7はA則またはμ
則非直線量子化された出力テストパターンを発生する出
力パターン発生器、7aはA則非直線量子化された出力
テストパターンを蓄積するA則出力パターンメモリ、7
bはμ則非直線量子化された出力テストパターンを蓄積
するμ則出力パターンメモリ、7cは何れか一方の出力
テストパターンを選択するセレクタ、8は復号器6が出
力する復号信号と出力パターン発生器7が出力する出力
テストパターンを比較する比較器、9は復号信号と出力
テストパターンの一致ビット数をカウントするカウン
タ、10はカウンタ9のカウント値に基づいてチャネル
の導通状態を判定する判定回路である。
【0005】次に動作について説明する。まず、試験対
象でない運用中のチャネル、即ち、音声通話信号を伝送
するチャネルに対する動作を説明する。テストパターン
挿入回路4は、入力パターン発生器3が発生する入力テ
ストパターンを受け付けず、送信側のDCME1に入力
される入力信号を符号器5に出力する。
【0006】そして、符号器5は、テストパターン挿入
回路4から入力信号を受けると、その入力信号を例えば
ITU勧告G.726において規定された符号化方式に
より高能率符号化して、その符号化信号を伝送路に出力
する。ここで、入力信号は、ITU勧告G.711にお
いて規定されているA則またはμ則で非直線量子化され
たPCM信号であり、入力信号の非直線量子化の圧伸則
がA則の場合は、符号器5の動作モードがA則となり、
入力信号の圧伸則がμ則の場合は、符号器5の動作モー
ドがμ則となるように、圧伸則設定信号が符号器5に与
えられている。
【0007】受信側のDCME2における復号器6は、
送信側のDCME1が伝送路に符号化信号を出力する
と、その符号化信号を伝送路から入力して、例えばIT
U勧告G.726において規定された符号化方式により
復号し、その復号信号を外部出力する。ここで、復号信
号も、入力信号と同様に、A則またはμ則で非直線量子
化されたPCM信号であり、入力信号の非直線量子化の
圧伸則がA則の場合は、復号器6の動作モードがA則と
なり、入力信号の圧伸則がμ則の場合は、復号器6の動
作モードがμ則となるように、圧伸則設定信号が復号器
6に与えられている。
【0008】次に、試験対象のチャネルに対する動作を
説明する。テストパターン挿入回路4は、送信側のDC
ME1に入力される入力信号を受け付けず、入力パター
ン発生器3が発生する入力テストパターンを符号器5に
出力する。
【0009】そして、符号器5は、テストパターン挿入
回路4から入力テストパターンを受けると、その入力テ
ストパターンを例えばITU勧告G.726において規
定された符号化方式により高能率符号化して、その符号
化信号を伝送路に出力する。ただし、入力パターン発生
器3が発生する入力テストパターンの圧伸則を、符号器
5の圧伸則と合わせる必要があるので、A則入力パター
ンメモリ3aの出力データと、μ則入力パターンメモリ
3bの出力データの何れか一方を、セレクタ3cが圧伸
則設定信号に従って選択し、これを入力パターン発生器
3の出力信号とする。
【0010】受信側のDCME2における復号器6は、
送信側のDCME1が伝送路に符号化信号を出力する
と、その符号化信号を伝送路から入力して、例えばIT
U勧告G.726において規定された符号化方式により
復号し、その復号信号を外部出力するとともに、比較器
8に出力する。比較器8は、復号器6から復号信号を受
けると、その復号信号と出力パターン発生器7が出力す
る出力テストパターンをビット毎に比較する。
【0011】ここで、出力テストパターンは、入力パタ
ーン発生器3が発生する入力テストパターンを符号化し
た後、再度復号したとき得られる復号信号の期待される
パターンである。また、出力パターン発生器7が発生す
る出力テストパターンの圧伸則を、復号器6の圧伸則と
合わせる必要があるので、A則出力パターンメモリ7a
の出力データと、μ則出力パターンメモリ7bの出力デ
ータの何れか一方を、セレクタ7cが圧伸則設定信号に
従って選択し、これを出力パターン発生器7の出力信号
とする。
【0012】カウンタ9は、比較器8によるビット毎の
比較結果を入力し、所定時間内の不一致ビット数をカウ
ントする。そして、判定回路10は、カウンタ9のカウ
ント値(不一致ビット数)を受けると、そのカウント値
を所定値と比較し、そのカウント値が所定値を越える場
合、試験対象のチャネルが導通していないと判定し、そ
の判定結果を出力する。一方、カウント値が所定値を越
えない場合、試験対象のチャネルが導通していると判定
し、その判定結果を出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のチャネルチェッ
クテスト装置は以上のように構成されているので、入力
信号としてA則またはμ則で非直線量子化されたPCM
信号を扱う場合、A則の入力テストパターンに対応する
A則の出力テストパターンと、μ則の入力テストパター
ンに対応するμ則の出力テストパターンをそれぞれ別個
に用意しなければならず、装置の回路規模が大きくなる
などの課題があった。なお、上記従来例では、ITU勧
告G.726に規定された符号化方式をサポートするも
のについて示したが、複数の符号化方式をサポートする
場合、更に多くのテストパターンを用意する必要がある
(例えば、2個の符号化方式をサポートする場合、4通
りの入力テストパターンと4通りの出力テストパターン
を用意する必要がある)。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、圧伸則や符号化方式に応じて出力
テストパターンを用意する必要性をなくし、回路規模を
小さくすることができるチャネルチェックテスト装置及
びチャネルチェックテスト方法を得ることを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るチャネル
チェックテスト装置は、FFT演算手段の演算結果と期
待値の類似度を計算し、その類似度と基準値を比較して
チャネルの導通状態を判定する判定手段を設けたもので
ある。
【0016】この発明に係るチャネルチェックテスト装
置は、符号化手段の符号化アルゴリズムに応じて、判定
手段が使用する期待値を選択する期待値選択手段を設け
たものである。
【0017】この発明に係るチャネルチェックテスト装
置は、FFT演算手段が現在出力する今回の演算結果と
遅延手段が出力する前回の演算結果の類似度を計算し、
その類似度と基準値を比較してチャネルの導通状態を判
定する判定手段を設けたものである。
【0018】この発明に係るチャネルチェックテスト装
置は、検索手段により検索された周波数帯域と基準値を
比較してチャネルの導通状態を判定する判定手段を設け
たものである。
【0019】この発明に係るチャネルチェックテスト装
置は、検索手段により検索された周波数帯域のピークパ
ワーを算出するパワー算出手段を設け、そのピークパワ
ーを考慮してチャネルの導通状態を判定する判定手段を
設けたものである。
【0020】この発明に係るチャネルチェックテスト装
置は、符号化手段の符号化アルゴリズムに応じて、判定
手段が使用する基準値を設定する基準値設定手段を設け
たものである。
【0021】この発明に係るチャネルチェックテスト方
法は、FFT演算の演算結果と期待値の類似度を計算
し、その類似度と基準値を比較してチャネルの導通状態
を判定するようにしたものである。
【0022】この発明に係るチャネルチェックテスト方
法は、テストパターンの符号化アルゴリズムに応じて、
類似度の計算に使用する期待値を選択するようにしたも
のである。
【0023】この発明に係るチャネルチェックテスト方
法は、FFT演算の今回の演算結果と一定期間保持した
前回の演算結果の類似度を計算し、その類似度と基準値
を比較してチャネルの導通状態を判定するようにしたも
のである。
【0024】この発明に係るチャネルチェックテスト方
法は、FFT演算の演算結果から信号強度が最大の周波
数帯域を検索し、その周波数帯域と基準値を比較してチ
ャネルの導通状態を判定するようにしたものである。
【0025】この発明に係るチャネルチェックテスト方
法は、最大の周波数帯域のピークパワーを算出し、その
ピークパワーを考慮してチャネルの導通状態を判定する
ようにしたものである。
【0026】この発明に係るチャネルチェックテスト方
法は、テストパターンの符号化アルゴリズムに応じて、
比較対象の基準値を設定するようにしたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるD
CMEが搭載するチャネルチェックテスト装置を示す構
成図であり、図において、21は入力信号(入力信号は
A則またはμ則非直線量子化されている)を符号化して
符号化信号を送信する送信側のDCME、22は送信側
のDCME21から送信された符号化信号を復号して、
復号信号を出力する受信側のDCMEである。
【0028】23はA則またはμ則非直線量子化された
入力テストパターンを発生する入力パターン発生器(挿
入手段)、23aはA則非直線量子化された入力テスト
パターンを蓄積するA則入力パターンメモリ、23bは
μ則非直線量子化された入力テストパターンを蓄積する
μ則入力パターンメモリ、23cは何れか一方の入力テ
ストパターンを選択するセレクタ、24はチャネルの導
通状態を判定する場合、入力パターン発生器23が発生
する入力テストパターンを試験対象のチャネルに挿入す
るテストパターン挿入回路(挿入手段)、25は符号器
26の符号化アルゴリズムを設定する符号化アルゴリズ
ム選択部、26は符号化アルゴリズム選択部25が出力
するアルゴリズム設定信号等にしたがって、テストパタ
ーン挿入回路24が出力する入力信号又は入力テストパ
ターンを高能率符号化して、その符号化信号を伝送路に
出力する符号器(符号化手段)である。
【0029】27は符号化アルゴリズムを設定する符号
化アルゴリズム選択部、28は符号化アルゴリズム選択
部27が出力するアルゴリズム設定信号等にしたがっ
て、伝送路から入力した符号化信号を復号し、その復号
信号を出力する復号器(復号手段)、29はA則または
μ則非直線量子化されている復号信号を直線量子化PC
M信号に変換するリニア変換部(FFT演算手段)、3
0はリニア変換部29が出力する直線量子化PCM信号
に対して、FFT演算を実行するFFT演算部(FFT
演算手段)、31は符号化アルゴリズム選択部27が出
力するアルゴリズム設定信号にしたがって、類似度判定
部33が使用する判定基準値(基準値)を設定する判定
基準値設定部(基準値設定手段)、32は類似度判定部
33が使用する期待値である出力パターンを発生する出
力パターン発生器(判定手段)、33はFFT演算部3
0の演算結果と出力パターン発生器32が発生する出力
パターンの類似度を計算し、その類似度と判定基準値を
比較してチャネルの導通状態を判定する類似度判定部
(判定手段)である。
【0030】図2は類似度判定部33及び判定基準値設
定部31の詳細構成を示す構成図であり、図において、
41は符号化アルゴリズム選択部27が出力するアルゴ
リズム設定信号にしたがって、第1の基準値又は第2の
基準値を選択し、その選択した基準値を判定基準値とし
て出力するセレクタ、42a〜42dはFFT演算部3
0の演算結果から当該周波数帯域のパワーを算出するパ
ワー算出部、43a〜43dはパワー算出部42a〜4
2dにより算出されたパワーから出力パターン発生器3
2が発生する出力パターンを減算する減算器である。
【0031】44a〜44dは減算器43a〜43dの
減算結果の絶対値を求める絶対値回路、45は絶対値回
路44a〜44dが出力する絶対値を加算する加算器、
46は加算器45の加算結果と判定基準値設定部31が
出力する判定基準値を比較し、その加算結果が判定基準
値より小さければ、当該チャネルが導通していると判定
し、その加算結果が判定基準値より大きければ、当該チ
ャネルが導通していないと判定する比較器である。な
お、図3はこの発明の実施の形態1によるチャネルチェ
ックテスト方法を示すフローチャートである。
【0032】次に動作について説明する。最初に、送信
側のDCME21の動作を説明する。まず、入力パター
ン発生器23は、チャネルチェックテスト用の入力テス
トパターン(例えば、トーン信号)を発生する。ただ
し、入力パターン発生器23が発生する入力テストパタ
ーンの圧伸則を、符号器26の圧伸則と合わせる必要が
あるので、A則入力パターンメモリ23aの出力データ
と、μ則入力パターンメモリ23bの出力データの何れ
か一方を、セレクタ23cが圧伸則設定信号に従って選
択し、これを入力パターン発生器23の出力信号とす
る。
【0033】テストパターン挿入回路24は、入力パタ
ーン発生器23から入力テストパターンを受けると、そ
の入力テストパターンを試験対象のチャネルに挿入して
符号器26に出力する(ステップST1)。ただし、試
験対象でない運用中のチャネルに対しては、その入力テ
ストパターンを挿入せず、送信側のDCME21に入力
された入力信号を符号器26に出力する。
【0034】そして、符号器26は、テストパターン挿
入回路24から入力信号又は入力テストパターンを受け
ると、符号化アルゴリズム選択部25が出力するアルゴ
リズム設定信号にしたがって、入力信号又は入力テスト
パターンを高能率符号化して、その符号化信号を伝送路
に出力する(ステップST2)。ここで、符号器26は
複数の動作モードを有し、入力信号の圧伸則としてA則
とμ則の2通りの圧伸則を切り替えて用いることができ
る。また、符号化アルゴリズムとして、例えば、ITU
勧告G.726、G.728、G.729等に規定され
た符号化方式のうち、2通り以上の符号化方式を切り替
えて用いることができる。この符号器26の動作モード
は、圧伸則設定信号及びアルゴリズム設定信号にしたが
って定められる。
【0035】具体的には、符号器26は、まず、圧伸則
設定信号にしたがって、A則またはμ則非直線量子化さ
れた入力信号又は入力テストパターン(テストパターン
挿入回路24の出力信号)を直線量子化PCM信号に変
換する。そして、符号器26は、入力信号又は入力テス
トパターンを直線量子化PCM信号に変換すると、その
直線量子化PCM信号をアルゴリズム設定信号が示す符
号化アルゴリズムによって符号化し、その符号化信号を
伝送路に出力する。
【0036】次に、受信側のDCME22の動作を説明
する。符号化アルゴリズム選択部27は、復号器28の
符号化アルゴリズムを設定するためアルゴリズム設定信
号を出力する。そのアルゴリズム設定信号は、送信側の
DCME21内の符号化アルゴリズム選択部25が出力
するアルゴリズム設定信号と同一の内容が設定されてい
る。
【0037】復号器28は、送信側のDCME21が伝
送路に符号化信号を出力すると、その符号化信号を伝送
路から入力して復号し、その復号信号を外部出力すると
ともに、リニア変換部29に出力する(ステップST
3)。具体的には、伝送路から入力された符号化信号を
符号化アルゴリズム選択部27により設定されたアルゴ
リズム設定信号にしたがって復号する。そして、復号器
28は、圧伸則設定信号にしたがって、復号により直線
量子化PCM信号をA則またはμ則非直線量子化し、そ
の非直線量子化された信号を復号信号として出力する。
【0038】このようにして、復号器28が非直線量子
化された復号信号を出力すると、リニア変換部29は、
A則またはμ則で非直線量子化された復号信号を直線量
子化PCM信号に変換する(ステップST4)。なお、
復号信号の圧伸則(A則またはμ則)は、圧伸則設定信
号によってリニア変換部29に通知され、リニア変換部
29は通知された圧伸則に従って直線量子化PCM信号
への変換を行なう。
【0039】FFT演算部30は、リニア変換部29が
直線量子化PCM信号を出力すると、その直線量子化P
CM信号に対して、FFT(Fast Fourier
Transform:高速フーリエ変換)演算を施
し、その演算結果を類似度判定部33に出力する(ステ
ップST5)。ここで、FFT演算部30に入力される
直線量子化PCM信号のサンプル列をx[0],x
[1],・・・,x[2n−1]とすると、FFTの演
算結果は以下の式で表される。
【0040】
【数1】
【0041】なお、図1は式(1)において、n=4と
した場合の一例を示すものであり、X[0]〜X[3]
をFFTの演算結果として出力している。ここで、送信
側のDCME21に入力される入力信号の標本化周波数
を8000[Hz]、即ち、入力信号の周波数帯域幅を
4000[Hz]とすると、X[0],X[1],X
[2],X[3]は、この4000[Hz]の帯域幅を
n等分(この例では4等分)した各周波数成分のパワー
の情報を含むことになる。したがって、X[0],X
[1],X[2],X[3]にそれぞれ対応する周波数
は図4に示す通りとなる。
【0042】一方、出力パターン発生器32は、入力パ
ターン発生器23が発生する入力テストパターンを符号
化した後、再度復号された復号信号を直線量子化PCM
信号に変換し、FFT演算部30の演算結果から得られ
る各周波数帯域のパワーの期待値を出力パターンY
[0],Y[1],Y[2],Y[3]として出力す
る。
【0043】そして、類似度判定部33は、FFT演算
部30がFFTの演算結果X[0]〜X[3]を出力
し、出力パターン発生器32が出力パターンY[0]〜
Y[3]を出力すると、その演算結果X[0]〜X
[3]と出力パターンY[0]〜Y[3]の類似度を計
算し(ステップST6)、その類似度と判定基準値を比
較してチャネルの導通状態を判定する(ステップST7
〜ST9)。なお、判定基準値設定部31は、符号化ア
ルゴリズム選択部27が出力するアルゴリズム設定信号
に応じて、類似度判定部33が使用する判定基準値を設
定する。
【0044】具体的には、類似度判定部33は、FFT
演算部30がFFTの演算結果X[0]〜X[3]を出
力すると、類似度判定部33のパワー算出部42a〜4
2dが、FFT演算部30の演算結果X[0]〜X
[3]から当該周波数帯域のパワーを算出する。即ち、
FFTの演算結果X[0]〜X[3]は一般に複素数で
あるので、その演算結果X[0]〜X[3]の実部の2
乗値と、虚部の2乗値との和を算出し、この和をパワー
算出部42a〜42dの出力信号とする。
【0045】そして、減算器43a〜43dは、パワー
算出部42a〜42dにより算出された各周波数帯域の
パワーから、出力パターン発生器32が出力する出力パ
ターンY[0]〜Y[3]を減算し、その減算結果を絶
対値回路44a〜44dに出力する。絶対値回路44a
〜44dは、減算器43a〜43dから減算結果を受け
ると、各減算結果の絶対値を求め、各絶対値を加算器4
5に出力する。加算器45は、絶対値回路44a〜44
dから各減算結果の絶対値を受けると、各絶対値を加算
する。
【0046】そして、比較器46は、加算器45から各
絶対値の加算結果を受けると、加算器45の加算結果と
判定基準値設定部31が出力する判定基準値を比較し
て、チャネルの導通状態を判定する。即ち、試験対象の
チャネルが導通している場合、パワー算出部42a〜4
2dが出力する各周波数帯域のパワーと、出力パターン
発生器32が出力する出力パターンY[0]〜Y[3]
との差が小さくなるため、加算器45の加算結果が小さ
い値となる。そこで、加算器45の加算結果が判定基準
値より小さければ、当該チャネルが導通していると判定
し、“1”を出力する。
【0047】一方、試験対象のチャネルが導通していな
い場合、パワー算出部42a〜42dが出力する各周波
数帯域のパワーと、出力パターン発生器32が出力する
出力パターンY[0]〜Y[3]との差が大きくなるた
め、加算器45の加算結果が大きい値となる。そこで、
加算器45の加算結果が判定基準値より大きければ、当
該チャネルが導通していないと判定し、“0”を出力す
る。
【0048】最後に、判定基準値設定部31の動作を詳
細に説明する。セレクタ41は、符号化アルゴリズム選
択部27が出力するアルゴリズム設定信号に基づいて、
第1の基準値、または、第2の基準値の何れか一方を選
択し、その選択した基準値を判定基準値として出力す
る。
【0049】例えば、符号器26及び復号器28が用い
る符号化アルゴリズムが、ITU勧告G.726に規定
されたADPCM(Adaptive Differe
ntial Pulse Code Modulati
on:適応差分パルス符号変調)方式、及びITU勧告
G.728に規定されたLD−CELP(Low−De
lay Code Excited Linear P
rediction:低遅延符号励振線形予測)方式の
2種類であり、アルゴリズム設定信号にしたがって、こ
の2つの符号化方式のうち何れか一方を選択して用いる
場合、第1の基準値として、ITU勧告G.726に規
定された方式に最適化した判定基準値を予め定め、第2
の基準値として、ITU勧告G.728に規定された方
式に最適化した判定基準値を予め定め、アルゴリズム設
定信号がG.726に規定された方式を選択した場合
は、セレクタ41が第1の基準値を選択し、アルゴリズ
ム設定信号がG.728に規定された方式を選択した場
合は、セレクタ41が第2の基準値を選択するようにす
ればよい。
【0050】この場合、符号化方式としてG.726に
規定された方式を選択し、試験対象のチャネルが正常に
導通している場合の、加算器45の出力値の取り得る範
囲Y1を、Y1L≦Y1≦Y1Hとすると、第1の基準
値としては、Y1Hよりも大きい値を設定しなければな
らない。また、符号化方式としてG.728に規定され
た方式を選択し、試験対象のチャネルが正常に導通して
いる場合の、加算器45の出力値の取り得る範囲Y2
を、Y2L≦Y2≦Y2Hとすると、第2の基準値とし
ては、Y2Hよりも大きい値を設定しなければならな
い。
【0051】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、FFT演算部30の演算結果X[0]〜X
[3]と出力パターンY[0]〜Y[3]の類似度を計
算し、その類似度と判定基準値を比較してチャネルの導
通状態を判定するように構成したので、各DCME2
1,22が複数の符号化方式をサポートしている場合で
も、従来のように、符号化方式に応じて入力テストパタ
ーンや出力テストパターンを別々に用意する必要がな
く、このため、チャネルチェックテスト装置の回路規模
を小さくすることができる効果を奏する。
【0052】なお、この実施の形態1では、符号器26
及び復号器28が用いる符号化アルゴリズムが、ITU
勧告G.726に規定された符号化方式、及びITU勧
告G.728に規定された符号化方式の2種類である場
合について説明したが、これに限らず、他の符号化方
式、例えば、ITU勧告G.729に規定されたCS−
ACELP(Conjugate−Structure
Algebraic−Code−Excited L
inear−Prediction:共役構造−代数的
符号励振線形予測)符号化方式などを用いてもよい。
【0053】また、この実施の形態1では、符号器26
及び復号器28において切り替えて用いる符号化方式の
種類が2種類である場合について説明したが、3種類ま
たはそれ以上の符号化方式を切り替えて用いる場合につ
いても適用できる。切り替えて用いる符号化方式の種類
がN種類である場合、判定基準値設定部31において、
N種類の符号化方式のそれぞれに対応して基準値を定
め、アルゴリズム設定信号にしたがって、セレクタ41
においてN個の基準値のうち何れか1つを選択し、これ
を判定基準値として出力するようにすればよい。
【0054】さらに、この実施の形態1では、式(1)
においてn=4とした場合の動作について説明したが、
n=4に限らず、他の値としてもよい。nの値を大きく
する場合、送信側のDCME21への入力信号の周波数
帯域をより細かく等分して精密に周波数分析を行うこと
ができるので、より正確にチャネル導通の有無を判定す
ることができる。一方、nの値を小さくする場合、回路
規模を小さくすることができる。
【0055】実施の形態2.上記実施の形態1では、符
号器26及び復号器28が複数の符号化アルゴリズムを
切り替えて符号化するものついて説明したが、符号化ア
ルゴリズムを切り替える必要がない場合には、図5及び
図6に示すように、各符号化アルゴリズム選択部25,
27及び判定基準値設定部31を削除することができ
る。これにより、上記実施の形態1よりも更に回路規模
を小さくすることができる効果を奏する。
【0056】ただし、この実施の形態2では、類似度判
定部33が使用する判定基準値は固定値になるが、この
判定基準値としては、試験対象のチャネルが正常に導通
している場合に、加算器45の出力値の取り得る範囲Y
を、YL≦Y≦YHとすると、YHよりも大きい値を設
定しなければならない。
【0057】実施の形態3.上記実施の形態1では、判
定基準値設定部31がアルゴリズム設定信号にしたがっ
て、類似度判定部33が使用する判定基準値を設定する
ものについて示したが、類似度判定部33が使用する判
定基準値を下記に示すように設定すれば、図7に示すよ
うに、判定基準値設定部31を削除しても、複数の符号
化方式をサポートすることができる。これにより、上記
実施の形態1よりも更に回路規模を小さくすることがで
きる効果を奏する。
【0058】例えば、符号器26及び復号器28が用い
る符号化アルゴリズムが、ITU勧告G.726に規定
された符号化方式、及びITU勧告G.728に規定さ
れた符号化方式の2種類であり、この2つの符号化方式
のうち何れか一方を選択して用いる場合、符号化方式と
してG.726に規定された方式を選択し、試験対象の
チャネルが正常に導通している場合の、加算器45の出
力値の取り得る範囲Y1を、Y1L≦Y1≦Y1Hと
し、また、符号化方式としてG.728に規定された方
式を選択し、試験対象のチャネルが正常に導通している
場合の、加算器45の出力値の取り得る範囲Y2を、Y
2L≦Y2≦Y2Hとすると、判定基準値としては、Y
1Hよりも大きく、かつ、Y2Hよりも大きい値を設定
すればよい。
【0059】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4による受信側のDCMEが搭載するチャネルチェッ
クテスト装置を示す構成図、図9は類似度判定部33の
詳細構成を示す構成図であり、図において、図1及び図
2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。34aは入力パターン発生器23が発生する入
力テストパターンが第1の符号化アルゴリズムによって
符号化された後、再度復号された復号信号が直線量子化
PCM信号に変換されたとき、FFT演算部30が出力
する演算結果X[0]〜X[3]と同一値を期待値(第
1の出力パターン)として発生する出力パターン発生器
(判定手段)、34bは入力パターン発生器23が発生
する入力テストパターンが第2の符号化アルゴリズムに
よって符号化された後、再度復号された復号信号が直線
量子化PCM信号に変換されたとき、FFT演算部30
が出力する演算結果X[0]〜X[3]と同一値を期待
値(第2の出力パターン)として発生する出力パターン
発生器(判定手段)、35は符号化アルゴリズム選択部
27が出力するアルゴリズム設定信号にしたがって、第
1の出力パターン又は第2の出力パターンを選択して類
似度判定部33に出力するセレクタ(判定手段)であ
る。
【0060】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、アルゴリズム設定信号にしたがって符号化方
式に適する判定基準値を選択することにより、2個の符
号化方式をサポートするものについて示したが、第1の
符号化方式に適する第1の出力パターンと、第2の符号
化方式に適する第2の出力パターンとを用意し、アルゴ
リズム設定信号にしたがって符号化方式に適する出力パ
ターンを選択するようにしてもよい。
【0061】具体的には、例えば、符号器26及び復号
器28が用いる符号化アルゴリズムが、ITU勧告G.
726に規定された符号化方式、及びITU勧告G.7
28に規定された符号化方式の2種類であり、アルゴリ
ズム設定信号にしたがってこの2つの符号化方式のうち
何れか一方を選択して用いる場合、入力パターン発生器
23が発生する入力テストパターンをITU勧告G.7
26に規定された符号化アルゴリズムにしたがって符号
化した後、再度復号された復号信号を直線量子化PCM
信号に変換し、FFT演算部30がFFT演算を実施す
る場合に得られる演算結果X[0]〜X[3]を第1の
出力パターンとし、また、入力パターン発生器23が発
生する入力テストパターンをITU勧告G.728に規
定された符号化アルゴリズムにしたがって符号化した
後、再度復号された復号信号を直線量子化PCM信号に
変換し、FFT演算部30がFFT演算を実施する場合
に得られる演算結果X[0]〜X[3]を第2の出力パ
ターンとする。
【0062】そして、アルゴリズム設定信号がG.72
6に規定された方式を選択する場合は、セレクタ35
が、出力パターン発生器34aが出力する第1の出力パ
ターンを選択し、アルゴリズム設定信号がG.728に
規定された方式を選択する場合は、セレクタ35が、出
力パターン発生器34bが出力する第2の出力パターン
を選択するようにすればよい。
【0063】これにより、この実施の形態4によれば、
判定基準値設定部31を設けることなく、複数の符号化
方式をサポートすることができる効果を奏する。なお、
この実施の形態4の場合、複数の出力パターンを用意す
る必要があるが、従来のように、圧伸則毎に出力パター
ンを用意する必要はない。
【0064】また、この実施の形態4では、符号器26
及び復号器28において切り替えて用いる符号化方式の
種類が2種類である場合について説明したが、3種類ま
たはそれ以上の符号化方式を切り替えて用いる場合につ
いても適用できる。切り替えて用いる符号化方式の種類
がN種類である場合、N種類の符号化方式のそれぞれに
対応した出力パターン発生器を設け、セレクタ35が、
アルゴリズム設定信号にしたがってN個の出力パターン
発生器が出力する出力パターンのうち何れか1つを選択
するようにすればよい。
【0065】さらに、この実施の形態4では、(1)式
においてn=4とした場合の動作について説明したが、
n=4に限らず、他の値としてもよい。nの値を大きく
する場合、送信側のDCME21への入力信号の周波数
帯域をより細かく等分して精密に周波数分析を行うこと
ができるので、より正確にチャネル導通の有無を判定す
ることができる。一方、nの値を小さくする場合、回路
規模を小さくすることができる。
【0066】実施の形態5.図10はこの発明の実施の
形態5による受信側のDCMEが搭載するチャネルチェ
ックテスト装置を示す構成図、図11は類似度判定部3
3及び判定基準値設定部31の詳細構成を示す構成図で
あり、図において、図1及び図2と同一符号は同一また
は相当部分を示すので説明を省略する。36はFFT演
算部30の演算結果を一定期間保持する遅延バッファ
(遅延手段)、47a〜47dは遅延バッファ36によ
り一定期間保持された前回のFFT演算部30の演算結
果から当該周波数帯域のパワーを算出するパワー算出部
である。
【0067】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、FFT演算部30の演算結果X[0]〜X
[3]と出力パターンY[0]〜Y[3]の類似度を計
算して、チャネルの導通状態を判定するものについて示
したが、DCMEに入力される入力信号が同一データに
係る周期信号である場合には、遅延バッファ36がFF
T演算部30の演算結果X[0]〜X[3]を一定期間
保持するようにする(入力信号の周期に相当する時間を
保持する)。以後、説明の便宜上、遅延バッファ36が
出力する演算結果をX’[0]〜X’[3]と表記す
る。
【0068】この場合、試験対象のチャネルが正常に導
通しているときは、FFT演算部30が現在出力する今
回の演算結果X[0]〜X[3]と遅延バッファ36が
出力する前回の演算結果X’[0]〜X’[3]は一致
する。そこで、類似度判定部33は、FFT演算部30
が現在出力する今回の演算結果X[0]〜X[3]と遅
延バッファ36が出力する前回の演算結果X’[0]〜
X’[3]の類似度を計算し、その類似度と基準値を比
較してチャネルの導通状態を判定するようにする。な
お、遅延バッファ36が出力する前回の演算結果X’
[0]〜X’[3]から当該周波数帯域のパワーを算出
する以外は、上記実施の形態1における類似度判定部3
3の動作と同様であるため説明を省略する。
【0069】これにより、この実施の形態5によれば、
出力パターン発生器32を設けることなく、チャネルの
導通状態を判定することができるので、更に回路規模を
小さくすることができる効果を奏する。
【0070】なお、この実施の形態5では、符号器26
及び復号器28が複数の符号化アルゴリズムを切り替え
て符号化するものについて説明したが、上記実施の形態
2と同様に、符号化アルゴリズムの切り替えを行わない
場合についても適用できる。この場合、各符号化アルゴ
リズム選択部25,27及び判定基準値設定部31が不
要な構成となるため、より簡易な構成でチャネルの導通
状態を判定することができる。
【0071】また、この実施の形態5では、アルゴリズ
ム設定信号にしたがって、判定基準値設定部31が判定
基準値を設定することにより、DCMEが複数の符号化
方式をサポートしている場合でも、チャネルの導通状態
を判定することができるようにしているが、上記実施の
形態3と同様に、判定基準値を適切な値に設定すれば、
判定基準値設定部31を削除することができる。
【0072】実施の形態6.図12はこの発明の実施の
形態6による受信側のDCMEが搭載するチャネルチェ
ックテスト装置を示す構成図であり、図において、図1
と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略
する。37はFFT演算部30の演算結果X[0]〜X
[3]のうち、信号強度が最大の周波数帯域を検索する
ピーク周波数検索部(検索手段)、38はピーク周波数
検索部37により検索された周波数帯域のピークパワー
を算出するピークパワー算出部(パワー算出手段)、3
9はピーク周波数検索部37により検索された周波数帯
域を示すピーク周波数及びピークパワー算出部38によ
り算出されたピークパワーをそれぞれ判定基準値と比較
してチャネルの導通状態を判定する判定部(判定手段)
である。
【0073】図13はピーク周波数検索部37、ピーク
パワー算出部38及び判定部39の詳細構成を示す構成
図であり、図において、51a〜51dは当該周波数帯
域のパワーを算出するパワー算出部、52はパワー算出
部51a〜51dにより算出されたパワーをそれぞれ比
較して、パワーが最大となる周波数帯域を検索し、その
周波数帯域の番号をピーク周波数として出力する最大値
検索部、53a〜53dは当該周波数帯域のパワーを算
出するパワー算出部、54は最大値検索部52が出力す
るピーク周波数にしたがって、パワー算出部53a〜5
3dにより算出されたパワーのうち、信号強度が最大と
なる周波数帯域のパワーをピークパワーとして出力する
セレクタ、55は最大値検索部52が出力するピーク周
波数と第1の判定基準値を比較する比較器、56はセレ
クタ54が出力するピークパワーと第2の判定基準値を
比較する比較器、57は比較器55の比較結果と比較器
56の比較結果からチャネルの導通状態を判定する論理
積回路である。
【0074】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、FFT演算部30の演算結果X[0]〜X
[3]と出力パターンY[0]〜Y[3]の類似度を計
算して、チャネルの導通状態を判定するものについて示
したが、信号強度が最大の周波数帯域を検索するととも
に、その周波数帯域のパワーを求めて、チャネルの導通
状態を判定するようにしてもよい。
【0075】具体的には、上記実施の形態1と同様にし
てFFT演算部30がFFT演算を実行すると、まず、
ピーク周波数検索部37のパワー算出部51a〜51d
が、FFT演算部30の演算結果X[0]〜X[3]か
ら当該周波数帯域のパワーを算出する。即ち、FFTの
演算結果X[0]〜X[3]は一般に複素数であるの
で、その演算結果X[0]〜X[3]の実部の2乗値
と、虚部の2乗値との和を算出し、この和をパワー算出
部51a〜51dの出力信号とする。
【0076】そして、ピーク周波数検索部37の最大値
検索部52は、パワー算出部51a〜51dが当該周波
数帯域のパワーを算出すると、各周波数帯域のパワーを
相互に比較して、パワーが最大となる周波数帯域を検索
し、その周波数帯域の番号をピーク周波数として出力す
る。例えば、パワー算出部51aの算出結果が最大のパ
ワーである場合、ピーク周波数の値を“0”、パワー算
出部51bの算出結果が最大のパワーである場合、ピー
ク周波数の値を“1”、パワー算出部51cの算出結果
が最大のパワーである場合、ピーク周波数の値を
“2”、パワー算出部51dの算出結果が最大のパワー
である場合、ピーク周波数の値を“3”として出力す
る。
【0077】一方、ピークパワー算出部38のパワー算
出部53a〜53dは、FFT演算部30の演算結果X
[0]〜X[3]から当該周波数帯域のパワーを算出す
る。即ち、FFTの演算結果X[0]〜X[3]は一般
に複素数であるので、その演算結果X[0]〜X[3]
の実部の2乗値と、虚部の2乗値との和を算出し、この
和をパワー算出部53a〜53dの出力信号とする。
【0078】そして、ピークパワー算出部38のセレク
タ54は、パワー算出部53a〜53dが当該周波数帯
域のパワーを算出すると、最大値検索部52が出力する
ピーク周波数にしたがって、パワー算出部53a〜53
dにより算出されたパワーのうち、信号強度が最大とな
る周波数帯域のパワーをピークパワーとして出力する。
【0079】このようにして、ピーク周波数検索部37
からピーク周波数が出力され、ピークパワー算出部38
からピークパワーが出力されると、判定部39の比較器
55は、最大値検索部52が出力するピーク周波数と第
1の判定基準値を比較し、両者が一致する場合は“1”
を出力し、一致しない場合は“0”を出力する。一方、
判定部39の比較器56は、セレクタ54が出力するピ
ークパワーと第2の判定基準値を比較し、そのピークパ
ワーが第2の判定基準値より大きい場合は“1”を出力
し、そのピークパワーが第2の判定基準値より小さい場
合は“0”を出力する。
【0080】そして、判定部39の論理積回路57は、
比較器55の出力信号と比較器56の出力信号の論理積
演算を実行して、チャネルの導通状態を判定する。即
ち、比較器55の出力信号と、比較器56の出力信号が
何れも“1”である場合は、試験対象のチャネルが導通
していると判定して“1”を出力し、比較器55の出力
信号と、比較器56の出力信号のうち、少なくとも一方
が“0”である場合は、試験対象のチャネルが導通して
いないと判定して“0”を出力する。
【0081】送信側のDCME21の入力パターン発生
器23が、チャネルチェックテスト用の入力テストパタ
ーンとして、例えば、1000Hzのトーン信号を発生
する場合、試験対象のチャネルが導通していれば、図4
から明らかであるように、パワー算出部51a〜51d
の算出する各周波数帯域のパワーのうち、1000Hz
に相当する周波数帯域、即ち、パワー算出部51bが算
出する周波数帯域のパワーが大きくなり、その他の周波
数帯域、即ち、パワー算出部51a,51c,51dが
算出する周波数帯域のパワーが相対的に小さくなる。し
たがって、最大値検索部52はピーク周波数として
“1”を出力する。
【0082】このため、入力テストパターンとして、1
000Hzのトーン信号を発生する場合には、第1の判
定基準値を“1”に設定する必要がある。また、入力テ
ストパターンとして用いるトーン信号のパワーを“P”
とすると、第2の判定基準値を“P”よりも小さい値に
設定する必要がある。第1の判定基準値と第2の判定基
準値をこのように設定すれば、試験対象のチャネルが導
通している場合、比較器55の出力信号と比較器56の
出力信号は何れも“1”となるので、論理積回路57は
試験対象のチャネルが導通していると判定し、判定結果
として“1”を出力する。一方、試験対象のチャネルが
導通していない場合、比較器55の出力信号と比較器5
6の出力信号のうち、少なくとも一方が“0”となるの
で、論理積回路57は試験対象のチャネルが導通してい
ないと判定し、判定結果として“0”を出力する。
【0083】以上で明らかなように、この実施の形態6
によれば、ピーク周波数検索部37が出力するピーク周
波数及びピークパワー算出部38が出力するピークパワ
ーをそれぞれ判定基準値と比較してチャネルの導通状態
を判定するように構成したので、出力パターン発生器3
2を設けることなく、チャネルの導通状態を判定するこ
とができるようになり、更に回路規模を小さくすること
ができる効果を奏する。
【0084】なお、この実施の形態6では、式(1)に
おいてn=4とした場合の動作について説明したが、n
=4に限らず、他の値としてもよい。nの値を大きくす
る場合、送信側のDCME21への入力信号の周波数帯
域をより細かく等分して精密に周波数分析を行うことが
できるので、より正確にチャネル導通の有無を判定する
ことができる。一方、nの値を小さくした場合、回路規
模を小さくすることができる。
【0085】また、この実施の形態6では、符号器26
及び復号器28が複数の符号化アルゴリズムを切り替え
て符号化するものについて説明したが、上記実施の形態
2と同様に、符号化アルゴリズムの切り替えを行わない
場合についても適用できる。この場合、各符号化アルゴ
リズム選択部25,27が不要な構成となるため、より
簡易な構成でチャネルの導通状態を判定することができ
る。
【0086】また、この実施の形態6では、パワー算出
部51a〜51d、及びパワー算出部53a〜53dが
各周波数帯域のパワーを算出しているが、これらは同一
の動作をしているので、パワー算出部51a〜51d、
または、パワー算出部53a〜53dの何れか一方を省
くことができる。例えば、図13の構成において、パワ
ー算出部53a〜53dを省いた場合、パワー算出部5
1a〜51dの出力する各周波数帯域のパワーを、最大
値検索部52に出力するとともに、セレクタ54にも出
力するようにすればよい。
【0087】また、この実施の形態6では、チャネルチ
ェックテスト用の入力テストパターンとして、1000
Hzのトーン信号を発生する場合について説明したが、
他の周波数のトーン信号を入力テストパターンとして用
いてもよい。例えば、入力テストパターンとして200
0Hzのトーン信号を発生する場合には、第1の判定基
準値を“2”とすればよい。また、入力テストパターン
として3000Hzのトーン信号を発生する場合には、
第1の判定基準値を“3”とすればよい。
【0088】さらに、この実施の形態6では、FFT演
算部30の演算結果X[0]〜X[3]に基づいて、ピ
ーク周波数検索部37がピーク周波数を算出するととも
に、ピークパワー算出部38がピークパワーを算出し、
このピーク周波数とピークパワーに基づいて、判定部3
9がチャネル導通の有無を判定するようにしているが、
ピークパワー算出部38を削除して、判定部39が、ピ
ーク周波数検索部37が出力するピーク周波数だけを用
いてチャネル導通の有無を判定するようにしてもよい。
このようにした場合、図13におけるピークパワー算出
部38、比較器56、第2の判定基準値及び論理積回路
57が不要となり、比較器55の出力信号を判定部39
の判定結果とするように構成すればよい。このように構
成すれば、より簡易な構成でチャネルの導通状態を判定
することができる効果を奏する。
【0089】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、FF
T演算手段の演算結果と期待値の類似度を計算し、その
類似度と基準値を比較してチャネルの導通状態を判定す
る判定手段を設けるように構成したので、DCMEが複
数の符号化方式をサポートしている場合でも、従来のよ
うに、符号化方式に応じて入力テストパターンや出力テ
ストパターンを別々に用意する必要がなく、このため、
チャネルチェックテスト装置の回路規模を小さくするこ
とができる効果がある。
【0090】この発明によれば、符号化手段の符号化ア
ルゴリズムに応じて、判定手段が使用する期待値を選択
する期待値選択手段を設けるように構成したので、符号
化方式毎に出力テストパターンを用意することなく、複
数の符号化方式をサポートすることができる効果があ
る。
【0091】この発明によれば、FFT演算手段が現在
出力する今回の演算結果と遅延手段が出力する前回の演
算結果の類似度を計算し、その類似度と基準値を比較し
てチャネルの導通状態を判定する判定手段を設けるよう
に構成したので、類似度の計算に使用する期待値を用意
する必要がなくなり、更に回路規模を小さくすることが
できる効果がある。
【0092】この発明によれば、検索手段により検索さ
れた周波数帯域と基準値を比較してチャネルの導通状態
を判定する判定手段を設けるように構成したので、類似
度の計算に使用する期待値を用意する必要がなくなり、
更に回路規模を小さくすることができる効果がある。
【0093】この発明によれば、検索手段により検索さ
れた周波数帯域のピークパワーを算出するパワー算出手
段を設け、そのピークパワーを考慮してチャネルの導通
状態を判定する判定手段を設けるように構成したので、
精度よくチャネルの導通状態を判定することができる効
果がある。
【0094】この発明によれば、符号化手段の符号化ア
ルゴリズムに応じて、判定手段が使用する基準値を設定
する基準値設定手段を設けるように構成したので、符号
化方式毎に出力テストパターンを用意することなく、複
数の符号化方式をサポートすることができる効果があ
る。
【0095】この発明によれば、FFT演算の演算結果
と期待値の類似度を計算し、その類似度と基準値を比較
してチャネルの導通状態を判定するように構成したの
で、DCMEが複数の符号化方式をサポートしている場
合でも、従来のように、符号化方式に応じて入力テスト
パターンや出力テストパターンを別々に用意する必要が
なく、このため、チャネルチェックテスト方法を適用す
るチャネルチェックテスト装置の回路規模を小さくする
ことができる効果がある。
【0096】この発明によれば、テストパターンの符号
化アルゴリズムに応じて、類似度の計算に使用する期待
値を選択するように構成したので、符号化方式毎に出力
テストパターンを用意することなく、複数の符号化方式
をサポートすることができる効果がある。
【0097】この発明によれば、FFT演算の今回の演
算結果と一定期間保持した前回の演算結果の類似度を計
算し、その類似度と基準値を比較してチャネルの導通状
態を判定するように構成したので、類似度の計算に使用
する期待値を用意する必要がなくなり、更に回路規模を
小さくすることができる効果がある。
【0098】この発明によれば、FFT演算の演算結果
から信号強度が最大の周波数帯域を検索し、その周波数
帯域と基準値を比較してチャネルの導通状態を判定する
ように構成したので、類似度の計算に使用する期待値を
用意する必要がなくなり、更に回路規模を小さくするこ
とができる効果がある。
【0099】この発明によれば、最大の周波数帯域のピ
ークパワーを算出し、そのピークパワーを考慮してチャ
ネルの導通状態を判定するように構成したので、精度よ
くチャネルの導通状態を判定することができる効果があ
る。
【0100】この発明によれば、テストパターンの符号
化アルゴリズムに応じて、比較対象の基準値を設定する
ように構成したので、符号化方式毎に出力テストパター
ンを用意することなく、複数の符号化方式をサポートす
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるDCMEが搭
載するチャネルチェックテスト装置を示す構成図であ
る。
【図2】 類似度判定部33及び判定基準値設定部31
の詳細構成を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるチャネルチェ
ックテスト方法を示すフローチャートである。
【図4】 FFT演算部30の演算結果に対応する周波
数を示す表図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるDCMEが搭
載するチャネルチェックテスト装置を示す構成図であ
る。
【図6】 類似度判定部33の詳細構成を示す構成図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態3による受信側のDC
MEが搭載するチャネルチェックテスト装置を示す構成
図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による受信側のDC
MEが搭載するチャネルチェックテスト装置を示す構成
図である。
【図9】 類似度判定部33の詳細構成を示す構成図で
ある。
【図10】 この発明の実施の形態5による受信側のD
CMEが搭載するチャネルチェックテスト装置を示す構
成図である。
【図11】 類似度判定部33及び判定基準値設定部3
1の詳細構成を示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態6による受信側のD
CMEが搭載するチャネルチェックテスト装置を示す構
成図である。
【図13】 ピーク周波数検索部37,ピークパワー算
出部38及び判定部39の詳細構成を示す構成図であ
る。
【図14】 従来のDCMEが搭載するチャネルチェッ
クテスト装置を示す構成図である。
【符号の説明】
23 入力パターン発生器(挿入手段)、24 テスト
パターン挿入回路(挿入手段)、26 符号器(符号化
手段)、28 復号器(復号手段)、29 リニア変換
器(FFT演算手段)、30 FFT演算部(FFT演
算手段)、31判定基準値設定部(基準値設定手段)、
32,34a,34b 出力パターン発生器(判定手
段)、33 類似度判定部(判定手段)、35 セレク
タ(判定手段)、36 遅延バッファ(遅延手段)、3
7 ピーク周波数検索部(検索手段)、38 ピークパ
ワー算出部(パワー算出手段)、39 判定部(判定手
段)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験用のテストパターンを試験対象のチ
    ャネルに挿入する挿入手段と、上記挿入手段によりチャ
    ネルに挿入されたテストパターンを符号化して、その符
    号化信号を伝送路に出力する符号化手段と、上記伝送路
    から符号化信号を入力して復号し、その復号信号を出力
    する復号手段と、上記復号手段が出力する復号信号に対
    して、FFT演算を実行するFFT演算手段と、上記F
    FT演算手段の演算結果と期待値の類似度を計算し、そ
    の類似度と基準値を比較して上記チャネルの導通状態を
    判定する判定手段とを備えたチャネルチェックテスト装
    置。
  2. 【請求項2】 符号化手段の符号化アルゴリズムに応じ
    て、判定手段が使用する期待値を選択する期待値選択手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載のチャネルチ
    ェックテスト装置。
  3. 【請求項3】 試験用のテストパターンを試験対象のチ
    ャネルに挿入する挿入手段と、上記挿入手段によりチャ
    ネルに挿入されたテストパターンを符号化して、その符
    号化信号を伝送路に出力する符号化手段と、上記伝送路
    から符号化信号を入力して復号し、その復号信号を出力
    する復号手段と、上記復号手段が出力する復号信号に対
    して、FFT演算を実行するFFT演算手段と、上記F
    FT演算手段の演算結果を一定期間保持する遅延手段
    と、上記FFT演算手段が現在出力する今回の演算結果
    と上記遅延手段が出力する前回の演算結果の類似度を計
    算し、その類似度と基準値を比較して上記チャネルの導
    通状態を判定する判定手段とを備えたチャネルチェック
    テスト装置。
  4. 【請求項4】 試験用のテストパターンを試験対象のチ
    ャネルに挿入する挿入手段と、上記挿入手段によりチャ
    ネルに挿入されたテストパターンを符号化して、その符
    号化信号を伝送路に出力する符号化手段と、上記伝送路
    から符号化信号を入力して復号し、その復号信号を出力
    する復号手段と、上記復号手段が出力する復号信号に対
    して、FFT演算を実行するFFT演算手段と、上記F
    FT演算手段の演算結果から信号強度が最大の周波数帯
    域を検索する検索手段と、上記検索手段により検索され
    た周波数帯域と基準値を比較して上記チャネルの導通状
    態を判定する判定手段とを備えたチャネルチェックテス
    ト装置。
  5. 【請求項5】 検索手段により検索された周波数帯域の
    ピークパワーを算出するパワー算出手段を設け、判定手
    段は当該ピークパワーを考慮してチャネルの導通状態を
    判定することを特徴とする請求項4記載のチャネルチェ
    ックテスト装置。
  6. 【請求項6】 符号化手段の符号化アルゴリズムに応じ
    て、判定手段が使用する基準値を設定する基準値設定手
    段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項3記
    載のチャネルチェックテスト装置。
  7. 【請求項7】 試験用のテストパターンを試験対象のチ
    ャネルに挿入すると、そのチャネルに挿入したテストパ
    ターンを符号化して、その符号化信号を伝送路に出力す
    る一方、その伝送路から符号化信号を入力して復号する
    と、その復号信号に対してFFT演算を実行するととも
    に、その演算結果と期待値の類似度を計算し、その類似
    度と基準値を比較して上記チャネルの導通状態を判定す
    るチャネルチェックテスト方法。
  8. 【請求項8】 テストパターンの符号化アルゴリズムに
    応じて、類似度の計算に使用する期待値を選択すること
    を特徴とする請求項7記載のチャネルチェックテスト方
    法。
  9. 【請求項9】 試験用のテストパターンを試験対象のチ
    ャネルに挿入すると、そのチャネルに挿入したテストパ
    ターンを符号化して、その符号化信号を伝送路に出力す
    る一方、その伝送路から符号化信号を入力して復号する
    と、その復号信号に対してFFT演算を実行して、その
    演算結果を一定期間保持するとともに、今回の演算結果
    と一定期間保持した前回の演算結果の類似度を計算し、
    その類似度と基準値を比較して上記チャネルの導通状態
    を判定するチャネルチェックテスト方法。
  10. 【請求項10】 試験用のテストパターンを試験対象の
    チャネルに挿入すると、そのチャネルに挿入したテスト
    パターンを符号化して、その符号化信号を伝送路に出力
    する一方、その伝送路から符号化信号を入力して復号す
    ると、その復号信号に対してFFT演算を実行するとと
    もに、その演算結果から信号強度が最大の周波数帯域を
    検索し、その周波数帯域と基準値を比較して上記チャネ
    ルの導通状態を判定するチャネルチェックテスト方法。
  11. 【請求項11】 最大の周波数帯域のピークパワーを算
    出し、そのピークパワーを考慮してチャネルの導通状態
    を判定することを特徴とする請求項10記載のチャネル
    チェックテスト方法。
  12. 【請求項12】 テストパターンの符号化アルゴリズム
    に応じて、比較対象の基準値を設定することを特徴とす
    る請求項7または請求項9記載のチャネルチェックテス
    ト方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009187162A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Nec Corp 光入出力装置

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