JP2000298431A - 暗号化方法及び復号方法 - Google Patents

暗号化方法及び復号方法

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JP2000298431A
JP2000298431A JP11105814A JP10581499A JP2000298431A JP 2000298431 A JP2000298431 A JP 2000298431A JP 11105814 A JP11105814 A JP 11105814A JP 10581499 A JP10581499 A JP 10581499A JP 2000298431 A JP2000298431 A JP 2000298431A
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Masao Kasahara
正雄 笠原
Yasumichi Murakami
恭通 村上
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Murata Machinery Ltd
Kasahara Masao
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Kasahara Masao
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LLL法による攻撃に強い積和型暗号の暗号
化・復号方法を提供する。 【解決手段】 平文を(K−1)分割した平文ベクトル
m=(m1 ,m2 ,…,mK-1 )と、整数dPi(0≦i
≦K−1)を用いてDPi=dP0P1…dPK-1/dPiに設
定された基底ベクトルDP =(DP0,DP1,…,
PK-1)及び整数dQi(0≦i≦K−1)を用いてDQi
=dQ0Q1…dQK-I/dQiに設定された基底ベクトルD
Q =(DQ0,DQ1,…,DQK-1)とを使用して、暗号文
C=m0 0 +m1 1 +・・・+mK-1 K-1 を得る
こととし、Di はDPiまたはDQiの何れかを任意に選択
し、m0 はその選択情報を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平文を暗号文に変
換するための暗号化方法、及び、暗号文を元の平文に変
換するための復号方法に関し、特に、積和型暗号に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高度情報化社会と呼ばれる現代社会で
は、コンピュータネットワークを基盤として、ビジネス
上の重要な文書・画像情報が電子的な情報という形で伝
送通信されて処理される。このような電子情報は、容易
に複写が可能である、複写物とオリジナルとの区別が困
難であるという性質があり、情報保全の問題が重要視さ
れている。特に、「コンピュータリソースの共有」,
「マルチアクセス」,「広域化」の各要素を満たすコン
ピュータネットワークの実現が高度情報化社会の確立に
不可欠であるが、これは当事者間の情報保全の問題とは
矛盾する要素を含んでいる。このような矛盾を解消する
ための有効な手法として、人類の過去の歴史上主として
軍事,外交面で用いられてきた暗号技術が注目されてい
る。
【0003】暗号とは、情報の意味が当事者以外には理
解できないように情報を交換することである。暗号にお
いて、誰でも理解できる元の文(平文)を第三者には意
味がわからない文(暗号文)に変換することが暗号化で
あり、また、暗号文を平文に戻すことが復号であり、こ
の暗号化と復号との全過程をまとめて暗号系と呼ぶ。暗
号化の過程及び復号の過程には、それぞれ暗号化鍵及び
復号鍵と呼ばれる秘密の情報が用いられる。復号時には
秘密の復号鍵が必要であるので、この復号鍵を知ってい
る者のみが暗号文を復号でき、暗号化によって情報の秘
密性が維持され得る。
【0004】暗号化方式は、大別すると共通鍵暗号系と
公開鍵暗号系との二つに分類できる。共通鍵暗号系で
は、暗号化鍵と復号鍵とが等しく、送信者と受信者とが
同じ共通鍵を持つことによって暗号通信を行う。送信者
が平文を秘密の共通鍵に基づいて暗号化して受信者に送
り、受信者はこの共通鍵を用いて暗号文を元に平文に復
号する。
【0005】これに対して公開鍵暗号系では、暗号化鍵
と復号鍵とが異なっており、公開されている受信者の公
開鍵で送信者が平文を暗号化し、受信者が自身の秘密鍵
でその暗号文を復号することによって暗号通信を行う。
公開鍵は暗号化のための鍵、秘密鍵は公開鍵によって変
換された暗号文を復号するための鍵であり、公開鍵によ
って変換された暗号文は秘密鍵でのみ復号することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】公開鍵暗号系の1つで
ある、整数環上の演算を利用した積和型暗号に関して、
新規な方式及び攻撃法が次々に提案されているが、特
に、多くの情報を短時間で処理できるように高速復号可
能な暗号化・復号の手法の開発が望まれている。そこ
で、本発明者等は、中国人の剰余定理を用いることによ
り、高速な復号処理が可能である、積和型暗号における
新規の暗号化方法及び復号方法を提案している(特願平
10−262037号)。
【0007】この暗号化方法の基本方式は、暗号化すべ
き平文をK分割した平文ベクトルm=(m0 ,m1
…,mK-1 )と基底ベクトルD=(D0 ,D1 ,…,D
K-1 )とを用いて暗号文C=m0 0 +m1 1 +・・
・+mK-1 K-1 を得る際に、Di (0≦i≦K−1)
をDi =d/di (但し、d=d0 1 …dK-1 )に設
定することを特徴としている。このように基底をDi
d/di に設定するようにして、平文ベクトルの各要素
を並列的に復号でき、高速な復号を行うことができる。
また、このような基底ベクトルを複数組、例えば素数
P,Qについて{d Pi},{dQi}の2通りの基底ベク
トルを設定して、それらの基底ベクトルを利用して、前
述した基本方式を多重化した多重化暗号化方式も同時に
提案している。
【0008】このような積和型の暗号文に対する攻撃法
として有名であるLLL(Lenatra-Lenatra-Lovasz)法
が存在する。このLLL法は、上述の式において、暗号
文C及び基底ベクトルDが公知である場合に、これらの
値を用いて平文ベクトルmの各成分を求める攻撃法であ
って、このLLL法による攻撃を受け難くすることが積
和型の暗号系における安全性を向上させることにつなが
り、LLL法による攻撃への安全性の面での更なる改良
が望まれている。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、先願(特願平10−262037号)の提案方法(特に
多重化暗号化方式)を改良してLLL法の攻撃を受け難
く安全性を向上できる暗号化方法及び復号方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る暗号化方
法は、平文を分割した平文ベクトルの各成分と複数種の
基底ベクトルの一部の成分とを用いて暗号文を得る暗号
化方法において、前記複数種の基底ベクトルの中のどの
基底ベクトルの成分を用いたかを示す情報を含めて暗号
文を生成することを特徴とする。
【0011】請求項2に係る暗号化方法は、平文から暗
号文を得る暗号化方法において、平文を(K−1)分割
した平文ベクトルm=(m1 ,m2 ,…,mK-1 )と、
整数dPi(0≦i≦K−1)を用いてDPi=dP0P1
PK-1/dPiに設定された基底ベクトルDP =(DP0
P1,…,DPK-1)及び整数dQi(0≦i≦K−1)を
用いてDQi=dQ0Q1…dQK-I/dQiに設定された基底
ベクトルDQ =(DQ0,DQ1,…,DQK-1)とを使用し
て、暗号文C=m0 0 +m1 1 +・・・+mK-1
K-1 を得ることとし、Di はDPiまたはDQiの何れかを
任意に選択し、m0 はその選択情報を示すことを特徴と
する。
【0012】請求項3に係る復号方法は、請求項2によ
って暗号化された前記暗号文Cを復号する復号方法であ
って、前記m0 及び前記暗号文CにおいてDPiと積の形
をなす平文ベクトルmの成分を復号し、次いで、前記暗
号文CにおいてDQiと積の形をなす平文ベクトルmの成
分を復号することを特徴とする。
【0013】本発明では、複数種の基底ベクトルを設
け、暗号化すべき平文を分割した平文ベクトルm=(m
1 ,m2 ,…,mK-1 )と、複数種の基底ベクトルの何
れか1つからi番目の成分Di (0≦i≦K−1)を選
択して構成される基底ベクトルD=(D0 ,D1 ,…,
K-1 )と、i番目の成分としてどの基底ベクトルを選
択したのかを示すm0 とを用いて、暗号文C=m0 0
+m1 1 +・・・+m K-1 K-1 を作成する。よっ
て、正当な解読者にとっては復号したm0 の情報に基づ
いてどの基底ベクトルの成分Di を選択したのかを容易
に判別できる、攻撃者にとってはどの基底ベクトルの成
分Di を選択したのかを求めることは極めて困難であ
り、LLL法による攻撃は非常に困難となる。この結
果、安全性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。図1は、本発明による暗号化方法
・復号方法をエンティティa,b間の情報通信に利用し
た状態を示す模式図である。図1の例では、一方のエン
ティティaが、暗号化器1にて平文xを暗号文Cに暗号
化し、通信路3を介してその暗号文Cを他方のエンティ
ティbへ送信し、エンティティbが、復号器2にてその
暗号文Cを元の平文xに復号する場合を示している。
【0015】秘密鍵と公開鍵とを以下のように準備す
る。 ・秘密鍵:{dP1i },{dP2i },・・・,
{dPni }(i=0,1,・・・,K−1) {dQ1i },{dQ2i },・・・,{dQli } N=P1 2 ・・・Pn L=Q1 2 ・・・Ql ・公開鍵:ci (N) ≡ci (mod N) ci (NL)≡ci (mod NL) {eNi} {eLi
【0016】暗号化に先立って、送信側のエンティティ
aにおいて、ランダムにK個の系列ai ∈GF(2)を
発生し、以下のようなK次元の2進ベクトルIを生成す
る。 ベクトルI=(a1 ,a2 ,・・・,aK-1
【0017】また、公開されている2種類の公開鍵の基
底を用いて、以下のようなK次元の基底ベクトルc′を
生成する。 ベクトルc′=(c0 ′,c1 ′,・・・,cK-1 ′) 但し、{ci ′}は、以下の条件に従って、ci (N)
i (NL)の何れかを選択する。 c0 ′=c0 (N) (i=0) ci ′=ci (N) (ai =0) (i≧1) ci ′=ci (NL) (ai =1) (i≧1)
【0018】更に、暗号化すべき平文xを(m−1)分
割した平文ベクトルm=(m1 ,m 2 ,・・・,
K-1 )を生成し、これにci (N) ,ci (NL)の何れを
選択したかを示す上記2進ベクトルIを結合したメッセ
ージベクトルm′を生成する。このメッセージベクトル
m′は、以下のように示される。 ベクトルm′=(ベクトルI,m1 ,m2 ,・・・,m
K-1 ) 但し、ベクトルm′の大きさは、以下のように表される
ものとする。 |ベクトルI|=eN0 |mi |=eNi (ai =0) |mi |=eNi+eLi (ai =1) なお、以下の条件を満たすように設定する。
【0019】
【数1】
【0020】そして、送信側のエンティティaにおい
て、ベクトルIをm0 と設定し、このm0 ,平文ベクト
ルmの各成分,選択した基底ベクトルc′の各成分を用
いて、以下のような暗号文Cを生成する。 C=m0 0 ′+m1 1 ′+mK-1 K-1
【0021】なお、この暗号文Cは、以下のように表現
できる。 C=CN ′+CNL′ 但し、CN ′はメッセージベクトルm′の一部をci
(N) により暗号化した部分、CNL′はメッセージベクト
ルm′の残りの部分をci (NL)により暗号化した部分を
表す。
【0022】以上のようにして生成された暗号文Cが、
通信路3を介して、送信側のエンティティaから受信側
のエンティティbへ送信される。この際、各ブロック
(メッセージベクトルm′の各成分)における伝送能力
が一定ではなく、m0 の伝送能力はeN0ビット,m
i (i≧1)の伝送能力はeNiビットまたは(eNi+e
Li)ビットとなる。
【0023】そして、受信側のエンティティbでは、以
下のようにして、復号処理が行われる。暗号文Cに対し
てmod Nにて公開鍵ベクトルc(N) =(c0 (N) ,c1
(N),・・・,cK-1 (N) )を用いて復号された部分の
メッセージをMN ′とすると、MN ′は以下のように表
されている。 MN ′=(m0 (N) ,m1 (N) ,・・・,mK-1 (N)
【0024】ここで、復号したメッセージの第1ブロッ
クm0 (N) はベクトルIに等しくなるので、受信側のエ
ンティティbで、{ai }に関する情報を得ることがで
きる。よって、どこの項で公開鍵ci (N) を用いたかが
判るので、暗号文Cの一部である暗号文CN ′から復号
したメッセージの部分集合{mi (N) |ai =0}につ
いては、それ以上復号する必要がなく、それに対応する
元の平文ベクトルmの一部の成分を取り出すことができ
る。
【0025】次いで、取り出された成分に公開鍵ci
(N) をかけた暗号文CN ′を送信された暗号文Cから引
いた結果(暗号文CNL′)に対して、mod NLにて公開
鍵ベクトルc(NL)=(c1 (NL),・・・,cK-1 (NL)
を用いて復号することにより、残りの部分集合{mi
(NL)|ai =1}に対応する元の平文ベクトルmの残り
の成分を求めることができる。
【0026】なお、上述した例では、N,Lを複数の整
数の積としたが、単一の整数であっても良いことは勿論
である。
【0027】また、上述した例では、N,NLの2種類
の整数を用いて、2種類に伝送能力を変化させて暗号化
するようにしたが、3種類以上の整数であっても、それ
らの整数が互いに共通な因数を持つ場合(例えば、N,
NL,NLRの3種)には、同様に行えることは勿論で
ある。
【0028】このように本発明の暗号化・復号方法で
は、送信側のエンティティで、暗号化に使用する鍵を複
数の公開鍵から任意に選択して生成するようにしたの
で、送信側のエンティティが選択した公開鍵を攻撃者が
推測することは非常に困難であって、攻撃者がLLL法
を用いて暗号文及び公開鍵から平文を解読することは事
実上不可能である。これに対して、正当な受信側のエン
ティティは、送信側のエンティティが選択したこの公開
鍵の選択情報を知ることができるので、正しく復号する
ことが可能である。
【0029】図2は、本発明の記録媒体の実施の形態の
構成を示す図である。ここに例示するプログラムは、平
文を(K−1)分割して平文ベクトルm=(m1
2 ,…,mK-1 )を得る処理、Di (0≦i≦K−
1)がDi =d/di (但し、d=d0 1 …dK-1
に設定された複数種の基底ベクトルD=(D0 ,D1
…,DK-1 )を設定する処理、Di として何れの基底ベ
クトルの第i成分を選択するかを示す2値ベクトルとし
てのm0 を生成する処理、及び、このm0 ,平文ベクト
ルm及び選択したDi を用いて暗号文Cを作成する処理
を含んでおり、以下に説明する記録媒体に記録されてい
る。なお、コンピュータ10は、送信側のエンティティに
設けられている。
【0030】図2において、コンピュータ10とオンライ
ン接続する記録媒体11は、コンピュータ10の設置場所か
ら隔たって設置される例えばWWW(World Wide Web)の
サーバコンピュータを用いてなり、記録媒体11には前述
の如きプログラム11a が記録されている。記録媒体11か
ら読み出されたプログラム11a がコンピュータ10を制御
することにより、コンピュータ10が暗号文Cを作成す
る。
【0031】コンピュータ10の内部に設けられた記録媒
体12は、内蔵設置される例えばハードディスクドライブ
またはROMなどを用いてなり、記録媒体12には前述の
如きプログラム12a が記録されている。記録媒体12から
読み出されたプログラム12aがコンピュータ10を制御す
ることにより、コンピュータ10が暗号文Cを作成する。
【0032】コンピュータ10に設けられたディスクドラ
イブ10a に装填して使用される記録媒体13は、運搬可能
な例えば光磁気ディスク,CD−ROMまたはフレキシ
ブルディスクなどを用いてなり、記録媒体13には前述の
如きプログラム13a が記録されている。記録媒体13から
読み出されたプログラム13a がコンピュータ10を制御す
ることにより、コンピュータ10が暗号文Cを作成する。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明では、予め設定し
ておいた複数の基底ベクトルから任意に選択した基底を
用いて暗号文を構成するようにしたので、その選択情報
を知ることができず、LLL法による攻撃が非常に困難
となり、安全性を向上することが可能となる。この結
果、積和型暗号の実用化の道を開くことに、本発明は大
いに寄与できる。
【0034】なお、以上の説明に対して更に以下の項を
開示する。 (1) 平文を(K−1)分割した平文ベクトルm=
(m1 ,m2 ,…,mK-1)と基底ベクトルD=
(D0 ,D1 ,…,DK-1 )とを用いて暗号文を得る暗
号化方法において、前記Di (0≦i≦K−1)がDi
=d/di (但し、d=d 0 1 …dK-1 )に設定され
た複数種の基底ベクトルを設け、暗号文C=m0 0
1 1 +・・・+mK-1 K-1 を得ることとし、Di
としては複数種の基底ベクトルの中の何れか1つの基底
ベクトルのi番目の成分を選択し、m0 はその選択情報
を示す暗号化方法。 (2) 平文を積和形式の暗号文に暗号化する暗号化方
法において、 公開鍵ベクトルの第i成分(0≦i≦K
−1)として、以下のような2種類の鍵ci (N)及びc
i (NL)を設定するステップと、 ci (N) ≡ci (mod N) ci (NL)≡ci (mod NL) 以下のようなK次元の2進ベクトルIを生成するステッ
プと、 ベクトルI=(a1 ,a2 ,・・・,aK-1 ) 前記2種類の鍵を用いて、以下のようなK次元の基底ベ
クトルc′を生成するステップと、 ベクトルc′=(c0 ′,c1 ′,・・・,cK-1 ′) 但し、c0 ′=c0 (N) (i=0) ci ′=ci (N) (ai =0) (i≧1) ci ′=ci (NL) (ai =1) (i≧1) 暗号化すべき平文を(m−1)分割した平文ベクトルm
=(m1 ,m2 ,・・・,mK-1 )を生成し、この平文
ベクトルmに前記2進ベクトルIを結合した以下のよう
なメッセージベクトルm′を生成するステップと、 ベクトルm′=(ベクトルI,m1 ,m2 ,・・・,m
K-1 ) 前記2進ベクトルIをm0 と設定し、このm0 ,前記平
文ベクトルmの各成分及び前記基底ベクトルc′の各成
分を用いて、以下のような暗号文Cを生成するステップ
と C=m0 0 ′+m1 1 ′+mK-1 K-1 ′ を有する暗号化方法。 (3) 第(2)項によって暗号化された前記暗号文C
を復号する復号方法であって、mod Nによる復号処理に
より、前記m0 及び前記暗号文Cにおいてci (N ) と積
の形をなす平文ベクトルmの成分を復号し、次いで、mo
d NLによる復号処理により、前記暗号文Cにおいてc
i (NL)と積の形をなす平文ベクトルmの成分を復号する
復号方法。 (4) 複数のエンティティ間で暗号文による情報通信
を行う暗号通信システムにおいて、請求項1,2または
第(1),(2)項の何れかに記載の暗号化方法を用い
て平文から暗号文を作成する暗号化器と、作成した暗号
文を一方のエンティティから他方のエンティティへ送信
する通信路と、送信された暗号文を元の平文に復号する
復号器とを備える暗号通信システム。 (5) コンピュータで平文から暗号文を得させるため
のプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取り
可能な記録媒体において、暗号化すべき平文を(K−
1)分割して平文ベクトルm=(m1 ,m2 ,…,m
K-1 )を得ることを前記コンピュータにさせるプログラ
ムコード手段と、Di (0≦i≦K−1)がD i =d/
i (但し、d=d0 1 …dK-1 )に設定された複数
種の基底ベクトルD=(D0 ,D1 ,…,DK-1 )を設
定することを前記コンピュータにさせるプログラムコー
ド手段と、Di として何れの基底ベクトルの第i成分を
選択するかを示す2値ベクトルとしてのm0 を生成する
ことを前記コンピュータにさせるプログラムコード手段
と、このm0 ,平文ベクトルm及び選択したDi を用い
て暗号文C=m0 0 +m1 1 +・・・+mK-1
K-1 を作成することを前記コンピュータにさせるプログ
ラムコード手段とを有する記録媒体。
【図面の簡単な説明】
【図1】2人のエンティティ間における情報の通信状態
を示す模式図である。
【図2】記録媒体の実施の形態の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 暗号化器 2 復号器 3 通信路 a,b エンティティ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平文を分割した平文ベクトルの各成分と
    複数種の基底ベクトルの一部の成分とを用いて暗号文を
    得る暗号化方法において、前記複数種の基底ベクトルの
    中のどの基底ベクトルの成分を用いたかを示す情報を含
    めて暗号文を生成することを特徴とする暗号化方法。
  2. 【請求項2】 平文から暗号文を得る暗号化方法におい
    て、平文を(K−1)分割した平文ベクトルm=
    (m1 ,m2 ,…,mK-1 )と、整数dPi(0≦i≦K
    −1)を用いてDPi=dP0P1…dPK-1/dPiに設定さ
    れた基底ベクトルD P =(DP0,DP1,…,DPK-1)及
    び整数dQi(0≦i≦K−1)を用いてDQi=dQ0Q1
    …dQK-I/dQiに設定された基底ベクトルDQ
    (DQ0,DQ1,…,DQK-1)とを使用して、暗号文C=
    0 0 +m1 1 +・・・+mK-1 K-1を得ること
    とし、Di はDPiまたはDQiの何れかを任意に選択し、
    0 はその選択情報を示すことを特徴とする暗号化方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2によって暗号化された前記暗号
    文Cを復号する復号方法であって、前記m0 及び前記暗
    号文CにおいてDPiと積の形をなす平文ベクトルmの成
    分を復号し、次いで、前記暗号文CにおいてDQiと積の
    形をなす平文ベクトルmの成分を復号することを特徴と
    する復号方法。
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