JP2000297874A - 流体通路開閉弁 - Google Patents

流体通路開閉弁

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JP2000297874A
JP2000297874A JP11106616A JP10661699A JP2000297874A JP 2000297874 A JP2000297874 A JP 2000297874A JP 11106616 A JP11106616 A JP 11106616A JP 10661699 A JP10661699 A JP 10661699A JP 2000297874 A JP2000297874 A JP 2000297874A
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rotary valve
valve
passage
rotation
fluid passage
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JP11106616A
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Toshio Imao
利男 今尾
Eiji Takeyama
英司 武山
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Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の車輪制動装置に容易に組み込み可能な
安価で構造簡単な流体通路開閉弁を提供することを解決
すべき課題とする。 【解決手段】 電子制御装置は、モータ5に駆動電流を
通電してロータリバルブ4を回転させるとともに、回転
センサ7により検知されたロータリバルブ4の回転方向
及び回転角度に基づいてロータリバルブ4の回転位置を
認識する。そして、ロータリバルブ4の通路10が流体
通路9に連通する開放位置もしくは閉鎖位置に回転され
たことを認識するとモータ5に対する駆動電流の通電を
停止する。この時点でストッパボール14が4分周スト
ッパ溝13に係合し、ロータリバルブ4の回転方向及び
軸方向の動きを規制するとともにチェックボール18が
チェック溝17に係合してロータリバルブ4の通路開放
位置もしくは通路閉鎖位置を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両用パ
ーキング装置に用いられる構造簡単で安価な流体通路開
閉弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手動変速機に電磁パウダクラッチ
を組み合わせたユニットを搭載した車両は、手動変速機
に摩擦クラッチを組み合わせたユニットと異なり、車両
をパーキングさせる場合にエンジンの摩擦力を利用して
車輪を回転方向にロックすることができない。そのた
め、自動変速機のように、変速機の出力軸に設けたパー
キングギヤに変速機から差し出されたパーキングポール
を係合するパーキング装置を追加することが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
パーキング装置は構造が複雑で部品点数が多く、パーキ
ング装置を追加するためには新規開発に相当するような
工数を必要とするため、コストが極めて高くなるという
問題がある。そこで本発明では、走行時に自由に車両を
停止させるための車輪制動装置が車両に装備されている
ことに着目し、その車輪制動装置に容易に組み込み可能
な安価で構造簡単な流体通路開閉弁を提供することを解
決すべき課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、特許請求の
範囲の欄に記載された流体通路開閉弁により解決され
る。請求項1の流体通路開閉弁によれば、制御装置は、
例えば流体が流れる通路の開放を目的としてモータを駆
動した場合、回転センサにより検知されたロータリバル
ブの回転方向及び回転角度に基づいて前記通路の開放を
認識すると、その時点でモータを停止させる。また、こ
の時点でストッパボールがスプリングの付勢力で4分周
ストッパ溝に係合し、ロータリバルブの回転方向及び軸
方向の動きを規制する。同時に、チェックボールがスプ
リングの付勢力でチェック溝に係合し、ロータリバルブ
の開放位置を保持する。このように、モータの停止後、
ロータリバルブは、通路が開放された位置で保持され
る。尚、前記通路の閉鎖を目的とする場合も同様であ
る。
【0005】請求項2の流体通路開閉弁によれば、制御
装置は、例えば流体が流れる通路の開放を目的としてモ
ータを駆動した場合、回転センサにより検知されたロー
タリバルブの回転角度に基づいて前記通路の開放を認識
すると、その時点でモータを停止させる。また、ストッ
パボールがスプリングの付勢力で全周ストッパ溝に係合
されているためロータリバルブの軸方向の動きを規制す
る。同時に、チェックボールがスプリングの付勢力でチ
ェック溝に係合し、ロータリバルブの開放位置を保持す
る。このように、モータの停止後、ロータリバルブは、
通路が開放された位置で保持される。尚、前記通路の閉
鎖を目的とする場合も上記同様である。
【0006】請求項3の流体通路開閉弁によれば、ロー
タリバルブの開放又は閉鎖の位置を保持するチェックボ
ールの代りに、ロータリバルブの通路の開放又は閉鎖対
応位置に設けた複数個の前記チェック溝に対して、モー
タの駆動時は非係合状態になる方向に引き込んでロータ
リバルブの回転を可能とし、モータの非駆動時は係合す
る方向に突出されてロータリバルブの開放又は閉鎖の位
置を保持するストッパピンを備えるとともに、ロータリ
バルブの開放又は閉鎖の位置で、チェック溝との係合、
非係合状態を検知してスイッチ信号を出力するスイッチ
センサを有するアクチュエータを用いた。そのため、請
求項3に記載の流体通路開閉弁は、より信頼性が高いも
のとなる。
【0007】請求項4の流体通路開閉弁によれば、車両
の車輪制動装置の液圧供給通路に容易に組み込まれるた
め、車両パーキング装置を安価に構成することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は第1の実施の形態の流体通路開閉弁
1を断面図で示したものである。図1に示すように、流
体通路開閉弁1には円筒型あるいは矩形のバルブボディ
2が設けられ、このバルブボディ2の中心軸方向にシリ
ンダ(円筒形状の空間)3が形成されており、このシリ
ンダ3に回転可能にロータリバルブ4が嵌合されてい
る。バルブボディ2の一方の端面にモータ5が取り付け
られており、モータ5の出力軸6はロータリバルブ4の
一端に連結されている。尚、モータ5の出力軸6とロー
タリバルブ4の回転方向の「ずれ」を無くすために、モ
ータ5の出力軸6の先端部を六角棒状に形成し、ロータ
リバルブ4には六角穴を形成したうえ、モータ5の出力
軸6の先端部をロータリバルブ4の六角穴に嵌合する。
上記のような構成により、モータ5が後述の電子制御装
置により駆動されると、ロータリバルブ4が回転され
る。
【0009】バルブボディ2の他方の端面に回転センサ
7が取り付けられている。この回転センサ7は、ロータ
リバルブ4の回転方向と回転角度を検知するもので、回
転センサ7の入力軸8がロータリバルブ4に連結されて
いる。尚、回転センサ7の入力軸8とロータリバルブ4
の回転方向の「ずれ」を無くすために、回転センサ7の
入力軸8の先端部を六角棒状に形成し、ロータリバルブ
4には六角穴を形成したうえ、回転センサ7の入力軸8
の先端部をロータリバルブ4の六角穴に嵌合する。回転
センサ7により検知されたロータリバルブ4の回転方向
及び回転角度に対応した信号は、後述の電子制御装置に
入力される。
【0010】バルブボディ2の軸方向に対して直角の方
向に流体通路9が形成されている。また、バルブボディ
2の流体通路9と連通可能にロータリバルブ4に通路1
0が形成されている。即ち、ロータリバルブ4の通路1
0とバルブボディ2の流体通路9とが同軸状になるよう
にロータリバルブ4が回転されると、ロータリバルブ4
の通路10とバルブボディ2の流体通路9とが連通され
るため、この回転位置をロータリバルブ4の通路開放位
置と定義する。また、上記通路開放位置から90度回転
された位置をロータリバルブ4の通路閉鎖位置と定義す
る。この場合、ロータリバルブ4の通路10とバルブボ
ディ2の流体通路9とが直角に交差し、通路閉鎖状態に
なる。
【0011】バルブボディ2の軸方向に対して直角の方
向に、且つ、対向状に、2個の円筒形の穴11,12が
あけられている。穴11には、ロータリバルブ4の周面
に形成された4分周ストッパ溝13(図3参照)に係合
するストッパボール14と、そのストッパボール14を
ロータリバルブ4の方向に付勢するスプリング15とが
挿入されており、スプリング15の基端部は、穴11に
螺合されたネジ16の端面に弾着されている。また、穴
12にはロータリバルブ4の周面に形成された二つのチ
ェック溝(図3に示すように90度の角度差で形成され
ている)17に係合するチェックボール18と、そのチ
ェックボール18をロータリバルブ4の方向に付勢する
スプリング19とが挿入されており、スプリング19の
基端部は、穴12に螺合されたネジ20の端面に弾着さ
れている。尚、ロータリバルブ4の周面とシリンダ3の
周面との間に二つのシーリング21,22が間挿されて
おり、流体通路9からの流体の漏洩を防止している。
【0012】図2は、図1のA−A矢視断面図であり、
ロータリバルブ4が通路閉鎖位置に回転された状態にな
っていることを示している。ロータリバルブ4がこの通
路閉鎖位置から90度回転されると通路開放位置にな
り、ロータリバルブ4の通路10とバルブボディ2の流
体通路9とが連通される。
【0013】図3は、図1のB−B矢視断面図であり、
前記ストッパボール14が前記4分周ストッパ溝(ロー
タリバルブ4の周面の4分の1に形成された溝)13に
係合し、ロータリバルブ4の回転方向と軸方向とに対す
る動きを規制するとともに、前記チェックボール18が
前記チェック溝17に係合し、ロータリバルブ4が通路
閉鎖位置に保持されていることを示している。
【0014】次に、流体通路開閉弁1の作用について説
明する。最初、図示していない電子制御装置から前記モ
ータ5に駆動電流を通電し、前記ロータリバルブ4を通
路閉鎖位置から通路開放位置に回転させる場合の作用に
ついて説明する。電子制御装置は、前記回転センサ7で
検知された回転角度に基づいてロータリバルブ4が通路
閉鎖位置にあることを認識した状態でモータ5に正回転
方向の駆動電流を通電する。モータ5が回転され、ロー
タリバルブ4が回転されると、回転センサ7で検知され
た回転方向及び回転角度に対応した信号が電子制御装置
に入力されるため、電子制御装置は、ロータリバルブ4
が目的の方向に回転されていることを認識するととも
に、ロータリバルブ4の回転角度を認識する。そして、
ロータリバルブ4が通路閉鎖位置から90度回転された
時点でモータ5に対する駆動電流の通電を停止する。こ
の状態でロータリバルブ4は通路開放位置に回転されて
おり、前記ストッパボール14が前記4分周ストッパ溝
13に係合し、ロータリバルブ4の回転方向と軸方向と
の動きを規制するとともに、前記チェックボール18が
前記チェック溝17に係合してロータリバルブ4を通路
開放位置に保持する。この状態で、バルブボディ2の流
体通路9とロータリバルブ4の通路10とが連通され、
ブレーキ液などの液体を流すことができる。
【0015】次に、ロータリバルブ4を通路開放位置か
ら通路閉鎖位置に回転させる場合の作用について説明す
る。電子制御装置は、前記回転センサ7で検知された回
転角度に基づいてロータリバルブ4が通路開放位置にあ
ることを認識した状態でモータ5に逆回転方向の駆動電
流を通電する。モータ5が回転され、ロータリバルブ4
が回転されると、回転センサ7で検知された回転方向及
び回転角度に対応した信号が電子制御装置に入力される
ため、電子制御装置は、ロータリバルブ4が目的の方向
に回転されていることを認識するとともに、ロータリバ
ルブ4の回転角度を認識する。そして、ロータリバルブ
4が通路開放位置から90度逆回転された時点でモータ
5に対する駆動電流の通電を停止する。この状態でロー
タリバルブ4は通路閉鎖位置に回転されており、前記ス
トッパボール14が前記4分周ストッパ溝13に係合
し、ロータリバルブ4の回転方向と軸方向とに対する動
きを規制するとともに、前記チェックボール18が前記
チェック溝17に係合してロータリバルブ4を通路閉鎖
位置に保持する。この状態で、バルブボディ2の流体通
路9とロータリバルブ4の通路10とが遮断され、ブレ
ーキ液などの液体の流れが遮断される。以上のようにモ
ータ5に対する駆動電流が通電されない状態で、チェッ
クボール18がチェック溝17に係合しているため、ロ
ータリバルブ4は通路開放位置あるいは通路閉鎖位置に
保持される。
【0016】次に、第2の実施の形態の流体通路開閉弁
1aについて説明する。この第2の実施の形態の流体通
路開閉弁1aは、基本的構成は前記第1の実施の形態の
流体通路開閉弁1と同じであるため、流体通路開閉弁1
と異なる部分について説明する。前記流体通路開閉弁1
の場合、モータ5は正逆方向に回転可能であるのに対し
て、流体通路開閉弁1aの場合、モータ5は正転方向の
みに回転される。それによりロータリバルブ4も一方向
に回転される。また、前記流体通路開閉弁1の場合、ス
トッパボール14が係合するストッパ溝は4分周ストッ
パ溝13であるが、流体通路開閉弁1aの場合、この4
分周ストッパ溝13の代りに全周ストッパ溝23(図4
参照)が、チェック溝17の位置と軸方向に異なる位置
に形成されている。この構成により、ストッパボール1
4が全周ストッパ溝23に係合されるため、ロータリバ
ルブ4は軸方向の動きが規制される。また、前記流体通
路開閉弁1の場合、チェックボール18が係合するチェ
ック溝17は、90度異なる位置に2個所形成されてい
るが、流体通路開閉弁1aの場合は、図5に示すように
105度と75度の非等分間隔で、且つ対向する位置に
チェック溝17が合計4個形成されている。
【0017】次に、流体通路開閉弁1aの作用について
説明する。最初、図示していない電子制御装置から前記
モータ5に駆動電流を通電し、前記ロータリバルブ4を
通路閉鎖位置から通路開放位置に回転させる場合の作用
について説明する。電子制御装置は、前記回転センサ7
で検知された回転角度に基づいてロータリバルブ4が通
路閉鎖位置にあることを認識した状態でモータ5に駆動
電流を通電する。モータ5が回転され、ロータリバルブ
4が回転されると、回転センサ7で検知された回転方向
及び回転角度に対応した信号が電子制御装置に入力され
るため、電子制御装置はロータリバルブ4の回転角度を
認識する。そして、ロータリバルブ4が通路閉鎖位置か
ら105度回転された時点でモータ5に対する駆動電流
の通電を停止する。この状態でロータリバルブ4は通路
開放位置に回転されており、且つ、前記ストッパボール
14が前記全周ストッパ溝23に係合しているため、ロ
ータリバルブ4の軸方向の動きが規制されている。更
に、前記チェックボール18が前記チェック溝17に係
合してロータリバルブ4を通路開放位置に保持する。こ
の状態で、バルブボディ2の流体通路9とロータリバル
ブ4の通路10とが連通され、ブレーキ液などの液体を
流すことができる。
【0018】次に、ロータリバルブ4を通路開放位置か
ら通路閉鎖位置に回転させる場合の作用について説明す
る。電子制御装置は、前記回転センサ7で検知された回
転角度に基づいてロータリバルブ4が通路開放位置にあ
ることを認識した状態でモータ5に駆動電流を通電す
る。モータ5が回転され、ロータリバルブ4が回転され
ると、回転センサ7で検知された回転方向及び回転角度
に対応した信号が電子制御装置に入力されるため、電子
制御装置はロータリバルブ4の回転角度を認識する。そ
して、ロータリバルブ4が通路開放位置から75度回転
された時点でモータ5に対する駆動電流の通電を停止す
る。この状態でロータリバルブ4は通路閉鎖位置に回転
されており、且つ、前記ストッパボール14が前記全周
ストッパ溝23に係合しているため、ロータリバルブ4
の軸方向の動きが規制されている。更に、前記チェック
ボール18が前記チェック溝17に係合してロータリバ
ルブ4を通路閉鎖位置に保持する。この状態で、バルブ
ボディ2の流体通路9とロータリバルブ4の通路10と
が遮断され、ブレーキ液などの液体の流れが遮断され
る。
【0019】次に、第3の実施の形態の流体通路開閉弁
(図6参照)1b、第4の実施の形態の流体通路開閉弁
(図7参照)1cについて説明する。上記第3の実施の
形態の流体通路開閉弁1bは、基本的構成が前記第1の
実施の形態の流体通路開閉弁1と同じであり、第4の実
施の形態の流体通路開閉弁1cは基本的構成が前記第2
の実施の形態の流体通路開閉弁1aと同じである。図6
は、上記第3の実施の形態の流体通路開閉弁1bの部分
断面図である。図6に示すように、流体通路開閉弁1b
のバルブボディ2には電動式のアクチュエータ31が設
けられている。このアクチュエータ31は、非通電時に
スプリングで突出方向に付勢され、通電時に引き込まれ
るストッパピン32を有するとともに、ストッパピン3
2の突出状態及び引き込み状態を検知し、それぞれの状
態に対応したスイッチ信号を出力するスイッチセンサ
(図示せず)を有する。また、ロータリバルブ4に、ス
トッパピン32の突出状態で係合する二つのチェック溝
33,34が形成されている。このチェック溝33,3
4は、第1の実施の形態の流体通路開閉弁1における二
つのチェック溝17に相当する。尚、上記以外の構成
は、基本的に第1の実施の形態の流体通路開閉弁1の構
成と同じである。
【0020】上記アクチュエータ31は、前記モータ5
が駆動される場合、電子制御装置からの通電によりスト
ッパピン32が引き込まれるるため、ストッパピン32
はロータリバルブ4のチェック溝33,34と係合しな
い。また、ロータリバルブ4が前記通路開放位置あるい
は通路閉鎖位置に回転され、モータ5が非通電状態にあ
る場合、アクチュエータ31に対する通電が行われない
ため、ストッパピン32は突出され、ロータリバルブ4
を通路開放位置あるいは通路閉鎖位置に保持する。
【0021】図7は、第4の実施の形態の流体通路開閉
弁1cの部分断面図である。図7に示すように、流体通
路開閉弁1cのバルブボディ2には電動式のアクチュエ
ータ31が設けられている。このアクチュエータ31
は、非通電時にスプリングで突出方向に付勢され、通電
時に引き込まれるストッパピン32を有するとともに、
ストッパピン32の突出状態及び引き込み状態を検知
し、それぞれの状態に対応したスイッチ信号を出力する
スイッチセンサ(図示せず)を有する。また、ロータリ
バルブ4に、ストッパピン32の突出状態で係合する2
組4個のチェック溝35,36が形成されている。この
チェック溝35,36は、前記流体通路開閉弁1aにお
ける4個のチェック溝17に相当する。上記以外の構成
は、基本的に流体通路開閉弁1aの構成と同じである。
【0022】上記アクチュエータ31は、前記モータ5
が駆動される場合、電子制御装置からの通電によりスト
ッパピン32が引き込まれるるため、ストッパピン32
はロータリバルブ4のチェック溝35,36と係合しな
い。また、ロータリバルブ4が前記通路開放位置あるい
は通路閉鎖位置に回転され、モータ5が非通電状態にあ
る場合、アクチュエータ31に対する通電が行われない
ため、ストッパピン32は突出され、ロータリバルブ4
のチェック溝35もしくは36と係合し、ロータリバル
ブ4を通路開放位置あるいは通路閉鎖位置に保持する。
【0023】尚、図8の表図は、第3の実施の形態の流
体通路開閉弁1bの作用を表にまとめたものであり、図
9の表図は、第4の実施の形態の流体通路開閉弁1cの
作用を表にまとめたものである。
【0024】以上説明した流体通路開閉弁1,1a,1
b,1cは、構造が簡単でありコンパクトに構成される
ため、安価である。流体通路開閉弁1の場合、4分周ス
トッパ溝13とチェック溝17は、ロータリバルブ4の
同一断面位置に形成したため、高さ寸法を小さくするこ
とができる。また、流体通路開閉弁1aの場合、全周ス
トッパ溝23とチェック溝17は、ロータリバルブ4の
異なる断面位置に形成したため、高さ寸法は大きくなる
が全周ストッパ溝23は加工が容易である。また、モー
タ5は一方向回転であるため制御が簡単であり、コスト
を低減することができる。また、流体通路開閉弁1b,
1cの場合は前述のようにアクチュエータ31を用いた
ため、アクチュエータ31が非通電状態でも前記ストッ
パピン32は突出され、ロータリバルブ4のチェック溝
33,34,35もしくは36と係合しているので、よ
り信頼性の高いものとなる。また、運転者がブレーキペ
ダルを踏んだ場合にマスタシリンダからの液圧をホイー
ルシリンダに供給し、ホイールブレーキを作動させる車
両の車輪制動装置の液圧供給通路を開放又は閉鎖するた
めに上記流体通路開閉弁1,1a,1b,1cを用いる
ことにより、容易に、車両用パーキング装置を構成する
ことができる。尚、以上説明した実施の形態は本発明を
限定するものではなく、様々なバリエーションが可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、例えば、
車両の車輪制動装置に組み込んで車両用パーキング装置
を容易に構成することができる安価で構造簡単な流体通
路開閉弁を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の流体通路開閉弁の断面図で
ある。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【図4】第2の実施の形態の流体通路開閉弁の部分断面
図である。
【図5】第2の実施の形態の流体通路開閉弁の部分断面
図である。
【図6】第3の実施の形態の流体通路開閉弁の断面図で
ある。
【図7】第4の実施の形態の流体通路開閉弁の断面図で
ある。
【図8】第3の実施の形態の流体通路開閉弁の作用をま
とめた表図である。
【図9】第4の実施の形態の流体通路開閉弁の作用をま
とめた表図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c 流体通路開閉弁 2 バルブボディ 3 シリンダ 4 ロータリバルブ 5 モータ 7 回転センサ 9 流体通路 10 通路 13 4分周ストッパ溝 14 ストッパボール 15 スプリング 17 チェック溝 18 チェックボール 19 スプリング 23 全周ストッパ溝 31 アクチュエータ 32 ストッパピン 33,34 チェック溝 35,36 チェック溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F16K 5/04 F16K 5/04 G Fターム(参考) 3H053 AA25 BD01 DA11 3H054 AA02 BB16 CD11 EE01 GG09 3H062 AA07 AA12 BB08 BB30 CC01 CC15 DD03 EE07 FF07 HH03 HH10 3H064 AA04 BA06 CA04 CA05 CA09 CA10 DA06 DB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の通路及びシリンダを有するバルブ
    ボディと、前記シリンダに嵌合されて前記通路と気密を
    保持しながら回転し前記通路を開放又は閉鎖するロータ
    リバルブと、前記ロータリバルブを回転駆動させる正逆
    転可能なモータと、前記ロータリバルブの回転方向及び
    回転角度を検知する回転センサと、スプリングの付勢力
    で前記ロータリバルブの外周面に形成された4分周スト
    ッパ溝に係合し、前記ロータリバルブの回転方向及び軸
    方向の動きを規制するストッパボールと、スプリングの
    付勢力で、前記ロータリバルブの前記4分周ストッパ溝
    と概略同一外周上に設けた2個のチェック溝のどちらか
    に係合し、前記ロータリバルブの開放又は閉鎖位置を保
    持するチェックボールと、前記モータを駆動して前記ロ
    ータリバルブを回転させた場合に前記回転センサにより
    検知された前記ロータリバルブの回転方向及び回転角度
    に基づいて前記通路の開放又は閉鎖を認識する制御装置
    と、を備えたことを特徴とする流体通路開閉弁。
  2. 【請求項2】 流体の通路及びシリンダを有するバルブ
    ボディと、前記シリンダに嵌合されて前記通路と気密を
    保持しながら回転し前記通路を開放又は閉鎖するロータ
    リバルブと、前記ロータリバルブを回転させる正回転の
    み可能なモータと、前記ロータリバルブの回転方向及び
    回転角度を検知する回転センサと、スプリングの付勢力
    で前記ロータリバルブの外周面に形成された全周ストッ
    パ溝に係合し、前記ロータリバルブの軸方向の動きを規
    制するストッパボールと、スプリングの付勢力で、前記
    ロータリバルブの前記全周ストッパ溝の位置と異なる外
    周上に設けた、全周を非等分間隔で対向する2組4個の
    チェック溝に正回転のみのエンドレスで係合し、前記ロ
    ータリバルブの開放又は閉鎖の位置を保持するチェック
    ボールと、前記モータを駆動して前記ロータリバルブを
    正回転させた場合に前記回転センサにより検知された前
    記ロータリバルブの回転角度に基づいて前記通路の開放
    又は閉鎖を認識する制御装置と、を備えたことを特徴と
    する流体通路開閉弁。
  3. 【請求項3】 前記ロータリバルブの開放又は閉鎖の位
    置を保持するチェックボールの代りに、前記ロータリバ
    ルブの前記通路の開放又は閉鎖位置に設けた複数個の前
    記チェック溝に対して、前記モータの駆動時は非係合状
    態になる方向に引き込んで前記ロータリバルブの回転を
    可能とし、前記モータの非駆動時は係合する方向に突出
    されて前記ロータリバルブの開放又は閉鎖の位置を保持
    するストッパピンを備えるとともに、前記ロータリバル
    ブの開放又は閉鎖の位置で、チェック溝との係合、非係
    合状態を検知してスイッチ信号を出力するスイッチセン
    サを有するアクチュエータを用いることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の流体通路開閉弁。
  4. 【請求項4】 運転者がブレーキペダルを踏んだ場合に
    マスタシリンダからの液圧をホイールシリンダに供給
    し、ホイールブレーキを作動させる車輪制動装置の液圧
    供給通路を開放又は閉鎖するために用いて車両用パーキ
    ング装置を構成することを特徴とする請求項1,2,又
    は3に記載の流体通路開閉弁。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105526396A (zh) * 2016-02-16 2016-04-27 江苏盈丰智能工程科技有限公司 旋转式变频切换阀
CN109000000A (zh) * 2018-08-15 2018-12-14 吕智 一种分流阀
CN110274055A (zh) * 2019-06-24 2019-09-24 华帝股份有限公司 一种易于转动的旋塞阀
CN113864516A (zh) * 2021-10-12 2021-12-31 欧维克集团有限公司 一种角行程旋转阀用凸轮机构
CN113864479A (zh) * 2021-10-12 2021-12-31 欧维克集团有限公司 一种双向硬密封球阀

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