JP2000297453A - 便器洗浄タンク装置および節水フロート - Google Patents
便器洗浄タンク装置および節水フロートInfo
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- JP2000297453A JP2000297453A JP11108027A JP10802799A JP2000297453A JP 2000297453 A JP2000297453 A JP 2000297453A JP 11108027 A JP11108027 A JP 11108027A JP 10802799 A JP10802799 A JP 10802799A JP 2000297453 A JP2000297453 A JP 2000297453A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 便器の洗浄時貯水タンク内の水を全部使用す
ることなく節水効果を図ること。 【解決手段】 貯水タンク1内に直立してサイフォン1
2を設けるとともに、このサイフォン管12に、水位の
変動に応じて水とともに上下動する節水フロート17を
遊嵌したものである。放水につれて節水フロート17が
下降しそのフランジ20が出口弁7の弁体9に接触した
直後に出口弁7が閉じる。
ることなく節水効果を図ること。 【解決手段】 貯水タンク1内に直立してサイフォン1
2を設けるとともに、このサイフォン管12に、水位の
変動に応じて水とともに上下動する節水フロート17を
遊嵌したものである。放水につれて節水フロート17が
下降しそのフランジ20が出口弁7の弁体9に接触した
直後に出口弁7が閉じる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器洗浄タンク装
置およびそれに用いる節水フロートに係り、特に使用時
における貯水タンク内の水の排水量を少なくして経済的
な使用を可能にする洗浄タンク装置および節水フロート
に関する。
置およびそれに用いる節水フロートに係り、特に使用時
における貯水タンク内の水の排水量を少なくして経済的
な使用を可能にする洗浄タンク装置および節水フロート
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭用水洗式トイレは、便器の
近傍に貯水タンクが設けられ、用便後に、フラッシュレ
バ−またはボタンを押すことにより、貯水タンク内の水
を出口弁を通して、便器内に排出させて便器を洗浄する
ようになっている。この種の貯水タンクは、洗浄後、入
口弁から貯水タンク内に新たな水道水を供給し、所定の
レベルまで貯水するようになっている。水洗式トイレに
使用するこのような貯水タンクでは、槽内へ供給する水
を一定のレベルで停止させるために通常はフロート弁が
使用される。このフロート弁は水に浮くフロートを備え
ており、このフロートの上下動によって入口弁の弁口を
開閉するようになっている。実際には、貯水タンク内の
最高レベルにフロートが達したときに入口弁を閉じるよ
うに設定されている。なお、フロートがこの位置より下
がれば、入口弁が開かれるようになっている。
近傍に貯水タンクが設けられ、用便後に、フラッシュレ
バ−またはボタンを押すことにより、貯水タンク内の水
を出口弁を通して、便器内に排出させて便器を洗浄する
ようになっている。この種の貯水タンクは、洗浄後、入
口弁から貯水タンク内に新たな水道水を供給し、所定の
レベルまで貯水するようになっている。水洗式トイレに
使用するこのような貯水タンクでは、槽内へ供給する水
を一定のレベルで停止させるために通常はフロート弁が
使用される。このフロート弁は水に浮くフロートを備え
ており、このフロートの上下動によって入口弁の弁口を
開閉するようになっている。実際には、貯水タンク内の
最高レベルにフロートが達したときに入口弁を閉じるよ
うに設定されている。なお、フロートがこの位置より下
がれば、入口弁が開かれるようになっている。
【0003】また、貯水タンク内には、周知のようにサ
イフォン管が垂直に設けられており、万が一入口弁が故
障したときに、入口弁から槽内に送り込まれた水が、サ
イフォン管を通じて便器内に流れるようになっており、
これにより供給された洗浄水が貯水タンクから溢れるこ
とがないようになっている。また、サイフォン管はフラ
ッシュ時に外部空気を貯水タンク内へ導入して、貯水タ
ンクと便器を結ぶ洗浄管内に真空が生じて放水力が弱く
ならないようにする機能を有する。
イフォン管が垂直に設けられており、万が一入口弁が故
障したときに、入口弁から槽内に送り込まれた水が、サ
イフォン管を通じて便器内に流れるようになっており、
これにより供給された洗浄水が貯水タンクから溢れるこ
とがないようになっている。また、サイフォン管はフラ
ッシュ時に外部空気を貯水タンク内へ導入して、貯水タ
ンクと便器を結ぶ洗浄管内に真空が生じて放水力が弱く
ならないようにする機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した便器洗浄タン
ク装置は、使用の度に貯水タンク内の洗浄水の全部を便
器内に排出させるから、便器の使用状況によっては必要
以上の水を排出することになって経済的見地から好まし
くなかった。
ク装置は、使用の度に貯水タンク内の洗浄水の全部を便
器内に排出させるから、便器の使用状況によっては必要
以上の水を排出することになって経済的見地から好まし
くなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、貯水タンクに、フロートの上下動によっ
て弁口を開閉する入口弁を備えるとともに、貯水タンク
の底部に弁体と弁座ブロックとからなる出口弁を有し、
上記弁座ブロックに連通するように貯水タンク内に直立
してサイフォン管を設けたものにおいて、上記サイフォ
ン管に水位の変動に応じて上下動する節水フロートを遊
嵌したことを特徴とするものである。
に、本発明は、貯水タンクに、フロートの上下動によっ
て弁口を開閉する入口弁を備えるとともに、貯水タンク
の底部に弁体と弁座ブロックとからなる出口弁を有し、
上記弁座ブロックに連通するように貯水タンク内に直立
してサイフォン管を設けたものにおいて、上記サイフォ
ン管に水位の変動に応じて上下動する節水フロートを遊
嵌したことを特徴とするものである。
【0006】前記節水フロートは、中空二重管であっ
て、その下端部にフランジが一体的に設けてあることが
好ましい。
て、その下端部にフランジが一体的に設けてあることが
好ましい。
【0007】前記節水フロートは、比重が1に近い材料
で構成されていることが好ましい。この材料は例えばポ
リスチロ−ル樹脂である。
で構成されていることが好ましい。この材料は例えばポ
リスチロ−ル樹脂である。
【0008】また、本発明は、内管部および外管部から
なる中空二重管形状をなし、内管部はその軸線方向に貫
通し、内管部と外管部の間に形成される環状空間は軸線
方向の一端が開放され、他端が閉鎖されており、他端側
で外管部からフランジが外側に張り出している、便器洗
浄タンク用節水フロートを提供する。
なる中空二重管形状をなし、内管部はその軸線方向に貫
通し、内管部と外管部の間に形成される環状空間は軸線
方向の一端が開放され、他端が閉鎖されており、他端側
で外管部からフランジが外側に張り出している、便器洗
浄タンク用節水フロートを提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付の図面を参照して説明する。
て添付の図面を参照して説明する。
【0010】図1において、符号1は貯水タンクを示
し、この貯水タンク1は図示を省略した便器の近傍に設
置される。貯水タンク1の上端近くにはフロート弁形式
の入口弁2が設置されている。この入口弁2の入口ポ−
トは、給水管3を介して例えば、水道水などの水源4と
接続されている。上記入口弁2は、貯水タンク1内への
洗浄水の供給を制御するものであって、ロッド5を介し
てフロート6に接続されている。図1の位置では、フロ
ート6は最高位置にあり入口弁2の出口ポ−トを閉じ給
水は停止されている。この時の水位レベルはH1 であ
り、図2にあっては、フロート6が下方位置にあって入
口弁2の出口ポ−トを開き、貯水タンク1内に給水され
る状態にある。この時の水位レベルはH2 である。
し、この貯水タンク1は図示を省略した便器の近傍に設
置される。貯水タンク1の上端近くにはフロート弁形式
の入口弁2が設置されている。この入口弁2の入口ポ−
トは、給水管3を介して例えば、水道水などの水源4と
接続されている。上記入口弁2は、貯水タンク1内への
洗浄水の供給を制御するものであって、ロッド5を介し
てフロート6に接続されている。図1の位置では、フロ
ート6は最高位置にあり入口弁2の出口ポ−トを閉じ給
水は停止されている。この時の水位レベルはH1 であ
り、図2にあっては、フロート6が下方位置にあって入
口弁2の出口ポ−トを開き、貯水タンク1内に給水され
る状態にある。この時の水位レベルはH2 である。
【0011】一方、貯水タンク1の底壁には、出口弁7
が取り付けられている。この出口弁7は、弁座ブロック
8と可動の弁体9とによって構成され、この弁座ブロッ
ク8は便器に対して直接または連絡管を介して接続され
てる。
が取り付けられている。この出口弁7は、弁座ブロック
8と可動の弁体9とによって構成され、この弁座ブロッ
ク8は便器に対して直接または連絡管を介して接続され
てる。
【0012】弁座ブロック8は内部が空洞で、上端が弁
座10となっており、側面からは、エルボ管11が延出
している。このエルボ管11の先端にサイフォン管12
が接続されている。サイフォン管12の上端は開口して
おり、フロート6で規制される最高水位レベルよりも若
干上の位置で開口している。
座10となっており、側面からは、エルボ管11が延出
している。このエルボ管11の先端にサイフォン管12
が接続されている。サイフォン管12の上端は開口して
おり、フロート6で規制される最高水位レベルよりも若
干上の位置で開口している。
【0013】前記出口弁7を開閉するために、図6に示
す中空半球状の前記弁体9が使用され、この弁体9より
弁ア−ム14が側方へ突出し、弁ア−ム14の端はピン
15によってエルボ管11に対して枢着されている。ま
た、弁体9の頂部中央には、玉くさり16の下端が止着
され、この玉くさり16は上方へ向かって延出し貯水タ
ンク1の適所に止着される。玉くさり16は図示を省略
した公知のフラッシュレバ−やボタン操作によって上方
へ引っ張られ、弁体9を持ち上げ、図6に示したような
種々の位置をとる。弁体9が弁座10を離れた瞬間よ
り、貯水タンク1内の水が便器に向かって放出される。
す中空半球状の前記弁体9が使用され、この弁体9より
弁ア−ム14が側方へ突出し、弁ア−ム14の端はピン
15によってエルボ管11に対して枢着されている。ま
た、弁体9の頂部中央には、玉くさり16の下端が止着
され、この玉くさり16は上方へ向かって延出し貯水タ
ンク1の適所に止着される。玉くさり16は図示を省略
した公知のフラッシュレバ−やボタン操作によって上方
へ引っ張られ、弁体9を持ち上げ、図6に示したような
種々の位置をとる。弁体9が弁座10を離れた瞬間よ
り、貯水タンク1内の水が便器に向かって放出される。
【0014】前記サイフォン管12には、本発明の重要
な構成要素となる節水フロート17がサイフォン管12
に沿って上下に摺動可能に遊嵌されている。この節水フ
ロート17には、好ましくは水の比重と等しい材質、例
えば、ポリプロピレン樹脂が使用されるが、これに限定
されるものではない。
な構成要素となる節水フロート17がサイフォン管12
に沿って上下に摺動可能に遊嵌されている。この節水フ
ロート17には、好ましくは水の比重と等しい材質、例
えば、ポリプロピレン樹脂が使用されるが、これに限定
されるものではない。
【0015】節水フロート17は、図4および図5に示
すように、サイフォン管12に遊嵌する円筒状内管部1
8と、それよりも径の大きい円筒状外管部19とを有
し、内管部18の内側は上下に貫通している。また、内
管部18と外管部19の間の環状空間は上方に開放さ
れ、下方は底壁により閉鎖されている。そして、外管部
19の底部には底壁に続いて外管部19の外径よりも径
の大きいフランジ20がやや斜め上外方へ張り出すよう
に設けられている。また、内管部18の内周壁にはその
上下方向(軸線方向)に複数本の溝21が形成されてい
る。サイフォン管12の下端近くには節水フロート17
の下降限度を決める当接用段部13が形成されている。
すように、サイフォン管12に遊嵌する円筒状内管部1
8と、それよりも径の大きい円筒状外管部19とを有
し、内管部18の内側は上下に貫通している。また、内
管部18と外管部19の間の環状空間は上方に開放さ
れ、下方は底壁により閉鎖されている。そして、外管部
19の底部には底壁に続いて外管部19の外径よりも径
の大きいフランジ20がやや斜め上外方へ張り出すよう
に設けられている。また、内管部18の内周壁にはその
上下方向(軸線方向)に複数本の溝21が形成されてい
る。サイフォン管12の下端近くには節水フロート17
の下降限度を決める当接用段部13が形成されている。
【0016】次に上述した本発明による洗浄タンク装置
および節水フロートの作用について説明する。
および節水フロートの作用について説明する。
【0017】便器を洗浄する前の状態は、図1に示した
ように、フロート6が最高位置にあって、貯水タンク1
内に図示のレベルH1 まで水が貯留されている。一方、
節水フロート17の環状空間内には水を入れてある。
ように、フロート6が最高位置にあって、貯水タンク1
内に図示のレベルH1 まで水が貯留されている。一方、
節水フロート17の環状空間内には水を入れてある。
【0018】この状態から便器を洗浄する必要が生じた
ときは、図示を省略したフラッシュレバ−かボタンを押
圧し、図6に実線で示すように、玉くさり16を上方へ
引っ張り、弁体9および弁ア−ム14をピン15を中心
として水圧による抵抗に打ち勝って持ち上げる。する
と、貯水タンク1内の水は、出口弁7の弁口を通して勢
い良く便器へ向かって流れ便器を洗浄する。この時、貯
水タンク1内の水位レベルが下降するが、これと共に、
節水フロート17も同時に下降してくる。下降する節水
フロート17のフランジ20は弁体9に当たり、それを
押し下げる。弁体9が、図7に示すようにサイフォン管
12の段部13に当たるところまで下がると、弁体9は
その勢いでさらに下方へ押しやられる。弁体9が、水圧
で押されて図8に示すように弁座10を完全に閉塞する
位置にくると、便器へ向かう流水は停止される。この時
の貯水タンク1内の水位レベルは節水フロート17の上
面と一致している。
ときは、図示を省略したフラッシュレバ−かボタンを押
圧し、図6に実線で示すように、玉くさり16を上方へ
引っ張り、弁体9および弁ア−ム14をピン15を中心
として水圧による抵抗に打ち勝って持ち上げる。する
と、貯水タンク1内の水は、出口弁7の弁口を通して勢
い良く便器へ向かって流れ便器を洗浄する。この時、貯
水タンク1内の水位レベルが下降するが、これと共に、
節水フロート17も同時に下降してくる。下降する節水
フロート17のフランジ20は弁体9に当たり、それを
押し下げる。弁体9が、図7に示すようにサイフォン管
12の段部13に当たるところまで下がると、弁体9は
その勢いでさらに下方へ押しやられる。弁体9が、水圧
で押されて図8に示すように弁座10を完全に閉塞する
位置にくると、便器へ向かう流水は停止される。この時
の貯水タンク1内の水位レベルは節水フロート17の上
面と一致している。
【0019】貯水タンク内の水面の下降に伴って、水と
同じ比重をもつフロート6も下降するので、入口弁2は
弁口を開き給水管3を通して水道水が貯水タンク1内へ
供給される。水位の上昇につれてフロート6が上昇し、
同時に節水フロート17もサイフォン管12に案内され
ながら上昇してくる。そして、フロート6の上昇が進ん
で、図1に示す位置に達したところで入口弁2の弁口は
閉じられ、節水フロート17も図示の位置を保持され
る。
同じ比重をもつフロート6も下降するので、入口弁2は
弁口を開き給水管3を通して水道水が貯水タンク1内へ
供給される。水位の上昇につれてフロート6が上昇し、
同時に節水フロート17もサイフォン管12に案内され
ながら上昇してくる。そして、フロート6の上昇が進ん
で、図1に示す位置に達したところで入口弁2の弁口は
閉じられ、節水フロート17も図示の位置を保持され
る。
【0020】本発明によれば、図3および図8に示す、
貯水タンク1内の比較的高い水位H2 で便器への水の放
流が停止する。これは、節水フロート17が水位の低下
に伴い一緒に下降し、弁体9を強制的に弁座10に当接
させて放水を停止させる機能を果たすことによる。した
がって、図2に示すように、弁体9を出口弁7の位置へ
下降させる程度にまで水位(H3 )が下がらないと出口
弁7が閉じない従来の場合と比較して、貯水タンク1内
の水をH2 −H3 に相当する分だけ節約できることにな
る。そして、本発明の場合は、既存の貯水タンク1に何
等の変更や加工を施すことなく、既存のサイフォン管1
2に節水フロート17を遊嵌するだけで済むから、便器
洗浄用の水を大幅に節約することができ、しかも節水フ
ロート17はきわめて安価に提供することができる。
貯水タンク1内の比較的高い水位H2 で便器への水の放
流が停止する。これは、節水フロート17が水位の低下
に伴い一緒に下降し、弁体9を強制的に弁座10に当接
させて放水を停止させる機能を果たすことによる。した
がって、図2に示すように、弁体9を出口弁7の位置へ
下降させる程度にまで水位(H3 )が下がらないと出口
弁7が閉じない従来の場合と比較して、貯水タンク1内
の水をH2 −H3 に相当する分だけ節約できることにな
る。そして、本発明の場合は、既存の貯水タンク1に何
等の変更や加工を施すことなく、既存のサイフォン管1
2に節水フロート17を遊嵌するだけで済むから、便器
洗浄用の水を大幅に節約することができ、しかも節水フ
ロート17はきわめて安価に提供することができる。
【0021】なお、節水フロート17のフランジ20が
図7に示すように底部の弁体9に当接する時に、弁体9
が半球形をなしているために節水フロート17が回転力
を受けて回転する傾向があるが、これは内管部18の内
周壁の溝21とサイフォン管12との間に水があること
によって防止される。
図7に示すように底部の弁体9に当接する時に、弁体9
が半球形をなしているために節水フロート17が回転力
を受けて回転する傾向があるが、これは内管部18の内
周壁の溝21とサイフォン管12との間に水があること
によって防止される。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、サイフォン管に節水フロートを上下動可能に
遊嵌させたから、貯水タンク内の水をかなり残存させた
状態で出口弁を閉じることができ、水の使用量をかなり
低減することが可能となる。しかも、既存の設備に何等
の改変を加えることなく、安価な節水フロートを装着す
るのみで済むから、水の節約を安価に実現することがで
きる。
によれば、サイフォン管に節水フロートを上下動可能に
遊嵌させたから、貯水タンク内の水をかなり残存させた
状態で出口弁を閉じることができ、水の使用量をかなり
低減することが可能となる。しかも、既存の設備に何等
の改変を加えることなく、安価な節水フロートを装着す
るのみで済むから、水の節約を安価に実現することがで
きる。
【0023】また、本発明の節水フロートは、構造が簡
単で安価に提供可能であるから、安い費用で既存の設備
をそのまま用いて節水を行うことができる。
単で安価に提供可能であるから、安い費用で既存の設備
をそのまま用いて節水を行うことができる。
【図1】本発明の一実施の形態による洗浄タンク装置の
満水状態を示した縦断面図。
満水状態を示した縦断面図。
【図2】本発明で使用する節水フロートを用いない従来
の洗浄タンク装置を作用を対比説明する縦断面図。
の洗浄タンク装置を作用を対比説明する縦断面図。
【図3】本発明の一実施の形態による洗浄タンク装置の
洗浄後の状態を示した縦断面図。
洗浄後の状態を示した縦断面図。
【図4】節水フロートの縦断面図。
【図5】節水フロートの平面図。
【図6】節水フロートが出口弁を閉じる状態を示す正面
図。
図。
【図7】節水フロートと弁体との干渉状態を示す正面
図。
図。
【図8】出口弁の弁体が弁座を閉じた状態を示す正面
図。
図。
1 貯水タンク 2 入口弁 6 フロート 7 出口弁 8 弁座ブロック 9 弁体 10 弁座 12 サイフォン管 17 節水フロート
Claims (5)
- 【請求項1】貯水タンクに、フロートの上下動によって
弁口を開閉する入口弁を備えるとともに、貯水タンクの
底部に弁体と弁座ブロックとからなる出口弁を有し、上
記弁座ブロックに連通するように貯水タンク内に直立し
てサイフォン管を設けたものにおいて、上記サイフォン
管に水位の変動に応じて上下動する節水フロートを遊嵌
したことを特徴とする便器洗浄タンク装置。 - 【請求項2】前記節水フロートは、中空二重管であっ
て、その下端部にフランジが一体的に設けられているこ
とを特徴とする請求項1に記載の便器洗浄タンク装置。 - 【請求項3】前記節水フロートは、比重が1に近い材料
で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の便
器洗浄タンク装置。 - 【請求項4】前記節水フロートはポリスチロ−ル樹脂で
構成されていることを特徴とする請求項1に記載の便器
洗浄タンク装置。 - 【請求項5】内管部および外管部からなる中空二重管形
状をなし、内管部はその軸線方向に貫通し、内管部と外
管部の間に形成される環状空間は軸線方向の一端が開放
され、他端が閉鎖されており、他端側で外管部からフラ
ンジが外側に張り出している、便器洗浄タンク用節水フ
ロート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108027A JP2000297453A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 便器洗浄タンク装置および節水フロート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108027A JP2000297453A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 便器洗浄タンク装置および節水フロート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000297453A true JP2000297453A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14474119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11108027A Withdrawn JP2000297453A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 便器洗浄タンク装置および節水フロート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000297453A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008048787A1 (en) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Henry Hyunbo Shim | A toilet having a flapper valve closing device |
CN102383484A (zh) * | 2011-08-04 | 2012-03-21 | 虞吉伟 | 喷射节水阀 |
CN102535608A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-07-04 | 虞吉伟 | 串联式双阀装置、便器及节水方法 |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP11108027A patent/JP2000297453A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008048787A1 (en) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Henry Hyunbo Shim | A toilet having a flapper valve closing device |
CN102383484A (zh) * | 2011-08-04 | 2012-03-21 | 虞吉伟 | 喷射节水阀 |
CN102383484B (zh) * | 2011-08-04 | 2013-10-30 | 虞吉伟 | 喷射节水阀 |
CN102535608A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-07-04 | 虞吉伟 | 串联式双阀装置、便器及节水方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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