JP2000296498A - すりおろし装置 - Google Patents
すりおろし装置Info
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- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Cereal-Derived Products (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Abstract
が可能なおろし装置を提供する。 【解決手段】 上部に材料投入口2cを、下部に所定の
粒径のすりおろし材料を通過させるふるい孔2b′をそ
れぞれ有し、投入されたすりおろし用材料を貯留する中
空の貯留室2と、その貯留室2内に配置された回転シャ
フト11に支持され貯留室2内面に沿って移動する複数
のすりおろし刃1と、回転シャフト11を回転させる駆
動モータ3とを備えてなることを特徴とする。
Description
をすりおろすためのおろし装置に関するものである。
いては加工の前処理として蒟蒻芋を細かくすりおろす工
程があり、特に、糸こんにゃくを製造する場合には、商
品の品質を高めるためにすりおろし工程において粒子を
細かくする必要がある。
として、図4に示すようなおろし機が知られている。こ
のおろし機は、通常、円筒状の外側ドラム50内部に内
側ドラム51を回転自在に内蔵しており、その内側ドラ
ム51外周面には複数のすりおろし刃51aが備えられ
ている。また、外側ドラム50の上部には材料投入口5
0aが備えられ、外側ドラム50の底部50bはメッシ
ュ構造となっており、所定の粒径にすりおろされた材料
のみ通過できるようになっている。
内側ドラム51との環状空隙B内に投入口50aから蒟
蒻芋Aを投入すると、その投入された蒟蒻芋Aは、回転
方向(矢印C方向)に移動し、メッシュ構造の底部50
bにおいて、高速回転するすりおろし刃51aによって
すりおろされる。このようにして細かくすりおろされた
蒟蒻芋Aは、所定の粒径に達するとメッシュ構造の底部
50bから装置外部に排出され、次工程に移送される。
おろし機では、環状空隙Bが投入された蒟蒻芋Aで充満
すると、先に投入した蒟蒻芋Aが所定の粒径にすりおろ
されて底部50bから排出されない限りは次の蒟蒻芋A
の投入が行えず、投入を待機しなければならない。従っ
て、このおろし機の前工程に荒削り処理として例えばグ
ラインダー式玉すり機を接続している場合には、その玉
すり機を停止させなければならず、食品加工を連続して
行うには適さないという問題がある。このような問題を
解消するため、環状空隙Bのスペースを拡張することも
考えられるが、その場合、おろし機全体が嵩高くなると
ともに、おろし機のコストアップが避けられない。
ける課題を考慮してなされたものであり、構成がコンパ
クトでありしかも連続的にすりおろし用材料を供給する
ことができるすりおろし装置を提供するものである。
入部を、下部に所定の粒径のすりおろし用材料を通過さ
せるふるい孔をそれぞれ有し、材料導入部から導入され
たすりおろし用材料を貯留する中空の貯留室と、その貯
留室内に配置された回転軸に支持され貯留室内面に沿っ
て移動する複数のすりおろし刃と、回転軸を回転させる
駆動手段とを備えてなるすりおろし装置である。
構成した場合、回転軸はそのドラムの中心軸上に配置す
ることが好ましく、また、複数のすりおろし刃は、その
回転軸上に離間配置された一対の円板部の外周縁に張架
することができる。
りおろし刃の抵抗を減少させる手段を備えることが好ま
しい。また、すりおろし時に、すりおろし用材料をふる
い孔に向けて押圧する手段を備えることが好ましい。
及びすりおろし用材料をふるい孔に向けて押圧する手段
は、すりおろし刃と平行に且つすりおろし刃の回転方向
側に備えられた断面楔状の棒状部材で構成することがで
きる。
おろし用材料としては、穀類、豆類、芋類、野菜類、果
物等の植物性食料が示される。また、本発明のすりおろ
し装置は、食品加工の前処理として食料を所定の粒子に
すりおろす場合に好適である。
的に供給されてすりおろし装置の処理能力を超えた場合
に、過剰供給分のすりおろし用材料が一旦、貯留室内に
貯留され、すりおろしに供せられるまで貯留室内で待機
される。それにより、すりおろし処理能力を超える量の
すりおろし用材料を導入してもすりおろしが可能にな
る。
基づいて本発明を詳細に説明する。
実施形態を示したものであり、図1(a)は正面図であ
り、図1(b)は右側面図である。
のすりおろし刃1を回転自在に収納した円筒状のドラム
(中空の貯留室)2と、そのすりおろし刃1を回転させ
る電動モータ(駆動手段)3と、ドラム2の下方に配置
されたホッパ4と、すりおろされてホッパ4内に投下さ
れた材料を次工程へ移送するポンプ5と、そのポンプ5
を駆動させる電動モータ6と、これらの各要素を支持す
るフレーム7とから主として構成されている。
る。横位置に配置されたドラム2は水平方向に二つ割り
できるようになっており、上側ドラム部2a及び下側ド
ラム部2bに分割される。上側ドラム部2aの上部には
すりおろし用材料を投入するための筒状の材料投入部
(材料導入部)2cが設けられている。また、下側ドラ
ム部2bは、所定の直径からなる透孔(ふるい孔)を多
数打ち抜き加工したパンチングメタルから構成され、ふ
るい構造に構成されている。なお、下側ドラム部2bの
周囲は、平面から見て長方形をなすスカート部2dで覆
われている。
ンジ8によって開閉可能に連結されており、ヒンジ8と
反対側に位置する上側ドラム部2a及び下側ドラム部2
bの対向縁にはいわゆるパッチン錠9が備えられてい
る。なお、パッチン錠9において9aはフックであり、
9bはそのフック9aに係止されるリングであり、9c
はフック9aに対してリング9bを係脱させる際に操作
されるレバーである。なお、10は上側ドラム部2aを
開くための握手である。
(回転軸)11が挿通されており、この回転シャフト1
1はドラム2外側に配置された軸受け13a,13bに
よって軸支され、また、その一方端部にはVベルト車1
2が固定されている。このVベルト車12は複数本のV
ベルト14を介し、電動モータ3の回転軸に固定された
Vベルト車3aと接続されている。なお、上記軸受け1
3a,13bは上側フレーム7a,7aに固定され、電
動モータ3はその上側フレームを支持する下側フレーム
7b,7b内に収納される。
要に応じてドラム2内に水を注入するためのノズルであ
る。
シャフト11上にはドラム2の側板2e,2e寄りに一
対の円板部1a,1bが離間配置されており、これらの
円板部1a及び1bの外周縁に、帯板状からなる複数の
すりおろし刃1が張架されている。
状をなし幅方向縁部の一方に鋸刃状の刃先を有し、円板
部1a,1b(円板1aのみ図示する)の外周縁から若
干その刃先が突出するようにして円板部1a,1bに張
架されている。
を示している。また、2bは多数の透孔2b′を有する
下側ドラム部である。なお、この下側ドラム部2bはす
りおろし装置から取り外して清掃することができるよう
にスカート部2dに対し脱着可能に構成されている。
に8箇所、鉤状の切欠き部1eが形成されており、その
切欠き部1eにおける立ち下がり面(直径方向の面)1
cに、その立ち下がり面1cと直交する方向に雌ねじ部
1dが形成されている。すりおろし刃1は帯板15a及
び15bによって挟持された状態でそれらの両端部にボ
ルト16が挿通され、挿通したボルト16を上記雌めじ
部1dと螺合することによって円板部1a,1bに固定
されている。ただし、すりおろし刃1の取り付け個数
は、すりおろし処理の条件に応じて適宜決定される。
E方向)に向けて断面楔状をなす棒状部材16が溶接さ
れている。
おいて回転するすりおろし刃1の抵抗を低下させる手段
として機能するとともに、すりおろし用材料を透孔2
b′に押圧する手段として機能するようになっている。
すなわち、円板部1a,1bが回転してすりおろし用材
料がすりおろし刃1と衝突する際、棒状部材16の楔状
断面は、すりおろし用材料を矢印F方向に分割させてす
りおろし刃1の回転方向側の面にすろおろし材料が堆積
することを防止し、それにより、回転するすりおろし刃
1の抵抗を減少させるようになっている。
6aは、ドラム2内周面に沿って移動するときにその内
周面との間で楔効果を発生させ、すりおろし用材料を透
孔2b′に向けて押圧するようになっている。
a,15bで挟み込まれ、さらに帯板15bには棒状部
材16が溶接されている。従って、円板部1a,1bに
張架されたすりおろし刃1は十分に補強されて歪が発生
しない。従って安定してすりおろし処理を行うことがで
きる。
動作について説明する。
高速回転(例えば1800rpm)している状態で、材料投入
部2cからすりおろし用材料が投入されると、すりおろ
し用材料はすりおろし刃1と衝突しながら落下し、ドラ
ム2の底部に貯留される。
に沿って高速回転するすりおろし刃1は、ドラム2底部
に貯留されたすりおろし用材料塊を繰り返し貫通する際
に、すりおろし刃1の刃先ですりおろし用材料を細かく
すりおろし、粒径が透孔2b′の直径よりも小さくなっ
たものをその透孔2b′から通過させ、ホッパ4内に落
下させる。
は、すりおろし刃1の回転方向側にすりおろし用材料が
堆積することを防止して回転時の抵抗を減少させるとと
もに、すりおろされた材料は、棒状部材16の外側傾斜
面16aによって透孔2b′に向けて押圧される。それ
により、すりおろされた材料は速やかにドラム2外に排
出される。
収納された材料は、ポンプ5によって次工程に送られ
る。
しする場合を例に取り説明したが、本発明のすりおろし
装置は、穀類、豆類、野菜類、果物類等の食料について
も適用することができる。
形態では円筒状のドラムで構成したが、胴部が湾曲する
樽状のドラムで構成することもできる。
所定の強度を有し且つ所定の粒径の材料を通過させるこ
とができるものであれば、パンチングメタルに限らず、
例えば金網等、任意の部材を使用することができる。
本発明のすりおろし装置によれば、すりおろし用材料が
連続的に供給されて装置のすりおろし処理能力を超えた
場合であっても、すりおろしに供せされるまですりおろ
し用材料が一旦、貯留室内に貯留され、順次すりおろし
が行われる。それにより、コンパクトな構成でありなが
ら連続的にすりおろし処理を行うことが可能になるとい
う長所を有する。
1(a)は正面図、図1(b)は右側面図である。
ある。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 上部に材料導入部を、下部に所定の粒径
のすりおろし用材料を通過させるふるい孔をそれぞれ有
し、前記材料導入部から導入されたすりおろし用材料を
貯留する中空の貯留室と、その貯留室内に配置された回
転軸に支持され前記貯留室内面に沿って移動する複数の
すりおろし刃と、前記回転軸を回転させる駆動手段とを
備えてなることを特徴とするすりおろし装置。 - 【請求項2】 前記貯留室が円筒状のドラムからなり、
前記回転軸は前記ドラムの中心軸上に配置され、前記複
数のすりおろし刃は、その回転軸上に離間配置された一
対の円板部の外周縁に張架されたものである請求項1記
載のすりおろし装置。 - 【請求項3】 すりおろし時における前記すりおろし刃
の抵抗を減少させる手段が備えられている請求項1また
は2に記載のすりおろし装置。 - 【請求項4】 すりおろし時に、前記すりおろし用材料
を前記ふるい孔に向けて押圧する手段が備えられている
請求項1〜3のいずれかに記載のすりおろし装置。 - 【請求項5】 前記すりおろし刃の抵抗を減少させる手
段及び前記すりおろし用材料を前記ふるい孔に向けて押
圧する手段が、前記すりおろし刃と平行に且つすりおろ
し刃の回転方向側に備えられた断面楔状の棒状部材から
なる請求項4に記載のすりおろし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10571999A JP4371465B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | すりおろし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10571999A JP4371465B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | すりおろし装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000296498A true JP2000296498A (ja) | 2000-10-24 |
JP4371465B2 JP4371465B2 (ja) | 2009-11-25 |
Family
ID=14415150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10571999A Expired - Fee Related JP4371465B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | すりおろし装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4371465B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008515425A (ja) * | 2004-10-07 | 2008-05-15 | ゲースタ ラーソン メカニスカ フェルクスタッド アクチボラク | すり潰しローラ |
WO2012008256A1 (ja) * | 2010-07-12 | 2012-01-19 | 三洋電機株式会社 | 自動製パン器 |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP10571999A patent/JP4371465B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008515425A (ja) * | 2004-10-07 | 2008-05-15 | ゲースタ ラーソン メカニスカ フェルクスタッド アクチボラク | すり潰しローラ |
WO2012008256A1 (ja) * | 2010-07-12 | 2012-01-19 | 三洋電機株式会社 | 自動製パン器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4371465B2 (ja) | 2009-11-25 |
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