JP2000296178A - シリンジ用アダプタ装置 - Google Patents

シリンジ用アダプタ装置

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JP2000296178A
JP2000296178A JP11195399A JP19539999A JP2000296178A JP 2000296178 A JP2000296178 A JP 2000296178A JP 11195399 A JP11195399 A JP 11195399A JP 19539999 A JP19539999 A JP 19539999A JP 2000296178 A JP2000296178 A JP 2000296178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンジの外筒が着脱可能に装着される外筒
保持部材と、内筒の指当て部に着脱可能に装着される指
掛け部材とによって、吸引用シリンジより構成が簡単で
安価な流体圧送用のシリンジを、片手操作で、円滑かつ
容易に吸引操作できる吸引用のシリンジに転換できるよ
うにする。 【解決手段】 シリンジ1の外筒2に設けたフランジ部
7側を指当て部として、また内筒3の円板部11側を指
掛け部として機能させるために、アダプタ20は、先端
側に外筒支持部23、基端側に円板状に形成した第2の
指当て部24、その間に所定長さのガイド部25を備え
た外筒保持部材21と、連結用本体部27及びこの連結
部27の左右に突出する一対の第2の指掛け部28とか
ら構成される。内筒3に連結した第2の指掛け部28は
外筒2に連結した第2の指当て部24より先端側に位置
するので、それらを近接させると、内筒3が外筒2から
引き抜かれる方向に変位する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧送用のシリ
ンジが着脱可能に装着されて、このシリンジを片手で、
円滑かつ容易に吸引操作を行える構造に変換するための
シリンジ用アダプタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンジは、一般に、先端がチューブや
パイプ等の流体通路が接続される筒先を有する外筒と、
この外筒内に挿入した内筒とを有し、この内筒の先端に
ピストン部を設けて、内筒を外筒に対して押し引き操作
することによりピストン部を外筒の内面に沿って摺動さ
せる構成としたものである。この外筒の内部には、ピス
トン部により流体室が区画形成され、内筒を押し引きす
ると、この流体室が拡縮することになる結果、筒先から
流体を圧送させたり、また筒先から吸引したりすること
ができる。このシリンジは、薬液を注入したり、洗浄液
を圧送したりするために、医療分野等で広く用いられて
いる。
【0003】シリンジは術者等が片手で操作できるよう
になっているのが望ましい。このために、外筒の基端部
にフランジ状に張り出した指掛け部を形成し、また内筒
の基端部に指当て部を形成し、これらでシリンジの操作
を行うための操作力作用部が形成される。そして、指当
て部に親指を当接させ、また人差し指と中指とで外筒を
挟むようなし、かつこれらの2本の指を指掛け部に当接
させた状態で、指当て部を指掛け部に近接させる方向に
操作すると、内筒が外筒内に押し込まれる。この結果、
ピストン部により区画形成した流体室の容積が縮小し
て、この流体室内の流体が筒先に接続した流体通路に圧
送されることになる。このように構成したシリンジは流
体圧送用のシリンジであり、注射液その他の薬液を体内
に注入したり、色素等を散布したり、さらには体腔内壁
を洗浄する等、幅広い用途に用いられる。
【0004】ここで、シリンジは、前述した薬液等を圧
送するためにのみ用いられるのではなく、体液を吸引除
去したり、体内細胞を採取する際に、この細胞に吸引力
を作用するため等としても用いられる。吸引用シリンジ
は、流体圧送用シリンジと、その本体部分の構成は実質
的に同じであるが、シリンジ操作手段の構成が異なって
くる。前述したように、流体圧送用のシリンジは内筒を
外筒に押し込むのに適したものであるが、吸引用シリン
ジの場合には、内筒を外筒内に押し込むのではなく、内
筒を引き抜く方向に変位させることになる。従って、流
体圧送用のシリンジを吸引用としてそのまま転用する場
合には、片手で外筒を把持し、もう一方の手で内筒を把
持して、内筒を引っ張るように操作しなければならなく
なる。つまり、この種のシリンジを吸引用として使用す
る場合には、操作は両手で行わなければならず、その操
作は面倒なものとなる。
【0005】例えば、内視鏡の処置具挿通チャンネルを
介してカテーテルを体腔内に挿入し、このカテーテルを
膵胆管内にまで導いて、膵液を吸引除去する場合には、
術者は片手で内視鏡の本体操作部を把持していることか
ら、シリンジが片手で操作できないと、術者本人が吸引
操作を行えないことになり、看護婦等の操作の補助者が
必要となる。また、超音波内視鏡において、その処置具
挿通チャンネルから体内に穿刺処置具を刺し込んで、出
血箇所からの吸引を行ったり、また組織細胞等を吸引し
て取り出す際等の操作においても、やはり術者がシリン
ジを操作できない。特に、穿刺処置具を用いて吸引を行
う操作は、どの位置でどの程度吸引を行うか等の判断
と、操作のタイミングとが極めて重要であり、従って術
者自身がシリンジによる吸引操作を行うのが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】吸引用のシリンジは、
外筒側の操作力作用部と内筒側の操作力作用部との位置
を逆転させなければならない。つまり、内筒側の操作力
作用部の位置より外筒側の操作力作用部を基端側に位置
させる必要がある。このためには、外筒の基端部を内筒
の基端部を越えた位置まで延在させ、かつ内筒に設けた
操作力作用部を外筒から張り出すようにしなければなら
ない。例えば、外筒に所定の長さだけ左右一対のスリッ
トを形成すると共に、この基端部には着脱可能な蓋体を
設け、また内筒には、これらスリットから外部に導出さ
せた一対からなる指掛け部を連設して設け、これが内筒
側の操作力作用部として機能する。内筒を外筒に組み込
むに当っては、蓋体を開放して、内筒に設けた指掛け部
をスリットに通すようにして装着した後に蓋体を閉鎖す
る。このように蓋体を閉鎖状態にすると、それが指当て
部として、つまり外筒側の操作力作用部として機能す
る。そして、指当て部としての機能を有する蓋体に親指
を当接させ、指掛け部に人差し指と中指とを掛けて、指
掛け部を蓋体側に向けて押動させるように操作すると、
内筒は外筒から引き抜かれる方向に変位し、この内筒の
先端に設けたピストン部により区画形成される流体室が
拡大するので、このシリンジに接続した流体通路内に負
圧吸引力を作用させることができる。
【0007】ところで、体液等の吸引操作を行う頻度
は、薬液等の圧送の操作の場合と比較して、極めて少な
いものであり、しかも吸引専用のシリンジは、流体圧送
用のシリンジと比較して、その構造が複雑になる。この
ように、使用頻度の少ない特殊な器具は大量生産されな
いことから、そのコストの低減が図られず、また構造の
複雑性も原因として、非常に高価なものとなる。そし
て、体内からの吸引を行うので、二次感染の防止等の観
点で、吸引用のシリンジは、このように高価なものであ
るにも拘らず、それを再使用することができず、必ず使
用の都度廃棄しなければならない。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、流体圧送用のシリン
ジを片手で吸引操作できるように変換できるようにする
ためのシリンジ用アダプタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、先端にピストン部を設けた内筒を外
筒内に摺動可能に装着し、この内筒の基端部及び前記外
筒の基端部に、それぞれ操作力作用部を設け、これら両
操作力作用部を相互に近接する方向に操作することによ
り流体を圧送するシリンジに着脱可能に取り付けられ、
前記シリンジによる吸引操作を可能にするためのアダプ
タ装置であって、前記外筒側の操作力作用部が着脱可能
に装着される外筒保持部と、この外筒保持部から前記外
筒の延長線方向に延在させた連結部と、この連結部の端
部に設けた外筒側第2の操作力作用部とを備え、前記連
結部は、前記内筒の操作力作用部が吸引ストロークだけ
変位可能な長さを有するもので構成したことをその特徴
とするものである。
【0010】ここで、流体圧送用のシリンジには、内筒
と外筒との基端部に操作力作用部が設けられている。こ
こで、操作力作用部は、シリンジを使用する際において
手指を当接させて、内筒を外筒内に押し込む操作を行う
ために設けた部位である。流体圧送用のシリンジにおい
ては、内筒側に親指を当接させる指当て部が、また外筒
側に人差し指と中指とで挟み込む指掛け部がそれぞれ設
けられる。このシリンジを吸引用に転用するに当って
は、外筒側の基端部にアダプタ装置を着脱可能に連結す
る。このために、アダプタ装置には、外筒の操作力作用
部が着脱可能に装着される外筒保持部が形成される。外
筒保持部から外筒の基端側における延長線方向に連結部
を延在させ、その端部に、つまり内筒の操作力作用部を
越えた位置に外筒側第2の操作力作用部を設ける。従っ
て、外筒側における第2の操作力作用部は親指が当接す
る指当て部となり、内筒側の操作力作用部は人差し指と
中指とで挟み込む指掛け部として機能するようになる。
ただし、連結部は内筒側の操作力作用部を越えて基端側
に延在させているので、内筒側の操作力作用部に指を掛
けたりするのが困難な場合がある。この場合には、内筒
側の操作力作用部に連結部の側方に張り出す内筒側第2
の操作力作用部を着脱可能に装着する構成とする。吸引
を行うと、シリンジの内部が負圧になるから、その操作
力を解除すると、ピストンが外筒内に引き込まれる方向
に変位する可能性がある。シリンジに対する操作力を解
除しても、内筒がみだりに移動しないように保持するた
めに、連結部にはストッパを設けるのが望ましい。内筒
側の操作力作用部をそのまま利用する場合には、ストッ
パにはこの操作力作用部が直接係脱するものとする。ま
た、内筒がこのストッパを容易に乗り越えることができ
るようにするために、ストッパにこの内筒が通過可能な
通路を形成する。また、内筒側の操作力作用部にも第2
の操作力作用部を着脱可能に設ける場合には、ストッパ
はこの内筒側第2の操作力作用部が係脱可能な構成とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。而して、図面において、
図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態を示し、また
図5及び図6はそれぞれ異なる変形例を示している。さ
らに、図7及び図8は本発明の第2の実施の形態を示
し、図9はその変形例が示されている。
【0012】まず、シリンジとアダプタ装置とを分解し
て示した図1と、それらを組み付けた状態の平面図と側
面図である図2及び図3において、1はシリンジであっ
て、このシリンジ1は外筒2と内筒3とから構成され
る。外筒2は、その先端側の端壁に筒先4が連設されて
おり、この筒先4は先細のテーパ状に形成したものであ
り、例えばルアーロック機構5を有するチューブやパイ
プ等からなる吸引通路6に着脱可能に連結されている。
外筒2の基端部には操作力作用部としてのフランジ部7
が形成されており、このフランジ部7は流体圧送用とし
て使用する場合には指掛け部として機能するものであ
る。
【0013】外筒2の基端部は開口しており、その内に
内筒3が挿入されている。この内筒3は軸部8の先端に
ピストン部9を連結して設けたものである。軸部8は円
形ロッド状等の形状となっており、図示したものにあっ
ては、その一例として十文字状の部材からなり、その途
中位置には数箇所のリブ10を連設したものが示されて
いる。そして、軸部8の基端部には円板部11が連設さ
れており、この円板部11も操作力作用部であって、流
体圧送用として使用する場合の指当て部として機能する
ものである。
【0014】従って、このシリンジ1は、内筒3を外筒
2に組み込んで、外筒2の内部において、内筒3のピス
トン部9により区画形成される流体室に薬液等を収容さ
せておき、人差し指と中指とを外筒2の両側に位置させ
て、それぞれフランジ部7に当接させると共に、円板部
11に親指を当接させることにより、このシリンジ1を
安定した状態で持つことができる。そして、フランジ部
7を円板部11側に引き寄せる方向に押動操作すると、
流体室内の薬液が筒先4から吸引通路6に向けて圧送さ
れるから、流体圧送用のシリンジとして機能する。な
お、シリンジ1を操作するに当って、それが流体圧送用
として用いる場合であれ、また後述するように、吸引用
として用いる場合であれ、指掛け部には人差し指と中指
とを、また指当て部には親指を当接させるとして説明す
るが、これはシリンジ1の一般的な操作態様であり、要
は一方の操作力作用部には親指を、他方の操作力作用部
には親指以外の1または複数の指を当接させて、手を閉
じる方向に動かすことによりシリンジ1が操作されるこ
とを意味する。
【0015】以上のように構成したシリンジ1を吸引用
として用いるためには、操作力作用部の位置を逆転させ
る。つまり、フランジ部7側には指当て部として機能す
る部位を設け、また円板部11側は指掛け部として機能
する部位を設ける。これによって、内筒3側に設けた指
掛け部に外筒2の指当て部を近接する方向に押動させた
時には、流体圧送時とは逆に内筒3が外筒2から引き出
される方向に移動する。このために用いられるのがアダ
プタ20であり、このアダプタ20は2つの部材から構
成される。即ち、21はアダプタ本体、22は指掛け部
材である。アダプタ本体21は概略樋状の部材からな
り、その先端側には外筒保持部23が形成され、また基
端側には円板状に形成した第2の指当て部24が形成さ
れ、さらにこれら外筒保持部23と第2の指当て部24
との間には所定の長さを有するガイド部25が設けられ
る。従って、第2の指当て部24は外筒側第2の操作力
作用部となり、またガイド部25は外筒保持部23と第
2の指当て部24との間に設けた連結部である。
【0016】外筒保持部23は外筒2の基端部が収容さ
れると共に、この外筒2に連設したフランジ部7が嵌合
するスリット溝26が形成されている。また、外筒保持
部23の内径は180°より僅かに大きい円弧からな
り、外筒2が外筒保持部23に嵌合される際には、この
外筒保持部23が僅かに拡開し、この外筒2が完全に納
まると、その外周面を180°以上の角度分だけ抱持さ
れる。従って、外筒2が外筒保持部23に対して、スナ
ップアクション作用により嵌合され、外筒2は外筒保持
部23内から逸脱しないように係止される。また、フラ
ンジ部7がスリット溝26に係合しているから、軸線方
向にも動かないように固定される。
【0017】一方、指掛け部材22はアーチ状に形成し
た連結用本体部27と、この連結用本体部27の左右に
突出する一対の第2の指掛け部28から構成され、連結
用本体部27の内周面には内筒3の基端部に連設した円
板部11が嵌合するスリット溝29が形成されている。
ここで、連結用本体部27は、必ずしも必須ではない
が、内筒3に組み付けた状態で安定的に保持するため
に、180°より僅かに大きい角度の円弧形状となって
いる。また、第2の指掛け部28は細い丸棒状の部材か
ら構成される。従って、シリンジ1において、内筒2に
対する操作力作用部として機能する第2の指掛け部28
は、外筒2に操作力が作用する第2の指当て部24より
手前側に位置するようになる。
【0018】アダプタ本体21におけるガイド部25
は、外筒保持部23より薄肉で、内径が大きくなった円
弧形状となっており、外筒2に内筒3を組み込んだ状態
では、内筒3の円板部11に装着した指掛け部材22に
おける連結用本体部27の外周面が収容されるようにな
っている。ここで、ガイド部25の両端面は第2の指掛
け部28をガイドするガイド面25aとなっており、そ
の円弧は、内筒3に装着した指掛け部材22を収容させ
た時に、第2の指掛け部28がこれらガイド面25aに
圧接されて、内筒3の軸部8が僅かに撓むことになる角
度分を有するようになっている。従って、第2の指掛け
部28は、ガイド部25におけるガイド面25aの表面
に所定の押圧力をもって摺接するようになる。また、ア
ダプタ本体21に指掛け部材22が組み込まれた状態で
は、第2の指掛け部28は所定長さだけアダプタ本体2
1の外面から左右両側に突出している。そして、このガ
イド面25aには、内筒3が吸引ストローク端に変位し
た位置に、この内筒3の円板部11に装着した指掛け部
材28が落とし込まれる係止凹部30が形成されてい
る。
【0019】以上のように構成することによって、内筒
3を外筒2に組み込んで、ピストン部9を筒先4を設け
た端面に近接した位置に配置するように内筒3を最も押
し込んだ位置に配置する。これによって、ピストン部9
により区画形成される流体室は形成されないか、または
僅かな空間となる。このシリンジ1にまず内筒4の円板
部11に指掛け部材22を連結する。この指掛け部材2
2の連結は、連結用本体部27に形成したスリット溝2
9に円板部11を挿嵌させることにより行うが、この連
結用本体部27は180°より僅かに大きな角度の円弧
となっているので、嵌合時のスナップアクション作用に
よって、指掛け部材22は内筒3に組み込んだ状態に保
持される。
【0020】次に、外筒2をアダプタ本体21における
外筒保持部23に嵌合させる。この嵌合時にも、外筒保
持部23はスナップアクション作用により外筒2の基端
側の部位を保持し、かつフランジ部7がスリット溝26
に嵌合される。内筒3に装着した指掛け部材22は、そ
の第2の指掛け部28がガイド部25のガイド面25a
に当接する。そして、外筒2が完全に外筒保持部23内
に嵌合された時には、第2の指掛け部28がガイド面2
5aに圧接され、かつ軸部8は、その基端側が僅かに上
方に撓んだ状態になる。
【0021】以上の状態で、筒先4に吸引通路6のルア
ーロック機構5と連結して、この吸引通路6を内視鏡の
処置具挿通チャンネル等を介して体腔内に挿入し、体液
を吸引したり、体内組織を採取するために、シリンジ1
を操作する。このシリンジ1による吸引操作は、人差し
指と中指との間にアダプタ本体21を配置して、このア
ダプタ本体21の左右に突出する第2の指掛け部28に
これらの2本の指を当接させる。また、親指をアダプタ
本体21の基端面を構成する第2の指当て部24に当接
させる。従って、これら3本の指でアダプタ20に装着
したシリンジ1を安定的に保持できる。
【0022】そこで、人差し指と中指とを親指が当接し
ている第2の指当て部24側に引き寄せるように(また
は親指を第2の指賭け部28側に押し込むように)操作
すると、第2の指掛け部28がガイド部25のガイド面
25aに沿って摺動して、内筒3が外筒2から引き抜か
れる方向に変位する結果、ピストン部9により区画形成
される外筒2内の流体室の容積が拡大することになり、
この流体室が負圧状態になるから、吸引通路6内に負圧
吸引力が作用して、体液や体内組織等がこの吸引通路6
内に引き込まれる。
【0023】第2の指掛け部28がガイド面25aに形
成した係止凹部30の位置まで変位すると、つまり吸引
ストローク端位置まで移動すると、図4に示したよう
に、撓んだ状態となっている内筒3の軸部8が、その弾
性復元力の作用で、第2の指掛け部28が係止凹部30
内に落とし込まれる。この結果、内筒3がその位置で固
定され、流体室内における負圧の作用により内筒3が引
き戻される、所謂スプリングバックが生じることがな
く、たとえ第2の指掛け部28と第2の指当て部24と
の間に作用する操作力を解除しても、その位置で安定的
に保持される。従って、係止凹部30が内筒3を吸引ス
トローク端位置に保持するストッパとしての機能を発揮
する。
【0024】以上のように、アダプタ20は、流体圧送
用のシリンジにおける指当て部と指掛け部との位置を逆
転させるものであり、その結果、流体圧送時と同じ方向
に操作することによって、つまり内筒3と外筒2とに設
けた操作力作用部に親指と人差し指及び中指を当接させ
て、流体圧送時と同じ操作を行うことにより、シリンジ
1に負圧吸引力を発揮させることができる。そして、こ
の吸引操作を行った後に、シリンジ1をアダプタ20か
ら分離して、シリンジ1のみを使い捨てとし、アダプタ
20は再使用できる。
【0025】ここで、内筒3を吸引ストローク端位置に
変位させた時に、シリンジ1における外筒2の内部に作
用する負圧により内筒3が外筒2内に引き込まれるスプ
リングバックを防止するために、アダプタ本体21のガ
イド部25には係止凹部30を形成するように構成した
が、これ以外にも、例えば図5に示したように、第2の
指当て部24に係止腕片40を連設して設ける構成とす
ることもできる。この係止腕片40は、第2の指当て部
24からガイド部25のガイド面25a上に突出するも
のであり、その先端部の内面に突起40aが形成されて
いる。そして、この突起40aの突出端とガイド面25
aとの間の間隔は、第2の指掛け部28の直径寸法より
狭く、また突起40aより基端側の部位はこの第2の指
掛け部28の直径とほぼ同じ寸法か、またはそれより僅
かに広くなっている。
【0026】従って、内筒3が吸引ストローク端位置に
変位すると、第2の指掛け部28は係止腕片40の突起
40aの位置を通過することになり、この時には係止腕
片40は弾性変形して、この第2の指掛け部28を通過
させ、その後には係止腕片40が復元するから、第2の
指掛け部28はこの突起40aに規制されることにな
り、何筒3のスプリングバックが防止される。そして、
このように構成すると、第2の指掛け部28はガイド面
25aに対して摺接させる必要がなくなるので、その移
動が円滑になる。
【0027】また、図6に示したように、指掛け部材2
2において、内筒3の円板部11が嵌合するスリット溝
29に、両端が第2の指掛け部28との連結部近傍に止
着した円弧状の板ばね41を装着して、この板ばね41
はスリット溝29の溝底内面に沿うように配置され、そ
の下端部に凸形状部41aを形成している。そして、こ
の場合のスリット溝29の溝底の円弧形状としては、円
板部11の外径より大きく、またスリット溝29におけ
る両溝端部間の間隔はこの円板部11の外径より小さく
する。これによって、内筒3の円板部11に指掛け部材
22を連結した時には、この円板部11は指掛け部材2
2から離脱することがなくなる。また、第2の指掛け部
28がガイド部25のガイド面25aに当接した時に
は、板ばね41の凸形状部41aが撓むことによって、
円板部11をスリット溝29から離脱させる方向に付勢
力を作用する。
【0028】この結果、図6の構成では板ばね41の凸
形状部41aが撓むことによる反発力が作用して、係止
凹部30の位置、つまり吸引ストローク端位置に至る
と、円板部11は変位せず、指掛け部材22が板ばね4
1の付勢力により下方に変位して、第2の指掛け部28
が係止凹部30内に落とし込まれる。而して、このよう
に指掛け部材22が下降しても、なお円板部11はスリ
ット溝29内に位置するように、このスリット溝29の
深さを設定する。このように構成すれば、内筒3の軸部
8には曲げ力が作用しない状態になるので、内筒3の移
動を円滑に行わせることができる。
【0029】次に、図7及び図8に本発明の第2の実施
の形態を示し、また図9にはその変形例を示している。
この第2の実施の形態においても、シリンジとしては前
述した第1の実施の形態と同じ構成のもの、つまり流体
圧送用のシリンジ1が使用される。
【0030】これらの図において、50はアダプタを示
し、このアダプタ50は、一端側に外筒保持部51が形
成されており、また他端側が外筒側第2の操作力作用部
として機能する第2の指当て部52となっている。そし
て、外筒保持部51にはスリット溝53が形成されてお
り、シリンジ1における外筒2のフランジ部7は、この
スリット溝53に係合されるようになっている。以上の
点は、第1の実施の形態とは格別の差異はない。しかし
ながら、外筒保持部51と第2の指当て部52との間を
連結する連結部54としては、比較的幅の狭い概略棒状
となっている。この連結部54の幅寸法は、好ましく
は、内筒3における円板部11の直径よりできるだけ小
さくする。これによって、シリンジ1における外筒2の
フランジ部7を外筒保持部51に係合させるようにして
組み込んだ状態では、内筒3の円板部11は連結部54
の側面から部分的に張り出すようになる。
【0031】ここで、内筒3を外筒2に対して引き抜く
方向に変位させる際に、この内筒3に設けた円板部11
は連結部54の表面とは非接触状態に保たれるようにな
っている。そして、連結部54の表面における所定の位
置にはストッパ55が形成されている。このストッパ5
5は、比較的緩い角度で立ち上がる傾斜スロープ55a
と、この傾斜スロープ55aの端部に形成され連結部5
4の表面に対して概略直角(または所定の角度に傾斜す
るように)に立ち下がるストッパ壁55bとを有する形
状のものである。従って、内筒3が外筒2に対して吸引
ストローク端近傍にまで変位した時には、円板部11は
このストッパ55の傾斜スロープ55aに乗り上げるよ
うになり、この結果内筒3の軸部8が反り上がる方向に
曲げられることになる。そして、円板部11が傾斜スロ
ープ55aを通過すると、軸部8の弾性復元力により真
直ぐな状態になる結果、円板部11はストッパ壁55b
に当接して、内筒3がスプリングバックの作用により外
筒2内に引き込まれるのが防止される。従って、このス
トッパ55のストッパ壁55bを設けた部位が内筒3の
吸引ストローク端位置となる。
【0032】以上のように構成することによっても、ア
ダプタ50によって、内筒3側の操作力作用部を構成す
る円板部11の位置より外筒2における操作力作用部の
方が基端側に位置するようになり、つまり内筒3側の操
作力作用部と外筒2側の操作力作用部との位置が逆転す
ることになるので、流体圧送用として用いられるシリン
ジ1を吸引用シリンジとして機能させることができる。
従って、アダプタ50に設けた第2の指当て部52に親
指を当接させ、また内筒3の円板部11に人差し指と中
指とで挾持するが、この時にはアダプタ5の連結部54
も同時に人差し指と中指との間に挟み込ませ、この状態
で人差し指と中指とを連結部54の側面に沿って滑らせ
るように操作することにより、シリンジ1による吸引が
行われる。このように、指を連結部54の側面に沿って
動かすように操作すると、吸引操作時に内筒3の軸部8
に曲げ力等が作用することがなく、外筒2から真直ぐ引
き出される。しかも、吸引ストローク端近傍に至ると、
円板部11がストッパ55の傾斜スロープ55aに乗り
上げ、次いでストローク端位置に至ると、ストッパ壁5
5bに係合することになるので、操作力を解除しても内
筒3を外筒2から引き出した状態で安定的に保持され
る。
【0033】ところで、ストッパによる内筒3の固定を
より確実に行おうとすると、連結部表面からのストッパ
の高さをできるだけ高くしなければならない。ただし、
内筒3の軸部8がストッパに乗り上げた状態になると、
それ以上円板部11とストッパ壁との間の当接面積を大
きくはならない。そこで、図9に示したアダプタ150
のように、傾斜スロープ150aとストッパ壁155b
とからなるストッパ150において、その中央部分に内
筒3が通る凹状の通路155cを形成する。この結果、
内筒3の円板部11がストッパ壁155bに当接した時
に、軸部8が曲がるようなことはない。従って、操作時
に円板部11に指が十分掛かるようにするために連結部
154の幅を細くしても、内筒3の吸引ストローク端位
置で極めて安定した状態に保持できる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シリン
ジにおける内筒と外筒とに設けた操作力作用部の位置を
逆転させる構成としたので、吸引用シリンジより構成が
簡単で安価な流体圧送用のシリンジを、片手操作で、円
滑かつ容易に吸引操作できる吸引用のシリンジに転換で
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すアダプタ装置をシ
リンジと共に示す分解斜視図である。
【図2】図1のアダプタ装置にシリンジを組み込んだ状
態の平面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】内筒を外筒に対して吸引ストローク端位置に変
位した状態を示す図3と同様の断面図である。
【図5】吸引ストローク端位置での第2の指掛け部の係
止機構の他の例を示す要部構成図である。
【図6】指掛け部材の他の例を示すものであって、この
指掛け部材に内筒の円板部を係合させた状態のスリット
溝に沿う断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示すアダプタ装置
にシリンジを組み込んだ状態の外観図である。
【図8】図7のアダプタ装置の縦断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例におけるアダプタ装置に
設けたストッパの変形例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1 シリンジ 2 外筒 3 内筒 4 筒先 7 フランジ部 8 軸部 9 ピストン部 11 円板部 20,50,150 アダプタ 21 アダプタ本体 22 指掛け部材 23,51 外筒保持
部 24,52 第2の指当て部 25 ガイド部 25a ガイド面 26,53 スリット
溝 27 連結用本体部 28,52 第2の指
掛け部 29 スリット溝 30 係止凹部 40 係止腕片 40a 突起 41 板ばね 41a 凸形状部 54,154 連結部 55,155 ストッ
パ 55a,155a 傾斜スロープ 55b,155b ストッパ壁 155c 通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にピストン部を設けた内筒を外筒内
    に摺動可能に装着し、この内筒の基端部及び前記外筒の
    基端部に、それぞれ操作力作用部を設け、これら両操作
    力作用部を相互に近接する方向に操作することにより流
    体を圧送するシリンジに着脱可能に取り付けられ、前記
    シリンジによる吸引操作を可能にするためのアダプタ装
    置であって、 前記外筒側の操作力作用部が着脱可能に装着される外筒
    保持部と、 この外筒保持部から前記外筒の延長線方向に延在させた
    連結部と、 この連結部の端部に設けた外筒側第2の操作力作用部と
    を備え、 前記連結部は、前記内筒の操作力作用部が吸引ストロー
    クだけ変位可能な長さを有するもので構成したことを特
    徴とするシリンジ用アダプタ装置。
  2. 【請求項2】 前記内筒の操作力作用部には、前記連結
    部の側部に張り出すように、内筒側第2の操作力作用部
    を着脱可能に装着し、前記連結部には、この内筒側第2
    の操作力作用部が少なくとも前記吸引ストローク分だけ
    摺動可能な摺動面を設ける構成としたことを特徴とする
    請求項1記載のシリンジ用アダプタ装置。
  3. 【請求項3】 前記連結部には、前記ピストン部が前記
    外筒内から吸引ストローク分だけ引き出された位置に保
    持するために、前記内筒側第2の操作力作用部が係脱可
    能なストッパを設ける構成としたことを特徴とする請求
    項2記載のシリンジ用アダプタ装置。
  4. 【請求項4】 前記連結部には、前記内筒の操作力作用
    部に係脱可能なストッパを設ける構成としたことを特徴
    とする請求項1記載のシリンジ用アダプタ装置。
  5. 【請求項5】 前記ストッパには、前記内筒が通過可能
    な通路を形成する構成としたことを特徴とする請求項4
    記載のシリンジ用アダプタ装置。
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