JP2000295872A - 振動アクチュエータの駆動装置及び駆動方法 - Google Patents
振動アクチュエータの駆動装置及び駆動方法Info
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- JP2000295872A JP2000295872A JP11097208A JP9720899A JP2000295872A JP 2000295872 A JP2000295872 A JP 2000295872A JP 11097208 A JP11097208 A JP 11097208A JP 9720899 A JP9720899 A JP 9720899A JP 2000295872 A JP2000295872 A JP 2000295872A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用環境の温度変化や、負荷特性の変化など
が生じても、駆動時に異音が発生せず、性能も低下しな
い振動アクチュエータの駆動装置及び駆動方法を提供す
る。 【解決手段】 弾性体11に接合された電気機械変換素
子12a,12bに駆動信号を印加して、異なるモード
の振動を調和的に発生させて、超音波モータ10を駆動
する駆動装置20において、駆動電流から駆動周波数よ
りも低周波数の駆動電流を通過させるフィルタ27を備
え、その低周波の駆動電流に基づき駆動周波数又は駆動
電圧を変化させる制御器21を備えた。
が生じても、駆動時に異音が発生せず、性能も低下しな
い振動アクチュエータの駆動装置及び駆動方法を提供す
る。 【解決手段】 弾性体11に接合された電気機械変換素
子12a,12bに駆動信号を印加して、異なるモード
の振動を調和的に発生させて、超音波モータ10を駆動
する駆動装置20において、駆動電流から駆動周波数よ
りも低周波数の駆動電流を通過させるフィルタ27を備
え、その低周波の駆動電流に基づき駆動周波数又は駆動
電圧を変化させる制御器21を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動アクチュエー
タを駆動する振動アクチュエータの駆動装置及び駆動方
法に関するものである。
タを駆動する振動アクチュエータの駆動装置及び駆動方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の振動アクチュエータの一
例を示す斜視図である。この振動アクチュエータは、矩
形平板状であって、下面に出力取り出し部1a,1bが
形成された弾性体1と、この弾性体1の上面に接合され
た、電気機械変換素子である圧電体2a,2bとを備
え、この圧電体2a,2bに交流電圧を印加して弾性体
1を振動させて、その弾性体1に縦振動と屈曲振動を調
和的に発生させることにより、出力取り出し部1a,1
bに発生する楕円運動を用いて駆動する構造である。
例を示す斜視図である。この振動アクチュエータは、矩
形平板状であって、下面に出力取り出し部1a,1bが
形成された弾性体1と、この弾性体1の上面に接合され
た、電気機械変換素子である圧電体2a,2bとを備
え、この圧電体2a,2bに交流電圧を印加して弾性体
1を振動させて、その弾性体1に縦振動と屈曲振動を調
和的に発生させることにより、出力取り出し部1a,1
bに発生する楕円運動を用いて駆動する構造である。
【0003】この振動アクチュエータは、弾性体1の縦
振動1次モードと屈曲振動4次モードの固有振動数が非
常に近い周波数の交流電圧を2相印加することにより、
2つのモードが調和した振動を発生させる。出力取り出
し部1a,1bは、屈曲振動4次モードの腹となる部分
に設けられており、その出力取り出し部1a,1bの先
端が楕円運動することにより、推力を得る。
振動1次モードと屈曲振動4次モードの固有振動数が非
常に近い周波数の交流電圧を2相印加することにより、
2つのモードが調和した振動を発生させる。出力取り出
し部1a,1bは、屈曲振動4次モードの腹となる部分
に設けられており、その出力取り出し部1a,1bの先
端が楕円運動することにより、推力を得る。
【0004】このような振動アクチュエータに関して、
「光ピックアップ移動を目的とした圧電リニア・モータ
(富川義朗 他:第5回電磁力関連のダイナミックシン
ポジウム講演論文集pp393〜398)」には、その
構造と負荷特性が開示されている。
「光ピックアップ移動を目的とした圧電リニア・モータ
(富川義朗 他:第5回電磁力関連のダイナミックシン
ポジウム講演論文集pp393〜398)」には、その
構造と負荷特性が開示されている。
【0005】また、新版超音波モータ(上羽貞行、富川
義朗著、トリケップス刊pp145〜146)には、自
走式の装置が開示されている。
義朗著、トリケップス刊pp145〜146)には、自
走式の装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の振動ア
クチュエータは、駆動周波数や駆動電圧を変化させるこ
とにより、速度制御を行っていた。図9は、振動アクチ
ュエータの駆動周波数と速度の関係を示す図である。図
9からわかるように、駆動周波数がA点付近にあると
き、駆動周波数が上がると速度は、減少し、駆動周波数
が下がると速度が増加する。図10は、振動アクチュエ
ータの駆動電圧と速度の関係を示す図である。図10か
らわかるように、駆動電圧の変化に応じて速度は、変化
する。
クチュエータは、駆動周波数や駆動電圧を変化させるこ
とにより、速度制御を行っていた。図9は、振動アクチ
ュエータの駆動周波数と速度の関係を示す図である。図
9からわかるように、駆動周波数がA点付近にあると
き、駆動周波数が上がると速度は、減少し、駆動周波数
が下がると速度が増加する。図10は、振動アクチュエ
ータの駆動電圧と速度の関係を示す図である。図10か
らわかるように、駆動電圧の変化に応じて速度は、変化
する。
【0007】しかし、前述した従来の振動アクチュエー
タの駆動装置は、その使用環境の温度変化や、振動アク
チュエータが駆動する負荷特性の変化などにより、駆動
時に異音が発生し、振動アクチュエータの性能も低下す
るという問題があった。
タの駆動装置は、その使用環境の温度変化や、振動アク
チュエータが駆動する負荷特性の変化などにより、駆動
時に異音が発生し、振動アクチュエータの性能も低下す
るという問題があった。
【0008】本発明の課題は、使用環境の温度変化や、
負荷特性の変化などが生じても、駆動時に異音が発生せ
ず、性能も低下しない振動アクチュエータの駆動装置及
び駆動方法を提供することである。
負荷特性の変化などが生じても、駆動時に異音が発生せ
ず、性能も低下しない振動アクチュエータの駆動装置及
び駆動方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、電気機械変換素子(12a,
12b)を有し、その電気機械変換素子に駆動信号が印
可されることによって生じる振動によって駆動力を発生
させる振動アクチュエータ(10)の駆動装置(20)
であって、前記駆動信号を制御する駆動制御部(21)
と、前記振動アクチュエータの駆動時に、その振動アク
チュエータの駆動状態を検出する駆動状態監視部(2
6,27)とを備え、前記駆動制御部は、前記駆動状態
監視部の検出結果に基づいて前記駆動信号を変更するこ
とを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置である。
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、電気機械変換素子(12a,
12b)を有し、その電気機械変換素子に駆動信号が印
可されることによって生じる振動によって駆動力を発生
させる振動アクチュエータ(10)の駆動装置(20)
であって、前記駆動信号を制御する駆動制御部(21)
と、前記振動アクチュエータの駆動時に、その振動アク
チュエータの駆動状態を検出する駆動状態監視部(2
6,27)とを備え、前記駆動制御部は、前記駆動状態
監視部の検出結果に基づいて前記駆動信号を変更するこ
とを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の振動
アクチュエータの駆動装置において、 前記駆動状態監
視部は、駆動電流を検出する駆動電流検出部(26)
と、その駆動電流から特定の周波数成分を検出する周波
数検出部(27)とから成り、前記駆動制御部は、前記
周波数検出部が検出する特定の周波数成分の駆動電流に
基づき、前記振動アクチュエータの駆動信号を変更する
ことを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置であ
る。
アクチュエータの駆動装置において、 前記駆動状態監
視部は、駆動電流を検出する駆動電流検出部(26)
と、その駆動電流から特定の周波数成分を検出する周波
数検出部(27)とから成り、前記駆動制御部は、前記
周波数検出部が検出する特定の周波数成分の駆動電流に
基づき、前記振動アクチュエータの駆動信号を変更する
ことを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置であ
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項2に記載の振動
アクチュエータの駆動装置において、 前記周波数検出
部は、前記駆動制御部が制御している駆動周波数より低
周波数の駆動電流のみを検出することを特徴とする振動
アクチュエータの駆動装置である。
アクチュエータの駆動装置において、 前記周波数検出
部は、前記駆動制御部が制御している駆動周波数より低
周波数の駆動電流のみを検出することを特徴とする振動
アクチュエータの駆動装置である。
【0012】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータの駆動
装置において、前記駆動制御部は、駆動周波数を変更す
ることにより前記振動アクチュエータの駆動信号を変更
することを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置で
ある。
までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータの駆動
装置において、前記駆動制御部は、駆動周波数を変更す
ることにより前記振動アクチュエータの駆動信号を変更
することを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置で
ある。
【0013】請求項5の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータの駆動
装置において、前記駆動制御部は、駆動電圧を変更する
ことにより前記振動アクチュエータの駆動信号を変更す
ることを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置であ
る。
までのいずれか1項に記載の振動アクチュエータの駆動
装置において、前記駆動制御部は、駆動電圧を変更する
ことにより前記振動アクチュエータの駆動信号を変更す
ることを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置であ
る。
【0014】請求項6の発明は、光軸方向へ移動可能に
保持された光学系(L1)と、請求項1から請求項5ま
でのいずれか1項に記載された振動アクチュエータ(1
0)と、前記振動アクチュエータの駆動力を前記光学系
の前記光軸方向への運動に変換する変換手段(11a,
11b,113)とを備えたことを特徴とする光学系駆
動装置である。
保持された光学系(L1)と、請求項1から請求項5ま
でのいずれか1項に記載された振動アクチュエータ(1
0)と、前記振動アクチュエータの駆動力を前記光学系
の前記光軸方向への運動に変換する変換手段(11a,
11b,113)とを備えたことを特徴とする光学系駆
動装置である。
【0015】請求項7の発明は、電気機械変換素子を有
し、その電気機械変換素子に駆動信号が印可されること
によって生じる振動によって駆動力を発生させる振動ア
クチュエータの駆動方法であって、前記振動アクチュエ
ータの駆動時に、その振動アクチュエータの駆動状態を
検出し、その検出結果に基づいて前記駆動信号を変更す
ることを特徴とする振動アクチュエータの駆動方法であ
る。
し、その電気機械変換素子に駆動信号が印可されること
によって生じる振動によって駆動力を発生させる振動ア
クチュエータの駆動方法であって、前記振動アクチュエ
ータの駆動時に、その振動アクチュエータの駆動状態を
検出し、その検出結果に基づいて前記駆動信号を変更す
ることを特徴とする振動アクチュエータの駆動方法であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】なお、以降は、振動アクチュエー
タが、超音波の振動領域を利用した超音波モータである
場合を例に説明する。図1は、本発明による振動アクチ
ュエータの駆動装置の第1実施形態を示す図である。本
実施形態の超音波モータ10は、下面に突起状の出力取
り出し部11a,11bが形成され、両側面に支持用の
切り欠き部11cが形成された矩形平板状の弾性体11
と、弾性体11の上面に接合された電気機械変換素子で
ある2つの圧電体12a,12bと、弾性体11の切り
欠き部11cに係合し、その弾性体11を固定部に対し
て位置規制するピン状などの支持部材14と、その支持
部材14に挿入されたコイルバネ等であって、弾性体1
1を駆動対象となる相対運動部材30側に加圧する加圧
部材15と、相対運動部材30を挟んで出力取り出し部
11a,11bと対向する位置に配置されたガイドロー
ラ16a,16b等とを備えている。本実施形態の超音
波モータ10では、弾性体11と圧電体12a,12b
と出力取り出し部11a,11bとを主体にして振動子
が構成される。この超音波モータ10は、圧電体12
a,12bに電気的に位相が90度異なった交流電圧が
印加され、また、弾性体11の本体は、GND電位に接
続される。
タが、超音波の振動領域を利用した超音波モータである
場合を例に説明する。図1は、本発明による振動アクチ
ュエータの駆動装置の第1実施形態を示す図である。本
実施形態の超音波モータ10は、下面に突起状の出力取
り出し部11a,11bが形成され、両側面に支持用の
切り欠き部11cが形成された矩形平板状の弾性体11
と、弾性体11の上面に接合された電気機械変換素子で
ある2つの圧電体12a,12bと、弾性体11の切り
欠き部11cに係合し、その弾性体11を固定部に対し
て位置規制するピン状などの支持部材14と、その支持
部材14に挿入されたコイルバネ等であって、弾性体1
1を駆動対象となる相対運動部材30側に加圧する加圧
部材15と、相対運動部材30を挟んで出力取り出し部
11a,11bと対向する位置に配置されたガイドロー
ラ16a,16b等とを備えている。本実施形態の超音
波モータ10では、弾性体11と圧電体12a,12b
と出力取り出し部11a,11bとを主体にして振動子
が構成される。この超音波モータ10は、圧電体12
a,12bに電気的に位相が90度異なった交流電圧が
印加され、また、弾性体11の本体は、GND電位に接
続される。
【0017】この超音波モータ10は、以上のような構
成をもつので、圧電体12a,12bに電気的に位相が
90度異なる交流電圧を印加した場合に、弾性体11の
出力取り出し部11a,11bに楕円運動が発生する。
そのときに、弾性体11は、加圧部材14によって、相
対運動部材30に加圧させられているので、出力取り出
し部11a,11bと相対運動部材30とが加圧接触す
ることになり、両者の摩擦によって駆動力が得られる。
成をもつので、圧電体12a,12bに電気的に位相が
90度異なる交流電圧を印加した場合に、弾性体11の
出力取り出し部11a,11bに楕円運動が発生する。
そのときに、弾性体11は、加圧部材14によって、相
対運動部材30に加圧させられているので、出力取り出
し部11a,11bと相対運動部材30とが加圧接触す
ることになり、両者の摩擦によって駆動力が得られる。
【0018】図2は、本発明による超音波モータの第1
実施形態を示すブロック図である。この駆動装置20
は、駆動信号(駆動周波数と駆動電圧)を設定する制御
器21と、その制御器21の駆動信号に基づいて、所定
の周波数の交流電圧を発振する発振器22と、発振器2
2の出力を増幅して、圧電体12aに印加する増幅器2
3と、発振器22の交流電圧の位相を90度異ならせる
移相器24と、移相器24の出力を増幅して、圧電体1
2bに印加する増幅器25と、超音波モータ10に流れ
る駆動電流から低周波数成分のみを通過させるフィルタ
27と、フィルタ27を通過した低周波数の駆動電流を
検出して、制御器21に出力する電流計26等とを備え
ている。
実施形態を示すブロック図である。この駆動装置20
は、駆動信号(駆動周波数と駆動電圧)を設定する制御
器21と、その制御器21の駆動信号に基づいて、所定
の周波数の交流電圧を発振する発振器22と、発振器2
2の出力を増幅して、圧電体12aに印加する増幅器2
3と、発振器22の交流電圧の位相を90度異ならせる
移相器24と、移相器24の出力を増幅して、圧電体1
2bに印加する増幅器25と、超音波モータ10に流れ
る駆動電流から低周波数成分のみを通過させるフィルタ
27と、フィルタ27を通過した低周波数の駆動電流を
検出して、制御器21に出力する電流計26等とを備え
ている。
【0019】図3は、第1実施形態における超音波モー
タ10が、正常に駆動している状態における、駆動電流
を示した図である。このように、超音波モータ10が、
正常に駆動しているときには、駆動電流は、制御器21
が制御する駆動周波数に対応した波形となる。具体的に
は、駆動電流は、その周波数が駆動周波数と等しく、振
幅が一定の波形となる。この状態において、フィルタ2
7を通過する低周波数の駆動電流は、ほぼ0である。
タ10が、正常に駆動している状態における、駆動電流
を示した図である。このように、超音波モータ10が、
正常に駆動しているときには、駆動電流は、制御器21
が制御する駆動周波数に対応した波形となる。具体的に
は、駆動電流は、その周波数が駆動周波数と等しく、振
幅が一定の波形となる。この状態において、フィルタ2
7を通過する低周波数の駆動電流は、ほぼ0である。
【0020】図4は、第1実施形態における超音波モー
タ10が、可聴域の音を発生するなど、異常な駆動状態
にあるときの、駆動電流を示した図である。図4のよう
に、超音波モータ10が可聴域の音を発生するなど、異
常な駆動状態にあるときの駆動電流の波形は、駆動周波
数よりも低周波数の電流波形が含まれた波形となる。こ
のような状態では、超音波モータ10は、可聴域の音を
発生するだけでなく、所定の駆動力、駆動速度が得られ
なかったり、駆動力や駆動速度にむらが生ずるなど、性
能が低下する。
タ10が、可聴域の音を発生するなど、異常な駆動状態
にあるときの、駆動電流を示した図である。図4のよう
に、超音波モータ10が可聴域の音を発生するなど、異
常な駆動状態にあるときの駆動電流の波形は、駆動周波
数よりも低周波数の電流波形が含まれた波形となる。こ
のような状態では、超音波モータ10は、可聴域の音を
発生するだけでなく、所定の駆動力、駆動速度が得られ
なかったり、駆動力や駆動速度にむらが生ずるなど、性
能が低下する。
【0021】図5は、フィルタ27を通過することで、
図4の電流波形から低周波数成分のみを取り出した波形
である。図6は、第1実施形態における超音波モータ1
0が行う制御信号の処理の流れを示すフローチャートで
ある。超音波モータ10は、駆動電流を検出し(S10
1)、低周波成分を分離し(S102)、フィルタ27
を通過した電流(図5)が、所定値(閾値)以上の電流
値(振幅)を示すときには(S103,Yes)、制御
器21が駆動周波数を大きい値に変更し、正常な駆動状
態になるように制御を行う(S104)。この駆動周波
数を大きい値に変更する制御は、図5の電流波形が所定
値(閾値)以下の電流値(振幅)を示すようになるまで
行う。
図4の電流波形から低周波数成分のみを取り出した波形
である。図6は、第1実施形態における超音波モータ1
0が行う制御信号の処理の流れを示すフローチャートで
ある。超音波モータ10は、駆動電流を検出し(S10
1)、低周波成分を分離し(S102)、フィルタ27
を通過した電流(図5)が、所定値(閾値)以上の電流
値(振幅)を示すときには(S103,Yes)、制御
器21が駆動周波数を大きい値に変更し、正常な駆動状
態になるように制御を行う(S104)。この駆動周波
数を大きい値に変更する制御は、図5の電流波形が所定
値(閾値)以下の電流値(振幅)を示すようになるまで
行う。
【0022】このように第1実施形態では、超音波モー
タ10の駆動中に、圧電体12a,12bに流入する電
流(駆動電流)を検出し、この駆動電流の電流波形から
低周波成分を取り出すようにしている。そして、この低
周波成分の電流波形の大きさに基づいて、出力取り出し
部11a,11bに発生している楕円運動が小さくなる
ように駆動周波数を変更しているので、超音波モータ1
0の駆動を正常な状態に保つことができる。
タ10の駆動中に、圧電体12a,12bに流入する電
流(駆動電流)を検出し、この駆動電流の電流波形から
低周波成分を取り出すようにしている。そして、この低
周波成分の電流波形の大きさに基づいて、出力取り出し
部11a,11bに発生している楕円運動が小さくなる
ように駆動周波数を変更しているので、超音波モータ1
0の駆動を正常な状態に保つことができる。
【0023】(第2実施形態)図7は、第2実施形態に
おける超音波モータ10が行う制御信号の処理の流れを
示すフローチャートである。以下、第2実施形態の説明
において、第1実施形態と共通の部位についての説明
は、省略する。超音波モータ10は、駆動電流を検出し
(S201)、低周波成分を分離し(S202)、フィ
ルタ27を通過した電流(図5)が、所定値(閾値)以
上の電流値(振幅)を示すときには(S203,Ye
s)、制御器21が駆動電圧を低い値に変更し、正常な
駆動状態になるように制御を行う(S204)。この駆
動電圧を低い値に変更する制御は、図5の電流波形が所
定値(閾値)以下の電流値(振幅)を示すようになるま
で行う。
おける超音波モータ10が行う制御信号の処理の流れを
示すフローチャートである。以下、第2実施形態の説明
において、第1実施形態と共通の部位についての説明
は、省略する。超音波モータ10は、駆動電流を検出し
(S201)、低周波成分を分離し(S202)、フィ
ルタ27を通過した電流(図5)が、所定値(閾値)以
上の電流値(振幅)を示すときには(S203,Ye
s)、制御器21が駆動電圧を低い値に変更し、正常な
駆動状態になるように制御を行う(S204)。この駆
動電圧を低い値に変更する制御は、図5の電流波形が所
定値(閾値)以下の電流値(振幅)を示すようになるま
で行う。
【0024】このように第2実施形態では、超音波モー
タ10の駆動中に、圧電体12a,12bに流入する電
流(駆動電流)を検出し、この駆動電流の電流波形から
低周波成分を取り出すようにしている。そして、この低
周波成分の電流波形の大きさに基づいて、出力取り出し
部11a,11bに発生している楕円運動が小さくなる
ように駆動電圧を変更しているので、超音波モータ10
の駆動を正常な状態に保つことができる。
タ10の駆動中に、圧電体12a,12bに流入する電
流(駆動電流)を検出し、この駆動電流の電流波形から
低周波成分を取り出すようにしている。そして、この低
周波成分の電流波形の大きさに基づいて、出力取り出し
部11a,11bに発生している楕円運動が小さくなる
ように駆動電圧を変更しているので、超音波モータ10
の駆動を正常な状態に保つことができる。
【0025】(第3実施形態)図11は、本発明に係る
超音波モータを内蔵したカメラのレンズ鏡筒の概略断面
図である。以下、第3実施形態の説明において、第1実
施形態と共通の構成については同一の符号を付してその
説明を適宜省略する。
超音波モータを内蔵したカメラのレンズ鏡筒の概略断面
図である。以下、第3実施形態の説明において、第1実
施形態と共通の構成については同一の符号を付してその
説明を適宜省略する。
【0026】図11に示すように、このレンズ鏡筒10
7は、固定筒108,109と、回転筒110と、操作
環111とを有する。固定筒108,109の間には、
光軸O−Oの方向と平行な方向へ向けてリニアガイド1
12が設けられる。可動光学系L1は、枠体113を介
してリニアガイド112に案内され、光軸O−Oの方向
と平行な方向へ移動自在に支持される。
7は、固定筒108,109と、回転筒110と、操作
環111とを有する。固定筒108,109の間には、
光軸O−Oの方向と平行な方向へ向けてリニアガイド1
12が設けられる。可動光学系L1は、枠体113を介
してリニアガイド112に案内され、光軸O−Oの方向
と平行な方向へ移動自在に支持される。
【0027】固定筒108の内面には、加圧部材114
を介して超音波モータ10の振動子102が装着され
る。超音波モータ10の駆動力取り出し部11a,11
bは、枠体113の外周面の一部に形成された平面に加
圧接触する。この枠体113は、超音波モータ10に対
する相対運動部材としても機能する。
を介して超音波モータ10の振動子102が装着され
る。超音波モータ10の駆動力取り出し部11a,11
bは、枠体113の外周面の一部に形成された平面に加
圧接触する。この枠体113は、超音波モータ10に対
する相対運動部材としても機能する。
【0028】この状態で、超音波モータ10を起動する
と、駆動力取り出し部11a,11bにそれぞれ発生す
る楕円運動により、枠体113には、光軸O−Oの方向
と平行な方向への駆動力が作用する。これにより、可動
光学系L1は、光軸O−Oの方向と平行な方向へ直線的
に駆動される。
と、駆動力取り出し部11a,11bにそれぞれ発生す
る楕円運動により、枠体113には、光軸O−Oの方向
と平行な方向への駆動力が作用する。これにより、可動
光学系L1は、光軸O−Oの方向と平行な方向へ直線的
に駆動される。
【0029】なお、図11に示すレンズ鏡筒107で
は、固定筒109と回転筒110との間に、ステータ1
15a、ロータ115b等を含む円環状の回転駆動型の
超音波モータ115が装着される。超音波モータ115
を起動することにより、回転筒110が固定筒109に
対して回転する。この回転筒110の内面に設けられた
キー溝110aには、可動光学系L2を支持する枠体1
16の外面に形成されたキー116aが係合する。ま
た、枠体116の外面に螺旋状に形成された凹部116
bは、固定筒109の内面に螺旋状に形成された凸部1
09aと噛み合う。このため、回転筒110が固定筒1
09に対して回転することにより、枠体116は、光軸
O−Oの方向と平行な方向へ直線的に駆動される。
は、固定筒109と回転筒110との間に、ステータ1
15a、ロータ115b等を含む円環状の回転駆動型の
超音波モータ115が装着される。超音波モータ115
を起動することにより、回転筒110が固定筒109に
対して回転する。この回転筒110の内面に設けられた
キー溝110aには、可動光学系L2を支持する枠体1
16の外面に形成されたキー116aが係合する。ま
た、枠体116の外面に螺旋状に形成された凹部116
bは、固定筒109の内面に螺旋状に形成された凸部1
09aと噛み合う。このため、回転筒110が固定筒1
09に対して回転することにより、枠体116は、光軸
O−Oの方向と平行な方向へ直線的に駆動される。
【0030】第3実施形態では、第1実施形態と同様、
超音波モータ10の駆動中に、圧電体12a,12bに
流入する電流(駆動電流)を検出し、この駆動電流の電
流波形から低周波成分を取り出すようにしている。そし
て、この低周波成分の電流波形の大きさに基づいて、出
力取り出し部11a,11bに発生している楕円運動が
小さくなるように超音波モータ10の駆動周波数を変更
しているので、超音波モータ10の駆動を正常な状態に
保つことができる。そのため、レンズ鏡筒を常に正常な
状態で駆動することができる。
超音波モータ10の駆動中に、圧電体12a,12bに
流入する電流(駆動電流)を検出し、この駆動電流の電
流波形から低周波成分を取り出すようにしている。そし
て、この低周波成分の電流波形の大きさに基づいて、出
力取り出し部11a,11bに発生している楕円運動が
小さくなるように超音波モータ10の駆動周波数を変更
しているので、超音波モータ10の駆動を正常な状態に
保つことができる。そのため、レンズ鏡筒を常に正常な
状態で駆動することができる。
【0031】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。
【0032】(1) 各実施形態において、振動アクチ
ュエータは、リニア駆動型の超音波モータの例を示した
が、これに限らず、たとえば、回転駆動を行う超音波モ
ータでもよい。
ュエータは、リニア駆動型の超音波モータの例を示した
が、これに限らず、たとえば、回転駆動を行う超音波モ
ータでもよい。
【0033】(2) 各実施形態において、振動アクチ
ュエータは、超音波モータの例を示したが、これに限ら
ず、たとえば、可聴域の作動音がする振動アクチュエー
タでもよい。
ュエータは、超音波モータの例を示したが、これに限ら
ず、たとえば、可聴域の作動音がする振動アクチュエー
タでもよい。
【0034】(3) 各実施形態において、超音波モー
タ10は、縦振動1次モードと屈曲振動4次モードの振
動を用いたもの(L1−B4型)を示したが、振動の次
数が異なるもの(L1−B6型等)であってもよく、ま
た、他の振動モード、例えば、縦振動と捩じり振動を合
成したもの(L−T型等)であってもよい。
タ10は、縦振動1次モードと屈曲振動4次モードの振
動を用いたもの(L1−B4型)を示したが、振動の次
数が異なるもの(L1−B6型等)であってもよく、ま
た、他の振動モード、例えば、縦振動と捩じり振動を合
成したもの(L−T型等)であってもよい。
【0035】(4) 各実施形態において、圧電体12
a,12bは、他の電気機械変換素子、例えば、電歪素
子であってもよい。
a,12bは、他の電気機械変換素子、例えば、電歪素
子であってもよい。
【0036】(5) 各実施形態において、駆動信号
(駆動周波数,駆動電圧)の変更は、それぞれ単独で行
う例を示したが、これら2つのパラメータの両方を変更
してもよい。
(駆動周波数,駆動電圧)の変更は、それぞれ単独で行
う例を示したが、これら2つのパラメータの両方を変更
してもよい。
【0037】(6) 第3実施形態において、超音波モ
ータ10の駆動電流を変更する例を示したが、第2実施
形態のように超音波モータ10の駆動電圧を変更するよ
うにしてもよい。
ータ10の駆動電流を変更する例を示したが、第2実施
形態のように超音波モータ10の駆動電圧を変更するよ
うにしてもよい。
【0038】(7) 第3実施形態において、光学系駆
動装置は、カメラのレンズ鏡筒である例を示したが、こ
れに限らず、顕微鏡や、露光装置等を含む各種光学機器
に用いてもよい。
動装置は、カメラのレンズ鏡筒である例を示したが、こ
れに限らず、顕微鏡や、露光装置等を含む各種光学機器
に用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、駆動制御部は、駆動状態監視部が検出す
る振動アクチュエータの駆動状態に基づき、その振動ア
クチュエータの駆動信号を変更することとしたので、駆
動状態を常に正常な状態に保つことができる。
発明によれば、駆動制御部は、駆動状態監視部が検出す
る振動アクチュエータの駆動状態に基づき、その振動ア
クチュエータの駆動信号を変更することとしたので、駆
動状態を常に正常な状態に保つことができる。
【0040】請求項2の発明によれば、駆動状態監視部
は、駆動電流を検出する駆動電流検出部と、その駆動電
流から特定の周波数成分を検出する周波数検出部とから
成り、周波数検出部が検出する特定の周波数成分の駆動
電流に基づき、振動アクチュエータの駆動信号を変更す
ることとしたので、わずかの部品追加で、駆動状態を常
に正常な状態に保つことができる。
は、駆動電流を検出する駆動電流検出部と、その駆動電
流から特定の周波数成分を検出する周波数検出部とから
成り、周波数検出部が検出する特定の周波数成分の駆動
電流に基づき、振動アクチュエータの駆動信号を変更す
ることとしたので、わずかの部品追加で、駆動状態を常
に正常な状態に保つことができる。
【0041】請求項3の発明によれば、周波数検出部
は、駆動制御部が制御している駆動周波数より低周波数
の駆動電流のみを検出することとしたので、駆動状態の
判定が簡単であり、特に可聴域の異音をおさえることが
できる。
は、駆動制御部が制御している駆動周波数より低周波数
の駆動電流のみを検出することとしたので、駆動状態の
判定が簡単であり、特に可聴域の異音をおさえることが
できる。
【0042】請求項4の発明によれば、駆動制御部は、
駆動周波数を変更することにより振動アクチュエータの
駆動信号を変更することとしたので、駆動状態が異常な
ときの制御が簡単である。また、新たな部品追加をする
ことなく駆動状態を常に正常な状態に保つことができ
る。
駆動周波数を変更することにより振動アクチュエータの
駆動信号を変更することとしたので、駆動状態が異常な
ときの制御が簡単である。また、新たな部品追加をする
ことなく駆動状態を常に正常な状態に保つことができ
る。
【0043】請求項5の発明によれば、駆動制御部は、
駆動電圧を変更することにより振動アクチュエータの駆
動信号を変更することとしたので、駆動状態が異常なと
きの制御が簡単である。また、新たな部品追加をするこ
となく駆動状態を常に正常な状態に保つことができる。
駆動電圧を変更することにより振動アクチュエータの駆
動信号を変更することとしたので、駆動状態が異常なと
きの制御が簡単である。また、新たな部品追加をするこ
となく駆動状態を常に正常な状態に保つことができる。
【0044】請求項6の発明によれば、振動アクチュエ
ータの駆動状態に基づいてその振動アクチュエータの駆
動信号を変更するようにしたので、光学系駆動装置を常
に正常な状態で駆動することができる。
ータの駆動状態に基づいてその振動アクチュエータの駆
動信号を変更するようにしたので、光学系駆動装置を常
に正常な状態で駆動することができる。
【0045】請求項7の発明によれば、振動アクチュエ
ータの駆動状態を検出し、その検出結果に基づいて駆動
信号を変更するようにしたので、振動アクチュエータを
常に正常な状態で駆動することができる。
ータの駆動状態を検出し、その検出結果に基づいて駆動
信号を変更するようにしたので、振動アクチュエータを
常に正常な状態で駆動することができる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す図である。
【図2】第1実施形態における、振動アクチュエータの
駆動装置の制御の流れを示すブロック図である。
駆動装置の制御の流れを示すブロック図である。
【図3】第1実施形態の振動アクチュエータの駆動装置
における、正常な駆動状態の駆動電流を示す図である。
における、正常な駆動状態の駆動電流を示す図である。
【図4】第1実施形態の振動アクチュエータの駆動装置
における、異常な駆動状態の駆動電流を示す図である。
における、異常な駆動状態の駆動電流を示す図である。
【図5】第1実施形態の振動アクチュエータの駆動装置
における、異常な駆動状態の駆動電流のうち、フィルタ
27を通過した後の電流(低周波成分)を示す図であ
る。
における、異常な駆動状態の駆動電流のうち、フィルタ
27を通過した後の電流(低周波成分)を示す図であ
る。
【図6】第1実施形態の振動アクチュエータの駆動装置
における制御信号の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
における制御信号の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図7】第2実施形態の振動アクチュエータの駆動装置
における制御信号の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
における制御信号の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図8】従来の振動アクチュエータの一例を示す斜視図
である。
である。
【図9】振動アクチュエータの駆動周波数と速度の関係
を示す図である。
を示す図である。
【図10】振動アクチュエータの駆動電圧と速度の関係
を示す図である。
を示す図である。
【図11】本発明に係る超音波モータを内蔵したカメラ
のレンズ鏡筒の概略断面図である。
のレンズ鏡筒の概略断面図である。
10 超音波モータ 11 弾性体 11a,11b 出力取り出し部 11c 切り欠き部 12a,12b 圧電体 14 支持部材 15 加圧部材 16a,16b ガイドローラ 20 駆動装置 21 制御器 22 発信器 23,25 増幅器 24 移相器 26 電流計 27 フィルタ 30 相対運動部材
Claims (7)
- 【請求項1】 電気機械変換素子を有し、その電気機械
変換素子に駆動信号が印可されることによって生じる振
動によって駆動力を発生させる振動アクチュエータの駆
動装置であって、 前記駆動信号を制御する駆動制御部と、 前記振動アクチュエータの駆動時に、その振動アクチュ
エータの駆動状態を検出する駆動状態監視部とを備え、 前記駆動制御部は、前記駆動状態監視部の検出結果に基
づいて前記駆動信号を変更すること、 を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の振動アクチュエータの
駆動装置において、 前記駆動状態監視部は、駆動電流を検出する駆動電流検
出部と、その駆動電流から特定の周波数成分を検出する
周波数検出部とから成り、 前記駆動制御部は、前記周波数検出部が検出する特定の
周波数成分の駆動電流に基づき、前記振動アクチュエー
タの駆動信号を変更すること、 を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の振動アクチュエータの
駆動装置において、 前記周波数検出部は、前記駆動制御部が制御している駆
動周波数より低周波数の駆動電流のみを検出すること、 を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載の振動アクチュエータの駆動装置において、 前記駆動制御部は、駆動周波数を変更することにより前
記振動アクチュエータの駆動信号を変更すること、 を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載の振動アクチュエータの駆動装置において、 前記駆動制御部は、駆動電圧を変更することにより前記
振動アクチュエータの駆動信号を変更すること、 を特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。 - 【請求項6】 光軸方向へ移動可能に保持された光学系
と、 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載された
振動アクチュエータと、 前記振動アクチュエータの駆動力を前記光学系の前記光
軸方向への運動に変換する変換手段とを備えたこと、 を特徴とする光学系駆動装置。 - 【請求項7】 電気機械変換素子を有し、その電気機械
変換素子に駆動信号が印可されることによって生じる振
動によって駆動力を発生させる振動アクチュエータの駆
動方法であって、 前記振動アクチュエータの駆動時に、その振動アクチュ
エータの駆動状態を検出し、その検出結果に基づいて前
記駆動信号を変更すること、 を特徴とする振動アクチュエータの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11097208A JP2000295872A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 振動アクチュエータの駆動装置及び駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11097208A JP2000295872A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 振動アクチュエータの駆動装置及び駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000295872A true JP2000295872A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14186215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11097208A Pending JP2000295872A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 振動アクチュエータの駆動装置及び駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000295872A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005218179A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Kyocera Corp | 超音波モータおよびレンズ装置 |
-
1999
- 1999-04-05 JP JP11097208A patent/JP2000295872A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005218179A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Kyocera Corp | 超音波モータおよびレンズ装置 |
JP4565850B2 (ja) * | 2004-01-28 | 2010-10-20 | 京セラ株式会社 | 超音波モータおよびレンズ装置 |
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