JP2000295580A - 再生処理装置 - Google Patents

再生処理装置

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JP2000295580A
JP2000295580A JP11096328A JP9632899A JP2000295580A JP 2000295580 A JP2000295580 A JP 2000295580A JP 11096328 A JP11096328 A JP 11096328A JP 9632899 A JP9632899 A JP 9632899A JP 2000295580 A JP2000295580 A JP 2000295580A
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JP11096328A
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English (en)
Inventor
Keiichi Kawashima
啓一 川島
Yoshihisa Fukushima
能久 福島
Yuji Takagi
裕司 高木
Takahiro Nagai
隆弘 永井
Koichi Morioka
幸一 森岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セクタ構造を有する光ディスクに記録された
映像・音声データの連続再生を可能とする再生処理装置
を提供する。 【解決手段】 アドレス誤りを検出するアドレス誤り検
出手段6と、データ誤りを検出するデータ誤り検出手段
5と、誤り検出信号を映像・音声パックのヘッダー部分
に埋め込む誤り検出埋め込み手段8と、埋め込まれた誤
り検出信号から補間処理の有無を判断する誤り判定手段
10と、映像・音声データを復号する映像・音声デコー
ド手段9と、補間処理の有無信号により補間処理を行う
誤り修整手段11の構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに記録
された映像・音声データの再生処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、映像・音声データなど大容量のデ
ータが記録された光ディスクから映像・音声データを再
生する装置が提案されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、上記した従来
の再生処理装置の一例について説明する。
【0004】図4は従来の再生処理装置を示すものであ
る。図4において、1は光ディスク、2は光学レンズお
よび半導体レーザで構成され、光ディスクに書き込まれ
たデータを再生するピックアップ手段、3はピックアッ
プ手段2を目的のセクタに追従させ、半導体レーザ光を
収束させるピックアップ制御手段、4は再生データの誤
り訂正を行うデータ誤り訂正手段、5は再生データの誤
り訂正できないデータ誤りを検出するデータ誤り検出手
段、6は光ディスクのアドレスが正常に再生できるかど
うかの判別を行うアドレス誤り検出手段、14はデータ
誤り検出信号を再生データに埋め込むデータ誤り埋め込
み手段、9はMPEG形式等で圧縮符号化された映像・
音声データを復号する映像・音声デコード手段、12は
復号されたディジタルデータをアナログ信号に変換する
アナログ変換手段、13はアナログ信号の映像・音声信
号出力端子である。
【0005】以上のように構成された再生処理装置につ
いて、その動作について以下に説明する。
【0006】光ディスク1は複数のセクタから構成さ
れ、セクタ単位にデータを記録再生できるセクタ構造を
有している。前記セクタは、あらかじめ凹凸のピットで
アドレス情報が記録されたアドレス領域と、MPEG形
式等で圧縮符号化された映像・音声データストリーム部
分と映像・音声データの種別などを示すヘッダー部分か
ら成る映像・音声パック領域と、映像・音声パック領域
のデータに対して生成される誤り訂正符号の領域とから
成る。また、映像の場合のデータストリームは何枚かの
画面を一まとまりにした画面グループ(これをGOP:
GroupofPictureと呼ぶ)を単位として、
いくつかの画面グループから成り、各画面グループの先
頭には画面グループの開始を示すシーケンス開始コード
が付加されている。
【0007】まず、ピックアップ手段2はピックアップ
制御手段3により光ディスク1の目的の映像・音声デー
タが記録されているセクタに移動する。前記ピックアッ
プ手段2によって読み取られた映像・音声パック領域の
データはデータ誤り訂正手段4に入力される。データ誤
り訂正手段4は、入力されたデータに対して、誤り訂正
符号によって可能な限り誤り訂正を行い、光ディスク1
に付着したゴミ・傷等に起因する再生誤りを訂正する。
データ誤り検出手段5では映像・音声パック領域のデー
タで誤り訂正できないデータ誤りを検出し、データ誤り
検出信号として出力する。データ誤り埋め込み手段14
では、映像パック領域のデータ誤り訂正が不能な場合
は、映像データストリームのシーケンス開始コードを前
記データ誤り検出信号のコード(これをシーケンス・エ
ラー・コードと呼ぶ)と置き換えた映像パックと置き換
える。アドレス誤り検出手段6は、アドレス情報が正常
に再生できるかどうかの判別を行ない、アドレス誤り検
出信号として出力する。データ誤り埋め込み手段の出力
信号である誤り訂正された映像・音声パックまたはシー
ケンス・エラー・コードの挿入された映像パックは映像
・音声デコード手段9に入力され、ここで、MPEG形
式等で圧縮符号化された映像・音声データストリームが
伸長復号される。続いて、復号された映像・音声データ
ストリームは、アナログ変換手段12でアナログ信号の
映像・音声信号に変換される。
【0008】また、データ誤り検出手段5から出力され
るデータ誤り検出信号、ならびにアドレス誤り検出手段
6から出力されるアドレス誤り検出信号は、ピックアッ
プ制御手段3にも入力される。ピックアップ制御手段3
は、これらの誤り検出信号に基づいて、映像・音声パッ
ク領域のデータの誤り訂正ができない場合またはアドレ
ス情報が読めない場合には、あらかじめ設定された回数
だけ、再度目的の映像・音声データが記録されているセ
クタに移動してデータを読み込むという動作を行う(こ
れをリトライ処理と呼ぶ)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、リトライ処理に時間がかかる場合、また
はリトライ処理しても映像・音声パック領域のデータの
誤り訂正ができないとかアドレス情報が読めない場合
は、映像・音声デコード手段9へのデータの送出が一時
中断する。また、映像・音声デコード手段9はシーケン
ス・エラー・コードを検出すると、映像の伸長復号を中
断し、新しいシーケンス開始コードをみつけるまでは伸
長復号を再開しない。そのため、映像は一瞬止まり音声
はミュートされるといった映像・音声信号を連続して再
生できないという問題点を有していた。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、映像・音声信
号が途切れることがなく、連続再生することが可能な再
生処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の再生処理装置は、複数のセクタを有してお
り、セクタ単位で映像・音声データを記録再生できる光
ディスクの再生処理装置であって、前記光ディスクのセ
クタは、アドレス情報が記録されているアドレス領域
と、映像・音声データが圧縮符号化されて記録されてい
る映像・音声データ領域とに分割されており、再生処理
装置は、前記光ディスクから前記セクタ単位でデータを
読みとるピックアップ手段と、前記ピックアップ手段に
よって読みとられた映像・音声データの誤り訂正処理を
行うデータ誤り訂正手段と、前記データ誤り訂正手段に
よって誤り訂正ができないデータ誤りの有無を示すデー
タ誤り検出信号を出力するデータ誤り検出手段と、前記
ピックアップ手段によって読みとられた前記アドレス情
報が正常に再生できるかどうかの判別を行い、判別結果
をアドレス誤り検出信号として出力するアドレス誤り検
出手段と、前記データ誤り検出信号に基づいて、誤り訂
正ができないデータ誤りがない場合には前記データ誤り
訂正手段からの映像・音声データを出力し、誤り訂正が
できないデータ誤りがある場合には前記ピックアップ手
段からの映像・音声データを出力するデータ切り替え手
段と、前記データ切り替え手段から出力された映像・音
声データのヘッダー部に、誤り訂正ができないデータ誤
りの有無、およびアドレス情報が正常に再生できるかど
うかを示す情報を埋め込んで出力する誤り検出埋め込み
手段と、前記誤り検出埋め込み手段から出力された映像
・音声データを復号して出力する映像・音声デコード手
段と、前記誤り検出手段から出力された映像・音声デー
タを受け取り、前記埋め込まれた情報に基づいて、補間
処理の要否を判断する誤り判定手段と、前記誤り判定手
段が補間処理を要すると判断した場合に、映像・音声デ
コード手段から出力されるデータに対して補間処理を行
う誤り修整手段と、前記誤り修整手段から出力されたデ
ータをアナログ信号に変換して出力するアナログ変換手
段とを備えている。
【0012】また、誤り修整手段は、映像・音声データ
の圧縮符号化の方法に応じて、補間処理方法を変更し得
る。具体的には、例えば映像・音声データがMPEG形
式によって圧縮符号化されている場合には、圧縮符号化
された映像データストリームの画面の種類(Iピクチ
ャ、Pピクチャ、Bピクチャ)に応じて、実際の補間処
理を変更してもよい。
【0013】この構成によって、映像・音声データの再
生中に、映像・音声パック領域のデータの誤り訂正がで
きない場合またはアドレス情報が読めない場合には、誤
り検出埋め込み手段によって埋め込まれたデータ誤り検
出信号とアドレス誤り検出信号を読み込んで、誤り修整
手段で補間処理を行う。このため、再度目的の映像・音
声信号が記録されているセクタに移動してデータを読み
込むという動作を必要としない。したがって、映像・音
声信号は途切れることはなく連続して再生することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態にお
ける再生処理装置について、図面を参照しながら説明す
る。
【0015】図1は本発明の実施の形態における再生処
理装置を示すものである。図1において、1は光ディス
ク、2は光学レンズおよび半導体レーザで構成され、光
ディスクに書き込まれたデータを再生するピックアップ
手段、3はピックアップ手段2を目的のセクタに追従さ
せ、半導体レーザ光を収束させるピックアップ制御手
段、4は映像・音声パック領域のデータの誤り訂正を行
うデータ誤り訂正手段、5は映像・音声パック領域のデ
ータの誤り訂正できないデータ誤りを検出するデータ誤
り検出手段、6はセクタのアドレス情報が正常に再生で
きるかどうかの判別を行うアドレス誤り検出手段、7は
誤り訂正された映像・音声パック領域データと誤り訂正
しないそのままの映像・音声パック領域データとを切り
替えるデータ切り替え手段、8はデータ誤り検出信号と
アドレス誤り検出信号を映像・音声パック領域のヘッダ
ー部分に埋め込む誤り検出埋め込み手段、9はMPEG
形式等で圧縮符号化された映像・音声データストリーム
を復号する映像・音声デコード手段、10は埋め込まれ
たデータ誤り検出信号とアドレス誤り検出信号を読み取
り、補間処理の有無の判別を行う誤り判定手段、11は
補間処理の有無信号により補間処理をおこなう誤り修整
手段、12はアナログの映像・音声信号に変換するアナ
ログ変換手段、13はアナログ信号の映像・音声信号出
力端子である。
【0016】以上のように構成された再生処理装置につ
いて、以下、図1、図2、図3を用いてその動作を説明
する。
【0017】初めに、複数のセクタから構成され、セク
タ単位にデータを記録再生できるセクタ構造を有する光
ディスク1に、例えば、「ビデオ記録のためのDVD規
格(DVDSpecificationforvide
orecording)」に準じてMPEG形式等で圧
縮符号化された映像・音声データストリームが記録され
ている場合の光ディスク1のセクタ構造について図2を
用いて説明する。
【0018】図2(a)はセクタ構造の全体を示す図で
あり、(b)は1つのセクタに含まれる映像・音声パッ
クの構造図、(c)は映像・音声パックのパックヘッダ
ーの構造図、(d)は映像・音声パックのパケットヘッ
ダーの構造図である。図2(b)からわかるように、1
つの映像・音声パックは、1つのセクタに記録されてい
る。
【0019】図2(a)において、20はあらかじめ凹
凸のピットでアドレス情報が記録されたアドレス、21
は映像・音声パック、22は映像・音声パック21のデ
ータに対して生成される誤り訂正符号である。図2
(b)は前記映像・音声パック21の構成を示し、パッ
クデータの先頭を示す2つのヘッダー(パックヘッダー
23とパケットヘッダー24)とMPEG形式等で圧縮
符号化された映像・音声データストリーム25からな
る。1つの映像・音声パックに含まれているストリーム
25は、1〜2025バイトの映像データを含んでお
り、これは通常は1つの画面の一部に相当する。ヘッダ
ー領域には、そのパックの映像・音声データをデコード
する際に必要な情報が格納されている。図2(c)は前
記パックヘッダー23の構成を示し、パックの先頭であ
ることを示すパック開始コード26、基準となる時刻の
値をMPEG復号器側で意図した値にセット・校正する
ための情報であるシステム・クロック・リフェレンス2
7、MPEGのデータ転送レートを表わす多重化レート
28、未定義領域29、パックのデータ長を一定にする
ためのダミーデータのバイト長を表わすスタッフィング
長30からなる。図2(d)は前記パケットヘッダー2
4の構成を示し、パケットの先頭であることを示すパケ
ット開始コード31、記録されているデータの種別(映
像・音声データの種別など)を表わすストリームID3
2、パケットのデータ長を表わすパケット長33、MP
EGデータを復号する際の情報であるフラグとコントロ
ール34、パケット・ヘッダーのデータ長を表わすヘッ
ダー・データ長35、MPEGオーディオの再生出力の
時刻管理情報であるプレゼンテーション・タイム・スタ
ンプ36、MPEGビデオの復号の時刻管理情報である
デコーディング・タイム・スタンプ37、未定義領域3
8、パケットのデータ長を一定にするためのダミーデー
タであるスタッフィングバイト40からなる。
【0020】次に、図1と図2を用いて再生処理装置の
動作について説明する。
【0021】ピックアップ手段2はピックアップ制御手
段3により目的の映像・音声データが記録されている光
ディスク1のセクタに移動して、目的の映像・音声デー
タを読み取る。前記ピックアップ手段2によって読み取
られた映像・音声パック21と誤り訂正符号22はデー
タ誤り訂正手段4とデータ誤り検出手段5とに入力さ
れ、アドレス20はアドレス誤り検出手段6に入力され
る。データ誤り訂正手段4は、光ディスク1上の大きな
傷や埃などに起因する映像・音声パック21のデータ誤
りを、誤り訂正符号22を用いて可能な限り訂正する誤
り訂正処理を行う。データ誤り検出手段5は、映像・音
声パック21のデータで誤り訂正ができないデータ誤り
を検出し、データ誤り検出信号として出力する。同様
に、アドレス誤り検出手段6は正常に再生することがで
きなかったアドレスの有無を検出し、アドレス誤り検出
信号として出力する。
【0022】データ切り替え手段7は、データ誤り検出
手段5からの出力であるデータ誤り検出信号を切り替え
信号として用い、映像・音声パック21の誤り訂正がで
きない場合は、ピックアップ手段2から出力されたその
ままの誤り未訂正データを出力し、誤り訂正ができる場
合には、データ誤り訂正手段4からの誤り訂正されたデ
ータを出力する。
【0023】誤り検出埋め込み手段8は、データ切り替
え手段7からの出力、データ誤り検出手段5からのデー
タ誤り検出信号、ならびにアドレス誤り検出手段6から
のアドレス誤り検出信号とを受け取り、両検出信号に基
づいて、該当する映像・音声パック21のパックヘッダ
ー23の未定義領域29またはパケットヘッダー24の
未定義領域38に、誤り訂正のできなかったデータ誤り
の有無、正常に再生することができなかったアドレスの
有無を示すデータを埋め込んで、映像・音声デコード手
段9と誤り判定手段10に出力する。ここでのデータの
埋め込みについては、後述する。
【0024】映像・音声デコード手段9は、MPEG形
式等で圧縮符号化された映像・音声データストリームを
伸長復号して誤り修整手段11に出力する。また、誤り
判定手段10は、誤り検出埋め込み手段8によって未定
義領域29または38に埋め込まれたデータを読み取
り、読み取られたデータから誤り修整処理(本実施の形
態では補間処理)の要否を判断して、判断結果を誤り修
整手段11に通知する。この判断結果を基に、誤り修整
手段11は必要に応じて補間処理を行う。具体的には、
例えば、伸長復号された映像・音声データの誤り部分の
前後の隣接サンプル値の平均値をとる、あるいはデータ
誤り部分の前のサンプルの値を保持するという補間処理
を行う。誤り修整手段11から出力されたデータは、ア
ナログ変換手段12に入力されアナログ信号の映像・音
声信号に変換される。
【0025】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、誤り訂正のできなかったデータの有無、およびア
ドレス読みとりの成否を示す情報を、シーケンス開始コ
ードを置き換える形で埋め込むのではなく、図2(c)
に示すパックヘッダー23内の未定義領域29またはパ
ケットヘッダー24内の未定義領域38に埋め込み、埋
め込まれた情報に基づき、必要に応じて画面単位で補間
処理を行っている。これにより、従来のようにリトライ
処理を行う必要がなくなり、映像・音声信号の連続再生
を実現することができる。
【0026】次に、誤り検出埋め込み手段8において、
誤り訂正のできないデータの有無、および読みとれなか
ったアドレスの有無を示すデータを未定義領域29また
は38に埋め込む方法、ならびに誤り判定手段10にお
ける補間処理の要否判断の方法の例を説明する。
【0027】本実施の形態では、以下に示すような2ビ
ットの埋め込みデータを、場合に応じて用いている。
【0028】(1)データ誤りなし、アドレス誤りなし
の場合 この場合、データ誤り検出手段5からはデータ誤り検出
信号”0”が出力され、アドレス誤り検出手段6からは
アドレス誤り検出信号”0”が出力される。この2つの
検出信号に基づいて、誤り検出埋め込み手段8は、埋め
込みデータとして”00”を未定義領域29または38
に埋め込む。この場合には、誤り判定手段10は、「補
間処理をしない」と判断する。
【0029】(2)データ誤りあり、アドレス誤りなし
の場合 この場合、データ誤り検出手段5からはデータ誤り検出
信号”1”が出力され、アドレス誤り検出手段6からは
アドレス誤り検出信号”0”が出力される。この2つの
検出信号に基づいて、誤り検出埋め込み手段8は、埋め
込みデータとして”01”を未定義領域29または38
に埋め込む。この場合、誤り判定手段10は、「補間処
理をする」と判断する。
【0030】(3)データ誤りなし、アドレス誤りあり
の場合 この場合、データ誤り検出手段5からはデータ誤り検出
信号”0”が出力され、アドレス誤り検出手段5からは
アドレス誤り検出信号”1”が出力される。この2つの
検出信号に基づいて、誤り検出埋め込み手段8は、埋め
込みデータとして”10”を未定義領域29または38
に埋め込む。この場合、誤り判定手段10は、「補間処
理をしない」と判断する。
【0031】(4)データ誤りあり、アドレス誤りあり
の場合 この場合、データ誤り検出手段5からはデータ誤り検出
信号”1”が出力され、アドレス誤り検出手段6からは
アドレス誤り検出信号”1”が出力される。この2つの
検出信号に基づいて、誤り検出埋め込み手段8は、埋め
込みデータとして”11”を未定義領域29または38
に埋め込む。この場合、誤り判定手段10は、「補間処
理をする」と判断する。
【0032】誤り修整手段11における映像・音声の補
間処理は、例えば次に示すようなものである。
【0033】初めに映像の補間処理を説明し、次に音声
の補間処理を説明する。
【0034】映像の補間処理の説明にあたり、まず、M
PEG形式等で圧縮符号化された映像データストリーム
の構造について図3を用いて説明する。
【0035】図3(a)は映像データストリームの構造
図であり、図3(b)は映像データストリームの画面グ
ループの構造図である。
【0036】圧縮符号化された画面にはフレーム内情報
だけで圧縮符号化されたIピクチャと、過去の再生画面
から予測する順方向フレーム間予測符号化されたPピク
チャと、過去と未来の画面から予測する双方向フレーム
間予測符号化されたBピクチャの3つの画面タイプあ
り、このピクチャが組み合わされて1つの画面グループ
51を構成する。画面グループ51の先頭には、画面グ
ループの開始を表すシーケンス開始コード50がつく。
画面グループ51がいくつか集まって1つのシーケンス
(1つの映像データストリーム)を構成し、シーケンス
の終わりにはシーケンス終了コード52が付く。また、
上記3タイプのピクチャ種類はIピクチャ、Pピクチ
ャ、Bピクチャの先頭のヘッダー部分に記録されてい
る。
【0037】Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの並
びはMPEG形式等の圧縮符号化で決まっているため、
誤り訂正不能の映像パックのピクチャの種類は、誤り訂
正不能の映像パックの前後の映像パックのピクチャの種
類を読み込むことにより予測することができる。本実施
の形態における誤り修整手段11での映像の補間方法
は、上記ピクチャの種類によって最適な補間方法を選択
するものである。
【0038】(5)誤り訂正不能の映像パックがIピク
チャ、Pピクチャの場合 この場合には、データ誤り部分を前のピクチャの同一箇
所と置き換える処理を行う。
【0039】(6)誤り訂正不能の映像パックがBピク
チャ場合 この場合には、データ誤り部分を前のピクチャの同一箇
所と次のピクチャの同一箇所の平均値と置き換える処理
を行う。
【0040】上記(5)、(6)によるピクチャの種類
による置き換えによる補間処理により、同一画像が連続
するといった不自然な再生画像をなくすることができ
る。
【0041】次に音声の補間処理について説明する。
【0042】MPEG形式等で圧縮符号化された音声デ
ータストリームの通常使われる音声ビット・レートは1
28〜256kbpsで、誤り訂正不能の音声パックの
再生時間Tは最大で、 T=音声パックデータ量(ビット)÷音声ビット・レート(bps) =2048×8÷(128×1000) =128ms となり、かなり長時間である。誤り修整手段11での音
声の補間方法は誤り訂正不能の音声パックの連続性をも
とに最適な補間方法を選択するものである。
【0043】(7)誤り訂正不能の音声パックが間欠的
に発生する場合 この場合には、データ誤り部分を前の音声パックの音声
デコードした値と後の音声パックの音声デコードした値
の平均置と置き換える処理を行う。
【0044】(8)誤り訂正不能の音声パックが連続し
て2パック以上発生する場合 この場合には、データ誤り部分の前の音声パックの音声
デコードした値と置き換える処理を行う。
【0045】上記(7)、(8)による誤り訂正不能の
音声パックの連続性による置き換えによる補間処理によ
り、音声ノイズを目立ちにくくすることができる。
【0046】以上のように本実施の形態によれば、ピッ
クアップ手段によって読み取られた映像・音声パックか
らデータ誤りを検出するデータ誤り検出手段と、ピック
アップ手段によって読み取られたアドレスからアドレス
誤りを検出するアドレス誤り検出手段と、データ誤り検
出信号により誤り訂正データと誤り訂正しないそのまま
のデータとを切り替えるデータ切り替え手段と、データ
誤り検出信号とアドレス誤り検出信号を映像・音声パッ
クのヘッダーに埋め込む誤り検出埋め込み手段と、埋め
込まれたデータ誤り検出信号とアドレス誤り検出信号か
ら補間処理の有無を判断する誤り判定手段と、補間処理
の有無信号により復号したMPEG形式等の映像・音声
データの補間処理を行う誤り修整手段を設けることによ
り、補間処理がデータ誤りのセクタ単位(映像・音声パ
ック単位)で確実にできる。このため、映像・音声デー
タの再生時にデータ誤りが発生した場合でも再度目的の
映像・音声信号が記録されているセクタに移動してデー
タを読みにいく必要はなくなり、映像・音声信号は途切
れることがなく連続して再生することができる。
【0047】なお、実施の形態において、誤り検出埋め
込み手段8は、誤り訂正できなかったデータ誤りの有
無、および読みとれなかったアドレスの有無を示す埋め
込みデータを、映像・音声パック21のパックヘッダー
23の未定義領域29またはパケットヘッダー24の未
定義領域38に埋め込むとしている。しかし、本発明は
これには限られず、誤り検出埋め込み手段8は、パック
ヘッダー23、パケットヘッダー24の既定値の部分、
例えばパック開始コード26、多重化レート28、スタ
ッフィング長30、パケット開始コード31に、データ
誤りの有無、読みとれなかったアドレスの有無を示すデ
ータを埋め込んでもよい(置き換えてもよい)。
【0048】なお、実施の形態では、埋め込みデータの
サイズを2ビットとしているが、埋め込みデータのデー
タサイズはこれには限らず、未定義領域29または38
の大きさを考慮して決定することができる。
【0049】また、実施の形態においては、誤り判定手
段10への入力を、データ誤りの有無、アドレス誤りの
有無をそれぞれ示しているデータ誤り検出信号、アドレ
ス誤り検出信号としている。しかし、本発明はこれには
限られず、間欠的あるいは連続的な誤りなのかといった
誤りの種類も含めた誤り情報信号を誤り判定手段10に
入力してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明の再生処理装置は、
誤り訂正不能な場合はそのままのデータを送るデータ切
り替え手段と、データ誤り検出信号とアドレス誤り検出
信号を映像・音声パックのヘッダー部分に埋め込む誤り
検出埋め込み手段と埋め込まれた誤り検出信号を読み取
り補間処理の有無を判定する誤り判定手段を設け、誤り
判定手段の出力信号である補間処理の有無信号による補
間処理を行う。これにより、再度目的の映像・音声信号
が記録されているセクタに移動しデータを読込むという
動作は必要としないため、データ誤りまたはアドレス誤
り検出時でも映像・音声信号が途切れることがなく連続
して再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における再生処理装置の構
成図
【図2】同実施の形態における再生処理装置の動作説明
のためのセクタ構造図
【図3】同実施の形態における再生処理装置の動作説明
のための映像データストリームの構造図
【図4】従来の再生処理装置の構成図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 ピックアップ手段 3 ピックアップ制御手段 4 データ誤り訂正手段 5 データ誤り検出手段 6 アドレス誤り検出手段 7 データ切り替え手段 8 誤り検出埋め込み手段 9 映像・音声デコード手段 10 誤り判定手段 11 誤り修整手段 12 アナログ変換手段 13 映像・音声信号出力端子 14 データ誤り埋め込み手段 20 アドレス 21 映像・音声パック 22 誤り訂正符号 23 パックヘッダー 24 パケットヘッダー 25 映像・音声データストリーム 26 パック開始コード 27 システム・クロック・リフェレンス 28 多重化レート 29 未定義領域 30 スタッフィング長 31 パケット開始コード 32 ストリームID 33 パケット長 34 フラグとコントロール 35 ヘッダー・データ長 36 プレゼンテーション・タイム・スタンプ 37 デコーディング・タイム・スタンプ 38 未定義領域 39 フラグとその他 40 スタッフィングバイト 50 シーケンス開始コード 51 画面グループ 52 シーケンス終了コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/85 H04N 5/85 Z 5/92 5/92 H (72)発明者 高木 裕司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 永井 隆弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森岡 幸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA02 AB05 CC11 CC12 CC20 DD06 5C053 FA24 GB01 GB06 GB08 GB11 GB14 GB15 GB21 GB30 GB37 GB40 HB05 HB08 JA12 JA23 JA24 KA08 KA25 5D044 AB05 AB07 BC03 CC04 DE03 DE12 DE38 DE68 FG09 FG21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセクタを有しており、セクタ単位
    で映像・音声データを記録再生できる光ディスクの再生
    処理装置であって、 前記光ディスクの各セクタは、アドレス情報が記録され
    ているアドレス領域と、映像・音声データが圧縮符号化
    されて記録されている映像・音声データ領域とに分割さ
    れており、前記映像・音声データ領域は、前記映像・音
    声データが格納されている領域と前記映像・音声データ
    に関する情報を格納するヘッダー領域とに分割されてお
    り、再生処理装置は、 前記光ディスクから前記セクタ単位でデータを読みとる
    ピックアップ手段と、 前記ピックアップ手段によって読みとられた映像・音声
    データの誤り訂正処理を行うデータ誤り訂正手段と、 前記データ誤り訂正手段によって誤り訂正ができないデ
    ータ誤りの有無を示すデータ誤り検出信号を出力するデ
    ータ誤り検出手段と、 前記ピックアップ手段によって読みとられた前記アドレ
    ス情報が正常に再生できるかどうかの判別を行い、判別
    結果をアドレス誤り検出信号として出力するアドレス誤
    り検出手段と、 前記データ誤り検出信号に基づいて、誤り訂正ができな
    いデータ誤りがない場合には前記データ誤り訂正手段か
    らの映像・音声データを出力し、誤り訂正ができないデ
    ータ誤りがある場合には前記ピックアップ手段からの映
    像・音声データを出力するデータ切り替え手段と、 前記データ切り替え手段から出力された映像・音声デー
    タのヘッダー部に、誤り訂正ができないデータ誤りの有
    無、およびアドレス情報が正常に再生できるかどうかを
    示す情報を埋め込んで出力する誤り検出埋め込み手段
    と、 前記誤り検出埋め込み手段から出力された映像・音声デ
    ータを復号して出力する映像・音声デコード手段と、 前記誤り検出埋め込み手段から出力された映像・音声デ
    ータを受け取り、前記埋め込まれた情報に基づいて、補
    間処理の要否を判断する誤り判定手段と、 前記誤り判定手段が補間処理を要すると判断した場合
    に、映像・音声デコード手段から出力されるデータに対
    して補間処理を行う誤り修整手段と、 前記誤り修整手段から出力されたデータをアナログ信号
    に変換して出力するアナログ変換手段と、を備えている
    再生処理装置。
  2. 【請求項2】 誤り修整手段は、映像・音声データの圧
    縮符号化の方法に応じて、補間処理方法を変更する、請
    求項1に記載の再生処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005278089A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Kyocera Corp デジタル無線通信機の雑音低減装置、雑音低減方法及びプログラム

Cited By (2)

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JP4554248B2 (ja) * 2004-03-26 2010-09-29 京セラ株式会社 デジタル無線通信機の雑音低減装置、雑音低減方法及びプログラム

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