JP2000295257A - ネットワークシステムの遠隔電源投入方法及び遠隔電源制御装置 - Google Patents

ネットワークシステムの遠隔電源投入方法及び遠隔電源制御装置

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JP2000295257A
JP2000295257A JP11098651A JP9865199A JP2000295257A JP 2000295257 A JP2000295257 A JP 2000295257A JP 11098651 A JP11098651 A JP 11098651A JP 9865199 A JP9865199 A JP 9865199A JP 2000295257 A JP2000295257 A JP 2000295257A
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JP11098651A
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Toru Kobayashi
徹 小林
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク接続された複数台のコンピュー
タ端末の電源を遠隔より投入する際のトラフィック負荷
を低減する。 【解決手段】 ホスト装置は、電源投入対象のコンピュ
ータ端末を検索するテップと、検出した電源投入対象の
コンピュータ端末が有する通信コントローラの物理的ア
ドレスを基に当該コンピュータ端末に対するデータシー
ケンスを作成するステップと、作成した複数のコンピュ
ータ端末に対するデータシーケンスを特定の情報パケッ
ト電文に組み込みブロードキャスト電文としてネットワ
ーク上に送信するステップとを順次実行する。各コンピ
ュータ端末は、主電源オフ時に情報パケット電文を受信
するとその電文に自己宛てのデータシーケンスが組み込
まれているか解析し該当するデータシーケンスを見つけ
ると主電源をオンする機能を有した通信コントローラを
常時通電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN(Local Ar
ea Network)等のネットワークに接続された複数台のコ
ンピュータ端末の電源を、同ネットワーク上のホスト装
置から遠隔にて投入するネットワークシステムの遠隔電
源投入方法及び遠隔電源制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LANに接続された複数台のコンピュー
タ端末の電源を、同LAN上のホスト装置から遠隔にて
投入する技術としては、従来、マジックパケット(登録
商標)技術というものが知られていた。この技術は、各
コンピュータ端末にそれぞれ実装されるLANコントロ
ーラを、主電源がオフされても常時通電されるように構
成するとともに、このLANコントローラに、主電源の
オフ時にLANを介して特定の情報パケット電文を受信
するとその電文中に自己に設定された固有の物理的アド
レスを基に生成されたデータシーケンスが組み込まれて
いるか解析し該当するデータシーケンスを見つけると主
電源をオンする機能を設ける。因みに、前記LANコン
トローラは、LANの伝送媒体(ケーブル)と接続する
通信ボードであって、それぞれMAC(Media Access C
ontrol)アドレスと称される固有の物理的アドレスが予
め設定されている。
【0003】また、各コンピュータ端末と同一LAN上
にあり、各コンピュータ端末の電源を遠隔より制御する
ホスト装置に、電源投入対象のコンピュータ端末が有す
るLANコントローラの物理的アドレスを基に特定のデ
ータシーケンスを作成し、このデータシーケンスを組み
込んだ特定の情報パケット電文をLAN上に送信する遠
隔電源制御装置としての機能を設ける。データシーケン
スは、6バイトの[FF]Hとして定義される同期スト
リームの後に、物理的アドレスを16回繰り返すことに
より構成される。このデータシーケンスは、情報パケッ
ト電文のどこに位置していても構わない。
【0004】このような技術を採用することにより、ホ
スト装置は、LAN上の電源オフ状態にあるコンピュー
タ端末の電源を投入する必要が生じると、そのコンピュ
ータ端末が有する通信コントローラに設定された固有の
物理的アドレスを基に前記データシーケンスを作成し、
このデータシーケンスを特定の情報パケット電文に組み
込みんでLAN上に送信する。この際、情報パケット電
文は、LAN上の各コンピュータ端末が受信可能なブロ
ードキャスト電文としている。ただし、単一の電文に1
つのデータシーケンスしか組み込まない。
【0005】一方、主電源がオフしているコンピュータ
端末においては、LANコントローラがLAN上の情報
パケット電文を受信すると、その電文中に自己の物理的
アドレスから生成されたデータシーケンスが組み込まれ
ているか解析する。そして、該当するデータシーケンス
を見つけると主電源をオンする。かくして、ホスト装置
により、LAN接続された複数台のコンピュータ端末の
電源が遠隔より投入されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の電源遠隔制御技術においては、単一の情報パケ
ット電文には1つのコンピュータ端末に対するデータシ
ーケンスしか組み込まれなかったので、電源投入対象の
コンピュータ端末が複数存在する場合にはそのコンピュ
ータ端末の台数分の情報パケット電文を送信しなければ
ならなかった。このため、大型スーパーマーケットに構
築されるPOS(Point Of Sales:販売時点情報管理)
システムなどのように数十,数百のコンピュータ端末
(POSターミナル)をネットワークで接続してなる大
規模なネットワークシステムでは、LAN上のトラフィ
ック負荷が高くなり処理時間が遅くなるという問題があ
った。
【0007】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、ネットワーク接続された複数台のコンピュー
タ端末の電源を遠隔より投入する際のトラフィック負荷
を低減し得るネットワークシステムの遠隔電源制御方法
を提供しようとするものである。また本発明は、ネット
ワーク接続された複数台のコンピュータ端末の電源を、
低いトラフィック負荷で遠隔より投入できる遠隔電源制
御装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、それぞれ固有の物理的アドレスが設定された通信コ
ントローラを介してネットワークに接続してなる複数台
のコンピュータ端末の電源を、同ネットワーク上のホス
ト装置から遠隔にて投入するネットワークシステムの遠
隔電源投入方法であって、ホスト装置に、電源投入対象
のコンピュータ端末を検索する検索ステップと、この検
索ステップにより検出した電源投入対象のコンピュータ
端末が有する通信コントローラの物理的アドレスを基に
当該コンピュータ端末に対するデータシーケンスを作成
する作成ステップと、この作成ステップにより作成した
複数のコンピュータ端末に対するデータシーケンスを特
定の情報パケット電文に組み込みブロードキャスト電文
としてネットワーク上に送信する送信ステップとを順次
実行させるとともに、各コンピュータ端末が有する通信
コントローラに、主電源のオフ時に情報パケット電文を
受信するとその電文に自己に設定された固有の物理的ア
ドレスを基に作成されたデータシーケンスが組み込まれ
ているか解析し該当するデータシーケンスを見つけると
主電源をオンする機能を付加し、この通信コントローラ
を常時通電するようにしたものである。
【0009】また、本願請求項2記載の発明は、主電源
のオフ時に特定の情報パケット電文を受信するとその電
文に自己に設定された固有の物理的アドレスを基に作成
されたデータシーケンスが組み込まれているか解析し該
当するデータシーケンスを見つけると主電源をオンする
機能を有した通信コントローラを常時通電するようにし
た複数台のコンピュータ端末と同一ネットワーク上にあ
り、電源投入対象のコンピュータ端末を検索する検索手
段と、この検索手段により検出した電源投入対象のコン
ピュータ端末が有する通信コントローラの物理的アドレ
スを基に当該コンピュータ端末に対するデータシーケン
スを作成する作成手段と、この作成手段により作成した
複数のコンピュータ端末に対するデータシーケンスを特
定の情報パケット電文に組み込みブロードキャスト電文
としてネットワーク上に送信する送信手段とを備えた遠
隔電源制御装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。図1は本実施の形態のネットワー
クシステムの全体構成図であり、このシステムは、複数
(N)台のコンピュータ端末TM1,TM2,TM3,
…,TMNと、各コンピュータ端末TM1〜TMNの上
位機として各コンピュータ端末TM1〜TMNを集中管
理するホスト装置HOSTとを、LAN1で接続して構
築したものである。
【0011】各コンピュータ端末TM1〜TMNは同一
構成であり、図3に示すように、プロセッサ2,メモリ
3,LANコントローラ4及び電源スイッチ部5を備え
ている。プロセッサ2は、CPU(Central Processing
Unit:中央演算処理装置)を主体に構成され、当該コ
ンピュータ端末として必要な情報処理を行うとともに、
キーボード等の入力機器6やディスプレイ等の出力機器
7を接続してその動作を制御する。メモリ3はROM
(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memo
ry)で構成され、前記プロセッサ2の動作を制御するプ
ログラムや各種のデータを記憶する。LANコントロー
ラ4は、前記LAN1の伝送媒体であるケーブルに接続
され、このLAN1を介してホスト装置HOSTや他の
コンピュータ端末との間で行われるデータ通信を制御す
る。このLANコントローラ4には、予めMACアドレ
スと称される固有の物理的アドレスが設定されている。
また、UDP,IP,ICMPプロトコルが実装されて
いる。電源スイッチ部5は、当該コンピュータ端末の主
電源として機能する電源部8から印加される電源電圧を
LANコントローラ4を除く各部に供給するか否かを切
替えるもので、オン状態により端末は稼働モードとな
り、オフ状態により端末はスリープモードとなる。
【0012】前記ホスト装置HOSTは、図3に示すよ
うに、プロセッサ9,メモリ10,LANコントローラ
11及び電源スイッチ部12を備えている。プロセッサ
9は、CPUを主体に構成され、ホスト装置として必要
な情報処理を行うとともに、キーボード等の入力機器1
3やディスプレイ等の出力機器14を接続してその動作
を制御する。また、HDD(Hard Disc Drive)装置な
どの外部記憶装置15に対するデータの書込み、読出し
も制御する。メモリ10はROM及びRAMで構成さ
れ、前記プロセッサ11の動作を制御するプログラムや
各種のデータを記憶する。LANコントローラ11は、
前記LAN1の伝送媒体であるケーブルに接続され、こ
のLAN1を介して各コンピュータ端末TM1〜TMN
との間で行われるデータ通信を制御する。このLANコ
ントローラ11には、予めMACアドレスと称される固
有の物理的アドレスが設定されている。また、UDP,
IP,ICMPプロトコルが実装されている。電源スイ
ッチ部12は、ホスト装置の主電源として機能する電源
部16から印加される電源電圧を各部に供給するか否か
を切替えるもので、オン状態によりホスト装置は稼働
し、オフ状態によりホスト装置は停止する。
【0013】かかる構成のホスト装置HOSTは、各コ
ンピュータ端末TM1〜TMNの電源を遠隔より制御す
る電源遠隔制御装置としての機能を有する。すなわち、
このホスト装置HOSTは、図2に示すように、各コン
ピュータ端末TM1〜TMNにそれぞれ割り振られた連
続番号1〜Nに対応して、そのコンピュータ端末のター
ミナル名とともに、そのコンピュータ端末が有するLA
Nコントローラ4のMACアドレスと、そのコンピュー
タ端末の稼働状態を識別する起動フラグ(1:稼働中,
0:停止中)とを記憶する端末管理ファイルTMF/L
(図1を参照)を前記メモリ10または外部記憶装置1
5に記憶している。
【0014】しかして、ホスト装置HOSTのプロセッ
サ9は、各コンピュータ端末TM1〜TMNの電源を遠
隔より投入する必要が生じると、図5の流れ図に示す遠
隔電源オン処理を実行するように構成されている。
【0015】先ず、ST(ステップ)1としてプロセッ
サ内蔵のカウンタnを一旦“0”にクリアする。次い
で、ST2として上記カウンタnを“1”だけカウント
アップしたならば、ST3としてこのカウンタnがネッ
トワーク接続されているコンピュータ端末TM1〜TM
Nの台数(N)を超えたか否かを判断する。そして超え
ていない場合には、ST4として前記端末管理ファイル
TMF/Lを検索してカウンタn番目のコンピュータ端
末TMnの起動フラグを読込み、当該コンピュータ端末
TMnが稼働中なのか停止中(未起動)なのかを判断す
る(検索手段)。
【0016】ここで、該当する起動フラグが“1”,つ
まり当該コンピュータ端末TMnが稼働中であった場合
には、当該コンピュータ端末TMnは電源投入対象でな
いので、ST2に戻り、カウンタnをさらに“1”だけ
カウントアップする。そして、カウンタnがコンピュー
タ端末TM1〜TMNの台数(N)を超えていなけれ
ば、端末管理ファイルTMF/Lにおけるカウンタn番
目のコンピュータ端末TMnの起動フラグから当該コン
ピュータ端末TMnが稼働中なのか停止中(未起動)な
のかを判断する(検索手段)。
【0017】ST4にて該当する起動フラグが“0”,
つまり当該コンピュータ端末TMnが停止中(未稼働)
の場合には、当該コンピュータ端末TMnは電源投入対
象なので、ST5として前記端末管理ファイルTMF/
Lを検索してカウンタn番目のコンピュータ端末TMn
のMACアドレスを読込み、このMACアドレスを基に
特殊なパターンをもつデータシーケンスを作成する(作
成手段)。
【0018】次に、ST6としてこのデータシーケンス
を特定の情報パケット電文に組み込む。また、ST7と
してこの単一の情報パケット電文に別のデータシーケン
スを追加可能か否かを判断する。そして追加可能であれ
ば、ST2に戻る。
【0019】ST7にて単一の情報パケット電文に別の
データシーケンスを追加不可能であると判断された場
合、及びST3にてカウンタnがコンピュータ端末TM
1〜TMNの台数(N)を超えた場合には、ST8とし
て上記情報パケット電文をブロードキャスト電文として
LANコントローラ11からLAN1上に送信する(送
信手段)。
【0020】そして送信後、ST9としてカウンタnが
コンピュータ端末TM1〜TMNの台数(N)を超えた
か否かを判断する。そして超えていない場合には、ST
2に戻る。ST9にてカウンタnがコンピュータ端末T
M1〜TMNの台数(N)を超えていた場合には、ST
10としてカウンタnを再度“0”にクリアする。次い
で、ST11として上記カウンタnを“1”だけカウン
トアップしたならば、ST12としてこのカウンタnが
前記コンピュータ端末TM1〜TMNの台数(N)を超
えたか否かを判断する。そして超えていない場合には、
ST13として前記端末管理ファイルTMF/Lを検索
してカウンタn番目のコンピュータ端末TMnの起動フ
ラグを読込み、当該コンピュータ端末TMnが稼働中な
のか停止中(未起動)なのかを判断する。
【0021】ここで、該当する起動フラグが“1”,つ
まり当該コンピュータ端末TMnが稼働中の場合には、
当該コンピュータ端末TMnは電源投入対象でないの
で、ST11に戻り、カウンタnをさらに“1”だけカ
ウントアップする。そして、カウンタnがコンピュータ
端末TM1〜TMNの台数(N)を超えていなければ、
端末管理ファイルTMF/Lにおけるカウンタn番目の
コンピュータ端末TMnの起動フラグから当該コンピュ
ータ端末TMnが稼働中なのか停止中(未起動)なのか
を判断する。
【0022】ST13にて該当する起動フラグが
“0”,つまり当該コンピュータ端末TMnが停止中
(未稼働)の場合には、当該コンピュータ端末TMnは
電源投入対象であり、当該コンピュータ端末TMnに対
する特殊パターンのデータシーケンスを組み込んだ情報
パケット電文を送信したので、ST14として当該コン
ピュータ端末TMn宛てに応答要求電文(ICMPエコ
ー要求伝文)を作成し、LANコントローラ11からL
AN1上に送信する。
【0023】そして送信後、ST15として当該コンピ
ュータ端末TMnからの応答受信を待機する。そして所
定時間内に当該コンピュータ端末TMnからの応答電文
を受信できたならば、当該コンピュータ端末TMnは電
源が遠隔より投入されて立ち上がったので、ST16と
して前記端末管理ファイルTMF/Lにおけるカウンタ
n番目のコンピュータ端末TMnに対応した起動フラグ
を停止中を示す“0”から稼働中を示す“1”に更新す
る。所定時間内に応答電文を受信できなかった場合に
は、ST16の処理を行わない。
【0024】その後、ST11に戻り、カウンタnをさ
らに“1”だけカウントアップする。そして、カウンタ
nがコンピュータ端末TM1〜TMNの台数(N)を超
えていなければ、端末管理ファイルTMF/Lにおける
カウンタn番目のコンピュータ端末TMnの起動フラグ
から当該コンピュータ端末TMnが稼働中なのか停止中
(未起動)なのかを判断し、停止中であれば当該コンピ
ュータ端末TMn宛てに応答要求電文を作成して送信
し、その応答を待機する。
【0025】こうして、カウンタnがコンピュータ端末
TM1〜TMNの台数(N)を超えるまで上記処理を繰
り返し、超えたならば今回の遠隔電源オン処理を終了す
る。なお、ホスト装置HOSTは、遠隔電源オン処理を
終了しても依然として電源投入対象のコンピュータ端末
が残っている場合、つまり当該コンピュータ端末に対す
るデータシーケンスを組み込んだ情報パケット電文を送
信し、さらに応答要求電文を送信したが、それに対する
応答がなかったコンピュータ端末がある場合には、遠隔
電源オン処理を再度繰り返す。
【0026】一方、各コンピュータ端末TM1〜TMN
は、前記LANコントローラ4に前記電源部8からの電
源電圧が常時印加されており、電源スイッチ部5がオフ
されて当該コンピュータ端末がスリープモードに入って
も、LANコントローラ4だけは図6に示すスリープモ
ード処理を実行可能となっている。
【0027】すなわち、各コンピュータ端末TM1〜T
MNのLANコントローラ4は、スリープモードにおい
て、ST1としてブロードキャスト電文として送信され
る特定の情報パケット電文をLAN1より受信するのを
待機している。そして、この情報パケット電文を受信す
ると(ST1のYES)、ST2としてこの情報パケッ
ト電文を解析して特殊なパターンをもつデータシーケン
スを探す。そして、該当するデータシーケンスを見つけ
たならば(ST3のTES)、ST4としてこのデータ
シーケンスが自己宛のシーケンス,つまりは自己が有す
るMACアドレスを基に生成されたシーケンスか否かを
判断する。
【0028】ここで、自己宛のシーケンスでない場合に
は(ST4のNO)、ST5として受信した情報パケッ
ト電文をさらに解析して同データシーケンスを探す。そ
して、該当するデータシーケンスを見つけたならば(S
T6のYES)、ST7としてこのデータシーケンスが
自己宛のシーケンス,つまりは自己が有するMACアド
レスを基に生成されたシーケンスか否かを判断する。
【0029】こうして、受信した情報パケット電文を解
析して自己宛のデータシーケンスを見つけたならば(S
T4のYESまたはST7のYES)、ST8として電
源スイッチ部5に電源オン制御信号を送信して電源スイ
ッチ部5を閉塞せしめ、電源部8からの電源電圧をプロ
セッサ2やメモリ3などに供給してシステムを立上げ
る。そして、システム立上げ後は、通常の稼働モードと
して機能する。なお、この稼働モードにおいて、LAN
コントローラ4は、LAN1を通じて自己宛に応答要求
伝文を受信すると、その要求に対応した応答電文を応答
要求元に返信するものとなっている。
【0030】また、LANコントローラ4は、受信した
情報パケット伝文に自己宛のデータシーケンスを見つけ
ることができなかった場合には(ST3のNOまたはS
T6のNO)、ST9としてその受信した情報パケット
電文を廃棄して、ST1に戻るようになっている。
【0031】このような構成の本実施の形態において、
ホスト装置HOSTからLAN1上に送信される情報パ
ケット電文のフォーマットを、図7に示すフォーマット
のものとする。すなわち、先頭の6バイトを送信先アド
レスとし、次の6バイトを送信元アドレスとするととも
に、最後の4バイトを誤り訂正符号(CRC:CyclicRe
dundancy Check)とし、残りの1484バイトを情報パ
ケット領域と設定する。なお、送信先アドレスは、ブロ
ードキャストアドレスである[FF]Hがセットされ
る。
【0032】また、電源投入対象のコンピュータ端末に
対するデータシーケンスのパターンを、図8に示すよう
に、6バイトの[FF]Hとして定義される同期ストリ
ームの後に、当該コンピュータ端末が有するLANコン
トローラ4の6バイトからなるMACアドレス(同図で
は「001122334455」)を16回繰り返すパ
ターンとする。すなわち、データシーケンスのバイト数
を102バイトとする。
【0033】この場合、前記情報パケット電文の情報パ
ケット領域には、102バイトのデータシーケンスを最
大で14個まで組み込むことができる。すなわちホスト
装置HOSTは、スリープモードにある各コンピュータ
端末TM1〜TMNの電源を遠隔より一斉に投入する場
合、単一の情報パケット電文に最大で14台分のコンピ
ュータ端末宛のデータシーケンスを組み込んでLAN上
にブロードキャスト電文として送信することができる。
これにより、単一の情報パケット電文に自己宛のデータ
シーケンスが組み込まれていることを検出した複数台の
LANコントローラ4を有するコンピュータ端末TM1
〜TMNの電源が遠隔より投入されることになる。
【0034】図9に本実施の形態におけるホスト装置H
OSTと2台のコンピュータ端末TM1,TM2との間
の遠隔電源制御の電文シーケンスを示す。また、参考ま
でに、図10に従来の同一の遠隔電源制御の電文シーケ
ンスを示す。各図から明らかなように、従来はコンピュ
ータ端末TM1,TM2毎に特定の情報パケット電文を
送信して電源を遠隔より投入していたので、電源遠隔対
象の端末数が増加すれば増加するほどトラフィック負荷
が増加し、処理時間もかかっていた。これに対し、本実
施の形態では、単一の情報パケット電文で複数のコンピ
ュータ端末TM1,TM2の電源を遠隔より投入できる
ので、トラフィック負荷が軽減され、処理時間も短縮さ
れる。
【0035】図7,図8に示したフォーマット例の場
合、仮に電源遠隔対象のコンピュータ端末の台数が50
0台であったとすると、従来は500個の情報パケット
電文を送信しなければならなかったが、本実施の形態で
は36個の情報パケット電文を送信すれば済むことにな
り、トラフィック量は約14分の1に減少する。
【0036】ところで、電源投入対象のコンピュータ端
末への情報パケット電文の送達と電源投入を確認するた
めに、従来も情報パケット電文を送信後に応答要求伝文
を送信しているが、本実施の形態ではトラフィック負荷
が大幅に軽減されるので、電源投入対象の全てのコンピ
ュータ端末から応答を受信するまで、情報パケット電文
を繰り返し送信するようにしてもトラフィック負荷が著
しく増大することはない。その結果、情報パケット電文
は、回線上のノイズなどにより欠損する可能性があり、
従来は確実性が低かったが、情報パケット電文を繰り返
し送信することにより遠隔電源制御の確実性を高めるこ
とができる。
【0037】なお、情報パケット電文のフォーマットや
データシーケンスのフォーマットなどは、前記一実施の
形態のものに限定されるものではない。また、ネットワ
ークシステムも前記一実施の形態のものに限定されない
のはいうまでもないことである。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1記載の
発明によれば、ネットワーク接続された複数台のコンピ
ュータ端末の電源を遠隔より投入する際のトラフィック
負荷を低減できるネットワークシステムの遠隔電源制御
方法を提供できる。
【0039】また本願請求項2記載の発明によれば、ネ
ットワーク接続された複数台のコンピュータ端末の電源
を、低いトラフィック負荷でかつ短時間に遠隔より投入
できる遠隔電源制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるネットワークシ
ステムの全体図。
【図2】 同実施の形態においてホスト装置が有する端
末管理ファイルの構成図。
【図3】 同実施の形態におけるコンピュータ端末の要
部構成を示すブロック図。
【図4】 同実施の形態におけるホスト装置の要部構成
を示すブロック図。
【図5】 同実施の形態においてホスト装置のプロセッ
サが実行する遠隔電源オン処理の制御手順を示す流れ
図。
【図6】 同実施の形態においてコンピュータ端末のL
ANコントローラが実行するスリープモード処理の制御
手順を示す流れ図。
【図7】 同実施の形態で用いる情報パケット電文のフ
ォーマットを示す図。
【図8】 同実施の形態で用いるデータシーケンスのフ
ォーマットを示す図。
【図9】 同実施の形態における電文シーケンスを示す
図。
【図10】従来の電文シーケンスを示す図。
【符号の説明】
TM1〜TMN…コンピュータ端末 HOST…ホスト装置(電源遠隔制御装置) TMF/L…端末管理ファイル 1…LAN(Local Area Network) 2,9…プロセッサ 4,11…LANコントローラ 5,12…電源スイッチ部 8,16…電源部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ固有の物理的アドレスが設定さ
    れた通信コントローラを介してネットワークに接続して
    なる複数台のコンピュータ端末の電源を、同ネットワー
    ク上のホスト装置から遠隔にて投入するネットワークシ
    ステムの遠隔電源投入方法において、 前記ホスト装置に、電源投入対象のコンピュータ端末を
    検索する検索ステップと、この検索ステップにより検出
    した電源投入対象のコンピュータ端末が有する前記通信
    コントローラの前記物理的アドレスを基に当該コンピュ
    ータ端末に対するデータシーケンスを作成する作成ステ
    ップと、この作成ステップにより作成した複数のコンピ
    ュータ端末に対するデータシーケンスを特定の情報パケ
    ット電文に組み込みブロードキャスト電文として前記ネ
    ットワーク上に送信する送信ステップとを順次実行させ
    るとともに、 前記各コンピュータ端末がそれぞれ有する前記通信コン
    トローラに、主電源のオフ時に前記情報パケット電文を
    受信するとその電文に自己に設定された固有の物理的ア
    ドレスを基に作成されたデータシーケンスが組み込まれ
    ているか解析し該当するデータシーケンスを見つけると
    前記主電源をオンする機能を付加し、この通信コントロ
    ーラを常時通電するようにしたことを特徴とするネット
    ワークシステムの遠隔電源投入方法。
  2. 【請求項2】 主電源のオフ時に特定の情報パケット電
    文を受信するとその電文に自己に設定された固有の物理
    的アドレスを基に作成されたデータシーケンスが組み込
    まれているか解析し該当するデータシーケンスを見つけ
    ると前記主電源をオンする機能を有した通信コントロー
    ラを常時通電するようにした複数台のコンピュータ端末
    と同一ネットワーク上にあり、 電源投入対象のコンピュータ端末を検索する検索手段
    と、 この検索手段により検出した電源投入対象のコンピュー
    タ端末が有する前記通信コントローラの前記物理的アド
    レスを基に当該コンピュータ端末に対するデータシーケ
    ンスを作成する作成手段と、 この作成手段により作成した複数のコンピュータ端末に
    対するデータシーケンスを前記特定の情報パケット電文
    に組み込みブロードキャスト電文として前記ネットワー
    ク上に送信する送信手段と、を具備したことを特徴とす
    る遠隔電源制御装置。
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