JP2000294149A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置

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JP2000294149A
JP2000294149A JP9812099A JP9812099A JP2000294149A JP 2000294149 A JP2000294149 A JP 2000294149A JP 9812099 A JP9812099 A JP 9812099A JP 9812099 A JP9812099 A JP 9812099A JP 2000294149 A JP2000294149 A JP 2000294149A
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electrode
substrate
plasma display
display device
electrodes
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JP9812099A
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English (en)
Inventor
Kenichi Yamamoto
健一 山本
Keizo Suzuki
敬三 鈴木
Yoshimi Kawanami
義実 川浪
Kirin Ka
希倫 何
Masayuki Shibata
将之 柴田
Masaharu Ishigaki
正治 石垣
Hiroyuki Nakahara
裕之 中原
Yasuhiko Kunii
康彦 國井
Kazuo Yoshikawa
和生 吉川
Masayuki Wakitani
雅行 脇谷
Jun Fujimoto
順 藤本
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Fujitsu Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスのばらつきを含めた前背面板のアラ
イメントのずれに対する動作マージンを広げることが可
能なプラズマディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 前記第1の基板上に設けられ、前記第1
基板側誘電体層で覆われる第1および第2の電極で、複
数の放電セル内で、前記第1基板側誘電体層を介してプ
ラズマを形成する第1および第2の電極と、前記第2の
基板側に設けられる隔壁とを有するプラズマディスプレ
イパネルを具備するプラズマディスプレイ装置であっ
て、前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置さ
れた内側電極と、前記内側電極と分離された外側電極
と、前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構
成され、前記接続電極の前記隔壁と重ならない部分にお
ける、前記第1の基板と第2の基板とを結ぶ方向からの
正射影が、前記外側電極と前記内側電極の両方に連続的
に繋がらないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルに係わり、特に、発光効率の向上等に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア時代の大型薄型カ
ラー表示装置として、高画質、平面、大型、薄型、軽量
を満足するAC面放電型プラズマディスプレイパネル
(以下、単に、PDPと称する。)を用いたプラズマデ
ィスプレイ装置が量産化されつつある。一般に、AC面
放電型PDPの多くは、3電極構造を採用しており、こ
の種のPDPは、2枚の基板(即ち、ガラス基板から成
る前面基板および背面基板)が所定間隙を介して対向配
置されている。表示面としての前面基板の内面(背面基
板と対向する面)には、互いに対となっている複数の行
電極が形成されており、行電極対は誘電体層により覆わ
れている。背面基板には、蛍光体が塗布された複数の列
電極が形成されており、この列電極は、誘電体層に覆わ
れることもある。ここで、表示面側から見て、一つの行
電極対と一つの列電極の交差部が放電セルとなってい
る。両基板間には、放電ガス(He,Ne,Xe,Ar
等の混合ガスを用いるのが一般的)が封入されており、
電極間に印加する電圧パルスによって放電を起こして、
励起された放電ガスから発生する紫外線を蛍光体によっ
て可視光に変換する。カラー表示の場合には、通常3種
のセルを一組として1画素を構成する。
【0003】行電極は、主たる表示発光のための維持放
電を行なうので維持放電電極と称す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状、ブラ
ウン管と比べてPDPの効率は劣っており、PDPが一
般のテレビジョン(TV)として普及するためには、P
DPの効率向上が必要である。また、PDPの大型化を
実現しようとする場合にも、電極に供給する電流が増加
し、消費電力が増大するという問題がある。また、ディ
スプレイの高精細化(画素数の増加)のためにセル寸法
を減少させた場合にも、放電空間の減少による発光効率
の低下、不透明電極の割合が増加し遮光率増加により発
光効率が低下するという問題がある。これらの問題を解
決するためには、PDPの発光効率向上が有効である。
発光効率を向上させる従来技術としては、例えば、特開
平8−22772号公報、特開平3−187125号公
報、特開平8−315735号公報に記載されているよ
うに、維持放電電極対の大きさや形状を工夫したものが
知られている。また、例えば、特開平7−262930
号公報、特開平8−315734号公報に記載されてい
るように、維持放電電極対を覆う誘電体の材質を工夫し
たものが知られている。前記特開平3−187125号
公報、特開平8−315735号公報には、維持放電電
極対がこの電極対を結ぶ方向に複数に分割され、これら
電極が接続部で電気的に接続される構造による発光効率
向上が記載されている。この従来の電極構造において
は、接続電極が維持放電電極対に対して垂直に形成され
た隔壁(縦隔壁と称する)に重なるように設置されてい
る場合も含んでいる。さらに、この従来の電極構造で維
持放電のパルス幅を変えることにより、維持放電のモー
ドを変え階調表示を行うことも記載されている。しかし
ながら、この特開平3−187125号公報、特開平8
−315735号公報に記載されている電極構造では、
可視光利用効率についての配慮がなされておらず、維持
放電電極対の不透明電極による遮光のためにPDPの発
光効率が低下するという問題があった。
【0005】また、例えば、特開平10−321142
号公報に記載されているように、遮光率低減を図るもの
も知られている。この従来の電極構造は、維持放電電極
対が電極対を結ぶ方向に透明電極と不透明電極に2分割
され、これらが接続電極で電気的に接続され、さらに、
接続電極を縦隔壁に重なるように設置し、かつ接続電極
の幅を縦隔壁の幅以下としたことに特徴がある。これに
より、透明電極で発生した放電が接続電極を伝わって不
透明電極まで拡がらないので、不透明電極で放電電力が
消費されず遮光率が低下するため、発光効率が向上す
る。しかしながら、特開平10−321142号公報に
記載されている電極構造では、遮光率低減によるPDP
の発光効率向上は考慮されているが、以下の様な問題が
あった。即ち、縦隔壁の細幅化と接続電極の幅との関
係、およびプロセスのばらつきを含めた前面基板と背面
基板のアライメントのずれに対する配慮が不足してい
る。このため、縦隔壁の幅が接続電極の幅以下になった
場合、接続電極が縦隔壁からはみ出して発光が不透明電
極まで伝わり易くなる。また、前背面板のアライメント
のずれにより接続電極が縦隔壁からはみ出し、発光が接
続電極を伝わって不透明電極まで拡がり発光効率が低下
する。あるいは、パネルの位置によって前記アライメン
トのずれ量が異なるため、ある放電セルでは透明電極の
みで発光し、他のセルでは不透明電極まで発光が拡が
り、パネル内で輝度むらが生ずる。このため、パネル全
体にわたって透明電極のみで発光するような動作マージ
ンが狭いか、最悪の場合は動作マージンがない場合があ
る。そのため、パネル製作の歩留まりが悪くなる等の問
題点があった。本発明は、前記従来技術の問題点を解決
するためになされたものであり、本発明の目的は、プラ
ズマディスプレイ装置において、プロセスのばらつきを
含めた前背面板のアライメントのずれに対する動作マー
ジンを広げることが可能となる技術を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、プラズマディスプレイ
装置において、可視光利用効率向上によりプラズマディ
スプレイパネルの発光効率を向上させることが可能とな
る技術を提供することにある。本発明の前記ならびにそ
の他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図
面によって明らかにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。即ち、本発明は、第1の基板と、第
2の基板と、前記第1の基板側に設けられる第1基板側
誘電体層と、前記第1の基板上に設けられ、前記第1基
板側誘電体層で覆われる第1および第2の電極で、複数
の放電セル内で、前記第1基板側誘電体層を介してプラ
ズマを形成する第1および第2の電極と、前記第2の基
板側に設けられる隔壁とを有するプラズマディスプレイ
パネルを具備するプラズマディスプレイ装置であって、
前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置された
内側電極と、前記内側電極と分離された外側電極と、前
記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構成さ
れ、前記接続電極の前記隔壁と重ならない部分におけ
る、前記第1の基板と第2の基板とを結ぶ方向からの正
射影が、前記外側電極と前記内側電極の両方に連続的に
繋がらないことを特徴とする。また、本発明は、第1の
基板と、第2の基板と、前記第1の基板側に設けられる
第1基板側誘電体層と、前記第1の基板上に設けられ、
前記第1基板側誘電体層で覆われる第1および第2の電
極で、複数の放電セル内で、前記第1基板側誘電体層を
介してプラズマを形成する第1および第2の電極と、前
記第2の基板側に設けられる隔壁とを有するプラズマデ
ィスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置
であって、前記第1および第2の電極は、放電間隙側に
配置された内側電極と、前記内側電極と分離された外側
電極と、前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極
で構成され、前記接続電極における前記内側電極から外
側電極へ延長する方向と直交する方向の長さが、前記第
1の電極の長手方向である第1の方向と直交する第2の
方向から前記接続電極および前記隔壁を、前記内側電極
あるいは外側電極に投影したときの前記接続電極の長さ
および前記隔壁の長さのいずれか大きい方の長さよりも
短いことを特徴とする。また、本発明は、第1の基板
と、第2の基板と、前記第1の基板側に設けられる第1
基板側誘電体層と、前記第1の基板上に設けられ、前記
第1基板側誘電体層で覆われる第1および第2の電極
で、複数の放電セル内で、前記第1基板側誘電体層を介
してプラズマを形成する第1および第2の電極と、前記
第2の基板側に設けられる隔壁とを有するプラズマディ
スプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置で
あって、前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配
置された内側電極と、前記内側電極と分離された外側電
極と、前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で
構成され、前記内側電極は、透明電極と不透明電極、あ
るいは不透明電極で構成されることを特徴とする。ま
た、本発明は、第1の基板と、第2の基板と、前記第1
の基板側に設けられる第1基板側誘電体層と、前記第1
の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電体層で覆われ
る第1および第2の電極で、複数の放電セル内で、前記
第1基板側誘電体層を介してプラズマを形成する第1お
よび第2の電極と、前記第2の基板側に設けられる隔壁
と、前記第2の基板側に設けられる第2基板側誘電体層
とを有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラ
ズマディスプレイ装置であって、前記第1および第2の
電極は、放電間隙側に配置された内側電極と、前記内側
電極と分離された外側電極と、前記内側電極と外側電極
とを接続する接続電極で構成され、前記第2基板側誘電
体層は、その厚さが、他の部分の厚さよりも厚い部分を
有することを特徴とする。また、本発明は、第1の基板
と、第2の基板と、前記第1の基板側に設けられる第1
基板側誘電体層と、前記第1の基板上に設けられ、前記
第1基板側誘電体層で覆われる第1および第2の電極
で、複数の放電セル内で、前記第1基板側誘電体層を介
してプラズマを形成する第1および第2の電極と、前記
第2の基板側で前記第1の電極の長手方向である第1の
方向と直交する第2の方向に設けられる縦隔壁と、前記
第2の基板上に前記第2の方向に設けられる第3の電極
とを有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラ
ズマディスプレイ装置であって、前記第1および第2の
電極は、放電間隙側に配置された内側電極と、前記内側
電極と分離された外側電極と、前記内側電極と外側電極
とを接続する接続電極で構成され、前記第3の電極は、
前記外側電極付近で迂回され前記縦隔壁に略重なるよう
に配置されていることを特徴とする。また、本発明は、
第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板側に設け
られる第1基板側誘電体層と、前記第1の基板上に設け
られ、前記第1基板側誘電体層で覆われる第1および第
2の電極で、複数の放電セル内で、前記第1基板側誘電
体層を介してプラズマを形成する第1および第2の電極
と、前記第2の基板側で前記第1の電極の長手方向であ
る第1の方向と直交する第2の方向に設けられる縦隔壁
とを有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラ
ズマディスプレイ装置であって、前記第1および第2の
電極は、放電間隙側に配置された内側電極と、前記内側
電極と分離された外側電極と、前記内側電極と外側電極
とを接続する接続電極で構成され、前記接続電極の前記
縦隔壁からのはみ出し量が、5μm以下であることを特
徴とする。また、本発明は、第1の基板と、第2の基板
と、前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体層
と、前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電
体層で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電セ
ル内で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを形
成する第1および第2の電極と、前記第2の基板側で前
記第1の電極の長手方向である第1の方向と直交する第
2の方向に設けられる縦隔壁とを有するプラズマディス
プレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置であ
って、前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置
された内側電極と、前記内側電極と分離された外側電極
と、前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構
成され、前記外側電極の厚さが4μm以上であることを
特徴とする。また、本発明は、第1の基板と、第2の基
板と、前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体
層と、前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘
電体層で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電
セル内で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを
形成する第1および第2の電極と、前記第2の基板側で
前記第1の電極の長手方向である第1の方向と直交する
第2の方向に設けられる縦隔壁とを有するプラズマディ
スプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置で
あって、前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配
置された内側電極と、前記内側電極と分離された外側電
極と、前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で
構成され、前記外側電極と内側電極との、前記第1の電
極の長手方向である第1の方向と直交する第2の方向の
間隔Lioが140μm以上であり、かつ、前記第2の
方向の放電セルピッチをLp、前記内側電極間の放電間
隙をLdg、前記外側電極の第2の方向の長さLout
としたとき、前記間隙Lioは(Lp−(Ldg+4
0)−(Lout+220)×2)/2以下であること
を特徴とする。また、本発明は、前記隔壁が、前記第1
の方向に設けられる横隔壁を含み、前記接続電極あるい
は前記外側電極の少なくとも一つは、前記横隔壁に重な
るように配置されることを特徴とする。また、本発明
は、前記横隔壁の側壁に、蛍光体層が設けられることを
特徴とする。また、本発明は、前記横隔壁の一部または
すべては、少なくとも前記第1の基板と対向する面が黒
色または黒に近い色であることを特徴とする。また、本
発明は、前記接続電極が、縦隔壁と重なるように配置さ
れていることを特徴とする。また、本発明は、前記接続
電極が、前記第1の方向に対して傾斜して設けられるこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記接続電極、前記
外側電極、あるいは前記第2の方向の隣接放電セルの間
の外側電極の少なくとも1つを含む領域の第1基板側誘
電体層が、その厚さがそれ以外の部分よりも厚い、ある
いは、それ以外の部分よりも誘電率の小さい誘電体で構
成したことを特徴とする。また、本発明は、前記接続電
極、前記外側電極、あるいは前記第2の方向の隣接放電
セルの間の外側電極の少なくとも1つを含む領域の第1
基板側誘電体層が、黒または黒に近い色であることを特
徴とする。また、本発明は、前記第1基板側誘電体層を
覆う保護層で、前記接続電極、前記外側電極、あるいは
前記第2の方向の隣接放電セルの間の外側電極の少なく
とも1つを含む領域以外の領域に設けられる保護層を有
することを特徴とする。また、本発明は、前記第1およ
び第2の電極における、放電間隙に対する互いの配置関
係が、1ライン毎に交互に入れ替わるように、前記第1
および第2の電極が配列されることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記第2の電極の外側電極と、前記第2
の方向に隣接する第2の電極の外側電極とが、一体化さ
れていることを特徴とする。また、本発明は、前記第1
基板側で、前記第2の方向に隣接する第2の電極の外側
電極の間、あるいは、前記第2の方向に隣接する第2の
電極の外側電極を含む領域に、黒または黒に近い色の物
質層が設けられていることを特徴とする。また、本発明
は、前記黒または黒に近い色の物質層は、前記外側電極
とは異なる層に設けられることを特徴とする。また、本
発明は、前記黒または黒に近い色の物質層を、外側電極
で兼用させたことを特徴とする。また、本発明は、前記
第1の電極あるいは第2の電極の少なくとも一方の内部
電極部は、前記第1の方向あるいは第2の方向の位置に
応じて電気容量値が異なっていることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記第1の電極あるいは第2の電極の少
なくとも一方の内部電極の形状により、前記第1の方向
あるいは第2の方向の位置に応じて前記内部電極部の電
気容量値が異なっていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。 [実施の形態1] (本実施の形態の基本構造と動作の説明)図2は、本発
明が適用されるPDPの構造の一部を示す分解斜視図で
ある。図2に示すPDPは、ガラス基板から成る前面基
板21と背面基板28とを貼り合わせて一体化したもの
であり、赤(R)、緑(G)、青(B)の各蛍光体層3
2を背面基板28側に形成した反射型のPDPである。
前面基板21は、背面基板28との対抗面上に一定の距
離を隔てて平行に形成される一対の維持放電電極を有す
る。この一対の維持放電電極は、透明な共通電極(本発
明の第2の電極、以下、単に、X電極と称する。)(2
2−1,22−2)と、透明な独立電極(本発明の第1
の電極、以下、単に、Y電極または走査電極と称す
る。)(23−1,23−2)で構成される。また、X
電極(22−1,22−2)には、透明電極の導電性を
補うための不透明のXバス電極(24−1,24−2)
が、Y電極(23−1,23−2)には、透明電極の導
電性を補うための不透明のYバス電極(25−1,25
−2)がそれぞれ積層併設して設けられる。これらX電
極(22−1,22−2)、Y電極(23−1,23−
2)、Xバス電極(24−1,24−2)、およびYバ
ス電極(25−1,25−2)は、図2の矢印D2の方
向(本発明の第1方向)に延長して設けられる。通常、
X電極(22−1,22−2)、Y電極(23−1,2
3−2)の放電間隙Ldgは放電開始電圧が高くならな
いように狭く、隣接間隙Lngは隣接放電セルとの誤放
電を防止するように広く設計される。また、X電極(2
2−1,22−2)、Y電極(23−1,23−2)、
Xバス電極(24−1,24−2)およびYバス電極
(25−1,25−2)は、AC駆動のための誘電体層
26により被覆され、この誘電体層26上には酸化マグ
ネシウム(MgO)から成る保護層27が設けられる。
酸化マグネシウム(MgO)は、耐スパッタ性、二次電
子放出係数が高いため、誘電体層26を保護し、放電開
始電圧を低下させる働きをする。一方、背面基板28
は、前面基板21との対抗面上に、前面基板21のX電
極(22−1,22−2)およびY電極(23−1,2
3−2)と直角に立体交差するアドレス電極(以下、単
に、A電極と称する。)29を有し、このA電極29
は、誘電体層30により被覆される。このA電極29
は、図2の矢印D1の方向(本発明の第2方向)に延長
して設けられる。この誘電体層30上には、放電の拡が
りを防止(放電の領域を規定)するためにA電極29間
を仕切る縦隔壁(リブ)31が設けられる。この縦隔壁
31間の溝面を被覆する形で、赤、緑、青に発光する各
蛍光体層32が、順次ストライプ状に塗布される。前記
X電極(22−1,22−2)、Y電極(23−1,2
3−2)、Xバス電極(24−1,24−2)、および
Yバス電極(25−1,25−2)から構成される維持
放電電極対と、A電極29との交差部が1つの放電セル
に対応しており、放電セルは二次元状に配列されてい
る。カラー表示の場合には、赤、緑、青色蛍光体が塗布
された3種の放電セルを一組として1画素を構成する。
【0008】図3は、図2中の矢印D2の方向から見た
PDPの断面構造を示す要部断面図であり、画素の最小
単位である放電セル1個を示している。同図に示すよう
に、A電極29は、2つの縦隔壁31の中間に位置し、
前面基板21、背面基板28、および縦隔壁31に囲ま
れた放電空間33には、放電ガス(He,Ne,Xe,
Ar等の混合ガスを用いるのが一般的)が数百Torr
以上の圧力で封入されている。なお、放電空間33は、
縦隔壁31により空間的に区切られることもあるし、縦
隔壁31と前面基板21の放電空間側面との間に間隙を
設け空間的に連続にすることもある。
【0009】図4は、図2中の矢印D2の方向からみた
PDPの断面構造を示す要部断面図であり、画素の最小
単位である放電セル1個を示している。同図において、
放電セルの境界は概略点線で示す位置であり、また、3
は電子、4は正イオン、5は正壁電荷、6は負壁電荷を
示す。なお、電子3、正イオン4、正壁電荷5、および
負壁電荷6は、PDPの駆動の中のある時点での電荷の
状態を表わしているものであり、その電荷配置に特別な
意味は無い。図4は、例として、Y電極23−1に負の
電圧を、A電極29とX電極22−1に(相対的に)正
の電圧を印加して放電が発生、終了した時点を、模式的
に表している。この結果、Y電極23−1とX電極22
−1の間の放電を開始するための補助となる壁電荷の形
成(これを書き込みと称する。)が行われている。この
状態で、Y電極23−1とX電極22−1との間に適当
な逆の電圧を印加すると、誘電体層26(および保護層
27)を介して両電極の間の放電空間で放電が起こり、
放電終了後、Y電極23−1とX電極22−1の印加電
圧を逆にすると、新たに放電が発生する。これを繰り返
すことにより継続的に放電を形成できる(これを維持放
電(又は表示放電)と呼ぶ。)。
【0010】図5は、PDPを用いたプラズマディスプ
レイ装置およびこれに映像源を接続した画像表示システ
ムを示す図である。プラズマディスプレイ装置102内
の駆動回路101は、映像源103からの表示画面信号
を受取り、これを以下に説明するような手順でPDPの
駆動信号に変換してPDPを駆動する。図6は、図2に
示すPDPに1枚の画を表示するのに要する1TVフィ
ールド期間の動作を示す図である。図6(A)はタイム
チャートを示し、図6(A)の(I)に示すように1T
Vフィールド期間40は、複数の異なる発光回数を持つ
サブフィールド(41〜48)に分割されている。この
各サブフィールド毎の発光と非発光の選択により階調を
表現する。各サブフィールドは、図6(A)の(II)に
示すように、放電セル内の電荷を初期化する予備放電期
間49、発光放電セルを規定する書き込み放電期間5
0、発光表示期間51から構成される。図6(B)は、
図6(A)の書き込み放電期間50において、A電極2
9、X電極22、およびY電極23に印加される電圧波
形を示す図である。波形52は、書き込み放電期間50
内に、1本のA電極29に印加される電圧波形、波形5
3はX電極22に印加される電圧波形、54、55はi
番目と(i+1)番目のY電極23の印加される電圧波
形であり、それぞれの電圧をV0,V1,V21,V2
2(V)とする。図6(B)に示すように、i行目のY
電極23に、スキャンパルス56が印加された時、A電
極29との交点に位置する放電セルで書き込み放電が起
こり、また、i行目のY電極23にスキャンパルス56
が印加された時、A電極29が接地(グランド)電位で
あれば書き込み放電は起こらない。(i+1)行目のY
電極23にスキャンパルス57が印加された場合も同様
である。このように、書き込み放電期間50において、
Y電極23にはスキャンパルスが1回印加され、A電極
29にはスキャンパルスに対応して発光放電セルではV
0、非発光放電セルでは接地(グランド)電位となる。
この書き込み放電が起こった放電セルでは、放電で生じ
た電荷がX電極22、Y電極23を覆う誘電体層26お
よび保護層27の表面に形成される。この電荷によって
発生する電界の助けによって後述する維持放電のオン・
オフを制御できる。即ち、書き込み放電を起こした放電
セルは発光放電セルとなり、それ以外は非発光放電セル
となる。図6(C)は、図6(A)の発光表示期間51
の間に維持放電電極であるX電極22とY電極23との
間に一斉に印加される電圧パルスを示す。X電極22に
は電圧波形58が、Y電極23には電圧波形59が印加
される。どちらも同じ極性の電圧V3(V)のパルスが
交互に印加されることにより、X電極22とY電極23
との間の相対電圧は反転を繰り返す。この間に、X電極
22とY電極23との間の放電ガス中で起こる放電を維
持放電と称し、ここでは、維持放電はパルス的に交互に
行なわれる。
【0011】(本実施の形態の特徴的構造)図1は、本
発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置のPD
Pの構造を示す図であり、図2の中の矢印D3の方向か
ら見たX電極22−1、Y電極23−1、Xバス電極2
4−1、Yバス電極25−1、横隔壁34等を示す図で
ある。図7は、図1に示すA線の沿った要部断面図であ
り、この図7は、本実施の形態のPDPを、図2の中の
矢印D2の方向から見た断面図である。図8は、図1に
示すB線の沿った要部断面図であり、この図8は、本実
施の形態のPDPを、図2の中の矢印D1の方向から見
た断面図である。図1の点線で囲まれた部分、および図
7、8の2本の点線で区切られた部分が1個の放電セル
である。なお、以下で説明する同種の図においては、上
面図の点線で囲まれた部分、断面図の2本の点線で区切
られた部分を特に説明せず同様の意味で用いる。また、
以下の説明では、図1の矢印E1の方向(本発明の第1
方向)の長さを「幅」、図1の矢印E2の方向(本発明
の第2方向)の長さを「長」と表現する。本実施の形態
では、前面基板21に形成された維持放電電極対は、内
側電極を構成する透明なX電極22−1および透明なY
電極(23−0,23−1)と、外側電極を構成する不
透明なXバス電極24−1および不透明なYバス電極
(25−0,25−1)に2分割され、これらが透明な
接続電極35で電気的に接続されている。背面基板28
には、縦隔壁31に加えて、これと直交方向に横隔壁3
4が設けられる。この横隔壁34には、排気、ガス封入
のための隙間60が設けられている。前記接続電極35
が、この縦隔壁31の幅Wtと横隔壁34の幅WLの和
の全隔壁の隔壁幅Wwの概略中心線上を横切るように設
けられている。さらに、接続電極35の延長上のバス電
極(24,25)の下まで横隔壁34は伸びており、こ
れにより、バス電極(24,25)での放電防止効果を
確実なものとする。42インチVGAパネルの具体的寸
法は以下のとおりである。維持放電電極対の長手方向の
放電セルピッチは360μm、これと直交方向のピッチ
は1080μmである。維持放電電極対の放電間隙Ld
gは100μm、隣接間隙Lngは150μm、内側電
極(X電極22−1およびY電極(23−0,23−
1))の電極長Linは225μm、外側電極(Xバス
電極24−1およびYバス電極(25−0,25−
1))の電極長Loutは50μm、内側電極(22,
23)と外側電極(24,25)の間隙Lioは140
μm、接続電極35の電極幅Wcnは40μmである。
縦隔壁31の幅Wtは40μm、横隔壁34の幅WLは
270μm、縦隔壁31と横隔壁34の幅の和(全隔壁
幅)Wwは310μm、横隔壁34の長さLLは120
μmである。
【0012】まず、本実施の形態PDPと従来例のPD
Pの発光効率と発光分布を比較する。なお、従来例
(A)の維持放電電極対の電極長、およびバス電極の電
極長は、比較のため、本実施の形態(C)の内側電極
(22,23)の電極長およびバス電極(24,25)
の電極長に等しくした。発光表示期間51に維持放電電
極対に170Vの維持電圧を印加したとき、従来例
(A)に比べて本実施の形態のPDPの方が〜40%発
光効率が向上した。投入電力はわずかに本実施の形態の
方が大きい。これは本実施の形態では接続電極35にわ
ずかながら放電電流が流れたためである。投入電力はほ
とんど変わらないので、主に輝度が高くなることにより
発光効率が向上したと考えられる。輝度向上の要因を発
光分布の比較により考察する。図9に示すように、従来
例(A)のPDPの発光分布はバス電極(24,25)
で遮光されるために窪みが生じている。この遮光がない
場合には点線で示したような発光分布になると推定でき
る。この窪みと点線で囲まれた部分が遮光成分であり輝
度低下分である。この遮光を取り除いたときの面積に対
する遮光成分の面積の比を遮光率と呼ぶことにする。こ
の場合の遮光率は〜10%であった。投入電力の10%
が浪費されるので、遮光がない場合と比べて発光効率は
〜10%低下することになる。一方、本実施の形態で
は、横隔壁34および縦隔壁31により、接続電極35
の途中からと、その延長上のバス電極(24,25)
が、放電空間33領域に位置しないようにしている。こ
のため、内側の透明電極(22,23)で発生した放電
発光が、外側のバス電極(24,25)まで拡がらない
ので、遮光率が低下し、ほぼ0になる。したがって、本
実施の形態では、遮光がない分発光効率が向上する。
【0013】しかしながら、従来例(A)と本実施の形
態(C)との発光分布の違いは、遮光だけでは説明でき
ない。この要因を分析するために、本実施の形態と、図
10に示す従来例(B)のPDPの発光効率と発光分布
を比較する。発光効率は本実施の形態の方が〜15%よ
かった。この場合も投入電力はほぼ同じなので、輝度向
上により発光効率が向上したと考えられる。図10に示
すように、従来例(B)よりも本実施の形態(C)のP
DPの方が横隔壁34付近で発光強度が強い。これは横
隔壁34には蛍光体が塗布されているため、横隔壁34
がない場合に比べて蛍光体の有効塗布面積が増大し、蛍
光体の可視光変換効率が向上したためと考えられる。従
来例(A)と従来例(B)との発光分布を比較すると、
従来例(A)に比べて従来例(B)の方が発光分布が外
に拡がっている。これは、従来例(B)では、内側電極
(22,23)の外に同電位の外側電極(24,25)
があるため電界支援により、内側電極(22,23)の
外端での放電が強まったためと考えられる。これにより
〜15%効率が向上する。以上説明したように、本実施
の形態のPDPの発光効率向上の主な要因が、遮光率の
低減、外側電極(24,25)による電界支援、蛍光体
の可視光変換効率向上であることがわかる。
【0014】次に、前面基板21と背面基板28のアラ
イメントのずれの影響を調べる。このずれに対して放電
特性がある程度鈍感でなければ量産は困難であるので、
前面基板21と背面基板28のアライメントのずれの影
響は極めて重要である。図11は、維持放電電極対の長
手方向に60μmの上記ずれが発生した場合の従来例
(B)と本実施の形態(C)のPDPの発光分布を比較
したものである。本実施の形態(C)では依然として接
続電極35が横隔壁34を横切っているため、発光分布
は上記ずれがない場合とまったく変わらない。一方、従
来例(B)では接続電極36が縦隔壁31と重ならなく
なったために、放電発光がバス電極(24,25)まで
及び発光分布が変ってしまっている。本実施の形態
(C)では、全隔壁の隔壁幅が310μm、接続電極3
5の電極幅が40μmであるので、維持放電電極対の長
手方向に±135μm以内のずれがあっても接続電極3
5は縦隔壁31あるいは横隔壁34を横切り、放電がバ
ス電極(24,25)まで及ぶことはない。したがっ
て、本実施の形態は、従来例に比べて前面基板21と背
面基板28のアライメントのずれに対する感度が鈍いた
め、アライメントが容易であり、動作マージンが広くな
る効果がある。このため、パネル製作の歩留まりが良く
なる効果がある。
【0015】なお、本実施の形態では、横隔壁34を、
接続電極35とバス電極(24,25)の両方に重なる
ように配置したが、どちらか一方でもよい。また、縦隔
壁31の長手方向の隣接セルどうしの横隔壁34を繋げ
て一体としてもよい。こうすれば放電の内側電極(2
2,23)への閉じ込めはより確実に行われるが、ガス
排気のコンダクタンスは悪くなる。また、接続電極35
の配置を全隔壁の概略中心としたが、前面基板21と背
面基板28のアライメント精度の範囲で任意の位置を選
べることは言うまでもない。さらに、横隔壁34等で、
具体的に挙げた上記寸法は、これに限定されるものでは
ない。
【0016】また、本実施の形態では、外側電極を不透
明なバス電極(24,25)のみで構成したが、透明な
接続電極35との接触抵抗を下げるため、バス電極(2
4,25)に透明電極を重ねた構成としてもよい。ま
た、接続電極35を透明電極としたが、不透明電極、あ
るいはそれらの組み合わせで構成してもよい。接続電極
35を透明電極とした場合には、縦隔壁31あるいは横
隔壁34からはみ出た部分が放電発光しても遮光されな
いと言う利点を有する。また、接続電極35を不透明電
極とした場合には、導電率が高いため、加工精度の範囲
内で幅を細くでき、このため、前面基板21と背面基板
28とのアライメントのずれに対するマージンが広くな
るという利点を有する。内側電極(22,23)と外側
電極(24,25)の距離が十分とれず、横隔壁34の
隙間60の延長上のバス電極(24,25)まで放電が
及ぶ恐れがある場合には、図12に示すように内側電極
(22,23)の隙間60の延長上部分に切り欠きを設
けることにより、前記隙間延長上のバス電極(24,2
5)と内側電極(22,23)間の電界が弱まり、バス
電極(24,25)まで放電が及ばなくなる。
【0017】また、図13に示すように、横隔壁34を
縦隔壁31と十字状に配置し、縦隔壁31より幅の広い
接続電極35で結合してもよい。この電極構造では、縦
隔壁31に対して横隔壁34が対称に配置されているの
で、縦隔壁31および横隔壁34をサンドブラスト法で
形成する場合に縦隔壁31の曲がりが発生しないという
利点を有する。この場合にも、接続電極35が横隔壁3
4により遮られるので、接続電極35延長上のバス電極
(24,25)に放電が及ぶことはない。接続電極35
の縦隔壁31からはみ出した部分は放電発光する場合も
あるが、遮光されないので発光効率低下にはならない。
図13では縦隔壁31より幅の広い接続電極35で結合
したが、縦隔壁31より幅の狭い接続電極35でもよい
ことは言うまでもない。接続電極35の幅を拡げた極限
はバス電極(24,25)と重なるように設置された横
隔壁34に、従来の維持放電電極対構造を組合せたもの
である。この場合には、横隔壁34の隙間60の延長上
のバス電極(24,25)が放電発光する場合がある。
しかし、全バス電極(24,25)に対する割合が小さ
いので、従来例より遮光率は低減され発光効率向上効果
があることを指摘しておく。
【0018】また、図42に示すように、縦隔壁31の
1本おきに横隔壁34を設ければ、前面基板21と背面
基板28のアライメントのずれに対するマージンを広く
することができる。さらに、図43に示すように、横隔
壁34を交互に設ければ、バス電極(24,25)間で
の誤放電をより完全に防止できる。
【0019】このように、本実施の形態によれば、横隔
壁34あるいは縦隔壁31により、接続電極35の途中
からとその延長上のバス電極(24,25)とが放電空
間33領域内に位置しないようにしたので、内側の透明
電極(22,23)で発生した放電発光が、外側のバス
電極(24,25)まで広がることがない。これによ
り、不透明なバス電極(24,25)で放電電力が消費
されず、かつ、遮光率が低下し、発光効率が向上する。
また、全間隔の隔壁幅Wwが大きいため、パネル全面に
わたって接続電極35が、横隔壁34あるいは縦隔壁3
1を横切るように、前面基板21と背面基板28のアラ
イメントをすることが容易になる。このため、パネル内
で輝度むらが生ずることはなく、パネル全体にわたって
内側の透明電極(22,23)のみで発光するような発
光モードの動作マージンを広くとることができ、このた
め、パネル製作の歩留まりが向上する。
【0020】また、本実施の形態では、内側電極(2
2,23)外に同電位の外側電極(24,25)がある
ため、内側電極(22,23)の外端での放電が強まり
発光効率が向上する効果もある。また、横隔壁34には
蛍光体が塗布されているため、横隔壁34がない場合に
比べて蛍光体の有効塗布面積が増大し、蛍光体の可視光
変換効率が向上して発光効率が向上する効果もある。ま
た、横隔壁34により、縦隔壁31長手方向の隣接放電
セル間の誤放電が防止できるので、動作マージンが広く
なる。
【0021】[実施の形態2]前記実施の形態1では、
内側電極(22,23)を従来と同様の平板構造とした
が、本実施の形態では、内側電極(22,23)に工夫
を凝らして制御回路の負担を軽くするための放電電流の
低減、および放電発光の高効率化を図ったものである。
図14は、本発明の実施の形態2のプラズマディスプレ
イ装置のPDPの構造を示す図である。この図14は、
図2の中の矢印D3の方向から見たX電極22、Y電極
23、Xバス電極24、Yバス電極25、および横隔壁
34等を示す図である。なお、以下で図示する各実施の
形態の図は、特にことわらない限り、図14と同様、図
2の中の矢印D3の方向から見た図である。本実施の形
態では、図1に示す内側電極(22,23)の平板電極
に130×100μm、ピッチ180μmの穴61を設
けた。この場合、電極面積が減少しているので、放電電
流が図1の場合と比べて約70%に減少した。また、内
側電極(22,23)の放電間隙側には、一様な電極が
存在するので、放電開始電圧は図1の場合と変らない。
【0022】図15は、本発明の実施の形態2のプラズ
マディスプレイ装置のPDPの他の例の構造を示す図で
ある。この図15は、図2の中の矢印D3の方向から見
たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、Yバス電
極25、および横隔壁34等を示す図である。図15に
示すPDPは、図1に示す内側電極(22,23)をT
字構造としたものである。T字構造の寸法は、WT1=
150μm、WT2=70μm、LT1=50μm、L
T2=85μmである。この場合、図14の場合よりさ
らに電極面積が減少しているので、放電電流も図1の場
合と比べて約60%に減少した。放電は放電ギャップ側
から始まり、電極外側へと拡がって行くが、放電電流が
T字の頭62と根元63でピークを持つため、放電電流
の幅が拡がりピーク値も小さくなる。また、内側電極
(22,23)のT字の頭62の幅WT1が広く放電ギ
ャップ付近で図1の場合と同等な電場が形成されるの
で、放電開始電圧は図1の場合と変らない。
【0023】図16は、本発明の実施の形態2のプラズ
マディスプレイ装置のPDPの他の例の構造を示す図で
ある。この図16は、図2の中の矢印D3の方向から見
たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、Yバス電
極25、および横隔壁34等を示す図である。図16に
示すPDPは、図1に示す内側電極(22,23)の放
電間隙側に突起部64を設けたものである。一般に、図
9に示す従来例(A)の電極構造において、維持放電電
極対の電極長Lfがある長さまでは、電極長Lfが長く
なるほど発光効率がよくなることが知られている。放電
は維持放電電極対の放電間隙側から始まり、電極外側に
進行して行くので、電極内側での放電よりも外側での放
電の方が発光効率がよいと考えられる。したがって、放
電間隙を大きくすれば発光効率がよくなるはずである
が、放電開始電圧が上昇し駆動困難となる。そこで、放
電開始電圧を上昇させないため放電間隙を拡げず、効率
の悪い電極内側で消費される放電電力を小さくする。そ
のために、電極内側の電気容量を電極外側の電気容量よ
り小さくする。図1に示す内側電極(22,23)の内
側の電極面積削減により電気容量を小さくしたものが図
16に示す電極構造である。本電極構造では、突起部6
4の突起部幅WCを80μmとし、放電開始電圧の上昇
を抑えるため放電間隙を70μmとした。
【0024】突起部64の突起部長LCを最適化するた
めに、図1に示す電極構造の発光効率を基準にした効率
比の突起部64の突起部長LC依存性を測定した。その
結果、図17に示すように、効率比が複数のピークをも
つことを発見した。この場合、突起部64は突起部長約
45μmと約180μmに効率比のピークがあるので、
突起部64の突起部長LCを45μmまたは180μm
にすれば効率をそれぞれ14%、17%向上させること
ができる。図9に示す従来例(A)と比べるとそれぞれ
60%、64%効率向上したことになる。一方、電流
は、突起部64の突起部長LCが45μmのとき85
%、突起部長LCが180μmのときには40%に低減
された。ただし、突起部64の突起部長LCが180μ
mの場合には、ガス種、ガス圧、あるいは保護層(Mg
O)27の二次電子放出係数によっては、放電が突起部
64の根元まで続かない場合もあり得るので、図18に
示すように、突起部64の根元65付近を台形状にして
もよく、さらに、根元65付近のみでなく突起部の全体
を台形状にしてもよい。
【0025】図19は、本発明の実施の形態2のプラズ
マディスプレイ装置のPDPの他の例の構造を示す図で
ある。この図19は、図2の中の矢印D3の方向から見
たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、Yバス電
極25、および横隔壁34等を示す図である。図19に
示すPDPは、内部電極構造として、前記効率比の突起
部長依存性の2つのピークの両方を取り込んだものであ
る。図中、放電間隙側の突起部64寸法は、図16の場
合と同様、LC=45μmであり、また、LC2=18
0μm、LC3=45μm、WC2=50μmである。
この場合、図1の場合と比べて効率を25%向上させ、
電流を55%に低減させることができた。また、図20
に示すように、内側電極内中間部67を切り離してもよ
い。図20中、Wm=200μmとした場合、図19の
場合よりさらに低電流化され、図1の場合と比べると5
0%に電流が低減できた。さらに、図21に示すよう
に、図19に示す内側電極内接続部66を、縦隔壁31
と重なるようにしてもよい。この場合には、図1の場合
と比べて効率を30%向上させ、電流を45%に低減さ
せることができた。図19の場合と比べて若干効率向上
したのは、効率の悪い内側電極内接続部66での放電が
弱くなったためと考えられる。なお、前記した例では、
全内側電極(22,23)の電極長をすべて225μm
とした。この内側電極(22,23)の電極長を長くし
た場合には、効率が3以上のピークをもつ場合がある。
そのような場合にも、前記した方法と同様な方法により
内側電極(22,23)の形状を最適化することにより
効率向上を図ることができる。
【0026】図22は、本発明の実施の形態2のプラズ
マディスプレイ装置のPDPの他の例の構造を示す図で
ある。この図22は、図2の中の矢印D3の方向から見
たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、Yバス電
極25、および横隔壁34等を示す図である。図22に
示すPDPは、図1に示す内側電極(22,23)の放
電間隙側に突起部64を設け、当該突起部64を対向電
極の突起部の根元65付近まで延長させたものである。
具体的寸法は、Lb1=Lb2=100μm、Lc1=
Lc2=300μm、Lg1=Lg2=50μm、Wc
1=Wc2=30μm、Wg=50μmである。この場
合、幅(Wc1,Wc2)を小さくして容量を小さくし
た突起部64で放電が始まり、すぐ効率のよい突起部6
4の根元65での放電に移る。放電開始電圧上昇を防ぐ
ため、放電間隙(Lg1,Lg2,Wg)を狭くしてい
る。本実施の形態により、図1の場合と比べて効率を3
5%向上させ、電流を50%に低減させることができ
た。なお、この場合の発光分布の重心が、図1の場合と
比べて突起部64の根元65側寄りになるので、不透明
なバス電極(24,25)を透明な内側電極(22,2
3)と分離した効果は大きい。なお、本実施の形態で具
体的に挙げた寸法は、これに限定されるものではないこ
とを繰り返しておく。また、本実施の形態では、維持放
電電極対と誘電体からなる電気容量を変化させるのに、
維持放電電極対の面積を変化させたが、誘電体の誘電率
または厚さ、あるいはこれらの組合せで変化させてもよ
い。また、前記した例では、維持放電電極対をその中心
線に対して概略対称としたが、図16の電極構造におい
て、一方にのみ突起部64を設けた構造など非対称な構
造としても効率向上を図ることができる。
【0027】[実施の形態3]図23は、本発明の実施
の形態3のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を
示す図である。この図23は、図2の中の矢印D3の方
向から見たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、
およびYバス電極25等を示す図である。本実施の形態
は、接続電極35を縦隔壁31と交差するように配置し
たものである。これにより、放電が内側電極(22,2
3)から接続電極35に移ってもバス電極(24,2
5)に移る途中で、縦隔壁31にさえぎられるため、放
電がバス電極(24,25)まで及ぶことはない。ま
た、前面基板21と背面基板28のアライメントが、維
持放電電極対の長手方向に多少ずれても、接続電極35
が縦隔壁31を横切るので、放電がバス電極(24,2
5)まで及ぶことはない。しかし、図24に示すよう
に、アライメントが60μmずれたときには、接続電極
35が縦隔壁31と重ならない部分とバス電極(24,
25)とが近接するため、バス電極(24,25)まで
放電が及ぶ確率が高くなる。図25は、これを避ける様
にした電極構造を示す図である。この図25は、図2の
中の矢印D3の方向から見たX電極22、Y電極23、
Xバス電極24、およびYバス電極25等を示す図であ
る。図25に示す電極構造において、前面基板21と背
面基板28のアライメントが維持放電電極対の長手方向
に60μmずれた場合を図26に示す。この場合には、
バス電極(24,25)の屈曲構造と内側電極(22,
23)の縦隔壁31上の切り欠き構造によって、接続電
極35が縦隔壁31と重ならない部分とバス電極(2
4,25)とが近接しない。したがって、上記アライメ
ントがずれても放電がバス電極(24,25)まで及ぶ
ことはない。
【0028】ただし、書き込み放電時、維持放電時に、
縦隔壁31の長手方向の隣接放電セル間で誤放電の可能
性がある。この主に維持放電時誤放電防止のためには、
図26に示すように、維持放電電極対のX電極22とY
電極22とが、放電間隙に対する互いの配置関係が1ラ
イン毎に交互に入れ替わるよう配列すればよい。これに
より、維持放電時、縦隔壁31の長手方向の隣接放電セ
ルの維持放電電極対は同極性となるので、誤放電するこ
とはない。以下、この維持放電電極対の配列、駆動方法
を、XYYX配列、XYYX駆動と呼ぶ。書き込み放電
時のバス電極(24,25)での放電防止および隣接放
電セル間の誤放電防止のために、図27に示すように、
A電極29をバス電極(24,25)付近で迂回させて
縦隔壁31に重なるように配置してもよい。なお、図2
7では、A電極29の形状が分かりやすいように一番上
にA電極29を表示している。このA電極29は、実際
には背面基板28の縦隔壁31よりも下層に存在するこ
とは言うまでもない。この電極構造により、書き込み放
電時に、Y電極23のバス電極25で書き込み放電が起
こらないので、隣接放電セル間の誤放電もない。維持放
電時にも、バス電極(24,25)での放電発光がない
ので、遮光で無駄になる電力を消費することもない。ま
た、図28に示すように、Yバス電極25の下のみA電
極29を縦隔壁31下に迂回させるよう配置してもよ
い。この場合にも、A電極29とY電極23のバス電極
25間で書き込み放電が発生しない。なお、本実施の形
態では、内側電極(22.23)を平板型としたが、本
実施の形態において、前記実施の形態2で説明したよう
な内側電極構造にすることにより、効率向上、電流低減
が図れることは言うまでもない。また、本実施の形態に
おいて、前記実施の形態1で説明した横隔壁34と組み
合わせてもよい。
【0029】[実施の形態4]図29は、本発明の実施
の形態4のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を
示す図である。この図29は、図2の中の矢印D3の方
向から見たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、
およびYバス電極25等を示す図である。本実施の形態
は、維持放電電極対のXYYX配列において、X電極2
2のXバス電極24−1を共通化した電極構造としたも
のである。これにより、Y電極23の隣接するバス電極
25−1、バス電極25−2間を広くとることができ、
書き込み放電時の隣接放電セル間誤放電を防止すること
ができる。なお、本実施の形態において、前記実施の形
態3で説明した迂回A電極29と併用すれば、より確実
に書き込み放電時の隣接放電セル間誤放電防止、バス電
極(24,25)での放電防止が行える。また、X電極
22のXバス電極24−1を共通化してできた余裕を、
内側電極(22,23)と外側電極(24,25)の分
離長を長くすることに用いることもできるし、内側電極
(22,23)の電極長を長くして高効率化することに
用いることもできる。なお、本実施の形態では内側電極
(22,23)を平板型としたが、本実施の形態におい
て、前記実施の形態2で説明したような内側電極構造に
することにより、効率向上、電流低減が図れることは言
うまでもない。また、本実施の形態において、前記実施
の形態1で説明した横隔壁24と組み合わせてもよい。
【0030】[実施の形態5]図30は、本発明の実施
の形態5のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を
示す図である。この図30は、図2の中の矢印D3の方
向から見たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、
Yバス電極25、および横隔壁34等を示す図である。
前記実施の形態3では、維持放電電極対を縦隔壁31に
対して曲げて接続電極35が縦隔壁31と交差するよう
にしたが、本実施の形態は、図30に示すように、A電
極29は曲げずに、縦隔壁31と横隔壁34を組み合わ
せて、接続電極35が横隔壁34と交差するようにした
ものである。交差部の横隔壁34と縦隔壁31の幅の和
を220μmとしたので、維持放電電極対の長手方向の
アライメントのずれは、±90μm以下までは許容範囲
となる。また、A電極29は曲げる方法と組み合わせて
もよい。なお、本実施の形態では内側電極(22,2
3)を平板型としたが、本実施の形態において、前記実
施の形態2で説明したような内側電極構造にすることに
より、効率向上、電流低減が図れることは言うまでもな
い。 [実施の形態6]図31は、本発明の実施の形態6のプ
ラズマディスプレイ装置のPDPの一放電セルの構造を
示す断面図である。この図31は、図2の中の矢印D2
の方向から見たPDPの断面図である。本実施の形態の
特徴は、内側電極(Y電極の内側電極)23の下方の背
面基板28上に書き込み用丘73を設けたことにある。
この書き込み用丘73は、縦隔壁31あるいは横隔壁3
4と同様な誘電体から形成され、蛍光体32で覆われて
いる。維持放電電極対、横隔壁34の構造は、図1に示
す構造と同じである。主要箇所の寸法は、H1=180
μm、H2=μm、L1=120μm、蛍光体32の厚
さ約15μm、背面誘電体30厚さ約5μmである。本
実施の形態の構造による実験結果は以下のとおりであ
る。書き込み用丘73は、比誘電率12であるため電場
があまり入り込まない。このため、放電に使用される実
効電圧が通常高さの場合とほとんど同じであり、したが
って、書き込み放電の放電開始電圧は、通常高さの場合
と変らなかった。また、H1を通常より大きくして放電
高さを高くしたことにより、発光効率が通常高さ140
μmの場合に比べ約25%向上した。以上のように、縦
隔壁31あるいは横隔壁34隔壁高さを高くし、かつ書
き込み用丘73を設けることにより、書き込み放電の放
電開始電圧を上昇させることなく発光効率を向上させる
ことができた。また、普通隔壁高さを高くした場合、隣
接放電セル間の誤放電が起こりやすくなるが、本実施の
形態の場合には、横隔壁34が存在するために誤放電は
起こらない。なお、本実施の形態では内側電極(22,
23)を平板型としたが、本実施の形態において、前記
実施の形態2で説明したような内側電極構造にすること
により、効率向上、電流低減が図れることは言うまでも
ない。また、本実施の形態において、前記実施の形態1
および実施の形態3から実施の形態5に記載の実施の形
態と組み合わせてもよい。
【0031】[実施の形態7]図32は、本発明の実施
の形態7のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を
示す図である。この図32は、図2の中の矢印D3の方
向から見たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、
およびYバス電極25等を示す図である。本実施の形態
は、図25に示す内側電極(22,23)の放電間隙側
に内側バス電極68を設けたものである。内側バス電極
68の寸法は、Wbs=150μm、Lbs=10μm
である。これにより、内側バス電極68付近の誘電体の
厚さが薄くなり、電場が若干強くなる。このため、書き
込み放電は内側電極(22,23)内側から起こり、外
側バス電極(24,25)まで及びにくくなる。また、
維持放電の放電開始電圧が約5V下がる効果もある。ま
た、放電セル発光部の不透明なバス電極により遮光はさ
れるが、面積が小さいのでその影響は数%以下である。
【0032】図33は、本発明の実施の形態7のプラズ
マディスプレイ装置のPDPの他の例の構造を示す図で
ある。この図33は、図2の中の矢印D3の方向から見
たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、Yバス電
極25、および横隔壁34等を示す図である。図33に
示すPDPは、内側電極(22,23)の外端部に外側
バス電極(24,25)とは分離された内側バス電極6
8が配置され、適当な放電セル毎に外側バス電極(2
4,25)と同じ材質の接続電極35で接続されている
のが特徴である。接続電極35は、縦隔壁31の概略中
心線上に配置され、アライメントのずれがあっても、隔
壁から接続電極35がはみ出さないように横隔壁34が
設けられている。具体的寸法は、Lout=40μm、
Wbs=20μm、Lbs=10μm、WL=180μ
m、LL=140μmである。バス電極材が高導電率な
ため、このように加工精度の範囲内で接続電極35およ
び内側バス電極68を細くでき、かつ接続電極35をま
ばらに配置できる。横隔壁34の幅が広いので前面基板
21と背面基板28のアライメントのずれがあっても、
接続電極35が横隔壁34からはみ出ることはない。本
実施の形態では、接続電極35および横隔壁34を、維
持放電電極対の長手方向の3放電セル毎に形成した。こ
のようにすれば、カラー表示の場合、赤、青、緑の周期
に対応して、接続電極35および横隔壁34を有する放
電セルがある1色に決まるので、色度むらが現われな
い。蛍光体の塗布の仕方、あるいは縦隔壁のピッチ、幅
の調整により白色表示の色度は調整出来る。
【0033】本実施の形態によれば、接続電極35がま
ばらに配置されているので、外側バス電極(24,2
5)に放電が及ばない。このため、図9(A)に示す従
来例の電極構造よりも、遮光率が低くなり高効率化でき
る。
【0034】図34は、本発明の実施の形態7のプラズ
マディスプレイ装置のPDPの他の例の構造を示す図で
ある。この図34は、図2の中の矢印D3の方向から見
たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、およびY
バス電極25等を示す図である。図34に示すPDP
は、図33に示す横隔壁34の代わりにこれと同じ幅W
L=180μmの縦隔壁31−2を設けたのが特徴であ
る。縦隔壁31−2は、赤、緑、青用3セルから成る画
素のピッチの倍数である90セル毎に、縦隔壁31間の
幅Wi1、Wi2、Wi3…が同じになるよう配置して
いる。これにより、縦隔壁31の長手方向の前面基板2
1と背面基板28のアライメントが不要になる。また、
幅の広い縦隔壁31−2は90セル毎なので画面の輝度
低下は無視できる。なお、本実施の形態では、縦隔壁3
1間の幅Wi1、Wi2、Wi3…が同じになるよう配
置したが、白色表示色度の調整のためにこの幅を色毎に
変えてもよい。また、接続電極35および横隔壁34の
形成ピッチは任意であるが、赤、緑、青用3セルから成
る画素のピッチに合わせることが望ましい。また、本実
施の形態では内側電極(22,23)を平板型とした
が、本実施の形態において、前記実施の形態2で説明し
たような内側電極構造にすることにより、効率向上、電
流低減が図れることは言うまでもない。また、本実施の
形態は、前記各実施の形態と組み合わせてもよい。
【0035】[実施の形態8]図35は、本発明の実施
の形態8のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を
示す図である。この図35は、図2の中の矢印D3の方
向から見たX電極22、Y電極23、Xバス電極24、
Yバス電極25、および横隔壁34等を示す図である。
本実施の形態は、内側電極(22,23)、外側電極
(24,25)、および接続電極35の全てが、バス電
極材で形成されているのが特徴である。これにより、透
明電極が不要になり、パネル製造プロセスの簡略化、低
コスト化を図ることができる。寸法は、内側電極(2
2,23)のバス電極材幅Lbsは10μm、接続電極
35の電極幅Wbs、外側電極(24,25)の電極長
Loutが20μmである。本実施の形態では、各電極
が、すべて導電率の良いバス電極材で形成されているた
め、外側電極(24,25)も細く出来、その結果、外
側電極(24,25)と内側電極(22,23)の分離
もし易くなる。本実施の形態において、図9(A)に示
す従来例の電極構造に比べて、電流は20%と大幅に低
減でき、発光効率も30%向上させることができる。こ
れは、内側電極(22,23)の電極間部分が仮想電極
として働き、電極のない所でも放電発光したためと考え
られる。また、本実施の形態は、前記各実施の形態と組
み合わせてもよい。
【0036】[実施の形態9]図36は、本発明の実施
の形態9のプラズマディスプレイ装置のPDPの一放電
セルの構造を示す断面図である。この図36は、図2の
中の矢印D2の方向から見たPDPの断面図である。本
実施の形態は、画像のコントラストを向上させるため
に、黒い物質から成る黒帯69が、内側電極(22,2
3)から分離された外側電極(24,25)を含む隣接
部に形成されているのが特徴である。外側電極(24,
25)は、元々放電発光しないため、有効な放電発光を
無駄にせず、コントラスト向上を図ることが出来る。
【0037】本実施の形態では、前面誘電体層26の厚
み方向の中間に黒帯69が形成されている。これは、黒
帯69に含まれる顔料成分によるバス電極(24,2
5)への悪影響を避けるため、誘電体層一層目塗布後、
黒帯物質を塗付したものである。バス電極(24,2
5)に悪影響を及ぼさない黒帯物質を用いれば、バス電
極(24,25)に接するように黒帯69を配置するこ
とも出来る。
【0038】図37は、本発明の実施の形態9のプラズ
マディスプレイ装置のPDPの一放電セルの他の例の構
造を示す断面図である。この図37は、図2の中の矢印
D2の方向から見たPDPの断面図である。図37に示
す放電セル構造は、黒帯69の代わりに横隔壁34の上
部70を黒ガラスで形成したのが特徴である。これによ
り、黒帯塗付工程を経ることなく、横隔壁34の効果と
黒帯69の効果を同時に得ることができる。図38は、
本発明の実施の形態9のプラズマディスプレイ装置のP
DPの他の例の構造を示す図である。この図38は、図
2の中の矢印D3の方向から見たX電極22ー1、Y電
極23−1、Xバス電極24−1、Yバス電極25−
1、および横隔壁34等を示す図である。図38に示す
PDPの放電セル構造では、維持放電電極対を実施の形
態3で述べたXYYX配列に配置しているため、バス電
極(24,25)の電極長Wbを110μmと長くし、
Xバス電極(24−0,24−1)間およびYバス電極
(25−1,25−2)間を近接させることができる。
これらのバス電極(24,25)が黒帯69と同様の働
きをするので、黒帯塗付工程を省略できる。さらに、バ
ス電極(24,25)の電極長が長いので抵抗が小さく
なりジュール損失も小さくなる。なお、図38に示す放
電セル構造において、図39に示すように、Xバス電極
24を共通化してもよい。また、本実施の形態では内側
電極(22,23)を平板型としたが、本実施の形態に
おいて、前記実施の形態2で説明したような内側電極構
造にすることにより、効率向上、電流低減が図れること
は言うまでもない。また、本実施の形態は、前記各実施
の形態と組み合わせてもよい。
【0039】[実施の形態10]図40は、本発明の実
施の形態10のプラズマディスプレイ装置のPDPの一
放電セルの構造を示す断面図である。この図40は、図
2の中の矢印D2の方向から見たPDPの断面図であ
る。本実施の形態は、外側バス電極(24,25)を含
む隣接部に誘電体層の前面隔壁71を形成したのが特徴
である。本実施の形態では、この前面隔壁71の厚さを
30μmとした。これにより、内側電極(22,23)
からの放電は、厚くなった前面隔壁71で止まる。ま
た、厚い前面隔壁71のために、隣接セル間の放電開始
電圧が上昇し、隣接間の誤放電も防止できる。また、こ
れと直交方向にも縦隔壁31と重なるように、同様な前
面隔壁を設けてもよい。この前面隔壁71を黒い物質で
形成すれば、黒帯の役割を果たさせることもできる。
【0040】また、前面隔壁71には誘電率の低い物質
を用いるとさらに効果的である。要は、前記前面隔壁7
1部分の電気容量を小さくすることである。また、前記
前面隔壁71は、バス電極(24,25)部のみに形成
してもよい。また、本実施の形態では内側電極(22,
23)を平板型としたが、本実施の形態において、前記
実施の形態2で説明したような内側電極構造にすること
により、効率向上、電流低減が図れることは言うまでも
ない。また、本実施の形態は、前記各実施の形態と組み
合わせてもよい。
【0041】[実施の形態11]図41は、本発明の実
施の形態11のプラズマディスプレイ装置のPDPの一
放電セルの構造を示す断面図である。この図41は、図
2の中の矢印D2の方向から見たPDPの断面図であ
る。本実施の形態は、前記実施の形態10の前面隔壁7
1の代わりに、同じ位置に、通常の誘電体等の低2次電
子放出係数物質37を設けたのが特徴である。通常前面
誘電体層26表面は、放電開始電圧を下げるために、M
gOなど2次電子放出係数の大きい保護層27で覆われ
ている。したがって、低2次電子放出係数物質37を設
けた部分では、それ以外の部分とは違って放電しにくく
なるので、バス電極(24,25)まで放電が及ぶこと
はない。また、図41では前面誘電体層26と低2次電
子放出係数物質層37の間にMgO等の保護膜27が存
在しないが、存在していても差し支えない。また、前記
低2次電子放出係数物質37は、前記MgOなど二次電
子放出係数の大きい物質がレーザー光等により除去さ
れ、露出した前面誘電体26でもよい。なお、本実施の
形態では内側電極(22,23)を平板型としたが、本
実施の形態において、前記実施の形態2で説明したよう
な内側電極構造にすることにより、効率向上、電流低減
が図れることは言うまでもない。また、本実施の形態
は、前記各実施の形態と組み合わせてもよい。
【0042】[実施の形態12]図44は、本発明の実
施の形態12のプラズマディスプレイ装置のPDPの構
造を示す図である。この図44は、図2の中の矢印D3
の方向から見たX電極22、Y電極23、Xバス電極2
4、およびYバス電極25等を示す図である。本実施の
形態において、内側電極(22,23)および外側電極
(24,25)の配列、駆動方法はXYYX配列、XY
YX駆動である。図44は、前面基板21と背面基板2
8のアライメントのずれにより接続電極35が縦隔壁3
1からはみ出した場合を示している。なお、設計上は、
接続電極35を縦隔壁31に対して概略中心に配置しよ
うとしたものである。寸法は、縦隔壁31の上部幅Wt
を除いて実施の形態1と同じである。図45は、放電維
持電圧180Vのとき、縦隔壁31の上部に対する接続
電極35のはみ出し量Wovと放電維持電極地に流れる
電流の関係を示したグラフである。この図45のグラフ
において、負のはみ出し量は、接続電極35が縦隔壁3
1上部からはみ出していない場合である。この図45の
グラフから分かるように、はみ出し量が5μmを超えた
ところで電流が急増しており、これは、放電が外側電極
(24,25)に伝わり始めたことを示している。した
がって、このはみ出し量をパネル全面にわたって5μm
以内に抑えれば、パネル全面で均一な内側電極のみの放
電モードとなる。このためには、プロセスのばらつきを
含めた前面基板21と背面基板28の合わせ精度(アラ
イメントのずれの最大値)ΔWalに対して、下記
(1)式を満たすように、縦隔壁31の上部幅Wtと接
続電極35の電極幅Wcnを決めればよい。
【0043】
【数1】 (Wt−Wcn)/2≧ΔWal−5 ・・・・・・・・・・・ (1) いま、前記合わせ精度を30μmとすると、接続電極3
5の電極幅Wcnが40μmなので、縦隔壁31の上部
幅Wtを90μm以上にすればよい。本実施の形態にお
いて、内側電極(22,23)と外側電極(24,2
5)の間隙Lio=140μm、内側電極(22,2
3)の電極長Lin=215μm、外側電極(24,2
5)の電極長Lout=50μmの場合には、パネル全
面で均一な内側電極のみの放電モードとなった。次に、
間隙Lioを一定に保ち、内側電極(22,23)の電
極長Lin=130μm、外側電極(24,25)の電
極長Lout=135μmとした場合には、パネル全面
では不均一な放電モードとなる。したがって、パネル全
面で均一な内側電極(22,23)のみの放電モードと
するためには、少なくとも内側電極(22,23)の電
極長に比べて外側電極(24,25)の電極長を短くす
る必要がある。さらに、パネル全面で均一な内側電極
(22,23)の電極のみの放電モードを保持する維持
放電電圧は、外側電極(24,25)の電極長Lout
を短くするほど高くなり、内側電極(22,23)の電
極のみでの放電モードの動作マージンが拡がる。具体的
には、外側電極(24,25)の電極長Loutを50
μmから100μmに変化させると前記動作マージンが
10V程度狭くなった。本実施の形態では、電気抵抗を
高くすることなく、外側電極(24,25)の電極長を
50μmと短くするために、通常のCr/Cu/Cr一
層(約2μm厚)を2層重ねて約4μmの厚さとした。
【0044】また、放電モードは、内側電極(22,2
3)と外側電極(24,25)の間隙Lioにも依存す
る。本実施の形態では、内側電極(22,23)と外側
電極(24,25)の間隙Lioを140μmとして、
パネル全面で均一な内側電極(22,23)のみの放電
モードを実現したが、内側電極(22,23)と外側電
極(24,25)の間隙Lioを100μmとした場合
には、外側電極(24,25)に達する放電モードの放
電セルが現われた。したがって、パネル全面で均一な内
側電極(22,23)のみの放電モードとするために
は、内側電極(22,23)と外側電極(24,25)
の間隙Lioを140μm以上にすればよい。さらに、
内側電極(22,23)と外側電極(24,25)の間
隙Lioを広くするほど、内側電極(22,23)のみ
の放電モードの動作マージンが拡がる。しかし、内側電
極(22,23)と外側電極(24,25)の間隙Li
oを大きくしすぎると、内側電極(22,23)の電極
長を短くしなければならず、必要な輝度が得られなくな
る。また、前記実施の形態1で説明したような高効率化
内側電極(22,23)のためには、内側電極(22,
23)の電極長Linを220μm程度以上とすること
が必要である。また、内側電極(22,23)と外側電
極(24,25)の間隙Lioを最も広く取れるのは、
前記実施の形態4で説明した図29のようにX電極22
を共通化した場合である。Yバス電極25−1とYバス
電極25−2の間隙は、前面誘電体層26の絶縁破壊防
止の観点から40μm程度が下限である。これらを考慮
すると、間隙Lioの上限は、下記(2)式のように決
定される。
【0045】
【数2】 Lio=(Lp−(Ldg+Lng)−(Lout+Lin)×2)/2 =(Lp−(Ldg+40)−(Lout+220)×2)/2 ・・・・・・・・・・・ (2) ここで、Lpは維持放電電極対対を結ぶ方向の放電セル
ピッチ、Ldgは放電間隙、Lngは図29に示すよう
にX電極22を共通化した場合のYバス電極25−1と
Yバス電極25−2の間隙である。いまの場合、外側電
極(24,25)の電極長Loutを50μmとしたと
き、Lio=(1080−(100+40)−(50+
220)×2)/2=200μmとなる。しかし、放電
セルピッチが短い場合には、上記式を満足できない場合
がある。そのような場合には、内側電極(22,23)
の電極長Linを220μm程度より短くする必要があ
る。前記した手段によれば、放電が外側電極(24,2
5)まで伝わらず、外側電極(24,25)による遮光
による可視光利用効率低下がほとんどなくなるので、発
光効率を向上させることができる。なお、本実施の形態
では内側電極(22,23)を平板型としたが、本実施
の形態において、前記実施の形態2で説明したような内
側電極構造にすることにより、効率向上、電流低減が図
れることは言うまでもない。また、本実施の形態は、前
記各実施の形態と組み合わせてもよい。さらに、前記各
実施の形態では、本発明を3電極構造のAC面放電型P
DPについて適用した場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、本発明は、維持放電
電極対を有する2電極構造のAC面放電型PDPに対し
て適用することも可能である。以上、本発明者によって
なされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明
したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。 (1)本発明によれば、内側の透明電極で発生した放電
発光が外側のバス電極まで拡がることがないので、それ
により、不透明電極で放電電力が消費されず、遮光率が
低下するので、発光効率を向上させることが可能とな
る。 (2)本発明によれば、書き込み放電が内側電極内側か
ら起こり、外側バス電極まで及びにくくなり、また接続
電極をまばらに配置でき、外側バス電極に放電が及ばな
いため、遮光率が低くなり、発光効率を向上させること
が可能となる。 (3)本発明によれば、外側電極では放電発光しないた
め、有効な放電発光を無駄にせず、コントラストを向上
させることが可能となる。 (4)プラズマディスプレイパネル製作の歩留まりが向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ
装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図であ
る。
【図2】本発明が適用されるプラズマディスプレイパネ
ルの構造の一部を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示す矢印D1の方向から見たプラズマデ
ィスプレイパネルの断面構造を示す要部断面図である。
【図4】図2に示す矢印D2の方向から見たプラズマデ
ィスプレイパネルの断面構造を示す要部断面図である。
【図5】プラズマディスプレイパネルを用いたプラズマ
ディスプレイ装置およびこれに映像源を接続した画像表
示システムを示す図である。
【図6】図2に示すプラズマディスプレイパネルに1枚
の画を表示するのに要する1TVフィールド期間の動作
を示す図である。
【図7】図1に示すA線の沿った要部断面図である。
【図8】図1に示すB線の沿った要部断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ
パネルと従来例(A)との発光分布を比較したグラフで
ある。
【図10】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレ
イパネルと従来例(B)との発光分布を比較したグラフ
である。
【図11】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレ
イパネルと従来例(B)とのアライメントのずれに対す
る影響を示すグラフである。
【図12】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレ
イパネルの他の構造を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態2のプラズマディスプレ
イ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図で
ある。
【図15】本発明の実施の形態2のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態2のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図17】図16に示す構成のプラズマディスプレイパ
ネルにおいて、発光効率の突起部長依存性を示す図であ
る。
【図18】本発明の実施の形態2のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態2のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態2のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態2のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態2のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図23】本発明の実施の形態3のプラズマディスプレ
イ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図で
ある。
【図24】図23に示すプラズマディスプレイパネルに
おいて前面基板と背面基板のアライメントのずれがある
場合を示す図である。
【図25】本発明の実施の形態3のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図26】図25に示すプラズマディスプレイパネルに
おいて前面基板と背面基板のアライメントのずれがある
場合を示す図である。
【図27】本発明の実施の形態3のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図28】本発明の実施の形態3のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図29】本発明の実施の形態4のプラズマディスプレ
イ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図で
ある。
【図30】本発明の実施の形態5のプラズマディスプレ
イ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図で
ある。
【図31】本発明の実施の形態6のプラズマディスプレ
イ装置のプラズマディスプレイパネルの一放電セルの構
造を示す断面図である。
【図32】本発明の実施の形態7のプラズマディスプレ
イ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図で
ある。
【図33】本発明の実施の形態7のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図34】本発明の実施の形態7のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図35】本発明の実施の形態8のプラズマディスプレ
イ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図で
ある。
【図36】本発明の実施の形態9のプラズマディスプレ
イ装置のプラズマディスプレイパネルの一放電セルの構
造を示す断面図である。
【図37】本発明の実施の形態9のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の一放電セルの構造を示す断面図であ
る。
【図38】本発明の実施の形態9のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図39】本発明の実施の形態9のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図40】本発明の実施の形態10のプラズマディスプ
レイ装置のプラズマディスプレイパネルの一放電セルの
構造を示す断面図である。
【図41】本発明の実施の形態11のプラズマディスプ
レイ装置のプラズマディスプレイパネルの一放電セルの
構造を示す断面図である。
【図42】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図43】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレ
イパネルの他の例の構造を示す図である。
【図44】本発明の実施の形態12のプラズマディスプ
レイ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図
である。
【図45】本発明の実施の形態12のプラズマディスプ
レイパネルにおける、維持放電電流の接続電極のはみ出
し量依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
3…電子、4…正イオン、5…正壁電荷、6…負壁電
荷、21…前面基板、22−1,22−2…X透明電
極、23−0,23−1,23−2…Y透明電極、24
−1,24−2…Xバス電極、25−0,25−1,2
5−2…Yバス電極、26…前面誘電体、27…保護
膜、28…背面基板、29…アドレス電極、30…背面
誘電体、31,31−2…隔壁、32…蛍光体、33…
放電空間、34…横隔壁、35…接続電極、37…低2
次電子放出係数物質、38…突起部長、40…TVフィ
ールド、41〜48…サブフィールド、49…予備放電
期間、50…書き込み放電期間、51…発光表示期間、
60…隙間、61…穴、62…T字の頭、63…T字の
根元、64…突起部、65…突起部の根元、66…内側
電極内接続部、67…内側電極内中間部、68…内側バ
ス電極、69…黒帯、70…上部、71…前面隔壁、7
3…書き込み用丘、100…PDP(プラズマディスプ
レイパネル)、101…駆動回路、102…プラズマデ
ィスプレイ装置、103…映像源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 敬三 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 川浪 義実 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 何 希倫 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 柴田 将之 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 石垣 正治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報メディア事業本部内 (72)発明者 中原 裕之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 國井 康彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 吉川 和生 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 脇谷 雅行 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 藤本 順 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 GC02 GC04

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板と、 第2の基板と、 前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体層と、 前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電体層
    で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電セル内
    で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを形成す
    る第1および第2の電極と、 前記第2の基板側に設けられる隔壁とを有するプラズマ
    ディスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装
    置であって、 前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置された
    内側電極と、 前記内側電極と分離された外側電極と、 前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構成さ
    れ、 前記接続電極の前記隔壁と重ならない部分における、前
    記第1の基板と第2の基板とを結ぶ方向からの正射影
    が、前記外側電極と前記内側電極の両方に連続的に繋が
    らないことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 第1の基板と、 第2の基板と、 前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体層と、 前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電体層
    で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電セル内
    で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを形成す
    る第1および第2の電極と、 前記第2の基板側に設けられる隔壁とを有するプラズマ
    ディスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装
    置であって、 前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置された
    内側電極と、 前記内側電極と分離された外側電極と、 前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構成さ
    れ、 前記接続電極における前記内側電極から外側電極へ延長
    する方向と直交する方向の長さが、前記第1の電極の長
    手方向である第1の方向と直交する第2の方向から前記
    接続電極および前記隔壁を、前記内側電極あるいは外側
    電極に投影したときの前記接続電極の長さおよび前記隔
    壁の長さのいずれか大きい方の長さよりも短いことを特
    徴とするプラズマディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 第1の基板と、 第2の基板と、 前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体層と、 前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電体層
    で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電セル内
    で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを形成す
    る第1および第2の電極と、 前記第2の基板側に設けられる隔壁とを有するプラズマ
    ディスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装
    置であって、 前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置された
    内側電極と、 前記内側電極と分離された外側電極と、 前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構成さ
    れ、 前記内側電極は、透明電極と不透明電極、あるいは不透
    明電極で構成されることを特徴とするプラズマディスプ
    レイ装置。
  4. 【請求項4】 第1の基板と、 第2の基板と、 前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体層と、 前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電体層
    で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電セル内
    で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを形成す
    る第1および第2の電極と、 前記第2の基板側に設けられる隔壁と、 前記第2の基板側に設けられる第2基板側誘電体層とを
    有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマ
    ディスプレイ装置であって、 前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置された
    内側電極と、 前記内側電極と分離された外側電極と、 前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構成さ
    れ、 前記第2基板側誘電体層は、その厚さが、他の部分の厚
    さよりも厚い部分を有することを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 第1の基板と、 第2の基板と、 前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体層と、 前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電体層
    で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電セル内
    で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを形成す
    る第1および第2の電極と、 前記第2の基板側で前記第1の電極の長手方向である第
    1の方向と直交する第2の方向に設けられる縦隔壁と、 前記第2の基板上に前記第2の方向に設けられる第3の
    電極とを有するプラズマディスプレイパネルを具備する
    プラズマディスプレイ装置であって、 前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置された
    内側電極と、 前記内側電極と分離された外側電極と、 前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構成さ
    れ、 前記第3の電極は、前記外側電極付近で迂回され前記縦
    隔壁に略重なるように配置されていることを特徴とする
    プラズマディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 第1の基板と、 第2の基板と、 前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体層と、 前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電体層
    で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電セル内
    で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを形成す
    る第1および第2の電極と、 前記第2の基板側で前記第1の電極の長手方向である第
    1の方向と直交する第2の方向に設けられる縦隔壁とを
    有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマ
    ディスプレイ装置であって、 前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置された
    内側電極と、 前記内側電極と分離された外側電極と、 前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構成さ
    れ、 前記接続電極の前記縦隔壁からのはみ出し量が、5μm
    以下であることを特徴とするプラズマディスプレイ装
    置。
  7. 【請求項7】 第1の基板と、 第2の基板と、 前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体層と、 前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電体層
    で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電セル内
    で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを形成す
    る第1および第2の電極と、 前記第2の基板側で前記第1の電極の長手方向である第
    1の方向と直交する第2の方向に設けられる縦隔壁とを
    有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマ
    ディスプレイ装置であって、 前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置された
    内側電極と、 前記内側電極と分離された外側電極と、 前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構成さ
    れ、 前記外側電極の厚さが4μm以上であることを特徴とす
    るプラズマディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 第1の基板と、 第2の基板と、 前記第1の基板側に設けられる第1基板側誘電体層と、 前記第1の基板上に設けられ、前記第1基板側誘電体層
    で覆われる第1および第2の電極で、複数の放電セル内
    で、前記第1基板側誘電体層を介してプラズマを形成す
    る第1および第2の電極と、 前記第2の基板側で前記第1の電極の長手方向である第
    1の方向と直交する第2の方向に設けられる縦隔壁とを
    有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマ
    ディスプレイ装置であって、 前記第1および第2の電極は、放電間隙側に配置された
    内側電極と、 前記内側電極と分離された外側電極と、 前記内側電極と外側電極とを接続する接続電極で構成さ
    れ、 前記外側電極と内側電極との、前記第1の電極の長手方
    向である第1の方向と直交する第2の方向の間隔Lio
    が140μm以上であり、 かつ、前記第2の方向の放電セルピッチをLp、前記内
    側電極間の放電間隙をLdg、前記外側電極の第2の方
    向の長さLoutとしたとき、前記間隙Lioは(Lp
    −(Ldg+40)−(Lout+220)×2)/2
    以下であることを特徴とするプラズマディスプレイ装
    置。
  9. 【請求項9】 前記隔壁は、前記第1の方向に設けられ
    る横隔壁を含み、 前記接続電極あるいは前記外側電極の少なくとも一つ
    は、前記横隔壁に重なるように配置されることを特徴と
    する請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のプ
    ラズマディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 前記横隔壁の側壁に、蛍光体層が設け
    られることを特徴とする請求項9に記載のプラズマディ
    スプレイ装置。
  11. 【請求項11】 前記横隔壁の一部またはすべては、少
    なくとも前記第1の基板と対向する面が黒色または黒に
    近い色であることを特徴とする請求項9または請求項1
    0に記載のプラズマディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】 前記横隔壁と前記接続電極は、前記第
    1の方向で複数の放電セル毎に配置されることを特徴と
    する請求項9ないし請求項11のいずれか1項に記載の
    プラズマディスプレイ装置。
  13. 【請求項13】 前記隔壁は、前記第2の基板側で前記
    第2の方向に設けられる縦隔壁を含むことを特徴とする
    請求項1ないし請求項4、請求項9ないし請求項12の
    いずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  14. 【請求項14】 前記接続電極は、前記縦隔壁と重なる
    ように配置されていることを特徴とする請求項5、また
    は請求項13に記載のプラズマディスプレイ装置。
  15. 【請求項15】 前記縦隔壁は、前記第1の方向で複数
    の放電セル毎に設けられ、他の隔壁よりも幅広に形成さ
    れた幅広の縦隔壁を有し、 前記接続電極は、前記幅広の縦隔壁と重なるように配置
    されていることを特徴とする請求項14に記載のプラズ
    マディスプレイ装置。
  16. 【請求項16】 前記接続電極は、前記第1の方向に対
    して傾斜して設けられることを特徴とする請求項1ない
    し請求項5、請求項9ないし請求項13のいずれか1項
    に記載のプラズマディスプレイ装置。
  17. 【請求項17】 前記内側電極の前記縦隔壁と重なる部
    分に切り欠きを設けたことを特徴とする請求項16に記
    載のプラズマディスプレイ装置。
  18. 【請求項18】 前記外側電極を縦隔壁付近で屈曲させ
    たことを特徴とする請求項16または請求項17にプラ
    ズマディスプレイ装置。
  19. 【請求項19】 前記接続電極、前記外側電極、あるい
    は前記第2の方向の隣接放電セルの間の外側電極の少な
    くとも1つを含む領域の第1基板側誘電体層は、その厚
    さがそれ以外の部分よりも厚い、あるいは、それ以外の
    部分よりも誘電率の小さい誘電体で構成されることを特
    徴とする請求項1ないし請求項5、請求項13ないし請
    求項18のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ
    装置。
  20. 【請求項20】 前記接続電極、前記外側電極、あるい
    は前記第2の方向の隣接放電セルの間の外側電極の少な
    くとも1つを含む領域の第1基板側誘電体層は、黒また
    は黒に近い色であることを特徴とする請求項19に記載
    のプラズマディスプレイ装置。
  21. 【請求項21】 前記縦隔壁と重なる部分の前記第1基
    板側誘電体層は、その厚さがそれ以外の部分よりも厚
    い、あるいは、それ以外の部分よりも誘電率の小さい誘
    電体で構成されることを特徴とする請求項5、請求項1
    3ないし請求項20のいずれか1項に記載のプラズマデ
    ィスプレイ装置。
  22. 【請求項22】 前記縦隔壁と重なる部分の第1基板側
    誘電体層は、黒または黒に近い色であることを特徴とす
    る請求項21に記載のプラズマディスプレイ装置。
  23. 【請求項23】 前記第1基板側誘電体層を覆う保護層
    で、前記接続電極、前記外側電極、あるいは前記第2の
    方向の隣接放電セルの間の外側電極の少なくとも1つを
    含む領域以外の領域に設けられる保護層を有することを
    特徴とする請求項1ないし請求項5、請求項13ないし
    請求項22のいずれか1項に記載のプラズマディスプレ
    イ装置。
  24. 【請求項24】 前記第1および第2の電極における、
    放電間隙に対する互いの配置関係が、1ライン毎に交互
    に入れ替わるように、前記第1および第2の電極が配列
    されることを特徴とする請求項1ないし請求項23のい
    ずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  25. 【請求項25】 前記第2の電極の外側電極と、前記第
    2の方向に隣接する第2の電極の外側電極とが、一体化
    されていることを特徴とする請求項24に記載のプラズ
    マディスプレイ装置。
  26. 【請求項26】 前記第1基板側で、前記第2の方向に
    隣接する第2の電極の外側電極の間、あるいは、前記第
    2の方向に隣接する第2の電極の外側電極を含む領域
    に、黒または黒に近い色の物質層が設けられていること
    を特徴とする請求項1ないし請求項25のいずれか1項
    に記載のプラズマディスプレイ装置。
  27. 【請求項27】 前記黒または黒に近い色の物質層は、
    前記外側電極とは異なる層に設けられることを特徴とす
    る請求項26に記載のプラズマディスプレイ装置。
  28. 【請求項28】 前記黒または黒に近い色の物質層を、
    外側電極で兼用させたことを特徴とする請求項26に記
    載のプラズマディスプレイ装置。
  29. 【請求項29】 前記第1の電極あるいは第2の電極の
    少なくとも一方の内部電極部は、前記第1の方向あるい
    は第2の方向の位置に応じて電気容量値が異なっている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項28のいずれか
    1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  30. 【請求項30】 前記第1の電極あるいは第2の電極の
    少なくとも一方の内部電極の形状により、前記第1の方
    向あるいは第2の方向の位置に応じて前記内部電極部の
    電気容量値が異なっていることを特徴とする請求項29
    に記載のプラズマディスプレイ装置。
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