JP2000293943A - 遷移タイプ判定システム - Google Patents

遷移タイプ判定システム

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JP2000293943A
JP2000293943A JP2000059112A JP2000059112A JP2000293943A JP 2000293943 A JP2000293943 A JP 2000293943A JP 2000059112 A JP2000059112 A JP 2000059112A JP 2000059112 A JP2000059112 A JP 2000059112A JP 2000293943 A JP2000293943 A JP 2000293943A
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トーマス・エム・ウォーリー
Jacob L Bell
ジェイコブ・エル・ベル
Jr William L Pherigo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ストリップの磁気材料及び読み取られる
カードの速度によって変化するデータ速度に適応し、小
さくなった磁気信号を補償する遷移タイプ判定システム
を提供する。 【解決手段】 磁気式読取り回路の出力は、アナログF
2F信号をオーバーサンプリングしたデジタルF2F信
号へと変換するように構成されたA/D変換器へと供給
される。その後デジタルF2F信号は交互の負のピーク
及び正のピークを識別するように構成されたピーク検出
器へと供給される。この磁気式読取り溝は更に、連続し
て位置する交互のポジティブピーク及び負ピークの各々
の間の遷移時間を判定するように構成された遷移計算器
と、各遷移時間についての遷移タイプを判定するように
構成された周波数ロックループとを有する。最後に、周
波数ロックループの出力は、遷移タイプからデータ値を
判定するように構成されたデータ分離器へと供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二周波コヒーレン
ト位相信号(two frequency coherent phase signal)か
らデータを得る為の遷移タイプ判定システムに係り、よ
り詳細には、ピーク検出を利用して前記データを得る為
の遷移タイプ判定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】多くのクレジットカードの表面には、銀
行口座情報からセキュリティ・アクセス・コードに関す
る情報まで、あらゆるデータ情報を記憶する為に磁気ス
トリップ(magnetic strips)が用いられている。このよ
うな情報は通常、デジタルの0及び1の所定のシーケン
スであり、磁気読み取りヘッドによって読み取られる。
磁気読取りヘッドによって生成される信号が解読され、
その中の符号化されたデータ情報が判別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】磁気ストリップの中に
ある二周波コヒーレント位相信号が保持するデータを判
定する為の従来型の装置及び方法には問題がある。通
常、二周波コヒーレント位相信号は、複数の連続した正
のピーク及び負のピークを形成する、所定の中心線の上
下に周期変動する複数の負及び正の遷移を有する。実際
のデータは、二周波コヒーレント位相信号のゼロ交差に
より表わされ、所定の時間内に信号が1つのゼロ交差を
示せば論理0であり、同様に、所定の時間内に2つのゼ
ロ交差を示せば論理1となる。これがよく用いられる方
法である。しかし二周波コヒーレント位相信号の特性を
変化させてしまう程の外部磁場にさらされた場合は勿
論、磁気ストリップの磨耗及び破損(tear)によっても負
及び正のピークの大きさは小さくなってしまう。更に、
特定の正又は負の遷移が時々「フックアンドシェルフ(h
ook and shelf)」波形を生じさせてしまうことがあり、
この波形によって、インタプリタ装置がその場所に余分
にゼロ交差があるように認識(believe)してしまい、エ
ラーを生じることがある。また、波形は磁気ストリップ
の磁気材料及びカードを装置に通す速度によっても異な
る場合がある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、二周波コヒーレント位相信号の特性が変化する程
の強い外部磁場の影響、磁気ストリップの磨耗及び破損
による負及び正のピーク値の大きさの低減、フックアン
ドシェルフ波形による誤識別によるエラーが生じず、ま
た、磁気ストリップの磁気材料及びカードを磁気式読み
取り装置に通す速度で変化するデジタルF2F信号22
1のデータ速度に適応することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した問題
が生じることなく二周波コヒーレント位相信号からデー
タシーケンスを生成する為の装置及び方法を提供する。
本発明の装置によれば、磁気ストリップからアナログ二
周波コヒーレント位相信号(以下、アナログF2F信号
と称す)を生成するように構成された磁気式読取り回路
を有する一体型磁気式読取り溝(integrated magnetic r
ead channel)を提供する。アナログF2F信号は複数の
交互の正のピーク及び負のピークを有し、ピーク間にそ
れぞれ正及び負の遷移を有する。磁気式読取り回路の出
力は、アナログF2F信号をオーバーサンプリングした
デジタルF2F信号へと変換するように構成されたA/
D変換器へと供給される。その後デジタルF2F信号は
交互の負のピーク及び正のピークを識別するように構成
されたピーク検出器へと供給される。この磁気式読取り
溝は更に、連続して位置する交互の正のピーク及び負の
ピークの各々の間の遷移時間を判定するように構成され
た遷移計算器と、各遷移時間についての遷移タイプを判
定するように構成された周波数ロックループとを有す
る。最後に、周波数ロックループの出力は、遷移タイプ
からデータ値を判定するように構成されたデータ分離器
(data separator)へと供給される。
【0006】また本発明は、二周波コヒーレント位相信
号中の交互の負及び正のピークの数を識別するステップ
と、交互の正のピーク及び負のピーク間の遷移時間を判
定するステップと、各遷移時間各々の遷移タイプを判定
するステップと、そして遷移タイプからデータ値を判定
するステップとを有するデジタル二周波コヒーレント位
相信号(以下、デジタルF2F信号と称す)における遷
移タイプを判定する方法でもある。
【0007】本発明は数々の利点を提供するものであ
り、そのうちの幾つかを本願において事例としてあげる
が、これにはフックアンドシェルフ波形に起因する誤り
率が低いこと及び磁気ストリップの弱くなった磁気信号
を補償する適応性のある装置が含まれる。
【0008】本発明の他の特徴及び利点は添付図と共に
以下の説明を読むことで当業者に明らかとなる。本発明
の範囲は、そのような更なる特徴及び利点の全てを含む
ことを意図したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図7は、従来技術に基づく、時間
に対する二周波コヒーレント位相信号の大きさを表わす
グラフである。図7は、クレジットカードの磁気ストリ
ップに一般的に見られるものと同様である。二周波コヒ
ーレント位相信号100を示す図7のグラフは、ゼロの
上にポジティブ・ゼロしきい値(positive zero thresho
ld)105、そしてゼロの下にネガティブ・ゼロしきい
値 (negative zero threshold)110を、また、二周波
コヒーレント位相信号100の上値及び下値への大きさ
(upper and lower magnitude)を示すポジティブ・ゲイ
ン・ターゲット(positivegain target)115及びネガ
ティブ・ゲイン・ターゲット(negative gain target)1
20を有する。
【0010】二周波コヒーレント位相信号100は複数
の正の遷移125及び負の遷移130を有する。連続し
た正の遷移125及び負の遷移130が複数の正のピー
ク135及び負のピーク140を形成する。二周波コヒ
ーレント位相信号100は複数の時間周期T1に分割さ
れており、各時間周期T1が二周波コヒーレント位相信
号100中に記憶された数の特定のデータビットを表わ
している。各データビットは論理0又は論理1である場
合もある。論理0は、時間周期T1全体における単一の
正の遷移又は負の遷移のいずれかにより表わされる。論
理1は、時間周期T1全体における正の遷移又は負の遷
移の2つの遷移により表わされる。論理0を表わす遷移
は、正の遷移125又は負の遷移130のいずれかであ
る。論理1は正の遷移125とそれに続く負の遷移13
0又はその逆の順番の遷移のいずれかにより表わされ
る。
【0011】二周波コヒーレント位相信号100はフッ
クアンドシェルフ波形145のような不完全性を含む場
合がある。さらに、正のピーク135及び負のピーク1
40は、それぞれにポジティブ・ゲイン・ターゲット1
15及びネガティブ・ゲイン・ターゲット120に常に
到達するとは限らない。これら及び他の不完全性によ
り、従来のカードリーダが二周波コヒーレント位相信号
100を読み取る際に、結果としてエラーを生じること
がある。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る磁気式
読取り溝200の機能を示すブロック図である。磁気式
読取り溝200はアナログ部203とデジタル部206
とを備える。アナログ部は、磁気ストリップがそこを通
った場合に二周波コヒーレント位相信号100を生成す
る磁気式読取りヘッド209を有する。磁気式読取りヘ
ッド209が生成した二周波コヒーレント位相信号10
0は連続時間フィルタ(continuous time filter)213
へと供給され、その後、平衡構成(balanced configurat
ion)の可変利得増幅器216に送られる。可変利得増幅
器216の出力は、同様に平衡回路構成を通じてA/D
変換器へと送られる。
【0013】A/D変換器219の出力は、所定のサン
プリング速度で抽出された複数のサンプルを有するデジ
タルF2F信号221である。実際に選択するサンプリ
ング速度は、アプリケーションによってはナイキスト周
波数よりもかなり高い周波数であることが望ましい。こ
のデジタルF2F信号221はピーク検出器223及び
オフセットキャンセラ226の両方に送られる。ピーク
検出器223はデジタルF2F信号221を受信し、そ
のデジタルF2F信号221に基づいて、「ゼロ交差」
信号229、「モアポジティブ(more positive)」信号
233及び「モアネガティブ(more negative)」信号2
35を生成する。ゼロ交差信号229、モアポジティブ
信号233及びモアネガティブ信号235は、遷移計算
器236に送られる。遷移計算器236はデジタルF2
F信号221中の連続した正のピーク135と負のピー
ク140との間(図7参照)又はその逆の順序のピーク
の間の遷移時間239を判定する。
【0014】遷移計算器236が判定した遷移時間23
9は、各正の遷移125及び負の遷移130の遷移タイ
プ246を生成する周波数ロックループ243へと送ら
れる。遷移タイプ246とは、特定の遷移が、論理1を
表わす単一の時間周期T1中の2つの遷移の一方である
のか又は論理0を表わす単一の時間周期T1中の単一の
遷移であるのかを示すものである。遷移計算器236は
また、ゼロ交差信号229も同期入力として受信する。
周波数ロックループ243からの遷移タイプ246は、
磁気ストリップ上に記憶されたデータ情報を構成する論
理0又は論理1のストリームを生成するデータ分離器2
49へと送られ、特定のアプリケーションによってはこ
のデータストリームが更なるデータ処理装置により利用
される。データ分離器249はまた、新たなデータビッ
トが有効である場合には「High」レベルのパルスを
示す同期信号の生成も行う。この同期信号は入力される
データの速度でパルスを送る為のクロック信号として利
用することもできる。
【0015】ピーク検出器223はまた、後に自動利得
制御部256へと送られることになるピーク値出力(pea
k magnitude output)253をも生成する。ピーク値出
力253は正のピーク135の大きさ又は負のピーク1
40の大きさのいずれでも有り得る。自動利得制御部2
56は、正のピーク135及び負のピーク140の大き
さをポジティブ・ゲイン・ターゲット115及びネガテ
ィブ・ゲイン・ターゲット120に略等しくする為に必
要な増幅レベルを示す出力信号259を生成する。この
出力信号259はD/A変換器263へと送られ、その
後、平衡な回路構成を利用して可変利得増幅器216へ
と送られる。
【0016】デジタルF2F信号221はオフセットキ
ャンセラ226へと送られる。そしてオフセットキャン
セラ226はここでオフセット信号266を生成し、D
/A変換器269へと送る。その後D/A変換器269
は処理信号266を平衡な回路構成を介して連続時間フ
ィルタ213へと送る。自動利得制御部256は、デジ
タルインタフェース273からデータ入力を受けて、そ
こから初期値を得るか又はハードウエアに組み込まれた
初期値を利用することができる。以下に説明するよう
に、デジタルインタフェース273は中央処理装置との
間の、又は所望の値を生成する専用論理回路との間のイ
ンタフェースの場合もある。
【0017】図1は、ハードウエア、ソフトウエア等の
様々な部品又はその組み合わせにより実現可能な磁気式
読取り溝200を示すブロック図である。実施形態にお
いては、磁気式読取り溝200は、複数の集積回路から
構成される論理回路を利用したハードウエアとして実現
した。しかしながら、上記の機能ブロック各々において
実行される様々な機能は、メモリ内に記憶され、好適な
命令システムにより適切な入出力で実行されるプログラ
ムに準じて作動する一般的なプロセッサ回路によっても
実現可能である。更に、プロセッサと様々な集積回路を
含んだ組み合わせ回路を採用することもできる。
【0018】更に、ソフトウエアで実現する本発明の機
能について言えば、論理機能を実行する為の実行可能の
命令の順序付けリストを有するプログラム等は、命令実
行システム、命令実行装置若しくは命令実行デバイスに
よる利用又はそれと関連して利用する為のコンピュータ
読み取り可能媒体(computer-readable medium)のいずれ
においても実現可能である。命令実行システムにはコン
ピュータを基盤としたシステム、プロセッサを含むシス
テム又は命令実行システム、命令実行装置若しくは、命
令実行デバイスから命令をフェッチし、実行することが
可能の他のシステムが含まれる。本明細書において、
「コンピュータ読み取り可能媒体」とは、命令実行シス
テム、命令実行装置若しくは命令実行デバイスで利用す
る為の、又はそれに関連して利用する為のプログラムを
含有、記憶、通信、伝搬或は伝送することができるいず
れの手段であっても良い。コンピュータ読取り可能媒体
とは、例えば電子、磁気、光学、電磁、赤外線又は半導
体の、システム、装置、デバイス若しくは伝搬媒体等で
あるがこれらに限定されない。コンピュータ読取り可能
媒体の、より具体的な例としては、以下のものが含まれ
るが、これらは網羅的なものではない:少なくとも1本
のワイヤを有する電気(電子)接続、ポータブルコンピ
ュータディスク(磁気)、ランダムアクセスメモリ(R
AM)(磁気)、リードオンリーメモリ(ROM)(磁
気)、消去・プログラミング可能リードオンリーメモリ
(EPROM又はフラッシュメモリ)(磁気)、光ファ
イバ(光学)及びポータブル・コンパクトディスクリー
ドオンリーメモリ(CDROM)(光学)。プログラム
は例えば紙又は他の媒体を光学走査することによって電
子的に取り込み、その後コンパイル、復号化又は必要で
あれば好適な方法で処理し、コンピュータメモリに記憶
することが可能であり、つまり、コンピュータ読取り可
能媒体はプログラムをその上に印刷することが可能な紙
やその他の好適な媒体でもよいことに留意が必要であ
る。
【0019】図2は、本発明の一実施形態に基づく、図
1の磁気式読取り溝に用いたピーク検出器223を示す
ブロック図である。ピーク検出器223はデジタルF2
F信号221をポジティブピーク比較器301及びポジ
ティブ・ゼロしきい値比較器303で受信する。ポジテ
ィブピーク比較器301及びポジティブ・ゼロしきい値
比較器303の出力は、いずれもポジティブANDゲー
ト306に結合している。ポジティブANDゲート30
6はポジティブピーク・レジスタ309のラッチ入力
(L)に結合する出力を有する。ポジティブピーク・レ
ジスタ309は、デジタルF2F信号が供給されるデジ
タルF2F信号入力を有する。ポジティブピーク・レジ
スタ309もまた、ポジティブピーク比較器301へと
供給されるポジティブピーク値313を出力する。
【0020】ポジティブピーク比較器301はポジティ
ブピーク・レジスタ309から出力されたポジティブピ
ーク値313を現在のデジタルF2F信号値と比較す
る。ポジティブピーク値313が現在のデジタルF2F
信号値よりも大きい場合、ポジティブピーク比較器30
1は論理1をポジティブANDゲート306へと出力す
る。ポジティブ・ゼロしきい値比較器303において
は、現在のデジタルF2F信号値とポジティブ・ゼロし
きい値105とを比較する。現在のデジタルF2F信号
値がポジティブ・ゼロしきい値105以上であった場
合、ポジティブ・ゼロしきい値比較器303は論理1を
ポジティブANDゲート306へと出力する。従って、
現在のデジタルF2F信号212のサンプルがポジティ
ブ・ゼロしきい値105以上であり、かつポジティブピ
ーク・レジスタ309内に保持されている値よりも大き
い場合、ポジティブANDゲート306は論理1をその
出力として生成する。これらの条件が満たされると、デ
ジタルF2F信号212の現在のサンプルはポジティブ
ピーク・レジスタ309中にラッチされる。このデジタ
ルF2F信号212のサンプルは、ポジティブピーク比
較器301においてデジタルF2F信号212の次のサ
ンプルと比較される。
【0021】このように、ポジティブピーク・レジスタ
309が以下に説明するようにゼロ交差信号229によ
りクリアされるまで、正の遷移125(図7参照)の間
に生じた最高値がポジティブピーク・レジスタ309内
に保持される。ポジティブANDゲート306の出力
は、モアポジティブ信号233であることに留意が必要
である。つまり、モアポジティブ信号233は、正の遷
移125がポジティブ・ゼロしきい値105を越えた時
点でパルスの発信を開始し、そしてポジティブピーク値
135が得られ、ポジティブピーク・レジスタ309内
に格納されるまで継続する。その後、正の遷移125か
ら負の遷移130への遷移逆転(transition reversal)
が検出されることで正のピーク135が確認される。こ
れはデジタルF2F信号221の現在のサンプルが、特
定の正の遷移125中の最も正の点に到達したことを示
すポジティブピーク値313よりも小さいと判定された
場合にポジティブピーク比較器301において実行され
る。その後に発生するゼロ交差により、ポジティブピー
ク・レジスタ309内に保持された値が実際のピーク値
であることが確認される(以下に説明する)。
【0022】ピーク検出器223はまた、ネガティブピ
ーク比較器321、ネガティブ・ゼロしきい値比較器3
23、ネガティブANDゲート326及びネガティブピ
ーク・レジスタ329を有している。ネガティブピーク
・レジスタ329はデジタルF2F信号221のサンプ
ルを受信し、負のピーク値333を出力する。デジタル
F2F信号221のサンプルはネガティブ・ゼロしきい
値比較器323及びネガティブピーク比較器321の入
力へと供給される。更に、ネガティブ・ゼロしきい値1
10がネガティブ・ゼロしきい値比較器323の第二の
入力に供給され、ネガティブピーク値333がネガティ
ブピーク比較器321の第二の入力に供給される。
【0023】デジタルF2F信号221の現在のサンプ
ルがネガティブ・ゼロしきい値110以下の場合、ネガ
ティブ・ゼロしきい値比較器323は論理1を出力し、
ネガティブANDゲート326の入力に供給する。同様
に、デジタルF2F信号221の同じ現在のサンプルが
ネガティブピーク値333よりも小さい場合、ネガティ
ブピーク比較器321は論理1を出力し、ネガティブA
NDゲート326の第二の入力に供給する。ネガティブ
ANDゲート326の出力はネガティブピーク・レジス
タ329のラッチ入力(L)へと供給される。ネガティ
ブANDゲート326の出力もまた、モアネガティブ信
号325であることに留意が必要である。
【0024】したがって、上記のモアポジティブ信号2
33の説明と同様に、デジタルF2F信号212が負の
遷移130をし、そしてネガティブ・ゼロしきい値11
0を下回る値に到達した時点で、モアネガティブ信号2
35はパルスの発信を開始する。これによりデジタルF
2F信号212の現在のサンプルがネガティブピーク・
レジスタ329内にラッチされる。デジタルF2F信号
212の最も負のサンプルが負のピークレジスタ329
中にラッチされると、モアネガティブ信号235はパル
スの発信を止める。この時、負のピーク140の値は、
ネガティブピーク・レジスタ329が以下に説明するよ
うにクリアされるまでネガティブピーク・レジスタ32
9内に格納されている。したがって、負の遷移130か
ら正の遷移125への遷移の逆転が検出されることで負
のピーク140が確認される。これはネガティブピーク
比較器321が、デジタルF2F信号221の現在のサ
ンプルが特定の負の遷移130における最も負の点に到
達したことを示すネガティブピーク値333よりも大き
いことを検出した場合、ネガティブピーク比較器321
において行われる。
【0025】留意すべきは正のピーク135及び負のピ
ーク140の位置の精度が、一部A/D変換器219の
サンプリング周波数に依存するという点である。より高
いサンプリング周波数においては、ピークサンプルはア
ナログF2F信号の実際のピークにより近くなる確率が
高い為に精度が高くなり、低い周波数においては精度は
低くなる。更に、より高いサンプリング周波数において
は、正のピーク135及び負のピーク140の位置の精
度は、アナログF2F信号中のノイズの影響を受けにく
い。
【0026】ピーク検出器223はまた、デジタルF2
F信号221が供給される第一の入力とゼロ値が供給さ
れる第二の入力とを有するゼロ交差比較器341をも含
んでいる。デジタルF2F信号221の現在のサンプル
がゼロ値よりも小さい場合、ゼロ交差比較器341の第
一の出力において<ゼロ信号(a less than zero signa
l)343が生成される。その同じデジタルF2F信号2
21のサンプルがゼロ値よりも大きい場合、ゼロ交差比
較器341の第二の出力において>ゼロ信号(agreater
than zero signal)346が生成される。
【0027】ピーク検出器223はまた、第一のDフリ
ップフロップ351及び第二のDフリップフロップ35
3をも有する。第一のDフリップフロップ351の入力
(D)には論理1が供給され、第一のDフリップフロッ
プ351のクロック入力にはモアポジティブ信号233
が供給される。第一のDフリップフロップ351の出力
(Q)は第二のDフリップフロップ353の入力(D)
に供給される。<ゼロ信号343は第二のDフリップフ
ロップ353のクロック入力に供給される。第二のDフ
リップフロップ353の出力(Q)はゼロ交差ORゲー
ト356の入力に供給される。
【0028】モアポジティブ信号233がパルスの発信
を開始すると、第一のDフリップフロップ351内に論
理1が繰り返しラッチされ、モアポジティブ信号233
のパルスの発信が止まるまで続けられる。この時点で、
正のピーク135に到達し、それがポジティブピーク・
レジスタ309へと格納される。負の遷移130がそれ
に続いて起こり、デジタルF2F信号212がゼロ値を
下回ると<ゼロ信号343は論理1に設定される。これ
により第一のDフリップフロップ351の出力が第二の
Dフリップフロップ353中にラッチされ、そして第二
のDフリップフロップ353の出力(Q)がゼロ交差O
Rゲート356の入力へと供給される。
【0029】ピーク検出器223はまた、第三のDフリ
ップフロップ359及び第四のDフリップフロップ36
3も有する。第三のDフリップフロップ359の入力D
にも論理1が供給され、第三のDフリップフロップ35
9の出力(Q)は第四のDフリップフロップ363の入
力(D)へと供給される。モアネガティブ信号235が
第三のDフリップフロップ359のクロック入力に供給
され、そして>ゼロ信号346は第四のDフリップフロ
ップ363のクロック入力へと供給される。最後に、第
四のDフリップフロップ363の出力(Q)がゼロ交差
ORゲート356の第二の入力に供給される。
【0030】第三のDフリップフロップ359及び第四
のDフリップフロップ363の処理は、第一のDフリッ
プフロップ351及び第二のDフリップフロップ353
の処理と同様である。すなわち、モアネガティブ信号2
35がパルスを発している場合、負のピーク140が得
られ、それがネガティブピーク・レジスタ329へと格
納されるまで、第三のDフリップフロップ359内に論
理1が繰り返しラッチされる。その後デジタルF2F信
号212は正の遷移125を行い、そしてデジタルF2
F信号212がゼロ値を越えると>ゼロ信号346は論
理1に設定され、これにより第三のDフリップフロップ
359の出力(Q)が第四のDフリップフロップ363
中にラッチされることになる。この論理1は第四のDフ
リップフロップ363の出力(Q)に表れ、そしてゼロ
交差ORゲート356の第二の入力へと供給される。
【0031】論理1が第二のDフリップフロップ353
又は第四のDフリップフロップ363によりゼロ交差O
Rゲート356のいずれかの入力に供給されると、ゼロ
交差ORゲート356はゼロ交差信号229をその出力
に生成する。ゼロ交差信号229は遅延回路366に供
給され、その後ポジティブピーク・レジスタ309及び
ネガティブピーク・レジスタ329のクリア入力、そし
て第一のDフリップフロップ351、第二のDフリップ
フロップ353、第三のDフリップフロップ359及び
第四のDフリップフロップ363のクリア入力へと供給
される。
【0032】留意すべきは、第二のDフリップフロップ
353の出力(Q)はピーク選択マルチプレクサ373
のB選択入力(SB)にも供給されるという点である。
更に、第四のDフリップフロップ363の出力(Q)も
ピーク選択マルチプレクサ373のA選択入力(SA)
に供給される。ピーク選択マルチプレクサ373のB入
力にポジティブピーク値313が供給され、そしてA入
力にはネガティブピーク値333が供給される。したが
って、第二のDフリップフロップ353の出力(Q)が
論理1に設定された場合、ピーク選択マルチプレクサ3
73はポジティブピーク値313を有する信号を出力す
る。同様に、第四のDフリップフロップ363の出力
(Q)が論理1に設定された場合、ピーク選択マルチプ
レクサ373はネガティブピーク値333を有する信号
を出力する。
【0033】その後、ピーク選択マルチプレクサ373
の出力信号はピークレジスタ376に送信され、ピーク
レジスタはゼロ交差信号229をピークレジスタ376
のラッチ入力(L)にて受信すると、選択されたポジテ
ィブピーク値313又はネガティブピーク値333を得
る。従ってピーク検出器223は、それぞれのポジティ
ブピーク値313又はネガティブピーク値333が識別
され、ポジティブピーク・レジスタ309又はネガティ
ブピーク・レジスタ329のいずれかに格納された後、
ゼロ交差が発生した時点で、ポジティブピーク値313
又はネガティブピーク値333を有する信号をピークレ
ジスタ376から出力する。その後ピーク検出器223
は次の正のピーク135又は負のピーク140を検出す
る為に、ゼロ交差信号229がポジティブピーク・レジ
スタ309及びネガティブピーク・レジスタ329のク
リア入力及び第一のDフリップフロップ351、第二の
Dフリップフロップ353、第三のDフリップフロップ
359及び第四のDフリップフロップ363のクリア入
力へと入力されることでリセットされる。
【0034】注目すべきは、ピーク検出器223がフッ
クアンドシェルフ波形145(図7参照)の発生に起因
するデータの変化の影響を受けにくいという明確な優位
性を提供するという点である。具体的には、後に続く遷
移が正の遷移125であっても負の遷移130であって
も、そのゼロ交差が生じるまではポジティブピーク値3
13及びネガティブピーク値333を有する信号がピー
クレジスタ376に供給されないことである。
【0035】次に図3は、本発明の一実施形態に基づ
く、図1の磁気式読取り溝に用いた遷移計算器236を
示すブロック図である。遷移計算器236は、ネガティ
ブ遷移レジスタ403を備えるネガティブ遷移カウンタ
401と、ポジティブ遷移レジスタ406を備えるポジ
ティブ遷移カウンタ409との両方を有している。ネガ
ティブ遷移カウンタ401及びポジティブ遷移カウンタ
409は、各々にリセット入力(RS)、クロック入力
(CK)及びパラレル出力(O)を有する。モアポジテ
ィブ信号233がネガティブ遷移カウンタ401のリセ
ット入力(RS)へと供給され、モアネガティブ信号2
35がポジティブ遷移カウンタ409のリセット入力
(RS)へと供給される。高い周波数クロック413は
ネガティブ遷移カウンタ401及びポジティブ遷移カウ
ンタ409の両方のクロック入力(CK)へと供給され
る。
【0036】ネガティブ遷移レジスタ403及びポジテ
ィブ遷移レジスタ406は、各々ラッチ入力(L)、パ
ラレル入力(I)及びパラレル出力(O)を有する。モ
アポジティブ信号233がポジティブ遷移レジスタ40
6のラッチ入力(L)へと供給され、モアネガティブ信
号235がネガティブ遷移レジスタ403のラッチ入力
(L)へと供給される。ネガティブ遷移カウンタ401
のパラレル出力(O)はネガティブ遷移レジスタ403
のパラレル入力(I)へと供給され、ポジティブ遷移カ
ウンタ409のパラレル出力(O)はポジティブ遷移レ
ジスタ406のパラレル入力(I)へと供給される。
【0037】遷移計算器236はまた、セット入力
(S)、リセット入力(R)及び出力(Q)を有するセ
ット/リセットフリップフロップ(以下、SRFFと称
す)416を有する。モアポジティブ信号233はSR
FF416のセット入力(S)に供給され、モアネガテ
ィブ信号235はSRFF416のリセット入力(R)
に供給される。
【0038】最後に、遷移計算器236は第一のパラレ
ル入力(I0)、第二のパラレル入力(I1)、選択入
力(SE)、イネーブル入力(E)及びパラレル出力
(O)を有するマルチプレクサ419を有する。ネガテ
ィブ遷移レジスタ403及びポジティブ遷移レジスタ4
06のパラレル出力(O)は第一のパラレル入力I0及
び第二のパラレル入力I1にそれぞれ供給される。SR
FF416の出力(Q)はマルチプレクサ419の選択
入力(SE)に供給され、ゼロ交差信号229はイネー
ブル入力(E)に供給される。マルチプレクサ419の
パラレル出力(O)として遷移時間239を有する信号
が出力される。
【0039】遷移計算器236の処理は以下の通りであ
る。ネガティブ遷移カウンタ401及びポジティブ遷移
カウンタ409はいずれも連続的に計数を実行するよう
に設定されている。デジタルF2F信号221(図1参
照)が正のピーク135(図7参照)に近づくにつれ
て、モアポジティブ信号233がパルスを発しており、
ネガティブ遷移カウンタ401が正のピーク135に達
したことを示す最後のモアポジティブ信号パルスが生じ
るまで、各モアポジティブパルスによってリセットされ
ている状態を想定する。この時点で負の遷移130が始
まると共に、ネガティブ遷移カウンタ401は中断する
こと無く計数を開始する。デジタルF2F信号がその後
負の遷移を進むにつれて、ネガティブ・ゼロしきい値1
10に到達すると、モアネガティブ信号235がパルス
の発信を開始する。モアネガティブパルスはネガティブ
遷移レジスタ403のラッチ入力(L)へと供給され、
これによりネガティブ遷移カウンタ401の現在の値を
ネガティブ遷移レジスタ403中にラッチする。負のピ
ーク140に達したことが示す最後のモアネガティブパ
ルスが発生すると、ネガティブ遷移レジスタ403中に
現在格納されている値が負の遷移時間、即ち負の遷移1
30の時間と等しいことになる。
【0040】モアネガティブパルスがSRFF416の
リセット入力(R)へと供給されると、出力(Q)から
論理0が出力され、マルチプレクサ419の第一の入力
(I0)が選択される。次に続く正の遷移125の間、
F2F信号221がゼロを越えて正のピーク135に向
かって上昇するにつれて、ゼロ交差信号229のパルス
をマルチプレクサ419のイネーブル入力(E)へと供
給する。ゼロ交差パルスによって、ネガティブ遷移レジ
スタ403からの負遷移時間が、マルチプレクサ419
の出力へとラッチされ、これが負遷移時間を周波数ロッ
クループ243へと供給する。
【0041】遷移計算器236は正遷移時間を同様の方
法で周波数ロックループ243へと供給する。モアネガ
ティブ信号235のパルスにより、ポジティブ遷移カウ
ンタ409は負のピーク140に達するまでリセットさ
れている。その後に続く正の遷移125の間、ポジティ
ブ遷移カウンタ409は計数を行う。その正の遷移12
5が正のピーク135に達すると、モアポジティブ信号
233のパルスが生成され、これによりポジティブ遷移
カウンタ409内に格納され、これまで増加した計数値
がポジティブ遷移レジスタ406内にラッチされる。モ
アポジティブ信号233の最終パルスが発生すると、ポ
ジティブ遷移レジスタ406内に保持された時間は正遷
移時間に等しくなる。
【0042】モアポジティブ信号233のパルスはま
た、出力(Q)から論理1を出力するSRFF416を
設定する。論理1はマルチプレクサ419の選択入力
(SE)に供給され、ゼロ交差信号229の次に続くパ
ルスをもって正遷移時間がポジティブ遷移レジスタ40
6からマルチプレクサ出力(O)へとラッチされ、周波
数ロックループ243へと供給される。
【0043】遷移計算器236は、A/D変換器219
が非常に高いサンプリング速度で処理を行う場合に遷移
時間がより正確に計算される等の明確な優位性を提供す
るものである。加えて、ゼロ点周辺に存在するノイズが
遷移時間に影響を与えることも無い。
【0044】図4は、本発明の一実施形態に基づく、図
1の磁気式読取り溝に用いた周波数ロックループ(FL
L)243を示すブロック図である。周波数ロックルー
プ243はFLL入力比較器501、x2乗算器50
3、マルチプレクサ505、加算器506、変倍乗算器
(scaling multiplier)509、FLL累算器513及び
FLL出力比較器516を有する。遷移時間239はF
LL入力比較器501及びFLL出力比較器516の両
方に供給される。FLL入力比較器501はまた、平均
遷移時間519も受信する。遷移時間239が所定のし
きい値(好ましくは平均遷移時間519の75%)より
も大きい場合、FLL入力比較器501は論理0を出力
し、この論理0がマルチプレクサ505の選択入力へと
供給される。そして、遷移時間239が直接的に加算器
506へと送られる。一方、遷移時間239が所定のし
きい値以下であった場合、FLL入力比較器は論理1を
マルチプレクサ505の選択入力へと供給する。この場
合、x2乗算器503において遷移時間239を2で乗
算した値が加算器506へと送信される。
【0045】その後乗算された遷移時間239は加算器
506の反転入力へと供給される。平均遷移時間519
もまた、加算器506へと供給される。その後に生じる
加算器506の処理により、T1時間誤差523が生成
され、変倍乗算器509へと供給される。1よりも小さ
い値であるFLL変倍係数526もまた、変倍乗算器5
09へと供給される。ゼロ交差信号229がFLL累算
器513のラッチ入力へと供給されると、結果として得
られた変倍T1時間誤差529がFLL累算器513へ
とラッチされる。FLL累算器513は変倍T1時間誤
差529を平均遷移時間519に加え、これにより平均
遷移時間519が応分に調整される。初期変倍係数52
6及び初期平均遷移時間519はスタートアップ時の自
動化されたリセット機能によって決定されることに留意
が必要である。これらの値は外部デジタル回路等から書
込むことも可能である。
【0046】平均遷移時間519はまた、FLL出力比
較器516にも供給され、FLL出力比較器516は特
定の遷移タイプ249を出力する。遷移タイプ249は
特定の遷移が、論理0で示される第一の遷移タイプであ
るか、論理1で示される第二の遷移タイプであるかを示
すものである。正確な遷移タイプ249を決定する為
に、遷移時間239は平均遷移時間の所定の百分率と比
較される。遷移時間239が所定の百分率(好適には7
5%)よりも大きい場合、遷移タイプ249は論理0と
することが望ましい。遷移時間239が所定の百分率以
下であった場合、遷移タイプ249は論理1であること
が望ましい。
【0047】FLL変倍係数526として実際に選択す
る値は、以下の概念を念頭に置いて決定される。第一に
は、全ての変倍係数は2の因数(factor)であり、従って
乗算は二進値をけた移動することにより行われるという
回路の単純性である。第二には、当業者には周知のよう
に、フィードバックループの安定性及び帯域幅を考慮し
なければならないということである。
【0048】図1を参照して、本発明の一実施例に基づ
くデータ分離器249の機能が簡単に説明する。データ
分離器249は、周波数ロックループ243により生成
された遷移タイプ246をデータ値へと変換する。実際
のデータ速度は時間周期(T 1)の反転と等しい。デー
タ分離器249は周波数ロックループ243により生成
された論理0の各々について論理0を出力する。また、
データ分離器249は周波数ロックループ243により
生成された連続する2つの論理1毎に論理1を出力す
る。
【0049】図5は、本発明の一実施形態に基づく、図
1の磁気式読取り溝に用いた自動利得制御部256を示
すブロック図である。自動利得制御部(以下、AGCと
称す)256はAGC加算器601、AGC乗算器60
3及びAGC累算器606を有する。AGC加算器60
1は反転ピーク値253と、そしてデジタルインタフェ
ース273から所定のピークターゲット609とを受信
する。AGC加算器601の出力は、ピーク誤差613
であり、このピーク誤差613は、AGC乗算器603
において所定のAGC変倍係数616(1よりも小さ
く、デジタルインタフェース273を介して供給され
る)で乗算される。AGC乗算器603の出力は変倍ピ
ーク誤差619であり、この変倍ピーク誤差619はA
GC累算器606に供給される。AGC累算器606は
変倍ピーク誤差619をその中の既存の値に加える。初
期AGC値623はスタートアップ時にデジタルインタ
フェース273を介してAGC累算器606へと供給さ
れる。AGC累算器606の出力は、D/A変換器26
3(図1参照)へと供給される。出力利得626はその
後可変利得増幅器216へと供給されて、連続時間フィ
ルタ213(図1参照)から受信するF2F信号の大き
さが制御される。具体的に説明すると、F2F信号22
1の大きさは、所定の限界範囲内に維持される。
【0050】ピークターゲット609は、A/D変換器
219の受信する正のピーク135及び負のピーク14
0の値がA/D変換器219の作動範囲の中間となるよ
うに決定する。初期AGC値623は最小検出可能信号
がA/D変換器219によって受信されるように指定さ
れる。AGC変倍係数616はループの安定性を保証
し、所望のループ帯域幅を達成できるように指定され
る。
【0051】AGC利得制御部256は連続する時間で
はなく、デジタルF2F信号221の入力されるデータ
ビットレートで作動するという利点がある。これにより
AGC利得制御部256は、磁気ストリップが磁気読取
りヘッド209に沿って通過する速度で変化するデジタ
ルF2F信号221のデータ速度に適応することができ
る。
【0052】図6は、本発明の一実施形態に基づく、図
1の磁気式読取り溝に用いたオフセットキャンセラ22
6を示すブロック図である。オフセットキャンセラ22
6はオフセット加算器701、オフセット乗算器703
及びオフセットキャンセラ累算器706を含んでいる。
オフセット加算器701は反転入力においてデジタルF
2F信号221と、そしてハードコードされた0(hard
coded zero)を受信する。その結果、オフセット誤差7
09を出力し、オフセット乗算器703に供給されたオ
フセット誤差709は、所定のキャンセラ変倍係数71
3で乗算される。オフセット乗算器703の出力は変倍
オフセット誤差716であり、オフセットキャンセラ累
算器706へと供給される。オフセットキャンセラ累算
器706は変倍オフセット誤差716を、オフセットキ
ャンセラ累算器706内に記憶している累積値に加え
る。スタートアップ時に、オフセットキャンセラ累算器
706の保持する初期値は0にセットされる。キャンセ
ラ変倍係数713は、例えはデジタルインタフェース2
73から受信しても良いが、ハードコードされていても
良い。オフセットキャンセラ累算器706内の累積値は
オフセット726であり、これはD/A変換器269
(図1参照)に供給され、その後、連続時間フィルタ2
13へと供給される。オフセット726は、磁気式読取
り溝200の適正な作動を保証する為に、磁気式読取り
ヘッド209(図1参照)に対して通過する磁気ストリ
ップから受信するF2F信号221の中心が正しく確実
に0ボルトとなるように働く。
【0053】オフセットキャンセラ累算器706はま
た、F2F信号221が磁気式読取り溝200により検
出された場合、ディスエーブル信号729をデジタルイ
ンタフェース723を介して受信する。これによりオフ
セットキャンセラ226が実際のF2F信号221から
ずれた(offset)信号を生成しないように妨げる。特に、
入力信号がポジティブ・ゼロしきい値105を越えて上
昇(rise)した場合又はネガティブ・ゼロしきい値110
の下に降下(fall)した場合には所定の時間の間、ディス
エーブル信号729が生成される。所定の時間の間にデ
ータ分離器249(図1参照)がデータビットを生成し
なかった場合、入力信号の上昇や降下はノイズによるも
のであり、実際のF2F信号から受信されたものではな
いと推定できる為、ディスエーブル信号729はオフさ
れる。しかしながら、データビットが生成される限りは
ディスエーブル信号729はオンの状態に維持される。
【0054】本発明の精神及び原理から実質的に離れる
ことなく、本発明の上記実施例に対して多くの改変及び
変更を加えることが可能である。本発明の範囲はそのよ
うな変更や改変全てを含むことを意図したものである。
【0055】以下に、本発明の実施の形態を要約する。 1. デジタル二周波コヒーレント位相(F2F)信号
(221)において遷移タイプ(246)を判定するシ
ステムであって、デジタルF2F信号(221)中の複
数の交互の正のピーク(135)及び負のピーク(14
0)を識別するように構成されたピーク検出器(22
3)と、各々が1つの正のピーク(135)と1つの負
のピーク(140)との間の時間である遷移時間(23
9)であって、複数の前記遷移時間(239)を判定す
るように構成された遷移計算器(236)と、前記遷移
時間(239)の各々について、遷移タイプ(246)
を判定するように構成された周波数ロックループ(24
3)と、を有する遷移タイプ判定システム。
【0056】2. 前記ピーク検出器(223)が更
に、前記正のピーク(135)及び前記負のピーク(1
40)を識別する為の少なくとも1つの比較器(30
1,321)を有し、前記比較器(301,321)
が、現在のF2F信号サンプルを前のF2F信号サンプ
ルと比較することにより遷移の逆転を検出する上記1に
記載の遷移タイプ判定システム。
【0057】3. 前記遷移計算器(236)が更に、
負のピーク(140)を検出すると計数を開始するポジ
ティブ遷移カウンタ(409)と、正のピーク(13
5)を検出すると計数を開始するネガティブ遷移カウン
タ(401)とを有する上記1に記載の遷移タイプ判定
システム。
【0058】4. 前記周波数ロックループ(243)
が更に、各正の遷移(125)及び負の遷移(130)
について判定した遷移時間と、所定のゼロ遷移時間(2
39)とを比較することにより、前記各正の遷移(12
5)及び負の遷移(130)について遷移タイプ(24
6)を判定するように構成された出力比較器(516)
を有する上記1に記載の遷移タイプ判定システム。
【0059】5. 単一の第一の遷移タイプ(246)
の発生で論理0を生成し、2つの連続する第二の遷移タ
イプ(246)の発生で論理1を生成するように構成さ
れたデータ分離器(249)を更に有する上記1に記載
の遷移タイプ判定システム。
【0060】6. デジタル二周波コヒーレント位相
(F2F)信号に符号化された所定のデータシーケンス
を判定する方法であって、前記デジタルF2F信号(2
21)中の複数の交互の正のピーク(135)及び負の
ピーク(140)を識別するステップと、前記交互の正
のピーク(135)及び負のピーク(140)の間の遷
移時間(239)を判定するステップと、各々の遷移タ
イプ(246)が前記遷移時間(239)の1つに対応
する複数の遷移タイプを判定するステップと、所定のデ
ータシーケンスを作る複数のデータ値を前記遷移タイプ
(246)から判定するステップとを有するデータシー
ケンス判定方法。
【0061】7. 複数の交互の正のピーク(135)
及び負のピーク(140)を識別するステップが更に、
現在のF2F信号サンプルを前のF2F信号サンプルと
比較することにより、遷移の逆転を検出するステップを
有する上記6に記載のデータシーケンス判定方法。
【0062】8. 前記交互の正のピーク(135)及
び負のピーク(140)の間の遷移時間(239)を判
定するステップが更に、負のピーク(140)が検出さ
れるとポジティブ遷移カウンタ(409)で計数を行う
ステップと、正のピーク(135)が検出されるとネガ
ティブ遷移カウンタ(401)で計数を行うステップ
と、を有する上記6に記載のデータシーケンス判定方
法。
【0063】9. 前記各遷移時間(239)について
遷移タイプ(246)を判定するステップが更に、前記
各正の遷移(125)及び負の遷移(130)について
判定した遷移時間(239)を所定のゼロ遷移時間(2
39)と比較することにより前記各正の遷移(125)
及び負の遷移(130)の遷移タイプ(246)を判定
するステップを有する上記6に記載のデータシーケンス
判定方法。
【0064】10. 前記遷移タイプ(246)からデ
ータ値を判定するステップが更に、単一の第一の遷移タ
イプ(246)が生じると論理0を生成し、そして2つ
の連続した第二の遷移タイプ(246)が生じると論理
1を生成するステップを有する上記6に記載のデータシ
ーケンス判定方法。
【0065】
【発明の効果】本発明によると、二周波コヒーレント位
相信号の特性が変化する程の強い外部磁場の影響、磁気
ストリップの磨耗及び破損による負及び正のピーク値の
大きさの低減、フックアンドシェルフ波形による誤識別
によるエラーが生じず、また、磁気ストリップの磁気材
料及びカードを磁気式読み取り装置に通す速度で変化す
るデジタルF2F信号221のデータ速度に適応するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気式読取り溝20
0の機能を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に基づく、図1の磁気式読
取り溝に用いたピーク検出器223を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の一実施形態に基づく、図1の磁気式読
取り溝に用いた遷移計算器236を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態に基づく、図1の磁気式読
取り溝に用いた周波数ロックループ243を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の一実施形態に基づく、図1の磁気式読
取り溝に用いた自動利得制御部256を示すブロック図
である。
【図6】本発明の一実施形態に基づく、図1の磁気式読
取り溝に用いたオフセットキャンセラ226を示すブロ
ック図である。
【図7】従来技術に基づく時間に対する二周波コヒーレ
ント位相信号の大きさを表わすグラフである。
【符号の説明】
125 正の遷移 130 負の遷移 135 正のピーク 140 負のピーク 221 デジタル二周波コヒーレント位相信号 223 ピーク検出器 226 オフセットキャンセラ 236 遷移計算器 239 遷移時間 243 周波数ロックループ 246 遷移タイプ 256 自動利得制御部 249 データ分離器 301 ポジティブピーク比較器 321 ネガティブピーク比較器 401 ネガティブ遷移カウンタ 409 ポジティブ遷移カウンタ 516 出力比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 399117121 395 Page Mill Road P alo Alto,California U.S.A. (72)発明者 ジェイコブ・エル・ベル アメリカ合衆国 コロラド州,フォート・ コリンズ,ウェスト・マーベリー・ストリ ート 910 (72)発明者 ウィリアム・エル・フェリゴ・ジュニア アメリカ合衆国 コロラド州,フォート・ コリンズ,ウェストリッジ・ドライブ 5005

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル二周波コヒーレント位相(F2
    F)信号(221)において遷移タイプ(246)を判
    定するシステムであって、 デジタルF2F信号(221)中の複数の交互の正のピ
    ーク(135)及び負のピーク(140)を識別するよ
    うに構成されたピーク検出器(223)と、 各々が1つの正のピーク(135)と1つの負のピーク
    (140)との間の時間である遷移時間(239)であ
    って、複数の前記遷移時間(239)を判定するように
    構成された遷移計算器(236)と、 前記遷移時間(239)の各々について、遷移タイプ
    (246)を判定するように構成された周波数ロックル
    ープ(243)と、を有することを特徴とする遷移タイ
    プ判定システム。
JP2000059112A 1999-03-04 2000-03-03 遷移タイプ判定システム Withdrawn JP2000293943A (ja)

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