JP2000293703A - 画像合成装置及びその方法並びにその方法を記録した記録媒体 - Google Patents

画像合成装置及びその方法並びにその方法を記録した記録媒体

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JP2000293703A
JP2000293703A JP11099370A JP9937099A JP2000293703A JP 2000293703 A JP2000293703 A JP 2000293703A JP 11099370 A JP11099370 A JP 11099370A JP 9937099 A JP9937099 A JP 9937099A JP 2000293703 A JP2000293703 A JP 2000293703A
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Shin Asada
伸 浅田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の前景画像を加工して背景画像と合成す
る画像合成は、画一的な合成方法が採られている。 【解決手段】 ユーザが、入力操作部101から背景画
像と合成させたい前景画像とその前景画像を象徴するキ
ーワード等とを入力すると、制御部104は、前景画像
データ等を、前景画像データ記憶部102に記憶させ
る。背景画像データ記憶部103には、背景画像データ
と複数のレコードを有するデータベースが記憶されてい
る。各レコードは、典型要素の属性と異なる画像合成方
法等とをフィールドに記載している。制御部104は、
前景画像のキーワード等と一致するキーワード等を有す
るレコードを1つ選択し、当該レコードに格納された画
像合成法等を固有処理命令として画像加工部105に出
力する。画像加工部105は、固有処理命令に従い前景
画像を加工し、画像合成部106は、背景画像と合成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像を組み
合わせて合成する画像合成装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータグラフィックス(C
G)の技術は、めざましく発展し、画像合成の処理は、
専門家によって、大型のコンピュータを使用して大規模
な演算処理を行い実現されている。しかし、CG技術の
専門家でないユーザが使用できる従来の画像合成の単純
なものとしては、クロマキーと呼ばれる手法があり、こ
の手法は、前景画像となる人物等が青色等の単色の壁の
前で動く様子を撮影し、前景画像の単色部分を用意され
た背景画像と入れ替えるものである。
【0003】また、市販の画像合成の処理のソフトで
は、CG技術の専門家が背景画像と背景画像に重ねられ
る前景画像とを想定し、背景画像に応じた前景画像の加
工処理の手順が決められている。この画像合成の処理ソ
フトを利用するユーザは、前景画像を用意し、処理ソフ
トの加工処理の手順に従って前景画像を処理し、処理さ
れた前景画像を用意されている背景画像に合成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クロマキー
処理によるものでは、背景画像に重ねられる前景画像が
差し替えられれば、専門家がその度に前景画像の特徴に
応じて合成処理しなければならず、また、前景画像その
ものは、既に撮像したものをそのまま用いるため前景画
像の動きまで制御することはできない。
【0005】また、市販の画像合成の処理ソフトで、ユ
ーザが簡単に使えるものでは、一の背景画像に対する一
の前景画像の加工処理の手順が固定的に実現できるよう
にされているので、ユーザが用意した前景画像を背景画
像と合成する場合に、その加工処理の手順が前景画像の
処理に適したものである保証はない。また、市販の画像
合成の処理ソフトで、一の背景画像に対する前景画像の
加工処理の手順が多数用意されているものでは、画像処
理の専門知識を有しないユーザは、どのような加工処理
がなされるのか理解できない。したがって、本来、前景
画像と背景画像との関連において、前景画像の加工処理
を決めなければならないのに、その加工処理の手順を選
ぶことが難しい。そのため、得られる合成画像は、処理
ソフトの提供者が期待した合成画像にならない場合もあ
る。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、前景画像が与
えられたとき、一の背景画像に適した加工処理を前景画
像に施し、その処理された前景画像を背景画像に重ねる
ことがCG技術の専門家でないユーザにも可能な画像合
成装置及び画像合成方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、背景画像に重ねられ、背景画像に合成さ
れる複数の典型要素が用意されている画像合成装置であ
って、背景画像の画像データと、データベースとを記憶
している背景画像記憶手段と、データベースは、背景画
像との合成時に施す画像処理方法毎の複数のレコードか
ら成り、各レコードは、典型要素としての属性と、各画
像処理方法と、各方法に係る画像データとを格納するフ
ィールドから成り、ユーザが前記背景画像と合成を希望
する前景画像の画像データと、その属性とを入力する入
力手段と、入力手段で入力された前景画像の属性と前記
データベースの典型要素の属性とが一致するレコードを
検索する検出手段と、検索手段で検索されたレコードに
記述された画像処理方法に従い、前記前景画像の画像デ
ータを加工処理する画像加工手段とを備えることとして
いる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像合成装置
の実施の形態について図面を用いて説明する。 (実施の形態)図1は、本発明に係る画像合成装置のー
実施の形態の構成図である。
【0009】この画像合成装置は、入力操作部101
と、画像合成の対象となる前景画像の前景画像データを
記憶する前景画像データ記憶部102と、前景画像が合
成される背景画像の背景画像データを記憶する背景画像
データ記憶部103と、各部を制御する制御部104
と、前景画像を合成のために加工する画像加工部105
と、加工された前景画像と背景画像とを合成する画像合
成部106と、合成された画像等を表示する表示部10
7とを備えている。
【0010】なお、この画像合成装置のハードウエア構
成を図2に示す。入出力手段201は、入力操作部10
1と表示部107とを構成する。記録再生手段202
は、前景画像データ記憶部102と、背景画像データ記
憶部103と画像加工部105の一部とを構成する。数
値演算プロセッサ203は、制御部104と、画像加工
部105の一部と画像合成部106とを構成する。
【0011】入力操作部101は、キーボード等を含
み、図示しないネットワーク、コンピュータ、カメラ、
スキャナ等と接続されており、ユーザから画像合成の対
象となる前景画像の入力を受け付け、制御部104を介
して前景画像データ記憶部102に記憶させる。図3
は、ユーザが前景画像として合成したい「はばたく鳥」
の画像301を示している。この画像301をスキャナ
で読み込み、デジタル画像データとして制御部104に
出力する。
【0012】また、入力操作部101は、画像301を
デジタル画像データとして入力した際、この画像301
の特徴データの入力をユーザからキーボードを用いて受
け付ける。特徴データには、ユーザから入力される画像
の名前(ファイル名)と画像フォーマットの識別子(拡
張子)、制御部104で生成されるビットマップデータ
の色数(分解能)とビットマップデータの配置方法等と
がある。
【0013】図4は、特徴データの一例を示す図であ
る。特徴データ401は、入力操作部101から制御部
104に出力される画像のデジタル画像データの特徴
(属性)を示している。特徴データ401には、画像の
名前「はばたく鳥」402、フォーマット「3次元C
G」403、要素ジャンル「生き物・飛行物体」40
4、色情報「テクスチャの色、透明度」405、画素数
「テクスチャの画素数」406、3次元情報「3次元C
Gモデル(ポリゴン数、格子点位置など)」407、2
次元情報「射影形状、マスク情報、テクスチャなど」4
08、その他属性「作成ハードウエア、Zバッファな
ど」409、実例部分「時間経過に伴う全格子点の運動
パターン」410と汎用部分「主格子点の運動パター
ン」411等が含まれる。なお、3次元情報には、光源
情報等を含める場合もある。
【0014】前景画像データ記憶部102は、背景画像
に合成される前景画像の前景画像データを記憶してい
る。前景画像データは、制御部104によって書き込ま
れる。図5は、前景画像データの具体例を示す図であ
る。前景画像データ501は、素材ビットマップデータ
502と素材ヘッダデータ503とから構成される。素
材ビットマップデータ502には、例えば図3に示した
画像301がスキャナによって読み込まれた場合に、そ
の二次元画像データが書き込まれる。素材ヘッダデータ
503は、素材ビットマップデータ502の属性を示す
データであり、画像(ファイル)の名前504,画像フ
ォーマットの識別子505,色数506及び配置方法5
07等を含んでいる。
【0015】画像の名前504には、ユーザによって入
力された画像301の名前「はばたく鳥」が記載されて
いる。画像フォーマットの識別子505には、二次元画
像データが書き込まれた際、その画像フォーマットの識
別子としてユーザによって「bmp」が与えられ、記載
されている。
【0016】ビットマップデータの色数506には、素
材ビットマップデータ502に「32」ビットデータが
記載されているので、制御部104によって「32」が
記載されている。また、配置方法507には、素材ビッ
トマップデータ502がどのような配列で記載されてい
るかが示されており、制御部104によってスキャナの
読み込まれた際の順序である「並び方A」が記載されて
いる。
【0017】ここで「並び方A」は、図6に矢符601
で示すように画像301の存在する領域の左上の位置
(1、1)から右下の位置(1024、768)の画像
を順に並べたものである。画像301は、1024×7
68=786432個の画素の32ビットデータで示さ
れる。また、前景画像データ記憶部102は、図7に示
すように画像キーワード情報である「はばたく鳥」の画
像を象徴する言葉「飛行物体」701と画像フォーマッ
ト情報「bmp」702と画像実例情報である図5に示
した画像データ501とが記憶されている。なお、3次
元CG画像の場合には、幾何データ(座標、位置)も含
まれている。
【0018】背景画像データ記憶部103は、ユーザが
前景画像を合成しようとする背景画像の背景画像データ
を予め記憶している。図8は、背景画像データ記憶部1
03に記憶されている背景画像を示している。この背景
画像801は、山802と平野803との差し替えので
きないオブジェクトを含む画像を含んでいる。なお、
x、y、z座標704は、この背景画像の空間座標(ワ
ールド座標)を示している。
【0019】図9は、この背景画像801の特徴データ
の一例を示している。特徴データ901は、上述した前
景画像301の特徴データ401と同様、背景画像80
1の属性が示されている。背景画像データ記憶部103
は、また、典型要素を背景画像データとして記憶してい
る。図10は、典型要素を模式的に示した図である。典
型要素「航空旅客機」1001と「溶岩流」1002と
「噴煙」1003とが示されている。これらの典型要素
1001〜1003は、背景画像801の前方(紙面の
上方)に合成(重ね合わせ)を想定された画像であり、
後述するように、専門家によって、予めその画像の加工
方法が設定されている。
【0020】図11は、これらの典型要素1001〜1
003の特徴データ1101の一例を示している。これ
らの特徴データ1101は、典型要素1001〜100
3ごとに画像データを記憶させた際、その画像データ及
び専門家により入力される属性1102、1103、1
104をそれぞれ含む。この特徴データ1101を基本
にして、図12、図13に具体例を示すデータベースが
専門家により作成される。
【0021】背景画像データ記憶部103は、典型要素
毎に固有データベース1201,1301等から成るデ
ータベース群を記憶している。データベース1201は
典型要素「航空旅客機」1101、データベース130
1は典型要素「溶岩流」1002に対応している。デー
タベース1201,1301等は、各典型要素の特徴デ
ータ(属性)及びその画像加工方法などの情報をデータ
ベース化したものである。たとえばデータベース120
1は5つのレコード1202を保有し、各レコードはレ
コードを検索するためのキーワードを記載したフィール
ドや前景画像の処理方法等を記載したフィールド等から
なる。入力された前景画像のファイルフォーマットにマ
ッチングするレコードをここから検索することで、前景
画像の特徴に依存する異なった5種類の処理方法から1
種類の処理方法を選んで前景画像の処理を実現する。
【0022】フィールドb11には、キーワードが記述
されている。キーワードには、典型要素「航空旅客機」
について、ユーザが用意するであろう前景画像の特徴を
象徴する言葉を候補として記述する。たとえば、航空旅
客機から容易に類推できる「飛行物体」、「乗り物」、
あるいは意外な言葉として、「爆弾」なども盛り込まれ
る。記述されるキーワードは「乗り物」のようにグルー
ピングを目的とする単語を選ぶだけでなく、具体的な固
有名詞「ポーイング×××」などが記述されていてもよ
い。
【0023】フィールドb12には、フォーマット識別
子が記述されている。一般的にファイル拡張子がファイ
ルフォーマットの識別に用いられる。ここでは、拡張子
「dxf」、「mpg」、「bmp」を持つ3種類のフ
ォーマットを想定する。拡張子「dxf」は3次元CG
データ、拡張子「mpg」は実写の動画データ、拡張子
「bmp」はビットマップ形式の静止画データをそれぞ
れ識別している。
【0024】フィールドb13には、処理方法が記述さ
れ、各キーワードと各ファイルフォーマットとの組み合
わせに応じて、処理方法を記述したプログラムが格納さ
れている。このプログラムによって画像加工部105お
よび画像合成部106は、画像処理を実行する。このフ
ィールドb13にプログラムを完全に格納してもよい
し、関数へのエントリポイントのみを記述しておいても
よい。その場合は、そのエントリポイントによって呼び
出し可能な関数を記述した実行形式のプログラムを背景
画像データ記憶部103に記憶させておく。
【0025】フィールドb14には、汎用情報が記述さ
れている。汎用情報とは、典型要素「航空旅客機」デー
タの部分集合であり、合成処理の前後で変更されないデ
ータをいう。フィールドb15には、実例情報が記述さ
れている。実例情報とは、典型要素「航空旅客機」デー
タの部分集合であり、ユーザの入力した前景画像を含む
データに置き換えられるデータをいう。入力操作部10
1は、スキャナ(図示せず)が画像301をスキャン
し、生成した前景画像データ501をファイル名と拡張
子との組「飛行物体bmp」として受け取る。ファイル
名は入力操作部101からユーザに入力され、拡張子は
スキャナの出力仕様に依存する。制御部104は、入力
操作部101から前景画像データ501を受け取り、前
景画像データ記憶部102に書き込む。
【0026】続いて、制御部104は、前景画像データ
501のファイル名と拡張子とに基づいてデータベース
群1203,1301等を検索する。データベース群1
201,1301等からキーワードとフォーマットとが
一致するデータベース1201のレコード3がヒットす
ると、該レコードに格納されたプログラムz0、汎用情
報z1,実例情報z2および前景画像データ記憶部10
2に記憶されている前景画像データ501を画像加工部
105へ構造体「固有処理命令」として出力する。
【0027】なお、ユーザのファイル名の与え方によっ
ては、制御部104は、一致するレコードを検索できな
い場合がある。たとえば前景画像データ5についてファ
イル名と拡張子とを「羽ばたく鳥bmp」とする場合、
制御部104はデータベース群1201,1301等に
ついてキーワード検索しても一致するレコードを発見で
きない。このとき、関連語データベース(図示せず)を
検索し「羽ばたく鳥」の類語「飛行物体」を得た上で、
類語(関連語)を用いてデータベース1201のレコー
ド3をヒットさせ、二次的な候補として出力してもよ
い。あるいは、「可能な処理がありません」と表示部1
07へ出力し、ユーザからのファイル名の再入力を待っ
てもよい。レコードが複数個ヒットした場合、レコード
にフィールドb16に記述しているようにプライオリテ
ィ(優先順位)を予め定めておいてもよいし、また、表
示部107にヒットしたレコードについてリスト表示
し、入力操作部101においてユーザに選択させてもよ
い。データベース1201のレコード4とレコード5は
同じキーワードとフォーマット識別子との組み合わせを
持つため検索に同時にヒットするが、おのおのは異なる
プログラムxx0,yy0を格納している。プライオリ
ティに準じて処理するオプションが設定されていれば、
レコード4がユーザとの対話なしに選択され、プライオ
リティに準じないオプションが設定されている場合は選
択肢としてレコード4とレコード5がリスト表示され
る。
【0028】制御部104は画像加工部105から前景
画像の加工の終了通知を受けると画像合成部106を起
動する。また、画像合成部106から前景画像と背景画
像との合成の終了通知を受けると、合成画像を表示部1
07へ出力する。画像加工部105は固有処理命令(前
景画像データ501、プログラムz0、汎用情報z1,
実例情報z2をメンバとする構造体)の記憶領域を有
し、制御部104から固有処理命令を受け取り、プログ
ラムz0に基づいて画像を生成する。
【0029】画像加工部105に固有処理命令として出
力された実例情報z2を図14に示す。この実例情報z
2は、「航空旅客機」1001の機体表面のテクスチャ
データ1401のデータ構造を示している。テクスチャ
データ1401は、このテクスチャのビットマップデー
タを640×480=307200個の画素の32ビッ
トデータで示している。また、ビットマップデータは、
図15に矢符1501に示すような配置方法「並び方
B」で配列されている。
【0030】前景画像データ501は、上述したように
図6に示した「並び方A」で786432個の画素の3
2ビットデータで示されているので、典型要素のデータ
構造とは異なる。したがって、プログラムz0に含まれ
るデータ変換プログラムに従い、前景画像データ501
を加工する。図16は、データ変換プログラムのフロー
チャートを示す。
【0031】先ず、画像加工部105は、前景画像の画
像データ501を読み込み(S1602)、典型要素
「航空旅客機」の実例情報z2のビットマップデータの
サイズ640×480に対応した画素座標(193、1
45)から画素座標(832、624)までの画素の画
像データを切り出す(S1604)。切り出した前景画
像の画像データ501を「航空旅客機」1001のテク
スチャデータ1501と同じ配列「並び方B」に並べ替
える(S1606)。並べ替えた前景画像の加工済みビ
ットマップデータを記憶し、(S1608)、制御部1
04に前景画像の加工が終了したことを通知し、処理を
終了する。
【0032】図17は、画像加工部105によって、加
工された画像データを画素の座標を示して説明する図で
ある。元の前景画像の画像データ501の座標(19
3、145)を加工後は座標(1、1)と、元の座標
(832、624)を加工後は座標(640、480)
としている。なお、加工済みビットマップデータは、後
述する図20に示す。
【0033】画像合成部106は、制御部104に起動
されると、背景画像データ記憶部103に記憶されてい
るプログラムz0を読み出し、プログラムz0に従い、
加工された前景画像データを背景画像801の画像デー
タと合成する。なお、プログラムz0は、CG技術の専
門家が予め作成した背景画像データと典型要素「航空旅
客機」1001の画像データとを合成する合成方法の手
順が記載されたものであり、その手順が前景画像データ
501の合成に適用されるものである。
【0034】図18は、背景画像データ記憶部103に
記憶されている典型要素「航空旅客機」1001の3次
元CGモデルの素材データ1801のデータ構造を示し
ている。素材データ1801は、ヘッダデータ1802
と、機体表面に与えるビットマップデータ1803と、
窓ガラスに与えるビットマップデータ1804と、座標
データ1805とから構成されている。
【0035】図19は、この典型要素「航空旅客機」1
001と背景画像801とのプログラムz0による合成
を模式的に示した図である。「航空旅客機」1001の
3次元CGモデルの素材データ1801と背景画像デー
タ1901とから典型要素を背景画像に合成した2次元
の合成画像データ1902を得る。先ず、画像合成部1
06は、「航空旅客機」1001の素材データ1801
を3次元データからレンダリング処理して、2次元デー
タに変換し、2次元の画像データ1903を得る。一
方、背景画像データ1901は、「航空旅客機」100
1の画像データで隠れる部分の画像データ1904と隠
れない部分の画像データ1905とからなる。2次元の
画像データ1903と隠れない部分の画像データ190
5とを合成し、合成画像データ1902を得る。なお、
素材データ1801の機体表面に与えるビットマップデ
ータ1803には、色情報として「白」を示す「000
00007」が記録されている。
【0036】次に、本実施の形態での前景画像301と
背景画像801とのプログラムz0による画像合成につ
いて説明する。画像合成部106は、図20に示すよう
に、「航空旅客機」1001の3次元CGモデルの素材
データ1801の機体表面のビットマップデータ180
3部分を画像加工部105で加工された前景画像の加工
済みビットマップデータ2001と入れ替える。これに
よって、前景画像を合成した「航空旅客機」の3次元C
Gの画像データ2002を得る。この画像データ200
2をレンダリング処理し、2次元データに変換した「航
空旅客機」の合成画像データ2003を得る。
【0037】図21は、この合成画像データ2003を
表示した合成画像2102を得るまでを模式的に示した
ものである。前景画像301の画像データ501は、図
5に示したものであり、典型要素「航空旅客機」100
1の3次元CGモデルの画像データ1801は、図20
に示したものである。画像加工部105によって、画像
データ501は、「航空旅客機」1001のテクスチャ
データ1501と同じデータサイズと配列方法とに変換
された画像データ2001に変換される。画像合成部1
06は、「航空旅客機」1001の3次元CGモデルの
素材データ1801中のビットマップデータ1803を
画像データ2001に置換した3次元CGモデルの画像
データ2002をレンダリング処理して、合成画像デー
タ2003を得る。この2次元の合成画像データ200
3を表示すると、合成画像2101となる。
【0038】画像合成部106は、背景画像データ19
01の画像データ1904と合成画像データ2003と
を置換して、即ち、画像データ1905と合成画像デー
タ2003とを合成して、背景画像と前景画像とを合成
した合成画像データ2005を得る。画像合成部106
は、得られた合成画像データ2005を記憶部(図示せ
ず)に記憶させる。
【0039】また、画像合成部106は、画像合成を終
了したことを制御部104に通知する。なお、3次元C
Gモデルの画像データ2002から2次元の画像データ
2003への変換は、公知の技術であるので、一般的な
テクスチャマップを用いたレンダリング処理について、
簡単に説明する。
【0040】図22は、立方体2201の2次元投影図
を考える場合の座標系の説明図である。Exyzは視点
を原点とする座標系、Vxyzは投影面2202(画像
を出力するデバイス)に固有の座標系であり、Oxyz
は物体に固有の座標系であり、そしてWxyzは基準座
標系であり、Exyz,Vxyz,Oxyzの各座標系の
原点及び方位角、仰角の基準となる。ただし、投影面座
標系VxyzのXv軸は視点座標系ExyzのYe軸に
平行であり、Yv軸はXe軸と平行かつ逆向きである。
Zv値はZバッファ法に基づくレンダリングで必要とな
る視点から注目点までの距離であり、Zv軸は、投影面
に垂直な軸ではない。
【0041】図23は、レンダリング処理に必要な座標
データの内容とその処理に従いデータが変化する様子を
示す図である。この座標データは、図18に示した3次
元CGモデルの素材データ1801の座標データ180
5に相当するものである。図24は、画像合成部106
のレンダリング処理の流れの概略を説明するフローチャ
ートである。
【0042】形状座標データ2301は、物体表面の注
目点を物体に固有の座標系Oxyzで記述されている。
視野データ2302は、各座標系の原点座標、各座標系
を変換するための方位角θと仰角Φ、投影面の端点、視
軸方向ベクトルから成る。投影面座標系の方位角/仰角
は視点座標系から決定される。画像合成部106は、物
体上の注目点を物体に固有の座標系Oxyzから基準座
標系Wxyzの表現に変換し、さらに視点座標系Exy
zの表現2303に変換する(S2401)。
【0043】ここで、座標変換は、式(1)を用いて行
う。
【0044】
【数1】
【0045】式(1)は、方位角θ、仰角Φを用いて座
標変換を行う数式である。座標系Aの点(X,Y,Z)に
対して式(1)で別の座標系B上の表現(X’,Y’,
Z’)が得られる。ここで(Xb,Yb,Zb)は座標系
Aにおける座標系Bの原点である。物体上の注目点につ
いてまず上記の逆変換として物体に固有の座標系Oxy
zから基準座標系Wxyzへ座標変換を行った後、視点
座標系Exyzへの変換を行う。
【0046】次に、Vxyz座標系の投影図2304を
算出する(S2402)。ここで、投影図(投影座標)
の算出方法を図25を用いて説明する。図25は、視点
座標系Exyzへ変換済みの物体上の注目点を、投影面
座標Vxyzにおける投影座標へ変換する概略図であ
る。図26は、その変換のフローチャートを示す。
【0047】画像合成部106は、視距離fを投影面原
点V0と視点E0との距離として求める(S260
1)。図25に示す関係から投影座標Vx1及びVy1
を求める(S2602、S2603)。描画時の前後判
定をZバッファ法に基づいて行うため、Vz1を求める
(S2604)。また、ビットマップデータ2305と
投影図2304との対応から、Zバッファ値を含む投影
図のビットマップデータ2306を生成する(S240
3)。
【0048】最後にZバッファ法に基づく描画される投
影図のビットマップデータ2307を算出する(S24
04)。Zバッファ値を含む投影図のビットマップデー
タ2306において、Vx1=Vx2かつVy1=Vy
2であった場合、画素データ1または画素データ2のど
ちらかを(Vx1,Vy1)上に描画するかが問題にな
る。この場合、先に求めたVz1とVz2を比較し、V
z1<Vz2であればVz1のほうが視点に近いため手
前に見えるべきであり、したがって画素データ1が採用
される。
【0049】以上でレンダリング処理が終了する。な
お、図23において、変換処理を示す矢符に付記された
ステップ番号は、図24のフローチャートのステップ番
号に対応する。表示部107は、液晶ディスプレイ等か
らなり、制御部104の制御によって、レコード選択の
ためのリスト表示をし、画像合成部106で合成された
合成画像データ2005を表示する。
【0050】次に、本実施の形態の主題となる動作を図
27に示すフローチャートを用いて説明する。先ず、制
御部104は、入力操作部101からユーザが入力した
前景画像301のファイル名と拡張子との通知を受ける
(S2702)。前景画像301のファイル名と拡張子
とをキーにして背景画像データ記憶部103に記憶され
ているデータベース群1201等を検索する(S270
4)。
【0051】一致するフィールドを有するレコードがあ
るか否かを判断する(S2706)。該当するレコード
がなければS2702に戻り、あるときには、複数ある
か否かを判断する(S2708)。複数なければそのレ
コードを選択する。複数のときには、例えば表示部10
7にそれらのレコードのリスト等を表示させ、入力操作
部101からユーザがレコードを1つ選択するのを待つ
(S2710)。なお、レコードのフィールドに記載さ
れた優先順位により制御部104が選択してもよい。
【0052】これによって、前景画像を背景画像に合成
する際、利用又は置換するのに一番適当な典型要素とそ
の画像処理方法とを選ぶことができる。なお、ユーザに
よって入力操作部101から入力されたファイル名と拡
張子とが予めCG技術の専門家によって作成されている
データベース群のレコードに含まれるフィールドと全く
一致しなければ、効果的な合成画像を得ることができな
いので、処理を終了するようにしてもよい。
【0053】制御部104は、該当するレコードに格納
されている処理方法、汎用情報、実例情報と、前景画像
データとを画像加工部105に固有処理命令として出力
する。(S2712)。次に、画像加工部105は、固
有処理命令に従い、前景画像の画像データを背景画像の
合成に適するように加工し(S2714)、処理を終了
する。
【0054】なお、本実施の形態では、前景画像301
を「はばたく鳥」の2次元のビットマップデータとして
典型要素の「航空旅客機」1001の機体に張り付ける
ようにしたけれども、他の具体例として、「はばたく
鳥」の3次元CGモデルの素材データを入力することも
できる。この場合には、画像フォーマットは「dxf」
となり、レコード1が選ばれ、専門家により予めプログ
ラムされた方法x0が画像処理方法となり、図28に示
すように、典型要素「航空旅客機」1001が備える動
きに従い、前景画像「はばたく鳥」2801を「航空旅
客機」1001と置換したものとして、背景画像に合成
する映像2802とすることができる。
【0055】なお、上記実施の形態では、図1に画像合
成装置の構成を示しているけれども、各構成部分の機能
を発揮するプログラムをコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記録しておき、このような機能を有しない画像
合成装置に記録媒体を装着してプログラムを読み取ら
せ、本発明の画像合成装置と同様の機能を発揮させるこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、背景画
像に重ねられ、背景画像に合成される複数の典型要素が
用意されている画像合成装置であって、背景画像の画像
データと、データベースとを記憶している背景画像記憶
手段と、データベースは、背景画像との合成時に施す画
像処理方法毎の複数のレコードから成り、各レコード
は、典型要素としての属性と、各画像処理方法と、各方
法に係る画像データとを格納するフィールドから成り、
ユーザが前記背景画像と合成を希望する前景画像の画像
データと、その属性とを入力する入力手段と、入力手段
で入力された前景画像の属性と前記データベースの典型
要素の属性とが一致するレコードを検索する検出手段
と、検索手段で検索されたレコードに記述された画像処
理方法に従い、前記前景画像の画像データを加工処理す
る画像加工手段とを備えることとしている。このような
構成によって、ユーザの入力する前景画像の属性と一致
する用意されたデータベースの典型要素に適合する画像
処理方法に従い、前景画像を加工処理方法に従い、前景
画像を加工処理することができる。この結果、ユーザが
画像合成の専門知識を有していなくても、予めCG技術
の専門家が用意した典型要素を用いて、専門家が期待す
るように前景画像を背景画像に合成することができる。
【0057】また、前記典型要素の属性には複数の異な
るキーワードと複数の画像フォーマットとが用意され、
各レコードには、キーワードと画像フォーマットとに対
応する画像処理方法と画像データとが記載されており、
前記前景画像の属性は、前景画像を象徴するキーワード
と画像フォーマットであることとしている。このような
構成によって、予め用意されているデータベース群のレ
コードのフィールドに記載された典型要素のキーワード
と画像フォーマットが入力された前景画像を象徴するキ
ーワードと画像フォーマットに一致したレコードを選択
して、そこに記載された画像処理方法に従い前景画像が
加工処理されるので、背景画像に合成される前景画像
は、CG合成の専門家の期待する典型要素の画像データ
に適合した前処理を受けることができる。
【0058】また、前記検索手段は、一致するレコード
を検索できなったとき、前記前景画像を象徴するキーワ
ードを類語に置き換えて一致するレコードを検索するこ
とを特徴とすることとしている。このような構成によっ
て、用意されたデータベース群のレコードに入力された
前景画像を象徴するキーワードと完全に一致するものが
ない場合にも、次善のレコードに記載された画像処理方
法に従うことができる。
【0059】また、前記典型要素の画像データは、前記
画像加工手段で加工処理された前景画像データに置換さ
れる実例情報と、そのまま用いられる汎用情報との各デ
ータとしてフィールドに記載されていることとしてい
る。このような構成によって、加工処理された前景画像
のデータを典型要素の実例情報部分の画像データと置換
して、背景画像に合成される画像を生成できる。
【0060】また、前記画像処理方法には、前記画像加
工手段で前景画像データを処理するプログラムが含ま
れ、前記画像加工手段は、前記プログラムに従い前景画
像データを加工処理することとしている。このような構
成によって、前景画像の画像データを加工処理するプロ
グラム(データ変換プログラム)によって、容易に背景
画像に合成するための前景画像の前処理ができる。
【0061】また、前記画像処理方法には、前景画像の
画像データを加工する第1プログラムと、典型要素を背
景画像に合成する第2プログラムとが含まれ、前記画像
加工手段は、前記第1プログラムに従い前景画像データ
を加工し、加工処理された前景画像データを第2プログ
ラムに従い実例情報のデータを置換して汎用情報のデー
タと合成した後、背景画像データに合成する合成手段を
更に備えていることとしている。このような構成によっ
て、入力された前景画像データを選ばれた典型要素の実
例情報部分の画像データに適合するよう第1プログラム
に従い加工し、第2プログラムに従い加工済の前景画像
データを典型要素の汎用情報部分の画像データと合成し
た後、背景画像に容易に合成することができ、専門家が
期待するように前景画像を背景画像に合成できる。
【0062】また、本発明は、背景画像に重ねられ、背
景画像に合成される複数の典型要素が用意され、背景画
像の画像データと、データベースとが予め記憶領域に記
憶されており、データベースは、背景画像との合成時に
施す画像処理方法毎の複数のレコードから成り、各レコ
ードは典型要素としての属性と各画像処理方法と各方法
に係る画像データとを格納するフィールドから成り、入
力された前景画像を前記背景画像に合成する画像合成方
法であって、ユーザが前記背景画像と合成を希望する前
景画像の画像データと、その属性とを入力する入力ステ
ップと、入力ステップで入力された前景画像の属性と前
記データベースの典型要素の属性とが一致するレコード
を検索する検索ステップと、検索ステップで検索された
レコードに記述された画像処理方法に従い、前記前景画
像を加工処理する画像加工ステップとを有して実行する
こととしている。 このような構成によって、ユーザが
画像合成の専門知識を有していなくとも、予めCG技術
の専門家が用意した典型要素を用いて専門家が期待する
ように前景画像を背景画像に合成することができる。
【0063】更に、本発明は、入力された前景画像を背
景画像に合成する画像合成方法のプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、背景画
像に重ねられ、背景画像に合成される複数の典型要素が
用意され、背景画像の画像データと、データベースとが
予め記憶領域に記憶されており、データベースは、背景
画像との合成時に施す画像処理方法毎の複数のレコード
から成り、各レコードは、典型要素としての属性と各画
像処理方法と各方法に係る画像データとを格納するフィ
ールドから成り、ユーザが前記背景画像と合成を希望す
る前景画像の画像データと、その属性とを入力する入力
ステップと、入力ステップで入力された前景画像の属性
と前記データベースの典型要素の属性とが一致するレコ
ードを検索する検索ステップと、検索ステップで検索さ
れたレコードに記述された画像処理方法に従い、前記前
景画像を加工処理する画像加工ステップとを有して実行
させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体としている。このようなコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を、前景画像の画像データを適
合する画像処理方法に従い画像加工する前処理をする機
能のない画像合成装置に適用して、専門家が期待する前
景画像と背景画像との合成ができる装置とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像合成装置の一実施の形態の構
成図である。
【図2】上記実施の形態のハード構成を説明する図であ
る。
【図3】上記実施の形態のユーザに入力される前景画像
を示す図である。
【図4】上記実施の形態の前景画像の特徴データの一例
を示す図である。
【図5】上記実施の形態の前景画像の画像データの説明
図である。
【図6】上記実施の形態の画像データのビットマップの
配置方法の説明図である。
【図7】上記実施の形態の前景画像データ記憶部に記憶
されている前景画像の配列表の説明図である。
【図8】上記実施の形態の背景画像の一例を示す図であ
る。
【図9】上記実施の形態の背景画像の特徴データの一例
を示す図である。
【図10】上記実施の形態の典型要素の一例を示す図で
ある。
【図11】上記実施の形態の典型要素の特徴データの一
例を示す図である。
【図12】上記実施の形態の背景画像データ記憶部に記
憶されているデータベースの一例を説明する図である。
【図13】上記実施の形態の背景画像データ記憶部に記
憶されているデータベースの一例を説明する図である。
【図14】上記実施の形態の典型要素「航空旅客機」の
実例情報のビットマップデータを示す図である。
【図15】図14に示した実例情報の並び方を示す図で
ある。
【図16】上記実施の形態の画像加工部での前景画像の
画像データの加工の流れを示すフローチャートである。
【図17】上記実施の形態の画像加工部で典型要素の画
像データに前景画像の画像データを合致させた様子を示
す図である。
【図18】上記実施の形態の典型要素の3次元CGモデ
ルの素材データのデータ構造の一例を示す図である。
【図19】典型要素の素材データと背景画像の画像デー
タとの合成を説明するための図である。
【図20】上記実施の形態の画像加工部で加工された前
景画像データを背景画像の画像データに典型要素の素材
データを用いて合成する様子を説明するための図であ
る。
【図21】上記実施の形態の画像加工部と画像合成部と
で典型要素に加工した前景画像を合成するのを模式的に
示した図である。
【図22】上記実施の形態の画像合成部で用いられる座
標系の説明図である。
【図23】上記実施の形態の画像合成部での画像データ
の変化を示す図である。
【図24】上記実施の形態のレンダリング処理のフロー
チャートである。
【図25】上記実施の形態の画像合成部での投影座標へ
の変換の説明図である。
【図26】上記実施の形態の画像合成部でのZバッファ
法で用いるVz1を求めるフローチャートである。
【図27】上記実施の形態の主要な動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図28】実施の形態の他の具体例の前景画像の画像フ
ォーマットが3次元CGモデルの素材データである場合
の合成例を示す図である。
【符号の説明】
101 入力操作部 102 前景画像データ記憶部 103 背景画像データ記憶部 104 制御部 105 画像加工部 106 画像合成部 107 表示部 201 入出力手段 202 記録再生手段 203 数値演算プロセッサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背景画像に重ねられ、背景画像に合成さ
    れる複数の典型要素が用意されている画像合成装置であ
    って、 背景画像の画像データと、データベースとを記憶してい
    る背景画像記憶手段と、 データベースは、背景画像との合成時に施す画像処理方
    法毎の複数のレコードから成り、 各レコードは典型要素としての属性と、各画像処理方法
    と、各方法に係る画像データとを格納するフィールドか
    ら成り、 ユーザが前記背景画像と合成を希望する前景画像の画像
    データと、その属性とを入力する入力手段と、 入力手段で入力された前景画像の属性と前記データベー
    スの典型要素の属性とが一致するレコードを検索する検
    出手段と、 検索手段で検索されたレコードに記述された画像処理方
    法に従い、前記前景画像の画像データを加工処理する画
    像加工手段とを備えることを特徴とする画像合成装置。
  2. 【請求項2】 前記典型要素の属性には複数の異なるキ
    ーワードと複数の画像フォーマットとが用意され、各レ
    コードには、キーワードと画像フォーマットとに対応す
    る画像処理方法と画像データとが記載されており、 前記前景画像の属性は、前景画像を象徴するキーワード
    と画像フォーマットであることを特徴とする請求項1記
    載の画像合成装置。
  3. 【請求項3】 前記検索手段は、一致するレコードを検
    索できなったとき、前記前景画像を象徴するキーワード
    を類語に置き換えて一致するレコードを検索することを
    特徴とする請求項2記載の画像合成装置。
  4. 【請求項4】 前記典型要素の画像データは、前記画像
    加工手段で加工処理された前景画像データに置換される
    実例情報と、そのまま用いられる汎用情報との各データ
    としてフィールドに記載されていることを特徴とする請
    求項1記載の画像合成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理方法には、前記画像加工手
    段で前景画像データを処理するプログラムが含まれ、 前記画像加工手段は、前記プログラムに従い前景画像デ
    ータを加工処理することを特徴とする請求項1記載の画
    像合成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理方法には、前景画像の画像
    データを加工する第1プログラムと、典型要素を背景画
    像に合成する第2プログラムとが含まれ、 前記画像加工手段は、前記第1プログラムに従い前景画
    像データを加工し、 加工処理された前景画像データを第2プログラムに従い
    実例情報のデータを置換して汎用情報のデータと合成し
    た後、背景画像データに合成する合成手段を更に備えて
    いることを特徴とする請求項4記載の画像合成装置。
  7. 【請求項7】 背景画像に重ねられ、背景画像に合成さ
    れる複数の典型要素が用意され、背景画像の画像データ
    と、データベースとが予め記憶領域に記憶されており、
    データベースは、背景画像との合成時に施す画像処理方
    法毎の複数のレコードから成り、各レコードは典型要素
    としての属性と各画像処理方法と各方法に係る画像デー
    タとを格納するフィールドから成り、入力された前景画
    像を前記背景画像に合成する画像合成方法であって、 ユーザが前記背景画像と合成を希望する前景画像の画像
    データと、その属性とを入力する入力ステップと、 入力ステップで入力された前景画像の属性と前記データ
    ベースの典型要素の属性とが一致するレコードを検索す
    る検索ステップと、 検索ステップで検索されたレコードに記述された画像処
    理方法に従い、前記前景画像を加工処理する画像加工ス
    テップとを有して実行することを特徴とする画像合成方
    法。
  8. 【請求項8】 入力された前景画像を背景画像に合成す
    る画像合成方法のプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体であって、 背景画像に重ねられ、背景画像に合成される複数の典型
    要素が用意され、背景画像の画像データと、データベー
    スとが予め記憶領域に記憶されており、 データベース
    は、背景画像との合成時に施す画像処理方法毎の複数の
    レコードから成り、各レコードは典型要素としての属性
    と各画像処理方法と各方法に係る画像データとを格納す
    るフィールドから成り、 ユーザが前記背景画像と合成を希望する前景画像の画像
    データと、その属性とを入力する入力ステップと、 入力ステップで入力された前景画像の属性と前記データ
    ベースの典型要素の属性とが一致するレコードを検索す
    る検索ステップと、 検索ステップで検索されたレコードに記述された画像処
    理方法に従い、前記前景画像を加工処理する画像加工ス
    テップとを有して実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100593813B1 (ko) 2005-11-14 2006-06-30 손병규 합성 동영상 제공 시스템 및 그 방법
JP2010226443A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toshiba Corp 立体画像描画装置および描画方法
JP2011119786A (ja) * 2009-11-30 2011-06-16 Toshiba Corp 情報処理装置およびコンテンツ表示制御方法

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