JP2000292360A - 異物検査方法 - Google Patents

異物検査方法

Info

Publication number
JP2000292360A
JP2000292360A JP11096071A JP9607199A JP2000292360A JP 2000292360 A JP2000292360 A JP 2000292360A JP 11096071 A JP11096071 A JP 11096071A JP 9607199 A JP9607199 A JP 9607199A JP 2000292360 A JP2000292360 A JP 2000292360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foreign matter
optical microscope
inspection
scattered light
foreign substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11096071A
Other languages
English (en)
Inventor
Hide Yoshinaga
秀 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP11096071A priority Critical patent/JP2000292360A/ja
Publication of JP2000292360A publication Critical patent/JP2000292360A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査対象基板上の微細な異物であっても、こ
れを誤検出することなく確実にしかも短時間で効率よく
検出することをができる異物検査方法を提供すること。 【解決手段】 検査対象基板1の表面に対してレーザ光
Lを走査しながら照射し、そのときの検査対象基板1の
表面からの散乱光Rを光検出器14に入射させ、この光
検出器14による散乱Rの検出結果に基づいて検査対象
基板1の表面における異物の存在の有無を検査し、異物
が存在するか存在の可能性がある場合には、当該異物の
存在位置情報に基づいて光学顕微鏡15の視野を前記位
置に導入し、光学顕微鏡15で当該位置を拡大によって
観察し、この観察像をカメラ16によって画像情報とし
て取り込み、この取り込まれた画像情報に基づいて最終
的に異物の存在の有無を確認するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、LSI
製造プロセスにおいて、ウェーハにパターンを焼き付け
るために用いられるレティクル/マスク、あるいは、パ
ターンが形成された製品ウェーハ、さらには、液晶用基
板などの検査対象基板の表面に、異物が付着しているか
否かおよびその大きさや付着場所を特定することなどが
できる異物検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記異物検査方法として、従来より、レ
ーザ散乱方式によるものと、光学顕微鏡方式によるもの
とがある。前者のレーザ散乱方式は、例えば、図2
(A)に示すように、X(例えば紙面の左右方向)−Y
(紙面に垂直な方向)−Z(上下方向)の三方向に移動
可能な水平なステージ(X−Y−Zステージ)21上に
検査対象基板22を載置し、この検査対象基板22の斜
め上方からレーザ光23をX−Y方向に走査しながら照
射し、このとき生ずる散乱光24を光検出器25によっ
て検出し、検査対象基板22上の異物からの散乱光と検
査対象基板22上の異物以外のもの(例えばパターンな
ど)からの散乱光とでは偏光特性が大きく異なることを
利用して、検査対象基板22上の異物の存否を判別する
手法である。なお、図2(A)において、26は集光レ
ンズである。
【0003】また、前記後者の光学顕微鏡方式は、図2
(B)に示すように、X−Y−Zステージ21上に載置
された検査対象基板22の上方に、光学顕微鏡27およ
びカメラ28を設け、検査対象基板22の上方から光2
9を検査対象基板22に対して照射(落射)またはX−
Y−Zステージ21の下方から光30を検査対象基板2
2に対して照射(透過)した状態で、検査対象基板22
を部分的に拡大するようにして観察し、その部分拡大像
の形状に基づいて検査対象基板22上の異物の存否を判
別する手法である。なお、図2(B)において、31は
集光レンズである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記レ
ーザ散乱方式による異物検査方法および光学顕微鏡方式
による異物検査方法には、それぞれ次のような短所があ
る。すなわち、前者の異物検査方法においては、かなり
細かい異物であっても確実に検出することができるもの
の、異物が平坦できわめて薄いものであったり、水垢の
ように極微小の異物により構成されるものやレジスト残
滓のように透明あるいは半透明であるような場合、異物
からの散乱光がきわめて微弱となるため、それらの検出
が困難となり、誤検出することがある。
【0005】また、後者の異物検査方法においては、異
物を正確に検出することができるものの、検査対象基板
22を複数の部分に区画し、その部分部分を拡大して観
察するものであるため、一つの検査対象基板22の検査
にかなりの時間を要するといった欠点がある。
【0006】ところで、近年においては、半導体デバイ
スの高集積化や形成されるパターンの微細化技術が開発
され、より微細な異物をより確実により短時間で検出す
る技術の確立が要望されているところである。
【0007】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、検査対象基板上の微細な異物で
あっても、これを誤検出することなく確実にしかも短時
間で効率よく検出することをができる異物検査方法を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の異物検査方法は、検査対象基板の表面に
対してレーザ光を走査しながら照射し、そのときの検査
対象基板の表面からの散乱光を光検出器に入射させ、こ
の光検出器による散乱光の検出結果に基づいて検査対象
基板の表面における異物の存在の有無を検査し、異物が
存在するか存在の可能性がある場合には、当該異物の存
在位置情報に基づいて光学顕微鏡の視野を前記位置に導
入し、光学顕微鏡で当該位置を拡大によって観察し、こ
の観察像をカメラによって画像情報として取り込み、こ
の取り込まれた画像情報に基づいて最終的に異物の存在
の有無を確認するようにしている。
【0009】上記異物検査方法においては、まず、レー
ザ散乱方式により、異物および異物の存在する可能性の
ある位置からの散乱を検出し、その位置情報を得る。こ
のとき、同時に、異物のサイズに関連する散乱光強度を
も得る。
【0010】次に、前記得られた位置情報により、光学
顕微鏡の視野を前記位置に導入し、その位置における像
の形状から異物か否かの判断を行う。
【0011】この発明の異物検査方法においては、従来
の課題とされてきたレーザ散乱方式の高感度化に伴う誤
検出を低減できるとともに、従来の課題とされてきた光
学顕微鏡方式の全面部分拡大検査による測定時間の長さ
を短縮することができ、両方式のそれぞれの短所がそれ
ぞれ他方の長所によってカバーされ、結果的には、両方
式の長所のみが生かされることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照しながら説明する。図1は、この発明の異物検査方
法を実施するための装置の一例を概略的に示すもので、
この図において、1は検査対象基板で、X−Y−Zステ
ージ2の上面に設けられた水平な検査ステージ3の上面
に載置されている。前記X−Y−Zステージ2は、Z方
向(上下方向)駆動機構(図示していない)に保持され
た第1ベース4の上面に、第2ベース5を駆動機構6に
よってX方向に移動するように設け、さらに、この第2
ベース5の上面に、第3のベース7を駆動機構8によっ
てY方向に移動するように設けてなるものである。な
お、図示してないが、検査ステージ3に対して、その上
方から光を照射(落射)したり、下方から光を照射(透
過)できるようにしてある。
【0013】9は前記検査ステージ3上に載置されたサ
ンプル1の表面にレーザ光Lを照射する入射光学系で、
一定の偏向角を有するレーザ光Lを発する例えばHe−
Neレーザ発振器10と、スキャニングレンズ11から
なり、サンプル1の表面に対して所定角度斜め上方か
ら、レーザ光Lを照射するように構成されている。
【0014】12は前記レーザ光Lの照射に基づく散乱
光Rを検知する検出光学系で、集光レンズ13と、例え
ば光電子倍増管などの光検出器14などからなる。
【0015】15は検査ステージ3の上方に設けられる
光学顕微鏡、16はこの光学顕微鏡15の後段に設けら
れるカメラ(例えばCCDカメラ)である。
【0016】そして、上記装置の各部は、画像処理機能
を有するコンピュータ(図示していない)によって制御
されるとともに、光検出器14の出力やカメラ16の出
力は、このコンピュータに入力され、適宜演算処理され
たり、画像処理される。
【0017】次に、上記構成の異物検査装置を用いて、
サンプル1の表面に異物が付着しているか否かの測定を
行う手順について説明する。この発明では、測定は二つ
のフェーズからなる。
【0018】〔測定第1フェーズ〕検査ステージ3上に
サンプル1を載置し、X−Y−Zステージ2をZ方向に
適宜移動させて、入射光学系9からのレーザ光Lがサン
プル1の表面に焦点を結ぶようにする。そして、X−Y
−Zステージ2を動作させ、検査ステージ3をX,Y方
向に移動させることにより、レーザ光Lをサンプル1の
検査対象の全面を走査させる。この場合、サンプル1表
面に異物が存在すると、その異物によってレーザ光Lが
全方向にアットランダムに散乱され、これが検出光学系
12の光検出器14によって検出されることで、サンプ
ル1表面における異物の存在が検知される。そして、こ
の異物の存在位置の情報と異物のサイズに関連する散乱
光強度を得る。
【0019】前記異物の存在位置の情報と異物のサイズ
に関連する散乱光強度は、互いに関連付けられてコンピ
ュータ内のメモリ(または、コンピュータに着脱自在の
メモリ装置)に記憶される。なお、異物である可能性の
ある散乱光の発生源についても、その存在位置の情報と
異物のサイズに関連する散乱光強度を得ておくことが望
ましい。
【0020】〔測定第2フェーズ〕X−Y−Zステージ
2をZ方向に適宜移動させて、光学顕微鏡15の焦点合
わせを行う。そして、前記測定第1フェーズで得られた
異物(または異物である可能性のある散乱光の発生源)
に関する位置情報に基づいて、その位置に光学顕微鏡1
5の視野を順次導入する。この視野の導入は、X−Y−
Zステージ2を動作させ、検査ステージ3をX,Y方向
に移動させ、サンプル1における当該位置を光学顕微鏡
15の真下に移動させることにより行われる。そして、
光学顕微鏡15によって拡大された像をカメラ16によ
って順次取り込み、コンピュータに入力される。
【0021】前記コンピュータにおいては、カメラ16
からの情報が画像処理され、それによって得られた画像
情報(像の形状など)と測定第1フェーズで得られた散
乱光強度の情報とに基づいて最終的に異物か否かの判定
が行われる。
【0022】上述した異物検査方法によれば、従来の課
題とされてきたレーザ散乱方式の高感度化に伴う誤検出
を低減でき、検出感度はレーザ散乱方式より優れたもの
となる.そして、上記異物検査方法においては、従来の
光学顕微鏡方式のように、サンプル1の全面を部分拡大
検査するのではなく、測定第1フェーズで得られた位置
情報に基づく位置のみ順次部分拡大するのであるから、
従来の課題とされてきた光学顕微鏡方式の全面部分拡大
検査による測定時間の長さを短縮することができ、検査
に要する時間は従来の光学顕微鏡方式に比べて著しく短
縮される。
【0023】なお、上述の実施の形態においては、サン
プル1をX−Y−Zステージ2に載置し、X−Y−Zス
テージ2の動作により、サンプル1の全面に対してレー
ザ光Lを照射するようにしていたが、X−Y−Zステー
ジ2に代えて、X−Zステージを用い、レーザ光LをY
方向にスキャンするようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の異物検
査方法においては、レーザ散乱方式と光学顕微鏡方式を
併用し、レーザ散乱方式によって得られた異物に関する
位置情報に基づいて光学顕微鏡方式により検査対象基板
を観察するようにし、レーザ散乱方式によって得られた
散乱光強度と光学顕微鏡方式によって得られた画像情報
とに基づいて異物の存在の有無を判定するようにしてい
るので、誤検出が低減でき、検出精度が向上するととも
に、検査速度が向上する。したがって、各種の基板にお
ける異物検査を効率よくかつ高精度で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の異物検査方法を実施する装置の構成
を概略的に示す図である。
【図2】従来の異物検査方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…検査対象基板、14…光検出器、15…光学顕微
鏡、16…カメラ、L…レーザ光、R…散乱光。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象基板の表面に対してレーザ光を
    走査しながら照射し、そのときの検査対象基板の表面か
    らの散乱光を光検出器に入射させ、この光検出器による
    散乱光の検出結果に基づいて検査対象基板の表面におけ
    る異物の存在の有無を検査し、異物が存在するか存在の
    可能性がある場合には、当該異物の存在位置情報に基づ
    いて光学顕微鏡の視野を前記位置に導入し、光学顕微鏡
    で当該位置を拡大によって観察し、この観察像をカメラ
    によって画像情報として取り込み、この取り込まれた画
    像情報に基づいて最終的に異物の存在の有無を確認する
    ようにしたことを特徴とする異物検査方法。
JP11096071A 1999-04-02 1999-04-02 異物検査方法 Pending JP2000292360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11096071A JP2000292360A (ja) 1999-04-02 1999-04-02 異物検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11096071A JP2000292360A (ja) 1999-04-02 1999-04-02 異物検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000292360A true JP2000292360A (ja) 2000-10-20

Family

ID=14155190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11096071A Pending JP2000292360A (ja) 1999-04-02 1999-04-02 異物検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000292360A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145102A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Nomura Micro Sci Co Ltd 半導体用研磨スラリー中の異物検査方法及び異物検査装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145102A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Nomura Micro Sci Co Ltd 半導体用研磨スラリー中の異物検査方法及び異物検査装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102235580B1 (ko) 반도체 웨이퍼 검사를 위한 결함 마킹
US7084970B2 (en) Inspection of TFT LCD panels using on-demand automated optical inspection sub-system
JPH11108864A (ja) パターン欠陥検査方法および検査装置
JP2005283190A (ja) 異物検査方法及びその装置
KR20060066658A (ko) 얼룩 결함 검사 방법과 시스템, 및 포토 마스크의 제조방법
US4800282A (en) Apparatus and method for detecting residual organic compounds
KR100213595B1 (ko) 미소 이물질 검출방법 및 그 검출장치
JP2002188999A (ja) 異物・欠陥検出装置及び検出方法
TW461966B (en) X-ray spectroscopic analyzer having sample surface observation mechanism
JP4414533B2 (ja) 欠陥検査装置
US20090316981A1 (en) Method and device for inspecting a disk-shaped object
JPS60218845A (ja) 異物検査装置
JP2000097872A (ja) 光学的検査装置
JP3135063B2 (ja) 比較検査方法および装置
JP2009259878A (ja) 荷電粒子線装置
JP2000077019A (ja) 電子顕微鏡
JP2000292360A (ja) 異物検査方法
JP2007113941A (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP4654408B2 (ja) 検査装置、検査方法及びパターン基板の製造方法
JP2011069676A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2000193434A (ja) 異物検査装置
JP3446754B2 (ja) 微小異物検出方法及びその検出装置
JP2001272355A (ja) 異物検査装置
KR100807254B1 (ko) 결함 검사 장치
JPH11274256A (ja) 試料検査装置