JP2000291983A - 空気調和機の電源装置 - Google Patents

空気調和機の電源装置

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JP2000291983A
JP2000291983A JP11100277A JP10027799A JP2000291983A JP 2000291983 A JP2000291983 A JP 2000291983A JP 11100277 A JP11100277 A JP 11100277A JP 10027799 A JP10027799 A JP 10027799A JP 2000291983 A JP2000291983 A JP 2000291983A
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JP
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engine
power supply
motor
electric
power
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JP11100277A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tajima
一弘 田島
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン始動用の電動機の電源に電気二重層
コンデンサ等の大容量コンデンサを使用することによ
り、寿命が長く、かつ、設計・施工に制約の少ない空気
調和機のエンジン始動用の電動機の電源装置を提供す
る。 【解決手段】 エンジン1で駆動される圧縮機を有する
冷凍サイクルを備えた空気調和機の前記エンジン1を始
動する電動機2を駆動するための電源装置14におい
て、前記電源6は二次電池4と大容量コンデンサ5とを
接続し、エンジン1の始動時前記コンデンサ5に蓄えら
れた電力を電動機2に供給すると共に、エンジン1の運
転中前記電動機2からの回生電力を前記大容量コンデン
サ5に蓄える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン始動用の
電動機の電源に関し、特に電気二重層コンデンサ等の大
容量コンデンサを使用した電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮機の駆動力にエンジンを用い
ている空気調和機の場合、エンジン始動用に電動機を並
設し、この始動用の電動機を駆動させるてエンジンの始
動を行っていた。
【0003】この電動機には鉛蓄電池等の二次電池を用
いる直流電動機や交流電源を用いる誘導電動機等があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、直流電動機を
使用する場合、直流電動機は大きな始動電流を必要とす
ることから一時的に大電流を流すことができる電源が必
要であった。この電源に鉛蓄電池を使用すると、鉛蓄電
池は大電流の充放電に対して劣化し易く寿命が短くなる
という欠点があり、鉛蓄電池の交換や点検作業に時間と
経費を要した。
【0005】また、誘導電動機を使用する場合は、始動
電流が直流電動機以上に大きく交流電源のブレーカ落を
招くものであった。
【0006】ところで、最近、小型で急速充電可能な電
源装置として電気二重層コンデンサを使用することが注
目をされてきている。電気二重層コンデンサは例えば、
電解液に電子伝導性物質を接触させたときに界面に形成
される電気二重層に電荷を静電荷として蓄積するもの
で、ファラッド単位の大きな電気容量が得られる上に、
内部抵抗が小さく、短時間に大電流の充放電が可能であ
る。また、充放電に化学変化が伴わないため、サイクル
寿命が長く、通常の使用条件では劣化しないという特性
を有している。この電気二重層コンデンサを短時間では
あるが、大電力が必要な機器の電源として用いることに
より、電源の小型化、長寿命化ができる。
【0007】本発明は、エンジン始動用の電動機の電源
に電気二重層コンデンサ等の大容量コンデンサを使用す
ることにより、上述した従来の問題点を解消し、寿命が
長く、かつ、設計・施工に制約の少ない空気調和機のエ
ンジン始動用の電動機の電源装置を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、エンジンで駆動される圧
縮機を有する冷凍サイクルを備えた空気調和機の前記エ
ンジンを始動する電動機を駆動するための電源装置にお
いて、前記電源は二次電池と大容量コンデンサとを接続
し、エンジンの始動時前記コンデンサに蓄えられた電力
を電動機に供給すると共に、エンジンの運転中前記電動
機からの回生電力を前記大容量コンデンサに蓄えるもの
である。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記大容量コンデンサは電気二重層コ
ンデンサである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。
【0011】図1は、第1の実施形態に係る電源装置の
ブロック構成図である。図1において、1は圧縮機を駆
動するガスエンジンである。2はガスエンジン1を始動
するための電動機であり、始動時およびエネルギ回生時
にエンジン1と連結され、それ以外のときには外される
ようになっている。この電動機2は小型高トルクで高効
率が必要なので三相DCブラシレスモータ(以下電動機
という)が使用されている。3は電源の電力を変換する
変換装置で電動機1の始動時に電源から供給される電力
を回転子の回転数に合わせて順に通電される固定子巻線
を切り替えて電動機2に供給するものである。また、こ
の変換装置3は電動機2の始動後に電動機2から回生さ
れる電気エネルギを変換し電源の鉛蓄電池4、コンデン
サ5に回収する機能を兼ねている。鉛蓄電池4は他にニ
ッケルカドニウム電池、ニッケル水素電池などの充放電
可能な二次電池(以下鉛蓄電池という)を用いることが
できる。5は鉛蓄電池4に接続された電気二重層コンデ
ンサなどの大容量コンデンサ(以下電気二重層コンデン
サという)である。鉛蓄電池4と電気二重層コンデンサ
5とが電気的に並列に接続されて電源を構成している。
【0012】図2は図1のブロック構成図の変換装置を
詳しく示した構成図である。
【0013】図2において、6は電源であり、鉛蓄電池
4と電気二重層コンデンサ5とが直列に接続されてい
る。3は変換装置であり、双方向DC/DCコンバータ
回路7、インバータ回路8およびこれらの回路を制御す
る制御回路9から(電動機2の回転子の架移転位置を検
出する位置検出回路を含む)構成されている。双方向D
C/DCコンバータ回路7は電源6からの電力を電動機
2を駆動するのに適した電圧に昇圧する機能と、エンジ
ン1の運転時に電動機2から回生された電気エネルギを
電源6への充電に適した電圧に変換する機能を備えてい
る。インバータ回路8は電動機2へ電力を供給する回路
であり、双方向DC/DCコンバータ回路7を介して電
源から供給される電力の電圧や電流、電動機2の固定子
巻線への通電切り替えを制御している。電源6と変換装
置3との間には制御回路9により制御される切替スイッ
チ12が設けられており、鉛蓄電池4および電気二重層
コンデンサ5が直列に変換装置3に接続される側と、電
気二重層コンデンサ5のみ変換装置3に接続される側と
に切り替えることができ制御回路9により切り替えられ
ている。エンジン1の始動時には切替スイッチ12が鉛
蓄電池4および電気二重層コンデンサ5が直列に変換装
置3に接続される側(以下始動側という)に入れられ、
エンジン1の機械エネルギから回生された電気エネルギ
を変換して電源6に戻す時には電気二重層コンデンサ5
のみ変換装置3に接続される側(以下回生側)に入れら
れる。電気二重層コンデンサ5に電荷が十分に蓄えられ
た後は切替スイッチ12を始動側へ切り替え鉛蓄電池4
への充電を開始する。
【0014】次に動作について説明する。
【0015】エンジン1を始動する場合、切替スイッチ
12が始動側に入れられ、鉛蓄電池4および電気二重層
コンデンサ5に蓄えられた電力が双方向DC/DCコン
バータ回路7およびインバータ回路8で所定の電圧・電
流に変換され、電動機2に供給される。電気二重層コン
デンサ5は短時間に大電流を流せることから、電動機2
の始動時には必要とされる始動電流を主に電気二重層コ
ンデンサ5の電荷で賄い、電動機2が始動した後は鉛蓄
電池4の電力で賄っている。エンジン1が始動すると、
空気調和機はこのエンジン1の働きによって通常運転さ
れ、電動機2はエンジン1から外される。
【0016】エンジン1が通常運転している場合、空調
負荷が減少すると電動機2がエンジン1に連結され、こ
の電動機2が発電機として作用し、エンジン1の機械エ
ネルギが電気エネルギに回生される。この電気エネルギ
が変換装置3を介して電源6の充電に適した電圧・電流
に変換される。このとき切替スイッチ12は回生側に入
れられ、電気二重層コンデンサ5にのみ接続されるの
で、変換装置3で変換された電力が電気二重層コンデン
サ5に供給され充電される。なお、空気調和機の運転停
止時にもエンジン1の作動が停止するまでの間、回生さ
れた電力が電気二重層コンデンサ5に充電される。
【0017】第1の実施形態ではエンジン1始動用電動
機2の電源に鉛蓄電池4と電気二重層コンデンサ5とを
併用することで、電動機2の始動時に流れる突入電流を
電気二重層コンデンサ5から供給し、安定状態での運転
電流を鉛蓄電池4から供給する。このようにすることに
より、短時間で大電流を流すことのできる電気二重層コ
ンデンサ5と長時間安定して電力を供給できる鉛蓄電池
4とを併用することで、鉛蓄電池4の負担を減らすこと
ができる。
【0018】また、エンジン1の通常運転時には、始動
用電動機2が発電機として作用し、エンジン1の機械エ
ネルギが電気エネルギに回生され変換装置3で変換され
て電気二重層コンデンサ5に充電されるので、あらため
て電源に充電する必要がなく、この分省エネが図れる。
【0019】図3は、第1の実施形態に比べて電源6に
鉛蓄電池等の二次電池4を使用していないときのブロッ
ク構成図である。電気二重層コンデンサ5のみで始動用
の電動機2の電力を賄っている。この電源6は商用電源
13とに接続されていて、電力の足らないときには商用
電源13から充電することができる。切替スイッチはな
く、電源装置14のその他の構成は第1の実施形態と同
様である。
【0020】図4は図3のブロック構成図の変換装置3
を詳しく示した構成図である。
【0021】図4において、エンジン1を始動する場
合、電気二重層コンデンサ5に蓄えられた電力が双方向
DC/DCコンバータ回路7およびインバータ回路8で
所定の電圧・電流に変換され、電動機2に供給される。
エンジン1が始動すると、空気調和機はこのエンジン1
の働きによって通常運転され、電動機2はエンジン1か
ら外される。
【0022】エンジン1が通常運転している場合、空調
負荷が減少すると電動機2がエンジン1に連結されれ、
この電動機2が発電機として作用し、エンジン1の機械
エネルギが電気エネルギに回生される。回生された電力
が変換装置3を介して電気二重層コンデンサ5に供給さ
れ充電される。なお、空気調和機の運転停止時にもエン
ジン1の作動が停止するまでの間、電気二重層コンデン
サ5に電力が充電される。
【0023】第2の実施形態の場合、電気二重層コンデ
ンサ5の電力が足らない場合には商用電源13から電力
を充電できるようにしており、空気調和機に使用される
電源、例えば、単相100ボルトの電源からでも充電で
きるようにすることができる。空気調和機に使用される
商用電源の種類に応じて電気二重層コンデンサ5への充
電が可能なので、電源の種類に制約を受けることなく、
機器の設計・施工を行うことができる。
【0024】また、電気二重層コンデンサ5は蓄えられ
た電力を短時間に大電流にして流せることから、商用電
源系統に負担をかけることなく電動機2の電源として使
用することができる。
【0025】また、エンジン1の通常運転時には、始動
用電動機2が発電機として作用され、エンジン1の機械
エネルギが電気エネルギに回生され変換装置3で変換さ
れて電気二重層コンデンサ5に充電されるので、この分
省エネが図れる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、エンジン始動用電動機の電源に鉛蓄電池
等の二次電池と大容量コンデンサとを併用することで、
電動機の始動時に必要とされる始動電流を大容量コンデ
ンサの電荷で賄い、電動機が始動した後は、二次電池の
電力で賄うようにして、短時間で大電流を流すことので
きる大容量コンデンサと長時間安定して電力を供給でき
る二次電池とを併用することで、二次電池の負担を減ら
し二次電池の劣化を抑えて長寿命化を図るものである。
【0027】また、エンジンの通常運転時には、始動用
電動機が発電機として作用し、エンジンの機械エネルギ
が電気エネルギに回生され変換装置で変換されて大容量
コンデンサに充電されるので、あらためて電源に充電す
る必要がなく、この分省エネが図れ運転コストの低減が
図れる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、大容量コ
ンデンサに電気二重層コンデンサを使用することによ
り、二次電池の容量が小型化でき、また、コストの低減
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエンジン駆動式
空気調和機のブロック構成図である。
【図2】図1の電源装置を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るエンジン駆動式
空気調和機のブロック構成図である。
【図4】図3の電源装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 電動機 3 変換装置 4 鉛蓄電池 5 電気二重層コンデンサ 6 電源 14 電源装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンで駆動される圧縮機を有する冷
    凍サイクルを備えた空気調和機の前記エンジンを始動す
    る電動機を駆動するための電源装置において、 前記電源は二次電池と大容量コンデンサとを接続し、エ
    ンジンの始動時前記コンデンサに蓄えられた電力を電動
    機に供給すると共に、エンジンの運転中前記電動機から
    の回生電力を前記大容量コンデンサに蓄えることを特徴
    とする空気調和機の電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記大容量コンデン
    サは電気二重層コンデンサである。
JP11100277A 1999-04-07 1999-04-07 空気調和機の電源装置 Pending JP2000291983A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8097975B2 (en) 2002-05-24 2012-01-17 Daimler Ag Drive system for a motor vehicle comprising an internal combustion engine and an electric motor
WO2012032585A1 (en) * 2010-09-10 2012-03-15 Three Eye Co., Ltd. High response power system for vehicle
WO2019064817A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 本田技研工業株式会社 車両用制御装置

Cited By (4)

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JPWO2019064817A1 (ja) * 2017-09-29 2020-10-22 本田技研工業株式会社 車両用制御装置

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