JP2000291892A - バルク供給装置 - Google Patents

バルク供給装置

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JP2000291892A
JP2000291892A JP11096878A JP9687899A JP2000291892A JP 2000291892 A JP2000291892 A JP 2000291892A JP 11096878 A JP11096878 A JP 11096878A JP 9687899 A JP9687899 A JP 9687899A JP 2000291892 A JP2000291892 A JP 2000291892A
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JP
Japan
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gas
pipe
gas phase
phase
outer pipe
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JP11096878A
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English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
和夫 鈴木
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気相管を通るLPガスの温度降下による再液
化を防止してLPガスの安定供給を可能にしたバルク供
給装置を提供する。 【解決手段】 バルク貯槽1内の気相部6から液相部7
内を通って横の取出し部に至る気相管10を有するバル
ク供給装置であって、気相管10の外側に空洞21を置
いて外パイプ20を設けて2重管構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルク供給装置に
関し、詳しくは、液化石油ガス(LPガス)の貯蔵、取
出しを行うバルク貯槽の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、バルク貯槽1内に気
相管10を設けて気相取出しを行うようにしたバルク供
給装置が知られている。このバルク貯槽1は、胴板2と
その両側の鏡板3とで構成され、一側部には供給機器類
を覆うプロテクタ5が設けられたもので、脚部4上に設
置されている。
【0003】バルク貯槽1の内部には、気相部6から液
相部7を通って過流出防止弁8及びガス取出弁9に通ず
る気相管10が設けられている。ガス取出弁9から二段
一次調整器11、二段二次調整器12、ガスメータ13
を介して燃焼器具14に配管されている。気相部6から
の気化ガスは、気相管10から過流出防止弁8、ガス取
出弁9、二段一次調整器11、二段二次調整器12、ガ
スメータ13を介して燃焼器具14に供給されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、気相取
出しの横型・横取出し(縦型・横取出しも同様)を用い
たバルク貯槽1において、気相部6の気化ガスが気相管
10を通過する間に、液相部7によって冷やされて温度
降下することがある。この温度降下((気相部6の温
度)−(取出し部付近の温度))が2°C以上になると
LPガスが再液化してしまう。
【0005】一般に、気相部6は太陽に照らされ、ガス
体が暖かくなっており、これが気相管10を通る間に液
相部7との熱交換で冷やされるため、再液化が発生しや
すい。この再液化したLPガスが供給管を介して調整器
(二段一次調整器11、二段二次調整器12)に入る
と、調整圧力不良、閉塞圧力不良等を引き起こし、安定
燃焼ができなくなるという問題がある。
【0006】本発明は、上述の点に着目してなされたも
ので、気相管を通るLPガスの温度降下による再液化を
防止してLPガスの安定供給を可能にしたバルク供給装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、バルク貯槽内の気相部から
液相部内を通って横の取出し部に至る気相管を有するバ
ルク供給装置であって、前記気相管の外側に空洞を置い
て外パイプを設けて2重管構造としたことを特徴とする
ものである。
【0008】このため、請求項1記載の発明では、気相
部で自然気化したLPガスは気相管を通ってガス取出し
部から配管を介して燃焼器具に供給される。気相管は外
パイプによる空洞部で熱遮断されているので、液相部が
低温でも温度降下することなく通過し、これにより、気
相状態のLPガスは再液化することなく通過する。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のバルク供給装置であって、前記気相管の基端側に
は、前記空洞の入口を密閉する蓋を溶接し、取出し側で
は前記気相管及び外パイプを前記バルク貯槽の内面に溶
接して前記空洞を密閉したことを特徴とするものであ
る。
【0010】このため、請求項2記載の発明では、空洞
が両端部で密閉され、液やガスが入ることがなく、熱遮
断効果を維持できる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のバルク供給装置であって、前記空洞は真空
としたことを特徴とするものである。
【0012】このため、請求項3記載の発明では、真空
部分で熱が遮断され、空洞部での熱遮断効果がより向上
する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は横型・横取出しタイプのバ
ルク貯槽の例であって、このバルク貯槽1は、胴板2と
その両側の鏡板3とで構成され、一側部には供給機器類
を覆うプロテクタ5が設けられたもので、脚部4上に設
置されている。バルク貯槽1の内部には、気相部6から
液相部7を通って過流出防止弁8及びガス取出弁9に通
ずる気相管10が設けられている。ガス取出弁9から二
段一次調整器11、二段二次調整器12、ガスメータ1
3を介して燃焼器具14に配管されている。
【0014】本発明においては、図2に詳細に示すよう
に、気相管10の外側に、該気相管10と同形状で径太
の外パイプ20を設けて2重管Aとした構造とするもの
である。これにより、気相管10と外パイプ20との間
に空洞部21が形成される。気相管10の基端10a側
(ガス取入れ)には空洞21の入口を塞ぐ蓋22が溶接
23され、また、先端側(ガス取出し側)は気相管10
及び外パイプ21共に、鏡板3と溶接24され、これに
よって空洞部21は、密閉空間となっている。
【0015】気相管10の基端10aは、図2のように
蓋22から突出してもよいし、図3に示すように蓋22
と同一面でもよい。但し、基端10aは常に液相部7の
液面よりは上方の気相部6に出ている。蓋22は、この
基端10aに近い部分であれば、気相部6にあっても液
相部7にあってもよい。
【0016】空洞部21の空気により熱遮断効果が得ら
れるが、この空気を抜き、空洞部21を真空とすれば、
より熱遮断効果が高まる。
【0017】気相部6で自然気化したLPガスは、気相
管10を通ってガス取出弁9から二段一次調整器11、
二段二次調整器12、ガスメータ13を介して燃焼器具
14に供給される。このとき、気相管10は、外パイプ
20による空洞部21で熱遮断されているので、液相部
7が低温でもLPガスは温度降下することなく通過し、
これにより、気相状態のLPガスは液化することなく通
過する。
【0018】なお、液相部7からは、過流出防止弁16
に至る液相管15が設けられ、液取出弁17からベーパ
ライザ18、二段一次調整器19を介して前記二段二次
調整器12に配管されている。液取出しについては、本
発明とは直接関係はないがこれは、外気温が低く、自然
気化だけでは供給ガス量に不足を生じるときに、ベーパ
ライザ18を機能させて充分な供給ガス量を確保するた
めの設備で、従来にも同様に設備されている(図5参
照)。
【0019】図4は、縦型・横取出しタイプのバルク貯
槽であって、胴板2の上下に鏡板3、3が配置され、胴
板2の部分に取出し部分を設けた点が図1のものと異な
り、同様に、気相管10と外パイプ20とからなる2重
管Aが、気相部6と取出し部分との間に配置している。
【0020】以上のように、本実施の形態のバルク供給
装置では、気相管10の外側に空洞を置いて外パイプ2
0を設けた2重管Aを液相部7に通す構造にしたので、
気相管10は、空洞部21で熱遮断され、液相部7が低
温でも温度降下することなく通過し、これにより、気相
状態のLPガスは、再液化することなく通過でき、安定
燃焼が可能となると共に、外パイプ20を設けるのみの
簡単な構造で再液化が防止できる。
【0021】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、気相管の外側に空洞を置いて外パイプを
設けて2重管構造としたので、気相管は、外パイプによ
る空洞部で熱遮断され、液相部が低温でも温度降下する
ことがない。これにより、気相管内の気相状態のLPガ
スは、再液化を防止でき、調整器の調整圧不良や閉塞圧
不良がなくなり、LPガスの安定供給に寄与すると共
に、外パイプを取り付けるだけの簡単かつ安価な構成で
再液化の防止が可能となる。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、2重
管の空洞部分の両端を溶接により密閉したので、請求項
1記載の発明の効果に加えて、空洞の両端から液やガス
が入ることがなく、熱遮断効果を維持できる。
【0023】また、請求項3記載の発明によれば、空洞
を真空としたので、請求項1または2記載の発明の効果
に加えて、空洞部の断熱効果がより向上し、気相部と液
相部の温度差が大きい場合でも再液化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルク供給装置の実施の形態を示すシ
ステム構成図である。
【図2】図1の要部の断面図である。
【図3】図2の蓋部分の変形例を示す断面図である。
【図4】縦型・横取出しタイプのバルク貯槽の例を示す
縦断側面図である。
【図5】従来のバルク供給装置のシステム構成図であ
る。
【符号の説明】
1 バルク貯槽 6 気相部 7 液相部 10 気相管 10a 基端 20 外パイプ 21 空洞 22 蓋 A 2重管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルク貯槽内の気相部から液相部内を通
    って横の取出し部に至る気相管を有するバルク供給装置
    であって、 前記気相管の外側に空洞を置いて外パイプを設けて2重
    管構造としたことを特徴とするバルク供給装置。
  2. 【請求項2】 前記気相管の基端側には、前記空洞の入
    口を密閉する蓋を溶接し、取出し側では前記気相管及び
    外パイプを前記バルク貯槽の内面に溶接して前記空洞を
    密閉したことを特徴とする請求項1記載のバルク供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記空洞は、真空としたことを特徴とす
    る請求項1または2記載のバルク供給装置。
JP11096878A 1999-04-02 1999-04-02 バルク供給装置 Abandoned JP2000291892A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100923981B1 (ko) 2007-11-27 2009-10-28 한국가스공사연구개발원 액화가스 저장용기의 포트어셈블리 용접구조
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