JP2000291772A - 電動リニアアクチュエータ - Google Patents

電動リニアアクチュエータ

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JP2000291772A
JP2000291772A JP11103490A JP10349099A JP2000291772A JP 2000291772 A JP2000291772 A JP 2000291772A JP 11103490 A JP11103490 A JP 11103490A JP 10349099 A JP10349099 A JP 10349099A JP 2000291772 A JP2000291772 A JP 2000291772A
Authority
JP
Japan
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casing
linear actuator
electric linear
limit switch
gear
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Pending
Application number
JP11103490A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kataoka
登志之 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Densan KK
Original Assignee
Shibaura Densan KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過負荷の検知をシンプルな機構で、廉価に構成
する。 【解決手段】作用子8とこの作用子8によって移動させ
られる部材との間、あるいはモータ2が取り付けられた
ケーシング7とこのケーシング7を固定するための取り
付け台10との間に弾性体11を介在させ、弾性体11
の両端部に取り付けられた部品に、それぞれリミットス
イッチSWと、このリミットスイッチSWをオンにさせ
る突起13とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】部材をリニアに移動させるた
めに、ねじの回転力をネジ推進力に変換してなる電動リ
ニアアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動リニアアクチュエータにおい
て、電動リニアアクチュエータに取り付けられた部材
が、何らかの理由で過負荷状態になった場合、モータが
焼損する、あるいは電動リニアアクチュエータを構成す
る部品が破損するなど被害がでる可能性がある。
【0003】そこで、電動リニアアクチュエータを焼
損、破損等から保護する必要がある。例えば、第一の方
法として、過負荷状態になると、モータ巻線に流れるモ
ータ電流が増大するため、このモータ電流を常に検知す
ることによって、過負荷か否かの判断することができ
る。
【0004】第二の方法として、モータ電流が増大する
と、巻線の温度が上昇し、モータ本体の温度も上昇す
る。したがって、モータの近辺に温度リレーを組み込む
ことにより、過負荷状態になると温度リレーが作動し、
モータ電流を遮断する。
【0005】第三の方法として、過負荷状態になると、
軸方向にかかる力が必要以上になる。したがって、軸方
向の推力を検知する軸力センサーを取り付けることによ
って、過負荷状態になるとモータ電流を遮断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電動リニアアクチュエータを過負荷から保護する方法に
おいて、過負荷によって増大するモータ電流を検知する
方法では、モータの自己発熱の変化や、周囲の温度変化
によって、モータ電流が変動し、一定した過負荷設定点
を設定することは困難である。
【0007】そして、モータの近辺に温度リレーを使用
した方法では、モータの温度が上昇するのに時間を要す
るため、過負荷発生時間からモータ停止までの反応時間
が長い。
【0008】そして、軸力センサーを使用した方法で
は、軸力センサーを用いると、電動リニアアクチュエー
タの作用子が押し方向に移動したか、あるいは引き方向
に移動したかを判断して過負荷保護するには、極めて複
雑なシステムとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明によれば
作用子とこの作用子によって移動させられる部材との
間、あるいはモータが取り付けられたケーシングとこの
ケーシングを固定するための取り付け台との間にバネ等
の弾性体を介在させ、この弾性体の両端部に取り付けら
れた部品に、それぞれリミットスイッチと、このリミッ
トスイッチをオンにさせる突起とを設けたことを特徴と
する電動リニアアクチュエータを提供する。
【0010】
【作用】リニアに移動する作用子と、この作用子よって
移動させられる部材との間、あるいは、ケーシングと、
このケーシングを固定する取り付け台との間にバネ等の
弾性体を介在させ、さらに、任意の場所にリミットスイ
ッチと、このリミットスイッチをオンにさせる突起を設
けることにより、部材が過負荷状態になると突起(ある
いはリミットスイッチでもよい)が移動して、突起とリ
ミットスイッチが当接してリミットスイッチがオンす
る。したがって、過負荷状態を検知することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における実施例を図1〜図
6を用いて説明する。図1は、本発明における第一の実
施例の電動リニアアクチュエータの側断面図である。図
2は、図1のA矢視図である。図3は、本発明における
第二の実施例の電動リニアアクチュエータの側断面図で
ある。図4は、本発明における第三の実施例の電動リニ
アアクチュエータの側断面図である。図5は、本発明に
おける第四の実施例の電動リニアアクチュエータの側断
面図である。図6は、本発明におけるリミットスイッチ
取り付け部の他の実施例を示した要部上面図である。
【0012】図1において、電動リニアアクチュエータ
1は、回転運動するモータ2と、このモータ2の軸端に
取り付けられた第一のギヤー3と、この第一のギヤー3
と噛み合わせて取り付けられた第二のギヤー4と、この
第二のギヤー4の中央部の孔を貫いて挿入され、キー5
によって一部分が第二のギヤー4と固着されており、他
部分の任意の範囲に雄ネジ6aが設けられた棒状のネジ
部材6と、外面にモータ2が取り付けられ、内部に第一
のギヤー3と第二のギヤー4が内部に収納されたケーシ
ング7と、このケーシング7内から外部へネジ部材6の
雄ネジ6a部を突出させ、このネジ部材6の雄ネジ6a
と螺合される雌ネジ8aが設けられた作用子8と、この
作用子8に連結された軸9と、ケーシング7を固定する
ための取り付け台10と、ケーシング7と取り付け台1
0との間に設けられたバネ11と、取り付け台10に連
結された軸12とで構成されている。そして、ケーシン
グ7の側面には、外部に延出した突起13が設けられて
いる。
【0013】また、軸9には、図示しない負荷が連結さ
れている。尚、第二のギヤー4は、図示しない軸受によ
って回転自在に支持されている。
【0014】図1および図2において、後述するように
ケーシング7が円周方向に移動することで、突起13も
また円周方向に移動する。また、取り付け台10には、
リミットスイッチSWが設けられており、このリミット
スイッチSWは、突起13が移動することにより、突起
13がリミットスイッチSWに当接し、リミットスイッ
チSWがオンするように配設されている。(あるいは、
オフするように配設しても良い) 以上のように構成された電動リニアアクチュエータ1に
おいて、作用子8、軸9あるいは部材に、電動リニアア
クチュエータ1の性能以上の力が加わった場合、すなわ
ち、過負荷状態になった場合、ネジ部材6の回転力が推
力として作用子8に伝わりにくくなる。したがって、ネ
ジ部材6の回転力は、反力となって、モータ2を介し
て、モータ2が取り付けられているケーシング7に回転
力が作用する。ここでケーシング7は、バネ11を介し
て取り付け台10に固定されているため、ケーシング7
に回転力が作用すると、バネ11がたわんで、ケーシン
グ7が円周方向に移動する。したがって、ケーシング7
に設けられた突起13が移動して、リミットスイッチS
Wをオンにする。すなわち、リミットスイッチSWのス
イッチングによって、過負荷保護を行うことができる。
【0015】図3において、電動リニアアクチュエータ
21は、回転運動するモータ22と、このモータ22の
軸端に取り付けられた第一のギヤー23と、この第一の
ギヤー23と噛合して取り付けられ、中央部の孔に雌ネ
ジ24aが設けられた第二のギヤー24と、この第二の
ギヤー24の中央部の孔を貫いて取り付けられ、第二の
ギヤー24の雌ネジ24aと螺合する雄ネジ25aが任
意の範囲で設けられたネジ部材25と、このネジ部材2
5と一体となって設けられた作用子26と、外面にモー
タ22が取り付けられ、内部に第一のギヤー23と第二
のギヤー24が収納されたケーシング27と、作用子2
6に連結された軸28と、ケーシング27に心棒31を
介して連結された取り付け台29と、ケーシング27と
取り付け台29の間に設けられたバネ30と、取り付け
台29に取り付けられた軸32とで構成されている。心
棒31は、バネ30の中空部に挿入され、一方の端部が
取り付け台29に嵌着され、もう一方の端部がケーシン
グ27に遊嵌されている。
【0016】また、第一の実施例の電動リニアアクチュ
エータと同様に、ケーシング27の側面には、径方向上
に延出した突起33が設けられている。また、取り付け
台29には、リミットスイッチSWが設けられている。
そして、過負荷状態になると、ケーシング27が円周方
向に移動し、突起33がリミットスイッチSWがオンす
るようになっている。
【0017】図4において、電動リニアアクチュエータ
41は、回転運動するモータ42と、このモータ42の
軸端に取り付けられた第一のギヤー43と、この第一の
ギヤー43と噛合して取り付けられた第二のギヤー44
と、この第二のギヤー44の中央部の孔を貫いて挿入さ
れ、キー45によって一部分が第二のギヤー44と固着
されており、他部分の任意の範囲に雄ネジ46aが設け
られた棒状のネジ部材46と、外面にモータ42が取り
付けられ、内部に第一のギヤー43と第二のギヤー44
が内部に収納されたケーシング47と、このケーシング
47内から外部へネジ部材46の雄ネジ46a部を突出
させ、このネジ部材46の雄ネジ46aと螺合される雌
ネジ48aが設けられた作用子48と、この作用子48
に心棒49を介して連結された取り付け台50と、作用
子48と取り付け台50との間に設けられたバネ51
と、取り付け台50に取り付けられた軸52と、ケーシ
ング47に連結された軸53とで構成されている。心棒
49は、バネ51の中空部に挿入され、一方の端部が取
り付け台50に嵌着され、もう一方の端部が作用子48
に遊嵌されている。そして、作用子48の側面には、径
方向上に延出した突起54が設けられている。また、取
り付け台50には、リミットスイッチSWが設けられて
いる。
【0018】そして、過負荷状態になると、作用子48
が円周方向に移動し、突起54がリミットスイッチSW
に当接し、リミットスイッチSWがオンするようになっ
ている。
【0019】図5において、電動リニアアクチュエータ
61は、回転運動するモータ62と、このモータ62の
軸端に取り付けられた第一のギヤー63と、この第一の
ギヤー63と噛合して取り付けられ、中央部の孔に雌ネ
ジ64aが設けられた第二のギヤー64と、この第二の
ギヤー64の中央部の孔を貫いて取り付けられ、第二の
ギヤー64の雌ネジ64aと螺合する雄ネジ65aが任
意の範囲で設けられたネジ部材65と、このネジ部材6
5と一体となって設けられた作用子66と、外面にモー
タ22が取り付けられ、内部に第一のギヤー23と第二
のギヤー24が収納されたケーシング67と、作用子6
6に心棒68を介して連結された取り付け台軸69と、
作用子66と取り付け台69の間に設けられたバネ70
と、取り付け台69に取り付けられた軸71と、ケーシ
ング67に連結された軸72とで構成されている。心棒
68は、バネ70の中空部に挿入され、一方の端部が取
り付け台69に嵌着され、もう一方の端部がケーシング
67に遊嵌されている。そして、作用子66の側面に
は、径方向上に延出した突起73が設けられている。ま
た、取り付け台69には、リミットスイッチSWが設け
られている。
【0020】そして、過負荷状態になると、作用子66
が円周方向に移動し、突起73がリミットスイッチSW
に当接し、リミットスイッチSWがオンするようになっ
ている。
【0021】図6において、ケーシング81に設けられ
た突起82が移動する任意の2箇所に、2個のリミット
スイッチSW1、SW2をそれぞれ配設する。そして、
電動リニアアクチュエータが押し方向に移動している時
に過負荷状態になった場合、ケーシング81は、一方の
円周方向に移動し、リミットスイッチSW1をオンにす
る。電動リニアアクチュエータが引き方向に移動してい
る時に過負荷状態になった場合、ケーシング81は、他
方の円周方向に移動し、リミットスイッチSW2をオン
にする。
【0022】以上のように、2個のリミットスイッチ
(あるいは、入力接点が複数ある1個のリミットスイッ
チでも良い)を配設することにより、電動リニアアクチ
ュエータが押し方向に移動した場合、および電動リニア
アクチュエータが引き方向に移動した場合の両方で過負
荷状態を検知することができる。
【0023】また、突起とリミットスイッチの位置を入
れ替えて設けてもかまわない。
【0024】
【発明の効果】過負荷を機械的方法(作用子、ケーシン
グの円周方向のたわみとリミットスイッチのスイッチン
グ)によって検知できるため、過負荷設定点が、周辺温
度等の影響によって変化しない。
【0025】また、電動リニアアクチュエータの押しと
引きの両方で過負荷の防止を行うことができ、かつ、押
しと引きの両方で過負荷設定点を相異ならせることがで
きる。
【0026】さらに。機構がシンプルで、廉価に構成す
ることができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第一の実施例の電動リニアアク
チュエータの側断面図。
【図2】図2は、図1のA矢視図。
【図3】本発明における第二の実施例の電動リニアアク
チュエータの側断面図。
【図4】本発明における第三の実施例の電動リニアアク
チュエータの側断面図。
【図5】本発明における第四の実施例の電動リニアアク
チュエータの側断面図。
【図6】本発明におけるリミットスイッチ取り付け部の
他の実施例を示した要部上面図。
【符号の説明】
1、21、41、61…電動リニアアクチュエータ 2、22、42、62…モータ 3、23、43、63…第一のギヤー 4、24、44、64…第二のギヤー 5、45…キー 6、25、46、65…ネジ部材 7、27、47、67、81…ケーシング 8、26、48、66…作用子 9、12、28、32、52、53、71、72…軸 10、29、50、69…取り付け台 11、30、51、70…バネ 13、33、54、73、82…突起 31、49、68…心棒 SW、SW1、SW2…リミットスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転力を、螺合している雄ネジ、
    あるいは雌ネジのいずれかに伝達し、このネジの螺合部
    で回転力をネジ推進力に変換し、この推進力によってリ
    ニア運動する作用子を備えた電動リニアアクチュエータ
    において、 作用子とこの作用子によって移動させられる部材との
    間、あるいはモータが取り付けられたケーシングとこの
    ケーシングを固定するための取り付け台との間に弾性体
    を介在させ、 この弾性体の両端部に取り付けられた部品に、それぞれ
    リミットスイッチと、このリミットスイッチをオンにさ
    せる突起とを設けたことを特徴とする電動リニアアクチ
    ュエータ。
JP11103490A 1999-04-12 1999-04-12 電動リニアアクチュエータ Pending JP2000291772A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825112B1 (ko) 2007-06-13 2008-04-25 강성수 식기세척기용 구동모터의 과부하 방지장치
JP2010096355A (ja) * 2010-02-01 2010-04-30 Nsk Ltd ボールねじ

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