JP2000289092A - ペレット再製装置の異常検知警報機構 - Google Patents

ペレット再製装置の異常検知警報機構

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JP2000289092A
JP2000289092A JP11103440A JP10344099A JP2000289092A JP 2000289092 A JP2000289092 A JP 2000289092A JP 11103440 A JP11103440 A JP 11103440A JP 10344099 A JP10344099 A JP 10344099A JP 2000289092 A JP2000289092 A JP 2000289092A
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十四男 市川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック成形屑を再製化するペレット再
製装置が運転中に、工程要所で生じる異常状態を検知
し、警報表示する機構を提供する。 【解決手段】 溶融装置原材料受入口での異常供給を検
知する材料供給量過多検知装置と、溶融装置の空気抜き
用ベント口で生じる溶融樹脂異常溢出を検知するベント
アップ検知装置と、ストランドの異常移送状態を水冷槽
入口で検知するストランド異常堆積検知装置と、カッタ
装置内でのストランドの異常切断状態を検知するストラ
ンド切れ検知装置とを配設して、各検知装置からの異常
検知信号を警報操作部で処理して警報を表示灯の点灯な
いし警笛の鳴奏を含む表示を行う表示部を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック樹脂
の成形屑を製品ペレットに再製化するペレット再製装置
において、装置運転中に生じる異常状態を監視する検知
技術に係り、特に原材料供給段階から製品ペレット排出
までの各工程段階の要所に検知手段を配置して、通常遭
遇する異常事態を一元的に検知して、警報表示を行うよ
うにしたペレット再製装置の異常検知警報機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から運転中のペレット再製装置に
は、1)原材料供給段階において、原材料不安定供給に
係る不具合ないしその一時停止事故や、2)溶融装置内
で目詰まり等の事故が発生して溶融樹脂が外部に射出さ
れないために、溶融装置の受入口に原材料が堆積してい
く事故など、溶融装置の原材料受入工程までに生じる事
故や、溶融工程中に生じる、3)前記同様に目詰まり現
象等が原因して、溶融装置中間部のシリンダに空気抜き
用に外部に導通して設けるベント口から、先送りされな
い過剰になった溶融樹脂が噴き出す吐出事故、等に加え
て、4)溶融装置から押出成形する紐状軟材(以下、ス
トランドという)が、水冷槽やカッタ装置等で生じた事
故によりストランドの移送操作が行われないために、水
冷槽にストランドが滞留する事故、さらに5)カッタ装
置内に移送中のストランドを引き取りロ−ルによって回
転刃に引き寄せる前に、不測の切断原因が発生して移送
ストランドが搬送されず、ペレット化されない状態で、
移送ストランドの源流側では引き続き溶融樹脂のストラ
ンドが連続的に吐出を続ける状態のまま運転されるスト
ランド切れ事故など、多種の異常事態発生事例があっ
た。これら異常事態に対し、従来のペレット再製装置の
対応は、目視による運転監視に留まり、それ以上の技術
的監視手段は適用されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記1)の原材料供給
工程に生じる事故は、原材料定量供給装置の採用により
ほぼ解消したが、事故発生位置の下流側ないし次工程で
の事故が原因となる前記2)ないし5)のような異常事
態に対しては、発生予測は困難であり、この困難が事故
解消の技術的解決を遅らせていた。しかしながら、これ
ら事態に対する対策を放置すれば、本装置や隣接の工場
資産に重大な損害が生ずる。すなわち、前記した2)の
事態では、溶融装置内設のメインスクリュ−の運転負荷
が大になり、該スクリュ−の駆動電動機負荷が増大する
ばかりか、原材料の一部が該スクリュ−と溶融シリンダ
間に喰い込む現象が生じて、該現象発生部位に損傷を起
こす。3)及び4)の事態では、100°C以上の高温
溶融樹脂が装置外に噴き出し、それが溶融装置に付帯す
る加熱用ヒ−タなどに堆積する際に起こす火災原因とな
る。あるいは、高温ストランドが装置周りに溢れ出し、
その高温物に触れれば人身事故が生じることもある。ま
た5)の事態では、先送りされないストランドが水冷槽
内外に充満し、溶融樹脂を無駄に消費すると同時に、溢
れた溶融樹脂から火災を発生する場合がある。
【0004】本発明は、上記した問題点に鑑み開発した
もので、ペレット再製装置の運転中に前記いずれの箇所
に事故が発生しても、異常箇所を早期に検知して警報を
発令し、あるいはその特定箇所を表示することによっ
て、異常事態や災害を回避できるようにした、異常検知
警報機構を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るペレット再
製装置の異常検知警報機構は、原材料を供給するフィ−
ダと、原材料を溶融し、その溶融樹脂を紐状に射出成型
する溶融装置と、成型して得る紐状のストランドの軟材
を冷却調整して固化する水冷槽と、固化したストランド
を製品ペレットに切断、形成するカッタ装置とから成る
ペレット再製装置の異常検知警報機構であって、フィ−
ダ出口側に設けて原材料の異常供給状態を検知する材料
供給量過多検知装置と、溶融装置中間部の空気抜き用ベ
ント口に設けて溶融樹脂の異常供給状態を検知するベン
トアップ検知装置と、水冷槽入口側に設けてストランド
の異常移送状態を検知するストランド異常堆積検知装置
と、カッタ装置入口側に設けてストランドの切断異常状
態を検知するストランド切れ検知装置とを配設すると共
に、各検知装置からの検知信号を受信し、警報を発信す
る警報操作部と、警報を表示する表示部とを構成するも
のである。
【0006】そして本発明に係る材料供給量過多検知装
置は、溶融装置の原材料受入口に直立してフィ−ダ出口
側に設置するスタンドに配設するものであって、スタン
ドの両側壁面に向かい合わせて開口する一対の透視窓
に、光電センサを取り付けて光電センサスイッチがON
作動可能に構成するものである。
【0007】また本発明に係るベントアップ検知装置
は、溶融装置のベント口をシリンダ横断面上部の偏芯位
置に上向けに設置し、ベント口に対応して開口するベン
ト筒を溶融装置の外側壁面に付設した上で、ベント筒に
延設するほぼZ字状に形成した検出レバ−を、その中間
に設けるピンジョイント中心に回動自在に固定すると共
に、ベント口に僅かに離隔かつ当面させて検出レバ−下
端水平板面を配置することによって、ベント口からの噴
出流動物が下端水平板面を押し上げる場合に、検出レバ
−を回動させて、外設するリミットスイッチ(以下、L
Sという)をON作動可能に構成するものである。
【0008】さらに本発明に係る他のベントアップ検知
装置は、溶融装置のベント口上部にシリンダ側断面を貫
通するベント筒を覆うカバ−ケ−スを配設し、カバ−ケ
−スの両側壁面に向かい合わせて開口し、かつベント筒
の上部を横断する透視線を形成する一対の窓を付設する
と共に、窓に光電センサを外設して光電センサスイッチ
がON作動可能に構成するものである。
【0009】そしてまた本発明に係るストランド異常堆
積検知装置は、溶融装置の溶融シリンダ吐出口に付設す
るダイスの前方下部を透視可能とした対向する光電セン
サを水冷槽上縁に取り付けて光電センサスイッチがON
作動可能に構成するものである。
【0010】そしてさらに本発明に係るストランド切れ
検知装置は、ストランド切れ検知装置が、ストランドの
進行方向に沿ってガイドロ−ルと、押付けバネ具を付設
したピンチロ−ルと、それと一対を成して該ストランド
を移送可能に挟持する引取りロ−ルと、ストランドを裁
断する回転刃とを順次配列した上で、カッタ装置内部の
固定部材に一端を回動可能に固定して延設する検出ア−
ムと、該検出ア−ムの他端にストランド上に常時載荷し
て従動し、回転可能とする検出ロ−ルと、該検出ロ−ル
の下方にセンサア−ム付設のリミットスイッチまたは光
電センサを配設すると共に、該ストランドが存在しない
場合に、自重により下降する検出ロ−ルがリミットスイ
ッチまたは光電センサのセンサスイッチをON作動可能
に構成するものである。
【0011】
【作用】以上のように構成した本発明の、溶融装置の原
材料受入工程、樹脂の溶融工程、ストランドの冷却工
程、及びカッタ装置において、それぞれで発生する異常
事態に対応して設ける検知装置から成る異常検知警報機
構は、異常発生部位近辺に設ける光電センサやLSによ
って、事故による異常現象を原因物質から直接検知して
電気的処理によって警報操作するので、検知部位の位置
表示、及び点灯やアラ−ム音の鳴奏表示等の選択した警
報の送信、発信を可能にすると共に、運転停止を含むペ
レット再製装置の緊急操作を完全自動化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るペレット再製
装置の異常検知警報機構を図によって説明する。ここ
に、図1は、本発明の、ペレット再製装置の異常検知警
報機構を説明するもので、(A)は異常検知警報機構を
組み込んだ装置を示す側面図、(B)は該機構の構成を
示すブロック図、図2ないし図6は各部位における異常
検知警報機構に用いる各検知装置を説明するもので、図
2は、材料供給量過多検知装置を説明する、図1(A)
のA−A′矢視図、図3と図4は、ベントアップ検知装
置を説明するもので、図3は、その1実施例を示す部分
側断面図、図4は、他の実施例を示す部分側断面図、図
5は、ストランド異常堆積検知装置を説明する実施例を
示す図1(A)のB−B′矢視図、図6と図7は、スト
ランド切れ検知装置を説明するもので、図6は、その1
実施例を示す側面図、そして図7は、他の実施例を説明
するもので、(A)はその装置を示す前面図、(B)は
(A)のA−A′矢視図、(C)は(B)のB−B′矢
視図である。
【0013】図1(A)において、1は、ホッパ−1a
に、矢印の如く供給する樹脂の成形屑などの原材料aを
溶融装置2に移送するフィ−ダ、5は、該フィ−ダ下部
に付設するスタンド21に、溶融装置2受入口に生じる
異常な滞留状態を検知するために配設する材料供給量過
多検知装置5、61は、溶融装置2受け入れの原材料a
を図示左方向に搬送しながら順次溶融し、溶融した樹脂
を溶融シリンダ吐出口2cから水冷槽3に向けて押出成
形し、その過程で分離する装置内空気を、溶融装置2の
中間部に開口するベント口から脱気させるベントアップ
検知装置6の一つであって、その脱気時に溶融樹脂が共
に噴出する異常を検知するために、該ベント口上部に配
設するレバ−式検知装置、7は、水冷槽3の水中に配設
する複数のガイドロ−ル3aに案内されて走行するスト
ランドcの走行異常を、ストランドの堆積状態の有無に
よって検知するストランド異常堆積検知装置、4は、ガ
イドロ−ル4aと回転刃17間を走行させてストランド
cを再製するカッタ装置、8は、該カッタ装置内におけ
る走行ストランドaの異常な中断切れを検知するストラ
ンド切れ検知装置、10は、前記検知装置5、6、7及
び8を備えた上に、検知した異常を、回転灯、警笛など
の表示部20によって表示する異常検知警報機構11を
設けたペレット再製装置である。
【0014】また同図(B)に示すように、異常検知警
報機構11は、警報の表示操作を行う警報操作部19が
表示部20と一体になって構成し、材料供給量過多検知
装置5、ベントアップ検知装置6、ストランド異常堆積
検知装置7及びストランド切れ検知装置8から得る個別
の異常検知情報を、並列的に受信可能になっている。
【0015】
【実施例】本発明の、前記異常検知警報機構を構成する
各検知装置の実施例を説明する。図2に示すように、材
料供給量過多検知装置5は、フィ−ダ1に内設するスク
リュ−1b吐出口の下方に直立させてスタンド21を付
設し、それを溶融装置2の原材料aの受入口に配設す
る。該スタンドには、該受入口のほぼ中心線に直交する
該スタンドの対向壁に開口する一対の透視窓26を配置
し、その外側に投射光を発光、受光する1組の光電セン
サ9a、9bを配設して、ここに図示しない光電センサ
のスイッチ回路をON作動可能にしている。そして一側
センサ9aから他側センサ9bに受光すべき投射光が所
定時間に到達しない場合に、フィ−ダ1の駆動用電動機
を一定時間停止させたり、またここに図示しない、警報
操作部が前記センサ送信の光信号を処理して成るもので
ある。なお前記光電センサは、特定するものではない
が、表1に適用例の一部を示す。
【0016】
【表1】
【0017】次に、ベントアップ検知装置6の1実施例
であるレバ−式検知装置61を説明する。図3に示すよ
うに、該レバ−式検知装置は、溶融装置のシリンダ2b
に、その横断面中心より偏芯して上方に開口するベント
口12にベント筒12aを覆設し、該ベント筒内にその
一部を挿設する検出レバ−6aと、該検出レバ−の前記
挿設部分の操作によってセンサア−ム6cが動作し、O
N−OFF作動させるLS22とによって構成する。該
LSと検出レバ−6aは、異常検知警報機構の表示部を
構成し、ペレット再製装置架台に固定、直立する表示灯
支柱11aから延設するLS取付台16に保持してい
る。すなわち該LS取付台からは、LS取付プレ−ト2
3を分岐してLS22を保持し、またピン取付台18を
分岐して検出レバ−6aを固定している。検出レバ−6
aは、ほぼZ字状を形成し、その中央部材下方位置にピ
ンジョイント6bを設けてピン取付台18に回動自在に
固定したもので、該検出レバ−の一方の端部部材端を、
OFF状態のセンサア−ム6c端部に静置させると共
に、前記検出レバ−の他方の端部部材を、ベント口12
開口部に僅かに離隔して常時当面させ、該ベント口から
溶融樹脂が溢出する場合に、該溶融樹脂が該ベント口上
方の検出レバ−6a端部部材を加圧して、ピンジョイン
ト6bを中心に実線矢印のような回動操作が生じるよう
に組み立てられている。なお、表示灯支柱11aに固定
するLS取付台16の取付端部は、該支柱に嵌合する二
つ割リング27の構造を形成し、該二つ割リング接合部
の一端が回動するヒンジ接合、該接合部の他端が主要部
材に螺設する固定用レバ−28を付設して固定可能に構
成したもので、着脱自在に前記支柱に挟持可能になって
いる。
【0018】ベントアップ検知装置6の他の実施例であ
る光電センサ式検知装置62は、図4に示すように、前
記同様にシリンダ2bを開口するベント口12にカバ−
ケ−ス13を覆設し、該ベント口中心線に直交する該カ
バ−ケ−スの対向壁を開孔して、通気孔を兼ねる一対の
窓29を配置し、その外側に投射光を発光、受光する1
組の光電センサ9a、9bを配設したものである。
【0019】さらに同じく異常検知警報機構11を構成
するストランド異常堆積検知装置7は、図5に示すよう
に、ストランド走行方向に直交する位置に、向かい合う
水冷槽3側壁上縁に1組の光電センサ9a、9bを取り
付けて対面させ、溶融シリンダ吐出口2cに付設するダ
イス15のダイス孔15aのやや下方位置を透視するよ
うに配設し、構成したものである。
【0020】またさらに前記異常検知警報機構の一部を
成すストランド切れ検知装置8は、図6、図7に示すよ
うに、ガイドロ−ル4aから、押付けバネ具14付設の
ピンチロ−ル24と引き取りロ−ル25間に挟持しなが
ら回転刃17に向かわせる既知のストランド引き取り機
構中の、二点鎖線で示す走行するストランドcに対し
て、該ピンチロ−ルとガイドロ−ル4aとの中間部分に
設けるものである。図6に示す一実施例は、走行ストラ
ンドcの下方位置にLS22を配設し、そのセンサア−
ム6cをストランドc側に付設している。一方、カッタ
装置4内部の固定部材に操作可能に固定するピンチロ−
ル24と同軸にその一端を取り付けた検出ア−ム8b
を、ストランドcが走行する上方位置に実線矢印方向へ
回動自在に配設し、該検出ア−ムの他端には回転自在の
検出ロ−ル8aを付設している。そして、該検出ロ−ル
下部にストランドcが存在しなくなって検出ア−ム8b
が下方へ回動するときに、該検出ロ−ルがセンサア−ム
6c上に当接し、かつ検出ロ−ル8aが常時はストラン
ドc上にあるように取り付けている。なお、三点鎖線で
示すのものは、回転刃17以下の前記構成部材を固定、
保持する取付架台、dは回転刃17が形成する製品ペレ
ット、点線矢印は回転刃17の回転方向を示す。
【0021】さらに図7に示す他の実施例は、走行スト
ランドcの複数本中のいずれか1本が異常切断する場合
に、その異常を検知するストランド切れ検知装置8を示
す。前記したストランド引き取り機構の中間部分に、検
出ア−ム8bを、ストランドcが走行する上方位置に点
線矢印方向へ回動自在に保持し、カッタ装置4内部の固
定部材に固定するア−ム受け軸30に懸架して配設し、
該検出ア−ムのY字状に形成した他端にはその内側に回
転自在に挟持する検出ロ−ル8aを付設している。そし
て常時はストランドc上にあるように取り付けた該検出
ロ−ルが、該ストランドが存在しなくなって検出ア−ム
8bが下方へ回動する場合に画く円弧状の適宜位置にス
トッパ8cを固設すると共に、光電センサ9a、9bを
カッタ装置4内に対面して配設し、該ストッパによって
下降を停止する検出ロ−ル8aが、該光電センサの検出
範囲に存在するようにストッパ8cを配置している。な
お光電センサ式を実施例に採用する前記検知装置5、
6、7、8において用いる光電センサ9a、9bは、材
料供給量過多検知装置5に用いる光電センサと同作用を
行わせるもので、その適用例は、前記表1に示すものと
同様である。
【0022】このように構成した本発明の異常検知警報
機構は、下記のように動作する。まず、光電センサを用
いる検知装置の動作を説明する。材料供給量過多検知装
置5においては、フィ−ダ1による原材料の定量供給中
に、何らかの原因で溶融装置の原材料受入口に原材料が
堆積し、その堆積物が該フィ−ダのスタンド21内にせ
り上がってくると、光電センサ9a、9bの検出範囲に
堆積する原材料を検出し、光電センサスイッチをON作
動させる。同様に光電センサを用いる、光電センサ式ベ
ントアップ検知装置62では、ベント口12からの溶融
樹脂bの溢出物が、ストランド異常堆積検知装置7で
は、ストランドcの、例えば絡み合う紐状軟材の集合物
が、及びストランド切れ検知装置では、下降してストッ
パ8cに停止した検出ロ−ル8aが、それぞれに配設し
た光電センサ9a、9bの検出範囲に出現して、光電セ
ンサスイッチをON作動させる。これら光電センサスイ
ッチまたはスイッチ回路のON作動は、警報操作部19
が検出時間から最適のタイミングを場所毎に設定する選
択条件によって決めて、表示部20の表示実施を行うよ
うにしている。
【0023】次に、LSを用いる検知装置の動作を説明
する。レバ−式ベントアップ検知装置61では、ピンジ
ョイント6bによって固定した検出レバ−6aの下端
を、ベント口12からせり上がる溶融樹脂の溢出物が押
し上げて、実線矢印方向に該検出レバ−下端を回動させ
ると、検出レバ−6aの他方の一端は回動し、LS22
のセンサア−ム6cを点線矢印方向に押し下げ、該LS
をON作動させる。同じくLSを用いるストランド切れ
検知装置8では、走行するストランドc上に載荷しなく
なった検出ロ−ル8aは、その下方に位置するセンサア
−ム6c上に下降して当接し、該センサア−ムを押し下
げ、LS22をON作動する。
【0024】このように前記した各検知装置におけるO
N作動の送信を受ける警報操作部19は、その異常位
置、災害予測内容、表示内容を、ここに図示しない表示
部20の表示盤に選択的に表示して、例えば表示灯の点
灯や警笛の鳴奏を行うと共に、ペレット再製装置の緊急
停止操作を、ここに図示しない電源装置に行える。
【0025】
【発明の効果】本発明の、ペレット再製装置の異常検知
警報機構によれば、これまで何時、どの位置で起こるか
不明の異常事態に対処して運転担当者を常駐せざるを得
なかったものを、異常の検知を速やかに対応して表示す
るようにしたので、ペレット再製装置の実運転に専任の
運転担当者を常駐不要にすると共に、異常位置または範
囲の特定が容易にできるので、異常原因の解消、速やか
な運転停止による原材料の不要な消費、火災事故の未然
防止、及び正常運転の早期復帰を計ることが出来て、ペ
レット再製装置の安全な運転操作と機械装置の信頼性を
高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペレット再製装置の異常検知警報機構
を説明するもので、(A)は異常検知警報機構を組み込
んだ装置を示す側面図、(B)は該機構の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の異常検知警報機構を構成する、材料供
給量過多検知装置の実施例を示す、図1(A)のA−
A′矢視図である。
【図3】同じくベントアップ検知装置を説明する、1実
施例を示す部分側断面図である。
【図4】同じくベントアップ検知装置の他の実施例を示
す部分側断面図である。
【図5】同じくストランド異常堆積検知装置を説明し、
その実施例を示す図1(A)のB−B′矢視図である。
【図6】同じくストランド切れ検知装置を説明し、その
実施例を示す側面図である。
【図7】同じくストランド切れ検知装置の他の実施例を
説明するもので、(A)はその装置を示す前面図、
(B)は(A)のA−A′矢視図、(C)は(B)のB
−B′矢視図である。
【符号の説明】
1 フィ−ダ 1a ホッパ− 1b フィ−ドスクリュ− 2 溶融装置 2a 主スクリュ− 2b シリンダ 2c 溶融シリンダ吐出口 3 水冷槽 3a、4a ガイドロ−ル 4 カッタ装置 5 材料供給量過多検知装置 6 ベントアップ検知装置 61 レバ−式検知装置 62 光電センサ式検知装置 6a 検出レバ− 6b ピンジョイント 6c センサア−ム 7 ストランド異常堆積検知装置 8 ストランド切れ検知装置 8a 検出ロ−ル 8b 検出ア−ム 9a 一側光電センサ 9b 他側光電センサ 10 ペレット製造装置 11 異常検知警報機構 11a 表示灯支柱 12 ベント口 12a ベント筒 13 カバ−ケ−ス 14 押付けバネ具 15 ダイス 15a ダイス孔 16 LS取付台 17 回転刃 18 ピン取付支柱 19 警報操作部 20 表示部 21 スタンド 22 リミットスイッチ(LS) 23 LS取付プレ−ト 24 ピンチロ−ル 25 引取りロ−ル 26 1組の透視窓 27 二つ割リング金具 28 固定用レバ− 29 窓ないし窓孔 30 ア−ム受け軸 a 原材料(成型屑) b 溶融樹脂 c 紐状軟材、ストランド d 製品ペレット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月14日(1999.6.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F201 AA50 AM08 AM09 AQ01 AQ04 BA02 BC02 BC26 BC27 BK02 BK13 BK36 BK71 BK74 BK77 BL01 BL23 BL25 BL29 BL36 BQ08 BQ16 BQ57 4F207 AA50 AM08 AM09 AQ01 AQ04 KA01 KA17 KK52 KL41 KW23 5C086 AA41 AA45 AA46 BA20 CA11 CA25 CB18 CB24 DA10 DA14 FA02 FA12 GA02 GA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原材料(a)を供給するフィ−ダ(1)
    と、該原材料を溶融し、その溶融樹脂(b)を紐状に射
    出成型する溶融装置(2)と、成型して得る紐状のスト
    ランド(c)の軟材を冷却調整して固化する水冷槽
    (3)と、固化した該ストランドを製品ペレット(d)
    に切断、形成するカッタ装置(4)とから成るペレット
    再製装置の異常検知警報機構であって、 フィ−ダ(1)出口側に設けて原材料(a)の異常供給
    状態を検知する材料供給量過多検知装置(5)と、溶融
    装置(2)中間部の空気抜き用ベント口(12)に設け
    て溶融樹脂(b)の異常供給状態を検知するベントアッ
    プ検知装置(6)と、水冷槽(3)入口側に設けてスト
    ランド(c)の異常移送状態を検知するストランド異常
    堆積検知装置(7)と、カッタ装置(4)入口側に設け
    てストランド(c)の切断異常状態を検知するストラン
    ド切れ検知装置(8)の1以上を選択的に配設すると共
    に、各検知装置(5、6、7、8)からの検知信号を受
    信し、警報を発信する警報操作部(19)と、該警報を
    表示する表示部(20)とを構成することを特徴とする
    ペレット再製装置の異常検知警報機構。
  2. 【請求項2】 材料供給量過多検知装置(5)が、溶融
    装置(2)の原材料受入口に直立してフィ−ダ(1)出
    口側に設置するスタンド(21)に配設するものであっ
    て、該スタンドの両側壁面に向かい合わせて開口する一
    対の透視窓(26)に、光電センサ(9a、9b)を取
    り付けて該光電センサスイッチがON作動可能に構成す
    る請求項1記載のペレット再製装置の異常検知警報機
    構。
  3. 【請求項3】 ベントアップ検知装置(6)が、溶融装
    置(2)のベント口(12)をシリンダ(2b)横断面
    上部の偏芯位置に上向けに設置し、該ベント口に対応し
    て開口するベント筒(12a)を溶融装置(2)の外側
    壁面に付設した上で、該ベント筒に延設するほぼZ字状
    に形成した検出レバ−(6a)を、その中間に設けるピ
    ンジョイント(6b)中心に回動自在に固定すると共
    に、ベント口(12)に僅かに離隔かつ当面させて該検
    出レバ−下端水平板面を配置することによって、該ベン
    ト口からの噴出流動物が前記下端水平板面を押し上げる
    場合に、検出レバ−(6a)を回動させて、外設するリ
    ミットスイッチ(22)をON作動可能に構成する請求
    項1記載のペレット再製装置の異常検知警報機構。
  4. 【請求項4】 ベントアップ検知装置(6)が、溶融装
    置(2)のベント口(12)上部にシリンダ(2b)側
    断面を貫通するベント筒(12a)を覆うカバ−ケ−ス
    (13)を配設し、該カバ−ケ−スの両側壁面に向かい
    合わせて開口し、かつ前記ベント筒の上部を横断する透
    視線を形成する一対の窓(29)を付設すると共に、該
    窓に光電センサ(9a、9b)を外設して該光電センサ
    スイッチがON作動可能に構成する請求項1記載のペレ
    ット再製装置の異常検知警報機構。
  5. 【請求項5】 ストランド異常堆積検知装置(7)が、
    溶融装置(2)の溶融シリンダ吐出口(2c)に付設す
    るダイス(15)の前方下部を透視可能とした対向する
    光電センサ(9a、9b)を、水冷槽(3)上縁に取り
    付けて該光電センサスイッチがON作動可能に構成する
    請求項1記載のペレット再製装置の異常検知警報機構。
  6. 【請求項6】 ストランド切れ検知装置(8)が、スト
    ランド(c)の進行方向に沿ってガイドロ−ル(4a)
    と、押付けバネ具(14)を付設したピンチロ−ル(2
    4)と、それと一対を成して該ストランドを移送可能に
    挟持する引取りロ−ル(25)と、ストランド(c)を
    裁断する回転刃(17)とを順次配列した上で、カッタ
    装置(4)内部の固定部材に一端を回動可能に固定して
    延設する検出ア−ム(8b)と、該検出ア−ムの他端に
    ストランド(c)上に常時載荷して従動し、回転可能と
    する検出ロ−ル(8a)と、該検出ロ−ルの下方にセン
    サア−ム(6c)付設のリミットスイッチ(22)また
    は光電センサ(9a、9b)を配設すると共に、該スト
    ランドが存在しない場合に、自重により下降する検出ロ
    −ル(8a)がリミットスイッチ(22)または光電セ
    ンサ(9a、9b)のセンサスイッチをON作動可能に
    構成する請求項1記載のペレット再製装置の異常検知警
    報機構。
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