JP2000288599A - 汚泥濃縮槽の運転制御方法 - Google Patents

汚泥濃縮槽の運転制御方法

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JP2000288599A
JP2000288599A JP11098253A JP9825399A JP2000288599A JP 2000288599 A JP2000288599 A JP 2000288599A JP 11098253 A JP11098253 A JP 11098253A JP 9825399 A JP9825399 A JP 9825399A JP 2000288599 A JP2000288599 A JP 2000288599A
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Shinji Oba
真治 大庭
Taichi Kamisaka
太一 上坂
Tomoko Fujita
智子 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SS濃度の低い越流水および高濃度の濃縮汚
泥を達成・確保できる汚泥濃縮槽の運転制御方法を提供
する。 【解決手段】 下水1が最初沈殿池2とばっ気槽3と最
終沈殿池4とに順次流入する水処理工程で発生した初沈
汚泥7を濃縮槽9で重力濃縮するに際し、汚泥投入ポン
プ8によって濃縮槽9へ投入される初沈汚泥7の濃度と
流量とを濃度流量検出器13で検出し、検出された濃度
値と流量値とより、演算制御機器14によって濃縮槽9
への瞬時固形物負荷を演算し、演算値が所定の瞬時固形
物負荷値を超えないように汚泥投入ポンプ8の吐出量を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚泥濃縮槽の運転制
御方法に関し、詳細には汚水処理で発生した汚泥を重力
濃縮する汚泥濃縮槽の運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】下水や産業廃水等の汚水を活性汚泥法で
処理する際には、汚水中に含まれる比較的沈降しやすい
固形物を生物反応槽の前段の最初沈殿池で沈殿分離し、
生物反応槽で浄化された処理水中に含まれる活性汚泥を
その後段の最終沈殿池で沈殿分離している。
【0003】そして、最初沈殿池で沈殿した汚泥(初沈
汚泥と称する)を単独で、または最終沈殿池で沈殿した
余剰活性汚泥と混合して、重力濃縮槽に投入して所定の
時間重力濃縮し、この濃縮汚泥を引き抜いて後続の処理
プロセスに送っている。このような汚泥の重力濃縮は、
後続の処理プロセスである消化、脱水、焼却の各設備、
さらには濃縮槽からの越流水や脱水濾液が返送される水
処理設備の性能に対しても影響を及ぼす極めて重要な単
位プロセスである。したがって、固液分離の観点、すな
わち濃縮性や固形物回収率の観点から、極力新鮮でかつ
低濃度の汚泥をポンプにて所定の固形物負荷の範囲を越
えないよう重力濃縮槽に引抜いて、適正なSRT(固形
物の槽内滞留時間)になるように沈殿・濃縮し、それに
より適度な濃度となった濃縮汚泥をポンプで後続の汚泥
処理プロセスに送泥するという、重力濃縮槽およびその
付帯設備の機能を十分に発揮させる運転を行うことが、
運転管理者に要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし現実には、重力
濃縮の重要性は認識されながらも、きちんと管理された
処理施設は極めて希である。たとえば、濃縮槽からの越
流水中のSS濃度が高く、その流出汚泥が水処理系内を
循環していたり、濃縮槽を汚泥の貯留槽代わりに使って
いるために濃縮汚泥の濃度が低かったり、さらには濃縮
槽内でのSRTが長すぎて汚泥が腐敗し、濃縮槽水面に
浮上するなど、多くの好ましくない事例が観察される。
【0005】上記したような事例の多くは次の事項に原
因がある。 沈殿池からの汚泥の引抜き量を勘と経験に依存するた
め、沈殿池に汚泥が堆積しがちであり、腐敗気味でかつ
比較的濃度の高い汚泥を濃縮槽に投入せざるを得なくな
る。 汚泥の引抜きポンプが相対的に大きすぎ(過大設計)
かつ流量が一定であるため、との関連もあるが、濃縮
槽への瞬時の固形物負荷が大きくなる(設計指針は60〜
90kg-SS/m2・日)。そのため、越流水中に高濃度にSS
が流出することになる。
【0006】濃縮汚泥の引抜きも、SRT理論に基く
ことなく同様に経験則に基づいて行っているため、引
抜き量や引抜き頻度がまちまちになり、濃縮汚泥の濃度
が向上しにくくなる一方で、汚泥の浮上現象が生じるこ
ともある。本発明は上記問題を解決するもので、SS濃
度の低い越流水および高濃度の濃縮汚泥を達成・確保で
きる汚泥濃縮槽の運転制御方法を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の汚泥濃縮槽の運転制御方法
は、最初沈殿池と活性汚泥処理槽と最終沈殿池とを備え
た汚水処理設備で発生した汚泥を重力濃縮する汚泥濃縮
槽を運転制御するに際し、汚泥投入ポンプによって汚泥
濃縮槽へ投入される汚泥の濃度と流量とを濃度流量検出
手段で検出して、検出された濃度値と流量値とより汚泥
濃縮槽への瞬時固形物負荷を演算手段で演算し、演算値
が所定の瞬時固形物負荷値を超えないように汚泥投入ポ
ンプの吐出量を制御手段によって制御するようにしたも
のである。
【0008】また請求項2記載の汚泥濃縮槽の運転制御
方法は、最初沈殿池と活性汚泥処理槽と最終沈殿池とを
備えた汚水処理設備で発生した汚泥を重力濃縮する汚泥
濃縮槽を運転制御するに際し、汚泥投入ポンプによって
汚泥濃縮槽へ投入される汚泥の濃度と流量とを濃度流量
検出手段で検出し、検出された濃度値と流量値とポンプ
稼働時間とより汚泥濃縮槽への1日当たり投入総固形物
量を演算手段で演算し、演算された1日当たり投入総固
形物量より、汚泥濃縮槽における槽内固形物滞留時間が
槽内水温値に対応する所定の値になる1日当たり濃縮槽
引抜き固形物量を演算手段で算出するとともに、汚泥引
抜ポンプによって汚泥濃縮槽から定流量で引抜かれる濃
縮汚泥の濃度と流量とを濃度流量検出手段で検出し、前
記1日当たり濃縮槽引抜き固形物量になるように1日当
たり汚泥引抜ポンプの稼働時間を制御手段によって制御
するようにしたものである。
【0009】従来の問題点に鑑みて、SS濃度の低い越
流水および高濃度の濃縮汚泥を達成・確保するために
は、固形物負荷を所定の範囲内以下にすること、水
温に応じたSRTを確保することが必要である。 固形物負荷 重力濃縮を行う汚泥濃縮槽は一般に、水理学的滞留時間
12時間、固形物負荷60〜90kg/m2・日を目安に設
計・運転されている(下水道維持管理指針−1991年
版)。しかし、ここでいう固形物負荷は一日の平均値で
あり、むしろ瞬時の固形物負荷を採用する方がより現実
に即した設計・運転ができると予想される。
【0010】瞬時の固形物負荷は(1) 式で定義される。 固形物負荷(kg/m2・日)=C0×Q0×10-3×1440×1/A… (1) ここで、C0:初沈引抜き汚泥濃度(g/m3) (重力濃縮槽投入汚泥濃度) Q0:初沈引抜き汚泥量(m3/min) (重力濃縮槽投入汚泥量) A :重力濃縮槽水面積(m2) なお、初沈引抜き汚泥=重力濃縮槽投入汚泥としたの
は、初沈引抜き汚泥を単独で重力濃縮槽へ投入する場
合、および最終沈殿池からの余剰汚泥を最初沈殿池へ戻
して混合して初沈引抜き汚泥として重力濃縮槽へ投入す
る場合を想定してのことである。
【0011】(1) 式において、重力濃縮槽水面積A は一
定であり、また初沈引抜き汚泥濃度C0は制御しにくいの
で、瞬時の固形物負荷を所定値以下に押さえるには、初
沈引抜き汚泥量Q0を任意に変化させるのが適当である。 このために、請求項1記載の構成では、汚泥投入ポンプ
によって汚泥濃縮槽へ投入される汚泥の濃度と流量とを
検出して汚泥濃縮槽への瞬時固形物負荷を演算し、演算
値をフィードバックして汚泥投入ポンプの吐出量を変化
させることで、瞬時の固形物負荷を所定値以下に押さえ
るようにした。したがって、投入される汚泥の濃度が薄
い時には投入量は多くなり、濃度が濃い時には投入量が
少なくなる。
【0012】SRTの確保 重力濃縮槽における固形物の滞留時間、すなわち(2)式
で定義されるSRTを長くすれば、濃縮汚泥の濃度が大
きくなることは自明の理である。しかし、実際には水温
との関係があって、SRT24時間程度が一応の目安と
される。つまり、夏期の高水温時にはSRTを長くしす
ぎると汚泥が腐敗・浮上し易く、濃縮槽内で沈殿汚泥、
中間水、浮上汚泥が三層に分離する現象が観察されるよ
うになるのに対して、冬期の低水温時には腐敗が生じに
くいので、高水温時にはSRTを24時間よりも短く、
低水温時にはSRTを24時間よりも長くする必要があ
る。
【0013】 SRT(時間)=C0×Q0×T0/(C1×Q1×T1)×24…(2) ここに、C0:初沈引抜き汚泥濃度(g/m3) Q0:初沈引抜き汚泥量 (m3/min) T0:一日当たりの初沈引抜き汚泥ポンプの稼動時間(mi
n) C1:濃縮汚泥濃度(g/m3) Q1:引抜き濃縮汚泥量(m3/min) T1:一日当たりの濃縮汚泥ポンプ引抜き時間(min/日) (2)式において、初沈引抜き汚泥濃度は制御しにくく、
初沈引抜き汚泥量は(1)の瞬時の固形物負荷で決定さ
れ、1日当たりの初沈引抜き汚泥ポンプの稼動時間は最
初沈殿池での汚泥発生量、すなわち流入下水の性状に左
右される。また、濃縮汚泥濃度は確実には制御しにく
く、引抜き濃縮汚泥量はポンプ仕様で決まってしまう。
したがって、1日当たりの濃縮汚泥ポンプ引抜き時間が
唯一、自由に操作できる因子であり、この1日当たりの
濃縮汚泥ポンプ引抜き時間を操作することでSRTを制
御するのが適当である。
【0014】このために、請求項2記載の構成では、汚
泥投入ポンプによって汚泥濃縮槽へ投入される汚泥の濃
度と流量とを検出して1日当たり投入総固形物量を演算
するとともに、汚泥濃縮槽におけるSRTが槽内水温値
に対応する所定の値になるように、演算された1日当た
り投入総固形物量より(2) 式を用いて1日当たり濃縮槽
引抜き固形物量を演算手段で算出するとともに、汚泥引
抜ポンプによって汚泥濃縮槽から定流量で引抜かれる濃
縮汚泥の濃度と流量とを濃度流量検出手段で検出し、前
記1日当たり濃縮槽引抜き固形物量になるように1日当
たり汚泥引抜ポンプの稼働時間を調整するようにした。
したがって、汚泥引抜きポンプの稼動時間は、水温が高
い時に長く、水温が低い時に短くすることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は下水処理場の水処理工程
と、その水処理工程で発生した汚泥の濃縮工程とを示し
たフローチャートである。下水処理場に流入した下水1
は最初沈殿池2において沈降しやすい固形物が沈殿除去
され、次いでばっ気槽3において酸素の存在下で微生物
の働きによって汚濁物が酸化・分解除去され、次いで最
終沈殿池4において汚泥(微生物)が沈殿除去される。
そして、最終沈殿池4より流出する上澄液5が必要に応
じて高度処理され、消毒された後に公共水域に放流され
る。
【0016】一方、最終沈殿池4で沈殿した汚泥6は、
一部は返送汚泥としてばっ気槽3に返送され、残部は余
剰汚泥として最初沈殿池2に戻される。また、流入下水
1に由来する沈殿汚泥と戻された余剰汚泥との混合物た
る初沈汚泥7が、汚泥投入ポンプ8の駆動により最初沈
殿池2から送泥ラインを通じて引抜かれ、濃縮槽9に投
入される。濃縮槽9で濃縮された濃縮汚泥10は汚泥引
抜ポンプ11の駆動により送泥ラインを通じて引抜か
れ、脱水機や消化槽等の汚泥処理施設(図示せず)へ送
られる。濃縮槽9からの越流水12は水処理工程の沈砂
池(図示せず)等の設備に戻される。
【0017】このとき、送泥ラインの途中に設けられた
濃度流量検出器13(超音波、光などを利用したもの)
によって、濃縮槽9に投入される初沈汚泥7の濃度およ
び流量が絶えず検知され、検出された濃度値と流量値と
より濃縮槽9への瞬時の固形物負荷が演算制御機器14
においてリアルタイムに演算される(上述した式(1)
による)。そして、その演算値が所定の瞬時固形物負荷
値を超えないように、絶えず演算制御機器14によって
汚泥投入ポンプ8の周波数変換が行われ吐出量が制御さ
れる。つまり、初沈汚泥7の濃度が薄い時にはその流量
が多くされ、濃度が濃い時にはその流量が少なくされ
る。
【0018】またこのとき、濃度流量検出器13によっ
て検出された濃度値と流量値とポンプ稼働時間とより、
1日当たりに濃縮槽9に投入された総固形物量が演算制
御機器14において演算される。また、濃縮槽9内の水
温が温度検出器15で検出されるとともに、演算制御機
器14において、この時の適正なSRT値が示され、先
の投入総固形物量より濃縮槽9からの1日当たり引抜固
形物量が演算され、他方濃縮槽9からほぼ定流量で引抜
かれた濃縮汚泥10の濃度および流量が送泥ラインの途
中の濃度流量検出器16によって絶えず検知され、検出
された濃度値と流量値とより濃縮槽9からの引抜固形物
量の積算値が演算制御機器14においてリアルタイムに
演算される。そして、水温に対応する所定のSRT値と
1日当たり投入総固形物量より、先に演算しておいた濃
縮槽9からの1日当たり引抜固形物量を上記積算値が越
えないように汚泥引抜ポンプ11の1日当たり稼動時間
が制御される。そして、演算制御機器14により、所定
量の濃縮汚泥10が時間当たり極力均等に引抜かれるよ
うに汚泥引抜ポンプ11が起動停止される。(例えばa
m3/min×bmin/時間×24時間/日)表1に、上記のよう
な制御を行った場合と行わなかった場合とにおける汚泥
濃縮性能を示す。
【0019】
【表1】 表1からわかるように、制御有りでは、瞬時の固形物負
荷を60kg-SS/m2・日とし、SRTを夏期には腐敗を避
けるために20時間と短く、冬期は腐敗の心配がないの
で28時間と長くした時に、夏期・冬期ともに越流水の
SSは500〜700mg/L程度となり、2.2〜2.6%
の濃度の濃縮汚泥が得られた。
【0020】一方、制御無しでは、越流水のSSは3,
000〜4,500mg/Lまで悪化し、濃縮汚泥の濃度
も1.1〜1.2%程度までしか上昇しなかった。このこと
より、制御の有無によって濃縮槽の性能に大きな差が生
じることがわかる。上記したような運転制御方法は、流
入下水のSSのみに由来する初沈汚泥単独に対して、ま
た余剰汚泥単独に対しても適用可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、投入され
る汚泥のための濃度流量検出手段と、濃度流量検出手段
での検出値より瞬時固形物負荷を演算する演算手段と、
演算手段での演算値に基いて汚泥投入ポンプの吐出量を
制御する制御手段とによって、汚泥濃縮槽への瞬時の固
形物負荷を所定の範囲内に押さえるようにしたことによ
り、低濃度の重力濃縮槽越流水および高濃度の濃縮汚泥
を安定して得ることができる。
【0022】また、投入される汚泥のための濃度流量検
出手段と、引抜かれる濃縮汚泥のための濃度流量検出手
段と、各濃度流量検出手段での検出値と汚泥投入ポンプ
の稼働時間とより、汚泥濃縮槽への1日当たり投入総固
形物量を演算し、その演算値と、濃縮槽内水温に対する
所定のSRT値とより濃縮汚泥引抜きポンプの稼働時間
を演算する演算手段と、演算手段での演算値に基いて濃
縮汚泥引抜きポンプを起動停止する制御手段とによっ
て、SRTを水温に応じた所定の適正範囲に確実に押さ
えるようにしたことにより、低濃度の重力濃縮槽越流水
および高濃度の濃縮汚泥を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚泥濃縮槽の運転制御方法が実施され
る装置構成を示した説明図である。
【符号の説明】
1 下水 2 最初沈殿池 3 ばっ気槽 4 最終沈殿池 7 初沈汚泥 8 汚泥投入ポンプ 9 濃縮槽 10 濃縮汚泥 11 汚泥引抜ポンプ 13 濃度流量検出器 14 演算制御機器 15 温度検出器 16 濃度流量検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 智子 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 Fターム(参考) 4D059 AA04 AA05 BE31 EA01 EA02 EA06 EB02 EB20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最初沈殿池と活性汚泥処理槽と最終沈殿
    池とを備えた汚水処理設備で発生した汚泥を重力濃縮す
    る汚泥濃縮槽の運転制御方法であって、汚泥投入ポンプ
    によって汚泥濃縮槽へ投入される汚泥の濃度と流量とを
    濃度流量検出手段で検出して、検出された濃度値と流量
    値とより汚泥濃縮槽への瞬時固形物負荷を演算手段で演
    算し、演算値が所定の瞬時固形物負荷値を超えないよう
    に汚泥投入ポンプの吐出量を制御手段によって制御する
    ことを特徴とする汚泥濃縮槽の運転制御方法。
  2. 【請求項2】 最初沈殿池と活性汚泥処理槽と最終沈殿
    池とを備えた汚水処理設備で発生した汚泥を重力濃縮す
    る汚泥濃縮槽の運転制御方法であって、汚泥投入ポンプ
    によって汚泥濃縮槽へ投入される汚泥の濃度と流量とを
    濃度流量検出手段で検出し、検出された濃度値と流量値
    とポンプ稼働時間とより汚泥濃縮槽への1日当たり投入
    総固形物量を演算手段で演算し、演算された1日当たり
    投入総固形物量より、汚泥濃縮槽における槽内固形物滞
    留時間が槽内水温値に対応する所定の値になる1日当た
    り濃縮槽引抜き固形物量を演算手段で算出するととも
    に、汚泥引抜ポンプによって汚泥濃縮槽から定流量で引
    抜かれる濃縮汚泥の濃度と流量とを濃度流量検出手段で
    検出し、前記1日当たり濃縮槽引抜き固形物量になるよ
    うに1日当たり汚泥引抜ポンプの稼働時間を制御手段に
    よって制御することを特徴とする汚泥濃縮槽の運転制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015009210A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 メタウォーター株式会社 汚泥改質装置および汚泥改質方法、並びに汚泥改質装置の制御装置、および制御方法

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JP2015009210A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 メタウォーター株式会社 汚泥改質装置および汚泥改質方法、並びに汚泥改質装置の制御装置、および制御方法

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