JP2000287700A - 試料中のリパーゼ活性値、コレステロール濃度、中性脂肪濃度の測定方法。 - Google Patents

試料中のリパーゼ活性値、コレステロール濃度、中性脂肪濃度の測定方法。

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JP2000287700A
JP2000287700A JP2000027050A JP2000027050A JP2000287700A JP 2000287700 A JP2000287700 A JP 2000287700A JP 2000027050 A JP2000027050 A JP 2000027050A JP 2000027050 A JP2000027050 A JP 2000027050A JP 2000287700 A JP2000287700 A JP 2000287700A
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Kozo Kawasaki
幸造 川崎
Tatsuhiko Tanaka
龍彦 田中
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SHINOTESUTO KK
Shino Test Corp
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SHINOTESUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】試料中のリパーゼ活性値並びに、コレステロー
ル濃度、及び/又は中性脂肪濃度を同一の測定装置を使
用して測定を行う場合でも、測定で得られたリパーゼ活
性値に誤差が生じず、正確にリパーゼ活性値の測定が行
える測定方法を提供する。 【構成】試料中のリパーゼ活性値並びに、コレステロー
ル濃度、及び/又は中性脂肪濃度を同一の測定装置を使
用して測定を行う方法において、1,2−O−ジラウリ
ル−rac−グリセロ−3−グルタル酸−(6’−メチ
ルレゾルフィン)−エステルよりなる基質を含むリパー
ゼ活性測定試薬並びに、ウシ膵臓由来のコレステロール
エステラーゼを含むコレステロール測定試薬、及び/又
はキャンディダ・シリンドラシア由来のリポタンパク質
リパーゼを含む中性脂肪測定試薬をそれぞれ用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤差を受けず正確
に測定を行うことができる測定方法に関し、分析化学、
生命科学、生化学、及び臨床検査等の分野において特に
有用なものである。
【0002】
【従来の技術】リパーゼ(トリアシルグリセロール ア
シルハイドロラーゼ;E.C.3.1.1.3)は、高
級脂肪酸のグリセロールエステルであるトリグリセライ
ドを加水分解する酵素群である。
【0003】これは、グリセロールのα位(1,3位)
のエステル結合を加水分解して、2分子の脂肪酸と1分
子のβ−モノグリセライドを生成させ、そして、このβ
−モノグリセライドが異性化されて生じたα−モノグリ
セライドを更に、1分子の脂肪酸と1分子のグリセロー
ルに加水分解する。
【0004】急性膵炎、慢性膵炎、膵癌、及び胆道疾患
等の疾患においては、血液中のリパーゼ活性値が上昇す
るので、前記の疾患の診断に血清中、又は血漿中等のリ
パーゼ活性値が利用されている。
【0005】血清中、又は血漿中等のリパーゼ活性値の
測定方法としては種々の方法が知られている。
【0006】例えば、リパーゼの基質としてオリーブ油
を用い、これを乳化し胆汁酸を加え、試料中のリパーゼ
と反応させてオリーブ油中のトリグリセライドを加水分
解させ、この反応液の濁度減少率よりリパーゼの反応速
度、つまり活性を測定する比濁測定法が知られている。
【0007】また、2,3−ジメルカプト−1−プロパ
ノール三酪酸(BALB)を基質とし、これがリパーゼ
によって加水分解されて生じた2,3−ジメルカプト−
1−プロパノール(BAL)に5,5’−ジチオビス−
2−ニトロ安息香酸(DTNB)を添加し反応させ、生
成するTNBアニオンの黄色(400nm近辺)の吸光
度を測定することにより活性を測定する方法が知られて
いる。
【0008】そして、基質として1,2−ジリノレオイ
ルグリセロールを使用して、リパーゼと反応させて基質
を加水分解させ、遊離するリノール酸をコエンザイム
A、NAD+ 、及びATPの共存のもとに、アシル−C
oAシンセターゼ、アシル−CoAオキシダーゼ、及び
エノイル−CoAヒドラターゼ・3−ヒドロキシアシル
−CoAデヒドロゲナーゼ・3−ケトアシル−CoAチ
オラーゼ複合酵素を作用させβ−酸化させて、これによ
り生じるNADHの340nmでの吸光度の増加速度を
測定することにより活性を測定する方法も知られてい
る。
【0009】更に、1,2−ジリノレオイルグリセロー
ルを基質とし、これがリパーゼによって加水分解されて
生じたリノール酸を、コエンザイムA、及びATPの共
存のもとにアシル−CoAシンセターゼを作用させてア
シル−CoAに変え、このアシル−CoAを酸素の共存
下アシル−CoAオキシダーゼを作用させて過酸化水素
を生成させ、この過酸化水素と10−N−カルボキシメ
チルカルバモイル−3,7−ジメチルアミノ−10H−
フェノチアジンにパーオキシダーゼを作用させ、反応さ
せてメチレンブルーを生成させ、このメチレンブルーの
生成速度を660nm近辺の吸光度の増加速度を測定す
ることにより求め、これより試料中のリパーゼ活性値を
算出する方法も知られている。
【0010】近年、1,2−O−ジラウリル−rac−
グリセロ−3−グルタル酸−(6’−メチルレゾルフィ
ン)−エステルを基質とするリパーゼ活性測定方法及び
リパーゼ活性測定試薬が開発された。(特開昭61−2
54197号公報、特開平9−215500号公報)
【0011】この方法では、試料中のリパーゼが基質で
ある1,2−O−ジラウリル−rac−グリセロ−3−
グルタル酸−(6’−メチルレゾルフィン)−エステル
を加水分解することにより、1,2−O−ジラウリル−
rac−グリセロールとグルタル酸−(6’−メチルレ
ゾルフィン)−エステルが生じる。このグルタル酸−
(6’−メチルレゾルフィン)−エステルは、水溶液中
でメチルレゾルフィンとグルタル酸に自己水解する。そ
して、このメチルレゾルフィンの増加速度を580nm
付近で吸光度を測定し、これにより、試料中のリパーゼ
活性値の測定を行う。
【0012】また、血液中のコレステロール濃度は、高
脂血症などの体内脂質代謝異常の指標として、そして動
脈硬化症発症の因子として等、繁用されている。特に、
血清中、又は血漿中等の総コレステロール濃度、HDL
(高密度リポタンパク質)−コレステロール濃度、及び
LDL(低密度リポタンパク質)−コレステロール濃度
等がよく測られている。
【0013】血清中、又は血漿中等の総コレステロール
濃度の測定方法としては、試料にコレステロールエステ
ラーゼを作用させ、コレステロールエステルを遊離コレ
ステロールと脂肪酸に分解し、更にコレステロールオキ
シダーゼを作用させて、コレステロールエステルから生
じた遊離コレステロールと元々試料中に存在した遊離コ
レステロールの両方をコレステノンに変えるとともに過
酸化水素を生じさせる。この過酸化水素と4−アミノア
ンチピリンとアニリン誘導体等をパーオキシダーゼの触
媒作用により酸化縮合させて、キノン色素を生成させ
る。このキノン色素の生成量を吸光度の測定により求め
ることにより、試料中のコレステロール濃度を得る方法
が広く用いられている。
【0014】そして、血清中、又は血漿中等のHDL−
コレステロール濃度、及びLDL−コレステロール濃度
の測定においても、HDL又はLDL中のコレステロー
ルエステル及び遊離コレステロールを、上記の総コレス
テロール濃度の測定方法と同じ方法を利用して測定が行
われている。
【0015】更に、血液中の中性脂肪(トリグリセライ
ド、トリアシルグリセロール、TG)濃度も、高脂血症
などの体内脂質代謝異常の指標として、そして動脈硬化
症の危険因子として、繁用されている。
【0016】この血清中、又は血漿中等の中性脂肪濃度
の測定方法としては、試料にリポタンパク質リパーゼ
(リポプロテインリパーゼ、LPL)を作用させ、中性
脂肪を1分子のグリセロールと3分子の脂肪酸に分解
し、その後このグリセロールとATPをグリセロールキ
ナーゼの触媒作用によりグリセロール−3−リン酸とA
DPに変え、更にこのグリセロール−3−リン酸をグリ
セロール−3−リン酸オキシダーゼの触媒作用によりジ
ヒドロキシアセトンリン酸に変えるとともに過酸化水素
を生じさせる。この過酸化水素と4−アミノアンチピリ
ンとアニリン誘導体等をパーオキシダーゼの触媒作用に
より酸化縮合させて、キノン色素を生成させる。このキ
ノン色素の生成量を吸光度の測定により求めることによ
り、試料中の中性脂肪濃度を得る方法が広く用いられて
いる。
【0017】上記の血清、又は血漿等の試料中のリパー
ゼ活性値の測定、コレステロール濃度の測定、及び中性
脂肪濃度の測定は、病院、診療所等の臨床検査の現場に
おいて、頻繁に行われている。これは、ほとんどの場
合、リパーゼ活性測定試薬、コレステロール測定試薬、
及び中性脂肪測定試薬各々を用い、臨床検査用の自動分
析装置等の測定装置を使用して行われている。
【0018】臨床検査用の自動分析装置での測定操作
は、通常以下のように行われる。試料がピペット(プロ
ーブ)又はチューブ等により吸い上げられた後に反応セ
ル(反応キュベット)に分注され、その後これに1種類
又は複数種類の試薬がピペット又はチューブ等により吸
い上げられた後分注され、反応セルの中で測定反応が行
われる。そして、反応セル中の反応液の吸光度の測定を
行い、この値より試料中の活性値又は濃度が算出され
る。
【0019】しかしながら、「リパーゼ活性値の測定と
コレステロール濃度の測定」、「リパーゼ活性値の測定
と中性脂肪濃度の測定」、又は「リパーゼ活性値の測定
とコレステロール濃度の測定と中性脂肪濃度の測定」
を、同一の測定装置を使用して測定を行う場合、下記の
ようなことが起こり、正確な測定が行えないため問題と
なっていた。
【0020】その問題点とは、コレステロール測定試薬
中のコレステロールエステラーゼ、及び/又は中性脂肪
測定試薬中のリポタンパク質リパーゼが、測定時に測定
装置の ピペット(プローブ)若しくはチューブ、及び
/又は反応セル(反応キュベット)等に吸着し、通常の
洗浄操作を行っても残存してしまい、試料中のリパーゼ
活性値の測定を行った際に、先の測定時に吸着、残存し
たコレステロールエステラーゼ及び/又はリポタンパク
質リパーゼが、リパーゼ活性測定用の基質をリパーゼに
代わって加水分解してしまい、本来の値よりも吸光度を
増加させてしまうことである。つまり、測定を行った試
料中のリパーゼ活性値が本来の値よりも高く示されてし
まい、つまり、正の誤差を受けてしまい、疾患、病状の
診断を誤らせることにもなる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らが解決を目
指して検討し、本発明により解決し得た課題は、試料中
のリパーゼ活性値並びに、コレステロール濃度、及び/
又は中性脂肪濃度を、同一の測定装置を使用して測定を
行う場合でも、測定で得られたリパーゼ活性値に誤差が
生じず、正確にリパーゼ活性値の測定が行えることであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料中のリパ
ーゼ活性値並びに、コレステロール濃度、及び/又は中
性脂肪濃度を同一の測定装置を使用して測定を行う方法
において、1,2−O−ジラウリル−rac−グリセロ
−3−グルタル酸−(6’−メチルレゾルフィン)−エ
ステルよりなる基質を含むリパーゼ活性測定試薬並び
に、ウシ膵臓由来のコレステロールエステラーゼを含む
コレステロール測定試薬、及び/又はキャンディダ・シ
リンドラシア由来のリポタンパク質リパーゼを含む中性
脂肪測定試薬をそれぞれ用いることを特徴とする、試料
中のリパーゼ活性値並びに、コレステロール濃度、及び
/又は中性脂肪濃度の測定方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】(1)リパーゼ活性測定試薬 本発明における、1,2−O−ジラウリル−rac−グ
リセロ−3−グルタル酸−(6’−メチルレゾルフィ
ン)−エステルよりなる基質を含むリパーゼ活性測定試
薬とは、リパーゼの基質となる1,2−O−ジラウリル
−rac−グリセロ−3−グルタル酸−(6’−メチル
レゾルフィン)−エステルを含むものである。その濃度
は、0.05g〜10g/Lの範囲にあることが好まし
い。
【0024】このリパーゼ活性測定試薬のpHは、pH
6〜11の範囲が好ましく、pH7〜10の範囲が特に
好ましい。
【0025】また、このリパーゼ活性測定試薬には、更
に、緩衝剤、界面活性剤、塩、防腐剤、活性化剤、安定
化剤、干渉物質の影響抑制剤、又は他の試薬成分等を含
有させることができる。
【0026】緩衝剤としては、上記のpH範囲に緩衝能
がある緩衝剤を適宜用いることができる。このような緩
衝剤として、例えば、MES、Bis−Tris、AD
A、PIPES、ACES、MOPSO、BES、MO
PS、TES、HEPES、DIPSO、TAPSO、
POPSO、HEPPSO、EPPS、Tricin
e、Bicine、TAPS、CHES、CAPSO、
CAPS、リン酸、リン酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩、グリ
シン、又はトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン
〔Tris〕等を挙げることができる。
【0027】界面活性剤としては、胆汁酸、又は陰イオ
ン界面活性剤等を挙げることができる。
【0028】この胆汁酸としては、コール酸、タウロコ
ール酸、デソキシコール酸、タウロデソキシコール酸、
若しくはグリコデソキシコール酸、又はこれらの塩等を
挙げることができる。
【0029】また、陰イオン界面活性剤としては、アル
キル硫酸のアルカリ金属塩、N−アシルコハク酸塩、ジ
アルキルスルホコハク酸塩、アリールポリオキシエチレ
ングリコール硫酸塩、アルキルアリールポリオキシエチ
レングリコール硫酸塩、カルボン酸塩、コハク酸塩、又
はリン酸塩等を挙げることができる。
【0030】塩としては、塩化ナトリウム、若しくは塩
化カリウムなどのアルカリ金属塩、塩化カルシウム、酢
酸カルシウム、若しくは塩化マグネシウムなどのアルカ
リ土類金属塩、又は塩化アンモニウムなどのアンモニウ
ム塩等を挙げることができる。
【0031】防腐剤としては、アジ化ナトリウム等を挙
げることができる。
【0032】他の試薬成分としては、レシチン、コレス
テロールエステル、酒石酸、水混和性有機溶媒、コリパ
ーゼ、又は尿素等を挙げることができる。
【0033】このレシチンとしては、ホスファチジル−
DL−グリセロール、L−α−ホスファチジルコリン、
ホスファチジルセリン、又はホスファチジルイノシトー
ル等を挙げることができる。
【0034】また、このコレステロールエステルとして
は、酢酸コレステロール、安息香酸コレステロール、又
はn−カプリル酸コレステロール等を挙げることができ
る。
【0035】そして、この水混和性有機溶媒としては、
イソプロピルアルコール、又はプロパノール等を挙げる
ことができる。
【0036】このリパーゼ活性測定試薬は、1試薬のも
のでもよいが、必要に応じて2試薬以上に試薬成分を分
けて構成してもよい。なお、このリパーゼ活性測定試薬
が1試薬である場合は、上記の基質濃度、及びpH等は
上記の範囲のものとすればよく、2試薬以上である場合
には、それらの試薬を測定時の所定の混合比率で混合し
た時に、上記の範囲の基質濃度、及びpH等となるよう
に各試薬の基質濃度、及びpH等を定めればよい。
【0037】(2)コレステロール測定試薬 本発明における、ウシ膵臓由来のコレステロールエステ
ラーゼを含むコレステロール測定試薬とは、試薬成分の
コレステロールエステラーゼがウシ膵臓由来のものであ
る試薬のことである。
【0038】このウシ膵臓由来のコレステロールエステ
ラーゼの濃度は、10単位/L以上とすることが好まし
い。
【0039】なお、本発明におけるコレステロール測定
試薬は、コレステロールエステラーゼを含むものであれ
ば、どのようなものでも対象となる。このようなものと
しては、例えば、総コレステロール測定試薬、HDL−
コレステロール測定試薬、又はLDL−コレステロール
測定試薬等を挙げることができる。
【0040】これらのコレステロール測定試薬には、通
常のコレステロールの測定に使用するコレステロールオ
キシダーゼ、パーオキシダーゼ、4−アミノアンチピリ
ン、フェノール若しくはフェノール誘導体又はアニリン
誘導体、及び緩衝剤等を含有させる。
【0041】コレステロールオキシダーゼは、微生物由
来等のものを、2単位/L以上の濃度範囲で用いること
が好ましい。
【0042】パーオキシダーゼは、西洋ワサビ又は微生
物由来等のものを、20単位/L以上の濃度範囲で用い
ることが好ましい。
【0043】4−アミノアンチピリンは、20μM以上
の濃度範囲で用いることが好ましい。
【0044】フェノール誘導体としては、例えば、4−
クロロフェノール、2,4−ジクロロフェノール、2,
4−ジブロモフェノール、又は2,4,6−トリクロロ
フェノール、あるいはこれらの塩等を挙げることができ
る。
【0045】アニリン誘導体としては、例えば、ADO
S、ADPS、ALOS、ALPS、DAOS、DAP
S、HALPS、HDAOS、HDAPS、MAOS、
MAPS、ESET、CEMB、又はTOOS、あるい
はこれらの塩等を挙げることができる。
【0046】これらのフェノール若しくはフェノール誘
導体又はアニリン誘導体を、25μM以上の濃度範囲で
用いることが好ましい。
【0047】このコレステロール測定試薬のpHは、p
H6〜9の範囲が好ましく、pH6.5〜8の範囲が特
に好ましい。
【0048】緩衝剤としては、上記のpH範囲に緩衝能
がある緩衝剤を適宜用いることができる。このような緩
衝剤として、例えば、MES、Bis−Tris、AD
A、PIPES、ACES、MOPSO、BES、MO
PS、TES、HEPES、DIPSO、TAPSO、
POPSO、HEPPSO、EPPS、Tricin
e、Bicine、TAPS、CHES、リン酸、リン
酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩、グリシン、又はトリス(ヒド
ロキシメチル)アミノメタン〔Tris〕等を挙げるこ
とができる。
【0049】また、このコレステロール測定試薬には、
更に、胆汁酸若しくは非イオン性界面活性剤などの界面
活性剤、アルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩な
どの塩、アジ化ナトリウムなどの防腐剤、活性化剤、安
定化剤、アスコルビン酸オキシダーゼなどの干渉物質の
影響抑制剤、又は他の試薬成分等を含有させることがで
きる。
【0050】また、このコレステロール測定試薬には、
試料に含まれるHDL中のコレステロール、又はLDL
中のコレステロール等だけを測定するための試薬成分を
含有させることができる。
【0051】このコレステロール測定試薬は、1試薬の
ものでもよいが、必要に応じて2試薬以上に試薬成分を
分けて構成してもよい。このコレステロール測定試薬が
1試薬である場合は、上記の試薬成分の濃度、及びpH
等は上記の範囲のものとすればよく、2試薬以上である
場合には、それらの試薬を測定時の所定の混合比率で混
合した時に、上記の範囲の試薬成分の濃度、及びpH等
となるように各試薬の試薬成分の濃度、及びpH等を定
めればよい。
【0052】なお、本来、酵素の活性値は、活性測定方
法により異なるものであり、また、同じ活性測定方法、
同じ酵素であっても、その酵素の由来、あるいは精製度
等により異なるものでもある。よって、先に記載した各
酵素の濃度範囲を外れる酵素濃度(酵素活性値)である
からといって、本発明の効果が得られないというもので
はない。
【0053】(3)中性脂肪測定試薬 本発明における、キャンディダ・シリンドラシア由来の
リポタンパク質リパーゼを含む中性脂肪測定試薬とは、
試薬成分のリポタンパク質リパーゼが真菌のキャンディ
ダ・シリンドラシア(Candida cylindr
acea)由来のものである試薬のことである。
【0054】このキャンディダ・シリンドラシア由来の
リポタンパク質リパーゼの濃度は、500単位/L以上
であることが好ましい。
【0055】この中性脂肪測定試薬には、通常の中性脂
肪の測定に使用するグリセロールキナーゼ、グリセロー
ル−3−リン酸オキシダーゼ、ATP、マグネシウムイ
オン、パーオキシダーゼ、4−アミノアンチピリン、フ
ェノール若しくはフェノール誘導体又はアニリン誘導
体、及び緩衝剤等を含有させる。
【0056】グリセロールキナーゼは、微生物由来等の
ものを、5単位/L以上の濃度範囲で用いることが好ま
しい。
【0057】グリセロール−3−リン酸オキシダーゼ
は、微生物由来等のものを、200単位/L以上の濃度
範囲で用いることが好ましい。
【0058】ATPは、30μM以上の濃度範囲で用い
ることが好ましい。
【0059】マグネシウムイオンは、塩化マグネシウム
等の塩の形態で、0.1mM以上の濃度範囲で用いるこ
とが好ましい。
【0060】パーオキシダーゼは、西洋ワサビ又は微生
物由来等のものを、30単位/L以上の濃度範囲で用い
ることが好ましい。
【0061】4−アミノアンチピリンは、20μM以上
の濃度範囲で用いることが好ましい。
【0062】フェノール誘導体としては、例えば、4−
クロロフェノール、2,4−ジクロロフェノール、2,
4−ジブロモフェノール、又は2,4,6−トリクロロ
フェノール、あるいはこれらの塩等を挙げることができ
る。
【0063】アニリン誘導体としては、例えば、ADO
S、ADPS、ALOS、ALPS、DAOS、DAP
S、HALPS、HDAOS、HDAPS、MAOS、
MAPS、ESET、CEMB、又はTOOS、あるい
はこれらの塩等を挙げることができる。
【0064】これらのフェノール若しくはフェノール誘
導体又はアニリン誘導体を、25μM以上の濃度範囲で
用いることが好ましい。
【0065】この中性脂肪測定試薬のpHは、pH6〜
9の範囲が好ましく、pH6.5〜8の範囲が特に好ま
しい。
【0066】緩衝剤としては、上記のpH範囲に緩衝能
がある緩衝剤を適宜用いることができる。このような緩
衝剤として、例えば、MES、Bis−Tris、AD
A、PIPES、ACES、MOPSO、BES、MO
PS、TES、HEPES、DIPSO、TAPSO、
POPSO、HEPPSO、EPPS、Tricin
e、Bicine、TAPS、CHES、リン酸、リン
酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩、グリシン、又はトリス(ヒド
ロキシメチル)アミノメタン〔Tris〕等を挙げるこ
とができる。
【0067】また、この中性脂肪測定試薬には、更に、
非イオン性界面活性剤などの界面活性剤、アルカリ金属
塩若しくはアルカリ土類金属塩などの塩、アジ化ナトリ
ウムなどの防腐剤、活性化剤、安定化剤、アスコルビン
酸オキシダーゼなどの干渉物質の影響抑制剤、又は他の
試薬成分等を含有させることができる。
【0068】この中性脂肪測定試薬は、1試薬のもので
もよいが、必要に応じて2試薬以上に試薬成分を分けて
構成してもよい。この中性脂肪測定試薬が1試薬である
場合は、上記の試薬成分の濃度、及びpH等は上記の範
囲のものとすればよく、2試薬以上である場合には、そ
れらの試薬を測定時の所定の混合比率で混合した時に、
上記の範囲の試薬成分の濃度、及びpH等となるように
各試薬の試薬成分の濃度、及びpH等を定めればよい。
【0069】なお、本来、酵素の活性値は、活性測定方
法により異なるものであり、また、同じ活性測定方法、
同じ酵素であっても、その酵素の由来、あるいは精製度
等により異なるものでもある。よって、先に記載した各
酵素の濃度範囲を外れる酵素濃度(酵素活性値)だから
といって、本発明の効果が得られないというものではな
い。
【0070】(4)試料 本発明の測定方法において、試料は、リパーゼ活性値並
びに、コレステロール濃度、及び/又は中性脂肪濃度の
測定を行おうとするもののことであり、このようなもの
であれば特に限定されない。
【0071】例えば、ヒト又は動物の血液、血清、血
漿、尿、精液、髄液、唾液、汗、涙、腹水、羊水等の体
液;ヒト若しくは動物の膵臓、肝臓等の臓器、毛髪、皮
膚、爪、筋肉、又は神経組織等の抽出液;ヒト又は動物
の糞便の抽出液又は懸濁液;細胞の抽出液等が挙げられ
る。
【0072】(5)測定方法 本発明の試料中のリパーゼ活性値並びに、コレステロー
ル濃度、及び/又は中性脂肪濃度の測定方法は、試料中
のリパーゼ活性値並びに、コレステロール濃度、及び/
又は中性脂肪濃度を同一の測定装置を使用して測定を行
うに当たり、つまり、「試料中のリパーゼ活性値並び
に、試料中のコレステロール濃度」、「試料中のリパー
ゼ活性値並びに、試料中の中性脂肪濃度」、又は「試料
中のリパーゼ活性値並びに、試料中のコレステロール濃
度、及び試料中の中性脂肪濃度」を、同一の測定装置を
使用して測定を行うに当たり、上記の1,2−O−ジラ
ウリル−rac−グリセロ−3−グルタル酸−(6’−
メチルレゾルフィン)−エステルよりなる基質を含むリ
パーゼ活性測定試薬並びに、ウシ膵臓由来のコレステロ
ールエステラーゼを含むコレステロール測定試薬、及び
/又はキャンディダ・シリンドラシア由来のリポタンパ
ク質リパーゼを含む中性脂肪測定試薬をそれぞれ用いる
ことにより達成することができるものである。
【0073】なお、試料中のコレステロール濃度とは、
例えば、試料中の総コレステロール濃度、試料中のHD
L−コレステロール濃度、又は試料中のLDL−コレス
テロール濃度等のことである。
【0074】本発明は測定時にピペット(プローブ)若
しくはチューブ、又は反応セル(反応キュベット)等の
測定装置のパーツを、異なる測定項目においても共通し
て使用する可能性のある測定装置に好適なものである
が、適用できる測定装置に特に限定はない。
【0075】この測定装置として、例えば、臨床検査用
の自動分析装置等を挙げることができる。この臨床検査
用の自動分析装置の例として、コンティニュアスフロー
式若しくはフローインジェクション式などのフロー方式
の自動分析装置、クローズドタイプ・バッチ式、オープ
ンタイプ・バッチ式、パック式若しくは遠心式などのデ
ィスクリート方式の自動分析装置、又はフィルム式、試
験片式若しくはイムノクロマトグラフィー式などのドラ
イケミストリー方式の自動分析装置等を挙げることがで
きる。
【0076】測定装置により測定を行う手順の一例を以
下に示す。まず、上記のリパーゼ活性測定試薬並びに、
コレステロール測定試薬、及び/又は中性脂肪測定試薬
は、使用する測定装置に適合した容器で使用する。これ
らのリパーゼ活性測定試薬並びに、コレステロール測定
試薬、及び/又は中性脂肪測定試薬が入った容器の各々
を同一の測定装置の所定の位置に置く。
【0077】また、測定を行う試料も測定装置に適合し
た容器に入れ、所定の位置に置く。測定装置が自動分析
装置の場合は、使用する測定試薬、及び測定を行う試料
等についての測定条件(測定パラメータ)等を装置に入
力し、設定する。
【0078】そして、測定を開始する。通常は、試料と
測定試薬のそれぞれをピペット(プローブ)又はチュー
ブ等で反応セル(反応キュベット)に分注し、混合、接
触させ、温度一定の条件下に保つ。
【0079】そして、この反応セル(反応キュベット)
内の試料と測定試薬との反応液について、規定波長の吸
光度を定められた時間に測定する。
【0080】また、例えば、測定試薬が第1試薬と第2
試薬の2試薬からなる場合は、まず、試料と測定試薬の
第1試薬のそれぞれをピペット(プローブ)又はチュー
ブ等で反応セル(反応キュベット)に分注し、混合、接
触させ、温度一定の条件下に保つ。
【0081】次に、この反応セル(反応キュベット)内
の反応液に、測定試薬の第2試薬をピペット(プロー
ブ)又はチューブ等で分注し、混合、接触させて、温度
一定の条件下に保つ。
【0082】そして、この反応セル(反応キュベット)
内の試料と測定試薬の第1試薬及び第2試薬との反応液
について、規定波長の吸光度を定められた時間に測定す
る。ここで得られた吸光度より、試料中のリパーゼ活性
値、コレステロール濃度、中性脂肪濃度を算出して得
る。
【0083】なお、本発明の測定方法において、試料中
のリパーゼ活性値、試料中のコレステロール濃度、試料
中の中性脂肪濃度の測定は、各々、1ステップ法(1試
薬系)で実施してもよく、又は2ステップ法(2試薬
系)等の多ステップ法(多試薬系)で実施してもよい。
【0084】また、本発明の測定方法において、試料中
のリパーゼ活性値、試料中のコレステロール濃度、試料
中の中性脂肪濃度の測定は、各々、一波長分析によって
吸光度を測定してもよく、又は二波長分析によって吸光
度を測定してもよい。
【0085】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に詳
述するが、本発明はこの実施例によって何ら限定される
ものではない。
【0086】〔実施例〕 (同一測定装置における、試料中のリパーゼ活性値、試
料中のコレステロール濃度、試料中の中性脂肪濃度の測
定)試料中のリパーゼ活性値、試料中のコレステロール
濃度、試料中の中性脂肪濃度を各々、同一の測定装置で
測定し、測定で得られたリパーゼ活性値に誤差が生じて
いるか否かを確かめた。
【0087】1.試薬 (1)リパーゼ活性測定試薬 1,2−O−ジラウリル−rac−グリセロ−3−
グルタル酸−(6’−メチルレゾルフィン)−エステル
を基質とするリパーゼ活性測定試薬〔本発明・リパーゼ
測定試薬〕
【0088】a)本発明・リパーゼ・第1試薬の調製 下記の測定試薬成分を、それぞれ記載の濃度になるよう
に純水に溶解した。これを、「本発明・リパーゼ・第1
試薬」とした。
【0089】 トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン 80mM デオキシコール酸 40mM
【0090】b)本発明・リパーゼ・第2試薬の調製 下記の測定試薬成分を、それぞれ記載の濃度になるよう
に純水に溶解した。これを、「本発明・リパーゼ・第2
試薬」とした。
【0091】 1,2−O−ジラウリル−rac−グリセロ−3−グルタル酸−(6’−メチ ルレゾルフィン)−エステル(ロシュ・ダイアグノスティックス社製) 0.6g/L コリパーゼ 0.0002%(w/v) 酢酸カルシウム 0.2mM 酒石酸 3.6mM イソプロピルアルコール 10%(w/w)
【0092】 1,2−ジリノレオイルグリセロール
を基質とするリパーゼ活性測定試薬〔従来・リパーゼ測
定試薬〕 1,2−ジリノレオイルグリセロールを基質とする市販
のリパーゼ活性測定試薬である「ラボサットLIP」
(シノテスト社製)を検討に用いた。この第1試薬を
「従来・リパーゼ・第1試薬」とし、この第2試薬を
「従来・リパーゼ・第2試薬」とした。
【0093】(2)コレステロール濃度測定試薬 ウシ膵臓由来のコレステロールエステラーゼを含む
総コレステロール測定試薬〔本発明・総コレステロール
測定試薬〕
【0094】a)本発明・総コレステロール・第1試薬
の調製 下記の測定試薬成分を、それぞれ記載の濃度になるよう
に純水に溶解した。これを、「本発明・総コレステロー
ル・第1試薬」とした。
【0095】 コレステロールエステラーゼ〔ウシ膵臓由来〕(オリエンタル酵母社製) 350単位/L 4−アミノアンチピリン 440μM グッドの緩衝剤 20mM
【0096】b)本発明・総コレステロール・第2試薬
の調製 下記の測定試薬成分を、それぞれ記載の濃度になるよう
に純水に溶解した。これを、「本発明・総コレステロー
ル・第2試薬」とした。
【0097】 コレステロールオキシダーゼ〔微生物由来〕 330単位/L パーオキシダーゼ〔西洋ワサビ由来〕 1,600単位/L HDAOS 1,630μM グッドの緩衝剤 20mM
【0098】 微生物由来のコレステロールエステラ
ーゼを含む総コレステロール測定試薬〔従来・総コレス
テロール測定試薬〕 微生物由来のコレステロールエステラーゼを含む市販の
総コレステロール測定試薬(A社製)を検討に用いた。
この第1試薬を「従来・総コレステロール・第1試薬」
とし、この第2試薬を「従来・総コレステロール・第2
試薬」とした。
【0099】(3)中性脂肪濃度測定試薬 キャンディダ・シリンドラシア由来のリポタンパク
質リパーゼを含む中性脂肪測定試薬〔本発明・中性脂肪
測定試薬〕
【0100】a)本発明・中性脂肪・第1試薬の調製 下記の測定試薬成分を、それぞれ記載の濃度になるよう
に純水に溶解した。これを、「本発明・中性脂肪・第1
試薬」とした。
【0101】 グリセロールキナーゼ〔ストレプトマイセス sp.由来〕 150単位/L グリセロール−3−リン酸オキシダーゼ〔微生物由来〕 3,000単位/L ATP・二ナトリウム 500μM 塩化マグネシウム 2mM CEMB・塩酸塩 750μM パーオキシダーゼ〔西洋ワサビ由来〕 300単位/L グッドの緩衝剤 20mM
【0102】b)本発明・中性脂肪・第2試薬の調製 下記の測定試薬成分を、それぞれ記載の濃度になるよう
に純水に溶解した。これを、「本発明・中性脂肪・第2
試薬」とした。
【0103】 リポタンパク質リパーゼ〔キャンディダ・シリンドラシア由来〕(旭化成工業 社製) 120K単位/L 4−アミノアンチピリン 750μM グッドの緩衝剤 10mM
【0104】 クロモバクテリウム属細菌由来のリポ
タンパク質リパーゼを含む中性脂肪測定試薬〔従来・中
性脂肪・測定試薬〕 クロモバクテリウム属細菌由来のリポタンパク質リパー
ゼを含む市販の中性脂肪測定試薬(B社製)を検討に用
いた。この第1試薬を「従来・中性脂肪・第1試薬」と
し、この第2試薬を「従来・中性脂肪・第2試薬」とし
た。
【0105】2.測定手順 (1)リパーゼ活性測定試薬 本発明・リパーゼ測定試薬 上記の「本発明・リパーゼ測定試薬」を用いて日立71
50形自動分析装置により試料中のリパーゼ活性値を測
定した際の測定手順は以下の通りである。
【0106】試料4μLに「本発明・リパーゼ・第1試
薬」の250μLを添加、混合し、37℃に置き、5分
後に「本発明・リパーゼ・第2試薬」の125μLを添
加、混合した。
【0107】これを37℃に置き、第2試薬添加後、1
分26秒目(32ポイント)から2分26秒目(37ポ
イント)の間の主波長570nm、副波長700nmに
おける反応液の吸光度変化を測定し、メチルレゾルフィ
ンの生成(遊離)速度である1分間当たりの吸光度変化
量、つまり吸光度変化速度を求めた。
【0108】この吸光度変化速度と、リパーゼ活性値既
知の試料である標準血清を測定した際の吸光度変化速度
を比較し、試料中のリパーゼ活性値を求めた。
【0109】従来・リパーゼ測定試薬 上記の「従来・リパーゼ測定試薬」を用いて日立715
0形自動分析装置により試料中のリパーゼ活性値を測定
した際の測定手順は以下の通りである。
【0110】試料3μLに「従来・リパーゼ・第1試
薬」の260μLを添加、混合し、37℃に置き、5分
後に「従来・リパーゼ・第2試薬」の130μLを添
加、混合した。
【0111】これを37℃に置き、第2試薬添加後、3
分1秒目(40ポイント)から5分目(50ポイント)
の間の主波長600nm、及び副波長750nmにおけ
る反応液の吸光度変化を測定し、メチレンブルーの生成
(遊離)速度である1分間当たりの吸光度変化量、つま
り吸光度変化速度を求めた。
【0112】この吸光度変化速度と、リパーゼ活性値既
知の試料である標準血清を測定した際の吸光度変化速度
を比較し、試料中のリパーゼ活性値を求めた。
【0113】(2)コレステロール濃度測定試薬 本発明・総コレステロール測定試薬 上記の「本発明・総コレステロール測定試薬」を用いて
日立7150形自動分析装置により試料中の総コレステ
ロール濃度を測定した際の測定手順は以下の通りであ
る。
【0114】試料4μLに「本発明・総コレステロール
・第1試薬」の300μLを添加、混合し、37℃に置
き、5分後に「本発明・総コレステロール・第2試薬」
の100μLを添加、混合し、これを37℃に置いた。
【0115】主波長600nm、及び副波長700nm
における、第2試薬添加後5分目(50ポイント)の反
応液の吸光度から第1試薬添加後4分33秒目(24ポ
イント)の反応液の吸光度を差し引いて吸光度差を求
め、コレステロール濃度既知の試料である標準液での吸
光度差を基に、試料中の総コレステロール濃度を求め
た。
【0116】従来・総コレステロール測定試薬 上記の「従来・総コレステロール測定試薬」を用いて日
立7150形自動分析装置により試料中の総コレステロ
ール濃度を測定した際の測定手順は以下の通りである。
【0117】試料4μLに「従来・総コレステロール・
第1試薬」の300μLを添加、混合し、37℃に置
き、5分後に「従来・総コレステロール・第2試薬」の
100μLを添加、混合し、これを37℃に置いた。
【0118】主波長600nm、及び副波長800nm
における、第2試薬添加後5分目(50ポイント)の反
応液の吸光度から第1試薬添加後4分33秒目(24ポ
イント)の反応液の吸光度を差し引いて吸光度差を求
め、コレステロール濃度既知の試料である標準液での吸
光度差を基に、試料中の総コレステロール濃度を求め
た。
【0119】(3)中性脂肪濃度測定試薬 本発明・中性脂肪測定試薬 上記の「本発明・中性脂肪測定試薬」を用いて日立71
50形自動分析装置により試料中の中性脂肪濃度を測定
した際の測定手順は以下の通りである。
【0120】試料3μLに「本発明・中性脂肪・第1試
薬」の250μLを添加、混合し、37℃に置き、5分
後に「本発明・中性脂肪・第2試薬」の125μLを添
加、混合し、これを37℃に置いた。
【0121】主波長600nm、及び副波長700nm
における、第2試薬添加後5分目(50ポイント)の反
応液の吸光度から第1試薬添加後4分33秒目(24ポ
イント)の反応液の吸光度を差し引いて吸光度差を求
め、中性脂肪であるトリオレイン濃度既知の試料である
標準液での吸光度差を基に、試料中の中性脂肪濃度を求
めた。
【0122】従来・中性脂肪測定試薬 上記の「従来・中性脂肪測定試薬」を用いて日立715
0形自動分析装置により試料中の中性脂肪濃度を測定し
た際の測定手順は以下の通りである。
【0123】試料3μLに「従来・中性脂肪・第1試
薬」の260μLを添加、混合し、37℃に置き、5分
後に「従来・中性脂肪・第2試薬」の130μLを添
加、混合し、これを37℃に置いた。
【0124】主波長600nm、及び副波長700nm
における、第2試薬添加後5分目(50ポイント)の反
応液の吸光度から第1試薬添加後4分33秒目(24ポ
イント)の反応液の吸光度を差し引いて吸光度差を求
め、中性脂肪であるトリオレイン濃度既知の試料である
標準液での吸光度差を基に、試料中の中性脂肪濃度を求
めた。
【0125】3.測定 測定は、いずれも日立7150形自動分析装置を用いて
行った。
【0126】(1)測定装置のピペットについての試験 i)「本発明・リパーゼ活性測定試薬」での試験 リパーゼ活性値の1回目の測定 上記の「本発明・リパーゼ活性測定試薬」を使用し、上
記の測定手順に従い、ヒト血清を試料として、このリパ
ーゼ活性値の1回目の測定を行った。測定は、2回繰り
返して行った。この1回目の測定におけるリパーゼ活性
値の平均値は、27.7単位/Lであった。
【0127】総コレステロール濃度の測定 上記のリパーゼ活性値の1回目の測定を行った後に、
上記の「本発明・総コレステロール測定試薬」を使用
し、上記の測定手順に従い、上記のヒト血清試料の測定
を行った。この測定により、この測定装置のピペット
(プローブ)は、「本発明・総コレステロール測定試
薬」を吸い上げ、そして分注したことになる。
【0128】リパーゼ活性値の2回目の測定 上記の総コレステロール濃度の測定を行った後に、上
記の「本発明・リパーゼ活性測定試薬」を使用し、上記
の測定手順に従い、上記のヒト血清試料中のリパーゼ活
性値の2回目の測定を行った。
【0129】この一連の測定において、各測定試薬を吸
い上げて反応セル(反応キュベット)に分注するピペッ
ト(プローブ)は、第1試薬、第2試薬毎に同じものを
使用することになる。よって、上記の総コレステロー
ル濃度の測定時に、コレステロールエステラーゼがピペ
ットに吸着、残存した場合、これによるリパーゼ活性値
への影響は、この2回目の測定のリパーゼ活性値に現れ
る。つまり、上記の1回目の測定時のリパーゼ活性値
(27.7単位/L)と、この2回目の測定時のリパー
ゼ活性値の差が、ピペットに吸着、残存したコレステロ
ールエステラーゼにより生じた誤差である。
【0130】この2回目の測定時のリパーゼ活性値を表
1に示した。
【0131】他の試薬を用いての試験 上記の「本発明・総コレステロール測定試薬」による
試料中の総コレステロールの測定に変えて、「従来・総
コレステロール測定試薬」による試料中の総コレステロ
ールの測定、「本発明・中性脂肪測定試薬」による試料
中の中性脂肪の測定、又は「従来・中性脂肪測定試薬」
による試料中の中性脂肪の測定をそれぞれ行った後、上
記のヒト血清試料中のリパーゼ活性値の2回目の測定
を行って、各々の試薬に含まれているコレステロールエ
ステラーゼ、又はリポタンパク質リパーゼがピペットに
吸着、残存した場合のリパーゼ活性値への影響を確かめ
た。これらの2回目の測定時のリパーゼ活性値も、それ
ぞれ表1に示した。
【0132】
【表1】
【0133】ii)「従来・リパーゼ活性測定試薬」で
の試験 リパーゼ活性値の1回目の測定 上記の「従来・リパーゼ活性測定試薬」を使用し、上記
の測定手順に従い、ヒト血清を試料として、このリパー
ゼ活性値の1回目の測定を行った。測定は、2回繰り返
して行った。この1回目の測定におけるリパーゼ活性値
の平均値は、21.5単位/Lであった。
【0134】総コレステロール濃度の測定 上記のリパーゼ活性値の1回目の測定を行った後に、
上記の「本発明・総コレステロール測定試薬」を使用
し、上記の測定手順に従い、上記のヒト血清試料の測定
を行った。
【0135】リパーゼ活性値の2回目の測定 上記の総コレステロール濃度の測定を行った後に、上
記の「従来・リパーゼ活性測定試薬」を使用し、上記の
測定手順に従い、上記のヒト血清試料中のリパーゼ活性
値の2回目の測定を行った。この2回目の測定時のリパ
ーゼ活性値を表2に示した。
【0136】他の試薬を用いての試験 上記の「本発明・総コレステロール測定試薬」による
試料中の総コレステロールの測定に変えて、「従来・総
コレステロール測定試薬」による試料中の総コレステロ
ールの測定、「本発明・中性脂肪測定試薬」による試料
中の中性脂肪の測定、又は「従来・中性脂肪測定試薬」
による試料中の中性脂肪の測定をそれぞれ行った後、上
記のヒト血清試料中のリパーゼ活性値の2回目の測定
を行って、各々の試薬に含まれているコレステロールエ
ステラーゼ、又はリポタンパク質リパーゼがピペットに
吸着、残存した場合のリパーゼ活性値への影響を確かめ
た。これらの2回目の測定時のリパーゼ活性値も、それ
ぞれ表2に示した。
【0137】
【表2】
【0138】iii)試験結果のまとめ 表1より、同一の測定装置を使用して、試料中のリパー
ゼ活性値並びに、コレステロール濃度、及び/又は中性
脂肪濃度を測定する際に、「本発明・リパーゼ活性測定
試薬」と「本発明・総コレステロール測定試薬」を用い
た場合、及び「本発明・リパーゼ活性測定試薬」と「本
発明・中性脂肪測定試薬」を用いた場合は、コレステロ
ールエステラーゼ、又はリポタンパク質リパーゼが測定
装置のピペット(プローブ)に吸着、残存することによ
り発生する誤差が生じていないことが分かる。
【0139】これに対して、「本発明・リパーゼ活性測
定試薬」と「従来・総コレステロール測定試薬」を用い
た場合、並びに「本発明・リパーゼ活性測定試薬」と
「従来・中性脂肪測定試薬」を用いた場合(以上、表
1)、及びリパーゼ活性測定試薬として「従来・リパー
ゼ活性測定試薬」を用いたいずれの場合も(以上、表
2)、リパーゼ活性値測定の2回目の測定値に大きな正
の誤差が生じてしまっており、コレステロールエステラ
ーゼ、又はリポタンパク質リパーゼが測定装置のピペッ
ト(プローブ)に吸着、残存することにより発生する誤
差が生じてしまっていることが分かる。
【0140】以上のことより、本発明の測定方法によれ
ば、試料中のリパーゼ活性値並びに、コレステロール濃
度、及び/又は中性脂肪濃度を、同一の測定装置を使用
して測定を行う場合でも、誤差が生じることなく、正確
な測定値が得られることが確かめられた。
【0141】(2)測定装置の反応セルについての試験 i)「本発明・リパーゼ活性測定試薬」での試験 リパーゼ活性値の1回目の測定 上記の「本発明・リパーゼ活性測定試薬」を使用し、上
記の測定手順に従い、ヒト血清を試料として、このリパ
ーゼ活性値の1回目の測定を行った。測定は、4回繰り
返して行った。この1回目の測定におけるリパーゼ活性
値の平均値は、27.3単位/Lであった。
【0142】総コレステロール濃度の測定 上記のリパーゼ活性値の1回目の測定を行った後に、
上記の「本発明・総コレステロール測定試薬」を使用
し、上記の測定手順に従い、上記のヒト血清試料の測定
を行った。測定は120回行った。
【0143】この測定装置の反応セル(反応キュベッ
ト)の数は全部で120であるので、測定を120回行
うことによって、全ての反応セルに「本発明・総コレス
テロール測定試薬」を分注したことになる。
【0144】リパーゼ活性値の2回目の測定 上記の総コレステロール濃度の測定を行った後に、上
記の「本発明・リパーゼ活性測定試薬」を使用し、上記
の測定手順に従い、上記のヒト血清試料中のリパーゼ活
性値の2回目の測定を行った。
【0145】この測定において、測定反応が行われる反
応セル(反応キュベット)は、先の測定(上記の測
定)時に、「本発明・総コレステロール測定試薬」が入
ったものである。よって、上記の総コレステロール濃
度の測定時に、コレステロールエステラーゼが反応セル
に吸着、残存した場合、これによるリパーゼ活性値への
影響は、この2回目の測定のリパーゼ活性値に現れる。
つまり、上記の1回目の測定時のリパーゼ活性値(2
7.3単位/L)と、この2回目の測定時のリパーゼ活
性値の差が、反応セルに吸着、残存したコレステロール
エステラーゼにより生じた誤差である。
【0146】この2回目の測定時のリパーゼ活性値を表
3に示した。
【0147】他の試薬を用いての試験 上記の「本発明・総コレステロール測定試薬」による
試料中の総コレステロールの測定に変えて、「従来・総
コレステロール測定試薬」による試料中の総コレステロ
ールの測定、「本発明・中性脂肪測定試薬」による試料
中の中性脂肪の測定、又は「従来・中性脂肪測定試薬」
による試料中の中性脂肪の測定をそれぞれ行った後、上
記のヒト血清試料中のリパーゼ活性値の2回目の測定
を行って、各々の試薬に含まれているコレステロールエ
ステラーゼ、又はリポタンパク質リパーゼが反応セルに
吸着、残存した場合のリパーゼ活性値への影響を確かめ
た。これらの2回目の測定時のリパーゼ活性値も、それ
ぞれ表3に示した。
【0148】
【表3】
【0149】ii)「従来・リパーゼ活性測定試薬」で
の試験 リパーゼ活性値の1回目の測定 上記の「従来・リパーゼ活性測定試薬」を使用し、上記
の測定手順に従い、ヒト血清を試料として、このリパー
ゼ活性値の1回目の測定を行った。測定は、4回繰り返
して行った。この1回目の測定におけるリパーゼ活性値
の平均値は、12.6単位/Lであった。
【0150】総コレステロール濃度の測定 上記のリパーゼ活性値の1回目の測定を行った後に、
上記の「本発明・総コレステロール測定試薬」を使用
し、上記の測定手順に従い、上記のヒト血清試料の測定
を行った。
【0151】リパーゼ活性値の2回目の測定 上記の総コレステロール濃度の測定を行った後に、上
記の「従来・リパーゼ活性測定試薬」を使用し、上記の
測定手順に従い、上記のヒト血清試料中のリパーゼ活性
値の2回目の測定を行った。この2回目の測定時のリパ
ーゼ活性値を表4に示した。
【0152】他の試薬を用いての試験 上記の「本発明・総コレステロール測定試薬」による
試料中の総コレステロールの測定に変えて、「従来・総
コレステロール測定試薬」による試料中の総コレステロ
ールの測定、「本発明・中性脂肪測定試薬」による試料
中の中性脂肪の測定、又は「従来・中性脂肪測定試薬」
による試料中の中性脂肪の測定をそれぞれ行った後、上
記のヒト血清試料中のリパーゼ活性値の2回目の測定
を行って、各々の試薬に含まれているコレステロールエ
ステラーゼ、又はリポタンパク質リパーゼがピペットに
吸着、残存した場合のリパーゼ活性値への影響を確かめ
た。これらの2回目の測定時のリパーゼ活性値も、それ
ぞれ表4に示した。
【0153】
【表4】
【0154】iii)試験結果のまとめ 表3より、同一の測定装置を使用して、試料中のリパー
ゼ活性値並びに、コレステロール濃度、及び/又は中性
脂肪濃度を測定する際に、「本発明・リパーゼ活性測定
試薬」と「本発明・総コレステロール測定試薬」を用い
た場合、及び「本発明・リパーゼ活性測定試薬」と「本
発明・中性脂肪測定試薬」を用いた場合は、コレステロ
ールエステラーゼ、又はリポタンパク質リパーゼが測定
装置の反応セル(反応キュベット)に吸着、残存するこ
とにより発生する誤差が生じていないことが分かる。
【0155】これに対して、「本発明・リパーゼ活性測
定試薬」と「従来・総コレステロール測定試薬」を用い
た場合、並びに「本発明・リパーゼ活性測定試薬」と
「従来・中性脂肪測定試薬」を用いた場合(以上、表
3)、及びリパーゼ活性測定試薬として「従来・リパー
ゼ活性測定試薬」を用いたいずれの場合も(以上、表
4)、リパーゼ活性値測定の2回目の測定値に大きな正
の誤差が生じてしまっており、コレステロールエステラ
ーゼ、又はリポタンパク質リパーゼが測定装置の反応セ
ル(反応キュベット)に吸着、残存することにより発生
する誤差が生じてしまっていることが分かる。
【0156】以上のことより、本発明の測定方法によれ
ば、試料中のリパーゼ活性値並びに、コレステロール濃
度、及び/又は中性脂肪濃度を、同一の測定装置を使用
して測定を行う場合でも、誤差が生じることなく、正確
な測定値が得られることが確かめられた。
【0157】
【発明の効果】本発明の、試料中のリパーゼ活性値並び
に、コレステロール濃度、及び/又は中性脂肪濃度の測
定方法は、同一の測定装置を使用してこれらの測定を行
う場合であっても、コレステロール測定試薬に含まれる
コレステロールエステラーゼ、及び中性脂肪測定試薬に
含まれるリポタンパク質リパーゼが、測定装置のピペッ
ト(プローブ)若しくはチューブ、及び/又は反応セル
(反応キュベット)に吸着、残存することによって、測
定で得られるリパーゼ活性値に正誤差が生じてしまうこ
とを防ぎ、正確なリパーゼ活性値が得られるという効果
を有する測定方法である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料中のリパーゼ活性値並びに、コレステ
    ロール濃度、及び/又は中性脂肪濃度を同一の測定装置
    を使用して測定を行う方法において、1,2−O−ジラ
    ウリル−rac−グリセロ−3−グルタル酸−(6’−
    メチルレゾルフィン)−エステルよりなる基質を含むリ
    パーゼ活性測定試薬並びに、ウシ膵臓由来のコレステロ
    ールエステラーゼを含むコレステロール測定試薬、及び
    /又はキャンディダ・シリンドラシア由来のリポタンパ
    ク質リパーゼを含む中性脂肪測定試薬をそれぞれ用いる
    ことを特徴とする、試料中のリパーゼ活性値並びに、コ
    レステロール濃度、及び/又は中性脂肪濃度の測定方
    法。
JP2000027050A 1999-02-05 2000-02-04 試料中のリパーゼ活性値、コレステロール濃度、中性脂肪濃度の測定方法。 Withdrawn JP2000287700A (ja)

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