JP2000287499A - 発電機 - Google Patents

発電機

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JP2000287499A
JP2000287499A JP11086552A JP8655299A JP2000287499A JP 2000287499 A JP2000287499 A JP 2000287499A JP 11086552 A JP11086552 A JP 11086552A JP 8655299 A JP8655299 A JP 8655299A JP 2000287499 A JP2000287499 A JP 2000287499A
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JP
Japan
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rotation
gear
handle
clutch
rotation input
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JP11086552A
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English (en)
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Yuichi Nanae
裕一 名苗
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転入力部(ハンドル)8を手で回して発電
を行なう小型発電機1において、回転入力部8の過度な
回転入力による機構部や回路部の破損を防止する。 【解決手段】 回転入力部8を過度な速さで回転させる
とクラッチ機構20が動作して回転入力部8が空回りす
る構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発電機に関し、特に
手動の小型発電機において過度な入力を抑制するための
構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】現在一般に実用化されている手動の小型
発電機は、回転入力部から入力された回転を増速する増
速機構と、この増速機構により高速回転される磁石を有
するロータ部と、このロータ部の磁石と対向して配され
るコイルを有するステータ部と、を備えて構成されてい
る。
【0003】増速機構は複数のギアを組み合わせてな
り、回転入力部から入力された回転を数十倍に増速して
ロータ部に伝達する。
【0004】ロータ部の磁石はその回転方向にN極とS
極が交互に着磁されており、一方ステータ部のコイルは
磁石の回転方向に複数個が配置され、磁石との間で磁気
回路を構成している。
【0005】そして増速機構により磁石が高速回転され
ると、磁石とコイルとの間の磁気作用によってコイルに
起電力が生じて発電が行なわれるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く構成される
従来の発電機では、操作者は回転入力部をどの程度の速
さで回せば適当であるのかがわからず、そのため回転入
力部を過度な速度で回しすぎて機構部に過剰な力が加わ
って機構部品を破損したり、回路部に過剰な電圧が加わ
って回路を破損したりするおそれがあった。本発明はこ
のような問題点を解消することを課題としてなされたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するも
のとして本発明の発電機は、回転入力部から入力された
回転を増速する増速機構と、この増速機構により高速回
転される磁石を有するロータ部と、このロータ部の磁石
とギャップを介して磁気回路を構成するコイルを有する
ステータ部と、このステータ部のコイルから出力される
電圧を制限し、回転入力部の入力に必要なトルクを変化
させる制御回路と、回転入力部と増速機構との間に設け
られ、上記トルクが一定の値を越えると回転入力部を空
回りさせるクラッチ機構と、を備えてなるものである。
【0008】このように構成される本発明の発電機で
は、回転入力部を過度な速度で回しすぎた場合にはクラ
ッチ機構が動作して回転入力部が空回りするので、操作
者は回転入力部の速度を下げて適正な速度で回して発電
を行なうことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態例について詳細に説明する。
【0010】図1及び図2において1は本発明による手
動の小型発電機を全体として示し、2はその基盤となる
ベース板、3はこのベース板2を覆うカバーで、このカ
バー3の内部に収まる状態でベース板2上に、回転入力
部から入力された回転を増速する増速機構と、この増速
機構により高速回転される磁石を有するロータ部と、こ
のロータ部の磁石とギャップを介して磁気回路を構成す
るコイルを有するステータ部と、が備えられている。
【0011】先ず増速機構について説明すると、この増
速機構は回転入力ギア4と増速ギア5とを有して構成さ
れる。この回転入力ギア4と増速ギア5は、夫々ベース
板2に立設固定された固定軸6と7に回転可能に軸支さ
れている。
【0012】回転入力ギア4にはクラッチ機構20を介
して回転入力部としてのハンドル8が組み付けられてい
る。このハンドル8は、回転入力ギア4と共に固定軸6
に回転可能に組み付けられるジョイント9と、このジョ
イント9から外周方向に延びるレバー10とによりな
り、このレバー10の先端部にはツマミ11が設けら
れ、このツマミ11を手で持ってハンドル8を回すこと
によりこれと一体に回転入力ギア4が回転されるもので
ある。尚、このハンドル8においてレバー10は、ジョ
イント9に対し軸12を支点として180°折り返しが
可能であり、これによってツマミ11の部分が収納可能
な構造となされている。
【0013】このハンドル8と回転入力ギア4との間に
構成されるクラッチ機構20については、後に詳しく説
明する。
【0014】増速ギア5は小径ギア部5aと大径ギア部
5bとが一体に形成されてなり、小径ギア部5aは回転
入力ギア4と噛合し、一方大径ギア部5bはロータ部の
ギア14と噛合して、回転入力ギア4の回転を数十倍に
増速してロータ部に伝達する働きを有している。
【0015】ロータ部は、ベース板2に立設固定された
固定軸13に回転可能に軸支されるギア14と、このギ
ア14と一体に回転する円板状の回転ヨーク15と、こ
の回転ヨーク15に固定されるリング状の磁石16と、
により構成されている。尚、本例の発電機1において
は、このロータ部の回転ヨーク15と磁石16は上下に
2組が対向して設けられている。
【0016】このロータ部の磁石16はその回転方向に
N極とS極が交互に複数極着磁されており、この磁石1
6とアキシャル方向(回転軸方向)に対向してステータ
部が配置されている。
【0017】このステータ部は、回路基板17の上に上
記磁石16とアキシャル方向のギャップを介して磁気回
路を構成するコイル18を備えてなる。このコイル18
は磁石16の回転方向に複数個が配置され、ロータ部の
磁石16が高速回転されると磁石16とコイル18との
間の磁気作用によってコイル18に起電力が生じて発電
が行なわれるものである。
【0018】以上の如く構成される発電機1において特
に本例では、回転入力部であるハンドル8と増速機構の
回転入力ギア4との間に、過度の回転入力を抑えるため
のクラッチ機構20が設けられている。
【0019】このクラッチ機構20は、ハンドル8のジ
ョイント9と回転入力ギア4との間において固定軸6に
回転可能に組み付けられるクラッチ板21を有してな
る。このクラッチ板21はハンドル8と一体に回転され
るようになっており、その下面側には図3に示す如く周
方向に複数の突起22が等間隔で突出形成されている。
【0020】これに対応して回転入力ギア4には図4に
示す如く周方向に同数の穴23が等間隔で形成されてお
り、この穴23に上記クラッチ板21の突起22が係合
するようになっている。尚、ここで図5に示す如くクラ
ッチ板21の突起22は、クラッチ板21の回転方向に
円弧状となる突出形状に形成されている。
【0021】ハンドル8のジョイント9とクラッチ板2
1との間には弾性部材としてウェーブワッシャ24が介
挿されており、このウェーブワッシャ24の弾性力によ
りクラッチ板21は下方向即ち回転入力ギア4に押し付
けられる方向に偏倚され、これによってクラッチ板21
の突起22と回転入力ギア4の穴23との係合が維持さ
れる構造となっている。
【0022】このように通常の状態ではクラッチ板21
の突起22と回転入力ギア4の穴23とが係合されてお
り、このためハンドル8を回すとこれと一体に回転入力
ギア4が回転されて発電が行なわれる。
【0023】そしてハンドル8が過度の回転速度で回さ
れた場合にはクラッチ機構20が動作し、即ちハンドル
8と一体にクラッチ板21が回転入力ギア4に対し過度
に回転しようとする力によってウェーブワッシャ24が
撓んでクラッチ板21の突起22が回転入力ギア4の穴
23から外れ(このとき突起22は図5に示す如くクラ
ッチ板21の回転方向に円弧状となる突出形状に形成さ
れていることによりスムーズに穴23から外れる)、こ
のためハンドル8が回転入力ギア4に対し空回りするよ
うに動作する。
【0024】この動作においてクラッチ機構20は、発
電機内の回路基板上に構成される制御回路との組み合わ
せによって動作されるものである。
【0025】この制御回路を図6に示す。この回路で
は、コイル18で発電された電圧(この場合3個のコイ
ルによる3相電圧)が整流部30のダイオードで直流電
圧に整流され、この電圧がDCDCコンバータ31で例
えば5Vにダウンコンバートされて出力される。
【0026】本例ではこの回路において整流部30とD
CDCコンバータ31との間に電圧制限部32を設けて
ある。この電圧制限部32はツェナーダイオードD1
トランジスタQ1 を有してなり、整流電圧がツェナーダ
イオードD1 で設定した電圧に達するとトランジスタQ
1 に多くの電流が流れることによってコイル抵抗が増
え、コイル抵抗による内部電圧降下が大きくなり、電圧
が制限される如く動作するものである。
【0027】即ち、ハンドル8を回して発電を行なう
と、図7に示す如くハンドルの回転数に比例して整流電
圧が発生し、ここで電圧制限部32が動作する電圧をツ
ェナーダイオードD1 により例えば14Vに設定する
と、整流電圧が14Vとなったところで電圧制限部32
の動作でトランジスタQ1 に多くの電流が流れて電圧が
制限される。
【0028】このように電圧が制限されると、コイル電
流が増し、磁石の回転を妨げる向きの力が大きくなり、
このためハンドル8の回転入力に必要なトルクが大きく
なる。
【0029】即ち、図8に示す如くハンドルの回転数が
適正な回転数である120〜180rpmを越えると急
激にハンドル8の回転入力に必要なトルクが大きくな
り、つまりハンドル8を回す操作が重くなる。
【0030】ここで例えばクラッチ機構20の動作点を
おおよそ1.5kgcmに設定すると、上記トルクが
1.5kgcmを越えたところでクラッチ板21の突起
22が回転入力ギア4の穴23から外れてハンドル8が
空回りする状態となり、発電が停止される。
【0031】そしてこのような状態となると操作者は、
ハンドル8を過度な速度で回しすぎたことに気付き、ハ
ンドル8を回す速度を下げて適正な回転数である120
〜180rpmで発電を続けることができる。
【0032】このように本例の発電機1では、ハンドル
8をどの程度の速さで回せば適当であるかがわかり易
く、そのため過度な回転入力を抑制することができるの
で、機構部に過剰な力が加わってこれを破損したりする
おそれはない。また回路部ではDCDCコンバータ31
の入力最大定格電圧を越えることがないので信頼性が上
がり、またここではDCDCコンバータ31の入力最大
定格電圧を必要以上に高くする必要がなくICコストを
下げることができる。さらに回路部では発熱が大きくな
らずに済むので放熱板が不要であり、小型化に有利とな
るものである。
【0033】以上、本発明の実施の形態の一例について
説明したが、本発明はこの例の構成に限定されることな
く他にも種々の実施形態を採り得るものであることは言
うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明の発電機で
は、回転入力部をどの程度の速さで回せば適当であるの
かがわかり易い。そのため過度な回転入力を抑制するこ
とができるので、機構部や回路部の破損を確実に防止す
ることができ、信頼性の高い発電機を提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発電機の縦断側面図である。
【図2】同、上面図である。
【図3】同、クラッチ板の下面図である。
【図4】同、回転入力ギアの上面図である。
【図5】同、クラッチ機構の要部の縦断面図である。
【図6】同、制御回路を示す回路図である。
【図7】同、整流電圧−回転数の特性図である。
【図8】同、トルク−回転数の特性図である。
【符号の説明】
1‥‥発電機、4‥‥回転入力ギア、5‥‥増速ギア、
8‥‥ハンドル(回転入力部)、16‥‥磁石、18‥
‥コイル、20‥‥クラッチ機構、21‥‥クラッチ
板、22‥‥突起、23‥‥穴、24‥‥ウェーブワッ
シャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H590 AA01 AA03 AA08 AB01 AB03 AB15 CA18 CB01 CB10 CC02 CC18 CD01 EA05 EA07 EB02 FC12 GA02 HA02 HA28 JB09 5H607 AA01 AA15 BB02 BB07 BB13 CC03 CC07 DD03 EE02 EE24 GG01 GG09 5H621 AA03 BB02 JK01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転入力部から入力された回転を増速す
    る増速機構と、 この増速機構により高速回転される磁石を有するロータ
    部と、 このロータ部の磁石とギャップを介して磁気回路を構成
    するコイルを有するステータ部と、 このステータ部のコイルから出力される電圧を制限し、
    上記回転入力部の入力に必要なトルクを変化させる制御
    回路と、 上記回転入力部と上記増速機構との間に設けられ、上記
    トルクが一定の値を越えると上記回転入力部を空回りさ
    せるクラッチ機構と、を備えてなる発電機。
JP11086552A 1999-03-29 1999-03-29 発電機 Pending JP2000287499A (ja)

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