JP2000287392A - 2極タービン発電機及びその回転子 - Google Patents

2極タービン発電機及びその回転子

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JP2000287392A
JP2000287392A JP2000081730A JP2000081730A JP2000287392A JP 2000287392 A JP2000287392 A JP 2000287392A JP 2000081730 A JP2000081730 A JP 2000081730A JP 2000081730 A JP2000081730 A JP 2000081730A JP 2000287392 A JP2000287392 A JP 2000287392A
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rotor
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Kazumasa Ide
一正 井出
Miyoshi Takahashi
身佳 高橋
Kazuhiko Takahashi
和彦 高橋
Haruo Oharagi
春雄 小原木
Shinichi Wakui
真一 湧井
Iemichi Miyagawa
家導 宮川
Yasuomi Yagi
恭臣 八木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷時における波形狂い率を小さくして供給電
力の品質を向上するとともに、負荷時における所要界磁
電流も低減できる2極タービン発電機及びその回転子を
提供する。 【解決手段】磁極部6と磁極部6以外の複数個の巻線挿
入用スロット7とスロット7間に形成されたティース8
とを有する塊状回転子鉄心と、巻線挿入用スロット7内
に挿入された界磁巻線9と、界磁巻線9保持用ウエッジ
10とを備え、磁極部6最寄りの巻線挿入用スロット7
間角度をθ、巻線挿入用スロット7の数をNrとしたと
き、θが65°≦θ<75°の範囲かつNrがNr=2
0+4m(m=1,2,3)、あるいはθが75°≦θ
<80°の範囲かつNrがNr=16+4m(m=1,
2,3)の何れかの関係を有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタービン発電機及び
その回転子に係わり、特に塊状鉄心を用いた2極タービ
ン発電機及びその円筒形の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタービン発電機の円筒形の回転子
には、回転子に励磁電源から直流電源を受けて発電機を
励磁する界磁巻線が設けられている。回転子は、単一鋼
塊から制作され、磁極部と非磁極部からなるように構成
されている。非磁極部には、塊状の回転子鉄心に等間隔
に周方向に複数個の巻線を挿入するためのスロットが設
けられ、このスロット間にはティースが設けられてい
る。スロット内には界磁巻線が施され、界磁巻線上部に
挿入された回転子ウエッジで界磁巻線が保持される構造
になっている。
【0003】大容量機においては、上記したタービン発
電機の円筒形の回転子では、スロットを設置していない
磁極部の大きさ、すなわち磁極部を境にして磁極部最寄
りのスロット間の角度θは、一般にギャップ部の磁束が
正弦波に近づく値に選定され、発電機の電圧波形が良好
となるようにしている。一方、このとき発電機の励磁に
必要な界磁起磁力を得るためには、例えば特開昭49−45
307 号公報に記載されているように、スロットの深さや
幅を調整して界磁巻線の断面を加減し、所定の界磁巻線
の温度上昇限界を越えないように、所要の界磁起磁力を
確保するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術で
は、磁極部最寄りのスロット間の角度θ(以下、磁極角
度θという)を、無負荷時における発電機のギャップ磁
束の分布が正弦波に最も近くなる値に選定しており、2
極機ではθ=60°程度に選定している。図6は、磁極
角度θを横軸にとり、無負荷時における端子電圧の波形
狂い率kw、すなわち高調波成分を含んだ波の瞬時値と
その波に等価な正弦波の瞬時値の最大差の等価正弦波の
波高値に対する百分率で表わした数値kwを縦軸にとっ
て示した一例を表している。ここで、端子電圧の波形狂
い率kwは、波形が正弦波から遠ざかるほど大きくな
り、図6から分かるように磁極角度θが60°で最小と
なる。
【0005】しかし、無負荷時に磁極角度θが60°で
正弦波磁束分布に最も近くなるとしても、実際に発電機
として負荷をかけて運転する負荷時においては、波形狂
い率は最小とはならないことが発明者によって見い出さ
れた。又、磁極角度θを60°としても負荷時において
は、発電機を励磁するために必要な界磁起磁力は必ずし
も最小になると限らず、界磁巻線の温度上昇や損失は最
小にならないことがわかった。
【0006】本発明の第1の目的は、負荷時における波
形狂い率を小さくして供給電力の品質を向上するととも
に、負荷時における所要界磁電流も低減できる2極ター
ビン発電機及びその回転子を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、同一体格で出力の
大きい2極タービン発電機を得ることにある。
【0008】本発明の第3の目的は、界磁を励磁するた
めの励磁装置の容量を低減することができる2極タービ
ン発電機及びその回転子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の2極タービン発電機は、固定子と、該固定
子と隙間を有して軸受けにより支持された回転子を備え
た2極タービン発電機において、前記回転子が磁極部と
該磁極部以外の複数個の巻線挿入用スロットと該スロッ
ト間に形成されたティースとを有する塊状回転子鉄心
と、該巻線挿入用スロット内に挿入された界磁巻線と、
該界磁巻線保持用のウエッジを有するものであって、前
記磁極部最寄りの前記巻線挿入用スロット間角度をθ、
該巻線挿入用スロットの数をNrとしたとき、θが65
°≦θ<75°の範囲でかつNrがNr=20+4m
(m=1,2,3)の関係を有するようにして構成した
ことを特徴とするものである。又、前記磁極部最寄りの
前記巻線挿入用スロット間角度をθ、該巻線挿入用スロ
ットの数をNrとしたとき、θが75°≦θ<80°の
範囲でかつNrがNr=16+4m(m=1,2,3)
の関係を有するようにして構成したことを特徴とするも
のである。
【0010】又、その回転子は、磁極部と該磁極部以外
に複数個の等間隔に設置された巻線挿入用スロットと該
スロット間に形成されたティースとを有する塊状回転子
鉄心と、該巻線挿入用スロット内に挿入された界磁巻線
と、該界磁巻線保持用のウエッジとを備えた2極タービ
ン発電機の回転子において、前記磁極部最寄りの前記巻
線挿入用スロット間角度をθ、該巻線挿入用スロットの
数をNrとしたとき、θが65°≦θ<75°の範囲で
かつNrがNr=20+4m(m=1,2,3)の関係を
有するようにして構成したことを特徴とするものであ
る。又、前記磁極部最寄りの前記巻線挿入用スロット間
角度をθ、該巻線挿入用スロットの数をNrとしたと
き、θが75°≦θ<80°の範囲でかつNrがNr=
16+4m(m=1,2,3)の関係を有するようにし
て構成したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて詳細に説明する。図1は、本実施例の2極タービ
ン発電機の回転子の横断面図、図2は、本実施例の2極
タービン発電機の横断面図、図3は、磁極角度θと負荷
時の端子電圧波形狂い率kwの関係を示す図、図4は、
磁極角度θと負荷時の所要界磁起磁力ATfの関係を示
す図、図5は、本実施例の磁極角度とスロット数の選定
範囲を示す図である。ここで、図1,図2では2極のう
ちの1極分を図示しており、以後の説明においては、磁
極部6の中心軸12を直軸と呼ぶことにする。
【0012】図2に示すように、本実施例のタービン発
電機は、主として固定子1と、この固定子1とギャップ
11を有するように図示しない軸受け支持された回転子
2で構成されている。固定子1には、積層された積層鉄
心に固定子スロット3が設けられており、この固定子ス
ロット3には電機子巻線4が施されている。この電機子
巻線4としては、平角銅線を用いて亀甲形コイルに形成
したものを用い、電機子巻線4を保持するために、固定
子スロット3の開口部に固定子ウエッジ5が挿入されて
いる。
【0013】タービン発電機の回転子2は、機械強度を
持たせるために単一鋼塊から製作されており、磁極部6
と非磁極部とが形成されている。非磁極部には回転子2
の周方向に等間隔に複数個の巻線挿入用の回転子スロッ
ト7が設けられており、スロット7間にはティース8が
設けられている。スロット7内には界磁巻線9が施さ
れ、界磁巻線9の上部、すなわち固定子側には回転子ウ
エッジ10が挿入されて界磁巻線9を保持する構造とな
っている。界磁巻線9は、裸銅帯を平打ち巻にして、層
間を絶縁して形成されている。このように構成すること
により、界磁巻線9を励磁することによって、直軸12
の方向に磁束を発生させることができる。
【0014】ここで、スロット7は複数個設置されてお
り、磁極部6の中心から90°離れた位置までのそれぞ
れのスロット7を磁極部6最寄りから遠ざかる順にS
1,S2,…,Snrと呼ぶことにすれば、スロット7
の数Nrは、2極機であるのでNr=4×nrとなる。
また、図1中にも示したように、少なくとも磁極部6最
寄りのスロットS1の深さを他のスロットの深さと同等
以下にして、磁極部6最寄りのスロットS1の底部の間
隔を広くとり磁気飽和を緩和させるようにしてもよい。
【0015】本実施例では、図1に示す回転子2におい
て、磁極部6の角度θ、すなわち直軸12を中央とした
スロットS1間の角度θと、巻線挿入用のスロット7の
数Nrを、65°≦θ<75°の範囲でかつNr=20
+4m(ここで、m=1,2,3)、あるいは75°≦
θ<80°の範囲でかつNr=16+4m(ここで、m
=1,2,3)の何れかの関係を満足するように選定し
ている。
【0016】このように選定する根拠について、以下説
明する。この説明では、磁極角度θを40°〜90°の
範囲で検討するとともに、スロット数Nrを16,2
0,24,28,32,36とした。ここで、スロット
数Nrを4の倍数に設定しているのは、2極機で磁極に
対して対称な回転子を考えたためである。
【0017】磁極角度θと負荷時の端子電圧波形狂い率
kwの関係を示した図3は、100MVA級の2極ター
ビン発電機を対象にしており、定格力率の遅れを0.9p
u とした場合の例を示している。このとき、界磁巻線,
スロットのサイズは、それぞれの磁極角度θとスロット
数Nrの条件で、回転子の機械的強度が満足できるよう
に選定して設計している。また、発電機の同期リアクタ
ンスの単位法表示の逆数は短絡比であり、一般に発電機
を設計するとき、発電機が接続される電力系統の安定度
と発電機体格のバランスをとるため、その指標として短
絡比をある程度の数値に維持する必要があるため、何れ
の設計においても発電機の同期リアクタンスが同じ値と
なるような条件で比較している。
【0018】ここで、図3中に黒抜きの点で示したスロ
ット数Nr=24でかつ磁極角度θ=40,60,7
0,80,90°の5点は、100MAV級の2極ター
ビン発電機と相似な断面の小形モデルによって実測した
点であり、その他の白抜きの点は、それらの実測点から
算定した負荷時の端子電圧波形狂い率kwである。図3
から分かるように、何れのスロット数Nrを選択して
も、磁極角度θが65°〜80°程度の範囲で負荷時の
端子電圧波形狂い率kwを小さくできる。この結果は、
無負荷時において磁極角度θが60°で最も端子電圧波
形狂い率kwが小さくなる従来の結果と異なっている
が、負荷時には電機子巻線4を流れる電流によって電機
子反作用が生じるため、磁束密度の最も大きい周方向位
置が直軸12から回転方向遅れ側に移動し、ギャップ1
1での磁束密度分布が無負荷時と大きく異なるためであ
る。また、波形狂い率kwの値はスロット数Nrによっ
ても変化し、磁極角度θが同一であれば、スロット数が
多いほうがkwが小さくなっている。これは、スロット
数Nrが多いほど、巻線を分布させて配置していること
によって、ギャップ磁束密度分布に含まれる高調波成分
が減少するためである。
【0019】従来のタービン発電機は、磁極角度θを6
0°程度かつスロット数Nrを24,28,32の何れ
かに選定している。図3においては、磁極角度θ=60
°でかつNr=24,28,32のうち、Nr=32の
場合を図3中に×印で示しているが、無負荷の場合は、
従来の磁極角度θ=60°で波形狂い率kwが最も小さ
くなる。この×印で示した点より波形狂い率kwを小さ
くできるのが、図3中に斜線を施した領域に入る部分で
ある。
【0020】図4は、磁極角度θと負荷時の所要界磁起
磁力ATfの関係を示したものであるが、図3と同じ条
件で比較した場合について示している。ここで、図4中
に黒抜きの点で示したスロット数Nr=24でかつ磁極
角度θ=40,60,70,80,90°の5点は、図
3と同様に100MAV級の2極タービン発電機と相似
な断面の小形モデルによって実測した所要界磁起磁力を
100MAV級の2極タービン発電機の界磁起磁力に換
算した点であり、その他の白抜きの点は、それらの点か
ら推定した負荷時の所要界磁起磁力ATfである。図4
に示すように、何れのスロット数Nrを選択しても、磁
極角度θが65°〜80°程度の範囲で負荷時の所要界
磁起磁力ATfが小さくなっている。
【0021】すなわち、無負荷時において端子電圧波形
狂い率kwが最も小さくなる磁極角度θ=60°で、負
荷時の所要界磁起磁力ATfが最小とならないことが分
かる。磁極角度θが65°〜80°程度の範囲で負荷時
の所要界磁起磁力ATfが小さくなるのは、次のような
理由による。磁極角度の小さい領域では、磁極角度θを
大きくすると磁極部6の磁気飽和が緩和され、ATfが
小さくなる。磁極角度の大きい領域では、磁極角度が大
きくなって前述の磁極部6の磁気飽和は緩和されるが、
同期リアクタンスが増大してしまうため、同期リアクタ
ンスを同じ値に維持するためにはギャップ11の径方向
長を長くする必要があり、ギャップ11の磁気抵抗が増
加するためである。そのため、磁極角度θが65°〜8
0°付近で負荷時の所要界磁起磁力ATfを最も小さく
できるのである。また、所要界磁起磁力ATfの値は、
スロット数Nrによっても変化し、磁極角度θが同一で
あれば、スロット数が少ないほうがATfを低減でき
る。これは、スロット数Nrが少ないほど、スロット7
の開口幅が増加し、スロット7上側の幅方向磁気抵抗が
増加するため、ティース8の先端間をギャップ11や固
定子1の内径側で電機子巻線4と鎖交しないで通過する
漏れ磁束が減少することによって、回転子2を通過する
全磁束が少なくなり、回転子2の磁気飽和が緩和される
ためである。
【0022】図4においては、現行機である磁極角度θ
=60°でかつNr=24,28,32のうち、図4中
に×印の点で示した点が、負荷時の界磁起磁力ATfが
最も小さくなる場合であり、Nr=24となっている。
この×印の点より負荷時の界磁起磁力ATfを小さくで
きるのが、図4中に斜線を施した領域に入る部分であ
る。
【0023】図5は、本実施例の磁極角度とスロット数
の選定範囲を示した図であり、図3で示した現行機より
負荷時の波形狂い率kwを低減できる領域と、図4で示
した現行機より負荷時の界磁起磁力ATfを低減できる
領域を示している。また、図3,図4の斜線領域内の数
値をみる限りでは、θが5°程度変化する範囲では、波
形狂い率kw、界磁起磁力ATfとも大きく数値が変化
しないため、図5においては、磁極角度θは5°間隔で
表示した。図5に示すように、65°≦θ<75°でか
つNr=20+4m(ここで、m=1,2,3)、ある
いは75°≦θ<80°でかつNr=16+4m(ここ
で、m=1,2,3)の何れかの関係を満足する領域
で、現行機より負荷時の波形狂い率kwと所要起磁力A
Tfを低減できる。
【0024】以上説明したように、磁極角度と波形狂い
率を低減できる範囲を選定することにより、負荷時にお
ける端子電圧の波形を良好にして供給電力の品質が向上
するとともに、負荷時における界磁電流の低減を図るこ
とができる。その結果、界磁巻線銅損を減少させること
による発電機効率の向上や界磁巻線の温度上昇を低減で
きる。
【0025】また、本実施例では、100MVA級の発
電機の解析結果を述べたが、この他、100MVA級の
発電機の相似モデルの実測結果に基づいて200MVA
級,700MVA級,1000MVA級機の推定をして
も、本実施例と同様の結果が得られることを確認でき
た。一方、力率を遅れ0.8puから1.0puの範囲として
推定しても、やはり同様な結果となることを確認してい
る。
【0026】また、例えば特公昭60−34340 号公報など
に記載されているように、界磁巻線9と回転子ウエッジ
10の間にダンパバーが挿入されて回転子2が構成され
ている場合にも上述した本実施例の構成は適用すること
ができ、同様の効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、負
荷時における端子電圧の波形を良好にして供給電力の品
質が向上するとともに、負荷時における界磁電流の低減
を図ることができる。その結果、界磁巻線銅損を減少さ
せることによる発電機効率の向上や界磁巻線の温度上昇
の低減が実現できる。また同一体格で出力の大きいター
ビン発電機が得られる効果がある。また、界磁を励磁す
るための励磁装置の容量も低減することができ、発電シ
ステム全体を経済的、かつコンパクトに構成できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す2極タービン発電機の
回転子の横断面図である。
【図2】本実施例の2極タービン発電機の横断面図であ
る。
【図3】磁極角度と負荷時波形狂い率の関係を示す図で
ある。
【図4】磁極角度と負荷時界磁起磁力の関係を示す図で
ある。
【図5】本実施例の範囲を示す磁極角度とスロット数の
関係を示す図である。
【図6】磁極角度と無負荷時波形狂い率の関係を示す図
である。
【符号の説明】
2…回転子、6…磁極部、7…回転子スロット、8…回
転子ティース、9…界磁巻線、10…回転子ウエッジ。
フロントページの続き (72)発明者 高橋 和彦 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 小原木 春雄 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 湧井 真一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 宮川 家導 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 八木 恭臣 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子と、該固定子と隙間を有して軸受け
    により支持された回転子を備えた2極タービン発電機に
    おいて、前記回転子が磁極部と該磁極部以外の複数個の
    巻線挿入用スロットと該スロット間に形成されたティー
    スとを有する塊状回転子鉄心と、該巻線挿入用スロット
    内に挿入された界磁巻線と、該界磁巻線保持用のウエッ
    ジを有するものであって、前記磁極部最寄りの前記巻線
    挿入用スロット間角度をθ、該巻線挿入用スロットの数
    をNrとしたとき、θが65°≦θ<75°の範囲でか
    つNrがNr=20+4m(m=1,2,3)の関係を
    有するようにして構成したことを特徴とする2極タービ
    ン発電機。
  2. 【請求項2】固定子と、該固定子と隙間を有して軸受け
    により支持された回転子を備えた2極タービン発電機に
    おいて、前記回転子が磁極部と該磁極部以外の複数個の
    巻線挿入用スロットと該スロット間に形成されたティー
    スとを有する塊状回転子鉄心と、該巻線挿入用スロット
    内に挿入された界磁巻線と、該界磁巻線保持用のウエッ
    ジを有するものであって、前記磁極部最寄りの前記巻線
    挿入用スロット間角度をθ、該巻線挿入用スロットの数
    をNrとしたとき、θが75°≦θ<80°の範囲でか
    つNrがNr=16+4m(m=1,2,3)の関係を
    有するようにして構成したことを特徴とする2極タービ
    ン発電機。
  3. 【請求項3】磁極部と該磁極部以外に複数個の等間隔に
    設置された巻線挿入用スロットと該スロット間に形成さ
    れたティースとを有する塊状回転子鉄心と、該巻線挿入
    用スロット内に挿入された界磁巻線と、該界磁巻線保持
    用のウエッジとを備えた2極タービン発電機の回転子に
    おいて、前記磁極部最寄りの前記巻線挿入用スロット間
    角度をθ、該巻線挿入用スロットの数をNrとしたと
    き、θが65°≦θ<75°の範囲でかつNrがNr=
    20+4m(m=1,2,3)の関係を有するようにし
    て構成したことを特徴とする2極タービン発電機の回転
    子。
  4. 【請求項4】磁極部と該磁極部以外に複数個の等間隔に
    設置された巻線挿入用スロットと該スロット間に形成さ
    れたティースとを有する塊状回転子鉄心と、該巻線挿入
    用スロット内に挿入された界磁巻線と、該界磁巻線保持
    用のウエッジとを備えた2極タービン発電機の回転子に
    おいて、前記磁極部最寄りの前記巻線挿入用スロット間
    角度をθ、該巻線挿入用スロットの数をNrとしたと
    き、θが75°≦θ<80°の範囲でかつNrがNr=
    16+4m(m=1,2,3)の関係を有するようにし
    て構成したことを特徴とする2極タービン発電機の回転
    子。
  5. 【請求項5】前記発電機が100MVA級から1000
    MVA級の範囲である請求項1又は2に記載の2極ター
    ビン発電機。
  6. 【請求項6】前記界磁巻線と前記回転子ウエッジの間に
    ダンパバーを装着した請求項3又は4に記載の2極ター
    ビン発電機の回転子。
  7. 【請求項7】固定子と、2極の磁極部と該2極の磁極部
    間に設けられた複数のスロットと該スロット内に挿入さ
    れた界磁巻線を有する回転子を備えた2極タービン発電
    機において、 前記磁極部最寄りのスロット間の角度θが、65°から
    85°の範囲である2極タービン発電機。
  8. 【請求項8】固定子と、2極の磁極部と該2極の磁極部
    間に設けられた複数のスロットと該スロット内に挿入さ
    れた界磁巻線を有する回転子を備えた2極タービン発電
    機において、 前記磁極部最寄りのスロット間の角度θが、65°から
    80°の範囲である2極タービン発電機。
  9. 【請求項9】固定子と、2極の磁極部と該2極の磁極部
    間に設けられた複数のスロットと該スロット内に挿入さ
    れた界磁巻線を有する回転子を備えた2極タービン発電
    機において、 前記磁極部最寄りのスロット間の角度θが、65°以上
    であって、短絡比を一定値以上とした2極タービン発電
    機。
  10. 【請求項10】固定子と、2極の磁極部と該2極の磁極
    部間に設けられた複数のスロットと該スロット内に挿入
    された界磁巻線を有する回転子を備えた2極タービン発
    電機において、 前記磁極部最寄りのスロット間の角度θが、65°以上
    であって、前記磁極部最寄りのスロットの深さをその他
    のスロットの深さと同等以下とする2極タービン発電
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102290898A (zh) * 2011-08-13 2011-12-21 江西泰豪特种电机有限公司 一种兆瓦级双馈风力发电机转子双绕组结构

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