JP2000286641A - 送信フロントエンド - Google Patents

送信フロントエンド

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JP2000286641A
JP2000286641A JP11091864A JP9186499A JP2000286641A JP 2000286641 A JP2000286641 A JP 2000286641A JP 11091864 A JP11091864 A JP 11091864A JP 9186499 A JP9186499 A JP 9186499A JP 2000286641 A JP2000286641 A JP 2000286641A
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carrier
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Fumi Kobayashi
文 小林
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信フロントエンドにおける漏洩電力を防止
すると共に該送信フロントエンドを小型化する。 【解決手段】 入力端子IN1から入力されたベースバ
ンドデータSbの高周波成分がローパスフィルタ10に
よって除去される。この高周波成分は、隣接チャネルに
漏洩する漏洩電力の原因になるものであり、高周波成分
が除去されたベースバンドデータS10が線形変調器2
0に入力される。線形変調器20は、ベースバンドデー
タS10で搬送波Scを線形変調し、線形増幅器30が
線形変調結果を増幅し、漏洩電力の抑制された変調デー
タS30を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路、有料道
路のノンストップ自動料金収受(ETC )システムに適用
される自動車搭載用無線通信機等の送信側に設けられ、
ベースバンドデータで搬送波を変調して出力する送信フ
ロントエンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次の文献に記載されたものがあった。 文献;1997 IEEE Radio Frequency Integrated Circuit
s Symposium (米国)M.D.Pollman,et al “A Low-Cost
Pacaged MMIC Chip Set for 5.8GHzISM Band Applicat
ion”P.33-36
【0003】図2は、前記文献に記載された従来の送信
フロントエンドを示す構成図である。この送信フロント
エンドは、QPSK(Quadra Shift Keying )変調を行
うI−Q変調器1と、該I−Q変調器1の出力側に設け
られたバンドパスフィルタ2と、該バンドパスフィルタ
2の出力側に接続された線形電力増幅器3とで構成され
ている。I−Q変調器1に、変調速度が2Mbaudの
ベースバンドデータSbと搬送波Scとが入力され、該
I−Q変調器1が変調を行い、変調結果の出力信号S1
をバンドパスフィルタ2に与える。
【0004】図3は、図2中のI−Q変調器1の出力信
号S1のスペクトルを示す図である。変調により、出力
信号S1には、搬送波Scの周波数成分ばかりでなく該
搬送波Sc及びベースバンドデータSbの周波数成分を
合成した周波数が含まれ、図3のように、主チャネルの
中心周波数の5.835GHzの両側のサイドローブ
(Sidelobe)が高くなり、隣接チャネルの例えば5.8
45GHzの帯域に電力が漏洩する。ETCシステムで
は、主チャネルの電力総量(積分値)に対する隣接チャ
ネルに漏洩する電力総量が−40dBc以下に要求され
ているのに対し、出力信号S1では−20dBc程度の
水準になる。そこで、バンドパスフィルタ2を設けるこ
とで、隣接チャネルの領域に漏洩するサイドローブの電
力を除去するようにしている。バンドパスフィルタ2
は、I−Q変調器1の出力信号S1から不要なサイドロ
ーブの電力を除去して電力増幅器3に与え、該電力増幅
器3が線形増幅を行って変調データを出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図2の送信フロントエンドには、次のような技術的な課
題があった。ETCシステムでは、互いに隣接する主チ
ャネル及び隣接チャネルの各中心周波数は、5.835
GHzと5.845GHzと規定され、両者が10MH
zしか離れていない。また、チャネル幅は両チャネルと
も中心周波数に対して±4MHzである。よって、前記
文献に示されたバンドパスフィルタ2は、8/5835
=0.00137というオーダーの非常に狭い範囲の帯
域を通過させるようにしないと、隣接チャネルへの漏洩
電力を除去するという効果は得られない。ところが、こ
のようなバンドパスフィルタを設計すると、多段でかつ
その段数が非常に多くなり、製品化したときの精度を確
保することが非常に困難である。仮に、実現できたとし
てもコストが非常に高くなる。さらに、部品数が多くて
IC化が困難なバンドパスフィルタ2が、I−Q変調器
1と増幅器3との間に存在するので、送信フロントエン
ドをIC化できないという課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、通信装置の送信側に
設けられ、与えられたベースバンドデータで搬送波を変
調し、該変調結果を変調データとして出力する送信フロ
ントエンドにおいて、次のようなフィルタ、線形変調器
及び線形増幅器を備えている。前記フィルタは、前記ベ
ースバンドデータを入力し、該ベースバンドデータの高
周波成分を除去するものである。前記線形変調器は、前
記フィルタによって高周波成分が除去されたベースバン
ドデータと前記搬送波とを入力し、該ベースバンドデー
タで該搬送波を線形変調するものである。前記線形増幅
器は、前記線形変調器の出力信号を増幅して前記変調デ
ータを生成するものである。
【0007】第2の発明では、第1の発明の送信フロン
トエンドにおいて、前記線形変調器及び前記線形増幅器
を次のような構成にしている。即ち、前記線形変調器
は、ドライバ部と線形変調回路部とを有している。ドラ
イバ部は、前記高周波成分が除去されたベースバンドデ
ータを駆動して駆動信号を出力するものである。線形変
調回路部は、前記ドライバ部の出力端子と変調ノードと
の間に接続され、該変調ノード上の高周波信号の通過を
阻止する阻止回路と、前記搬送波をバイアスするバイア
ス回路と、前記バイアス回路でバイアスされた搬送波を
ゲートに入力し、前記駆動信号で駆動された前記変調ノ
ードに対し該搬送波の周波数の信号をドレインから出力
して重畳する電界効果トランジスタ(以下、FETとい
う)とを持つ回路である。前記線形増幅器は、A級増幅
動作により前記変調ノード上の高周波信号を前記変調デ
ータに増幅するA級線形電力増幅器で構成している。
【0008】第3の発明では、第1の発明の送信フロン
トエンドにおいて、前記線形変調器及び前記線形増幅器
を次のような構成にしている。前記線形変調器は、ドラ
イバ部と前置変調回路部と本変調回路部とを有してい
る。ドライバ部は、前記高周波成分が除去されたベース
バンドデータを駆動して駆動信号を出力するものであ
る。前置変調回路部は、前記ドライバ部の出力端子と前
置変調ノードとの間に接続され、該前置変調ノード上の
第1の高周波信号の通過を阻止する第1の阻止回路と、
前記搬送波をバイアスする第1のバイアス回路と、前記
第1のバイアス回路でバイアスされた搬送波をゲートに
入力し、前記駆動信号で駆動された前記前置変調ノード
に対し該搬送波の周波数の信号をドレインから出力して
重畳する第1のFETと、前記第1のFETの負荷とを
持つ回路である。
【0009】本変調回路部は、前記ドライバ部の出力端
子と本変調ノードとの間に接続され、該本変調ノード上
の第2の高周波信号の通過を阻止する第2の阻止回路
と、前記前置変調ノード上の前記第1の高周波信号をバ
イアスする第2のバイアス回路と、前記第2のバイアス
回路でバイアスされた前記第1の高周波信号をゲートに
入力し、前記駆動信号で駆動された前記本変調ノードに
対し該第1の高周波信号の周波数の信号をドレインから
出力して重畳する第2のFETとを持つ回路である。前
記線形増幅器は、A級増幅動作により前記本変調ノード
上の前記第2の高周波信号を前記変調データに増幅する
A級線形電力増幅器で構成している。
【0010】第1から第3の発明によれば、以上のよう
に送信フロントエンドを構成したので、隣接チャネルへ
の漏洩電力の原因となるベースバンドデータの高周波成
分がフィルタによって除去される。フィルタによって高
周波成分が除去されたベースバンドデータと搬送波とが
線形変調器に入力され、線形変調器により、搬送波がベ
ースバンドデータで線形変調される。この線形変調結果
に対して線形増幅器が線形増幅を行う。ここで、フィル
タは、狭い幅の帯域を通過させるために素子数を多く必
要とするバンドパスフィルタでなくてもよい。従って、
前記課題を解決できるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、第1の実施形態を示す送信フロントエンドの構
成図である。この送信フロントエンドは、例えばETC
システムに適用される無線通信機に設けられた回路であ
り、入力端子IN1に接続されたローパスフィルタ10
と、線形変調器20と、線形電力増幅器30とを備えて
いる。ローパスフィルタ10は、入力端子IN1から与
えられたベースバンドデータSbに含まれる例えば2M
Hz以上の周波数成分をカットオフし、帯域制限したベ
ースバンドデータS10を出力するものである。なお、
カットオフする周波数は2MHzでなくても1.5〜3
MHzから選択された周波数であれば、後述する効果が
得られる。線形変調器20は、ローパスフィルタ10か
ら与えられた帯域制限されたベースバンドデータS10
で搬送波Sbを線形変調するものであり、搬送波入力端
子IN2とローパスフィルタ10の出力側とに接続され
ている。線形変調器20の出力側が、線形電力増幅器3
0に接続されている。
【0012】次に図1の送信フロントエンドの動作を説
明する。入力端子IN1を介し、変調速度が約2Mba
ud帯のベースバンドデータSbが、ローパスフィルタ
10に与えられる。ローパスフィルタ10は、ベースバ
ンドデータSbに含まれる2MHz以上の周波数成分を
カットオフして帯域制限し、2MHz以下の周波数成分
で構成されるベースバンドデータS10を線形変調器2
0に与える。線形変調器20は、帯域制限されたベース
バンドデータS10で、5.8GHz帯の搬送波Scの
振幅を制御して変調を行う。ただし、この線形変調器2
0は、単なるオン、オフASK(Amplitude Shift Keyi
ng)変調器とは異なり、5.8GHz帯の搬送波の電圧
振幅を、ベースバンドデータS10の電圧によって線形
的に変化させて変調する。これにより、線形変調器20
は、帯域制限されたベースバンドデータS10をそのま
ま5.8GHzにシフトすることになる。線形電力増幅
器30は、変調の結果得られた出力信号S20を線形増
幅し、増幅結果を変調データS30として出力する。
【0013】以上のように、この第1の実施形態の送信
フロントエンドでは、ローパスフィルタ10を設けると
共に、I−Q変調器の代わりに線形変調器20を用い、
ローパスフィルタ10により、サイドローブとなって隣
接チャネルへ漏洩電力の原因となるベースバンドデータ
Sbの高周波成分を除去し、それを用いて線形変調器2
0で線形変調を行うようにしたので、最終的に得られる
変調データS30において隣接チャネルに漏洩する漏洩
電力を抑制できる。さらに、数段で簡単に形成できるロ
ーパスフィルタ10で送信フロントエンドを実現でき、
従来のような多段で実現困難なバンドパスフィルタを不
要にできる。そのため、従来の5.8GHz帯のバンド
パスフィルタを用いる場合に比べるとローパスフィルタ
10は、遥かに安価であり、送信フロントエンドを低価
格にすることができる。その上、バンドパスフィルタが
不要になるので、IC化が容易になるという利点が得ら
れる。
【0014】第2の実施形態 図4は、本発明の第2の実施形態を示す送信フロントエ
ンドの構成図である。この第2の実施形態では、第1の
実施形態の送信フロントエンドの一構成例を説明する。
ベースバンドデータSbを入力する入力端子IN1に
は、LCローパスフィルタ10Aが接続され、搬送波入
力端子IN2と該LCローパスフィルタ10Aの出力側
とに1段ドレイン制御式線形変調器20Aが接続されて
いる。1段ドレイン制御式線形変調器20Aの出力側に
A級線形電力増幅器30Aが接続されて送信フロントエ
ンドが構成されている。LCローパスフィルタ10A
は、第1の実施形態のローパスフィルタ10に対応する
ものであり、1段ドレイン制御式線形変調器20Aは第
1の実施形態の線形変調器20に対応するものであり、
A級線形電力増幅器30Aは、第1の実施形態の線形増
幅器30に対応するものである。
【0015】図5は、図4中のLCローパスフィルタ1
0Aを示す回路図である。このLCローパスフィルタ1
0Aは5段構成であり、一方の電極が入力端子IN1に
接続されると共に他方の電極がグランドに接続されたチ
ップコンデンサ11と、該入力端子IN1に一端が接続
されたチップインダクタ12と、該インダクタ12の他
端に一方の電極が接続されると共に他方の電極がグラン
ドに接続されたチップコンデンサ13と、該インダクタ
12の他端に一端が接続されたチップインダクタ14
と、該インダクタ14の他端に一方の電極が接続される
と共に他方の電極がグランドに接続されたチップコンデ
ンサ15とを備えている。インダクタ14及びコンデン
サ15の接続点が、1段ドレイン制御式線形増幅器20
Aに接続されている。カットオフ周波数を例えば1.5
MHzとすると、コンデンサ11,13,15のキャパ
シタンスは、それぞれ1000pFとなり、インダクタ
12,14のインダクタンスは、それぞれ10mHとな
る。
【0016】図6は、図4中の1段ドレイン制御式線形
変調器20Aを示す回路図である。この1段ドレイン制
御式線形変調器20Aは、ドライバ部20A−1と、線
形変調回路部である本変調回路部20A−2とを有して
いる。ドライバ部20A−1は、入力部21とFET2
2とで構成されている。本変調回路部20A−2は、搬
送波入力部23と、FET24と、RF信号阻止回路2
5と、自己バイアス回路26と、出力回路27とで構成
されている。ドライバ部20A−1中の入力部21は、
LCローパスフィルタ10Aの出力端子とグランドとの
間に接続された抵抗21aで形成されている。FET2
2のゲートは、抵抗21aとLCローパスフィルタ10
Aの出力端子との接続点に接続され、該FET22のド
レインが直流電源に接続されている。
【0017】本変調回路部20A−2中の搬送波入力部
23は、搬送波入力端子IN2に一方の電極が接続され
た直流遮断用コンデンサ23aと、該コンデンサ23a
の他方の電極とグランドとの間に接続された抵抗23b
とを有している。FET24のゲートが、コンデンサ2
3aと抵抗23bの接続点に接続されている。RF信号
阻止回路25は、ドライバ部20A−1中のFET22
のソースに一方の電極が接続されると共に他方の電極が
グランドに接続されたコンデンサ25aと、一端がFE
T22のソースに接続されると共に他端が変調ノードN
でFET24のドレインに接続されたインダクタ25b
とを有している。
【0018】自己バイアス回路26は、FET24のソ
ースとグランドとの間に並列に接続された抵抗26a及
びコンデンサ26bを有している。出力回路27は、F
ET24のドレインに一方の電極が接続されたコンデン
サ27aで構成されている。コンデンサ27aの他方の
電極が、この1段ドレイン制御式線形変調器20Aの出
力端子であり、A級線形電力増幅器30Aに接続されて
いる。この1段ドレイン制御式線形変調器20Aは、G
aSs基板上にMES型FET、MIM型のコンデン
サ、スパイラル型のインダクタ及びイオンインプラン抵
抗を作製することにより、単一直流電源で動作可能であ
ると共にIC化が可能になる。ここで、1段ドレイン制
御式線形変調器20Aにおける素子値例を示す。コンデ
ンサ23aのキャパシタンスは5pF、抵抗23bの抵
抗値は200Ω、抵抗26aの抵抗値は2Ω、コンデン
サ25aのキャパシタンスは5pF、インダクタ25b
のインダクタンスは3nH、コンデンサ27aのキャパ
シタンスは5pF、及び抵抗21aの抵抗値は2.5K
Ωである。各FET22,24のゲート幅は300μ
m、ゲート長は0.5μmである。
【0019】図7は、図4中のA級線形電力増幅器30
Aを示す回路図である。このA級線形電力増幅器30A
は、1段ドレイン制御式線形変調器20Aの出力端子に
一方の電極が接続された直流遮断用コンデンサ31を備
えている。コンデンサ31の他方の電極には、抵抗32
の一端が接続されると共にFET33のゲートが接続さ
れている。抵抗32の他端はグランドに接続され、FE
T33のソースとグランドとの間には、抵抗34とコン
デンサ35とが並列に接続されている。FET33のド
レインは、抵抗36及びインダクタ37を介して直流電
源に接続されている。FET33のドレインには、さら
に、直流遮断用コンデンサ38の一方の電極が接続さ
れ、該コンデンサ38の他方の電極とグランドとの間に
は、抵抗39が接続されている。これらのコンデンサ3
8と抵抗39との接続点が、この送信フロントエンドの
出力端子になっている。
【0020】A級線形電力増幅器30Aも、GaSs基
板上にMES型FET、MIM型のコンデンサ、スパイ
ラル型のインダクタ及びイオンインプラン抵抗を作製す
ることにより、単一直流電源で動作可能でIC化が可能
になる。ここで、直流電源電圧が3Vの場合の、A級線
形電力増幅器30Aにおける素子値例を示す。コンデン
サ31のキャパシタンスは5pF、抵抗32の抵抗値は
200Ω、抵抗34の抵抗値は0.8Ω、コンデンサ3
5のキャパシタンスは5pF、抵抗36の抵抗値は10
Ω、インダクタ37のインダクタンスは3nH、コンデ
ンサ38のキャパシタンスは5pF、及び抵抗39の抵
抗値は80Ωである。FET33のゲート幅は600μ
mであり、該FET33のゲート長は0.5μmであ
る。
【0021】次に図4の送信フロントエンドの動作を説
明する。入力端子IN1を介し、変調速度が約2Mba
udのベースバンドデータSbがLCローパスフィルタ
10Aに与えられる。2Mbaud帯のベースバンドデ
ータSbは、元々パルス波形の場合が多い。パルス波形
の場合には、ベースバンドデータSbのスペクトルには
数MHzの周波数成分が多く含まれている。LCローパ
スフィルタ10Aは、直列のインダクタ12,14によ
り、高い周波数成分を阻止し、並列のコンデンサ11,
13,15により、その高い周波数成分をグランドに流
して除去する。即ち、LCローパスフィルタ10Aは、
ベースバンドデータSbに含まれる高周波成分をカット
オフして帯域制限し、カットオフ周波数以下の周波数成
分で構成されるベースバンドデータS10を線形変調器
20Aに与える。
【0022】帯域制限されたベースバンドデータS10
は、1段ドレイン制御式線形変調器20Aの入力部21
を介してFET22のゲートに与えられる。FET22
はゲートに与えられたベースバンドデータS10に基づ
く駆動信号であるドライブ電圧をソースから出力する。
このドライブ電圧がRF信号阻止回路25を通過してノ
ードNでFET24のドレインに印加され、該ドライブ
電圧によってFET24のドレイン電圧が制御される。
【0023】一方、5.8GHz帯の搬送波Scは、搬
送波入力端子IN2から本変調回路部20A−2の搬送
波入力部23に与えられる。搬送波Scの直流成分がコ
ンデンサ23aで遮断され、自己バイアス回路26及び
抵抗23bで電圧が設定されてFET24のゲートに印
加される。搬送波Scに対し、FET24は飽和領域ま
で動作し、5.8GHz帯の信号を該FET24のドレ
イン上に出力する。ここで、FET24のドレインに印
加されたベースバンドデータS10の電圧が高い場合に
は、該FET24のドレイン上の5.8GHz帯の信号
の振幅は大きくなり、逆にベースバンドデータS10の
電圧が低い場合には、5.8GHz帯の信号の振幅は小
さくなる。つまり、FET24のドレインにおける5.
8GHz帯の信号の振幅が、帯域制限されたベースバン
ドデータS10の電圧変化により、線形的に変調され
る。この変調された信号が、RF信号阻止回路25によ
ってドライバ20A−1側に流れることが阻止され、コ
ンデンサ27を介し、A級線形電力増幅器30A側に出
力信号S20として出力される。
【0024】A級線形電力増幅器30Aでは、抵抗32
及び34により、FET33のゲート電圧を自己バイア
スし、A級動作領域に動作点を設定している。1段ドレ
イン制御式線形変調器20Aの出力信号S20が、コン
デンサ31を介してFET33のゲートに印加されるの
で、該FET33が線形領域で信号S20の増幅を行
う。増幅の結果で生成された信号S30がコンデンサ3
8を介して出力される。FET33に印加される信号S
20の電力が8dBmの場合には、信号S30の電力が
14dBmになる。
【0025】以上のように、この第2の実施形態では、
第1の実施形態のローパスフィルタ10を簡易なチップ
コンデンサ11,13,15及びチップインダクタ1
2,13からなるLCローパスフィルタ10Aで構成し
たので、ベースバンドデータSbに含まれる不要な周波
数成分を十分除去できる。また、第1の実施形態におけ
る線形変調器20を1段ドレイン制御式線形変調器20
Aで構成したので、優れた変調特性が得られ漏洩電力の
低い送信フロントエンドが実現できる。また、第1の実
施形態における線形増幅器30をA級線形電力増幅器3
0Aで構成したので、A級動作で信号S20が増幅で
き、スペクトルを劣化させることなく、要求される電力
を出力できる。その上、LCローパスフィルタ10Aが
小型のチップ素子で作製できると共に、1段ドレイン制
御式線形変調器20A及びA級線形電力増幅器30Aが
モノリシックIC化が可能な構成にしたので、1段ドレ
イン制御式線形変調器20A及びA級線形電力増幅器3
0AをIC化すれば送信フロントエンドの小型化と低コ
スト化が実現できる。さらに、1段ドレイン制御式線形
変調器20A及びA級線形電力増幅器30AにおけるF
ET24,33のゲートに自己バイアスかかる構成にし
たので、送信フロントエンドを例えば3Vの単一直流電
源で動作させることが可能になっている。
【0026】第3の実施形態 図8は、本発明の第3の実施形態を示す送信フロントエ
ンドの構成図であり、第2の実施形態を示す図4中の要
素と共通の要素には共通の符号が付されている。この第
3の実施形態では、第1の実施形態の送信フロントエン
ドの第2の実施形態とは異なる構成例を説明する。ベー
スバンドデータSbを入力する入力端子IN1には、第
2の実施形態と同様のLCローパスフィルタ10Aが接
続され、搬送波入力端子IN2と該LCローパスフィル
タ10Aの出力側には、第2の実施形態とは異なる2段
ドレイン制御式線形変調器20Bが接続されている。2
段ドレイン線形変調器20Bの出力側に、第1の実施形
態と同様のA級線形電力増幅器30Aが接続されて送信
フロントエンドが構成されている。
【0027】図9は、図8中の2段ドレイン制御式線形
変調器20Bを示す回路図である。この2段ドレイン制
御式線形変調器20Bは、ドライバ部20B−1と、前
置変調回路であるプリ変調回路部20B−2と、本変調
回路部20B−3とを有している。ドライバ部20B−
1は、第2の実施形態のドライバ部20A−1と同様で
あり、入力部21の抵抗21aとFET22とで構成さ
れいている。プリ変調回路部20B−1は、搬送波入力
部41と、第1のFET42と、負荷回路43と、第1
の自己バイアス回路44と、第1のRF信号阻止回路4
5とで構成されている。搬送波入力部41は、搬送波入
力端子IN2に一方の電極が接続された直流分遮断用コ
ンデンサ41aと、該コンデンサ41aの他方の電極と
グランドとの間に接続された抵抗41bとを有してい
る。FET42のゲートが、コンデンサ41aと抵抗4
1bの接続点に接続されている。負荷回路43は、前置
ノードN1でFET42のドレインに一端が接続された
インダクタ43aと、該インダクタ43aの他端に一端
が接続された抵抗43bとを有している。
【0028】自己バイアス回路44は、FET42のソ
ースとグランドとの間に並列に接続された抵抗44a及
びコンデンサ44bを有している。RF信号阻止回路4
5は、ドライバ部20B−1中のFET22のソースと
負荷回路43の抵抗42bの他端との間に接続されたイ
ンダクタ45と、該インダクタ45a及び抵抗43bの
接続点とグランドとの間に接続されたコンデンサ45b
とを有している。そして、ノードN1のFET42のド
レインが、本変調回路部20B−3の入力側に接続され
ている。本変調回路部20B−3は、第2の実施形態の
本変調回路部20A−2とそれぞれ同様の搬送波入力部
23、第2のFET24、第2のRF信号阻止回路2
5、第2の自己バイアス回路26及び出力回路27で構
成され、該搬送波入力部23が前置変調回路部20B−
2に接続されている。即ち、本変調回路部20B−3中
の搬送波入力部23では、直流遮断用コンデンサ23a
の一方の電極が前置変調ノードN1に接続されている。
【0029】2段ドレイン制御式線形変調器20Bは、
GaSs基板上にMES型FET、MIM型のコンデン
サ、スパイラル型のインダクタ及びイオンインプラン抵
抗を作製することにより、ドライバ部20B−1及び本
変調回路部20B−3が共に、単一直流電源で動作可能
でかつモノリシックIC化が可能になる。ここで、2段
ドレイン制御式線形変調器20Bにおける素子値例を示
す。コンデンサ41aのキャパシタンスは5pF、抵抗
41bの抵抗値は200Ω、抵抗44aの抵抗値は4
Ω、コンデンサ44bのキャパシタンスは5pF、イン
ダクタ43aのインダクタンスは3nH、抵抗43bの
抵抗値は10Ω、インダクタ45aのインダクタンスは
3nH、コンデンサ45bのキャパシタンスは5pFで
ある。FET42のゲート幅は150μm、ゲート長は
0.5μmである。
【0030】次に、図8の送信フロントエンドの動作を
説明する。入力端子IN1を介し、変調速度が約2Mb
audのベースバンドデータSbがLCローパスフィル
タ10Aに与えられる。LCローパスフィルタ10A
は、第2の実施形態と同様に動作し、ベースバンドデー
タSbに含まれる高周波周波数成分をカットオフして帯
域制限し、カットオフ周波数以下の周波数成分で構成さ
れるベースバンドデータS10を2段ドレイン制御式線
形変調器20Bに与える。帯域制限されたベースバンド
データS10は、2段ドレイン制御式線形変調器20B
の入力部21を介してFET22のゲートに与えられ
る。FET22はゲートに与えられたベースバンドデー
タS10に対応するドライブ電圧S22をソースから出
力する。このドライブ電圧が本変調回路部20B−3中
のRF信号阻止回路25を通過してFET24のドレイ
ンに印加され、かつ、該プリ変調回路部20B−2中の
RF信号阻止回路45及び負荷回路43を通過してFE
T42のドレインに印加される。
【0031】一方、5.8GHz帯の搬送波Scは、搬
送波入力端子IN2からプリ変調回路部20B−2の搬
送波入力部41に与えられる。搬送波Scの直流成分が
コンデンサ41aで遮断され、自己バイアス回路44及
び抵抗41bによって電圧が設定されてFET42のゲ
ートに印加される。搬送波Scに対し、FET42は、
ベースバンドデータS10に対応するドライブ電圧S2
2のレベルにより、増幅領域と飽和領域で動作する。ド
ライブ電圧S22があるレベル(例えば0.5V)を越
えた場合、FET42が増幅領域で動作し、一定の利得
が得られる。このときには、FET42のドレイン上の
5.8GHz帯の信号の振幅は、ドライブ電圧S22に
よって変化しない。
【0032】ドライブ電圧S22がそのレベル(例えば
0.5V)よりも低い場合には、FET42が飽和領域
で動作する。このときには、FET42のドレイン上の
5.8GHz帯の信号の振幅は、ドライブ電圧S22に
よって変化する。つまり、ベースバンドデータS10に
対応するドライブ電圧S22が低ければ、FET42の
ドレイン上の5.8GHz帯の信号の振幅は小さくな
る。このFET42のドレイン上の5.8GHz帯の信
号が、本変調回路部20B−3のコンデンサ23aを介
してFET24のゲートに与えられる。本変調回路部2
0B−3は、第2の実施形態と同様に、与えられた5.
8GHz帯の信号を線形変調し、A級線形電力増幅器3
0A側に出力信号S20Bとして出力する。この出力信
号S20Bと、第2の実施形態の出力信号S20Aとを
比較すると、信号S20Bは、ドライブ電圧S22のレ
ベル、つまり、ベースバンド信号S10のレベルが低い
状態において、プリ変調回路部20B−2によって搬送
波Scが線形増幅されているので、変調感度が信号S2
0Aよりも上がっている。また、変調における利得も上
昇している。A級線形電力増幅器30Aは、第2の実施
形態と同様の動作で信号S20Bを線形的に増幅し、結
果を変調データS30として出力する。
【0033】以上のように、この第3の実施形態では、
第1の実施形態における線形変調器20を、本変調回路
部20B−3とプリ変調回路部20B−2の両方を持つ
2段ドレイン制御式線形変調器20Bで構成したので、
利得が約5dB上昇した搬送波を変調するようになり、
搬送波入力端子IN2から入力される搬送波Scの振幅
が小さい場合でも問題なく変調できる。その上、ベース
バンドデータScが低いレベルのときにおける変調感度
が上がるので、ベースバンドデータScのオン、オフを
示す変調データS30において高いオン、オフ比を設定
できる。さらに、搬送波Scを伝送する信号線とのマッ
チングは、プリ変調回路部20B−2の搬送波入力部4
1でとることができるので、搬送波入力端子IN2での
リターンロスを低減できる。
【0034】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。第2及び第3の実施形態では
FETを用いた第1の実施形態の具体的構成例を説明し
たが、FET22,24,42は、バイポーラトランジ
スタで構成することも可能である。また、本変調回路部
20A−2、20B−3、前置変調回路部20B−2、
及びA級線形電力増幅器30Aでは自己バイアス回路を
設け、単一電源で動作が可能な構成にしているが、外部
バイアスを用いて多電源で動作するようにしてもよい。
また、A級線形電力増幅器30Aは、変調ノードNにお
けるスペクトル分布が小さい場合には、AB級動作を行
う電力増幅器に置換できる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1から第
3の発明によれば、送信フロントエンドを、ベースバン
ドデータの高周波成分を除去するフィルタと、フィルタ
によって高周波成分が除去されたベースバンドデータと
搬送波とを入力し、ベースバンドデータで搬送波を線形
変調する線形変調器と、線形変調器の出力信号を増幅し
て変調データを生成する線形増幅器とで構成し、隣接チ
ャネルへの漏洩電力の原因となるベースバンドデータの
高周波成分をフィルタによって除去し、該高周波成分が
除去されたースバンドデータで搬送波を線形変調するよ
うにしたので、簡単な構成のフィルタで実現でき、送信
フロントエンドの小型化と低コスト化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す送信フロントエ
ンドの構成図である。
【図2】従来の送信フロントエンドを示す構成図であ
る。
【図3】図2中のI−Q変調器1の出力信号S1のスペ
クトルを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す送信フロントエ
ンドの構成図である。
【図5】図4中のLCローパスフィルタ10Aを示す回
路図である。
【図6】図4中の1段ドレイン制御式線形変調器20A
を示す回路図である。
【図7】図4中のA級線形電力増幅器30Aを示す回路
図である。
【図8】本発明の第3の実施形態を示す送信フロントエ
ンドの構成図である。
【図9】図8中の2段ドレイン制御式線形変調器20B
を示す回路図である。
【符号の説明】 10,10A ローパスフィルタ 20 線形変調器 20A 1段ドレイン制御式線形変調器 20B 2段ドレイン制御式線形変調器 20A−1 20B−1 ドライバ部 20A−2 20B−3 本変調回路部 20B−2 前置変調部 30 電力増幅器 30A A級線形電力増幅器 Sb ベースバンドデータ Sc 搬送波

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信装置の送信側に設けられ、与えられ
    たベースバンドデータで搬送波を変調し、該変調結果を
    変調データとして出力する送信フロントエンドにおい
    て、 前記ベースバンドデータを入力し、該ベースバンドデー
    タの高周波成分を除去するフィルタと、 前記フィルタによって高周波成分が除去されたベースバ
    ンドデータと前記搬送波とを入力し、該ベースバンドデ
    ータで該搬送波を線形変調する線形変調器と、 前記線形変調器の出力信号を増幅して前記変調データを
    生成する線形増幅器とを、備えたことを特徴とする送信
    フロントエンド。
  2. 【請求項2】 前記線形変調器は、 前記高周波成分が除去されたベースバンドデータを駆動
    して駆動信号を出力するドライバ部と、 前記ドライバ部の出力端子と変調ノードとの間に接続さ
    れ、該変調ノード上の高周波信号の通過を阻止する阻止
    回路、前記搬送波をバイアスするバイアス回路及び前記
    バイアス回路でバイアスされた搬送波をゲートに入力
    し、前記駆動信号で駆動された前記変調ノードに対し該
    搬送波の周波数の信号をドレインから出力して重畳する
    電界効果トランジスタを持つ線形変調回路部とで構成
    し、 前記線形増幅器は、 A級増幅動作により前記変調ノード上の高周波信号を前
    記変調データに増幅するA級線形電力増幅器で構成した
    ことを、特徴とする請求項1記載の送信フロントエン
    ド。
  3. 【請求項3】 前記線形変調器は、 前記高周波成分が除去されたベースバンドデータを駆動
    して駆動信号を出力するドライバ部と、 前記ドライバ部の出力端子と前置変調ノードとの間に接
    続され、該前置変調ノード上の第1の高周波信号の通過
    を阻止する第1の阻止回路、前記搬送波をバイアスする
    第1のバイアス回路、前記第1のバイアス回路でバイア
    スされた搬送波をゲートに入力し、前記駆動信号で駆動
    された前記前置変調ノードに対し該搬送波の周波数の信
    号をドレインから出力して重畳する第1の電界効果トラ
    ンジスタ及び前記第1の電界効果トランジスタの負荷を
    持つ前置変調回路部と、 前記ドライバ部の出力端子と本変調ノードとの間に接続
    され、該本変調ノード上の第2の高周波信号の通過を阻
    止する第2の阻止回路、前記前置変調ノード上の前記第
    1の高周波信号をバイアスする第2のバイアス回路及び
    前記第2のバイアス回路でバイアスされた前記第1の高
    周波信号をゲートに入力し、前記駆動信号で駆動された
    前記本変調ノードに対し該第1の高周波信号の周波数の
    信号をドレインから出力して重畳する第2の電界効果ト
    ランジスタを持つ本変調回路部とで構成し、 前記線形増幅器は、 A級増幅動作により前記本変調ノード上の前記第2の高
    周波信号を前記変調データに増幅するA級線形電力増幅
    器で構成したことを、特徴とする請求項1記載の送信フ
    ロントエンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8488790B2 (en) 2005-09-30 2013-07-16 Verizon Business Global Llc Quantum key distribution system

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