JP2000286452A - 発光素子の発光中心検出方法 - Google Patents

発光素子の発光中心検出方法

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JP2000286452A
JP2000286452A JP11087084A JP8708499A JP2000286452A JP 2000286452 A JP2000286452 A JP 2000286452A JP 11087084 A JP11087084 A JP 11087084A JP 8708499 A JP8708499 A JP 8708499A JP 2000286452 A JP2000286452 A JP 2000286452A
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light emitting
light
emitting element
image
led chip
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JP11087084A
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Kiyobumi Yamamoto
清文 山本
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発光素子の外形形状のばらつき等に影響される
ことがなく、前記発光素子の発光中心を高精度かつ確実
に検出することを可能にする。 【解決手段】LEDチップ14を基板12上にボンディ
ングする前に、このLEDチップ14を発光させるプロ
ーブ16と、前記LEDチップ14を発光させた状態
で、その発光部14aを撮影する撮像手段18と、撮影
された前記発光部14aの撮影画像から前記LEDチッ
プ14の発光中心を検出する画像処理部19とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子を基板上
の所定の位置にボンディングするために、前記発光素子
の発光中心を検出する発光素子の発光中心検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、画像の読み取り用や出力(記
録)用の光源として、LDまたはLED等を複数個配列
させた発光素子アレイが採用されている。例えば、図1
9に示すように、LEDアレイ1は、基板2上に複数の
LEDチップ(発光素子)3を一方向に向かって等間隔
に配列して構成されている。なお、LEDチップ3は、
銀ペーストを介して基板2上にボンディングされてお
り、各LEDチップ3から金ワイヤ4が導出されてい
る。
【0003】この種のLEDアレイ1では、各LEDチ
ップ3の発光中心間距離が等間隔になるように、各LE
Dチップ3を基板2上に高精度にアライメントする必要
がある。このため、例えば、特開平6−216170号
公報に開示されている自動ダイボンダーが知られてい
る。この従来技術では、半導体素子とこれが接合される
ワークとの間に固体撮像素子を移動させ、上側の固体撮
像素子で半導体素子のマークを撮影する一方、下側の固
体撮像素子でワークのマークを撮影している。次いで、
処理制御部により半導体素子とワークとの相対的な位置
関係が算出された後、この算出結果に基づいて半導体素
子とワークとの相対位置関係を調整してボンディングを
行っている。
【0004】しかしながら、LEDチップでは、通常、
その発光中心とアライメントマーク(あるいは外形形
状)の中心とに位置ずれが発生している。このため、そ
れぞれに設けられたアライメントマークを合わせるよう
にしてLEDチップと基板との位置合わせを行ったとし
ても、前記LEDチップの発光中心のばらつきには有効
に対応することができないという問題がある。
【0005】しかも、発光中心と比較的に位置ずれの小
さな外形形状の中心を認識しようとした場合にも、LE
Dチップは、特にその外形形状にばらつきが大きく、こ
のLEDチップの外形形状の中心位置を認識する際にず
れが生じ易い。これにより、各LEDチップの発光中心
を精度よく位置決めすることは困難であり、高精度なL
EDアレイを構成することができないという問題が指摘
されている。
【0006】そこで、例えば、特開平7−43112号
公報に開示されている発光素子の発光点検出方法および
位置決め装置が知られている。この従来技術では、半導
体レーザチップが吸着ノズルに吸着されて位置決め位置
に搬送されると、電流の供給により前記半導体チップが
発光し、前記半導体レーザチップの発光部に対向して配
置されているCCDカメラが、該半導体レーザチップの
撮影を実行する。その映像が制御部に入力され、この制
御部によりCCDカメラの画像に基づいて半導体レーザ
チップの位置と向きとが検出され、吸着ノズルが制御さ
れて前記半導体チップの姿勢が修正される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、発光素子として半導体レーザチップが用
いられており、発光エリアが複雑な形状を有するLED
チップには適応することができない。しかも、半導体レ
ーザチップの吸着面と発光面とが異なっており、前記半
導体レーザチップを吸着した状態で発光状態を容易に検
出することができる一方、LEDチップの場合には、チ
ップ吸着面と発光面の方向が同一であり、発光中心の検
出が極めて困難なものとなってしまう。しかも、LED
チップにプローブを当てて発光させる際、このプローブ
が発光部を遮ることになり、この発光部の発光中心の検
出を精度よく行うことができないという問題が指摘され
ている。
【0008】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、発光中心位置のばらつきや外形形状のばらつきに影
響されることがなく、発光素子の発光中心を高精度かつ
容易に検出することが可能な発光素子の発光中心検出方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発光素子の
発光中心検出方法では、発光素子を発光させた状態で前
記発光素子の発光部が撮影されると、この発光部の撮影
画像が二値化されて二値化画像が得られる。次いで、二
値化画像の面積重心が演算され、この面積重心を発光素
子の発光中心として検出している。具体的には、直交座
標系の2軸方向にそれぞれ画素数の度数分布を算出し、
各軸方向における画素数の平均値を検出して各平均値の
座標が面積重心として演算される。これにより、発光中
心のばらつきや外形形状のばらつきに影響されることが
なく、各発光素子毎に発光中心を高精度かつ確実に検出
することができる。例えば、複数の発光素子を基板上に
ボンディングする際、各発光素子の発光中心間距離を等
間隔かつ高精度に位置決めすることが可能となり、高品
質な発光素子アレイを簡単に製造することができる。
【0010】ここで、発光部の撮影画像を二値化する
際、前記撮影画像の輝度の高い方から一定数の画素にお
ける輝度を閾値としている。これにより、各発光素子毎
の発光強度のばらつきに影響されることがなく、前記発
光素子の発光中心を確実に検出することが可能になる。
【0011】また、本発明では、発光素子を発光させた
状態でこの発光素子の発光部を撮影し、前記発光部の撮
影画像の各画素に輝度値に応じた重み付けが行われる。
次いで、重み付けに基づいて撮影画像の面積重心が演算
され、この面積重心が発光素子の発光中心として検出さ
れる。具体的には、直交座標系の2軸方向にそれぞれ合
計された輝度値の度数分布を算出し、各軸方向における
輝度値の平均値を求め、これによって面積重心が演算さ
れる。従って、発光中心のばらつきや外形形状のばらつ
きに影響されることがなく、発光素子の発光中心を高精
度に検出することができる。
【0012】さらにまた、発光素子を発光させる際にプ
ローブを前記発光素子の電極に接触させるため、前記発
光部の撮影画像には、前記プローブの影が撮影されてし
まう。そこで、発光部の撮影画像からブローブの影を除
去する処理が施される。
【0013】具体的には、プローブを発光素子に接触さ
せて発光部の撮影画像を取り込んだ後、このプローブと
この発光素子とを互いに所定の角度だけ相対的に回転さ
せ、再度、前記プローブを前記発光素子に接触させて該
発光部の撮影画像を取り込む。次いで、それぞれ取り込
まれた撮影画像を合成することにより、プローブの影の
ない撮影画像が得られる。また、2台の撮像手段を互い
に所定の角度だけ傾斜させて配置し、これらの撮像手段
で発光素子の発光部を撮影する。そして、それぞれで得
られた発光部の撮影画面を合成することにより、プロー
ブの影を除去する処理が行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る発光素子の発光中心検出方法を実施するためのボ
ンディング装置10の概略斜視説明図であり、図2は、
前記ボンディング装置10の側面説明図である。
【0015】ボンディング装置10は、基板12上に発
光素子であるLEDチップ14をボンディングする前に
このLEDチップ14を発光させるプローブ16と、前
記LEDチップ14を発光させた状態でその発光部14
aを撮影するための撮像手段18と、撮影された前記発
光部14aの撮影画像から前記LEDチップ14の発光
中心を検出するための画像処理部19と、前記検出され
た発光中心に基づいて前記LEDチップ14を前記基板
12上のボンディング位置に位置決めする発光素子保持
手段20とを備える。
【0016】ボンディング装置10を構成する定盤22
の上面24には、移動機構26が設けられる。移動機構
26は、第1モータ28を介して直交座標系のY軸方向
に移動可能な第1移動ステージ30と、第2モータ32
を介して前記第1移動ステージ30に対し直交座標系の
X軸方向に移動可能な第2移動ステージ34とを備え
る。
【0017】第1移動ステージ30は、Y軸方向に延在
して配置される一対のガイドレール36a、36bと、
前記ガイドレール36a、36b間に配置され、Y軸方
向に延在するボールねじ38とを備え、このボールねじ
38の一端側に第1モータ28の出力軸が連結される。
ボールねじ38には、Y軸可動テーブル40に設けられ
た図示しないナット部材が螺合しており、このY軸可動
テーブル40がガイドレール36a、36bに支持され
ている。
【0018】Y軸可動テーブル40は、X軸方向に長尺
に構成されており、このY軸可動テーブル40上には、
第2移動ステージ34を構成する一対のガイドレール4
2a、42bと、このガイドレール42a、42b間に
配置されるボールねじ44とがX軸方向に延在して配置
される。ボールねじ44の一端に第2モータ32の出力
軸が連結されるとともに、このボールねじ44がX軸可
動テーブル46に設けられた図示しないナット部材に螺
合している。
【0019】X軸可動テーブル46の上面48には、複
数のLEDチップ14がウエハ状に配置されるチップ配
置台52と、各LEDチップ14毎に回転位置を補正す
るためのθステージ54と、基板12を吸着保持する基
板吸着台56とが設けられる。θステージ54は、図示
しないアクチュエータを介してZ軸回りに回転自在な回
転テーブル58を備えている。
【0020】定盤22の一端側にコラム60が立設さ
れ、このコラム60には、プローブ16および発光素子
保持手段20をZ軸方向およびX軸方向に進退可能な駆
動手段62が設けられる。駆動手段62は、コラム60
の垂直面に固定されたフレーム64を備え、このフレー
ム64の一端側に第3モータ66が固着され、この第3
モータ66の出力軸にボールねじ68が連結される。ボ
ールねじ68には、X軸テーブル70が装着され、この
X軸テーブル70には、上下方向に向かってフレーム7
2が固定される。
【0021】フレーム72の上部に第4モータ74が固
定され、この第4モータ74の出力軸に連結されたボー
ルねじ76が、Z軸方向に延在して昇降台78に係合す
る。昇降台78には、発光素子保持手段20を構成する
コレット部材80が設けられ、このコレット部材80に
は、図示しない負圧発生源が連通している。昇降台78
には、プローブ16が固定されるとともに、このプロー
ブ16の先端側には、Z軸方向に対して傾斜する接触子
82が設けられている。
【0022】コラム60には、撮像手段18を構成する
アーム84が設けられ、このアーム84の先端にはCC
Dカメラ86、88がそれぞれZ軸方向およびX軸方向
に指向して装着される。CCDカメラ86、88の光軸
上には、二焦点光学系90が設けられている。定盤22
の側部には、CCDカメラ86、88により撮像された
画像が入力され、画像処理を行ってLEDチップ14の
発光部14aの発光中心を検出するための画像処理部1
9が並設されている。
【0023】このように構成されるボンディング装置1
0の動作について、図3〜図5に示すフローチャートに
基づいて以下に説明する。
【0024】先ず、基板吸着台56上に基板12がセッ
トされる。この基板12は、X軸方向のエッジを図示し
ないステーション基準面に合わせて位置決めされてお
り、基板吸着台56に設けられている図示しない吸着孔
から吸引されることによって、この基板吸着台56上に
吸着保持される。一方、チップ配置台52上には、複数
のLEDチップ14がウエハ状に配置されている。
【0025】そこで、移動機構26が駆動され、チップ
配置台52が撮像手段18のカメラセンタに対応する位
置、すなわち、チップ取り出し位置に配置される(ステ
ップS1)。移動機構26では、第1モータ28が駆動
されることにより、ボールねじ38の回転作用下にY軸
可動テーブル40がY軸方向に移動するとともに、第2
モータ32の駆動作用下にボールねじ44が回転される
ことによって、X軸可動テーブル46がX軸方向に移動
する。従って、第1および第2モータ28、32が駆動
制御されることにより、チップ配置台52の所定の位置
に配置されているLEDチップ14がチップ取り出し位
置に対応して配置される。
【0026】次いで、撮像手段18を構成する、例え
ば、CCDカメラ86を介してチップ配置台52上の所
定のLEDチップ14が撮像される(ステップS2)。
CCDカメラ86で撮像されたLEDチップ14の画像
信号は、画像処理部19に送られて画像処理が施され、
前記LEDチップ14の基準部位、例えば、上電極中心
または外形中心が認識されて該LEDチップ14の補正
量(△Xおよび△Y)が演算される(ステップS3)。
【0027】この画像信号から得られた補正量が予め設
定されている基準値と比較され(ステップS4)、この
補正量が前記基準値よりも大きいと判断されると、ステ
ップS5に進んで補正量に対応する移動補正が行われ
る。具体的には、第1モータ28を介して補正量△Yの
移動が行われ、第2モータ32を介して補正量△Xの移
動が行われる。
【0028】一方、ステップS4で補正量が基準値以下
であると判断されると、ステップS6に進んでコレット
部材80によるLEDチップ14の吸着保持が行われ
る。すなわち、駆動手段62を介してコレット部材80
が撮像手段18のカメラセンタ上に配置された後、第4
モータ74の作用下に昇降台78が下降する。そして、
昇降台78に設けられているコレット部材80が、上記
のように位置決めされたLEDチップ14に当接し、図
示しない負圧発生源の作用下にこのコレット部材80に
より前記LEDチップ14が吸着される。さらに、第4
モータ74が前記とは逆方向に回転して昇降台78が上
方に移動することにより、コレット部材80と一体的に
LEDチップ14が上昇する(図6参照)。
【0029】そこで、移動機構26の駆動作用下に、θ
ステージ54が撮像手段18のカメラセンタに移動され
た後(ステップS7)、昇降台78と一体的にコレット
部材80が下降する。このため、コレット部材80に吸
着保持されているLEDチップ14は、図7に示すよう
に、θステージ54を構成する回転テーブル58上に移
載される(ステップS8)。コレット部材80は、LE
Dチップ14の吸着を解除した後、昇降台78と一体的
に上昇する一方、撮像手段18を構成するCCDカメラ
86により回転テーブル58上の前記LEDチップ14
が撮像される(ステップS9)。
【0030】LEDチップ14の撮影画像は、画像処理
部19で画像処理され、このLEDチップ14の外形エ
ッジが認識されて補正量△θが演算される(ステップS
10)。この補正量△θが予め設定されている基準値と
比較され(ステップS11)、前記補正量△θが前記基
準値よりも大きいと判断されると、ステップS12に進
んで補正量△θに対応して回転テーブル58の回転補正
が行われる。
【0031】θステージ54での補正が終了した後、駆
動手段62を構成する第3モータ66の駆動作用下にフ
レーム72がX軸方向に移動し、プローブ16が撮像手
段18のカメラセンタに対応して配置される(ステップ
S13)。さらに、第4モータ74の作用下に昇降台7
8が下降し、プローブ16の先端に設けられている接触
子82が回転テーブル58上のLEDチップ14の発光
部14aに設けられた上電極102に接触する(図8お
よび図9参照)。
【0032】この状態で、図示しない電流電源がONさ
れると、LEDチップ14が発光し(ステップS1
4)、撮像手段18を構成するCCDカメラ86が、図
示しないNDフィルタを介して前記LEDチップ14の
発光画像を撮像する(ステップS15および図9参
照)。CCDカメラ86の映像信号は、画像処理部19
に送られる。
【0033】次に、第4モータ74の作用下に昇降台7
8を介してプローブ16が上昇し、接触子82がLED
チップ14から離脱する。そして、回転テーブル58が
180゜回転された後(ステップS16)、昇降台78
と一体的にプローブ16が下降し、接触子82が、再
度、LEDチップ14に接触して前記LEDチップ14
を発光させる。CCDカメラ86は、同様に図示しない
NDフィルタを介してLEDチップ14の発光画像を撮
像し(ステップS17)、その画像信号が画像処理部1
9に送られる。
【0034】画像処理部19では、CCDカメラ86で
撮像された2つの発光画像が合成され、合成画像100
が得られる(図10参照)。すなわち、CCDカメラ8
6で撮像されたそれぞれの発光画像には、プローブ16
の接触子82の影が存在しており(図9参照)、互いに
180゜回転した状態で合成されることによってこの接
触子82の影が除去される。このため、合成画像100
には、LEDチップ14の上電極102に対応する暗部
と明部である発光面104とが表示されている(ステッ
プS18)。
【0035】画像処理部19では、合成画像100を二
値化することにより、二値化画像106が得られる(図
11参照)。この二値化処理に当たっては、合成画像1
00の輝度の高い方から一定数(ほぼLEDチップ14
のPNジャンクション面積分に相当する。)の画素にお
ける輝度を閾値としている。これにより、発光エリアが
決定され、例えば、予め設定された輝度値を閾値にする
際のように、各LEDチップ14毎の発光強度のばらつ
きの影響を受けることがなく、高精度な二値化画像10
6を確実に得ることができる。
【0036】さらに、二値化画像106に対して、X軸
方向およびY軸方向にそれぞれ画素数の度数分布(画素
数の合計)を算出し、X軸方向の画素数の平均値X0お
よびY軸方向の画素数の平均値Y0が演算される。この
X軸方向の平均値X0およびY軸方向の平均値Y0が二
値化画像106の面積重心(X0およびY0)であり、
この面積重心がLEDチップ14の発光中心L0となる
(ステップS19)。
【0037】次いで、図示しない電流電源がOFFされ
た後、画像処理部19では、図12に示すように、認識
された発光中心L0の座標に対するLEDチップ14の
外形基準線S1、S2から外形基準点L1の座標(発光
中心L0との相対座標)が演算される(ステップS2
0)。
【0038】ここで、駆動手段62を構成する第4モー
タ74が駆動され、昇降台78が上方に変位してプロー
ブ16がLEDチップ14から離脱する。その後、第3
モータ66が駆動されて昇降台78がフレーム72と一
体的に矢印X方向に移動し、コレット部材80が撮像手
段18のカメラセンタに移動する(ステップS21)。
そして、第4モータ74が駆動されて昇降台78が下方
向に移動することにより、コレット部材80が回転テー
ブル58上のLEDチップ14に当接し、図示しない負
圧発生源の作用下に前記LEDチップ14が前記コレッ
ト部材80に吸着される。
【0039】図13に示すように、コレット部材80
は、第4モータ74の作用下に昇降台78と一体的に上
方に移動し、LEDチップ14を吸着保持して回転テー
ブル58上から取り出す(ステップS22)。さらに、
ステップS23に進み、移動機構26の駆動作用下に基
板吸着台56に吸着保持されている基板12上のボンデ
ィング位置が、撮像手段18のカメラセンタに対応する
位置に配置される。
【0040】次いで、LEDチップ14を吸着したコレ
ット部材80が第4モータ74の作用下に下降し、基板
12と前記LEDチップ14との間隔が100μm程度
になる高さ位置で前記コレット部材80の下降が停止さ
れる(ステップS24および図14参照)。この状態
で、撮像手段18を構成する、例えば、CCDカメラ8
8によりLEDチップ14が撮像される(ステップS2
5)。
【0041】このため、LEDチップ14の外形基準線
S1、S2および外形基準点L1が認識され、図15に
示すように、この外形基準点L1から算出される発光中
心L0と、基板12のボンディング位置との位置ずれ量
である補正量(△Xおよび△Y)が演算される(ステッ
プS26およびS27)。そして、ステップS28に進
んで、この補正量が予め設定されている基準値よりも大
きいと判断されると、ステップS29に進み基板12上
のボンディング位置が補正された後、この基板12上に
予め設けられている銀ペースト上にLEDチップ14が
ボンディングされる(ステップS30)。一方、ステッ
プS28で補正量が基準値以下であると判断されると、
同様にステップS30に進み、LEDチップ14が基板
12上にボンディングされる。
【0042】チップ配置台52上に配置されている次の
LEDチップ14に対しても、上記と同様にステップS
2〜S22までの工程が行われる。そして、ステップS
23では、前回置かれたLEDチップ14との間隔が所
定の値になるように、基板吸着台56が一定ピッチでX
軸方向に移動された後、基板12上の新たなボンディン
グ位置が設定される。さらに、ステップS24以降の工
程が行われることにより、次なるLEDチップ14は、
基板12上に前回置かれたLEDチップ14との発光中
心L0間のピッチが一定になるように位置合わせをされ
た状態でボンディングされる(図16参照)。
【0043】同様にして、所定数のLEDチップ14
が、順次、基板12上に各発光中心L0間のピッチが一
定となるようにしてボンディングされる。次に、基板1
2上に所定数のLEDチップ14がアライメントされた
後、別工程において、例えば、電気オーブンを用いて銀
ペーストを加熱硬化させる。
【0044】このように、第1の実施形態では、基板1
2上にボンディングされる前のLEDチップ14が、プ
ローブ16を介して発光された状態で、撮像手段18を
介してこのLEDチップ14の発光部14aが撮影され
る。その際、回転テーブル58が180゜回転されてL
EDチップ14が2回にわたり撮影されるため、プロー
ブ16を構成する接触子82の影が撮影画像から除去さ
れて、所望の合成画像100を得ることができる。次い
で、合成画像100が二値化処理されて二値化画像10
6が得られ、この二値化画像106の画像重心(X0お
よびY0)が演算され、この画像重心がLEDチップ1
4の発光中心L0となる。
【0045】このため、LEDチップ14の外形形状の
ばらつきや発光中心L0の位置ずれ等に影響されること
がなく、前記LEDチップ14の発光中心L0を確実か
つ高精度に検出することが可能になる。これにより、基
板12上にそれぞれの発光中心L0の間隔を一定ピッチ
で位置決めし、例えば、複数のLEDチップ14をボン
ディングした高精度なLEDアレイが得られ、このLE
Dアレイを用いることにより、読み取り精度や書き込み
精度が大幅に向上するという効果がある。
【0046】次に、本発明の第2の実施形態に係る発光
素子の発光中心検出方法について、以下に説明する。な
お、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、図
3〜図5に示すフローチャートに沿って処理が施される
ものであり、特に、ステップS19の発光中心認識処理
が異なっており、以下にこの処理について説明する。
【0047】図17に示すように、撮像手段18を構成
するCCDカメラ86を介して撮像された発光時のLE
Dチップ14の2つの発光画像が合成され、合成画像1
00aが得られる。次いで、この合成画像100aにお
いて、発光部14aの各画素に輝度値に応じた重み付け
を行い、X軸方向およびY軸方向にそれぞれ合計された
輝度値の度数分布を算出する。そして、X軸方向の輝度
値の平均値X1およびY軸方向の輝度値の平均値Y1を
演算し、これにより合成画像100aの面積重心(X1
およびY1)が得られ、この面積重心がLEDチップ1
4の発光中心L0となる。
【0048】従って、第2の実施形態では、発光中心L
0のばらつきや外形形状のばらつき等に影響されること
がなく、LEDチップ14の発光中心L0を高精度かつ
確実に検出することができる等、第1の実施形態と同様
の効果が得られる。
【0049】図18は、本発明の第3の実施形態に係る
発光素子の発光中心検出方法を実施するためのボンディ
ング装置120の正面説明図である。なお、第1の実施
形態に係るボンディング装置10と同一の構成要素には
同一の参照符号を付して、その詳細は省略する。
【0050】このボンディング装置120は、撮像手段
122を備え、前記撮像手段122が互いに鉛直方向に
対して所定角度ずつ傾斜するCCDカメラ124、12
6を有している。CCDカメラ124、126は、プロ
ーブ16が接触しているLEDチップ14を同時に撮像
するものであり、前記CCDカメラ124、126の撮
影画像を合成することによって前記プローブ16の接触
子82の影を前記撮影画像から除去することができる。
【0051】なお、本実施形態では、発光素子としてL
EDチップ14を用いているが、LEDに限らず、発光
中心の位置精度を問題とする微小チップアレイ全てのボ
ンディングに適応可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る発光素子の発光中心検出方
法では、発光素子を発光させた状態で発光部を撮影し、
その撮影画像の二値化画像の面積重心を演算してこの面
積重心を前記発光素子の発光中心とすることにより、外
形寸法のばらつき等に影響されることがなく、各発光素
子の発光中心を高精度かつ確実に検出することができ
る。これにより、簡単な工程で、発光中心間距離を高精
度に設定した発光素子アレイを効率的に得ることが可能
になる。
【0053】また、発光素子を発光させた状態で撮影さ
れた発光部の撮影画像の各画素に、輝度値に応じた重み
付けを行って前記撮影画像の面積重心を演算し、この面
積重心を前記発光素子の発光中心とすることにより、上
記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る発光素子の発光
中心検出方法を実施するためのボンディング装置の概略
斜視説明図である。
【図2】前記ボンディング装置の側面説明図である。
【図3】前記発光中心検出方法を説明するフローチャー
トの前段部分である。
【図4】前記フローチャートの中段部分である。
【図5】前記フローチャートの後段部分である。
【図6】チップ載置台上のLEDチップを吸着保持した
状態の正面説明図である。
【図7】回転テーブル上に前記LEDチップを配置する
際の正面説明図である。
【図8】前記回転テーブル上の前記LEDチップを発光
させる際の正面説明図である。
【図9】前記LEDチップの発光状態を示す撮影画面の
説明図である。
【図10】合成画像の説明図である。
【図11】二値化画像から面積重心を求める際の説明図
である。
【図12】前記発光中心と外形基準点座標の説明図であ
る。
【図13】前記LEDチップをコレット部材で吸着した
状態の正面説明図である。
【図14】前記LEDチップを基板に対して位置決めす
る際の正面説明図である。
【図15】前記LEDチップと前記基板とを位置合わせ
する際の撮像画面の説明図である。
【図16】2個目のLEDチップを基板に位置合わせす
る際の正面説明図である。
【図17】本発明の第2の実施形態に係る発光素子の発
光中心検出方法の説明図である。
【図18】本発明の第3の実施形態に係る発光中心検出
方法を実施するボンディング装置の正面説明図である。
【図19】LEDアレイの斜視説明図である。
【符号の説明】
10、120…ボンディング装置 12…基板 14…LEDチップ 14a…発光部 16…プローブ 18、122…撮像
手段 19…画像処理部 20…発光素子保持
手段 26…移動機構 30、34…移動ス
テージ 52…チップ配置台 54…θステージ 56…基板吸着台 62…駆動手段 78…昇降台 80…コレット部材 82…接触子 86、88、124、126…CCDカメラ 90…二焦点光学系 100、100a…
合成画像 104…発光面 106…二値化画像

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子を発光させた状態で、前記発光素
    子の発光部を撮影する工程と、 前記発光部の撮影画像を二値化して二値化画像を得る工
    程と、 前記二値化画像の面積重心を演算し、前記面積重心を前
    記発光素子の発光中心とする工程と、 を有することを特徴とする発光素子の発光中心検出方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発光中心検出方法におい
    て、前記発光部の撮影画像を二値化する際に、前記撮影
    画像の輝度の高い方から一定数の画素における輝度を閾
    値とすることを特徴とする発光素子の発光中心検出方
    法。
  3. 【請求項3】発光素子を発光させた状態で、前記発光素
    子の発光部を撮影する工程と、 前記発光部の撮影画像の各画素に、輝度値に応じた重み
    付けを行う工程と、 前記重み付けに基づいて前記撮影画像の面積重心を演算
    し、前記面積重心を前記発光素子の発光中心とする工程
    と、 を有することを特徴とする発光素子の発光中心検出方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1または3記載の発光中心検出方法
    において、プローブを前記発光素子の電極に接触させて
    発光させるとともに、前記発光部の撮影画像から前記プ
    ローブの影を除去する処理を施すことを特徴とする発光
    素子の発光中心検出方法。
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