JP2000285655A - 情報作成方法及び装置及び情報作成プログラムが記録された情報記録媒体、並びに情報記録方法及び装置及び情報記録プログラムが記録された情報記録媒体 - Google Patents

情報作成方法及び装置及び情報作成プログラムが記録された情報記録媒体、並びに情報記録方法及び装置及び情報記録プログラムが記録された情報記録媒体

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JP2000285655A
JP2000285655A JP11093631A JP9363199A JP2000285655A JP 2000285655 A JP2000285655 A JP 2000285655A JP 11093631 A JP11093631 A JP 11093631A JP 9363199 A JP9363199 A JP 9363199A JP 2000285655 A JP2000285655 A JP 2000285655A
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Atsushi Kawai
淳 河合
Norihisa Fujii
則久 藤井
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N5/84Television signal recording using optical recording
    • H04N5/85Television signal recording using optical recording on discs or drums
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
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    • H04N9/8042Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components involving data reduction
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs
    • G11B2220/2562DVDs [digital versatile discs]; Digital video discs; MMCDs; HDCDs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD等のマルチメディア光ディスクに記録
可能な形態の情報を短時間で効率良く作成することので
きる方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 シナリオ情報入力手段30で入力したシ
ナリオ情報に基づき再生制御情報生成手段31によりデ
ィスク情報を生成し記憶手段32に記憶する。又、シナ
リオ情報から判明する情報に基づきビデオファイル管理
情報を生成し記憶手段38に記憶する。一方、画像又は
音声データ入力手段33,35から入力した画像、音声
データを画像又は音声データ符号化手段34,36によ
り符号化し多重化手段37により多重化しシステムスト
リームを生成し記憶手段39に記憶する。又1ストリー
ムを生成する毎にビデオファイル管理情報の残りの情報
を生成し記憶手段38に記憶する。そして、ディスク情
報、ビデオファイル管理情報、及びストリームを出力手
段によりマルチメディア光ディスクのフォーマットに従
った順序で出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画情報、及び動
画情報に伴う音声または音楽等の音情報、並びに字幕等
の副映像情報を、システムストリームとしてマルチメデ
ィア光ディスクに記録するための情報を作成するための
方法及び装置、並びに作成された情報をマルチメディア
光ディスクに記録する方法及び装置、並びにそれらの方
法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した情報記録媒体の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のDVD等のマルチメディア光ディ
スクに対する、静止画像、動画像、あるいは音声等の記
録方式としては、特開平10−199215号公報、あ
るいは特開平10−108135号公報等に開示されて
いる方式が挙げられる。この記録方式は、まず、これら
の記録用のデータをMPEG(Moving Picture Experts
Group)等の規格に定められた方式に基づいてデジタル
符号化し、次に、このように符号化したデータをDVD
等のマルチメディア光ディスクの規格で定められた論理
フォーマットに従って多重化し、システムストリームと
呼ばれるデータ群を作成する。そして、このシステムス
トリームを管理するためのシステムストリーム管理情報
を、当該論理フォーマットに従って作成し、更にこのシ
ステムストリーム管理情報を含めディスク全体を管理す
るための全体管理情報を当該論理フォーマットに従って
作成し、前記システムストリーム、システムストリーム
管理情報、及び全体管理情報を記録するという方式であ
る。
【0003】DVD等のマルチメディア光ディスクは、
非常に多くの情報を記録することができるので、以上の
ような記録方式を用いることにより、例えば家庭等で撮
影した何本ものビデオテープを、1枚のマルチメディア
光ディスクにまとめることができる。また、マルチメデ
ィア光ディスクは、このように多くの情報を記録した場
合でも、前記管理情報により、瞬時に所望の再生箇所を
検出することができ、画像や音の記録媒体として優れた
利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の記録方式によれば、前記管理情報には、記録される
データのサイズ、あるいは記録位置等、符号化処理並び
に多重化処理が終了しなければ判明しない情報を含むた
め、記録されるデータの作成順序は、前記システムスト
リーム、システムストリーム管理情報、及び全体管理情
報の順であり、前記論理フォーマットで定められたデー
タの並び順とは逆にする必要があった。
【0005】その結果、以上のような各データを、最初
から前記論理フォーマットに従った順序で配置しながら
作成することはできず、例えば前記符号化処理と多重化
処理をそれぞれ別のハードディスクを用いて行い、更に
別のハードディスにおいて、システムストリーム、シス
テムストリーム管理情報、及び全体管理情報を、前記論
理フォーマットに従った順序で配置させ、最終的なデー
タを完成させるという、非常に効率の悪い、手間のかか
る作業を行う必要があった。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点を解
決し、静止画像、動画像、あるいは音声等の音情報を、
DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可能な形態
の情報として、短時間で効率良く作成することのできる
方法及び装置、並びにその情報を情報記録媒体に記録す
る方法及び装置、並びにこれらのような方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録した情報記録媒体を
提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の情報作成
方法は、前記課題を解決するために、画像又は音の少な
くとも一方を表す実体情報と、該実体情報を情報記録媒
体のフォーマットに対応して一又は複数のタイトル毎に
管理する実体管理情報と、前記情報記録媒体全体を管理
する全体管理情報とを、前記情報記録媒体以外の記憶手
段上に作成する情報作成方法であって、前記タイトル毎
の管理を行う為のシナリオ情報を入力する工程と、前記
シナリオ情報に含まれる前記タイトルの構成情報内の指
定情報により指定された実体情報を入力する工程と、入
力後の実体情報を前記構成情報内の符号化情報に基づき
符号化する工程と、符号化後の実体情報を前記記憶手段
の記憶領域に記憶させる工程と、前記符号化及び記憶に
係る各工程の所定の処理区切りにおける符号化後の実体
情報の情報量又は記憶領域上の記憶位置に関する索引情
報を、各処理区切り毎に作成し、前記実体管理情報の一
部として前記記憶領域に記憶させる工程と、前記各工程
と並行して前記実体管理情報の前記索引情報以外の情報
を前記構成情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させ
る工程と、前記各工程と並行して前記全体管理情報を前
記シナリオ情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させ
る工程と、前記実体情報と実体管理情報と全体管理情報
とに必要な全情報の記憶完了後に、これらの情報を前記
情報記録媒体のフォーマットに従った順序で出力する工
程とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項1記載の情報作成方法によれば、ま
ず、タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
る。次に、当該シナリオ情報に含まれる前記タイトルの
構成情報内の指定情報を読み取り、当該指定情報により
指定された実体情報を入力する。次に、前記構成情報内
の符号化情報を読み取り、当該符号化情報に基づいて、
前記入力後の実体情報を符号化する。そして、符号化後
の実体情報を前記記憶手段の記憶領域に記憶させる。一
方、前記符号化及び記憶に係る各工程の所定の処理区切
り毎に、その区切りまでの符号化後における実体情報の
情報量又は記憶領域上の記憶位置に関する索引情報を作
成し、前記実体管理情報の一部として前記記憶領域に記
憶させる。また、前記各工程と並行して前記実体管理情
報の前記索引情報以外の情報を前記構成情報に基づいて
作成し、前記記憶領域に記憶させる。更に、前記各工程
と並行して前記全体管理情報を前記シナリオ情報に基づ
いて作成し、前記記憶領域に記憶させる。そして、以上
のような前記実体情報と実体管理情報と全体管理情報と
に必要な全情報の記憶が完了した後は、これらの情報を
前記情報記録媒体のフォーマットに従った順序で出力す
る。
【0009】以上のように本発明によれば、実体情報の
符号化及び記憶処理と並行して、シナリオ情報に基づく
全体管理情報と実体管理情報の作成が行われ、更に当該
符号化及び記憶処理の所定の処理区切り毎に、前記索引
情報が作成され、前記実体管理情報の一部とされる。つ
まり、全体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作成
処理と、実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行的
に実行されるので、全ての実体情報についての符号化及
び記憶処理が終了した段階では、前記実体情報と実体管
理情報と全体管理情報とに必要な全情報の記憶が完了し
ていることになる。そして、これらの情報は前記情報記
録媒体のフォーマットに従った順序で出力されるので、
DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可能な形態
の情報が短時間で効率良く作成されることになる。
【0010】請求項2記載の情報作成方法は、前記課題
を解決するために、請求項1記載の情報作成方法におい
て、前記シナリオ情報を入力する工程は、前記タイトル
毎の前記実体情報の最大サイズ情報を含む前記シナリオ
情報を入力する工程であり、前記符号化された実体情報
を記憶領域に記憶させる工程は、前記最大サイズ情報に
基づいて、前記実体情報のうち最大サイズを超える部分
を除外した残りの部分を記憶させる工程であることを特
徴とする。
【0011】請求項2記載の情報作成方法によれば、前
記シナリオ情報として、前記タイトル毎の前記実体情報
の最大サイズ情報を含むシナリオ情報を入力する。そし
て、前記符号化された実体情報を記憶領域に記憶させる
際には、前記最大サイズ情報に基づいて、前記実体情報
のうち最大サイズを超える部分を除外した残りの部分を
記憶させる。従って、本発明によれば、DVD等のマル
チメディア光ディスクの記録する情報のサイズは、DV
D等のマルチメディア光ディスクの記録可能容量の範囲
内に抑えられ、DVD等のマルチメディア光ディスクに
対する適正な情報の書き込みが行われることになる。
【0012】請求項3記載の情報作成方法は、前記課題
を解決するために、請求項1または2記載の情報作成方
法において、前記実体情報を入力する工程は、前記指定
情報としての時間区切り情報に対応する部分の実体情報
を入力する工程であり、前記実体情報の符号化及び記憶
に係る各工程は、前記時間区切り情報に対応する部分の
実体情報の符号化及び記憶に係る工程であることを特徴
とする。
【0013】請求項3記載の情報作成方法によれば、前
記実体情報を入力する際には、前記指定情報として、時
間区切り情報を読み取り、当該時間区切り情報に対応す
る部分の実体情報を入力する。そして、前記実体情報の
符号化及び記憶処理を行う際には、前記時間区切り情報
に対応する部分の実体情報の符号化及び記憶処理を行
う。従って、所望の情報が、適正にDVD等のマルチメ
ディア光ディスクに書き込まれることになる。
【0014】請求項4記載の情報作成方法は、前記課題
を解決するために、画像又は音の少なくとも一方を表す
実体情報の符号化、及び該符号化後の実体情報を管理す
る実体管理情報の作成、及び情報記録媒体全体を管理す
る全体管理情報の作成により、前記情報記録媒体のフォ
ーマットに対応して一又は複数のタイトル毎に管理され
た前記実体情報及び実体管理情報を、前記情報記録媒体
以外の記憶手段上に作成する情報作成方法であって、前
記タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力する
工程と、前記シナリオ情報内の前記タイトルの構成情報
に基づき前記実体管理情報及び全体管理情報の記憶手段
上のサイズが最大となるように、各情報の記憶領域を、
前記情報記録媒体のフォーマットに従った順序で確保す
る工程と、前記情報記録媒体の総記録容量から前記確保
後の記憶領域の容量を減算した結果を、前記構成情報か
ら得られる前記タイトル毎の実体情報の再生時間長の合
計で除算し、再生時の単位時間当たりの情報量を算出す
る工程と、前記単位時間当たりの情報量と、各タイトル
毎の前記再生時間長とを乗算し、各タイトル毎の符号化
処理後の実体情報の最大情報量を算出し、当該最大情報
量に基づき各タイトル毎に符号化処理後の実体情報の記
憶領域を、前記情報記録媒体のフォーマットに従った順
序で確保する工程と、前記構成情報内の指定情報により
指定された実体情報を入力する工程と、入力後の実体情
報を前記構成情報内の符号化情報に基づき符号化する工
程と、符号化後の実体情報を前記記憶領域に記憶させる
工程と、前記符号化及び記憶に係る各工程の所定の処理
区切りにおける符号化後の実体情報の情報量又は記憶領
域上の記憶位置に関する索引情報を、各処理区切り毎に
作成し、前記実体管理情報の一部として前記記憶領域に
記憶させる工程と、前記各工程と並行して前記実体管理
情報の前記索引情報以外の情報を前記構成情報に基づき
作成し前記記憶領域に記憶させる工程と、前記各工程と
並行して前記全体管理情報を前記シナリオ情報に基づき
作成し前記記憶領域に記憶させる工程と、前記実体情報
と実体管理情報と全体管理情報とに必要な全情報の記憶
完了後に、これらの情報を前記記憶領域の先頭から順に
出力する工程とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項4記載の情報作成方法によれば、ま
ず、タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
る。次に、当該シナリオ情報に含まれる前記タイトルの
構成情報を読み取り、当該タイトルの構成情報に基づい
て、前記実体管理情報及び全体管理情報の記憶手段上の
サイズが最大となるように、各情報の記憶領域を、前記
情報記録媒体のフォーマットに従った順序で確保する。
次に、前記情報記録媒体の総記録容量から前記確保後の
記憶領域の容量を減算した結果を、前記タイトルの構成
情報から得られる前記タイトル毎の実体情報の再生時間
長の合計で除算し、再生時の単位時間当たりの情報量を
算出する。次に、前記単位時間当たりの情報量と、各タ
イトル毎の前記再生時間長とを乗算し、各タイトル毎の
符号化処理後の実体情報の最大情報量を算出すると共
に、当該最大情報量に基づき各タイトル毎に符号化処理
後の実体情報の記憶領域を、前記情報記録媒体のフォー
マットに従った順序で確保する。次に、前記タイトルの
構成情報に含まれる指定情報を読み取り、当該指定情報
により指定された実体情報を入力する。次に、前記タイ
トルの構成情報に含まれる符号化情報を読み取り、当該
符号化情報に基づいて、前記入力後の実体情報を符号化
する。そして、符号化後の実体情報を前記記憶領域に記
憶させる。一方、前記符号化及び記憶に係る各工程の所
定の処理区切り毎に、その区切りまでの符号化後におけ
る実体情報の情報量又は記憶領域上の記憶位置に関する
索引情報を作成し、前記実体管理情報の一部として前記
記憶領域に記憶させる。また、前記各工程と並行して前
記実体管理情報の前記索引情報以外の情報を前記構成情
報に基づいて作成し、前記記憶領域に記憶させる。更
に、前記各工程と並行して前記全体管理情報を前記シナ
リオ情報に基づいて作成し、前記記憶領域に記憶させ
る。そして、以上のような前記実体情報と実体管理情報
と全体管理情報とに必要な全情報の記憶が完了した後
は、これらの情報を前記記憶領域の先頭から順に出力す
る。
【0016】以上のように本発明によれば、実体情報の
符号化及び記憶処理と並行して、シナリオ情報に基づく
全体管理情報と実体管理情報の作成が行われ、更に当該
符号化及び記憶処理の所定の処理区切り毎に、前記索引
情報が作成され、前記実体管理情報の一部とされる。つ
まり、全体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作成
処理と、実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行的
に実行されるので、全ての実体情報についての符号化及
び記憶処理が終了した段階では、前記実体情報と実体管
理情報と全体管理情報とに必要な全情報の記憶が完了し
ていることになる。更に、これらの情報は、前記情報記
録媒体のフォーマットに従った順序で確保された最大サ
イズの記憶領域に記憶されるので、前記記憶が完了した
時点において、直ちにDVD等のマルチメディア光ディ
スクに記録可能な形態の情報がて完成することになる。
従って、本発明によれば、前記形態の情報が短時間で効
率良く作成されることになる。
【0017】請求項5記載の情報作成方法は、前記課題
を解決するために、請求項4記載の情報作成方法におい
て、前記実体情報を入力する工程は、前記指定情報とし
ての時間区切り情報に対応する部分の実体情報を入力す
る工程であり、前記実体情報の符号化及び記憶に係る各
工程は、前記時間区切り情報に対応する部分の実体情報
の符号化及び記憶に係る工程であることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の情報作成方法によれば、前
記実体情報を入力する際には、前記指定情報として、時
間区切り情報を読み取り、当該時間区切り情報に対応す
る部分の実体情報を入力する。そして、前記実体情報の
符号化及び記憶処理を行う際には、前記時間区切り情報
に対応する部分の実体情報の符号化及び記憶処理を行
う。従って、所望の情報が、適正にDVD等のマルチメ
ディア光ディスクに書き込まれることになる。
【0019】請求項6記載の情報作成装置は、前記課題
を解決するために、記憶手段を備え、画像又は音の少な
くとも一方を表す実体情報の符号化、及び該符号化後の
実体情報を管理する実体管理情報の作成、及び情報記録
媒体全体を管理する全体管理情報の作成により、前記情
報記録媒体のフォーマットに対応して一又は複数のタイ
トル毎に管理された前記実体情報及び実体管理情報を、
前記記憶手段上に作成する情報作成装置であって、前記
タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力するシ
ナリオ情報入力手段と、前記シナリオ情報に含まれる前
記タイトルの構成情報内の指定情報により指定された実
体情報を入力する実体情報入力手段と、入力後の実体情
報を前記構成情報内の符号化情報に基づき符号化する符
号化手段と、符号化後の実体情報を前記記憶手段の記憶
領域に記憶させる実体情報制御手段と、前記符号化手段
による符号化処理及び実体情報制御手段による記憶処理
の所定の処理区切りにおける符号化後の実体情報の情報
量又は記憶領域上の記憶位置に関する索引情報を、各処
理区切り毎に作成し、前記実体管理情報の一部として前
記記憶領域に記憶させると共に、当該索引情報の記憶処
理と並行して前記実体管理情報の索引情報以外の情報を
前記構成情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる
実体管理情報制御手段と、前記実体情報制御手段による
処理及び前記実体管理情報制御手段による処理と並行し
て前記全体管理情報を前記シナリオ情報に基づき作成し
前記記憶領域に記憶させる全体管理情報制御手段と、前
記記憶領域に記憶された前記実体情報と実体管理情報と
全体管理情報とを、これらの各情報に必要な全情報の記
憶完了後に、前記情報記録媒体のフォーマットに従った
順序で出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項6記載の情報作成装置によれば、シ
ナリオ情報入力手段により、タイトル毎の管理を行う為
のシナリオ情報が入力される。当該シナリオ情報に含ま
れる前記タイトルの構成情報内の指定情報は、実体情報
入力手段により読み取られ、実体情報入力手段は当該指
定情報により指定された実体情報を入力する。また、前
記タイトルの構成情報に含まれる符号化情報は、符号化
手段によって読み取られ、符号化手段は、当該符号化情
報に基づいて、前記入力後の実体情報を符号化する。そ
して、実体情報制御手段は、前記符号化後の実体情報
を、前記記憶手段の記憶領域に記憶させる。一方、実体
管理情報制御手段は、前記符号化手段による符号化処理
及び実体情報制御手段による記憶処理の所定の処理区切
り毎に、その区切りまでの符号化後における実体情報の
情報量又は記憶領域上の記憶位置に関する索引情報を作
成し、前記実体管理情報の一部として前記記憶領域に記
憶させる。また、実体管理情報制御手段は、当該索引情
報の記憶処理と並行して前記実体管理情報の索引情報以
外の情報を前記タイトルの構成情報に基づいて作成し前
記記憶領域に記憶させる。また、全体管理情報制御手段
は、前記実体情報制御手段による処理及び前記実体管理
情報制御手段による処理と並行して前記全体管理情報を
前記シナリオ情報に基づいて作成し、前記記憶領域に記
憶させる。そして、出力手段は、以上のように前記記憶
領域に記憶された前記実体情報と実体管理情報と全体管
理情報とを、これらの各情報に必要な全情報の記憶完了
後に、前記情報記録媒体のフォーマットに従った順序で
出力する。
【0021】以上のように本発明によれば、実体情報の
符号化及び記憶処理と並行して、シナリオ情報に基づく
全体管理情報と実体管理情報の作成が行われ、更に当該
符号化及び記憶処理の所定の処理区切り毎に、前記索引
情報が作成され、前記実体管理情報の一部とされる。つ
まり、全体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作成
処理と、実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行的
に実行されるので、全ての実体情報についての符号化及
び記憶処理が終了した段階では、前記実体情報と実体管
理情報と全体管理情報とに必要な全情報の記憶が完了し
ていることになる。そして、これらの情報は前記情報記
録媒体のフォーマットに従った順序で出力されるので、
DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可能な形態
の情報が短時間で効率良く作成されることになる。
【0022】請求項7記載の情報作成装置は、前記課題
を解決するために、請求項6記載の情報作成装置におい
て、前記シナリオ情報入力手段は、前記タイトル毎の前
記実体情報の最大サイズ情報を含む前記シナリオ情報を
入力する手段であり、前記実体情報制御手段は、前記最
大サイズ情報に基づいて、前記実体情報のうち最大サイ
ズを超える部分を除外した残りの部分を記憶させる手段
であることを特徴とする。
【0023】請求項7記載の情報作成装置によれば、前
記シナリオ情報入力手段により入力される前記シナリオ
情報には、前記タイトル毎の前記実体情報の最大サイズ
情報が含まれる。そして、前記実体情報制御手段は、当
該シナリオ情報に含まれる前記最大サイズ情報を読み取
り、当該最大サイズ情報に基づいて、前記実体情報のう
ち最大サイズを超える部分を除外した残りの部分を記憶
させる。従って、従って、本発明によれば、DVD等の
マルチメディア光ディスクの記録する情報のサイズは、
DVD等のマルチメディア光ディスクの記録可能容量の
範囲内に抑えられ、DVD等のマルチメディア光ディス
クに対する適正な情報の書き込みが行われることにな
る。
【0024】請求項8記載の情報作成装置は、前記課題
を解決するために、請求項6または7記載の情報作成装
置において、前記実体情報入力手段は、前記指定情報と
して時間区切り情報に対応する部分の実体情報を入力す
る手段であり、前記符号化手段は、前記時間区切り情報
に対応する部分の実体情報の符号化を行う手段であり、
前記実体情報制御手段は、前記時間区切り情報に対応
する部分の実体情報を前記記憶領域に記憶させる手段で
あることを特徴とする。
【0025】請求項8記載の情報作成装置によれば、前
記実体情報入力手段は、前記指定情報として時間区切り
情報を読み取り、当該時間区切り情報に対応する部分の
実体情報を入力する。また、前記符号化手段は、前記時
間区切り情報を読み取り、前記時間区切り情報に対応す
る部分の実体情報の符号化を行う。更に、前記実体情報
制御手段は、前記時間区切り情報を読み取り、前記時間
区切り情報に対応する部分の実体情報を前記記憶領域に
記憶させる。従って、所望の情報が、適正にDVD等の
マルチメディア光ディスクに書き込まれることになる。
【0026】請求項9記載の情報作成装置は、前記課題
を解決するために、記憶手段を備え、画像又は音の少な
くとも一方を表す実体情報の符号化、及び該符号化後の
実体情報を管理する実体管理情報の作成、及び情報記録
媒体全体を管理する全体管理情報の作成により、前記情
報記録媒体のフォーマットに対応して一又は複数のタイ
トル毎に管理された前記実体情報及び実体管理情報を、
前記記憶手段上に作成する情報作成装置であって、前記
タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力するシ
ナリオ情報入力手段と、前記シナリオ情報内の前記タイ
トルの構成情報に基づき前記実体管理情報及び全体管理
情報の記憶手段上のサイズが最大となるように、各情報
の記憶領域を、前記情報記録媒体のフォーマットに従っ
た順序で確保する管理情報記憶領域確保手段と、前記情
報記録媒体の総記録容量から、前記確保後の記憶領域の
容量を減算した結果を、前記構成情報から得られる前記
タイトル毎の実体情報の再生時間長の合計で除算し、再
生時の単位時間当たりの情報量を算出する情報量算出手
段と、前記単位時間当たりの情報量と、各タイトル毎の
前記再生時間長とを乗算し、各タイトル毎の符号化処理
後の実体情報の最大情報量を算出し、当該最大情報量に
基づき、各タイトル毎に符号化処理後の実体情報の記憶
領域を、前記情報記録媒体のフォーマットに従った順序
で確保する実体情報記憶領域確保手段と、前記構成情報
内の指定情報により指定された実体情報を入力する実体
情報入力手段と、入力後の実体情報を前記構成情報内の
符号化情報に基づき符号化する符号化手段と、符号化後
の実体情報を前記記憶領域に記憶させる実体情報制御手
段と、前記符号化手段による符号化処理及び実体情報制
御手段による記憶処理の所定の処理区切りにおける符号
化後の実体情報の情報量又は記憶領域上の記憶位置に関
する索引情報を、各処理区切り毎に作成し、前記実体管
理情報の一部として前記記憶領域に記憶させると共に、
当該索引情報の記憶処理と並行して前記実体管理情報の
索引情報以外の情報を前記構成情報に基づき作成し前記
記憶領域に記憶させる実体管理情報制御手段と、前記実
体情報制御手段による処理及び前記実体管理情報制御手
段による処理と並行して前記全体管理情報を前記シナリ
オ情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる全体管
理情報制御手段と、前記記憶領域に記憶された前記実体
情報と実体管理情報と全体管理情報とを、これらの各情
報に必要な全情報の記憶完了後に、前記記憶領域の先頭
から順に出力する出力手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0027】請求項9記載の情報作成装置によれば、シ
ナリオ情報入力手段により、タイトル毎の管理を行う為
のシナリオ情報を入力される。当該シナリオ情報に含ま
れる前記タイトルの構成情報は、管理情報記憶領域確保
手段によって読み取られ、管理情報記憶領域確保手段
は、当該タイトルの構成情報に基づいて、前記実体管理
情報及び全体管理情報の記憶手段上のサイズが最大とな
るように、各情報の記憶領域を、前記情報記録媒体のフ
ォーマットに従った順序で確保する。また、情報量算出
手段は、前記構成情報に含まれる前記タイトル毎の実体
情報の再生時間長を読み取り、当該再生時間長を合計
し、前記情報記録媒体の総記録容量から、前記確保後の
記憶領域の容量を減算した結果を、当該再生時間長の合
計で除算し、再生時の単位時間当たりの情報量を算出す
る。この単位時間当たりの情報量と、前記各タイトル毎
の前記再生時間長は、実体情報記憶領域確保手段によっ
て読み取られ、実体情報記憶領域確保手段は、前記単位
時間当たりの情報量と、各タイトル毎の前記再生時間長
とを乗算し、各タイトル毎の符号化処理後の実体情報の
最大情報量を算出し、当該最大情報量に基づき、各タイ
トル毎に符号化処理後の実体情報の記憶領域を、前記情
報記録媒体のフォーマットに従った順序で確保する。ま
た、実体情報入力手段は、前記構成情報に含まれる指定
情報を読み取り、当該指定情報により指定された実体情
報を入力する。更に、符号化手段は、前記タイトルの構
成情報に含まれる符号化情報を読み取り、当該符号情報
に基づいて、前記入力後の実体情報を符号化する。そし
て、実体情報制御手段は、この符号化後の実体情報を前
記記憶領域に記憶させる。一方、実体管理情報制御手段
は、前記符号化手段による符号化処理及び実体情報制御
手段による記憶処理の所定の処理区切り毎に、その区切
りまでの符号化後における実体情報の情報量又は記憶領
域上の記憶位置に関する索引情報を作成し、前記実体管
理情報の一部として前記記憶領域に記憶させる。また、
実体管理情報制御手段は、当該索引情報の記憶処理と並
行して前記実体管理情報の索引情報以外の情報を前記構
成情報に基づいて作成し前記記憶領域に記憶させる。ま
た、全体管理情報制御手段は、前記実体情報制御手段に
よる処理及び前記実体管理情報制御手段による処理と並
行して前記全体管理情報を前記シナリオ情報に基づいて
作成し、前記記憶領域に記憶させる。そして、出力手段
は、以上のように前記記憶領域に記憶された前記実体情
報と実体管理情報と全体管理情報とを、これらの各情報
に必要な全情報の記憶完了後に、前記記憶領域の先頭か
ら順に出力する。
【0028】以上のように本発明によれば、実体情報の
符号化及び記憶処理と並行して、シナリオ情報に基づく
全体管理情報と実体管理情報の作成が行われ、更に当該
符号化及び記憶処理の所定の処理区切り毎に、前記索引
情報が作成され、前記実体管理情報の一部とされる。つ
まり、全体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作成
処理と、実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行的
に実行されるので、全ての実体情報についての符号化及
び記憶処理が終了した段階では、前記実体情報と実体管
理情報と全体管理情報とに必要な全情報の記憶が完了し
ていることになる。更に、これらの情報は、前記情報記
録媒体のフォーマットに従った順序で確保された最大サ
イズの記憶領域に記憶されるので、前記記憶が完了した
時点において、直ちにDVD等のマルチメディア光ディ
スクに記録可能な形態の情報がて完成することになる。
従って、本発明によれば、前記形態の情報が短時間で効
率良く作成されることになる。
【0029】請求項10記載の情報作成装置は、前記課
題を解決するために、請求項9記載の情報作成装置にお
いて、前記実体情報入力手段は、前記指定情報として時
間区切り情報に対応する部分の実体情報を入力する手段
であり、前記符号化手段は、前記時間区切り情報に対応
する部分の実体情報の符号化を行う手段であり、前記実
体情報制御手段は、前記時間区切り情報に対応する部分
の実体情報を前記記憶領域に記憶させる手段であること
を特徴とする。
【0030】請求項10記載の情報作成装置によれば、
前記実体情報入力手段は、前記指定情報として時間区切
り情報を読み取り、当該時間区切り情報に対応する部分
の実体情報を入力する。また、前記符号化手段は、前記
時間区切り情報を読み取り、前記時間区切り情報に対応
する部分の実体情報の符号化を行う。更に、前記実体情
報制御手段は、前記時間区切り情報を読み取り、前記時
間区切り情報に対応する部分の実体情報を前記記憶領域
に記憶させる。従って、所望の情報が、適正にDVD等
のマルチメディア光ディスクに書き込まれることにな
る。
【0031】請求項11記載の情報記録方法は、前記課
題を解決するために、請求項1ないし5のいずれか1記
載の情報作成方法により作成され出力された前記情報
を、前記情報記録媒体のフォーマットに従った形式に変
換する工程と、前記工程により前記形式に変換された情
報に基づいて光ビームを変調し、前記情報記録媒体上に
情報の記録を行う工程とを更に備えたことを特徴とす
る。
【0032】請求項11記載の情報記録方法によれば、
請求項1ないし5のいずれか1記載の情報作成方法によ
り、DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可能な
形態の情報を短時間で効率良く作成し、次に前記情報
を、前記情報記録媒体のフォーマットに従った形式に変
換する。次に、前記形式に変換された情報に基づいて光
ビームを変調し、前記情報記録媒体上に前記情報の記録
を行う。従って、前記情報記録媒体上への前記情報の記
録が短時間で効率良く行われる。
【0033】請求項12記載の情報記録装置は、前記課
題を解決するために、請求項6ないし10のいずれか1
記載の情報作成装置により作成され出力された前記情報
を、前記情報記録媒体のフォーマットに従った形式に変
換する変換手段と、前記変換手段により前記形式に変換
された情報に基づいて、光ビームを変調し、前記情報記
録媒体上に情報の記録を行う記録手段とを更に備えたこ
とを特徴とする。
【0034】請求項12記載の情報記録装置によれば、
請求項6ないし10のいずれか1記載の情報作成装置に
より、DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可能
な形態の情報を短時間で効率良く作成される。このよう
に作成された情報は、変換手段により、前記情報記録媒
体のフォーマットに従った形式に変換される。そして、
記録手段は、このように変換された情報に基づいて光ビ
ームを変調し、前記情報記録媒体上に前記情報の記録を
行う。従って、前記情報記録媒体上への前記情報の記録
が短時間で効率良く行われる。
【0035】請求項13記載の情報記録媒体は、前記課
題を解決するために、画像又は音の少なくとも一方を表
す実体情報の符号化、及び該符号化後の実体情報を管理
する実体管理情報の作成、及び情報記録媒体全体を管理
する全体管理情報の作成により、前記情報記録媒体のフ
ォーマットに対応して一又は複数のタイトル毎に管理さ
れた前記実体情報及び実体管理情報を、前記情報記録媒
体以外のコンピュータの記憶手段上に作成する情報作成
プログラムが記録された、コンピュータによって読み取
り可能な情報記録媒体であって、前記コンピュータに、
前記タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
る工程と、前記シナリオ情報内の前記タイトルの構成情
報に基づき前記符号化後の実体情報及び実体管理情報及
び全体管理情報の前記記憶手段上での記憶領域を確保す
る工程と、前記構成情報内の指定情報により指定された
実体情報を入力する工程と、入力後の実体情報を前記構
成情報内の符号化情報に基づき符号化する工程と、符号
化後の実体情報を前記記憶領域に記憶させる工程と、前
記符号化及び記憶に係る各工程の所定の処理区切りにお
ける符号化後の実体情報の情報量又は記憶領域上の記憶
位置に関する索引情報を、各処理区切り毎に作成し、前
記実体管理情報の一部として前記記憶領域に記憶させる
工程と、前記各工程と並行して前記実体管理情報の前記
索引情報以外の情報を前記構成情報に基づき作成し前記
記憶領域に記憶させる工程と、前記各工程と並行して前
記全体管理情報を前記シナリオ情報に基づき作成し前記
記憶領域に記憶させる工程と、前記実体情報と実体管理
情報と全体管理情報とに必要な全情報の記憶完了後に、
これらの情報を前記情報記録媒体のフォーマットに従っ
た順序で出力する工程とを実行させる情報作成プログラ
ムが記録されたことを特徴とする。
【0036】請求項13記載の情報記録媒体をコンピュ
ータに読み取らせることにより、当該情報記録媒体に記
録された情報作成プログラムがコンピュータによって実
行され、コンピュータは、まず、タイトル毎の管理を行
う為のシナリオ情報を入力する。次に、当該シナリオ情
報に含まれる前記タイトルの構成情報内の指定情報を読
み取り、当該指定情報により指定された実体情報を入力
する。次に、前記構成情報内の符号化情報を読み取り、
当該符号化情報に基づいて、前記入力後の実体情報を符
号化する。そして、符号化後の実体情報を前記記憶手段
の記憶領域に記憶させる。一方、前記符号化及び記憶に
係る各工程の所定の処理区切り毎に、その区切りまでの
符号化後における実体情報の情報量又は記憶領域上の記
憶位置に関する索引情報を作成し、前記実体管理情報の
一部として前記記憶領域に記憶させる。また、前記各工
程と並行して前記実体管理情報の前記索引情報以外の情
報を前記構成情報に基づいて作成し、前記記憶領域に記
憶させる。更に、前記各工程と並行して前記全体管理情
報を前記シナリオ情報に基づいて作成し、前記記憶領域
に記憶させる。そして、以上のような前記実体情報と実
体管理情報と全体管理情報とに必要な全情報の記憶が完
了した後は、これらの情報を前記情報記録媒体のフォー
マットに従った順序で出力する。
【0037】以上のように本発明の情報記録媒体をコン
ピュータに読み取らせることにより、当該情報記録媒体
に記録された情報作成プログラムがコンピュータによっ
て実行され、コンピュータにより、実体情報の符号化及
び記憶処理と並行して、シナリオ情報に基づく全体管理
情報と実体管理情報の作成が行われ、更に当該符号化及
び記憶処理の所定の処理区切り毎に、前記索引情報が作
成され、前記実体管理情報の一部とされる。つまり、全
体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作成処理と、
実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行的に実行さ
れるので、全ての実体情報についての符号化及び記憶処
理が終了した段階では、前記実体情報と実体管理情報と
全体管理情報とに必要な全情報の記憶が完了しているこ
とになる。そして、これらの情報は前記情報記録媒体の
フォーマットに従った順序で出力されるので、DVD等
のマルチメディア光ディスクに記録可能な形態の情報が
短時間で効率良く作成されることになる。
【0038】請求項14記載の情報記録媒体は、前記課
題を解決するために、請求項13記載の情報記録媒体に
おいて、前記コンピュータに、前記シナリオ情報を入力
する工程として、前記タイトル毎の前記実体情報の最大
サイズ情報を含む前記シナリオ情報を入力する工程を実
行させると共に、前記符号化された実体情報を記憶領域
に記憶させる工程として、前記最大サイズ情報に基づい
て、前記実体情報のうち最大サイズを超える部分を除外
した残りの部分を記憶させる工程を実行させる情報作成
プログラムが記録されたことを特徴とする。
【0039】請求項14記載の情報記録媒体をコンピュ
ータに読み取らせることにより、当該情報記録媒体に記
録された情報作成プログラムがコンピュータによって実
行され、コンピュータは、前記シナリオ情報として、前
記タイトル毎の前記実体情報の最大サイズ情報を含むシ
ナリオ情報を入力する。そして、前記符号化された実体
情報を記憶領域に記憶させる際には、前記最大サイズ情
報に基づいて、前記実体情報のうち最大サイズを超える
部分を除外した残りの部分を記憶させる。従って、DV
D等のマルチメディア光ディスクの記録する情報のサイ
ズは、DVD等のマルチメディア光ディスクの記録可能
容量の範囲内に抑えられ、DVD等のマルチメディア光
ディスクに対する適正な情報の書き込みが行われること
になる。
【0040】請求項15記載の情報記録媒体は、前記課
題を解決するために、請求項13または14記載の情報
記録媒体において、前記コンピュータに、前記実体情報
を入力する工程として、前記指定情報としての時間区切
り情報に対応する部分の実体情報を入力する工程を実行
させ、前記実体情報の符号化及び記憶に係る各工程とし
て、前記時間区切り情報に対応する部分の実体情報の符
号化及び記憶に係る工程を実行させる情報作成プログラ
ムが記録されたことを特徴とする。
【0041】請求項15記載の情報記録媒体をコンピュ
ータに読み取らせることにより、当該情報記録媒体に記
録された情報作成プログラムがコンピュータによって実
行され、コンピュータは、前記実体情報を入力する際に
は、前記指定情報として、時間区切り情報を読み取り、
当該時間区切り情報に対応する部分の実体情報を入力す
る。そして、前記実体情報の符号化及び記憶処理を行う
際には、前記時間区切り情報に対応する部分の実体情報
の符号化及び記憶処理を行う。従って、所望の情報が、
適正にDVD等のマルチメディア光ディスクに書き込ま
れることになる。
【0042】請求項16記載の情報記録媒体は、前記課
題を解決するために、画像又は音の少なくとも一方を表
す実体情報の符号化、及び該符号化後の実体情報を管理
する実体管理情報の作成、及び情報記録媒体全体を管理
する全体管理情報の作成により、前記情報記録媒体のフ
ォーマットに対応して一又は複数のタイトル毎に管理さ
れた前記実体情報及び実体管理情報を、前記情報記録媒
体以外のコンピュータの記憶手段上に作成する情報作成
プログラムが記録された、コンピュータによって読み取
り可能な情報記録媒体であって、前記コンピュータに、
前記タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
る工程と、前記シナリオ情報内の前記タイトルの構成情
報に基づき前記実体管理情報及び全体管理情報の記憶手
段上のサイズが最大となるように、各情報の記憶領域
を、前記情報記録媒体のフォーマットに従った順序で確
保する工程と、前記情報記録媒体の総記録容量から前記
確保後の記録領域の容量を減算した結果を、前記構成情
報から得られる前記タイトル毎の実体情報の再生時間長
の合計で除算し、再生時の単位時間当たりの情報量を算
出する工程と、前記単位時間当たりの情報量と、各タイ
トル毎の前記再生時間長とを乗算し、各タイトル毎の符
号化処理後の実体情報の最大情報量を算出し、当該最大
情報量に基づいて、各タイトル毎に符号化処理後の実体
情報の記憶領域を、前記情報記録媒体のフォーマットに
従った順序で確保する工程と、前記構成情報内の指定情
報により指定された実体情報を入力する工程と、入力後
の実体情報を前記構成情報内の符号化情報に基づき符号
化する工程と、符号化後の実体情報を前記記憶領域に記
憶させる工程と、前記符号化及び記憶に係る各工程の所
定の処理区切りにおける符号化後の実体情報の情報量又
は記憶領域上の記憶位置に関する索引情報を、各処理区
切り毎に作成し、前記実体管理情報の一部として前記記
憶領域に記憶させる工程と、前記各工程と並行して前記
実体管理情報の前記索引情報以外の情報を前記構成情報
に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる工程と、前記
各工程と並行して前記全体管理情報を前記シナリオ情報
に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる工程と、前記
実体情報と実体管理情報と全体管理情報とに必要な全情
報の記憶完了後に、これらの情報を前記記憶領域の先頭
から順に出力する工程とを実行させる情報作成プログラ
ムが記録されたことを特徴とする。
【0043】請求項16記載の情報記録媒体をコンピュ
ータに読み取らせることにより、当該情報記録媒体に記
録された情報作成プログラムがコンピュータによって実
行され、コンピュータは、まず、タイトル毎の管理を行
う為のシナリオ情報を入力する。次に、当該シナリオ情
報に含まれる前記タイトルの構成情報を読み取り、当該
タイトルの構成情報に基づいて、前記実体管理情報及び
全体管理情報の記憶手段上のサイズが最大となるよう
に、各情報の記憶領域を、前記情報記録媒体のフォーマ
ットに従った順序で確保する。次に、前記情報記録媒体
の総記録容量から前記確保後の記憶領域の容量を減算し
た結果を、前記タイトルの構成情報から得られる前記タ
イトル毎の実体情報の再生時間長の合計で除算し、前記
符号化処理の際の単位時間当たりの情報量を算出する。
次に、前記単位時間当たりの情報量と、各タイトル毎の
前記再生時間長とを乗算し、各タイトル毎の符号化処理
後の実体情報の最大情報量を算出すると共に、当該最大
情報量に基づき各タイトル毎に符号化処理後の実体情報
の記憶領域を、前記情報記録媒体のフォーマットに従っ
た順序で確保する。次に、前記タイトルの構成情報に含
まれる指定情報を読み取り、当該指定情報により指定さ
れた実体情報を入力する。次に、前記タイトルの構成情
報に含まれる符号化情報を読み取り、当該符号化情報に
基づいて、前記入力後の実体情報を符号化する。そし
て、符号化後の実体情報を前記記憶領域に記憶させる。
一方、前記符号化及び記憶に係る各工程の所定の処理区
切り毎に、その区切りまでの符号化後における実体情報
の情報量又は記憶領域上の記憶位置に関する索引情報を
作成し、前記実体管理情報の一部として前記記憶領域に
記憶させる。また、前記各工程と並行して前記実体管理
情報の前記索引情報以外の情報を前記構成情報に基づい
て作成し、前記記憶領域に記憶させる。更に、前記各工
程と並行して前記全体管理情報を前記シナリオ情報に基
づいて作成し、前記記憶領域に記憶させる。そして、以
上のような前記実体情報と実体管理情報と全体管理情報
とに必要な全情報の記憶が完了した後は、これらの情報
を前記記憶領域の先頭から順に出力する。
【0044】以上のように本発明によれば、実体情報の
符号化及び記憶処理と並行して、シナリオ情報に基づく
全体管理情報と実体管理情報の作成が行われ、更に当該
符号化及び記憶処理の所定の処理区切り毎に、前記索引
情報が作成され、前記実体管理情報の一部とされる。つ
まり、全体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作成
処理と、実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行的
に実行されるので、全ての実体情報についての符号化及
び記憶処理が終了した段階では、前記実体情報と実体管
理情報と全体管理情報とに必要な全情報の記憶が完了し
ていることになる。更に、これらの情報は、前記情報記
録媒体のフォーマットに従った順序で確保された最大サ
イズの記憶領域に記憶されるので、前記記憶が完了した
時点において、直ちにDVD等のマルチメディア光ディ
スクに記録可能な形態の情報がて完成することになる。
従って、本発明によれば、前記形態の情報が短時間で効
率良く作成されることになる。
【0045】請求項17記載の情報記録媒体は、前記課
題を解決するために、請求項16記載の情報記録媒体に
おいて、前記コンピュータに、前記実体情報を入力する
工程として、前記指定情報として時間区切り情報に対応
する部分の実体情報を入力する工程を実行させ、前記実
体情報の符号化及び記憶に係る各工程として、前記時間
区切り情報に対応する部分の実体情報の符号化及び記憶
に係る工程を実行させる情報作成プログラムが記録され
たことを特徴とする。
【0046】請求項17記載の情報記録媒体をコンピュ
ータに読み取らせることにより、当該情報記録媒体に記
録された情報作成プログラムがコンピュータによって実
行され、コンピュータは、前記実体情報を入力する際に
は、前記指定情報として、時間区切り情報を読み取り、
当該時間区切り情報に対応する部分の実体情報を入力す
る。そして、前記実体情報の符号化及び記憶処理を行う
際には、前記時間区切り情報に対応する部分の実体情報
の符号化及び記憶処理を行う。従って、所望の情報が、
適正にDVD等のマルチメディア光ディスクに書き込ま
れることになる。
【0047】請求項18記載の情報記録媒体は、前記課
題を解決するために、請求項13ないし17のいずれか
1記載の情報記録媒体に記録された情報作成プログラム
と、前記コンピュータに、当該情報作成プログラムによ
り作成され出力された前記情報を、前記情報記録媒体の
フォーマットに従った形式に変換する工程と、前記工程
により前記形式に変換された情報に基づいて、光ビーム
を変調し、前記情報記録媒体上に情報の記録を行う工程
とを実行させる情報記録プログラムとが記録されたこと
を特徴とする。
【0048】請求項18記載の情報記録媒体をコンピュ
ータに読み取らせることにより、当該情報記録媒体に記
録された情報作成プログラムがコンピュータによって実
行され、コンピュータは、DVD等のマルチメディア光
ディスクに記録可能な形態の情報を短時間で効率良く作
成し、次に前記情報を、前記情報記録媒体のフォーマッ
トに従った形式に変換する。次に、前記形式に変換され
た情報に基づいて光ビームを変調し、前記情報記録媒体
上に前記情報の記録を行う。従って、前記情報記録媒体
上への前記情報の記録が短時間で効率良く行われる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0050】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1ないし図9、及び図12ないし18に基
づいて説明する。本実施形態は、ビデオテープに記録し
た画像情報または音声情報を素材として、DVD(Digi
atl Video Disc)等のマルチメディア光ディスク上のコ
ンテンツを作成する情報作成装置に本発明を適用した実
施形態である。本実施形態の情報作成装置における処理
は、コンテンツの概要及び構造を定めるためのシナリオ
情報を入力する処理、前記画像情報または音声情報を前
記シナリオ情報に従って再生させるために、マルチメデ
ィア光ディスクの規格において定められた論理フォーマ
ットに従って管理情報を作成する処理、前記画像情報ま
たは音声情報をマルチメディア光ディスクの規格に従っ
た形式に符号化及び多重化する処理、多重化した画像情
報または音声情報を、前記論理フォーマットに従った順
序でハードディスク上に出力し、所謂ディスクイメージ
を作成する処理から構成される。
【0051】以下、本実施形態における情報作成装置の
構成と各処理について説明するが、まず、これらの説明
を行う前に、前記論理フォーマットについて説明する。
なお、以下の説明において、「映像情報」とは、画像情
報と音声情報の両方を含む概念であり、画像情報のみの
場合と、画像情報と音声情報の両方が存在する場合があ
る。
【0052】[マルチメディア光ディスクの論理フォー
マット]最初に、DVD等のマルチメディア光ディスク
における映画等のコンテンツの管理単位について説明す
る。本実施形態では、マルチメディア光ディスクに記録
する映画等のコンテンツの単位をタイトルと称する。例
えば、コンテンツが映画のときには、1タイトルに1本
の映画を割り当てる。従って、3つのタイトルを記録す
るマルチメディア光ディスクには、3本の映画を記録す
ることにになる。
【0053】また、タイトルの上位概念として、映像情
報を共有する複数のタイトルから構成されるタイトルセ
ットがある。例えば、同じ映画で、ノーカット版、劇場
公開版、及びテレビ版と、映像情報の多くを互いに共有
する3つのバージョンがあった場合、これらをまとめて
一つのタイトルセットと称する。
【0054】本実施形態のマルチメディア光ディスク
は、複数のタイトルセットを記録することができる。例
えば、映画Aと映画Bと映画Cとのそれぞれについて、
劇場版及びノーカット版を記録する場合は、それぞれ2
つのタイトルから構成される3つのタイトルセットが記
録されることになる。
【0055】個々のタイトルはシーンとシーンの再生経
路情報とから構成される。シーンは、映像情報、即ち画
像情報と音声情報とを含んでいる。なお、本明細書内で
使用する「音声情報」とは、本来の人間の音声だけでな
く、音声以外の音、または音楽等の音の情報を含むもの
である。
【0056】シーンの再生経路情報には、分岐の有る再
生経路情報を含み、分岐のない連続再生の再生経路情報
を本実施形態では、プログラムチェーン(PGC)情報
と称する。これらプログラムチェーン情報は互いに接続
され、全体でタイトルセットの再生経路情報を構成す
る。
【0057】次に、マルチメディア光ディスクの論理フ
ォーマットを説明する。なお、図12ないし図18にお
いては、本発明の実現のために必要な情報について主に
記述しており、他の部分は省略している。
【0058】図12は、情報記録媒体としてのマルチメ
ディア光ディスクに記録される記録情報のデータ構造を
示す図である。記録情報501は、全体管理情報として
のディスク情報ファイル502と複数のビデオファイル
503とから構成される。ディスク情報ファイル502
には、マルチメディア光ディスク全体の情報であるボリ
ューム情報が含まれる。また、ディスク情報ファイル5
02には、マルチメディア光ディスクの再生開始時にユ
ーザがタイトルセットを選択するためのメニュー情報も
含まれる。
【0059】ビデオファイル503は、個々のタイトル
セットを含んでいる。ビデオファイル503は、実体管
理情報としてのビデオファイル管理情報504と、実体
情報としてのビデオファイルデータ505とから構成さ
れる。ビデオファイルデータ505には、タイトルセッ
トを構成する全てのシーンの映像情報、及び副映像情報
を含んでいる。ビデオファイル管理情報504は、ビデ
オファイル管理テーブル506と、タイトル管理情報5
07と、タイトル内プログラムチェーン情報テーブル5
08と、メニュー内プログラムチェーン管理情報509
とから構成される。ビデオファイル管理テーブル506
には、ビデオファイル503へのヘッダ情報が含まれ
る。タイトル管理情報507は、このタイトルセットを
構成する複数のタイトルを管理する情報が含まれる。タ
イトル内プログラムチェーン情報テーブル508には、
タイトルセット内のタイトル内の全てのプログラムチェ
ーン情報を定義する情報が含まれる。メニュー内プログ
ラムチェーン情報テーブル509は、タイトルセット内
のメニュー内の全てのプログラムチェーン情報を定義す
る情報が含まれる。
【0060】図13は、ビデオファイル管理テーブル5
06の構成を示す図である。ビデオファイル管理テーブ
ル506は、タイトル管理情報507へのポインタ60
1と、タイトル内プログラムチェーン情報テーブル50
8へのポインタ602と、メニュー内プログラムチェー
ン情報テーブル509へのポインタ603と、メニュー
用映像属性テーブル604と、メニュー用副映像属性テ
ーブル605と、タイトル用映像属性テーブル606
と、タイトル副映像属性テーブル607等とから構成さ
れる。
【0061】メニュー用映像属性テーブル604には、
メニュー内で使用される画像ストリームまたは音声スト
リームの数、及び画像ストリームまたは音声ストリーム
の属性が含まれる。メニュー用副映像属性テーブル60
5には、メニュー内で使用される副映像ストリームの数
及び副映像ストリームの属性が含まれる。タイトル用映
像属性テーブル606には、タイトル内で使用される画
像ストリームまたは音声ストリームの数、及び画像スト
リームまたは音声ストリームの属性が含まれる。タイト
ル用副映像属性テーブル607には、タイトル内で使用
される副映像ストリームの数及び副映像ストリームの属
性が含まれる。
【0062】それぞれのストリーム数及び属性について
の情報は、ビデオファイルデータ505の作成前に、予
め設定可能な情報であり、ストリーム数及び属性につい
ての情報の記録領域の容量は予め定められている。従っ
て、ストリーム数が判れば、各テーブル604〜607
として確保すべき記録領域の容量を算出することができ
る。また、各ポインタ601〜603の記録領域の容量
も予め定められている。従って、前記ストリーム数が判
れば、1タイトル分のビデオファイル管理テーブル50
6全体の記録領域の容量を算出することができる。そし
て、このビデオファイル管理テーブル506全体の記録
領域の容量が判れば、図12に示すようにタイトル管理
情報507の記録領域の先頭位置が判るので、図13に
示すタイトル管理情報へのポインタ601の内容を決定
することができる。
【0063】図14は、タイトル管理情報507の構成
を示す図である。タイトル管理情報507は、ビデオフ
ァイルデータ505中に含まれるタイトルを高速に検索
するためのタイトル検索ポインタ701のテーブルであ
る。タイトル検索ポインタ701は、プログラムチェー
ン(PGC)情報の番号であるPGC番号702と、プ
ログラムチェーンを構成するプログラム(PG)の番号
であるPG番号703とが含まれる。
【0064】タイトル検索ポインタ701の数は、後述
するチャプターの数によって決定され、チャプターの数
は、ビデオファイルデータ505を作成する前に予め設
定可能である。また、各タイトルに、どの番号のPGC
を割り当てるか、また、いくつのPPGCを割り当てる
かについても、予め設定可能である。更に、各チャプタ
ーに何番のPGを割り当てるか、また、いくつのPGを
割り当てるかについても、予め設定可能である。またP
GC番号702とPG番号703の記録領域の容量は予
め定められている。従って、チャプター数、1タイトル
のPGC数、及び1チャプターのPG数が判れば、タイ
トル管理情報507全体の記録領域の容量を算出するこ
とができる。その結果、図12に示すタイトル内プログ
ラムチェーン情報テーブル508の記録領域の先頭位置
が判るので、図13に示すタイトル内プログラムチェー
ン情報テーブルへのポインタ602の内容を決定するこ
とができる。
【0065】図15は、タイトル用のプログラムチェー
ン情報テーブル508のデータ構造を示す図である。プ
ログラムチェーン情報テーブル508は、タイトルセッ
ト内の全てのプログラムチェーン(PGC)情報801
をそれぞれ定義するプログラムチェーン情報801の複
数のエントリから構成される。それぞれのプログラムチ
ェーン情報801は、格納プログラム数803と、PG
C再生時間804と、直接アクセス情報テーブル805
と、格納セル数806と、セル再生情報テーブル807
とを備えている。
【0066】格納プログラム数803には、一つのプロ
グラムチェーン情報801で管理されるプログラムの数
の情報が含まれる。また、PGC再生時間804には、
一つのプログラムチェーン情報801の再生に要する時
間の情報が含まれる。直接アクセス情報テーブル805
には、セルの先頭のプログラム番号が含まれる。格納セ
ル数806には、一つのプログラムを構成するセルの数
の情報がプログラム数分含まれる。後述する符号化処
理、多重化処理、及び記憶処理は、このセルを処理区切
りとして、セル毎に行われる。
【0067】タイトル用プログラムチェーン情報テーブ
ル508の情報のうち、後述のセル再生情報テーブル8
07を除く他の情報については、ビデオファイルテーブ
ル505の作成前に予め設定可能な情報である。また、
それぞれの情報の記録領域の容量は予め定められてい
る。
【0068】セル再生情報テーブル807は、一つ以上
の格納セル情報808のエントリから構成される。格納
セル情報808は、プログラム数分設けられている。ま
た、セル再生情報テーブル807における格納セル情報
808の格納順序は、セルの再生順序に従っている。
【0069】更に、格納セル情報808は、それぞれ再
生すべきセルに対し、セル属性情報809と、セル再生
時間810と、ビデオファイルデータ505に格納され
るセルデータの光ディスク上の記録位置を示すオフセッ
ト811と、セルデータが占める論理ブロック数812
とを含んでいる。
【0070】セル属性情報809は、セルブロックモー
ド813とセルブロックタイプ814とを含んでいる。
セルブロックモード813は、該セルがマルチアングル
ブロックを構成するか否か、またマルチアングルブロッ
クを構成する場合、ブロックの先頭か、終端か、あるい
はそれ以外かの情報を含んでいる。またセルブロックタ
イプ814は、該セルがマルチアングルブロック中に含
まれるか否かの情報を含んでいる。
【0071】これらの情報のうち、セル再生時間810
と論理ブロック数812は、後述する符号化処理、多重
化処理、及び記憶処理が行われた後の画像情報または音
声情報の情報量を示すものである。また、オフセット8
11は、セルにアクセスするための索引情報である。
【0072】つまり、セル再生時間810、セルデータ
へのオフセット811、及びセルの占める論理ブロック
数812は、実際にビデオファイルデータ505を作成
してみないと判明しない情報である。しかし、その他の
情報については、ビデオファイルデータ505の作成前
に予め設定可能な情報である。また、それぞれの情報の
記録領域に対する容量は予め定められている。従って、
1タイトルのプログラムチェーン情報801の数、各プ
ログラムチェーン情報801内のプログラム数、及び1
プログラム内のセル数が判れば、1タイトルのタイトル
用プログラムチェーン情報テーブル508全体の記録領
域の容量を算出できる。このタイトル用プログラムチェ
ーン情報テーブル508全体の記録領域の容量が判れ
ば、図12に示すように、メニュー用プログラムチェー
ン情報テーブル509の記録領域の先頭位置が判るの
で、図13に示すメニュー内プログラムチェーン情報テ
ーブルへのポインタ603の内容を決定することができ
る。
【0073】図16は、メニュー用プログラムチェーン
情報テーブルのデータ構造を示す図である。マルチメデ
ィア光ディスクは、複数の言語に対応したメニューを持
つ場合が多く、そのため各言語用のプログラムチェーン
情報901がメニュー言語ユニット902というまとま
りとしてメニュー用プログラムチェーン情報テーブル5
09に記録されている。PGC情報901については、
図8に示したタイトル用プログラム情報テーブル508
内に含まれるタイトル用のPGC情報801と同様な構
成となっている。これらの情報は、ビデオファイルデー
タ505を作成する前に予め設定可能な情報である。
【0074】図17は、ビデオファイルデータ505の
データ構造を示す図である。ビデオファイルデータ50
5は、複数のシステムストリームから構成される。本実
施形態ではこのシステムストリームをセル1001と称
する。セル1001は2KBのブロックを1パックと
し、動画情報(ビデオ)1002と、音声情報(オーデ
ィオ)1003と、副映像1004と、管理情報(管理
パック)1005とがインターリーブされた構成となっ
ている。動画情報1002はGOP(Group Of Picture
s)と呼ばれるフレーム間動画データ圧縮の圧縮・伸長
単位から構成される。GOPは、再生時に制御可能な最
小単位である。このGOP単位に管理情報1005は、
GOPに先立って管理パックとしてインターリーブされ
る。管理パック1005はGOPをアクセスするための
サーチ用の情報であるが、ハイライト情報と称されるメ
ニュー情報のための情報も記録される。なお、動画情報
1002のGOP単位は、フレームモードで12〜15
ピクチャのデータ量であり、シンクヘッド1006とI
−ピクチャ(Intra-coded picture:イントラ符号化画
像)1007と複数のB−ピクチャ(Bidirectionally
predictive-coded picture:両方向予測符号化画像)1
008とからなる。
【0075】図18は、システムストリームの説明図で
ある。システムストリーム1101には、管理情報であ
るヘッダ1102と、ビデオデータ列1103に含まれ
ていたビデオデータ(Video)1104等と、オーディ
オデータ列1105に含まれていたオーディオデータ
(Audio)1106等とがインターリーブされた状態で
構成されている。なお、図11のシステムストリーム
は、ビデオデータ列1103とオーディオデータ列11
05とがインターリーブされたシステムストリームを示
しているが、システムストリームにオーディオデータ1
106等が含まれない場合もある。
【0076】以上が本実施形態の情報処理装置の処理対
象となる、マルチメディア光ディスクに記録される記録
情報501の論理フォーマットである。
【0077】[情報作成装置の概略構成]次に、本実施
形態における情報作成装置の概略構成を図1及び図2に
基づいて説明する。
【0078】図1に示すように、本実施形態の情報作成
装置は、パーソナルコンピュータ等からなる情報作成装
置本体1と、CRT等からなる表示手段としてのディス
プレイ2と、入力手段としてのキーボード3及びマウス
4と、ビデオテープを再生する情報再生装置としてのビ
デオカセットレコーダ(以下、VCRとする)5とを備
えている。本実施形態の情報作成装置には、記録手段と
して、DVD等のマルチメディア光ディスクへの情報の
記録を行うための光ディスク書込装置6が接続可能であ
り、光ディスク書込装置6を接続した状態では情報記録
装置として使用可能である。
【0079】情報作成装置本体1は、本実施形態の情報
作成装置の構成を示すブロック図である図2に示すよう
に、CPU10と、BIOSプログラム等が記録された
ROM11と、データを一時的に格納するRAM12
と、情報作成装置における上述した各処理を実現するた
めの各種のプログラムが記憶されると共に、ディスクイ
メージデータが記憶される記憶手段としてのハードディ
スク13と、光ディスク書込装置6に対するインターフ
ェースであるSCSIインターフェース14と、VCR
5に対するインターフェースであるシリアルインターフ
ェース15と、映像情報の符号化を行うためのMPEG
2エンコーダ16と、音声情報の符号化を行うためのA
C−3エンコーダ17とを備えている。なお、図2にお
いては、以上のような情報作成装置本体1の構成要素を
点線で囲まれた領域内に示している。また、以上のよう
な各構成要素、及び図1にも示したディスプレイ2、キ
ーボード3、及びマウス4は、バス18を介して接続さ
れている。
【0080】なお、情報作成装置本体1は、上述したよ
うにパーソナルコンピュータ等の一般的なコンピュータ
装置から構成されている。しかし、図2においては、一
般的なコンピュータ装置の構成要素のうち、本実施形態
の説明上不要なものについては省略している。
【0081】図2に示した構成要素以外の構成要素とし
ては、例えば、フロッピーディスクドライブ装置、ある
いはCD−ROMドライブ装置が挙げられる。本実施形
態における情報作成装置における各処理のためのプログ
ラムは、例えば情報記録媒体としてのCD−ROMに記
録されており、CD−ROMドライブ装置を用いて当該
プログラムをハードディスク13上にインストールする
ことにより、実行可能な状態となる。図2は、このよう
なプログラムとして、シナリオ情報入力プログラム2
0、再生制御情報生成プログラム21、多重化プログラ
ム22、制御プログラム23、及び出力プログラム24
がハードディスク13にインストールされていることを
示している。
【0082】また、ハードディスク13は、DVD等の
マルチメディア光ディスクに記録する情報を、当該光デ
ィスクに記録する前に記憶させておくための記憶手段と
して用いられる。図2は、ハードディスク13上に、デ
ィスク管理情報ファイル25、システムストリーム管理
情報ファイル26、及びシステムストリームファイル2
7が記録されていることを示している。
【0083】CPU10、ROM11、及びRAM12
については、一般的なコンピュータ装置に用いられるも
のと同様なので、詳しい説明は省略する。また、ディス
プレイ2、キーボード3、及びマウス4についても一般
的なコンピュータ装置に使用されるものと同様の構成な
ので詳しい説明は省略する。
【0084】本実施形態の情報処理装置本体1において
一般的なコンピュータ装置に備えられていない構成要素
としては、MPEG2エンコーダ16とAC−3エンコ
ーダ17が挙げられる。
【0085】MPEG2エンコーダ16とAC−3エン
コーダ17は、それぞれ、MPEG2規格に従った映像
データの圧縮・符号化、及びAC−3規格に従った音声
データの圧縮・符号化を行うための手段である。これら
のエンコーダは、情報処理装置本体1のバス18に装着
可能な拡張ボードとして実装され、それぞれVCR5と
の接続を図るためのビデオインターフェース及び光ディ
スク書込装置6との接続を図るためのオーディオインタ
ーフェースを備えている。
【0086】図1においては、1台のみのVCR5を情
報作成装置本体1に接続した例を示しているが、本実施
形態はこのような構成に限定されるものではなく、複数
台のVCR5を情報作成装置本体1に接続することも可
能である。そして、VCR5の選択、あるいは選択され
たVCR5におけるビデオテープの指定位置の頭出し、
更には再生及び停止動作は、CPU10がハードディス
ク13にインストールされた制御プログラムを実行する
ことにより、シリアルインターフェース15を介して制
御信号をVCR5に出力することにより実現される。
【0087】光ディスク書込装置6は、一例としてDV
D−R(DVD-Recordable)に対して書き込みを行う装置
を用いる。つまり、本実施形態では、マルチメディア光
ディスクとして、一度だけ書き込み可能なDVD−Rを
用いる。但し、本発明の構成はこのような構成に限定さ
れるものではなく、例えば光ディスク書込装置6の代わ
りに、デジタルテープ記録装置を用い、一旦デジタルテ
ープに情報を記録した後、プレス加工等を経てマルチメ
ディア光ディスクへの情報の記録を行うように構成して
も良い。
【0088】[情報作成処理]次に、本実施形態の情報
作成装置による情報作成処理を図3ないし図9に基づい
て詳しく説明する。
【0089】図3は、以上のような情報作成装置の構成
を機能の面から表したブロック図であり、図5は情報作
成装置において実行される情報作成処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【0090】以下、図5に示す各ステップ毎に本実施形
態の情報作成装置における情報作成処理について説明す
る。なお、ステップS4のビデオファイルデータの生成
処理においては、ビデオファイルデータ505の生成処
理とビデオファイル管理情報504の生成処理とが同時
並行的に実行されるものであり、図5に示すフローチャ
ートにおいては、ステップS3とステップS4でビデオ
ファイルの生成処理を表している。
【0091】(1)シナリオ情報入力処理(図5におけ
るステップS1) シナリオ情報とは、マルチメディア光ディスクに記録す
るコンテンツの構成を指示するための情報である。この
シナリオ情報は、図3に示すシナリオ情報入力手段30
によって入力される。シナリオ情報入力手段30は、ハ
ードディスク13にインストールされたシナリオ情報入
力プログラム20のCPU10による実行により実現さ
れる。まず、CPU10はシナリオ情報入力プログラム
20を実行することにより、ディスプレイ2上に入力フ
ォームを表示させる。ユーザーがこの入力フォームにキ
ーボード3またはマウス4を用いて必要な情報を入力す
ると、CPU10はこの入力された情報を読み取り、R
AM12またはハードディスク13に格納し、図4に示
すようなシナリオ情報400を作成する。
【0092】図4は、シナリオ情報400の一部を示す
模式図であり、メニュー情報401とタイトルの構成情
報としてのタイトル情報406が含まれる。シナリオ情
報400に含まれるその他の情報としては、マルチメデ
ィア光ディスクのタイプ、あるいは記録されるコンテン
ツの制作者に関する情報等が挙げられるが、本実施形態
の説明においては必ずしも必要な事項ではないので、詳
細な説明は省略する。
【0093】メニュー情報401は、メニューの制限サ
イズ情報402と、背景情報403と、ボタンの数情報
404と、ボタン情報405とを含んでいる。メニュー
情報401とは、DVD等のマルチメディア光ディスク
の再生時に、例えばテレビ等の画面上に表示されるメニ
ューに関する情報である。ユーザーがこのメニュー表示
に基づいてタイトル等を指定することにより、所望のタ
イトル等を再生させることができる。
【0094】メニューの制限サイズ情報402には、D
VD等のマルチメディア光ディスクの総記録容量の中
で、以上のようなメニューを構成するためのデータが使
用して良い容量の上限についての情報が含まれている。
タイトルの画像情報や音声情報は図12に示すようにビ
デオファイルデータ505として記録され、ビデオファ
イル管理情報504により管理されるが、このような構
成はメニューについても同様である。つまり、メニュー
を構成するための画像情報または音声情報は、メニュー
用のビデオファイルデータ505として記録され、この
メニュー用のビデオファイルデータ505はメニュー用
のビデオファイル管理情報504によって管理される。
従って、メニューを構成するためには、このようなメニ
ュー用のビデオファイル管理情報504を記録する領域
と、メニュー用のビデオファイルデータ505を記録す
る領域が必要となる。そこで、シナリオ情報をユーザー
に入力させるための前記入力フォームには、これらの記
録領域として割り当てるサイズの上限を入力させる欄を
設け、CPU10はこの入力による情報に基づいて、メ
ニューの制限サイズ情報402を作成する。
【0095】背景情報403には、ボタンを表示させる
際の背景になる画像の情報が含まれる。つまり、前記テ
レビ等に表示されるメニューは、背景になる画像上に、
タイトル名等を伴ったボタンが表示されて構成されるも
ので、この背景になる画像は、メニュー作成用ツール等
を用いて予め作成しておく。そして、この背景になる画
像を指定するための情報を、シナリオ情報として入力さ
せ、CPU10がこの入力による情報に基づいて、背景
情報403を作成する。
【0096】ボタンの数情報404には、メニューとし
て表示させるボタンの数の情報が含まれる。メニュー用
のビデオファイルデータ505には、ボタンの表示デー
タがボタンの数分記録され、メニュー用のビデオファイ
ル管理情報504は、メニュー用のビデオファイルデー
タ505の表示データをボタンの数分管理する必要があ
るため、ボタンの数情報404は、メニュー用のビデオ
ファイル管理情報504及びメニュー用のビデオファイ
ルデータ505の生成のために用いられる。そこで、こ
のボタンの数情報をシナリオ情報として入力させ、CP
U10がこの入力による情報に基づいて、ボタンの数情
報404を作成する。
【0097】ボタン情報405には、ボタンの前記画面
上における表示情報や、ボタンの選択によって行われる
動作の指定等の再生制御に関する情報が含まれている。
これらの情報は、メニュー作成用ツール等を用いて予め
作成しておく。そして、これらの情報を、シナリオ情報
として入力させ、CPU10がこの入力による情報に基
づいて、ボタン情報403を作成する。
【0098】なお、メニュー情報401は、DVD等の
マルチメディア光ディスクの規格上、必ずしも必要な情
報ではないため、前記入力フォームにメニュー情報が含
まれていない場合には、上述したメニュー情報401の
作成は行われない。
【0099】タイトル情報406には、タイトルの本数
情報407と、タイトルの制限サイズ情報リスト408
と、ビデオ映像選択情報リスト409と、ビデオ映像時
間位置情報リスト410と、ビデオ映像時間長リスト4
11と、映像のエンコード方式情報リスト412と、映
像のビットレートリスト413と、チャプター情報リス
ト414とが含まれる。なお、ここで、「映像」とは、
画像と音声の両方を含む概念であり、「映像のエンコー
ド方式」と言えば、画像のエンコード方式と音声のエン
コード方式のいずれか一方、あるいは両方が含まれる。
【0100】タイトルの本数情報407には、タイトル
の本数、即ちDVD等のマルチメディア光ディスクに記
録する連続した再生映像の本数が含まれている。この本
数はユーザーが自由に設定できるもので、シナリオ情報
として入力させ、CPU10はこの入力による情報に基
づいて、タイトルの本数情報407を作成する。
【0101】実体情報の最大サイズ情報を含むタイトル
の制限サイズ情報リスト408には、DVD等のマルチ
メディア光ディスクの総記録容量の中で、各タイトルを
構成するためのデータが使用して良い容量の上限が含ま
れている。つまり、図5に示す、1つのタイトルを構成
するための画像情報または音声情報の素材群がビデオフ
ァイルデータ505の領域に記録され、このビデオファ
イルデータ505を管理するための情報がビデオファイ
ル管理情報504の領域に記録されるので、タイトルを
構成するためには、このようなビデオファイル管理情報
504を記録する領域と、ビデオファイルデータ505
を記録する領域が必要となる。そこで、シナリオ情報を
ユーザーに入力させるための前記入力フォームには、こ
れらの記録領域として割り当てるサイズの上限を入力さ
せる欄を設け、CPU10はこの入力による情報に基づ
いて、タイトルの制限サイズ情報リスト408を作成す
る。ここで、単にタイトルの制限サイズ情報ではなく、
タイトルの制限サイズ情報リストとしているのは、タイ
トルの制限サイズ情報は各タイトル毎に設定でき、各タ
イトル毎に作成されるためである。
【0102】指定情報としてのビデオ映像選択情報リス
ト409は、タイトルの再生映像に関する情報であり、
エンコードの対象となる画像や音声の記録されたビデオ
映像ソースを指定するための情報が含まれる。例えば、
ビデオ映像ソースが複数本のビデオテープに納められて
いる場合、ビデオテープにそれぞれID番号等の識別番
号を付し、この識別番号によりビデオ映像ソースの指定
を可能にする。そこで、この識別番号をシナリオ情報と
して入力させ、CPU10はこの入力による情報に基づ
いて、ビデオ映像選択情報リスト409を作成する。こ
のビデオ映像選択情報も各タイトル毎に作成されリスト
化される。
【0103】指定情報及び時間区切り情報としてのビデ
オ映像時間位置情報リスト410、及びビデオ映像時間
長リスト411は、ビデオ映像ソースの任意の部分のエ
ンコードを指定するための情報である。例えば、前記識
別情報にて指定したビデオテープにおける先頭から10
分の位置を開始位置とし、先頭から30分の位置を終了
位置とするという場合、時間位置情報に10分、時間長
情報には20分の情報を入力する。シナリオ情報として
は、開始位置の時間と時間長を入力させ、CPU10は
この入力による情報に基づいて、ビデオ映像時間位置情
報リスト410とビデオ映像時間長リスト411を作成
する。このビデオ映像時間位置情報も各タイトル毎に作
成されリスト化される。
【0104】また、ビデオ映像時間長情報リスト411
は、各タイトル毎のビデオ映像の再生時間と等しい情報
であり、実体情報の再生時間長の情報でもある。
【0105】符号化情報としての映像のエンコード方式
情報リスト412は 映像のエンコード方式を指定する
ための情報である。例えば、画像のエンコード方式とし
ては、画像比率、あるいはフレームレート等が含まれ
る。また、音声のエンコード方式としては、サンプリン
グ周波数等が含まれる。これらの情報はユーザーが自由
に設定することができる。シナリオ情報としてこの情報
を入力させ、CPU10はこの入力による情報に基づい
て、映像のエンコード方式情報リスト412を作成す
る。この映像のエンコード方式情報も各タイトル毎に作
成されリスト化される。
【0106】もう一方の符号化情報としての映像のビッ
トレート情報413は MPEG2またはAC−3の規
格によるエンコード時のビットレートを指定する情報で
ある。この情報はユーザーが自由に設定することができ
る。シナリオ情報としてこの情報を入力させ、CPU1
0はこの入力による情報に基づいて、映像のビットレー
ト情報413を作成する。この映像のビットレート情報
も各タイトル毎に作成されリスト化される。
【0107】チャプター情報リスト414は、タイトル
を更に任意の再生区間に分割してチャプターとして取り
扱うための情報であり、分割点の時間位置を含んでい
る。この情報はユーザーが自由に設定することができ
る。シナリオ情報としてこの分割点の時間位置情報を入
力させ、CPU10はこの入力による情報に基づいて、
チャプター情報リスト414を作成する。このチャプタ
ー情報も各タイトル毎に作成されリスト化される。
【0108】(2)ディスク情報ファイルの生成処理
(図5におけるステップS2) ディスク情報ファイル502は、図12に示すように、
ビデオファイル503と共に、光ディスクの記録情報5
01を形成するファイルであり、上述したように光ディ
スク全体の情報が含まれる。例えば、ボリューム情報、
総タイトル数、総チャプター数、光ディスクのタイプ、
記録情報の制作者の情報、国コードである。また、ディ
スク情報ファイル502には、上述したメニュー情報4
01も含まれる。
【0109】このディスク情報ファイル502の生成処
理は、図3に示す全体管理情報制御手段としての再生制
御情報生成手段31によって実行される。再生制御情報
生成手段31は、図2に示す再生制御情報生成プログラ
ム21をCPU10にて実行することにより実現され
る。以下、ディスク情報ファイル502の生成処理を具
体的に説明する。
【0110】まず、CPU10は、RAM12またはハ
ードディスク13に記憶されたシナリオ情報400のタ
イトル情報406に含まれるタイトルの本数情報407
及びチャプター情報リスト414を読み取り、これらの
情報に基づいて、光ディスク全体としての再生映像の構
成をデータ化し、例えば総タイトル数及び総チャプター
数を含むディスク情報ファイル502を図3に示すディ
スク管理情報記憶手段32に記憶させる。本実施形態で
は、ディスク管理情報記憶手段32はハードディスク1
3上の記憶領域として実現されており、ディスク情報フ
ァイル502は、図2または図9に示すように、ハード
ディスク13上にディスク管理情報ファイル25として
記憶される。
【0111】また、CPU10は、RAM12またはハ
ードディスク13に記憶されたシナリオ情報400のメ
ニュー情報401に含まれる背景情報403と、ボタン
の数情報404と、ボタン情報405とを読み取る。そ
して、背景情報403で指定された映像をハードディス
ク13から読み取ると共に、ボタン情報405に含まれ
る表示情報を読み取り、前記背景情報403で指定され
た映像に、ボタン画像の表示情報を合成する。また、ボ
タン情報405の再生制御に関する情報から、ボタンと
タイトルとを関連付け、ボタンの操作により任意のタイ
トルの任意の部分を再生できるように、メニューデータ
を構成する。そして、前記合成した背景情報及びボタン
の表示情報と、メニューデータとをディスク情報ファイ
ル502に格納し、ディスク管理情報ファイル25とし
て書き出す。但し、上述したように、メニューはDVD
等のマルチメディア光ディスクの規格上、必ずしも必要
な情報ではいので、シナリオ情報にメニュー情報401
が含まれていなければ、メニューデータの作成は行わな
い。
【0112】以上のようにして、ディスク情報ファイル
502が完成し、ハードディスク13上にディスク管理
情報ファイル25として、図2または図9に示すように
記憶される。
【0113】(3)ビデオファイル管理情報の準備(図
5におけるステップS3) ビデオファイル管理情報504は、ビデオファイルデー
タ505を管理するための情報であり、図12に示すよ
うにこれらの情報によって、ビデオファイル503が構
成される。ビデオファイル管理情報504の内容には、
上述したように、ビデオファイル503に記録されるシ
ステムストリームのサイズあるいは記録位置等の情報が
含まれるため、システムストリームが完成した後でなけ
ればビデオファイル管理情報504を完成させることは
できない。
【0114】しかしながら、本実施形態においては、デ
ィスク情報ファイル502が生成された段階で判明して
いる情報を用いて、ビデオファイル管理情報504の生
成を開始する。
【0115】この処理が図5にステップS3として記載
したビデオファイル管理情報の準備処理であり、この準
備処理は、上述した再生制御情報生成手段31によって
実行される。つまり、再生制御情報生成手段31は、実
体管理情報制御手段としても機能する。また、図2に示
すハードディスク13にインストールされた再生制御情
報生成プログラム21には、ディスク管理情報を生成す
るプログラムだけでなく、ビデオファイル管理情報の準
備プログラムも含まれている。
【0116】再生制御情報生成手段31は、上述したよ
うに、再生制御情報生成プログラム21をCPU10に
実行させることにより実現される。以下、図6のフロー
チャートに基づいて、ビデオファイル管理情報の準備処
理を説明する。
【0117】まず、CPU10は、RAM12またはハ
ードディスク13に記憶されたシナリオ情報400のタ
イトル情報406に含まれる映像のエンコード方式情報
リスト411を読み取り、この映像のエンコード方式情
報リスト411に基づいて、システムストリームを構成
するデータのエンコード方式に関するパラメータを、図
12に示すビデオファイル管理テーブル506に書き出
す(ステップS10)。次に、タイトル管理情報507
には、タイトル内プログラムチェーン情報テーブル50
8へのポインタを書き出し、図15に示すプログラムチ
ェーン(PGC)情報801を記録する準備を行う(ス
テップS11)。プログラムチェーン情報801は、シ
ナリオ情報401のチャプター情報リスト414に含ま
れる前記分割点の情報に基づいて、セルと呼ばれる再生
区間の分割を行うことにより設定する。しかし、前記分
割点の時間位置におけるシステムストリーム上のデータ
記録位置は、当該分割点までのエンコード処理が進行す
るまで確定できないため、この段階では、図15に示す
ようなプログラムチェーン情報を完成するには至らず、
ビデオファイル管理情報504もシステムストリームの
エンコードが終了するまでは完成に至らない。
【0118】また、CPU10は、シナリオ情報400
のタイトル情報406に含まれるタイトルの本数情報4
07を読み取り、タイトルの総本数情報に基づいて、以
上のようなビデオファイル管理テーブル506の生成処
理、及びタイトル管理情報507の記録準備処理を全タ
イトル分終了するまで繰り返す(ステップS12)。
【0119】以上のようにして、ビデオファイル管理情
報504のうち、ビデオファイルデータ505の作成前
に判明する情報が作成され、システムストリーム管理情
報記憶手段38に記憶される。
【0120】本実施形態では、システムストリーム管理
情報記憶手段38はハードディスク13上の記憶領域と
して実現されており、ビデオファイル管理情報504
は、図2または図9に示すように、ハードディスク13
上にシステムストリーム管理情報ファイル26として記
憶される。
【0121】また、本実施形態では、制御手段40によ
り、タイトル毎にシステムストリーム管理情報記憶手段
38を切り替えている。制御手段40は、図2に示すハ
ードディスク13にインストールされた制御プログラム
23をCPU10に実行させることにより実現される。
制御プログラム23の実行により、CPU10は、シナ
リオ情報400からタイトル情報406を読み取り、各
タイトル毎にハードディスク13上におけるシステムス
トリーム管理情報ファイル26を切り替えて、前記ビデ
オファイル管理情報504を記憶させる。
【0122】ここまでの段階では、図15に示した、セ
ル再生時間810、セルデータへのオフセット811、
及びセルの占める論理ブロック数812を除き、前記ビ
デオファイル管理情報504が生成される。
【0123】(4)ビデオファイルデータの生成及びビ
デオファイル管理情報の生成(図5におけるステップS
4) ビデオファイルデータ505は、図17に示すように、
システムストリームとしてのセル1001から構成さ
れ、動画情報(ビデオ)1002、音声情報(オーディ
オ)1003を符号化、多重化することによって生成す
る。また、上述したように、ビデオファイルデータ50
5を生成することによって、前記分割点の時間位置にお
けるシステムストリーム上のデータ記録位置等の情報が
明らかになるため、この時間位置等の情報が判明した時
点で前記多重化手段37は、図5のステップS3のビデ
オファイル管理情報の準備処理では書き込むことが出来
なかったビデオファイル管理情報504の残りの部分を
生成する。
【0124】ビデオファイルデータ505の生成処理
は、図3に示す画像データ入力手段33、画像データ符
号化手段34、音声データ入力手段35、音声データ符
号化手段36、多重化手段37、及び制御手段40によ
り実行される。これらの手段は、図2に示すハードディ
スクにインストールされた多重化プログラム22及び制
御プログラム23をCPU10に実行させることにより
実現される。
【0125】以下、ビデオファイルの生成処理及びビデ
オファイル管理情報の生成処理を図7(A)のフローチ
ャート、及び図7(B)、(C)のタイミングチャート
に基づいて説明する。
【0126】まず、制御手段40によりVCR5に対し
て制御信号が出力される(ステップS20)。制御手段
40は、CPU10に制御プログラム23を実行させる
ことにより実現される。具体的には、CPU10は、R
AM12またはハードディスク13に記憶されたシナリ
オ情報400のタイトル情報406に含まれるビデオ映
像時間位置情報リスト410及びビデオ映像時間長情報
リスト411の情報を読み取り、これらの情報を制御信
号としてシリアルインターフェース15を介してVCR
5に出力する。また、CPU10は、タイトル情報40
6に含まれるビデオ映像選択情報リスト409を読み取
り、ビデオ映像選択情報リスト409に基づいて再生動
作を行わせる制御信号をシリアルインターフェース15
を介してVCR5に出力する。これにより、特定の位置
及び長さのビデオ信号あるいは音声信号をVCR5から
出力させる。
【0127】なお、複数台のVCR5が備えられていた
場合には、前記制御信号の出力に先立って、選択したビ
デオ映像ソースを再生可能なVCR5を選択する制御信
号を、シリアルインターフェース15を介して当該VC
R5に出力する。また、VCR5が1台の場合には、前
記制御信号の出力に先立って、VCR5にビデオテープ
が装着されているか否かの確認をシリアルインターフェ
ース15を介して行うようにしても良い。当該ビデオテ
ープが選択したビデオ映像ソースを記録したものである
か否かの確認は、例えばビデオ映像選択情報リスト40
9に含まれるビデオテープの識別情報をディスプレイ2
に表示させることにより、ユーザーに確認させるか、あ
るいはビデオテープに識別情報を示すバーコードシール
を貼り付け、このバーコードを、情報処理装置本体1に
接続したバーコードリーダで読みてっと確認するという
構成にしても良い。
【0128】次に、実体情報入力手段としての画像デー
タ入力手段33または音声データ入力手段35により、
VCR5から出力される特定の位置及び長さのビデオ信
号あるいは音声信号を入力し、更に符号化手段としての
画像データ符号化手段34または音声データ符号化手段
36による圧縮・符号化を行う。そして、この圧縮・符
号化後に、実体情報制御手段としての多重化手段37に
よりシステムストリームの生成とビデオファイル管理情
報504の生成を行い、それぞれシステムストリーム記
憶手段39及びシステムストリーム管理情報記憶手段3
8に記憶させる(ステップS21)。システムストリー
ム記憶手段39もシステムストリーム管理情報記憶手段
38と同様に、図3に示すように各タイトル毎に用意さ
れており、制御手段40は、シナリオ情報入力手段30
によって入力したシナリオ情報400のタイトル情報4
06に基づいて、システムストリーム記憶手段39を、
タイトルに応じて切り替える。
【0129】これらの画像データ入力手段33、音声デ
ータ入力手段35、画像データ符号化手段34、音声デ
ータ符号化手段36、及び多重化手段37は、図2に示
すハードディスク13にインストールされた多重化プロ
グラム22をCPU10に実行させることにより実現さ
れる。
【0130】また、システムストリーム記憶手段39
は、ハードディスク13上の記憶領域として実現されて
おり、システムストリームからなるビデオファイルデー
タ505は、ハードディスク13上にシステムストリー
ムファイル27として記憶される。
【0131】更に、システムストリーム記憶手段39を
タイトルに応じて切り替える制御手段40は、図2に示
すハードディスク13にインストールされた制御プログ
ラム23をCPU10に実行させることにより実現され
る。
【0132】具体的には、CPU10は、VCR5から
出力されるビデオ信号を、入力インターフェースを備え
たMPEG2エンコーダ16に入力させる。また、CP
U10は、VCR5から出力される音声信号を、入力イ
ンターフェースを備えたAC−3エンコーダ17に入力
させる。そして、CPU10は、タイトル情報406に
含まれる映像のエンコード方式情報リスト412及び映
像のビットレート情報413を読み取り、これらの情報
に基づいて、MPEG2エンコーダ16またはAC−3
エンコーダ17に対して、エンコード方式を指定する条
件及びエンコードのビットレートを設定し、これらの条
件でエンコードを実行させる。また、タイトル情報40
6にタイトルの制限サイズ情報リスト408がある場合
には、エンコードする前にタイトル情報406のビデオ
映像時間長情報リスト411で要求されている時間とビ
ットレートを乗算してエンコード後のストリームのサイ
ズを計算する。そして、タイトルの制限サイズ情報リス
ト408の制限サイズをシステムストリームのサイズが
超える場合には、システムストリームが制限サイズ内で
収まるように、タイトルの制限サイズ情報リスト408
で要求されている時間で除算してビットレートを設定
し、それによってエンコードを開始する。なお、この操
作はビットレートを変更せず、エンコードされたストリ
ームが制限サイズに達した時点でエンコードを終了こと
でタイトルの制限サイズ情報リスト408で要求されて
いる値を超えないようにしても良い。
【0133】エンコードが開始されると、CPU10
は、エンコードされた画像または音声データを、同期し
た再生が可能となるように適切な間隔で配置し、図17
に示すようなシステムストリームを生成する。また、C
PU10は、システムストリームの生成が進行し、完結
した最小の再生単位であるGOPの集合体としてのセル
1001が完成する都度、前記ビデオファイル管理情報
503のプログラムチェーン情報801として、図15
に示すセルの再生時間810、及びシステムストリーム
上のデータ位置であるセルデータへのオフセット81
1、並びにシステムストリーム上のデータ長であるセル
の占める論理ブロック数812の書き込みを行う。この
ようにして生成されたシステムストリームからなるビデ
オファイルデータ505は、図2または図9に示すよう
にハードディスク13上において各タイトル毎にシステ
ムストリームファイル27として記憶される。また、以
上のようにして残りの部分が生成されたビデオファイル
管理情報504は、図2または図9に示すようにハード
ディスク13上において各タイトル毎にシステムストリ
ーム管理情報ファイル26として記憶される。このよう
にして1ビデオファイルデータ505の生成処理が終了
する。
【0134】そして、CPU10は、前記システムスト
リーム及びビデオファイル管理情報504の作成処理
を、タイトルの本数だけ繰り返し(ステップS22)、
全タイトル分終了したところで処理を終了させる。
【0135】本実施形態においては、以上のようなエン
コードと多重化処理を同時並行的に実行する。例えば、
図7(B)に示すように、1番目のセルのエンコードが
終了し、2番目のセルのエンコードが開始されると、こ
の2番目のセルのエンコードの開始と共に、1番目のセ
ルの多重化処理を開始する。以下、同様にn番目のセル
のエンコードと、n−1番目のセルの多重化処理とを同
時並行的に行う。従って、システムストリームの生成処
理に要する時間を従来よりも著しく短縮することができ
る。
【0136】また、図7(C)に示すように、一つのセ
ル多重化処理は、システムストリームの生成処理と、図
15に示すプログラムチェーン情報801の生成処理と
から構成され、一つのシステムストリームについての生
成処理が終了すると直ちにプログラムチェーン情報80
1に含まれるセル再生時間810、セルデータへのオフ
セット811、及びセルの占める論理ブロック数812
への書き込みが行われる。つまり、プログラムチェーン
情報801は、一つのセルに相当するシステムストリー
ムが生成される毎に完成されるので、全てのシステムス
トリームが生成された後にプログラムチェーン情報80
1を作成していた従来に比べてプログラムチェーン情報
801の生成処理に要する時間を著しく短縮することが
できる。
【0137】(5)ディスクイメージの出力(図5にお
けるステップS5) 最後に、出力手段41は、ディスク管理情報記憶手段3
2、システムストリーム管理情報記憶手段38、及びシ
ステムストリーム記憶手段39に、ディスク管理情報フ
ァイル25、システムストリーム管理ファイル26、及
びシステムストリームファイル27として記憶させた情
報を、DVD等のマルチメディア光ディスクの規格に従
ったデータ順で出力し、実際にマルチメディア光ディス
ク上に記録されるデータと全く同じに配列されたデー
タ、所謂ディスクイメージを作成する。
【0138】出力手段41は、図2に示すハードディス
ク13にインストールされた出力プログラム24を、C
PU10に実行させることにより実現される。以下、図
8のフローチャートを参照してディスクイメージの作成
処理を詳説する。
【0139】マルチメディア光ディスクの規格では、マ
ルチメディア光ディスク上での記録順は、図12に示す
ように、ディスク情報ファイル502、ビデオファイル
管理情報504、ビデオファイルデータ505と決めら
れており、複数のタイトルを持つ場合にはビデオファイ
ル管理情報504とビデオファイルデータ505の組
が、タイトルの数だけ続くように決められている。
【0140】そのためCPU10は、まずハードディス
ク13に記憶されているディスク管理情報ファイル25
として記憶されているディスク情報ファイル502を読
み出して、図9に示すハードディスク13のディスクイ
メージ領域510に出力する(ステップS30)。次
に、CPU10は、システムストリーム管理情報ファイ
ル26に記憶されているビデオファイル管理情報504
と、システムストリームファイル27に記憶されている
システムストリームからなるビデオファイルデータ50
5の順にデータを読み出して、ハードディスク13のデ
ィスクイメージ領域510に出力する(ステップS3
1,32)。複数のタイトルを持つ場合には、これらの
処理が全タイトル分終了したか否かを判定し(ステップ
S33)、終了していない場合には、ビデオファイル管
理情報504の出力に戻り、全タイトル分だけビデオフ
ァイル管理情報504、ビデオファイルデータ505の
データを出力するまで繰り返し、それらのデータを1つ
の連続したデータとして出力する。
【0141】その結果、ハードディスク13のディスク
イメージ領域510には、実際にマルチメディア光ディ
スク520上に記録されるデータと全く同じに配列され
たディスクイメージデータが生成されることになる。
【0142】このようなディスクイメージデータを用い
ることにより、実際にマルチメディア光ディスク520
へのデータの書き込みを行う前に、情報作成装置上でシ
ミュレーション再生を行うことができ、修正作業等を容
易に行うことができる。
【0143】そして、CPU10は、以上のようなディ
スクイメージを、SCSIインターフェース14を介し
て光ディスク書込装置6に出力し、光ディスク書込装置
6により前記データのマルチメディア光ディスク520
への書き込みを行わせ、マルチメディア光ディスク52
0を完成させる。このように、本実施形態の情報作成装
置は、記録手段としての光ディスク書込装置6を伴うこ
とにより、情報記録装置として機能する。
【0144】なお、図示しないデジタルテープ記録装置
等により、デジタルテープ等のマルチメディア光ディス
クとは別の媒体に前記データを記録した後、それを使っ
てのプレス工程を経る等してDVD等のマルチメディア
光ディスクへの記録を行うようにしても良い。
【0145】以上のように、本実施形態においては、エ
ンコード終了までサイズを特定できない各データ毎に、
別々の記憶領域としてのファイルを用意し、別々にファ
イル上に存在する各データを一連のデータとして連続し
て出力することで、各データの生成をエンコードと同時
に行うことが可能となり、DVD等のマルチメディア光
ディスクにおけるデータ生成を高速で行うことができ
る。
【0146】これに対し、従来の装置においては、まず
シナリオ情報に基づいて、画像データまたは音声データ
のエンコードを行って、第1のハードディスクに記憶さ
せ、次に第1のハードディスク上のエンコードされたデ
ータを用いて多重化を行って第2のハードディスク上に
システムストリームを完成させる。そして、最後に、シ
ナリオ情報と、生成したシステムストリームから判明す
る情報とに基づいて、第3のハードディスクにビデオフ
ァイル管理情報及びディスク管理情報を付け加えたディ
スクイメージを生成していた。
【0147】このように、従来におけるマルチメディア
光ディスクの作成は、極めて煩雑で、長時間を要する作
業であったが、本実施形態の情報処理装置は、極めて効
率良く、高速にマルチメディア光ディスクを作成するこ
とができ、従来に比べて著しく優れた効果を発揮するこ
とができる。
【0148】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図10及び図11に基づいて説明する。な
お、第1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して
説明を省略する。
【0149】本実施形態は、第1の実施形態のようにデ
ィスク管理情報ファイル25、システムストリーム管理
情報ファイル26、及びシステムストリームファイル5
05のように複数の記憶ファイルを持たず、出力データ
を記憶するためのマルチメディア光ディスクのイメージ
データ記憶ファイルを1つだけ有する点が第1の実施形
態と異なる点である。情報作成装置の構成は、図10に
示すように、第1の実施形態と同様である。但し、ハー
ドディスク13上の記憶領域の形態が第1の実施形態と
異なる。
【0150】ディスク情報ファイル502、ビデオファ
イル管理情報504、システムストリームからなるビデ
オファイルデータ505のデータサイズは、エンコード
終了まで正確に捉えることは困難であり、DVD等のマ
ルチメディア光ディスクに記録するために最終的に出力
されるイメージデータ上で、それらの情報が置かれるべ
き位置を正確に把握することもまた困難である。
【0151】しかし、シナリオ情報400を用いて概算
することは可能である。
【0152】そこで、本実施形態では、シナリオ情報4
00を用いて前記情報が置かれるべき位置を概算し、概
算したデータのサイズに合わせてイメージデータ記憶フ
ァイルの上に位置にデータを構成し、配置することで、
各データの生成をエンコードと同時に行うことを可能と
し、DVD等のマルチメディア光ディスクに記録すべき
データ生成を高速で行うものである。
【0153】まず、管理情報記憶領域確保手段としての
CPU10は、シナリオ情報400にあるメニュー情報
401、タイトル情報406にあるタイトルの本数40
7、チャプター情報414を元に、ディスク管理情報5
02のサイズが最大となる条件を設定して試算する。ま
た、タイトルの本数407、ビデオ映像時間長411、
及びチャプター情報414から、システムストリーム管
理情報504のサイズが最大となる条件を設定して試算
する。
【0154】そして、図11に示すように、ハードディ
スク13上のイメージデータ記憶ファイル28上にディ
スク情報ファイル502を記憶するためのディスク管理
情報ファイル領域25’、ビデオファイル管理情報50
4を記憶するためのシステムストリーム管理情報ファイ
ル領域26’を確保する。ディスク管理情報502、ビ
デオファイル管理情報504のデータ量は、システムス
トリームのデータサイズに比べて極めて小さく、DVD
等のマルチメディア光ディスクの記録容量に占めるそれ
らのデータの割合は特殊な例を除けば1万分の1以下で
あり、それらのデータサイズが最大となる条件で各領域
を確保しても、ディスクに記録できる映像の量殆ど影響
しない。
【0155】次に、情報量算出手段及び実体情報記憶領
域確保手段としてのCPU10は、ビデオ映像時間長4
11にあるタイトルとして記録する映像の各時間長を合
計し、ディスク全体の記憶総量から前記のディスク管理
情報502、ビデオファイル管理情報504のために確
保した量を減算して、それを合計した時間長で除算して
単位時間当たりのデータ量であるビットレートを算出す
る。
【0156】そして、各タイトルの時間長に算出したビ
ットレートを乗算して、各タイトルのシステムストリー
ムの最大データサイズを算出し、ハードディスク13上
のイメージデータ記憶ファイル28にその最大データサ
イズの記憶領域であるシステムストリームファイル領域
27’を確保する。
【0157】こうしてハードディスク13上には1つの
イメージデータ記憶ファイル28が形成される。イメー
ジデータ記憶ファイル28には、図10または図11の
ようにディスク管理情報ファイル領域25’、1番目の
タイトルのシステムストリーム管理情報ファイル領域2
6’、1番目のタイトルのシステムストリームファイル
領域27’、2番目のタイトルのシステムストリーム管
理情報ファイル領域26’、2番目のタイトルのシステ
ムストリームファイル領域27’、3番目のタイトルの
システムストリーム管理情報ファイル領域26’、…の
ように概算したデータサイズで記憶領域が確保される。
従って、情報処理装置は、その各記憶領域に対して上述
の図5ないし図8のフローチャートで詳説した処理を行
い、符号化終了時にはディスク管理情報502、システ
ムストリーム管理情報ファイル504、システムストリ
ームファイル505がイメージデータ記憶ファイルの各
記憶領域に格納された状態となる。エンコードに際して
は、前記算出したビットレートを用いてエンコードを行
い、システムストリームの記憶領域に丁度納めるように
したが、これはオーサリングシナリオ情報400のエン
コードのビットレートリスト413にあるビットレート
を用いてエンコードを行い、エンコードされたストリー
ムのデータサイズが記憶領域のサイズに達した段階で、
エンコードをを終了するようにしても良い。
【0158】本実施形態においては、実際のデータサイ
ズが概算して確保した記憶領域のサイズに達しない場
合、イメージデータ記憶ファイル28に確保した各記憶
領域の間には、図11に斜線で示すデータの空白部分が
存在することになるが、DVD等のマルチメディア光デ
ィスクの規格で規定されている空白を示すデータで埋め
ておく。
【0159】このようにして各データの生成をエンコー
ドと同時に行うことが可能となり、DVD等のマルチメ
ディア光ディスクに記録すべきデータの生成を高速で行
うことができる。そして、出力手段は、イメージデータ
記憶ファイル28に記憶したデータを読み出して出力す
る。
【0160】こうして出力されたデータは、ディスク書
込装置でDVD等のマルチメディア光ディスク520上
に記録あるいはデジタルテープ記録装置等で別の媒体に
記録された後にプレス工程等を経る等してDVD等のマ
ルチメディア光ディスク520に記録され、シナリオ情
報で指示された通りのDVD等のマルチメディア光ディ
スク520が完成する。
【0161】第1の実施形態の構成では、ディスクイメ
ージデータに無駄な領域がないが、上述した出力手段4
1を備えていなければ、DVD等のマルチメディア光デ
ィスクに記録するディスクイメージデータを得ることが
できない。
【0162】しかし、本実施形態の構成では、ディスク
イメージデータに空白の部分ができ、必要以上のサイズ
になる場合があるが、ディスクイメージデータをそのま
ま利用できるので、第1の実施形態における出力手段4
1を必要としないという利点を有している。
【0163】なお、本発明は、DVDに限らず、あらゆ
る種類のマルチメディア光ディスクに適用が可能であ
る。また、所謂オーサリング装置に適用できるだけでな
く、例えば家庭用のマルチメディア光ディスク記録再生
装置等にも適用可能である。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の情
報作成方法によれば、全体管理情報の作成処理と、実体
管理情報の作成処理と、実体情報の符号化及び記憶処理
を、同時並行的に実行するので、DVD等のマルチメデ
ィア光ディスクに記録可能な形態の情報を短時間で効率
良く作成することができる。
【0165】請求項2記載の情報作成方法によれば、タ
イトル毎の前記実体情報の最大サイズ情報に基づいて、
前記実体情報のうち最大サイズを超える部分を除外した
残りの部分を記憶させるので、DVD等のマルチメディ
ア光ディスクの記録する情報のサイズを、DVD等のマ
ルチメディア光ディスクの記録可能容量の範囲内に抑え
ることができ、DVD等のマルチメディア光ディスクに
対する適正な情報の書き込みを行うことができる。
【0166】請求項3記載の情報作成方法によれば、実
体情報の符号化及び記憶処理を行う際に、時間区切り情
報に対応する部分の実体情報の符号化及び記憶処理を行
うので、所望の情報を、適正に、DVD等のマルチメデ
ィア光ディスクに書き込むことができる。
【0167】請求項4記載の情報作成方法によれば、全
体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作成処理と、
実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行的に実行す
ると共に、情報の記憶は、情報記録媒体のフォーマット
に従った順序で確保された最大サイズの記憶領域に対し
て行うので、前記記憶が完了した時点において、直ちに
DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可能な形態
の情報を完成させることができ、前記形態の情報を短時
間で効率良く作成することができる。
【0168】請求項5記載の情報作成方法によれば、実
体情報の符号化及び記憶処理を行う際に、時間区切り情
報に対応する部分の実体情報の符号化及び記憶処理を行
うので、所望の情報を、適正に、DVD等のマルチメデ
ィア光ディスクに書き込むことができる。
【0169】請求項6記載の情報作成装置によれば、全
体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作成処理と、
実体情報の符号化及び記憶処理を、同時並行的に実行す
るので、DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可
能な形態の情報を短時間で効率良く作成することができ
る。
【0170】請求項7記載の情報作成装置によれば、タ
イトル毎の前記実体情報の最大サイズ情報に基づいて、
前記実体情報のうち最大サイズを超える部分を除外した
残りの部分を記憶させるので、DVD等のマルチメディ
ア光ディスクの記録する情報のサイズを、DVD等のマ
ルチメディア光ディスクの記録可能容量の範囲内に抑え
ることができ、DVD等のマルチメディア光ディスクに
対する適正な情報の書き込みを行うことができる。
【0171】請求項8記載の情報作成方法によれば、実
体情報の符号化及び記憶処理を行う際に、時間区切り情
報に対応する部分の実体情報の符号化及び記憶処理を行
うので、所望の情報を、適正に、DVD等のマルチメデ
ィア光ディスクに書き込むことができる。
【0172】請求項9記載の情報作成装置によれば、全
体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作成処理と、
実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行的に実行す
ると共に、情報の記憶は、情報記録媒体のフォーマット
に従った順序で確保された最大サイズの記憶領域に対し
て行うので、前記記憶が完了した時点において、直ちに
DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可能な形態
の情報を完成させることができ、前記形態の情報を短時
間で効率良く作成することができる。
【0173】請求項10記載の情報作成装置によれば、
実体情報の符号化及び記憶処理を行う際に、時間区切り
情報に対応する部分の実体情報の符号化及び記憶処理を
行うので、所望の情報を、適正に、DVD等のマルチメ
ディア光ディスクに書き込むことができる。
【0174】請求項11記載の情報記録方法によれば、
請求項1ないし5のいずれか1記載の情報作成方法によ
り、DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可能な
形態の情報を短時間で効率良く作成し、作成した情報を
情報記録媒体上に記録するので、情報記録媒体上への前
記情報の記録を短時間で効率良く行うことができる。
【0175】請求項12記載の情報記録装置によれば、
請求項6ないし10のいずれか1記載の情報作成装置に
より、DVD等のマルチメディア光ディスクに記録可能
な形態の情報を短時間で効率良く作成し、作成した情報
を情報記録媒体上に記録するので、情報記録媒体上への
前記情報の記録を短時間で効率良く行うことができる。
【0176】請求項13記載の情報記録媒体に記録され
た情報作成プログラムをコンピュータに実行させること
により、全体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作
成処理と、実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行
的に実行されるので、DVD等のマルチメディア光ディ
スクに記録可能な形態の情報を短時間で効率良く作成す
ることができる。
【0177】請求項14記載の情報記録媒体に記録され
た情報作成プログラムをコンピュータに実行させること
により、タイトル毎の前記実体情報の最大サイズ情報に
基づいて、前記実体情報のうち最大サイズを超える部分
を除外した残りの部分を記憶させるので、DVD等のマ
ルチメディア光ディスクの記録する情報のサイズを、D
VD等のマルチメディア光ディスクの記録可能容量の範
囲内に抑えることができ、DVD等のマルチメディア光
ディスクに対する適正な情報の書き込みを行うことがで
きる。
【0178】請求項15記載の情報記録媒体に記録され
た情報作成プログラムをコンピュータに実行させること
により、実体情報の符号化及び記憶処理が行われる際
に、時間区切り情報に対応する部分の実体情報の符号化
及び記憶処理が行われるので、所望の情報を、適正に、
DVD等のマルチメディア光ディスクに書き込むことが
できる。
【0179】請求項16記載の情報記録媒体に記録され
た情報作成プログラムをコンピュータに実行させること
により、全体管理情報の作成処理と、実体管理情報の作
成処理と、実体情報の符号化及び記憶処理が、同時並行
的に実行されると共に、情報の記憶は、情報記録媒体の
フォーマットに従った順序で確保された最大サイズの記
憶領域に対して行われるので、前記記憶が完了した時点
において、直ちにDVD等のマルチメディア光ディスク
に記録可能な形態の情報を完成させることができ、前記
形態の情報を短時間で効率良く作成することができる。
【0180】請求項17記載の情報記録媒体に記録され
た情報作成プログラムをコンピュータに実行させること
により、実体情報の符号化及び記憶処理が行われる際
に、時間区切り情報に対応する部分の実体情報の符号化
及び記憶処理が行われるので、所望の情報を、適正に、
DVD等のマルチメディア光ディスクに書き込むことが
できる。
【0181】請求項18記載の情報記録媒体に記録され
た情報作成プログラムをコンピュータに実行させること
により、請求項13ないし17のいずれか1記載の情報
記録媒体に記録された情報作成プログラムをコンピュー
タに実行させることになり、DVD等のマルチメディア
光ディスクに記録可能な形態の情報を短時間で効率良く
作成させる。そして、作成した情報を情報記録媒体上に
記録するので、情報記録媒体上への前記情報の記録を短
時間で効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における情報作成装置
の正面図である。
【図2】図1の情報作成装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図3】図1の情報作成装置を機能面からブロック化し
た図である。
【図4】図1の情報作成装置において作成されるシナリ
オ情報の構成を示す図である。
【図5】図1の情報作成装置において実行される情報作
成処理のフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートにおけるビデオファイル
管理情報の準備処理を更に詳しく示すフローチャートで
ある。
【図7】(A)は図5のフローチャートにおけるビデオ
ファイルの生成処理を更に詳しく示すフローチャート、
(B)は1ビデオファイルの生成処理を示すタイミング
図、(C)は1セルの多重化処理を示すタイミング図で
ある。
【図8】図5のフローチャートにおけるディスクイメー
ジの出力処理を更に詳しく示すフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートに示すディスクイメージ
の出力処理を説明するための模式図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における情報作成装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるディスクイ
メージの出力処理を説明するための模式図である。
【図12】マルチメディア光ディスクにおける論理フォ
ーマットを示す図である。
【図13】図12の論理フォーマットをビデオファイル
管理テーブルについて更に詳細に示す図である。
【図14】図12の論理フォーマットをタイトル管理情
報について更に詳細に示す図である。
【図15】図12の論理フォーマットをタイトル用プロ
グラムチェーン情報テーブルについて更に詳細に示す図
である。
【図16】図12の論理フォーマットをメニュー用プロ
グラムチェーン情報テーブルについて更に詳細に示す図
である。
【図17】図12の論理フォーマットをビデオファイル
データついて更に詳細に示す図である。
【図18】図12の論理フォーマットをシステムストリ
ームについて更に詳細に示す図である。
【符号の説明】
1…情報作成装置本体 2…ディスプレイ 3…キーボード 4…マウス 5…ビデオカセットレコーダ 6…光ディスク書込装置 10…CPU 11…ROM 12…RAM 13…ハードディスク 14…SCSIインターフェース 15…シリアルインターフェース 16…MPEG2エンコーダ 17…AC−3エンコーダ 25…ディスク管理情報ファイル 26…システムストリーム管理情報ファイル 27…システムストリームファイル 28…イメージデータ記憶ファイル 30…シナリオ情報入力手段 31…再生制御情報生成手段 32…ディスク管理情報記憶手段 33…画像データ入力手段 34…画像データ符号化手段 35…音声データ入力手段 36…音声データ符号化手段 37…多重化手段 38…システムストリーム管理情報記憶手段 39…システムストリーム記憶手段 40…制御手段 41…出力手段 400…シナリオ情報 406…タイトル情報 408…タイトの制限サイズリスト 409…ビデオ映像選択情報リスト 410…ビデオ映像時間位置リスト 411…ビデオ映像時間長リスト 412…映像のエンコード方式リスト 413…映像のビットレートリスト 414…チャプター情報リスト 502…ディスク情報ファイル 504…ビデオファイル管理情報 505…ビデオファイルデータ 520…マルチメディア光ディスク 810…セル再生時間 811…セルデータへのオフセット 812…セルの占める論理ブロック数 1001…セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D110 AA15 BB20 CA05 CA06 CA18 CD16 CD17 CF02 CK02 DA10 DA11 DA15 DC06 DC15 DC22 DD13

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像又は音の少なくとも一方を表す実体
    情報と、該実体情報を情報記録媒体のフォーマットに対
    応して一又は複数のタイトル毎に管理する実体管理情報
    と、前記情報記録媒体全体を管理する全体管理情報と
    を、前記情報記録媒体以外の記憶手段上に作成する情報
    作成方法であって、 前記タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
    る工程と、 前記シナリオ情報に含まれる前記タイトルの構成情報内
    の指定情報により指定された実体情報を入力する工程
    と、 入力後の実体情報を前記構成情報内の符号化情報に基づ
    き符号化する工程と、 符号化後の実体情報を前記記憶手段の記憶領域に記憶さ
    せる工程と、 前記符号化及び記憶に係る各工程の所定の処理区切りに
    おける符号化後の実体情報の情報量又は記憶領域上の記
    憶位置に関する索引情報を、各処理区切り毎に作成し、
    前記実体管理情報の一部として前記記憶領域に記憶させ
    る工程と、 前記各工程と並行して前記実体管理情報の前記索引情報
    以外の情報を前記構成情報に基づき作成し前記記憶領域
    に記憶させる工程と、 前記各工程と並行して前記全体管理情報を前記シナリオ
    情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる工程と、 前記実体情報と実体管理情報と全体管理情報とに必要な
    全情報の記憶完了後に、これらの情報を前記情報記録媒
    体のフォーマットに従った順序で出力する工程と、 を備えたことを特徴とする情報作成方法。
  2. 【請求項2】 前記シナリオ情報を入力する工程は、前
    記タイトル毎の前記実体情報の最大サイズ情報を含む前
    記シナリオ情報を入力する工程であり、 前記符号化された実体情報を記憶領域に記憶させる工程
    は、前記最大サイズ情報に基づいて、前記実体情報のう
    ち最大サイズを超える部分を除外した残りの部分を記憶
    させる工程である、 ことを特徴とする請求項1記載の情報作成方法。
  3. 【請求項3】 前記実体情報を入力する工程は、前記指
    定情報としての時間区切り情報に対応する部分の実体情
    報を入力する工程であり、 前記実体情報の符号化及び記憶に係る各工程は、前記時
    間区切り情報に対応する部分の実体情報の符号化及び記
    憶に係る工程である、 ことを特徴とする請求項1または2記載の情報作成方
    法。
  4. 【請求項4】 画像又は音の少なくとも一方を表す実体
    情報と、該実体情報を情報記録媒体のフォーマットに対
    応して一又は複数のタイトル毎に管理する実体管理情報
    と、前記情報記録媒体全体を管理する全体管理情報と
    を、前記情報記録媒体以外の記憶手段上に作成する情報
    作成方法であって、 前記タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
    る工程と、 前記シナリオ情報内の前記タイトルの構成情報に基づき
    前記実体管理情報及び全体管理情報の記憶手段上のサイ
    ズが最大となるように、各情報の記憶領域を、前記情報
    記録媒体のフォーマットに従った順序で確保する工程
    と、 前記情報記録媒体の総記録容量から前記確保後の記憶領
    域の容量を減算した結果を、前記構成情報から得られる
    前記タイトル毎の実体情報の再生時間長の合計で除算
    し、再生時の単位時間当たりの情報量を算出する工程
    と、 前記単位時間当たりの情報量と、各タイトル毎の前記再
    生時間長とを乗算し、各タイトル毎の符号化処理後の実
    体情報の最大情報量を算出し、当該最大情報量に基づき
    各タイトル毎に符号化処理後の実体情報の記憶領域を、
    前記情報記録媒体のフォーマットに従った順序で確保す
    る工程と、 前記構成情報内の指定情報により指定された実体情報を
    入力する工程と、 入力後の実体情報を前記構成情報内の符号化情報に基づ
    き符号化する工程と、 符号化後の実体情報を前記記憶領域に記憶させる工程
    と、 前記符号化及び記憶に係る各工程の所定の処理区切りに
    おける符号化後の実体情報の情報量又は記憶領域上の記
    憶位置に関する索引情報を、各処理区切り毎に作成し、
    前記実体管理情報の一部として前記記憶領域に記憶させ
    る工程と、 前記各工程と並行して前記実体管理情報の前記索引情報
    以外の情報を前記構成情報に基づき作成し前記記憶領域
    に記憶させる工程と、 前記各工程と並行して前記全体管理情報を前記シナリオ
    情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる工程と、 前記実体情報と実体管理情報と全体管理情報とに必要な
    全情報の記憶完了後に、これらの情報を前記記憶領域の
    先頭から順に出力する工程と、 を備えたことを特徴とする情報作成方法。
  5. 【請求項5】 前記実体情報を入力する工程は、前記指
    定情報としての時間区切り情報に対応する部分の実体情
    報を入力する工程であり、 前記実体情報の符号化及び記憶に係る各工程は、前記時
    間区切り情報に対応する部分の実体情報の符号化及び記
    憶に係る工程である、 ことを特徴とする請求項4記載の情報作成方法。
  6. 【請求項6】 記憶手段を備え、画像又は音の少なくと
    も一方を表す実体情報と、該実体情報を情報記録媒体の
    フォーマットに対応して一又は複数のタイトル毎に管理
    する実体管理情報と、前記情報記録媒体全体を管理する
    全体管理情報とを、前記記憶手段上に作成する情報作成
    装置であって、 前記タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
    るシナリオ情報入力手段と、 前記シナリオ情報に含まれる前記タイトルの構成情報内
    の指定情報により指定された実体情報を入力する実体情
    報入力手段と、 入力後の実体情報を前記構成情報内の符号化情報に基づ
    き符号化する符号化手段と、 符号化後の実体情報を前記記憶手段の記憶領域に記憶さ
    せる実体情報制御手段と、 前記符号化手段による符号化処理及び実体情報制御手段
    による記憶処理の所定の処理区切りにおける符号化後の
    実体情報の情報量又は記憶領域上の記憶位置に関する索
    引情報を、各処理区切り毎に作成し、前記実体管理情報
    の一部として前記記憶領域に記憶させると共に、当該索
    引情報の記憶処理と並行して前記実体管理情報の索引情
    報以外の情報を前記構成情報に基づき作成し前記記憶領
    域に記憶させる実体管理情報制御手段と、 前記実体情報制御手段による処理及び前記実体管理情報
    制御手段による処理と並行して前記全体管理情報を前記
    シナリオ情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる
    全体管理情報制御手段と、 前記記憶領域に記憶された前記実体情報と実体管理情報
    と全体管理情報とを、これらの各情報に必要な全情報の
    記憶完了後に、前記情報記録媒体のフォーマットに従っ
    た順序で出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする情報作成装置。
  7. 【請求項7】 前記シナリオ情報入力手段は、前記タイ
    トル毎の前記実体情報の最大サイズ情報を含む前記シナ
    リオ情報を入力する手段であり、 前記実体情報制御手段は、前記最大サイズ情報に基づい
    て、前記実体情報のうち最大サイズを超える部分を除外
    した残りの部分を記憶させる手段である、 ことを特徴とする請求項6記載の情報作成装置。
  8. 【請求項8】 前記実体情報入力手段は、前記指定情報
    として時間区切り情報に対応する部分の実体情報を入力
    する手段であり、 前記符号化手段は、前記時間区切り情報に対応する部分
    の実体情報の符号化を行う手段であり、 前記実体情報制御手段は、前記時間区切り情報に対応す
    る部分の実体情報を前記記憶領域に記憶させる手段であ
    る、 ことを特徴とする請求項6または7記載の情報作成装
    置。
  9. 【請求項9】 記憶手段を備え、画像又は音の少なくと
    も一方を表す実体情報と、該実体情報を情報記録媒体の
    フォーマットに対応して一又は複数のタイトル毎に管理
    する実体管理情報と、前記情報記録媒体全体を管理する
    全体管理情報とを、前記記憶手段上に作成する情報作成
    装置であって、 前記タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
    るシナリオ情報入力手段と、 前記シナリオ情報内の前記タイトルの構成情報に基づき
    前記実体管理情報及び全体管理情報の記憶手段上のサイ
    ズが最大となるように、各情報の記憶領域を、前記情報
    記録媒体のフォーマットに従った順序で確保する管理情
    報記憶領域確保手段と、 前記情報記録媒体の総記録容量から、前記確保後の記憶
    領域の容量を減算した結果を、前記構成情報から得られ
    る前記タイトル毎の実体情報の再生時間長の合計で除算
    し、再生時の単位時間当たりの情報量を算出する情報量
    算出手段と、 前記単位時間当たりの情報量と、各タイトル毎の前記再
    生時間長とを乗算し、各タイトル毎の符号化処理後の実
    体情報の最大情報量を算出し、当該最大情報量に基づ
    き、各タイトル毎に符号化処理後の実体情報の記憶領域
    を、前記情報記録媒体のフォーマットに従った順序で確
    保する実体情報記憶領域確保手段と、 前記構成情報内の指定情報により指定された実体情報を
    入力する実体情報入力手段と、 入力後の実体情報を前記構成情報内の符号化情報に基づ
    き符号化する符号化手段と、 符号化後の実体情報を前記記憶領域に記憶させる実体情
    報制御手段と、 前記符号化手段による符号化処理及び実体情報制御手段
    による記憶処理の所定の処理区切りにおける符号化後の
    実体情報の情報量又は記憶領域上の記憶位置に関する索
    引情報を、各処理区切り毎に作成し、前記実体管理情報
    の一部として前記記憶領域に記憶させると共に、当該索
    引情報の記憶処理と並行して前記実体管理情報の索引情
    報以外の情報を前記構成情報に基づき作成し前記記憶領
    域に記憶させる実体管理情報制御手段と、 前記実体情報制御手段による処理及び前記実体管理情報
    制御手段による処理と並行して前記全体管理情報を前記
    シナリオ情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる
    全体管理情報制御手段と、 前記記憶領域に記憶された前記実体情報と実体管理情報
    と全体管理情報とを、これらの各情報に必要な全情報の
    記憶完了後に、前記記憶領域の先頭から順に出力する出
    力手段と、 を備えたことを特徴とする情報作成装置。
  10. 【請求項10】 前記実体情報入力手段は、前記指定情
    報として時間区切り情報に対応する部分の実体情報を入
    力する手段であり、 前記符号化手段は、前記時間区切り情報に対応する部分
    の実体情報の符号化を行う手段であり、 前記実体情報制御手段は、前記時間区切り情報に対応す
    る部分の実体情報を前記記憶領域に記憶させる手段であ
    る、 ことを特徴とする請求項9記載の情報作成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし5のいずれか1記載の
    情報作成方法により作成され出力された前記情報を、前
    記情報記録媒体のフォーマットに従った形式に変換する
    工程と、 前記工程により前記形式に変換された情報に基づいて光
    ビームを変調し、前記情報記録媒体上に情報の記録を行
    う工程と、 を更に備えたことを特徴とする情報記録方法。
  12. 【請求項12】 請求項6ないし10のいずれか1記載
    の情報作成装置により作成され出力された前記情報を、
    前記情報記録媒体のフォーマットに従った形式に変換す
    る変換手段と、 前記変換手段により前記形式に変換された情報に基づい
    て、光ビームを変調し、前記情報記録媒体上に情報の記
    録を行う記録手段と、 を更に備えたことを特徴とする情報記録装置。
  13. 【請求項13】 画像又は音の少なくとも一方を表す実
    体情報と、該実体情報を情報記録媒体のフォーマットに
    対応して一又は複数のタイトル毎に管理する実体管理情
    報と、前記情報記録媒体全体を管理する全体管理情報と
    を、コンピュータの記憶手段上に作成する情報作成プロ
    グラムが記録された、コンピュータによって読み取り可
    能な情報記録媒体であって、前記コンピュータに、 前記タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
    る工程と、 前記シナリオ情報に含まれる前記タイトルの構成情報内
    の指定情報により指定された実体情報を入力する工程
    と、 入力後の実体情報を前記構成情報内の符号化情報に基づ
    き符号化する工程と、 符号化後の実体情報を前記記憶手段の記憶領域に記憶さ
    せる工程と、 前記符号化及び記憶に係る各工程の所定の処理区切りに
    おける符号化後の実体情報の情報量又は記憶領域上の記
    憶位置に関する索引情報を、各処理区切り毎に作成し、
    前記実体管理情報の一部として前記記憶領域に記憶させ
    る工程と、 前記各工程と並行して前記実体管理情報の前記索引情報
    以外の情報を前記構成情報に基づき作成し前記記憶領域
    に記憶させる工程と、 前記各工程と並行して前記全体管理情報を前記シナリオ
    情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる工程と、 前記実体情報と実体管理情報と全体管理情報とに必要な
    全情報の記憶完了後に、これらの情報を前記情報記録媒
    体のフォーマットに従った順序で出力する工程と、 を実行させる情報作成プログラムが記録されたことを特
    徴とする情報記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記コンピュータに、 前記シナリオ情報を入力する工程として、前記タイトル
    毎の前記実体情報の最大サイズ情報を含む前記シナリオ
    情報を入力する工程を実行させると共に、 前記符号化された実体情報を記憶領域に記憶させる工程
    として、前記最大サイズ情報に基づいて、前記実体情報
    のうち最大サイズを超える部分を除外した残りの部分を
    記憶させる工程を実行させる情報作成プログラムが記録
    された、 ことを特徴とする請求項13記載の情報記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記コンピュータに、 前記実体情報を入力する工程として、前記指定情報とし
    ての時間区切り情報に対応する部分の実体情報を入力す
    る工程を実行させ、 前記実体情報の符号化及び記憶に係る各工程として、前
    記時間区切り情報に対応する部分の実体情報の符号化及
    び記憶に係る工程を実行させる情報作成プログラムが記
    録された、 ことを特徴とする請求項13または14記載の情報記録
    媒体。
  16. 【請求項16】 画像又は音の少なくとも一方を表す実
    体情報と、該実体情報を情報記録媒体のフォーマットに
    対応して一又は複数のタイトル毎に管理する実体管理情
    報と、前記情報記録媒体全体を管理する全体管理情報と
    を、コンピュータの記憶手段上に作成する情報作成プロ
    グラムが記録された、コンピュータによって読み取り可
    能な情報記録媒体であって、前記コンピュータに、 前記タイトル毎の管理を行う為のシナリオ情報を入力す
    る工程と、 前記シナリオ情報内の前記タイトルの構成情報に基づき
    前記実体管理情報及び全体管理情報の記憶手段上のサイ
    ズが最大となるように、各情報の記憶領域を、前記情報
    記録媒体のフォーマットに従った順序で確保する工程
    と、 前記情報記録媒体の総記録容量から前記確保後の記録領
    域の容量を減算した結果を、前記構成情報から得られる
    前記タイトル毎の実体情報再生時間長の合計で除算し、
    再生時の単位時間当たりの情報量を算出する工程と、 前記単位時間当たりの情報量と、各タイトル毎の前記再
    生時間長とを乗算し、各タイトル毎の符号化処理後の実
    体情報の最大情報量を算出し、当該最大情報量に基づい
    て、各タイトル毎に符号化処理後の実体情報の記憶領域
    を、前記情報記録媒体のフォーマットに従った順序で確
    保する工程と、 前記構成情報内の指定情報により指定された実体情報を
    入力する工程と、 入力後の実体情報を前記構成情報内の符号化情報に基づ
    き符号化する工程と、 符号化後の実体情報を前記記憶領域に記憶させる工程
    と、 前記符号化及び記憶に係る各工程の所定の処理区切りに
    おける符号化後の実体情報の情報量又は記憶領域上の記
    憶位置に関する索引情報を、各処理区切り毎に作成し、
    前記実体管理情報の一部として前記記憶領域に記憶させ
    る工程と、 前記各工程と並行して前記実体管理情報の前記索引情報
    以外の情報を前記構成情報に基づき作成し前記記憶領域
    に記憶させる工程と、 前記各工程と並行して前記全体管理情報を前記シナリオ
    情報に基づき作成し前記記憶領域に記憶させる工程と、 前記実体情報と実体管理情報と全体管理情報とに必要な
    全情報の記憶完了後に、これらの情報を前記記憶領域の
    先頭から順に出力する工程と、 を実行させる情報作成プログラムが記録されたことを特
    徴とする情報記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記コンピュータに、 前記実体情報を入力する工程として、前記指定情報とし
    て時間区切り情報に対応する部分の実体情報を入力する
    工程を実行させ、 前記実体情報の符号化及び記憶に係る各工程として、前
    記時間区切り情報に対応する部分の実体情報の符号化及
    び記憶に係る工程を実行させる情報作成プログラムが記
    録された、 ことを特徴とする請求項16記載の情報記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項13ないし17のいずれか1記
    載の情報記録媒体に記録された情報作成プログラムと、 前記コンピュータに、 当該情報作成プログラムにより作成され出力された前記
    情報を、前記情報記録媒体のフォーマットに従った形式
    に変換する工程と、 前記工程により前記形式に変換された情報に基づいて、
    光ビームを変調し、前記情報記録媒体上に情報の記録を
    行う工程とを実行させる情報記録プログラムとが記録さ
    れた、 ことを特徴とする情報記録媒体。
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