JP2000285592A - パッケージメディアおよび本人認証非接触icチップおよび再生装置および通信装置 - Google Patents

パッケージメディアおよび本人認証非接触icチップおよび再生装置および通信装置

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JP2000285592A
JP2000285592A JP11087829A JP8782999A JP2000285592A JP 2000285592 A JP2000285592 A JP 2000285592A JP 11087829 A JP11087829 A JP 11087829A JP 8782999 A JP8782999 A JP 8782999A JP 2000285592 A JP2000285592 A JP 2000285592A
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package medium
chip
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Hiroshi Shimizu
宏 清水
Hiroaki Ono
裕明 小野
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】DIVXによる情報の視聴権の管理は、購入した情
報の視聴権をプレイヤー内のメモリに記憶するため、プ
レイヤーの破損や老朽化による買い替えに対しては一切
の考慮がなされていなかった。 【解決手段】個人認証情報を示す媒体として、非接触I
Cチップを用い、これを常にユーザーに密着して存在す
るようにした。パッケージメディアにもICチップを搭
載し、このICチップの中にメディアに記録された暗号
化された情報の暗号解除鍵を記載する。暗号解除鍵は、
非接触ICチップからメディア上のICチップが受け、
ICチップがユーザーが、メディアに記載した暗号化さ
れた情報を読む権利があるものと認識した場合に限り、
暗号解除鍵をプレイヤーに対して送信し、プレイヤーは
この暗号解除鍵を用いて、メディアから読み取った暗号
化された情報を復号し、ユーザーに対して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人認証を行うた
めの装置に係わり、特にデジタルコンテンツの閲覧許可
を行うための、認証装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】ディジタル記録をパッケージメディア形
式で配布する方法は、コンピュータの記憶媒体として利
用するCD−ROMや、従来のビデオカセットに代わっ
て高画質な映像を供給するDVDビデオ等、あらゆる分
野で利用されている。ディジタル記録はコピーによる劣
化がないことから、そのコピープロテクトや、有資格者
のみが閲覧できるような暗号化手法が用いられるように
なってきている。
【0003】この中で、日経エレクトロニクスのホーム
ページの技術速報97年9月22日号(http://ne.nikk
eibp.co.jp/NE/1997/970922/gisoku.htm)が示すよう
に、DVDビデオの視聴に対する新しい課金方式とし
て、DIVX(Digital Video Express)という方式が、米国
のDigital Video Express社により開発され、商品化が
進んでいる。この方式によるディスクには通常のDVDタ
イトルとは異なり、映像信号を暗号化して記録してお
り、DIVX方式に対応していない既存のDVDビデオプレ
ーヤでは再生することは出来ない。このディスクは購入
後2日間だけはDIVX方式に対応したプレイヤーでのみ何
度でも見ることが出来、それを越えて視聴したい場合
は、同プレイヤーに接続した公衆電話回線を用いて、継
続視聴のための視聴権を購入する。視聴権は同プレイヤ
ーの内部メモリに、DIVXのディスクのID番号と共に記
憶され、一定期間の視聴権、もしくは永世視聴権を、そ
の支払い金額によって獲得することが出来る。
【0004】本方式では、購入後の2日間をお験し期間
として視聴し、それ以降は視聴権を購入しない限り、映
像を閲覧することが出来ないため、たとえディスクのコ
ピーを作成しても、上記の方法で視聴権を購入しない限
り、閲覧することは不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本方式では、
購入した情報の視聴権をプレイヤー内のメモリに記憶す
るため、プレイヤーの破損や老朽化による買い替え、す
なわち購入者が別なプレイヤーを用いて視聴することに
対しては一切の考慮がなされていないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に本発明では、ユーザーの個人認証情報を示す媒体とし
て、非接触ICチップを用い、これを指輪等に仕込むこ
とで、常にユーザーに密着して存在するようにした。そ
して、パッケージメディアにもICチップを搭載し、こ
のICチップの中にパッケージメディアに記録した、暗
号化された情報の暗号解除鍵を記載する。そして、暗号
解除鍵は、非接触ICチップからプレイヤーに向けて送
信するユーザーの個人認証情報を、プレイヤーからIC
チップが受け、ICチップがこの個人認証情報が示すユ
ーザーが、パッケージメディアに記載した暗号化された
情報を読む権利があるものと認識した場合に限り、暗号
解除鍵をプレイヤーに対して送信し、プレイヤーはこの
暗号解除鍵を用いて、パッケージメディアから読み取っ
た暗号化された情報を復号し、ユーザーに対して表示す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明による利用者認証機
能を有するパッケージメディアおよび本人認証非接触I
Cチップおよび再生装置および通信装置の実施の形態の
具体例を図を用いて説明する。
【0008】図1は、本発明による利用者認証機能を有
するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチッ
プおよび再生装置および通信装置の、利用者認証情報お
よびパッケージメディアのプロテクト解除信号の伝達を
示す説明図である。図1(a)は、非接触ICチップを
内蔵した本人認証指輪10010と、例えばDVDビデ
オ等の光ディスクにより構成されたパッケージメディア
を再生するプレイヤー10000の関係を示す。光ディ
スクに記録された映像、音声等の情報は、暗号化されて
おり、通常の手段ではこれを再生することは出来ない。
プレイヤー10000に指輪10010を近づけること
で、指輪の持ち主が、この光ディスクを閲覧する資格を
有することを、プレイヤーに伝達する。
【0009】ここで非接触ICチップは、非接触無線通
信により他の機器と通信接続を行う機能を有するICチ
ップである。このチップの電源は、渦電流等により通信
相手から供給してもらってもよく、非接触ICチップを
内蔵した指輪自身にボタン型電池等を内蔵してもよい。
図1(b)で、この情報伝達の具体的な方法を挙げる。
光ディスク10020にはメモリ機能を有するICチッ
プ10030が埋め込まれており、このICチップは、
光ディスクをプレイヤー10040にマウントしたとき
にプレイヤーとの通信が可能となる。プレイヤーとの通
信の具体的な方法は図3、図4にて後述する直接接触に
よる通信や、前記した指輪内臓の非接触ICチップと同
様の機能により、プレイヤーとの間を無線により通信し
てもよい。
【0010】光ディスクの購入時に、購入者の本人認証
指輪のIDを図示しない購入店に設置した端末により読
み取り、光ディスク上のICチップに記録する。もしく
は、新品の光ディスクには購入者を示すIDは何も記載
されておらず、プレイヤーにマウントされて初めて使用
されるときに使用者の本人認証指輪から送られたIDを
光ディスク上のICチップに記録する方法でもよい。以
下、動作時の信号の流れを説明する。光ディスク100
30をプレイヤー10040にマウントし、プレイヤー
に本人認証指輪10050を近づけることにより、本人
認証指輪10050上の非接触ICチップと、プレイヤ
ーの認証回路10040の間で通信が開始される。この
通信経路を用いて、非接触ICチップに記載された本人
認証IDを、プレイヤー経由で光ディスク上のICチッ
プ10030に転送する(10051)。
【0011】ICチップ10030は、このディスクの
使用が初めてのときは、このIDを自身のメモリ内に記
憶する。それ以外のときは、または、受け取ったIDと
自身のメモリ内のIDの認証を行い、照合結果が一致す
れば、ICチップより光ディスクに記載した暗号化され
たデータ(コンテンツ)の暗号解除鍵を、プレイヤーに
対して送信する(10031)。プレイヤーはこの暗号
解除鍵を用いて、光ディスクから読み出した情報の復号
処理を行い、情報の再生を行う。
【0012】また、本図における第2の実施例として、
認証処理を本人認証指輪で行う場合を以下に示す。プレ
イヤーにマウントされた光ディスク上のICチップから
はメディアIDがプレイヤー経由で本人認証指輪100
50上の非接触ICチップに送られる。ICチップには
あらかじめ、店舗等にて光ディスクを購入したことを示
すメディアIDが記憶されている。指輪の非接触ICチ
ップ内で、送られてきたメディアIDと自身のメモリ内
のメディアIDの照合を行い、照合結果が一致すれば、
非接触ICチップより光ディスク上のICチップ100
30に暗号解除鍵の転送要求を行う(10051)。こ
の要求を受けて光ディスク上のICチップ10030が
プレーヤーに対して送信した暗号解除鍵を用いて、プレ
イヤー10040は読み出した情報の復号処理を行い、
コンテンツを再生する。さらに、本人認証指輪1005
0および光ディスク上のICチップ10030から送ら
れた本人IDもしくはメディアIDの照合処理をプレイ
ヤー内で行ってもよい。
【0013】ここで、本人認証指輪から送信される本人
認証情報が正しいものであること、すなわち偽造された
ものではないことを保証するために、本人認証情報自体
を特定の暗号処理により暗号化し、その暗号を光ディス
ク上のICチップ上で復号することで、本人認証情報が
外部に漏れることなく、従って偽造することを不可能に
する。これを達成するために、光ディスク上のICチッ
プをCPUチップとして、暗号解読機能を持たせる。ま
た、本人認証指輪上の非接触ICチップもCPUチップ
とし、光ディスク上のICチップから公開鍵を本人認証
指輪に送り、本人認証指輪の非接触ICチップは、その
公開鍵を用いて自身の本人認証情報を暗号化する。また
光ディスク上のICチップから送られた暗号解除鍵も、
外部に傍受されないために、プレイヤー内部に同等の機
能を有するCPUチップもしくは、耐タンパ性の復号ソ
フトウェアも持つことで、プレイヤー内部に存在する暗
号解除鍵の傍受を防止することが出来る。
【0014】図2は、本発明による利用者認証機能を有
するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチッ
プおよび再生装置および通信装置の、暗号解除処理をネ
ットワークを用いて行うことを示した説明図である。本
人認証指輪20010が本人認証IDをプレイヤー20
000に送るのは、図1と同様であるが、プレイヤー2
0000は、受け取った本人認証IDを、ネットワーク
20020を用いて、コンテンツ配信局20030に送
る。なお、コンテンツ購入に際する支払いは、光ディス
クの購入時に行う他に上記のごとく、コンテンツ配信局
20030に初めて本人認証IDを送って、光ディスク
内に記録した情報の暗証解除鍵を要求したときに行う。
【0015】コンテンツ配信局20030は、受信した
本人認証IDと、自身のメモリ内に記憶しているIDリ
ストとの照合を行う。例えば店舗等にて既に光ディスク
を購入済で本人認証IDが店舗からコンテンツ配信局に
送られている場合は、そのIDが前記IDリストに既に
登録されており、照合結果は購入済みとなるため、本人
認証IDを送ったユーザーに暗号解除鍵を返送する。ま
た、IDリストに登録されていない場合は、例えば同じ
回線を用いてクレジットや電子マネー等の方法により購
入手続きを行った上で、暗号解除鍵を返送し、且つID
リストに前記本人認証IDを追加する。暗号解除鍵を受
信したプレイヤー20000は、この鍵を用いて光ディ
スクに記載された情報を復号して再生する。このとき、
暗号解除鍵は本人認証指輪20010内のICチップに
保存しても良く(20001)、次回の再生の都度、ネ
ットワーク20020を経由して、上気した手順を常に
行ってもよい。常にネットワーク経由で行う場合は、有
効期限や再生回数の上限を含めた価格設定で、光ディス
クの情報販売を行うことも可能となる。
【0016】図3は、本発明による利用者認証機能を有
するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチッ
プおよび再生装置および通信装置の、光ディスク上のI
Cチップに電源および信号線を供給する第1の方法を示
した説明図である。ICチップの外部との通信インタフ
ェースを、非同期シリアル信号線一本のみで行うとし
て、光ディスク上のICチップへの接続は、電源、GN
D(接地端子)、信号線の3本である。図3にICチッ
プを搭載した光ディスクの例を示す。
【0017】光ディスク30000には同心円状に3本
の導線が並んでおり、それぞれ電源30010、GND
30020、そして信号線30030である。この光デ
ィスクは、プレイヤーにマウントしたときに初めて電源
供給をされて、そのICチップが稼動を開始するもの
で、図示しないプレイヤーの光ディスクトレイには、こ
れらの同心円状の導線の半径と同一の位置に、3つの電
極が設置されている。光ディスクをプレイヤーにマウン
トすると、光ディスク上の3つの導線と、プレイヤーの
光ディスクトレイ上の3つの電極が接触し、電源、GN
D、信号線の3つの線が光ディスク上のICチップと、
プレイヤーの間で接続され、光ディスク上のICチップ
が稼動すると同時に、通信可能状態になる。
【0018】図4は、本発明による利用者認証機能を有
するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチッ
プおよび再生装置および通信装置の、光ディスク上のI
Cチップに電源および信号線を供給する第2の方法を示
した説明図である。図4(a)において、A(4001
0)、B(40020)、C(40030)で構成され
た円は、光ディスクの中心のマウント穴を示す。穴の周
囲にA、B、Cの3つの電気接点が図3と同様に並んで
おり、Aは光ディスクに内蔵されたICチップの電源
(+)、BはGND(−)、Cは信号線(S)と接続さ
れている。電極40040、40050、40060
は、プレイヤーに設けられた、ディスクをマウントする
ための爪であり、導電体で構成することで光ディスク上
の3つの接点A、B、Cと接続することが出来る。
【0019】しかし、光ディスクをマウントするとき
に、どの爪にディスクのどの接点がつながるかは、偶発
的要素で決まり、3つの電極のどこに電源、GND、信
号線が接続されるかは、マウントされるまで不明であ
る。図4(b)に、光ディスクの接点A、B、Cと、電
極40040、40050、40060がどのように接
続されるかの可能性を総当りで示した表である。光ディ
スクが表と裏を間違えずにマウントした場合、その接続
パターンの可能性は表の如くなる。まず、Aに電源
(+)が、BにGND(−)が、Cに信号線がつながれ
た場合、光ディスク内部のICの電源およびGNDには
正しい電位がかかるため、ICは稼動状態となり、信号
線(S)は動作状態(Active)となる。
【0020】次に位相が120度ずれて、Aに信号線、
Bに電源(+)、CにGND(−)が接続された場合を
示す。この場合、ICチップの端子B(GND)に対し
て、端子A(電源)の電位が低いか同一になるため、I
Cは稼動状態にはならず、従って信号線は動作しない
(Dead)状態となる。さらに位相が120度ずれて、A
にGND(−)、Bに信号線、Cに電源(+)が接続さ
れた場合、ICチップの端子B(GND)に対して、端
子A(電源)の電位が低いか同一になるため、ICは稼
動状態にはならず、従って信号線は動作しない(Dead)
状態となる。上記より、3つの電極40040、400
50、40060を順番に切り替えて信号線の出力をモ
ニタすることで、ICチップの端子を知ることが出来、
稼動する状態を見つけることが出来る。
【0021】図4(c)は、ICチップの信号線の出力
の第1の例である。非同期シリアル信号なので、スター
トビット40100から、一定の周期で例えば8ビット
の信号を送る形態となる。ICが稼動すれば、特定の文
字列を図4(c)の如く送信することになるので、これ
によりICが稼動していること、すなわち図4(a)で
示した電極の位置が正しいことを確認できる。図4
(d)は、ICチップの信号線の出力の第2の例であっ
て、信号の最初に一定期間のクロック40200があ
り、それに続いて信号40210が出力される。ICチ
ップが最初の稼動時にクロック40200を出すこと
で、受信したプレイヤーがICが稼動していること、す
なわち図4(a)で示した電極の位置が正しいことを確
認できる。また、非同期通信において、一定ビット数の
信号40210を出力する直前に、必ずクロック402
00を出すことで、非同期通信の転送レートが、光ディ
スク毎に異なっていても、プレイヤーはこのクロック4
0200により転送レートを調整することが出来る。
【0022】尚、上記実施例では、端子を設けてパッケ
ージメディアとプレーヤーとの情報や電力の伝達を行っ
ているが、上述した本人認証ICとプレーヤーとの情報
交換と同様に、これを非接触で行ってもよい。
【0023】図5は、本発明による利用者認証機能を有
するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチッ
プおよび再生装置および通信装置の、本人認証を行うた
めの情報の流れを示す説明図である。図5(a)は、光
ディスク50000をプレイヤー50030にマウント
し、再生を開始したときの状態を示す。プレイヤー50
030から光ディスク50000上のICチップ500
10に、暗号化されているコンテンツを解読する暗号解
除鍵を要求するコマンドを送る(50031)。これに
対して、光ディスクのICチップは、視聴者が暗号を解
読する資格を有するかどうかの確認のために、視聴者の
認証を要求するコマンドを返送する(50011)。視
聴者が予め本人認証指輪50020を用いて本人認証を
示す情報をプレイヤー50030に送信(50021)
することにより、プレイヤー50030は本人認証情報
を光ディスク上のICカードに転送し(50031)、
光ディスク上のICチップ50010は、視聴者が暗号
を解読する資格を有することを確認して、暗号解除鍵を
プレイヤーに対して送信する(50011)。
【0024】この方法では、予め本人認証情報をプレイ
ヤーに対して送信するため、実際のコンテンツの再生ご
とに改めて本人認証をする必要がない。従って、例えば
本人しか使わないプライベートなプレイヤーの場合はこ
の方法が適しており、プレイヤー内に図示しないメモリ
を設け、本人認証指輪に記載された本人認証情報をコピ
ーして持っていてもよい。この場合、このメモリは耐タ
ンパ機能を持ち、光ディスクへの情報送信以外に、前記
本人認証情報を読み出すことが出来ないように出来てい
ることは論を待たない。また、プレイヤー内にコピーを
記憶した本人認証情報は、恒久的にメモリされるだけで
はなく、プレイヤーの電源を切ったらその情報は消失
し、光ディスクの再生のためにプレイヤーの電源を入れ
たときに、本人認証指輪を用いて、本人認証情報の転送
を一度だけ行う方法でもよい。
【0025】図5(b)は、本人認証を行わずに光ディ
スクを再生しようとしたときの状態を示す。光ディスク
50040をプレイヤー50070にマウントして再生
ボタンを押したとき、プレイヤー50070から光ディ
スク上のICチップ50050に対して、暗号化されて
いるコンテンツを解読する暗号解除鍵を要求するコマン
ドを送る(50071)。これに対して、光ディスク上
のICチップ50050は、視聴者が暗号を解読する資
格を有するかどうかの確認のために、視聴者の認証を要
求するコマンドを返送する(50051)。
【0026】ここでは本人認証指輪50060は、まだ
プレイヤー50070に近づけていない状態であるた
め、プレイヤーは本人認証情報を持っていない。ここで
プレイヤーは光ディスク上のICチップ50050のメ
ッセージを受けて、操作者に対して「本人認証を行って
ください」「Please enter Owners ID」等のメッセージ
をプレイヤー本体のディスプレイもしくは図示しない外
部ディスプレイに表示する。視聴者はそのメッセージを
受けて、本人認証指輪50060をプレイヤー5007
0に近づけて非接触による本人認証指輪内の非接触IC
チップとプレイヤー内受信機の通信を行い、本人認証情
報をプレイヤーに送り、プレイヤーは本人認証情報を光
ディスク上のICチップに送り、暗号解除鍵を光ディス
ク上のICチップから受け取る。
【0027】ここで、光ディスクをプレイヤーにマウン
トして、再生ボタンを押したときには、まず光ディスク
は回転を始め、光ピックアップのトラッキングまで行
う。この動作を行いつつ、上記した本人認証手続きを取
ることで、本人認証指輪による認証が行われたら、直ち
に再生が開始される。すなわち指輪を近づけてから初め
てディスクが回転を開始するというタイムラグを短縮す
ることが出来る。
【0028】図6は、本発明による利用者認証機能を有
するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチッ
プおよび再生装置および通信装置の、非接触ICチップ
の通信半径と、プレイヤー設置の位置関係を示す説明図
である。非接触ICチップを内蔵した本人認証指輪60
000の、非接触による通信半径は60001である。
ここで非接触ICチップと通信を行う機器として、DV
Dビデオプレイヤー(DVD)60010、ビデオカセ
ットレコーダー(VCR)60020、そして衛星放送
チューナー(Tuner)60030を挙げる。これら
は例えば家庭内のAVラックで、縦に重ねられて設置さ
れるのが普通である。それぞれの機器には、非接触IC
チップと通信を行うアンテナが設置されるが、その間隔
は機器の厚さに略等しい。そこで非接触ICチップの通
信半径60001を、この間隔以下に設定することで、
複数の機器と同時に通信をしてしまうような現象を防止
することが出来る。具体的には、非接触ICチップの出
力レベルを一定以下に抑えることで達成できる。
【0029】図7は、本発明による利用者認証機能を有
するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチッ
プおよび再生装置および通信装置の、通信装置としてA
Vリモコンを用いて本人認証を行う方法を示した説明図
である。図7(a)は、AVリモコン70000を示
す。液晶ディスプレイ70001には、通常日付と時刻
が表示され、ビデオカセットレコーダーの場合は、録画
予約をするときにも利用する。このリモコンには非接触
ICチップとの通信機能を有しており、本人認証指輪7
0010を指につけた手でリモコンを持つことで、リモ
コンは操作をしようとしている人を認識する。本例では
液晶ディスプレイ70001にユーザー名として表示し
ている。リモコンが本人を認証することで、例えば図5
で説明したプレイヤーへ送る本人認証信号を、リモコン
の赤外線に載せて送ることが出来る。この場合はリモコ
ンの赤外線はそのフォーマット上、プレイヤーのメーカ
ーや機種名を特定して送信するため、図6に示した如く
隣接するAV機器に同じ信号が届いても、間違って入力
されるような事態は発生しない。
【0030】また、例えばリモコン自体に光ディスク上
のICチップと同様の本人認証機能を持たせることで、
リモコンを手に持ったユーザー別にカスタマイズしたリ
モコンを提供することも可能となる。具体的には、普段
見ないチャンネルはスキップしてくれるチャンネルアッ
プダウンボタンや、Pay per Viewのような契約チャンネ
ルの選択も、人別の契約でチャンネル操作まで管理する
ことも出来る。この場合は従来のように契約してないチ
ャンネルを選択して雑音やスクランブルされた画面を見
ることはなくなるというメリットもある。
【0031】また、子供たちに特定のチャンネルしか見
せないという動作も可能となる。図7(b)は、液晶デ
ィスプレイとタッチパネルを一体化したリモコンに、本
発明による本人認証を適用した場合を示す。この場合は
人別にリモコンのボタンの種類定義まで行うことが出
来、例えばお年寄りがリモコンを使う場合は、図7
(b)に示すようなシンプルな最低限の機能を提供する
ように、ボタンの数を少なく、且つ大きく表示し、日本
語の機能表示をつける。また、AV機器を扱いなれてい
るものには、AV機器の詳細な機能まですべて操作する
ように、たくさんのボタンを表示する。また、テレビ視
聴を重視する場合には、チャンネルボタンをテンキーで
並べたり、図7(a)で説明した如く、契約したチャン
ネル番号のみ表示するということも可能である。
【0032】図8は、本発明による利用者認証機能を有
するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチッ
プおよび再生装置および通信装置の、通信装置として携
帯電話を用いて本人認証を行う方法を示した説明図であ
る。PHS(Personal Handyphone system)80010
は、図7で説明したAVリモコンと同様に、無線800
11を通じて自宅内のPHS基地局80020に接続さ
れている。PHS80010とPHS基地局80020
の間は、トランシーバーのようなローカル接続のため、
通話に要する課金は発生しない。
【0033】ここで、本人認証指輪80000をつけた
手でPHS80010を操作することで、本人認証信号
はPHS基地局に送信され、さらに基地局に接続したプ
レイヤー80030に伝達される。これにより、指輪を
プレイヤーに近づけなくても、本人認証が可能となる。
光ディスクを手でプレイヤーに入れるという操作が存在
すれば、必ずユーザーはプレイヤーに近づくので、本人
認証指輪を直接プレイヤーに近づけて認証を行うという
行動が可能であるが、この発明では図7と同様に、本人
認証を行うためにプレイヤーに近づく必要がないので、
予めプレイヤーに光ディスクを入れたままにしておい
て、それを視聴するという場合に適している。
【0034】図9は、本発明による利用者認証機能を有
するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチッ
プおよび再生装置および通信装置の、本人認証非接触I
Cチップを身にまとう方法を示した説明図である。人の
体のなかで、硬度が高く、且つ自由に他のものに近づけ
ることが出来る部位として、爪がある。図9(a)にお
いて、指90000の先端の爪90010の上に、非接
触ICチップ90020を貼り付けることで、前記した
本人認証指輪と同様に非接触ICチップを持ち歩くこと
が出来る。具体的な貼り付け方を図9(b)に示す。指
90050の先端表面を覆っている爪90040の上
に、付け爪90030を貼りつけ、その中に空間を設け
て、非接触ICチップ90060を封入する。付け爪は
爪の成長に伴い付け替えるので、非接触ICチップの交
換が比較的容易である。
【0035】図10は、本発明による利用者認証機能を
有するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチ
ップおよび再生装置および通信装置の、光ディスク内の
ICチップ内の構造を示したブロック図の第1の例であ
る。ICチップは外部との通信をI/O(10050)
により行う。全体の動作管理はCPU100000で行
い、動作中のみ内容を保持するRAM(10001
0)、基本プログラムが入っており改変が不可能である
ROM(100020)、そして電源を切っても内容は
保持されるが、必要に応じて書き換えが可能なEEPR
OM(100030)、これらのメモリを制御するMemo
ry Access Control Matrix(100040)、そしてこ
れらを結ぶバス100060により構成される。図3で
説明した如く、光ディスク内のICチップは、プレイヤ
ーにマウントして初めて給電されるが、図1における非
接触ICチップから送信された本人認証情報は、RAM
(100010)に記憶することで、光ディスクがプレ
イヤーにマウントされている間のみ有効となる。
【0036】すなわち、図1において、光ディスクをプ
レイヤーにマウントして、本人認証指輪により認証を行
った結果、暗号解除鍵をプレイヤーに送るが、光ディス
クの閲覧を終了して、一度プレイヤーから外した後に、
再びプレイヤーにかけたときに、前回受信した本人認証
情報は、光ディスクの上には残っていないので、新たに
本人認証情報を入力する必要があり、不特定の人がこの
光ディスクを閲覧することを防ぐことが出来る。この場
合、プレイヤーに送られた暗号解除鍵も、プレイヤーが
後に再利用できないような工夫をすることは論を待たな
い。具体的には、プレイヤー内でも光ディスクをアンマ
ウントした段階で、メモリ内の暗号解除鍵を消去するプ
ログラムを有するか、暗号解除鍵が各光ディスクごとに
異なり、プレイヤーは光ディスクのIDと対に暗号解除
鍵を覚えるようなメモリを持たない構成とすることで、
この問題を回避することが出来る。
【0037】図11は、本発明による利用者認証機能を
有するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチ
ップおよび再生装置および通信装置の、非接触ICチッ
プ内の構造を示したブロック図の第2の例である。基本
的な構成は図10と同一のためここでの説明は省略す
る。本実施例において、RAMを2つのブロックに分
け、CPU(110010)とRAM(110020)
にはプレイヤーからの外部電源110000で給電し、
RAM(110030)には内蔵バッテリー11004
0で給電することを特徴とする。図10の説明と同様に
受信した本人認証情報はRAM(110020)に置く
ことで、光ディスクをプレイヤーからアンマウントした
段階で、その記憶が失われる。基本的なプログラムや、
暗号鍵等の重要な情報は図10で示したROMやEEP
ROMではなく、ここでは内蔵バッテリーによりバック
アップされたRAM(110030)に記憶する。光デ
ィスクに使用期限を設けたい場合などは、この期間に合
わせたライフの内蔵バッテリーを搭載することで、期限
が来たら自動的に光ディスクの使用が不可能になり、上
記の目的を達成することが出来る。
【0038】図12は、本発明による利用者認証機能を
有するパッケージメディアおよび本人認証非接触ICチ
ップおよび再生装置および通信装置の、再生装置の構造
を示すブロック図である。CPU120000を中心と
したバスに、各モジュールが接続されている。ROM1
20030は再生装置の動作プログラムや、光ディスク
を再生するのに必要な情報のテーブルデータ等が記憶さ
れており、RAM120040をワークエリアとしてプ
ログラムが動作している。光ディスクドライブ1200
10は、IDE I/F120020を経由してバスに
接続されており、このドライブには図3もしくは図4に
示した光ディスク上のICチップに儲けた端子と接続す
る端子が内蔵されている。この端子は光ディスク上IC
チップI/F120050を経由してバスに接続され、
プログラムはこのI/Fを駆動することで光ディスク上
のICチップと通信を行う。
【0039】暗号処理IC120070は、光ディスク
に暗号化された状態で記載されている情報の復号処理を
行う。Decoder120060は、復号化された情
報が、MPEG方式等により圧縮された画像データであ
る場合に、その再生処理を行う。再生された画像データ
はAVout120090を通して、図示しないテレビ
等のモニター装置およびオーディオ装置に出力され、視
聴者の目に届く。操作パネルI/Fは、再生装置上に取
り付けた各種操作ボタンからの入力を受け付けるI/F
であり、リモコンから送られる操作信号は赤外線I/F
120110を経由して、操作パネルI/Fにて、再生
装置の操作指示情報としてプログラムに処理される。利
用者の個人認証を行うための非接触ICチップは、非接
触ICI/Fを経由して通信を行う。このとき非接触I
Cチップと再生装置が、図1の説明に示した如く、利用
者の個人認証情報を傍受されないように暗号化した状態
で通信する際に、暗号化された個人認証情報の複合化を
暗号処理IC120081にて復号化する。
【0040】
【発明の効果】以上に示す本発明により、ユーザー個人
が視聴権を有するパッケージメディアの再生を、プレイ
ヤー個体に左右されることなく、ユーザーがいるところ
ならばどこでも再生することが出来、視聴権の行使を確
実に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による利用者認証機能を有するパッケー
ジメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再生
装置および通信装置の、利用者認証情報およびパッケー
ジメディアのプロテクト解除信号の伝達を示す説明図で
ある。
【図2】本発明による利用者認証機能を有するパッケー
ジメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再生
装置および通信装置の、暗号解除処理をネットワークを
用いて行うことを示した説明図である。
【図3】本発明による利用者認証機能を有するパッケー
ジメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再生
装置および通信装置の、光ディスク上のICチップに電
源および信号線を供給する第1の方法を示した説明図で
ある。
【図4】本発明による利用者認証機能を有するパッケー
ジメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再生
装置および通信装置の、光ディスク上のICチップに電
源および信号線を供給する第2の方法を示した説明図で
ある。
【図5】本発明による利用者認証機能を有するパッケー
ジメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再生
装置および通信装置の、本人認証を行うための情報の流
れを示す説明図である。
【図6】本発明による利用者認証機能を有するパッケー
ジメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再生
装置および通信装置の、非接触ICチップの通信半径
と、プレイヤー設置の位置関係を示す説明図である。
【図7】本発明による利用者認証機能を有するパッケー
ジメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再生
装置および通信装置の、通信装置としてAVリモコンを
用いて本人認証を行う方法を示した説明図である。
【図8】本発明による利用者認証機能を有するパッケー
ジメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再生
装置および通信装置の、通信装置として携帯電話を用い
て本人認証を行う方法を示した説明図である。
【図9】本発明による利用者認証機能を有するパッケー
ジメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再生
装置および通信装置の、本人認証非接触ICチップを身
にまとう方法を示した説明図である。
【図10】本発明による利用者認証機能を有するパッケ
ージメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再
生装置および通信装置の、非接触ICチップ内の構造を
示したブロック図の第1の例である。
【図11】本発明による利用者認証機能を有するパッケ
ージメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再
生装置および通信装置の、非接触ICチップ内の構造を
示したブロック図の第2の例である。
【図12】本発明による利用者認証機能を有するパッケ
ージメディアおよび本人認証非接触ICチップおよび再
生装置および通信装置の、再生装置の構造を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10010…本人認証指輪、10000…プレイヤー、
10020…光ディスク、10030…ICチップ、1
0040…認証回路、90060…非接触ICチップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC03 CC04 DE17 DE49 DE50 GK12 GK17 5D090 AA01 BB02 CC04 CC18 DD03 DD05 EE11 FF09 FF30 FF49 GG33 GG34 HH01 JJ11

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生専用のデータが記録され、情報の書き
    換えが可能な記憶手段を有するパッケージメディアにお
    いて、前記記憶手段は、当該記憶手段に記憶した第一の
    個人認証情報と、外部より入力された第二の個人認証情
    報とが一致するかを判断し、一致するときにのみ、前記
    パッケージメディアを搭載し再生する再生装置に対し
    て、前記データの再生を許可することを特徴とするパッ
    ケージメディア。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のパッケージメディアであ
    って、前記再生専用のデータは所定の暗号鍵によって暗
    号化されており、前記記憶手段は、前記第一の個人認証
    情報と前記第二の個人認証情報とが一致するときにの
    み、前記再生装置に対して、前記暗号化されたデータの
    暗号を解除するための暗号解除鍵を出力することを特徴
    とするパッケージメディア。
  3. 【請求項3】再生専用のデータが記録され、情報の書き
    換えが可能な記憶手段を有するパッケージメディアにお
    いて、前記記憶手段は、不揮発性情報を書き換え可能な
    第1の情報記憶手段と、当該パッケージメディアを搭載
    し再生する再生装置に前記パッケージメディアをマウン
    トしている間にのみ情報を記憶する第2の情報記憶手段
    と、外部との情報の送受信を行う通信手段とを有するこ
    とを特徴とするパッケージメディア。
  4. 【請求項4】請求項3記載のパッケージメディアであっ
    て、前記再生専用のデータは所定の暗号鍵により暗号化
    されており、前記第1の情報記憶手段には、前記暗号鍵
    により暗号化されたデータの暗号を解除するための暗号
    解除鍵が記憶されていることを特徴とするパッケージメ
    ディア。
  5. 【請求項5】請求項3又は請求項4に記載のパッケージ
    メディアであって、前記第1の情報記憶手段及び/又は
    第2の情報記憶手段は、前記暗号化されたデータを閲覧
    する権利を有する個人認証情報を記憶することを特徴と
    するパッケージメディア。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のパッケージメディアであ
    って、前記第1の情報記憶手段に記憶される個人認証情
    報は、前記再生装置により前記パッケージメディアが最
    初に再生されたときに記憶されることを特徴とするパッ
    ケージメディア。
  7. 【請求項7】請求項4乃至6に記載のパッケージメディ
    アであって、前記記憶手段は、さらにCPUを有し、当
    該CPUは、前記第1の情報記憶手段に記憶した個人認
    証情報と、前記第2の情報記憶手段に記憶した個人認証
    情報との照合を行うことを有することを特徴とするパッ
    ケージメディア。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のパッケージメディアであ
    って、前記CPUは、第1の情報記憶手段に記憶した個
    人認証情報と、第2の情報記憶手段に記憶した個人認証
    情報の照合結果が同一である場合に、前記復号鍵を前記
    再生装置に対して送信することを有することを特徴とす
    るパッケージメディア。
  9. 【請求項9】請求項7又は請求項8に記載のパッケージ
    メディアであって、前記通信手段は、前記再生装置が外
    部より受信した個人認証情報を受信し、前記CPUは、
    当該個人認証情報を用いて前記照合を行うことを特徴と
    するパッケージメディア。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9に記載のパッケージメデ
    ィアであって、さらに、前記記憶手段を駆動するための
    電力を前記再生装置から供給される駆動電源端子を有す
    ることを特徴とするパッケージメディア。
  11. 【請求項11】請求項10に記載のパッケージメディア
    であって、当該パッケージメディアは円盤状であり、さ
    らに、前記再生装置にマウントする穴と、接地端子と、
    前記通信手段と前記再生装置とをつなぐ通信端子とを有
    し、前記駆動電源端子と前記接地端子と前記通信端子
    は、前記穴の周囲に当該穴を中心として略120度の角
    度で設けられたことを特徴とするパッケージメディア。
  12. 【請求項12】請求項11に記載のパッケージメディア
    であって、前記通信端子は、前記駆動電源端子及び前記
    接地端子に正しい駆動電源が接続されたときに、所定の
    初期値を出力することを特徴とするパッケージメディ
    ア。
  13. 【請求項13】請求項11又は請求項12に記載のパッ
    ケージメディアであって、前記記憶手段はバッテリーを
    有し、前記記憶手段の第2の情報記憶手段以外の部分へ
    の電力供給を、該バッテリーにより行うことを特徴とす
    るパッケージメディア。
  14. 【請求項14】請求項13に記載のパッケージメディア
    であって、前記バッテリーの寿命は、前記データ利用の
    有効期間に略一致していることを特徴とするパッケージ
    メディア。
  15. 【請求項15】請求項10記載のパッケージメディアで
    あって、当該パッケージメディアは円盤状であり、さら
    に、接地端子と、前記通信手段と前記再生装置とをつな
    ぐ通信端子とを有し、前記駆動電源端子と前記接地端子
    と前記通信端子は、前記パッケージメディアの回転中心
    と同心円の位置にリング状に設けたことを特徴とするパ
    ッケージメディア。
  16. 【請求項16】非接触で外部と通信する通信手段と、情
    報を不揮発的に記憶する情報記憶手段を有するICチッ
    プであって、前記情報記憶手段には、個人認証情報が記
    憶されていることを特徴とする本人認証非接触ICチッ
    プ。
  17. 【請求項17】請求項17に記載の本人認証非接触IC
    チップであって、再生専用のデータが記録され情報の書
    き換えが可能な記憶手段を有するパッケージメディアを
    再生する再生装置に対して、前記個人認証情報を送信す
    ることを特徴とする本人認証非接触ICチップ。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の本人認証非接触IC
    チップであって、前記再生装置から受け取る前記パッケ
    ージメディアのメディアIDを、前記情報記憶手段に記
    憶することを特徴とする本人認証非接触ICチップ。
  19. 【請求項19】請求項16乃至18に記載の本人認証非
    接触ICチップであって、当該本人認証非接触ICチッ
    プと通信する通信部を有する対象機器が複数ある場合
    は、前記本人認証非接触ICチップの非接触通信半径
    は、前記複数の対象機器がもっとも相互に近傍に設置さ
    れた状態における前記通信部の間隔よりも小さいことを
    特徴とする非接触ICチップ。
  20. 【請求項20】再生専用のデータが記録されたパッケー
    ジメディアであってかつ情報の書き換えが可能な記憶手
    段を有するパッケージメディアを搭載し、前記データを
    再生する再生装置において、前記記憶手段と通信する第
    一の通信手段と、外部ユーザーと通信する第二の通信手
    段とを有し、前記第二の通信手段は外部から個人認証情
    報を入力し、前記第一の通信手段は、前記外部から入力
    した個人認証情報を、前記パッケージメディアの記憶手
    段に対して出力し、前記記憶手段から出力される前記デ
    ータの再生を許可する信号を入力し、前記データを再生
    することを特徴とする再生装置。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の再生装置において、
    前記データは所定の暗号鍵によって暗号化されており、
    前記第1の通信手段は、外部から入力した個人認証情報
    を、前記パッケージメディアの記憶手段に対して出力
    し、前記記憶手段から出力される前記暗号化されたデー
    タの暗号を解除するための暗号解除鍵を入力し、前記デ
    ータを再生することを特徴とする再生装置。
  22. 【請求項22】暗号化されたデータが記録されたパッケ
    ージメディアであってかつ情報の書き換えが可能な記憶
    手段を有する円盤状のパッケージメディアを搭載し、前
    記パッケージメディアを回転させてデータを再生する再
    生装置において、前記記憶手段と通信する第一の通信手
    段と、外部ユーザーと通信する第二の通信手段とを有
    し、前記第二の通信手段は、前記回転が開始されるのと
    略同時に前記暗号を解除するための情報を外部から入力
    し、前記第一の通信手段は、前記第二の通信手段が外部
    から入力した個人認証情報を、前記パッケージメディア
    の記憶手段に対して出力し、前記記憶手段から出力され
    る前記暗号化されたデータの暗号を解除するための暗号
    解除鍵を入力し、前記データを再生することを特徴とす
    る再生装置。
  23. 【請求項23】請求項22に記載の再生装置であって、
    前記暗号を解除するための情報は、前記外部ユーザーの
    個人認証情報であることを特徴とする再生装置。
  24. 【請求項24】ハンディ型の通信装置であって、非接触
    で外部と通信する通信手段と情報を不揮発的に記憶する
    情報記憶手段を有する非接触ICチップと、当該非接触
    ICチップが前記通信手段により通信する外部機器との
    間で送受信される情報を、電波や赤外線等の他の情報通
    信手段に変換して送受信することを特徴とする通信装
    置。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の通信装置であって、
    該変換した情報は特定の変調方式により変調され、他の
    電波や赤外線による通信情報とクロストークしないこと
    を特徴とする通信装置。
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