JP2000285211A - 非接触icカードにおけるコイル終端接続方法 - Google Patents

非接触icカードにおけるコイル終端接続方法

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秀規 宮川
Shinji Murakami
慎司 村上
Yutaka Harada
豊 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触ICカードのアンテナコイルを含む回
路の内周端と外周端を、半導体素子を介して接続してい
たため、コイルのターン数や線幅が半導体素子のサイズ
により制限され、半導体素子が小型化できなかったのを
解決し小型化する。 【解決手段】 アンテナコイルを含む回路のコイル内周
端と外周端を、半導体素子を介さずに接続することで、
半導体素子のサイズにかかわらず、必要なコイルのター
ン数、線幅を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道の定期券、ス
キー場のリフト券、ドア入退室管理カード、電子マネ
ー、テレホンカード等に利用される非接触ICカードの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非接触ICカードは、大きな記憶容量と
高いセキュリティ機能を有するといったICカードの特
徴に加えて、ICカードをカード読み取り機のスロット
に挿入する手間が不要であるという便利さ等から、近年
では、鉄道の定期券、スキー場のリフト券、ドア入退室
管理カード、電子マネー等に幅広く利用されている。非
接触ICカードは、カード読み取り機との間の通信距離
の違いにより、密着型、近傍型、近接型等に分類され、
一般にデータの通信は電磁誘導方式により行われてい
る。周波数13.56MHzの短波を使う近接型の非接
触ICカードは今後、鉄道の定期券、テレホンカード等
に採用され、非接触ICカードの主流になると予想され
ている。アンテナコイルとICチップを内蔵し、前記ア
ンテナコイルを介してカード読み取り機とデータの授与
を行う非接触ICカードを製造する際には、アンテナコ
イルとして、銅の巻き線によるコイルや、銀ペースト等
の導体ペーストを絶縁性の基盤上に渦巻き状に印刷した
ものや、銅箔等の金属箔をエッチングしたコイル等が用
いられている。なかでも導体ペーストを熱可塑性樹脂基
板上に印刷してコイルを含む回路パターンを形成する方
法が盛んになっている。この場合、導体ペーストで形成
されるコイルを含む回路パターンの、コイルの外周にあ
る端とコイルの内周にある端は、一筆書きの形では繋ぐ
ことができない為、途中のコイルパターンと短絡するこ
とないよう別工程で電気的に接続することが必要であ
る。図10は、従来の非接触ICカードにおけるコイル
パターンの外周端と内周端の接続方法を示す図である。
絶縁性の基板21上に導電性ペーストを用いてコイルパ
ターン13を形成し、このコイルパターン13の外周端
に設けられた電極パッド12aと内周端に設けられた電
極パッド12bとを、異方性導電シートを用いて、半導
体素子5の電極端子15a、15bと電気的に接続する
構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の非接触IC
カードにおけるコイル終端接続方法では、以下の問題が
あった。図10に示すように、半導体素子5の電極端子
15a、15bの間には、複数本のコイルパターン13
が引き回されている。そのため、引き回せるコイルの巻
き数(ターン数)、線幅は、半導体素子5の大きさによ
って制限されることになる。半導体素子5が小さくなる
と、その電極端子15a、15bの間隔が狭くなるた
め、その間に作成できるコイルのターン数、線幅も限定
され、非接触ICカードとして十分なコイル特性を得る
ことができなくなるという問題があった。また、半導体
素子はますます小型化していく傾向にある為、今後ます
ますこの問題は深刻化してくる。本発明は上記の問題点
を解決し、非接触ICカードにおいて、半導体素子のサ
イズに関わらずアンテナコイルのターン数、線幅が設定
でき、半導体素子の小型化が可能で、高品質な非接触I
Cカードを、高い生産性で作成するための方法を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の非接触ICカー
ドにおけるコイル終端接続方法は、半導体素子及び外部
との送受信を行う為のアンテナコイルとからなる非接触
ICカードにおいて、熱可塑性樹脂基板に導電性ペース
トを用いて、コイルパターンを含む回路パターンを印刷
する工程と、前記コイルパターンを含む回路パターンの
外周端の電極パッド及び内周端の電極パッド上に金属粒
子を配置した後、前記導電性ペーストを硬化する工程
と、前記熱可塑性樹脂基板と前記熱可塑性樹脂基板のコ
イルパターン形成面とは反対の面に配置される第2の熱
可塑性樹脂基板との間に、電気的導通のための金属片を
前記外周端の電極パッドと内周端の電極パッドに対向す
る位置関係に配置する工程と、前記第1の熱可塑性樹脂
基板の前記コイルパターン形成面の上に第3の熱可塑性
樹脂基板を配置する工程と、前記第1の熱可塑性樹脂基
板、前記第2の熱可塑性樹脂基板、前記第3の熱可塑性
樹脂基板を一体に熱プレスする工程を有し、前記コイル
パターンを含む回路パターンの外周端の電極パッドと内
周端の電極パッドを電気的に接続することを特徴とす
る。上記の方法において、熱可塑性樹脂基板を熱プレス
することにより、金属粒子は電極パッドにめり込み、金
属片に接触する。金属片とコイルパターンの間には熱可
塑性樹脂基板が介在するので、2つの電極パッドは、コ
イルパターンとは電気的に絶縁した状態で互いに接続さ
れる。
【0005】本発明の第2の非接触ICカードにおける
コイル終端接続方法は、半導体素子及び外部との送受信
を行う為のアンテナコイルとからなる非接触ICカード
において、金属箔上に熱可塑性樹脂を配置する工程と前
記熱可塑性樹脂を包み込むように前記金属箔を折り曲
げ、熱プレスした後、所定の幅に裁断する工程によりジ
ャンパー手段を形成する工程と、熱可塑性樹脂基板に導
電性ペーストを用いてコイルパターンを含む回路パター
ンを印刷する工程と、前記コイルパターンを含む回路パ
ターンの外周端の電極パッド及び内周端の電極パッド上
に前記ジャンパー手段を載置した後、前記導電性ペース
トを硬化する工程と、前記熱可塑性樹脂基板のコイルパ
ターン形成面の上に第2の熱可塑性樹脂基板を配置した
後、一体に熱プレスする工程を有し、前記コイルパター
ンを含む回路パターンの外周端の電極パッドと内周端の
電極パッドを電気的に接続することを特徴とする。上記
の方法において、2つの電極パッドは、ジャンパー手段
の熱可塑性樹脂によりコイルパターンとは電気的に絶縁
した状態で、ジャンパー手段の金属部により互いに電気
的に接続される。
【0006】本発明の第3の、非接触ICカードにおけ
るICコイル終端接続方法は、第2の発明において、コ
イル外周端と内周端のジャンパー手段に用いる熱可塑性
樹脂の材質が、導電性ペーストによりコイルパターンを
形成する熱可塑性樹脂基板、及び前記熱可塑性樹脂基板
のコイルパターン形成面に熱プレスされる第2の熱可塑
性樹脂基板と同じであることを特徴とする。上記構成に
よれば、非接触ICカードにおいて、半導体素子の小型
化が可能となり、高い生産性でコイル終端のジャンパー
接続を行うことが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて添付の図1から図9を参照して説明し、本発明の理
解に供する。なお、以下の各実施例は本発明を具体化し
た例であって、本発明の技術範囲を限定するものではな
い。図2から図9においては、それぞれの構成の理解を
容易にするために、各要素の図の上下方向の寸法(厚
さ)を左右方向の寸法より拡大している。
【0008】《第1の実施例》図1は、第1及び第2の
実施例で作成された非接触ICカードの平面図である。
完成した非接触ICカードでは、半導体素子5やコイル
パターン3を含む回路は、絶縁性の熱可塑性樹脂基板1
の中に埋め込まれて外側からは見えない。図1において
は、その構成を示すため、半導体素子5やコイルパター
ン3の外周端にある電極パッド2a、及び内周部にある
電極パッド2bが位置する部分の熱可塑性樹脂を剥離し
た状態で示している。図1では、熱可塑性樹脂基板1の
中に、コイルパターン3を含む回路パターンが形成さ
れ、その回路パターンに半導体素子5、および、コンデ
ンサや抵抗などの受動部品6、7が電気的に接続されて
いる。さらに、コイルパターン3の外周端にある電極パ
ッド2aとコイルパターン3を含む回路パターンの内周
端にある電極バッド2bが、コイルパターン3とは絶縁
された状態で、ジャンパー手段4により電気的に接続さ
れ、半導体素子(IC)5、受動部品6、7、及びコイ
ルパターン3を含む回路が形成されている。
【0009】図2は、第1の実施例で作成されたICカ
ードの図1におけるA−A’線での部分拡大断面図であ
る。第1の実施例では、コイルパターン3の外周端にあ
る電極パッド2aとコイルパターン3を含む回路の内周
端にある電極パッド2bを、金属粒子4a、及び金属片
4bで接続する構成になっている。図2において、半導
体素子5は、熱可塑性樹脂基板1の内部に位置してお
り、電極パッド2bを含む回路パターンに電気的に接続
されている。以下、図3、及び図4を用いて、本発明に
よる非接触ICカードにおけるコイル終端接続方法の第
1の実施例の工程を詳細に説明する。図3、及び図4
は、第1の実施例の非接触ICカードにおけるコイル終
端部の接続方法を示す工程図である。図3のステップ1
では、熱可塑性樹脂基板1aの表面に導電性ペーストを
用い、渦巻状のコイルパターン3含む回路パターンを印
刷し、硬化する。基板1aは、ポリエチレンテレフタレ
ートで形成され、その厚さは0.1〜0.5mmであ
る。尚、基板1aの素材としては、塩化ビニル、ポリカ
ーボネート、又はアクリロニトリルブタジエンスチレン
も可能である。導電性ペーストは、熱硬化型の銀ペース
トが好適であるが、熱可塑性のものも用いうる。この段
階では、回路パターンは未だ柔軟でその表面にのせたも
のを粘着性により、保持することができる。
【0010】ステップ2では、ステップ1で形成した電
極パッド2a、及び電極パッド2b上にAuからなる球
状の金属粒子4aを配置し、電極パッド2a、2b、コ
イルパターン3、及び回路パターンを形成する導電性ペ
ーストを熱硬化する。硬化条件は140℃、20分であ
る。なお、金属粒子4aには、Auの他に、電気的導通
が得られるCu、Niでもよく、その形状も球状以外で
あってもよい。金属粒子4aの大きさは、基材1aの厚
みで決まる。例えば基板1aに100μm厚みの樹脂フ
ィルムを用いた場合には、金属粒子4aの大きさは50
0μm前後が適当である。
【0011】図4に示すステップ3では、ステップ1で
コイルパターン3を形成した基板1aの面とは反対側の
面に、ポリエチレンテレフタレートからなる第2の熱可
塑性樹脂基板1bを配置し、さらに、基板1aと基板1
bの間に、Cuからなる厚み10μm〜50μmの金属
片4bを電極パッド2a、及び電極パッド2bの直下に
位置するように配置する。さらに、基板1aのコイルパ
ターン3が形成されている面にも、ポリエチレンテレフ
タレートからなる第3の熱可塑性樹脂基板1cを配置
し、金型8a、及び8bにより加熱しつつ加圧する加工
法である熱プレスをして、非接触ICカードを完成す
る。ここで、第2、第3の熱可塑性樹脂基板1b、1c
の材質は、第1の熱可塑性樹脂基板1aと同じであるこ
とが望ましいが、塩化ビニル、ポリカーボネート、又は
アクリロニトリルブタジエンスチレンも使用可能であ
る。また、金属片4bには、Cuの他、電気的導通が得
られるAu、Agを用いてもよい。
【0012】図4のステップ4は熱プレス後の断面図を
示したものである。ステップ4に示すように、熱プレス
により、熱可塑性樹脂基板1a、1b、1cは一体化し
て熱可塑性樹脂基板1となり、金属粒子4aと金属片4
bも接触する。その結果、電極パッド2aと電極パッド
2bは、電気的に接続される。以上の工程を経て、コイ
ルパターン3の外周端にある電極パッド2aとコイルパ
ターン3を含む回路パターンの内周端にある電極パッド
2bの接続がカード成形と同時に完成する。この第1の
実施例では、半導体素子を接続媒体として介することな
く、コイルを含む回路パターンの外周端と内周端を接続
することができるので、半導体素子の大きさでコイルの
ターン数、線幅が制限されることがないため、半導体素
子の小型化が可能となる。また、カードを一体成形する
ための熱プレスと同時に回路の内周端と外終端の接続が
行える為、生産性も良くなる。
【0013】《第2の実施例》図5は、第2の実施例で
使用するジャンパー手段14を示す図である。ジャンパ
ー手段14は、熱可塑性樹脂10の一部を金属箔14a
で覆う構造をしている。このジャンパー手段14の作成
方法については、後に、図7、及び図8を用いて説明す
る。図6は、第2の実施例で作成された非接触ICカー
ドの図1におけるA−A’線での部分拡大断面図であ
る。第2の実施例では、コイルパターン3の外周端にあ
る電極パッド2aとコイルパターン3を含む回路の内周
端にある電極パッド2bを図5に示したジャンパー手段
14を用いて接続した構成になっている。図6におい
て、半導体素子5は、熱可塑性樹脂基板11の内部に位
置しており、電極パッド2bを含む回路パターンに電気
的に接続されている。なお、図1におけるジャンパー手
段4が、図6ではジャンパー手段14に相当している。
以下、第2の実施例のジャンパー手段14を作成する工
程を詳細に説明する。図7、及び図8は、第2の実施例
の非接触ICカードにおけるコイル終端部の接続に用い
るジャンパー手段14の作成方法を示す工程図である。
【0014】まず、図7のステップ1−aにおいて、C
uで形成された厚み10〜50μm程度の金属箔104
aの上に、ポリエチレンテレフタレートからなる厚み
0.1mmから0.5mm程度の熱可塑性樹脂100を
配置する。図1のステップ1−bは、ステップ1−aの
B−B’線での断面図である。尚、金属箔104aに
は、Cuの他、電気的導通が得られるAu、Agを用い
てもよい。次に、ステップ2に示すように、金属箔10
4aを熱可塑性樹脂100の縁を包み込むように折り曲
げる。その後、図8のステップ3に示すように、金型1
8a、及び18bの間に配置し、加熱しつつ加圧する熱
プレスを行う。ステップ4において、切断線9に従って
所定の幅に切断することで、図5に示したジャンパー手
段14を作成する。
【0015】以下、図9を用いて、本発明による非接触
ICカードにおけるコイル終端接続方法の第2の実施例
の工程を詳細に説明する。図9は、第2の実施例の非接
触ICカードにおけるコイル終端部の接続方法を示す工
程図である。図9のステップ1では、まず、第1の実施
例の図3のステップ1と同様の工程で、ポリエチレンテ
レフタレートからなる熱可塑性樹脂基板11a上に導電
性ペーストによりコイルパターン3及び電極パッド2
a、2bを含む回路パターンを印刷する。その後、電極
パッド2a、及び電極パッド2bにジャンパー手段14
の金属箔14aの折り曲げた部分が位置するように設置
し、導電性ペーストを熱硬化する。
【0016】ステップ2では、熱可塑性樹脂基板11a
のコイルパターン3が印刷された面に対向する形で、ポ
リエチレンテレフタレートからなる第2の熱可塑性樹脂
基板11bを配置し、金型8a、8b間で加熱しつつ加
圧する熱プレスを行う。熱プレスにより、熱可塑性樹脂
基板11aと11bとは一体に融着して、非接触ICカ
ードを完成する。尚、ジャンパー手段14の熱可塑性樹
脂100、及び熱可塑性樹脂基板11a、11bの素材
は、同じであることが望ましいが、塩化ビニール、ポリ
カーボネート、又はアクリロニトリルブタジエンスチレ
ンも可能である。ステップ3は熱プレス後の断面図を示
したものである。ステップ3に示すように、熱プレスに
より、熱可塑性樹脂基板11a、及び11bは一体化し
て熱可塑性樹脂基板11となる。電極パッド2aと電極
パッド2bは、ジャンパー手段14により電気的に接続
されるが、これらとコイルパターン3とは電気的に絶縁
された状態に保たれている。以上の工程を経て、コイル
パターン3の外周端にある電極パッド2aとコイルパタ
ーン3を含む回路パターンの内周端にある電極パッド2
bの接続がカード成形と同時に完成する。この第2の実
施例では、半導体素子を接続媒体として介することなく
コイルを含む回路パターンの外周端と内周端接続するこ
とができ、半導体素子の大きさでコイルのターン数、線
幅が制限されることがないため、半導体素子の小型化が
可能となる。また、カードを一体成形するための熱プレ
スと同時に回路の内周端と外終端の接続が行える為、生
産性も向上する。
【0017】
【発明の効果】以上の各実施例により詳細に説明したと
ころから明らかなように、本発明によれば、非接触IC
カードにおいて、半導体素子を介することなく、カード
成形の熱プレス工程を利用して、コイルをふくむ回路パ
ターンの外周端と内周端を接続することができる。この
ため、半導体素子の大きさに関わらずアンテナコイルと
して必要なコイルのターン数、線幅を大きな自由度をも
って設定できるようになる。その結果、半導体素子の小
型化が可能となり、さらに生産性も向上させることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2実施例で作成された非
接触ICカードの平面図
【図2】本発明の第1実施例で作成された、非接触IC
カードにおけるコイル終端接続部の部分拡大断面図
【図3】本発明の第1実施例に係わる、非接触ICカー
ドにおけるコイル終端接続方法の前半の工程を示す部分
拡大断面図
【図4】本発明の第1実施例に係わる、非接触ICカー
ドにおけるコイル終端接続方法の後半の工程を示す部分
拡大断面図
【図5】本発明の第2実施例に係わる、非接触ICカー
ドにおけるコイル終端接続に用いるジャンパー手段を示
す図
【図6】本発明の第2実施例で作成された、非接触IC
カードのコイル終端接続部の部分拡大断面図
【図7】本発明の第2実施例に係わる、非接触ICカー
ドにおけるコイル終端接続に用いられるジャンパー手段
の製造方法の前半の工程を示す図
【図8】本発明の第2実施例に係わる、非接触ICカー
ドにおけるコイル終端接続に用いられるジャンパー手段
の製造方法の後半の工程を示す図
【図9】本発明の第2実施例に係わる非接触ICカード
におけるコイル終端接続方法の工程を示す部分拡大断面
【図10】従来の非接触ICカードにおけるコイル終端
接続方法を示す図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、11、11a、11b 熱可
塑性樹脂基板 2a コイルを含む回路パターンの外周端の電極
パッド 2b コイルを含む回路パターンの内周端の電極
パッド 3 コイルパターン 4 ジャンパー手段 4a 金属粒子 4b 金属片 5 半導体素子 14 ジャンパー手段 100 熱可塑性樹脂 104a 金属箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 秀規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村上 慎司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 原田 豊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA40 MB02 MB07 NA08 5B035 AA00 BB09 CA08 CA23 5F061 AA01 BA03 CA22 FA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子及び外部と送受信を行う為の
    アンテナコイルからなる非接触ICカードの製造におい
    て、 熱可塑性樹脂基板に導電性ペーストを用いて、コイルパ
    ターンを含む回路パターンを印刷する工程、 前記コイルパターンを含む回路パターンの外周端の電極
    パッド及び内周端の電極パッド上に金属粒子を配置した
    後、前記導電性ペーストを硬化する工程、 前記熱可塑性樹脂基板と、前記熱可塑性樹脂基板の前記
    コイルパターン形成面とは反対の面に配置される第2の
    熱可塑性樹脂基板との間に、電気的導通のための金属片
    を、前記外周端の電極パッド及び内周端の電極パッドに
    対向する位置関係に配置する工程、 前記第1の熱可塑性樹脂基板の前記コイルパターン形成
    面の上に第3の熱可塑性樹脂基板を配置する工程、及び
    前記第1の熱可塑性樹脂基板、前記第2の熱可塑性樹脂
    基板、前記第3の熱可塑性樹脂基板を一体に熱プレスす
    る工程、 を有することを特徴とする非接触ICカードにおけるコ
    イル終端接続方法。
  2. 【請求項2】 半導体素子及び外部と送受信を行う為の
    アンテナコイルからなる非接触ICカードの製造におい
    て、 金属箔上に熱可塑性樹脂を配置する工程及び前記熱可塑
    性樹脂を包み込むように前記金属箔を折り曲げ、熱プレ
    スした後、所定の幅に裁断する工程によりジャンパー手
    段を形成する工程、 熱可塑性樹脂基板に導電性ペーストを用いてコイルパタ
    ーンを含む回路パターンを印刷する工程、 前記コイルパターンを含む回路パターンの外周端の電極
    パッド及び内周端の電極パッドの上に前記ジャンパー手
    段を載置した後、前記導電性ペーストを硬化する工程、
    及び前記熱可塑性樹脂基板のコイルパターン形成面の上
    に第2の熱可塑性樹脂基板を配置し、一体に熱プレスす
    る工程、 を有することを特徴とする非接触ICカードにおけるコ
    イル終端接続方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の非接触ICカードにおけ
    るコイル終端接続方法において、コイル外周端と内周端
    のジャンパー手段に用いる熱可塑性樹脂の材質が、導電
    性ペーストによりコイルパターンを形成する熱可塑性樹
    脂基板、及び第2の熱可塑性樹脂基板と同じであること
    を特徴とする非接触ICカードにおけるコイル終端接続
    方法。
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