JP2000283937A - 湿度測定装置及び介護・看護支援システム - Google Patents

湿度測定装置及び介護・看護支援システム

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JP2000283937A
JP2000283937A JP11086519A JP8651999A JP2000283937A JP 2000283937 A JP2000283937 A JP 2000283937A JP 11086519 A JP11086519 A JP 11086519A JP 8651999 A JP8651999 A JP 8651999A JP 2000283937 A JP2000283937 A JP 2000283937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体中の水分量を正確に測定可能な湿度測定
装置と、そのような湿度測定装置を用いて被験者のスト
レス状態を正確に検知して病人の介護・看護を支援する
介護・看護支援システムを提供する。 【解決手段】 湿度対応発振回路21の出力信号は、F
/V変化されかつ増幅器24で増幅されてモニタ12へ
と出力される。ここで、シフト検出回路30は、前記増
幅器24の出力を取り込み、その出力信号の所定期間毎
の平均値を求めると共に、それら平均値の差を求めてい
る。そして、その平均値の差の大きさに基づいて、シフ
ト量検出回路30から増幅器24に備えた補正回路28
に命令が送られ、本湿度検出回路11の出力信号から温
度変化を要因としたシフト分が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿度測定装置及び
被験者へのストレスの有無を知らせる介護・看護支援シ
ステム。
【0002】
【従来の技術】従来の湿度測定装置の一例として、特開
平10−276992号公報に掲載されたものが知られ
ている。この湿度測定装置は、気体の相対湿度を測定す
るものであり、例えば人体の皮膚面に接する気体の相対
湿度の測定に用いられ、これにより人体からの発汗量が
測定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、相対湿度は
気体の温度変化に連動して変化するものであるから、前
記した湿度測定装置を用いて発汗量を測定すると、発汗
量自体が変化していなくても、測定結果は温度変化に連
動して変化してしまう。一方、同公報に掲載されている
ように、従来の湿度測定装置を用いて気体中の水分量
(発汗量)を測定するために、気体の温度を一定に調節
する温度調節装置を設けると、システム全体が煩雑かつ
高価になってしまう。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、気体中の水分量を正確に測定可能な湿度測定装置
と、そのような湿度測定装置を用いて被験者のストレス
状態を正確に検知して病人の介護・看護を支援する介護
・看護支援システムの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】<請求項
1の発明>請求項1の発明に係る湿度測定装置は、気体
の相対湿度に対応した電気信号を出力する湿度測定手段
と、湿度測定手段の出力信号に関する平均値の推移か
ら、湿度測定手段の出力信号の変化のうち気体の温度変
化を要因としたシフト量を検出するシフト量検出手段
と、シフト量検出手段からの出力信号に基づき、湿度測
定手段の出力信号から温度変化を要因としたシフト量を
排除又は軽減する補正手段とを備えたところに特徴を有
する。請求項1の湿度測定装置は、被測定対象の気体の
温度変化に伴って相対湿度がシフトしても、そのシフト
分を排除又は軽減させて出力する。ここで、相対湿度の
うち温度変化を要因としたシフト分を排除すれば絶対湿
度になるから、本発明の湿度測定装置によれば、絶対湿
度またはそれに近似した気体中の水分量を測定して出力
できる。しかも、本発明では、湿度測定手段の出力信号
の平均値から温度変化を要因としたシフト量を検出して
いるから、別途、温度測定のための手段を設けずに済
む。その上、本発明の湿度測定装置によれば、従来のよ
うな温度調節装置を要しないから、製作費がかからな
い。
【0006】<請求項2の発明>請求項2の発明では、
請求項1に記載したシフト量検出手段の具体的な構成
が、基準発振器と、基準発振器の出力信号に基づく所定
のサンプリング周期で、湿度測定手段の出力信号から複
数のサンプリングデータを取り込み、それらサンプリン
グデータから所定期間における湿度測定手段の出力信号
の平均値を検出する平均値検出手段と、所定期間毎の平
均値同士を比較して、平均値の推移を検出する湿度推移
出力手段とを備えたものとなっている。
【0007】<請求項3の発明>請求項3の発明に係る
湿度測定装置は、気体の相対湿度に対応した電気信号を
出力する湿度測定手段と、被測定対象となる気体の温度
を測定する温度測定手段と、温度測定手段の測定結果に
基づき、温度のシフト量を検出するシフト量検出手段
と、そのシフト量検出手段からの出力信号に基づき、湿
度測定手段の出力信号から温度変化を要因としたシフト
量を排除又は軽減した信号を出力する補正手段とを備え
たところに特徴を有する。請求項3の湿度測定装置は、
請求項1の発明と同様に、被測定対象の気体の温度変化
に伴って相対湿度がシフトしても、そのシフト分を排除
又は軽減させて出力する。ここで、相対湿度のうち温度
変化を要因としたシフト分を排除すれば絶対湿度になる
から、本発明の湿度測定装置によれば、絶対湿度または
それに近似した気体中の水分量を測定して出力できる。
しかも、本発明では、温度測定手段で実際に測定した気
体の温度に基づいて、温度変化を要因とした相対湿度の
シフト量を検出し、補正手段にてより正確な補正を行え
るから、より正確な絶対湿度の測定が可能となる。
【0008】<請求項4の発明>さらに、請求項4の発
明では、請求項1〜請求項3に記載した湿度測定手段の
具体的な構成が、相対湿度の変化に伴い静電容量が変化
する湿度対応コンデンサを有して、相対湿度に応じた周
波数の信号を出力する湿度対応発振器と、湿度対応発振
器の出力信号の周波数を電圧に変換して出力するF/V
変換器とを備えたものとなっている。
【0009】<請求項5の発明>請求項5の発明に係る
介護・看護支援システムは、人体の皮膚面に宛われて閉
塞される凹所を備えたヘッド部と、凹所内の湿度を検出
するために設けられた請求項1〜請求項4のいずれかに
記載の湿度測定装置と、湿度測定装置の検出結果の急激
な変化を検出して注意信号を発する注意喚起手段とを備
えたところに特徴を有する。請求項5の介護・看護支援
システムでは、人の皮膚面から発汗があると、凹所内の
湿度が変化し、それが湿度測定装置によって検出され
る。ここで、湿度測定装置は、請求項1〜請求項4のい
ずれかに記載の湿度測定装置で構成されているから、温
度変化以外を要因とした湿度の突発的な変化を検出する
ことができ、ストレスの有無を確実に検出することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明に
係る第1実施形態を図1〜図6を参照しつつ説明する。
本実施形態の湿度測定装置11は、図1に示すように、
相対湿度に応じた周波数の信号を出力する湿度対応発振
器21と、湿度対応発振器21の出力信号をノイズフィ
ルタ22を通して受け、その信号の周波数を電圧に変換
するF/V変換器23と、そのF/V変換器23の出力
信号を増幅してモニタ12に出力する増幅器24とを備
える。
【0011】湿度対応発振器21は、例えば図2に示す
ようにOPアンプ、抵抗及びコンデンサを用いた反転積
分器25及び非反転積分器26を組み合わせてなり、反
転積分器25の負帰還路上に、湿度対応コンデンサ27
を備える。湿度対応コンデンサ27は、回りの気体の相
対湿度の増加に伴い静電容量が増加する構造をなし、被
測定対象となる気体に晒される。そして、この湿度対応
発振器21は、湿度対応コンデンサ27を充放電して、
三角波を作り、湿度対応コンデンサ27の静電容量の変
化に連動した周波数の信号を出力する。
【0012】増幅器24は、例えば図3に示すように、
OPアンプを用いた非反転増幅回路であって、OPアン
プの負帰還路の途中に手動スイッチ24Aを備え、これ
を手動操作して増幅率を選択できる。OPアンプの+入
力端子には、本発明の補正手段に相当する補正回路28
が連ねられている。補正回路28は、オフセット用電圧
源V1に一端が連なる抵抗R4と、一端が接地された複
数の抵抗R51〜R54のいずれかとを、例えばC−M
OSアナログスイッチ29によって選択的に直列接続し
てなり、抵抗R1と抵抗R50〜55との共通接続点か
ら延びたラインを前記OPアンプの+入力端子に接続し
てある。また、C−MOSアナログスイッチ29は、後
述のシフト量検出回路30から信号を受けて駆動され
る。
【0013】さて、シフト量検出回路30は、基準発振
器31を備え、その基準発振器31の出力信号に基づく
所定のサンプリング周期で、前記F/V変換器23の出
力信号をサンプリングデータとして取り込む。そして、
内蔵したCPU(本発明のシフト量検出手段及び補正手
段に相当する)が、図4及び図5に示したフローチャー
トに従ってそのサンプリングデータを以下の動作説明で
詳説するように処理する。
【0014】次に、本実施形態の湿度測定装置11を、
例えば椎茸等を栽培するハウスに設置した場合を例示し
て本実施形態の動作を以下説明する。まず、ハウス内の
湿度測定を行う前に、例えば水蒸気が飽和した(相対湿
度100%)の部屋内に湿度対応コンデンサ27を配
し、その部屋内の気温に基づき、本実施形態の湿度測定
装置11が理論上の絶対湿度に対応した信号を出力する
ようにいわゆるキャリブレーションを行っておく。
【0015】次いで、湿度測定装置11をハウス内に設
置し、図示しない起動スイッチをオンする。すると、湿
度対応発振器21に備えた湿度対応コンデンサ27の静
電容量C1の平方根に反比例した周波数の信号を出力す
る。これがノイズフィルタ22に通され、かつ、F/V
変換器23にて周波数に応じた電圧信号に変換されて増
幅器24に送られる。そして、その増幅器24の出力信
号を受けたモニタ12が、時間経過に伴う相対湿度の推
移を図6(C)に示したグラフにして出力する。なお、
このとき、増幅器24に備えた手動スイッチ29A(図
3参照)を操作することで、本湿度測定装置11からの
出力の大きさを所望のレベルに切り換えることができ
る。
【0016】ハウス内に備えた噴霧器が作動すると、ハ
ウス内の気体の相対湿度が一時的に急増する。すると、
湿度対応コンデンサ27の静電容量C1が急増し、湿度
測定装置11の出力信号が突発的に変化するから、それ
がモニタ12により出力される湿度の推移曲線上に表れ
る(例えば、図6(B)の符号P1〜P3参照)。
【0017】さて、ハウス内の気温は、例えば日照時間
に従って図6(A)に示すように変動する。すると、図
6(B)に示すように、相対湿度も気温の変動に連動し
て全体的に大きくシフトする(気温が高い分だけ相対湿
度が低い側にシフトする)。ここで、本システムでは、
湿度測定装置11に備えたシフト量検出回路30が、常
に所定期間毎の相対湿度の平均値を検出している。具体
的には、シフト量検出回路30は、基準発振器31の出
力信号に基づく所定のサンプリング周期(図6(B)の
TIME1参照)で、前記F/V変換器23の出力信号
をサンプリングデータとして取り込み、例えば10個の
サンプリングデータを所定のバッファに蓄積し、それら
を順繰りに更新する。そして、シフト量検出回路30に
内蔵されたCPUが、所定期間(TIME1×10)ご
とに、図4及び図5に示した処理を行う。即ち、CPU
は、測定開始から所定期間(TIME1×10)が経過
したタイミングで、バッファ上の10個のDATAを、
STEP1〜STEP4にてA[1]〜A[10]に格
納し、それら10個のサンプリングデータA[1]〜A
[10]から所定期間(TIME1×10)の相対湿度
の平均値K[1]を検出する(STEP5)。この平均
値K[1]が、測定を開始して最初の平均値データの場
合には、STEP6にてYESに進み、STEP9にて
K[2]に平均値K[1]の値を取り込む。
【0018】次に所定期間(TIME1×10)が経過
すると、CPUは、新たにバッファ上の10個のDAT
Aを、STEP1〜STEP4にてA[1]〜A[1
0]に格納し、それらから所定期間の相対湿度の平均値
K[1]を新たに検出する。そして、今度は、平均値K
[1]が、測定を開始して最初の平均値データではない
ので、STEP6のNOに進み、STEP7にて、この
平均値K[1]と前の所定期間における平均値K[2]
との差Cを求め、STEP8にて図5に示したサブルー
チンSUB1に入る。このサブルーチンSUB1では、
平均値の差Cの大きさに基づきSTEP11〜STEP
16でYESかNOの枝に分けられ、STEP17〜S
TEP22のいずれかで、増幅器24のC−MOSアナ
ログスイッチ29のいずれかのスイッチSW0〜SW5
(図3参照)をオンする。すると、起電力V1を分圧し
たオフセット電圧が、増幅器24の+入力端子にかか
り、温度変化を要因としたシフト量が排除された状態と
なって、モニタ12へと出力される。
【0019】このように、本実施形態の湿度測定装置1
1によれば、被測定対象の気体の温度変化に伴って相対
湿度がシフトしても、そのシフト分を排除して出力する
から、絶対湿度またはそれに近似した気体中の水分量を
測定できる。従って、温度変化以外を要因とした湿度の
突発的な変化(例えば、噴霧器が故障して噴霧し続けた
場合等)の検出も可能となる。しかも、本発明では、湿
度測定手段の出力信号の平均値から温度変化を要因とし
たシフト量を検出しているから、別途、温度測定のため
の手段を設けずに済む。また、本発明の湿度測定装置に
よれば、従来のような温度調節装置を要しないから、製
作費がかからない。さらに、気体の温度の変化による大
きなシフトを除いた信号がモニタ12にて表示されるか
ら、細かな湿度の変化を高倍率で見ることができる。
【0020】<第2実施形態>本実施形態は、図7に示
されており、シフト量検出回路34の構成のみが第1実
施形態のシフト量検出回路30と異なる。本実施形態の
シフト量検出回路34は、温度センサ35を連ねて備
え、湿度対応コンデンサ27の回りの気体温度を所定の
サンプリング周期(TIME1、図6(A)参照)で取
り込み、所定期間(TIME1×10)ごとの気体温度
の平均値を取り込んでいる。そして、シフト量検出回路
34に内蔵したCPUが、所定期間毎の平均値の差を求
め、第1実施形態で説明した図5のフローチャートと同
様にして、増幅器24に備えたC−MOSアナログスイ
ッチ29(図3参照)を切り替えている。
【0021】この構成によっても、前記第1実施形態と
同様に、気体の温度変化に伴って相対湿度がシフトして
も、そのシフト分を排除して出力するから、絶対湿度ま
たはそれに近似した気体中の水分量を測定できる。しか
も、本実施形態では、温度測定手段で実際に測定した気
体の温度に基づいて、温度変化を要因とした相対湿度の
シフト量を検出し、補正回路28にてより正確な補正を
行えるから、より正確な絶対湿度の測定が可能となる。
これにより、絶対湿度が全体的に緩やかに変化しても、
その緩やかな変化をも測定できる(図6(D)参照)。
【0022】<第3実施形態>前記第1及び第2実施形
態では増幅器24の倍率は、手動で調整する構成であっ
たが、本実施形態では、例えば図8に示すように、倍率
を切り替えるためのC−MOSアナログスイッチ33を
備える。そして、シフト量検出回路30(図1参照)の
CPUにて、サンプリングデータの最大値と最小値とを
求め、それら最大値と最小値がモニタ12にて表示され
得る最大の倍率となるように、CPUにてC−MOSア
ナログスイッチ33のSW11〜SW14がオンオフさ
れる。本実施形態のモニタ12の表示結果は、湿度変化
が微少であっても、それが自動的に表示可能スケールの
最大限に示される。
【0023】<第4実施形態>本実施形態は、図9及び
図10に示されており、前記第1実施形態と基本構成が
同一の湿度測定装置11を備えて、寝たきりの病人を介
護及び看護するシステムに本発明を適用したものであ
る。以下、本実施形態のうち前記第1実施形態と異なる
構成のみを説明し、同じ構成の部位に関しては、同一符
号を付して重複した説明は省略する。
【0024】図9において、符号10は寝たきりの病人
に宛われるヘッド部である。このヘッド部10は、詳細
には図10に示すように、人体の皮膚面Hに宛われて閉
塞される凹所13を備え、その凹所13の内部に湿度対
応コンデンサ27が配置されている。また、ヘッド部1
0の周壁には、適度に空気が入れ替わるように通風孔1
0Aが貫通形成されている。
【0025】湿度測定装置11の出力ラインには、ラン
プ駆動回路41が連なっている。ランプ駆動回路41
は、湿度測定装置11の出力信号が所定値以上に大きく
なった場合に、オンして例えば看護部屋に配したランプ
42を点灯させる。
【0026】本実施形態では、前記第1実施形態と同様
の湿度測定装置11を備えて、温度変化以外を要因とし
た湿度の突発的でかつ小さな変化を検出することができ
るから、病人がストレスを受けたときに生じる精神性発
汗を、確実に検出できる。これにより、その病人にスト
レス等がかかっていることを介護者、看護婦等に迅速に
知らせることができる。特に、言語障害を患った病人
は、苦痛、不快感等の意識状態を介護者等に伝達できな
いので、本システムは、そのような病人の介護・看護を
効果的に支援できる。
【0027】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0028】(1)前記各実施形態の補正回路28は、
増幅器24の出力信号をオフセットさせていたが、例え
ば図12に示すように、湿度対応発振器21の非反転積
分器26に備えた抵抗R21〜24を、C−MOSアナ
ログスイッチ36にて切り替えて接続することで、温度
変化を要因とした湿度のシフト分を補正する構成として
もよい。
【0029】(2)前記各実施形態の湿度対応発振回路
21は、OPアンプを用いた反転積分回路と非反積分転
回路とを組み合わせてなるものであったが、例えばウィ
ーンブリッジ発振回路や、移相型のRC発振回路、また
は、LC発振回路であってもよい。
【0030】(3)前記第1実施形態のF/V変換器2
3の出力ラインに、補正回路28を有しない増幅器を別
途に設け、湿度測定装置11が絶対湿度のみならず相対
湿度をも測定できる構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る湿度測定装置の構
成を示すブロック図
【図2】湿度対応発振器を示す回路図
【図3】増幅器を示す回路図
【図4】シフト量検出装置の動作を示すフローチャート
【図5】シフト量検出装置の動作を示すフローチャート
【図6】(A)被測定対象の気温の推移曲線 (B)相対湿度の推移曲線 (C)第1実施形態の湿度測定装置の出力信号の推移曲
線 (D)第2実施形態の湿度測定装置の出力信号の推移曲
【図7】第2実施形態に係る湿度測定装置の構成を示す
ブロック図
【図8】第3実施形態の湿度測定装置における増幅器を
示す回路図
【図9】第4実施形態に係る介護・看護支援システムの
構成を示すブロック図
【図10】ヘッド部の側断面形状
【図11】変形例1の湿度対応発振器を示す回路図
【符号の説明】
10…ヘッド部 11…湿度測定装置 13…凹所 21…湿度対応発振器(湿度測定手段) 22…ノイズフィルタ(湿度測定手段) 23…F/V変換器(湿度測定手段) 27…湿度対応コンデンサ 28…補正回路(補正手段) 30,34,40…シフト量検出回路 31…基準発信器 35…温度センサ(温度測定手段) 41…ランプ駆動回路(注意喚起手段) 42…ランプ(注意喚起手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体の相対湿度に対応した電気信号を出
    力する湿度測定手段と、前記湿度測定手段の出力信号に
    関する平均値の推移から、前記湿度測定手段と出力信号
    の変化のうち前記気体の温度変化を要因としたシフト量
    を検出するシフト量検出手段と、前記シフト量検出手段
    からの出力信号に基づき、前記湿度測定手段の出力信号
    から前記温度変化を要因としたシフト量を排除又は軽減
    する補正手段とを備えたことを特徴とする湿度測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シフト量検出手段は、基準発振器
    と、 前記基準発振器の出力信号に基づく所定のサンプリング
    周期で、前記湿度測定手段の出力信号から複数のサンプ
    リングデータを取り込み、それらサンプリングデータか
    ら所定期間における湿度測定手段の出力信号の平均値を
    検出する平均値検出手段と、 前記所定期間毎の前記平均値同士を比較して、前記平均
    値の推移を検出する湿度推移出力手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の湿度測定装置。
  3. 【請求項3】 気体の相対湿度に対応した電気信号を出
    力する湿度測定手段と、前記被測定対象となる気体の温
    度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段の測定
    結果に基づき、前記温度のシフト量を検出するシフト量
    検出手段と、そのシフト量検出手段からの出力信号に基
    づき、前記湿度測定手段の出力信号から前記温度変化を
    要因としたシフト量を排除又は軽減した信号を出力する
    補正手段とを備えたことを特徴とする湿度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記湿度測定手段は、相対湿度の変化に
    伴い静電容量が変化する湿度対応コンデンサを有して、
    前記相対湿度に応じた周波数の信号を出力する湿度対応
    発振器と、前記湿度対応発振器の出力信号の周波数を電
    圧に変換して出力するF/V変換器とを備えてなること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の湿
    度測定装置。
  5. 【請求項5】 人体の皮膚面に宛われて閉塞される凹所
    を備えたヘッド部と、前記凹所内の湿度を検出するため
    に設けられた請求項1〜請求項4のいずれかに記載の湿
    度測定装置と、前記湿度測定装置の検出結果の急激な変
    化を検出して注意信号を発する注意喚起手段とを備えた
    ことを特徴とする介護・看護支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012002239A1 (ja) * 2010-06-29 2012-01-05 独立行政法人産業技術総合研究所 ハロゲン化物の検出剤、並びにそれを検出する方法及び検出センサー

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WO2012002239A1 (ja) * 2010-06-29 2012-01-05 独立行政法人産業技術総合研究所 ハロゲン化物の検出剤、並びにそれを検出する方法及び検出センサー

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