JP2000283727A - 合板製造検査装置 - Google Patents

合板製造検査装置

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JP2000283727A
JP2000283727A JP9184699A JP9184699A JP2000283727A JP 2000283727 A JP2000283727 A JP 2000283727A JP 9184699 A JP9184699 A JP 9184699A JP 9184699 A JP9184699 A JP 9184699A JP 2000283727 A JP2000283727 A JP 2000283727A
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JP
Japan
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belt conveyor
line profile
cross
plywood
plywood production
Prior art date
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Application number
JP9184699A
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English (en)
Inventor
Masatsune Tomita
政常 富田
Noboru Ishida
登 石田
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のこの種の合板製造検査装置はチップ材
の高さ変化で製造ラインの異常を判断しているので、製
造上特に問題のない局所的な変化でも警報が出力され
る。 【解決手段】 光距離計を時間の経過と共にベルトコン
ベア進行方向斜め前方にに走査させることで前記ベルト
コンベアの搬送による位置ズレを吸収させ、前記ベルト
コンベアの搬送方向に対し直角断面のラインプロファイ
ルを計測する手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合板製造ラインに使
用する合板製造検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の合板は木片チップ材を接着剤等と
共に圧延して製造されるが、その製造ラインは図4〜図
6に示すようになる。図4は、合板製造ラインを説明す
るための概念図である。図4において、1はベルトコン
ベア、2はチップ材散布部、3はカバー、4はベルトコ
ンベア上に散布されたチップ材、5はチップ材を圧延す
る圧延ローラ、6はチップ材が圧延されて製造された合
板である。
【0003】図5は、ベルトコンベア1上に散布される
チップ材4の様子を示す図である。また図6は、図5の
矢印A方向から見たベルトコンベア断面を示す断面図で
あり、図5,図6に示すようにベルトコンベア1上のチ
ップ材4は、一般的にはその断面中央部に平坦部4aが
形成され、両端に盛山4bが形成された形状を成す。そ
して平坦部4aの部分のみが圧延されて合板が製造され
る。従ってベルトコンベア1上を流れてくるチップ材4
の平坦部4aの高さ(h)は、均一である必要があり、
このため合板製造検査装置を用いて平坦部の高さ(h)
の変動を検出することとしている。
【0004】図7は、従来の合板製造検査装置の一例を
示す図であり、21はコヒーレントな検出光線22を出
力するレーザ発光器、23は光電センサ、24は装置全
体を制御する制御回路、25は警報装置を示す。平坦部
4a(図6参照)の高さが変化し検出光線が遮られる
と、光電センサ23がこれを検出して警報装置25を動
作させて警報が発せられ、この警報を聞いた作業員によ
って製造ラインの点検が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の合
板製造検査装置では平坦部の高さが変化するとその高さ
変化が局所的か否かに係わらず警報が発せられるが、合
板は均一に圧延されて製造されるため、その高さ変化が
例えば図8(A)の4cに示すように局所的な場合には
製造上問題は特になく、図8(B)の4dに示すように
厚さ変化が局所的でない場合に製造された合板の厚さが
不均一になる。従って厚さが不均一な合板を製造しない
ためには、図8(C)に示すように平坦部断面のライン
プロファイルを検出して検査する装置が必要になる。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、平坦部断面のラインプロファイルを
検出して検査する合板製造検査装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の合板製造検査装
置は、ベルトコンベア上を搬送されてくる木片チップ材
の厚みを、このベルトコンベアに対する断面ラインプロ
ファイルで計測する合板製造検査装置において、前記ラ
インプロファイルの計測は、光距離計を時間の経過と共
にベルトコンベア進行方向斜め前方に走査させることで
前記ベルトコンベアの搬送による位置ズレを吸収させ、
前記ベルトコンベアの搬送方向に対し直角断面のライン
プロファイルを計測する手段を備えたことを特徴とす
る。
【0008】また前記ラインプロファイルの計測は、複
数の光距離計をそれぞれ同期させて時間の経過と共にベ
ルトコンベア進行方向斜め前方に走査させることで前記
ベルトコンベアの搬送による位置ズレを吸収させ、前記
ベルトコンベアの搬送方向に対し直角断面のラインプロ
ファイルをサンプリングする手段を備えたことを特徴と
する。
【0009】また前記光距離計は、前記ベルトコンベア
の一端をa点,このa点に対しベルトコンベアの搬送方
向に直角な方向で任意の距離L3離れた他の一端をc
点,このc点に対しベルトコンベアの搬送方向で任意の
距離L2前方をb点とする三角形(距離a〜b=L1)
からなる光距離計移動枠に沿って移動させることとし、
前記ベルトコンベアの移動速度をS2とした場合、前記
光距離計が前記距離L1を移動する時の速度S1を、S
1=(L1×S2)/L2として前記ベルトコンベアの
搬送による位置ズレを吸収させ、前記ベルトコンベアの
搬送方向に対し直角断面のラインプロファイルをサンプ
リングするする手段を備えたことを特徴とする。
【0010】さらに、ベルトコンベアに対する直角断面
のラインプロファイルをサンプリングした場合、統計処
理を用いて、計測される厚さの変動が標準偏差を超えて
いるようなデータは除外して木片チップ材の厚みの正常
/異常を検査する手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の合板製造検査装
置の基本原理を示す図である。平坦部断面のラインプロ
ファイルを検出する場合、種々な方法が考えられるが、
第1の方法としては図1(A),(A’)に示すよう
に、光距離計11を横一線に並べて測定点の集合として
ラインプロファイルを測定する方法がある。然しながら
この第1の方法では、検出できるプロファイルが測定点
の集合でしかなく、正確なプロファイルを検出するため
には、多数の光距離センサが必要となり、コストの高騰
を招く。
【0012】第2の方法としては図1(B),(B’)
に示すように、光距離センサを平坦部でベルトコンベア
移動方向に直角に走査させて(白抜きの矢印201に示
す)ラインプロファイルを測定する方法である。然しな
がらこの第2の方法では、製造ライン(ベルトコンベア
1)が常に移動しているため、ベルトコンベア移動方向
に直角な方向の断面のラインプロファイルは検出でき
ず、点線の矢印202に示すように、斜め後方の断面の
ラインプロファイルしか得られない。
【0013】従って本発明の合板製造検査装置は図1
(C),(C’)に示すように、製造ラインの移動を考
慮してこの移動に同期させてベルトコンベア進行方向斜
め前方に光距離センサを所定速度で走査させる(白抜き
の矢印203に示す)構成とし、点線の矢印204に示
すように製造ライン(ベルトコンベア1)に対して直角
断面のラインプロファイルを検出できるようにした。以
下、本発明の合板製造検査装置の一実施形態について説
明する。
【0014】図2は、本発明の合板製造検査装置の一実
施形態を説明するための図、図3は図2に示す装置を上
面から見た図である。図2において、1はベルトコンベ
ア、10は固定枠、11は光距離計、12は光距離計移
動機構、13は光距離計移動枠、14は移動枠上下機
構、15は距離計移動速度計算部、16は制御回路、1
7はデータ表示部、18は警報装置を示す。上述のよう
にベルトコンベア1は常に移動しているためベルトコン
ベア搬送方向に対して直角断面のラインプロファイルを
検出するためには、ベルトコンベアの移動に同期させて
進行方向斜め前方に光距離計を走査させる必要があり、
図3に示すような光距離計移動枠13を備えた装置とす
る。
【0015】そして移動枠13において、距離a〜bを
L1,距離b〜cをL2,距離c〜aをL3とし、ベル
トコンベア1の移動速度をS2とした場合、a〜bを移
動する光距離計の移動速度S1は、L1/S1=L2/
S2から S1=(L1×S2)/L2 とすれば、ベ
ルトコンベア搬送方向に対して直角断面のラインプロフ
ァイルを求めることができる。従って距離計移動速度計
算部15へはベルトコンベア移動速度S2のデータを入
力し、上述の式により移動速度S1を算出し、光距離計
移動機構12でa〜b間をこの速度で光距離計11を移
動させる構成とした。そしてラインプロファイルの計測
を終了した場合、光距離計移動機構12がb〜c,c〜
aと移動して光距離計11を基の位置まで移動させ、次
の計測に備える構成としている。
【0016】そしてベルトコンベアに対する直角断面の
ラインプロファイルが計測されて、その厚さの変動が検
査されるが、制御回路16では統計処理を行い、ベルト
コンベア1の搬送方向をY方向,このY方向に直角な方
向をX方向とした場合、各サンプリングごとに計測され
る、それぞれX方向での厚さの変動が、標準偏差を超え
ているデータは除外し、埃等による誤動作を防止する構
成とした。
【0017】なお上述の実施形態では、光距離計が1台
の装置として説明しているが、同様な動きをする光距離
計をベルトコンベア横方向に複数台備え、製造ライン1
に対して直角断面を分割して計測する装置としても良
い。
【0018】
【発明の効果】本発明の合板製造検査装置は以上説明し
たように、光距離計を斜め前方に所定速度でスキャンさ
せる構成としたので、ベルトコンベア搬送方向に直角断
面のラインプロファイルを計測でき、より正確な検査が
可能となる。またいわゆる統計処理を用いて計測される
厚さの変動が標準偏差を超えているデータは除外して製
造ラインの正常,異常を判断する構成としたので、埃等
による誤動作を防止できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合板製造検査装置の動作の基本原理を
説明するための図である。
【図2】本発明の合板製造検査装置の一実施形態を説明
するための図である。
【図3】図2に示す装置を上面から見た図である。
【図4】合板製造ラインを説明するための概念図であ
る。
【図5】ベルトコンベア1上に散布されるチップ材4の
様子を示す図である。
【図6】ベルトコンベア断面を示す断面図である。
【図7】従来の合板製造検査装置の一例を示す図であ
る。
【図8】従来の合板製造検査装置の問題点を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア 2 チップ材散布部 3 カバー 4 チップ材 5 圧延ローラ 6 合板 10 固定枠 11 光距離計 12 光距離計移動機構 13 光距離計移動枠 14 移動枠上下機構 15 距離計移動速度計算部 16 制御回路 17 データ表示部 18 警報装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベア上を搬送されてくる木片
    チップ材の厚みを、このベルトコンベアに対する断面ラ
    インプロファイルでサンプリングして厚みの正常/異常
    を検査する合板製造検査装置において、 前記ラインプロファイルの計測は、光距離計を時間の経
    過と共にベルトコンベア進行方向斜め前方に走査させる
    ことで前記ベルトコンベアの搬送による位置ズレを吸収
    させ、前記ベルトコンベアの搬送方向に対し直角断面の
    ラインプロファイルをサンプリングする手段を備えたこ
    とを特徴とする合板製造検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の合板製造検査装置におい
    て、 前記ラインプロファイルの計測は、複数の光距離計をそ
    れぞれ同期させて時間の経過と共にベルトコンベア進行
    方向斜め前方に走査させることで前記ベルトコンベアの
    搬送による位置ズレを吸収させ、前記ベルトコンベアの
    搬送方向に対し直角断面のラインプロファイルをサンプ
    リングする手段を備えたことを特徴とする合板製造検査
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の何れかに記載の
    合板製造検査装置において、 前記光距離計は、前記ベルトコンベアの一端をa点,こ
    のa点に対しベルトコンベアの搬送方向に直角な方向で
    任意の距離L3離れた他の一端をc点,このc点に対し
    ベルトコンベアの搬送方向で任意の距離L2前方をb点
    とする三角形(距離a〜b=L1)からなる光距離計移
    動枠に沿って移動させることとし、 前記ベルトコンベアの移動速度をS2とした場合、 前記光距離計が前記距離L1を移動する時の速度S1
    を、S1=(L1×S2)/L2として前記ベルトコン
    ベアの搬送による位置ズレを吸収させ、前記ベルトコン
    ベアの搬送方向に対し直角断面のラインプロファイルを
    サンプリングするする手段を備えたことを特徴とする合
    板製造検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3の何れ
    かに記載の合板製造検査装置において、ベルトコンベア
    に対する直角断面のラインプロファイルをサンプリング
    した場合、統計処理を用いて、計測される厚さの変動が
    標準偏差を超えているようなデータは除外して木片チッ
    プ材の厚みの正常/異常を検査する手段を備えたことを
    特徴とする合板製造検査装置。
JP9184699A 1999-03-31 1999-03-31 合板製造検査装置 Pending JP2000283727A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109724555A (zh) * 2019-03-05 2019-05-07 佛山市艾菲尔智能科技有限公司 板材在线轮廓检测装置
CN110186401A (zh) * 2019-05-31 2019-08-30 广东赛因迪科技股份有限公司 一种平面度测量控制方法以及设备

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