JP2000282943A - 内燃機関およびその給排気装置 - Google Patents

内燃機関およびその給排気装置

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JP2000282943A
JP2000282943A JP11087818A JP8781899A JP2000282943A JP 2000282943 A JP2000282943 A JP 2000282943A JP 11087818 A JP11087818 A JP 11087818A JP 8781899 A JP8781899 A JP 8781899A JP 2000282943 A JP2000282943 A JP 2000282943A
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Japan
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cylinder
internal combustion
combustion engine
exhaust
intake
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JP11087818A
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English (en)
Inventor
Jun Saito
藤 準 斉
Teruhiro Sakurai
井 輝 浩 桜
Toshiji Amano
野 寿 二 天
Yasuharu Kawabata
端 康 晴 川
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関のNOxを除去し、ノッキングを防
止すること。 【解決手段】 内燃機関のシリンダ(1)のシリンダヘ
ッド(4)にシリンダ(1)内に位置する正極(8)を
有する放電部(7)が設けられ、その正極(8)は高電
圧発生源(25)に接続され、放電によりNOxを除去
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば火花で着火
する内燃機関の排ガスを浄化して排出する内燃機関およ
びその吸排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、内燃機関ではシリンダ内に
供給された燃料の熱エネルギを回転力に変換し動力を取
り出すようになっている。この内燃機関の燃焼により発
生する排ガスはピストンの排気行程においてシリンダか
ら排出されるものであるが、2−ストローク機関でも4
−ストローク機関でも、排気行程においてシリンダ内の
すべての排ガスを排出することはできないので、シリン
ダ中に排ガスが残留する。このような残留ガスにはノッ
キング促進効果を有するNOxが含まれており、その結
果、ノッキングが生じ、そのために、高出力化や高効率
化が阻害され、また内燃機関の耐久性も低下する。
【0003】他方、放電管に模擬排ガスを通すとNOx
が減少することが知られている(日本機械学会No.9
40−23環境工学総合シンポジウム´94講演論文集
参照)。しかしながら、NOxの発生そのものを低下さ
せることはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の主
目的は、ノッキングが発生し難い内燃機関およびその吸
排気装置を提供するにある。
【0005】本発明の他の目的は、シリンダから排出さ
れない残留ガスからNOxを除去し、もって耐ノッキン
グの優れた内燃機関を提供するにある。
【0006】本発明の別の目的は、NOxから変換され
たNO又はN−acidによる排気管の腐食を防止で
きる内燃機関の吸排気装置を提供するにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、NOxの除去
に伴う不都合を防止できる内燃機関およびその吸排気装
置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シリン
ダ内を往復運動するピストンを有する内燃機関におい
て、そのシリンダのシリンダヘッドにシリンダ内に位置
する電極を有する放電部が設けられ、その電極は高電圧
発生源に接続されている。したがって、排ガス中に含ま
れるNOxは放電により除去される。そしてノッキング
促進剤として作用するNOxが除去されることにより、
ノッキングが発生し難くなるのである。
【0009】そして本発明によれば、シリンダ内を往復
運動するピストンを有し、吸気弁を介して吸気を送る吸
気管と排気弁を介して排気を排出する排気管とを設けた
内燃機関の吸排気装置において、そのシリンダのシリン
ダヘッドにシリンダ内に位置する正極を有する放電部が
設けられ、その正極は高電圧発生源に接続されており、
排気管にクーラとドレン排出装置とを設けてある。した
がって、放電によって生ずるNO又はN−aicdは
冷却されて液化しドレン排出手段から排出される。この
ようにして排気管の腐食を防止できる。
【0010】また本発明によれば、ピストンのピストン
ロッドを駆動される回転軸に角度検出手段を設け、その
角度検出手段からの信号で放電部の高電圧発生源を制御
する制御手段を設けてある。
【0011】さらに本発明によれば、制御手段は角度検
出手段からの信号によって排気行程であると判断した場
合に高電圧発生源に信号を送って放電を行う機能を有し
ている。したがって、放電はNOxの除去に必要な排気
行程で行われ、無用のエネルギの消費がなく、また放電
による着火等の不都合を防止できる。
【0012】そして本発明によれば、排気弁の開閉を検
知するギャップセンサを設け、そのギャップセンサから
の信号で放電部の高電圧発生源を制御する制御手段を設
けてある。
【0013】そしてさらに、本発明によれば、制御手段
はギャップセンサからの信号によって排気弁が開で排気
行程であることを判断した場合に、高電圧発生源に信号
を送って放電を行う機能を有している。排気行程では、
排気弁が開くので、これを検知することによってNOx
の除去に必要な排気行程を検出でき、好適な放電を行う
ことができる。
【0014】また、本発明によれば、シリンダ内を往復
運動するピストンを有し、吸気弁を介して吸気を送る吸
気管と排気弁を介して排気を排出する排気管とを設けた
内燃機関の吸排気装置において、そのシリンダのシリン
ダヘッドにシリンダ内に位置する正極を有する放電部が
設けられ、その正極は高電圧発生源に接続されており、
吸気管に所定圧力で開く防爆弁を設けてある。
【0015】そして本発明によれば、シリンダ内を往復
運動するピストンを有し、吸気弁を介して吸気を送る吸
気管と排気弁を介して排気を排出する排気管とを設けた
内燃機関の吸排気装置において、そのシリンダのシリン
ダヘッドにシリンダ内に位置する正極を有する放電部が
設けられ、その正極は高電圧発生源に接続されており、
排気管に所定圧力で開く防爆弁を設けてある。このよう
に防爆弁を設けることにより、万一吸気管へのバックフ
ァイヤまたは排気管内での異常爆発により圧力が所定値
以上になっても、部品の破壊を防止することができる。
【0016】さらに本発明によれば、シリンダ内を往復
運動するピストンを有し、吸気弁を介して吸気を送る吸
気管と排気弁を介して排気を排出する排気管とを設けた
内燃機関の吸排気装置において、そのシリンダのシリン
ダヘッドにシリンダ内に位置する正極を有する放電部が
設けられ、その正極は高電圧発生源に接続されており、
吸気管に火炎検知手段を設けてある。
【0017】また本発明によれば、シリンダヘッドに火
炎検知手段を設けてある。
【0018】かつ本発明によれば、シリンダ内を往復運
動するピストンを有し、吸気弁を介して吸気を送る吸気
管と排気弁を介して排気を排出する排気管とを設けた内
燃機関の吸排気装置において、そのシリンダのシリンダ
ヘッドにシリンダ内に位置する正極を有する放電部が設
けられ、その正極は高電圧発生源に接続されており、排
気管に火炎検知手段を設けてある。このようにすること
によって、万一放電により燃料が燃焼するという火炎が
生じてもそれを知ることができる。
【0019】そして本発明によれば、火炎検知手段から
の信号が入力される制御手段を備え、その制御手段は吸
気管内に火炎が発生したときに放電を停止する機能を有
している。したがって万一吸気管でバックファイヤが生
じても、その後のバックファイヤを防ぐことができるの
で安全である。
【0020】本発明によれば、火炎検知手段からの信号
が入力される制御手段を備え、その制御手段は排気管内
に火炎が発生したときに、放電を停止する機能を有して
いる。
【0021】そして本発明によれば、火炎検知手段から
の信号が入力される制御手段を備え、その制御手段はシ
リンダ内の異常燃焼が発生したとき放電を停止する機能
を有している。このように放電を停止することにより、
未燃分である未燃炭化水素が着火するのを防止できる。
【0022】そして本発明によれば、シリンダにノック
検出手段を設け、そのノック検出手段からの信号が入力
される制御手段を設け、その制御手段は、放電部の高電
圧発生源と、点火時期の制御装置と、負荷制御装置、と
に接続されている。
【0023】そして本発明によれば、制御手段は、吸気
管・シリンダ内・排気管のいずれかで火炎が検知されて
放電が停止した後に、ノック検出手段からノッキングが
発生しているか否かを判断し、ノッキングが発生してい
なければそのまま運転を続け、ノッキングが発生してい
れば点火時期の遅角および/又は負荷の減少を行う機能
を有している。放電を停止すると、ノッキング促進作用
を持つNOxの除去が行われなくなるため、ノッキング
を惹起する可能性がある。しかし、上述した様な構成と
すれば、点火時期の遅角および/又は負荷の減少によ
り、ノッキングの発生に対して確実に対処或いは防止す
ることができるのである。
【0024】さらに本発明によれば、上述した制御(放
電停止後に、ノック検出手段からノッキングが発生して
いるか否かを判断し、ノッキングが発生していなければ
そのまま運転を続け、ノッキングが発生していれば点火
時期の遅角および/又は負荷の減少を行う制御:請求項
16の制御)が働く前に、次の様な制御を行う機能を有
している。すなわち、吸気管・シリンダ内・排気管での
異常爆発により機関が破壊された場合、内燃機関を停止
させる機能を有している。この様に構成すれば、異常爆
発による機関の破壊という非常時に際して、機関を安全
に停止することが出来る。換言すれば、非常事態に対し
て安全且つ確実に対処することが出来るので、本発明は
安全性が極めて高いのである。
【0025】そして本発明によれば、シリンダにノック
検出手段を設け、そのノック検出手段からの信号が入力
される制御手段を設け、その制御手段はノック検出手段
からの信号によりノッキングが発生していると判断され
る場合にのみ、放電を行う機能を有している。ここで、
ノッキングが発生しており、且つ、機関が排気行程にあ
る場合だけである場合にのみ放電を行う機能を有する様
に構成すれば、省エネルギとバックファイヤの防止の両
方の観点から好適である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を説明する。図1において、本発明を実施した内燃機
関が示されており、シリンダ1内をピストン2が往復運
動するようになっており、ピストン2に設けたピストン
ロッド3により回転力が取り出される。シリンダヘッド
4には吸気管5および排気管6がそれぞれ図示しない吸
気弁および排気弁を開して連通している。そしてさらに
本発明に従って、全体を7で示す放電部がシリンダヘッ
ド4に取付けられている。
【0027】この放電部7は図面の下側に放電用の正極
8を備え、シリンダヘッド4には絶縁体9を介して取付
けられ、そしてライン10は正の高圧電源に接続されて
いる。図中11はアースラインである。さらに図示の例
ではシリンダヘッド4には燃料供給装置12が設けられ
ている。しかしながら燃料供給装置12は吸気管5に設
けることもできる。このように放電部7からコロナ放電
させることによって、排気行程中に残留する排ガス中に
含まれるNOxを除去することができる。
【0028】図2は本発明の別の実施例を示し、図1に
対応する部品はすべて同じ符号で示してある。この実施
例では排気管6にクーラ15を設け、その下流側にドレ
ン排出手段すなわちドレン弁16を設けてある。
【0029】したがって、放電部7の放電によって、排
ガス中に生ずるNO又はN−acidが冷却されて液
化し、ドレン弁16から排出される。NO又はN−a
icdは排気管を腐食させるので、このようにして排出
すれば排気管の腐食を防止できる。なお、NO又はN
−acidは気体の場合は排 気管を腐食させないが、
排気管を流れて下流に行くに従って冷却されて液化する
と不都合であるから、このようにクーラおよび排出機構
を設けるのがよい。
【0030】図3および図4は本発明の他の実施例を示
している。この実施例は放電タイミングを制御する機能
を有している。図3において、ピストンロッド3で作動
するクランクの回転軸20には角度検出手段、すなわち
図示の例ではロータリエンコーダ21が設けられ、その
回転信号は信号ライン22を介して制御手段23に入力
される。他方、この制御手段23からの信号は信号ライ
ン24を介して高電圧発生源25を作動し、放電部7を
コロナ放電するようになっている。
【0031】図4において、ロータリエンコーダ21が
回転して(ステップS1)、その信号により制御手段2
3が排気行程であることを検知すると(ステップS
2)、高電圧発生源25に信号を送って(ステップS
3)、放電部7で放電させて、NOxを除去し、放電が
終了すると(ステップS4)、リターンする。
【0032】このようにして、必要なときのみ放電させ
ることによって無駄な放電作業をせずに、省エネルギ的
であり、ノッキングを促進するNOxを充分に除去でき
ると共に、燃料噴射時に放電すると燃焼前の燃料に着火
するが、そのような危険は生じない。
【0033】図5は図3の実施例の変形例であり、ロー
タリエンコーダ21に代えて、排気弁のギャップを測定
するギャップセンサを設けたものである。図5におい
て、吸気管には吸気弁30が設けられ、排気管6には排
気弁31が設けられているが、排気行程時に排気弁31
が開く(図面で下動する)ことを利用して、ギャップセ
ンサ36が排気弁31が開いたことを検知し、これを制
御手段23に知らせ、制御手段23は信号を高電圧発生
源25に送って、放電部7から放電させるようになって
いる。この図5の実施例での作動は図4のステップS1
をギャップセンサと読み代えればよいので省略する。
【0034】図6は本発明のさらに別の実施例を示して
いる。この例では吸気管5に一定圧力で開く防爆弁33
が設けられている。通常は排気行程では、燃料が燃焼し
ているので、放電によりバックファイアは生じないが、
万一、燃料が残っていて放電によりバックファイアを生
じた場合に、もしも吸気弁が開いていると、吸気管の上
流側の吸気フィルタその他に悪影響をおよぼすことにな
る。そこで、吸気管5に一定圧力で開く防爆弁33を設
け、バックファイアによる圧力の上昇を防止するように
なっている。
【0035】図7は図6の変形例であって、排気管6に
防爆弁33を設けた例である。したがって、本発明の実
施に際して吸気管および排気管の両方に防爆弁を設けて
もよい。
【0036】このように未燃炭化水素の爆発により生成
させる高圧ガスを逃がすことで吸気管・排気管・シリン
ダの破壊を防ぐことができる。以上のように放電部を設
けることはNOxの除去に好ましいけれども、バックフ
ァイア等の火炎を検知して例えば放電を停止させること
もできる。図8ないし図10にはその検知の態様が開示
されている。
【0037】図8は吸気管5に火炎検知用電極すなわち
センサ35を設けた例である。図9はシリンダヘッドに
センサ35を設けた例であり、そして図10は排気管6
にセンサ35を設けた例である。いずれの例でも放電部
7の放電により本来着火してはならない排気行程中の着
火をセンサ35が検知することができ、ライン36を介
して図示しない制御手段に信号を送る。すると制御手段
はまず放電の停止を行い、その後場合により負荷を下げ
点火時期の遅角を行い、あるいは内燃機関を停止させ
る。
【0038】図11は本発明のさらに他の実施例が示さ
れている。吸気管5に圧力センサ135を設け、その信
号は制御手段23に入力され、そして制御手段23は高
電圧発生部25および燃料供給装置12に信号を出力す
るようになっている。ここで、内燃機関が破壊した場合
に、圧力センサ35の出力信号によって、当該破壊を検
出することが出来る。
【0039】内燃機関が破壊するという非常事態が発生
した場合に、直ちに内燃機関を停止させる制御のフロー
が、図12に示されている。図12において、吸気圧力
センサ135の出力信号が制御手段23に伝達される
(ステップS5)。制御手段23は、吸気圧力センサ3
5の出力信号から機関が破壊されたか否かを判断し(ス
テップS6)、機関が破壊された判断したときは(ステ
ップS6がYES)、内燃機関を直ちに停止させる(ス
テップS7)。その結果、機関が破壊した際には安全に
停止される。この実施形態においては、機関の破壊とい
う非常事態に直面した場合に、安全に且つ直ちに停止す
る様な制御を行っている。すなわち、非常事態に対する
安全対策も十分に講じられているのである。
【0040】図13は本発明のさらに別の実施例を示
し、シリンダ1にノック検出手段40を設けた例であ
る。このノック検出手段40としてはマップその他のセ
ンサで内燃機関の出力変動を検知するものであればよ
い。図示の実施例では吸気管・シリンダ内または排気管
に設置された火炎検知用センサからの火炎検知により放
電を停止したためノッキングが発生し、ノック検出手段
40からのノック信号が制御手段23に送られると、制
御手段23は負荷制御装置(ex、燃料供給装置、スロ
ットル)に信号を送る。
【0041】火炎検知後の放電停止とその後のノッキン
グ発生による点火時期の遅角および/又は負荷を減少さ
せる例が図14に示されている。放電が行われている間
に(ステップS10)、火炎検知用センサから信号があ
って(ステップS11)、異常燃焼が生じた場合、火炎
の検知後(ステップS12)、放電を停止し(ステップ
S13)、制御手段23はノック検出手段からの信号が
あるかないかを判断する(ステップS14)。ノッキン
グが発生しない場合(NO)は連続運転を行う(ステッ
プS15)。もしもノッキングが発生していれば(YE
S)、点火時期を遅角するか(および/又は)負荷を減
少する(ステップS16)。このようにして万一発生す
るかもしれない不都合を解消することができる。
【0042】図15はノッキング防止のためにノッキン
グが発生しているときのみ放電するフローである。図1
3において加速度センサ等のノック検出手段40がノッ
キングを検知してその信号を制御手段23に入力される
と(ステップS20)、制御手段23はノッキングが発
生したか否かを判断し(ステップS21)、そしてピス
トン2が排気行程である場合(ステップS22のYE
S)には放電を行う(ステップS22)。
【0043】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、下記のすぐ
れた効果を奏する。 (a) 放電部により残留排気ガス中のNOxを除去
し、耐ノッキング効果を向上でき、内燃機関のノッキン
グによる損傷を防止できる。 (b) したがって、高圧縮比化が可能となり高効率運
転ができ、機関の耐久性が向上する。 (c) 放電によりNOxから生成されるNOまたは
N−acidを冷却して除去し、排気管の腐食を防止で
きる。 (d) 排気行程において放電部で放電させることによ
り、燃焼前の燃料に点火してバックファイアを防止で
き、安全性が向上する。 (e) 防爆弁を設けることで、未燃分爆発による高圧
ガスを排出でき、吸排気管やシリンダの破損を防ぐこと
ができる。 (f) 火炎検知手段を設けることにより、本来着火し
てはならないときの着火を知ることができ、安全対策を
とることができる。 (g) 万一の場合に内燃機関を停止させたり、点火時
期を遅角させたり、負荷を軽減することで安全運転がで
きる。 (h) さらに、ノッキングを生ずる場合は、これを検
知することにより、前記の安全対策を立てることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【図2】本発明の他の実施例を示す説明図。
【図3】本発明の別の実施例を示す説明図。
【図4】図3の例の制御手段のフローの一例を示す図。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示す説明図。
【図6】本発明のさらに別の実施例を示す説明図。
【図7】図6の変形例を示す説明図。
【図8】本発明のもう1つの別の実施例を示す説明図。
【図9】図8の変形例を示す説明図。
【図10】図8の別の変形例を示す説明図。
【図11】本発明のさらに別の実施例を示す説明図。
【図12】図11の制御手段のフローの一例を示す図。
【図13】本発明のさらに別の実施例を示す説明図。
【図14】図12の制御手段のフローの一例を示す図。
【図15】図12の制御手段の別のフローを示す図。
【符号の説明】
1・・・シリンダ 2・・・ピストン 3・・・ピストンロッド 4・・・シリンダヘッド 5・・・吸気管 6・・・排気管 7・・・放電部 8・・・正極 9・・・絶縁体 15・・・クーラ 16・・・ドレン弁 20・・・回転軸 21・・・エンコーダ 22・・・ライン 23・・・制御手段 24・・・ライン 25・・・高電圧発生源 33・・・防爆弁 35・・・火炎検知用電極 36・・・ライン 40・・・ノック検知手段 135・・・圧力センサ
フロントページの続き (72)発明者 川 端 康 晴 神奈川県横浜市磯子区汐見台3−3−3308 −304 Fターム(参考) 3G084 BA00 BA01 BA05 BA13 BA17 BA24 DA10 DA19 DA28 DA38 EB12 EB22 EC01 EC03 FA00 FA11 FA25 FA38 FA39

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を往復運動するピストンを有
    する内燃機関において、そのシリンダのシリンダヘッド
    にシリンダ内に位置する電極を有する放電部が設けら
    れ、その電極は高電圧発生源に接続されていることを特
    徴とする内燃機関。
  2. 【請求項2】 シリンダ内を往復運動するピストンを有
    し、吸気弁を介して吸気を送る吸気管と排気弁を介して
    排気を排出する排気管とを設けた内燃機関の吸排気装置
    において、そのシリンダのシリンダヘッドにシリンダ内
    に位置する正極を有する放電部が設けられ、その正極は
    高電圧発生源に接続されており、排気管にクーラとドレ
    ン排出装置とを設けたことを特徴とする内燃機関の吸排
    気装置。
  3. 【請求項3】 ピストンのピストンロッドを駆動される
    回転軸に角度検出手段を設け、その角度検出手段からの
    信号で放電部の高電圧発生源を制御する制御手段を設け
    た請求項1記載の内燃機関。
  4. 【請求項4】 制御手段は角度検出手段からの信号によ
    って排気行程であると判断した場合に高電圧発生源に信
    号を送って放電を行う機能を有する請求項3記載の内燃
    機関。
  5. 【請求項5】 排気弁の開閉を検知するギャップセンサ
    を設け、そのギャップセンサからの信号で放電部の高電
    圧発生源を制御する制御手段を設けた請求項1記載の内
    燃機関。
  6. 【請求項6】 制御手段はギャップセンサからの信号に
    よって排気弁が開で排気行程であることを判断した場合
    に、高電圧発生源に信号を送って放電を行う機能を有す
    る請求項5記載の内燃機関。
  7. 【請求項7】 シリンダ内を往復運動するピストンを有
    し、吸気弁を介して吸気を送る吸気管と排気弁を介して
    排気を排出する排気管とを設けた内燃機関の吸排気装置
    において、そのシリンダのシリンダヘッドにシリンダ内
    に位置する正極を有する放電部が設けられ、その正極は
    高電圧発生源に接続されており、吸気管に所定圧力で開
    く防爆弁を設けたことを特徴とする内燃機関の吸排気装
    置。
  8. 【請求項8】 シリンダ内を往復運動するピストンを有
    し、吸気弁を介して吸気を送る吸気管と排気弁を介して
    排気を排出する排気管とを設けた内燃機関の吸排気装置
    において、そのシリンダのシリンダヘッドにシリンダ内
    に位置する正極を有する放電部が設けられ、その正極は
    高電圧発生源に接続されており、排気管に所定圧力で開
    く防爆弁を設けたことを特徴とする内燃機関の吸排気装
    置。
  9. 【請求項9】 シリンダ内を往復運動するピストンを有
    し、吸気弁を介して吸気を送る吸気管と排気弁を介して
    排気を排出する排気管とを設けた内燃機関の吸排気装置
    において、そのシリンダのシリンダヘッドにシリンダ内
    に位置する正極を有する放電部が設けられ、その正極は
    高電圧発生源に接続されており、吸気管に火炎検知手段
    を設けたことを特徴とする内燃機関の吸排気装置。
  10. 【請求項10】 シリンダヘッドに火炎検知手段を設け
    た請求項1記載の内燃機関。
  11. 【請求項11】 シリンダ内を往復運動するピストンを
    有し、吸気弁を介して吸気を送る吸気管と排気弁を介し
    て排気を排出する排気管とを設けた内燃機関の吸排気装
    置において、そのシリンダのシリンダヘッドにシリンダ
    内に位置する正極を有する放電部が設けられ、その正極
    は高電圧発生源に接続されており、排気管に火炎検知手
    段を設けたことを特徴とする内燃機関の吸排気装置。
  12. 【請求項12】 火炎検知手段からの信号が入力される
    制御手段を備え、その制御手段は吸気管内に放電が原因
    による火炎が発生したときに、放電を停止する機能を有
    する請求項9記載の内燃機関の吸排気装置。
  13. 【請求項13】 火炎検知手段からの信号が入力される
    制御手段を備え、その制御手段は排気管内に放電が原因
    による火炎が発生したときに、放電を停止する機能を有
    する請求項11記載の内燃機関。
  14. 【請求項14】 火炎検知手段からの信号が入力される
    制御手段を備え、その制御手段はシリンダ内に放電が原
    因による火炎が発生したときに、放電を停止する機能を
    有する請求項10記載の内燃機関。
  15. 【請求項15】 シリンダにノック検出手段を設け、そ
    のノック検出手段からの信号が入力される制御手段を設
    け、該制御手段は、放電部の高電圧発生源と、点火時期
    の制御装置と、負荷制御装置、とに接続されている請求
    項1記載の内燃機関。
  16. 【請求項16】 制御手段は、吸気管・シリンダ内・排
    気管のいずれかで火炎が検知されて放電が停止した後
    に、ノック検出手段からノッキングが発生しているか否
    かを判断し、ノッキングが発生していなければそのまま
    運転を続け、ノッキングが発生していれば点火時期の遅
    角および/又は負荷の減少を行う機能を有する請求項1
    記載の内燃機関。
  17. 【請求項17】 吸気管・シリンダ内・排気管での異常
    爆発により機関が破壊された場合、内燃機関を停止させ
    る機能を有する請求項16記載の内燃機関。
  18. 【請求項18】 シリンダにノック検出手段を設け、そ
    のノック検出手段からの信号が入力される制御手段を設
    け、その制御手段はノック検出手段からの信号によりノ
    ッキングが発生していると判断される場合にのみ放電を
    行う機能を有する請求項1記載の内燃機関。
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