JP2000278741A - セル半径の制御方法 - Google Patents

セル半径の制御方法

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JP2000278741A
JP2000278741A JP11075756A JP7575699A JP2000278741A JP 2000278741 A JP2000278741 A JP 2000278741A JP 11075756 A JP11075756 A JP 11075756A JP 7575699 A JP7575699 A JP 7575699A JP 2000278741 A JP2000278741 A JP 2000278741A
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Japan
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cell
mobile
radius
radio
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JP11075756A
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English (en)
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Tetsuhiko Hirata
哲彦 平田
Tadashi Yano
正 矢野
Norihisa Matsumoto
謙尚 松本
Shoji Fukuzawa
尚司 福沢
Toshiro Suzuki
俊郎 鈴木
Akira Yamaguchi
明 山口
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Hitachi Ltd
KDDI Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
KDD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルの半径を呼接続している移動機数に応じ
てリアルタイムに制御し、基地局毎の移動機収容数を平
均化することにより、システム全体の加入容量を向上さ
せる。 【解決手段】 基地局の使用チャネル数が予め定めたし
きい値を超えた場合に、とまり木チャネルの送信電力値
を一定量引き下げる手段と、使用チャネル数が予め定め
た他のしきい値を下回った場合に、とまり木チャネルの
送信電力値を初期値に回復する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
におけるセル半径の制御方法に係り、特に、符号分割多
重接続(CDMA:Code Devision Multiple Acces
s)方式を適用した移動通信システムにおいて、複数の基
地局のそれぞれの移動機収容数を平均化してシステム全
体の加入容量を向上させることを可能にしたセル半径の
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式を使用する移動通信システ
ムは、各基地局のサービスエリア(セル)の隣接するセ
ルで同一の周波数を利用することができるため、従来の
携帯電話システムで実現することができなかったソフト
ハンドオーバという機能を実現することができる。ソフ
トハンドオーバとは、移動機の移動につれて相対する基
地局を切り換えるとき、新旧両方の基地局と同時通信を
行う期間を設け、基地局の切り換えを利用者にはわから
ないようにすることができる技術である。ソフトハンド
オーバは、ダイバーシチハンドオーバとも呼ばれ、ある
一定の通信品質条件を満足するセルが出現したときにハ
ンドオーバブランチを追加し、逆に接続中のセルについ
て、通信品質条件を満足しなくなった場合、ブランチ削
除を行うという処理を繰り返すことにより、移動機の移
動に対応していくものである。
【0003】なお、CDMA方式を使用するネットワー
クシステムにおけるハンドオーバの分類や、その起動タ
イミングに関する従来技術として、例えば、「CDMA
システムにおけるハンドオーバの分類(佐藤隆明・田村
基・保田佳之・山縣克彦,1997年電子情報通信学会
総合大会予稿集,582ページ)等に記載された技術が
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
ブランチ追加の条件を移動機における基地局からの無線
の受信品質としている。このため、前述の従来技術は、
例えば、複数のセルの境界近傍に位置する移動機が、受
信品質のよい新たなセルに加入することになる。この場
合、新たなセルがすでに多数の移動機を収容していて
も、それに係わらず、セル境界近傍に位置する移動機が
新たなセルに加入する。この結果、前述した従来技術
は、もともと移動機の収容数の多い基地局の方に更に移
動機が集まってしまうという悪循環を招くという問題点
を生じる。
【0005】このような問題点が生じる理由は、CDM
Aの特徴として、ある電波にとって直交している符号で
出力されている電波は干渉にならないが、他の電波は干
渉となるという性質を有すためである。すなわち、移動
機収容数の多い基地局に隣接する移動機収容数の少ない
基地局にとって、隣接基地局の多数の移動機が使用する
電波が干渉となり、移動機収容数の多い基地局にとって
は、干渉は隣の基地局の少数の移動機用電波しかないた
めである。
【0006】また、前述の従来技術は、一定のしきい値
をもってハンドオーバ追加の候補を選定しているため、
充分良好に通信ができている呼であっても、追加候補が
見つかるとブランチ追加を試行することになる。このた
め、前述の従来技術は、収容している移動機が多く、残
りのリソースが少ない基地局にとっては、無線リソース
を浪費することになり、真にリソースを必要とする他の
呼や、新規の呼の接続ができなくなるという問題点を生
じる。
【0007】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、セルの半径を呼接続している移動機の数に
応じてリアルタイムに制御し、基地局毎の移動機収容数
を平均化することにより、システム全体の加入容量を向
上させることのできるCDMA方式を用いるネットワー
クシステムにおけるセル半径の制御方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、複数の移動機と、一定のサービスエリアをカバーす
るセルを有する複数の無線基地局と、無線基地局を統括
して制御する複数の基地局制御装置と、基地局制御装置
と接続されて交換を行う移動体交換機とから成るCDM
Aネットワークシステムの無線基地局のセル半径の制御
方法において、特定の基地局の移動機収容数が予め定め
た第1の設定値を超えた場合、その基地局のセルの半径
を小さくする手段と、基地局の移動機収容数が第2の設
定値を下回った場合、その基地局のセルの半径を復旧さ
せる手段とを設けたことにより達成される。
【0009】また、前記目的は、前記セルの半径を変更
する手段が、無線基地局からの無線の送信電力値を変更
することにより、あるいは、無線基地局からのとまり木
チャネルの送信電力を変更することにより達成される。
【0010】また、前記目的は、前記セルの半径を変更
のための処理が、基地局制御装置からの無線リンク設
定、解放の都度実行されることにより、あるいは、無線
基地局において周期的に実行されることにより達成され
る。
【0011】さらに、前記目的は、セル半径を縮小させ
る無線基地局に隣接する無線基地局のセル半径を基地局
制御装置の指示により増大させることにより達成され
る。
【0012】本発明は、あるセルに多数の移動機が集ま
り、無線の使用チャネル数がしきい値を超えると、基地
局がとまり木チャネルの送出パワーを下げるので、移動
機のとまり木チャネル受信品質を低下させ、セル半径を
小さくすることができる。これにより、とまり木チャネ
ルの受信品質で候補を選択するハンドオーバブランチ追
加の候補になりにくい状態を作ることができる。また、
すでに呼接続されている移動機は、ハンドオーバブラン
チ削除の候補になりやすく、集まりすぎた移動機との不
必要なブランチ接続を断つことができる。
【0013】本発明は、セル半径を小さくして、集まり
すぎた移動機を散らすことができた後、とまり木チャネ
ルの送信電力値を初期値に戻すことができるため、通常
のハンドオーバ追加、あるいは削除候補の選択動作に復
旧することができる。
【0014】前述の制御は、基地局送出のとまり木チャ
ネルの送信電力値を変更するのみで行うことができ、基
地局及び移動機における通信中のデータチャネルの送信
電力値を変更することがないので、既に接続されている
呼の品質に急激な影響を及ぼすことなく、しかも、ソフ
トハンドオーバの追加/削除によって制御を実行するの
で、緩やかな制御が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるセル半径の制
御方法の実施形態を図面により詳細に説明する。
【0016】図2は本発明が適用されるCDMAネット
ワークシステムの全体の構成例を示すブロック図、図3
は移動機、基地局及び基地局制御装置の装置構成の概要
を示すブロック図、図4は各装置内制御部のハードウェ
アとソフトウェアとの関係を示すブロック図である。図
2〜図4において、201は無線基地局、202は基地
局制御装置、203は専用線、204は移動体交換機、
205は専用線、206は公衆網、207は移動機、3
01はマンマシンインタフェース(MMI)、302、
305は高周波部(RF部)、303、306はベース
バンド部(BB部)、304、308、311は制御
部、307、309は回線制御部(LI部)、310は
交換機I/F部、401はハードウェア、402はO
S、403はアプリケーション・インタフェース(AP
I)、404はアプリケーションソフトウェア(AP)
である。
【0017】本発明が適用されるCDMAネットワーク
システムは、図2に示すように、無線基地局(以下、単
に基地局という)201と、基地局制御装置202と、
移動体交換機204と、移動機207とにより構成さ
れ、基地局201と基地局制御装置202とは、例え
ば、専用線203により接続され、同様に基地局制御装
置202と移動体交換機204との間も専用線205で
接続されている。移動体交換機204は、公衆網206
と接続されている。
【0018】図2に示す移動機、基地局及び基地局制御
装置の構成概要を示す図3において、移動機207は、
マンマシン・インタフェースや外部機器インタフェース
を司るMMI301と、基地局との間で無線信号の送受
信を行うRF部302と、RF部302で送受信する信
号のデジタル処理を実行するBB部303と、これらを
統括して制御する制御部304とにより構成される。
【0019】基地局201は、移動機207との間で無
線信号の送受信を行うRF部305と、RF部305で
送受信する信号のデジタル処理を実行するBB部306
と、基地局制御装置202との間で情報を送受信するた
めのLI部307と、これらを統括して制御する制御部
308とにより構成される。
【0020】また、基地局制御装置202は、基地局2
01との間で情報を送受信するためのLI部309と、
交換機I/F部310と、これらを統括して制御する制
御部311とにより構成される。
【0021】前述した移動機、基地局及び基地局制御装
置内の各装置内制御部のハードウェアとソフトウェアと
の関係を図4に示しており、各制御部304、308、
311は、ハードウェア401上にリアルタイム系のO
S402を載せ、API403を規定して、その上でシ
ステムの挙動を司るAP404が動作するように構成さ
れている。本発明によるセル半径の動的な制御は、この
AP404の処理として実行される。しかし、本発明の
適用対象はAP404に限定されるものではない。
【0022】図5はハンドオーバが発生する移動機のセ
ルの移動を説明する図、図6はダイバーシチハンドオー
バ状態における網から移動機方向への下りデータの流れ
を説明する図、図7はダイバーシチハンドオーバ状態に
おける移動機から網方向への上りデータの流れを説明す
る図、図8はCDMA方式を使用するシステムにおける
物理チャネルを説明する図であり、以下、図5〜図8を
参照して移動機のセル間の移動について説明する。
【0023】図5に示すように、基地局201Aと基地
局201Bとが隣接して存在し、それらのセルが一部で
重なっているものとする、このような状態において、い
ま、基地局201Aと通信中の移動機207が基地局2
01Bに近づく方向に移動したものとする。この場合、
セルの境界付近で、移動機207は、基地局201Aと
の接続を保持したままで、基地局201Bからの電波を
受け始め、ダイバーシチハンドオーバ状態に入る。
【0024】前述のダイバーシチハンドオーバ状態にお
ける網から移動機方向への下りデータの流れは、図6に
示すようになる。すなわち、網側からの下りデータ60
1は、基地局制御装置202でコピーされ、下りデータ
602A、602Bとされて基地局201A及び基地局
201Bに向けて送信される。このデータを受け取った
基地局201A及び基地局B201Bは、それぞれ無線
データ603A、603Bとして、移動機207に向け
てこのデータを送出する。2つの基地局から無線データ
を受信した移動機207は、それらを合成して1つのデ
ータとして扱う。
【0025】また、前述のダイバーシチハンドオーバ状
態における移動機から網方向への上りデータの流れは、
図7に示すようになる。すなわち、移動機から送信され
る上りデータ701は、どちらかの基地局に向けてとい
うことは意識していないので、基地局201A、基地局
201Bの両方でそれぞれ受信される。データを受け取
った基地局201A及び基地局201Bは、それぞれ有
線データ702A、702Bとして、基地局制御装置2
02に向けてこのデータを送出する。2つの基地局から
有線データを受信した基地局制御装置202は、それら
を合成して1つのデータとした後、配下の移動機に向け
て下りのデータとして送信するか、あるいは、移動体交
換機へのデータ703として送信する。
【0026】次に、図8を参照して、CDMA方式を使
用するシステムにおける物理チャネルについて説明す
る。
【0027】CDMAシステムにおける物理チャネル
は、とまり木チャネルと、共通制御用物理チャネルと、
個別物理チャネルとの3種である。ダイバーシチハンド
オーバの候補となる基地局の選定には、移動機における
とまり木チャネルの受信品質を用いる。また、実際のト
ラヒックデータは、個別物理チャネルに流される。
【0028】図9は移動機の移動に伴うダイバーシチハ
ンドオーバの実行状態を説明する図、図10はソフトハ
ンドオーバのための移動機、基地局、基地局制御装置の
処理動作を説明するフローチャート、図11は基地局の
収容加入者数がアンバランスな状態を説明する図であ
り、以下、これらについて説明する。
【0029】図9を参照して、移動機の移動に伴うダイ
バーシチハンドオーバの実行状態を説明する、図9にお
いて、移動機207は基地局201Aと呼を接続してお
り、基地局201Bの方向へ移動しているものとする。
また、移動機207におけるとまり木チャネル受信品質
を、基地局201Aからのものを901、基地局201
Bからのものを902として示している。これらのとま
り木チャネルの受信品質901、902は、図示のよう
に、基地局と移動機との距離により変化する。また、9
03はハンドオーバ追加のしきい値であり、904はハ
ンドオーバ削除のしきい値である。
【0030】移動機207は、その移動に伴い、X地点
905で基地局201Bからのとまり木チャネル受信品
質がハンドオーバ追加のしきい値903に達するので、
基地局201Bをソフトハンドオーバする候補としてブ
ランチ追加する。さらに、移動機207は、Y地点まで
進むと、基地局201Aからの受信品質901がハンド
オーバ削除しきい値904を下回るため、基地局201
Aからのブランチを削除する。従って、移動機207
は、X地点905からY地点906の間でソフトハンド
オーバを行っていることになる。
【0031】次に、図10に示すフローを参照して、ソ
フトハンドオーバのための移動機、基地局、基地局制御
装置の動作を説明する。
【0032】(1)基地局は、とまり木チャネルを常に
一定の初期値パワーによる出力で送信している(ステッ
プ105)。
【0033】(2)移動機は、基地局からのとまり木チ
ャネルを受信して、ダイバーシチハンドオーバ(DH
O)候補があるか否か、周期的にセルサーチを行い、D
HO候補が見つかった場合、基地局制御装置へDHO候
補を通知する(ステップ101、102)。
【0034】(3)基地局制御装置は、DHO候補を移
動機から受け付けると、DHO追加/削除が可能かどう
かを判断し、可能であれば基地局、移動機に向けてブラ
ンチ追加あるいは削除の指示を出す(ステップ109〜
111)。
【0035】(4)その後、基地局制御装置からの指示
信号を受信している基地局は、ブランチ追加/削除の指
示を受けると、その指示を移動機に通知すると共に、基
地局制御装置との間の有線リンク設定/解放を行う(ス
テップ106、107)。
【0036】(5)基地局のステップ107の処理に対
応して、基地局制御装置も有線リンク設定/解放の処理
を実行する(ステップ112)。
【0037】(6)ステップ106の処理で、基地局か
らブランチ追加/削除の指示を受けた移動機は、基地局
との間で無線リンクの設定/解放を行い、基地局もそれ
に応じて無線リンクの設定/解放の処理を行う(ステッ
プ103、104、108)。
【0038】次に、図11を参照して、基地局の収容加
入者数がアンバランスな状態について説明する。
【0039】図11において、基地局201Aには、移
動機207を除くと移動機1101をはじめとして5台
の移動機が存在し、基地局201Bには、移動機110
2など14台の移動機が存在する。ここで移動機207
がセル境界に出現した場合、通常の処理の場合、移動機
207は、基地局201Bを第1の接続候補としてしま
う。このため、もともと、多くの移動機が存在している
基地局201Bのセルに、周辺のセルから移動機が移動
してくると、基地局201Bのセルにさらに多くの移動
機が存在してしまうことになる。
【0040】図1は本発明の一実施形態としてのソフト
ハンドオーバのための移動機、基地局、基地局制御装置
の処理動作を説明するフローチャートであり、基地局に
収容する移動局の数を制限するようにセルの大きさを制
御するものである。
【0041】図1に示すフローチャートの図10により
説明したフローチャートとの相違は、基地局が、ブラン
チの追加/削除を実行して基地局に収容する移動機の数
が変化した場合に、とまり木チャネルの出力を制御して
セルの大きさを変化させるステップ113〜115の処
理が追加されている点である。
【0042】すなわち、基地局は、ステップ108でブ
ランチの追加/削除を実行した後、無線リンク数がしき
い値Aを超えていないか否かをチェックする。このしき
い値Aは、セル内に移動機が集まりすぎていないかチェ
ックするために予め定めた値である(ステップ11
3)。
【0043】ステップ113で、リンク数がしきい値A
を超えている場合、基地局は、とまり木チャネルを初期
値より低い値で送信するよう設定し直す。この場合のと
まり木チャネルの出力の下げ幅は、セル半径をどの程度
まで縮小するかにより予め決定しておく(ステップ11
4)。
【0044】その後、基地局は、セル内の移動機数が減
ってきて、リンク数がしきい値Bを下回ったか否かを判
定し、下回った場合、ステップ105の処理に戻って、
とまり木チャネルの出力を初期値に復旧させる。このし
きい値Bは、セル内の移動機数が充分少なくなったか否
かをチェックするための予め定めた値である(ステップ
115)。
【0045】図12は前述の処理によりセル半径を縮小
させた場合の状態を説明する図であり、以下、これにつ
いて説明する。
【0046】図11により説明した状態で、基地局20
1Bが図1により説明した処理を実行すると、基地局2
01Bからのとまり木チャネルの出力の低下により、基
地局201Bのセルの大きさは、点線で示す大きさから
実線で示す大きさに縮小される。この結果、基地局20
1Bに収容されていた移動機1102などの移動機は、
そのまま基地局201Bに収容されるが、1201など
の隣接したセルとダイバーシチハンドオーバを実行して
いる移動機は、基地局201Bとのブランチが削除され
ることになるので、基地局201Bに集まった移動機を
減らすことができる。このとき、例えば、隣接セルとダ
イバーシチハンドオーバを実行しておらず、基地局20
1Bのみと接続している移動機は、そのまま呼の接続が
継続されるので問題はない。
【0047】なお、基地局201Bのセル半径を縮小し
たことによる基地局201A、基地局201Bのオーバ
ラップ領域の減少に関しては、基地局201Bのセル半
径縮小に関する情報を基地局制御装置経由で基地局20
1Aに伝え、基地局201Aのセル半径を増大させるよ
うにすることもできる。
【0048】前述した本発明の実施形態によれば、特定
の基地局に移動機が集中し、隣接セルが空いているにも
関わらず発着呼が不可能な場合や、充分に通信品質を保
っているにも係わらず、ダイバーシチハンドオーバを実
行して、無線リソースを無駄遣いしているようなケース
を排除し、基地局の負荷を平均化することによるシステ
ム全体の移動機の加入容量を向上させることができる。
【0049】図13は本発明による他の実施形態として
のセル半径制御手段を周期起動で実施する場合の処理動
作を説明するフローチャートであり、以下、これについ
て説明する。
【0050】CDMA基地局において、図10に示す通
常の処理とは別に、本発明によるセル半径の制御処理を
周期起動する(ステップ1301)。基地局は、この処
理が起動されると、まず、基地局の使用無線リンク数を
チェックし(ステップ1302)、使用無線リンク数が
しきい値Aを超えていた場合、とまり木チャネルの送信
電力値を初期値よりも一定量下げて出力する(ステップ
1303)。ステップ1302で、使用無線リンク数が
しきい値Bを下回っていた場合、基地局は、とまり木チ
ャネルの送信電力値を初期値に戻して出力する(ステッ
プ1304)。さらに、ステップ1302で、使用無線
リンク数がしきい値B以上で、かつ、しきい値A以下で
あった場合、基地局は何も処理を行わない。
【0051】図13により説明した実施形態によれば、
図1により説明した場合と同様に、特定の基地局に移動
機が集中し、隣接セルが空いているにも関わらず発着呼
が不可能な場合や、充分に通信品質を保っているにも係
わらず、ダイバーシチハンドオーバを実行して、無線リ
ソースを無駄遣いしているようなケースを排除し、基地
局の負荷を平均化することによるシステム全体の移動機
の加入容量を向上させることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
定の基地局に移動機が集中し、隣接セルが空いているに
も係わらず発着呼が不可能なケースを減少させることが
できる。また、本発明によれば、充分な通信品質を保っ
ているにも関わらず、ダイバーシチハンドオーバを実行
し、無線リソースを無駄遣いしているようなケースを排
除して、基地局の負荷を平均化することができ、これに
より、システム全体の移動機の加入容量の向上を図るこ
とができる。
【0053】本発明は、いたずらにダイバーシチハンド
オーバのブランチ数を増やさない制御を行っているた
め、基地局制御装置と基地局との間の専用線容量を減ら
すことにも効果があり、有線部の回線使用料を減らす効
果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのソフトハンドオー
バのための移動機、基地局、基地局制御装置の処理動作
を説明するフローチャートである。
【図2】本発明が適用されるCDMAネットワークシス
テムの全体の構成例を示すブロック図である。
【図3】移動機、基地局及び基地局制御装置の装置構成
の概要を示すブロック図である。
【図4】各装置内制御部のハードウェアとソフトウェア
との関係を示すブロック図である。
【図5】ハンドオーバが発生する移動機のセルの移動を
説明する図である。
【図6】ダイバーシチハンドオーバ状態における網から
移動機方向への下りデータの流れを説明する図である。
【図7】ダイバーシチハンドオーバ状態における移動機
から網方向への上りデータの流れを説明する図である。
【図8】CDMA方式を使用するシステムにおける物理
チャネルを説明する図である。
【図9】移動機の移動に伴うダイバーシチハンドオーバ
の実行状態を説明する図である。
【図10】ソフトハンドオーバのための移動機、基地
局、基地局制御装置の処理動作を説明するフローチャー
トである。
【図11】基地局の収容加入者数がアンバランスな状態
を説明する図である。
【図12】前述の処理によりセル半径を縮小させた場合
の状態を説明する図である。
【図13】本発明による他の実施形態としてのセル半径
制御手段を周期起動で実施する場合の処理動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
201 無線基地局 202 基地局制御装置 203 専用線 204 移動体交換機 205 専用線 206 公衆網 207 移動機 301 マンマシンインタフェース(MMI) 302、305 高周波部(RF部) 303、306 ベースバンド部(BB部) 304、308、311 制御部 307、309 回線制御部(LI部) 310 交換機I/F部 401 ハードウェア 402 OS 403 アプリケーション・インタフェース(API) 404 アプリケーションソフトウェア(AP)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 正 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 松本 謙尚 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 福沢 尚司 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 鈴木 俊郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 山口 明 埼玉県上福岡市大原2−1−15 株式会社 ケイディディ研究所内 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 5K067 AA12 BB02 CC10 EE02 EE10 EE16 EE55 GG08 HH22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動機と、一定のサービスエリア
    をカバーするセルを有する複数の無線基地局と、無線基
    地局を統括して制御する複数の基地局制御装置と、基地
    局制御装置と接続されて交換を行う移動体交換機とから
    成るCDMAネットワークシステムの無線基地局のセル
    半径の制御方法において、特定の基地局の移動機収容数
    が予め定めた第1の設定値を超えた場合、その基地局の
    セルの半径を小さくする手段と、基地局の移動機収容数
    が第2の設定値を下回った場合、その基地局のセルの半
    径を復旧させる手段とを設けたことを特徴とするセル半
    径の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記セルの半径を変更する手段は、無線
    基地局からの無線の送信電力値を変更することを特徴と
    する請求項1記載のセル半径の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記セルの半径を変更する手段は、無線
    基地局からのとまり木チャネルの送信電力を変更するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のセル半径の制御
    方法。
  4. 【請求項4】 前記セルの半径を変更のための処理は、
    基地局制御装置からの無線リンク設定、解放の都度実行
    されることを特徴とする請求項1記載のセル半径の制御
    方法。
  5. 【請求項5】 前記セルの半径を変更のための処理は、
    無線基地局において周期的に実行されることを特徴とす
    る請求項1記載のセル半径の制御方法。
  6. 【請求項6】 セル半径を縮小させる無線基地局に隣接
    する無線基地局のセル半径を基地局制御装置の指示によ
    り増大させることを特徴とする請求項1記載のセル半径
    の制御方法。
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