JP2000278173A - 移動体の識別装置 - Google Patents
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- Near-Field Transmission Systems (AREA)
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Abstract
を確実に行うことができるようにする。 【解決手段】 送信回路23とアンテナ28の間に結合
回路24を設けて、アンテナ方向へ向かう信号の一部を
第1の信号Xとし、アンテナ28から送信回路23へ向
かう信号を第2の信号Yとしてそれぞれ独立に抽出し、
第1の検出回路30によって第1の信号を直交検波して
互いに直交する第1の直交成分信号I、Qを検出し、第
2の検出回路40によって第2の信号を直交検波して互
いに直交する第2の直交成分信号I′、Q′を検出し、
信号処理回路50によって第1の直交成分信号と第2の
直交成分信号とに基づいて、移動体1からの応答信号の
変調成分を抽出する。
Description
において、移動体による応答を送信波の影響を受けない
ように抽出するための技術に関する。
移動体が所定のエリアを通過したときに、その通過の検
知や通過した移動体の種類などを識別判定するために、
電波を用いた識別システムが用いられている。
られる移動体側の構成を簡単にする必要がある。
射されたれた電波を受信し、その受信電力を用いて発生
した変調信号によって受信波を振幅変調して出力するよ
うにしている。
ための従来の識別装置10の構成を示している。
る搬送信号Cを増幅器あるいは変調して第1のアンテナ
12に供給して送信信号を発射させる。また、第2のア
ンテナ13は、第1のアンテナ12から発射された信号
に対する移動体10の応答信号を受信して検出回路14
に入力する。検出回路14は、第2のアンテナ13の受
信信号を搬送信号Cによって直交検波して直交成分信号
I、Qを出力する。
ナ13に移動体1からの応答信号だけが入力されている
場合には、この応答信号の変調成分を示しており、この
直交成分信号I、Qから移動体1の応答の有無や移動体
1の種別等を識別することができる。
置10の第2のアンテナ13が受信する信号は、移動体
1からの応答信号だけでなく、第1のアンテナ12から
発射された信号が第2のアンテナ13に直接入力された
り、第1のアンテナ12から発射された信号が外部の反
射体5に反射して第2のアンテナ13に入力される。
同一周波数の信号が第2のアンテナ13で受信された場
合、検出回路14が出力する直交成分信号I、Qから移
動体1の識別を確実に行うことができなくなる。
は、電源のリプル等による振幅変調成分があり、この送
信信号の変調成分が、移動体からの応答信号の変調成分
に誤差として加えられてしまい、検出回路14からはこ
の送信信号の変調成分による誤差を含む信号I、Qが出
力される。
る送信信号のレベルが大きい程、大きくなる。
アンテナ13の配置を工夫したり図8に示しているよう
に第1のアンテナ12と第2のアンテナ13に遮蔽体1
5を設けて、第1のアンテナ12からの直接波の入力を
防止することも考えられるが、直接波の侵入を完全に防
止することはできず、また、外部反射体5の反射波につ
いては効果がなかった。
に、送信回路11の出力をサーキュレータ16の入力端
子16aに接続し、サーキュレータ16の中間端子16
bに送受兼用のアンテナ12を接続し、アンテナ12の
受信信号をサーキュレータ16の出力端子16cを介し
て検出回路14に入力することも考えられるが、アンテ
ナ12自身の反射波やサーキュレータ16の入力端子1
6aから出力端子16cへの漏れ、あるいは外部反射体
5からの反射波が検出回路14に入力されてしまい、前
記同様に、移動体1からの応答信号の変調成分を確実に
抽出できなかった。
響を受けることなく移動体の応答を確実に抽出できる移
動体の識別装置を提供することを目的としている。
に、本発明の請求項1の移動体の識別装置は、送信回路
から出力された信号をアンテナから発射し、該発射信号
を受信した移動体が該受信信号に変調を与えて出力した
応答信号を前記アンテナで受信して前記移動体の識別を
行う移動体の識別装置において、前記送信回路と前記ア
ンテナとの間に挿入され、前記送信回路から前記アンテ
ナ側へ向かう信号の一部を第1の信号として抽出し、前
記アンテナ側から前記送信回路側へ向かう信号を第2の
信号として抽出する結合回路と、前記第1の信号を直交
検波し互いに直交する第1の直交成分信号を出力する第
1の検出回路と、前記第2の信号を直交検波し互いに直
交する第2の直交成分信号を出力する第2の検出回路
と、前記第1の直交成分信号と第2の直交成分信号とに
基づいて、前記移動体からの応答信号の変調成分を抽出
する信号処理回路と備えている。
置は、送信回路から出力された信号を第1のアンテナか
ら発射し、該発射信号を受信した移動体が該受信信号に
変調を与えて出力した応答信号を第2のアンテナで受信
して前記移動体の識別を行う移動体の識別装置におい
て、前記送信回路と前記第1のアンテナとの間に挿入さ
れ、前記送信回路から前記第1のアンテナ側へ向かう信
号の一部を第1の信号として抽出する結合回路と、前記
結合回路によって抽出された第1の信号を直交検波し互
いに直交する第1の直交成分信号を出力する第1の検出
回路と、前記第2のアンテナで受信された信号を直交検
波し互いに直交する第2の直交成分信号を出力する第2
の検出回路と、前記第1の直交成分信号と第2の直交成
分信号とに基づいて、前記移動体からの応答信号の変調
成分を抽出する信号処理回路とを備えている。
施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態の識別装
置20の構成を示している。
から出力された搬送信号C0を分配回路22によって3
系統C1〜C3に分配し、その一つC1を送信回路23
に出力している。
た搬送信号C1を所定電力に増幅器し、あるいは必要な
変調(振幅変調等)をかけて結合回路24に出力する。
れた信号を送受兼用のアンテナ28に供給するととも
に、送信回路23からアンテナ28側へ向かう信号(進
行波)の一部を第1の信号Xとし、アンテナ28側から
送信回路23側へ向かう信号(アンテナ28で受信され
た信号および送信回路23から出力されアンテナ28自
身で反射された反射波とを含む信号)を第2の信号Yと
してそれぞれ独立に抽出して、後述の第1の検出回路3
0、第2の検出回路40に出力する。
は、識別対象の移動体1が出力する応答信号の他に、ア
ンテナ28から出力されて移動体1以外の外部反射体5
から反射された反射波も含まれる。
すようにCM型の方向性結合器25で構成したり、ある
いは図3に示すように、方向性結合器25とサーキュレ
ータ26とで構成することができる。
方向性結合器25の入力端子25aに入力し、出力端子
25bにアンテナ28を接続した場合、送信回路23側
からアンテナ28側へ向かう進行波の一部が第1の信号
XとしてFWD端子25cから出力され、アンテナ28
で受信される受信信号およびアンテナ28自身の反射波
が第2の信号YとしてREV端子25dから出力され
る。
25のみで構成した場合、回路が簡単にできる。ただ
し、方向性結合器25のFWD端子25cには、進行波
の電力より数10dB低い電力の信号が出力され、同様
に、REV端子25bには、アンテナ28側からの信号
の電力より数10dB低い電力の信号が出力されるの
で、送信回路23の送信電力が大きい場合に有効であ
る。
の入力端子26aを方向性結合器25の出力端子25b
に接続し、サーキュレータ26の中間端子26bをアン
テナ28に接続した場合には、送信回路23側からアン
テナ28側へ向かう進行波の一部が第1の信号Xとして
FWD端子25cから出力され、アンテナ28で受信さ
れる受信信号およびアンテナ28自身の反射波が第2の
信号Yとしてサーキュレータ26の出力端子26cから
出力される。
dは抵抗27によって終端されており、サーキュレータ
26の端子間のアイソレーションは非常に高く、REV
端子25dには信号が発生しない。
結合器25とともに用いた結合回路24の場合には、ア
ンテナ28側からの信号に対する減衰がサーキュレータ
26の中間端子26bと出力端子26cの間の挿入損失
のみで済むので、送信回路23の送信電力が低い場合で
も受信信号に対するS/Nが高くなる。
って抽出された第1の信号Xを分配器22で分配された
搬送信号C2によって直交検波し、その直交成分信号
I、Qを出力する。また、第2の検出回路40は、結合
回路24によって抽出された第2の信号Yを分配器22
で分配された搬送信号C3によって直交検波し、その直
交成分信号I′、Q′を出力する。
検出回路40の具体的な回路構成を示している。図4に
おいて、第1の検出回路30は、第1の信号Xを分配器
31によって同位相で2つのミキサ32、33に入力
し、搬送信号C2を移相器34によって90度位相が異
なる信号C2a、C2bに分け、その0°側の信号C2
aをミキサ32に入力し、90°側の信号C2bをミキ
サ33に入力する。そして、ミキサ32の出力からフィ
ルタ35および増幅器36によって第1の信号Xの変調
成分Xbの一方の直交成分Iを抽出し、ミキサ33の出
力からフィルタ37および増幅器38によって第1の信
号Xの変調成分Xbの他方の直交成分Qを抽出する。
号Yを分配器41によって同位相で2つのミキサ42、
43に入力し、搬送信号C3を移相器44によって90
度位相が異なる信号C3a、C3bに分け、その0°側
の信号C3aをミキサ42に入力し、90°側の信号C
3bをミキサ43に入力する。そして、ミキサ42の出
力からフィルタ45および増幅器46によって第2の信
号Yの変調成分Ybの一方の直交成分I′を抽出し、ミ
キサ43の出力からフィルタ47および増幅器48によ
って第2の信号Yの変調成分Ybの他方の直交成分Q′
を抽出する。
は、帯域通過型(または低域通過型)のフィルタであ
り、移動体1の変調成分を選択的に通過させる帯域を有
している。
から出力される直交成分信号I、Qと、第2の検出回路
40から出力される直交成分信号I′、Q′とに基づい
て、移動機10からの応答信号の変調成分を抽出する。
係数算出手段51と応答抽出手段52を有している。
信号がないときに第1の検出回路30から出力される直
交成分信号I、Qと、第2の検出回路40から出力され
る直交成分信号I′、Q′とに基づいて、外部反射体5
からの反射も含めたアンテナ28の反射係数を算出す
る。
ついて説明する。第1の信号Xの変調成分Xbおよび第
2の信号Yの変調成分Ybは、 Xb=I+jQ Yb=I′+jQ′ と表される。
をA(t)、外部反射体5による反射も含めたアンテナ
28の反射係数をΓ、熱雑音をnとすると、変調成分Y
bは、 Yb=A(t)+Γ・Xb+n ……(1) と表される。
(t)が0の場合、前記式(1)は、 Yb=Γ・Xb+n となる。
の相関を求めると、 <Xb*Yb>=Γ<Xb*Xb>+<Xb*n> となるが、第1の信号Xの変調成分Xbと雑音成分nと
の間には相関がないから、<Xb*n>はゼロである。
ただし、ここで記号<x(t)>は、x(t)の平均値
を示すものとする。
がないときに得られる変調成分Xb、Ybに基づいて、
上記式(2)の演算を行って反射係数Γを算出し、算出
した反射係数をΓsとして記憶する。
る変調があるとき、即ち、変調成分A(t)が0でない
ときに得られる変調成分Xb、Ybおよび係数算出手段
51によって得られた反射係数Γsに基づいて、変調成
分A(t)を求める。
すると、 Yb=A(t)+Γs・Xb+n となるから、 Yb−Γs・Xb=A(t)+n となる。
比べて充分小さいとすれば、変調成分A(t)は、 A(t)=Yb−Γs・Xb ……(3) とすることができる。
を行うことで、移動体1からの応答信号の変調成分A
(t)を抽出する。
によって抽出された変調成分A(t)から移動体1の識
別判定を行い、報知手段54は移動体判定手段53の識
別判定結果を音、光等で報知する。
結果を、図示していない外部のホストコンピュータから
なるデータ管理装置に送信するようにしてもよく、この
場合には、報知手段54をデータ管理装置側に設けるこ
ともできる。
20は、送信回路23とアンテナ28の間に結合回路2
4を設け、アンテナ28方向へ信号の一部を第1の信号
Xとし、アンテナ28から送信回路23方向への信号を
第2の信号Yとしてそれぞれ独立に抽出し、第1の検出
回路30によって第1の信号を直交検波して互いに直交
する第1の直交成分信号を検出し、第2の検出回路40
によって第2の信号を直交検波して互いに直交する第2
の直交成分信号を検出し、第1の直交成分信号と第2の
直交成分信号とに基づいて、移動体1からの応答信号の
変調成分を抽出している。
ンテナ28自身による反射波に影響されることなく移動
体の応答を抽出でき、移動体1の識別を確実に行うこと
ができる。また、送信波の影響を受けずに、移動体1の
応答を検出できるから、移動体1と識別装置20との間
での全二重通信も可能となる。
は、第1の検出回路30および第2の検出回路40から
出力される直交成分信号そのものを用いて反射係数の算
出および変調成分の抽出を行っていたが、第1の検出回
路30および第2の検出回路40の直交性誤差、レベル
誤差や直流オフセット誤差が無視できない場合には、図
6に示す信号処理回路50のように、第1の検出回路3
0から出力される直交成分信号I、Qを第1の補正手段
55によって補正し、第2の検出回路40から出力され
る直交成分信号I′、Q′を第2の補正手段56によっ
て補正してから係数算出手段51および応答抽出手段5
2に入力する。
56は、入力される直交成分信号に対して、直交誤差、
レベル誤差および直流オフセット誤差を補正する。ここ
で、2つの信号P、Qに直交性誤差がない場合には<P
・Q>=0となり、レベル誤差がない場合には、<P2
>=<Q2 >となり、直流オフセット誤差がない場合に
は、<P>=<Q>=0となる。
号Xに対して理想的な直交検波処理を行う理想回路と、
この理想回路によって得られる真の直交成分信号Ir、
Qrに対して直交性誤差とレベル誤差とを与える誤差回
路Eと、誤差回路Eの出力u、vに直流オフセット誤差
を加算して、信号I、Qを出力する加算回路とで構成さ
れたものと見なす。
の信号I、Qから直流オフセット誤差を減算し、その減
算結果u、vに対し補正回路Hによって誤差回路Eの誤
差を補正して真の直交成分信号Ir、Qrを出力するも
のとする。
Qの平均値<I>、<Q>を求め、次の演算、 u=I−<I> v=Q−<Q> によって、信号u、vを得る。
は、次の数1のように行列式で表わされる。
が得られる。
は、次の数3の関係を持つ。
えばIrを基準とする、即ち、Ir=uとし、誤差回路
Eの誤差係数をα、βとすると、誤差回路Eおよび補正
回路Hは、次の数4のように表される。
二乗平均をV、信号(u・v)の平均をRとすれば、 U=<u2 >=<Ir2 > V=<v2 >=<(α・Ir+β・Qr)2 > =(α2 +β2 )・<Ir2 > R=<u・v>=<Ir・(α・Ir+β・Qr)> =<α・Ir2 +β・Ir・Qr> =α・<Ir2 > と表される。
と、補正回路Hの行列は、次の数5のように表される。
の二乗平均Vおよび信号(u・v)の平均Rを予め求め
ておけば、次の数6の演算によって、真の直交成分信号
Ir、Qrが得られる。
も、第2の検出回路40の出力I′、Q′に対して行わ
れる。
Yに対して理想的な直交検波処理を行う理想回路と、こ
の理想回路によって得られる真の直交成分信号Ir′、
Qr′に対して直交性誤差とレベル誤差とを与える誤差
回路E′と、誤差回路E′の出力u′、v′に直流オフ
セット誤差を加算して、信号I′、Q′を出力する加算
回路とで構成されたものと見なす。
正手段55と同様に、次の演算によって、 u′=I′−<I′> v′=Q′−<Q′> 出力I′、Q′から直流オフセット誤差を次のように減
算し、信号u′、v′を得る。
r′、Qr′は次の数7の行列式で表わされる。
との関係は、次の数8のように表される。
方、例えばIr′を基準とする、即ち、Ir′=u′と
し、誤差回路E′の誤差係数をα′、β′とすると、誤
差回路E′および補正回路H′は、次の数9のように表
される。
v′の二乗平均をV′、信号(u′・v′)の平均を
R′とすれば、 U′=<u′2 >=<Ir′2 > V′=<v′2 >=<(α′・Ir′+β′・Qr′)2 > =(α′2 +β′2 )・<Ir′2 > R′=<u′・v′> =<Ir′・(α′・Ir′+β′・Qr′)> =<α′・Ir′2 +β′・Ir′・Qr′> =α′・<Ir′2 > と表される。
とすると、補正回路H′の行列は、次の数10のように
表される。
号v′の二乗平均V′および信号(u′・v′)の平均
R′を予め求めておけば、次の数11の演算によって、
真の直交成分信号Ir′、Qr′が得られる。
の補正手段56によって補正された直交成分信号(I
r、Qr)、(Ir′、Qr′)は、前記同様に、係数
算出手段51および応答抽出手段52に出力される。
らの応答信号の変調成分A(t)が0のときの直交成分
信号(Ir、Qr)、(Ir′、Qr′)によって表さ
れる変調成分Xb、Ybを、 Xb=Ir+jQr Yb=Ir′+jQr′ とし、この変調成分に基づいて、前記式(2)の演算を
行って反射係数Γを算出し、算出した反射係数をΓsと
して記憶する。
の応答信号の変調成分A(t)が0でないときにの変調
成分Xb、Ybと反射係数Γsとによって、前記式
(3)の演算を行って、変調成分A(t)を抽出する。
出回路40の直交性誤差、レベル誤差および直流オフセ
ット誤差を補正しているので、応答信号の変調成分を正
確に抽出することができ、移動体1に対する識別精度が
さらに高くなる。
テナ28を用いていたが、図7に示す識別装置20′の
ように、送信用の第1のアンテナ28aと受信用の第2
のアンテナ28bとをそれぞれ独立に設け、送信回路2
3からの信号を結合回路24を介して第1のアンテナ2
8から出力するとともに、送信回路23から第1のアン
テナ28a側へ向かう信号の一部を第1の信号Xとして
結合回路24から第1の検出回路30に入力し、第2の
アンテナ28bで受信した信号を第2の信号として第2
の検出回路40に入力するように構成してもよい。
た方向性結合器25のみで構成すればよく、そのREV
端子25dを抵抗で終端すればよい。
28bを用いた場合、アンテナ自身の反射波の代わりに
第1のアンテナ28aからの直接波が受信されるだけな
ので、前記実施形態の「反射係数」を「結合係数」と呼
び換えて前記実施形態と全く同じ処理を行うことがで
き、この処理によって、アンテナ28a、28b間に遮
蔽体を特に設けなくてもあるいは厳重に遮蔽しないで
も、直接波や外部反射体からの反射波の影響を受けるこ
となく、移動体1からの応答信号の変調成分A(t)を
確実に抽出することができる。
の移動体の識別装置は、送信回路とアンテナの間に結合
回路を設けて、アンテナ方向へ向かう信号の一部を第1
の信号とし、アンテナから送信回路へ向かう信号を第2
の信号としてそれぞれ独立に抽出し、第1の検出回路に
よって第1の信号を直交検波して互いに直交する第1の
直交成分信号を検出し、第2の検出回路によって第2の
信号を直交検波して互いに直交する第2の直交成分信号
を検出し、信号処理手段によって第1の直交成分信号と
第2の直交成分信号とに基づいて、移動体からの応答信
号の変調成分を抽出している。
移動体からの応答信号の変調成分を確実に抽出でき、移
動体の識別を確実に行うことができる。また、移動体と
識別装置との間での全二重通信も可能となる。
置では、送信回路と第1のアンテナとの間に挿入した結
合回路によって、第1のアンテナへ向かう信号の一部を
第1の信号として抽出し、第1の検出回路によってこの
第1の信号を直交検波して互いに直交する第1の直交成
分信号を検出し、第2の検出回路によって第2のアンテ
ナで受信された信号を直交検波して互いに直交する第2
の直交成分信号を検出し、信号処理手段によって第1の
直交成分信号と第2の直交成分信号とに基づいて、移動
体からの応答信号の変調成分を抽出している。
くても、送信波の影響を受けることなく移動体の応答を
確実に抽出でき、移動体の識別を確実に行うことができ
る。また、移動体と識別装置との間での全二重通信も可
能となる。
ロック図
ブロック図
示すブロック図
Claims (2)
- 【請求項1】送信回路から出力された信号をアンテナか
ら発射し、該発射信号を受信した移動体が該受信信号に
変調を与えて出力した応答信号を前記アンテナで受信し
て前記移動体の識別を行う移動体の識別装置において、 前記送信回路と前記アンテナとの間に挿入され、前記送
信回路から前記アンテナ側へ向かう信号の一部を第1の
信号として抽出し、前記アンテナ側から前記送信回路側
へ向かう信号を第2の信号として抽出する結合回路と、 前記第1の信号を直交検波し互いに直交する第1の直交
成分信号を出力する第1の検出回路と、 前記第2の信号を直交検波し互いに直交する第2の直交
成分信号を出力する第2の検出回路と、 前記第1の直交成分信号と第2の直交成分信号とに基づ
いて、前記移動体からの応答信号の変調成分を抽出する
信号処理回路とを備えたことを特徴とする移動体の識別
装置。 - 【請求項2】送信回路から出力された信号を第1のアン
テナから発射し、該発射信号を受信した移動体が該受信
信号に変調を与えて出力した応答信号を第2のアンテナ
で受信して前記移動体の識別を行う移動体の識別装置に
おいて、 前記送信回路と前記第1のアンテナとの間に挿入され、
前記送信回路から前記第1のアンテナ側へ向かう信号の
一部を第1の信号として抽出する結合回路と、 前記結合回路によって抽出された第1の信号を直交検波
し互いに直交する第1の直交成分信号を出力する第1の
検出回路と、 前記第2のアンテナで受信された信号を直交検波し互い
に直交する第2の直交成分信号を出力する第2の検出回
路と、 前記第1の直交成分信号と第2の直交成分信号とに基づ
いて、前記移動体からの応答信号の変調成分を抽出する
信号処理回路とを備えたことを特徴とする移動体の識別
装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP08649899A JP4082640B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 移動体の識別装置 |
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JP2000278173A true JP2000278173A (ja) | 2000-10-06 |
JP4082640B2 JP4082640B2 (ja) | 2008-04-30 |
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JP (1) | JP4082640B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011055457A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Phychips Inc | 送受信信号を分離するための結合装置及び制御方法 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP08649899A patent/JP4082640B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011055457A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Phychips Inc | 送受信信号を分離するための結合装置及び制御方法 |
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