JP2000276493A - 電子的にアクセスできるリソースのブラウジング方法 - Google Patents

電子的にアクセスできるリソースのブラウジング方法

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JP2000276493A JP2000020139A JP2000020139A JP2000276493A JP 2000276493 A JP2000276493 A JP 2000276493A JP 2000020139 A JP2000020139 A JP 2000020139A JP 2000020139 A JP2000020139 A JP 2000020139A JP 2000276493 A JP2000276493 A JP 2000276493A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子的にアクセス可能なリソースを、該リソ
ースの記述を用いてブラウジングする方法。 【解決手段】 これらの記述は、ディスクリプタ・コン
ポーネントを有し、ディスクリプタ・コンポーネント
は、リソースへの少なくとも2つのアクセス軸を表現す
る属性を有している。これらの記述は、また、対応する
リソースへのリンクを有している。この方法によれば、
まず、記述を読取り、項目数を表示する(1608)。
これらの項目の各々は属性を有する読取られた記述の対
応するディスクリプタ・コンポーネントに関連づけられ
る。この方法によれば、その記述と、表示された項目を
用いたリンクを通じて、対応する電子的にアクセス可能
なリソースと、をブラウジングすることができる(16
02、1603)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】<著作権についての告知>本文書には著作
権保護に係わる事項が含まれる。著作権者は特許庁のフ
ァイルにおける本文書あるいはその関係資料の転載に対
しては意義を申立てない。但し、それ以外に関してはす
べての著作権を留保する。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、リソースの記述あ
るいはその一部分を選択する方法及び装置に関する。本
発明はまた、その方法を実現する装置及びコンピュータ
・プログラム・プロダクトに関する。
【0003】
【従来の技術】ネットワークの接続が爆発的に増加し続
け、デジタル記憶装置がより小型になり、高速になり、
また高価でなくなるにつれて、電子的にアクセス可能な
リソース量が非常に増大しつつある。このため利用可能
なリソースの発見と所在位置が決定的に重要な問題にな
っている。これらの電子的にアクセス可能なリソース
は、ネットワークを介して入手可能な(デジタル画像、
ビデオおよび音声などの)デジタル・コンテンツ、ウェ
ブベースのリソース(例えば、HTML/XML文書)
並びに電子装置(例えばプリンタ、ディスプレイなど)
である。さらに、他のリソースの電子的にアクセス可能
なカタログがある。このカタログの中には電子的にアク
セス可能でないもの(例えば書籍、アナログフィルム媒
体など)もある。ここで、必要とされるのは、電子的に
アクセス可能なものであれ、そうでないものであれ、リ
ソースの所在を容易に得ることができるようにするため
のリソースについての一貫した記述方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一貫したリソース記述
についての問題は2つの要素からなっている。第1に、
リソース記述ついての標準的(一貫した)方法の受け入
れという問題がある。第2の問題は記述の生成に関す
る。このプロセスのコストも重要となることが多い。
【0005】HTMLブラウザは、文字情報をブラウジ
ングし、ロケーティングする目的で採用され、これは、
人間が、情報をブラウジングしたいと願っていることを
示している。しかしながら、現在、文字でない、電子的
にアクセス可能なリソースをブラウジングする標準的な
方式は存在していない。例えば、テキスト文章のライブ
ラリのブラウジングには、典型的に、コンテンツのテー
ブル(目次)を用意することによってHTMLブラウザ
を用いることができ、関連するHTML(文字)ドキュ
メントをHTMLドキュメントのアンカーにリンクする
こともできる。現在、例えばデジタルビデオリソースを
含むライブラリを通じてブラウジングを行う標準的な方
法は存在していない。
【0006】そのようなブラウジングが可能となるため
には、HTMLが文字情報を表現する一貫した方法を提
供するのと同様に、リソースを記述する一貫した方法を
持つ必要がある。
【0007】もし、リソースを記述する一貫した方法が
達成できれば、検索式からリソース記述を選択する一貫
した方法に想達できる。
【0008】更に、リソースの発見、理解、及び呈示を
容易にする方法の開発、装置の構築を行うことも可能で
ある。リソースは、他のリソースに必要な項目を合成で
き、呈示、送付、及び/または消費のためのスケジュー
ルを含むことができる。従って、ビデオプレゼンテーシ
ョンは、単なる他の電子的にアクセス可能なリソースと
して表示でき、デジタルコンテンツ(画像や、ビデオ、
オーディオのような)の項目に対して同様に記述され
る。そのビデオプレゼンテーションの記述は、提示用の
効率的コード化を効果的に提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上記従
来技術の1つまたはそれ以上の問題点を改良することに
ある。
【0010】本発明の1つの側面によれば、電子的にア
クセス可能なリソースの記述を用いて前記リソースのブ
ラウジングを行う方法であって、前記リソースの前記記
述がディスクリプタ・コンポーネントを有し、前記ディ
スクリプタ・コンポーネントが、該リソースへの少なく
とも2つのアクセス軸を表す属性を持っていて、さら
に、前記記述が、対応する前記電子的にアクセス可能な
リソースとリンクしている前記方法において、前記記述
を読込むステップと、項目を表示するステップであっ
て、各項目が、少なくとも1つの前記属性を持つ前記読
込まれた記述の対応する前記ディスクリプタ・コンポー
ネントと関連する前記表示ステップと、前記表示された
項目を用いて、前記リンクを介して、該リソースおよび
そのリソースの対応する電子的にアクセス可能なリソー
スを示す前記記述のブラウジングを行うステップと、を
有することを特徴とする。
【0011】本発明の他の側面によれば、電子的にアク
セス可能なリソースを、該リソースの記述を用いて検索
する方法であって、前記リソースの前記記述がディスク
リプタ・コンポーネントを有し、前記ディスクリプタ・
コンポーネントが該リソースにアクセスする少なくとも
2つの軸を表す属性を持っていて、さらに、前記記述
が、対応する前記電子的にアクセス可能なリソースとリ
ンクしている前記方法において、前記記述を読込むステ
ップと、項目を表示するステップであって、各項目が、
少なくとも1つの前記属性を持つ前記読込まれた記述の
対応する前記ディスクリプタ・コンポーネントと関連す
る前記表示ステップと、索引ディスクリプタに関する問
合せを指定するステップと、前記問合せを用いて該リソ
ースについての前記記述を検索するステップと、前記表
示された項目と関連する前記リンクを用いて前記対応す
る電子的にアクセス可能なリソースを配置するステップ
と、を有することを特徴とする。
【0012】本発明の更に他の側面によれば、前記リソ
ースの記述を用いて電子的にアクセス可能なリソースを
配置する方法であって、前記リソースの記述がディスク
リプタ・コンポーネントを有し、前記ディスクリプタ・
コンポーネントの各々が前記リソースの特性とその特性
を表す表示値との関連付けを有し、1つまたはそれ以上
の前記ディスクリプタ・コンポーネントが目次属性を含
み、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポ
ーネントが索引属性を含み、さらに、前記記述が前記対
応する電子的にアクセス可能なリソースとつながるリン
クを備える前記方法において、前記記述を読込むステッ
プと、目次項目を含む目次を表示するステップであっ
て、各目次項目が、目次属性を備えた対応する前記ディ
スクリプタ・コンポーネントと関連する前記表示ステッ
プと、前記表示された目次項目の1つを選択するステッ
プと、索引項目を含む索引を表示するステップであっ
て、前記表示された索引項目の各々が、索引属性を備
え、前記選択された目次項目と関連する対応する前記デ
ィスクリプタ・コンポーネントと関連する前記表示ステ
ップと、表示された索引の中で1つまたはそれ以上の索
引項目を選択するステップと、前記表示値若しくは1つ
またはそれ以上の前記選択された索引項目を表す値を指
定するステップと、前記1つまたはそれ以上の選択され
た索引項目と該索引項目に対応する前記指定された表示
値を求めて該リソースの前記記述を検索するステップ
と、前記1つまたはそれ以上の選択された索引項目およ
びこれらの索引項目の対応する前記指定された表示値に
対応する該リソースの1つまたはそれ以上の前記記述を
配置するステップを有することを特徴とする。
【0013】本発明の更に他の側面によれば、前記リソ
ースの記述を用いて電子的にアクセス可能なリソースに
注釈をつける方法において、前記リソースの記述がディ
スクリプタ・コンポーネントを有し、前記ディスクリプ
タ・コンポーネントの各々が前記リソースの特性とその
特性を表す表示値との関連付けを有し、1つまたはそれ
以上の前記ディスクリプタ・コンポーネントが目次属性
を含み、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コ
ンポーネントが索引属性を含む前記注釈方法において、
前記記述を読込むステップと、目次項目を含む目次を表
示するステップであって、各目次項目が、目次属性を備
えた対応する前記ディスクリプタ・コンポーネントと関
連する前記表示ステップと、前記表示された目次項目の
1つを選択するステップと、索引項目を含む索引を表示
するステップであって、前記表示された索引項目の各々
が、索引属性を備え、前記選択された目次項目と関連す
る対応する前記ディスクリプタ・コンポーネントと関連
する前記表示ステップと、前記表示される索引項目の1
つを選択するステップと、前記選択された表示索引項目
を前記選択された目次項目と関連させるステップと、該
選択された索引項目を表す前記表示値を選択するステッ
プと、前記選択された索引項目に対応する前記特性と、
前記選択された表示値を関連させるステップであって、
前記選択された表示値およびその対応する特性によって
該リソースの注釈が設けられるステップを有することを
特徴とする。
【0014】本発明の更に他の側面によれば、電子的に
アクセス可能なリソースの記述を用いて前記リソースの
ブラウジングを行う装置であって、前記リソースの前記
記述がディスクリプタ・コンポーネントを有し、前記デ
ィスクリプタ・コンポーネントが該リソースにアクセス
する少なくとも2つの軸を表す属性を持っていて、さら
に、前記記述が、対応する前記電子的にアクセス可能な
リソースとリンクしている前記装置において、前記記述
を読込む手段と、項目を表示する手段であって、各項目
が、少なくとも1つの前記属性を持つ前記読込まれた記
述の対応する前記ディスクリプタ・コンポーネントと関
連する前記表示手段と、前記表示された項目を用いて、
前記リンクを介して、該リソースおよびそのリソースの
対応する電子的にアクセス可能なリソースを示す前記記
述のブラウジングを行う手段と、を有することを特徴と
する。
【0015】本発明の更に他の側面によれば、電子的に
アクセス可能なリソースを、該リソースの記述を用いて
検索する装置であって、前記リソースの前記記述がディ
スクリプタ・コンポーネントを有し、前記ディスクリプ
タ・コンポーネントが該リソースにアクセスする少なく
とも2つの軸を表す属性を持っていて、さらに、前記記
述が、対応する前記電子的にアクセス可能なリソースと
リンクしている前記装置において、前記記述を読込む手
段と、項目を表示する手段であって、各項目が、少なく
とも1つの前記属性を持つ前記読込まれた記述の対応す
る前記ディスクリプタ・コンポーネントと関連する前記
表示手段と、索引ディスクリプタに関する問合せを指定
する手段と、前記問合せを用いて該リソースについての
前記記述を検索する手段と、前記表示された項目と関連
する前記リンクを用いて前記対応する電子的にアクセス
可能なリソースを配置する手段と、を有することを特徴
とする。
【0016】本発明の更に他の側面によれば、前記リソ
ースの記述を用いて電子的にアクセス可能なリソースを
配置する装置であって、前記リソースの記述がディスク
リプタ・コンポーネントを有し、前記ディスクリプタ・
コンポーネントの各々が前記リソースの特性とその特性
を表す表示値との関連付けを有し、1つまたはそれ以上
の前記ディスクリプタ・コンポーネントが目次属性を含
み、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポ
ーネントが索引属性を含み、さらに、前記記述が前記対
応する電子的にアクセス可能なリソースとつながるリン
クを備える前記装置において、前記記述を読込む手段
と、目次項目を含む目次を表示する手段であって、各目
次項目が、目次属性を備えた対応する前記ディスクリプ
タ・コンポーネントと関連する前記表示手段と、前記表
示された目次項目の1つを選択する手段と、索引項目を
含む索引を表示する手段であって、前記表示された索引
項目の各々が、索引属性を備え、前記選択された目次項
目と関連する対応する前記ディスクリプタ・コンポーネ
ントと関連する前記表示手段と、表示された索引の中で
1つまたはそれ以上の索引項目を選択する手段と、前記
表示値若しくは1つまたはそれ以上の前記選択された索
引項目を表す値を指定する手段と、前記1つまたはそれ
以上の選択された索引項目と該索引項目に対応する前記
指定された表示値を求めて該リソースの前記記述を検索
する手段と、前記1つまたはそれ以上の選択された索引
項目およびこれらの索引項目の対応する前記指定された
表示値に対応する該リソースの1つまたはそれ以上の前
記記述を配置する手段と、を有することを特徴とする。
【0017】本発明の更に他の側面によれば、前記リソ
ースの記述を用いて電子的にアクセス可能なリソースに
注釈をつける装置において、前記リソースの記述がディ
スクリプタ・コンポーネントを有し、前記ディスクリプ
タ・コンポーネントの各々が前記リソースの特性とその
特性を表す表示値との関連付けを有し、1つまたはそれ
以上の前記ディスクリプタ・コンポーネントが目次属性
を含み、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コ
ンポーネントが索引属性を含む前記注釈装置において、
前記記述を読込む手段と、目次項目を含む目次を表示す
る手段であって、各目次項目が、目次属性を備えた対応
する前記ディスクリプタ・コンポーネントと関連する前
記表示手段と、前記表示された目次項目の1つを選択す
る手段と、索引項目を含む索引を表示する手段であっ
て、前記表示された索引項目の各々が、索引属性を備
え、前記選択された目次項目と関連する対応する前記デ
ィスクリプタ・コンポーネントと関連する前記表示手段
と、前記表示される索引項目の1つを選択する手段と、
前記選択された表示索引項目を前記選択された目次項目
と関連させる手段と、該選択された索引項目を表す前記
表示値を選択する手段と、前記選択された索引項目に対
応する前記特性と、前記選択された表示値を関連させる
手段であって、前記選択された表示値およびその対応す
る特性によって該リソースの注釈が設けられる手段を有
することを特徴とする。
【0018】本発明の更に他の側面によれば、リソース
の記述を用いて電子的にアクセス可能な前記リソースの
ブラウジングを行うコンピュータ・プログラムを有する
コンピュータ可読媒体であって、前記リソースの前記記
述がディスクリプタ・コンポーネントを有し、前記ディ
スクリプタ・コンポーネントが該リソースにアクセスす
る少なくとも2つの軸を表す属性を持っていて、さら
に、前記記述が、対応する前記電子的にアクセス可能な
リソースとリンクしている前記コンピュータ可読媒体に
おいて、前記コンピュータ・プログラムは、前記記述を
読込むためのコードと、項目を表示するためのコードで
あって、各項目が、少なくとも1つの前記属性を持つ前
記読込まれた記述の対応する前記ディスクリプタ・コン
ポーネントと関連する前記表示のためのコードと、前記
表示された項目を用いて、前記リンクを介して、該リソ
ースおよびそのリソースの対応する電子的にアクセス可
能なリソースを示す前記記述のブラウジングを行うため
のコードと、を有することを特徴とする。
【0019】本発明の更に他の側面によれば、電子的に
アクセス可能なリソースを、該リソースの記述を用いて
検索するコンピュータ・プログラムを有するコンピュー
タ可読媒体であって、前記リソースの前記記述がディス
クリプタ・コンポーネントを有し、前記ディスクリプタ
・コンポーネントが該リソースにアクセスする少なくと
も2つの軸を表す属性を持っていて、さらに、前記記述
が、対応する前記電子的にアクセス可能なリソースとリ
ンクしている前記コンピュータ可読媒体において、前記
コンピュータ・プログラムは、前記記述を読込むための
コードと、項目を表示するためのコードであって、各項
目が、少なくとも1つの前記属性を持つ前記読込まれた
記述の対応する前記ディスクリプタ・コンポーネントと
関連する前記表示のためのコードと、索引ディスクリプ
タに関する問合せを指定するためのコードと、前記問合
せを用いて該リソースについての前記記述を検索するた
めのコードと、前記表示された項目と関連する前記リン
クを用いて前記対応する電子的にアクセス可能なリソー
スを配置するためのコードと、を有することを特徴とす
る。
【0020】本発明の更に他の側面によれば、 前記リ
ソースの記述を用いて電子的にアクセス可能なリソース
を配置するコンピュータ・プログラムを有するコンピュ
ータ可読媒体であって、前記リソースの記述がディスク
リプタ・コンポーネントを有し、前記ディスクリプタ・
コンポーネントの各々が前記リソースの特性とその特性
を表す表示値との関連付けを有し、1つまたはそれ以上
の前記ディスクリプタ・コンポーネントが目次属性を含
み、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポ
ーネントが索引属性を含み、さらに、前記記述が前記対
応する電子的にアクセス可能なリソースとつながるリン
クを備える前記コンピュータ可読媒体において、前記コ
ンピュータ・プログラムは、前記記述を読込むためのコ
ードと、目次項目を含む目次を表示するためのコードで
あって、各目次項目が、目次属性を備えた対応する前記
ディスクリプタ・コンポーネントと関連する前記表示の
ためのコードと、前記表示された目次項目の1つを選択
するためのコードと、索引項目を含む索引を表示するた
めのコードであって、前記表示された索引項目の各々
が、索引属性を備え、前記選択された目次項目と関連す
る対応する前記ディスクリプタ・コンポーネントと関連
する前記表示のためのコードと、表示された索引の中で
1つまたはそれ以上の索引項目を選択するためのコード
と、前記表示値若しくは1つまたはそれ以上の前記選択
された索引項目を表す値を指定するためのコードと、前
記1つまたはそれ以上の選択された索引項目と該索引項
目に対応する前記指定された表示値を求めて該リソース
の前記記述を検索するためのコードと、前記1つまたは
それ以上の選択された索引項目およびこれらの索引項目
の対応する前記指定された表示値に対応する該リソース
の1つまたはそれ以上の前記記述を配置するためのコー
ドを有することを特徴とする。
【0021】本発明の更に他の側面によれば、 前記リ
ソースの記述を用いて電子的にアクセス可能なリソース
に注釈をつけるコンピュータ・プログラムを有するコン
ピュータ可読媒体であって、前記リソースの記述がディ
スクリプタ・コンポーネントを有し、前記ディスクリプ
タ・コンポーネントの各々が前記リソースの特性とその
特性を表す表示値との関連付けを有し、1つまたはそれ
以上の前記ディスクリプタ・コンポーネントが目次属性
を含み、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コ
ンポーネントが索引属性を含む前記コンピュータ可読媒
体において、前記コンピュータ・プログラムは、前記記
述を読込むためのコードと、目次項目を含む目次を表示
するためのコードであって、各目次項目が、目次属性を
備えた対応する前記ディスクリプタ・コンポーネントと
関連する前記表示のためのコードと、前記表示された目
次項目の1つを選択するためのコードと、索引項目を含
む索引を表示するためのコードであって、前記表示され
た索引項目の各々が、索引属性を備え、前記選択された
目次項目と関連する対応する前記ディスクリプタ・コン
ポーネントと関連する前記表示のためのコードと、前記
表示される索引項目の1つを選択するためのコードと、
前記選択された表示索引項目を前記選択された目次項目
と関連させるためのコードと、該選択された索引項目を
表す前記表示値を選択するためのコードと、前記選択さ
れた索引項目に対応する前記特性と、前記選択された表
示値を関連させるためのコードであって、前記選択され
た表示値およびその対応する特性によって該リソースの
注釈が設けられるコードを有することを特徴とする。
【0022】本発明の更に他の側面によれば、 1つま
たはそれ以上の記述あるいは1つまたはそれ以上のディ
スクリプタ・コンポーネントを1セットの記述から選択
する方法であって、前記記述が1つまたはそれ以上の前
記ディスクリプタ・コンポーネントを有し、前記1セッ
トの記述の前記記述の各々が対応する電子的にアクセス
可能なリソースと関連するように成る前記方法におい
て、ディスクリプタ・コンポーネントの所望の選択を指
定するステップと、前記指定されたディスクリプタ・コ
ンポーネントに基づいて選択規則を生成するステップで
あって、前記選択規則が所定のパターンとアクション構
成要素とを有し、前記所定のパターンがディスクリプタ
・コンポーネントの指定されたパターンを表し、1セッ
トの記述の中の記述の中の前記ディスクリプタ・コンポ
ーネントが所定のパターンに一致したとき、前記アクシ
ョンが行う対象アクションを指定する前記生成ステップ
と、該リソースの前記記述を読込むステップと、前記1
セットの記述の記述中にディスクリプタ・コンポーネン
ト・ツリーディスクリプタ・コンポーネント・パターン
を配置して、所定のパターンに一致する前記ディスクリ
プタ・コンポーネントを有する前記1セットの記述の中
でディスクリプタ・コンポーネントあるいは記述を選択
するようにするステップと、前記指定されたアクション
を行うステップと、を有することを特徴とする。
【0023】本発明の更に他の側面によれば、 1つま
たはそれ以上の記述あるいは1つまたはそれ以上のディ
スクリプタ・コンポーネントを1セットの記述から選択
する装置であって、前記記述が1つまたはそれ以上の前
記ディスクリプタ・コンポーネントを有し、前記1セッ
トの記述の前記記述の各々が対応する電子的にアクセス
可能なリソースと関連するように成る前記装置におい
て、ディスクリプタ・コンポーネントの所望の選択を指
定する手段、前記指定されたディスクリプタ・コンポー
ネントに基づいて選択規則を生成する手段であって、前
記選択規則が所定のパターンとアクション構成要素とを
有し、前記所定のパターンがディスクリプタ・コンポー
ネントの指定されたパターンを表し、1セットの記述の
中の記述の中の前記ディスクリプタ・コンポーネントが
所定のパターンに一致したとき、前記アクションが行う
対象アクションを指定する前記生成手段と、該リソース
の前記記述を読込む手段と、前記1セットの記述の記述
中にディスクリプタ・コンポーネント・ツリーディスク
リプタ・コンポーネント・パターンを配置して、所定の
パターンに一致する前記ディスクリプタ・コンポーネン
トを有する前記1セットの記述の中でディスクリプタ・
コンポーネントあるいは記述を選択するようにする手段
と、前記指定されたアクションを行う手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0024】本発明の更に他の側面によれば、1つまた
はそれ以上の記述あるいは1つまたはそれ以上のディス
クリプタ・コンポーネントを1セットの記述から選択す
るコンピュータ・プログラムを有するコンピュータ可読
媒体であって、前記記述が1つまたはそれ以上の前記デ
ィスクリプタ・コンポーネントを有し、前記1セットの
記述の前記記述の各々が対応する電子的にアクセス可能
なリソースと関連するように成る前記コンピュータ可読
媒体において、前記コンピュータ・プログラムは、ディ
スクリプタ・コンポーネントの所望の選択を指定するた
めのコードと、前記指定されたディスクリプタ・コンポ
ーネントに基づいて選択規則を生成するためのコードで
あって、前記選択規則が所定のパターンとアクション構
成要素とを有し、前記所定のパターンがディスクリプタ
・コンポーネントの指定されたパターンを表し、1セッ
トの記述の中の記述の中の前記ディスクリプタ・コンポ
ーネントが所定のパターンに一致したとき、前記アクシ
ョンが行う対象アクションを指定する前記生成のための
コードと、該リソースの前記記述を読込むためのコード
と、前記1セットの記述の記述中にディスクリプタ・コ
ンポーネント・ツリーディスクリプタ・コンポーネント
・パターンを配置して、所定のパターンに一致する前記
ディスクリプタ・コンポーネントを有する前記1セット
の記述の中でディスクリプタ・コンポーネントあるいは
記述を選択するようにするためのコードと、前記指定さ
れたアクションを行うためのコードと、を有することを
特徴とする。
【0025】本発明の更に他の側面によれば、リソース
の所定の選択に基づいて表示を出力装置上に生成する方
法において、前記表示を行うための記述スキームを読込
むステップであって、前記表示用記述スキームが記述ス
キームのディスクリプタ・コンポーネントの定義を含む
宣言型記述定義言語を利用する前記読込みステップと、
前記記述スキームと、前記リソースの前記所定の選択と
を用いて前記表示の記述を生成するステップと、前記表
示の前記記述と所定の選択されたリソースとに基づいて
前記表示を前記出力装置上に生成するステップと、を有
することを特徴とする。
【0026】本発明の更に他の側面によれば、出力装置
上にリソースの所定の選択に基づいて表示を生成する方
法において、前記表示のための記述スキームを読込むス
テップであって、前記記述スキームが、記述スキームの
ディスクリプタ・コンポーネントの定義を含み、前記デ
ィスクリプタ・コンポーネントの各々がその属性を表す
表示値との表示属性の関連付けを有する前記読込みステ
ップと、前記記述スキームとリソースの前記所定の選択
とを用いて前記表示の記述を生成するステップと、前記
表示の前記生成された記述と、所定の選択されたリソー
スと、前記生成された表示のスタイルの特性を指定する
1セットの表示規則とに基づいて前記表示を前記出力装
置上に生成するステップであって、前記1セットの表示
規則が前記記述スキームと関連する前記生成ステップ
と、を有することを特徴とする。
【0027】本発明の更に他の側面によれば、リソース
の所定の選択に基づいて表示を出力装置上に生成する装
置において、前記表示を行うための記述スキームを読込
む手段であって、前記表示用記述スキームが記述スキー
ムのディスクリプタ・コンポーネントの定義を含む宣言
型記述定義言語を利用する前記読込み手段と、前記記述
スキームと、前記リソースの前記所定の選択とを用いて
前記表示の記述を生成する手段と、前記表示の前記記述
と所定の選択されたリソースとに基づいて前記表示を前
記出力装置上に生成する手段と、を有することを特徴と
する。
【0028】本発明の更に他の側面によれば、出力装置
上にリソースの所定の選択に基づいて表示を生成する装
置において、前記表示のための記述スキームを読込む手
段であって、前記記述スキームが、記述スキームのディ
スクリプタ・コンポーネントの定義を含み、前記ディス
クリプタ・コンポーネントの各々がその属性を表す表示
値との表示属性の関連付けを有する前記読込み手段と、
前記記述スキームとリソースの前記所定の選択とを用い
て前記表示の記述を生成する手段と、前記表示の前記生
成された記述と、所定の選択されたリソースと、前記生
成された表示のスタイルの特性を指定する1セットの表
示規則とに基づいて前記表示を前記出力装置上に生成す
る手段であって、前記1セットの表示規則が前記記述ス
キームと関連する前記生成手段と、を有することを特徴
とする。
【0029】本発明の更に他の側面によれば、リソース
の所定の選択に基づいて表示を出力装置上に生成するコ
ンピュータ・プログラムを有するコンピュータ可読媒体
において、前記コンピュータ・プログラムは、前記表示
を行うための記述スキームを読込むためのコードであっ
て、前記表示用記述スキームが記述スキームのディスク
リプタ・コンポーネントの定義を含む宣言型記述定義言
語を利用する前記読込みのためのコードと、前記記述ス
キームと、前記リソースの前記所定の選択とを用いて前
記表示の記述を生成するためのコードと、前記表示の前
記記述と所定の選択されたリソースとに基づいて前記表
示を前記出力装置上に生成するためのコードと、を有す
ることを特徴とする。
【0030】本発明の更に他の側面によれば、出力装置
上にリソースの所定の選択に基づいて表示を生成するコ
ンピュータ・プログラムを有するコンピュータ可読媒体
において、前記コンピュータ・プログラムは、前記表示
のための記述スキームを読込むためのコードであって、
前記記述スキームが、記述スキームのディスクリプタ・
コンポーネントの定義を含み、前記ディスクリプタ・コ
ンポーネントの各々がその属性を表す表示値との表示属
性の関連付けを有する前記読込みのためのコードと、前
記記述スキームとリソースの前記所定の選択とを用いて
前記表示の記述を生成するためのコードと、前記表示の
前記生成された記述と、所定の選択されたリソースと、
前記生成された表示のスタイルの特性を指定する1セッ
トの表示規則とに基づいて前記表示を前記出力装置上に
生成するためのコードであって、前記1セットの表示規
則が前記記述スキームと関連する前記生成のためのコー
ドと、を有することを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の態様】添付図面を参照しながら本発明の
実施形態について解説する。1つまたはそれ以上のいず
れの添付図面においてもステップ及び/又は特性につい
て参照を行う場合、同じ参照番号を持つステップ及び/
又は特性は、異なる意図が表明されない限り、本解説の
目的のために同じ機能又は操作を表すものとする。
【0032】本発明の実施形態については付属書類も参
照しながら解説を行う。 ・付属書類AはコアDDF要素定義を示す。 ・付属書類Bはオーストラリア・フットボール・リーグ
試合のサンプル記述スキームを示す。 ・付属書類Cは付属書類Bの記述スキームから生成された
サンプル記述を示す。 ・付属書類Dはデジタルビデオ・リソース記述スキーム
を示す。 ・付属書類Eは付属書類Dのビデオ記述スキームから生成
されたサンプル記述を図示する。 ・付属書類Fは付属書類Dのビデオ記述スキームの表現ル
ールを示す。 ・付属書類Gはデジタルビデオ・ライブラリ記述スキー
ムを示す。 ・付属書類Hは付属書類Gのデジタルビデオ・ライブラリ
記述スキームから生成されたサンプル記述を示す。 ・付属書類Iはビデオ表現用記述スキームを示す。 ・付属書類Jは付属書類Iのビデオ表現用記述スキームか
ら生成されたサンプル記述を示す。 ・付属書類KはDOM要素ノードを示す。
【0033】目次 1 序論 1.1 術語 1.1.1 コンテンツ 1.1.2 リソース 1.1.3 特性 1.1.4 ディスクリプタ 1.1.5 記述 1.1.6 記述スキーム 1.2 ディスクリプタ関係 1.3 方法の実施概要 2. 動的記述の枠組み 2.1 概要 2.2 オブジェクト・モデル 2.2.1 概要 2.2.2 ディスクリプタ・クラス 2.2.3 アトミック・ディスクリプタ値クラス 2.2.4 ディスクリプタハンドラ・クラス 2.2.5 記述クラス 2.3 記述処理用API 2.4 シリアル化シンタックス 2.4.1 ディスクリプタ関係表現 2.4.1.1 一般化/特殊化関係 2.4.1.1.1 コンテンツ・モデル継承 2.4.1.1.2 属性継承 2.4.1.1.3 実施細目 2.4.1.2 同値関係 2.4.1.3 関連付け関係 2.4.1.4 空間的、時間的、概念的関係 2.4.1.5 ナビゲーション関係 2.4.2 特定・特有のデータ型を示す表現 2.5 実施上の問題点 3. シリアル化シンタックス仕様 3.1.1 要素定義 3.1.2 コアDDF要素定義 3.1.2.1 ディスクリプタ定義 3.1.3 空間的、時間的、概念的関係を表すディスクリ
プタ 3.1.4 ナビゲーション関係を表す要素 4. DESOM API仕様 4.1.1 インターフェース・ディスクリプタ 4.1.2 インターフェース・ディスクリプタハンド
ラ(DescriptorHandler) 4.1.3 インターフェース・アトミック・デスクリ
プタ値(AtomaticDescriptorvValue) 5. 記述スキームの例 6. 処理の適用方法 6.1 電子的にアクセス可能なリソースの記述生成方
法 6.2 記述に対する処理の適用方法 6.3 記述生成及び記述に対する処理の適用方法の例 7. DESOMを用いるルール依存処理 8. リソースの記述拡張方法 9. リソースの記述の呈示方法 10. リソース記述の選択方法 11. リソースの記述の翻訳方法 12. 装置の第1の実施形態 13. 装置−デジタルビデオ・ブラウザ・システムの第
2の実施形態 14. 装置−遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置の第3
及び第4の実施形態 15. 装置−メディア・ブラウザ・システムの第5の実
施形態
【0034】1. 序論 実施形態をよく理解するために、術語(第1章1項)につ
いての簡単なレビューを含む序論(第1章)からまず始
め、次いで記述構成要素間の関係(第1章2項)、DDF(第2
章)、シリアル化シンタックス仕様(第3章)、実施形態で
使用されるDesOMAPI仕様(第4章)の解説を行う。次いで
実施形態についてのさらに詳細な解説は第6章から第15
章の中で行う。
【0035】以下に続く詳細な解説の一部はアルゴリズ
ムおよびコンピュータ・メモリ内のデータに関する操作
を表す記号的表現に関するものであることが明白にある
いは暗黙に示されている。これらのアルゴリズム的記述
と表現は、自分の仕事の中身を他の当業者に最も効率良
く伝えるためにデータ処理に係わる当業者が使用してい
る手段である。本明細書では、アルゴリズムとは、自己
矛盾のない一続きの所望の結果へ導くステップであると
一般に考えられているものである。これらのステップは
物理量の物理的操作を必要とするものである。必ずしも
そうというわけではないが通常これらの量は、記憶、転
送、合成、比較また他の方法で操作可能な電気信号や磁
気信号の形をとる。ビット、値、要素、記号、文字、用
語、数字あるいはこれらと同種のものとしてこれらの信
号を考えることが主として共通利用という理由のために
好都合であることが判っている。
【0036】しかし、上記および類似する用語のすべて
は、適切な物理量と関連するものであり、これらの量に
適用するための都合の良いラベルにすぎないということ
を覚えておくべきである。以下の解説から明らかなよう
に、特に別途言明されないかぎり、本発明を通じて、
“処理する”“計算する”“生成する”“作成する”
“操作する”“通信する”“描画する(rendering)”
“出力する(providing)”“リンクする”という用語あ
るいはこれらと同種の用語が用いられる記載は、コンピ
ュータ・システムあるいは類似の電子計算装置のアクシ
ョンと処理について述べるものである。このシステムあ
るいはアクションによって、コンピュータ・システムの
レジスタとメモリ内の(電子的)物理量として表されるデ
ータが操作され、コンピュータ・システムのメモリまた
はレジスタまたは他のそのような情報の記憶、伝送ある
いは表示装置内の物理量として同様に表される他のデー
タへこのデータが変換されるものと理解すべきである。
【0037】本発明はまた本発明で動作する装置に関す
る。本装置は、必要な目的のために特に構成したり、選
択的に起動したり、コンピュータに記憶されたコンピュ
ータ・プログラムによって再構成される汎用コンピュー
タを有することができる。本明細書に示されているアル
ゴリズムと表現は、特定のコンピュータや他の装置に固
有のものとして関連づけられているものではない。本明
細書の教示に従うプログラムを用いて種々の汎用機械を
使用することもできる。あるいは必要な方法ステップを
行うためにもっと特殊な装置を構成する方が好都合であ
ることが判明する場合もある。従来型の汎用コンピュー
タの構造は以下の解説から明らかになる。
【0038】さらに、本発明はまたこれらの好ましい方
法を実行するためのコンピュータ・プログラムを含むコ
ンピュータ可読媒体を有するコンピュータ・プログラム
成果物に関する。本明細書では、コンピュータ可読媒体
とはソースと宛先との間でコンピュータ・プログラムを
伝送するための任意の伝送媒体を含むものとする。この
伝送媒体には、磁気ディスクや光ディスク、メモリ・チ
ップ、あるいは汎用コンピュータとのインターフェース
に適した他の記憶装置のような記憶装置が含まれる。伝
送媒体はインターネット・システムで例示されるような
ハードウェアにより実現されるメディアやGSM移動電話
システムで例示されるような無線媒体も含むことができ
る。このコンピュータ・プログラムは、特定のプログラ
ム言語やその実行への限定を意図するものではない。様
々なプログラム言語とその実行を利用して、本明細書で
解説するように本発明の教示を実現することができる。
【0039】1.1 術語 1.1.1 コンテンツ コンテンツとは、記憶、符号化、表現、伝送、メディ
ア、技術のいずれにかかわらず情報であると定義するこ
とができる。コンテンツの例には、デジタルビデオとア
ナログビデオ(MPEG-4ストリームやビデオテープのよう
な)あるいはフィルム、音楽、紙に印刷された書籍及び
ウェッブ・ページが含まれる。
【0040】1.1.2 リソース リソースとは上述のコンテンツの特定の単位である。リ
ソースの例にはビデオ・ストリーム、JPEG-2000画像、W
AVEオーディオ・ファイルが含まれる。
【0041】1.1.3 特性 特性とはリソースの特色のある部分すなわち特質であ
り、この特性はある人にとって何らかの点で意味のある
ものを表す。特性は、コンテンツ(例えば画像の支配的
カラー)から直接得る(すなわち取り出す)こともできる
し、あるいはコンテンツの関連する特質である場合もあ
る。特性の例には、画像を録画した人の氏名、画像の
色、ビデオのスタイル、映画のタイトル、書籍の著作
者、音楽作品の作曲者、オーディオ・セグメントのピッ
チ、映画に出演している俳優が含まれる。
【0042】1.1.4 ディスクリプタ ディスクリプタは、表現値をある特性と関連づけるもの
であり、表現値がアトミック・タイプまたは複合タイプ
のいずれかを持つようにすることができる。表現値はア
トミック・タイプまたは複合タイプのいずれかを持つよ
うにすることができる。アトミック・タイプは、所定の
データ型の基本セット(例えば、整数、文字列、日付な
ど)の中の1つとして定義される。複合タイプは1つま
たはそれ以上のディスクリプタのコレクションであると
定義される。ディスクリプタは特性−表現値のペアを有
する。この場合表現値はその特性と関連付けられる。ア
トミック・タイプを持っているサンプル・ディスクリプ
タには以下が含まれる: 特性=著作者;表現値(文字列)=“John Smith”; 特性=作成日付(DateCreated); 表現値(日付)=“1998-
08-08” 複合タイプを持っているサンプル・ディスクリプタは、 特性=色;表現値=カラーヒストグラム・ディスクリプ
タ(ColorHistogramDescriptor)
【0043】1.1.5 記述 記述とは単一リソースに属する複合タイプを持っている
ディスクリプタである。
【0044】1.1.6 記述スキーム 記述スキームとは1セットのディスクリプタ定義とそれ
らの関係(関連付け、同値、特殊化、一般化)である。こ
れらのディスクリプタ関係を利用してコンテンツの構造
を直接表現したり、より高レベルのコンセプトを示すも
っと豊富な表現を形成するディスクリプタの組合せを作
成することができる。記述スキームにはその範囲内に1
セットの記述スキームが含まれる。
【0045】1.2 ディスクリプタ関係 記述スキームに必要な情報を表現するために、DDFによ
って、最小1セットのディスクリプタ関係が好適に与え
られる。この最小セットには以下の関係が含まれる: * 一般化/特殊化関係 * 関連付け関係 * 同値関係 * 空間的、時間的、概念的関係 * ナビゲーション関係
【0046】一般化/特殊化関係は、ある特別のディス
クリプタが別のディスクリプタを示すもっと特定のある
いはもっと一般的な形であることを指定するものであ
り、従ってこれらの関係は処理用アプリケーションによ
ってその様なものとみなすことができる。例えば猫は動
物の一種であり、従って動物ディスクリプタの発生を検
索する検索エンジンは“猫”ディスクリプタを含む記述
を選択することになる。
【0047】関連付け関係はディスクリプタ包含(conta
inment)と発生のシーケンスと基数性(cardinality)を含
むように定義される。これらの関係は所定のディスクリ
プタに対してコンテキスト上の情報を与え、アプリケー
ションが特定のディスクリプタを解釈することができる
コンテキストを与えるために必要である。例えば、ビデ
オ記述スキームの中の“ビデオシーン(VideoScene)”デ
ィスクリプタ内に含まれる“Shot(ショット)”ディスク
リプタは音響効果記述スキームにおける別のコンテキス
トの“Shot(ショット)”ディスクリプタから様々に解釈
されることになろう。
【0048】同値関係とは類別関係の1つの形である。
この関係は必ずしも一般化/特殊化を示す性質の関係で
はない。同値関係は言語の間で(すなわち言語間)及び言
語の範囲内(すなわち言語内)で望ましい。一般に同値は
同意語の定義(2つのディスクリプタが同値である)と準
同意語(2つのディスクリプタがある特定の程度まで同
値である)を必要とする。また非テキスト値(例えば画像
中の平均R、G、B値)とテキスト表現値(例えば赤、緑な
ど)間の同値関係およびその逆の同値関係を定義する必
要性がある。
【0049】ある記述におけるディスクリプタ間の空間
的、時間的、概念的関係を利用することもできる。これ
らの関係は、画像中の隣接するオブジェクト、ビデオ場
面中のシーケンシャル・セグメント、記述中の類似コン
セプトの記述をサポートする。
【0050】ディスクリプタ間のナビゲーション関係も
また望ましい。記述の利用には記述の構成要素と(ビデ
オ・リソース中のキー・フレームのような)リソース中
の関連する時空の範囲間のナビゲーションを伴うことが
多い。
【0051】これらの関係を一緒に考察して、異なる記
述スキーム間のあるレベルの意味論的インターオペラビ
リティをある程度まで示すことができる。更に、意味論
的インターオペラビリティのレベルもアプリケーション
・レベルで達成することもできよう。
【0052】1.3 方法の実施概要 本明細書で解説する方法は、動的記述の枠組み(DDF)を
利用してリソースの記述を生成し処理する方法について
の一般化した形式を示す特定の例である。オブジェクト
・モデル、プラットフォーム−中立的及び言語−中立的
アプリケーション・プログラミング用インターフェース
(API)及び、リソースの記述で、特に視聴覚リソースの
記述で使用するためのシリアル化シンタックス・リソー
スがこの枠組みによって与えられる。好ましいDDFは、
作成と記述処理と記述構成要素とのための処理方法とコ
ンテンツの宣言型記述の利益を一体化するものである。
【0053】図1Aは電子的にアクセス可能なリソースに
ついての記述を生成する方法の概要を示す。本方法で
は、記述スキーム(DS)100Aが記述生成装置106Aによって
読込まれ、該記述生成装置によってメモリの中のリソー
スの記述107Aの表現108Aが順次生成される。この表現10
8AはDDFの記述オブジェクト・モデル(DesOM)の1つのイ
ンスタンスである。記述107Aの表現108Aは、記憶と移送
を目的としてXML文書110Aとしてシリアル化することが
できる。好適には記述スキーム100Aとシリアル化された
記述110Aの双方はテキストであり、機械と人間とによっ
て双方とも可読であることが望ましい。記述スキーム10
0AはDescriptorHandlerと呼ばれる関連する処理用コー
ドを備えて、記述情報やリソース104Aに対する他のアク
ションを曖昧性の無いように提供し生成することができ
る動作/処理を行えるようになっていることが更に望ま
しい。例えば、オペレーティング・モードにおける1つ
の方法によってリソース104Aの記述107Aを自動的に生成
することができる。このオペレーティング・モードで、
これらDescriptorHandlerの処理によってリソース104A
に対する操作が行われ、特定のリソース104Aの記述107A
が生成される。これらの記述スキーム100Aと記述107Aと
は上述のDDFの観点から定義される。
【0054】図1Bはリソースの記述を処理する方法の概
要を示すものである。本方法では、メモリ中の記述の表
現104Bを順次生成するプロセッサ102Bによってシリアル
化された記述100Bの構文解析が行われる。表現104BはDD
FのDesOMの1つのインスタンスである。このようなシリ
アル化された記述100Bを図1Aの方法に従って生成するこ
ともできる。好適にはプロセッサ102Bと記述生成装置10
6A(図1A)とを1つのユニットとして組み入れることが望
ましい。シリアル化された記述100Bは、いくつかの記述
ハンドラ108Bを順次参照することもできる記述スキーム
106Bを指す。またシリアル化された記述100Bはこの記述
が記述するリソース110Bも参照する。本方法では、1セ
ットのルールを記述(D)104BのDesOM表現に適用して記述
112Bの修正されたDesOM表現を行うこともできる。[用語
D+を用いて図1Bの記述112Bの修正されたDesOM表現を示
す]記述112Bの修正されたDesOM表現をXML文書としてシ
リアル化することができる。この1セットのルールは記
述スキーム106Bによって定義される。DescriptorHandle
r108Bによって、記述114BのDesOM表現あるいは記述116B
の修正されたDesOM表現の更なる処理が行われる。1つ
のオペレーティング・モードでは、この処理方法によっ
てリソース110B間の類似性の計算を行うことができる。
このモードで、DescriptorHandlerによってリソースの
記述間の類似性を計算するための処理が行われる。この
処理方法では、記述104BのDesOM表現に対して1セット
のルール118Bが更に適用されるようになっている。1セ
ットのルール118Bが、シリアル化された記述100Bの所定
の構成要素の存在に依存して、記述104Bに対する1つま
たはそれ以上の関連するアクションが与えられる。この
結果得られるこれらのアクションの出力はそれ自体DesO
M112Bに従う記述を表現したものである。更に、ある記
述スキームをメモリ中へ読込むこともでき、次いで、記
述スキーム自体に対して1つまたはそれ以上の関連する
アクションを行うための1セットのルールを設けること
ができる。これらのセットのルールによって、リソース
記述の拡張、リソース記述の変換、問合せに応じた1つ
またはそれ以上の特定の記述の選択、リソース記述と多
くの他のアクションの視覚的呈示を行うことができる。
【0055】図1Cはリソースの記述を符号化する方法の
概要を示す。本方法では、記述スキーム(DS)104Cが記述
生成装置108Cによって読込まれ、該記述生成装置によっ
てメモリ中のリソースに関する記述の表現110Cが順次生
成される。この表現110CはDDFのDesOMの1つのインスタ
ンスである。記述スキーム104Cは関連する処理用コード
を備え、DescriptorHandler(DH)によって、DesOM表現11
0Cに対して符号化処理114Cが行われるようになってい
る。これらの符号化処理によってDesOM表現110Cは符号
化され、符号化されたDesOM112Cが与えられる。この記
述の符号化されたDesOM表現112Cは記憶と移送を行うた
めにXML文書としてシリアル化することができる。この
符号化処理を好適に利用して圧縮及び/又は暗号化が行
われる。
【0056】図1Dは符号化されたリソース記述の復号化
を行う方法の概要を示す。本方法はその入力としてシリ
アル化された記述104Dを有し、該記述は図1Cの方法によ
ってすでに符号化されている。本方法では、メモリ中の
記述の符号化された表現112Dを順次生成するプロセッサ
110Dによって、シリアル化された記述104Dの構文解析が
行われる。表現112Dは符号化されたDesOMの1つのイン
スタンスである。記述スキーム106Dは、関連する処理用
コード(ディスクリプタハンドラと呼ばれる)を備え、復
号化操作114Dを行えるようになっている。該復号化操作
は、符号化されたDesOM表現112Dを復号化してメモリ中
に記述の復号化された表現116Dを出力することができる
ようになっている。表現116DはDDFのDesOMの1つのイン
スタンスである。
【0057】2. 動的記述の枠組み 2.1 概要 好ましいDDFは、コンテンツの宣言型記述の利点をディ
スクリプタの作成と処理を行うための処理方法と一体化
することを企図するものである。好ましいDDFは、オブ
ジェクト・モデル、記述処理用APIおよびシリアル化シ
ンタックスを備えている。DDFを利用して、上記構成要
素を用いるコンテンツについて適切な記述を行うことが
できる。
【0058】上記オブジェクト・モデルは記述の核とな
る意味論を与え、ディスクリプタ・エンティティ構成要
素に基づくものである。このモデルは、包含関係がモデ
ルにおいて固有であるという利点を有する。この包含関
係は、2つの理由で視聴覚リソースの記述において特に
重要である。まず第一に、多くの視聴覚リソースの構造
には固有の階層構造(例えばビデオクリップにはキー・
フレームなどを含むショットが含まれる)がある。第2
に、多くのディスクリプタの表現値は階層的方法(例え
ばヒストグラムは周波数を含むビン(bin)が含まれる)で
表すことができる複雑なデータ型となることがある。好
ましいDDFのオブジェクト・モデルは記述オブジェクト
・モデル(DesOM)と呼ばれる。第2章.2でこのモデルにつ
いて解説する。
【0059】好ましいDDFはまた記述処理用としてAPIを
使用する。これによってアプリケーション用ツールがシ
リアル化された記述に対して、更なる処理(例えば変
換、表現など)を行うことが可能になる。第2章.3で更に
説明する好ましいAPIは文書オブジェクト・モデル(DOM
呼ばれる)に基づく。このモデルはXML文書に関して使用
されるW3Cによって標準化されている。
【0060】DesOM APIによってルール依存処理の適用
も可能になり、このルール依存処理を利用して以下の事
項が可能になる。 * 記憶されたディスクリプタの存在または非存在に基づ
いて追加ディスクリプタの存在を推量することにより記
述を拡張すること * 記述の表現に対する影響/制御を行うこと * 記述または記述構成要素を選択すること * 記憶された記述を要件に基づいて別の言語へ変換する
こと * 記述を変換して新しい記述スキームを使用すること このルール依存処理については第7章から第11章で更に
詳細に解説する。
【0061】DesOMのツリー・ベースの構造(そしてさら
につけ加えるならばDOM)は好ましいデータ・モデルのよ
うな階層的に構造化されたデータを適切に表現したもの
である。
【0062】DDFは記述および記述スキームの記憶と移
送を行うためにシリアル化シンタックスを好適に利用す
る。シリアル化された記述は構文解析を行ってDesOMの
1つのインスタンスに変えることができる。さらに、シ
リアル化シンタックスによって、第1章.2で詳述するデ
ィスクリプタ関係を表現する手段が与えられる。XML文
書タイプ定義(DTD)のシンタックスを用いて記述スキー
ムとXML文書を表現して個々の記述のシリアル化が行わ
れる。記述スキームと個々の記述の双方の表現シンタッ
クスはシリアル化シンタックスと呼ばれる。
【0063】XMLはシリアル化シンタックスとして利用
されているが、その理由は、包含関係を表現するXML固
有の能力およびXMLの構造化電子データの伝送形式とし
てますますXMLが受け入れられていることに因るもので
ある。記述スキームは、XML-DTDの文法を用いて表すこ
とができ、このXML-DTDの文法で個々の要素定義が、デ
ィスクリプタの定義及び記述スキームにおけるディスク
リプタの関係を示す定義を表す。個々の記述は、適切な
記述スキームを含むDTDに従うXML文書としてシリアル化
することができる。好ましいオブジェクト・モデルと必
要なディスクリプタ関係とをシリアル化シンタックスを
用いてどのように表現するかについては第2章.4に述べ
られている。
【0064】シリアル化シンタックスとしてXMLを使用
することにより、DDF準拠の記述の可能性を理論的に2
つのレベルで解釈することが可能になる。まず第一に、
任意のシリアル化された記述をXMLシンタックス・レベ
ルで解釈することができる。このレベルで、記述の構文
解析を行い、DOMのようなオブジェクト・モデルに変換
し、DDFについての知識を持たない検索/フィルタエンジ
ンでもそのテキスト内容の点から記述を解釈することが
できる(すなわち、DDFのオブジェクト・モデルの意味論
は記述の解釈に使用されない)。或いは、DOMの代わりに
DDFオブジェクト・モデル(DesOM)を使用することにより
もっと意味論的レベルで記述の構文解析を行うこともで
きる。
【0065】しかしながら、実際問題として、XML-DTD
シンタックスを用いて表現された記述スキームの構文解
析を行って、このスキームをXML-DTDに変える必要があ
り、そこで、ディスクリプタ特殊化/一般化関係が検証
され、実際に創り出されることになる(更なる詳細につ
いては第2章.4.1.1参照)。XMLのバージョン1.0ではクラ
スの下位分類すなわち継承が行われないのでこのステッ
プが必要となる。このステップはDDF解釈と呼ばれ、こ
のステップを行う処理はDDFインタプリタである。記述
スキームのDDF定義を含むDTDと、記述(すなわちXMLバー
ジョン1.0文書)が準拠するDTDとを区別するために、XML
-DTD用として一般に使用されている“dtd”の代わりに
拡張子“ddf”を使用するDDFをDTDと命名することにす
る。
【0066】次いで、標準的XMLプロセッサによって、
シリアル化された記述の構文解析を行い、その準拠する
DTD(すなわち拡張“dtd”を使用して記憶されたDTD)か
ら得たDOMを用いてこの記述を表すことができる。この
プロセッサはDDFと記述内容についての知識を必要とせ
ず、テキストレベルでアクセスすることができる。[記
述へのテキスト・アクセスは、記述(XML文書)に目を通
したり、DOM(例えばSAX)に基づかないXMLプロセッサを
使用するだけで行うこともできる]或いは、DDFプロセッ
サはシリアル化された記述の構文解析を行って、DDF(す
なわち拡張子“ddf”を用いて記憶されたDTD)を用いて
表現された記述スキームを含むDTDから得られるDesOMを
用いてこの記述を表すことができる。後者の処理の第1
のステップはDDF解釈の中の1つである。
【0067】この2つのレベルの解釈の処理が図2Aと2B
に描かれている。この2つの図は、異なる意味論的レベ
ルのアクセスをどのようにしてXMLシンタックスを用い
てシリアル化された(DDF)記述から得ることができるか
を示す図である。DesOMとDOMは双方ともツリー・ベース
の構造であるという点では類似している。しかし、DesO
Mは、DesOMが要素ノードに含まれるという点でDOMとは
異なる。この要素ノードはDOM中の対応する要素ノード
より豊富なインターフェースを備えている。さらに、De
sOMの要素ノードは該要素と関連する処理を行う関連す
るDescriptorHandler(H)を有することができる。
【0068】2.2 オブジェクト・モデル 2.2.1 概要 好ましいDDF用として採用されるオブジェクト・モデル
はコア・ディスクリプタ・オブジェクトの定義に基づく
ものである。第1章.1.4に定義されているように、ディ
スクリプタは“特性表現値”を示す対と見なすことがで
きる。表現値はアトミック・タイプ(例えば、整数、文
字列、日付など)あるいは複合タイプのいずれかにする
ことができる。複合タイプとは1つまたはそれ以上のデ
ィスクリプタのコレクションである。オブジェクト・モ
デルは図3のUMLクラス図によって表される[ディスクリ
プタ及び記述中の大文字の使用は第1章.1.4.で定義さ
れている一般的用語の代わりに図3で定義されたオブジ
ェクトであることを意味することに留意されたい]。
【0069】記述オブジェクトはディスクリプタの特殊
化として定義される。このディスクリプタでは、含まれ
るすべてのディスクリプタは単一リソースに属する。記
述スキームにはディスクリプタと記述の定義が含まれ、
このディスクリプタと記述の定義とは、それぞれコア・
ディスクリプタと記述オブジェクトの特殊化である。
【0070】好ましいオブジェクト・モデルでは、ディ
スクリプタはそれらの親ディスクリプタの属性と関係を
表すことができる。例えば、ある画像の隣接領域グラフ
用エリア・ディスクリプタは(テキスト表現値を含む)ラ
ベル・ディスクリプタ及び(他のエリア・ディスクリプ
タへの参照リストを有する表現値を含む)近傍ディスク
リプタを含むこともできる。この例では、ラベル・ディ
スクリプタはある領域の属性を表すものと見なすことが
でき、また、近傍ディスクリプタはその領域を含む空間
的関係を表すものと見なすことができる。(例えば空間
的、時間的、概念的)関係を表すディスクリプタは記述
中の他のディスクリプタに対して1つまたはそれ以上の
参照を行う表現値を一般に持っている。第2章.4.1.4
に、1セットの標準的ディスクリプタが空間的、時間
的、概念的関係を表現するために提案されている。
【0071】2.2.2 ディスクリプタ・クラス 各ディスクリプタは関連するID、言語コード及びデータ
型列挙を備えている。ID属性は、各ディスクリプタに唯
一の識別番号を与えるものである。この識別番号を利用
してある記述の他のディスクリプタ・オブジェクトを参
照することができる。言語コード属性は、ディスクリプ
タの表現値の中で任意のテキストの言語を指定するもの
である。データ型列挙は、その表現値がアトミック(す
なわち他のディスクリプタから構成されるものではな
い;第2章.2.3参照)である場合、表現値のデータ型を与
える。各ディスクリプタ・オブジェクトは、ディスクリ
プタと関連する処理方法を与えるディスクリプタハンド
ラと関連させることもできる(第2章.2.4参照)。
【0072】好ましいDDFオブジェクト・モデルを実施
することによって第1章.2に詳述するディスクリプタ関
係を様々な程度まで実現することができる。このアプロ
ーチは、異なる実施が、採用された特定のシリアル化シ
ンタックスの属性を利用することができることを意味す
る。第1章.5で詳述するディスクリプタ関係が、XMLシ
リアル化シンタックスを用いてどのように実現されるか
については第2章.4.1に詳述されている。
【0073】2.2.3 アトミック・ディスクリプタ値ク
ラス ディスクリプタの表現値はアトミックか複合(すなわち
他のディスクリプタ・オブジェクトから構成される)か
のいずれかにすることができる。表現値がアトミックの
場合、その値はアトミック・ディスクリプタ値オブジェ
クト中に文字列オブジェクトとして記憶される。このア
トミック値のデータ型は親ディスクリプタ・オブジェク
トのデータ型属性を用いて解釈される。したがってデー
タ種別化が行われる範囲はこのデータ・モデルの特定的
実現を表すデータ型属性に依存する。例えば、好ましい
XMLシリアル化シンタックスを利用するデータ種別化の
実施詳細については第2章.4.2を参照されたい。
【0074】アトミック・ディスクリプタ値はディスク
リプタ・クラスのデータ属性によって表すこともでき
る。本明細書では、DOMにおけるこのエンティティのテ
キスト・ノードに対する1対1対応に起因してアトミッ
ク・ディスクリプタ値は1つのクラスとして表される(D
esOM中のアトミック・ディスクリプタ値ノード;第4章.
1.3参照)。
【0075】2.2.4 ディスクリプタハンドラ・クラス 好ましいDDFでは、ディスクリプタハンドラは、ディス
クリプタに適用される処理方法を与えるクラスである。
前記ディスクリプタハンドラの方法は指定されたインタ
ーフェースを好適に満すものである。ディスクリプタハ
ンドラ・クラスはディスクリプタの表現値(すなわちコ
ンテンツ)の作成と、同じタイプの2つのディスクリプ
タ(すなわち同じディスクリプタ定義、従ってディスク
リプタハンドラを用いる)間の類似性の計算方法を与え
ることができる。必要な場合処理のこのセットを拡張で
きない理由はない。図3はDDFの好ましい実現例で与えら
れるディスクリプタハンドラ方法のいくつかの例を詳細
に示すものである。
【0076】上記の方法は、指定されたインターフェー
スを満す静的な(クラス)方法として好適に実現される
(例えば第4章.1.2参照)。ディスクリプタハンドラの役
割はディスクリプタの生成と処理を行うための無曖昧処
理を提供することである。ディスクリプタハンドラ方法
へパラメータを渡す能力については、シリアル化シンタ
ックスとしてのXMLの利用に関する第3章.1.2.1で解説す
る。
【0077】好適にはディスクリプタハンドラ用のプロ
グラム・インターフェースが固定されていることが望ま
しい。他の実施形態では、インターフェースをディスク
リプタ・クラスの属性として指定することもできるし、
あるいは記述スキーム用として指定することもできる。
これらの代替実施形態によって、ディスクリプタハンド
ラ・インターフェースを特定の記述スキーム用としてカ
スタマイズすることが可能になる。
【0078】ディスクリプタハンドラ法はディスクリプ
タの表現値の符号化と復号化を行うために設けることも
できる。シリアル化された記述を圧縮(すなわちサイズ
の減少)し、したがってさらに効率的に記述を記憶し移
送するため、或いはディスクリプタの表現値を暗号化す
るためのいずれかの目的のために符号化方法を設けるこ
ともできる。
【0079】圧縮のために符号化を行う場合、符号化方
法は符号化を行う対象データのタイプに依存して変るこ
ともあり得る。例えば、テキスト表現値を持つディスク
リプタはテキスト圧縮方法(例えばLZW)を使用すること
もできる。その一方で画像リソースのカラー・ヒストグ
ラム構造を表したディスクリプタはエントロピー符号化
の形を用いてヒストグラムのビン(bin)周波数を符号化
することもできる(すなわち、最も一般的に生じる周波
数はより少ないビットしか必要としないコードワード(c
odeword)によって表される)。暗号化のための符号化を
利用して、特権的ユーザのみがディスクリプタにアクセ
スすることを可能にすることもできる。標準的暗号化
(例えば公開鍵暗号方式)を使用することもできる。
【0080】2.2.5 記述クラス 記述はディスクリプタの属性に対するいくつかの追加属
性を有する。記述は、記述されているコンテンツの項目
のURIまたはエンティティのいずれかを含む関連するリ
ソースを有する。記述には、そのリソースが最後に修正
されたときの日付への参照、及び、数セットのその記述
に適用することができるルールのURIまたはエンティテ
ィを含む属性も含まれる。ルール依存記述処理について
は第7章で更に解説する。
【0081】記述オブジェクトがディスクリプタ・オブ
ジェクトの特殊化として定義されるので、記述オブジェ
クトを他の記述の中でディスクリプタ・オブジェクトと
して処理することができる(すなわち記述の属性は無視
される)。代替データ・モデルでは、記述オブジェクト
はディスクリプタと記述オブジェクトの双方を含むこと
ができる。このデータ・モデルに関して、その記述オブ
ジェクトはディスクリプタの別のツリー中に存在し、ル
ート記述のリソース以外のリソースの参照を含むことが
できる。
【0082】別の代替的実施形態では、記述が複合表現
タイプを有するディスクリプタとほぼ同じなので、記述
オブジェクトを含まなかったデータ・モデルを使用する
こともできる。この場合、記述の追加属性(すなわちリ
ソース、最後に修正されたリソース日付(dateResourceL
astModified)およびルールセット(ruleSets))はディス
クリプタの属性として処理されることになる。このデー
タ・モデルに関しては、リソースが重要な関係を有する
ディスクリプタ・ツリーのトップにリソースを指定する
必要があるだけである。
【0083】2.3 記述処理用API コア・ディスクリプタ・オブジェクトの固有の包含属性
はツリー・ベースの処理モデル(すなわち親−子データ
・モデル)によって表される。その場合、ツリーの各ノ
ードは、ディスクリプタかアトミック・ディスクリプタ
値オブジェクトのいずれかになる。[アトミック・ディ
スクリプタ値オブジェクトはツリーの葉(外点)ノードと
してのみ存在することができる]DesOMにはツリー中のノ
ード間の参照とナビゲーションリンクも含まれる。参照
は、(例えばディスクリプタ・オブジェクト間の空間
的、時間的及び/又は概念的)関係を示すために一般に
使用される。ナビゲーションリンクは、記述のためのブ
ラウジング属性を与えるために利用され、リソース中の
記述と時空の範囲(例えば記述されているビデオ・スト
リーム中の特定のフレーム)におけるディスクリプタ・
オブジェクト間の連結を可能にする。記述処理モデルを
描く概略図が図4に図示されている。
【0084】好ましいDDFに従って記述を行うために、D
esOMのルート(root)は記述オブジェクトでなければなら
ない。言い換えれば、このルートは記述が参照している
リソースを指定するものでなければならない。記述オブ
ジェクトはディスクリプタ・オブジェクトの特殊化にす
ぎないので、任意の記述オブジェクトは別の記述オブジ
ェクトのサブツリーになることができる。換言すれば、
新しい記述オブジェクトは1セットの関連する記述オブ
ジェクトから作成することができる。この処理は図5に
図示されている。
【0085】DesOMは、ディスクリプタのための必要な
一般化/特殊化関係、ディスクリプタのためのアトミッ
ク表現値のためのデータ種別化、DescriptorHandler(D
H)及び参照とリンクとナビゲーションリンクを与えるこ
とによってDOMを拡張するものである。XML文書を表すた
めの1セットの標準的オブジェクトと、これらのオブジ
ェクトをどのように組み合わせることができるかを示す
標準的モデルと、これらのオブジェクトにアクセスし、
操作するための標準的なプラットフォーム上中立でかつ
言語的に中立なインターフェースがDOMによって提供さ
れる。XML文書のDOM表現は、要素のコンテンツが要素の
子ノードとして表されるツリー構造である。DOMは、XML
文書を処理するために使用することができるインターフ
ェースを指定する。換言すれば、DOMは、任意の(または
ほとんどすべてに共通の)プログラミング言語で実行す
ることができる。
【0086】同様に、DesOMに対してはインターフェー
スのみが指定される。これらのインターフェースを使用
してDDFに準拠するXML文書を処理することができる。ち
ょうどXML(DOM)プロセッサがDOMインターフェースを設
けなければならないように、DDFプロセッサはDesOMイン
ターフェースを設けなければならない(図2参照)。第2
章.1で述べたように、DDFプロセッサはまず解釈ステッ
プを実行する。このステップで、ディスクリプタの一般
化/特殊化関係が検証され、バージョン1.0のXML-DTD形
式で処理される。[XML-DTDのDDFとシンタックスを用い
て記述スキームで表現された無効クラスの下位分類は記
述スキームの構文解析エラーという結果になる]DDFプロ
セッサは、この記述の構文解析を行ってDOMに変換し
て、その構造をDesOMに変換するか、直接記述の構文解
析を行ってDesOMに変換するかのいずれかを行うことが
できる。
【0087】本質的にDesOMは、要素とテキスト・ノー
ドとがディスクリプタとアトミック・ディスクリプタ値
ノードとから成るさらに豊富なインターフェースによっ
交換されるという点でDOMとは異なる。これらのノード
用インターフェースについては第4章と第6章.3で解説す
る。基本的DesOMの実行によって単にそのインターフェ
ースのみを与えることもできる。しかしさらに拡張的な
実行によって、参照とナビゲーション関係についてのあ
るレベルの解釈を行うことができるかもしれない。例え
ば1セットの空間的、時間的、概念的関係をDDFに対し
て定義する(第3章.1.3参照)こともできるし、これらの
関係をDesOMレベルで解釈することもできる。
【0088】DesOMの実行によって、オプションとして
ディスクリプタハンドラ法を実行してディスクリプタを
作成したり、符号化したりあるいは処理することもでき
る。例えばDesOMの実行は、そのコンテンツが既に存在
しない場合、ディスクリプタ用としてコンテンツを作成
するディスクリプタハンドラの方法を実行できるかもし
れない。
【0089】DesOMは更なる記述処理を行うための基礎
を提供するものである。ルールがパターン及び関連する
アクションとから成る場合、DesOMのツリー構造によっ
てDesOMはルール依存処理を行い易くなる。このような
処理は、DesOMインターフェースを実装してDDF記述を処
理するツールによって行うこともできる。ルール依存処
理については、セクション第7章から第11章で更に解説
する。
【0090】2.4 シリアル化シンタックス 記述と記述スキームとの記憶と移送とを行うために好適
に利用されるシリアル化シンタックスはXMLバージョン
1.0である。XML規格は、標準一般化マークアップ言語(S
tandard Generalised Markup Language)(SGML)のサブセ
ットとして発展したものである。XML文書には1つまた
はそれ以上の要素、開始タグと終了タグか空要素タグか
のいずれかによって境界が定められる要素の境界が含ま
れる。各要素は、その“ジェネリック識別子”(GI)と呼
ばれることもあるその名称によって識別され、1セット
の属性仕様を有する場合もある。各属性仕様は名称と値
を持っている。XMLバージョン1.0規格に関する更なる詳
細については、W3Cウェブサイトhttp://www.w3.org/tr/
1998/rec-XML-19980210を参照されたい。
【0091】好ましいDDFでは、DDFコアDTDの中で定義
することができる1セットのコア要素が使用される。SG
ML様DTDシンタックスを用いて、(XML規格バージョン1.0
で指定されているように)要素タイプとそれら要素タイ
プの関連する属性とが定義される。各記述はXML文書に
よって表すことができる。この文書(すなわち記述)は記
述が従っているDTD(すなわち記述スキーム)を参照す
る。換言すればこの記述はDTDによって指定されたタイ
プの記述である(図6参照)。
【0092】DDFコアDTDはオブジェクト・モデルの表現
に必要なコア要素の定義を与えることを必要とする。DD
Fに対して最重要の要素定義はディスクリプタ・コンポ
ーネントの定義である。すべてのディスクリプタはこの
コア要素のサブクラス(特殊化)として定義される。例え
ば、記述は、単一リソースに属するディスクリプタのコ
レクションであると定義されるものの、ディスクリプタ
・コンポーネントのサブクラスとして記述を定義するこ
ともできる。ディスクリプタ・コンポーネントの他のサ
ブクラスを用いてディスクリプタと記述されているリソ
ースと間の連結機能が与えられる(第3章.1.4参照)。
【0093】DDFのデータ・モデル要件はXML仕様バージ
ョン1.0によって設けられている要件より費用がかか
る。特にDDFのシリアル化シンタックスは以下の事項を
行うことができる。すなわち、 * 必要なディスクリプタ関係の表現(第2章参照) * ディスクリプタの(アトミック)表現値のためのデータ
種別化
【0094】これらの要件については、シリアル化シン
タックスとしてのXML規格のバージョン1.0の利用に関し
てセクション2.4.1と2.4.2の中で論じている。
【0095】2.4.1 ディスクリプタ関係表現 2.4.1.1 一般化/特殊化関係 XML仕様のバージョン1.0は一般化/特殊化関係の仕様を
与えるものではない。さらに、マークアップ文書におけ
るクラスの下位分類と継承は十分に定義されていない。
要素タイプが代替可能である場合、スーパークラス要素
が発生しスーパークラスのサブクラスであると定義され
る場合はいつでも、要素タイプは別の要素タイプすなわ
ちスーパークラスのサブクラス(特殊化)である。別の要
素のサブクラスとして要素を定義することは本質的な問
題ではない。スーパークラスはサブクラスの一般化と見
なすことができる。継承という概念はコード節減メカニ
ズムと見なすことができる。この節減メカニズムによっ
て1つの要素タイプが別の要素タイプの属性を得る(継
承する)ことが可能になる。
【0096】単一クラスの下位分類/継承のための好ま
しいクラスの下位分類/継承のガイドラインについては
以下の第2章.4.1.1.1〜第2章.4.1.1.3で解説する。複数
の継承を単一クラスの下位分類/継承から拡張すること
ができる。
【0097】2.4.1.1.1 コンテンツ・モデル継承 サブクラスにはベース・クラスのインターフェースを忠
実に設けるべきである。したがって、ベース・クラスが
“任意(ANY)”のコンテンツ・モデルを持っている場
合、サブクラスは“任意(ANY)”のコンテンツ・モデル
か、もっと限定されたコンテンツ・モデルのいずれかを
持つことができる。これはサブクラスを親クラスと代替
可能にするために必要なことである。これは、サブクラ
スがそのスーパー(親)クラスが受け入れることができる
どのような入力でも受け入れなければならないオブジェ
クト指向プログラミング(OOP)とは多少異なるシナリオ
である。要素のコンテンツ・モデルは“入力”ではなく
“出力”と見なすべきである。各要素がそのコンテンツ
を検索する方法を持っているオブジェクトと考えられる
場合、サブクラスはこれらの方法を満すことができなけ
ればならない。コンテンツ・モデル中の各要素タイプは
ある役割を持っているものと見なすことができる。サブ
クラスのコンテンツ・モデルの役割はその親クラスの役
割に一致しなければならない。サブクラスは、その親ク
ラスのコンテンツ・モデルの構成要素をより柔軟なもの
にしたり、拡張したりすることはできない。しかしその
要素がその親クラスとして処理される場合には無視でき
る新しい子要素を設けることはできる。
【0098】例えば、AA、BB、CCがそれぞれA、B、Cの
サブクラスで、かつAが(B、C)のコンテンツ・モデルを
持っている場合、以下はAA;(BB、CC)、(B、C)、(BB、
C)、(B、CC)のすべての有効なコンテンツ・モデルであ
る。コンテンツ・モデル(B、C、D)、(BB、CC、D)、(D、
B、C)は、それらが(B)、(C)、(B、C)の“役割”に一致
するという理由で、AAの有効なコンテンツ・モデルでも
ある。さらに要素AAは、要素AAが要素Aの1つのインス
タンスとして処理される場合不可視となる子要素Dを含
むことができる。コンテンツ・モデル(B)と(C)は、Aの
コンテンツ・モデル中の(B、C)の“役割”が一致しない
ので無効である。
【0099】サブクラスのためのコンテンツ・モデルを
未指定のままにすることを許すことが可能となろう。そ
の場合、サブクラスのコンテンツ・モデルがスーパーク
ラスのモデルのデフォルトになる。好適には、未指定の
コンテンツ・モデルはXML/SGML-DTDシンタックスを用い
る有効な構成を表さないので、そのようなモデルを許さ
ないようにすることが望ましい。
【0100】2.4.1.1.2 属性継承 同じサブクラスと継承という概念は属性に対して適用さ
れる。しかし属性というものは、OOPにおける方法がそ
うであるようにある意味で“ランダム・アクセス”なも
のであるため、コンテンツという概念よりクラスの下位
分類というコンセプトの方を本質的に受けやすい。サブ
クラスは、サブクラスがその親クラスとして処理される
とき本質的に無視される新しい属性を宣言することがで
きる。しかし、サブクラスは、親クラスの属性を拡張し
たり、より柔軟なものにすることはできない。
【0101】これらの属性デフォルトは属性定義がその
親クラスの属性定義を拡張したものであるかないかを評
価する際考慮されるにすぎない。その結果、サブクラス
とその指定されたスーパークラスとは同じ属性タイプを
持つことになり、属性デフォルトのみをさらにサブクラ
スで限定することが可能となる。属性デフォルト定義に
対する有効な制限は表1に示す通りである。さらに、ス
ーパークラスが“#FIXED”のデフォルト宣言を持ってい
る場合、デフォルトの値は要素名と解釈することがで
き、次いで好適には、デフォルトの値を要素名のサブク
ラスに更に限定できることが望ましい。
【0102】表1.サブクラス中の属性デフォルト宣言
に対する許容される制限
【表1】
【0103】2.4.1.1.3 実施細目 XML仕様のバージョン1.0とDOMとを用いてこのクラスの
下位分類/継承モデルを実現するために、ある要素のス
ーパークラス(すなわちスーパーエレメント[superEleme
nt])が要素の定義された属性リスト中の属性として指定
される。この指定は理想的なものではなく、また、クラ
スの下位分類情報は要素の定義の一部であると考えられ
ている。例えばキーワード"TYPEOF"はクラスの下位分類
情報(すなわち<!ELEMENT Cat TYPEOF Animal>)を表す
手段であること示唆する。
【0104】superElement属性の使用によって示唆され
るクラスの下位分類/継承は、クラスの下位分類/継承用
に設けられたガイドラインに対して解釈し、検証する必
要がある。これらのガイドラインに従わない場合記述ス
キーム構文解析エラーが結果として生じる。また、シリ
アル化されたDDF記述が有効なXML文書であるためには、
この記述は有効なXML-DTDに従う必要がある。したがっ
て、XML-DTDのシンタックスを用いて表現されたDDF記述
スキームの構文解析を行って、クラスの下位分類関係の
継承側面のすべてを処理するXML-DTDを作成する必要が
ある。これには以下の処理が含まれる。すなわち、 * クラスの下位分類に依存するコンテンツ・モデルを明
白にすること(この処理には、クラスの下位分類意味論
が非存在のとき、有効なXML-DTDコンテンツ・モデルを
表すためにコンテンツ・モデルの拡張を含むこともでき
る) * サブクラス化されたディスクリプタ定義への継承され
た属性定義の追加
【0105】2.4.1.2 同値関係 記述されたリソースの所在場所は、記述スキームに直接
基づく要求を形式化する方法によって、あるいは、記述
スキームのコンテンツが知られていないさらに構造化さ
れていない問合せによって得ることができる。通常、前
者のアプローチは、問合せが記述という形式に従って特
に形式化されるのでより良好な結果が得られる。しか
し、場合によっては、記述スキームについての(完全な)
知識を持たずに(従って記述スキームで使用される用語
とは異なる用語を使用して)、あるいは特定の記述が使
用する以外の言語で問合せを形式化することができるか
もしれない。第1章.2で強調されているように3つのタ
イプの同値が存在する。すなわち、 * 言語内同値(すなわち同意語や準同意語) * 言語間同値(すなわち翻訳) * テキストと非テキスト表現値間の推量された同値要素
に対する別名すなわちsameAs属性を用いてディスクリプ
タの定義の中へ既知の言語内同値を組み入れることもで
きる。しかし、あるレベルの言語内同値解釈を行うアプ
リケーション用ツールが存在するので、この機能を設け
る必要はないと考えられる。別個の検索/問合せ/フィル
タエンジンによって最終的にあるレベルの言語内同値解
釈を行うことができる。
【0106】問合せは、記述と同じ言語で明確に述べら
れるとは必ずしもかぎらないので言語間同値のための手
段を与えることが望ましい。記述スキーム中のある程度
の冗長性については寛大に見ることができる(すなわち
異なる言語のディスクリプタを定義することもできる)
とはいえ、複数の言語で記述を表現することは一般に容
認されない。この方法は、記述スキームのために定義さ
れた1セットのルールを処理することによって、構文解
析が行われた記述を問合せの言語に翻訳することができ
る。この1セットのルールによって、DesOM中のディス
クリプタは問合せと同じ言語の同値ディスクリプタと効
率的に交換される。検索/問合せ/フィルタエンジン中の
翻訳能力によってマッピングの推定が可能にならずに、
この方法によって異なる言語でディスクリプタ間の制御
されたマッピングが行われる。
【0107】非テキストとテキスト・ディスクリプタ間
の同値を同様の方法で出力することができる。例えば、
画像中のオブジェクトのカラーが(R、G、B)値として記
憶されている場合、あるルールによって、テキスト文字
列(例えばred、green、blue、orangeなど)として表現さ
れた特定の色に特定の(R、G、B)値をマップするDesOM中
に別のディスクリプタをインスタンス化することもでき
る。
【0108】これらのルールは記述の一部として指定す
ることができるルールセットとして記憶される。特別な
または翻訳されたディスクリプタはシリアル化されず、
必要な場合にのみ生成される。言い換えればそれらのデ
ィスクリプタはDesOMの中に存在するだけで、記述を表
すXML文書中には存在しない。ルールセットは、冗長な
情報を記憶する費用を増加させることなく処理を行う記
述の時点でより豊富な、より柔軟な記述を行う方法であ
る。
【0109】2.4.1.3 関連付け関係 関連付け関係は定義されたディスクリプタが発生し得る
コンテキストを指定するものである。このコンテキスト
には、包含(例えばディスクリプタAはディスクリプタB
の範囲内に生じなければならない)のような関係、シー
ケンス(例えばディスクリプタA、B、Cは順序に従って生
じなければならない)、基数性(cardinality)(例えばデ
ィスクリプタBはディスクリプタAの1つのインスタンス
の中で1回だけ生じることができる)が含まれる。
【0110】これらの関連付け関係の大部分は要素のコ
ンテンツ・モデルを用いてXML-DTDで指定することがで
きる。コンテンツ・モデルは、子要素の許されたタイプ
(すなわち包含)と子要素の許された出現順序とを統御す
る単純な文法である。グループコネクタ[及び(コンマ)
あるいは(垂直バー)]を用いて子要素が要素の範囲内で
出現することができる順序が指定される。発生インジケ
ータ[1つまたはそれ以上を示す(+)、ゼロまたはそれ
以上を示す(*)、あるいはゼロまたは1を示す(?)]を用
いて基数性(cardinality)すなわち要素のコンテンツ中
での子要素の発生が指定される。要素コンテンツ・モデ
ルについては第7章3.2.1に記載されている]XMLコンテン
ツ・モデル1.0は特定のノンゼロ(non-zero)基数性(card
inality)を定義する(例えばある画像の中に0〜20のオブ
ジェクトを含み得る)ことを可能にするものではないの
で、この関連付け属性は好ましいDDFの実施の際に出力
されるものではない。
【0111】2.4.1.4 空間的、時間的、概念的関係 多くのディスクリプタは関連付け関係に加えて、空間
的、時間的、概念的関係をしばしばモデル化することが
できることを必要とする。例えば、ある画像について記
述する隣接領域グラフは1セットの領域を含むグラフ・
オブジェクトを有する。オブジェクトグラフの一部であ
ることに加えて、各領域はまた1セットの隣接領域(す
なわち空間的関係)も有する。これらの関係は、その記
述で関連するディスクリプタへの参照を用いて記述する
ことができる。
【0112】この方法では、これらの関係はIDREFまた
はIDREFデータ型を備えたアトミック・ディスクリプタ
値を持っているディスクリプタとして表される。1セッ
トのコア関係ディスクリプタがDDFコアDTDの中で定義さ
れ、DesOMの実行によってより広い範囲の意味論的解釈
を実現することが可能になる。含まれるディスクリプタ
定義のタイプの例は第3章.1.3で提供される。
【0113】2.4.1.5 ナビゲーション関係 多くのアプリケーションでは、リソース中の空間的及び
/又は時間的に局在化した範囲とディスクリプタを明白
にリンクさせることを可能にする必要がある場合があ
る。一般にリソースは記述されるものであるとはいえ、
これは必ずしも実状ではない。リンクは、ディスクリプ
タからリソース中に示された所在場所(例えばディスク
リプタからデジタルビデオ・ストリーム中の空間的にお
よび時間的に局在化した範囲)へのナビゲーションを可
能にする。
【0114】これらのリンクを表現するための手段はこ
の問題への現行のアプローチ、すなわち所在場所参照要
素すなわちロケータを用いるHyTime規格から得られる。
この方法はこの記述中での外部エンティティとしてリソ
ースを宣言しなければならないことを必要とする。次い
でリンク要素が宣言され、宣言されたエンティティ中の
記述と範囲において、記憶場所の間にコンテキスト上の
(単一リンク端を有する)及び独立の(1つまたはそれ以
上のリンク端を有する)リンクが作成される。記述され
ているリソース中の範囲を参照する手段はロケータによ
って設けられる。
【0115】DDFコアDTDで定義されるロケータと範囲要
素はHyTime規格で指定されるものよりずっと単純であ
る。これは後者の方が連結についてのDDF要件に要求さ
れる以上のものが与えられているからである。また、異
なるメディアタイプに必要なすべてのロケータのあり得
る異なる形に適用することは困難なので、記述スキーム
の設計者は必要なロケータの設計範囲を限定すべきでは
ないということが考えられた。
【0116】2.4.2 特定のデータ型を示す表現 ある要素のコンテンツ・モデルによって指定できること
として、許された子要素の順序と基数性(cardinality)
(第2章.4.1.3参照)、要素が空のコンテンツを有するこ
とすなわちコンテンツを持っていないこと、要素が構文
解析された文字データ(すなわち#PCDATA)を有するこ
と、あるいは、構文解析が行われた文字データと子要素
(または“任意の”要素)との混合物を有することがあ
る。[要素の許されたコンテンツ・モデルについてはXML
1.0WC3勧告について述べる第3章.2.1で詳述する]ある要
素のコンテンツを用いてある特性(例えば“作成日付(Da
teCreated)”)を示す表現値を記憶する場合、対応する
ディスクリプタのコンテンツ・モデルは“#PCDATA”(す
なわち“任意(ANY)”)であることを必要とし、そのコン
テンツは文字列として表されることになる。これは、記
述のテキスト解釈を行うために受け入れることができる
ものではあるが、この表現形式はより高度の問合せを可
能にするものではない。なぜならそのような高度の問合
せでは、例えば、“作成日付(DateCreated)”特性があ
る出力された日付より遅れた表現値を示している場合に
記述の選択を行う必要がある場合もあるからである。言
い換えれば、ディスクリプタの文字コンテンツ(すなわ
ちアトミック・ディスクリプタ値)の構文解析を行う必
要がある。
【0117】DDFのシリアル化シンタックスによって、
要素を表すデータ型属性を利用することによるある要素
のコンテンツのデータ種別化が行われる。バージョン1.
0のXML(DOM)プロセッサについては明白ではないもの
の、DDFプロセッサはデータ型属性を利用して要素のコ
ンテンツを適切に解釈することができる。要素コンテン
ツのデータ種別化はXML作業グループの検討事項の一部
であると考えられてきた。従ってDDFはXML規格に今のま
ま準拠できることが望ましい。
【0118】基本データ型(例えば整数、浮動小数点
値、文字列、日付、時刻など)に加えて、データ型属性
はID、IDREF、エンティティのようなタイプを許可し、
アトミック・ディスクリプタ値が、他のディスクリプタ
への参照と、記述外のエンティティとのリンクとを表す
ことが可能になるようになっている。エンティティ・タ
イプによって、URIがエンティティ(例えばJPEG画像、Ja
vaクラスなど)のタイプとリンクすることが可能になる
という点で、エンティティのXMLコンセプトはURIデータ
型を使用することが好ましい。
【0119】2.5 実施上の問題点 実装されるDDFプロセッサは公に入手可能なソフトウェ
ア(IBMのXMLパーサーなど)を利用し、記述の構文解析を
行ってDOM構造に変え、次いでこの方法によってDOM構造
はDesOM構造に変換される。Java言語を好適に使用して
そのクロス・プラットフォーム属性に起因するディスク
リプタハンドラ・クラスが設けられる。
【0120】DDFプロセッサの現実の実装は中間ステッ
プとしてDOMを作成する必要はなく、XML文書の構文解析
を行って、記述スキームを用いて直接DDFDesOM構造に変
換することもできる。そのようなプロセッサはまずDDF
記述スキームでクラスの下位分類情報を解釈する必要が
ある(図2A参照)。
【0121】DDFプロセッサの実行によって他のコア関
係ディスクリプタの利点を利用して記述についてより豊
富な意味論的解釈を与えることもできる(第2章.4.1.4参
照)。上記解釈の実施によって、記述のグラフィック表
現を行うとき、連結要素を解釈し、ルールエンジンを組
み込んで、DesOMに適用できる可能性のあるルールを処
理することもできる。
【0122】3. シリアル化シンタックス仕様 3.1.1 要素定義 好ましいDDFにはXML/SGML-DTDシンタックスを用いる1
セットのコア要素の定義が含まれる。このセットは、1
つのコアDTDまたは1セットのコアDTDの中に好適に記憶
される。付属書類AにはこのようなDTD(Core.ddf)の一例
が含まれる。通常拡張子“dtd”を有するXML-DTDとこの
文書を区別するために本明細書では拡張子“ddf”を使
用することに留意されたい。DDFセットの定義はそのク
ラスの下位分類/継承属性(例えばスーパー要素からの属
性継承)を持つことが必要となる。この下位分類/継承属
性は1セットのDDF定義に関して記述が解釈される前に
処理が行われる。アプリケーションDTDの定義または記
述スキームの定義の基礎として1セットのコア要素を利
用することができる。Core.ddf中の要素定義によって、
記述スキームの基礎とすることができる1セットの“基
礎(foundation)”要素が効率的に与えられる。
【0123】提案されたDDFのコア要素定義に関するこ
の仕様はXML仕様のバージョン1.0に基づくものである。
この提案されたCore.ddfに含まれる要素はJavaクラスに
用いられる命名ルールに準拠して命名される(すなわち
名前の中のすべての語は大文字で書かれ連接する)。
【0124】3.1.2 コアDDF要素定義 3.1.2.1 ディスクリプタ定義 ディスクリプタ・コンポーネントとは第2章.2で詳述す
るデータ・モデル化属性を与える基本要素である。これ
らの属性中の任意の属性を必要とする任意の要素定義は
この要素のサブクラスとして表される。この要素は、マ
ークアップ手法を用いるオブジェクト指向プログラミン
グ言語のオブジェクト・クラスと同等のものである。
【0125】ディスクリプタ・コンポーネントのコンテ
ンツ・モデルは、文字データ(アトミック表現値)の構文
解析を行うか、1つまたはそれ以上のディスクリプタ・
コンポーネント(複合表現値)の構文解析を行うかのいず
れかを考慮する必要がある。ディスクリプタ・コンポー
ネントのコンテンツ・モデルは“任意(ANY)”であると
定義され、必要なコンテンツが可能となり、有効なXML-
DTDシンタックス構文となる。しかし、コンテンツ・モ
デルをより緊密に制御するために、ディスクリプタの2
つのサブクラスすなわちアトミック・ディスクリプタと
複合ディスクリプタとを定義することも可能である。そ
の場合、これらのサブクラスのコンテンツ・モデルを#P
CDATAと(ディスクリプタ+)それぞれから成るさらに限
定されたコンテンツ・モデルを持つようにすることもで
きる。
【0126】基本複合ディスクリプタ・コンポーネント
の特殊化を行う際に、1つまたはそれ以上のディスクリ
プタまたはディスクリプタ・コンポーネントのサブクラ
スとしてDDFインタプリタによって“ディスクリプタ
+”を解釈する必要がある。デフォルトでこのコンテン
ツ・モデルを利用するディスクリプタ・コンポーネント
の特殊化は、DDF解釈処理中“任意(ANY)”に拡張された
コンテンツ・モデルを持つようにし、記述スキーム用と
して有効なXML-DTDを形成するようにすることもできる
(第2章.4.1.1.3参照)。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!ENTITY % DataTypes "(Int|Float|Double|String|Date|Time|ID|IDREF| IDREFS|ENTITY|ENTITIES)"> <!ELEMENT Descriptor (ANY)> <!ATTLIST Descriptor id ID #IMPLIED xml:lang CDATA "en" dataType %DataTypes; "String" superElement NMTOKEN #IMPLIED handler ENTITY #IMPLIED > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0127】属性ID この属性を示す値によって(例えば参照中の)特定の要素
を参照する自然な方法が与えられる。この属性は文書用
として唯一のものでなければならない。
【0128】属性XML:lang 属性 XML:langはXML仕様のバージョン1.0の中に含まれ
る。この属性は(要素の)コンテンツが書かれる自然言語
あるいは形式言語を指定するものである。ディスクリプ
タ・コンポーネントによって使用されるデフォルトの言
語は英語である。例えば記述スキームがフランス語で定
義されていた場合、1つのアプローチはフランス語ディ
スクリプタを定義することであろう。その場合、xml:la
ngの値は“fr”に固定され、次いでフランス語ディスク
リプタ・コンポーネントからすべてのアプリケーション
・ディスクリプタが得られる。
【0129】属性データ型 好適には多くのディスクリプタの定義はある要素の文字
データ・コンテンツのデータ型に対するある制御を必要
とすることが望ましい。
【0130】文字データ・コンテンツ用として許される
データ型は(XML)内部パラメータ・エンティティデータ
型(DataTypes)によって指定される(上記参照)。#PCDATA
とこのディスクリプタが含まれる文字データを表す出力
されたコンテンツがディスクリプタのコンテンツ・モデ
ルに含まれる場合にだけデータ型属性が利用される。言
い換えれば、ディスクリプタのコンテンツが子要素(す
なわち複合表現値)を含むように指定された場合、デー
タ型属性は使用されない。代替実現例では、許容可能な
データ型にはその定義で複合ディスクリプタの用途をよ
り明白にする“複合”型が含まれる。
【0131】ディスクリプタの文字データ・コンテンツ
は、DOMプロセッサによって使用されるようなテキスト
・ノードの代わりに、アトミック・ディスクリプタ値(A
tomicDescriptorValue)ノード(インターフェース仕様に
ついて第4章.1.3参照)を用いてDDFプロセッサによって
表される。
【0132】属性データ型(dataType)のデフォルト値は
“文字列(String)”である。このことは、要素のコンテ
ンツを文字列として処理する場合、ディスクリプタ・コ
ンポーネントの定義の中にデータ型属性を含む必要がな
いということを意味する。好適にはDDFプロセッサ日付
と時刻とがISO8601のプロファイルに基づくことが望ま
しい。このタイプ、ENTITY/ENTITIES/ID/IDREFはXMLバ
ージョン1規格として定義されているように構文解析を
行うとよい。
【0133】ディスクリプタ・コンポーネントの文字デ
ータ・コンテンツのデータ型をXMLバージョン1.0とDOM
バージョン1.0仕様によって直接使用することはできな
いものの、記述へのテキスト・アクセスを何らかの方法
で助けることはできるかもしれない。また、文字データ
・コンテンツのデータ型をある属性の中に入れること
は、XMLにおけるデータ種別化のための多くの現在の提
案と一致してしている。
【0134】ディスクリプタの中には可能な値のリスト
(すなわち列挙)にその表現値を限定することを要求する
ものもある。これらの場合、列挙された値の各々につい
て(空のコンテンツ・モデルを持っている)ディスクリプ
タ・コンポーネントを構成し、次いで親ディスクリプタ
のコンテンツ・モデルの中で列挙を指定することが望ま
しい。代替のアプローチには列挙データ型が含まれ、#P
CDATAコンテンツ・モデルが使用される。
【0135】属性スーパー要素 この属性値はディスクリプタ・コンポーネントの親(す
なわちスーパー)要素である要素名である。親要素の定
義が存在しなければならない。第2章.4.1.1に記述した
ようにクラスの下位分類が設けられる。
【0136】この属性の中の情報はDDF解釈処理(図2参
照)によって使用され、定義されたクラスの下位分類を
検証し属性の継承が処理される。DOMレベルでアクセス
されたとき、この属性によって、要素の即座の一般化に
関する記述情報のみが出力される。DesOMレベルで処理
されたとき、要素のクラスの下位分類関係がノード・リ
ストまたは継承ツリーとして表される(第4章.1.1参
照)。
【0137】属性ハンドラ この属性値は、ディスクリプタ・コンポーネントに方法
を与えるために利用されるディスクリプタハンドラ用と
して外部エンティティを指定するものである。ディスク
リプタハンドラとは、指定されたディスクリプタハンド
ラ・インターフェースに従う方法が含まれるクラスであ
る(第4章.1.2参照)。
【0138】ディスクリプタハンドラは、記述スキーム
で定義することができるエンティティを用いて指定され
る(好適にはこのスキームの要素が定義される前である
ことが望ましい)。エンティティ宣言は、外部エンティ
ティのタイプと、エンティティを処理するのに必要なヘ
ルパー・アプリケーションとを宣言する表記法を使用す
ることができる。以下の例では、表記法がJavaクラス・
タイプで宣言され、このタイプは“Java”ヘルパー・ア
プリケーション(すなわちJavaバーチャル・マシーン)と
リンクされる。次いで、Javaクラス表記法を使用するエ
ンティティ宣言を用いて個々のJavaクラスが宣言され
る。 <!NOTATION JavaClass SYSTEM "Java"> <!ENTITY MyDescHandler SYSTEM "MyDescHandler.clas
s" NDATA JavaClass>
【0139】好適には、ディスクリプタハンドラによっ
て提供される方法は、DesOM(例えば記述要素からのリソ
ース)から入手できないパラメータを必要とするもので
はないことが仮定されていることが望ましい。ディスク
リプタハンドラの方法によって、個々の記述からパラメ
ータの設定が要求された場合、ディスクリプタ・コンポ
ーネントの特殊化属性を使用してパラメータ値を保持す
るようにすることができる。ディスクリプタハンドラ
は、DesOM中の属性値からパラメータを設定する方法を
持つようにすることもできる。
【0140】3.1.2.2 記述定義 記述要素はディスクリプタ・コンポーネントのサブクラ
スとして定義される。この記述要素はDesOMの1つのイ
ンスタンスのルート(root)ノードを表し、シリアル化さ
れた記述(すなわちXML文書)のルート(root)要素とな
る。
【0141】この要素のコンテンツ・モデルは1つまた
はそれ以上のディスクリプタとして定義される。これは
ディスクリプタ・コンポーネントのコンテンツ・モデル
に対する制限である。ディスクリプタ・コンポーネント
の場合と同じように、この要素の特殊化の定義は1つま
たはそれ以上のディスクリプタまたはディスクリプタ・
サブクラス要素としてDDFインタプリタによって解釈さ
れる必要がある。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!ELEMENT Description (Descriptor+)> <!ATTLIST Description superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" resource ENTITY #REQUIRED dateResourceLastModified CDATA #IMPLIED ruleSets ENTITIES #IMPLIED > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0142】属性スーパー要素(superElement) 属性スーパー要素(superElement)はディスクリプタ・コ
ンポーネントの定義から継承されるものではあるが、記
述要素は再定義され、ディスクリプタ・コンポーネント
のサブクラスであると宣言される。る。記述要素のイン
スタンスによってスーパー要素値が再定義されることが
ないように、デフォルトのスーパー要素は#FIXEDとして
宣言される。この記述要素の特殊化は、ディスクリプタ
・コンポーネントのサブクラスである要素名を指定する
ことによってこのデフォルト属性値を更に限定すること
ができることに留意されたい(第2章.4.1.1.2参照)。
【0143】属性リソース この属性を示すこの値にはこの記述によって記述されて
いるリソースを参照するエンティティが含まれる。この
リソースは、記述が宣言される前に記述中のエンティテ
ィとして宣言されなければならない。エンティティのタ
イプを記述する記述スキームかCore.ddfかのいずれかで
定義された表記法を用いることによってリソース・タイ
プを得ることができる: 例:<!NOTATION MPEG-2 SYSTEM "MPEG-2Player">
【0144】次いでこの表記法は記述のDOCTYPE宣言の
中で外部エンティティ宣言によって使用することができ
る: 例:<!ENTITY MyVideo SYSTEM "MyVideo.mpg" NDATA M
PEG-2>.
【0145】記述されているリソースを参照するこの方
法はMPEG-2リソースとしてこのリソースを特定するだけ
でなく、リソース・タイプに対してプロセッサ名(ヘル
パー・アプリケーション)を与えることでもあることに
留意されたい。
【0146】属性リソース最終修正日付 この属性値はリソースが最後に修正された日付を示す文
字列表現である。(文字列比較によって)この日付が変っ
た場合任意の段階で処理をチェックし、必要な場合には
記述を更新することができる。
【0147】属性ルールセット この属性値には1つまたはそれ以上の外部エンティティ
が含まれる。各エンティティは、記述に適用可能な1セ
ットのルールが含まれるXML文書を参照する(第7章参
照)。
【0148】3.1.3 空間的、時間的、概念的関係を表
すディスクリプタ ディスクリプタ間の空間的、時間的、概念的関係を与え
るために1セットのディスクリプタ・コンポーネントが
含まれている。これらの要素は、記述の意味論的解釈を
改良するために、個々のアプリケーション記述スキーム
中で指定されるよりも好適にはコアDDF要素であること
が望ましい。これらの関係ディスクリプタ・コンポーネ
ントはアトミック表現値か複合表現値かのいずれかを持
つようにすることができる。以下の要素セットは例によ
って含まれ、モデル化を必要とする関係を示すタイプの
完全なリストをはっきりと示すことを企図するものでは
ない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!ELEMENT ParallelSequence (Descriptor+)> <!ATTLIST ParallelSequence superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT SerialSequence (Descriptor+)> <!ATTLIST SerialSequence superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT Neighbours (#PCDATA)> <!ATTLIST Neighbours superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!ELEMENT Before (#PCDATA)> <!ATTLIST Before superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!ELEMENT After (#PCDATA)> <!ATTLIST After superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!ELEMENT InFrontOf (#PCDATA)> <!ATTLIST InFrontOf superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!ELEMENT Behind (#PCDATA)> <!ATTLIST Behind superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0149】3.1.4 ナビゲーション関係を表す要素 好ましいDDFには、記述されているコンテンツの時空の
範囲との記述の連結を可能にするコア要素もまた含まれ
る。時空の範囲は、空間的に及び/又は時間的に局在化
しているコンテンツのセクションであると定義される。
例えば、デジタルビデオ信号の時空の範囲はいくつかの
フレームにわたって拡がる矩形領域と表すことができよ
う。コンテキスト上のリンク(Clink)は共通相互参照す
なわちナビゲーションリンクを表すものと定義される。
Clinkは、リンクが生じる記述中の記憶場所を別の記憶
場所と接続する。換言すれば、Clinkは単一のリンクさ
れた属性を持っている。独立リンク(Ilink)は、3つ以
上のロケーションを接続するか、あるいは記述中のリン
クの記憶場所から別個に格納されたリンクを必要とする
アプリケーション用として定義される。これらの要素は
基本ディスクリプタ・コンポーネントのサブクラスとし
て定義され、DDFによって解釈され、DesOM中のノードと
して表されるようになっている。これらの要素は第2章.
2の中で記述されたデータ・モデル化属性のいずれをも
必要としないので、以下に定義されるセットのような要
素がディスクリプタ・コンポーネントに基づかずに、DD
Fプロセッサによって依然として解釈されることが許さ
れる場合があるかもしれない。
【0150】これらの連結要素の定義はCore.ddfの中に
含まれる。別個の(ddf)DTDの中にコア時空の連結要素の
定義を含むことが望ましい場合もあることに留意された
い。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!ELEMENT CLink (#PCDATA)> <!ATTLIST CLink superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREF" > <!ELEMENT ILink (#PCDATA)> <!ATTLIST Ilink superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0151】コアロケータ要素は、特定のリソースの範
囲内で1つまたはそれ以上の範囲要素の記憶場所のアド
レスを単に提供するものにすぎない。リソース属性の値
によって、記述の中で以前に宣言されたエンティティを
用いるリソースが特定される。この特定によって、Cor
e.ddfが十分に豊富な1セットの表記法も含むことが要
求される。この表記法は、エンティティ(例えばJPEG、T
IFF、MPEG-1、MPEG-2など)によって参照されることにな
るリソースのタイプを含むものである。ロケータの1つ
のインスタンスは、ある範囲の1つまたはそれ以上のイ
ンスタンスを含まなければならない。たとえリソースが
記述用として指定された同じリソースであるとしてもリ
ソースを指定することが望ましい。
【0152】範囲要素のいくつかのサブクラスはCore.d
dfで定義される。これらの要素の定義には以下のものが
含まれる。これらの要素定義は必要なものになり得るロ
ケータ要素と範囲要素のタイプの一例を与える。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!ELEMENT Locator (Extent+)> <!ATTLIST Locator superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor resource ENTITY #REQUIRED > <!ELEMENT Extent (Descriptor+)> <!ATTLIST Extent superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT ImageExtent (Descriptor+)> <!ATTLIST ImageExtent superElement NMTOKEN #FIXED "Extent" > <!ELEMENT RectImageExtent (RectImageExtentX0, RectImageExtentY0, RectImageExtentHeight, RectImageExtentWidth)> <!ATTLIST RectImageExtent superElement NMTOKEN #FIXED "ImageExtent" > <!ELEMENT RectImageExtentX0 (#PCDATA)> <!ATTLIST RectImageExtentX0 superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT RectImageExtentY0 (#PCDATA)> <!ATTLIST RectImageExtentY0 superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT RectImageExtentHeight (#PCDATA)> <!ATTLIST RectImageExtentHeight superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT RectImageExtentWidth (#PCDATA)> <!ATTLIST RectImageExtentWidth superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT VideoExtent (VideoExtentStart, VideoExtentEnd, ImageExtent?) > <!ATTLIST VideoExtent superElement NMTOKEN #FIXED "Extent" > <!ELEMENT VideoExtentStart (#PCDATA)> <!ATTLIST VideoExtentStart superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT VideoExtentEnd (#PCDATA)> <!ATTLIST VideoExtentEnd superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0153】4. DesOM API仕様 DesOMインターフェースは現行のDOMオブジェクト・モデ
ル(DOM)インターフェース仕様を拡張するものである。D
OMは、プラットフォーム上中立で且つ言語的に中立なイ
ンターフェースであり、このインターフェースによって
プログラムとスクリプトが動的にアクセスし、XMLとHTM
L文書のコンテンツ、構造とスタイルを更新することが
可能になる。HTMLとXML文書、これらのオブジェクトを
どのように組み合わせることができるかを示す標準的モ
デル、及び、これらのオブジェクトにアクセスし操作す
るための標準的インターフェースを表すための標準的1
セットのオブジェクトがDOMによって提供される。ベン
ダーは、それらの専有のデータ構造とAPIとつながるイ
ンターフェースとしてDOMをサポートすることができ
る。そしてコンテンツ著作者は、製品特有のAPI、した
がってウェブ上のインターオペラビリティを増加させる
代わりに標準的DOMインターフェースに対して書き込む
ことが可能になる。
【0154】DOMインターフェースはその関連する方法
をどのように実現すべきかを規定するものではない。例
えば、getElementsByTagName()(付属書類K)法はDOMイン
ターフェースを満さなければならないが、開発者がその
ように選択するような任意の方法で実行することができ
る。DesOMとDOMインターフェースと関連する方法の実現
は、本発明にとって必須なものではないのでこれについ
てはこれ以上解説しない。
【0155】DOMレベル1仕様は現在公に入手可能であ
る。このレベルはW3Cのメンバー及びその他の関係当事
者によって吟味され、W3C勧告としてDirectorによって
是認されている。DOMバージョン1.0規格に関する更なる
詳細については、W3Cウェブ・サイトhttp://www.w3.org
/tr/1998/rec-DOM-level-1-199810001を参照することが
できる。
【0156】上述のように、DesOMはDOMに対する拡張を
必要とする。これらの拡張は追加インターフェース仕様
の形を成すものである。これらの仕様について、オブジ
ェクト管理グループ(OMG)インターフェース定義言語(ID
L)を用いてこの章で詳述する。指定されたインターフェ
ースはDesOM用の最低限のインターフェースを表す。
【0157】4.1.1 インターフェース・ディスクリプ
タ DesOM中のディスクリプタ・ノード・オブジェクトはDOM
要素ノード・オブジェクトのサブクラスである(付属書
類K参照)。要素ノード・オブジェクトのように、ディス
クリプタ・ノード・オブジェクトはディスクリプタ・コ
ンポーネント並びに中に含まれる任意の要素の双方を表
す。
【0158】 IDL定義 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− interface Descriptor : Element { void setHandler(in DescriptorHandler handler); DescriptorHandler getHandler(); NodeIterator getSuperElements(); }; −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0159】setHandler()法 このディスクリプタ・ノード・オブジェクト用Descript
orHandlerをセットこのハンドラは、ディスクリプタ・
コンポーネントのハンドラ属性値として指定されるハン
ドラ・エンティティに基づいてインスタンス化すること
ができる パラメータ ハンドラ このディスクリプタ・ノードに割り当てられ
たDescriptorHandler 返し値 無効 例外 この方法には例外はない。
【0160】getHandler()法 返し値 このディスクリプタ・ノード・オブジェクトの
ためのDescriptorHandler パラメータ none 返し値 ディスクリプタ・ノード・オブジェクト用De
scriptorHandler 例外 この方法には例外はない。
【0161】getSuperElements()法 ディスクリプタ一般化のリストまたはディスクリプタ・
ノード・オブジェクトためのスーパー要素を返す パラメータ なし 返し値 ノード繰返し子 例外 この方法には例外はない。
【0162】4.1.2 インターフェースDescriptorHandl
er DescriptorHandlerオブジェクトはディスクリプタ・ノ
ードのクラスのための方法を与えるDescriptorHandler
はディスクリプタの2つ以上のタイプのための方法を与
えることができる。例えば、ディスクリプタのコレクシ
ョンは同じ類似性メトリックを利用することができる場
合もある。
【0163】好適にはDescriptorHandler用インターフ
ェースが固定されていることが望ましい。他の実施形態
では、このインターフェースをディスクリプタ用か記述
スキーム用かのいずれかに指定することができる。
【0164】DescriptorHandlerの方法は一般にクラス
(静的な)方法として実現される。
【0165】 IDL定義 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− interface DescriptorHandler { boolean canCreateDescriptorContent(); void createDescriptorContent(Descriptor descriptor, Entit y resource); void removeDescriptorContent(Descriptor descriptor); double getSimilarity(Descriptor descriptor1, Descriptor descriptor2); }; −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0166】canCreateDescriptorContent()法 DescriptorHandlerがディスクリプタ用コンテンツを作
成することができる実行方法を含む場合真を返す 返し値 ある方法が実行された場合は真、されなかった
場合は偽を返す。
【0167】createDescriptorContent()法 指定されたリソース用いて指定されたディスクリプタ・
ノード・オブジェクトのコンテンツ(すなわち子ノード)
を生成する パラメータ ディスクリプタ コンテンツ(すなわち子ノード)をリソ
ースから作成する対象となるディスクリプタ・ノード・
オブジェクト リソース エンティティとして表される、コンテンツを
得る源であるリソース 返し値 無効 例外 リソースを得ることができなかった場合この方法
によって、ResourceNotFoundExceptionが生み出される
か、リソースがこの方法と互換性がない場合IllegalRes
ourceExceptionが生み出される。
【0168】removeDescriptorContent()法 指定されたディスクリプタ・ノードのコンテンツ(すな
わち子ノード)を除去するこの方法は、記憶のための記
述の複雑さを少なくするために呼び出すこともできる。
また、DescriptorHandlerが指定されたディスクリプタ
のコンテンツを再作成することが可能な場合に呼び出す
ことができる パラメータ ディスクリプタ コンテンツ(すなわち子ノード)を除去
べき対象となるディスクリプタ・ノード・オブジェクト 返し値 無効
【0169】getSimilarity()法 2つの指定されたディスクリプタ・ノード・オブジェク
ト間の類似性を示す測定値を与える[0、1.0]の範囲で類
似性メトリックを返す パラメータ ディスクリプタ1 比較の対象とする2つのディスクリ
プタ・ノード・オブジェクトのうちの第1のオブジェク
ト ディスクリプタ2 比較の対象とする2つのディスクリ
プタ・ノード・オブジェクトのうちの第2のオブジェク
ト 返し値 倍精度 例外 2つのディスクリプタ・ノード・オブジェクトが
両立不可能なタイプのものである場合この方法は不一致
ディスクリプタ例外(UnmatchedDescriptorException)を
生成する。
【0170】4.1.3 AtomicDescriptorValueインターフ
ェース AtomicDescriptorNodeオブジェクトはDOMの一部として
指定されるテキスト(ノード)オブジェクトのサブクラス
である[テキスト・オブジェクトにはある要素の非マー
クアップコンテンツが含まれる]。このAtomicDescripto
rNodeは、テキスト・オブジェクトへの追加的方法を与
えるものであり、この方法によってテキスト・オブジェ
クトの文字列データ・コンテンツがその他のデータ型と
して解釈される(すなわちAtomicDescriptorNodeは本質
的に種別化されたテキスト・ノードである)。利用可能
なデータ型はディスクリプタ・コンポーネントのデータ
型属性について指定されたものである(第3章.1.2.1参
照)。XMLデータ型(すなわちID、IDREF、エンティティ、
エンティティズ)はアトミック・ディスクリプタ値ノー
ドの文字列値から解釈されるものと本明細書では仮定す
る。
【0171】ISO8601のプロファイルによって指定され
た日付及び時刻フォーマットを用いて日付と時刻が表さ
れる。アトミック・ディスクリプタ値オブジェクトの実
施は特別な日付関数(例えばgetDataAsDateYear()、getD
ataAsDateMonth()など)を出力する更なる方法を与える
ことができる。
【0172】 IDL定義 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− interface AtomicDescriptorValue : Text { int getDataAsInt(); float getDataAsFloat(); double getDataAsDouble(); Date getDataAsDate(); Time getDataAsTime(); }; −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0173】getDataAsInt()法 整数としてテキスト・ノードの値を返す パラメータ なし 返し値 整数 例外 この方法は、整数として文字列の構文解析を行う
ことができなかった場合にDDFdataFormatExceptionを生
成する。
【0174】getDataAsFloat()法 浮動小数点値としてテキスト・ノードの値を返す パラメータ なし 返し値 浮動小数点 例外 この方法は、浮動小数点値として文字列の構文解
析を行うことができなかった場合DDFDataFormatExcepti
onを生成する。
【0175】getDataAsDouble()法 倍精度数値としてテキスト・ノードの値を返す パラメータ なし 返し値 倍精度数 例外 この方法は、文字列の構文解析を行うことができ
なかった場合倍精度数値としてDDFDataFormatException
を生成する。
【0176】getDataAsDate()法 ISO8601日付としてテキスト・ノードの値を返す パラメータ なし 返し値 ISO8601日付 例外 この方法は、文字列の構文解析を行うことができ
なかった場合ISO8601日付としてDDFDataFormatExceptio
nを生成する。
【0177】Method getDataAsTime()法 ISO8601時刻としてテキスト・ノードの値を返す パラメータ なし 返し値 ISO8601時刻 例外 この方法は、ISO8601時刻として文字列の構文解
析を行うことができなかった場合DDFDataFormatExcepti
onを生成する。
【0178】5. 記述スキームの例 DDFに表現された記述スキームの一例が付属書類Bに含ま
れている。記述スキームはオーストラリア・フットボー
ル・リーグ(AFL)試合のデジタルビデオのクリップを表
す記述の出力を目的とするものである。この記述スキー
ムでは付属書類Aに含まれるいくつかのコア要素定義が
利用される。Core.ddfは内部パラメータ・エンティティ
B1として宣言され、次いで、%演算子を用いて記述スキ
ーム中に包含される(B2参照)。記述スキームの示された
ラインB1とB2は、結果として付属書類Aに含まれるすべ
ての要素定義がサンプル記述スキームに利用可能である
ことを示す。
【0179】ディスクリプタAFLGameDescription-B3の
定義でディスクリプタハンドラB4が指定される。この例
では、ディスクリプタハンドラはJavaクラス(付属書類B
に含まれる例の中のAFLGameGen.クラス)として実現され
る。このJavaクラスは、記述されているゲームのクリッ
プを含むデジタルビデオ信号を分析することによってAF
LGameDescriptionディスクリプタの(記述)コンテンツを
自動的に生成する所定の処理方法を持っている。
【0180】ここで注意すべきことは、AFLGameDescrip
tion要素は記述要素の特殊化として定義されるとはい
え、記述要素はディスクリプタ・コンポーネントの特殊
化にすぎないので、ディスクリプタとしてもAFLGameDes
criptionを処理することができるという点である。
【0181】付属書類B中の記述スキームから生成され
たサンプル記述が付属書類Cに示されている。このサン
プル記述は、AFLGameDescriptionディスクリプタ用とし
て通常ディスクリプタによって最初に生成される。しか
し注釈者がそのように望むのであれば手による作成も可
能である。ディスクリプタAFLGameDescriptionのための
コンテンツを生成するための処理方法は、一般に、記述
の対象となる試合のクリップを含むデジタルビデオ・リ
ソース信号を分析し、競技の4つのクォーターの開始と
終了を特定し、可能であれば各クォータートラックの範
囲内で個々の追跡対象の選手を特定するものである。選
手のジャージーから得られる選手番号の認識を試みるこ
とによって選手識別を行い、デジタルビデオ・リソース
のモーション分析を利用して上記追跡を行うことができ
る。記述のコンテンツの生成方法を指定することは本発
明の目的ではない。
【0182】明らかに、記述スキームによって指定され
るような、デジタルビデオ・リソース信号の分析から記
述に必要なすべての情報を自動的に生成することはでき
そうではない。情報(例えば日付と試合の場所)が入手可
能でない場合、コンテンツ生成方法は空のディスクリプ
タを生成するか、単に記述からディスクリプタを省くか
のいずれかを行うことができる。後日、注釈者は必要で
あればこの情報を手入力によって追加することができ
る。同様に、自動分析によって各々の追跡対象の選手の
アクションを類別することはとても困難であるかもしれ
ない。例えば、選手が試合中のマークやキックやタック
ルに巻き込まれているかどうかの自動分析を行うことは
難しい。この情報も後日設けることができる。実際、注
釈者は第1章3に記載されているようにデジタルビデオ
・ブラウザ・システムを利用してデジタルビデオ・リソ
ースをブラウズし必要なものとして注釈をつけることも
できる。注釈の完了時にデジタルビデオ・ブラウザ・シ
ステムを利用して、特定の選手が含まれているデジタル
・ビデオ・リソースのすべてのセクションや試合中のマ
ークが行われたすべてのセクションを選択し再生するこ
ともできる。換言すれば、デジタルビデオ・ブラウザ・
システムを利用して任意の注釈タスクを完成し記述され
たデジタルビデオ・リソースをブラウズすることもでき
る。
【0183】ディスクリプタのコンテンツの作成方法を
示す別の例として、別の記述スキームを用いて記述対象
のリソースが既に記述されている例がある。例えば、デ
ジタルビデオカメラは、(ビデオキャプチャ記述スキー
ムなどを用いて)デジタルビデオ・リソースが取り込ん
でいるときそのリソースの記述を生成することもでき
る。この自動生成された記述には露光、焦点、注視場
所、ショット境界などのような情報が含まれる。全ての
情報ではなくてもソース記述スキームを用いて自動的に
記録された情報の一部が保持されることが望ましい。し
かし別のもっと一般的に受け入れられる記述スキーム、
この場合宛先記述スキームを用いてデジタルビデオ・リ
ソースについて記述することが望ましい。この場合宛先
記述スキーム中のディスクリプタハンドラは、ソースか
ら宛先記述へのディスクリプタのマッピングを行うこと
もできる。このマッピングは、宛先記述スキームの記述
要素用のディスクリプタハンドラのコンテンツ作成方法
で通常行われる。1つの記述スキームから別の記述スキ
ームへのこの変換はDesOMに対してルールを適用するこ
とによって行うこともできる(第7章参照)。
【0184】6. 処理の適用方法 6.1 電子的にアクセス可能なリソースの記述生成方法 図7Aを見ると、電子的にアクセス可能なリソースの記述
を生成する方法が示されている。この方法はステップ70
0Aから始まり、プロセッサ(すなわち記述生成装置)によ
って記述スキームが読込まれるステップ702Aに続く。次
のステップ704Aで、記述スキーム中の1つまたはそれ以
上のDescriptorHandlerがプロセッサによって特定さ
れ、その後この方法はステップ706Aへと続く。ステップ
706Aで、プロセッサは以前に特定したDescriptorHandle
rに対応する処理を特定する。これらの処理は、Descrip
torHandlerの中に含まれる処理用コードの形を成してい
る。次のステップ708Aでこれらの処理はリソースに適用
される。この処理によってリソースの属性(すなわち特
性)と関連する表現値が生成される。次いで、この方法
によって、ステップ710Aで処理のアプリケーションの結
果が出力される。この方法はステップ712Aで終了する。
好適にはこれらの処理によって、その後XML文書として
シリアル化することもできるDesOMの形での、リソース
に関する記述の自動生成という結果が得られることが望
ましい。しかし他の処理または処理を適用することもで
きる。更にこの結果得られる記述は人間と機械の双方に
よって好適に解釈可能であることが望ましい。
【0185】6.2 記述に対する処理の適用方法 図7Bを見ると、リソースの記述に処理を適用する方法を
示すフローチャートが示されている。この方法はステッ
プ700Bから始まり、DDFプロセッサによって記述の構文
解析を行うステップ702Bに続く。次のステップ704BでDD
Fプロセッサは関連する記述スキーム内に1つまたはそ
れ以上のDescriptorHandlerを特定する。この方法の次
のステップ706Bで前に特定されたDescriptorHandlerと
関連する1つまたはそれ以上の処理がDFFプロセッサに
よって特定される。これらの処理はDescriptorHandler
中に含まれる処理用コードの形を成している。次のステ
ップ708Bで、処理は記述に対応するDesOMに適用され
る。次いでこの方法によって処理のアプリケーションの
結果がステップ710Bで出力される。方法はステップ712B
で終了する。この方法は、この方法の中で使用可能な多
くの異なるタイプの処理に適用できる。1つの実施形態
では、この方法によって同じタイプの2つのディスクリ
プタ間の類似性が計算される。この実施形態では、DDF
プロセッサによって記述の構文解析が行われ、共通のデ
ィスクリプタ定義がプロセッサによって特定される。次
いで、共通ディスクリプタ定義を含む記述スキームの範
囲内に関連するDescriptorHandlerがDDFプロセッサよっ
て特定される。このディスクリプタハンドラには2つの
ディスクリプタ間の類似性を計算するための処理用コー
ドが含まれる。次いでこの方法によってこの記述と関連
するDesOMに対して処理用コードが適用され、ディスク
リプタの類似性、従って2つのリソースの類似性が決定
される。次いでこの方法によって類似性計算の結果が出
力される。この実施形態には検索用/問合せ用リソース
を記述した特定のアプリケーションがある。別の実施形
態では、この方法の処理用コードはリソースの記述の1
つまたはそれ以上のディスクリプタ・コンポーネントを
符号化及び/又は復号化することができる。この実施形
態には、リソースの記述のディスクリプタ・コンポーネ
ントの効率的な及び/又は安全な移送または記憶を行う
ための特定のアプリケーションがある。
【0186】6.3 記述生成及び記述への処理の適用方
法の例 記述を生成し処理基準を適用する方法によって、ディス
クリプタと記述スキームを定義する方法は標準化されて
いる。これらのディスクリプタと記述スキームを用いて
種々のタイプのマルチメディア情報について記述するこ
とができる。このディスクリプタと記述スキームを用い
て、高速で効率的な検索を可能にする記述を作成しマル
チメディアコンテンツと関連させることができる。この
推奨実施形態によってディスクリプタの自動抽出が行わ
れる。しかし、一般に、この抽出は低レベル特性につい
てのみ可能である。より高レベルの要約を表す特性は通
常手入力であるいは少なくとも半自動的に設定しなけれ
ばならない。
【0187】またこの方法によって、ディスクリプタを
生成する処理用コードと関連するディスクリプタのため
の標準的メカニズムが与えられる。これによって記述ス
キームの展開を容易にすることができる。例えばこのよ
うな関連付けによってマルチメディア・データベースサ
ーバーのような非常に汎用的アプリケーションの発達が
可能になる。このような汎用的アプリケーションは処理
用コードを利用して新しい記述のためのディスクリプタ
あるいは記述を比較するためのディスクリプタが生成さ
れる。ディスクリプタを生成するための処理とは別に、
ディスクリプタを検証するための、同じタイプの2つの
ディスクリプタ間の類似性を計算するための、並びに、
ディスクリプタの符号化と復号化を行うための処理を、
標準的インターフェースを介してアプリケーションを利
用することができる。
【0188】例えば上記のような処理用コードを利用し
て以下の例示的アプリケーションが可能である。 * あるメロディを口笛で吹いて歌を見つけること * キーボードの数個の音符を演奏してお返しに音楽作品
のリストを得ること * スクリーン上に数本の線を引いて、類似したグラフィ
ック、ロゴ、表意文字が含まれる1セットの画像をお返
しに得ること * カラー・パッチやテキスチャを含めて、オブジェクト
を定義してお返しにサンプルを得ること * パバロッチ(Pavarotti)の声の抜粋を使ってパバロッ
チのレコードのリストを得ること
【0189】上記シナリオには、ユーザがユーザの問合
せを持つ何らかのコンテンツ・サンプルを与えることが
含まれる。(DSSの露光のための言語に加えて)記述スキ
ームの標準化によって複数の遠隔マルチメディア・デー
タベースにわたる問合せが容易になるであろう。
【0190】ディスクリプタと記述スキームの標準化に
関連するいくつかの問題がある。例えば、比較的単純な
カラー・ヒストグラム・ディスクリプタに関する問題が
ある。たとえ2つの記述プロバイダが同じカラー・ヒス
トグラム・ディスクリプタを用いていたとしても、異な
る量子化を用いるような異なる方法でカラー・ヒストグ
ラム・ディスクリプタが使用されているかもしれない。
このことは、異なる記述プロバイダにとってはヒストグ
ラム・ビンiが異なるものを意味する可能性があるとい
うことを意味する。一例として複数の画像データベース
を検索するために、画像のヒストグラムを使用するとき
異なるヒストグラム間で比較及び/又は変換のいずれか
を行わなければならない。これらの選択肢の双方とも達
成が難しくエラーが生じる傾向がある。また、ヒストグ
ラム・サンプルが生成されたのと同じ方法ですべてのデ
ータベース・サーバーにその画像のヒストグラムを再計
算させることは実際的でない。
【0191】本発明の発明家たちは記述スキームの標準
化を行うための2つの可能なアプローチを提案する。 1. カラー空間、カラー・ヒストグラムのためのカラー
量子化(bins)、従ってビン間の(cross-bin)類似性マト
リックスを最後の細部まで完全に標準化する。 2. サンプルとして画像自体を利用する。この場合、各
データベースは、受信された問合せ画像のヒストグラム
を計算するためにそれ自身の抽出方法を利用し、次いで
このヒストグラムをそのデータベースの残りと比較す
る。
【0192】第1の選択は、ヒストグラムの仕様のすべ
ての細部について同意が得られることは決してないので
あまり実際的ではない。選択2は、ヒストグラム及びそ
の他の画像問合せの大部分についてより実際的でより単
純である。選択2は、各データベースがディスクリプタ
についての各データベース自身の特有のパラメータを利
用することができ、また、記述間の類似性を計算する各
データベース自身の方法も利用できることを意味する。
【0193】コンテンツから生成することができる低レ
ベルのディスクリプタ−カラー・ヒストグラム−のみが
これらのアプローチでは一例として考慮された。実際
に、問合せにはユーザが入力するテキスト記述またはキ
ーワードを含むことができる。このテキスト記述または
キーワードを写真家の氏名、画像の見出しなどのような
いくつかの高レベルのディスクリプタにマップすること
ができる。
【0194】前に解説したように、すべてのディスクリ
プタと記述の基礎となるベース・ディスクリプタ・クラ
スが定義され、記述は複合ディスクリプタとして処理さ
れる。このベース・ディスクリプタ・クラスには記憶対
象のディスクリプタの処理を実施するハンドラのURIを
可能にする属性が含まれる。このベース・ディスクリプ
タ・クラスによってディスクリプタを処理用コードと関
連させるための標準的メカニズムが設けられる。このハ
ンドラはディスクリプタハンドラと呼ばれる。ディスク
リプタハンドラのための標準的API(アプリケーション・
プログラム・インターフェース)はDescriptorHandlerク
ラスに基づく。DescriptorHandlerは、ディスクリプタ
のコンテンツ(すなわち値)を生成する(createDescripto
rContent())方法と、同じタイプの2つのディスクリプ
タ間の類似性を計算する(getSimilarity())方法とを与
える(第4章参照)。
【0195】DesOMインターフェースの代替実施形態に
ついて以下解説する。DescriptorHandlerクラスのDesOM
インターフェースの詳細な定義はコード定義Aの中で得
ることができる。要するに、DescriptorHandlerクラス
のDesOMインターフェースは以下の方法を指定するもの
である。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 指定された方法と関連するパラメータのリストを得るためのParameterList ge tParameterList(文字列methodName中の) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− パラメータ値を得るためのString getParameter(文字列parameterName中の) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− パラメータ値を設定するための無効setParameter(文字列parameterName中の、 文字列parameterValue中の) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− リソースのディスクリプタを作成するためのcreateDescriptorContentディスク リプタ(URIリソース) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 同じタイプの2つのディスクリプタ間の類似性を計算するための倍精度数getS imiliarity(ディスクリプタdescriptor1Object中の、ディスクリプタdescriptor 2Object中の) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ディスクリプタのコンテンツを検証するためのブール検証(descriptorObject の中で) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 伝送やアーカイブ用としてディスクリプタを符号化するためのByteArray符号 化(ディスクリプタdescriptorObject中で) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 符号化されたディスクリプタを復号化するためのディスクリプタ復号化(ByteA rray encodedStringの中で) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さらに、ディスクリプタ・クラスによって以下の方法が与えられる: −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− XMLフォーマットされた文字列を構文解析してディスクリプタ・オブジェクト の中に入れるためのparseDescriptorStringディスクリプタ(文字列XMLString中 で)(この場合、構文解析は形式が整っているかどうか(well-formedness)をチェ ックするだけであることに留意されたい) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その開始タグおよび終了タグを含むディスクリプタのXMLシリアル化を返すた めの文字列 getXML() −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0196】性能、機能および複雑さの間で様々なトレ
ードオフ(trade-off)を行って、任意のディスクリプタ
用として異なるディスクリプタハンドラを(通常異なる
開発者によって)設けることができる。しかし、ディス
クリプタのすべてのディスクリプタハンドラはディスク
リプタの定義に従わなければならない。すなわちディス
クリプタハンドラはディスクリプタの定義に従うディス
クリプタ値を生成することができるにすぎない。同時
に、ディスクリプタハンドラは任意の入力ディスクリプ
タがディスクリプタの定義に従っていると仮定すること
ができる。
【0197】ディスクリプタ設計者はデフォルト・ディ
スクリプタハンドラをディスクリプタに割り当てること
もできる。しかし、ディスクリプタのユーザは自由に別
のハンドラを選ぶことができるし、全くハンドラを選ば
ないこともできる。
【0198】必ずしもすべてのディスクリプタがディス
クリプタハンドラを持つ必要はない。実際、より高レベ
ルの抽象を示す多くのディスクリプタはハンドラを持っ
ていないことが予期される。それにもかかわらず、低レ
ベルのディスクリプタでさえハンドラを持っていない場
合がある。例えば、ハンドラがヒストグラム・ディスク
リプタ用として存在する場合がある一方、文書の作成日
付を保持するディスクリプタ用ハンドラが必要になるこ
とを我々は予期していない。
【0199】たとえディスクリプタがディスクリプタハ
ンドラを持っていても記述がハンドラを使用したり参照
する必要はない。さらに、同じディスクリプタ・クラス
の異なるインスタンスは異なるディスクリプタハンドラ
を参照することもできる。例えば、画像の異なるクラス
の異なる特性に起因して、画像の各クラスについてより
効率的なセグメンテーション・アルゴリズムを持つ異な
るハンドラが使用されそのエリア・ディスクリプタが作
成される。さらに、アプリケーションは限定されるもの
ではなく、また、ディスクリプタのインスタンスが参照
するディスクリプタハンドラを使用する必要もない。
【0200】同時に、必ずしもすべてのディスクリプタ
ハンドラ(DescriptorHandlerクラスのサブクラスであ
る)がベース記述ハンドラ・クラスのすべての方法のデ
フォルトの実行を無視するというわけではない。すなわ
ちベース・クラスのすべての方法をサポートするという
わけではない。例えば、検証方法を設けてISBNが正しい
フォーマットを有することをチェックすることもでき
る。しかし、ISBNを生成する方法を設けることはできな
い。別のサンプルとして、ディスクリプタハンドラが非
電子的にアクセス可能なリソース用としてある一定のデ
ィスクリプタを示すgetSimilarity()法をサポートする
ことができながら、このディスクリプタハンドラは対応
するcreateDescriptorContent()法をサポートしないと
いう例がある。
【0201】関連する適切なディスクリプタハンドラと
ディスクリプタハンドラのための標準的インターフェー
スを参照する記述(すなわち記述スキーム中のデフォル
トハンドラ)を備えることによって、非常に汎用的なア
プリケーションを構成することが可能になる。例えば、
上記の選択2のデータベース・サーバー・アプリケーシ
ョンはリンクされた処理の定義済みセットを持つことを
必要としない。実際、以下に記述されているように、異
なる1セットのオプションのディスクリプタと、すべて
の記述プロバイダが使用した異なるディスクリプタ・パ
ラメータとにもかかわらず、上記の選択2の中のすべて
の記述プロバイダは同じデータベース・サーバー・アプ
リケーションを使用することができる。
【0202】 コード定義A DescriptorHandlerインターフェースのIDL定義: //File: DescHdlr.idl //Descriptor Handler IDL #ifndef _DescHdlr_idl_ #define _DescHdlr_idl_ #pragma prefix "canon.com" #include <Descriptor.idl> #include <URI.idl> module DescriptorHandler { interface DescriptorHandler; typedef sequence<octet> ByteArray; typedef sequence<string> ParameterList; typedef sequence<string> MetricList; enum ExceptionType { INVALID_METHOD_NAME, METHOD_NOT_SUPPORTED, INVALID_PARAMETER_NAME, INVALID_PARAMETER_VALUE, XML_NOT_WELLFORMED, NO_ACCESS_PRIVILEGE, RESOURCE_UNAVAILABLE, RESOURCE_NOT_FOUND, FORMAT_NOT_SUPPORTED, READ_ERROR, WRITE_ERROR, INVALID_DESCRIPTOR_CLASS, INVALID_DESCRIPTOR_ATTRIBUTE, INVALID_DESCRIPTOR_CONTENT, INVALID_METRIC, INVALID_ENCODED_STRING, OUT_OF_MEMORY, UNKNOWN_EXCEPTION }; // Exceptions exception DescriptorHandlerException { ExceptionType error; wstring description; }; interface DescriptorHandler { // Get the list of parameters used by the descriptor. ParameterList getParameterList() raises (DescriptorHandlerException); // Get/set the specified parameters. string getParameter(in string parameterName) raises (DescriptorHandlerException); void setParameter(in string parameterName, in string parameterValue) raises (DescriptorHandlerException); // The method creates the content of the descriptor using // the specified resource based on the current value of the // parameter attributes. If not supported, a METHOD_NOT_SUPPORTE D // exception is raised. Descriptor createDescriptorContent(in URI resource) raises (DescriptorHandlerException); // The methods compute the similarity between the two // descriptors passed in. The similarity measure computed // is returned. If not supported, a METHOD_NOT_SUPPORTED // exception is raised. double getSimilarity(in Descriptor descriptor1, in Descriptor descriptor2) raises (DescriptorHandlerException); // Get the list of metrics supported for computing similarity. // The first in the list is the default metric used. MetricList getSimilarityMetrics() raises (DescriptorHandlerException); // Set the metric to be used for computing similarity. string setSimilarityMetric(in string metricName) raises (DescriptorHandlerException); // Validate the content of the descriptor. If the content // is valid, return true; otherwise, return false. The // default implementation always return true. boolean validate(in Descriptor descriptor) raises (DescriptorHandlerException); // Encode (compress) the descriptor for transmission or // for archiving. If not supported, a METHOD_NOT_SUPPORTED // exception is raised. ByteArray encode(in Descriptor descriptor) raises (DescriptorHandlerException); // Decode (decompress) the encoded descriptor. If not // supported, a METHOD_NOT_SUPPORTED exception is raised. Descriptor decode(in ByteArray encodedStr) raises (DescriptorHandlerException); }; }; #endif // _DescHdlr_idl_
【0203】ディスクリプタ(すなわち特性)のデータ
(値)は通常いくつかのパラメータに依存する。例えば、
カラー・ヒストグラムのデータは使用されるカラー空間
スペースと量子化に依存する。一般に、ディスクリプタ
ハンドラが存在する場合これらのパラメータは対応する
ディスクリプタハンドラによっても使用される。Descri
ptorHandlerインターフェースの中で関連するパラメー
タのリストを得るための、及び、パラメータ値を設定す
るための方法が与えられる。パラメータの設定は、ディ
スクリプタ・サンプルの特性を制御するが、ディスクリ
プタのインスタンスが記述した実際のコンテンツとは関
連しないことに留意されたい。
【0204】DDFがXMベースであるという事実に照らし
て、XML属性としてパラメータを指定し、リソース(コン
テンツ)について記述するデータ(値)をコンテンツ・モ
デルの一部とするのがよい。例えば、カラー・ヒストグ
ラム・ディスクリプタの1つのインスタンスは以下のよ
うになるかもしれない。 <!-- rgbHistogram: 各ビン(bin)(<frequency>タグ対によってマークされた) は、(r、g、b)と(r+binsize-1、g+binsize-1、b+binsize-1)を含む間の値を 持つ画素数を格納する--> <rgbHistogram binSize="32">. <frequency r=“0” g=“0” b=“0”>14009</frequency> <frequency r=“32” g=“32” b=“32”>21015</frequency> ... <frequency r=“224” g=“224” b=“224”>12434</frequency> </rgbhistogram>
【0205】ビン(bin)サイズは、ヒストグラムのパラ
メータであるが、(周波数)ビン(bin)のパラメータであ
る各ビン(bin)の開始rgb値はXML属性として指定され
る。これと対照的に、コンテンツ中のrgb値の範囲の発
生数について記述するビン(bin)周波数は、コンテンツ
・モデルの値として出現する。それにもかかわらず、デ
ィスクリプタ・パラメータについてXML属性を使用する
原理は好適なディスクリプタ設計のためのガイドライン
として処理することができるだけで、この原理をDDFプ
ロセッサによって検証することはできない。
【0206】DescriptorHandlerクラスについて定義さ
れるインターフェースから明らかなように、ディスクリ
プタハンドラは、低レベル記述の自動作成、データベー
スを検索するためのサンプル・ディスクリプタの生成、
同じクラスのディスクリプタ間の類似性の計算、ディス
クリプタ・コンテンツの検証、ディスクリプタ・コンテ
ンツの符号化と復号化の際を行う。
【0207】多くの低レベル・ディスクリプタをコンテ
ンツから自動的に抽出することを予期することが可能で
あるし、実際に予期されている。コンテンツが取り込ま
れている最中にリアルタイムで低レベル・ディスクリプ
タを作成することさえ可能であることが予期されてい
る。例えば、ビデオの録画中もしくは次に続く処理で、
何らかの一般的なビデオ・セグメント記述スキーム用デ
ィスクリプタハンドラは、ビデオカメラによって出力さ
れたメタデータを使用してビデオを時間的にセグメント
してクリップ(セグメント)中へ入れ、ビデオの構造につ
いて記述する記述を生成することができる。非標準化記
述スキームのディスクリプタハンドラを使用することも
できることに留意されたい。例えば、図8はビデオとカ
メラ・メタデータ804とを利用するビデオ・セグメント
記述802を生成するビデオ処理用アプリケーション808を
示す図である。ビデオ処理用アプリケーション808は、
記述802を生成する際標準的ライブラリ806からビデオ・
セグメント・ディスクリプタハンドラ800を利用する。
図示のように、記述802はディスクリプタハンドラ800を
参照する。
【0208】記述が生成される際、処理用アプリケーシ
ョンによってディスクリプタハンドラの以下の方法が呼
び出される: 関連するパラメータリストを得るためのgetParameter
s()法 必要なパラメータを設定するためのsetParameterValu
e()法 ディスクリプタを生成するためのcreateDescriptorCont
ent()法
【0209】必要な場合、アプリケーションはディスク
リプタ・ノードのXMLシリアル化を得るためにディスク
リプタのgetXML()法を呼び出すこともできる。自動抽出
が難しいビデオの他の構造的構成要素と、構造的構成要
素の意味論について記述する更に高レベルのディスクリ
プタとは、対話型ツールの補助によって後で追加記述さ
れることが予期される。
【0210】ディスクリプタハンドラ・アプローチによ
って、開発者が(低レベル)特性の記述を生成するための
様々な抽出アルゴリズムを開発し、ある種の“プラグ・
イン”として、そのアルゴリズムを売り出したり配布し
たりすることが可能になる。
【0211】個々のデータベース・サーバーは、記憶し
た記述が参照する同じ1セットのディスクリプタハンド
ラを使用して、問合せで指定する任意のサンプル・オブ
ジェクト用の、類似したあるいは互換性のあるディスク
リプタを生成することができる。次いでデータベース・
サーバーはディスクリプタハンドラのgetSimilarity()
法を用いて、記憶した記述のディスクリプタとサンプル
・オブジェクトのディスクリプタを比較することができ
る。例えば上記選択2で、クライアントはその問合せと
共に複数の遠隔画像データベースへサンプル画像を送信
することができる。次いで、その画像の記述が参照する
ディスクリプタハンドラと、その画像の記述が使用する
同じパラメータ設定値とを用いて、各データベースは画
像のヒストグラム・ディスクリプタを生成する。
【0212】例えば図9は、ディスクリプタハンドラを
どのように使用して複数の遠隔画像データベースにわた
るサンプルによる問合せ検索をサポートすることができ
るかを示す図である。クライアント900はその問合せと
共にサンプル画像902を記述/コンテンツ・プロバイダA
〜Zへ送信する。各記述/コンテンツ・プロバイダA〜Z
は、画像を記憶するための画像データベース904と、記
憶された画像のカラー・ヒストグラムを記憶するための
記述データベース906と、データベース検索エンジン908
とを有する。記述/コンテンツ・プロバイダAは、問合せ
を受信すると、その記述データベース906に記憶されて
いる画像カラー・ヒストグラム914Aが参照するカラー・
ヒストグラムハンドラ912Aを利用する対応するヒストグ
ラム・ディスクリプタ911Aを生成する910A。記述/コン
テンツ・プロバイダB〜Zは対応するヒストグラム・ディ
スクリプタ911B、...、911Zを同様の方法で生成する。
すなわち、その画像の記述が参照するディスクリプタハ
ンドラと、その記述が使用する同じパラメータ設定とを
用いて、各プロバイダによってサンプル画像のヒストグ
ラム・ディスクリプタが生成される。次いで、その記述
データベース906に記憶されている画像カラー・ヒスト
グラム914Aとサンプル・ヒストグラム911Aとの類似性が
プロバイダAによって計算される。プロバイダB〜Zは、
同様の方法で対応する画像カラー・ヒストグラム914
B、...、914Zとサンプル・ヒストグラム911B、...、911
Zとの類似性を計算する。次いで、同様のカラー・ヒス
トグラムを持つ画像及び/又は記述がデータベース90
4、906から検索され、プロバイダA、...、Zによって問
合せの結果としてクライアント900へ伝送される。この
様にして、各プロバイダはカラー・ヒストグラムを生成
する異なる処理を使用すると同時に一貫した問合せ結果
を出力することもできる。ディスクリプタハンドラ・ア
プローチによって、単一データベースがが記憶している
画像の異なるクラスについての異なるパラメータを持つ
ヒストグラムを単一データベースが利用することも可能
になる。
【0213】ディスクリプタハンドラによって、同じク
ラスの2つのディスクリプタ間の類似性を計算する柔軟
なメカニズムも設けられる。getSimilarity()の単純な
インターフェースの中に2つのディスクリプタ間の類似
性を計算する際の複雑さが隠されている。この単純なイ
ンターフェースによって、ディスクリプタの各クラスの
ための適切なアルゴリズムと類似性メトリックの利用が
可能となり、ディスクリプタが使用した(2つのrgbヒス
トグラムによって用いられる異なるビン(bin)サイズの
ような)異なるパラメータが考慮される。
【0214】ディスクリプタハンドラはディスクリプタ
・コンテンツを検証する方法も与える。DDFのシリアル
化シンタックス(あるいは同等の記述定義言語)で制約条
件の宣言をサポートすることが可能である。しかし、こ
のような宣言型アプローチは最大値、最小値・最低値な
どのような単純な制約条件についてのみ可能なものであ
る。或いは、シリアル化シンタックスは、DOMのような
オブジェクト・モデル及び複雑な制約条件を指定するた
めのECMAscriptのようなスクリプト言語の使用をサポー
トすることができる。しかし、処理用コードの方が、一
般に、複雑な制約条件を検証するためのより効率的な方
法である。
【0215】ディスクリプタハンドラは、記述や記述中
の特定のディスクリプタを符号化し復号化するためのよ
り柔軟なアプローチをも可能にする。記述全体について
単一符号化/複合化アルゴリズムを用いる代わりに、個
々のディスクリプタの特性を利用する個々のディスクリ
プタ用の更に効率的な符号化/複合化メカニズムを開発
することができる。これらのメカニズムはディスクリプ
タハンドラのencode()/decode()法を通じて入手するこ
ともできる。任意の標準化されたディスクリプタと記述
スキームの符号化/複合化処理は何らかのディスクリプ
タハンドラ・ライブラリの方法として入手することが可
能である。
【0216】図10は、標準化されたディスクリプタの符
号化/複合化を行うためにディスクリプタハンドラをど
のように使用することができるかを表す一例を示す図で
ある。記述コンシューマ(consumer)Aと記述プロバイダB
の処理用アプリケーション1004、1006は、(プロバイダ
の場合と同じように)標準的ライブラリ1000のディスク
リプタハンドラ1002の方法を利用してディスクリプタの
インスタンス1012を復号化し1010、符号化する1008。
【0217】ディスクリプタハンドラの基本方法は、2
つのタイプ、すなわち、リソース(記述対象のコンテン
ツ)がアクセス可能であることを要求するタイプと、ア
クセス可能であることを要求しないもう一方のタイプと
に分けることができる。createDescriptorContent()の
みが第1のタイプに属し、コンテンツ並びにコンテンツ
処理用のいくつかのパッケージが利用可能であることが
要求される。その他のGetSimilarity(), validate(), e
ncode()及びdecode()のような方法は、ディスクリプタ
のインスタンスに対して操作を行うだけで特別なマルチ
メディア(ハンドラ)ライブラリの利用を必要としない。
【0218】記述生成を行うために遠隔サイトへコンテ
ンツをアップロードしても無効であることに加えて、コ
ンテンツに関するセキュリティとプライバシという問題
が存在する。したがって、最も多くの記述は、コンテン
ツが配置されているサイトにローカルに生成されること
が予期される。第3章.2に描かれている場合でさえ、各
データベース・サーバーはローカルなディスクリプタハ
ンドラを利用して問合せサンプル用ディスクリプタを生
成している。記述の生成を行うためにコンテンツをダウ
ンロードする場合、アプリケーションは依然としてロー
カルなディスクリプタハンドラを利用することになる。
従って記述の生成に関する限り、使用されるいずれのデ
ィスクリプタハンドラもローカルなものとなる。
【0219】Javaは、そのクロス・プラットフォーム属
性、種々のサイズの非常に多様な装置に対するその拡大
するサポートと、最も多くの記述の転送が予期されるウ
ェブとのその密接なリンクとに起因して、ディスクリプ
タハンドラを実現する理想的なオブジェクト指向言語を
呈示するものである。他のコンパイルされたコードほど
効率的ではなく、ほとんどの現行の特性抽出アルゴリズ
ムがJavaに設けられていないという問題点についての若
干の懸念が表明されている。ジャスト・イン・タイム(J
IT)コンパイラの出現によって、Javaアプリケーション
とアプレットのパフォーマンスが大きく改善された。さ
らに、記述はローカルなディスクリプタハンドラを用い
て生成される傾向がある。すなわち、createDescriptor
Content()法は通常ローカルに呼び出される。従って、
非Javaライブラリを含むローカルにインストールされた
任意のマルチメディア・ライブラリをJava固有のインタ
ーフェースを介して自由に使うことができる。ディスク
リプタハンドラの他の方法に関して言えば、記述に関心
が向けられることはあってもコンテンツに関心が向けら
れることはない。これらの方法は一般にcreateDescript
orContent()法ほど処理集約的ではない。標準的Javaパ
ッケージはその目的には通常十分である。従ってこれら
のパッケージは、遠隔サイトが実行用としてダウンロー
ドする純粋なJavaの実行を行うことができる。サインさ
れたアプレットを用いて標準的アプレットに対して一般
に課される厳しい制約条件を減ずることができる。例え
ば、適切にサインされたディスクリプタハンドラによっ
て特定のローカルなディレクトリへの書きこみ及びそれ
らのディレクトリからの読み出しが許可される。
【0220】図11はJavaアプレットとして設けられたデ
ィスクリプタハンドラの一例を示す。コンテンツ/記述
プロバイダBはコンテンツ・データベース1102、記述デ
ータベース1104、記述生成装置1112及び記述サーバー11
10を有する。標準化されたディスクリプタのディスクリ
プタハンドラ1116は標準的ライブラリ1106中に含まれ、
一方非標準化ディスクリプタのハンドラ1114は他のディ
スクリプタハンドラ・ライブラリ1108で入手可能であ
る。ライブラリ1108と1116の双方のディスクリプタハン
ドラはJavaに設けられている。記述データベース1104に
記憶された記述は、その他のディスクリプタハンドラ・
ライブラリ1108(非標準的)及び/又は標準的ライブラリ
1106から標準的及び/又は非標準的createDescriptorCo
ntent()法を呼び出すことによって生成することができ
る。記述サーバー1110は、記述データベース1104から要
求された記述を検索し、その記述をクライアントAへ伝
送する。この記述を伝送する前に、記述サーバー1110
は、標準的及び/又は非標準的ライブラリ1106、1108か
ら符号化方法を呼び出すこともできる。
【0221】コンテンツ・コンシューマ(consumer)Aは
処理用アプリケーション1150と標準的ライブラリ1152と
を有する。処理用アプリケーション1150は符号化された
記述を受信し、標準的ライブラリ1152から復号化方法を
呼び出すことによって復号化される。この復号化された
記述によってディスクリプタのインスタンスが形成され
る。必要な場合には、非標準的ディスクリプタハンドラ
・アプレット1114をプロバイダAからダウンロードする
こともできる。また、すべてのアプレットの方法をクラ
イアントのマシーンAに対して実行することもできる。
特に、非標準的復号化ディスクリプタハンドラをダウン
ロード1154してディスクリプタハンドラのインスタンス
1156を形成することができる。次いで、処理用アプリケ
ーション1150は非標準的復号化ディスクリプタハンドラ
1156を呼び出し、符号化された記述1199を復号化し116
0、ディスクリプタのインスタンス1158を生成する。
【0222】コンテンツ/記述プロバイダBは、Javaパッ
ケージの一部として、また、ディスクリプタハンドラの
非Javaライブラリ1122として、Java固有のインターフェ
ース1120を用いることができる。例えば、createDescri
ptorContent()を非Javaコード中に設けることもでき
る。このようにしてJava固有のインターフェース1120を
介してサーバーマシーンBにローカルに呼び出すことが
できる。
【0223】要するに、ディスクリプタハンドラをアプ
レットとして設けることが可能である。(標準化された
ディスクリプタと記述スキームの定義を備えた)標準的
ライブラリの一部として標準化されたディスクリプタの
ディスクリプタハンドラを設けることができる。しか
し、ユーザは任意の有効なディスクリプタハンドラを自
由に使用してもよい。非標準化ディスクリプタ用ディス
クリプタハンドラは他のライブラリで別個に入手可能で
ある。ディスクリプタハンドラ・アプレットに適切に
(デジタル的に)サインすることと、おそらくcreateDesc
riptorContent()を除いてDescriptorHandlerインターフ
ェースのすべての方法を実行用として遠隔サイトへダウ
ンロードすることが可能であると予期されることが提案
されている。createDescriptorContent()は特別なライ
ブラリあるいは固有のライブラリをローカルに呼び出さ
ない場合、例外(エラー)を引き起こすことが要求される
場合がある。
【0224】7. DesOMを用いるルール依存処理 記述の内部メモリ構造(すなわちDesOM)によって記述の
更なる処理を行う場となる好適な構造(すなわち関連す
る記述スキーム)が与えられる。DesOM中にノードのパタ
ーンを配置することによって、さらに、配置されたパタ
ーンに応じて指定されたアクションを行うことによって
この更なる処理を行うことができる。各パターン・アク
ションの関連付けは1つのルールによって表すことがで
き、1セットの関連するルールを1つのルールセットに
グループ化することができる。
【0225】現行のディスクリプタに基づき更なるディ
スクリプタを自動的に作成するルール(第8章「リソース
記述拡張方法」参照)、記述と記述スキームに対して表
現属性を与えるルール(第9章「リソース記述の呈示方
法」参照)、及び問合せを表すルール(第10章「リソース
記述の選択方法」参照)を用いることができる。問合せ
の言語に記述を翻訳するルール(第11章「リソースの記
述の翻訳方法」参照)を使用することもできる。第13章
で解説するデジタルビデオ・ブラウザ・システムではこ
れらの機能の各々に共通のルールを形式化する方法が利
用される。この方法について以下解説する。
【0226】各ルールは(DesOM中のノードの)パターン
と関連する1つまたはそれ以上のアクションから成る。
様々な機能(推量、同値、表現、選択)の各々について、
1セットのアクションが適用可能であることが多い。し
かし、これらの機能の各々は本章で解説する共通のルー
ル文法を用いることにより可能になる。このルール文法
はXML-DTD中で定義することができる。様々な機能を表
すルールに対して、単に共通ルール文法を用いることが
できるにすぎない(これはデジタルビデオ・ブラウザ・
システムの場合である)、或いは、許容されるアクショ
ンは様々な機能(例えば推量ルール.DTD、表現ルール.DT
Dなど)について異なるDTDを定義することによって制御
することも可能である。
【0227】ルールは、拡張可能スタイル言語(XSL)ル
ールとして、あるいは、類似の方法で表すことができ
る。デジタルビデオ・ブラウザ・システム(第13章参照)
では、以下の基本ルール文法を使用した。
【0228】 Rules.dtd −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!ELEMENT Rule (Action+)> <!ATTLIST Rule target (Element | ElementDefn) "Element" pattern CDATA #REQUIRED > <!ELEMENT Action ( AddAttribute | RemoveAttribute | AddElement | RemoveElement | AddAttributeDef | RemoveAttributeDef | Select)> <!ELEMENT AddAttribute (EMPTY)> <!ATTLIST AddAttribute attName CDATA #REQUIRED attValue CDATA #REQUIRED > <!ELEMENT RemoveAttribute (EMPTY)> <!ATTLIST RemoveAttribute attName CDATA #REQUIRED > <!ELEMENT AddElement(#PCDATA)> <!ATTLIST AddElement position (SiblingBefore|SiblingAfter|AsFirstChild|AsLastChild ) #REQUIRED > <!ELEMENT RemoveElement (EMPTY)> <!ELEMENT AddAttributeDef (EMPTY)> <!ATTLIST AddAttributeDef attName CDATA #REQUIRED attType CDATA #REQUIRED attDefault CDATA #REQUIRED > <!ELEMENT RemoveAttributeDef (EMPTY)> <!ATTLIST RemoveAttributeDef attName CDATA #REQUIRED > <!ELEMENT Select (EMPTY)> <!ATTLIST Select attName CDATA "selected" attValue CDATA "YES" selectAncestors (YES | NO) "YES" > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0229】各ルール要素は“要素”のデフォルト値を
持つターゲット属性と、文字列パターン属性とを有す
る。ターゲット属性は定義されたルールのターゲットを
参照する。一般に、ルールのアクションは結果的に記述
中の新しいディスクリプタか問合せ用のディスクリプタ
の選択かのいずれかになるので、推量、同値及び検索ル
ールの要素がターゲットにされる。しかし、特定のディ
スクリプタ・タイプをどのようにアプリケーションの中
で示すべきかについては表現ルールの関連するアクショ
ンによって指定されているので、通常表現ルールの要素
定義がターゲットにされる。XML文書の中で1セットの
ルールをシリアル化することができる。これは一般に推
量、同値および表現ルールに関しては真実であるが、単
一ルールベースで処理される場合が多い選択ルールにつ
いては必要ではない場合もある。
【0230】パターン文字データ文字列の役割はアクシ
ョンが適用される特定の要素(あるいは要素定義)を特定
することである。この文字列は2つ以上の要素を特定す
ることができ、要素アンセストリ(ancestry)と属性修飾
子とを含むことができる。好適には下記の拡張バッカス
・ナウア(EBNF)記法に準拠してパターン文字列の構文解
析を行うことが望ましい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Pattern ::=ElementPatterns(ConnectorOpElementPatterns)* ElementPatterns ::=ElementPattern (AncestryOp ElementPattern)* ConnectorOp ::= '|' | '&' AncestryOp ::= '/' | '//' −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0231】各パターンは、1つまたはそれ以上の選択
パターン(すなわち‘|’は選択肢を表す)から成ること
ができるか、あるいは2つ以上の要素パターン(すなわ
ち‘&’結合子操作)を満さなければならない。要素アン
セストリ(ancestry)は親演算子‘/’を使用することに
よってパターン内で表される。右側がある要素に一致
し、かつ、左側がその要素の親に一致する場合、親演算
子によって切り離された2つのパターンはその要素に一
致する。例えば、親として場面要素を持ち、祖父として
ビデオクリップ記述要素を持つ以下のショット要素は以
下のルールのパターンに一致する: <Rule pattern = "VideoClipDescription/Scene/Shot"> <Action> etc...</Action> </Rule>
【0232】ある要素に一致する右側が、左側に一致す
る少なくとも1つの先祖を持っている場合、アンセスト
リ(ancestry)演算子‘//’によって切り離された2つの
パターンはその要素に一致する。したがって、例えば、
ある先祖要素としてビデオクリップ記述を持っている任
意のショット要素は以下のルールのパターンに一致す
る: <Rule pattern = "VideoClipDescription//Shot"> <Action> etc...</Action> </Rule> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ElementPattern ::= ElementTypePattern ElementQualification ElementTypePattern ::= OneElementTypePattern | '*' OneElementTypePattern ::= ElementTypeName ElementQualification ::= '['Qualifiers?']' Qualifiers ::= Qualifier (','Qualifier)* Qualifier ::= ChildQualifier | AttributeQualifier | PositionalQualifier AttributeQualifier ::= AttributePattern ('='AttributeValue)? AttributePattern ::= 'attribute' '('AttributeName')' AttributeValue ::= '"' [^"]* '"' | "'" [^']* "'" PositionalQualifier ::= Position '(' ')' Position ::= 'FirstOfType' | 'NotFirstOfType' | 'FirstOfAny' | 'NotFirstOfmany' | 'LastOfType' | 'NotLastOfType' | 'LastOfAny' | 'NotLastOfAny' | 'OnlyOfType' | 'NotOnlyOfType' | 'OnlyOfAny' | 'NotOnlyOfAny' −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0233】パターン階層内の要素はその要素に適用さ
れる修飾子を持つこともでき、この修飾子はどの要素が
その項に一致するかを更に制約する。これらの修飾子は
要素がある一定の属性またはサブ要素を持つように制約
することもできるし、あるいは、その兄弟に関してその
位置を制約することもできる。修飾子は、(DTDで定義さ
れるタグ名である)ElementTypeNameの後に続く角括弧で
指定される。修飾子のすべてが満たされた場合にのみパ
ターンは一致する。
【0234】例えば、子要素KeyFrameを持つ任意のショ
ット要素は以下のルールのパターンに一致する:
【0235】ターゲット要素またはその先祖要素の任意
の要素に対する属性を利用して、特定のルールがある要
素に当てはまるかどうかを決定することができる。ある
要素が、特定の値を持つ特定の属性か、任意の値を持つ
特定の属性かのいずれかを持つように属性修飾子は制約
することができる。例えば、以下のパターンは、その親
として‘100’の値を持つ属性noBinsを有するヒストグ
ラム・ディスクリプタを有するビン(bin)・ディスクリ
プタに一致する: <Rule pattern = "Histogram[attribute(noBins)='100']/Bin"> <Action> etc...</Action> </Rule>
【0236】位置修飾子を使用してパターンがその要素
の位置すなわちその兄弟間の唯一性(uniqueness)に一致
するように更に制約することもできる。例えば、以下の
例はキー・フレーム・ディスクリプタ中の唯一のオブジ
ェクトであるオブジェクト・ディスクリプタに一致す
る: <Rule pattern = "KeyFrame/Object[OnlyOfType()]"> <Action> etc...</Action> </Rule>
【0237】マッチング方法についての上記記述は、要
素(これらの要素は通常DesOM中のディスクリプタであ
る)または要素定義に対してのみパターン・マッチング
を許可するものである。本発明の精神及び範囲から逸脱
せずに、ノード・パターン・マッチングのシンタックス
を定義するための多くの可能な実施形態が存在すること
は明らかである。
【0238】各ルールは1つまたはそれ以上の関連する
アクション要素を持つことができる。デジタルビデオ・
ブラウザ・システム(第13章参照)において、ルールにと
って許容可能なアクション要素は、要素と属性の追加並
びに記述中の要素(すなわちディスクリプタ)からのそれ
らの除去、及び、記述スキーム中の属性定義の追加並び
に要素定義からのそれらの除去に限定されている。個々
の記述に関係するアクションは一般に推量、同値および
選択ルールによって使用され(第8章および第10章参
照)、記述スキームに関係するアクションは一般に表現
ルールによって使用される(第9章参照)。
【0239】アクション要素の属性(AddAttributeとRem
oveAttribute)によってターゲット要素(すなわちルール
で指定されたパターンに一致した要素)から追加あるい
は除去の対象となる属性が指定される。AddElementアク
ションのコンテンツには、ターゲット要素の関係として
DesOMへの追加対象となる要素が含まれる。AddElement
要素の位置属性はターゲット要素に関してどこに新しい
要素を追加すべきかを指定するものである。この位置属
性は、ターゲット要素の前に兄弟ノードとして(Sibling
Before)、ターゲット要素の後に兄弟ノードとして(Sibl
ingAfter)、ターゲット要素の第1の子として(AsFirstC
hild)あるいはターゲット要素の最後の子として(AsLast
Child)新しい要素を追加すべきであることを示すことが
できる。DesOMへの追加対象となる要素は文字データ(#P
CDATA)の構文解析が行われるように表されるので、要素
階層をDesOMに追加することもできることは明らかであ
る。RemoveElementアクションは単にターゲット要素を
除去するものにすぎない。ターゲット要素の任意の子要
素も除去される。
【0240】AddAttributeDefおよびRemoveAttributeDe
fアクションはルールのターゲットが要素定義である場
合にのみ有効なものにすぎない。これらのアクションは
一般に表現ルールによって使用される(第9章参照)。Add
AttributeDefアクションは、attName, attType and att
Default属性を利用して、要素定義への追加対象となる
属性定義に必要な情報を指定する。RemoveAttributeDef
アクションは単にアクションのattName属性の値によっ
て特定される属性定義を除去するものにすぎない。特定
のルールで、AddAttributeDefとRemoveAttributeDefの
双方を含むことにより属性定義を交換することができ
る。
【0241】選択アクションは一般に選択ルールによっ
てのみ使用されるものすぎない。このアクションについ
ては第10章に詳細に解説されている。またルールを使用
して記述を変換することができる。これらのルールを用
いて第2の記述スキームに従う第2の記述が生成され
る。
【0242】8. リソースの記述拡張方法 記述スキームが与えられたとき、特定のセットのディス
クリプタの存在もしくは非存在に基づく記述中の推量あ
るいは既知の同値によって、更なるディスクリプタを自
動的に作成することができる可能性がある。例えば、デ
ジタル形式で取り込まれた、露光レベルを表す画像用の
ディスクリプタが戸外の照明レベルを示した場合、追加
ディスクリプタを自動的に作成し、“戸外場面”として
その画像を類別することもできる。後者の類別は録画が
行われる露光レベルから推量可能なのでこの類別を記憶
する利点はない。なぜなら、推量ルールが存在するかぎ
りは常に再生成が可能であるからである。また、ルール
を用いて非テキスト・ディスクリプタに基づくテキスト
・ディスクリプタを生成することもできる。またこの逆
も同様に可能である。例えば、オブジェクトの色を(r、
g、b)値として記述中に記憶することもできよう。テキ
スト文字列(例えばred、green、purpleなど)中に表され
ている色の可能な数の中の1つへ(r、g、b)値の各々を
マップするルールを形式化することもできる。推量ある
いは同値ルールによって生成された追加ディスクリプタ
は結果的に、アプリケーション(検索エンジン、フィル
タ・エージェントなど)によって利用することができる
更に豊かな記述にすることができる。
【0243】所定の記述スキームに適用可能な1セット
のルールをXML文書中にシリアル化する(記憶する)こと
ができる。デジタルビデオ・ブラウザ・システム(第13
章参照)においてこのようなXML文書への参照は記述スキ
ームの記述要素のruleSets属性ルール値の中に記憶され
る(第3章.1.2.2「記述定義」参照)。2つ以上のルール
セットを記述スキームと関連させることが可能である。
デジタルビデオ・ブラウザ・システム(第13章参照)にお
いて、2つ以上のルールセットが指定された場合、双方
のルールセットを適用することができる(すなわち個々
のルールセットには分解不能ルールが含まれない)こと
が仮定されている。言い換えれば、個々のルールセット
は単一のルールセットとして単に組み合わされ処理され
たものすぎない。このルールセットでは、処理の対象と
なるルールの順序は個々のルールセットのリストの順序
および各々の所与のルールセットの範囲内の個々のルー
ルの順序によって与えられる。推量と同値ルールセット
は本発明の本質から逸脱することなくアプリケーション
と共に記憶することもできるが、この場合ルールの値は
特定のアプリケーションに限定される。
【0244】好適には一般に使用されるアクション要素
はDesOMからの属性と要素の追加と除去であることが望
ましい。追加アクション要素に従って除去を使用するこ
とによって交換を行うことができる。
【0245】記述がまず第1にDesOMへ変換処理される
ときはいつでも1セットの推量ルールを好適に呼び出す
ことができる。いくつかのルールが他のルールのアクシ
ョンに依存することがあるため、DesOMに対してそれ以
上の変更を行うことができなくなるまで、これらのルー
ルは反復して処理される。記述が更新(例えばその記述
を利用するアプリケーションで手入力による注釈)され
たときはいつでも、これらのルールセットを(反復して)
再適用する必要がある場合がある。アプリケーションに
よって記述に対する変更が許される場合、変更された記
述をシリアル化する前に、推量ルールに従って各々の変
更を考慮し、記述中のその他のディスクリプタの知識か
らディスクリプタを推量することができるかどうかを確
かめる必要がある。ディスクリプタの推量が可能な場合
には、ディスクリプタはシリアル化された記述から除外
される。
【0246】この方法は記述スキームに対する1セット
の推量及び/又は同値ルールを好適に関連付けるもので
ある。上述の記述に従ってこの1セットのルールを実行
し、特別な(推量または同値)ディスクリプタが個々の記
述の一部として含まれる場合に結果的に生じる追加の記
憶や移送費用を伴わずにより豊かな記述構造を結果とし
て得ることができる。必要なときに呼び出すことができ
る1セットのルールとしてこの推量情報あるいは同値情
報を表すことができることは、大きなデジタル・ライブ
ラリを記述しなければならない場合、記憶と移送コスト
のかなりの節減となる。換言すれば、これによって冗長
な情報の記憶および処理コストを削減することができ
る。
【0247】この方法の重要な局面は、推量及び同値ル
ールが、XSLのような現行のスタイル・シート言語とは
異なり、表現のために一般に使用される新しいツリー構
造の構成に基礎を置くものではないという点である。本
方法では、これらのルールは記述(すなわちDesOM)を表
すメモリ構造に適用され、その構造に対する変更が結果
として得られる。これらのルールの役割はアプリケーシ
ョン(例えば検索エンジン、フィルタ・エージェントな
ど)が利用できる更に豊かなリソースに関する記述を出
力することである。この更に豊かな記述は、ルールを用
いてオリジナルの記述から常に生成可能なので、必ずし
もシリアル化を必要としない。
【0248】推量及び同値ルールを適用するための実施
形態は、選択された要素(第7章の「DesOMを利用するル
ール依存処理」「Rules.dtd」参照)に対して行うことが
できる限定された1セットのアクションを有する。この
1セットのアクションは、第13章に解説するデジタルビ
デオ・ブラウザ・システムには十分なものであるが、も
っと広範囲の1セットのルールが他のアプリケーション
に必要となる場合もある。
【0249】図12を見ると、リソースの記述を拡張する
方法を示すフローチャートが示されている。ステップ12
00で、方法が開始され、検索エンジンのようなホスト・
アプリケーションによってDDFプロセッサが呼び出さ
れ、更なる処理を行うためにユーザ要求に応じて記述が
選択される。前に解説したように記述の生成を行うこと
もできる。次のステップ1202で、DDFプロセッサによっ
て記述の構文解析が行われDesOMに変換される。ステッ
プ1202の後、方法はステップ1204へ続き、このステップ
で記述スキームのRuleSet属性を用いて1セットの関連
するルールへのアクセスが行われる。これらの1セット
のルールはXML文書の形式でシリアル化してもよい。次
のステップ1206で、このセットの第1のルールが選択さ
れ処理が行われる。
【0250】次いで方法は判定ブロック1208へ続き、こ
のブロックで、選択したルールと関連するパターンをDe
sOMの中で発見できるかどうかのチェックが行われる。
選択されたルールと関連するパターンがあるパターンと
DesOMの中で一致する方法については第7章「DesOMを利
用するルール依存処理」で更に詳細に解説されている。
判定ブロック1208が真(はい)を返した場合、処理は次の
ステップ810へ続き、そこで、ルールと関連する推量あ
るいは同値アクションがDesOMに対して開始される。こ
れらのアクションによって、DesOMからの属性と要素の
追加と除去が好適に開始され、それによってDesOMの修
正が行われる。その後、この方法によってステップ1211
で次のルールが選択され、処理は判定ブロック1208へ戻
る。判定ブロック1208が偽(いいえ)を返した場合、処理
は判定ブロック1212へ続き、このブロックで、すべての
選択されたルールがアクションなしで最終的に処理され
たかどうかのチェックが行われる。このようにして、De
sOMに対してそれ以上の変更を行うことができなくなる
までこれらのルールは反復して処理される。いくつかの
ルールが他のルールに依存する状況ではこの処理は好適
である。一方、判定ブロック1212が真(はい)を返した場
合、処理はステップ1216へ続き、拡張されたDesOMが出
力される。次いで、方法はステップ1218で終了する。
【0251】9. リソース記述の呈示方法 記述は多くのアプリケーションによって使用される可能
性がある。各アプリケーションは、記述の異なる属性と
その定義用記述スキームとを利用することができる場合
がある。これらのアプリケーションの中のいくつかは、
グラフィックまたは画による方法でいつでも記述スキー
ム及び/又はディスクリプタを表す必要がある。例え
ば、アイコンによって多くのディスクリプタをグラフィ
ックによって表すこともできる。さらに記述か、記述ス
キームかのいずれかとのユーザの相互作用をアイコン選
択によって行うこともできる。
【0252】記述スキームの一部としてディスクリプタ
の表現属性が含まれる場合もあるが2つの理由で理想的
なものにはなり得ない。第1に、記述スキームと記述の
役割はリソースと特定のリソースのクラスについてそれ
ぞれ記述することであり、双方のエンティティができる
だけ簡潔で正確なものに保たれることが望ましい。表現
情報によって、結果的に記述スキーム(及びおそらく記
述)の一部である特別な表現情報(例えばアイコン)が得
られ、したがって各記述スキームの記憶と伝送コストが
増加することになる。第2に、異なるアプリケーション
では異なる方法で記述と記述スキームを呈示することの
方が選ばれる場合もある。換言すれば、記述と記述スキ
ームの表現属性はアプリケーション依存である場合もあ
リ得る。
【0253】しかし、シリアル化し、記述スキームと共
に移送し、記述スキームと関連して使用することができ
るようにした、ルールセットにグループ分けされた1セ
ットの表現ルールが備えられていることは、他のアプリ
ケーションによって同様の1セットの表現ルールの使用
が選択された場合、この表現ルールのセットの使用が可
能になるので好都合である。表現ルールが特定のアプリ
ケーション(すなわちアプリケーション・コード・ベー
スの一部)と緊密にリンクしている場合には上記表現ル
ールのセットの使用は好都合ではない。
【0254】推量及び同値ルールセットの場合と同じよ
うに、表現ルールセットは、記述スキームの記述要素中
のルールセットの属性値またはその値の一部として表現
ルールセットを含むXML文書を指定することにより、オ
プションとして記述スキームとリンクさせることができ
る(第3章.1.2.2「記述定義」参照)。推量及び同値ルー
ルと関係する可能性のある他のルールセットと共にrule
Sets属性中に表現ルールセットを含めることができる。
第13章で解説するデジタルビデオ・ブラウザ・システム
では、表現ルールセットはルールセット属性中の記述ス
キームと共に記憶される。或いは、この表現ルールセッ
トは記述スキームの代わりにアプリケーションと共に記
憶することもできる。記述スキームの一部として記憶さ
れた表現ルールセットは推量または同値ルールセットの
ように処理される。換言すれば、個々のルールセットか
ら成るすべてのルールは組み合わされて単一のルールセ
ットとなる。(第8章「リソースの記述拡張方法」の推量
ルールで解説されているように)ルールの分解はルール
の順序に基づいて行われる。表現ルールセットを処理す
る代替方法を必要とする場合、アプリケーションが処理
の制御を行うことができるようにアプリケーションとい
っしょに表現ルールセットの記憶を行うことがもっとも
好適である。
【0255】表現属性は、アプリケーション特有の表現
ルールを用いる記述スキーム中のディスクリプタ定義ま
たは記述のディスクリプタ・コンポーネントに帰するこ
とができる。推量あるいは同値ルールとは異なり、表現
ルールは一般にDTD中の要素定義に適用される。表現ル
ールの役割は、記述スキームで定義されたディスクリプ
タのインスタンスのための表現上の振る舞いを提供する
ことである。デジタルビデオ・ブラウザ・システム(第1
3章参照)では、表現ルールはディスクリプタ定義にのみ
適用され、個々の記述内のディスクリプタには適用され
ない。しかし、アプリケーションのなかには、記述中の
個々のディスクリプタに基づいて表現ルールを定義する
能力から利益を受けるものもあることは想像できる。推
量または同値ルールセットと同様の方法で表現ルールセ
ット中のルールを形式化することができる。
【0256】好適には、表現ルールのアクション要素が
(記述スキーム中の)要素定義中の属性定義の追加と除去
を一般に含むことが望ましい。したがってこれらのルー
ルは要素の代わりに要素定義にターゲットがしぼられ
る。代替の実施形態では、表現ルールを個々の記述に適
用することもできる。したがってそのルールのターゲッ
トは要素定義の代わりに要素となる。
【0257】第13章に解説するデジタルビデオ・ブラウ
ザ・システムでは以下の機能を行うために表現ルールが
用いられる。 * (本目次にあるような)構造的なものとしてあるいは索
引性を有する(従って索引に属する)ものとしてディスク
リプタを類別すること * ディスクリプタにアイコンを割り当て、アイコンが、
記述スキームに基づいて(すなわちディスクリプタ定義
のデフォルト値を持っている属性定義の追加によって)
割り当てられるようにすること。 * すべての選択可能なディスクリプタ定義に“被選択(S
elected)”属性を追加して記述の表現と相互に選択ルー
ルを操作することができるように(例えばアプリケーシ
ョンが選択ディスクリプタと非選択ディスクリプタとを
視覚的に区別することができるように)すること。
【0258】この方法は、特定の記述スキームに準拠す
る記述中のディスクリプタの表現属性に影響を与える可
能性がある記述スキームと1セットのルールとの関連付
けを伴う。アプリケーションが定義された1セットの表
現属性を必要な場合に利用できるように、記述スキーム
とリンクしたいずれかのルールセット中に、グループ分
けされたこれらの表現ルールを持つことは1つの利点で
ある。或いは、アプリケーションはそれ自身の1セット
の表現ルールを使用する選択を行うことができる。
【0259】図13を見ると、リソースの記述を視覚的に
呈示する方法を示すフローチャートが図示されている。
ステップ1300で、方法が開始され、検索エンジンのよう
なホスト・アプリケーションによってDDFプロセッサが
呼び出される。次のステップ1301で、表現を行うための
記述が選択される。ユーザ入力によって、あるいは、別
のアプリケーションによってこの選択を行うことができ
る。次いで、方法はステップ1302へ続き、関連する定義
用記述スキームがメモリ中へ読込まれる。メモリ中の記
述スキームは要素定義の配列を有し、この配列の中で各
要素定義は属性定義の配列を有する。或いは、DDFプロ
セッサは記述の構文解析を行ってDesOMへ変換すること
ができる。ステップ1302後、方法はステップ1304へ続
き、このステップで記述のRuleSet属性を用いてこのセ
ットの表現ルールにアクセスが行われる。次のステップ
1306でこのセットの第1の表現ルールが選択され処理が
行われる。
【0260】次いで方法は判定ブロック1308へ続き、こ
のブロックで選択されたルールと関連するパターンをDe
sOM中に発見することができるかどうかのチェックが行
われる。第7章「DesOMを利用するルール依存処理」で解
説する処理と同様のパターン・マッチング処理がこのチ
ェックを行うのに適している。判定ブロック1308が真
(はい)を返した場合、処理は次のステップ1310へ続き、
このステップでルールと関連する属性定義は除去される
か、メモリ中の配列に追加される。その後、この方法は
ステップ1311で次のルールを選択し処理は判定ブロック
1308へ戻る。判定ブロック1308が偽(いいえ)を返した場
合、処理は判定ブロック1312へ続き、このブロックです
べての選択されたルールがアクションなしで最終的に処
理されてしまったかどうかのチェックが行われる。この
ようにして、メモリ中の配列に対してそれ以上の変更を
行うことができなくなるまでルールは反復して処理され
る。いくつかのルールが他のルールに依存している状況
ではこの処理は好適である。一方、判定ブロック1312が
真(はい)を返した場合、処理はステップ1316へ続き、こ
のステップでテンプレートとして前記修正された記述ス
キームを用いて修正された記述が作成される。次いで、
この修正された記述は出力装置へ出力される。例えば、
修正された記述とその関連するリソース(デジタルビデ
オ・リソースやDVDのような)をディスプレイや印刷装置
で示すことができる。
【0261】10. リソース記述の選択方法 選択ルールを用いて記述のコレクション(例えばデジタ
ル・ライブラリ)で転送された問合せを形式化すること
ができる。問合せとは、指定されたパターンに一致する
記述または記述構成要素(すなわちディスクリプタ)の選
択要求と見なすことができる。推量及び同値ルールのよ
うに、選択ルールは一般に要素定義の代わりに要素に向
けられる。しかし、推量、同値および表現ルールとは異
なり、選択ルールは一回限りのベースに対して生成する
ことはできるが、XML文書でシリアル化されたルールセ
ットの中ではグループ化されない。例えば、問合せはユ
ーザからの助けによって通常形式化され、それから処理
されてユーザに対して結果が示されその結果に対する評
価が行われる。
【0262】アプリケーションによって選択アクション
の解釈を行い、ユーザに対してこの選択アクションを示
すことができなければならないという点で選択ルールは
表現ルールに依存する場合が多い。例えば、選択アクシ
ョンは、単に指定されたパターンに一致するディスクリ
プタに使用するものとして(表現)属性を設定することも
できる。
【0263】選択ルールは一般にアプリケーションと関
連している。デジタルビデオ・ブラウザ・システム(第1
3章参照)では、選択ルールによってすべての他のルール
(第7章「DesOMを用いるルール依存処理」参照)と同じ文
法が使用される。しかし、選択ルールによって呼び出さ
れる唯一のアクションは通常選択アクションである。し
たがって、選択ルール(選択アクションのみを許すSelec
tionRules.dtdなど)のためのさらに特定された文法を定
義することも可能であろう。
【0264】選択ルールの選択アクションは、選択アク
ションをどのように実行するかを指定する3つの属性を
有する。属性attNameの値は、選択されているアクショ
ンを表すことができるディスクリプタに使用される属性
名を参照する。この属性は一般に表現ルールを用いて生
成されたものである。パターンに一致した要素にそのよ
うな属性が含まれない場合、選択処理によって、指定さ
れた属性名を持つ要素が配置されるまでDesOMで一致し
た要素の先祖(すなわち記述ツリーの上方)の検索が行わ
れる。上記DTDではこの属性名には“selected”という
デフォルト値が設けられる。第2の属性attValueの値
は、“selected”属性が選択を示すように割り当てられ
るべき値を参照する。DTDによって“はい”のデフォル
ト値も与えられる。第3の属性はすべての選択可能な先
祖を選択すべきかどうかを指定する。したがって、例え
ば、ユーザがショット・ディスクリプタに含まれる一致
したディスクリプタをもとにショット・ディスクリプタ
を選択した場合、ユーザはショット・ディスクリプタの
先祖(すなわち場面ディスクリプタとVideoClipDescript
ionディスクリプタ)をも選択したほうがよい。
【0265】このようにして、選択要素は、アプリケー
ションへ情報を出力し、そのアプリケーションで要素は
選択ルールの指定パターンに一致する。アプリケーショ
ンがこの情報を出力し、それによって表現と選択ルール
との間の相互作用を行うために使用される属性を認知し
ている必要があることは明らかである。デジタルビデオ
・ブラウザ・システム(第13章参照)では、選択ルールが
用いられデジタルビデオ・ライブラリの検索が実施され
る。
【0266】この方法には、ルールの指定された要素パ
ターンとの一致を発見することを企図する選択ルールに
よる問合せを表現する方法が含まれる。パターン・マッ
チングの成功に対して実行される“選択”アクションに
よって、表現ルールが確立した属性の修正が通常行わ
れ、選択処理はアプリケーションと相互作用を行うこと
ができるようになる。
【0267】図14を見ると、リソースの1つまたはそれ
以上の記述あるいは1つまたはそれ以上の記述の一部を
選択する方法を示すフローチャートが図示されている。
ステップ1400で、方法が開始され、検索エンジンのよう
なホスト・アプリケーションによってDDFプロセッサが
呼び出される。次のステップ1402では、ユーザが、ステ
ップ1404でルールとして形式化される問合せ入力を行
う。次いで検索エンジンはステップ1405で第1の記述を
選択し評価が行われる。次いで方法はステップ1406へ続
き、このステップでDDFプロセッサは記述の構文解析を
行い、DesOMへの変換を行う。
【0268】次いで、方法は判定ブロック1408へ続き、
このブロックで選択されたルールと関連するパターンを
DesOM中に発見できるかどうかのチェックが行われる。
選択されたルールに関連するパターンがDesOM中のパタ
ーンと一致する方法については第7章「DesOMを用いるル
ール依存処理」参照)で更に詳細に解説する。判定ブロ
ック1408が真(はい)を返した場合、処理は次のステップ
1410へ続き、このステップでルールと関連する選択アク
ションがDesOMに対して開始される。選択アクションの
詳細は上述の通りである。その後、方法は判定ブロック
1412へ続き、このブロックで最後の記述が検索されたか
どうかのチェックが行われる。判定ブロックが偽(いい
え)を返した場合、処理はステップ1414へ続き、このス
テップで次の記述が選択される。判定ブロックが偽(い
いえ)を返さなかった場合、処理はステップ1416へ続
き、このステップで検索処理の結果が出力される。次い
で方法はステップ1418で終了する。
【0269】11. リソースの記述の翻訳方法 リソースの記述は要求とは異なる言語で行われることが
多い。各言語の記述のコピーを記憶する代わりに、この
方法は1つの言語で書かれた記述のたった1つのコピー
を記憶する。好適にはその言語は英語であることが望ま
しい、次いでこの方法には記述の要求言語への翻訳を可
能にするいくつかのルールセットが設けられる。例え
ば、この記述は“colour”属性とカラー属性値“red”
を持つこともできる。要求がフランス語で受信された場
合、この方法はフランス語へ記述を翻訳する。与えられ
たサンプルでは“colour”と“red”はそのフランス語
の相等する語へ翻訳される。これは言語間同値の形式で
ある。この処理は推量ルールが処理される方法と類似し
ているが、この処理は条件付きの基礎に基づくものであ
る。推量ルールは、翻訳ルールについて本明細書で解説
されているように好適には条件つきの基礎に基づいて処
理されないことが望ましい。
【0270】図15を見ると、リソースの記述の翻訳方法
を示すフローチャートが図示されている。ステップ1500
で方法が開始し、検索エンジンのようなホスト・アプリ
ケーションがDDFプロセッサを呼び出し更なる処理を求
めるユーザの要求に応じて記述が選択される。次のステ
ップ1502で、DDFプロセッサによって記述の構文解析が
行われDesOMへの変換が行われる。ステップ1502の後、
この方法は判定ブロック1503へ続き、このブロックで要
求言語が記述言語と異なっているかどうかのチェックが
行われる。要求言語と記述言語双方の言語属性を比較す
ることによってこのチェックが行われる。
【0271】判定ブロック1503が真(はい)を返した場
合、処理はステップ1504へ続き、このブロックで記述の
RuleSet属性用いて関連する1セットの翻訳ルールにア
クセスが行われる。これらセットの翻訳ルールはXML文
書の形でシリアル化することもできる。一方、判定ブロ
ックが偽(いいえ)を返した場合、処理はステップ1516へ
続く。ステップ1504の完了後、この方法はステップ1506
へ続き、このステップでセットの第1のルールが選択さ
れ処理が行われる。
【0272】次いでこの方法は判定ブロック1506へ続
き、このブロックで選択されたルールと関連するパター
ンをDesOM中に発見することができるかどうかのチェッ
クが行われる。選択されたルールに関連するパターンが
DesOM中のパターンと一致する方法については、第7章
「DesOMを用いるルール依存処理」参照)で更に詳細に解
説されている。判定ブロック1508が真(はい)を返した場
合、処理は次のステップ1510へ続き、このブロックでル
ールと関連する翻訳アクションがDesOMに対して開始さ
れる。これらのアクションによってDesOMからの属性と
要素の除去及び追加が開始される。除去及び追加アクシ
ョンによって属性と要素からなる言語は別の属性と要素
からなる言語に取り替えられる。その後、この方法はス
テップ1507で次のルールを選択し処理は判定ブロック15
08へ戻る。判定ブロック1508が偽(いいえ)を返した場
合、処理は判定ブロック1512へ続き、このブロックで、
すべての選択されたルールがアクションなしで最終的に
処理されたかどうかのチェックが行われる。一方、判定
ブロック1512が真(はい)を返した場合、処理はステップ
1516へ続き、このブロックで拡張されたDesOMが出力さ
れる。次いで、この方法はステップ1518で終了する。或
いは、DescriptorHandler方法を呼び出して選択された
ディスクリプタのコンテンツを翻訳するルールのアクシ
ョンを含むことも可能である。
【0273】12. 装置の第1の実施形態 図1A〜15に関して、図19に図示のような従来型の汎用コ
ンピュータを用いて記述された処理を実施することがで
きる。この場合、コンピュータ上で処理を実行するソフ
トウェアとして処理を行うこともできる。特に、コンピ
ュータによって実行されるソフトウェア中の命令によっ
て方法ステップは実行される。ソフトウェアを分割して
2つの別々の部分、すなわち処理ステップを実行するた
めの1つの部分と、後者とユーザとの間でユーザインタ
ーフェースを処理するためのもう一方の部分とにするこ
ともできる。ソフトウェアは、例えば以下に説明する記
憶装置を含むコンピュータ可読媒体に記憶することもで
きる。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体からコンピ
ュータの中へロードされ、次いでコンピュータによって
実行される。コンピュータに記録されたこのようなソフ
トウェアすなわちコンピュータ・プログラムを有するコ
ンピュータ可読媒体はコンピュータ・プログラム成果物
である。コンピュータ中のコンピュータ・プログラム成
果物の利用によって本発明の実施形態に従う好適な装置
が実行される。
【0274】コンピュータ・システム1900はコンピュー
タ1902、ビデオ表示装置1916および入力装置1918、1920
から成る。さらに、コンピュータ・システム1900は、ラ
イン・プリンタ、レーザー・プリンタ、プロッタ及びコ
ンピュータ1902と接続した他の複製装置を含むいくつか
の他の出力装置の中の任意の装置を備えることができ
る。コンピュータ・システム1900は、コンピュータネッ
トワーク、モデム通信用パスのような適切な通信チャネ
ル1930あるいはその類のものを使用する通信用インター
フェース1908Bを介して1つまたはそれ以上の他のコン
ピュータと接続することができる。コンピュータ・ネッ
トワークにはローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、
広域ネットワーク(WAN)、イントラネット及び/又はイ
ンターネットが含まれる。
【0275】コンピュータ1902自体は、中央演算処理装
置(本明細書では後に単にプロセッサと呼ぶ)1904、ラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)とリード・オンリー・メ
モリ(ROM)を含むメモリ1906、入出力(IO)インターフェ
ース1908a、1908b&1908c、ビデオ・インターフェース1
910および図19のブロック1912によって全体として表さ
れる1つまたはそれ以上の記憶装置から成る。記憶装置
1912は1つまたはそれ以上の以下のもの、すなわちフロ
ッピィディスク、ハードディスク・ドライブ、光ディス
クドライブ、CD-ROM、磁気テープまたは当業者に周知の
他の任意の不揮発性記憶装置から構成されているもので
あってもよい。構成要素1904〜1912の各々は通常バス19
14を介して1つまたはそれ以上の他の装置と接続し、該
バスは順にデータ、アドレス、制御バスから構成されて
いるものであってもよい。
【0276】ビデオ・インターフェース1910はビデオ表
示装置1916と接続し、ビデオ表示装置1916で表示を行う
ためにコンピュータ1902からビデオ信号が出力される。
コンピュータ1902を操作するためのユーザ入力は1つま
たはそれ以上の入力装置1908bによって行うことができ
る。例えば、オペレータはキーボード1918及び/又はマ
ウス1920のようなポインティング・デバイスを用いてコ
ンピュータ1902へ入力を行うことができる。
【0277】システム1900は単に例示的目的のために示
されているものににすぎず、本発明の範囲と精神から逸
脱することなく他の構成を用いてもよい。本実施形態を
実施することができる例示的コンピュータには、IBM PC
/ATあるいはその互換機、Macintosh(r)系のPCの中の1
つ、Sun Sparcstation(r)、あるいは同種のPCが含まれ
る。上述のPCは、本発明の実施形態を実行することがで
きる例示的タイプのコンピュータにすぎない。全体とし
て、本明細書に記載されている実施形態の処理は、コン
ピュータ可読媒体としてハードディスク・ドライブ(図1
9にブロック1912として全体的に描かれている)に記録さ
れたソフトウェアすなわちプログラムとして常駐し、プ
ロセッサ1904を用いて読み出され制御される。おそらく
ハードディスク・ドライブ1912と連携する半導体メモリ
1906を用いてプログラムと画素データおよびネットワー
クから取り込む任意のデータの中間記憶を行うことがで
きる。
【0278】インスタンスによってはCD-ROMまたはフロ
ッピィディスク(双方ともブロック1912によって全体と
して描かれている)中に符号化されたプログラムをユー
ザへ供給することもできる。或いは例えばコンピュータ
と接続したモデム装置を介してネットワークからユーザ
が読込むこともできる。更に、磁気テープ、ROMまたは
集積回路、光ディスク、コンピュータと別の装置間の無
線または赤外線伝送チャネル、PCMCIAカードのようなコ
ンピュータ用可読カード、電子メールの送信とウェブサ
イト上に記録された情報を含むインターネットとイント
ラネット及びその類のものを含む他のコンピュータ可読
媒体からコンピュータ・システム1900の中へソフトウェ
アをロードすることもできる。上記のものは関連するコ
ンピュータ可読媒体を例示したものにすぎない。本発明
の範囲と精神から逸脱することなく他のコンピュータ可
読媒体を実際に使用することも可能である。
【0279】或いは、本発明の方法の機能あるいは補助
機能を果たす1つまたはそれ以上の集積回路のような専
用ハードウェアで本発明の方法を実現することもでき
る。そのような専用ハードウェアには、画像用プロセッ
サ、デジタル信号プロセッサまたは1つまたはそれ以上
のマイクロプロセッサおよび関連するメモリが含まれ
る。
【0280】13. 装置−デジタルビデオ・ブラウザ・
システムの第2の実施形態 装置の第2の実施形態によるデジタルビデオ・ブラウザ
・システムについて本章で解説する。デジタルビデオ・
ブラウザ・システムの機能は、付属書類Dに含まれる記
述スキームのような、デジタルビデオ・リソース用に設
計された記述スキームを用いて自動生成されるデジタル
ビデオの記述によって可能になる。
【0281】デジタルビデオ・ブラウザ・システムによ
って、ユーザが非線形にデジタルビデオをブラウズし、
デジタルビデオに手入力で注釈をつけて、自動生成でき
なかった追加の記述情報を出力し、記述中の種々のディ
スクリプタの存在を検索することが可能になる。すべて
のこの機能が記述スキームとユーザとの相互作用によっ
て可能になること、及び、デジタルビデオ・リソースの
個々の記述が、次章で解説するブラウザによって他の電
子的にアクセス可能な任意のリソースに本質的に適用で
きることが本明細書の読者には明らかであろう。
【0282】このようなデジタルビデオ・ブラウザ・シ
ステムの一例が図16に図示されている。このシステムに
はビューイング・パネル1601、目次(すなわちTOC)パネ
ル1602、索引パネル1603から成るビデオ・ブラウザ・パ
ネル1600が含まれる。ビデオ・ブラウザ・パネル1600の
外側に、しかもシステム内にあるユーザ相互作用に必要
な3つのボタン、検索用ボタン1605、再生用ボタン160
6、オン/オフボタン1607がある。
【0283】デジタルビデオ・ブラウザ・システムのパ
ネルとユーザとの相互作用はタッチセンサー式ビデオ・
ブラウザ・パネルによって行うことができるが、この特
性はシステムのオペレーションに必要なものではない。
デジタルビデオ・ブラウザ・システムのオペレーション
について図16を参照しながら解説する。
【0284】新しいデジタルビデオ・リソースがデジタ
ルビデオ・ブラウザ・システムに追加されると、所定の
記述スキームがデジタルビデオ・リソースに適用され、
その結果、開始された記述スキーム中の関連するディス
クリプタハンドラのコンテンツ作成方法が得られる。別
の実施形態では、デジタルビデオ・リソースに適用でき
る2つ以上の記述スキームを設けてもよい。例えば、デ
ジタルビデオ・ブラウザ・システムは付属書類BとDに含
まれる記述スキームを出力することもできよう。このよ
うな実施形態では、ユーザが各々の新しいデジタルビデ
オ・リソースに対して適用したいと考える記述スキーム
の選択手段が必要となる。したがって、例えば、フット
ボールの試合から得たクリップを含む新しいデジタルビ
デオ・リソースが追加されていた場合、付属書類Bの記
述スキームを利用する可能性が最も大きくなる。しかし
デジタルビデオ・リソースに最近の休日のクリップが含
まれている場合には、付属書類Dに含まれる記述スキー
ムの方がより適切であると思われる。
【0285】2つ以上の記述スキームが利用可能な場
合、利用の対象とする最も適切な記述スキームの選択は
ある程度まで自動化すること可能である。記述対象のリ
ソースを分析して特定の記述スキームの使用を一般的に
示すキー特性をそのリソースが含むかどうかを調べるこ
とができる。例えば、デジタルビデオ・リソースの音声
トラックを分析してレフリーの笛から生じる反復的笛の
音を探すこともできる。そのような音が検出された場
合、特定の記述スキーム(付属書類Bに示される記述スキ
ームなど)の使用を示す証拠を提供することもできる。
【0286】付属書類Bに含まれるような単純な記述ス
キームには、記述(これもまたディスクリプタである)用
として指定された単一ディスクリプタハンドラが存在
し、このハンドラによって記述用としてコンテンツ全体
が生成される。
【0287】他の記述スキームでは、2つ以上のディス
クリプタが、ただそのディスクリプタのコンテンツの自
動生成を行う責任を負う関連するディスクリプタハンド
ラを有することもできる。例えば、付属書類Dに示され
る記述スキームについて考察してみよう。VideoDescrip
tionディスクリプタD1は関連するディスクリプタハンド
ラD2を有し、このハンドラD2によって一連の個々のショ
ットの中へデジタルビデオ・リソースを自動的にセグメ
ントする方法が与えられる。このショット・ディスクリ
プタD3は関連するディスクリプタハンドラD4を有し、こ
のハンドラD4によって、特定のショットの中からキー・
フレームを自動的に選択する方法が与えられ、次いで特
定のショットのコンテンツに関する情報(例えばそのシ
ョットに人間が含まれているかいないかとか、屋内ある
いは屋外のショットであるかどうか)を与える一連の意
味ラベルが生成される。生成されている記述中にディス
クリプタを作成する際にこれらのディスクリプタハンド
ラ法は実行される。したがって、(テンプレートとして
効率的に)記述スキームと、ハンドラーと関連のあるデ
ィスクリプタのためのコンテンツを自動的に生成する方
法を提供する1セットのディスクリプタハンドラとを用
いて記述を漸次構成することができる。そのようにして
生成された記述の一例が付属書類Eに示されている。
【0288】図16に描かれているデジタルビデオ・ブラ
ウザ・システムの場合、TOCパネルの代わりに索引パネ
ルでアクセスすることができるディスクリプタは索引デ
ィスクリプタとして類別される。表現ルール(第8章「リ
ソースの記述の呈示方法」参照)を用いて索引ディスク
リプタとしてのディスクリプタか、TOC用ディスクリプ
タとしてのディスクリプタかの類別が行われる。各記述
スキームは対応する表現ルールセットを有するデジタル
ビデオ・ブラウザ・システムによって使用される。例え
ば、記述スキーム中のディスクリプタ定義の各々に表現
ルールを適用してこの類別の目的のためのディスクリプ
タの定義に属性定義を追加することもできる。この追加
された属性定義は#FIXED“Index”あるいは#FIXED“TO
C”という属性デフォルトを持ち、索引ディスクリプタ
とTOC用ディスクリプタのそれぞれを類別することもで
きる[注意:デフォルト値における#FIXEDキーワードの使
用は類別装置(classifier)の値をそのデフォルト値から
変更することを意味し、その結果無効XML構成に従って
無効記述ということになる。]。
【0289】索引ディスクリプタとしてどのディスクリ
プタを使用すべきかを選択することは、ある書籍の索引
にどのキーワード又はフレーズを選択するかに類似して
いる。換言すれば、この選択は表現ルールという結果を
得るオーサリング・タスクである。一般に、TOC用ディ
スクリプタとして類別されるディスクリプタはリソース
の構造的要素(すなわちある書籍のTOCの中に正常に現れ
る構成要素)を表すものである。したがって、例えばシ
ョット・ディスクリプタはTOC用ディスクリプタであ
る。索引ディスクリプタは一般にTOC用ディスクリプタ
の属性を表す(例えばショット・ディスクリプタに人間
が含まれるか、屋内の場面か屋外の場面かなど)。
【0290】索引ディスクリプタは記述を表すために使
用される内部ツリー構造の葉(外点)ノードである[記述
の内部表現については、第2章.3「記述オブジェクト・
モデル(DesOM)」で詳細に解説した]。表現ルールが存在
しない場合、実現されたデジタルビデオ・ブラウザ・シ
ステムでこの属性を用いて索引ディスクリプタとTOC用
ディスクリプタとを暗黙のうちに区別することができ
る。デジタルビデオ・ブラウザ・システムでは表現ルー
ルを用いて索引ディスクリプタとTOC用ディスクリプタ
との間の明白な識別を行う。付属書類Dの記述スキーム
に適用可能な1セットの表現ルールが付属書類Fに示さ
れている。
【0291】デジタルビデオ・ブラウザ・システムはデ
ジタルビデオ・リソースのコレクションにアクセスす
る。このデジタルビデオ・リソースは本明細書ではデジ
タルビデオ・ライブラリと呼ばれる。新しく記述された
デジタルビデオ・リソースは単に記述されたデジタルビ
デオ・リソースの現行のコレクションに添付されている
ものにすぎないことがある。或いは(第11章「遠隔デジ
タルビデオ・ブラウザ装置」参照)、ユーザはドラッグ
・アンド・ドロップ手段を用いて所望の位置に新しい項
目を挿入することができる。デジタルビデオ・ライブラ
リ自体は記述可能なリソースである。したがって、デジ
タルビデオ・ブラウザ・システムの初期化の際に、デジ
タルビデオ・ライブラリ用記述スキームを用いて、デジ
タルビデオ・ライブラリ用の記述が自動生成される。
【0292】デジタルビデオ・ライブラリの記述は、ラ
イブラリに記述されたデジタルビデオ・リソースの個々
の記述の階層的表現だけを含む非常に単純なものにする
ことができる。換言すれば、記述はライブラリで記述さ
れたデジタルビデオ・リソースの所在位置に関して知る
必要がない。この記述はライブラリに記憶されたデジタ
ルビデオ・リソースの記述のカタログにすぎない。個々
の記述の各々はその対応するデジタルビデオ・リソース
を参照する。
【0293】デジタルビデオ・ライブラリのための記述
スキームの一例が付属書類Gに含まれている。デジタル
ビデオ・ライブラリの記述にゼロまたはそれ以上のセク
ション要素あるいはゼロまたはそれ以上の項目要素を含
むことができる。この場合各項目要素はデジタルビデオ
・ライブラリ(すなわちXML文書)中の個々の記述を参照
する。付属書類Gに含まれる記述スキームに従うデジタ
ルビデオ・ライブラリの記述が付属書類Hに示されてい
る。
【0294】ブラウジング中、ビデオ・ブラウザ・パネ
ル1600中のTOCパネル1602の関連のあるディスクリプタ
を選択することにより、ユーザはデジタルビデオ・ライ
ブラリのセクションを選択することができる。この選択
方法によってデジタルビデオ・リソースへの非線形アク
セスが行われる。一般に、これらの選択はTOCパネルの
中で強調されどれが現在選択されているかが表示され
る。ユーザは、“Play(再生)”ボタン1606を押すことに
よりすべての強調された選択を選ぶことができる。
【0295】或いは、ユーザはセクション、項目あるい
は索引パネル1603中の関連のある索引ディスクリプタを
選択することにより、デジタルビデオ・ライブラリの項
目部分を検索することができる。単純なデジタルビデオ
・ブラウザ・システムを実施する際、索引ディスクリプ
タは指定された特性を示す単純なブール存在(booleanpr
esence)を含意する。例えば、PeopleScene索引ディスク
リプタ(付属書類DのD5参照)は人間がスナップ写真中に
存在しているかいないかのいずれかを示すことができ
る。もっと高度のデジタルビデオ・ブラウザ・システム
では索引ディスクリプタは何らかの表現値を要求するこ
とができる。例えば、“Date”索引ディスクリプタは検
索を行うことができる前に指定された値を要求する。
【0296】デジタルビデオ・ライブラリのTOCコンテ
キストの範囲で検索を行うことができる。例えば、ユー
ザが特定のデジタルビデオ・リソースの範囲内でPeople
Sceneディスクリプタの検索を望む場合、デジタルビデ
オ・ブラウザ・システムでは、ユーザはTOCパネル1602
でその特定のリソースをさがすためにTOC用ディスクリ
プタを選択し、索引パネル1603で所望の索引ディスクリ
プタを選択し、“Search(検索)”ボタン1605を押すこと
ができる。次いで検索処理の結果、TOCパネル1602で選
択された(例えば強調された)検索基準を満たすすべての
TOC用ディスクリプタが得られる。次いでユーザは、“P
lay(再生)”ボタン1606を押すことによってすべてのデ
ジタルビデオ・リソースの選択されたセクションの再生
を選択することができる。
【0297】選択ルール(第10章「リソース記述の選択
方法」参照)を用いてデジタルビデオ・ブラウザ・シス
テムで検索を実行することができる。TOCコンテキスト
は選択ルールのパターンの一部として自動的に挿入され
る。検索処理によって、この選択ルールパターンは各々
の関連のある記述に適用され、表現ルールを用いてすべ
ての選択可能な属性用として追加された選択属性が更新
される。選択可能な属性は記述スキームとアプリケーシ
ョンとの間で変化する。付属書類Dに含まれる記述スキ
ームの場合、選択可能なものとして類別できる唯一のデ
ィスクリプタは、ビデオ記述とショット・ディスクリプ
タ(付属書類Fの表現ルール参照)となろう。
【0298】またデジタルビデオ・ブラウザ・システム
には、記述スキームに従って、デジタルビデオ・リソー
スについての手入力による注釈を行う機能も設けられて
いる。特定のTOC用ディスクリプタが選択された場合、
関連のある索引ディスクリプタ1609を索引パネル1603に
表示することができる。索引ディスクリプタは、アイコ
ン(これらのアイコンはディスクリプタ定義でターゲッ
トにされた表現ルールによって好適に指定される)によ
って好適に表示される。選択されたTOC用ディスクリプ
タを見る(再生する)ことができ、次いで索引ディスクリ
プタ(例えば1610)を表すアイコンをビューイング・パネ
ル1601の注釈エリア1604の中へドラッグすることによっ
て手入力で注釈をつけることができる。このようにして
作成された注釈は次いでリソースに関する記述に追加さ
れ、次のブラウジングで利用可能となる。
【0299】デジタルビデオ・ブラウザ・システムの実
行の際、種々のTOC用ディスクリプタにタイトルをつけ
る形の注釈も可能である。例えば、正常なパーソナル・
コンピュータのソフトウェアで実行されるデジタルビデ
オ・ブラウザ・システムでは、ディスクリプタのスクリ
ーン表示を選択することができ、次いでコンピュータの
キーボードを用いてディスクリプタのタイトルを入力す
ることもできる。タッチセンサー式表示装置を介してビ
デオ・ブラウザ・パネル1600へのアクセスが行われる代
替実施形態では、ペン入力インターフェースによってテ
キストタイトルのユーザ入力を行うこともできるし、あ
るいは、画面に触れて特定のディスクリプタを選択し、
ユーザがタイトルの入力を音声で行い、ビデオ・ブラウ
ザシステムの音声−テキスト変換モジュールがその発声
された語をテキストに変換し、ディスプレイ上のタイト
ルが予期される位置にその結果を表示することによって
タイトルを伝えるという方法を介して入力を行うことも
できる。
【0300】ブラウジングのために新しい記述を検索す
るときはいつでも記述はDesOMに変換処理される。ビデ
オ・ブラウザシステムで記述が実際に示される前に、記
述の記述スキームと関連する任意の推量または同値ルー
ル(第8章「リソースの記述拡張方法」参照)の処理が行
われる。この処理には、記述に対して、それ以上の変更
を行うことができなくなるまで、定義された推量ルール
による反復処理が伴う。ルールセット中に循環的依存が
存在しないことをこのルール処理が必要とすることは明
らかである。シリアル化された記述の一部であったディ
スクリプタから推量された新しいディスクリプタの作成
が推量及び/又は同値ルールの結果として得られる。好
適には、この処理によって作成される任意の新しいディ
スクリプタが関連する記述スキームの一部として定義さ
れるようになること(さらにそのまま索引またはTOC用デ
ィスクリプタとして類別されること)が望ましい。推量
ルールは注釈イベントの作成時に再処理を必要とする。
【0301】14. 装置−遠隔デジタルビデオ・ブラウ
ザ装置の第3及び第4の実施形態 前章で解説したデジタルビデオ・ブラウザ・システムは
専用遠隔装置として設けることができる。本章では、デ
ジタルビデオ・ブラウザ・システムの2つの可能な遠隔
装置の実施形態について図17と図18とを参照しながら解
説する。
【0302】デジタルビデオ・ブラウザ・システムの第
1の遠隔装置は図17に図示されている。この実施形態で
は、ビデオ・ブラウザ1700にはデジタルビデオ・ライブ
ラリ用の記憶装置は含まれてない。ビデオ・ブラウザ17
00は無線送受信機1702および無線接続1703を用いてサー
バー1710により交信を行う。サーバー1710はデジタルビ
デオ・ライブラリ1711を含む記憶装置との接続1714を有
する。ビデオ・ブラウザによってブラウズすることがで
きるすべてのデジタルビデオ・リソースはこのデジタル
ビデオ・ライブラリ中に記憶される。好適にはこの遠隔
装置において、デジタルビデオ・リソースのすべての記
述をこのライブラリ1711中に記憶することが望ましい。
また、サーバー1710は、デジタルビデオ・リソースの一
般大衆向けの表示に使用できる大画面表示装置1712とつ
ながる接続1714を備えている。好適には、サーバー1710
とデジタルビデオ・ライブラリ1711との間、および、サ
ーバー1710と大画面表示装置1712との間の接続は有線接
続であることが望ましい。
【0303】ビデオ・ブラウザ装置1700とは独立したサ
ーバー1710と直接接続するデジタルビデオ・ライブラリ
1711に新しいデジタルビデオ・リソースを追加すること
ができる。デジタルビデオ・ライブラリ1711にこれらの
リソースが(例えばデジタルビデオカメラから)追加され
るとき、デジタルビデオ・リソースの記述が記述スキー
ムを用いて自動生成される。また、今回は通常、記述の
生成後、ユーザがオプションとしてデジタルビデオ・リ
ソースのセクションにタイトルをつけることもできる。
デジタルビデオ・ブラウザ装置を用いてブラウジングを
行うとこれらのタイトルが視覚化される。
【0304】パワーアップ時にビデオ・ブラウザ装置は
無線接続1703を用いてサーバー1710と接続する。サーバ
ー1710はデジタルビデオ・ブラウザ装置へデジタルビデ
オ・ライブラリの記述を伝える。デジタルビデオ・リソ
ースの記述のように、この記述は(この場合デジタルビ
デオ・ライブラリ用として)記述スキームに従い、XML文
書でシリアル化される。デジタルビデオ・ライブラリの
記述の一例が付属書類Hに示されている。
【0305】遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置1700
は、関連する記述スキームを永久に記憶するか、サーバ
ー1710との接続時にこれらの記述スキームをダウンロー
ドするかのいずれかを行うことができる。記述スキーム
を得る後者の方法のほうが好まれる。デジタルビデオ・
ライブラリの記述及び関連する記述スキームには、デジ
タルビデオ・ブラウザ装置1700上に索引パネルとTOCパ
ネルとを表示するために必要なすべての情報が含まれ
る。この場合ユーザは、デジタルビデオ・ブラウザ装置
を用いて、デジタルビデオ・ライブラリの中を航海しな
がら、見たいビデオ・リソースを選択したり検索するこ
とができる。好適には、タッチセンサー式スクリーンを
介してTOCと索引パネルによるナビゲーションが可能で
あることが望ましい。ナビゲーションの別の方法(例え
ばペンまたは単純なキーボード)を用いることもでき
る。
【0306】デジタルビデオ・ブラウザ・ユーザが、デ
ジタルビデオ・リソースの特定の選択を“再生(Play)”
することを選択したときだけ、デジタルビデオ・ライブ
ラリ1711から遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置1700へ
必要なデジタルビデオ・リソースを伝送することが必要
となる。好適には、デジタルビデオ・リソースを記憶
し、圧縮した形(例えばMPEG-1またはMPEG-2)で伝送し、
サーバー1710と遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置1700
との間での必要な無線接続1703の帯域幅が最小化される
ことが望ましい。
【0307】遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置にオプ
ションとして(図16に図示のボタンの)追加ボタンを設け
ることができる。この追加ボタンを用いて遠隔デジタル
ビデオ・ブラウザ装置のビューイング・パネル1701をサ
ーバー1710と接続した大画面表示装置1712に対して割り
当てることができる。この割り当てを行って、遠隔デジ
タルビデオ・ブラウザ装置1700からサーバー1710へ必要
な表現の記述(すなわちXML文書)の再割り当てを行うこ
とができる。この記述は、選択されたデジタルビデオ・
リソースのすべての選択されたセクションのリストと同
じくらい非常に単純なものにすることもできるビデオ表
現用記述スキーム(例えば付属書類I)に従うことにな
る。ビデオ表現のサンプル記述は付属書類Jに示されて
いる。
【0308】ビデオ・ブラウザシステムによって、表現
のための記述スキームをまず読込むことによりビデオ表
現用記述(例えば付属書類I)が生成される。この記述ス
キームにはビデオ表現に必要なディスクリプタの定義が
含まれる(例えば、付属書類IのVideoDescription参照、
ショット参照ディスクリプタ定義)。次いで、ブラウザ
によって読込まれた記述スキームと、表現のために選択
されたリソースに関する情報とを用いて、ビデオ・ブラ
ウザシステムによって表現の記述が生成される。このス
テップの結果として付属書類Iに例として示されている
ような記述が得られる。次いで描画用出力装置1712へこ
の記述を割り当てることができる。
【0309】好適には、この記述はサーバー1710によっ
て解釈され、選択されたデジタルビデオ・リソースの対
応するセクションが大画面表示装置1712へ描画されるこ
とが望ましい。この描画はサーバー1710によって行わ
れ、画素データが接続1714を介して伝送されるが、大画
面表示装置1712が圧縮されたデジタルビデオ・リソース
を復号化する処理能力を備えている場合には、接続1714
を介してこの圧縮したリソースを伝送し、次いで復号化
し、大画面表示装置1712に描画を行うことができる。
【0310】デジタルビデオ・リソースの記述に表現ル
ールを適用するのと同じ方法で、選択された項目の表現
に表現ルールを適用できることは明らかである。デジタ
ルビデオ・リソースの表現に適用可能な表現ルールのな
かには、特定のデジタル・ビデオクリップ(例えばフェ
ード(fade)、カット(cut)、ワイプ(wipe)など)のショッ
トの間に遷移のタイプを挿入することを指定するルール
と、表現されているビデオ上にクリップ・タイトルを描
画すべきかどうかを指定し、描画すべき場合には、使用
するタイトル描画のスタイルを指定するルールを含むも
のもある。デジタルビデオ・リソースの記述スキームと
数セットの表現ルールをリンクすることもできる同じ方
法で、ビデオ表現用記述スキームとリンクする表現ルー
ルセット中にこれらのルールをグループ化することもで
きる(付属書類D参照)。
【0311】代替デジタルビデオ・ブラウザを実行する
ことにより、ユーザは、選択されたデジタルビデオ・リ
ソースの表現のための追加表現ルールを指定することが
可能になる。例えば、このブラウザを実行することによ
り、ユーザは、録画された速度またはそれより低速ある
いは高速のいずれかの速度で、ある特定の選択ビデオリ
ソースを再生するかどうかを指定することが可能にな
る。ビデオの再生速度の変更は興味深い表現効果を与え
ることができる。同様に、デジタルビデオ・ブラウザ・
ユーザは、ビデオ表現用記述スキームとリンクするルー
ルが出力するようなデフォルト・ベースの代わりに一回
限りの表現ベースに対して遷移のタイプを指定すること
もできる。これらの一回限りの表現ルールを組み合わせ
て単一のルールセットにすることができる。選択された
デジタルビデオ・リソースの再生をユーザが選択したと
き、(デジタルビデオ・ブラウザ装置自体であろうと、
あるいは、もっと可能性としては大きいが、表現が大画
面表示装置1712へ再割り当てされたときであろうと)サ
ーバー1710へ伝えられる表現記述の記述要素は上記単一
ルールセットを参照する。
【0312】ビデオ表現用記述スキームの一例(この例
は付属書類Dに示すビデオ記述スキームと共に使用する
こともできるが)を付属書類Iに示す。この記述スキーム
では、記述スキームの一部として標準的1セットの表現
ルールが設けられる。これらのルールはルールセットの
中にグループ化され、XML文書に記憶されている。このX
ML文書は“VideoPresentationRules.xml”と呼ばれる。
次いで、このルールセットは、VideoPresentationDescr
iption要素のruleSets属性I1にエンティティを指定する
ことにより記述スキームによって参照される。属性user
PresentationRulesI2が記述要素のVideoPresentationDe
scriptionサブクラスに追加され、任意の表現−特定ル
ールを含むXML文書を指定するエンティティを含むこと
ができるようになる。
【0313】付属書類Iに含まれるビデオ表現用記述ス
キームに従うビデオ表現用記述の一例が付属書類Jに示
されている。1セットの表現−特定ルールが、ビデオ表
現用記述要素のユーザ表現ルール属性(J1参照)を用いて
特定の表現用として指定されている。付属書類IとJの中
に含まれるサンプル記述スキームと表現記述とはその記
述スキーム中の特定のディスクリプタを参照するので、
サンプル記述スキームと表現記述とが付属書類Dに含ま
れるビデオ記述スキームに属することは明らかである。
例えば、VideoDescriptionReference要素には、参照さ
れるビデオ記述中のショット要素へのゼロまたはそれ以
上の参照が含まれる。特にshotIDRef要素J2は、記述中
のディスクリプタのIDへの参照を用いて、VideoEg1.xm
に含まれる記述中の特定のショット・ディスクリプタを
指定する。ビデオ表現用記述スキームで非常に特定的に
割り当てられる記述スキームを用いる必要はない。例え
ば、デジタルビデオ・ブラウザ・システムが2つ以上の
記述スキームと共に設けられている場合、より一般的な
ビデオ表現用記述スキームを使用することができる。
【0314】サーバー1710と接続した大画面表示装置17
12へビューイング・パネル1701を再割り当てできる能力
は、遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置を利用してユー
ザが聴衆と共有することを望む自分のデジタルビデオ・
ライブラリのセクションを選択できるので有用な特性で
ある。次いでそのデジタルビデオ・ライブラリの選択セ
クションを単に大画面表示装置1712へ再生することがで
きる。
【0315】デジタルビデオ・ブラウザ・システムの第
2の遠隔装置の実現例が図18に示される。この実現例で
はデジタルビデオ・ブラウザ1800が、デジタルビデオ・
ディスク(DVD)を読込む能力を備えた遠隔装置として設
けられている。一般に各DVDは独立のデジタルビデオ・
ライブラリのように処理され、その結果各DVDはDVDに含
まれるデジタルビデオ・ライブラリについてのそれ自身
の記述を持っている。DVD1815が遠隔デジタルビデオ・
ブラウザ装置1800の中へ挿入されるとき、ビデオ・ブラ
ウザ1800はDVDに含まれるデジタルビデオ・ライブラリ
についての記述を読込む。この装置では、デジタルビデ
オ・ライブラリを解釈するために必要な記述スキームは
好適に遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置に常駐してい
るが、記述スキームを各DVDに配置することも可能であ
ることは想像できる。同様に、デジタルビデオ・リソー
スの記述を解釈するのに必要な記述スキームはDVDか、
遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置かにのいずれかに配
置することができる。この装置の好ましい実現例では、
すべての必要な記述スキームは遠隔デジタルビデオ・ブ
ラウザ装置1800に配置される。ネットワーク1814と接続
したサーバーまたはコンピュータ1813とつながる無線送
受信機1802と無線接続1804を介してデジタルビデオ・リ
ソースのための新しい記述スキームをダウンロードする
ことができる。或いは、新しい記述スキームのダウンロ
ードを行うためにサーバーまたはネットワークされたコ
ンピュータで遠隔のデジタルビデオ・ブラウザをセット
することができる。
【0316】いったんデジタルビデオ・ライブラリの記
述がDVD1815から読込まれると、前に解説したようにユ
ーザはこのデジタルビデオ・ライブラリを通じてナビゲ
ーションを行うことができる。記述されたデジタルビデ
オ・リソースのセクションを選択し、遠隔装置で再生す
ることができる。この装置は、サーバーがデジタルビデ
オ・リソースと記述を記憶する必要がないということを
除いて多くの点で図17に描かれている装置と非常に類似
している。
【0317】遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置と無線
接続1803を行う大画面表示装置1810上で閲覧するため
に、選択されたデジタルビデオ・リソースのセクション
を選択することができる。この大画面表示装置1810は、
無線接続1803を介して伝送される圧縮されたデジタルビ
デオ・リソースを復号化し描画することができるプロセ
ッサを含むか、このプロセッサと直接接続しているかの
いずれかでなければならない。図17に描かれている遠隔
装置の場合と同様に、必要な表現の記述は大画面表示装
置1810へ伝えられる。さらに、描画の対象となる表現記
述に必要な任意のデジタルビデオ・リソースも伝えられ
なければならない。これらのリソースは一般に圧縮され
た(符号化された)形(例えばMPEG-1やMPEG-2)で伝えられ
る。大画面表示装置1810に含まれるか、大画面表示装置
1810と直接接続するかのいずれかのプロセッサは、表現
記述とその関連するデジタルビデオ・リソースを用いて
表現を描画する。描画処理は大画面表示装置1810の解像
度に通常適合させることができる。この解像度はハンド
ヘルド装置の解像度より通常大きい。
【0318】この装置1800の好ましい実現例では、選択
されたデジタルビデオ・リソースのその唯一の特定のセ
クションをその時示すことが必要な場合には、必要な表
現の記述によって、元のデジタルビデオ・リソースから
これらの必要なセクションが切り離され、必要な場合ハ
ンドヘルド装置に記録され、次いで大画面表示装置1810
へ伝えられる。このアプローチによって、無線接続1803
の通信帯域幅が低減される。或いは、デジタルビデオ・
リソース全体を伝えることが可能であり、表現を描画す
るプロセッサはデジタルビデオ・リソースの関連のある
セクションを抽出することを必要とする。帯域幅におい
て後者の実行の方がよりコストがかかるが、遠隔装置で
はデジタルビデオ・リソースの録画を伴わない。
【0319】様々なDVDのリソースの発見を容易にする
ためにこの遠隔デジタルビデオ・ブラウザ装置は、画像
として見た目に美しくDVDのコンテンツを表現するDVDカ
バーの印刷能力を持つこともできる。ビデオ表現用に記
述されるのとほぼ同じ仕方でこの印刷による表現を行う
ことができる。ある処理能力を持つプリンタ1812か、プ
リンタ(図18には図示せず)と直接接続したコンピュータ
かのいずれかとつながる無線接続1805を用いて上記印刷
能力を達成することができる。一般に印刷されたDVDカ
バーとなる(印刷された)表現用の記述は、デジタルビデ
オ・ブラウザ装置によって印刷用装置(プリンタ1812あ
るいプリンタと直接接続したコンピュータ)へ送信され
る。
【0320】ちょうどビデオ表現用記述スキームを設計
することができるようにこの表現用記述スキームを設計
することができる(例えば付属書類I参照)。例えば、最
も単純なレベルでデジタルビデオ・ライブラリ記述は印
刷された表現を基礎とすることもできる。次いで表現ル
ールを用いて空間的レイアウトと印刷された表現のカラ
ー構成、及び記述中の特定のディスクリプタとアイコン
またはキー・フレームとの関連付けを指定することもで
きる。アイコンあるいはキー・フレームのようなDVDの
コンテンツの視覚的符号の存在は識別と検索という目的
にとって重要である。
【0321】プリンタ1812か、プリンタと接続したコン
ピュータかのいずれかに配置されるプロセッサは必要な
印刷された表現と任意の設けられた表現ルールセットの
記述を利用して、設けられたキー・フレームを用いて特
定のDVDためのDVDカバーを描画することもできる。この
プロセッサは印刷された表現の記述を解釈することがで
きる必要がある。
【0322】15. 装置−メディア・ブラウザ・システ
ムの第5の実施形態 デジタルビデオ以外の電子的にアクセス可能なリソース
のブラウジングは、特定された記述スキームに従う記述
によって可能になる。ある代替実施形態では、メディア
・ブラウザ・システムによって任意の電子的にアクセス
可能なリソースの記述ベースのブラウジングが可能にな
る。これらの様々なリソースについて記述するために用
いられる記述スキームは著しく異なるものである場合も
あるとはいえ、共通のブラウジングの枠組み(本明細書
ではメディア・ブラウジングシステムと呼ぶ)を使用す
ることができる。第13章で解説したビデオ・ブラウザシ
ステムは本章で解説するメディア・ブラウザ・システム
の特定の実施形態である。しかし、ビデオ・ブラウザシ
ステムの多くの局面はメディア・ブラウザ・システムで
実現することもできる。
【0323】記述スキームに従って(例えばDDFを用い
て)一貫して各リソースを記述すること、および、その
結果生じる記述にリソースまたはリソースのセクション
とのリンクが含まれることがブラウジング方法によって
要求される。好適には、DDF(第2章参照)を用いてリソー
スについての一貫した記述方法を提供することが望まし
いが、リソースの記述の代替的方法を使用することもで
きる。例えば、W3CのXML-Schemaのような他の形式(sche
ma)言語を使用することもできる。XML-Schemaの場合、
第3章.1.2でDDF用として記述されたものとほぼ同じ方法
でコア・ディスクリプタ・コンポーネントを定義するこ
とができる。
【0324】さらに、本明細書で解説する実施形態で
は、記述スキームのディスクリプタ・コンポーネントは
リソースへのアクセスの軸を提供する所定の類別を用い
て更に類別される。この実施形態で使用するアクセスの
好ましい軸は構造的アクセス(目次(TOC)アクセス)と索
引アクセスである。例えば参考書の利用などで人々に熟
知されているのでこれらの軸は利用されてきた。アクセ
スのTOC軸によって、コンテキストに基づいてリソース
へのアクセスが行われる(すなわちリソースあるいはリ
ソースのセクションが他のリソースあるいはリソースの
セクションに関して存在する)のに対して、索引軸によ
って、(ちょうど参照書の索引のように)リソースに対し
てコンテキスト−自由アクセスが効率良く行われる。デ
ィスクリプタ・コンポーネントを類別してアクセスを行
うためのTOC軸と索引軸に変える利点は、メディア・ブ
ラウザ・システムが、(現在のウェブ-ブラウジング技術
という意味の)ブラウザと、あるブラウザ中の検索エン
ジンとの双方で機能できるということであることはブラ
ウジング技術の当業者には明白である。
【0325】様々なアクセス軸を使用することが可能で
あり、軸の数は2つに限定されるものではない。例え
ば、メディア・ブラウザ・システムは、デジタルビデオ
・ブラウザ・システムを表す図16に示されるものと類似
したインターフェースを用いることもできるが、ビュー
イング・パネルの左側にアクセスの更なる軸を有しオー
ディオ・イベントを介してデジタルビデオへのアクセス
を行うこともできる。別の変更例は2つ以上のTOC軸を
使用してブラウズ可能なコンテンツに対して2つ以上の
構造的閲覧を可能にすることができるものである。例え
ば、1つのTOCはコンテンツの範疇(例えば誕生日の画像
など)を用いてブラウジングアクセスを行うことがで
き、もう一方の軸は作成日付によってアクセスを行うこ
とができる。
【0326】デジタルビデオシステムのために記述され
た方法(第13章参照)を用いてアクセス軸へのディスクリ
プタ・コンポーネントの所定の類別を行うことができ
る。
【0327】メディア・ブラウザ・システムが、記述が
従う記述スキームとリソースのクラス用プロセッサにア
クセスすることができる限り、リソースに関する記述を
用いるメディア・ブラウザ・システムによって任意の電
子的にアクセス可能なリソースにアクセスすることがで
きる。例えば、デジタルビデオ・リソースはMPEG-1ある
いはMPEG-2プロセッサ(再生装置)が存在することを要求
し、画像はJPEGビューワーを要求し、オーディオ・オブ
ジェクトはオーディオプロセッサMP3を要求することが
できる。これらのプロセッサはブラウザを好適に記憶
し、必要なときにリソースによって新しいプロセッサを
ダウンロードすることができる。DDFを用いるメディア
・ブラウザはリソースによって要求されるプロセッサを
記述スキーム中の関連のある表記法宣言によって特定す
る(第3章.1.2.2参照)。
【0328】リソースはウェブで入手可能な電子文書あ
るいは他のリソースであってもよい。リソースはまた電
子装置であってもよい。またTOC軸に現れる記述はウェ
ブ上の様々なサイトに位置することができる。この意味
で、TOC軸は1セットの記述上の栞に例えることができ
る。TOC項目には他の記述、個々のリソースあるいはリ
ソースのセクション(例えばデジタルビデオの時空的範
囲)とのリンクが含まれる。
【0329】ウェブ上のリソース・ライブラリ・プロバ
イダがDDFのような一貫した方法を用いて自分のリソー
スを記述した場合、関心のあるすべてのリソース・ライ
ブラリにわたって特定のユーザへTOC軸を展開すること
もできることは当業者には明らかである。換言すれば、
TOCは、ユーザがリソースを求めてブラウズし検索する
こともできる情報の眺望を表すことができる。これは、
ユーザが、所望のリソースを検索するために各デジタル
・リソース・ライブラリ・サイトを順に訪問する必要が
ないという利点を有する。
【0330】デジタルビデオ・リソースのために記述し
たのと同じ方法でメディアをブラウズし、注釈をつけ、
検索することができる(第13章参照)ブラウジング中様々
な軸に出現するディスクリプタが、任意の特定のインス
タンスでのブラウジングのコンテキストに関連のある記
述スキームに依存して変わることは明らかである。例え
ば、2つ以上の記述がコンテキスト中に現在存在し、こ
れらの記述が異なる記述スキームに従う場合、関連する
記述スキームで索引ディスクリプタとして類別されたす
べてのディスクリプタ・コンポーネントを反映すること
になる。換言すれば、メディア・ブラウジングシステム
で任意の時刻に示される1セットの索引ディスクリプタ
はコンテキストの中に現在ある記述と関連のあるすべて
の記述スキームから生じる数セットの索引ディスクリプ
タの統一(union)を表す。他の実施形態では、関連する
記述スキームから生じる数セットの索引ディスクリプタ
の交点を表す索引ディスクリプタのみを示すことも可能
であろう。この場合、メディア・ブラウジングシステム
によってブラウジング用索引として出力できるようにな
る前に、索引ディスクリプタが関連する記述スキームの
各々に存在することを必要とする。
【0331】索引パネルを用いる検索用のTOCコンテキ
ストの選択は、デジタルビデオ・ブラウザ・システムの
ために記述された方法を用いてメディア・ブラウザ・シ
ステムで実行される(第13章参照)。
【0332】記述のディスクリプタ・コンポーネント
と、リソースの空間的に及び/又は時間的に局在化した
セクションと間のリンクをロケータと範囲を用いて記述
中に表すことができる(これらの構成をどのようにDDFの
コンテキストで用いるかについては第3章.1.4参照)。好
適には、選択されたリソースの再生/閲覧をユーザが選
択するとき、メディア・ブラウザによってこれらのリン
クのナビゲーションが自動的に行われることが望まし
い。選択されたディスクリプタとリンクした空間的及び
/又は時間的範囲がメディア・ブラウザによって特定さ
れ、その範囲を含むリソースのセクションの再生/閲覧
が行われる。
【0333】例えば、ディスクリプタはデジタルビデオ
中の空間的および時間的に局在化したオブジェクトを参
照することもできる。このオブジェクトは長方形の境界
ボックスによって空間的に、また画像フレームの範囲に
よって時間的に表すことができる。ユーザがオブジェク
トのディスクリプタを選択し、その選択ディスクリプタ
の再生を選択した場合、メディア・ブラウザによってそ
のオブジェクトを含むフレームが自動的に特定され、ビ
デオのセクションのみの再生が行われる。
【0334】メディア・ブラウジングシステムは、ブラ
ウジングを行うエンティティ[例えば(DDF)記述]がブラ
ウズの対象とするリソースの記述のみを含むという点で
現行のHTMLブラウザとは異なる。HTMLブラウザの場合、
HTML文書はリソースを表し、リソースの表現を制御し、
リソースに関するある記述(メタタグ)を含む。ブラウザ
では一般に記述情報は使用されない。これと対照的に、
メディア・ブラウザ・システムでブラウジングを行うエ
ンティティはリソースの記述のみである。これらの記述
には閲覧あるいは再生の対象となる関連のあるリソース
あるいはリソースのセクションとのリンクが含まれる。
リソースの記述を用いるブラウジングにより得られる重
要でかつ最も明白な利点は非テキストリソース(例えば
デジタル信号)へのブラウジング・アクセスである。し
かし、リソースに関して入手可能な記述情報のブラウジ
ングを利用して、注釈と検索を含むことができるより豊
かなブラウザ用インターフェースがメディア・ブラウザ
・スタイルによって提供する。また、このより豊かなイ
ンターフェースはテキスト文書(例えばXMLおよびHTML文
書)に対しても利用可能である。
【0335】図20は第5の実施形態によるメディア・ブ
ラウジングシステムの一例を示す図である。メディア・
ブラウザ・システム2000には表示用窓2006、目次(すな
わちTOC)用パネル2002および索引パネル2004が含まれ
る。TOCパネル2002によってユーザに関心のあるすべて
のリソースおよびリソース・ライブラリの目次が表示さ
れる。一般にウェブを介して個々のアイテムを配布する
個人用ライブラリがTOCによって効率的に表示される。T
OCは様々な記述ライブラリあるいは単一の記述の中に入
った1セットの栞あるいはポインタのようなものであ
る。
【0336】TOC軸によって、ユーザがブラウズする情
報の眺望が与えられる。TOCの個々の項目は以下のもの
とすることができる: (i) 含まれる項目を見せるために展開されたもの、あ
るいは含まれる項目を見せないようにするために隠され
たもの (ii) 再生/閲覧用に選択されたもの (iii) (例えば検索を行うための)現在のコンテキスト
のために選択されたもの
【0337】好適には次の方法でこれらのブラウジング
機能を可能することが望ましい。各TOC項目は、ノード
記号(例えば大きな弾丸記号)と(記述中の対応するディ
スクリプタによって定義される)ノード・コンテンツか
ら成る。ノード・コンテンツは、(ビデオのセクション
を表すために好適に使用されるような)画像であっても
よいし、あるいは(個人用ライブラリの中のセクショ
ン、情報の展望、あるいはリソースのいずれを問わずそ
の個人用項目が表すものについて)その項目を記述する
ことができる何らかのテキストであってもよい。
【0338】TOC項目は、ノード記号に対してチェック
を行うことにより展開されたり、隠されたりする(すな
わちノード記号はトグルとして機能する)。ノード記号
は項目を展開できるかどうかを示すものであることが望
ましい。例えば、項目を含んでいる場合、中央が白い黒
丸記号としてノード記号を表示することができ(すなわ
ち展開できる)、さらにノード記号を展開できない場合
は、中を黒く塗りつぶした黒丸記号として表すことがで
きる。
【0339】ノード・コンテンツをクリックすることに
より閲覧/再生用としてTOC項目を選択することができ
る。好適には1つの項目を閲覧/再生するためのキュー
が1回のクリックで示されることが望ましい。それによ
ってダブル・クリックアクションによって項目の即時の
閲覧/再生という結果が得られる。閲覧/再生用として並
んでいる項目は、ユーザがメディアの呈示を選択したと
き再生される。メディア・プレゼンタ・ツールについて
は本章で後に解説する。好適にはボタンが制御エリア20
16に現れ、表示が始まることが望ましい。このボタンの
押圧はユーザ選択のプラグ・インツールである現在の表
示ツールを関係する。このような多くのプラグ・インツ
ールを使用できることは明らかである。ユーザが画像に
のみ関心がある場合、画像用プラグ・インツールが必要
となる。ユーザコンテンツの範囲をブラウジングしてい
る場合には、さらに高度のプラグ・インツールが必要と
なる。このツールによって様々なタイプのリソースの再
生/閲覧を行うためのさらに特定のツールを呼び出すこ
とが必要となる。
【0340】好適には、選択された項目はノード・コン
テンツを強調することにより非選択項目と区別され(ノ
ード・コンテンツのテキストをボールドで表示したり、
画像や視覚に訴えるアイコン・フレームを強調する)こ
とが望ましい。他の項目を含む項目を選択することによ
りこれらの含まれた項目も自動的に選択される。
【0341】またコンテキストに対してTOC項目を選択
することができる。好適にはノード記号を右クリックす
ることによりコンテキスト選択を行うことが望ましい。
このアクションの結果ノード記号とノード・コンテンツ
の双方の周りに表示されるカラーフレームが得られる。
ノード記号の上をただ右クリックすることにより任意の
コンテキストを除去することができる(すなわちノード
記号の右クリックはコンテキストについて選択を行うト
グルとして機能し、ノード記号の左クリックは展開/隠
蔽用トグルとして機能する)。項目のノード・コンテン
ツの右クリックを使用して、対応する項目の属性を表示
することができる。好適には、これらの属性はそのノー
ド項目に属する索引ディスクリプタを含むことが望まし
い。
【0342】本発明の精神と範囲から逸脱することなく
多くの様々な方法でTOC軸のブラウジング機能の実行が
可能であることは当業者には明らかである。
【0343】好適にはメディア・ブラウザ・システムの
各軸がスクロールできることが望ましい。このことは、
拡張された形でTOCのセクションを保持できること、お
よび、更なるセクションをスクロールして閲覧できるこ
とを意味する。ノード・コンテンツに隣接する(吹き出
しのような)小さなパネルにこれらの属性を表示するこ
とができる。
【0344】最初に、索引パネル2004によって、すべて
の目次項目と関連するすべての索引項目が表示される。
本例では、ユーザがコンテキストに対して目次項目“画
像−誕生日”2008を現在選択しているということを理解
することができる。次いで、メディア・ブラウザ・シス
テム2000によって、索引パネル2004に現在選択された目
次項目(例えばこの場合では誕生日を示す画像)に対応す
る記述スキームが決定する索引リストが表示される。
【0345】またメディア・ブラウザ・システムによっ
てユーザが更なる記述を行ったりTOC項目に注釈をつけ
ることが可能になる。表示されたTOC項目上へ表示され
た索引項目をユーザがドラッグすることにより注釈を行
うことができる。この形の注釈は、ドラッグされた索引
項目が対応するTOC用ディスクリプタのための有効なデ
ィスクリプタである場合にのみ許される。例えば、対応
する“人”ディスクリプタがその画像ディスクリプタに
有効なディスクリプタである場合、ユーザが特定の誕生
日を示す画像上へ“人”索引項目をドラッグすることが
可能となる。“人”ディスクリプタは表現値を持ってい
ないディスクリプタの一例である。すなわち、この場
合、画像中の人の存在を示すブール・インジケータのよ
うに機能する。多くの索引ディスクリプタは注釈処理の
一部として表現値を指定することが要求される。これら
の場合、必要な索引項目がTOC項目上へドラッグされる
とき、そのTOC項目に対して対応するディスクリプタを
表すことが許されるならば、ユーザが必要な表現値を入
力するための編集用ボックスのフィールドが表示され
る。好適には、入力された表現値がディスクリプタに必
要な形をしていることをメディア・ブラウザ・システム
が保証することが望ましい。例えば、特別のISO規格に
準拠して日付を指定することもできる。表現値のデータ
の種別化については第2章に解説されている。
【0346】TOC項目の属性を閲覧するように選択する
ことによって、TOC項目に追加された索引ディスクリプ
タを閲覧することができる。好適には、ノード・コンテ
ンツを右クリックすることによりTOC項目の属性を表示
できることが望ましい。
【0347】好適にはすべてのディスクリプタが注釈可
能なものとして閲覧されることが望ましい。記述の源が
遠隔地のデータベースであって更新を行うのに利用でき
ない場合、これらの注釈は遠隔の記述とつながるリンク
を有する更新された記述のコピーとしてローカルに記憶
される。関連のあるTOC項目用リンクが更新され、記述
の更新されたローカルなコピーが参照される。次に続く
ブラウジング・セッションでは記述のローカルなコピー
が読込まれ、遠隔地からの記述を得ることによりブラウ
ザが使用する記述が構成され、この記述はローカルなコ
ピーに従って修正される。この方法によって、ユーザが
遠隔からの記述の変更を利用できることが保証される
(すなわち、ローカルなコピーはオリジナルの記述を単
に上書きするだけのものではない)。これを行う代替的
方法は、部分的記述形式でひたすらローカルに注釈を記
憶することである。特別な記述スキームによってこれら
の注釈の形式を定義することもできる。
【0348】注釈処理の別の変更例によって読込み専用
ディスクリプタが許される。例えば、(第2章で定義した
ような)コア記述要素を補正し読込み専用属性を含むよ
うにすることができる。記述が読込み専用項目として類
別された場合、ユーザはその記述に対応するTOC項目に
注釈をつけることが許されなくなる。
【0349】好適には、索引パネル2004に問合せのユー
ザ入力用の各索引項目と関連する入力ボックス2014を含
むことが望ましい。この様にして、ユーザは、例えば日
付索引と関連する入力用ボックスに日付問合せ(例えば1
999年7月)を入力することができる。次いで、メディア
・ブラウザによって(すなわち1999年7月という日付値を
持つ)問合せが満され、TOCの現在の選択されたコンテキ
スト(すなわち誕生日画像)に含まれる任意のTOC項目がT
OC中で強調される。
【0350】好適には、索引パネル2004にもユーザが自
由な問合せ入力を行うための入力用ボックス2010が含ま
れることが望ましい。すべての記述スキームにわたる検
索用エンジンのための入力用インターフェースとしてこ
の入力用ボックス2010が使用される。好適には、自然言
語として自由な問合せが入力され、次いで処理が行わ
れ、TOCコンテキストに対応する索引ディスクリプタを
利用して構造化された問合せに変換されることが望まし
い。
【0351】或いは、プラグ・インツールによって検索
機能を設けることができる。このプラグ・インツール
は、索引パネル2004を用いてユーザの問合せ構成を支援
するメディア表示窓2006を利用するものである。スクリ
ーンの底部にある制御エリア2016に配置することができ
る検索用ボタンをユーザが押すことによりこのプラグ・
インツールを呼び出すことができる。検索用ツールは、
ユーザが(索引ディスクリプタに対応する)索引項目を索
引パネル2004からメディア表示窓2006へドラッグするこ
とにより問合せを構成することが可能になる。また、プ
ラグ・インツールによって、ユーザが、検索エンジン
(例えばAND、OR、NOTなど)を用いて一般に使用される論
理コネクタを用いて種々のディスクリプタを組み合わせ
ることが可能になり、さらに、ユーザが自由テキスト文
による問合せを形式化することが可能になる。検索用プ
ラグ・インツールを用いて入力されたものであれ、入力
用ボックス2010を用いて入力されたものであれ、任意の
自由テキスト文による問合せはディスクリプタ・コンポ
ーネントに従って形式化されたものであることが必要で
あることは明らかである。(いくつかの専門家システム
で採用されているように)この目的のために推量による
手法を利用することができる。別の検索用プラグ・イン
ツールでは、メディア表示窓2006に検索結果をオプショ
ンとして表示することができ、さらに、ユーザの検索に
より返される特定項目を選択し再生を行うことが可能に
なる。
【0352】他のプラグ・イン・ツールによって、選択
されたコンテンツに適用される追加機能を設けることが
できる。検索用ツールについて上述したようにこれらの
ツールの各々を呼び出すこともできる。或いは、プルダ
ウンメニュー選択によりこれらのツールを呼び出すこと
もできる。これらの追加機能には、選択された人々へ選
択された項目を電子メールすること(共通して用いられ
る電子メールツールのアドレス・ブックから得られるア
ドレスなどを用いて)や、選択されたコンテンツに基づ
いて自動表示を行うことを含むこともできる。後者の例
では、選択されたリソースのディスクリプタ・コンポー
ネントに基づいて表示決定を行う様式化されたテンプレ
ートを用いることもできる。
【0353】記述スキームの一部である属性を用いる
か、記述スキームに属性を追加するために1セットのル
ール記述スキームに属性を追加するための1セットのル
ールを用いるかのいずれかによって、ディスクリプタの
アクセス軸に従ってディスクリプタが類別されることが
メディア・ブラウザ・システムについての上記の解説で
は仮定されている。後者の場合、ルールをメディア・ブ
ラウザ・アプリケーションとだけ関連づけてもよいし、
あるいは他のアプリケーションなどに広く用いてもよ
い。
【0354】上記の方法の中の1つによって類別を行う
ことができない場合には、メディア・ブラウザ・システ
ムによって個々のディスクリプタ用アクセス類別軸を推
量することができる。DDFを用いて定義された基本要素
に関する情報を利用して、この推量による類別を行うこ
とができる。例えば、ディスクリプタがリソースかリソ
ースのセクションかのいずれかと直接関連する場合、TO
C用ディスクリプタとしてディスクリプタを類別するこ
ともできる。DDFに従って記述が生成される場合、記述
要素の特殊化である任意のディスクリプタは、その定義
を通じて関連するリソースを有することになり(第3章.
1.2.2参照)、さらにリソースのセクションとの連結要素
を含む任意のディスクリプタ(第3章.1.4参照)はリンク
のターゲットを介して関連するリソースを持つことにな
る。これらのディスクリプタをTOC用ディスクリプタで
あると推量することもできる。索引ディスクリプタとし
てすべての残りのディスクリプタを処理することもでき
る。ディスクリプタを類別するこの方法は理想的なもの
ではないとはいえ(例えばすべての非TOC用ディスクリプ
タは道理に叶った索引ディスクリプタであるようには見
えないかもしれないが)、メディア・ブラウザ・システ
ムが十分な表現ルールを持っていない記述を呈示するこ
とを可能にするものである。
【0355】上記は、本発明の少数の実施形態について
解説するものにすぎないが、本発明の範囲と精神から逸
脱することなく本発明に対して当業者は修正及び/又は
変更を行うことができる。したがって、現在の実施形態
は、すべての点で例示的なものと考えるべきものであ
り、限定的なものと考えるべきではない。
【0356】 付録 A:コアDDF要素の定義 Core.ddf −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!--------------------------------------------------------------------- ----------------- Core.ddf: コアDDL要素の定義が含まれる。 ----------------------------------------------------------------------> <!NOTATION JavaClass SYSTEM "java"> <!ENTITY % DataTypes "(Int | Float | Double | String | Date | Time | ID | IDREF | IDREFS | ENTITY | ENTITIES)"> <!--------------------------------------------------------------------- ---------------------------- コア要素の定義 ----------------------------------------------------------------------> <!ELEMENT Descriptor (ANY)> <!ATTLIST Descriptor id ID #IMPLIED xml:lang CDATA "en" dataType %DataTypes; "String" superElement NMTOKEN #IMPLIED handler ENTITY #IMPLIED > <!ELEMENT Description (Descriptor+)> <!ATTLIST Description superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" resource ENTITY #REQUIRED dateResourceLastModified CDATA #IMPLIED ruleSets ENTITIES #IMPLIED > <!--------------------------------------------------------------------- --------------------- 選択された関係要素の定義 ----------------------------------------------------------------------> <!ELEMENT ParallelSequence (Descriptor+)> <!ATTLIST ParallelSequence superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT SerialSequence (Descriptor+)> <!ATTLIST SerialSequence superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT Neighbours (#PCDATA)> <!ATTLIST Neighbours superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!ELEMENT Before (#PCDATA)> <!ATTLIST Before superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!ELEMENT After (#PCDATA)> <!ATTLIST After superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!ELEMENT InFrontOf (#PCDATA)> <!ATTLIST InFrontOf superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!ELEMENT Behind (#PCDATA)> <!ATTLIST Behind superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!--------------------------------------------------------------------- --------------------------- リンク要素の定義 ----------------------------------------------------------------------> <!ELEMENT CLink (#PCDATA)> <!ATTLIST CLink superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREF" > <!ELEMENT ILink (#PCDATA)> <!ATTLIST ILink superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "IDREFS" > <!--------------------------------------------------------------------- ---------------------- ロケータ及び範囲要素の定義 ----------------------------------------------------------------------> <!ELEMENT Locator (Extent+)> <!ATTLIST Locator superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" resource ENTITY #REQUIRED > <!ELEMENT Extent (Descriptor+)> <!ATTLIST Extent superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT ImageExtent (Descriptor+)> <!ATTLIST ImageExtent superElement NMTOKEN #FIXED "Extent" > <!ELEMENT RectImageExtent (RectImageExtentX0, RectImageExtentY0, RectIm ageExtentHeight, RectImageExtentWidth)> <!ATTLIST RectImageExtent superElement NMTOKEN #FIXED "ImageExtent" > <!ELEMENT RectImageExtentX0 (#PCDATA)> <!ATTLIST RectImageExtentX0 superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT RectImageExtentY0 (#PCDATA)> <!ATTLIST RectImageExtentY0 superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT RectImageExtentHeight (#PCDATA)> <!ATTLIST RectImageExtentHeight superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT RectImageExtentWidth (#PCDATA)> <!ATTLIST RectImageExtentWidth superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT VideoExtent (VideoExtentStart, VideoExtentEnd, ImageExtent?) > <!ATTLIST VideoExtent superElement NMTOKEN #FIXED "Extent" > <!ELEMENT VideoExtentStart (#PCDATA)> <!ATTLIST VideoExtentStart superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT VideoExtentEnd (#PCDATA)> <!ATTLIST VideoExtentEnd superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0357】 付録B:オーストラリア・フットボール・リーグの試合用の記述スキーム例 記述スキーム(AFLGame.ddf) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!-- Core.ddf included here --> <!ENTITY % Core SYSTEM "Core.ddf">←B1 %Core;←B2 <!--------------------------------------------------------------------- ---------------------- スキーム特定エンティティ ---------------------------------------------------------------------> <!ENTITY AFLGameGen SYSTEM "AFLGameGen.class" NDATA JAVACLASS> <!ENTITY % PlayType "(Mark | Kick | Handball | Tackle)" > <!--------------------------------------------------------------------- ------------------------------- 要素定義 ---------------------------------------------------------------------> <!ELEMENT AFLGameDescription (Game, Locator*)>←B3 <!ATTLIST AFLGameDescription superElement NMTOKEN #FIXED "Description" handler←B4 ENTITY #FIXED "AFLGameGen" > <!ELEMENT Game (Location, Date, TeamName*, Quarter*)> <!ATTLIST Game superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT Location (#PCDATA)> <!ATTLIST Location superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT Date (#PCDATA)> <!ATTLIST Date superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Date" > <!ELEMENT TeamName (#PCDATA)> <!ATTLIST TeamName superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT Quarter (Play*)> <!ATTLIST Quarter superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT Play (PlayerNo, PlayType, Annotator, CLink*)> <!ATTLIST Play superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT PlayerNo (#PCDATA)> <!ATTLIST PlayerNo superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" dataType %DataTypes; #FIXED "Int" > <!ELEMENT PlayType (EMPTY)> <!ATTLIST PlayType superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" value %PlayType; #REQUIRED > <!ELEMENT Annotator (#PCDATA)> <!ATTLIST Annotator superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0358】 付録C:付録Bの記述スキームから生成した記述例 記述例(AFLGameEg.xml) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <?xml version="1.0" standalone = "no" ?> <!DOCTYPE AFLGameDescription SYSTEM "AFLGame.ddf" [ <!ENTITY MatchVideo SYSTEM "MatchVideo.mpg" NDATA MPEG2> ]> <AFLGameDescription resource = "MatchVideo"> <!--A description of the game is contained in this section --> <Game> <!-- First some details of the game being player --> <Location>Sydney Cricket Ground</Location> <Date>1998-08-09</Date> <TeamName>Sydney Swans</TeamName> <TeamName>West Coast Eagles</TeamName> <!-- Now add play information with links --> <Quarter id = "Q1"> <Play id = "P1"> <PlayerNo>23</PlayerNo> <PlayType value = "Mark"/> <Annotator>John Smith</Annotator> <CLink linkend = "L1"/> </Play> <Play id = "P2"> <PlayerNo>5</PlayerNo> <PlayType value = "Kick"/> <Annotator>Joe Bloggs</Annotator> <CLink linkend = "L2"/> </Play> </Quarter> <Quarter id = "Q2"> ... </Quarter> <Quarter id = "Q3"> ... </Quarter> <Quarter id = "Q4"> ... </Quarter> </Game> <!--This section now contains the linkends for the various plays-- > <Locator id = "L1" resource = "MatchVideo"> <VideoExtent > <VideoExtentStart>0</VideoExtentStart> <VideoExtentEnd>10</VideoExtentEnd> <RectImageExtent> <RectImageExtentX0>50</RectImageExtentX0> <RectImageExtentY0>50</RectImageExtentY0> <RectImageExtentHeight>100</RectImageExtentHeight> <RectImageExtentWidth>40</RectImageExtentWidth> </RectImageExtent> </VideoExtent> <VideoExtent> <VideoExtentStart>11</VideoExtentStart> <VideoExtentEnd>32</VideoExtentEnd> <RectImageExtent> <RectImageExtentX0>80</RectImageExtentX0> <RectImageExtentY0>100</RectImageExtentY0> <RectImageExtentHeight>100</RectImageExtentHeight> <RectImageExtentWidth>40</RectImageExtentWidth> </RectImageExtent> </VideoExtent> </Locator> <Locator id = "L2" resource = "MatchVideo"> <VideoExtent> <VideoExtentStart>0</VideoExtentStart> <VideoExtentEnd>25</VideoExtentEnd> <RectImageExtent> <RectImageExtentX0>200</RectImageExtentX0> <RectImageExtentY0>150</RectImageExtentY0> <RectImageExtentHeight>80</RectImageExtentHeight> <RectImageExtentWidth>30</RectImageExtentWidth> </RectImageExtent> </VideoExtent> </Locator> </ AFLGameDescription > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0359】 付録D:ディジタルビデオリソース記述スキーム 記述スキーム(Video.ddf) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!-- Core.ddf included here --> <!ENTITY % Core SYSTEM "Core.ddf"> %Core; <!--------------------------------------------------------------------- ------------------------- スキーム特定エンティティ ---------------------------------------------------------------------> <!ENTITY VideoDescGen SYSTEM "VideoDescGen.class" NDATA JAVACLASS> <!ENTITY ShotAnalyser SYSTEM "ShotAnalyser.class" NDATA JAVACLASS> <!ENTITY VideoPresRules SYSTEM "VideoPresentationRules.xml"> <!--------------------------------------------------------------------- ----------------------- ビデオリソース関連要素定義 ---------------------------------------------------------------------> <!ELEMENT VideoDescription (Title, Shot*, Locator*)>←D1 <!ATTLIST VideoDescription superElement NMTOKEN #FIXED "Description" handler←D2 ENTITY #FIXED "VideoDescGen" ruleSets ENTITIES #FIXED "VideoPresRules" > <!ELEMENT Title (#PCDATA)> <!ATTLIST Title superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT Shot (Descriptor*)>←D3 <!ATTLIST Shot superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" handler←D4 ENTITY #FIXED "ShotAnalyser" keyFrame ENTITY #REQUIRED locator IDREF #REQUIRED > <!ELEMENT PeopleScene (EMPTY)> ←D5 <!ATTLIST PeopleScene superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT CrowdScene (EMPTY)> <!ATTLIST CrowdScene superElement NMTOKEN #FIXED "PeopleScene" > <!ELEMENT PortraitScene (EMPTY)> <!ATTLIST PortraitScene superElement NMTOKEN #FIXED "PeopleScene" > <!ELEMENT IndoorScene (EMPTY) <!ATTLIST IndoorScene superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > <!ELEMENT OutdoorScene (EMPTY) <!ATTLIST OutdoorShot superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0360】 付録E:付録Dのビデオ記述スキームから生成した記述例 記述例(VideoEg1.xml) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <?xml version="1.0" standalone = "no" ?> <!DOCTYPE VideoDescription SYSTEM "Video.ddf" [ <!ENTITY MyVideo SYSTEM "MyVideo.mpg" NDATA MPEG2> <!ENTITY KFrame1 SYSTEM "KFrame2.jpg" NDATA JPEG> <!ENTITY KFrame2 SYSTEM "KFrame2.jpg" NDATA JPEG> etc. ]> <VideoDescription resource = "MyVideo"> <Title>Video Clip Title</Title> <!-- Shots detected in the digital video resource --> <Shot id = "S1" keyFrame = "KFrame1" locator = "L1"> <CrowdScene/> <OutdoorScene/> </Shot> <Shot id = "S2" keyFrame = "KFrame2" locator = "L2"> <PortraitScene/> <OutdoorScene/> </Shot> <!-- Locators in the digital video resource --> <Locator id = "L1" resource = "MyVideo"> <VideoExtent > <VideoExtentStart>0</VideoExtentStart> <VideoExtentEnd>20</VideoExtentEnd> </VideoExtent> </Locator> <Locator id = "L2"> <VideoExtent > <VideoExtentStart>21</VideoExtentStart> <VideoExtentEnd>50</VideoExtentEnd> </VideoExtent> </Locator> </VideoDescription> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0361】 付録F:付録Dのビデオ記述スキーム用の表現規則 記述例(VideoPresentationRules.xml) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <?xml version="1.0" standalone = "no" ?> <!DOCTYPE PresentationRules SYSTEM "Rules.dtd" [ <!ENTITY CrowdScene SYSTEM "CrowdSceneIcon.jpg" NDATA JPEG> <!ENTITY PortraitScene SYSTEM "PortraitSceneIcon.jpg" NDATA JPEG> <!ENTITY OutdoorScene SYSTEM "OutdoorSceneIcon.jpg" NDATA JPEG> <!ENTITY IndoorScene SYSTEM "IndoorSceneIcon.jpg" NDATA JPEG> ]> <PresentationRules> <Rule target = ElementDefn pattern = "VideoDescription"> <Action> <AddAttributeDef attName = "selected" attType = "CDATA" attDefault = "NO"/> </Action> <Action> <AddAttributeDef attName = "presentationType" attType = "(Index|TOC)" attDefault = #FIXED "TOC"/> </Action> </Rule> <Rule target = ElementDefn pattern = "VideoDescription/Shot"> <Action> <AddAttributeDef attName = "selected" attType = "CDATA" attDefault = "NO"/> </Action> <Action> <AddAttributeDef attName = "presentationType" attType = "(Index|TOC)" attDefault = #FIXED "TOC"/> </Action> </Rule> <Rule target = ElementDefn pattern ="VideoDescription/Shot/Crow dScene"> <Action> <AddAttributeDef attName = "presentationType" attType = "(Index|TOC)" attDefault = #FIXED "Index"/> </Action> <Action> <AddAttributeDef attName = "icon" attType = "ENTITY" attDefault = #FIXED "CrowdScene"/> </Action> </Rule> <Rule target= ElementDefn pattern ="VideoDescription/Shot/Portr aitScene"> <Action> <AddAttributeDef attName = "presentationType" attType = "(Index|TOC)" attDefault = #FIXED "Index"/> </Action> <Action> <AddAttributeDef attName = "icon" attType = "ENTITY" attDefault = #FIXED "PortraitScene"/> </Action> </Rule> <Rule target = ElementDefn pattern = "VideoDescription/Shot/Ind oorScene"> <Action> <AddAttributeDef attName = "presentationType" attType = "(Index|TOC)" attDefault = #FIXED "Index"/> </Action> <Action> <AddAttributeDef attName = "icon" attType = "ENTITY" attDefault = #FIXED "IndoorScene"/> </Action> </Rule> <Rule target=ElementDefn pattern ="VideoDescription/Shot/Outdoo rScene"> <Action> <AddAttributeDef attName = "presentationType" attType = "(Index|TOC)" attDefault = #FIXED "Index"/> </Action> <Action> <AddAttributeDef attName = "icon" attType = "ENTITY" attDefault = #FIXED "OutdoorScene"/> </Action> </Rule> </PresentationRules> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0362】 付録G:ディジタルビデオライブラリ記述スキーム 記述スキーム(DigitalVideoLibrary.ddf) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!-- Core.ddf included here --> <!ENTITY % Core SYSTEM "Core.ddf"> %Core; <!--------------------------------------------------------------------- ------------------------- スキーム特定エンティティ ---------------------------------------------------------------------> <!ENTITY VideoLibraryGen SYSTEM "VideoLibraryGen.class" NDATA JAVACLASS> <!--------------------------------------------------------------------- ----------------- デジタルビデオ・ライブラリ関連要素定義 ---------------------------------------------------------------------> <!ELEMENT DigitalVideoLibraryDescription (Section* | Item*)> <!ATTLIST DigitalVideoLibraryDescription superElement NMTOKEN #FIXED "Description" handler ENTITY #FIXED "VideoLibraryGen" title CDATA #IMPLIED > <!ELEMENT Section (Section* | Item*)> <!ATTLIST Section superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" title CDATA #IMPLIED > <!ELEMENT Item (EMPTY)> <!ATTLIST Item superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" description ENTITY #REQUIRED > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0363】 付録H:付録Gのディジタルビデオライブラリ記述スキームから生成された記 述例 記述例(VideoLibraryEg.xml) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <?xml version="1.0" standalone = "no" ?> <!DOCTYPE DigitalVideoLibraryDescription SYSTEM "DigitalVideoLibrary.dd f" [ <!ENTITY VideoEg1 SYSTEM "VideoEg1.xml"> <!ENTITY VideoEg2 SYSTEM "VideoEg2.xml"> <!ENTITY VideoEg3 SYSTEM "VideoEg3.xml"> etc. ]> <DigitalVideoLibraryDescription title = "My Personal Digital Video Libr ary"> <Section title = "Holiday Videos"> <Item description = "VideoEg1"/> <Item description = "VideoEg2"/> etc. </Section> <Section title = "Birthday Videos"> <Section title = "Mary's Birthdays"> <Item description = "VideoEg3/> etc. </Section> <Section title = "John's Birthdays"> ... </Section> </Section> </DigitalVideoLibraryDescription> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0364】 付録I:ビデオ表現記述スキーム 記述スキーム(VideoPresentation.ddf) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <!-- Core.ddf included here --> <!ENTITY % Core SYSTEM "Core.ddf"> %Core; <!--------------------------------------------------------------------- ------------------------- スキーム特定エンティティ ---------------------------------------------------------------------> <!ENTITY VideoPresentationGen SYSTEM "VideoPresentation.class" NDATA JAVACLASS> <!ENTITY VideoPresentationRules SYSTEM "VideoPresentionRules.xml"> <!--------------------------------------------------------------------- ---------------------- ビデオリソース関連要素定義 ---------------------------------------------------------------------> <!ELEMENT VideoPresentationDescription (VideoDescriptionReference*)> <!ATTLIST VideoPresentationDescription superElement NMTOKEN #FIXED "Description" handler ENTITY #FIXED "VideoPresentationGen " title CDATA #IMPLIED ruleSets←I1 ENTITIES #FIXED "VideoPresentationRul es" I2→userPresentationRules ENTITY #IMPLIED > <!ELEMENT VideoDescriptionReference (ShotReference*) <!ATTLIST VideoDescriptionReference superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" videoDescription ENTITY #REQUIRED > <!ELEMENT ShotReference (EMPTY) <!ATTLIST ShotReference superElement NMTOKEN #FIXED "Descriptor" shotIDRef IDREF #REQUIRED > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0365】 付録J:付録Iのビデオ表現記述スキームから生成された記述例 記述例(VideoPresentationEg.xml) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <?xml version="1.0" standalone = "no" ?> <!DOCTYPE VideoPresentationDescription SYSTEM "VideoPresentation.ddf" [ <!ENTITY UserPresentationRules SYSTEM "UserPresentationRules.xml"> <!ENTITY VideoEg1 SYSTEM "VideoEg1.xml"> <!ENTITY VideoEg2 SYSTEM "VideoEg2.xml"> etc. ]> <VideoPresentationDescription userPresentationRules = "UserPresentation Rules">←J1 <VideoDescriptionReference videoDescription = "VideoEg1"> <ShotReference shotIDRef = "S1"/>←J2 <ShotReference shotIDRef = "S2"/> </ VideoDescriptionReference > <VideoDescriptionReference description = "VideoEg2"> <ShotReference shotIDRef = "S3"/> <ShotReference shotIDRef = "S4"/> </ VideoDescriptionReference > etc. </VideoPresentationDescription> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0366】 付録K:DOM要素ノード ウェブサイトから入手したDOM Version 1.0の解凍 HTTP://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-level-1-199810001 インターフェース要素 文書を走査するとき著者が一般に出会うノード・タイプのはるかに大部分(テ キストとは別に)は要素ノードである。これらのオブジェクトは、要素自身並び に中に含まれる任意の注釈の双方を表す。例えば(XML中の): −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <elementExample id="demo"> <subelement1/> <subelement2><subsubelement/></subelement2> </elementExample> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− DOMを用いて表されるとき、トップ・ノードは"elementExample"となり、この ノードには2つの子要素ノード(及び若干のスペース)が含まれる。この2つのノ ードの一方は"subelement1"のノードであり、もう一方は"subelement2"のノード である。"subelement1"にはそれ自身の子ノードが含まれない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− インターフェース要素: Node { wstring getTagName(); NodeIterator get Attributes(); wstring getAttribute (in name name); void setAttribute (in string name, in string value); void removeAttribute(in wstring name); Attribute getAttributeNode(in name name); void setAttributeNode(in Attribute newAttr); void removeAttributeNode(in Attribute oldAttr); void getElementsByTagName(in wstring tagname); void normalize(); }; −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method getTagName() この方法は要素名を示す文字列を返す。例えば、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <elementExample id="demo"> ... </elementExample> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この文字列は"elementExample"値を有する。DOMのオペレーションのすべてが そうであるように、この方法は大文字・小文字の区別を保持するものであるとい うことに留意されたい。DOMが文字・小文字の区別を保持する理由を説明する、D OM中のNameケースを参照されたい。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法にはパラメータがない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− wstring −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method getAttributes() この要素の属性。上記elementExample例では、属性リストはid属性、並びに、 デフォルト値を有するこの要素の文書タイプ定義によって定義された任意の属性 から成る。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法にはパラメータがない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− NodeIterator −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method setAttribute() ある要素オブジェクトから得た名前によって属性値を検索する。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− name:検索対象の属性名 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− wstring −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method setAttribute() 要素ノード・オブジェクトに対して新しい属性/値のペアを追加する。その名 前による属性が既にその要素の中に存在する場合、その値はパラメータ値の値に 変えられる。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− name −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− value −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− void −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method removeAttribute() 要素ノード・オブジェクトから指定された属性を除去する。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− name −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− void −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method getAttributeNode() 要素オブジェクトから名前によって属性ノードを検索する。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− name:検索対象の属性名 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Attribute −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method setAttributeNode() 要素ノード・オブジェクトに新しい属性/値のペアを追加する。その名前によ る属性が既にその要素の中に存在する場合、その値はパラメータ値の値に変えら れる。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− newAttr −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− void −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method removeAttributeNode() 要素ノード・オブジェクトから指定された属性/値のペアを除去する。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− oldAttr −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− void −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method getElementsByTagName() 所定のタグ名を持つすべての下位要素を介して繰返し子を返す。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− tagname −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− void −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Method normalize() マークアップ(タグ、コメント、PI、CDATAsectionなど)とエンティティの参照 のみによってテキスト・ノードが分離される"正規の(normal)"フォームの中へこ の要素の下のサブツリーのすべてのテキスト・ノードを書き込む。 Parameters −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法にはパラメータがない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Return Values −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− void −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Exceptions −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この方法には例外が生じない −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Attribute data これは、テキスト・ノードの実際の内容を有する。テキ
スト・ノードは、単なるプレーンテキストであって、マ
ークアップやエンティティは有さない。これらは、DO
M中で別個のオブジェクトとして表現される。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の実施形態によるリソースの記述を生
成する方法を示すフローチャートである。
【図1B】本発明の別の実施形態によるリソースの記述
を処理する方法を示すフローチャートである。
【図1C】本発明の別の実施形態によるリソースの記述
を符号化する方法を示すフローチャートである。
【図1D】本発明の別の実施形態による符号化されたリ
ソース記述を復号化する方法を示すフローチャートであ
る。
【図2A】文書オブジェクト・モデルを生成する先行技
術による方法を示すフローチャートである。
【図2B】本発明の別の実施形態による記述オブジェク
ト・モデルを生成する方法を示すフローチャートであ
る。
【図3】動的記述の枠組み(DDF)データ・モデルのコア
要素を示すUMLクラス図である。
【図4】DDFに従う一例示的記述の処理モデルを描く概
略図である。
【図5】DDFに従って別の例示的記述の処理モデルを描
く概略図である。
【図6】記述スキーム(文書タイプ定義)と記述(XML文
書)との間の関係を描く概略図である。
【図7A】本発明の別の実施形態によるリソースの記述
を生成する方法を示すフローチャートである。
【図7B】本発明の別の実施形態によるリソースの記述
を処理する方法のフローチャートである。
【図8】ビデオへセーブされるカメラ・メタデータを用
いてビデオ・セグメント記述を生成する際のディスクリ
プタハンドラの使用の一例を示す図である。
【図9】遠隔地にある画像データベースにわたってサン
プルによる問合せをサポートするためのディスクリプタ
ハンドラの使用を示す一例を示す図である。
【図10】符号化/複合化用ディスクリプタハンドラの
使用の一例を示す図である。
【図11】Javaクラスとして設けられるディスクリプタ
ハンドラの一例を示す図である。
【図12】本発明の別の実施形態によるリソースの記述
を拡張する方法を示すフローチャートである。
【図13】本発明の別の実施形態によるリソースの記述
の表現を制御するために用いられる記述スキームの属性
を追加若しくは除去するルールを利用する方法を示すフ
ローチャートである。
【図14】別の実施形態による1つまたはそれ以上の記
述またはリソースの1つまたはそれ以上の記述の一部を
選択する方法のフローチャートである。
【図15】本発明の別の実施形態によるリソースの記述
を翻訳する方法を示すフローチャートである。
【図16】本発明の別の実施形態によるデジタルビデオ
・ブラウザ・システムの概略図である。
【図17】本発明の別の実施形態による遠隔地にあるハ
ンドヘルド装置でデジタルビデオ・ブラウザ・システム
の実現を示す図である。
【図18】本発明の別の実施形態による遠隔地にあるハ
ンドヘルド装置でデジタルビデオ・ブラウザ・システム
の代替実施形態を示す図である。
【図19】任意の1つまたはそれ以上の前記方法を実行
するための汎用コンピュータのブロック図である。
【図20】本発明の別の実施形態によるメディア・ブラ
ウザ・システムの概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 PP8377 (32)優先日 平成11年1月29日(1999.1.29) (33)優先権主張国 オーストラリア(AU) (31)優先権主張番号 PQ4612 (32)優先日 平成11年12月13日(1999.12.13) (33)優先権主張国 オーストラリア(AU)

Claims (116)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子的にアクセス可能なリソースを、該リ
    ソースの記述を用いてブラウジングする方法であって、
    前記リソースの前記記述がディスクリプタ・コンポーネ
    ントを有し、前記ディスクリプタ・コンポーネントが、
    該リソースへの少なくとも2つのアクセス軸を表す属性
    を持っていて、さらに、前記記述が、対応する前記電子
    的にアクセス可能なリソースとリンクしている前記方法
    において、 前記記述を読込むステップと、 項目を表示するステップであって、各項目が、少なくと
    も1つの前記属性を持つ前記読込まれた記述の対応する
    前記ディスクリプタ・コンポーネントと関連する前記表
    示ステップと、 前記表示された項目を用いて、前記リンクを介して、該
    リソースおよびそのリソースの対応する電子的にアクセ
    ス可能なリソースを示す前記記述のブラウジングを行う
    ステップと、 を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】各前記読込まれた記述が、ディスクリプタ
    ・コンポーネント・ツリーによって表され、1つまたは
    それ以上の前記ディスクリプタ・コンポーネントが、子
    孫としてディスクリプタ・コンポーネントを有すること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記アクセス軸の中の1つが目次類別であ
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】前記アクセス軸の中の1つが索引類別であ
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】テンプレートとして記述スキームを用いて
    リソースの記述が生成され、リソースの前記記述のディ
    スクリプタ・コンポーネントの定義を含む宣言型記述定
    義言語を該記述スキームが利用することを特徴とする請
    求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】ディスクリプタ・コンポーネントの前記属
    性が前記記述スキームで定義されることを特徴とする請
    求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】ディスクリプタ・コンポーネントの前記属
    性が記述スキームの永続的項目であることを特徴とする
    請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】ディスクリプタ・コンポーネントの前記属
    性が、必要なときにアプリケーションによってインスタ
    ンス化されることを特徴とする請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】ディスクリプタ・コンポーネントの前記属
    性が記述スキームと関連する規則を用いてインスタンス
    化されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】リソースがデジタル・コンテンツの項目
    であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】リソースがワールド・ワイド・ウェブを
    介して入手可能な電子文書またはリソースであることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】リソースが電子装置であることを特徴と
    する請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】リソースに関する記述が、リソースの特
    定されたセクションとつながるリンクを含むことを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】前記アクセス軸が、記述に対して作用す
    る規則によって決定されることを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  15. 【請求項15】前記アクセス軸がリソースに関する記述
    の生成中に決定されることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  16. 【請求項16】前記少なくとも2つのアクセス軸を表す
    前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が記述
    のコンテンツから推量されることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  17. 【請求項17】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    リソースまたはリソースのセクションへの参照を含む場
    合、前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が
    目次ディスクリプタであると推量されることを特徴とす
    る請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    目次ディスクリプタであると推量されない場合、前記デ
    ィスクリプタ・コンポーネントの前記属性が索引ディス
    クリプタであると推量されることを特徴とする請求項1
    7記載の方法。
  19. 【請求項19】電子的にアクセス可能なリソースを、該
    リソースの記述を用いて検索する方法であって、前記リ
    ソースの前記記述がディスクリプタ・コンポーネントを
    有し、前記ディスクリプタ・コンポーネントが該リソー
    スにアクセスする少なくとも2つの軸を表す属性を持っ
    ていて、さらに、前記記述が、対応する前記電子的にア
    クセス可能なリソースとリンクしている前記方法におい
    て、 前記記述を読込むステップと、 項目を表示するステップであって、各項目が、少なくと
    も1つの前記属性を持つ前記読込まれた記述の対応する
    前記ディスクリプタ・コンポーネントと関連する前記表
    示ステップと、 索引ディスクリプタに関する問合せを指定するステップ
    と、 前記問合せを用いて該リソースについての前記記述を検
    索するステップと、 前記表示された項目と関連する前記リンクを用いて前記
    対応する電子的にアクセス可能なリソースを配置するス
    テップと、 を有することを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】各前記読込まれた記述が、ディスクリプ
    タ・コンポーネント・ツリーによって表され、1つまた
    はそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポーネントが、
    子孫としてディスクリプタ・コンポーネントを有するこ
    とを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】前記方法が前記配置されたリソースの記
    述に対応するリソースを再生するステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項19記載の方法。
  22. 【請求項22】前記少なくとも2つのアクセス軸を表す
    前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が記述
    のコンテンツから推量されることを特徴とする請求項1
    9記載の方法。
  23. 【請求項23】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    リソースまたはリソースのセクションへの参照を含む場
    合、前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が
    目次ディスクリプタであると推量されることを特徴とす
    る請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    目次ディスクリプタであると推量されない場合、前記デ
    ィスクリプタ・コンポーネントの前記属性が索引ディス
    クリプタであると推量されることを特徴とする請求項2
    3記載の方法。
  25. 【請求項25】前記リソースの記述を用いて電子的にア
    クセス可能なリソースを配置する方法であって、前記リ
    ソースの記述がディスクリプタ・コンポーネントを有
    し、前記ディスクリプタ・コンポーネントの各々が前記
    リソースの特性とその特性を表す表示値との関連付けを
    有し、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コン
    ポーネントが目次属性を含み、1つまたはそれ以上の前
    記ディスクリプタ・コンポーネントが索引属性を含み、
    さらに、前記記述が前記対応する電子的にアクセス可能
    なリソースとつながるリンクを備える前記方法におい
    て、 前記記述を読込むステップと、 目次項目を含む目次を表示するステップであって、各目
    次項目が、目次属性を備えた対応する前記ディスクリプ
    タ・コンポーネントと関連する前記表示ステップと、 前記表示された目次項目の1つを選択するステップと、 索引項目を含む索引を表示するステップであって、前記
    表示された索引項目の各々が、索引属性を備え、前記選
    択された目次項目と関連する対応する前記ディスクリプ
    タ・コンポーネントと関連する前記表示ステップと、 表示された索引の中で1つまたはそれ以上の索引項目を
    選択するステップと、 前記表示値若しくは1つまたはそれ以上の前記選択され
    た索引項目を表す値を指定するステップと、 前記1つまたはそれ以上の選択された索引項目と該索引
    項目に対応する前記指定された表示値を求めて該リソー
    スの前記記述を検索するステップと、 前記1つまたはそれ以上の選択された索引項目およびこ
    れらの索引項目の対応する前記指定された表示値に対応
    する該リソースの1つまたはそれ以上の前記記述を配置
    するステップを有することを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】各前記読込まれた記述が、ディスクリプ
    タ・コンポーネント・ツリーによって表され、1つまた
    はそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポーネントが、
    子孫としてディスクリプタ・コンポーネントを有するこ
    とを特徴とする請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】前記方法が前記配置されたリソースの記
    述に対応するリソースを再生するステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項25記載の方法。
  28. 【請求項28】前記目次項目の1つを選択する前記ステ
    ップがオプションであって、索引を表示する前記ステッ
    プが行われなかった場合、すべての前記目次項目と関連
    するすべての前記索引項目を表示することを特徴とする
    請求項25記載の方法。
  29. 【請求項29】索引項目の前記選択ステップが、前記表
    示された索引項目とこの索引項目の前記表示値の論理的
    組合せの選択を有することを特徴とする請求項25記載
    の方法。
  30. 【請求項30】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    リソースまたはリソースのセクションへの参照を含む場
    合、前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が
    目次ディスクリプタであると推量されることを特徴とす
    る請求項25記載の方法。
  31. 【請求項31】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    目次ディスクリプタであると推量されない場合、前記デ
    ィスクリプタ・コンポーネントの前記属性が索引ディス
    クリプタであると推量されることを特徴とする請求項3
    0記載の方法。
  32. 【請求項32】前記リソースの記述を用いて電子的にア
    クセス可能なリソースに注釈をつける方法において、前
    記リソースの記述がディスクリプタ・コンポーネントを
    有し、前記ディスクリプタ・コンポーネントの各々が前
    記リソースの特性とその特性を表す表示値との関連付け
    を有し、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コ
    ンポーネントが目次属性を含み、1つまたはそれ以上の
    前記ディスクリプタ・コンポーネントが索引属性を含む
    前記注釈方法において、 前記記述を読込むステップと、 目次項目を含む目次を表示するステップであって、各目
    次項目が、目次属性を備えた対応する前記ディスクリプ
    タ・コンポーネントと関連する前記表示ステップと、 前記表示された目次項目の1つを選択するステップと、 索引項目を含む索引を表示するステップであって、前記
    表示された索引項目の各々が、索引属性を備え、前記選
    択された目次項目と関連する対応する前記ディスクリプ
    タ・コンポーネントと関連する前記表示ステップと、 前記表示される索引項目の1つを選択するステップと、 前記選択された表示索引項目を前記選択された目次項目
    と関連させるステップと、 該選択された索引項目を表す前記表示値を選択するステ
    ップと、 前記選択された索引項目に対応する前記特性と、前記選
    択された表示値を関連させるステップであって、前記選
    択された表示値およびその対応する特性によって該リソ
    ースの注釈が設けられるステップを有することを特徴と
    する方法。
  33. 【請求項33】各前記読込まれた記述が、ディスクリプ
    タ・コンポーネント・ツリーによって表され、1つまた
    はそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポーネントが、
    子孫としてディスクリプタ・コンポーネントを有するこ
    とを特徴とする請求項32記載の方法。
  34. 【請求項34】前記選択された表示索引項目の対応する
    ディスクリプタが注釈用として選択された目次項目に有
    効なディスクリプタである場合にのみ、前記選択された
    表示索引項目を関連させる前記ステップが許されること
    を特徴とする請求項32記載の方法。
  35. 【請求項35】前記表示値を選ぶ前記ステップが予め定
    められているものであることを特徴とする請求項32記
    載の方法。
  36. 【請求項36】電子的にアクセス可能なリソースの記述
    を用いて前記リソースのブラウジングを行う装置であっ
    て、前記リソースの前記記述がディスクリプタ・コンポ
    ーネントを有し、前記ディスクリプタ・コンポーネント
    が該リソースにアクセスする少なくとも2つの軸を表す
    属性を持っていて、さらに、前記記述が、対応する前記
    電子的にアクセス可能なリソースとリンクしている前記
    装置において、 前記記述を読込む手段と、 項目を表示する手段であって、各項目が、少なくとも1
    つの前記属性を持つ前記読込まれた記述の対応する前記
    ディスクリプタ・コンポーネントと関連する前記表示手
    段と、 前記表示された項目を用いて、前記リンクを介して、該
    リソースおよびそのリソースの対応する電子的にアクセ
    ス可能なリソースを示す前記記述のブラウジングを行う
    手段と、 を有することを特徴とする装置。
  37. 【請求項37】前記記述を読込む前記手段がディスクリ
    プタ・コンポーネントのツリーによって各記述を表し、
    1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポーネ
    ントが子孫としてディスクリプタ・コンポーネントを有
    することを特徴とする請求項36記載の装置。
  38. 【請求項38】前記アクセス軸の中の1つが目次類別で
    あることを特徴とする請求項36記載の装置。
  39. 【請求項39】前記アクセス軸の中の1つが索引類別で
    あることを特徴とする請求項36記載の装置。
  40. 【請求項40】テンプレートとして記述スキームを用い
    てリソースの記述が行われ、リソースの前記記述のディ
    スクリプタ・コンポーネントの定義を含む宣言型記述定
    義言語を該記述スキームが利用することを特徴とする請
    求項36記載の装置。
  41. 【請求項41】ディスクリプタ・コンポーネントの前記
    属性が前記記述スキームで定義されることを特徴とする
    請求項40記載の装置。
  42. 【請求項42】ディスクリプタ・コンポーネントの前記
    属性が前記記述スキームの永続的項目であることを特徴
    とする請求項40記載の装置。
  43. 【請求項43】ディスクリプタ・コンポーネントの前記
    属性が、必要なときにアプリケーションによってインス
    タンス化されることを特徴とする請求項40記載の装
    置。
  44. 【請求項44】ディスクリプタ・コンポーネントの前記
    属性が記述スキームと関連する規則を用いてインスタン
    ス化されることを特徴とする請求項43記載の装置。
  45. 【請求項45】リソースがデジタル・コンテンツの項目
    であることを特徴とする請求項36記載の装置。
  46. 【請求項46】リソースがワールド・ワイド・ウェブを
    介して入手可能な電子文書またはリソースであることを
    特徴とする請求項36記載の装置。
  47. 【請求項47】リソースが電子装置であることを特徴と
    する請求項36記載の装置。
  48. 【請求項48】リソースに関する記述が、リソースの特
    定されたセクションとつながるリンクを含むことを特徴
    とする請求項36記載の装置。
  49. 【請求項49】前記アクセス軸が、記述に対して作用す
    る規則によって決定されることを特徴とする請求項36
    記載の装置。
  50. 【請求項50】前記アクセス軸がリソースに関する記述
    の生成中に決定されることを特徴とする請求項36記載
    の装置。
  51. 【請求項51】前記少なくとも2つのアクセス軸を表す
    前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が記述
    のコンテンツから推量されることを特徴とする請求項3
    6記載の装置。
  52. 【請求項52】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    リソースまたはリソースのセクションへの参照を含む場
    合、前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が
    目次ディスクリプタであると推量されることを特徴とす
    る請求項51記載の装置。
  53. 【請求項53】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    目次ディスクリプタであると推量されない場合、前記デ
    ィスクリプタ・コンポーネントの前記属性が索引ディス
    クリプタであると推量されることを特徴とする請求項5
    2記載の装置。
  54. 【請求項54】電子的にアクセス可能なリソースを、該
    リソースの記述を用いて検索する装置であって、前記リ
    ソースの前記記述がディスクリプタ・コンポーネントを
    有し、前記ディスクリプタ・コンポーネントが該リソー
    スにアクセスする少なくとも2つの軸を表す属性を持っ
    ていて、さらに、前記記述が、対応する前記電子的にア
    クセス可能なリソースとリンクしている前記装置におい
    て、 前記記述を読込む手段と、 項目を表示する手段であって、各項目が、少なくとも1
    つの前記属性を持つ前記読込まれた記述の対応する前記
    ディスクリプタ・コンポーネントと関連する前記表示手
    段と、 索引ディスクリプタに関する問合せを指定する手段と、 前記問合せを用いて該リソースについての前記記述を検
    索する手段と、 前記表示された項目と関連する前記リンクを用いて前記
    対応する電子的にアクセス可能なリソースを配置する手
    段と、 を有することを特徴とする装置。
  55. 【請求項55】前記読込み手段が、前記読込まれた記述
    の各々をディスクリプタ・コンポーネント・ツリーによ
    って表し、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・
    コンポーネントが、子孫としてディスクリプタ・コンポ
    ーネントを有することを特徴とする請求項54記載の装
    置。
  56. 【請求項56】前記装置が前記配置されたリソースの記
    述に対応するリソースを再生する手段を更に有すること
    を特徴とする請求項54記載の装置。
  57. 【請求項57】前記少なくとも2つのアクセス軸を表す
    前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が記述
    のコンテンツから推量されることを特徴とする請求項5
    4記載の装置。
  58. 【請求項58】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    リソースまたはリソースのセクションへの参照を含む場
    合、前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が
    目次ディスクリプタであると推量されることを特徴とす
    る請求項57記載の装置。
  59. 【請求項59】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    目次ディスクリプタであると推量されない場合、前記デ
    ィスクリプタ・コンポーネントの前記属性が索引ディス
    クリプタであると推量されることを特徴とする請求項5
    8記載の装置。
  60. 【請求項60】前記リソースの記述を用いて電子的にア
    クセス可能なリソースを配置する装置であって、前記リ
    ソースの記述がディスクリプタ・コンポーネントを有
    し、前記ディスクリプタ・コンポーネントの各々が前記
    リソースの特性とその特性を表す表示値との関連付けを
    有し、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コン
    ポーネントが目次属性を含み、1つまたはそれ以上の前
    記ディスクリプタ・コンポーネントが索引属性を含み、
    さらに、前記記述が前記対応する電子的にアクセス可能
    なリソースとつながるリンクを備える前記装置におい
    て、 前記記述を読込む手段と、 目次項目を含む目次を表示する手段であって、各目次項
    目が、目次属性を備えた対応する前記ディスクリプタ・
    コンポーネントと関連する前記表示手段と、 前記表示された目次項目の1つを選択する手段と、 索引項目を含む索引を表示する手段であって、前記表示
    された索引項目の各々が、索引属性を備え、前記選択さ
    れた目次項目と関連する対応する前記ディスクリプタ・
    コンポーネントと関連する前記表示手段と、 表示された索引の中で1つまたはそれ以上の索引項目を
    選択する手段と、 前記表示値若しくは1つまたはそれ以上の前記選択され
    た索引項目を表す値を指定する手段と、 前記1つまたはそれ以上の選択された索引項目と該索引
    項目に対応する前記指定された表示値を求めて該リソー
    スの前記記述を検索する手段と、 前記1つまたはそれ以上の選択された索引項目およびこ
    れらの索引項目の対応する前記指定された表示値に対応
    する該リソースの1つまたはそれ以上の前記記述を配置
    する手段と、 を有することを特徴とする装置。
  61. 【請求項61】前記読込み手段が、前記読込まれた記述
    の各々をディスクリプタ・コンポーネント・ツリーによ
    って表し、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・
    コンポーネントが、子孫としてディスクリプタ・コンポ
    ーネントを有することを特徴とする請求項60記載の装
    置。
  62. 【請求項62】前記装置が前記配置されたリソースの記
    述に対応するリソースを再生する手段を更に有すること
    を特徴とする請求項60記載の装置。
  63. 【請求項63】前記目次項目の1つを選択する前記手段
    のオペレーションがオプションであって、索引を表示す
    る前記手段が行われなかった場合、すべての前記目次項
    目と関連するすべての前記索引項目を表示することを特
    徴とする請求項60記載の装置。
  64. 【請求項64】前記表示値を選択するための前記手段
    が、前記表示された索引項目とそれらの索引項目の表示
    値との論理的組合せを選択するための手段を有すること
    を特徴とする請求項60記載の装置。
  65. 【請求項65】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    リソースまたはリソースのセクションへの参照を含む場
    合、前記ディスクリプタ・コンポーネントの前記属性が
    目次ディスクリプタであると推量されることを特徴とす
    る請求項64記載の装置。
  66. 【請求項66】前記ディスクリプタ・コンポーネントが
    目次ディスクリプタであると推量されない場合、前記デ
    ィスクリプタ・コンポーネントの前記属性が索引ディス
    クリプタであると推量されることを特徴とする請求項6
    5記載の装置。
  67. 【請求項67】前記リソースの記述を用いて電子的にア
    クセス可能なリソースに注釈をつける装置において、前
    記リソースの記述がディスクリプタ・コンポーネントを
    有し、前記ディスクリプタ・コンポーネントの各々が前
    記リソースの特性とその特性を表す表示値との関連付け
    を有し、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コ
    ンポーネントが目次属性を含み、1つまたはそれ以上の
    前記ディスクリプタ・コンポーネントが索引属性を含む
    前記注釈装置において、 前記記述を読込む手段と、 目次項目を含む目次を表示する手段であって、各目次項
    目が、目次属性を備えた対応する前記ディスクリプタ・
    コンポーネントと関連する前記表示手段と、 前記表示された目次項目の1つを選択する手段と、 索引項目を含む索引を表示する手段であって、前記表示
    された索引項目の各々が、索引属性を備え、前記選択さ
    れた目次項目と関連する対応する前記ディスクリプタ・
    コンポーネントと関連する前記表示手段と、 前記表示される索引項目の1つを選択する手段と、 前記選択された表示索引項目を前記選択された目次項目
    と関連させる手段と、 該選択された索引項目を表す前記表示値を選択する手段
    と、 前記選択された索引項目に対応する前記特性と、前記選
    択された表示値を関連させる手段であって、前記選択さ
    れた表示値およびその対応する特性によって該リソース
    の注釈が設けられる手段を有することを特徴とする装
    置。
  68. 【請求項68】前記読込み手段が、前記読込まれた記述
    の各々をディスクリプタ・コンポーネント・ツリーによ
    って表し、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・
    コンポーネントが、子孫としてディスクリプタ・コンポ
    ーネントを有することを特徴とする請求項67記載の装
    置。
  69. 【請求項69】前記選択された表示索引項目の対応する
    ディスクリプタが注釈用として選択された目次項目に有
    効なディスクリプタである場合にのみ、前記選択された
    表示索引項目を関連させる前記手段のオペレーションが
    許されることを特徴とする請求項67記載の装置。
  70. 【請求項70】前記目次項目の1つを選択する前記手段
    のオペレーションがオプションであって、索引を表示す
    る前記手段が行われなかった場合、すべての前記目次項
    目と関連するすべての前記索引項目を表示することを特
    徴とする請求項67記載の装置。
  71. 【請求項71】リソースの記述を用いて電子的にアクセ
    ス可能な前記リソースのブラウジングを行うコンピュー
    タ・プログラムを有するコンピュータ可読媒体であっ
    て、前記リソースの前記記述がディスクリプタ・コンポ
    ーネントを有し、前記ディスクリプタ・コンポーネント
    が該リソースにアクセスする少なくとも2つの軸を表す
    属性を持っていて、さらに、前記記述が、対応する前記
    電子的にアクセス可能なリソースとリンクしている前記
    コンピュータ可読媒体において、前記コンピュータ・プ
    ログラムは、 前記記述を読込むためのコードと、 項目を表示するためのコードであって、各項目が、少な
    くとも1つの前記属性を持つ前記読込まれた記述の対応
    する前記ディスクリプタ・コンポーネントと関連する前
    記表示のためのコードと、 前記表示された項目を用いて、前記リンクを介して、該
    リソースおよびそのリソースの対応する電子的にアクセ
    ス可能なリソースを示す前記記述のブラウジングを行う
    ためのコードと、 を有することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  72. 【請求項72】電子的にアクセス可能なリソースを、該
    リソースの記述を用いて検索するコンピュータ・プログ
    ラムを有するコンピュータ可読媒体であって、前記リソ
    ースの前記記述がディスクリプタ・コンポーネントを有
    し、前記ディスクリプタ・コンポーネントが該リソース
    にアクセスする少なくとも2つの軸を表す属性を持って
    いて、さらに、前記記述が、対応する前記電子的にアク
    セス可能なリソースとリンクしている前記コンピュータ
    可読媒体において、前記コンピュータ・プログラムは、 前記記述を読込むためのコードと、 項目を表示するためのコードであって、各項目が、少な
    くとも1つの前記属性を持つ前記読込まれた記述の対応
    する前記ディスクリプタ・コンポーネントと関連する前
    記表示のためのコードと、 索引ディスクリプタに関する問合せを指定するためのコ
    ードと、 前記問合せを用いて該リソースについての前記記述を検
    索するためのコードと、 前記表示された項目と関連する前記リンクを用いて前記
    対応する電子的にアクセス可能なリソースを配置するた
    めのコードと、 を有することを特徴とする可読媒体。
  73. 【請求項73】前記リソースの記述を用いて電子的にア
    クセス可能なリソースを配置するコンピュータ・プログ
    ラムを有するコンピュータ可読媒体であって、前記リソ
    ースの記述がディスクリプタ・コンポーネントを有し、
    前記ディスクリプタ・コンポーネントの各々が前記リソ
    ースの特性とその特性を表す表示値との関連付けを有
    し、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポ
    ーネントが目次属性を含み、1つまたはそれ以上の前記
    ディスクリプタ・コンポーネントが索引属性を含み、さ
    らに、前記記述が前記対応する電子的にアクセス可能な
    リソースとつながるリンクを備える前記コンピュータ可
    読媒体において、前記コンピュータ・プログラムは、 前記記述を読込むためのコードと、 目次項目を含む目次を表示するためのコードであって、
    各目次項目が、目次属性を備えた対応する前記ディスク
    リプタ・コンポーネントと関連する前記表示のためのコ
    ードと、 前記表示された目次項目の1つを選択するためのコード
    と、 索引項目を含む索引を表示するためのコードであって、
    前記表示された索引項目の各々が、索引属性を備え、前
    記選択された目次項目と関連する対応する前記ディスク
    リプタ・コンポーネントと関連する前記表示のためのコ
    ードと、 表示された索引の中で1つまたはそれ以上の索引項目を
    選択するためのコードと、 前記表示値若しくは1つまたはそれ以上の前記選択され
    た索引項目を表す値を指定するためのコードと、 前記1つまたはそれ以上の選択された索引項目と該索引
    項目に対応する前記指定された表示値を求めて該リソー
    スの前記記述を検索するためのコードと、 前記1つまたはそれ以上の選択された索引項目およびこ
    れらの索引項目の対応する前記指定された表示値に対応
    する該リソースの1つまたはそれ以上の前記記述を配置
    するためのコードを有することを特徴とするコンピュー
    タ可読媒体。
  74. 【請求項74】前記リソースの記述を用いて電子的にア
    クセス可能なリソースに注釈をつけるコンピュータ・プ
    ログラムを有するコンピュータ可読媒体であって、前記
    リソースの記述がディスクリプタ・コンポーネントを有
    し、前記ディスクリプタ・コンポーネントの各々が前記
    リソースの特性とその特性を表す表示値との関連付けを
    有し、1つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コン
    ポーネントが目次属性を含み、1つまたはそれ以上の前
    記ディスクリプタ・コンポーネントが索引属性を含む前
    記コンピュータ可読媒体において、前記コンピュータ・
    プログラムは、前記記述を読込むためのコードと、 目次項目を含む目次を表示するためのコードであって、
    各目次項目が、目次属性を備えた対応する前記ディスク
    リプタ・コンポーネントと関連する前記表示のためのコ
    ードと、 前記表示された目次項目の1つを選択するためのコード
    と、 索引項目を含む索引を表示するためのコードであって、
    前記表示された索引項目の各々が、索引属性を備え、前
    記選択された目次項目と関連する対応する前記ディスク
    リプタ・コンポーネントと関連する前記表示のためのコ
    ードと、 前記表示される索引項目の1つを選択するためのコード
    と、 前記選択された表示索引項目を前記選択された目次項目
    と関連させるためのコードと、 該選択された索引項目を表す前記表示値を選択するため
    のコードと、 前記選択された索引項目に対応する前記特性と、前記選
    択された表示値を関連させるためのコードであって、前
    記選択された表示値およびその対応する特性によって該
    リソースの注釈が設けられるコードを有することを特徴
    とするコンピュータ可読媒体。
  75. 【請求項75】1つまたはそれ以上の記述あるいは1つ
    またはそれ以上のディスクリプタ・コンポーネントを1
    セットの記述から選択する方法であって、前記記述が1
    つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポーネン
    トを有し、前記1セットの記述の前記記述の各々が対応
    する電子的にアクセス可能なリソースと関連するように
    成る前記方法において、 ディスクリプタ・コンポーネントの所望の選択を指定す
    るステップと、 前記指定されたディスクリプタ・コンポーネントに基づ
    いて選択規則を生成するステップであって、前記選択規
    則が所定のパターンとアクション構成要素とを有し、前
    記所定のパターンがディスクリプタ・コンポーネントの
    指定されたパターンを表し、1セットの記述の中の記述
    の中の前記ディスクリプタ・コンポーネントが所定のパ
    ターンに一致したとき、前記アクションが行う対象アク
    ションを指定する前記生成ステップと、 該リソースの前記記述を読込むステップと、 前記1セットの記述の記述中にディスクリプタ・コンポ
    ーネント・ツリーディスクリプタ・コンポーネント・パ
    ターンを配置して、所定のパターンに一致する前記ディ
    スクリプタ・コンポーネントを有する前記1セットの記
    述の中でディスクリプタ・コンポーネントあるいは記述
    を選択するようにするステップと、 前記指定されたアクションを行うステップと、 を有することを特徴とする方法。
  76. 【請求項76】前記読込まれた記述の各々が、ディスク
    リプタ・コンポーネント・ツリーによって表され、1つ
    またはそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポーネント
    が、子孫としてディスクリプタ・コンポーネントを有す
    ることを特徴とする請求項75記載の方法。
  77. 【請求項77】ディスクリプタ・コンポーネントの前記
    ツリーのコンテキストを用いて前記所定のパターンが表
    されることを特徴とする請求項76記載の方法。
  78. 【請求項78】どのディスクリプタ・コンポーネントが
    アプリケーションに対して選択されているかを示すため
    に、選択規則の前記アクション構成要素が所定のディス
    クリプタ属性の値を含むことを特徴とする請求項77記
    載の方法。
  79. 【請求項79】また、前記所定のパターンに一致するデ
    ィスクリプタ・コンポーネントの先祖の各々について前
    記所定のディスクリプタ属性が設定されることを特徴と
    する請求項76記載の方法。
  80. 【請求項80】また、前記所定のパターンに一致するデ
    ィスクリプタを含むツリーの根(root)ディスクリ
    プタ用として前記所定のディスクリプタ属性が設定され
    ることを特徴とする請求項76記載の方法。
  81. 【請求項81】ツリーの根(root)ディスクリプタ
    に対する所定のディスクリプタ属性の設定が記述の選択
    に対応することを特徴とする請求項80記載の方法。
  82. 【請求項82】前記選択規則の前記パターン構成要素が
    ブラウジング・アプリケーションによって現在の構造的
    コンテキスト設定に対して自動的に設定されることを特
    徴とする請求項79記載の方法。
  83. 【請求項83】1つまたはそれ以上の記述あるいは1つ
    またはそれ以上のディスクリプタ・コンポーネントを1
    セットの記述から選択する装置であって、前記記述が1
    つまたはそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポーネン
    トを有し、前記1セットの記述の前記記述の各々が対応
    する電子的にアクセス可能なリソースと関連するように
    成る前記装置において、 ディスクリプタ・コンポーネントの所望の選択を指定す
    る手段、 前記指定されたディスクリプタ・コンポーネントに基づ
    いて選択規則を生成する手段であって、前記選択規則が
    所定のパターンとアクション構成要素とを有し、前記所
    定のパターンがディスクリプタ・コンポーネントの指定
    されたパターンを表し、1セットの記述の中の記述の中
    の前記ディスクリプタ・コンポーネントが所定のパター
    ンに一致したとき、前記アクションが行う対象アクショ
    ンを指定する前記生成手段と、 該リソースの前記記述を読込む手段と、 前記1セットの記述の記述中にディスクリプタ・コンポ
    ーネント・ツリーディスクリプタ・コンポーネント・パ
    ターンを配置して、所定のパターンに一致する前記ディ
    スクリプタ・コンポーネントを有する前記1セットの記
    述の中でディスクリプタ・コンポーネントあるいは記述
    を選択するようにする手段と、 前記指定されたアクションを行う手段と、 を有することを特徴とする装置。
  84. 【請求項84】1つまたはそれ以上の記述あるいは1つ
    またはそれ以上のディスクリプタ・コンポーネントを1
    セットの記述から選択するコンピュータ・プログラムを
    有するコンピュータ可読媒体であって、前記記述が1つ
    またはそれ以上の前記ディスクリプタ・コンポーネント
    を有し、前記1セットの記述の前記記述の各々が対応す
    る電子的にアクセス可能なリソースと関連するように成
    る前記コンピュータ可読媒体において、前記コンピュー
    タ・プログラムは、 ディスクリプタ・コンポーネントの所望の選択を指定す
    るためのコードと、 前記指定されたディスクリプタ・コンポーネントに基づ
    いて選択規則を生成するためのコードであって、前記選
    択規則が所定のパターンとアクション構成要素とを有
    し、前記所定のパターンがディスクリプタ・コンポーネ
    ントの指定されたパターンを表し、1セットの記述の中
    の記述の中の前記ディスクリプタ・コンポーネントが所
    定のパターンに一致したとき、前記アクションが行う対
    象アクションを指定する前記生成のためのコードと、 該リソースの前記記述を読込むためのコードと、 前記1セットの記述の記述中にディスクリプタ・コンポ
    ーネント・ツリーディスクリプタ・コンポーネント・パ
    ターンを配置して、所定のパターンに一致する前記ディ
    スクリプタ・コンポーネントを有する前記1セットの記
    述の中でディスクリプタ・コンポーネントあるいは記述
    を選択するようにするためのコードと、 前記指定されたアクションを行うためのコードと、 を有することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  85. 【請求項85】リソースの所定の選択に基づいて表示を
    出力装置上に生成する方法において、 前記表示を行うための記述スキームを読込むステップで
    あって、前記表示用記述スキームが記述スキームのディ
    スクリプタ・コンポーネントの定義を含む宣言型記述定
    義言語を利用する前記読込みステップと、 前記記述スキームと、前記リソースの前記所定の選択と
    を用いて前記表示の記述を生成するステップと、 前記表示の前記記述と所定の選択されたリソースとに基
    づいて前記表示を前記出力装置上に生成するステップ
    と、 を有することを特徴とする方法。
  86. 【請求項86】前記リソースがデジタルビデオ・リソー
    スであり、前記表示がビデオ表示であることを特徴とす
    る請求項85記載の方法。
  87. 【請求項87】前記出力装置が表示装置であることを特
    徴とする請求項86記載の方法。
  88. 【請求項88】前記記述スキームが該表示の記述におい
    てディスクリプタのインスタンス化を行うために関連す
    る手続き用コードの参照を行うことを特徴とする請求項
    85記載の方法。
  89. 【請求項89】ビデオ表示の前記記述が、ビデオ表示を
    描画するために使用される様々な個々のデジタルビデオ
    ・リソースのセクションを指定することができることを
    特徴とする請求項86記載の方法。
  90. 【請求項90】該方法が、前記記述スキームと関連し
    て、1セットの表示規則を有することを特徴とする請求
    項85記載の方法。
  91. 【請求項91】該表示規則が、表示のセクションの間に
    描画する対象とする遷移のタイプを指定することを特徴
    とする請求項90記載の方法。
  92. 【請求項92】該表示規則が表示用としてタイトルを描
    画するかどうかを指定することを特徴とする請求項90
    記載の方法。
  93. 【請求項93】該表示規則が、空間配置、色、フォント
    及び/又は表示用として描画する対象とするタイトルの
    サイズを指定することを特徴とする請求項90記載の方
    法。
  94. 【請求項94】該方法が、前記記述スキームと関連して
    1セットの表示規則を有し、該表示規則が、ビデオ表示
    で構成要素を再生する速度を指定することを特徴とする
    請求項86記載の方法。
  95. 【請求項95】該方法が、前記記述スキームと関連し
    て、前記記述スキームを用いて生成される前記記述用表
    示スタイルの特性を指定する1セットの表示規則を更に
    有することを特徴とする請求項85記載の方法。
  96. 【請求項96】前記記述から生成される表示スタイルの
    特性を指定する更なる1セットの表示規則を前記記述と
    関連づけることを特徴とする請求項95記載の方法。
  97. 【請求項97】該表示規則が、オリジナルの録画された
    速度、それより低い速度あるいはそれより速い速度で表
    示の特定のコンポーネントを再生するように指定するこ
    とを特徴とする請求項94記載の方法。
  98. 【請求項98】前記リソースがデジタル画像リソースで
    あることを特徴とする請求項85記載の方法。
  99. 【請求項99】前記表示が印刷された表示であることを
    特徴とする請求項85記載の方法。
  100. 【請求項100】前記出力装置が印刷用装置であること
    を特徴とする請求項85記載の方法。
  101. 【請求項101】該方法が、前記記述スキームと関連し
    て、1セットの表示規則を有し、さらに前記表示規則が
    該印刷された表示の空間レイアウトを指定することを特
    徴とする請求項99記載の方法。
  102. 【請求項102】該方法が、前記記述スキームと関連し
    て1セットの表示規則を有し、前記表示規則が印刷され
    た表示用のカラー情報を指定することを特徴とする請求
    項99記載の方法。
  103. 【請求項103】DVDに蓄積されたデジタルビデオ・
    リソースから得られる画像フレームが前記デジタル画像
    リソースに含まれることを特徴とする請求項98記載の
    方法。
  104. 【請求項104】記述スキームを読込むステップと、記
    述を生成するステップとがソース装置に対して行われ、
    前記表示を生成する前記ステップが前記出力装置に対し
    て行われる方法において、無線接続を介してソースから
    出力装置へ前記記述を伝えるステップを更に有すること
    を特徴とする請求項85記載の方法。
  105. 【請求項105】リソースが蓄積されたデジタルビデオ
    ・リソースであって、該デジタルビデオ・リソースは処
    理用サーバーからアクセスされ、該処理用サーバは前記
    ソース装置から分離され前記ソース装置と無線接続さ
    れ、かつ前記出力装置と接続することを特徴とする請求
    項104記載の方法。
  106. 【請求項106】前記処理用サーバーが、閲覧用表示を
    表示記述から描画し、描画された表示を前記出力装置へ
    伝えることを特徴とする請求項105記載の方法。
  107. 【請求項107】前記処理用サーバーが、表示記述とこ
    れと関連するデジタルビデオ・リソースの双方を前記出
    力装置に対して伝え、該出力装置がその後閲覧用として
    表示を描画することを特徴とする請求項105記載の方
    法。
  108. 【請求項108】該リソースが、蓄積され、さらに前記
    ソース装置からアクセスされ、さらに表示を示す前記記
    述と共に、デジタルビデオ表示能力を持つ前記出力装置
    へ伝えられるデジタルビデオ・リソースであることを特
    徴とする請求項104記載の方法。
  109. 【請求項109】該記述と関連するデジタルビデオ・リ
    ソースが、符号化されたフォーマットで無線接続を介し
    て伝えられることを特徴とする請求項108記載の方
    法。
  110. 【請求項110】該記述と関連するデジタルビデオ・リ
    ソースが、圧縮されたフォーマットで無線接続を介して
    通信されることを特徴とする請求項108記載の方法。
  111. 【請求項111】出力装置上にリソースの所定の選択に
    基づいて表示を生成する方法において、 前記表示のための記述スキームを読込むステップであっ
    て、前記記述スキームが、記述スキームのディスクリプ
    タ・コンポーネントの定義を含み、前記ディスクリプタ
    ・コンポーネントの各々がその属性を表す表示値との表
    示属性の関連付けを有する前記読込みステップと、 前記記述スキームとリソースの前記所定の選択とを用い
    て前記表示の記述を生成するステップと、 前記表示の前記生成された記述と、所定の選択されたリ
    ソースと、前記生成された表示のスタイルの特性を指定
    する1セットの表示規則とに基づいて前記表示を前記出
    力装置上に生成するステップであって、前記1セットの
    表示規則が前記記述スキームと関連する前記生成ステッ
    プと、 を有することを特徴とする方法。
  112. 【請求項112】前記記述スキームが宣言型記述定義言
    語を利用することを特徴とする請求項111記載の方
    法。
  113. 【請求項113】リソースの所定の選択に基づいて表示
    を出力装置上に生成する装置において、 前記表示を行うための記述スキームを読込む手段であっ
    て、前記表示用記述スキームが記述スキームのディスク
    リプタ・コンポーネントの定義を含む宣言型記述定義言
    語を利用する前記読込み手段と、 前記記述スキームと、前記リソースの前記所定の選択と
    を用いて前記表示の記述を生成する手段と、 前記表示の前記記述と所定の選択されたリソースとに基
    づいて前記表示を前記出力装置上に生成する手段と、 を有することを特徴とする装置。
  114. 【請求項114】出力装置上にリソースの所定の選択に
    基づいて表示を生成する装置において、 前記表示のための記述スキームを読込む手段であって、
    前記記述スキームが、記述スキームのディスクリプタ・
    コンポーネントの定義を含み、前記ディスクリプタ・コ
    ンポーネントの各々がその属性を表す表示値との表示属
    性の関連付けを有する前記読込み手段と、 前記記述スキームとリソースの前記所定の選択とを用い
    て前記表示の記述を生成する手段と、 前記表示の前記生成された記述と、所定の選択されたリ
    ソースと、前記生成された表示のスタイルの特性を指定
    する1セットの表示規則とに基づいて前記表示を前記出
    力装置上に生成する手段であって、前記1セットの表示
    規則が前記記述スキームと関連する前記生成手段と、 を有することを特徴とする装置。
  115. 【請求項115】リソースの所定の選択に基づいて表示
    を出力装置上に生成するコンピュータ・プログラムを有
    するコンピュータ可読媒体において、前記コンピュータ
    ・プログラムは、 前記表示を行うための記述スキームを読込むためのコー
    ドであって、前記表示用記述スキームが記述スキームの
    ディスクリプタ・コンポーネントの定義を含む宣言型記
    述定義言語を利用する前記読込みのためのコードと、 前記記述スキームと、前記リソースの前記所定の選択と
    を用いて前記表示の記述を生成するためのコードと、 前記表示の前記記述と所定の選択されたリソースとに基
    づいて前記表示を前記出力装置上に生成するためのコー
    ドと、 を有することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  116. 【請求項116】出力装置上にリソースの所定の選択に
    基づいて表示を生成するコンピュータ・プログラムを有
    するコンピュータ可読媒体において、前記コンピュータ
    ・プログラムは、 前記表示のための記述スキームを読込むためのコードで
    あって、前記記述スキームが、記述スキームのディスク
    リプタ・コンポーネントの定義を含み、前記ディスクリ
    プタ・コンポーネントの各々がその属性を表す表示値と
    の表示属性の関連付けを有する前記読込みのためのコー
    ドと、 前記記述スキームとリソースの前記所定の選択とを用い
    て前記表示の記述を生成するためのコードと、 前記表示の前記生成された記述と、所定の選択されたリ
    ソースと、前記生成された表示のスタイルの特性を指定
    する1セットの表示規則とに基づいて前記表示を前記出
    力装置上に生成するためのコードであって、前記1セッ
    トの表示規則が前記記述スキームと関連する前記生成の
    ためのコードと、 を有することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
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