JP2000276391A - ディレクトリ同期方法 - Google Patents

ディレクトリ同期方法

Info

Publication number
JP2000276391A
JP2000276391A JP11083660A JP8366099A JP2000276391A JP 2000276391 A JP2000276391 A JP 2000276391A JP 11083660 A JP11083660 A JP 11083660A JP 8366099 A JP8366099 A JP 8366099A JP 2000276391 A JP2000276391 A JP 2000276391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
directory
update
entry
application
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11083660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3810577B2 (ja
Inventor
Kenta Shiga
賢太 志賀
Satoshi Kikuchi
菊地  聡
Yoko Hirashima
陽子 平島
Toshiharu Nakamura
敏治 中村
Shigeki Takei
茂樹 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP08366099A priority Critical patent/JP3810577B2/ja
Publication of JP2000276391A publication Critical patent/JP2000276391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3810577B2 publication Critical patent/JP3810577B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ディレクトリサービスに登録されるエントリの
数が増加した場合も、ディレクトリサービスとアプリケ
ーションの同期に要する時間を一定に保つ。 【解決手段】更新履歴取得部3は、ディレクトリデータ
に対して行った更新履歴を定期的に取得する。スナップ
ショット逐次更新部17は、取得した更新履歴を順に参
照し、ディレクトリデータのスナップショットを逐次更
新する。更新種別決定部18は、更新履歴の内容と、ス
ナップショットの情報に従い、上記アプリケーションサ
ーバへの更新種別を決定する。スキーマ変換部4は、更
新履歴の内容をアプリケーションサーバへの更新へ変換
する。アプリケーションデータ更新部5は、このアプリ
ケーションサーバへの更新内容を基にアプリケーション
サーバの更新を実行することにより、ディレクトリデー
タの同期を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディレクトリサー
ビスに対する更新を、アプリケーションのデータベース
に反映させるディレクトリ同期方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディレクトリサービスとは、電子メール
の送信相手の姓名等から電子メールの宛先を検索できる
サービスであり、電子メールシステムにおける電子的な
電話帳機能として利用されている。
【0003】ディレクトリサービスに関する標準として
は、CCITTの勧告であるX.500(ISO959
4)が挙げられる。X.500は、ディレクトリサービ
スをクライアント−サーバ型の分散システム・アーキテ
クチャとして規定しており、クライアント−サーバ間の
通信プロトコルとしてOSI(Open Systems Interconn
ection)の7レイヤ構造に従ったDAP(Directory Ac
cess Protocol)を定めている。
【0004】X.500準拠のディレクトリサービス
は、木構造(ディレクトリツリー)として階層管理され
たデータモデルを有する。木の枝葉に相当する個所に
は、ディレクトリエントリが配置される。各々のエント
リは、同一の親エントリを持つエントリ間で一意である
相対名称(RDN:Relative Distinguished Name)
と、木構造の根(ルート)からの経路を示すRDNの列
である名称(DN:Distinguished Name)で一意に識別
される。各々のエントリはユーザのメールアドレスに加
え、姓名、電話番号、FAX番号、写真等、様々な情報
を属性として記憶可能である。エントリは、必ず1つ以
上のオブジェクトクラスに属する。ここで、オブジェク
トクラスとは、或るエントリに存在しなければならない
必須の属性、及び存在しても良い属性の集合を定義す
る。このオブジェクトクラス定義と木構造の定義をあわ
せ、ディレクトリスキーマと称している。
【0005】一方、インターネットにおける標準化機関
であるIETF(Internet Engineering Task Force)
は、TCP/IPスタック上で動作するディレクトリ・
クライアント−サーバ間プロトコルとして「LDAP:
Light Weight Directory Access Protocol(RFC2251)」
を標準化している。LDAPは、OSIスタック上で動
作するDAPに比べて軽量である。
【0006】ところで、最近の企業内、或いは企業間に
跨る大規模情報システムにおいては、電子メールシステ
ムやグループウェアなどの複数のアプリケーションを導
入している事が多く、システム管理者は新入社員の入社
や人事異動が発生する度に、複数のアプリケーションへ
ユーザ登録を行なう必要がある。ところが、このような
大規模情報システムにおいて実際に稼動しているアプリ
ケーションの多くは、ユーザ情報を独自のデータベース
を用いて、独自の形式で登録,管理しているため、一元
管理は困難であるのが現状である。
【0007】この問題を解決する技術として期待されて
いるのが、ディレクトリ同期技術である。ディレクトリ
同期技術とは、従来各アプリケーションが独自に登録,
管理していた情報を全てディレクトリサービスにも登録
して、ユーザ情報の更新は全てディレクトリサービスに
対して行うよう一元化するとともに、ディレクトリサー
ビスに対して行われた更新を自動的にアプリケーション
のデータベースへ反映させる事により、ディレクトリサ
ービスに登録された情報とアプリケーションのデータベ
ースに登録された情報を同期させる技術である。
【0008】ディレクトリ同期技術において、ディレク
トリサービスに対する更新をアプリケーションのデータ
ベースへ反映させる方法には、同期的反映方法と、非同
期的反映方法がある。同期的反映方法は、ディレクトリ
サービスに対して更新が実行された時点で、アプリケー
ションのデータベースを更新する方法であり、ディレク
トリサービスの情報とアプリケーションの情報の間の整
合性がリアルタイムで保たれるものである。一方、非同
期的反映方法は、指定された時刻、或いは一定間隔でデ
ィレクトリサービスの情報とアプリケーションの情報を
同期させる方法であり、ディレクトリサービスに対する
更新性能が劣化しないものである。
【0009】非同期的反映方法を用いて同期を行うディ
レクトリ同期技術の具体例として、例えば、Zoomit社が
開発したディレクトリ同期製品Zoomit VIAが知られてい
る。Zoomit VIAでは、同期処理を行う際、ディレクトリ
サービス上に存在する全ディレクトリエントリの情報
(スナップショット)と、前回同期処理を行った時点で
のスナップショットとの差分をとることで、アプリケー
ションに対して追加,変更,削除すべきユーザ情報を取
得する。つまり、最初に、前回の同期処理時に取得した
スナップショットから、共通エントリと、それとリンク
している固有エントリの組を洗い出す。次に、今回の同
期処理時に取得したスナップショットに関しても、同様
の処理を行う。そして、前回取得したスナップショット
には存在せず、今回取得したスナップショットには存在
するエントリの組に関しては、それらに登録されたユー
ザ情報をアプリケーションデータに対して追加する。逆
に、前回取得したスナップショットには存在したが、今
回取得したスナップショットには存在しないエントリの
組に関しては、アプリケーションデータからユーザ情報
を削除する。どちらのスナップショットにも存在するエ
ントリの組に関しては、属性値を比較し、変更があれ
ば、その変更をアプリケーションに対して反映する。変
更が無い場合は、アプリケーションに対する更新は行わ
ないものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
非同期的反映方法を用いて同期を行うディレクトリ同期
方法では、ディレクトリサービスに登録するディレクト
リエントリの数が増加する毎に、ディレクトリサービス
のスナップショットの容量も増大するため、スナップシ
ョットを取得する処理に要する時間が比例的に増加し、
結果として、ディレクトリサービスとアプリケーション
の同期に要する時間が比例的に増加するという問題があ
った。
【0011】本発明の目的は、ディレクトリサービスに
登録されるディレクトリエントリの数が増加した場合
も、ディレクトリサービスとアプリケーションの同期に
要する時間を一定に保つことができるディレクトリ同期
方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るため、本発明は、ディレクトリサーバに記憶されたデ
ィレクトリデータと、このディレクトリサーバにネット
ワークを介して接続された少なくとも1つ以上のアプリ
ケーションサーバに記憶されたアプリケーションデータ
との同期を行なうディレクトリ同期方法において、A)
上記ディレクトリデータに対して行った更新履歴を定期
的に取得し、B)この取得した更新履歴を順に参照し、
ディレクトリデータのスナップショットを逐次更新し、
C)更新履歴の内容と、スナップショットの情報に従
い、上記アプリケーションサーバへの更新種別を決定
し、D)更新履歴の内容をアプリケーションサーバへの
更新へ変換し、E)このアプリケーションサーバへの更
新内容を基にアプリケーションサーバの更新を実行する
ようにしたものである。かかる方法により、ディレクト
リサービスに登録されるディレクトリエントリの数が増
加した場合も、ディレクトリサービスとアプリケーショ
ンの同期に要する時間を一定に保ち得るものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図23を用いて、本
発明の一実施形態によるディレクトリ同期方法について
説明する。最初に、図1を用いて、本実施形態によるデ
ィレクトリ同期方法を実行するディレクトリ同期システ
ムの構成について説明する。
【0014】ディレクトリサーバ1は、ディレクトリデ
ータ11をデータベース(DB)14に記憶し、ディレ
クトリデータ11に対する更新の履歴を、更新履歴記憶
領域16に記憶する。更新履歴記憶領域16に記憶され
る更新履歴の構成については、図6を用いて後述する。
【0015】アプリケーションサーバ12は、アプリケ
ーションデータ13を、データベース(DB)15に記
憶している。ディレクトリサーバ1とアプリケーション
サーバ12は、LAN等のネットワーク30によって、
ディレクトリ同期サーバ2と接続されている。
【0016】ディレクトリ同期サーバ2は、更新履歴取
得部3と、スキーマ変換部4と、アプリケーションデー
タ更新部5と、フィルタリング規則テーブル6と、スキ
ーマ変換規則テーブル7と、更新履歴情報8と、ディレ
クトリデータ11のスナップショット9と、同期内容テ
ーブル10と、スナップショット逐次更新部17と、更
新種別決定部18とを有している。
【0017】更新履歴取得部3は、ディレクトリサーバ
1が出力した更新履歴を取得し、更新履歴情報8を更新
するものであり、その処理内容については、図12を用
いて後述する。更新履歴情報8は、ディレクトリサーバ
1の更新履歴を記憶するものであり、そのデータ構成に
ついては、図7を用いて後述する。
【0018】スキーマ変換部4は、スキーマ変換規則テ
ーブル7を参照し、更新履歴情報8に記憶されたディレ
クトリデータ11に対する更新内容をアプリケーション
データ13に対する更新内容に変換するものであり、そ
の処理内容については、図13を用いて後述する。スキ
ーマ変換規則テーブル7は、ディレクトリデータ11を
アプリケーションデータ13へ変換する際の変換規則を
記憶するものであり、そのデータ構成ついては、図5及
び図6を用いて後述する。
【0019】更新種別決定部18は、更新履歴情報8に
記憶された更新に対する同期処理を行う際に、フィルタ
リング規則テーブル6とスナップショット9を参照し、
アプリケーションデータ13に対する更新種別を決定す
るものであり、その処理内容については、図14〜図1
8を用いて後述する。フィルタリング規則テーブル6
は、全ディレクトリエントリの内、アプリケーションデ
ータ13との同期が必要なディレクトリエントリの選別
規則を記憶するものであり、そのデータ構成について
は、図4を用いて後述する。また、スナップショット9
のデータ構成については、図9を用いて後述し、スナッ
プショット9内に形成されるリンクインデックス70の
データ構成については、図10を用いて後述する。
【0020】スナップショット逐次更新部17は、更新
履歴情報8に記憶された更新を、スナップショット9に
反映するものであり、その処理内容については、図19
〜図22を用いて後述する。
【0021】アプリケーションデータ更新部5は、同期
内容テーブル10に記憶された更新内容に従ってアプリ
ケーションサーバ12に対して更新要求を発行するもの
であり、その処理内容については、図23を用いて後述
する。同期内容テーブル10は、アプリケーションデー
タ13に対する更新内容を記憶しており、そのデータ構
成については、図11を用いて後述する。
【0022】次に、図2を用いて、本実施形態によるデ
ィレクトリシステムを構成するディレクトリサーバ1,
アプリケーションサーバ12及びディレクトリ同期サー
バ2のシステム構成について説明する。なお、図1と同
一符号は、同一部分を示している。
【0023】ディレクトリサーバ1は、中央演算装置C
PU25dと、ハードディスク装置等の磁気ディスク2
4dと、磁気ディスク24dを制御するディスクコント
ローラ23dと、OS22dとディレクトリサーバプロ
グラム20dを記憶する主メモリ21dと、LAN30
を介した他マシンとの通信を制御するLANコントロー
ラ26dとを備えている。ディレクトリサーバプログラ
ム20dは、当初磁気ディスク24dに格納され、必要
に応じて主メモリ21dに転送された後、CPU25d
で実行される。図1に示したDB14は、ディレクトリ
データ11を磁気ディスク24d上にファイルとして格
納する。また、ディレクトリサーバプログラム20d
は、更新履歴記憶領域16を磁気ディスク24d上にフ
ァイルとして格納する。
【0024】また、アプリケーションサーバ12は、C
PU25aと、磁気ディスク24aと、ディスクコント
ローラ23aと、OS22aとアプリケーションサーバ
プログラム20aを記憶する主メモリ21aと、LAN
コントローラ26aとを備えている。アプリケーション
サーバプログラム20aは、当初磁気ディスク24aに
格納され、必要に応じて主メモリ21aに転送された
後、CPU25aで実行される。図1に示したDB15
は、アプリケーションデータ13を磁気ディスク24a
上にファイルとして格納する。
【0025】ディレクトリ同期サーバ2は、CPU25
sと、磁気ディスク24sと、ディスクコントローラ2
3sと、OS22sとディレクトリ同期プログラム20
sを記憶する主メモリ21sと、LANコントローラ2
6sとを備えている。ディレクトリ同期プログラム20
sは、図1に示した更新履歴取得部3の処理内容である
更新履歴取得プログラム3’と、更新種別決定部18の
処理内容である更新種別決定プログラム18’と、スキ
ーマ変換部4の処理内容であるスキーマ変換プログラム
4’と、スナップショット逐次更新部17の処理内容で
あるスナップショット逐次更新プログラム17’と、ア
プリケーションデータ更新部5の処理内容であるアプリ
ケーションデータ更新プログラム5’とから構成され
る。これらのプログラムは、当初磁気ディスク24sに
格納され、必要に応じて主メモリ21sに転送された
後、CPU25sで実行される。また、磁気ディスク2
4sには、スナップショット9と、同期内容テーブル1
0と、変更履歴情報8と、フィルタリング規則テーブル
6と、スキーマ変換規則テーブル7がファイルとして格
納される。
【0026】ここで、図3を用いて、ディレクトリデー
タの論理構造について説明する。ディレクトリ同期技術
において、アプリケーションデータをディレクトリサー
ビスに登録する際のディレクトリスキーマとして、アプ
リケーションが管理するユーザ情報を、アプリケーショ
ンに依存しない情報(氏名,電話番号など)と、アプリ
ケーション固有の情報(アプリケーションサーバのホス
ト名など)に分類し、それぞれの情報を異なるディレク
トリツリーのディレクトリエントリに登録するディレク
トリスキーマを用いている。
【0027】図3は、ディレクトリスキーマに従って登
録されたディレクトリデータの論理構造を示している。
アプリケーションデータ13は、アプリケーションが利
用するユーザなどの情報であり、或る一つのユーザ情報
は、アプリケーションに依存しない情報である共通情報
46と、アプリケーション固有の情報47に分類され
る。
【0028】一方、ディレクトリデータ11は、ディレ
クトリサービスが登録,管理する情報である。アプリケ
ーションのユーザ情報は、ディレクトリデータ11にお
いては、別のディレクトリツリーに属する2つのディレ
クトリエントリに分割して格納される。すなわち、共通
情報46は、共通ツリー40に属するエントリに、アプ
リケーション固有情報47は、アプリケーション固有ツ
リー41に属するエントリにそれぞれ格納される。共通
ツリー40は、CCITT勧告であるX.521や「A
Summary of the X.500(96) User Schema for use with
LDAPv3(RFC2256)」で定義されている標準的なディレク
トリスキーマに従って登録される共通エントリ42から
成る。アプリケーション固有ツリー41は、アプリケー
ション固有のディレクトリスキーマに従って登録される
固有エントリ43から成る。
【0029】また、アプリケーション非依存の情報を格
納する共通エントリ42と、アプリケーション固有の情
報を格納する固有エントリ43の間には、同一のユーザ
の情報を格納することを表すリンク45が設定される。
リンク45は、固有エントリ43に共通エントリ42の
名称を格納する属性を持たせることを示している。
【0030】ここで、共通エントリ42と固有エントリ
43は、個別にディレクトリサービスに登録,更新,削
除され得る。また、リンク45も、固有エントリ43を
登録した後に、遅れて設定され得る。
【0031】次に、図4〜図11を用いて、本実施形態
において用いる各テーブルのデータ構造について説明す
る。最初に、図4を用いて、本実施形態によるディレク
トリ同期方法に用いるフィルタリング規則テーブル6の
データ構造について説明する。
【0032】フィルタリング規則テーブル6は、同期の
対象となるディレクトリエントリの選別規則に関する情
報及び選別されたディレクトリエントリが共通エントリ
か固有エントリかを表す情報を記憶している。フィルタ
リング規則テーブル6は、配列構造をなし、フィルタリ
ング規則を複数格納可能である。
【0033】フィルタリング規則テーブル6は、テーブ
ル中のレコードを一意に識別する為の識別名の記憶領域
90と、同期対象となるディレクトリツリーを指定する
ベースエントリの名称の記憶領域91と、スコープの記
憶領域92と、ベースエントリとスコープで指定された
範囲に属するディレクトリエントリの内、同期対象とな
るディレクトリエントリを更に選別する為のフィルタ条
件の記憶領域93と、当該フィルタリング規則に適合す
るディレクトリエントリが、図3に示した共通エントリ
42か、固有エントリ43かを表すエントリ種別の記憶
領域94とから構成されている。
【0034】フィルタリング規則テーブル6の情報例9
5に示すように、例えば、識別名90である「filUsr」
は、このフィルタリング規則テーブルが、「ユーザ(Use
r)」のフィルタリングのテーブルであることを示してい
る。また、例えば、ベースエントリ名称91である「OU
=PEOPLE,O=XYZ,C=JP」は、ベースエントリ名称が、国コ
ード(C=Country Code)が日本(JP)で、会社名(組織
名)(O=Orgnization)がXYZ会社で、組織単位(OU=Or
ganization Unit)が人事(PEOPLE)であることを示して
いる。また、スコープ92である「subtree」は、スコ
ープがベースエントリ以下の全エントリ(Subtree)であ
ることを示している。なお、スコープ92としては、他
に、「base」(ベースエントリのみ)、「onelevel」(ベ
ースエントリの子エントリ)等がある。さらに、フィル
タ条件93である「(objectclass=inetOrgPerson)」
は、OjbectClassの属性として、IFTFで、人を表す
ものとして標準化されたものであることを示している。
また、エントリ種別94である「0」は、フィルタリン
グ規則に適合するディレクトリエントリが、共通エント
リ42であることを示している。なお、エントリ種別9
4である「1」の場合には、フィルタリング規則に適合
するディレクトリエントリが固有エントリ43であるこ
とを示している。
【0035】フィルタリング規則テーブル6には、同期
処理を開始する前に、少なくとも、共通エントリを選別
するフィルタリング規則と、固有エントリを選別するフ
ィルタリング規則の2規則を登録しておく必要がある。
【0036】次に、図5を用いて、本実施形態によるデ
ィレクトリ同期方法に用いるスキーマ変換規則テーブル
7のデータ構造について説明する。スキーマ変換規則テ
ーブル7は、ディレクトリデータ11をアプリケーショ
ンデータ13へ変換する際の変換規則を記憶するもので
ある。スキーマ変換規則テーブル7は、配列構造をな
し、スキーマ変換規則を複数格納可能である。
【0037】スキーマ変換規則テーブル7は、テーブル
中のレコードを一意に識別する為の識別名の記憶領域1
00と、スキーマ変換規則を適用する共通エントリ42
について、それが属するオブジェクトクラスの記憶領域
101と、共通エントリの属性に関する属性変換規則の
記憶領域102と、スキーマ変換規則を適用する固有エ
ントリ43について、それが属するオブジェクトクラス
の記憶領域103と、固有エントリの属性に関する属性
変換規則の記憶領域104と、アプリケーションデータ
13を一意に識別する値を格納する属性の名称の記憶領
域105とから構成されている。
【0038】スキーマ変換規則テーブル7の情報例10
6に示すように、例えば、識別名100である「mapUs
r」は、このスキーマ変換規則テーブルが、「ユーザ(Us
er)」用の変換規則テーブルであることを示している。
また、対象クラス(共通)である「inetOrgPerson」
は、スキーマ変換規則を適用する共通エントリ42が属
するオブジェクトクラスがIFTFで、人を表すものと
して標準化されたものであることを示している。
【0039】ここで、図6を用いて、属性変換規則(共
通)102及び属性変換規則(固有)104の構成につ
いて説明する。属性変換規則102,104は、ディレ
クトリデータ11の属性であるマッピング元属性の名称
107と、前記属性に対応するアプリケーションデータ
13の属性であるマッピング先属性の名称108の組か
ら成る。例えば、図5に示した属性変換規則(共通)1
02である「cn,Name」は、ディレクトリデータ11の
属性であるマッピング元属性の名称「cn」が、この属性
に対応するアプリケーションデータ13の属性であるマ
ッピング先属性の名称が「Name」であることを示してお
り、「sn,FamiliyName」ィレクトリデータ11の属性で
あるマッピング元属性の名称「sn」が、この属性に対応
するアプリケーションデータ13の属性であるマッピン
グ先属性の名称が「FamilyName」であることを示してい
る。属性変換規則(固有)104も同様である。
【0040】また、対象クラス(固有)103である
「app1Person」は、スキーマ変換規則を適用する固有エ
ントリ41が属するオブジェクトクラスが、図3に示し
たアプリケーション1(App1)であることを示してい
る。さらに、識別子格納属性105である「uid」は、
アプリケーションデータ13を一意に識別する値を格納
する属性の名称が「uid」であることを示している。
【0041】スキーマ変換規則は、アプリケーションが
管理する情報の種類(ユーザ,組織,情報処理装置等)
毎に必要であり、同期処理を開始する前に登録しておく
必要がある。
【0042】次に、図7を用いて、本実施形態によるデ
ィレクトリ同期方法に用いる更新履歴記憶領域16のデ
ータ構造について説明する。図1に示した更新履歴記憶
領域16は、ディレクトリサーバ1内のディレクトリデ
ータ11の更新履歴を記憶している。更新履歴記憶領域
16は、更新履歴テーブル110を記憶する。更新履歴
テーブル110は、配列構造をなし、更新履歴の内容を
複数格納可能である。
【0043】更新履歴テーブル110は、更新履歴番号
の記憶領域111と、更新の対象となるエントリの名称
の記憶領域112と、更新種別の記憶領域113と、更
新内容の記憶領域114とから構成されている。
【0044】ここで、更新履歴番号111とは、各更新
情報を一意に識別するための整数値であり、更新が処理
された順番に1ずつ増加してゆくものである。例えば、
更新履歴テーブル110の情報例115の中の更新履歴
番号111である「1245」は、1245番目に更新
された番号であることを示している。また、例えば、対
象エントリ名称112である「UID=98001,OU=USR,OU=AP
P1,O=XYZ,C=JP」は、図3に示したように、国コード(C)
が日本であり、組織名(O)がXYZ会社であり、単位がアプ
リケーション1(APP1)で、ユーザ(USR)であり、ユーザ
ID(UID)が980001のエントリを有することを示
している。さらに、更新種別113である「add」は、
更新の種別が追加(add)であることを示している。更新
種別としては、他に、削除や変更がある。また、更新内
容114である「objectclass:appPerson uid:98001
appServerName:Server1」は、オブジェクトクラス属性
(objectclass)がappPersonで、ユーザーID(uid)が9
8001のアプリケーションデータは、サーバー名称(a
ppServerName)がServer1というサーバが有していること
を示している。更新履歴テーブル110内のレコード
は、更新履歴番号111の小さい順に並んでいる。
【0045】次に、図8を用いて、本実施形態によるデ
ィレクトリ同期方法に用いる更新履歴情報8のデータ構
造について説明する。更新履歴情報8は、ディレクトリ
同期サーバ2が取得した更新履歴に関する情報を記憶す
るものである。
【0046】更新履歴情報8は、取得済みの更新履歴の
内、最後に取得した更新履歴の更新履歴番号51を記憶
する更新履歴番号記憶領域50と、各更新履歴の内容を
記憶する取得済更新履歴テーブル52とから構成されて
いる。取得済更新履歴テーブル52は配列構造をなし、
更新情報を複数格納可能である。
【0047】取得済更新履歴テーブル52は、更新履歴
テーブル110と同様のデータ構造を持ち、更新履歴番
号の記憶領域53と、更新対象エントリの名称の記憶領
域54と、更新種別の記憶領域55と、更新内容の記憶
領域56とから構成されている。取得済更新履歴テーブ
ル52の情報例57は、図7に示した更新履歴テーブル
110の情報例115と同様となる。取得済更新履歴テ
ーブル52内のレコードは、更新履歴番号53の小さい
順に並んでいる。
【0048】次に、図9を用いて、本実施形態によるデ
ィレクトリ同期方法に用いるスナップショット9のデー
タ構造について説明する。スナップショット9は、配列
構造をなし、エントリ情報を複数格納可能である。スナ
ップショット9は、スナップショット逐次更新部17
が、同期処理中に更新履歴の情報を基に作成する。
【0049】スナップショット9は、レコード番号の記
憶領域60と、エントリ名称の記憶領域61と、エント
リ内容の記憶領域62とから構成されている。スナップ
ショット9の情報例63に示すように、レコード番号5
である「5」は5番目のレコードであることを示してい
る。また、エントリ名称61である「UID=98001,OU=US
R,OU=APP1,O=XYZ,C=JP」は、図6に示したエントリ名称
112と同様である。エントリ内容62である「pbject
class:app1Person uid:98001appl1ServerName:Server1
mail:suzuki@xyz.co.jp …… seeAlso:cn=一郎,sn=
鈴木, ou=総務部, o=XYZ, c=jp」の中で、ユーザIDが
98001である人のアプリケーション1のサーバー名
やメールアドレスがエントリ内容であり、また、「seeA
lso」は、リンクが張られていることを示している。リ
ンク先には、鈴木一郎氏(cn=一郎,sn=鈴木)の所属(日
本のXYZ会社の総務部)があることを示している。
【0050】次に、図10を用いて、本実施形態による
ディレクトリ同期方法に用いるリンクインデックス70
のデータ構造について説明する。リンクインデックス7
0は、或る共通エントリへのリンクを持つ固有エントリ
の検索を高速化する為のものである。リンクインデック
ス70は、配列構造をなし、インデックス情報を複数格
納可能である。リンクインデックス70は、スナップシ
ョット逐次更新部17が、同期処理中に更新履歴の情報
を基に作成する。
【0051】リンクインデックス70は、エントリ名称
の記憶領域71と、そのエントリへリンクしているエン
トリのレコード番号の記憶領域72とから構成されてい
る。リンクインデックス70の情報例73に示すよう
に、エントリ名称である「CN=ichiro, SN=suzuki, OU=P
EOPLE, O=XYZ, C=jp」は、固有エントリのエントリ名称
を示している。
【0052】次に、図11を用いて、本実施形態による
ディレクトリ同期方法に用いる同期内容テーブル10の
データ構造について説明する。同期内容テーブル10
は、アプリケーションデータ13に対する更新内容を記
憶するものである。同期内容テーブル10は、配列構造
をなし、アプリケーションデータ13に対する更新内容
を複数格納可能である。
【0053】同期内容テーブル10は、同期内容番号の
記憶領域80と、更新種別の記憶領域81と、更新内容
の記憶領域82とから構成されている。同期内容テーブ
ル10の情報例83に示すように、例えば、更新種別8
1である「add」は、更新内容が追加(add)であることを
示している。更新種別としては、他に、変更や削除があ
る。更新内容82である「table:USER userId:98001na
me:ichirosuzuki serverName:Server1」は、サーバ名
がServer1のユーザテーブル(USER)のユーザIDが98
001に、ichirosuzukiの名前を追加することを示して
いる。
【0054】次に、図12〜図23を用いて、本実施形
態によるディレクトリ同期方法の動作について説明す
る。最初に、図12を用いて、本実施形態によるディレ
クトリ同期方法における更新履歴取得部3の処理内容に
ついて説明する。
【0055】更新履歴取得部3は、更新履歴の取得に関
わる動作を定期的に実行する。最初に、ステップS90
1において、更新履歴取得部3は、図8に示した更新履
歴情報8の中の更新履歴番号記憶領域50の取得済更新
履歴番号51を参照する。
【0056】次に、ステップS902において、更新履
歴取得部3は、ディレクトリサーバ1が出力した更新履
歴の内、ステップS901で取得した取得済更新履歴番
号51より大きい更新履歴番号を持つ更新履歴を全て取
得する。例えば、取得済更新履歴番号51が「124
4」であったとすると、更新履歴番号が「1244」ま
での更新履歴が更新済みであるので、取得済更新履歴番
号が「1245」以降の更新履歴(例えば、図7に示し
た更新履歴テーブル110の情報例115以降の更新履
歴)を、更新履歴テーブル110から取得する。
【0057】そして、ステップS903において、更新
履歴取得部3は、それら更新履歴の情報を、図8に示し
た取得済更新履歴テーブル52に、情報例57のように
登録する。最後に、ステップS904において、更新履
歴取得部3は、ステップS902で取得した更新履歴の
内、最後に取得した更新履歴の更新履歴番号を、更新履
歴番号記憶領域50の取得済更新履歴番号51に登録す
る。
【0058】以上で、更新履歴取得部3の処理を終了し
て、ステップS905では、その後、スキーマ変換部4
のスキーマ変換処理に移行する。スキーマ変換処理の詳
細については、図13を用いて説明する。
【0059】次に、図13を用いて、本実施形態による
ディレクトリ同期方法におけるスキーマ変換部4の処理
内容について説明する。最初に、ステップS1001に
おいて、スキーマ変換部4は、図8に示した更新履歴情
報8の中の取得済更新履歴テーブル52の先頭レコード
に登録されたディレクトリデータ11に対する更新に関
して、更新種別決定部18の更新種別決定処理を実行す
る。更新種別決定処理の詳細については、図14及び図
15を用いて後述する。
【0060】次に、ステップS1002において、スキ
ーマ変換部4は、アプリケーションデータ13への更新
内容を決定するため、属性マッピング処理を実行する。
属性マッピング処理の詳細については、図16〜図18
を用いて後述する。
【0061】次に、ステップS1003において、スナ
ップショット逐次更新部17は、スナップショットの逐
次更新処理を実行する。スナップショットの更新処理の
詳細については、図19〜図22を用いて後述する。
【0062】次に、ステップS1004において、スキ
ーマ変換部4は、アプリケーションデータ13に対する
更新が不要と判断されたか否かを確認し、更新が不要な
らば、ステップS1006以降の処理へ移行し、更新が
必要ならば、ステップS1005を実行する。
【0063】更新が必要な場合には、ステップS100
5において、スキーマ変換部4は、図11に示した同期
内容テーブル10に新規レコードを登録する。新規レコ
ードの同期内容番号70,更新種別71及び更新内容7
2には、それぞれ、現在処理中である取得済更新履歴テ
ーブル52のレコードの更新履歴番号53,ステップS
1001で決定した更新種別及びステップS1002で
決定した更新内容を登録する。
【0064】次に、ステップS1006において、スキ
ーマ変換部4は、取得済更新履歴テーブル52の全レコ
ードに対して上述した処理を実行したか否かを判断す
る。実行していない場合には、ステップS1007にお
いて、スキーマ変換部4は、取得済更新履歴テーブル5
2から次履歴を取得し、ステップS1001〜S100
5を繰り返し実行する。
【0065】また、全履歴の処理が終了すると、ステッ
プS1008において、スキーマ変換部4は、図8に示
した取得済更新履歴テーブル52を削除する。そして、
スキーマ変換処理が終了すると、ステップS1009に
おいて、アプリケーションデータ更新部5のアプリケー
ションデータ更新処理へ移行する。アプリケーションデ
ータ更新処理の詳細については、図23を用いて後述す
る。
【0066】ここで、図14及び図15を用いて、本実
施形態によるディレクトリ同期方法における更新種別決
定部18の処理内容について説明する。更新種別決定処
理では、更新の対象となったディレクトリエントリが、
更新が実行される前と更新が実行された後に関して、ア
プリケーションデータ13への同期条件を満足するか否
かを、スナップショット9を用いて調べ、その結果から
アプリケーションデータ13への更新種別を決定する。
ここで、「同期条件」とは、更新対象のエントリがフィ
ルタリング規則テーブル6に登録されたフィルタリング
規則のいずれかに適合し、かつ、そのエントリが共通エ
ントリの場合は固有エントリとリンクしており、そのエ
ントリが固有エントリの場合は共通エントリとリンクし
ているという条件のことである。
【0067】最初に、ステップS1101〜S1105
において、更新種別決定部18は、更新対象のディレク
トリエントリが更新前に同期条件を満足していたか否か
の判定を行なう。即ち、ステップS1101において、
更新種別決定部18は、図8に示した取得済更新履歴テ
ーブル52の更新種別55のデータにより、ディレクト
リデータ11に対する更新種別が追加か否かを確認す
る。追加の場合、追加される以前に更新対象のエントリ
は存在しておらず、同期条件を満足していなかったのは
自明であるため、ステップS1106以降の処理に移行
する。
【0068】追加以外の変更や削除の場合は、ステップ
S1102において、更新種別決定部18は、図8に示
した取得済更新履歴テーブル52の対象エントリ名称5
4と、図9に示したスナップショット9のエントリ名称
61が一致するという条件でスナップショット9を検索
し、合致するレコードのスナップショット9のエントリ
内容62を取得する。これは、更新対象のエントリの更
新前のエントリ内容である。
【0069】次に、ステップS1103において、更新
種別決定部18は、図4に示したフィルタリング規則テ
ーブル6に登録されたレコードを順に参照し、ベースエ
ントリ名称91とスコープ92で特定されたディレクト
リツリー内に更新対象のエントリが存在し、かつ、ステ
ップS1102で取得したエントリ内容がフィルタ条件
93を満たすか否か調べることで、適合するフィルタリ
ング規則を検索する。例えば、図4に示したベースエン
トリ名称91の情報例95は、「OU=PEOPLE,O=XYZ,C=J
P」であり、スコープ92の情報例95は、「subtree」
であるので、図8に示した取得済更新履歴テーブル52
の対象エントリ名称54の情報例57では、更新対象の
エントリが存在しないことになる。また、ベースエント
リ名称91が、「OU=APP1,O=XYZ,C=JP」であり、スコー
プ92の情報例95が、「subtree」であるならば、図
8に示した取得済更新履歴テーブル52の対象エントリ
名称54の情報例57は、「UID=98001, OU=USR, OU=AP
P1, O=XYZ, C=JP」であるため、ベースエントリ以下のs
ubtreeにおいて更新対象のエントリが存在することにな
る。そして、ステップS1102で取得したエントリ内
容62がフィルタ条件を満たすかどうか調べる。
【0070】適合するフィルタリング規則が存在しない
場合、更新種別決定部18は、更新前は同期条件を満足
しなかったと判断し、ステップS1106以降の処理に
移行する。また、適合するフィルタリング規則が存在し
た場合、更新種別決定部18は、そのフィルタリング規
則のエントリ種別94を参照し、値が「0」である場合
は前記ディレクトリエントリは共通エントリであると判
断し、値が「1」である場合は固有エントリであると判
断する。
【0071】次に、ステップS1105において、更新
種別決定部18は、更新対象のエントリとリンクするエ
ントリが、更新前に存在したか否かの確認処理を行な
う。存在した場合、更新前は同期条件を満足したと判断
し、存在しなかった場合、更新前は同期条件を満足しな
かったと判断する。
【0072】ここで、図15を用いて、リンク先エント
リの存在確認処理の内容について説明する。リンク先エ
ントリの存在確認処理は、更新対象のディレクトリエン
トリとリンクするエントリの存在確認をする処理であ
り、或る更新が実行される前の確認処理(図14のステ
ップS1105)と、実行された後の確認処理(図14
のステップS1113)がある。
【0073】最初に、ステップS1201において、更
新種別決定部18は、図14のステップS1104或い
はステップS1112の処理で取得したエントリ種別が
共通エントリか固有エントリで処理を分岐する。固有エ
ントリの場合は、ステップS1202に進み、共通エン
トリの場合には、ステップS1208に進む。
【0074】固有エントリの場合、ステップS1202
において、更新種別決定部18は、図14のステップS
1102の処理で取得した更新前のエントリ内容、或い
はステップS1107〜S1110の処理で取得した更
新後のエントリ内容が、リンクを格納する属性を含むか
否かを調べる。リンクを格納する属性を含む場合とは、
図9に示したスナップショット9のエントリ内容62の
中に、情報例63に示すように、「seeAlso」の文を含
む場合である。含む場合には、ステップS1203に進
み、含まない場合には、ステップS1207に進む。
【0075】含む場合、ステップS1203において、
更新種別決定部18は、リンク先の共通エントリの存在
確認のため、スナップショット9を、リンクを格納する
属性の値とエントリ名称61が一致するという条件で検
索する。ここで、リンクを格納する属性の値とは、例え
ば、「sn=鈴木」である。そして、ステップS1204
において、更新種別決定部18は、合致するレコードが
存在するか否か調べる。存在する場合には、ステップS
1205に進み、存在しない場合には、ステップS12
07に進む。
【0076】存在した場合、ステップS1205におい
て、更新種別決定部18は、リンク先エントリが存在し
たと判断する。次に、ステップS1206において、更
新種別決定部18は、合致したレコードを、スナップシ
ョット9から取得する。
【0077】ステップS1202の判断で、リンクが存
在しない場合、また、ステップS1204の判断で、レ
コードが存在しない場合、ステップS1207におい
て、更新種別決定部18は、リンク先エントリはしない
と判断する。
【0078】更新対象のエントリが共通エントリの場
合、ステップS1208において、更新種別決定部18
は、リンクインデックス70を、そのエントリの名称と
エントリ名称71が一致するという条件で検索する。そ
して、ステップS1209において、更新種別決定部1
8は、合致するレコードが存在するか否か調べる。存在
する場合には、ステップS1210に進み、存在しない
場合には、ステップS1213に進む。
【0079】存在した場合、ステップS1210におい
て、更新種別決定部18は、リンク先エントリが存在し
たと判断する。そして、ステップS1211において、
更新種別決定部18は、スナップショット9を、合致し
たレコードのレコード番号72とレコード番号60が一
致するという条件で検索する。次に、ステップS121
2において、更新種別決定部18は、合致したレコード
をスナップショット9から取得する。
【0080】一方、ステップS1209の判断におい
て、合致するレコードが存在しなかった場合、ステップ
S1213において、更新種別決定部18は、リンク先
エントリは存在しなかったと判断する。
【0081】ここで、図14に戻り、ステップS110
6〜S1113において、更新種別決定部18は、更新
対象のディレクトリエントリが更新後に同期条件を満足
するか否かの判定を行なう。最初に、ステップS110
6及びS1107において、更新種別決定部18は、デ
ィレクトリデータ11への更新種別により処理を分岐す
る。即ち、更新種別が削除の場合には、削除された後デ
ィレクトリエントリは存在せず、同期条件を満足しない
のは自明であるため、ステップS1114に進み、更新
種別が変更の場合には、ステップS1108に進み、更
新種別が追加の場合には、ステップS1110に進む。
【0082】また、更新種別が変更ならば、ステップS
1108において、更新種別決定部18は、更新対象の
エントリの名称とエントリ名称61が一致するという条
件でスナップショット9を検索し、合致するレコードの
エントリ内容62を取得する。次に、SステップS11
09において、更新種別決定部18は、ステップS11
08で取得したエントリ内容に、現在処理中の更新履歴
レコードの更新内容56を反映させ、更新後のエントリ
内容を得る。即ち、図9に示したスナップショット9の
エントリ内容62に、図8に示した取得済更新履歴テー
ブル52の更新内容56を入れる。
【0083】さらに、更新種別が追加ならば、ステップ
S1110において、更新種別決定部18は、更新後の
エントリ内容は、現在処理中の更新履歴レコードの更新
内容56と同一であるとする。
【0084】次に、ステップS1111において、更新
種別決定部18は、フィルタリング規則テーブル6に登
録されたレコードを順に参照し、ベースエントリ名称9
1とスコープ92で特定されたディレクトリツリー内に
前記ディレクトリエントリが存在し、かつ、ステップS
1109或いはステップS1110で取得した更新後の
エントリ内容がフィルタ条件93を満たすか否か調べ
る。適合するフィルタリング規則が存在する場合には、
ステップS1112に進み、適合するフィルタリング規
則が存在しない場合には、更新後は同期条件を満足しな
いと判断し、ステップS1114に進む。
【0085】適合するフィルタリング規則が存在する場
合、ステップS1112において、更新種別決定部18
は、フィルタリング規則のエントリ種別94を参照し、
値が0である場合は前記ディレクトリエントリは共通エ
ントリであると判断し、値が1である場合は固有エント
リであると判断する。その後、ステップS1113にお
いて、更新種別決定部18は、更新後に前記ディレクト
リエントリとリンクするエントリが存在するか否かの確
認処理を行なう。リンク先のエントリの存在確認処理
は、図15に示したとおりである。存在する場合、更新
後は同期条件を満足すると判断し、存在しない場合、更
新後は同期条件を満足しないと判断する。
【0086】最後に、ステップS1114において、更
新種別決定部18は、以上の処理の結果からアプリケー
ションデータ13への更新種別を決定する。すなわち、
更新前に同期条件を満足せず、更新後に同期条件を満足
する状態へ移行した場合は更新種別は「追加」である。
更新前に同期条件を満足し、更新後に同期条件を満足し
ない状態へ移行した場合は更新種別は「削除」である。
更新前後共に同期条件を満足する場合は更新種別は「変
更」である。更新前後共に同期条件を満足しない場合は
アプリケーションデータ13へは更新を行なわない。こ
のようにして、共有エントリと固有エントリの同期をと
り、同期条件を満たさない場合には、更新を行わないよ
うにすることにより、不整合が発生することを防止でき
る。
【0087】次に、図16〜図18を用いて、本実施形
態によるディレクトリ同期方法における属性マッピング
処理の内容について説明する。属性マッピング処理は、
図13に示したスキーマ処理の中のステップS1002
における処理である。
【0088】最初に、図16を用いて、属性マッピング
処理の全体的な処理内容について説明する。最初に、ス
テップS1301及びS1302において、スキーマ変
換部4は、図14のS1114で決定したアプリケーシ
ョンデータ13に対する更新種別により処理を分岐す
る。
【0089】まず、アプリケーションデータ13に対す
る更新を行なわない場合は、何も行なう必要はないた
め、属性マッピング処理を終了する。更新種別が削除の
場合には、ステップS1303において、スキーマ変換
部4は、削除に関する属性マッピング処理を実行する。
削除に関する属性マッピング処理の詳細については、図
17を用いて後述する。更新種別が追加及び変更の場合
には、ステップS1304において、スキーマ変換部4
は、追加,変更に関する属性マッピング処理を実行す
る。追加,変更に関する属性マッピング処理の詳細につ
いては、図18を用いて後述する。
【0090】次に、図17を用いて、削除に関する属性
マッピング処理の処理内容について説明する。最初に、
ステップS1401において、スキーマ変換部4は、更
新対象のディレクトリエントリに適用するスキーマ変換
規則を決定する。そのために、図14のステップS11
04で取得したエントリ種別により処理を分岐する。更
新対象のエントリが共通エントリである場合には、ステ
ップS1402に進み、更新対象のエントリが固有エン
トリである場合、ステップS1404に進む。
【0091】更新対象のエントリが共通エントリである
場合、ステップS1402において、スキーマ変換部4
は、図14のステップS1102で取得したエントリ内
容から、オブジェクトクラスを格納するobjectclass属
性を取り出す。例えば、図9に示した例では、スナップ
ショット9のエントリ内容62から、情報例63に示す
objectclass属性である「app1Person」を取り出す。次
に、ステップS1403において、スキーマ変換部4
は、図15のS1212で取得したリンク先の固有エン
トリのエントリ内容からも、objectclass属性を取り出
す。
【0092】また、更新対象のディレクトリエントリが
固有エントリである場合、ステップS1404におい
て、スキーマ変換部4は、図14のS1102で取得し
たエントリ内容から、オブジェクトクラスを格納するob
jectclass属性を取り出す。次に、ステップS1405
において、スキーマ変換部4は、図15のS1206で
取得したリンク先の共通エントリのエントリ内容から
も、objectclass属性を取り出す。
【0093】次に、適用するスキーマ変換規則を決定す
る。まず、ステップS1406において、スキーマ変換
部4は、スキーマ変換規則テーブル7の先頭レコードを
参照し、共通エントリの対象クラス101が、ステップ
S1402、或いはS1405の処理で取得した共通エ
ントリのobjectclass属性に含まれ、かつ、固有エント
リの対象クラス103が、ステップS1403、或いは
S1404の処理で取得した固有エントリのobjectclas
s属性に含まれるか否か調べる。含まれる場合には、ス
テップS1408に進み、含まれない場合には、ステッ
プS1407に進み、ステップS1407において、ス
キーマ変換部4は、次の規則を参照し、同様の処理を繰
り返す。
【0094】含まれる場合、ステップS1408におい
て、スキーマ変換部4は、そのスキーマ変換規則の識別
子格納属性名称105を取得する。次に、ステップS1
409において、スキーマ変換部4は、図14のステッ
プS1104で取得したエントリ種別により、処理を分
岐する。即ち、エントリ種別が共通エントリの場合に
は、ステップS1410に進み、固有エントリの場合に
は、ステップS1411に進む。そして、ステップS1
410若しくは、ステップS1411において、固有エ
ントリに格納されているアプリケーションデータ13内
の削除すべきエントリを一意に特定する識別子を取得す
る。
【0095】更新対象のディレクトリエントリが共通エ
ントリである場合、ステップS1410において、スキ
ーマ変換部4は、図15のステップS1212で取得し
たリンク先固有エントリのエントリ内容から、ステップ
S1408で取得した名称を持つ属性(アプリケーショ
ンデータ13の識別子を格納する属性)を取り出す。例
えば、図5に示したように、スキーマ変換規則テーブル
7の識別子格納属性名称105が、情報例106に示す
ように、「uid」である場合、図9に示したスナップシ
ョット9のエントリ内容62から、情報例63に示す例
の場合には、ユーザID(uid)として、「98001」を取
り出す。
【0096】また、ディレクトリエントリが固有エント
リである場合、ステップS1411において、スキーマ
変換部4は、図14のステップS1102で取得した更
新対象エントリのエントリ内容から、ステップS140
8で取得した名称を持つ属性を取り出す。そして、ステ
ップS1412において、スキーマ変換部4は、ステッ
プS1410、或いはS1411で取得した識別子を格
納する属性が、アプリケーションデータ13に対する更
新内容とする。
【0097】次に、図18を用いて、追加,変更に関す
る属性マッピング処理の処理内容について説明する。最
初に、ステップS1501において、スキーマ変換部4
は、更新対象のディレクトリエントリに適用するスキー
マ変換規則を決定する。そのために、図14のステップ
S1112で取得したエントリ種別により処理を分岐す
る。更新対象のエントリが共通エントリである場合に
は、ステップS1502に進み、更新対象のエントリが
固有エントリである場合、ステップS1504に進む。
【0098】更新対象のエントリが共通エントリである
場合、ステップS1502において、スキーマ変換部4
は、図14のステップS1107で取得したエントリ内
容から、オブジェクトクラスを格納するobjectclass属
性を取り出す。次に、ステップS1503において、ス
キーマ変換部4は、図15のS1212で取得したリン
ク先の固有エントリのエントリ内容からも、objectclas
s属性を取り出す。
【0099】また、更新対象のディレクトリエントリが
固有エントリである場合、ステップS1504におい
て、スキーマ変換部4は、図14のS1110で取得し
たエントリ内容から、オブジェクトクラスを格納するob
jectclass属性を取り出す。次に、ステップS1505
において、スキーマ変換部4は、図15のS1206で
取得したリンク先の共通エントリのエントリ内容から
も、objectclass属性を取り出す。
【0100】次に、適用するスキーマ変換規則を決定す
る。まず、ステップS1506において、スキーマ変換
部4は、スキーマ変換規則テーブル7の先頭レコードを
参照し、共通エントリの対象クラス101が、ステップ
S1502、或いはS1505の処理で取得した共通エ
ントリのobjectclass属性に含まれ、かつ、固有エント
リの対象クラス103が、ステップS1503、或いは
S1504の処理で取得した固有エントリのobjectclas
s属性に含まれるか否か調べる。含まれる場合には、ス
テップS1508に進み、含まれない場合には、ステッ
プS1507に進み、ステップS1507において、ス
キーマ変換部4は、次の規則を参照し、同様の処理を繰
り返す。
【0101】次に、ステップS1508において、スキ
ーマ変換部4は、S1506で決定したスキーマ変換規
則の共通エントリに対する属性変換規則102を参照
し、共通エントリのエントリ内容に含まれる属性名をア
プリケーションデータ13の属性名に置換する。例え
ば、図5に示したように、属性変換規則(共通)102
として、情報例106に示すように、「cn,Name」とあ
る場合には、共通エントリの属性名「cn:一郎」を、ア
プリケーションデータの属性名「Name:ichiro」に置換
する。次に、ステップS1509において、スキーマ変
換部4は、属性名の置換がすべての属性について行われ
たか否かを判断し、行われていない場合には、ステップ
S1510において、スキーマ変換部4は、次の属性に
ついて、属性名の置換を行う。
【0102】属性名の置換が、共通エントリのエントリ
内容に含まれる全属性に対して行なわれると、ステップ
S1511において、スキーマ変換部4は、ステップS
1506で決定したスキーマ変換規則の固有エントリに
対する属性変換規則104を参照し、固有エントリのエ
ントリ内容に含まれる属性名をアプリケーションデータ
13の属性名に置換する。次に、ステップS1512に
おいて、スキーマ変換部4は、属性名の置換がすべての
属性について行われたか否かを判断し、行われていない
場合には、ステップS1513において、スキーマ変換
部4は、次の属性について、属性名の置換を行う。
【0103】属性名の置換が、固有エントリのエントリ
内容に含まれる全属性に対して行なわれると、ステップ
S1514において、スキーマ変換部4は、ステップS
1508〜S1510までの処理により決定したアプリ
ケーションデータ13の属性、及びステップS1511
〜S1513までの処理により決定したアプリケーショ
ンデータ13の属性を結合することにより、アプリケー
ションデータ13に対する更新内容を得る。
【0104】次に、図19〜図22を用いて、本実施形
態によるディレクトリ同期方法におけるスナップショッ
トの更新処理の内容について説明する。スナップショッ
トの更新処理は、図13に示したスキーマ処理の中のス
テップS1003における処理であり、スナップショッ
ト逐次更新部17が行うものである。
【0105】図19に示すように、ステップS1601
及びS1602において、スナップショット逐次更新部
17は、現在処理中の更新履歴の更新種別により処理を
分岐する。即ち、追加の場合は、ステップS1603に
おいて追加処理を実行し、変更の場合は、ステップS1
604において変更処理を実行し、削除の場合は、ステ
ップS1605において削除処理を実行する。それぞれ
の処理の詳細については、図20〜図22を用いて説明
する。
【0106】最初に、図20を用いて、スナップショッ
ト9のレコード追加処理の内容について説明する。ステ
ップS1701において、スナップショット逐次更新部
17は、スナップショット9に新規レコードを登録す
る。この時、レコード番号60には、他のレコードと重
複しない値を登録する。例えば、レコードを登録する毎
に1ずつ加算した値を割り当てるようにする。エントリ
名称61には、更新対象のディレクトリエントリの名称
を登録する。例えば、エントリ名称61には、図8に示
した取得済更新履歴テーブル52の対象エントリ名称5
4の情報例57の「UID=98001,OU=USR, OU=APP1, O=XY
Z, C=JP」を登録する。また、エントリ内容62には、
図14のステップS1109、或いはS1110の処理
により取得した更新後のエントリ内容を登録する。例え
ば、図8に示した取得済更新履歴テーブル52の更新内
容56の情報例57である「objectclass:appPerson u
id:98001 appServerName:Server1」を登録する。
【0107】次に、ステップS1702において、スナ
ップショット逐次更新部17は、ステップS1112の
処理により取得したエントリ種別により処理を分岐す
る。即ち、更新対象のディレクトリエントリが共通エン
トリの場合、リンクを格納する属性は持たないため、レ
コード追加処理を終了する。固有エントリの場合、ステ
ップS1703に進む。
【0108】そして、ステップS1703において、ス
ナップショット逐次更新部17は、更新後のエントリ内
容を参照して、リンクを格納する属性が含まれるか否か
調べる。含まれる場合には、ステップS1704に進
み、含まれない場合には、レコード追加処理を終了す
る。
【0109】次に、含まれる場合、ステップS1704
において、スナップショット逐次更新部17は、リンク
インデックス70に、新規レコードを登録する。この
時、リンク先エントリ名称71には、前記属性の値を登
録する。レコード番号72は、S1701で登録したス
ナップショットの新規レコードのレコード番号60と同
一の値を登録する。
【0110】次に、図21を用いて、スナップショット
9のレコード変更処理の内容について説明する。最初
に、ステップS1801において、スナップショット逐
次更新部17は、図14のステップS1108の処理で
実行したスナップショット9の検索において、検索条件
に合致したレコードのエントリ内容62を変更する。こ
の時、検索条件に合致したレコードのエントリ内容62
を、図14のS1109の処理により取得した更新後の
エントリ内容で上書きする。
【0111】次に、ステップS1802において、スナ
ップショット逐次更新部17は、図14のS1112の
処理により取得したエントリ種別により処理を分岐す
る。即ち、更新対象のディレクトリエントリが共通エン
トリの場合、リンクを格納する属性は持たないため、レ
コード変更処理を終了する。固有エントリの場合には、
ステップS1803に進む。
【0112】固有エントリの場合、ステップS1803
〜S1805において、スナップショット逐次更新部1
7は、変更履歴テーブル52の現在処理中であるレコー
ドの更新内容56を参照して、共通エントリに対するリ
ンクを格納する属性が更新されたか否か調べる。そし
て、更新種別によって処理が分岐し、リンクを格納する
属性の追加の場合には、ステップS1806に進み、リ
ンクを格納する属性の削除の場合には、ステップS18
07に進み、リンクを格納する属性の変更の場合には、
ステップS1808に進む。
【0113】リンクを格納する属性が追加された場合に
は、ステップS1806において、スナップショット逐
次更新部17は、リンクインデックス70に、新規レコ
ードを登録する。この時、リンク先エントリ名称71に
は、前記属性の値を登録する。レコード番号72は、ス
テップS1801の処理で変更したスナップショット9
のレコードのレコード番号60と同一の値を登録する。
【0114】リンクを格納する属性が削除された場合に
は、ステップS1807において、スナップショット逐
次更新部17は、リンクインデックス70からレコード
を削除する。すなわち、まず、図14のS1102の処
理により取得したエントリ内容62からリンクを格納す
る属性を取り出す。次に、リンクインデックス70を、
前記属性の値とエントリ名称71が一致するという条件
で検索し、合致するレコードを削除する。
【0115】リンクを格納する属性が変更された場合に
は、ステップS1808において、スナップショット逐
次更新部17は、リンクインデックス70からレコード
を削除し、新規レコードを追加する。すなわち、まず、
図14のステップS1102で取得したエントリ内容6
2からリンクを格納する属性の値を取り出す。次に、リ
ンクインデックス70を、前記属性の値とエントリ名称
71が一致するという条件で検索し、合致するレコード
を削除する。その後、新規レコードを登録する。この
時、エントリ名称71には、図14のステップS110
9の処理により取得した更新後のエントリ内容からリン
クを格納する属性を取り出し、その属性の値を登録す
る。レコード番号72は、S1801で変更したスナッ
プショット9のレコードのレコード番号60と同一の値
を登録する。
【0116】次に、図22を用いて、スナップショット
9のレコード削除処理の内容について説明する。最初
に、ステップS1901において、スナップショット逐
次更新部17は、図14のステップS1104の処理に
より取得したエントリ種別により処理を分岐する。更新
対象のディレクトリエントリが共通エントリの場合に
は、リンクを格納する属性は持たないため、ステップS
1904に進む。また、固有エントリの場合には、ステ
ップS1902に進む。
【0117】固有エントリの場合には、ステップS19
02において、スナップショット逐次更新部17は、図
14のS1102の処理により取得したスナップショッ
ト9のエントリ内容62に、図3のリンク45を格納す
る属性が含まれるか否か調べる。含まれる場合には、ス
テップS1903に進み、含まれない場合には、ステッ
プS1904に進む。
【0118】リンクを格納する属性が含まれる場合に
は、ステップS1903において、スナップショット逐
次更新部17は、リンクインデックス70を、前記属性
の値とエントリ名称71が一致するという条件で検索
し、合致するレコードを削除する。最後に、ステップS
1904において、スナップショット逐次更新部17
は、図14のステップS1102の処理により取得し
た、スナップショット9のレコードを削除する。
【0119】次に、図23を用いて、本実施形態による
ディレクトリ同期方法におけるアプリケーションデータ
の更新処理の内容について説明する。アプリケーション
データの更新処理は、アプリケーションデータ更新部5
によって実行される。
【0120】最初に、ステップS2001において、ア
プリケーションデータ更新部5は、同期内容テーブル1
0の先頭レコードを取得する。
【0121】次に、ステップS2002において、アプ
リケーションデータ更新部5は、前記レコードの更新内
容82に従って、アプリケーションデータ13を更新す
る。
【0122】次に、ステップS2003において、アプ
リケーションデータ更新部5は、すべての更新内容に処
理が実行されたか否かを判断し、実行されていない場合
には、ステップS2004に進んで、次の同期内容レコ
ードを取り出し、ステップS2001及びS2002を
実行して、同期内容テーブル10の全レコードに対して
実行する。全ての同期内容レコードについて処理が実行
されると、ステップS2005において、アプリケーシ
ョンデータ更新部5は、同期内容レコード10の全レコ
ードを削除する。
【0123】なお、以上の説明では、ディレクトリ同期
サーバ2を用いて、本実施形態によるディレクトリ同期
方法を実現しているが、ディレクトリサーバ1を用い
て、本実施形態によるディレクトリ同期方法を実現する
ようにしてもよいものである。そのためには、図1に示
した更新履歴取得部3,スキーマ変換部4,更新種別決
定部18,スナップショット逐次更新部17,アプリケ
ーションデータ更新部5や、各テーブル6,7,8、
9,10を、ディレクトリサーバ1内に備えるようにす
ればよいものである。
【0124】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ディレクトリサーバが出力する更新履歴を定期的に
取得し、その更新履歴に基づき作成されるディレクトリ
データのスナップショットと更新履歴からアプリケーシ
ョンデータに対して行うべき更新内容を取得し、アプリ
ケーションデータを更新することで、従来はディレクト
リサーバの検索を要するためディレクトリエントリ数増
大に従って所要時間が増大したディレクトリ同期処理
を、ディレクトリエントリ数に関わらず一定の時間で実
行することが可能となる。即ち、従来は、更新時に全ス
ナップショットを作成していたので、ディレクトリエン
トリ数増大に従ってスナップショット作成時間が増大す
るのに対して、本実施形態においては、更新履歴を取得
する毎に、スナップショットを作成しているので、更新
時のスナップショット作成が不要となるため、ディレク
トリエントリ数が増大しても、更新所要時間が増大する
ことはないものである。
【0125】また、本実施形態によれば、ディレクトリ
サービスに対する更新を禁止する期間を無くしディレク
トリサービスの可用性を向上することが可能である。即
ち、従来は、スナップショットを取得している間はディ
レクトリサービスに対する更新を禁止しなければならな
いため、更新を禁止する期間を設ける必要があったのに
対して、本実施形態においては、更新履歴情報に基づい
て更新を行っており、更新の途中に新たな更新情報が追
加されたとしても、新たな更新情報について更新は次回
に行うため、更新を禁止する期間を設ける必要はないも
のである。
【0126】さらに、従来は同期処理を行う間隔を短く
したとしても、スナップショットを取得している間は必
ずディレクトリデータとアプリケーションデータが不整
合状態となったが、本実施形態によれば、更新履歴を取
得する間隔を短くすることにより、ディレクトリデータ
とアプリケーションデータの間に不整合が発生する期間
をより短くすることができる。即ち、図14のステップ
S1114の判断で同期条件を満たさないこととなるた
め、同期条件を満たさない場合には、更新を行わないよ
うにすることにより、不整合が発生することを防止でき
る。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、ディレクトリサービス
に登録されるディレクトリエントリの数が増加した場合
も、ディレクトリサービスとアプリケーションの同期に
要する時間を一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期方
法を実行するディレクトリ同期システムのシステム構成
図である。
【図2】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期方
法を実行するディレクトリシステムを構成するディレク
トリサーバ,アプリケーションサーバ及びディレクトリ
同期サーバのシステム構成について説明する。
【図3】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期方
法に用いるディレクトリデータの論理構造の説明図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期方
法に用いるフィルタリング規則テーブルのデータ構造の
説明図である。
【図5】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期方
法に用いるスキーマ変換規則テーブルのデータ構造の説
明図である。
【図6】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期方
法に用いるスキーマ変換テーブルの属性変換規則のデー
タ構造の説明図である。
【図7】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期方
法に用いる更新履歴記憶領域のデータ構造の説明図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期方
法に用いる更新履歴情報のデータ構造の説明図である。
【図9】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期方
法に用いるスナップショットのデータ構造の説明図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法に用いるリンクインデックスのデータ構造の説明図
である。
【図11】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法に用いる同期内容テーブルのデータ構造の説明図で
ある。
【図12】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法における更新履歴取得部の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図13】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法におけるスキーマ変換部の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図14】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法における更新種別決定部の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図15】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法における更新種別決定部の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図16】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法における属性マッピング処理の全体的な処理内容を
示すフローチャートである。
【図17】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法における属性マッピング処理の中の削除時のマッピ
ング処理容を示すフローチャートである。
【図18】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法における属性マッピング処理の中の追加,変更時の
マッピング処理内容を示すフローチャートである。
【図19】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法におけるスナップショットの更新処理の全体的な処
理内容を示すフローチャートである。
【図20】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法におけるスナップショットの更新処理の中の削除処
理の内容を示すフローチャートである。
【図21】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法におけるスナップショットの更新処理の中の変更処
理の内容を示すフローチャートである。
【図22】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法におけるスナップショットの更新処理の中の追加処
理の内容を示すフローチャートである。
【図23】本発明の一実施形態によるディレクトリ同期
方法におけるアプリケーションデータの更新処理の全体
的な処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…ディレクトリサーバ 2…ディレクトリ同期サーバ 3…更新履歴取得部 4…スキーマ変換部 5…アプリケーションデータ更新部 6…フィルタリング規則テーブル 7…スキーマ変換規則テーブル 8…更新履歴情報 9…スナップショット 10…同期内容テーブル 11…ディレクトリデータ 12…アプリケーションサーバ 13…アプリケーションデータ 14,15…DB 16…更新履歴記憶領域 17…スナップショット逐次更新部 18…更新種別決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平島 陽子 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 中村 敏治 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 (72)発明者 武井 茂樹 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 Fターム(参考) 5B082 DD04 DD07 EA01 GA14 GB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディレクトリサーバに記憶されたディレク
    トリデータと、このディレクトリサーバにネットワーク
    を介して接続された少なくとも1つ以上のアプリケーシ
    ョンサーバに記憶されたアプリケーションデータとの同
    期を行なうディレクトリ同期方法において、 A)上記ディレクトリデータに対して行った更新履歴を
    定期的に取得し、 B)この取得した更新履歴を順に参照し、ディレクトリ
    データのスナップショットを逐次更新し、 C)更新履歴の内容と、スナップショットの情報に従
    い、上記アプリケーションサーバへの更新種別を決定
    し、 D)更新履歴の内容をアプリケーションサーバへの更新
    へ変換し、 E)このアプリケーションサーバへの更新内容を基にア
    プリケーションサーバの更新を実行することを特徴とす
    るディレクトリ同期方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディレクトリ同期方法にお
    いて、 上記アプリケーションサーバが管理する情報を、アプリ
    ケーションに依存しない共通情報と、アプリケーション
    固有の固有情報に分類し、それら2種類の情報を上記デ
    ィレクトリサーバ内の異なるエントリに格納し、かつ、
    それらのエントリ間にリンクを設定することを特徴とす
    るディレクトリ同期方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載のディレクトリ同期方法にお
    いて、 上記定期的に取得された更新履歴中の更新に関して、そ
    の更新をスナップショットに反映する前後で、その更新
    の対象となるユーザ情報を分割して格納している2エン
    トリが存在し、かつ、それらエントリ間にリンクが存在
    するか否かを調べ、 反映前は存在せず、反映後に存在する場合は、アプリケ
    ーションデータに対する更新種別を追加と決定し、 逆に反映前は存在し、反映後に存在しない場合は、アプ
    リケーションデータに対する更新種別を追加と決定し、 反映の前後共に存在する場合は、アプリケーションデー
    タに対する更新種別を変更と決定し、 反映の前後共に存在しない場合は、更新を行わないこと
    を特徴とするディレクトリ同期方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のディレクトリ同期方法にお
    いて、 アプリケーションデータとの同期を要するディレクトリ
    データを選別するフィルタリング規則に適合しないディ
    レクトリデータに関してはディレクトリサーバ上に存在
    しないものと見なし、 このフィルタリング規則に適合するディレクトリデータ
    に関してのみ更新種別を決定することを特徴とするディ
    レクトリ同期方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載のディレクトリ同期方法にお
    いて、 アプリケーションデータに対する更新種別の削除に対し
    ては、スナップショットからアプリケーションデータの
    識別子を取得し、アプリケーションデータから削除すべ
    きユーザ情報を特定することを特徴とするディレクトリ
    同期方法。
JP08366099A 1999-03-26 1999-03-26 ディレクトリ同期方法 Expired - Fee Related JP3810577B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08366099A JP3810577B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 ディレクトリ同期方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08366099A JP3810577B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 ディレクトリ同期方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000276391A true JP2000276391A (ja) 2000-10-06
JP3810577B2 JP3810577B2 (ja) 2006-08-16

Family

ID=13808620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08366099A Expired - Fee Related JP3810577B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 ディレクトリ同期方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3810577B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007110931A1 (ja) * 2006-03-28 2007-10-04 Fujitsu Limited 名前空間複製プログラム、名前空間複製装置、名前空間複製方法
JP2008040699A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Fujitsu Ltd Hsm制御プログラム、hsm制御装置、hsm制御方法
JP2011128853A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Hitachi Information Systems Ltd ファイル管理システム
JP2012146083A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Fujitsu Ltd セッション管理システム、セッション管理装置、サーバ装置およびセッション管理方法
JP2012533108A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 ノルシンク・テクノロジー・アーエス 部分データベースの増分更新を実行するための方法、システム、およびデバイス
US8346826B2 (en) 2004-09-29 2013-01-01 Nec Corporation Switch device, system, backup method and computer program

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107171825B (zh) * 2017-04-11 2020-09-25 Tcl移动通信科技(宁波)有限公司 一种终端的重复日志过滤方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8346826B2 (en) 2004-09-29 2013-01-01 Nec Corporation Switch device, system, backup method and computer program
WO2007110931A1 (ja) * 2006-03-28 2007-10-04 Fujitsu Limited 名前空間複製プログラム、名前空間複製装置、名前空間複製方法
JP4699516B2 (ja) * 2006-03-28 2011-06-15 富士通株式会社 名前空間複製プログラム、名前空間複製装置、名前空間複製方法
JP2008040699A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Fujitsu Ltd Hsm制御プログラム、hsm制御装置、hsm制御方法
JP2012533108A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 ノルシンク・テクノロジー・アーエス 部分データベースの増分更新を実行するための方法、システム、およびデバイス
US8918380B2 (en) 2009-07-09 2014-12-23 Norsync Technology As Methods, systems and devices for performing incremental updates of partial databases
JP2011128853A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Hitachi Information Systems Ltd ファイル管理システム
JP2012146083A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Fujitsu Ltd セッション管理システム、セッション管理装置、サーバ装置およびセッション管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3810577B2 (ja) 2006-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5884310A (en) Distributed data integration method and system
US7516157B2 (en) Relational directory
US6374262B1 (en) Relational database synchronization method and a recording medium storing a program therefore
US7269604B2 (en) System of and method for transparent management of data objects in containers across distributed heterogenous resources
US6834286B2 (en) Method and system for representing and accessing object-oriented data in a relational database system
JP3396223B2 (ja) ネットワーク・ディレクトリにおいてサブツリーを移動する方法ならびにその装置
JP2708331B2 (ja) ファイル装置およびデータファイルアクセス方法
JP3792419B2 (ja) ディレクトリデータ変換方法、ディレクトリデータ変換プログラムが記憶された記憶媒体、およびディレクトリ変換サーバ
US6748374B1 (en) Method for generating a relational database query statement using one or more templates corresponding to search conditions in an expression tree
CA2139693C (en) Summary catalogs
US7574413B2 (en) System and method of discovering information
US6363375B1 (en) Classification tree based information retrieval scheme
US20090327248A1 (en) Method and apparatus for improving the integration between a search engine and one or more file servers
US6651070B1 (en) Client/server database system
JP2001313639A (ja) ネットワーク構成データ管理システム及び方法並びに記録媒体
JP2001282593A (ja) データベース−ファイル連携方法及び装置
JPH04232563A (ja) 文書管理方法
JP3810577B2 (ja) ディレクトリ同期方法
JPH09134364A (ja) 情報検索システム
JP2002157158A (ja) データベースシステムにおけるデータ管理方法
US20030088615A1 (en) Update resolution procedure for a directory server
US6519610B1 (en) Distributed reference links for a distributed directory server system
JP2001014328A (ja) データベースシステムとそこで用いるディレクトリデータ構造
JP2002373101A (ja) ディレクトリ間連携方法
JP2644535B2 (ja) ネットワーク間ファイル検索処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees