JP2000276123A - 表示装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

表示装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000276123A
JP2000276123A JP11084379A JP8437999A JP2000276123A JP 2000276123 A JP2000276123 A JP 2000276123A JP 11084379 A JP11084379 A JP 11084379A JP 8437999 A JP8437999 A JP 8437999A JP 2000276123 A JP2000276123 A JP 2000276123A
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JP11084379A
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Kazumi Suga
和巳 須賀
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョン受像機と視聴者との距離に応じ
て最適な解像度を有する画像を表示できるようにする。 【解決手段】 入力されたビデオ信号はデコーダ部15
で圧縮処理された後、解像度変換部14に送られる。一
方、視聴者の持つリモコンに設けられた光源部11から
発光された光は受光部12で光電変換され、システム制
御部13は受光量に基づいて視聴者と表示部17との距
離を求める。解像度変換部14は、複数の解像度から上
記求められた距離に応じた解像度を選択し、選択された
解像度を以てデコーダ15からの画像信号を解像度変換
する。解像度変換された画像信号は、表示制御部16を
介して表示部17で表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機等に用いて好適な表示装置及びそれに用いられるコン
ピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル技術の進展に伴い、テレ
ビジョン放送方式もこれまでのアナログ方式からデジタ
ル方式に移行しつつある。地上デジタル放送に関して
は、日本、米国、欧州でそれぞれ異なった放送方式を開
発中である。米国では、1987年から地上波デジタル
放送ATV(Advanced TV)の開発が進めら
れており、方式規格は1995年にATSC(Adva
nced Television Systems C
ommittee)からFCC(Federal Co
mmunications Commission)に
提出され、有効走査線数、水平画素数等の規格を除いて
1996年に決定されている。欧州では1996年にD
VB−T(Digital Video Broad−
casting−Terrestria1)が欧州共通
方式として決定されている。
【0003】上記両方式の大きな違いは変調方式であ
り、米国方式は8値VSB(Vestigial Si
de Bands)方式と呼ばれ、単一の搬送波を用
い、この振幅の大きさを8段階に分け、振幅の大きさで
信号を伝達する方式である。一方、欧州方式はOFDM
(Orthognal Frequency Divi
sion Multiplexing)方式と呼ばれ、
数百の搬送波を用いて、1波当たりの信号伝送速度を単
一搬送波の場合より少なくし、ゴースト妨害の耐性を向
上させた方式である。米国、欧州両方式とも対象は固定
受信であり、移動体での受信は困難である。
【0004】一方、日本では規格化に向けこれから議論
が進められるが、固定受信だけでなく、移動体でも受信
可能な方式の検討も行われている。特にNHK(日本放
送協会)では、BST(Band Segmented
Transmission)−OFDMという新しい
デジタル変調伝送方式を検討している。BST−OFD
Mは、1つの帯域の中で複数の種類の変調方式を指定す
ることができ、これにより放送局は固定受信用のハイビ
ジョンや移動体受信用の画像データサービスなどの複数
種類のデータ伝送サービスが可能となる方式である。
【0005】また、12GHz衛星デジタル放送に関し
ては、米国、欧州、日本において既にサービスが開始さ
れている。米国では、1994年からDirecTVと
USSBがサービスを開始し、受信機普及台数は既に3
00万台以上に達している。この衛星放送方式は、40
Mbps(bit/sec)伝送速度であるが、伝送路
で生じたビット誤りを受信機側で自動的に誤り訂正する
ために必要な情報も送る必要があるため、TV番組等の
コンテンツを送るために使用できる有効な伝送速度は2
4Mbpsである。
【0006】欧州では、1996年からEUTELSA
TとASTRAがサービスを開始している。これらは、
衛星多チャンネル放送用に制定されたDVB−S(Sa
tellite)規格を採用している。この規格はMP
EG(Motion Picture Experts
Group)2を基本とし、各種帯域幅とビットレー
トを定め、多チャンネルサービスが可能な方式となって
いる。
【0007】日本においては、1997年からPerf
ecTVがサービスを開始し、欧州と同じDVB−S放
送方式を採用しており、有効な伝送速度は29Mbps
である。1998年からDirecTV、JskyBな
どもサービスを開始し、全チャンネル数は300を越え
る予定である。
【0008】一方、テレビジョン放送、及びパソコン、
ワークステーションといったコンピュータ装置の表示手
段として、現在ラスタスキャン型のいわゆるCRT表示
手段が広く使用されている。しかしながら、昨今、省ス
ペース、省エネルギー、エルゴノミクスなどの点から、
液晶パネル、プラズマディスプレイといったフラットパ
ネル型表示手段が注目されている。
【0009】これらのフラットパネル型表示手段は、そ
の奥行き方向の厚さが薄いこと、重量が軽いことから、
これまでのCRT表示手段では実現することが困難であ
った壁掛けや、様々な場所への設置を可能にする。従っ
て、これまで家庭のリビングルームの固定位置に設置さ
れ、これを視聴者が固定位置から視聴するのが当たり前
であったテレビジョン受像機の視聴スタイルも様々な嗜
好に応じて変化していくことが予想される。
【0010】また、視聴者がテレビジョン放送を見る視
距離は、走査線数が525本程度の通常の画質のテレビ
ジョン受像機では、表示画面の高さ方向の長さ(h)の
4倍(4h)、ハイビジョン(高精細テレビ)では3倍
(3h)が最適であるとされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように視聴者の視聴スタイルの変化に伴い、視距離を常
に最適に保つことが、これからさらに困難になってくる
ことが予想される。
【0012】本発明は、上述の点に鑑み、設置場所によ
らず、常に視距離を最適に保つことが可能なテレビジョ
ン受像機等の表示装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による表示装置においては、入力画像信号
の解像度を複数の解像度に変換可能な変換手段と、表示
画面とこの表示画面を見る者との距離を測定する測定手
段と、上記測定された距離に応じて上記変換手段におけ
る複数の解像度の一つを選択する選択手段と、上記変換
手段により上記選択された解像度に変換された画像信号
を上記表示画面に表示する表示手段とを設けている。
【0014】また、本発明による記憶媒体においては、
表示画面とこの表示画面を見る者との距離を測定する測
定処理と、上記測定された距離に応じて複数の解像度の
一つを選択する選択処理と、入力画像信号を上記選択さ
れた解像度に変換する変換処理と、上記解像度変換され
た画像信号を上記表示画面に表示する表示処理とを実行
するためのプログラムを記憶している。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。まず、本発明の実施の形態によるテレ
ビジョン受像機が、視聴者と表示手段との視距離を最適
に保つ原理について図2の概念図を参照しながら説明す
る。図2(a)は、視聴者(操作者)が表示画面の垂直
方向の長さ(以下、Hとする)の3倍(ハイビジョン受
像機の場合であり、通常画質のテレビジョン受像機の場
合は4倍)の最適視距離3Hで、テレビジョン画像を視
聴している場合を示している。
【0016】一方、図2(b)に示すように、視聴者と
表示手段との視距離3H′と遠くなった場合には、表示
画像をその遠くなった距離に応じて拡大することによ
り、常に視距離を最適に保つことができる。例えば視距
離が1.5倍になった場合には、表示画像の水平、垂直
解像度をそれぞれ1.5倍に拡大して表示する。ただ
し、もちろん拡大に伴って、表示画像の周辺部は表示さ
れなくなる。また、逆に視距離が近くなった場合には、
表示画像をその近くなった距離に応じて縮小する。ただ
し、もちろん縮小に伴って、表示画面の周辺部に画像が
表示されない領域が生じる。尚、拡大、縮小後の画像
は、原則的にセンターリングするものとする。
【0017】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
を説明する。図1は本発明を適用したテレビジョン受像
機の第1の実施の形態を示すブロック図である。図1に
おいて、実線はデータライン、破線はコントロールライ
ンを示す。このテレビジョン受像機は、光源部11、受
光部12、システム制御部13、解像度変換部14、デ
コーダ部15、表示制御部16、表示部17からなる。
【0018】まず、光源部11について説明する。光源
としては、例えばレーザポインタ等に用いられている1
mW出力程度の可視光赤色半導体レーザが適している
が、環境光よりも十分に明るく指向性の強い光であれば
他の光源でもよい。可視光赤色半導体レーザは、その発
振波長により到達可能距離が異なり、670nmで25
0m、660nmで350mまで到達可能であり、本実
施の形態においては十分な到達可能距離を有している。
【0019】この光源部11は、操作者が受光部12に
向けて光を照射するためのものであり、レンズにより固
定の拡散角度を以て照射される。形態としては例えば図
9(a)(b)に示すような、通常のテレビジョン用赤
外線操作リモコンと筐体を共有する形態が考えられる。
【0020】図9(a)において、91は操作者から受
光部12に向けて光を照射するためのスイッチボタン、
92はチャンネル選局、音声ボリューム調整等の通常の
テレビジョン操作リモコンボタンを示す。図9(b)は
上面方向からリモコンを見た図であり、93はボタン9
2により選択されたテレビジョン制御用の赤外線光を送
信する発光部、94は光源部11より受光部12に向け
て距離測定用のレーザ光を発する発光部である。
【0021】次に受光部12について説明する。受光部
12は、図6に示すように、受光素子61a〜61n、
光受信器62a〜62m、加算器63a〜63k、加算
器64、A/D変換器65からなる。受光素子61a〜
61nは、入力した光を光電変換により電流に変換す
る。光受信器62a〜62mは受光素子61a〜61n
から出力された電流を電圧に変換し、しきい値以上の電
流(環境光以上と判断できる値)を全て一定の出力電圧
レベルになるように利得調整した後アナログ出力する。
加算器63a〜63k及び64は、光受信器62a〜6
2mから出力されたアナログ電圧出力を積算する。A/
D変換器65は加算器64から出力されたアナログ電圧
値をデジタル電圧値に変換し、システム制御部13に出
力する。
【0022】次にシステム制御部13について説明す
る。システム制御部13は、上記受光部12から出力さ
れた電圧値から、操作者と表示部17との距離を演算
し、解像度変換部14に所望の解像度変換比値を設定す
ると共に、表示制御部16を制御し、上記解像度変換部
14より出力されたビデオ信号を表示部17で表示可能
な信号に変換する。
【0023】次に、拡大縮小比の決定について説明す
る。本実施の形態によるテレビジョン受像機では、前述
のように光源部11と受光部12との距離(以下Dとす
る)に応じて表示画像を拡大縮小するが、システム制御
部13では、拡大縮小比(以下Sとする)を、Dの値及
び既に判っている表示画面の垂直方向の長さHから次式
(1)により決定し、解像度変換部14に設定する。 S=3*H/D・・・・(1)
【0024】次に、光源部11と受光部12との距離D
の導出に付いて図5を用いて説明する。図5において、
上記Dは、受信部12における受信光の直径方向の長さ
(以下Lとする)と、送信光の拡散角度θを用いて次式
(2)で求めることができる。 D=L/{2*tan(θ/2)}・・・・(2)
【0025】受光部12から出力されたデジタル電圧値
から、上記受信光の直径方向の長さLを求める処理につ
いて、図10の概念図及び図11のフローチャートを参
照しながら説明する。図6の各光受信器62からの出力
電圧は、上述したように全て一定値出力であるため、受
光部12からシステム制御部13に出力される出力電圧
値(以下Aとする)は、各光受信器62から出力される
電圧値(以下aとする)と受光した受光素子61の総数
(以下Nとする)との積である(ステップS111、以
下、ステップ略)。従って、NはAをaで除算すること
により求まる。
【0026】さらに、受光した受光素子61の直径方向
の個数(以下Mとする)は、Nの平方根の少数点以下を
切り上げ演算することにより、近似的に求めることがで
きる。例えば図10(a)の場合、受光した受光素子6
1の総数は16であるので、受光した受光素子61の直
径方向の個数Mは4となる。同様に、図10(b)の場
合、Nは28、よってMは6となる。ただし、図10に
おいて黒丸は受光した受光素子61を示し、破線は受光
領域を示す。
【0027】従って、受信光の直径方向の長さLは、M
と受光素子61の配置ピッチ(以下dとする)との積に
より求めることができる(S112、S113)。Lの
導出式を整理すると次式(3)のようになる。 L=d*ceil(sqrt(A/a))・・・・(3) ただし、ceil(x)は小数点以下切り上げ演算 sqrt(x)は平方根演算
【0028】次に、解像度変換部14について図12〜
図14のフローチャート及び図15の概念図を用いて説
明する。まず、受光部12からのデータをもとに、入力
解像度をres_in、出力解像度をres_outと
して保存し(S121)、出力解像度が入力解像度より
も大きい場合(拡大時)には、res_inとres_
outの比をそれぞれ簡単な整数rat_in、rat
_outとして求める(S123)。この処理の詳細に
ついては処理Aとして後述する。また、後述する第1、
第2の解像度変換処理方式のどちらを使うかの判定をr
at_out個の出力画素それぞれについて決定する
(S124)。この処理の詳細についても処理Bとして
後述する。
【0029】上記判定処理(S124)により、第1の
解像度変換処理を行う画素位置と判定された場合は、第
1の解像度変換処理を行う(S126)。また、上記判
定処理(S124)により、第2の解像度変換処理を行
う画素位置と判定された場合、もしくは出力解像度が入
力解像度よりも大きくない場合(縮小時)は、第2の解
像度変換処理を行う(S127)。
【0030】<処理A>入力、出力解像度を簡単な整数
比として求める処理Aについて図13のフローチャート
を参照しながら説明する。この処理Aは、例えば入力、
出力解像度がそれぞれ480、768のような場合に、
この入力出力解像度を5:8の簡単な整数比として求め
るものである。概略としては、出力解像度を入力解像度
で除した値(例えば上記の例なら1.6、以後Sとす
る)に1から順に大きい整数(以後Nとする)を積算し
ていき、その結果(以後Cとする)が整数になったと
き、その時のSが入力解像度、Cが出力解像度の簡単な
整数比として求まる。
【0031】処理の詳細は次の通りである。まず、re
s_outをres_inで浮動少数点演算により除算
し、その商(ratioとする)を求める(S12
8)。カウンタiを0クリアする(S129)。
【0032】以下の処理(a)〜(d)をiがres_
out以上となるまで繰り返す(S130)。 (a)iとratioの積算を浮動小数点演算により求
める(tmp_fとする、S131)。 (b)tmp_fの少数点以下切り捨ての整数値を求め
る(tmp_1とする、S132)。 (c)tmp_fとtmp_iとの差分値を浮動小数点
演算により求める(decimalとする、S13
3)。 (d)decimalが0でなければカウンタiを1増
やす(S134、S135)。
【0033】カウンタiがres_outより大きくな
ったか(S130)、もしくは上記(d)においてde
cimalが0であった場合(S134)、tmp_i
を入力の整数比rat_in、iを出力の整数比rat
_outとして求める(S136)。
【0034】<処理B>次に、上記第1、第2のどちら
の解像度変換処理を用いるかをrat_out個の出力
画素(出力周期)それぞれについて決定する処理Bにつ
いて図14のフローチャート及び図15の概念図を参照
しながら説明する。まず、この処理Bの趣旨について図
15を用いて説明する。図15において、a1〜a5は
入力画素、b1〜b8は出力画素とする。本処理では、
内挿画素bが入力画素aに近い場合、詳しくは隣り合っ
た入力画素の距離を4分割したときの、その最も近い1
/4領域内の場合(図15におけるグレー領域内に内挿
画素がくる場合)は、第1の解像度変換処理を施す画素
と判定し、そうでなく、内挿入画素bが入力画素a1、
a2の中間位置に近い場合は、第2の解像度変換処理を
施す画素と判定する。
【0035】図15の例では、出力画素b1、b3、b
4、b6、b7の5画素が第1の解像度変換処理、b
2、b5、b8の3画素が第2の解像度変換処理を施さ
れる画素と判定される。
【0036】後述するように第1の解像度変換処理は、
入力のオリジナルデータをそのまま保存する最近隣内挿
法であり、拡大処理においては可能な限り(図15の例
では入力の5画素すべて)入力データをそのままの値で
用いる。これにより、拡大処理における画像のボケを低
減することができる。また後述するように第2の解像度
変換処理は、線形補間法やCubic関数を用いた一般
的なFIRフィルタ処理によるものであり、第1の解像
度変換処理による高周波成分を保存した画素問を滑らか
に補間する。
【0037】以下、判定処理について説明する。rat
_outとrat_inとの差分値を求める(itp_
numとする、S137)。rato_tを2で除算し
た商を浮動少数点演算で求める(mid_posiとす
る、S138)。
【0038】そして、以下の処理(a)〜(c)をiが
rat_out以上となるまで繰り返す(S140)こ
とにより、rat_out個の各出力画素位置とその両
端に位置する入力画像の中間位置との距離をそれぞれ求
める(distance_iにそれぞれ保存)。
【0039】(a)rat_inとiの積をrat_o
utで除算した余りを求める(posiとする、S13
9)。 (b)posiとmid_posiとの差分の絶対値を
浮動小数点演算により求める(distanc_iとす
る。ここで、添え字のiは整数値であり、0〜rat_
outまでの値、S140〜S142)。
【0040】(c)distance_iが0.25よ
り大きい場合にはitp_flag_iに1を代入し、
第2の解像度変換処理を施す画素として決定する。 (d)iがrat_outより大きくなければ、iを1
増やして(a)に戻る(S146)。
【0041】次に、第1の解像度変換処理について図3
を参照しながら説明する。第1の解像度変換処理として
は最近隣内挿法を用いる。最近隣内挿法は、出力画素に
最も近い入力画素を補間画素とする方法である。図3に
おいて、距離間隔1で並んでいる入力画素a1、a2か
らそれぞれu、vの距離にある位置(画素a1とa2の
間)に画素bを内挿する場合を考える。もしuがvより
も小さければ、内挿画素bとして用いる。また、uとv
が等しい蝪合(解像度変換比が整数倍の場合)には、前
データa1を内挿データbとして用いる。もちろん逆に
後データa2を用いてもかまわない。
【0042】ここで例として、図15に示すように、8
/5倍に解像度変換する場合(拡大)について説明す
る。この場合、5画素の入力データから、8画素の出力
データを作成する。そのため、最近隣内挿法による解像
度変換後の画素データbnは、入力データanを用いて
それぞれ次式(4)で与えられる。
【0043】 b8n+1=a5n+1 (n=0、1、2・・・) b8n+2=a5n+2 b8n+3=a5n+2 b8n+4=a5n+3 b8n+5=a5n+3 b8n+6=a5n+4 b8n+7=a5n+5 b8n+8=a5n+5・・・・(4)
【0044】次に、図16に示すように、5/8倍に解
像度変換する場合(縮小)について説明する。この場
合、8画素の入力データから、5画素の出力データを作
成する。そのため、最近隣内挿法による解像度変換後の
画像データbnは、入力データanを用いてそれぞれ次
式(5)で与えられる。
【0045】 b5n+1=a8n+1(n=0、1、2・・・) b5n+2=a8n+3 b5n+3=a8n+4 b5n+4=a8n+6 b5n+5=a8n+7・・・・(5)
【0046】第2の解像度変換処理について図3、図4
を参照しながら説明する。第2の解像度変換処理として
は、線形補間法や3次たたみ込み補間法のようなFIR
フィルタを用いて、内挿位置データを求める方式を用い
る。線形補間法は、内挿したい画素の両脇にある画素の
画素データを用いて、内挿する画素の画素データを求め
る方法である。
【0047】例えば図3に示すように、距離間隔1で並
んでいる画素al、a2からそれぞれu、vの距離にあ
る位置(画素a1とa2の問)に1画素bを内挿する場
合、画素bの画素データは次式(6)で求められる。 b={a1*v/(u+v)}+{a2*u/(u+v)}・・・・(6)
【0048】一方、3次たたみ込み補間法は、内挿した
い画素の両脇2画素づつの画素データと、3次たたみ込
み関数(Cubic関数)を用いて内挿する画素の画素
データを求める方法である。3次たたみ込み関数fは次
式(7)で与えられるSinc関数を、内挿する画素
と、距離間隔1で並んでいる両脇2画素づつの5タップ
の領域で断ち切るべく窓関数処理することにより得られ
る。従って、3次たたみ込み関数fは、内挿する両素位
置と、両脇2画素間の距離tの範囲により、次式(8)
(9)(10)のように与えられる。
【0049】 f(t)=sin(πt)/(πt)・・・・(7) f(t)=1−2*|t|^2+|t|^3 (0≦|t|<1)・・・・(8) f(t)=4−8*|t|+5*|t|^2−|t|^3 (1≦ltl〈2)・・・・(9) f(t)=0 (2≦ltl)・・・・(10)
【0050】例えば図4に示すように、距離間隔1で並
んでいる画素a1、a2、a3、a4からそれぞれu
1、u2、u3、u4の距離にある位置(画素a2とa
3の間)に画素bを内挿する場合、画素bの画素データ
は3次たたみ込み関数fを用いて次式(11)で求めら
れる。 b=al*(4−8*u1+5*u1^2−u1^3)+ a2*(1−2*u2^2+u2^3)+ a3*(1−2*u3^2+u3^3)+ a4*(4−8*u4+5*u4^2−u4^3)・・・・(11)
【0051】ここで式(6)、(11)を用いて、例と
して768画素から960画素へ、線形補間法(1次内
挿法)及び3次たたみ込み補間法による解像度変換処理
を行う場合について説明する。この例の場合、4画素の
入力データから5画素の出力データを作成する。そのた
め、線形補間後の画素データbn及び3次たたみ込み補
間法による解像度変換後の画素データbnは、入力デー
タanを用いてそれぞれ次式(12)(13)で与えら
れる。
【0052】 b5n+1=a4n+1 (n=0、1、2・・・) b5n+2=(1/5)*a4n+1+(4/5)*a4n+2 b5n+3=(2/5)*a4n+2+(3/5)*a4n+3 b5n+4=(3/5)*a4n+3+(2/5)*a4(n+1) b5n+5=(4/5)*a4(n+1)+(1/5)*a4(n+1)+1 ・・・・(12)
【0053】 b5n+1=a4n+1 (n=0、1、2・・・) b5n+2=(−4/125)*a4n+(29/125)*a4n+1+ (116/125)*a4n+2+(−16/125)*a4n +3 b5n+3=(−12/125)*a4n+1+(62/125)*a4n+ 2+(93/125)*a4n+3+(−18/125)*a4 (n+1) b5n+4=(−18/125)*a4n+2+(93/125)*a4n+ 3+(62/125)*a4(n+1)+(−12/125)* a4(n+1)+1 b5(n+1)=(−16/125)*a4n+3+(116/125)*a 4(n+1)+(29/125)*a4(n+1)+1+( −4/125)*a4(n+1)+2・・・・(13)
【0054】以上、拡大時の場合について説明したが、
縮小時も同様にして解像度変換を行うことができること
はいうまでもない。さらに、2次元の画像データについ
て解像度変換を行う場合には、水平、垂直方向それぞれ
について上述の処理を順次行うことにより、2次元の画
像データを解像度変換することができる。また、水平、
垂直方向の処理を独立に連続して行うことにより、水
平、垂直で異なる倍率で解像度変換することも可能であ
る。
【0055】次に、デコーダ部14について図7のブロ
ック図を参照しながら説明する。このデコーダ部14
は、バッファ71、可変長復号化部72、逆量子化部7
3、逆DCT部74、動き補償予測部75、ビデオメモ
リ76、フォーマット変換部77から構成される。
【0056】ここで、入力される符号化データ、即ちM
PEGのビットストリームの構成について図8を参照し
ながら説明する。MPEGのビットストリームは、シー
ケンスヘッダ81、シーケンス拡張82、拡張及びユー
ザデータ(0)83からなるシーケンス層と、GOP
(Group of Picture)ヘッダ84、拡
張及びユーザデータ(1)85からなるGOP層と、ピ
クチャヘッダ86、ピクチャ符号化拡張87、拡張及び
ユーザデータ(2)88、ピクチャデータ89からなる
ピクチャ層と、シーケンスエンド810、シーケンスヘ
ッダ811、スライス情報813、マクロブロックデー
タ814からなるスライス層、マクロブロック情報81
5、ブロックデータ816からなるマクロブロック層か
ら構成される。
【0057】(シーケンス層)シーケンス層は、シーケ
ンスヘッダで始まり、シーケンス拡張82のexten
sionstart codeの有無でMPEG−1と
MPEG−2のビットストリームの分類が行われる。一
般にシーケンスは、1つのビデオプログラム全体を示
し、sequence end codeで終了する。
また、シーケンス層は、基本的に1つ以上のGOPから
構成される。シーケンスヘッダには符号化画像サイズ、
アスペクト比、フレームレート、ビットレート、VBV
バッファサイズ、量子化マトリクスなどシーケンス単位
で設定される情報が含まれる。
【0058】(GOP層)GOP層は、GOPヘッダに
始まり、1つ以上のピクチャから構成される。GOP層
の最初の符号化ビデオは、参照画面を用いずに独立して
符号化されるIピクチャになる。従って、Iピクチャを
用いることにより、GOPはMPEGデータからのラン
ダムアクセスを行うポイントとして用いることができ
る。尚、通信などのアプリケーションでは、低遅延特性
が要求されるため、MPEG−2では、GOP層を省略
することが可能である。この場合、例えば後述するスラ
イス単位にイントラ符号化するインドラスライスを用
い、数画面に分けて各スライスのイントラ符号化を巡回
させることにより、Iピクチャの代用とすると共に、ど
の画面のバッファ占有量も平均的に低くさせることが可
能である。
【0059】(ピクチャ層)ピクチャ層は各画面に相当
し、各ピクチャ層は1つ以上のスライス層に分類されて
いる。ピクチャヘッダ86では、画面に関する符号化条
件が設定される。ピクチャ符号化拡張87では、前後方
向及び水平、垂直方向の動きベクトル範囲が指定され、
フレーム構造、フィールド構造が設定される。また、イ
ントラマクロブロックのDC係数精度の設定とVLC
(variable Length code)タイプ
の選択、線形、非線型量子化スケールの選択、ジグザ
グ、オルタネートスキャニングの選択などが行われる。
【0060】(スライス層)スライス層は、画面内で横
長の帯状の領域を示し、画面を複数のスライスで構成す
ることにより、あるスライス層でエラーが発生しても、
次のスライス層のスタートからの同期でエラー回復が可
能となる。スライス層は1つ以上のマクロブロックから
構成され、ラスタスキャンオーダで左から右、上から下
に並び、その長さやスタート位置は自由で、画面ごとに
変更可能である。ただし、MPEG−2では、1つのス
ライスは下方向にまでまたがって伸びることはない。
【0061】(マクロブロック層)マクロブロックは、
例えば4:2:0フォーマットの場合、4つの輝度ブロ
ックと、2つの色差ブロックの6つのブロックから構成
される。マクロブロックデータでは、マクロブロックの
位置や符号化モードが設定される。
【0062】(ブロック層)ブロックは輝度信号又は色
差信号の8画素×8ラインから構成され、DCT(離散
コサイン変換)及びIDCT(逆離散コサイン変換)は
この単位で行われる。ブロックデータは量子化DCT係
数から構成され、イントラマクロブロックのDC成分に
ついては、隣りのブロックとの差分値に関する大きさと
差分情椴が与えられ、その他のDCT係数については非
ゼロ最子化DCT係数までの0係数の長さとレベルに関
する情報が与えられ、EOB(End of Bloc
k)で各ブロックのDCT係数が終了する。
【0063】続いて、図7の各ブロックの処理について
説明する。可変長復号化部72ではバッファ71でバッ
ファリングされた符号化データを読み出し、マクロブロ
ック符号化情報が復号され、符号化モード、動きベクト
ル、量子化情報及び量子化DCT係数が分離される。
尚、符号器側で行われる可変長符号化は、出現頻度がよ
り高いデータにより短いコードを割り当てることにより
行われ、可変長復号化ではその逆の処理を行う。
【0064】逆量子化部73では、復号された8×8の
量子化DCT係数を逆量子化してDCT係数に復元す
る。尚、量子化は、符号器側で人の視覚特性に応じて定
められた量子化テーブルを用いて空間的な情報の圧縮を
行うものであり、逆量子化は、その逆の処理を逆量子化
テーブルを用いて行う。
【0065】逆DCT部74は、上記DCT係数を画素
空間データに変換する。DCT及び逆DCT演算は実数
演算で定義されているが、その間で量子化処理が入るた
め、逆DCT演算結果はDCT入力値とは必要らずしも
一致せず、しかも整数になるとも限らない。そのため、
演算結果の小数点以下の値が0.5となる場合、整数化
する際に切り上げになる場合と、切り下げになる場合が
生じる。このミスマッチは演算精度をいかに高く規定し
ても解決できないため、その対策として、逆量子化後の
係数値を微小に変化させて、誤差を伴わない逆DCT演
算結果の小数点以下の値が0.5となる確立を減らすこ
とを行う。
【0066】動き補償予測部75は、動き補償予測モー
ドの場合に、動き補償予測されたブロックデータを上記
逆DCT部74からの出力に加算する。ただし、イント
ラ符号化モードの場合にはこの処理は行われない。尚、
この符号化モードは各マクロブロック単位に決定され、
動き補償予測モードは時間的な相関が高い場合に高い符
号化効卒が期待でき、イントラ符号化モードはシーンの
大きな変化などにより、時間的な相関が期待できない場
合に用いられる。
【0067】ビデオメモリ76は、復号処理で用いる参
照画素としてIピクチャ、Pピクチャを保存する。
【0068】フォーマット変換部77は、符号化効率を
上げるために復号器側で並べ替えられた、I(Intr
a coded)ピクチャ、P(Predictive
coded)ピクチャ、B(Bidirection
ally prodictive coded)ピクチ
ャを、元の入力順序に並び替えを行う。また、必要に応
じて画像サイズの変換を行い出力する。
【0069】表示制御部16は、図1の解像度変換部1
4から出力された解像度変換処理後のデータを表示部1
7で表示可能なデータに変換を行う。
【0070】表示部17は、液晶ディスプレイ、プラズ
マディスプレイといった薄型、軽量のドットマトリクス
ディスプレイである。この表示部17の各画素は、解像
度変換部14から出力された画素データに1対1に対応
する。
【0071】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。本実施の形態は、操作者と表示部との距離を
測定する方式が第1の実施の形態と異なる。即ち、本実
施の形態では、光を表示部に照射し、この反射光をスリ
ットを通して受光し、この受光位置から測距を行い、そ
の結果を表示部側へ再度送信するようにしている。
【0072】図17は、本発明の第2の実施の形態によ
るテレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
このテレビジョン受像機は、発光、受光および送信部1
51、受信部152、システム制御部153、解像度変
換部154、デコーダ部155、表示制御部156、表
示部157からなる。
【0073】まず、本実施の形態で用いる測距方式の原
理について図19を参照しながら説明する。図19にお
いて、赤外光発光部171より照射された光は、反射物
体で反射され、受光部174にスリット175を通して
入射する。図19より分かるように、反射対象物の距離
によって受光部174のセンサに入射する位置が変わ
る。従って、この位置を検出することにより、発光部と
反射物体との距離を測定することができる。
【0074】次に、発光、受光および送信部151の具
体的な構成例を図18に示す。図18において、この発
光、受光および送信部151は、発光部161、受光部
162、システム制御部163、データ送信部164か
らなる。
【0075】発光部161は、システム制御部163か
らの制御を受け、赤外線パルス光を表示部157に向け
て照射する。受光部162は、システム制御部163か
らの制御を受け、表示部157からの反射光を前記のス
リットを介して受光し、入射光の位置を検出する。シス
テム制御部163は、受光部162から入射光の位置デ
ータを受け、上述した原理により発光、受光および送信
部151と表示157との距離を求める。
【0076】そして上記距離データから、図20に示す
ような例えば8ビットで構成される通信データ(距離デ
ータ)を作成し、データ送信部164から出力する。図
20の例では、最小検出距離は2cm、最高検出距離は
508cmとなる。
【0077】また、データ送信部164に対して、通信
速度、通信モードの設定も行う。送信部164は、シス
テム制御部163からの制御を受け、上述した8ビット
データを受信部152に送信する。
【0078】ここで用いられる通信方式としては、Ir
DA(Infrared DataAssociati
on)、もしくはIrBus準拠の赤外線データ通信で
も、無線微弱電波でもよいし、あるいは通常のテレビジ
ョン操作用の赤外線リモコンを用いた赤外線通信でもよ
い。
【0079】ここでは、送信データが例えば8ビットの
距離データのみであることから、通常のテレビジョン操
作用の赤外線リモコンを用いた赤外線通信の場合につい
て説明する。送信データを乗せるキャリアとしては通常
38.4KHzの方形波が使用され、変調方式としては
PPM(パルス位置変調)方式が使用される。PPM方
式は、パルスが出てから次のパルスまでの間隔で変調す
る方式であり、通常、データの先頭にはリーダ(スター
トビット)、最終部にはトレーラ(ストップビット)が
付き、キーを押し続けた場合に、同じデータを送信し続
けるものと、リピータ信号を送出するものとの2種類が
ある。
【0080】赤外線リモコンの外装形態としては、第1
の実施の形態と同様に、通常のテレビジョン用赤外線操
作リモコンと筐体を共有する形態が考えられるが、別形
態でもよい。
【0081】続いて、受信部152について説明する。
受信部152は、システム制御部153からの制御を受
け、一定周期ごとに送信データの有無を監視し、発光、
受光および送信部151から送信された距離データを受
信し、システム制御部153に出力する。通信方式とし
て、上述したような通常の赤外線リモコンを用いる場合
には、キャリアである38.4KHzのフィルタを内蔵
し、38.4KHzの成分を除去したものがデータとし
て出力される。
【0082】次に、システム制御部153は、記受信部
152から出力された、操作者と表示部157との距離
から、解像度変換部154に所望の解像度変換比値を設
定し、表示制御部156を制御し、解像度変換部154
より出力されたビデオ信号を表示部157に表示可能な
信号に変換する。尚、操作者と表示部157との距離か
ら、解像度変換部154に設定すべき解像度変換比の決
定方法は、第1の実施の形態と同様であるものとする。
また、解像度変換部154、デコーダ部155、表示制
御部156、表示部157については、第1の実施の形
態と実質的に同じであるので説明を省略する。
【0083】次に本発明による記憶媒体について説明す
る。図1、図17の各ブロックから成るシステムは、ハ
ード構成により実現することもできるが、CPUとメモ
リを含むコンピュータシステム構成で実現することもで
きる。コンピュータシステム構成で実現する場合、上記
メモリは本発明による記憶媒体を構成する。この記憶媒
体には、上記各実施の形態において、前述した動作を制
御するための処理手順を実行するためのプログラムが記
憶される。
【0084】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性メモ
リカード等に構成して用いてよい。
【0085】従って、この記憶媒体を図1、図17に示
したシステムや装置以外の他のシステムや装置で用い、
そのシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格
納されたプログラムコードを読み出し、実行することに
よっても、上記各実施の形態と同等の機能を実現できる
と共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を
達成することができる。
【0086】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは、記憶媒
体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ
に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続され
た拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、
そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能
ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一
部又は全部を行う場合にも、上記各実施の形態と同等の
機能を実現できると共に、同等の効果を得ることがで
き、本発明の目的を達成することができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テレビジョン受像機等の表示装置の設置場所、操作の視
聴位置によらず、常に視距離に応じた最適な解像度に保
つことができ、しかも常にぼけの少ない高品位な画像を
表示できるテレビジョン受像機等の表示装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるテレビジョン
受像機の構成を示すブロック図である。
【図2】視距離を一定に保つ原理を説明するための構成
図である。
【図3】制御処理を説明するための構成図である。
【図4】補間処理を説明するための構成図である。
【図5】第1の実施の形態による操作者と表示部との距
離の測定について説明するための構成図である。
【図6】受光部の構成を示すブロック図である。
【図7】デコーダ部の構成を示すブロック図である。
【図8】デコーダ部入力するビットストリームデータの
構成を示すブロック図である。
【図9】発光部の外装形態の一例を示す構成図である。
【図10】受光部の処理を説明するための構成図であ
る。
【図11】操作者と表示部との距離の測定処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】解像度変換処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】解像度変換処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】解像度変換処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】解像度変換処理について説明するため構成図
である。
【図16】本発明の第2の実施の形態による発光、受光
および送信部について説明するための構成図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態によるテレビジョ
ン受像機の構成を示すブロック図である。
【図18】発光、受光および送信部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】第2の実施の形態による操作者と表示部との
距離の測定について説明するための構成図である。
【図20】視距離を示す送信データについて説明するた
めの構成図である。
【符号の説明】
11 発光部 12 受光部 13 システム制御部 14 解像度変換部 15 デコーダ部 16 表示制御部 17 表示部 61a〜61n 受光素子 62a〜62m 光受信器 63a〜63k、64 加算器 91 光照射用のスイッチボタン 94 発光部 151 発光、受光および送信部 152 受信部 153 システム制御部 154 解像度変換手段 155 デコーダ部 156 表示制御部 157 表示部 161 発光分 162 受光部 163 システム制御部 164 送信部 171 赤外線発光部 172 反射対象物A 173 反射対象物B 174 受光部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号の解像度を複数の解像度に
    変換可能な変換手段と、 表示画面とこの表示画面を見る者との距離を測定する測
    定手段と、 上記測定された距離に応じて上記変換手段における複数
    の解像度の一つを選択する選択手段と、 上記変換手段により上記選択された解像度に変換された
    画像信号を上記表示画面に表示する表示手段とを設けた
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 上記測定手段は、発光手段と、上記発光
    手段からの光を受光し受光量に応じた信号を出力する受
    光手段と、上記信号に基づいて上記距離を求める演算手
    段とからなることを特徴とする請求項1記載の表示装
    置。
  3. 【請求項3】 上記測定手段は、上記表示手段に光を照
    射する発光手段と、上記表示手段からの反射光をスリッ
    トを介して受光し受光位置に応じた信号を出力する受光
    手段と、上記信号に基づいて上記距離を求める演算手段
    と、上記求められた距離情報を上記選択手段に送信する
    送信手段とからなることを特徴とする請求項1記載の表
    示装置。
  4. 【請求項4】 上記受光手段は、入力光を光電変換する
    複数の受光素子と、各受光素子の出力信号のしきい値以
    上の信号を一定レベルに調整して出力する複数の受信器
    と、各受信器の出力信号を加算する加算器とからなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 上記発光手段で発光される光が可視光赤
    色半導体レーザ光であることを特徴とする請求項2又は
    3記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 上記変換手段は、 第1の解像度変換処理を行う第1の変換手段と、 第2の解像度変換処理を行う第2の変換手段と、 上記第1、第2の解像度変換処理のどちらを用いるかを
    判定する判定手段とを有し、 上記判定手段は、上記選択手段で選択された解像度で変
    換したときの出力解像度が上記変換手段への入力解像度
    より大きくない場合は上記第2の解像度変換処理を行う
    判定を行い、 上記出力解像度が上記入力解像度よりも大きい場合は、
    上記入力解像度と出力解像度との比を簡単な整数比(r
    at_in/rat_out)として求め、上記rat
    _out個の出力画素のそれぞれについて上記第1、第
    2の解像度変換処理のどちらを用いるかを判定すること
    を特徴とする請求項1記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の解像度変換処理は最近隣内挿
    法を用い、上記第1の解像度変換処理はFIRフィルタ
    処理を用いることを特徴とする請求項6記載の表示装
    置。
  8. 【請求項8】 上記表示画面の垂直方向の長さをH、上
    記測定された距離をDとしたとき、上記選択された解像
    度の解像度変換比値Sは、 S=3*1−1/D S=4*H/D のいずれかで求められることを特徴とする請求項1記載
    の表示装置。
  9. 【請求項9】 上記受光手段で受光した部分の直径を
    L、上記発光手段からの光の拡散角度θとしたとき、上
    記測定される距離Dは、 D=L/{2*tan(θ/2)} で求められることを特徴とする請求項2記載の表示装
    置。
  10. 【請求項10】 上記受光手段は、入力光を光電変換す
    る複数の受光素子と、各受光素子の出力信号のしきい値
    以上の信号を一定レベル調整した後、出力する複数の受
    信器と、各受信器の出力信号を加算する加算器とからな
    り、上記受光手段から出力される信号をA、上記各受信
    器からの出力をa、上記各受光素子の配置ピッチをdと
    したとき、上記Lは、 L=d*ceil{sqrt(A/a)} ただし、ceil(x)は小数点以下切り上げ演算 sqrt(x)は平方根演算 で求められることを特徴とする請求項9記載の表示装
    置。
  11. 【請求項11】 表示画面とこの表示画面を見る者との
    距離を測定する測定処理と、 上記測定された距離に応じて複数の解像度の一つを選択
    する選択処理と、 入力画像信号を上記選択された解像度に変換する変換処
    理と、 上記解像度変換された画像信号を上記表示画面に表示す
    る表示処理とを実行するためのプログラムを記憶したコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  12. 【請求項12】 上記測定処理は、発光手段からの光を
    受光し受光量に応じた信号を出力する受光処理と、上記
    信号に基づいて上記距離を求める演算処理とからなるこ
    とを特徴とする請求項11記載のコンピュータ読み取り
    可能な記憶媒体。
  13. 【請求項13】 上記測定処理は、表示手段に光を照射
    する発光処理と、上記表示手段からの反射光をスリット
    を介して受光し受光位置に応じた信号を出力する受光処
    理と、上記信号に基づいて上記距離を求める演算処理
    と、上記求められた距離情報を送信する送信処理とを実
    行することを特徴とする請求項11記載のコンピュータ
    読み取り可能な記憶媒体。
  14. 【請求項14】 上記受光処理は、入力光を光電変換す
    る複数の受光素子の各出力信号のしきい値以上の信号を
    それぞれ一定レベルに調整する調整処理と、上記調整さ
    れた各出力信号を加算する加算処理とからなることを特
    徴とする請求項11記載のコンピュータ読み取り可能な
    記憶媒体。
  15. 【請求項15】 上記変換処理は、第1の変換解像度処
    理と、第2の解像度と、上記第1、第2の解像度変換処
    理のどちらを用いるかを判定する判定処理とを実行し、 上記判定処理は、上記選択処理で選択された解像度で変
    換したときの出力解像度が入力解像度より大きくない場
    合は上記第2の解像度変換処理を行う判定を行い、 上記出力解像度が上記入力解像度よりも大きい場合は、
    上記入力解像度と出力解像度との比を簡単な整数比(r
    at_in/rat_out)として求め、上記rat
    _out個の出力画素のそれぞれについて上記第1、第
    2の解像度変換処理のどちらを用いるかを判定すること
    を特徴とする請求項11記載のコンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体。
  16. 【請求項16】 上記第1の解像度変換処理は最近隣内
    挿法を用い、上記第1の解像度変換処理はFIRフィル
    タ処理を用いることを特徴とする請求項15記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  17. 【請求項17】 上記表示画面の垂直方向の長さをH、
    上記測定された距離をDとしたとき、上記選択された解
    像度の解像度変換比値Sは、 S=3*1−1/D S=4*H/D のいずれかで求めることを特徴とする請求項11記載の
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  18. 【請求項18】 上記受光処理は、この処理で用いられ
    る受光手段における受光の直径をL、上記発光手段から
    の光の拡散角度θとしたとき、上記測定される距離D
    は、 D=L/{2*tan(θ/2)} で求めることを特徴とする請求項11記載のコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
  19. 【請求項19】 上記受光処理は、入力光を光電変換す
    る複数の受光素子の各出力信号のしきい値以上の信号を
    それぞれ一定レベルに調整する調整処理と、上記調整さ
    れた各出力信号を加算する加算処理とからなり、上記受
    光処理で得られる信号をA、上記調整された出力信号を
    a、上記各受光素子の配置ピッチをdとしたとき、上記
    Lは、 L=d*ceil{sqrt(A/a)} ただし、ceil(x)は小数点以下切り上げ演算 sqrt(x)は平方根演算 で求めることを特徴とする請求項18記載のコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
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