JP2000274852A - ヘリウム液化装置の制御方法及び装置 - Google Patents

ヘリウム液化装置の制御方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファタンクの容量を大きくしたり、圧力
を高くすることなく、バッファタンク圧力低下によるコ
ンプレッサの停止を防止する。 【解決手段】 バッファタンク40の圧力が低下した時
に、予冷弁38をバイパスしてクライオスタット30内
のヘリウムガスを、リターン弁36及び冷凍機22を介
することなく、コンプレッサ12に直接戻すためのバイ
パス弁62を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリウム液化装置
の制御方法及び装置に係り、特に、冷凍機を用いたヘリ
ウム液化装置全般に用いるのに好適な、ヘリウム液化装
置を用いた極低温機器の安全を確保することが可能な、
ヘリウム液化装置の制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリウムの液化温度である4.2K以下
の温度を必要とする低温システムには、再凝縮タイプ
と、ヘリウム液化サイクルを保持するタイプとがある。
【0003】前者は、業者等から購入した液体ヘリウム
を機器に挿入して冷却し、蒸発していく液体ヘリウム
を、内蔵した小型冷凍機で再凝縮して、機器に対する液
体ヘリウムのレベルを維持するものであり、MRI等の
医療診断機器等の小型システムに用いられている。
【0004】一方後者は、小、中、大型のプラントタイ
プであり、自ら液体ヘリウムを作り出す液化装置を備え
ている。この液化装置においては、ヘリウムが相変化を
して、容積が変化するという問題を有する。即ち、シス
テムを構成する配管は、全て金属製であり、全内容積
は、いかなる場合においても、ほぼ一定である。又、シ
ステム構成上、圧力も一定である。一方ヘリウムは、ガ
スの状態ではボイル・シャルルの法則に従って、圧力、
温度、体積が変化するため、温度変化に応じて、その体
積を変えていく。更に、気相から液相に変化する時、そ
の体積は1/700に小さくなる。一方、システムは圧
力を維持しなければならないため、システム外部からヘ
リウムガスを絶えず供給していかなければならない。こ
れらの作業には、人手が必要となり、自動化できない
と、昼夜突貫の作業を強いられることが多い。
【0005】図1に、従来のヘリウム液化装置の一例の
全体構成を示す。このヘリウム液化装置には、低圧ライ
ン10を介して供給される低圧のヘリウムガスを加圧す
るためのコンプレッサ12と、該コンプレッサ12によ
り加圧され、高圧ライン20を介して供給される高圧の
ヘリウムガスを、液体ヘリウム温度まで冷却するための
冷凍機22と、該冷凍機22により冷却されたヘリウム
をミスト化して、被冷却物(例えば図3に示す超伝導磁
石35)が内蔵されたクライオスタット30の下部に注
液管32から供給するジュール・トムソン弁(JT弁と
称する)28と、前記クライオスタット30の貯液部3
4に貯液され、被冷却物との熱交換によって暖められた
ヘリウムガスを、再び前記冷凍機22に戻すためのリタ
ーン弁(RT弁と称する)36と、予冷時に該RT弁3
6及び冷凍機22をバイパスして、ヘリウムガスを低圧
ライン10により前記コンプレッサ12に直接戻すため
の、予冷終了後は閉じられる予冷弁38と、バルブスタ
ンド44に接続された中圧ライン42を介して、該バル
ブスタンド44の作用により、液化により減少したヘリ
ウムガスを補給し、過剰となったヘリウムガスを回収す
るためのバッファタンク(中圧タンクとも称する)40
と、前記コンプレッサ12出側の高圧ライン20やヘリ
ウムガスボンベ50から供給されるヘリウムガスを精製
して、前記バッファタンク40に供給するためのヘリウ
ムガス精製器52とを主に備えている。
【0006】前記冷凍機22は、例えば図2に詳細に示
す如く、カスケード接続された、互いに温度が異なる複
数(図では3台)の熱交換器24a、24b、24c
と、それらの間に設けられたタービン26a、26bか
ら主に構成されている。
【0007】前記クライオスタット30の入口には、図
3に詳細に示す如く、低温ガスを熱交換なくクライオス
タット30に導くためのトランスファチューブ31や、
該トランスファチューブ31をクライオスタット30か
ら引き抜いた時に外気から仕切るための仕切弁33が設
けられている。
【0008】前記予冷弁34は、例えば、互いに並列接
続された、手動の仕切弁、及び、圧力が所定値、例えば
0.3kgf/cm2Gを超えた時に開かれる背圧調整
弁により構成されている。
【0009】又、前記バルブスタンド44は、低圧ライ
ン10の圧力が所定値、例えば0.1kgf/cm2
になるように調整するための圧力調整弁と、ヘリウムガ
スの液化により低圧ライン10の圧力が低下した時に、
バッファタンク40から中圧ライン42を介して供給さ
れるヘリウムガスを低圧ライン10に補給するための開
閉弁と、逆に負荷によりクライオスタット30内の液体
ヘリウムが過剰に蒸発して低圧ライン10の圧力が上昇
した時に、過剰なガスを中圧ライン42を介してバッフ
ァタンク40に戻すための開閉弁とを含んで構成されて
いる。
【0010】更に、図示は省略したが、前記コンプレッ
サ12の出側には、ヘリウムガスを圧縮する時に用いる
油を除去するための油分離器(ORSと称する)も設け
られている。
【0011】このようなヘリウム液化装置をメンテナン
ス作業等により長期間停止した場合、超伝導磁石35の
温度は室温近くまで上昇するので、まず、約15K程度
まで予備冷却(予冷と称する)する。この予冷過程で
は、超伝導磁石を構成する様々な有機物からの放出ガス
で冷凍機22が汚れ、液体ヘリウムをクライオスタット
30へ貯液するだけの冷凍能力は得られない。従って液
体ヘリウムを被冷却物が収容されたクライオスタット3
0の貯液部34に貯液して、被冷却物を冷やす際には、
まず、高圧ライン20にあるコンプレッサ12により低
圧ライン10内のヘリウムガスを圧縮し、例えば8.2
kgf/cm2Gまで加圧する。加圧されたヘリウムガ
スは、図2に示したような冷凍機22内を通過しなが
ら、多段式の熱交換器26a〜26cによる熱交換過程
を経て、徐々に冷却されていく。最後に、JT弁28を
通過することで、霧吹きのように温度4.4Kの極低温
の液体ヘリウムが生成される。JT弁28から放出され
たミスト状の液体ヘリウムは、トランスファチューブ3
1及び注液管32を通して、被冷却物(超伝導磁石3
5)が収められたクライオスタット30に導かれる。注
液管32によりクライオスタット30の下部まで導かれ
て放出された液体ヘリウムは、被冷却物と熱交換しなが
ら、被冷却物を徐々に冷却していく。具体的には、例え
ば超伝導磁石35の下コイルを冷却し、クライオスタッ
トの連結部30Cを通って、超伝導磁石35の上コイル
を冷却していく。このとき、被冷却物との熱交換によっ
て暖められたヘリウムガスは、予冷弁38を通して、再
び低圧ライン10に戻り、コンプレッサ12により再び
圧縮され、冷凍機22に導かれる。この状態では、コン
プレッサ12から負荷側へ送り出されるヘリウム流量の
例えば80%が予冷弁38を流れ、残り20%がRT弁
36を流れるようにされる。
【0012】このような過程を長時間(例えば10日
位)繰返して、系全体が液体ヘリウム温度近くになる
と、超伝導磁石35と熱交換器24cの温度差が小さく
なる。従って、予冷弁38を閉じ、RT弁36を最大に
開いても、熱交換器24cの温度が上昇することはな
く、被冷却物への貯液が可能になる(貯液できる状態ま
での冷却を予冷と称する)。
【0013】予冷が終了し、系全体が液体ヘリウム温度
近くになって、被冷却物への貯液が可能になると、予冷
弁38を手動により徐々に閉じて、RT弁36への戻り
流量を増やしていくと、RT弁36を介して供給される
低温のヘリウムによって冷凍機22が冷却され、JT弁
28へ供給される高圧のヘリウムガスが更に冷却される
ため、JT弁28を出る直前でのガスの温度の冷却効率
が一気に上昇して、JT弁よりミスト状の液体ヘリウム
が発生し、液体ヘリウムをクライオスタット30へ貯め
ていくことになる。この状態では、例えば数%が液とし
て溜まり、残り90%以上がRT弁36を通って冷凍機
22に戻る。
【0014】予冷時及び液化時の予冷弁38及びRT弁
36の開閉状態を図4に示す。
【0015】液化が始まると、0℃一気圧のヘリウムガ
スの体積は、4.2K一気圧の液体ヘリウムの体積の約
700倍あるため、バッファタンク40のガスが中圧ラ
イン42を介して低圧ライン10に供給されていき、バ
ッファタンク40の圧力が減少していく。
【0016】通常、バッファタンク40の圧力が一気圧
以下になると、バッファタンクから送り出すガスが無い
ため、コンプレッサ12を構成するモータ等が破損し易
くなるので、コンプレッサの安全確保のため、コンプレ
ッサ12を停止させるインターロックが働く。
【0017】冷凍機22は、温度の異なる熱交換器24
a〜24cにより構成されているため、一度冷凍機22
が停止した後、再起動すると、各熱交換器へ付着してい
た不純ガスが、一段下の熱交換器へと付着し、液化効率
を低下させる。従って、再度定常状態に立ち上げるため
には、システムの昇温及びガスのクリーニングといった
労力と時間を要することになる。
【0018】装置運転時の被冷却物(例えば超電導磁石
35の上コイル)の温度変化状態の一例を図5に示す。
最初の5時間は、別の作業のため、温度が上昇してい
る。再冷却時(5〜28時間)は、RT弁36及び予冷
弁38にヘリウム戻りガスが流れている。この状態で
は、コイルの温度が飽和して、温度が12度K以下には
下がらない。28時間以降、予冷弁38を閉めることに
よって、冷凍機22の効率が上昇して、温度が4.2度
K付近まで低下している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、システム
が一旦液体ヘリウムを供給できない状態になると、液化
作業が終了するまで冷凍機22を停止することができな
い。従って、この間、人間が休みなく監視し、バッファ
タンク40へのガス補給作業をしなければならないとい
う問題点を有していた。
【0020】このような問題点を改善するべく、バッフ
ァタンク40の容量を大きくすることが考えられるが、
システムの見栄えや設置スペースの問題がある。一方、
バッファタンク40の圧力を高めることも考えられる
が、1MPaを超えると、高圧ガスの法規制を受け、管
理が面倒である等の問題点を有していた。
【0021】又、操作ミスや、メンテナンス後の作業に
バルブや配管の継ぎ目等の締め忘れがあると、ガスが微
量ずつ外部に抜けていくため、知らない間にコンプレッ
サ12の停止といったことが発生し得る。通常は、バッ
ファタンク40の圧力が、ある設定値を下回った場合に
警報を出したり、自動ガス供給システム等で、トラブル
を補うようにしている。この方法は、比較的大きなシス
テムには有効であるが、小、中規模のシステムでは、コ
ストがかさむという問題点を有していた。
【0022】本発明は、前記従来の問題点を改善するべ
くなされたもので、バッファタンクの容量を大きくした
り、圧力を高めることなく、且つ、システムの安全を損
なうことなく、コンプレッサの停止による効率低下を防
止することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、低圧のヘリウ
ムガスを加圧するためのコンプレッサと、該コンプレッ
サにより加圧されたヘリウムガスを液体ヘリウム温度ま
で冷却するための冷凍機と、該冷凍機により軽客された
ヘリウムガスをミスト化して、被冷却物を冷却するため
のクライオスタットに供給するジュール・トムソン弁
と、前記クライオスタットに貯液され、被冷却物との熱
交換によって暖められたヘリウムガスを再び前記冷凍機
に戻すためのリターン弁と、予冷時に該リターン弁及び
冷凍機をバスパスして、ヘリウムガスを前記コンプレッ
サに戻すための、予冷終了後は閉じられる予冷弁と、液
化により減少したヘリウムガスを補給し、過剰となった
ヘリウムガスを回収するためのバッファタンクとを備え
たヘリウム液化装置において、該バッファタンクの圧力
が低下した時は、前記クライオスタット内のヘリウムガ
スの一部を、前記リターン弁及び冷凍機を介することな
く、前記コンプレッサに直接戻すようにして、前記課題
を解決したものである。
【0024】又、同様のヘリウム液化装置において、前
記バッファタンクの圧力が低下した時に、前記予冷弁を
バイパスして前記クライオスタット内のヘリウムガスを
前記コンプレッサに戻すためのバイパス弁を設けること
により、同じく前記課題を解決したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0026】本実施形態は、図1に示した従来と同様の
ヘリウム液化装置において、図6に示す如く、バッファ
タンク40内の圧力を検出する圧力計60と、該圧力計
60により検出されるバッファタンク40内の圧力が低
下した時に、予冷弁38をバイパスして、クライオスタ
ット30内のヘリウムガスを、RT弁36及び冷凍機2
2を介することなく、コンプレッサ12に直接戻すため
のバイパス弁62を設けたものである。
【0027】以下、本実施形態の作用を説明する。
【0028】ヘリウムガスが液化されて戻りガスの量が
減り、圧力計60によって検出されるバッファタンク4
0の圧力が、ある許容値、例えば1.8kgf/cm2
G以下になると、バイパス弁62が開かれ、予冷状態に
なる。従って、JT弁28から放出されるガス(液)の
量が同じであるとすると、バイパス弁62側へのガス流
量が増えるため、冷凍機22への戻りガスが減り、冷凍
機22があまり冷却されなくなるため、その液化効率が
低下する。すると、クライオスタット30に溜まりかけ
たヘリウムが蒸発して、バッファタンク40に回収され
る。これにより、バッファタンク40の圧力が許容値以
上になると、再びバイパス弁62が閉じて、液化が始ま
るといった平衡状態が維持できる。
【0029】従って、バッファタンク40の圧力が減ら
ないので、コンプレッサ12自体のインターロック(例
えば停電)が発生しない限り、コンプレッサ12の停止
や、これに伴う冷凍機システムの再立ち上げといった手
間を防ぐことができる。
【0030】本実施形態における、予冷時、液化時のバ
ッファタンク圧正常時及び低下時の、予冷弁38、RT
弁36及びバイパス弁62の開閉状態を図7に示す。
【0031】このようにして、何らかの要因によるバッ
ファタンク40の圧力低下により、コンプレッサ12が
停止してしまうことを防ぐことができ、且つ、その瞬間
(例えば夜中)にその場に居合わせず、事象発見後で
も、十分対処が可能となる。
【0032】本実施形態においては、予冷弁38と並列
にバイパス弁62を設けているので、本発明による制御
が簡略である。なお、バイパス弁62を設けることな
く、予冷弁38自体を自動制御弁に変え、前記圧力計6
0の出力により該予冷弁38自体を電気的に開閉制御す
るように構成することも可能である。この場合には、別
体のバイパス弁を設ける必要がないので、構成が簡略で
ある。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、バッファタンクの圧力
が低下すると、冷凍機の能力が低下し、低圧ラインの圧
力が上昇するため、バッファタンクの圧力が元に戻る。
従って、バッファタンクの圧力低下によるコンプレッサ
の停止を防ぐことができ、安全性を確保しつつ、コンプ
レッサの突然の停止による面倒な復旧作業や、コンプレ
ッサの突然の停止を防ぐためのバッファタンク圧力の監
視が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のヘリウム液化装置の全体構成を示す管路
【図2】前記ヘリウム液化装置の冷凍機の構成を示す管
路図
【図3】同じくクライオスタットの構成を示す断面図
【図4】同じく予冷弁及びリターン弁の開閉状態を示す
図表
【図5】同じく液化時の被冷却物温度の変化状態の例を
示す線図
【図6】本発明に係るヘリウム液化装置の実施形態の構
成を示す管路図
【図7】同じく予冷弁、リターン弁及びバイパス弁の開
閉状態を示す図表
【符号の説明】
10…低圧ライン 12…コンプレッサ 20…高圧ライン 22…冷凍機 28…ジュール・トムソン弁(JT弁) 30…クライオスタット 34…貯液部 36…リターン弁(RT弁) 38…予冷弁 40…バッファタンク(中圧タンク) 42…中圧ライン 44…バルブスタンド 60…圧力計 62…バイパス弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低圧のヘリウムガスを加圧するためのコン
    プレッサと、 該コンプレッサにより加圧されたヘリウムガスを液体ヘ
    リウム温度まで冷却するための冷凍機と、 該冷凍機により冷却されたヘリウムガスをミスト化し
    て、被冷却物を冷却するためのクライオスタットに供給
    するジュール・トムソン弁と、 前記クライオスタットに貯液され、被冷却物との熱交換
    によって暖められたヘリウムガスを再び前記冷凍機に戻
    すためのリターン弁と、 予冷時に該リターン弁及び冷凍機をバスパスして、ヘリ
    ウムガスを前記コンプレッサに戻すための、予冷終了後
    は閉じられる予冷弁と、 液化により減少したヘリウムガスを補給し、過剰となっ
    たヘリウムガスを回収するためのバッファタンクとを備
    えたヘリウム液化装置において、 該バッファタンクの圧力が低下した時は、前記クライオ
    スタット内のヘリウムガスの一部を、前記リターン弁及
    び冷凍機を介することなく、前記コンプレッサに直接戻
    すことを特徴とするヘリウム液化装置の制御方法。
  2. 【請求項2】低圧のヘリウムガスを加圧するためのコン
    プレッサと、 該コンプレッサにより加圧されたヘリウムガスを液体ヘ
    リウム温度まで冷却するための冷凍機と、 該冷凍機により冷却されたヘリウムガスをミスト化し
    て、被冷却物を冷却するためのクライオスタットに供給
    するジュール・トムソン弁と、 前記クライオスタットに貯液され、被冷却物との熱交換
    によって暖められたヘリウムガスを再び前記冷凍機に戻
    すためのリターン弁と、 予冷時に該リターン弁及び冷凍機をバスパスして、ヘリ
    ウムガスを前記コンプレッサに戻すための、予冷終了後
    は閉じられる予冷弁と、 液化により減少したヘリウムガスを補給し、過剰となっ
    たヘリウムガスを回収するためのバッファタンクとを備
    えたヘリウム液化装置において、 該バッファタンクの圧力が低下した時に、前記予冷弁を
    バイパスして前記クライオスタット内のヘリウムガスを
    前記コンプレッサに戻すためのバイパス弁を設けたこと
    を特徴とするヘリウム液化装置の制御装置。
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