JP2000272875A - 架線倣い式運搬装置 - Google Patents

架線倣い式運搬装置

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JP2000272875A
JP2000272875A JP11080017A JP8001799A JP2000272875A JP 2000272875 A JP2000272875 A JP 2000272875A JP 11080017 A JP11080017 A JP 11080017A JP 8001799 A JP8001799 A JP 8001799A JP 2000272875 A JP2000272875 A JP 2000272875A
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JP
Japan
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overhead wire
pulley
transport device
load frame
stringing
Prior art date
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Pending
Application number
JP11080017A
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English (en)
Inventor
Kinichi Fujiwara
金一 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 架線に半吊支状態と半接地状態にされて移動
することで、荷物を安定した姿勢で運搬する架線倣い式
運搬装置を提供する。 【解決手段】 荷物を積んで地上に張られた架線をガイ
ドとして移動する架線倣い式運搬装置であり、この運搬
装置が、荷物を積載できる荷枠と、架線にぶら下がる状
態で荷枠に取り付けられ、架線に協働的に作用して移動
方向と推進力を付与される駆動プーリ及び遊動プーリ
と、荷枠に取り付けられる車輪とからなることを特徴と
する架線倣い式運搬装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、果樹園等におい
て、収穫された果実を登坂方向に架設された主搬送装置
間に運搬する(これを横持出しという)場合等に用いて
好適な架線倣い式運搬装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、果実の横持出しは、人が背負うか
手押し式の運搬車で行なっていたが、この作業が山の斜
面の傾斜地や不整地で行なうために非常に重労働である
ことは容易に想像がつく。このため、横持出しのための
適当な運搬装置の開発が望まれていたのであるが、上記
した路面状況等のために走行式のものではなかなかうま
くゆかず、事実、これというものは存在していなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、地上に架線
を張り、この架線を操向と駆動の要素として利用するこ
とで、横持出し等に最適な運搬装置を提供したものであ
る。尚、架線に倣うというと、荷枠を宙吊りで移送する
ロープウェイのようなものを想像するが、果実のような
バラ荷物は荷枠に固定できないから、荷枠が傾いて中の
荷物が落下したりすることもある。そこで、本発明は、
荷枠を半吊り状態と半走行状態に保つことで、その傾き
を防いだものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、荷物を積んで地上に張られた架線をガイドとして移
動する架線倣い式運搬装置であり、この運搬装置が、荷
物を積載できる荷枠と、架線にぶら下がる状態で荷枠に
取り付けられ、架線に協働的に作用して移動方向と推進
力を付与される駆動プーリ及び遊動プーリと、荷枠に取
り付けられる車輪とからなることを特徴とする架線倣い
式運搬装置を提供する。
【0005】以上の手段をとることにより、駆動プーリ
が遊動プーリに協働させられて架線との間で移動方向と
推進力を得るから、運搬装置は架線に倣って移動する。
この場合において、両プーリは架線にぶら下がる状態で
あるから、方向性と推進性が高まるとともに、荷枠の姿
勢も安定する。そして、推進力発生の具体的手段とし
て、遊動プーリが駆動プーリの前後に設けられるもので
あり、架線を駆動プーリの上側に通すようにその下側に
架線を通すとともに、架線に張力を与えることが考えら
れる。こうすると、架線の張力を増すほど、架線が運搬
装置の重量を一部負担することになり、推進力を高め
る。
【0006】一方、架線は屈曲する必要もあるから、こ
れを同じ側に張られた牽引索を屈曲点として屈曲させる
ようにし、駆動プーリ及び遊動プーリの一方向側に星形
突起を形成すれば、星形突起は牽引索を通過できるもの
となる。加えて、運搬装置は、斜面を等高線方向に走行
する場合が多いから、車輪が左右一対二輪又は四輪設け
られるものであり、左右の車輪の上下が独立して調整で
きるものにすれば、荷枠の姿勢を水平に近いものに保
ち、転倒等を防いで安定した移動ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す架線倣
い式運搬装置(以下、運搬装置という)の側面図、図2
は背面図であるが、この運搬装置1は、荷物を積載する
荷枠2と、地上に張られた架線3にぶら下がる状態で荷
枠2に取り付けられる駆動プーリ4及び遊動プーリ5
と、荷枠2に取り付けられる車輪6とから構成される。
【0008】荷枠2は、水平な荷台7と、荷台7を囲包
するように前後方向に一周するフレーム8とで構成され
ている。又、フレーム8の前後の縦部の中途から斜め方
向に延びて荷台7の裏面を周回するサブフレーム9も設
けられており、荷台7の裏面は、このフレーム8とサブ
フレーム9とで覆われている。この場合、フレーム8及
びサブフレーム9の前後端はアールに形成されており、
障害物等が存在していても、これを滑らかに乗り越えら
れるようにしている。
【0009】フレーム8の横部の上部中央にはブラケッ
ト10が固定されており、このブラケット10にエンジ
ン11及びミッション12と一体となった駆動プーリ4
が取り付けられている。駆動プーリ4の前後には、二個
の遊動プーリ5が同じくフレーム8に取り付けられる取
付具13を介して取り付けられている。この場合、駆動
プーリ4及び遊動プーリ5は、架線3に対してぶら下が
った状態に設定されるが、このぶら下がりは、運搬装置
1の重量が軽減される状態をいうのであり、運搬装置1
が架線3に吊り下げられる状態ばかりをいうのではな
い。むしろ、荷枠2の底面(車輪6)が浮き上がった
り、接地したりを繰り返す半吊り状態を指す。尚、駆動
プーリ4の高さに対して前後の遊動プーリ5の高さは若
干下げられて設けられている(図1)。
【0010】荷台7は、二個の容器14が前後に二つ積
載できる程度のスペースを有しており、フレーム8の縦
部の中途からは、この容器14の飛び出しを防ぐストッ
パー15が一方側に水平に張設されている。容器14の
他方側にも、同様のストッパー16が設けられるが、こ
のストッパー16は、上下に回動できるようになってい
る。従って、このストッパー16を回動させて容器14
を荷台7に差し込んだり、抜き取ったりすることにな
る。
【0011】本例の車輪6は、左右一対のものが前後に
設けられる四輪タイプであり、荷台7の側面の前後端に
設けられる支持軸18を中心に回動できるアーム19の
先端に装着されている。アーム19の固定は、同じく荷
台7の側面に垂下される調整板20に形成された孔21
にボルト等22を通して行なうが、この孔21を上下に
複数形成しておくことで、アーム19、即ち、車輪6の
高さが調整できるものとなる。
【0012】以上により、地上にロープやワイヤ等から
なる架線3を張り、この架線3を遊動プーリ5は下側、
駆動プーリ4は上側とジグザグに通す。図5はこの状態
を示す説明図であるが、架線3の一端をスプリング23
と巻上げ器24を介して固定物(樹木の根元等)25に
連結し、他端もこれと同様に固定する(但し、スプリン
グ23や巻上げ器24はなくてもよい)。この場合、架
線3を後述する所定の高さに保つために、架線3を支柱
26で支えている。
【0013】以上により、巻上げ器24を張って架線3
に張力を与え、駆動プーリ4を駆動すると、両者の間の
摩擦力によって運搬装置1は架線3を手繰るように移動
する。このとき、架線3の高さを遊動プーリ5の高さよ
りも高いものにしておくと、張力如何によっては、運板
装置1自体が半吊り状態になって移動するが、この事態
は何ら問題はない。この場合の車輪6は、運搬装置1が
上下に揺れたとき等の接地体の役割を果たし、走行抵抗
の減少と荷枠2の傾き防止を果たす。
【0014】架線3は、真っ直ぐばかりではなく、屈曲
しても張られる。図4はその状態を示す架線3の平面図
であるが、屈曲させる場合は、架線3に牽引索27を結
び、この牽引索27を側方に引っ張ることで行なう(高
さを調整するために支柱26で支えるのは前記と同
じ)。尚、牽引索27を引っ張る方向は、常に一方側の
みにしておく。
【0015】駆動プーリ4や遊動プーリ5は、この牽引
索27を通過することが必要である。このため、本例で
は、これら両プーリ4、5の牽引索27が存在する側に
ヒトデ状の星形突起4a、5aを一定の間隔で形成して
おく。こうすると、星形突起4a、5aの間で牽引索2
7を通過できるものとなる。尚、牽引索27を架線3に
巻き付けて結ぶ場合、この巻付けをある幅を持ったもの
にすれば(図4)、屈曲点が鋭くならないから、星形突
起4a、5aによる牽引索27の通過が円滑になる。
【0016】次に、この運板装置1を蜜柑等の果実の横
持出しに使用する場合を例にして説明する。先ず、架線
3は、集荷場所と主搬送装置間に等高線方向に架設して
おく。このとき、谷側の車輪6を下げて荷台7ができる
だけ水平に近い姿勢になるようにしておく(図2)。こ
の状態の運搬装置1を集荷場所で停止させておき、その
荷台7に収穫した果実が入れられた容器14を積み込
む。
【0017】次いで、駆動プーリ4を駆動させて運搬装
置1を主搬送装置まで移動させる。尚、駆動プーリ4の
駆動は、ミッション12に設けられたレバーを操作して
そのクラッチを接続すればよい(以上、図示省略)。運
搬装置1が架線3の終端に来ると、駆動プーリ4を止め
て運搬装置1を停止させる。
【0018】この停止も、レバーを操作してクラッチを
切断するが(同時にエンジン11を停止させることもあ
る)、架線3にドグ28を取り付けておき、運搬装置1
に設けられた検出具やスイッチ(図示省略)がこのドグ
28に当たると、機械的に又は電気的にクラッチを切断
するようにしてもよい。この場合、ドグ28の取付け位
置を変更できるようにしておけば、運搬装置1は任意の
位置で停止できる。運搬装置1が停止すると、容器14
を荷台7から降ろして主搬送装置に積み替え、容器14
を降ろした運搬装置1は、ミッション12内に設けられ
る正逆切換機構(図省略)を切り換えて再度集荷場所ま
で移動させられる。
【0019】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこの他に種々改変された形態でも実施さ
れる。例えば、車輪は、左右一対を中央に一組設けた二
輪にしてもよい。運搬装置は、半吊り状態で移動させら
れるため、二輪であっても、前後が傾いて接地すること
はない。又、駆動プーリの回転や停止或いは正逆切換え
を行なうミッションにおけるクラッチの断続操作並びに
正逆切換機構の切換え操作は、上記したマニュアル操作
の他に、これらをサーボモータ等で駆動するようにして
これを無線で制御する無線操縦式のものも可能である。
更に、この運搬装置の使用目的も、上記した横持出し等
に限らないのは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上、本発明によれば、地上に架線を張
るのみで、比較的近距離間に荷物を運搬できる手軽な運
搬装置を具現できる。特に、この運搬装置は、架線でそ
の重量を支持しながら、適宜車輪が接地して移動するも
のであるから(所謂、半吊り状態)、傾斜地や不整地で
の荷物運搬に適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す運搬装置の側面図である。
【図2】本発明の一例を示す運搬装置の背面図である。
【図3】本発明の一例を示す駆動プーリの一部断面背面
図である。
【図4】本発明の一例を示す架線を屈曲させる場合の平
面図である。
【図5】本発明の一例を示す運搬装置の走行状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 架線遊動式運搬装置 2 荷枠 3 架線 4 駆動プーリ 4a 〃 の星形突起 5 遊動プーリ 5a 〃 の星形突起 6 車輪 27 牽引索
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月29日(1999.3.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月30日(1999.3.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を積んで地上に張られた架線をガイ
    ドとして移動する架線倣い式運搬装置であり、この運搬
    装置が、荷物を積載できる荷枠と、架線にぶら下がる状
    態で荷枠に取り付けられ、架線に協働的に作用して移動
    方向と推進力を付与される駆動プーリ及び遊動プーリ
    と、荷枠に取り付けられる車輪とからなることを特徴と
    する架線倣い式運搬装置。
  2. 【請求項2】 遊動プーリが駆動プーリの前後に設けら
    れるものであり、架線を両遊動プーリに対しては下側
    を、駆動プーリに対しては上側を通るように通し、架線
    に張力を与えて駆動プーリを回転させることで発生する
    摩擦力を推進力とする請求項1に記載の架線倣い式運搬
    装置。
  3. 【請求項3】 架線が一方向側に張られた牽引索を屈曲
    点として屈曲するものであり、駆動プーリ及び遊動プー
    リの一方向側がこの牽引索を通過させる星形突起を形成
    したものである請求項1又は2に記載の架線倣い式運搬
    装置。
  4. 【請求項4】 車輪が左右一対二輪又は四輪設けられる
    ものであり、左右の車輪が独立して上下できるものであ
    る請求項1〜3いずれかに記載の架線倣い式運搬装置。
JP11080017A 1999-03-24 1999-03-24 架線倣い式運搬装置 Pending JP2000272875A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6277535B1 (ja) * 2017-03-22 2018-02-14 有限会社渥美文治商店 搬送装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6277535B1 (ja) * 2017-03-22 2018-02-14 有限会社渥美文治商店 搬送装置
WO2018174101A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 有限会社渥美文次商店 搬送装置
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